JP2004030042A - 画像形成システム、画像形成システムにおけるダウンロード方法 - Google Patents
画像形成システム、画像形成システムにおけるダウンロード方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】サイズが一定でないプログラムデータを外部から周辺装置へ画像形成装置を経由してダウンロードするときの通信効率の低下を防止する。
【解決手段】画像形成装置10及び周辺装置20は、外部装置1から送られてくるプログラムデータは、データ記憶部21まで転送され書き込まれるまでに通信制御部13,23によりバッファ14,24に一時書き込まれる。外部装置1からの書換要求に対し、通信制御部13は、周辺装置20にバッファ24の大きさを通信制御部23に問い合わせ、その結果であるバッファ24の大きさとバッファ14の大きさとを比較し、小さいバッファサイズを書換要求に対して返答する。外部装置1から当該バッファサイズで分割されてきたプログラムデータによってデータ記憶部21は書き換えられる。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成装置10及び周辺装置20は、外部装置1から送られてくるプログラムデータは、データ記憶部21まで転送され書き込まれるまでに通信制御部13,23によりバッファ14,24に一時書き込まれる。外部装置1からの書換要求に対し、通信制御部13は、周辺装置20にバッファ24の大きさを通信制御部23に問い合わせ、その結果であるバッファ24の大きさとバッファ14の大きさとを比較し、小さいバッファサイズを書換要求に対して返答する。外部装置1から当該バッファサイズで分割されてきたプログラムデータによってデータ記憶部21は書き換えられる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成システム、特に画像形成装置に外部からダウンロードされてきたプログラムデータをその周辺装置まで効率的に転送する手法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像形成装置、特に高機能な画像形成装置には、フィニッシャーやフィーダーなどの周辺装置をオプションとして接続することができる。接続された周辺装置を機能させるには、各周辺装置に適応した制御プログラムが必要になるが、近年では、周辺装置の高機能化に伴う画像形成装置の処理負荷軽減等のために周辺装置側にもCPUやメモリを搭載し、周辺装置対応の制御プログラムを周辺装置搭載のメモリに保存し、周辺装置搭載のCPUで実行している。
【0003】
制御プログラムは、機能追加などにより適宜バージョンアップされることになるが、新たなバージョンの制御プログラム、あるいはバージョンアップ処理に必要なプログラムやデータ等(以下、「プログラムデータ」という)は、制御プログラム管理元の外部から画像形成装置を経由して周辺装置へダウンロードする方法がある。
【0004】
ところで、画像形成装置から周辺装置へプログラムデータを転送するときに通信効率は、各装置に搭載された通信バッファの大きさに依存することになるが、一般に、通信バッファを大きくした方が送信回数が少なくなるので通信効率は向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、大きめの通信バッファを予め搭載しておけば、高い通信効率を維持することはできるであろうが、通信バッファ自体が高コストになってしまう。
【0006】
また、サイズの異なる通信バッファ間で授受されるデータサイズは、小さい方に合わされることになるので、画像形成装置及び周辺装置の各通信バッファの大きさを同等にすることが効率的であり、また、コスト的にも適切である。しかしながら、実際に転送するプログラムデータの大きさは接続された装置によって変化するため、その転送時にならなくては把握できない。このため、システムの設計時に設定した通信バッファのサイズは必ずしも適切ではない可能性がある。
【0007】
このように、従来においては、通信バッファサイズと転送データサイズとのバランスを最適にして効率のよい転送を行うことは困難であった。
【0008】
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、サイズが一定でないプログラムデータを外部から周辺装置へ画像形成装置を経由してダウンロードするときの通信効率の低下を防止しうる画像形成システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明に係る画像形成システムは、画像形成装置と、前記画像形成装置に直接又は間接的に接続される周辺装置とを有する画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、外部からダウンロードされてくるプログラムデータを前記周辺装置へ転送する転送制御手段と、前記転送制御手段が転送するプログラムデータを一時保持する画像形成装置用通信バッファとを有し、前記周辺装置は、前記画像形成装置から送られてきたプログラムデータを受信するデータ受信処理手段と、前記データ受信処理手段により受信されたプログラムデータを一時保持する周辺装置用通信バッファと、自装置宛のプログラムデータを記憶するデータ記憶手段とを有し、前記転送制御手段は、前記画像形成装置からプログラムデータの転送先となる前記周辺装置までの転送経路上の前記各装置が有する前記各通信バッファのうち、最小の通信バッファサイズを超えないサイズに分割されたプログラムデータを転送することを特徴とする。
【0010】
また、前記画像形成装置とプログラムデータの転送先となる前記周辺装置との間には、更に少なくとも1台の周辺装置が直列的に接続されており、その間に接続される前記周辺装置は、更に前記周辺装置用通信バッファに保持されたプログラムデータを転送先方向に接続された前記周辺装置へ転送するデータ送信処理手段を有することを特徴とする。
【0011】
また、前記転送制御手段は、前記最小の通信バッファサイズを超えないサイズを外部に通知することで、その通知したサイズ以下に分割してプログラムデータをダウンロードするよう指示することを特徴とする。
【0012】
また、前記各周辺装置が有する通信バッファのサイズを調査するバッファサイズ調査手段と、前記バッファサイズ調査手段が調査した各通信バッファサイズ及び前記画像形成装置用通信バッファのサイズに基づいて最小の通信バッファサイズを得る手段とを有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る画像形成システムにおけるダウンロード方法は、外部からダウンロードされてくるプログラムデータを受信する画像形成装置と、前記画像形成装置に直接又は間接的に接続される周辺装置とを有する画像形成システムにおいて、外部からダウンロードされてくるプログラムデータを転送先となる前記周辺装置まで転送するに際し、前記画像形成装置から前記周辺装置までの間のプログラムデータの転送経路上における前記各装置が搭載する各通信バッファのうち、最小の通信バッファサイズを得る最小バッファサイズ取得ステップと、前記最小バッファサイズ取得ステップにより得られた最小の通信バッファサイズを超えないサイズにプログラムデータを分割して前記画像形成装置から前記周辺装置まで転送することを特徴とする。
【0014】
また、前記最小バッファサイズ取得ステップにより得られた最小の通信バッファサイズを外部に通知することで、その通知したサイズ以下に分割してプログラムデータをダウンロードするよう指示することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0016】
実施の形態1.
