JP6915991B2 - イネ種子処理組成物及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、イネ種子への適用のための組成物に関する。より詳細には、本発明は、水稲直播イネ種子のための組成物に関する。
田植えは、一般に、2つのカテゴリー:種子を使用する直播イネ及び苗を必要とする移植イネに分けることができる。直播イネは、湛水の田又は余分な水のない田に植えることができる。湛水の田では、土壌は、典型的に3〜10cmの深さの水の層により覆われている。イネは、土壌の表面に播かれる又は土壌の上層の中にドリル播きされる。イネ種子が表面に播かれるか、土壌の中にドリル播きされるかにかかわらず、どちらにしても、種子は水中に沈む。そのような植え付け方法は、水稲直播イネと呼ばれ、これが本発明の対象となる。
非発芽種子を用いる水稲土壌表面播種は、特開2005−192458号公報において記載されるものなどのように、鉄粉によりコーティングされた種子を使用する。そのようなイネは、酵素活性化又はプライミング(priming)のために3〜4日間、約15℃〜20℃での水中での浸漬を必要とする、コーティング前の前発芽処理が行われてもよいが、種子が活発に発芽していないので、それらは、ある程度の保存期間、たとえば6か月を有する。種子処理は、イネ種子に適用することができる。たとえば鉄粉によりイネ種子をコーティングすることが知られており、これは、イネ種子を重みで押し下げ、かつイネ種子が土壌の最上層数ミリメートルのところにちょうど沈み落ちるように促すであろう。そのような質量を増やすものがなければ、イネは浮遊し、表面の水の動きにより遠くに流されるかもしれない。更に質量を増やすものがなければ、典型的に、イネが沈む間に不規則に動き、これは不均一な作物の苗立ちを起こし得る。
イネ種子に質量を追加するための従来の鉄粉処理は、固い外側シェルを作り出し、これはまた、鳥がつつくのを妨げる利点をも有する。標準的な手順は、水の追加と共に、鉄粉及び焼き石膏(バサニ石、硫酸カルシウム半水和物CaSO4・1/2H2O)で種子をコーティングすることであり、鉄は酸化され、熱を放出し、コーティングを酸化鉄及び石膏に変換する。これを約10%全水分−プロセスの初めのイネとほぼ同じ水分の割合−まで乾燥させると、硬化したシェルがイネ種子上で形成される。
水稲直播イネが土壌表面の中にドリル播きされる場合、これは、典型的に、およそ0.5cmの深さまでドリル播きされる。土壌層にドリル播きする場合、前発芽させたイネを使用することは標準的な手段である。イネを発芽させるために、イネは、約4〜6日間、約15℃で水中に浸漬される。任意選択で、種子は、播種の前、浸漬ステップの後に、農薬でコーティングすることができる。発芽した種子は、非常に短い、1週間未満の保存期間を有する。種子土壌に対する成長条件を改善するのを支援するために使用されるある処理は、酸素ジェネレーター(たとえば過酸化カルシウム)により種子をコーティングすることである。日本特許出願公開第2012−239459号明細書は、土壌中水稲直播イネが、播種前の種子上への無硫黄コーティング剤の追加からどれほど恩恵を受けるかについて議論している。それは、鉄及び/又は酸素ジェネレーターもまた使用されてもよいと述べている。日本特許出願公開第61−166304号明細書は、出芽を改善するために、バインダーと共に酸素エンハンサーである過酸化マグネシウムによりイネ種子をコーティングする方法を開示する。
既存の技術にもかかわらず、改善された水稲直播イネ種子処理組成物及びそれを適用するための方法について当技術分野における必要性が残っている。
そのため、本発明は、改善された水稲直播イネ種子処理組成物を提供することを目的とする。それを適用するための方法もまた、提供される。
本発明による解決策は、酸素ジェネレーター、種子質量増大剤(seed weight increaser)、及び水不溶性バインダー(water-insoluble binder)を含むイネ種子処理組成物の提供にある。組成物はまた、水溶性バインダーを含んでいてもよい。
