JP2014072537A - 中継装置、及び、ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のサブネットワーク間の無線送信モードを適宜切り換えることができ、制御の簡素性と動作のリアルタイム性を担保することが可能な中継装置及びネットワークシステムを提供する。
【解決手段】 中継装置20は、各々に1以上の被駆動機械が有線接続された複数の中継局に、被駆動機械の動作に関するデータを無線送信する中継装置であって、中継局と無線接続可能な無線通信部206と、無線通信部206の送信モードについて、ブロードキャスト送信するブロードキャストモードと、選択された中継局にデータを送信する選択送信モードとを、無線通信の通信状態に応じて切り換える切換部208とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、中継装置、及び、該中継装置を用いたネットワークシステムに関する。
従来から、中継装置が自機に有線接続される工作機械や産業機械(以下「工作機械等」又は単に「工作機械」という)を制御する産業用有線ネットワークが知られている。そのような産業用ネットワークのプロトコルは、近年では工場内の生産ラインにおける一群の工作機械等の制御に導入されるようになってきた。また、近年の無線LAN技術の汎用化により、複数の工作機械群(サブネットワーク)を無線通信により接続するネットワークシステムが開発されている。
例えば特許文献1は、各ノード内に複数のI/Oブリッジシステムが有線接続され、複数のノード間が無線リンクにより相互接続されるプロセス工場の構成を開示する(同文献図3、図4A、図4B参照)。無線リンクは汎用の無線通信規格に従って確立される。また、特許文献2では、CANシステムで接続された一群の織機(工作機械等)とオペレータの装置を無線通信で接続する構成を開示する(同文献図8参照)。各織機は無線モジュール及びそれと通信可能な内部CANシステムを備える。オペレータは一台のパソコンから全ての織機の無線モジュールに対して同一チャネルで無線接続を確立して工場を監視する一方、一台の織機に対して専用チャネルで無線接続を確立してその織機で作業を行うことができる。
特開2008−102920号公報 特許第3754456号公報
特許文献1の技術では、あるサブネットワークから他のサブネットワークにブロードキャストによりデータを送信する方式が用いられるため、簡素な構成で各ネットワーク要素を構成でき、簡便性が担保される。一方、特許文献2の技術では、特定のモジュールに対して専用のチャネルを確立してデータを送信する選択送信方式を用いるので、個々の織機(工作機械等)を少ない遅延で制御することができ、応答性が担保される。このように、従来の無線化された産業用ネットワークシステムでは、簡便性の確保、応答性の確保といった特定のネットワーク条件のみを満足するような固定的なデータ送信方式が採用されていた。
ところで、近年では、無線LAN技術やCAN等の有線通信技術の進歩により、より多くの中継装置やそれに接続される工作機械等が1つのネットワークに含まれる傾向にある。産業用ネットワークシステムにおいては、構成の簡素性とともに、機器制御への適用、及びその高速化への要求により、ネットワークシステムの動作における応答性又はリアルタイム性が一層求められるようになってきている。しかしながら、従来では、通信方式がブロードキャスト、選択送信等に固定されているため、ネットワークシステムにおける応答性又はリアルタイム性、簡便性等への要求に柔軟に応えることができなかった。また、産業用ネットワークシステム内での通信状態は時々刻々と変化するが、その変化に対して動的に対応することができなかった。
そこで本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、産業用ネットワーク内の複数のサブネットワーク間の無線通信方式を適宜切り換えることができ、制御の簡素性と共に動作のリアルタイム性を担保することが可能な中継装置及びネットワークシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る中継装置は、各々に1以上の被駆動機械が有線接続された複数の中継局に、被駆動機械の動作に関するデータを無線送信する中継装置であって、中継局と無線接続可能な無線通信部と、無線通信部の送信モードについて、ブロードキャスト送信するブロードキャストモードと、選択された中継局にデータを送信する選択送信モードとを、無線通信の通信状態に応じて切り換える切換部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る中継装置では、中継局(すなわち他の中継装置)にデータ送信する際の無線通信方式をブロードキャストと選択送信に切換可能な構成としたので、通信の状況に応じて適切な通信方式を適用することができ、応答性、簡便性等への要求に柔軟に応えることが可能となる。
本発明に係る中継装置では、無線接続がWi−Fi(登録商標、以下同様)規格に準拠するものであり、有線接続がCAN規格に準拠するものとすることが好ましい。
この構成により、サブネットワーク間の通信及びサブネットワーク内の通信に汎用性の高い規格のものを用いたので、本発明の中継装置の汎用性及び適合性、すなわち導入容易性を確保することが可能となる。
本発明に係る中継装置では、無線通信の混雑度を検出する検出部をさらに備え、切換部が、検出部によって検出された混雑度に基づいて、ブロードキャストモードと選択送信モードとを切り換えることが好ましい。
この構成により、無線通信の混雑度が低い場合にはブロードキャストモードを適用し、混雑度が高い場合には選択送信モードを適用することができる。これにより、リアルタイム性と簡素性を両立できる。すなわち、混雑度が低い場合には、ブロードキャストにより簡素な制御構成によりデータを送信して、中継装置の処理負荷を軽減することができる。一方、混雑度が高い場合には、選択送信により、送信データに無関係なサブネットワークからの不要なAckをなくし、応答性(すなわち、リアルタイム性)を向上することが可能となる。
本発明に係る中継装置では、混雑度がコリジョン発生率からなり、ブロードキャストモード適用時に、切換部が、検出部によって検出されるコリジョン発生率が所定の閾値を超える場合にブロードキャストモードを選択送信モードに切り換えることが好ましい。
この構成により、ネットワークにおける遅延の直接の原因となり得るコリジョン発生率に基づいて送信モード切換を行うので、より通信状態を反映した送信モード切換制御を行うことが可能となる。
本発明に係る中継装置では、混雑度が複数の中継局の無線ノード数によって表され、ブロードキャストモード適用時に、切換部が、検出部によって検出される無線ノード数が所定の閾値を超える場合にブロードキャストモードを選択送信モードに切り換えることが好ましい。
この構成では、ネットワークシステム内の無線ノード数を検出する構成は複雑な演算等を要しないので、簡素な送信モード切換制御を行うことが可能となる。
本発明に係る中継装置では、混雑度が無線通信における回線使用率からなり、ブロードキャストモード適用時に、切換部が、検出部によって検出される回線使用率が所定の閾値を超える場合にブロードキャストモードを選択送信モードに切り換えることが好ましい。
この構成により、ネットワークにおける遅延の直接の原因となり得る回線使用率の増加に基づいて送信モード切換を行うので、より通信状態を反映した送信モード切換制御を行うことが可能となる。
