JP6513444B2 - 通信ネットワーク中継器、lon通信機能付き制御装置、及び通信ネットワーク中継方法 - Google Patents
通信ネットワーク中継器、lon通信機能付き制御装置、及び通信ネットワーク中継方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6513444B2 JP6513444B2 JP2015059404A JP2015059404A JP6513444B2 JP 6513444 B2 JP6513444 B2 JP 6513444B2 JP 2015059404 A JP2015059404 A JP 2015059404A JP 2015059404 A JP2015059404 A JP 2015059404A JP 6513444 B2 JP6513444 B2 JP 6513444B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- communication
- control device
- transmission
- lon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
なお、管理ネットワークは、例えば、Lontalk又はLonworksと呼ばれるLON(登録商標)を用いたネットワーク等であり、一般的に、上述した空調制御ネットワークとは異なるプロトコルの通信ネットワークである。従って、監視制御装置は、管理ネットワークと空調制御ネットワークとのインタフェースとしての機能も有する必要がある。
特許文献1に係る並列処理方式空調制御通信装置は、管理ホストコンピュータが接続された管理の基幹ネットワークであり、第1の通信プロトコルが用いられる管理通信ネットワークと、空調設備が接続され、管理通信ネットワークと異なる第2の通信プロトコルが用いられる空調制御ネットワークと接続される。そして、並列処理方式空調制御通信装置は、第1の通信プロトコルを用いて管理通信ネットワークを介して受信した制御コマンドを、第2の通信プロトコルの制御コマンドに変換して空調制御ネットワークを介して空調設備に対して送信する通信ノードを実装した通信装置を備え、通信装置は、複数の通信ノードが実装され、空調設備の制御を複数の通信ノードによって処理を分散させる。
特許文献2に係る通信プロトコルインターチェンジ装置は、通信ネットワークに接続されている端末装置から空気調和機の運転制御指令を受信し、抽象化して出力する抽象化オブジェクトアクセス部と、抽象化オブジェクトアクセス部から出力された運転制御指令が書き込まれる抽象化オブジェクト記憶部とを備える。そして、通信プロトコルインターチェンジ装置は、所定の周期毎に、予め設定されている所定の規則に基づいて、抽象化オブジェクト記憶部に保持されている所定の周期分の運転制御指令の中から少なくとも1つの運転制御指令を選択して出力し、選択した運転制御指令を所定のプロトコルにしたがって変換する。
さらに、LONは、接続可能なノード数が限られている。このため、例えば、ビル内のLONに接続されるノード数が上限を超えた場合には、新たに別のLONを構築する必要があり、データ伝送に用いる設備の観点からも非効率となる。
さらに、本構成は、第2データをXML形式のデータとし、複数の機器に対する要求指令を1つの第2データとしてまとめて第2制御装置へ第2送受信手段によって送信する。
なお、本実施形態に係るビル管理ネットワーク22は、Lontalk又はLonworksと呼ばれるLONによって構築されている。このため、BMS20には、LON通信を可能とする接続ポートが設けられているが、イーサネット通信を可能とする接続ポートは設けられていない。
このため、BMS20と空調監視制御装置24との間でデータ伝送を行う場合には、伝送するデータに対してプロトコル変換を行うことで、通信ネットワークの中継がなされる必要がある。
プロトコル変換器30は、BMS20との間でLON通信によってデータ伝送を行い、空調監視制御装置24との間でイーサネット通信(イーサネット32)によってデータ伝送を行う。そして、プロトコル変換器30は、LONデータをイーサネット通信による伝送が可能なようにXMLデータにプロトコル変換し、XMLデータをLON通信による伝送が可能なようにLONデータにプロトコル変換する。
プロトコル変換器30は、制御指令等を示すLONデータを受信すると、変換対象となるLONデータを対応するネットワーク変数に格納する。そして、データ変換部42が、所定時間経過毎に、内容が更新されているネットワーク変数をXMLデータに変換する。
そして、プロトコル変換器30は、空調監視制御装置24から状態送信要求指令に応じた運転状態データを受信すると、運転状態データをデータ記憶部46に記憶する。なお、運転状態データは、最新のデータとなるように、データ記憶部46に更新して記憶されるが、これに限らず、運転状態データはデータ記憶部46に時系列で記憶されてもよい。
また、運転状態データは、BMS20から読み出しが可能なように、データ記憶部46においてネットワーク変数に格納されることで記憶されるが、これに限らず、運転状態データは、XMLデータとして記憶されてもよいし、LONデータとして記憶されてもよい。