酸素ジェネレーターは、約5〜約80質量%、好ましくは20〜55%の量で存在してもよい。種子質量増大剤は、約20〜約80質量%、好ましくは約40〜80%の量で存在してもよい。水不溶性バインダーは、約1〜約20質量%、好ましくは10〜20%の量で存在してもよい。水溶性バインダーは、約1〜約20質量%、好ましくは10〜20%の量で存在してもよい。
酸素ジェネレーターは、過酸化マグネシウム(MgO2)、過酸化ストロンチウム(SrO2)、過酸化亜鉛(ZnO2)、及び過酸化カルシウム(CaO2)から選択することができる。種子質量増大剤は、鉄(Fe)、石英砂、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、及び酸化鉄(Fe23)から選択することができる。水不溶性バインダーは、ポリマー、たとえばポリアクリレート接着剤、ポリウレタン、又はPVAc及びVA、VeoVA、アクリレートエステルのコポリマーとすることができる。水溶性バインダーは、ポリマー、たとえばポリビニルアルコール、CMC、HPMC、又はPVPとすることができる。
一実施形態では、酸素ジェネレーターが、30〜50質量%の量で存在し、種子質量増大剤が、50〜70質量%の量で存在し、水不溶性バインダーが、1〜8質量%の量で存在し、水溶性バインダーが、3〜7質量%の量で存在する。
本発明の組成物は、粉末形態で提供されてもよい。
本発明の別の態様によれば、コーティングされたイネ種子を調製するためのプロセスであって、処理容器中にイネ種子を配置するステップ、水ならびに酸素ジェネレーター、種子質量増大剤、及び水不溶性バインダーを含む粉末組成物を処理容器に追加するステップ、イネ種子上への組成物の均一なコーティングが実現されるまで、処理容器の内容物を混合するステップ、ならびにコーティングされたイネ種子を乾燥させるステップを含むプロセスが提供される。粉末組成物はまた、水溶性バインダーを含有することもできる。
本発明の別の態様によれば、イネ作物の成長特性を改善するための方法であって、本発明の組成物によりイネ種子を処理するステップ、処理された種子を播くステップ、及びイネ作物を成長させるステップを含む方法が提供される。改善される成長特性は、たとえば発芽、出芽、定着、又は成長速度とすることができる。
本明細書において使用されるように、「イネ」は、オリザ・グラベリマ、O.ニバラ(O.nivara)、O.ルフィポゴン、及びO.サティバならびに更に、イネと一般に呼ばれる植物、たとえばジザニア(Zizania)種などのような、イネとして学術的に分類される穀物を指す。
本明細書において議論されるイネは、天然に存在する、育種の従来の方法によって得られる、又は遺伝子工学によって得られる作物であるとして理解される。それらは、いわゆる出力形質(output trait)(たとえば改善された貯蔵安定性、より高い栄養的価値、及び改善された風味)を含有する作物を含む。
イネ作物は、ブロモキシニルのような除草剤又はALS−、EPSPS−、GS−、HPPD−、及びPPO−阻害剤などのような除草剤の種類に対して耐性にされた作物を更に含むと理解される。作物はまた、有害な昆虫に対して天然に抵抗性である又は抵抗性にされたものであるとも理解される。これは、たとえば、既知の、たとえば、毒素を産生する細菌由来のなどのような、1つ又は複数の選択的に作用する毒素を合成することができるように組換えDNA技術の使用によって形質転換された植物を含む。発現させることができる毒素の例は、δ−エンドトキシン、植物性殺虫性タンパク質(vegetative insecticidal protein)(Vip)、細菌コロニー形成線虫(bacteria colonising nematode)の殺虫性タンパク質、ならびにサソリ、クモガタ類の動物、スズメバチ、及び真菌によって産生される毒素を含む。作物又はその種子物質はまた、複数のタイプの有害生物に対して抵抗性とすることもできる(遺伝子修飾によって作り出された場合の、いわゆるトランスジェニックイベントの積み重ね)。たとえば、植物は、同時に除草剤耐性でありながら、殺虫性タンパク質を発現する能力を有することができる。
本明細書において使用されるように、用語「種子」は、任意の適した植物増殖物質を指し、詳細には、厳密な意味での種子及び組織培養を使用して作り出された人工種子などのような植物の植物性物質を含む。