本発明に係る中継装置では、ユーザ入力により切換部にブロードキャストモードと選択送信モードを切り換えさせるユーザ入力部をさらに備えることが好ましい。
この構成により、ユーザの経験則等に従って適時に送信モード切換を行うことができるので、送信モード切換に更なる柔軟性を与え、使い勝手のよい中継装置を提供することが可能となる。
本発明に係る中継装置では、中継局から受信されるWi−Fi仕様フレームのデータをCAN仕様フレームのCANデータに変換する変換部と、変換部によって変換されたCANデータに基づいて、有線接続される被駆動機械と通信する有線通信部と、をさらに備えることができる。
このようにすれば、中継装置をマスタとしてもスレーブとしても選択することができるので、種々のネットワークシステムに容易かつ柔軟に導入することが可能となる。すなわち、このような中継装置を用いて構成したネットワークシステムにおいては、サブネットワークの追加又は削除があっても送信参照テーブルを書き換えるだけで容易かつ迅速にネットワークシステムを再構成することが可能となる。
本発明に係るネットワークシステムは、上記の中継装置を含むサブネットワークと、複数の中継局を各々含む複数のサブネットワークと、を備え、中継局が、中継装置から受信されるデータに対して応答を返信する無線通信部と、中継装置から受信されるデータをWi−Fi仕様フレームのデータからCAN仕様フレームのCANデータに変換する変換部と、変換部によって変換されたCANデータに基づいて、有線接続される被駆動機械と通信する有線通信部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るネットワークシステムでは、上記の種々の特徴を有する中継装置を用いてネットワークシステムを構成したので、簡素な構成でネットワークシステムにおける動作のリアルタイム性を向上するとともに導入容易なシステムを実現することが可能となる。
本発明によれば、複数のサブネットワーク間の無線通信方式を適宜切り換えることができ、制御の簡素性と動作のリアルタイム性を担保することが可能となる。
実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る中継装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る中継装置に記憶される送信参照テーブルを示す図である。 Wi−Fi仕様フレームを説明する図である。 Wi−Fi仕様フレームを説明する図である。 実施形態に係るスレーブ側中継装置を説明するブロック図である。 CAN仕様フレームを説明する図である。 実施形態に係るネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。 変形例に係るネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。まず、図1を参照して実施形態に係るネットワークシステムの構成を説明する。図1はネットワークシステム1の構成を示すブロック図である。
ネットワークシステム1は、サブネットワーク2、3、4及び5を備える。なお、以降において、説明の便宜上、サブネットワーク2をマスタ側のサブネットワークとし、サブネットワーク3、4及び5をスレーブ側のサブネットワークとする。マスタ側のサブネットワーク2はマスタとなる中継装置20を備え、スレーブ側のサブネットワーク3〜5はスレーブとなる中継装置30〜50をそれぞれ備え、各中継装置間でWi−Fi(Wireless Fidelity)規格に準拠した無線通信を確立することができる。なお、本実施形態では3個のスレーブ側サブネットワークを例示して説明するが、2個であってもよいし、4個以上であってもよい。なお、本明細書においては、区別のため、必要に応じて中継装置を中継局ともいうが、実質的には同一のものである。
各サブネットワーク2〜5は中継装置に有線接続された1以上の工作機械(被駆動機械)を有し、サブネットワーク内でCAN(Controller Area Network)規格に準拠した有線ネットワークが構成されている。すなわち、サブネットワーク3は、中継装置30にコントロールバス39で接続された工作機械32及び34を有し、工作機械32及び34は中継装置30からのCAN仕様フレームのデータ(以下、「CANデータ」という)を受信して動作する。サブネットワーク4も、中継装置40にコントロールバス49で接続された工作機械42を有し、工作機械42は中継装置40からのCANデータを受信して動作する。同様に、サブネットワーク5も、中継装置50にコントロールバス59で接続された工作機械52、54及び56を有し、工作機械52、54及び56は中継装置50からのCANデータを受信して動作する。なお、サブネットワーク2も、中継装置20にコントロールバス29で接続された工作機械22を有するが、中継装置20がマスタ専用である場合には工作機械が接続されていなくてもよい。
詳細を後述するように、Wi−Fi仕様フレームのデータ(以下、「Wi−Fiデータ」という)が、例えば中継装置20から中継装置30に送信されると、中継装置30はWi−Fi規格に従って肯定応答(以下、「Ack」という)を中継装置20に返信する。一方、中継装置30はWi−FiデータからCANデータを抽出して配下の工作機械32及び34に送信する。工作機械32及び34は、受信したCANデータが自機に関係するものである場合はそのCANデータに基づく動作を行う。中継装置20はブロードキャスト又は特定の中継装置に対して送信を行う選択送信のいずれかによりWi−Fiデータを他の中継装置に送信する。
図2はマスタ側のサブネットワーク2の中継装置20のブロック図である。同図に示すように、中継装置20は、CPU201、メモリ202、入出力インターフェイス(I/O)203、参照テーブル(LUT)記憶部204、フレーム生成部205、無線通信部206、混雑度検出部207、切換部208、フレーム変換部211、及び有線送信部212を備え、これらはシステムバス219によって相互接続されている。
CPU201、メモリ202、及び入出力インターフェイス203は、システムバス219を介してデータの入出力が可能に接続されている。CPU201は、メモリ202にロードされたプログラム及びデータを読み込んで、以下に説明する各構成要素を統合的に制御することができる。
参照テーブル記憶部204は、図3に示すように、ネットワークシステム1内に接続され得る工作機械に送信されるCANデータ(通信データ)の内容を識別するIDと、そのIDで特定されるCANデータを選択的に受信・取得する工作機械と有線接続された中継装置の受信アドレス(MACアドレス)との対応を示す送信参照テーブル204aを保持する。送信参照テーブル204aには、例えばID01の対応宛先アドレスが中継装置30及び50であり、ID02の対応宛先アドレスが中継装置40であることが記述され、他のIDについても同様に対応関係が記述される。なお、本実施形態では、予め作成された送信参照テーブル204aが参照テーブル記憶部204に保持され、ネットワークシステムの変更に従って適宜更新されるものとする。なお、図3から分かるように、1つのIDを複数の中継装置又は工作機械が共有していてもよい。