図1は、本発明に係る画像形成システムの実施の形態1を示した構成図である。図1には、外部装置1と画像形成装置10と周辺装置20とが示されている。外部装置1は、周辺装置20の動作制御用のプログラムや動作制御に必要なパラメータなど周辺装置20の動作制御に必要なプログラムデータを管理する。画像形成装置10は、コンピュータが搭載された高機能な複写機や、ファクシミリ装置、プリンタや入力された画像を蓄積する画像蓄積装置などや、それらの機能を複合した装置であり、複数台の周辺装置20を接続することができる。周辺装置20は、CPU、メモリが搭載された高性能な装置であり、搭載した制御プログラムに従い画像形成装置10と連係動作して製本等画像形成処理における所定の処理を実行する。本実施の形態においては、画像形成装置10に接続されるフィニッシャーやフィーダーや自動原稿送り装置付きのスキャナなどの装置を想定している。
【0017】
周辺装置20は、制御プログラムなどのプログラムデータを記憶するデータ記憶部21と、画像形成装置10との間のデータ通信を行う通信処理部22と、通信処理部22が行う通信処理の制御を行う通信制御部23と、画像形成装置10から送られてきた自装置用のプログラムデータを一時保持するバッファ24とを有している。データ記憶部21は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)など書込可能なメモリで実現でき、通信処理部22及び通信制御部23における処理機能は、予めインストールされたソフトウェアで実現される。
【0018】
画像形成装置10は、外部装置1との間のデータ通信を行う外部通信処理部11と、周辺装置20との間のデータ通信を行う周辺装置側通信処理部12と、各通信処理部11,12における通信処理の制御を行う通信制御部13と、外部装置1からダウンロードされてきたプログラムデータを一時保持するバッファ14とを有している。画像形成装置10は、周辺装置20を専用ケーブルで接続し、専用ケーブルを介して印刷制御を行い、また、後述するようにプログラムデータを転送する。一方、画像形成装置10と外部装置1とは、専用ケーブルであったり、あるいはLANケーブル、電話回線等種々の手段で接続することができる。なお、画像形成装置10は、入力された画像形成処理要求に応じて周辺装置20に搭載の制御プログラムに従い周辺装置20と連係して動作するが、この画像形成処理自体の実行に関しては本発明の要旨ではないので、画像形成処理の実行に必要な構成要素は図から省略している。
【0019】
前述したように、本実施の形態において周辺装置20を使用した画像形成処理を実行するには、周辺装置20に搭載された制御プログラムを実行することになるが、この制御プログラムは機能追加などにより適宜バージョンアップされることになる。本実施の形態においてバージョンアップを行うには、新たなバージョンの制御プログラムそのもの、あるいはバージョンアップ処理に必要なプログラムやデータ等プログラムデータを制御プログラム管理元の外部装置1から画像形成装置10を経由して周辺装置20へダウンロードすることになる。
【0020】
本実施の形態において特徴的なことは、外部装置1から周辺装置20へプログラムデータをダウンロードする際に、プログラムデータを送受信する各装置10,20が有するバッファ14,24のサイズを考慮することでプログラムデータの通信を効率良く行うことができるようにしたことである。以下、本実施の形態においてプログラムデータを外部装置1から周辺装置20間でダウンロードするときの動作について図2に示したフローチャートを用いて説明する。
【0021】
画像形成装置10は、制御プログラムのバージョンアップを理由に外部装置1からデータ記憶部21の書換要求が送られてきたことを認識すると(ステップ101)、通信制御部13は、周辺装置側通信処理部12、通信処理部22を介して周辺装置20側の通信制御部23に対してバッファ24の大きさを問い合わせる(ステップ102)。通信制御部23は、バッファ24の大きさを把握しているので、この問合せに応じてバッファ24の大きさ(BS20)を返答する。通信制御部13は、バッファ14の大きさを把握しているので、このバッファ14の大きさ(BS10)と周辺装置20に問い合わせることによって調査したバッファサイズ(BS20)とを比較し、小さい方をバッファサイズ(BS0)として設定する。このようにして得られたバッファサイズ(BS0)を外部装置1からの書換要求に応じて返答する(ステップ103)。
【0022】
外部装置1は、書換要求に対する返答を受け取ると、これに応じてプログラムデータをダウンロードする。この際、プログラムデータを、送られてきたバッファサイズ(BS0)毎に分割してダウンロードする。もちろん、プログラムデータの大きさがBS0以下であれば分割する必要はない。
【0023】
画像形成装置10において、通信制御部13は、外部装置1から送られてきたプログラムデータを外部通信処理部11を介して受け取ると、それをバッファ14に書き込む。ここで受け取ったプログラムデータの大きさはBS0以下なので、BS0≦BS10であるバッファ14に受信データを全部書き込んだとしてもあふれることはない。換言すると、あふれることのない大きさのうち最大の大きさ(BS0)に分割されて送られてくるので、データあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。
【0024】
通信制御部13は、外部装置1から送られてきた分割されたプログラムデータをバッファ14に書き込むと、今度はバッファ14からそのプログラムデータを取り出して、周辺装置側通信処理部12を介して周辺装置20へ送信する。このような分割されたプログラムデータの転送を順次BS0で分割された数だけ繰り返し行う(ステップ104)。通信制御部13は、以上のようにして外部装置1からダウンロードされてきたプログラムデータを周辺装置20へ転送する。
【0025】
周辺装置20において、通信制御部23は、画像形成装置10から送られてきたプログラムデータを通信処理部22を介して受け取ると、それをバッファ24に書き込む。ここで受け取ったプログラムデータの大きさはBS0以下なので、BS0≦BS20であるバッファ24に受信データを全部書き込んだとしてもあふれることはない。換言すると、あふれることのない大きさのうち最大の大きさ(BS0)に分割されて送られてくるので、データあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。その後、通信制御部23は、バッファ24に書き込まれたプログラムデータを取り出し、必要に応じて加工し、データ記憶部21へ書き込む処理を繰り返し行うことで、データ記憶部21の書換えを行う(ステップ105)。
【0026】
本実施の形態によれば、プログラムデータのダウンロード時においてプログラムデータを授受する装置10,20の各バッファ14,24の大きさを調査し、最小となるバッファサイズ(BS0)を求め、そのサイズにプログラムデータを分割して周辺装置20までダウンロードするようにしたので、プログラムデータの各バッファ14,24への書込時にバッファ14,24からのデータあふれが発生することはない。すなわち、ダウンロード時にプログラムデータのバッファからのあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。
【0027】
実施の形態2.