本発明によれば、任意選択でプライミングされる又は前発芽させる、非発芽イネ種子が、酸素ジェネレーター、種子質量増大剤、及び水不溶性バインダーを含む組成物と共に提供される。組成物はまた、水溶性バインダーを含んでいてもよい。
酸素ジェネレーターは、播かれたイネ種子上に存在する場合に、酸素を作り出す又は局所的な環境と反応して酸素を作り出す任意の化合物又は組成物とすることができる。例として、過酸化マグネシウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、及び過酸化亜鉛を含む。
種子質量増大剤は、イネ種子の質量又は密度を増加させるであろう、任意の化合物又は組成物とすることができる。量の点から、土壌表面の田植えが実行される場合に、質量を増やすものを含むイネを土壌表面に速やかに沈ませるために十分な量を増加させるよう努力がなされる。その量は、植え付け条件、イネ種子の品種、及び含水量ならびに質量を増やすものの特性に依存して必然的に変動するであろうということは、当業者らに明らかであろう。例として、粉剤形態などのような酸化鉄、鉄粉、石英砂、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、及び酸化亜鉛を含む。
水不溶性バインダーは、当技術分野において知られており、イネ種子への適用に適したいかなるものも、本発明を実行する際に使用することができる。例として、ポリアクリレート接着剤、PVAc/VeoVA/ポリアクリレート、EVA、ポリウレタン、及びPVAcを含む。特定の例は、VA、VeoVA、アクリレートエステルのMowinyl−Powder DM2072Pコポリマーである(日本合成化学、大阪、日本)。
水溶性バインダーは、当技術分野において知られており、イネ種子への適用に適したいかなるものも、本発明を実行する際に使用することができる。例として、ポリビニルアルコール、CMC、HPMC、及びPVPを含む。特定の例は、PVA117Sポリビニルアルコール(クラレ、東京、日本)である。
本発明による組成物は、効果的であり、イネに対して、出芽の改善及び成長段階を通しての迅速な進行をもたらす。組成物は、処理されたイネ種子において、硬さ、安定性、及び接着性特性について好結果をもたらす。コーティングプロセスの間の取扱特性は、工業規模で使用するのに十分に好適である。
本発明の組成物により処理されるイネ種子は、同時に又は別々に適用される農薬を更に含んでいてもよい。そのような農薬は、殺かび剤、殺虫剤、殺菌剤、ダニ駆除剤、線虫駆除剤、及び/又は植物成長調整剤を含むことができる。これらの薬剤は、調合物の技術において通常用いられるとりわけキャリヤ、界面活性剤、又は適用促進補助剤を含む調合物として提供されてもよい。本発明はまた、プライマー及び毒性緩和剤などのような他の農薬との使用にも適している。
適した農薬の例は、以下のものを含む。
ベンゾイル尿素、カルバメート、クロロニコチル、ジアシルヒドラジン、ジアミド、フィプロール(fiprole)、マクロライド、ネオニコチノイド、ニトロイミン、ニトロメチレン、有機塩素、有機リン酸、有機ケイ素、有機スズ、フェニルピラゾール、リン酸エステル、ピレスロイド、スピノシン(spinosyn)、テトラミン酸誘導体、及びテトロン酸誘導体などのような殺虫剤。
好ましい殺虫剤の特定の例は、チアメトキサム、クロチアニジン、イミダクロプリド、アセタミプリド、ジノテフラン、ニテンピラム、チアクロプリド、チオジカルブ、アルジカルブ、カルボフラン、フラダン、フェノキシカルブ、カルバリル、セビン、エチエノカルブ(ethienocarb)、フェノブカルブ、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、フルベンジアミド、スピノサド、スピネトラム、ラムダ−シハロトリン、ガンマ−シハロトリン、テフルトリン、フィプロニル、及びスルホキサフロルを含む。