図2に戻り、フレーム生成部205は、CANデータ及びそれに関連する中継装置の受信アドレス(MACアドレス)をWi−Fiフレームに埋め込んでWi−Fiデータを生成する。図4Aに示すIEEE802.11フレーム(Dataフィールド)を参照すると、ブロードキャストモード及び選択送信モードのいずれの場合においても、送信すべきIDに対応するデータがDataフィールドに書き込まれる。すなわち、1つのパケットに16バイトのCAN用データが最大2290バイトまで書き込まれる。図4Bに示すIEEE802.11フレーム(ヘッダフィールド)を参照すると、ブロードキャストモードにおいては、ブロードキャスト用の設定値がヘッダフィールドに書き込まれ、選択送信モードにおいては、宛先アドレス(すなわち、送信参照テーブル204aで指定された受信アドレス)がAddress1に書き込まれ、送信元アドレス(すなわち、中継装置20のアドレス)がAddress2に書き込まれる。このように、汎用の通信規格を利用して両モードの無線接続を確立することができるので、本発明の導入容易性が確保される。
図2に戻り、無線通信部206は送信部Tx及び受信部Rxを備え、他の中継装置30、40及び50とWi−Fiデータを送受信することができる。すなわち、無線通信部206は、特許請求の範囲に記載の無線通信部として機能する。切換部208は、無線送信部206によるデータ送信モードをブロードキャストモードと選択送信モードとに切り換える。すなわち、切換部208は、特許請求の範囲に記載の切換部として機能する。
ここで、ブロードキャスト方式と選択送信方式の特徴は以下の通りである。ブロードキャスト方式では制御構成が簡素なものとなるが、輻輳制御等が困難なため、応答性が要求されるシステムには適用が難しい。産業用ネットワークは、遅延が一定間隔に発生することを前提として構成されるが、そもそもWi−Fi等の無線LAN技術においては、そのような一定間隔の遅延は保証されない。より具体的には、Wi−Fi通信においては、データを受信したスレーブ側の中継局は、その受信データが配下の工作機械の動作に関係するか否かにかかわらず、Ack(例えばアプリケーション層等で実装される受領確認を含む。以下同様)を送信元の中継装置に返すことになる。従って、例えば中継装置20がデータをブロードキャストすると、中継装置20からの送信データを必要とするスレーブ側中継装置が例えば中継装置50だけの場合であっても(例えばID04の場合)、全中継装置30、40及び50がそれぞれAckを中継装置20に返すことになる。このような状態が継続すると遅延が累積し、ネットワークシステム内のリアルタイム性が満たされなくなる。一方、選択送信方式では送信が制限される結果としてAckの返信が制限されるので、コリジョン発生数は最小限(マスタースレーブ構成による集中制御の場合には理論的にはゼロ)となり、通信リソースの使用効率は高くなる。しかし、送信すべき宛先アドレスの検索やフレーム形成等が必要となり、また送受信間のパケットのやり取りが増加するため、構成及び動作が複雑なものとなる。これにより、かえってマスタ側中継装置の処理負荷が増し、遅延の原因となってしまう場合がある。本発明の中継装置は、このようなブロードキャスト方式と選択送信方式の性質を考慮して最適な方式を適時に採用するものである。
例えば送信参照テーブル204aからID01が選択される場合を想定すると、ブロードキャストモードが適用される場合には、ID01に対応するCAN用データは、対応受信アドレスにかかわらず中継装置30、40及び50に送信される。一方、選択送信モードが適用される場合には、ID01に対応するCAN用データは、対応受信アドレスを有する中継装置30及び50のみに順次送信される。また、例えば送信参照テーブル204aからID04が選択される場合を想定すると、選択送信モードが適用される場合には、ID04に対応するCAN用データは、対応受信アドレスを有する中継装置50のみに送信される。
混雑度検出部207は、ネットワークシステム1内の無線通信の状態に基づいて、その混雑度を検出する。すなわち、混雑度検出部207は、特許請求の範囲に記載の検出部として機能する。この検出された混雑度に基づいて、切換部208は送信モードの切換を行うか否か、すなわち、ブロードキャストモードと選択送信モードのどちらを適用するのかを判断することができる。本実施形態では、混雑度検出部207は、コリジョン発生率をから混雑度を検出する第1の検出部207a、無線ノード数に基づいて混雑度を検出する第2の検出部207b、及び回線使用率に基づいて混雑度を検出する第3の検出部207cを備える。
第1の検出部207aは無線通信のコリジョン発生率を検出して混雑度を判定する。例えば無線通信部206がブロードキャストモードで送受信を行っている場合、トラフィックが増加するとそれに伴い、中継装置20からの送信パケットと他のアクティブな中継装置からのAckパケットとのコリジョンが増加し得る。そこで、第1の検出部207aは、再送信パケット数をコリジョン数としてカウントし、単位時間当たり(あるいは単位送信パケット数当たり)のコリジョン数に基づいてコリジョン発生率を検出する。すなわち、ブロードキャストモードが適用されている場合に、第1の検出部207aによって検出されるコリジョン発生率が上限閾値を超えると、切換部208はブロードキャストモードを選択送信モードに切り換える。このように、システムにおける遅延の直接の原因となり得るコリジョン発生率に基づいて送信モード切換を行うので、通信状態を直接的に反映したモード切換制御を行うことができる。
逆に、選択送信モード適用時に、第1の検出部207aによって検出されるコリジョン発生率が下限閾値未満となった場合に、切換部208が選択送信モードをブロードキャストモードに切り換えるようにしてもよい。混雑度が低い場合にはブロードキャストモードを適用して通信手順を減らすことにより、中継装置20の処理負荷を軽減できる。ここで、選択送信モード適用時のコリジョン発生率は、ブロードキャストモード適用時のコリジョン発生率に対して大幅に低下することが予想されるので、下限閾値は上限閾値よりも大幅に低減させておくことが望ましい。これにより、送信モードがブロードキャストモードと選択送信モードの間を頻繁に行き来する現象を防止することができる。
第2の検出部207bは無線通信における無線ノード数(すなわちスレーブ側のサブネットワークの中継装置の総数)に基づいて混雑度を検出する。ここで無線ノード数の検出は静的なものであってもよいし動的なものであってもよい。静的な検出の例として、無線ノード数は、ネットワークシステム1の設計時に予めユーザにより登録されるようにしてもよい。また、動的な検出の例として、各中継装置が起動又はログインした際の信号が中継装置20に受信されるようにして、ネットワーク1の動作中に第2の検出部207bがその信号の受信数により無線ノード数をカウントするようにしてもよい。あるいは、スレーブ側の中継装置が自機がアクティブであることを示す信号を周期的に発信するようにして、第2の検出部207bがその信号の受信数により無線ノード数をカウントするようにしてもよい。ブロードキャストモード適用時に、無線ノード数が上限閾値を超えた場合に、切換部208はブロードキャストモードを選択送信モードに切り換えることができる。このように、ネットワークシステム内の無線ノード数を検出する構成は複雑な演算等を要しないので、簡素な切換制御を行うことができる。
逆に、選択送信モード適用時に、第2の検出部207bによって検出される無線ノード数が下限閾値未満となった場合に、切換部208が選択送信モードをブロードキャストモードに切り換えるようにしてもよい。
第3の検出部207cは無線通信の回線使用率を検出して混雑度を判定する。例えばブロードキャストモードが適用されている場合に、第3の検出部207cは送信パケット数、受信パケット数、又は送信及び受信パケット数をカウントし、単位時間当たりのカウント値から回線使用率を検出する。検出される回線使用率が上限閾値を超えると、切換部208はブロードキャストモードを選択送信モードに切り換える。このように、システムにおける遅延の直接の原因となり得る回線使用率に基づいて送信モード切換を行うので、通信状態を直接的に反映したモード切換制御を行うことができる。