図3は、本発明に係る画像形成システムの実施の形態1を示した構成図である。本実施の形態における画像形成システムは、実施の形態1に加えて、外部装置1からプログラムデータを受け取る画像形成装置10と、プログラムデータの配送先となる周辺装置20との間に周辺装置30を設けた構成を有している。周辺装置30は、周辺装置20と同様にフィニッシャーやフィーダーなどの装置を想定しているが、他の周辺装置を接続でき、画像形成装置10からのデータや指示を下流側の周辺装置20へ中継できる機能を有する必要がある点で周辺装置20と異なる。
【0028】
周辺装置30は、自装置用のプログラムデータを記憶するデータ記憶部31と、上流側に位置する画像形成装置10との間のデータ通信を行う通信処理部32と、下流側に位置する周辺装置20との間のデータ通信を行う通信処理部35と、各通信処理部32,35が行う通信処理の制御を行う通信制御部33と、画像形成装置10から送られてきたプログラムデータを一時保持するバッファ34とを有している。
【0029】
本実施の形態では、画像形成装置10に2台の周辺装置20,30が直列的に接続されている点で上記実施の形態1と構成上異なるが、プログラムデータを転送先となる周辺装置20までダウンロードする処理機能は基本的に同じである。以下、本実施の形態においてプログラムデータを外部装置1から周辺装置20間でダウンロードするときの動作について図4に示したフローチャートを用いて説明する。
【0030】
画像形成装置10は、制御プログラムのバージョンアップを理由に外部装置1から周辺装置20のデータ記憶部21の書換要求が送られてきたことを認識すると(ステップ201)、通信制御部13は、周辺装置側通信処理部12、通信処理部32を介して周辺装置30の通信制御部33に対して、周辺装置30から書換対象となる周辺装置20までの間にある周辺装置が持つ最小のバッファサイズを調査するように指示する(ステップ202)。本実施の形態では、周辺装置30を含めて2台の周辺装置20,30が調査対象となる。
【0031】
周辺装置30の通信制御部33は、画像形成装置10からの調査依頼を受け付けると(ステップ211)、その調査依頼に応じて下流側に接続されている周辺装置20に対して同様の調査依頼を出す(ステップ212)。
【0032】
周辺装置20の通信制御部23は、周辺装置30における通信制御部33と同様に処理して、上流側に接続された周辺装置30からの調査依頼を受け付けると(ステップ221)、その調査依頼に応じて下流側に接続されている周辺装置に対して調査依頼を出そうとするが、本実施の形態の場合は、周辺装置20が画像形成装置10から始まった直列接続の末端に位置するので出すことはできず、よって周辺装置20から周辺装置20までの間の最小のバッファサイズとして、自装置のバッファの大きさ(BS20)を調査結果として問合せをした周辺装置30に返答する(ステップ222)。
【0033】
周辺装置30の通信制御部33は、下流側の周辺装置20から調査結果を受け取ると、調査結果であるバッファ24の大きさ(BS20)と自装置搭載のバッファ34の大きさ(BS30)とを比較し、小さい方を調査結果として問合せをした画像形成装置10に返答する(ステップ213)。
【0034】
画像形成装置10の通信制御部13は、接続した周辺装置30から調査結果を受け取ると、調査結果であるバッファサイズ(BS00)と自装置搭載のバッファ14の大きさ(BS10)とを比較し、小さい方をバッファサイズ(BS0)として設定する。このようにして得られたバッファサイズ(BS0)を外部装置1からの書換要求に応じて返答する(ステップ203)。
【0035】
なお、画像形成装置10に1台の周辺装置20しか接続されていない上記実施の形態1では、画像形成装置10からの問合せに対して自己のバッファサイズを無条件に返答するようにしたが、本実施の形態において説明したように、実施の形態1においても周辺装置20には下流側に周辺装置が接続されていないから自己のバッファサイズを返答するように動作させるようにしてもよい。
【0036】
外部装置1は、書換要求に対する返答を受け取ると、これに応じてプログラムデータをダウンロードする。この際、プログラムデータを、送られてきたバッファサイズ(BS0)毎に分割してダウンロードする。もちろん、プログラムデータの大きさがBS0以下であれば分割する必要はない。
【0037】
画像形成装置10において、通信制御部13は、外部装置1から送られてきたプログラムデータを外部通信処理部11を介して受け取ると、それをバッファ14に書き込む。ここで受け取ったプログラムデータの大きさはBS0以下なので、BS0≦BS10であるバッファ14に受信データを全部書き込んだとしてもあふれることはない。換言すると、あふれることのない大きさのうち最大の大きさ(BS0)に分割されて送られてくるので、データあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。
【0038】
通信制御部13は、外部装置1から送られてきた分割されたプログラムデータをバッファ14に書き込むと、今度はバッファ14からそのプログラムデータを取り出して、周辺装置側通信処理部12を介して周辺装置30へ送信する。このような分割されたプログラムデータの転送を順次BS0で分割された数だけ繰り返し行う(ステップ204)。通信制御部13は、以上のようにして外部装置1からダウンロードされてきたプログラムデータを周辺装置30へ転送する。
【0039】
周辺装置30において、通信制御部33は、画像形成装置10から送られてきたプログラムデータを通信処理部32を介して受け取ると、それをバッファ34に書き込む。ここで受け取ったプログラムデータの大きさはBS0以下なので、BS0≦BS30であるバッファ34に受信データを全部書き込んだとしてもあふれることはない。換言すると、あふれることのない大きさのうち最大の大きさ(BS0)に分割されて送られてくるので、データあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。
【0040】