アシクロアミノ酸(acycloamino acid)殺かび剤、脂肪族窒素殺かび剤、アミド殺かび剤、アニリド殺かび剤、抗生物質殺かび剤、芳香族殺かび剤、ヒ素殺かび剤、アリールフェニルケトン殺かび剤、ベンズアミド殺かび剤、ベンズアニリド殺かび剤、ベンゾイミダゾール殺かび剤、ベンゾチアゾール殺かび剤、植物学的殺かび剤、架橋ジフェニル殺かび剤、カルバメート殺かび剤、カルバニラート殺かび剤、コナゾール殺かび剤、銅殺かび剤、ジカルボキシミド殺かび剤、ジニトロフェノール殺かび剤、ジチオカーバメート殺かび剤、ジチオラン殺かび剤、フルアミド殺かび剤、フルアニリド殺かび剤、ヒドラジド殺かび剤、イミダゾール殺かび剤、水銀殺かび剤、モルホリン殺かび剤、有機燐殺かび剤、有機スズ殺かび剤、オキサチイン殺かび剤、オキサゾール殺かび剤、フェニルスルファミド殺かび剤、ポリスルフィド殺かび剤、ピラゾール殺かび剤、ピリジン殺かび剤、ピリミジン殺かび剤、ピロール殺かび剤、四級アンモニウム殺かび剤、キノリン殺かび剤、キノン殺かび剤、キノキサリン殺かび剤、ストロビルリン殺かび剤、スルホンアニリド殺かび剤、チアジアゾール殺かび剤、チアゾール殺かび剤、チアゾリジン殺かび剤、チオカルバメート殺かび剤、チオフェン殺かび剤、トリアジン誘導体殺かび剤、トリアゾール殺かび剤、トリアゾロピリミジン殺かび剤、尿素殺かび剤、バリンアミド殺かび剤、及び亜鉛殺かび剤などのような殺かび剤。
好ましい殺かび剤の特定の例は、アゾキシストロビン、トリフロキシストロビン、フルオキサストロビン、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、プロチオコナゾール、テブコナゾール、トリチコナゾール、フルジオキソニル、チアベンダゾール、イプコナゾール、シプロジニル、ミクロブタニル、メタラキシル、メタラキシル−M(メフェノキサムとしても知られている)、セダキサン、及びペンフルフェンを含む。
抗生物質線虫駆除剤、アベルメクチン線虫駆除剤、植物学的線虫駆除剤、カルバメート線虫駆除剤、オキシムカルバメート線虫駆除剤、及び有機リン線虫駆除剤などのような線虫駆除剤。
好ましい線虫駆除剤の特定の例は、アバメクチン、アルジカルブ、チアジカルブ(thiadicarb)、カルボフラン、カルボスルファン、オキサミル、アルドキシカルブ、エトプロプ、メソミル、ベノミル、アラニカルブ、イプロジオン、フェナミホス(phenamiphos)(フェナミホス(fenamiphos))、フェンスルホチオン、テルブホス、ホスチアゼート、ジメトエート、ホスホカルブ、ジクロフェンチオン、イサミドホス、ホスチエタン、イサゾホス、エトプロホス、カズサホス、テルブホス、クロルピリホス、ジクロフェンチオン、ヘテロホス、イサミドホス、メカルホン、ホレート、チオナジン、トリアゾホス、ジアミダホス、ホスチエタン、ホスファミドン、イミシアホス、キャプタン、チオファネート−メチル、及びチアベンダゾールを含む。
線虫駆除活性生物学的作用物質は、線虫駆除活性を有し、本発明と共に使用することができる任意の生物学的作用物質を含む。生物学的作用物質は、細菌及び真菌を含む、当技術分野において知られている任意のタイプとすることができる。用語「線虫駆除活性」は、農業関連性の線虫によって引き起こされる損傷の低下などのような、農業関連性の線虫に対する効果を有することを指す。線虫駆除活性生物学的作用物質の例は、バシラス・フィルムス、B.セレウス、B.スブチリス、パスツーリア・ペネトランス、P.ニシザワエ、P.ラモサ(ramosa)、P.トルネイ(thornei)、及びP.ウスガエ(usgae)を含む。適したバシラス・フィルムス株は、BioNem(商標)として入手可能な株CNCM I−1582である。適したバシラス・セレウス株は、株CNCM I−1562である。両方のバシラス株のより詳細については、米国特許第6,406,690号明細書において見つけることができる。
プライマー及び毒性緩和剤の例は、ベノキサコール、クロキントセット−メキシル、シオメトリニル、フェンクロリム、フルキソフェニム、オキサベトリニル、及びダイムロンを含む。
上記に言及されるように、本発明の農薬は、調合された製品の形態で提供されてもよい。そうするための多くの目的があり得、それぞれについて、異なる構成成分が追加されてもよい。たとえば、農薬に密接に物理的に近接していることに関連するあらゆる毒性の問題から、保存及び輸送の間にイネ種子を保護することは所望されるかもしれない。他の多くの目的及び解決策が当業者に明らかであろう。