第1の検出部207aの場合と同様に、選択送信モード適用時に、第3の検出部207cによって検出される回線使用率が下限閾値未満となった場合に、切換部208が選択送信モードをブロードキャストモードに切り換えるようにしてもよい。ここで、選択送信モード適用時の回線使用率は、ブロードキャストモード適用時の回線使用率に対して大幅に低下することが予想されるので、下限閾値は上限閾値よりも大幅に低減させておくことが望ましい。これにより、送信モードがブロードキャストモードと選択送信モードの間を頻繁に行き来する現象を防止することができる。
このように、検出部207が無線通信の混雑度を検出し、切換部208が、各検出部によって検出された混雑度が高い場合には選択送信モードを適用し、混雑度が低い場合にはブロードキャストモードを適用することができる。これにより、無線送信の状況に応じて最適な送信モードを適用することが可能となる。すなわち、混雑度が低い場合(すなわち遅延が許容できる程度の場合、又は所望のレベルのリアルタイム性が確保されている場合)には、ブロードキャストにより簡素な構成でデータを送信して、特にマスタとなる中継装置20の処理負荷を軽減することができる。また、前述したように、混雑度が低い場合にはブロードキャストを適用した方が遅延が少ない場合もある。一方、混雑度が高い場合には、選択送信により、送信データに無関係なサブネットワークからの不要なAckをなくし、所望の応答性、すなわちリアルタイム性を確保することができる。このように、送信モードをブロードキャストモードと選択送信モードに切り換えることによって柔軟なネットワークシステムを構築することができる。
なお、上記の各閾値の具体的な値は無線送信における遅延をどの程度許容するかによって適宜決定される。また、第1〜第3の検出部207a〜207cは、選択的にいずれか1つ又は2つが用いられるようにしてもよいし、いずれか2つの組合せが用いられるようにしてもよい。また、各検出部の検出結果乃至はそれに基づく切換判断結果の論理和により送信モード切換を決定する構成(すなわち、いずれか1つの結果が閾値を超えた場合にモード切換を行う構成)としてもよい。あるいは、各検出部の検出結果乃至はそれに基づく切換判断結果の論理積を用いて送信モード切換を決定する構成(すなわち、2以上の結果が閾値を超えた場合にモード切換を行う構成)としてもよい。
またさらに、上記では混雑度を表すパラメータとして、コリジョン発生率、無線ノード数及び回線使用率を用いたが、ネットワークシステムの遅延又はリアルタイム性に関する指標であればパラメータは上記の3つに限られない。例えばパラメータを予測遅延としてもよい。この場合、中継装置20がデータを送信する前に、送信しようとするデータの内容及び過去の送信履歴に基づいて予測遅延を算出し、予測遅延が閾値以下の場合にはブロードキャストモードを適用し、閾値を超える場合には選択送信モードを適用するようにしてもよい。上記のデータの内容には、データ量、無線ノード(中継装置)数等が含まれる。また、中継装置20が、送信しようとするデータについて、ブロードキャストモードを適用した場合の予測遅延及び選択送信モードを適用した場合の予測遅延の双方を算出し、その差が所定値未満の場合にはブロードキャストモードを適用し、その差が所定値以上の場合には選択送信モードを適用するようにしてもよい。これにより、選択送信モードの効果がより得られそうな場合にのみ選択送信モードを適用することができる。
また、ブロードキャストモードと選択送信モードの中間的なモードとして、半選択送信モードを設けてもよい。半選択送信モードでは、送信参照テーブル204aにおいて、宛先アドレス数が閾値を超えるIDについてはブロードキャストモードで送信し、宛先アドレス数が閾値以下のIDについては選択送信モードで送信することができる。例えば、スレーブとなる中継装置数が10台であり閾値が5台の場合、あるIDに対して送信すべき中継装置が6台以上の場合はブロードキャストモードが適用され、5台以下の場合には選択送信モードが適用されるようにすることができる。これは、送信先となる中継装置が少ないほど選択送信モードを適用する利益が大きい(不要なAckをなくす効果が大きい)という考え方に基づくものである。また、上記各検出部で検出される検出値に応じて閾値を変動させるようにしてもよい。すなわち、混雑度が上昇した場合には閾値を上げてより多くのIDのデータを選択送信により送信し、混雑度が低下した場合には閾値を下げてより多くのIDのデータをブロードキャストにより送信するようにしてもよい。
上記では無線通信の混雑度に基づいて送信モードを切り換える構成としたが、入出力インターフェイス203(ユーザ入力部)によって入力されるユーザ入力により、切換部208がブロードキャストモードと選択送信モードを切り換えることができるようにしてもよい。例えばユーザの経験則から、データ量や無線ノード数を勘案してブロードキャストモードと選択送信モードを切り換えることができるようにしてもよい。あるいは、試験的に又は特殊な小ロット生産用に少数のサブネットワークをアクティブにするような場合に、一次的にいずれかの送信モードを強制適用するようにしてもよい。このような手動の切換構成を設けることにより、さらに柔軟なネットワークシステムの構築が可能となると共に、使い勝手の良い中継装置を実現することができる。
なお、中継装置20がマスタ専用の中継装置であって配下の工作機械がない場合には、フレーム変換部211及び有線通信部212はなくてもよい。従って、フレーム変換部及び有線通信部に関してはスレーブ側の動作において詳しく説明する。
図5を参照して、スレーブ側のサブネットワーク3〜5の中継装置30〜50について説明する。ここでは、スレーブ側のサブネットワーク3〜5を代表してサブネットワーク3の中継装置30について説明する。同図に示すように、中継装置30は、CPU301、メモリ302、入出力インターフェイス(I/O)303、参照テーブル(LUT)記憶部304、フレーム生成部305、無線通信部306、混雑度検出部307、切換部308、フレーム変換部311、及び有線送信部312を備え、これらはシステムバス319によって相互接続されている。各要素は前述した中継装置20の対応する要素と同様の構成及び機能を有するが、中継装置30がスレーブ専用の中継装置である場合は、図5に点線で示すように、LUT記憶部304、フレーム生成部305、混雑度検出部307及び切換部308はなくてもよい。
無線通信部306は送信部Tx及び受信部Rxを備え、他の中継装置20、40及び50とWi−Fiデータを送受信することができる。本実施形態では、中継装置30の無線通信部306は基本的には中継装置20の無線通信部206と通信する。中継装置20がブロードキャストモードでデータを送信した場合、及び中継装置30を選択して選択送信モードによってデータ(すなわち、IEEE802.11ヘッダフィールドのAddress1に中継装置30のアドレスが書き込まれたデータ)を送信した場合、無線通信部306はそのデータを受信する。言い換えると、中継装置20が中継装置30を選択せずにデータを送信した場合(例えば中継装置20が送信参照テーブル204aのID04等を選択した場合)には、無線通信部306はそのデータを受信しない。無線通信部306は無線通信部206からのWi−Fiデータを受信したときのみ、Wi−Fi規格に従ってAckを無線通信部206に返信する。また、無線通信部306は、無線通信部206からWi−Fiデータを受信したときに、工作機械32,34から受信して保持しているデータ等を無線通信部206(中継装置20)に送信する。