通信制御部33は、画像形成装置10から送られてきた分割されたプログラムデータをバッファ34に書き込むと、今度はバッファ34からそのプログラムデータを取り出して、通信処理部35を介して周辺装置20へ送信する。このような分割されたプログラムデータの転送を順次BS0で分割された数だけ繰り返し行う(ステップ214)。通信制御部33は、以上のようにして画像形成装置10から送られてきたプログラムデータを中継する。なお、周辺装置30と周辺装置20との間に周辺装置が接続されているときには、その間にある周辺装置は、周辺装置30と同じ処理動作を行えばよい。
【0041】
周辺装置20において、通信制御部23は、周辺装置30から送られてきたプログラムデータを通信処理部22を介して受け取ると、それをバッファ24に書き込む。ここで受け取ったプログラムデータの大きさはBS0以下なので、BS0≦BS20であるバッファ24に受信データを全部書き込んだとしてもあふれることはない。換言すると、あふれることのない大きさのうち最大の大きさ(BS0)に分割されて送られてくるので、データあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。その後、通信制御部23は、バッファ24に書き込まれたプログラムデータを取り出し、必要に応じて加工し、データ記憶部21へ書き込む処理を繰り返し行うことで、データ記憶部21の書換えを行う(ステップ223)。
【0042】
本実施の形態によれば、プログラムデータのダウンロード時において外部装置1からダウンロードされるプログラムデータを受信する画像形成装置10から、そのプログラムデータの転送先となる周辺装置20までの間のプログラムデータ転送経路上における各通信バッファ14,24,34のうち最小となるバッファサイズ(BS0)を外部装置1に通知し、プログラムデータをそのサイズに分割して画像形成装置10から周辺装置20まで転送するようにしたので、プログラムデータの各バッファ14,24,34への書込時にバッファ14,24,34からのデータあふれが発生することはない。すなわち、ダウンロード時にプログラムデータのバッファからのあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。
【0043】
なお、プログラムデータを最小のバッファサイズで分割することが分割数が最小になるので、最も効率がよいが、データあふれを発生させないとことに関しては、最小のバッファサイズを超えないサイズ、すなわち上記例のBS0より小さいサイズにプログラムデータを分割してもよい。
【0044】
また、本実施の形態では、画像形成システムの中で最小のバッファサイズを求める際に、上流側からのバッファサイズの調査依頼に対し、下流側の周辺装置は、調査結果として自装置と下流側の周辺装置の中で最小のバッファサイズのみを返答するようにした。これにより各装置間におけるデータ通信量を極めて少なく抑えることができる。但し、そのためには、各周辺装置20,30においてバッファサイズの大小を比較する処理が必要になる。これを解消したいのであれば、各周辺装置20,30におけるバッファサイズを画像形成装置10に収集して画像形成装置10でサイズの大小を判断させるようにしてもよい。
【0045】
また、本実施の形態では、外部装置1からの書換要求に対して外部装置1へ最小バッファサイズ(BS0)を返答するようにしたが、プログラムデータを分割する処理を画像形成装置10に持たせて、外部装置1からダウンロードされてきた分割されていないプログラムデータを画像形成装置10において分割し、その後に各通信制御部13,33,23を経由したデータ転送を実現するようにしてもよい。
【0046】
また、本実施の形態では、転送対象となるプログラムデータを外部装置1から受信する画像形成装置10と転送先となる周辺装置20との間に1台の周辺装置30のみを図示し、また、この構成で説明したが、周辺装置30と同様の周辺装置を複数台直列に接続することは可能であり、また、このような構成においても本発明は適用可能である。また、外部装置1により書換要求の対象とされた周辺装置までを上記のデータ転送対象とすればよいので、プログラムデータの転送先は直列に接続された末端の周辺装置20でなくてもよい。上記例によれば、図2に示した構成で周辺装置30のデータ記憶部31を書き換える場合でも適用できることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、外部からダウンロードされてくるプログラムデータを接続されている周辺装置に転送する際、画像形成装置及び周辺装置それぞれが持つバッファのうち、最小となるバッファサイズを超えないサイズに分割された状態でプログラムデータを転送するようにしたので、プログラムデータを各通信バッファへ一時的に書き込む際、データのあふれが生じるおそれがなくなる。これにより、あふれる場合を想定した処理を行う必要がないため効率よくプログラムデータのダウンロードを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成システムの実施の形態1を示した構成図である。
【図2】実施の形態1におけるプログラムデータのダウンロード処理を示したフローチャートである。
【図3】本発明に係る画像形成システムの実施の形態2を示した構成図である。
【図4】実施の形態2におけるプログラムデータのダウンロード処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 外部装置、10 画像形成装置、11 外部通信処理部、12 周辺装置側通信処理部、13,23 通信制御部、14,24,34 バッファ、20,30 周辺装置、21,31 データ記憶部、22,32,35 通信処理部。
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成システム、特に画像形成装置に外部からダウンロードされてきたプログラムデータをその周辺装置まで効率的に転送する手法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像形成装置、特に高機能な画像形成装置には、フィニッシャーやフィーダーなどの周辺装置をオプションとして接続することができる。接続された周辺装置を機能させるには、各周辺装置に適応した制御プログラムが必要になるが、近年では、周辺装置の高機能化に伴う画像形成装置の処理負荷軽減等のために周辺装置側にもCPUやメモリを搭載し、周辺装置対応の制御プログラムを周辺装置搭載のメモリに保存し、周辺装置搭載のCPUで実行している。