種子と共に使用される他の添加剤は、本発明に関連して好都合に提供されてもよい。そのような添加剤は、uv−保護剤、着色剤、増白剤、顔料、色素、エキステンダー、分散剤、賦形剤、凍結防止剤、除草性毒性緩和剤、種子毒性緩和剤、種子コンディショナー、微量栄養素、肥料、界面活性剤、金属イオン遮閉剤、可塑剤、ポリマー、乳化剤、流動剤、合体剤、消泡剤、保湿剤、シックナー、及びワックスを含むが、これらに限定されない。そのような添加剤は、市販で入手可能であり、当技術分野において知られている。
本発明は、組成物が粉末形態をしている場合の本発明の組成物によるイネ種子の処理のための方法を更に含む。組成物の個々の構成成分は、互いに混合される。酸素ジェネレーター、質量を増やすもの、非水溶性ボンダー(bonder)、及び任意選択の水溶性バインダーに加えて、上記に言及される例などのような1つ又は複数の農薬が、任意選択で提供されてもよい。イネ種子は、コンテナー中に配置され、水は、表面を湿らせて、粉末組成物を接着することができるように種子上に噴霧される。ある方法によれば、コーティング組成物の一部が追加され、イネ種子は、組成物を分散し、かつそれが種子に結合することを可能にするために撹拌される。水噴霧/組成物追加ステップは、次いで、すべての組成物が種子に追加されるまで繰り返される。イネの水分量がもとの状態に戻るまで、種子を乾燥させる。典型的な種子水分量は、約15%である。
交互の水噴霧/組成物追加ステップの方法は、適し得るが、本発明の組成物によりイネ種子を処理する別の方法は、連続又は並行プロセスを使用する。そのようなプロセスでは、一度、水が種子上に噴霧され始めたら、乾燥組成物が、徐々にではあるが絶え間なく導入され、これらのインプットは、コーティングプロセスが終了し、種子が乾燥するまで種子を撹拌しながら並行して続く。
組成物の成分に1つ又は複数の農薬を追加することができることが考えられる上に、イネ種子は、本発明の組成物を追加する前に1つ又は複数の農薬により最初に処理することができることもまた企図される。1つ又は複数の農薬は、本発明の組成物を適用する過程の間に別々の成分として追加されることもまた可能である。その代わりに、本発明の組成物を適用した後に、1つ又は複数の農薬は、続くステップにおいて追加されてもよい。
種子を湿らせ、かつ組成物をそれらに結合するために十分な水が使用される場合のみ、好結果が実現される。本発明で使用される最少限の水量により、イネ種子は、取込まれた場合に発芽を引き起こす又は種子の品質を下げるであろう水をたとえあったとしてもほとんど取込まないので、これは、浸漬ステップと見なされないものとする。実際、本発明のプロセスが先行技術にまさって有する利点は、組成物が酸化鉄を使用する場合に、プロセスの間の爆発の危険性が最小限であることである。細くひかれた鉄粉を使用する先行技術では、水と鉄を混合することによって、コーティングプロセスの間の爆発の危険性を減ずる必要があるが、その水は、種子に対して望まれない効果を有し、処理の後に種子を乾燥させるためにさらなるエネルギー入力を必要とし得る。
いくつかの一定分量で適用するために材料を分けること及び別々の時間にそれらを追加すること又はその代わりに連続適用ルートを使用することは、とりわけイネ種子が少しずつ処理される場合に安定した成果をもたらすことができることが述べられた。しかしながら、1回のステップで追加された全コーティング組成物は、小粒を形成し得、これらがすべて種子にくっつくわけではなく、それらが接着する場合、コーティングは視覚的な外観及び技術的性能の点から品質が良好ではなくなってしまう。
任意の適切な混合容器又はコンテナーで十分とすることができるが、特にイネ種子を工業規模で処理する場合に鍋造粒機又は回転型ミキサー(建築業においてコンクリートを混合するためにしようされるものなど)が好結果をもたらすことができることが企図される。乾燥組成物を適用するための方法が、種子をペレットにするプロセスにどれだけ類似しているかを当業者は十分に理解するであろう。ペレットにするのに役立つ機器及び技術は、本発明での使用を見出してもよい。そのような機器を使用する場合、連続プロセスが好まれ得る。
乾燥ステップは、任意の適した温度及び湿度であってもよい。約1日間の室温又はわずかに加熱した温度(たとえば35℃)での乾燥が、最少限のエネルギー入力で好結果をもたらし得ることが考えられる。流動乾燥機を、乾燥ステップに使用することができ、そのような機械は、温かい空気を提供するための効率的な手段となってもよい。