フレーム変換部311は、受信したWi−FiデータをCANデータに変換する。具体的には、受信したWi−Fiデータのデータフィールドに書き込まれているCAN用データ(図4A参照)を抽出し、図6に示すCANフレームフォーマット(データフレームの標準フォーマット)を作成する。同図に示すように、CANフレームフォーマットのデータフレームは、データフレームの開始を表すスタートオブフレーム(SOF)、データの内容を識別するとともに、データの優先順位を表すアービトレーションID(ID)フィールド(調停フィールド)、予約ビットとデータのバイト数を表すコントロールフィールド(制御フィールド)、データの中身となる0〜8バイトのデータフィールド、フレームの伝送誤りをチェックするCRCフィールド、正常受信した確認の合図を表すACKフィールド、及びデータフレームの終了を表すエンドオブフレーム(EOF)からなる。フレーム変換部311は、Wi−Fiデータから抽出したCAN用データをデータフィールドに埋め込み、ACKフィールドのACKスロットをレセシブレベルに設定する。
有線通信部312は送信部tx及び受信部rxを備え、配下の工作機械と通信する。すなわち、有線通信部312は、特許請求の範囲に記載の有線通信部として機能する。有線通信部312は、フレーム変換部311によって作成されたCANデータをコントロールバス39に出力し、CANデータは中継装置30の配下の工作機械32及び34によって受信される。工作機械32及び34は、CANフレームにおけるACKフィールドのACKスロットをドミナントレベルに設定して中継装置30にACKを返す。また、工作機械32及び34は、CANフレームのデータフィールドに記述されたデータについて、IDに基づいてデータの内容を識別し、自機の動作に関するデータのみに従って各動作を行う。ここから分かるように、サブネットワーク内ではそのサブネットワークに無関係なWi−Fiデータを受信した場合でも、中継装置のフレーム変換部及び有線通信部が動作し、中継装置と配下の工作機械との間で少なくともACKのやり取りが発生する。従って、中継装置20がブロードキャストモードを適用している間は、サブネットワーク同士の無信リンクにおけるAckのやり取りだけでなく、サブネットワーク内の有線リンクにおけるACKのやり取りも発生していることに留意すべきである。すなわち、選択送信モードが適用されると、サブネットワーク間の無線通信リンクにおけるにおけるAckのやり取りだけでなく、サブネットワーク内の有線通信リンクでのACKのやり取り等といった動作もなくすことができる。
なお、上述の説明から分かるように、本実施形態では、各中継装置20〜50はマスタとしてもスレーブとしても選択することができる。すなわち、本実施形態では、マスタースレーブ関係を任意に確立/切換え可能になっている。ここで、中継装置30〜50がマスタとして動作する場合、中継装置20が保有する送信参照テーブル204aと中継装置30〜50が保有する送信参照テーブルは共通の送信参照テーブルであってもよいし(但し、自機のアドレスの記載についてはこの限りでない)、異なる送信参照テーブルであってもよい。
各参照テーブル記憶部が異なる送信参照テーブルを有する場合として、例えば工場内の生産ラインにおいて、あるサブネットワークの参照テーブル記憶部が、その生産ラインの後段にあるサブネットワークのIDに関する送信参照テーブルのみを有するようにしてもよい。これにより、選択送信モードにおける送信参照テーブルの検索処理の負荷を軽減することができる。
このように、本発明の中継装置はマスタとしてもスレーブとしても選択することができるので、種々のネットワークシステムに容易かつ柔軟に導入することが可能となる。すなわち、ネットワークシステムにおいて、サブネットワークの追加又は削除があっても送信参照テーブルを書き換えるだけで容易かつ迅速にネットワークシステムを再構成することができる。
引き続いて、図7を参照して、ネットワークシステム1の動作について説明する。図7は、中継装置20におけるネットワークシステム1のブロードキャスト及び選択送信の切換処理を示すフロー図である。この処理は、主にCPU201によって行われる。
中継装置20が起動すると、ステップS101で、自動切換又は手動切換が選択される。すなわち、切換部208による切換が、検出部207からの検出結果に基づいて自動で行われるのか、入出力インターフェイス203からのユーザ入力に基づいて手動で行わるのかが決定される。この設定初期値は、例えば初回起動時はデフォルトの設定であり、次回以降は前回終了時の設定であればよい。切換態様を表す設定値A/Mが自動切換の設定値Atの場合には、処理はステップS102に進み、手動切換の設定値Mnの場合には、処理はステップS170に進む。
ステップS102で、切換部208による自動切換の判断が、第1の検出部207aで検出されるコリジョン発生率に基づくのか否かが判断される。切換判断基準のパラメータ設定値Pがコリジョン発生率Cavである場合には、処理はステップS110に進み、それ以外の場合には、処理はステップS103に進む。このパラメータ設定値Pは、初回起動時はデフォルトの設定であり、次回以降は前回終了時の設定であればよい。
ステップS103で、切換部208による自動切換の判断が、第2の検出部207bで検出される無線ノード数に基づくのか否かが判断される。切換判断基準のパラメータ設定値Pが無線ノード数Ncである場合には、処理はステップS130に進み、それ以外の場合、すなわち、パラメータ設定値Pが回線使用率Lavである場合には、処理はステップS150に進む。
ステップS110で、送信モードがブロードキャストモードであるのか否かが判断される。送信モード設定値Mは、初回起動時はデフォルトの設定であり、次回以降は前回終了時の設定であればよい。送信モード設定値Mがブロードキャストモードの設定値Brである場合にはステップS111に進み、ブロードキャストモードによる送信が適用される。それ以外の場合、すなわち送信モード設定値Mが選択送信モードの設定値Selである場合にはステップはS112に進み、選択送信モードによる送信が適用される。
ステップS111の後のステップS113、及びステップS112の後のステップS114で、検出部207aによってコリジョン数がカウントされる。処理はそれぞれステップS115及びS116に進む。
ステップS115及びS116で、他の切換判断基準のパラメータ設定値が入力されていた場合には、処理はステップS102に戻り、それ以外の場合には、処理はそれぞれステップS117及びS118に進む。他の切換判断基準の設定値は、ユーザの手動入力によるものであってもよいし、後述するタイマの終了後に、順にコリジョン発生率→無線ノード数→回線使用率のように自動で巡回的に変更されるものであってもよい。
ステップS117及びS118で、ユーザによる手動切換設定の入力があったか否かが判断される。手動切換の設定値Mnを指示するユーザ入力があった場合には、タイマがリセットされて処理はステップS170に進み、それ以外の場合には、処理はそれぞれステップS119及びS120に進む。