【0003】
制御プログラムは、機能追加などにより適宜バージョンアップされることになるが、新たなバージョンの制御プログラム、あるいはバージョンアップ処理に必要なプログラムやデータ等(以下、「プログラムデータ」という)は、制御プログラム管理元の外部から画像形成装置を経由して周辺装置へダウンロードする方法がある。
【0004】
ところで、画像形成装置から周辺装置へプログラムデータを転送するときに通信効率は、各装置に搭載された通信バッファの大きさに依存することになるが、一般に、通信バッファを大きくした方が送信回数が少なくなるので通信効率は向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、大きめの通信バッファを予め搭載しておけば、高い通信効率を維持することはできるであろうが、通信バッファ自体が高コストになってしまう。
【0006】
また、サイズの異なる通信バッファ間で授受されるデータサイズは、小さい方に合わされることになるので、画像形成装置及び周辺装置の各通信バッファの大きさを同等にすることが効率的であり、また、コスト的にも適切である。しかしながら、実際に転送するプログラムデータの大きさは接続された装置によって変化するため、その転送時にならなくては把握できない。このため、システムの設計時に設定した通信バッファのサイズは必ずしも適切ではない可能性がある。
【0007】
このように、従来においては、通信バッファサイズと転送データサイズとのバランスを最適にして効率のよい転送を行うことは困難であった。
【0008】
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、サイズが一定でないプログラムデータを外部から周辺装置へ画像形成装置を経由してダウンロードするときの通信効率の低下を防止しうる画像形成システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明に係る画像形成システムは、画像形成装置と、前記画像形成装置に直接又は間接的に接続される周辺装置とを有する画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、外部からダウンロードされてくるプログラムデータを前記周辺装置へ転送する転送制御手段と、前記転送制御手段が転送するプログラムデータを一時保持する画像形成装置用通信バッファとを有し、前記周辺装置は、前記画像形成装置から送られてきたプログラムデータを受信するデータ受信処理手段と、前記データ受信処理手段により受信されたプログラムデータを一時保持する周辺装置用通信バッファと、自装置宛のプログラムデータを記憶するデータ記憶手段とを有し、前記転送制御手段は、前記画像形成装置からプログラムデータの転送先となる前記周辺装置までの転送経路上の前記各装置が有する前記各通信バッファのうち、最小の通信バッファサイズを超えないサイズに分割されたプログラムデータを転送することを特徴とする。
【0010】
また、前記画像形成装置とプログラムデータの転送先となる前記周辺装置との間には、更に少なくとも1台の周辺装置が直列的に接続されており、その間に接続される前記周辺装置は、更に前記周辺装置用通信バッファに保持されたプログラムデータを転送先方向に接続された前記周辺装置へ転送するデータ送信処理手段を有することを特徴とする。
【0011】
また、前記転送制御手段は、前記最小の通信バッファサイズを超えないサイズを外部に通知することで、その通知したサイズ以下に分割してプログラムデータをダウンロードするよう指示することを特徴とする。
【0012】
また、前記各周辺装置が有する通信バッファのサイズを調査するバッファサイズ調査手段と、前記バッファサイズ調査手段が調査した各通信バッファサイズ及び前記画像形成装置用通信バッファのサイズに基づいて最小の通信バッファサイズを得る手段とを有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る画像形成システムにおけるダウンロード方法は、外部からダウンロードされてくるプログラムデータを受信する画像形成装置と、前記画像形成装置に直接又は間接的に接続される周辺装置とを有する画像形成システムにおいて、外部からダウンロードされてくるプログラムデータを転送先となる前記周辺装置まで転送するに際し、前記画像形成装置から前記周辺装置までの間のプログラムデータの転送経路上における前記各装置が搭載する各通信バッファのうち、最小の通信バッファサイズを得る最小バッファサイズ取得ステップと、前記最小バッファサイズ取得ステップにより得られた最小の通信バッファサイズを超えないサイズにプログラムデータを分割して前記画像形成装置から前記周辺装置まで転送することを特徴とする。
【0014】
また、前記最小バッファサイズ取得ステップにより得られた最小の通信バッファサイズを外部に通知することで、その通知したサイズ以下に分割してプログラムデータをダウンロードするよう指示することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0016】
実施の形態1.
図1は、本発明に係る画像形成システムの実施の形態1を示した構成図である。図1には、外部装置1と画像形成装置10と周辺装置20とが示されている。外部装置1は、周辺装置20の動作制御用のプログラムや動作制御に必要なパラメータなど周辺装置20の動作制御に必要なプログラムデータを管理する。画像形成装置10は、コンピュータが搭載された高機能な複写機や、ファクシミリ装置、プリンタや入力された画像を蓄積する画像蓄積装置などや、それらの機能を複合した装置であり、複数台の周辺装置20を接続することができる。周辺装置20は、CPU、メモリが搭載された高性能な装置であり、搭載した制御プログラムに従い画像形成装置10と連係動作して製本等画像形成処理における所定の処理を実行する。本実施の形態においては、画像形成装置10に接続されるフィニッシャーやフィーダーや自動原稿送り装置付きのスキャナなどの装置を想定している。
【0017】