下記の実施例は、限定ではなく例示として提供される。
実施例1:酸素ジェネレーターを欠く組成物との比較研究
本発明の組成物の利点を評価するために、酸素ジェネレーターを含む又は除く処理により比較試験を行った。すべてのバッチについて、同じ品種及び量の種子を同じプロセスを使用して処理した。コーティング用の成分を乾燥形態で混合した。表面を湿らせるために十分な水をイネ種子に噴霧し、次いで、粉末の組成物の一部を、撹拌しながら種子に追加した。コーティングが完了するまで、水及び組成物の追加ステップを繰り返した。種子を乾燥させた。
組成物中に、すべての処理は、均等な量の同じ水不溶性バインダー(Mowinyl−Powder DM2072P、日本合成化学、大阪、日本)及び水溶性バインダー(PVA117S)を含んだ。
本発明の組成物1及び2はまた、質量を増やすものとして鉄及び酸素ジェネレーターである過酸化マグネシウムを含んだ。比較組成物については、鉄のみを追加した。量を下記の表1に示す。
Figure 0006915991
質量を増やすものの同様の量がすべての種子上に存在するように、質量で2倍多い全組成物を本発明による処理に適用した。
水で覆われた土壌を収容するコンテナーを使用し、処理した種子を、水稲直播種子として播き、従来の間隔及び深さで土壌表面にドリル播きした。播種の7日後、種子を出芽について評価し、出芽した植物について成長段階を記録した。評価は、播種後10日間、繰り返した。データを下記の表2及び3に示す。
Figure 0006915991
表3:播種の10日後
Figure 0006915991
データから明らかなように、本発明の組成物で処理した種子は、酸素ジェネレーターを欠く比較実施例よりも改善された出芽及び速い成長速度を示した。
実施例2:水溶性バインダーあり及びなしの比較研究
本発明の組成物を更に評価するために、水溶性バインダーを含む又は除く処理により比較試験を行った。すべてのバッチについて、同じ品種及び量の種子を同じプロセスを使用して処理した。コーティング用の成分を乾燥形態で混合した。表面を湿らせるために十分な水をイネ種子に噴霧し、次いで、粉末の組成物の一部を、撹拌しながら種子に追加した。コーティングが完了するまで、水及び組成物の追加ステップを繰り返した。種子を乾燥させた。
組成物中に、すべての処理は、Mowinyl−Powder DM2072Pの形態をした水不溶性バインダー、過酸化マグネシウムの形態をした酸素ジェネレーター、及び酸化鉄の形態をした種子質量増大剤を含んだ。水溶性バインダーを含む組成物は、PVA117Sを更に含んだ。
厳密な観察を可能にするために、種子の播種は、水道水を保持する別々のコンテナーにそれぞれの処理グループからの12個の種子を配置することによって似せた。水中に種子を配置した1日後、水溶性バインダーを含む組成物により処理した種子はすべて、それらの側面に接着した又は水中の種子のまわりに位置する多数の目に見える、小〜中程度のサイズの気泡を有した。水溶性バインダーを欠く組成物は、それらの側面に付いた又は水中の種子のまわりに位置する小さな泡を全く又はほとんど有していなかった。
水中に種子が沈んだ3日後、水溶性バインダーを含む組成物により処理したものはすべて、それらの側面に接着した中程度〜大きな泡を有した。水中にも中程度〜大きな泡があった。水溶性バインダーを欠く組成物により処理した種子は、それらの側面に接着した小さな泡を全く有していなかった又はほんの少数有した。いくらかの種子処理組成物は、剥離した。
水中に種子が沈んだ11日後、水溶性バインダーを含む組成物により処理した大多数の種子が、発芽した。小さな気泡はほとんど見ることができなかった、また、種子から剥離した種子コーティング組成物はなかった又は種子コーティング組成物の小さな断片のみが種子から剥離し、コンテナーの底に積もった。なお、水溶性バインダーを欠く組成物により処理した種子については、およそ10%が発芽した。いくらかの種子コーティング組成物はコンテナーの底に存在し、少数の種子が、中程度〜大きな気泡を有した。