ステップS119及びS120で、タイマにより各モードが開始されてからの経過時間がカウントされる(すなわちタイマがインクリメント又はディクリメントされて設定値と比較される、以下同じ)。所定時間(例えば10分)が経過していなければ、処理はそれぞれステップS113又はS114に戻る。所定時間が経過していれば、処理はそれぞれステップS121又はS122に進み、タイマがリセットされる。なお、ステップS119における所定時間とステップS120における所定時間は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
ステップS121において、ステップS113でカウントされたコリジョン数と上記所定時間からコリジョン発生率Cavが算出され、コリジョン発生率Cavが上限閾値Ct1を超えるか否かが判断される。コリジョン発生率Cavが上限閾値Ct1を超える場合には、処理はステップS123に進む。コリジョン発生率Cavが上限閾値Ct1以下の場合には、処理はステップS113に戻る。ステップS123で、送信モード設定値MがブロードキャストモードBrから選択送信モードSelに切り換えられる。
ステップS122において、ステップS114でカウントされたコリジョン数と上記所定時間からコリジョン発生率Cavが算出され、コリジョン発生率Cavが下限閾値Ct0未満であるか否かが判断される。コリジョン発生率Cavが下限閾値Ct0未満である場合には、処理はステップS124に進む。コリジョン発生率Cavが下限閾値Ct0以上の場合には、処理はステップS114に戻る。ステップS124で、送信モード設定値Mが選択送信モードSelからブロードキャストモードBrに切り換えられる。
なお、送信モードMの選択送信モードSelからブロードキャストモードBrへの自動切換は省略してもよい。すなわち、ステップS114、S116、S120、S122及びS124を省略し、処理がステップS112の次にステップS116及びS118に進み、ステップS118で手動切換モードを検出しない限り(ステップS118、No)、ステップS112に戻るようにしてもよい。この場合、処理がステップS116から他の切換判断基準のフローに移行するか、ステップS118から手動切換のフローに移行しない限り、選択送信モードが継続することになる。
ステップS130で、送信モードがブロードキャストモードであるのか否かが判断される。送信モード設定値Mは、初回起動時はデフォルトの設定であり、次回以降は前回終了時の設定であればよい。送信モード設定値Mがブロードキャストモードの設定値Brである場合にはステップS131に進み、ブロードキャストモードによる送信が適用される。それ以外の場合、すなわち送信モード設定値Mが選択送信モードの設定値Selである場合にはステップはS132に進み、選択送信モードによる送信が適用される。
ステップS131の後のステップS133、及びステップS132の後のステップS134で、検出部207bによって無線ノード数Ncが検出される。処理はそれぞれステップS141及びS142に進む。
ステップS141において、ステップS133で検出された無線ノード数Ncが上限閾値Nt1を超えるか否かが判断され、無線ノード数Ncが上限閾値Nt1を超える場合には、処理はステップS143に進む。ステップS143で、送信モード設定値MがブロードキャストモードBrから選択送信モードSelに切り換えられる。ステップS141において無線ノード数Ncが上限閾値Nt1以下の場合には、処理はステップS145に進む。
ステップS142において、ステップS134で検出された無線ノード数Ncが下限閾値Nt0未満であるか否かが判断され、無線ノード数Ncが下限閾値Nt0未満である場合には、処理はステップS144に進む。ステップS144で、送信モード設定値Mが選択送信モードSelからブロードキャストモードBrに切り換えられる。ステップS142において無線ノード数Ncが下限閾値Nt0以上の場合には、処理はステップS145に進む。
ステップS145で、他の切換判断基準のパラメータ設定値が入力されていた場合には、処理はステップS102に戻り、それ以外の場合には、処理はステップS146に進む。他の切換判断基準の設定値は、ユーザの手動入力によるものであってもよいし、後述するタイマの終了後に、順に無線ノード数→回線使用率→コリジョン発生率のように自動で巡回的に変更されるものであってもよい。
ステップS146で、ユーザによる手動切換設定の入力があったか否かが判断される。手動切換の設定値Mnを指示するユーザ入力があった場合には、タイマがリセットされて処理はステップS170に進み、それ以外の場合には、処理はステップS130に戻る。
なお、送信モードMの選択送信モードSelからブロードキャストモードBrへの自動切換は省略してもよい。すなわち、ステップS134、S142及びS144を省略し、処理がステップS112の次に直接ステップS145に進むようにしてもよい。この場合、処理がステップS145から他の切換判断基準のフローに移行するか、ステップS146から手動切換のフローに移行しない限り、選択送信モードが継続することになる。
ステップS150で、送信モードがブロードキャストモードであるのか否かが判断される。送信モード設定値Mは、初回起動時はデフォルトの設定であり、次回以降は前回終了時の設定であればよい。送信モード設定値Mがブロードキャストモードの設定値Brである場合にはステップS151に進み、ブロードキャストモードによる送信が適用される。それ以外の場合、すなわち送信モード設定値Mが選択送信モードの設定値Selである場合にはステップはS152に進み、選択送信モードによる送信が適用される。
ステップS151の後のステップS153、及びステップS152の後のステップS154で、検出部207cによって、例えば受信パケット数がカウントされる。処理はそれぞれステップS155及びS156に進む。
ステップS155及びS156で、他の切換判断基準のパラメータ設定値が入力されていた場合には、処理はステップS102に戻り、それ以外の場合には、処理はそれぞれステップS157及びS158に進む。他の切換判断基準の設定値は、ユーザの手動入力によるものであってもよいし、後述するタイマの終了後に、順に回線使用率→コリジョン発生率→無線ノード数のように自動で巡回的に変更されるものであってもよい。
ステップS157及びS158で、ユーザによる手動切換設定の入力があったか否かが判断される。手動切換の設定値Mnを指示するユーザ入力があった場合には、タイマがリセットされて処理はステップS170に進み、それ以外の場合には、処理はそれぞれステップS159及びS160に進む。
ステップS159及びS160で、タイマにより各モードが開始されてからの経過時間がカウントされる。所定時間(例えば10分)が経過していなければ、処理はそれぞれステップS153又はS154に戻る。所定時間が経過していれば、処理はそれぞれステップS161又はS162に進み、タイマがリセットされる。なお、ステップS119における所定時間とステップS120における所定時間は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
ステップS161において、ステップS153でカウントされた受信パケット数と上記所定時間から回線使用率Lavが算出され、回線使用率Lavが上限閾値Lt1を超えるか否かが判断される。回線使用率Lavが上限閾値Lt1を超える場合には、処理はステップS163に進む。回線使用率Lavが上限閾値Lt1以下の場合には、処理はステップS153に戻る。ステップS163で、送信モード設定値MがブロードキャストモードBrから選択送信モードSelに切り換えられる。