周辺装置20は、制御プログラムなどのプログラムデータを記憶するデータ記憶部21と、画像形成装置10との間のデータ通信を行う通信処理部22と、通信処理部22が行う通信処理の制御を行う通信制御部23と、画像形成装置10から送られてきた自装置用のプログラムデータを一時保持するバッファ24とを有している。データ記憶部21は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)など書込可能なメモリで実現でき、通信処理部22及び通信制御部23における処理機能は、予めインストールされたソフトウェアで実現される。
【0018】
画像形成装置10は、外部装置1との間のデータ通信を行う外部通信処理部11と、周辺装置20との間のデータ通信を行う周辺装置側通信処理部12と、各通信処理部11,12における通信処理の制御を行う通信制御部13と、外部装置1からダウンロードされてきたプログラムデータを一時保持するバッファ14とを有している。画像形成装置10は、周辺装置20を専用ケーブルで接続し、専用ケーブルを介して印刷制御を行い、また、後述するようにプログラムデータを転送する。一方、画像形成装置10と外部装置1とは、専用ケーブルであったり、あるいはLANケーブル、電話回線等種々の手段で接続することができる。なお、画像形成装置10は、入力された画像形成処理要求に応じて周辺装置20に搭載の制御プログラムに従い周辺装置20と連係して動作するが、この画像形成処理自体の実行に関しては本発明の要旨ではないので、画像形成処理の実行に必要な構成要素は図から省略している。
【0019】
前述したように、本実施の形態において周辺装置20を使用した画像形成処理を実行するには、周辺装置20に搭載された制御プログラムを実行することになるが、この制御プログラムは機能追加などにより適宜バージョンアップされることになる。本実施の形態においてバージョンアップを行うには、新たなバージョンの制御プログラムそのもの、あるいはバージョンアップ処理に必要なプログラムやデータ等プログラムデータを制御プログラム管理元の外部装置1から画像形成装置10を経由して周辺装置20へダウンロードすることになる。
【0020】
本実施の形態において特徴的なことは、外部装置1から周辺装置20へプログラムデータをダウンロードする際に、プログラムデータを送受信する各装置10,20が有するバッファ14,24のサイズを考慮することでプログラムデータの通信を効率良く行うことができるようにしたことである。以下、本実施の形態においてプログラムデータを外部装置1から周辺装置20間でダウンロードするときの動作について図2に示したフローチャートを用いて説明する。
【0021】
画像形成装置10は、制御プログラムのバージョンアップを理由に外部装置1からデータ記憶部21の書換要求が送られてきたことを認識すると(ステップ101)、通信制御部13は、周辺装置側通信処理部12、通信処理部22を介して周辺装置20側の通信制御部23に対してバッファ24の大きさを問い合わせる(ステップ102)。通信制御部23は、バッファ24の大きさを把握しているので、この問合せに応じてバッファ24の大きさ(BS20)を返答する。通信制御部13は、バッファ14の大きさを把握しているので、このバッファ14の大きさ(BS10)と周辺装置20に問い合わせることによって調査したバッファサイズ(BS20)とを比較し、小さい方をバッファサイズ(BS0)として設定する。このようにして得られたバッファサイズ(BS0)を外部装置1からの書換要求に応じて返答する(ステップ103)。
【0022】
外部装置1は、書換要求に対する返答を受け取ると、これに応じてプログラムデータをダウンロードする。この際、プログラムデータを、送られてきたバッファサイズ(BS0)毎に分割してダウンロードする。もちろん、プログラムデータの大きさがBS0以下であれば分割する必要はない。
【0023】
画像形成装置10において、通信制御部13は、外部装置1から送られてきたプログラムデータを外部通信処理部11を介して受け取ると、それをバッファ14に書き込む。ここで受け取ったプログラムデータの大きさはBS0以下なので、BS0≦BS10であるバッファ14に受信データを全部書き込んだとしてもあふれることはない。換言すると、あふれることのない大きさのうち最大の大きさ(BS0)に分割されて送られてくるので、データあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。
【0024】
通信制御部13は、外部装置1から送られてきた分割されたプログラムデータをバッファ14に書き込むと、今度はバッファ14からそのプログラムデータを取り出して、周辺装置側通信処理部12を介して周辺装置20へ送信する。このような分割されたプログラムデータの転送を順次BS0で分割された数だけ繰り返し行う(ステップ104)。通信制御部13は、以上のようにして外部装置1からダウンロードされてきたプログラムデータを周辺装置20へ転送する。
【0025】
周辺装置20において、通信制御部23は、画像形成装置10から送られてきたプログラムデータを通信処理部22を介して受け取ると、それをバッファ24に書き込む。ここで受け取ったプログラムデータの大きさはBS0以下なので、BS0≦BS20であるバッファ24に受信データを全部書き込んだとしてもあふれることはない。換言すると、あふれることのない大きさのうち最大の大きさ(BS0)に分割されて送られてくるので、データあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。その後、通信制御部23は、バッファ24に書き込まれたプログラムデータを取り出し、必要に応じて加工し、データ記憶部21へ書き込む処理を繰り返し行うことで、データ記憶部21の書換えを行う(ステップ105)。
【0026】
本実施の形態によれば、プログラムデータのダウンロード時においてプログラムデータを授受する装置10,20の各バッファ14,24の大きさを調査し、最小となるバッファサイズ(BS0)を求め、そのサイズにプログラムデータを分割して周辺装置20までダウンロードするようにしたので、プログラムデータの各バッファ14,24への書込時にバッファ14,24からのデータあふれが発生することはない。すなわち、ダウンロード時にプログラムデータのバッファからのあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。
【0027】
実施の形態2.