この実験の観察が明らかにしたことは、水溶性バインダーを欠く組成物を使用して適した成果を実現することができるが、組成物中に水溶性バインダーを更に組み込んだ場合に、目に見える酸素生成のかなり大きな増加及び種子の早い発芽を実現することができることである。
実施例3:本発明の組成物による野外試験
品種Koshihikariのイネ種子を72時間20℃で水道水中に浸漬した。浸漬後、下記の表4に詳述されるように、それらを本発明による組成物により処理した。量はすべて、質量百分率として示す。比較の目的のために、焼きプラスター(pluster)石膏による鉄粉コーティングプロセス、その後に続く酸化プロセスを使用して調製した標準的なイネ種子処理組成物を使用するコントロールもまた評価した。処理の詳細を下記の表4に示す。
表4:処理
Figure 0006915991
*VA/VeoVA/アクリレートエステルのコポリマー
表4から明らかなように、この実験における処理はすべて、同じ比率の組成物成分を有する。種子に適用される様々な量の組成物は、様々な総適用率の効果を比較することを可能にする。
水田において、田を湛水させた場合に水位より高くなる円形の帯を地面に配置することによって0.5m2の小区画地を準備した。水位は、試験の間、土壌表面から2〜5cm上に維持した。30kg種子/haの種子の従来の種子率を使用し、湿った田に直接播いた。それぞれの組成物を3回繰り返し、播いた。評価は、播種後の多数の時点で行い(播種後の日数、DAS)、結果を下記の表5〜7に示す。
表5:植物出芽及び苗立ち率(stand rate)に対する効果
Figure 0006915991
表6:成長指数又は植物生長力(バイオマス)に対する効果
Figure 0006915991
表7:最終的な作物の苗立ちに対する効果
Figure 0006915991
データによって示されるように、植物出芽(7、10、及び14日目に行った評価)ならびに苗立ち率(21及び28日目に行った評価)は、組成物A〜Fによって例証されるように本発明の概念の使用を通して改善された。ベースライン値としてコントロールグループにおける従来の処理を使用すると、成長指数又は生長力もまた、本発明の処理の使用を通しての結果の改善を示す。更に、本発明の処理の使用から作物の苗立ちにおいて増加が見られた。総合的に考えると、このデータは、本発明の概念の使用を通してどれだけ有意な作物の改善を得ることができるかを示す。
実施例4:様々な播種方法を使用する野外試験
本発明の組成物の利点を評価するために、比較試験を、酸化プロセスが後続する焼きプラスターによる鉄粉コーティングプロセスにより調製した標準的なイネ種子処理を使用するコントロールに対して、上記に記載される本発明による処理により行い、コントロールは、酸素ジェネレーター及び水溶性バインダーを欠いた。処理組成物を表8に要約する。
表8:処理
Figure 0006915991
水田において、処理した種子のいくつかは、表面に播く水稲直播種子とした。残りの処理した種子は、水稲直播種子として水田に播き、従来の間隔及び深さで土壌表面にドリル播きした。播種のタイプに依存して、播種の7日又は10日後に、種子を出芽について評価した。播種の15日後、すべての種子の出芽を記録した。播種の22日後、植物苗立ち率を記録した。データを下記の表9及び10に示す。
表9:土壌表面播種方法
Figure 0006915991
表10:ドリル播き播種方法
Figure 0006915991
本発明の組成物により処理した種子は、可溶性バインダー及び酸素ジェネレーターを欠いた種子と比較して、より早期の出芽及び改善された植物苗立ち率を示す。更に、データは、水稲直播種子が土壌表面に播かれるか、土壌層に至るまでドリル播きされるかどうかにかかわらず、本発明の技術が、水稲直播種子についての結果を改善することを実証する。本発明に従って処理した種子を使用する栽培者は、栽培者が播種時に使用しようと決定する方法に対していかなる制限をも伴うことなく出芽及び植物苗立ちにおける一貫した改善を当てにすることができる。
全体としてまとめると、データは、イネ処理組成物の特定の成分及びそれらの相対的な割合が、既知の組成物にまさる技術的な利点をもたらすことを示す。
前述の発明は、理解の明瞭さのために例証及び実施例として詳細に記載されたが、変更及び修飾が、本発明の範囲内で実施されてもよいことは、明白であろう。