送受信部50Aは、イーサネット通信を行うための接続ポートであり、プロトコル変換器30との間でイーサネット32(イーサネット通信)によってXMLデータを送受信する。送受信部50Bは、空調制御ネットワーク26に準拠した通信を行うための接続ポートであり、室内機14及び室外機16との間でこの通信によって空調制御ネットワーク26に準拠したデータ(以下「空調制御データ」という。)を送受信する。
そして、データ変換部52は、送受信部50Aを介して入力されたXMLデータを空調制御データに変換し、送受信部50Bを介して入力された空調制御データをXMLデータに変換する。
制御指令情報は、室内機14又は室外機16に対する実際の制御指令であるコマンドが記述されている。図4の例では、“ON”が室内機14を起動させる制御指令であり、“OFF”が室内機14を停止させる制御指令である。また、“Heat”及び“Cool”が室内機14の運転モードを示す制御指令であり、Heat”は暖房運転を示し、“Cool”は冷房運転を示す。さらに“25℃”等の温度は設定温度を示す制御指令である。
なお、BMS20から空調監視制御装置24へ送信されるLONデータも宛先毎(室内機14又は室外機16毎)に分けて送信される。
生成されるXMLデータは、最も上位のA要素の中に、a要素やb要素等が含まれ、更にa要素の中にx要素やy要素が含まれるというように階層構造(入れ子構造ともいう。)となっている。より具体的には、空調機10を示す識別番号を上位の要素とし、該要素に要求指令に応じた要素が含まれる階層構造とされる。
制御指令XMLデータは、制御の対象となる空調機10(一例として室内機14)の識別番号に、この空調機10に送信する制御指令の内容が含まれる階層構造とされている。
なお、図6における「OrderRequest」は、このXMLデータが制御指令であることを示している。また、図6において、例えば、<Group No="1" RunStop="Run" Mode="Heat" SetTemp="25" />とは、空調機No"1"に対して、制御指令として「運転/停止"運転"」、「運転モード"暖房"」、「設定温度"25℃"」を送信することを示し、<Group No="2" RunStop="Stop" />とは、空調機No"2"に対して,制御指令として、「運転/停止"停止"」を送信することを示す。
なお、図7における「DataRequest」は、このXMLデータが空調機10の運転状態に関するものであることを示している。
図7(A)の状態送信要求XMLデータにおいて、例えば<Group No="1" RunStop="−" Mode="−" SetTemp="−" InletTemp="−" FanSpeed="−" FilterSign="−" RemoconLock="−" ErrorCode="−" />とは、空調機No"1"に対するものであり、" "内にハイフン(−)が記載されている項目に対して,現在の運転状態情報の返信を要求している。
一方、状態返信XMLデータは、例えば図7(B)における<Group No="1" RunStop="Run" Mode="Heat" SetTemp="25" InletTemp="25" FanSpeed="Low" FilterSign="Off" RemoconLock="Lock" ErrorCode="00" />とのように、ハイフン(−)が記載されている要求項目に、空調機10毎の現在の運転状態データが記載され、プロトコル変換器30へ返信される。
プロトコル変換器30で受信された状態返信XMLデータは、その内容を解析され、運転状態用ネットワーク変数に格納される。
また、複数種類の規格で構築される通信ネットワークでは、一般的には通信速度の速いイーサネットが上位に位置し、下位にはLONのように通信速度が速くない規格のネットワークが位置する。しかしながら、本実施形態に係る通信ネットワークでは、LONよりもイーサネットが下位に位置する。この理由は、上述のように、プロトコル変換器30を介在させてプロトコル変換を行うことに伴うデータの伝送効率の悪化を抑制させるためである。
これにより、プロトコル変換器30は、LONによるデータ伝送に対応していない空調監視制御装置24であっても、効率を悪くすることなくLONによるデータ伝送が可能となる。
ここで、LONは、接続可能なノード数が限られている。このため、例えば、ビル内のLONに接続されるノード数が上限を超えた場合には、新たに別のLON(ビル管理ネットワーク22)を構築する必要があり、データ伝送に用いる設備の観点からも非効率となる。
しかしながら、BMS20と空調監視制御装置24との間に、プロトコル変換器30を配置し、プロトコル変換器30と空調監視制御装置24とをイーサネット32によって接続することで、例えば、空調監視制御装置24の数が増えても、新たにLONを構築することなく、データ伝送が可能となる。これにより、LONに接続されるノードが増加しても、新たなLON(ビル管理ネットワーク22)の構築が不要となるので、データ伝送に用いる設備の観点から非効率となることを抑制できる。
14 室内機
16 室外機
20 BMS
24 空調監視制御装置
30 プロトコル変換器
40A 送受信部
40B 送受信部
42 データ変換部