図3は、本発明に係る画像形成システムの実施の形態1を示した構成図である。本実施の形態における画像形成システムは、実施の形態1に加えて、外部装置1からプログラムデータを受け取る画像形成装置10と、プログラムデータの配送先となる周辺装置20との間に周辺装置30を設けた構成を有している。周辺装置30は、周辺装置20と同様にフィニッシャーやフィーダーなどの装置を想定しているが、他の周辺装置を接続でき、画像形成装置10からのデータや指示を下流側の周辺装置20へ中継できる機能を有する必要がある点で周辺装置20と異なる。
【0028】
周辺装置30は、自装置用のプログラムデータを記憶するデータ記憶部31と、上流側に位置する画像形成装置10との間のデータ通信を行う通信処理部32と、下流側に位置する周辺装置20との間のデータ通信を行う通信処理部35と、各通信処理部32,35が行う通信処理の制御を行う通信制御部33と、画像形成装置10から送られてきたプログラムデータを一時保持するバッファ34とを有している。
【0029】
本実施の形態では、画像形成装置10に2台の周辺装置20,30が直列的に接続されている点で上記実施の形態1と構成上異なるが、プログラムデータを転送先となる周辺装置20までダウンロードする処理機能は基本的に同じである。以下、本実施の形態においてプログラムデータを外部装置1から周辺装置20間でダウンロードするときの動作について図4に示したフローチャートを用いて説明する。
【0030】
画像形成装置10は、制御プログラムのバージョンアップを理由に外部装置1から周辺装置20のデータ記憶部21の書換要求が送られてきたことを認識すると(ステップ201)、通信制御部13は、周辺装置側通信処理部12、通信処理部32を介して周辺装置30の通信制御部33に対して、周辺装置30から書換対象となる周辺装置20までの間にある周辺装置が持つ最小のバッファサイズを調査するように指示する(ステップ202)。本実施の形態では、周辺装置30を含めて2台の周辺装置20,30が調査対象となる。
【0031】
周辺装置30の通信制御部33は、画像形成装置10からの調査依頼を受け付けると(ステップ211)、その調査依頼に応じて下流側に接続されている周辺装置20に対して同様の調査依頼を出す(ステップ212)。
【0032】
周辺装置20の通信制御部23は、周辺装置30における通信制御部33と同様に処理して、上流側に接続された周辺装置30からの調査依頼を受け付けると(ステップ221)、その調査依頼に応じて下流側に接続されている周辺装置に対して調査依頼を出そうとするが、本実施の形態の場合は、周辺装置20が画像形成装置10から始まった直列接続の末端に位置するので出すことはできず、よって周辺装置20から周辺装置20までの間の最小のバッファサイズとして、自装置のバッファの大きさ(BS20)を調査結果として問合せをした周辺装置30に返答する(ステップ222)。
【0033】
周辺装置30の通信制御部33は、下流側の周辺装置20から調査結果を受け取ると、調査結果であるバッファ24の大きさ(BS20)と自装置搭載のバッファ34の大きさ(BS30)とを比較し、小さい方を調査結果として問合せをした画像形成装置10に返答する(ステップ213)。
【0034】
画像形成装置10の通信制御部13は、接続した周辺装置30から調査結果を受け取ると、調査結果であるバッファサイズ(BS00)と自装置搭載のバッファ14の大きさ(BS10)とを比較し、小さい方をバッファサイズ(BS0)として設定する。このようにして得られたバッファサイズ(BS0)を外部装置1からの書換要求に応じて返答する(ステップ203)。
【0035】
なお、画像形成装置10に1台の周辺装置20しか接続されていない上記実施の形態1では、画像形成装置10からの問合せに対して自己のバッファサイズを無条件に返答するようにしたが、本実施の形態において説明したように、実施の形態1においても周辺装置20には下流側に周辺装置が接続されていないから自己のバッファサイズを返答するように動作させるようにしてもよい。
【0036】
外部装置1は、書換要求に対する返答を受け取ると、これに応じてプログラムデータをダウンロードする。この際、プログラムデータを、送られてきたバッファサイズ(BS0)毎に分割してダウンロードする。もちろん、プログラムデータの大きさがBS0以下であれば分割する必要はない。
【0037】
画像形成装置10において、通信制御部13は、外部装置1から送られてきたプログラムデータを外部通信処理部11を介して受け取ると、それをバッファ14に書き込む。ここで受け取ったプログラムデータの大きさはBS0以下なので、BS0≦BS10であるバッファ14に受信データを全部書き込んだとしてもあふれることはない。換言すると、あふれることのない大きさのうち最大の大きさ(BS0)に分割されて送られてくるので、データあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。
【0038】
通信制御部13は、外部装置1から送られてきた分割されたプログラムデータをバッファ14に書き込むと、今度はバッファ14からそのプログラムデータを取り出して、周辺装置側通信処理部12を介して周辺装置30へ送信する。このような分割されたプログラムデータの転送を順次BS0で分割された数だけ繰り返し行う(ステップ204)。通信制御部13は、以上のようにして外部装置1からダウンロードされてきたプログラムデータを周辺装置30へ転送する。
【0039】
周辺装置30において、通信制御部33は、画像形成装置10から送られてきたプログラムデータを通信処理部32を介して受け取ると、それをバッファ34に書き込む。ここで受け取ったプログラムデータの大きさはBS0以下なので、BS0≦BS30であるバッファ34に受信データを全部書き込んだとしてもあふれることはない。換言すると、あふれることのない大きさのうち最大の大きさ(BS0)に分割されて送られてくるので、データあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。
【0040】
通信制御部33は、画像形成装置10から送られてきた分割されたプログラムデータをバッファ34に書き込むと、今度はバッファ34からそのプログラムデータを取り出して、通信処理部35を介して周辺装置20へ送信する。このような分割されたプログラムデータの転送を順次BS0で分割された数だけ繰り返し行う(ステップ214)。通信制御部33は、以上のようにして画像形成装置10から送られてきたプログラムデータを中継する。なお、周辺装置30と周辺装置20との間に周辺装置が接続されているときには、その間にある周辺装置は、周辺装置30と同じ処理動作を行えばよい。
【0041】
周辺装置20において、通信制御部23は、周辺装置30から送られてきたプログラムデータを通信処理部22を介して受け取ると、それをバッファ24に書き込む。ここで受け取ったプログラムデータの大きさはBS0以下なので、BS0≦BS20であるバッファ24に受信データを全部書き込んだとしてもあふれることはない。換言すると、あふれることのない大きさのうち最大の大きさ(BS0)に分割されて送られてくるので、データあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。その後、通信制御部23は、バッファ24に書き込まれたプログラムデータを取り出し、必要に応じて加工し、データ記憶部21へ書き込む処理を繰り返し行うことで、データ記憶部21の書換えを行う(ステップ223)。
【0042】