ステップS162において、ステップS114でカウントされた受信パケット数と上記所定時間から回線使用率Lavが算出され、回線使用率Lavが下限閾値Lt0未満であるか否かが判断される。回線使用率Lavが下限閾値Lt0未満である場合には、処理はステップS164に進む。ステップS162において回線使用率Lavが下限閾値Lt0以上の場合には、処理はステップS154に戻る。ステップS164で、送信モード設定値Mが選択送信モードSelからブロードキャストモードBrに切り換えられる。
なお、送信モードMの選択送信モードSelからブロードキャストモードBrへの自動切換は省略してもよい。すなわち、ステップS154、S156、S160、S162及びS164を省略し、処理がステップS152の次にステップS156及びS158に進み、ステップS158で手動切換モードを検出しない限り(ステップS158、No)、ステップS152に戻るようにしてもよい。この場合、処理がステップS156から他の切換判断基準のフローに移行するか、ステップS158から手動切換のフローに移行しない限り、選択送信モードが継続することになる。
ステップS170においても、送信モードがブロードキャストモードであるのか否かが判断される。送信モード設定値Mは、初回起動時はデフォルトの設定であり、次回以降は前回終了時の設定であればよい。送信モード設定値Mがブロードキャストモードの設定値Brである場合にはステップS171に進み、ブロードキャストモードによる送信が適用される。それ以外の場合、すなわち送信モード設定値Mが選択送信モードの設定値Selである場合にはステップはS172に進み、選択送信モードによる送信が適用される。
ステップS181で、入出力インターフェイスからのユーザによる送信モード切換の有無が判断される。ユーザによる送信モード切換指令があった場合には、処理はステップS182に進む。ステップS182で、送信モード設定値Mが現在と異なる値に書き換えられた後、処理はステップS186に進む。すなわち、設定値Mが選択送信モードの設定値Selであればブロードキャストモードの設定値Brに、ブロードキャストモードの設定値Brであれば選択送信モードの設定値Selに書き換えられる。ステップS181においてユーザによる送信モード切換指令が検出されない場合には、処理はステップS186に進む。
ステップS186で、設定値A/Mとして自動切換の設定値Atが入力された場合には、処理はステップS102に進み、それ以外の場合には、処理はステップS170に戻る。
なお、図7に示すフローチャートにおいては、コリジョン発生率の検出及び回線使用率の検出が単位時間毎に行われる構成を示したが、コリジョン発生率又は回線使用率の移動平均が検出されて切換の判断に用いられる構成としてもよい。
また、図7に示すフローチャートにおいては、送信モード切換の判断基準パラメータとしてコリジョン発生率Cav、無線ノード数Nc及び回線使用率Lavが選択的に適用される構成を示したが、これらの判断基準の全てを1つのフローで判断する構成としてもよい。図8は、このような変形例に係る処理を示すフローチャートである。この処理も、主にCPU201によって行われる。
ステップS201で、切換態様を表す設定値A/Mが自動切換の設定値Atの場合には、処理はステップS210に進み、手動切換の設定値Mnの場合には、処理はステップS170に進む。図8のフローチャートにおいて、ステップS170〜S186の手動切換に関する処理は、図7のステップS170〜S186と同様であるので説明を省略する。
ステップS210で、送信モードがブロードキャストモードであるのか否かが判断される。送信モード設定値Mは、初回起動時はデフォルトの設定であり、次回以降は前回終了時の設定であればよい。送信モード設定値Mがブロードキャストモードの設定値Brである場合にはステップS211に進み、ブロードキャストモードによる送信が適用される。それ以外の場合、すなわち送信モード設定値Mが選択送信モードの設定値Selである場合にはステップはS251に進み、選択送信モードによる送信が適用される。
ステップS211の後のステップS220において、検出部207bによって無線ノード数Ncが検出される。ステップS221において、ステップS220で検出された無線ノード数Ncが上限閾値Nt1を超えるか否かが判断され、無線ノード数Ncが上限閾値Nt1を超える場合には、処理はステップS240に進む。無線ノード数Ncが上限閾値Nt1以下の場合には、処理はステップS230に進む。
ステップS230で、検出部207aによってコリジョン数がカウントされ、ステップS231で、検出部207cによって受信パケット数がカウントされる。
ステップS232で、ユーザによる手動切換設定の入力があったか否かが判断される。手動切換の設定値Mnを指示するユーザ入力があった場合には、タイマがリセットされて処理はステップS170に進み、それ以外の場合には、処理はステップS233に進む。
ステップS233で、タイマにより各モードが開始されてからの経過時間がカウントされ、所定時間(例えば10分)が経過していなければ処理はステップS220に戻り、経過していれば処理はステップS234に進み、タイマがリセットされる。
ステップS234において、ステップS230でカウントされたコリジョン数と上記所定時間からコリジョン発生率Cavが算出され、コリジョン発生率Cavが上限閾値Ct1を超えるか否かが判断される。コリジョン発生率Cavが上限閾値Ct1を超える場合には、処理はステップS240に進む。コリジョン発生率Cavが上限閾値Ct1以下の場合には、処理はステップS235に進む。
ステップS235において、ステップS231でカウントされた受信パケット数と上記所定時間から回線使用率Lavが算出され、回線使用率Lavが上限閾値Lt1を超えるか否かが判断される。回線使用率Lavが上限閾値Lt1を超える場合には、処理はステップS240に進む。回線使用率Lavが上限閾値Lt1以下の場合には、処理はステップS220に戻る。
ステップS240で、送信モード設定値MがブロードキャストモードBrから選択送信モードSelに切り換えられると共にタイマがリセットされる。その後処理はステップS251に進み、選択送信モードが適用される。
ステップS251の後のステップS260において、検出部207aによってコリジョン数がカウントされ、ステップS261で、検出部207cによって受信パケット数がカウントされる。
ステップS262で、ユーザによる手動切換設定の入力があったか否かが判断される。手動切換の設定値Mnを指示するユーザ入力があった場合には、タイマがリセットされて処理はステップS170に進み、それ以外の場合には、処理はステップS263に進む。
ステップS263で、タイマにより各モードが開始されてからの経過時間がカウントされ、所定時間(例えば10分)が経過していなければ処理はステップS260に戻り、経過していれば処理はステップS264に進む。
ステップS264において、ステップS260でカウントされたコリジョン数と上記所定時間からコリジョン発生率Cavが算出され、コリジョン発生率Cavが下限閾値Ct0未満であるか否かが判断される。コリジョン発生率Cavが下限閾値Ct0未満である場合には、処理はステップS260に戻る。コリジョン発生率Cavが下限閾値Ct0以上の場合には、処理はステップS265に進む。
ステップS265において、ステップS261でカウントされた受信パケット数と上記所定時間から回線使用率Lavが算出され、回線使用率Lavが下限閾値Lt0未満であるか否かが判断される。回線使用率Lavが下限閾値Lt0未満の場合には、処理はステップS270に進む。回線使用率Lavが下限閾値Lt0以上の場合には、処理はステップS260に戻る。