44 データ構造化部
46 データ記憶部
Claims (6)
- 第1制御装置との間でLON通信によってデータ伝送を行い、複数の機器を制御する第2制御装置との間でイーサネット通信によってデータ伝送を行う通信ネットワーク中継器であって、
前記第1制御装置との間でLON通信によって第1データを送受信する第1送受信手段と、
前記第2制御装置との間でイーサネット通信によってXML形式のデータである第2データを送受信する第2送受信手段と、
前記第1データをイーサネット通信による伝送が可能なように前記第2データにプロトコル変換し、前記第2データをLON通信による伝送が可能なように前記第1データにプロトコル変換する変換手段と、
を備え、
前記変換手段は、
前記第1制御装置から受信した前記機器に対する要求指令を示す前記第1データをXML形式に変換するデータ変換部と、
前記データ変換部によって変換された複数の前記要求指令をまとめ、1つの前記第2データとして構造化するデータ構造化部と、
を有する通信ネットワーク中継器。 - 前記第2データは、前記機器を示す識別番号を要素とし、該要素に前記要求指令に応じた要素が含まれる階層構造とされる請求項1記載の通信ネットワーク中継器。
- 前記変換手段は、複数の前記機器の状態を示す機器状態データの送信を要求する状態送信要求指令を前記第2制御装置へ送信し、前記状態送信要求指令に応じて前記第2制御装置から受信した前記機器状態データを記憶手段に記憶する請求項1または2に記載の通信ネットワーク中継器。
- 前記機器は、空調機を構成する室内機及び室外機である請求項1から請求項3の何れか1項記載の通信ネットワーク中継器。
- 請求項1から請求項4の何れか1項記載の通信ネットワーク中継器と、
前記通信ネットワーク中継器とイーサネット通信によってデータ伝送を行う第2制御装置と、
を備えるLON通信機能付き制御装置。 - 第1制御装置との間でLON通信によってデータ伝送を行い、複数の機器を制御する第2制御装置との間でイーサネット通信によってデータ伝送を行う通信ネットワーク中継方法であって、
前記第1制御装置からLON通信によって第1データを受信する第1工程と、
前記第1制御装置から受信した前記機器に対する要求指令を示す前記第1データをイーサネット通信による伝送が可能なようにXML形式に変換する第2工程と、
前記第2工程によって変換された複数の前記要求指令をまとめ、1つの第2データとして構造化する第3工程と、
前記第2制御装置へイーサネット通信によって前記第2データを送信する第4工程と、
を有する通信ネットワーク中継方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015059404A JP6513444B2 (ja) | 2015-03-23 | 2015-03-23 | 通信ネットワーク中継器、lon通信機能付き制御装置、及び通信ネットワーク中継方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015059404A JP6513444B2 (ja) | 2015-03-23 | 2015-03-23 | 通信ネットワーク中継器、lon通信機能付き制御装置、及び通信ネットワーク中継方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016178615A JP2016178615A (ja) | 2016-10-06 |
JP6513444B2 true JP6513444B2 (ja) | 2019-05-15 |
Family
ID=57069271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015059404A Active JP6513444B2 (ja) | 2015-03-23 | 2015-03-23 | 通信ネットワーク中継器、lon通信機能付き制御装置、及び通信ネットワーク中継方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6513444B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108954686B (zh) * | 2018-07-27 | 2020-07-03 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种空调控制装置、方法及空调器 |
WO2022208767A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 三菱電機株式会社 | 空調システム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3576520B2 (ja) * | 2001-10-31 | 2004-10-13 | 三菱重工業株式会社 | 並列処理方式空調制御通信装置、並列処理方式空調制御通信方法、及び並列処理方式空調制御通信プログラム |
JP2005073415A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Toko Electric Corp | エネルギー管理システム |