本実施の形態によれば、プログラムデータのダウンロード時において外部装置1からダウンロードされるプログラムデータを受信する画像形成装置10から、そのプログラムデータの転送先となる周辺装置20までの間のプログラムデータ転送経路上における各通信バッファ14,24,34のうち最小となるバッファサイズ(BS0)を外部装置1に通知し、プログラムデータをそのサイズに分割して画像形成装置10から周辺装置20まで転送するようにしたので、プログラムデータの各バッファ14,24,34への書込時にバッファ14,24,34からのデータあふれが発生することはない。すなわち、ダウンロード時にプログラムデータのバッファからのあふれに対処する処理を実行することなくダウンロードを効率よく行うことができる。
【0043】
なお、プログラムデータを最小のバッファサイズで分割することが分割数が最小になるので、最も効率がよいが、データあふれを発生させないとことに関しては、最小のバッファサイズを超えないサイズ、すなわち上記例のBS0より小さいサイズにプログラムデータを分割してもよい。
【0044】
また、本実施の形態では、画像形成システムの中で最小のバッファサイズを求める際に、上流側からのバッファサイズの調査依頼に対し、下流側の周辺装置は、調査結果として自装置と下流側の周辺装置の中で最小のバッファサイズのみを返答するようにした。これにより各装置間におけるデータ通信量を極めて少なく抑えることができる。但し、そのためには、各周辺装置20,30においてバッファサイズの大小を比較する処理が必要になる。これを解消したいのであれば、各周辺装置20,30におけるバッファサイズを画像形成装置10に収集して画像形成装置10でサイズの大小を判断させるようにしてもよい。
【0045】
また、本実施の形態では、外部装置1からの書換要求に対して外部装置1へ最小バッファサイズ(BS0)を返答するようにしたが、プログラムデータを分割する処理を画像形成装置10に持たせて、外部装置1からダウンロードされてきた分割されていないプログラムデータを画像形成装置10において分割し、その後に各通信制御部13,33,23を経由したデータ転送を実現するようにしてもよい。
【0046】
また、本実施の形態では、転送対象となるプログラムデータを外部装置1から受信する画像形成装置10と転送先となる周辺装置20との間に1台の周辺装置30のみを図示し、また、この構成で説明したが、周辺装置30と同様の周辺装置を複数台直列に接続することは可能であり、また、このような構成においても本発明は適用可能である。また、外部装置1により書換要求の対象とされた周辺装置までを上記のデータ転送対象とすればよいので、プログラムデータの転送先は直列に接続された末端の周辺装置20でなくてもよい。上記例によれば、図2に示した構成で周辺装置30のデータ記憶部31を書き換える場合でも適用できることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、外部からダウンロードされてくるプログラムデータを接続されている周辺装置に転送する際、画像形成装置及び周辺装置それぞれが持つバッファのうち、最小となるバッファサイズを超えないサイズに分割された状態でプログラムデータを転送するようにしたので、プログラムデータを各通信バッファへ一時的に書き込む際、データのあふれが生じるおそれがなくなる。これにより、あふれる場合を想定した処理を行う必要がないため効率よくプログラムデータのダウンロードを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成システムの実施の形態1を示した構成図である。
【図2】実施の形態1におけるプログラムデータのダウンロード処理を示したフローチャートである。
【図3】本発明に係る画像形成システムの実施の形態2を示した構成図である。
【図4】実施の形態2におけるプログラムデータのダウンロード処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 外部装置、10 画像形成装置、11 外部通信処理部、12 周辺装置側通信処理部、13,23 通信制御部、14,24,34 バッファ、20,30 周辺装置、21,31 データ記憶部、22,32,35 通信処理部。
Claims (6)
- 画像形成装置と、
前記画像形成装置に直接又は間接的に接続される周辺装置と、
を有する画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置は、
外部からダウンロードされてくるプログラムデータを前記周辺装置へ転送する転送制御手段と、
前記転送制御手段が転送するプログラムデータを一時保持する画像形成装置用通信バッファと、
を有し、
前記周辺装置は、
前記画像形成装置から送られてきたプログラムデータを受信するデータ受信処理手段と、
前記データ受信処理手段により受信されたプログラムデータを一時保持する周辺装置用通信バッファと、
自装置宛のプログラムデータを記憶するデータ記憶手段と、
を有し、
前記転送制御手段は、前記画像形成装置からプログラムデータの転送先となる前記周辺装置までの転送経路上の前記各装置が有する前記各通信バッファのうち、最小の通信バッファサイズを超えないサイズに分割されたプログラムデータを転送することを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1記載の画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置とプログラムデータの転送先となる前記周辺装置との間には、更に少なくとも1台の周辺装置が直列的に接続されており、
その間に接続される前記周辺装置は、更に前記周辺装置用通信バッファに保持されたプログラムデータを転送先方向に接続された前記周辺装置へ転送するデータ送信処理手段を有することを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1記載の画像形成システムにおいて、
前記転送制御手段は、前記最小の通信バッファサイズを超えないサイズを外部に通知することで、その通知したサイズ以下に分割してプログラムデータをダウンロードするよう指示することを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1又は2に記載の画像形成システムにおいて、
前記各周辺装置が有する通信バッファのサイズを調査するバッファサイズ調査手段と、
前記バッファサイズ調査手段が調査した各通信バッファサイズ及び前記画像形成装置用通信バッファのサイズに基づいて最小の通信バッファサイズを得る手段と、
を有することを特徴とする画像形成システム。 - 外部からダウンロードされてくるプログラムデータを受信する画像形成装置と、
前記画像形成装置に直接又は間接的に接続される周辺装置と、
を有する画像形成システムにおいて、
外部からダウンロードされてくるプログラムデータを転送先となる前記周辺装置まで転送するに際し、
前記画像形成装置から前記周辺装置までの間のプログラムデータの転送経路上における前記各装置が搭載する各通信バッファのうち、最小の通信バッファサイズを得る最小バッファサイズ取得ステップと、
前記最小バッファサイズ取得ステップにより得られた最小の通信バッファサイズを超えないサイズにプログラムデータを分割して前記画像形成装置から前記周辺装置まで転送することを特徴とする画像形成システムにおけるダウンロード方法。 - 請求項5記載の画像形成システムにおけるダウンロード方法において、
前記最小バッファサイズ取得ステップにより得られた最小の通信バッファサイズを外部に通知することで、その通知したサイズ以下に分割してプログラムデータをダウンロードするよう指示することを特徴とする画像形成システムにおけるダウンロード方法。
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