ステップS270で、検出部207bによって無線ノード数Ncが検出される。ステップS271において、ステップS270で検出された無線ノード数Ncが下限閾値Nt0未満であるか否かが判断され、無線ノード数Ncが下限閾値Nt0未満である場合には、処理はステップS280に進む。無線ノード数Ncが下限閾値Nt0以上の場合には、処理はステップS260に戻る。
ステップS280では、送信モード設定値Mが選択送信モードSelからブロードキャストモードBrに切り換えられると共にタイマがリセットされる。その後処理はステップS211に進み、ブロードキャストモードが適用される。
なお、ステップS260、S260、S264、S265、S270、S271及びS280を省略して、処理がステップS251の次にステップS262及びS280に進み、ステップS262で手動切換モードを検出しない限り(ステップS262、No)、ステップS251に戻るようにしてもよい。この場合、選択送信モードからブロードキャストモードへの切換は専らステップS290を経由した手動切換によるものとなる。
上述のように、図8に示すフローにおいては、ブロードキャストモードから選択送信モードへの切換が各混雑度検出値の論理和に基づいて判断され、選択送信モードからブロードキャストモードへの切換が各混雑度検出値の論理積に基づいて判断される。これは、選択送信モードをより積極的に適用する考え方によるものであるが、各検出値の論理和若しくは論理積又はその組合せはネットワークシステムの性質、設計思想、中継装置の性能等を考慮して適宜定められればよい。
上述のように、本実施形態に係る中継装置20及びネットワークシステム1によると、複数のサブネットワーク2〜5間の無線送信モードを適宜切り換えることにより制御の簡素性と動作のリアルタイム性を担保することが可能となる。また、本実施形態に係る中継装置20は、例えば従来的なブロードキャストのみを採用する中継装置と容易に置き換えることができる。特に、本実施形態に係る中継装置20は、従来的な中継装置から、OSI参照モデルにおけるアプリケーション層の変更のみで構成することができる。従って、既設のネットワークシステム及びサブネットワークに大掛かりな改修等をもたらさずに本発明を安価に導入でき、有利である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態においては、各中継装置20〜50が直接無線通信する構成(アドホック・モード)を示したが、アクセスポイントを介して通信する場合にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態においては、サブネットワーク2〜5間の無線通信接続がWi−Fi規格に準拠する構成を示したが、他の無線通信規格に準拠する中継装置及びそれを用いるネットワークシステムにも本発明は適用可能である。
また、上記実施形態においては、各サブネットワーク2〜5がCANネットワークを採用する構成を示したが、各サブネットワークがDeviceNet等の他の産業用ネットワークを採用する場合の中継装置及びそれを用いるネットワークシステムにも本発明は適用可能である。
また、上記実施形態においては、中継装置又は中継局に有線接続される被駆動機械として工作機械を示したが、被駆動機械は上記産業ネットワークワークの規格に準拠したデータにより駆動されるものであれば、検査機械、搬送機械、計測器、計算機、空調機、音響機器等どのような機械であってもよい。
1 ネットワークシステム
2、3、4、5 サブネットワーク
20、30、40、50 中継装置
22、32、34、42、52、54、56 工作機械
201、301 CPU
202、302 メモリ
203、303 入出力インターフェイス(I/O)
204、304 参照テーブル(LUT)記憶部
204a 送信参照テーブル
205、305 フレーム生成部
206、306 無線通信部
207、307 混雑度検出部
207a 第1の検出部
207b 第2の検出部
207c 第3の検出部
208、308 切換部
211、311 フレーム変換部
212、312 有線通信部

Claims (9)

  1. 各々に1以上の被駆動機械が有線接続された複数の中継局に、該被駆動機械の動作に関するデータを無線送信する中継装置であって、
    前記中継局と無線接続可能な無線通信部と、
    前記無線通信部の送信モードについて、ブロードキャスト送信するブロードキャストモードと、選択された中継局にデータを送信する選択送信モードとを、無線通信の通信状態に応じて切り換える切換部と、を備えることを特徴とする中継装置。
  2. 前記無線接続がWi−Fi規格に準拠するものであり、前記有線接続がCAN規格に準拠するものであることを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記無線通信の混雑度を検出する検出部をさらに備え、
    前記切換部は、前記検出部によって検出された混雑度に基づいて、前記ブロードキャストモードと前記選択送信モードとを切り換えることを特徴とする請求項1又は2に記載の中継装置。
  4. 前記混雑度がコリジョン発生率からなり、前記ブロードキャストモード適用時に、前記切換部が、前記検出部によって検出されるコリジョン発生率が所定の閾値を超える場合に該ブロードキャストモードを前記選択送信モードに切り換えることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
  5. 前記混雑度が前記複数の中継局の無線ノード数によって表され、前記ブロードキャストモード適用時に、前記切換部が、前記検出部によって検出される無線ノード数が所定の閾値を超える場合に該ブロードキャストモードを前記選択送信モードに切り換えることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
  6. 前記混雑度が前記無線通信における回線使用率からなり、前記ブロードキャストモード適用時に、前記切換部が、前記検出部によって検出される回線使用率が所定の閾値を超える場合に該ブロードキャストモードを前記選択送信モードに切り換えることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
  7. ユーザ入力により前記切換部に前記ブロードキャストモードと前記選択送信モードを切り換えさせるユーザ入力部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の中継装置。
  8. 前記中継局から受信されるWi−Fi仕様フレームのデータをCAN仕様フレームのCANデータに変換する変換部と、
    前記変換部によって変換されたCANデータに基づいて、有線接続される被駆動機械と通信する有線通信部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の中継装置。
  9. 請求項2〜8のいずれか1項に記載の中継装置を含むサブネットワークと、
    前記複数の中継局を各々含む複数のサブネットワークと、を備え、
    前記中継局は、
    前記中継装置から受信されるデータに対して応答を返信する無線通信部と、
    前記中継装置から受信されるデータをWi−Fi仕様フレームのデータからCAN仕様フレームのCANデータに変換する変換部と、
    前記変換部によって変換されたCANデータに基づいて、有線接続される被駆動機械と通信する有線通信部と、を備えることを特徴とするネットワークシステム。
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