Claims (12)

  1. 5〜80質量%量の酸素ジェネレーター、
    20〜80質量%量の種子質量増大剤、
    1〜20質量%量の水不溶性ポリマーバインダー、及び
    1〜20質量%量の水溶性ポリマーバインダー、
    を含み、前記酸素ジェネレーター、種子質量増大剤、水不溶性ポリマーバインダー及び水溶性ポリマーバインダーの総量が、100質量%を超えないことを特徴とするイネ種子処理組成物。
  2. 前記酸素ジェネレーターが、過酸化マグネシウム(MgO2)、過酸化ストロンチウム(SrO2)、過酸化亜鉛(ZnO2)、及び過酸化カルシウム(CaO2)から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記種子質量増大剤が、鉄(Fe)、石英砂、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、及び酸化鉄(Fe23)から選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記水不溶性ポリマーバインダーが、リアクリレート接着剤、EVA、ポリウレタン、及びPVAcならびにVA、VeoVA、アクリレートエステルのコポリマーから選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記水溶性ポリマーバインダーが、リビニルアルコール、CMC、HPMC、及びPVPから選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記酸素ジェネレーターが、20〜55質量%の量であり、
    前記種子質量増大剤が、40〜80質量%の量であり、
    前記水溶性ポリマーバインダーが、1〜10質量%の量であり、及び
    前記水不溶性ポリマーバインダーが、1〜10質量%の量である、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記酸素ジェネレーターが、30〜50質量%の量であり、
    前記種子質量増大剤が、50〜70質量%の量であり、
    前記水溶性ポリマーバインダーが、3〜7質量%の量であり、及び
    前記水不溶性ポリマーバインダーが、1〜8質量%の量である、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 粉末形態をした請求項1〜のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 被覆されたイネ種子を調製するための方法であって、
    処理容器中にもとの含水率を有するイネ種子を置く工程、
    前記処理容器中に、水と、5〜80質量%の量の酸素ジェネレーター、20〜80質量%の量の種子質量増大剤、1〜20質量%の量の水不溶性ポリマーバインダー及び1〜20質量%の量の水溶性ポリマーバインダーを含む粉末組成物と、を添加する工程であって、前記酸素ジェネレーター、種子質量増大剤、水不溶性ポリマーバインダー及び水溶性ポリマーバインダーの総量が、100質量%を超えない工程、
    イネ種子上への組成物の均一被覆が実現されるまで、前記処理容器の内容物を混合する工程、及び
    前記被覆されたイネ種子を、およそもとの含水率まで乾燥させる工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  10. 前記粉末組成物が、請求項1〜のいずれか一項に記載のものである、請求項に記載の方法。
  11. イネ作物の成長特性を改善するための方法であって、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の組成物によりイネ種子を処理する工程、
    処理された種子を播く工程、及び
    イネ作物を成長させる工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  12. 発芽、出芽、定着、及び成長速度からなる群から選択される成長特性が改善される、請求項11に記載の方法。
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