JP4195677B2 (ja) * | 2004-04-21 | 2008-12-10 | 三菱重工業株式会社 | 通信プロトコルインターチェンジ装置、空調制御監視装置、及びビル管理システム |
JP2008015837A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Ohbayashi Corp | データ通信システム及びデータ通信方法 |
JP2011171983A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Sony Corp | 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
-
2015
- 2015-03-23 JP JP2015059404A patent/JP6513444B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016178615A (ja) | 2016-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20230262443A1 (en) | System, Method and Apparatus for Building Operations Management | |
US8718707B2 (en) | Devices, systems, and methods for communicating with rooftop air handling units and other HVAC components | |
US10802512B2 (en) | HVAC device controller with integrated refrigeration controller interface | |
US9465371B2 (en) | Building automation and control system and method for operating the same | |
US11619410B2 (en) | Building HVAC control system, method and wireless mesh device | |
JP6012911B2 (ja) | 中継器、および、空調システム | |
US11150620B2 (en) | Mobile gateway device for controlling building equipment | |
JP6051089B2 (ja) | 空調システム | |
JP6513444B2 (ja) | 通信ネットワーク中継器、lon通信機能付き制御装置、及び通信ネットワーク中継方法 | |
JP2009204185A (ja) | 空気調和システム | |
JP5295309B2 (ja) | 空気調和システム | |
JP5752016B2 (ja) | 空気調和機 | |
WO2016098320A1 (ja) | 運用管理サーバ、運用管理システムおよび運用管理方法 | |
KR101649659B1 (ko) | 설비 제어 장치, 이를 포함한 빌딩 자동화 시스템 및 설비 제어 방법 | |
JP6916683B2 (ja) | 通信モジュール及び通信方法 | |
KR101990399B1 (ko) | 빌딩 자동화 시스템, 그에 포함된 게이트웨이 및 게이트웨이의 동작방법 | |
JP6710330B2 (ja) | 通信制御システム及び通信制御方法 | |
KR101970523B1 (ko) | 설비 관제 시스템 및 이의 운전 방법 | |
JP5506729B2 (ja) | エンジニアリング装置 | |
JP2001108284A (ja) | 伝送変換方法および伝送変換装置 | |
JP2004301430A (ja) | ネットワークエアコンシステム | |
KR101917616B1 (ko) | 로라 네트워크를 활용한 사물 제어시스템 | |
JP5459133B2 (ja) | プロトコル変換器 | |
KR102026638B1 (ko) | 게이트웨이, 그를 포함한 빌딩 자동화 시스템 및 그의 동작방법 | |
KR20140125963A (ko) | 빌딩 자동화 시스템, 이에 포함된 인터페이스 유닛 및 빌딩 자동화 시스템의 동작 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180125 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20180704 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190312 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190410 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6513444 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |