JPH01149704A - 直播稲種子の出芽生育向上粉衣剤 - Google Patents

直播稲種子の出芽生育向上粉衣剤

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JPH01149704A
JPH01149704A JP30925587A JP30925587A JPH01149704A JP H01149704 A JPH01149704 A JP H01149704A JP 30925587 A JP30925587 A JP 30925587A JP 30925587 A JP30925587 A JP 30925587A JP H01149704 A JPH01149704 A JP H01149704A
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Hiroyuki Hiraoka
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岩男 西山
Yasutoshi Tanaka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、直播稲種子の出芽ならびに生育向上の目的で
、種子に粉衣使用する粉衣剤に関する。
[従来の技術] 稲栽培に於ける省力化、コスト低減技術の開発は、近年
ますます強く求められている。その1つに稲の直播栽培
技術がある。これは従来技術に於けるような育苗、田植
えの作業を不要とするため、労力軽紘、低コスト化に大
いに貢献するもので、その技術の完成に向は種々の研究
が行われている。
稲の直播栽培最大の問題点は、種籾が土壌中で酸素不足
となり、出芽および苗立(木葉が展開し、生育可能な個
体として成立すること)が不安定なことである。これへ
の対策としては従来より過酸化カルシウムを有効成分と
する粉剤を種籾に粉衣し、土壌中で酸素を供給させるこ
とが行われている。
[発明が解決しようとする問題点] しかるに従来の過酸化カルシウムを主体とした種子粉衣
剤では良好な出芽・苗立を得るに十分な酸素量が必ずし
も供給されていない。とくに低温条件では上記種子粉衣
剤を用いても出芽・苗立が不良となる場合が多く見られ
る。このため従来の技術では東北、北海道等寒冷地にお
ける直播栽培の普及は困難とされており、また温暖地に
おいても播種時期が限定されている現状にある。一方湿
田地帯など強還元条件となりやすい圃場においては出芽
・苗立はさらに不安定であり、土壌条件からも直播栽培
の普及は限定されている。このように稲作の低コスト化
技術として有望な直播栽培を広い地域に音及するには、
従来技術における不良条件下での出芽・苗立の不安定を
改善することが最も重要である。
本発明は前記問題点を解決するため、従来の種子粉衣剤
よりも酸素供給能力を著しく高めるとともに、含水上環
中における反応熱により、種子周辺の温度環境を改簿す
る種子粉衣剤を供給しようとするものである。とくに低
温や強還元条件等不良環境条件下において高い効果が得
られ、このような条件におかれた地域でも直播栽培の普
及が可能となるような手法の提供を目的としている。
[問題点を解決するための手段] 以上に示した目的の達成手段として本発明では、過酸化
カルシウムに鉄化合物が配合されて成ることを特徴とす
る種子粉衣剤を開発した。
本発明に用いられる鉄化合物は、酸化鉄、硫酸鉄、燐酸
鉄、有機酸鉄の群から選ばれた11もしくはそれら鉄化
合物の2以上の混合物である。これらの鉄化合物は第1
鉄塩、第2鉄塩のいずれでもよく、また、水に不溶性で
もよい。
上記酸化鉄として具体的には、天然に産する黄土、褐鉄
鉱および鉄塩の水溶液にアルカリ剤を加えて沈澱させた
含水酸化鉄等があるが、含水酸化鉄の方が高温乾燥、焼
成したものより好ましい。 また上記硫酸鉄としては、
硫酸第1鉄、硫酸第2鉄もしくは塩基性硫酸第2鉄が挙
げられ、第1鉄塩が好ましく、かつ、結晶水が少ないも
のが粉衣剤の〜貯蔵安定性からみて好ましい。
上述の酸化鉄、硫酸鉄の他に、燐酸第2鉄、ピロリン酸
第2鉄のような燐酸と鉄との化合物、更にはクエン酸第
2鉄、フマール酸鉄のような有機酸と鉄との化合物(以
下「有機酸鉄」と呼ぶ)を用いることができる。また、
これらの中いずれか2種以上を混合して配合することも
できる。この鉄化合物の配合比率は、過酸化カルシウム
100重量部当り鉄化合物中のFeとして5〜100重
量部である。鉄化合物配合比率が5重量部以下では出芽
促進効果がほとんどなく、100重ff1flB以上で
はそれ以下に比べ効果が低下するとともに全量を均一に
種子粉衣することが困難であるからである。なおここに
言う過酸化カルシウムとは、 Ca0=を100%含有
した純粋のものとして計算している。過酸化カルシウム
Ca Otは、比較的安定な過酸化物であって、水に難
溶、水中および土壌中で徐々に分解して、酸素を発生し
、消石灰になる。
Ca Ot十HtO−Ca  (OH)t+ 1/20
を土壌中の分解速度は緩慢であって、土壌に混和した場
合、土壌だけでは1箇月で約30%、水を加えると約7
0%の分解があるが、出芽期間とされる1〜2週間では
20〜40%程度である。通常、有効酸素7〜It%を
含有する乾燥粉末として販売され、また、直播稲種子粉
衣用として硫酸カルシウム等を配合した粉末も市販され
ている。本発明では過酸化カルシウム剤としてこれら市
販品を用いることができる。
本発明の種子粉衣剤は過酸化カルシウムの分解を促進し
、従来の種子粉衣剤よりも酸素の発生虫を著しく増大さ
せると共に、反応に伴う熱を放出し、種子周辺の温度環
境を改善するところに特徴を有する(実験例参照)。こ
れらの点は低温条件下での出芽ならびにその後の生育を
促進し、苗立率を著しく改善する。また酸素発生量の増
大は種子のみならず周辺の土壌にも影響を及ぼし、強還
元土壌における種子周辺部をより酸化的な状態に改善し
、種子の出芽・苗立を向上させる。
さらに、以上の効果を安定持続させるため本発明では、
鉄化合物中水溶性のもの、例えば硫酸鉄につき、その粉
末の表面に水に難溶性の高分子有機重合体を被覆するこ
とにより、硫酸鉄の水に対する溶解を抑制し、酸素放出
を持続させる(徐放性にする)方法、あるいは硫酸鉄粉
末に還元性有機化合物を添加する方法、あるいはまたこ
れら両者を併用する方法を用いた。かかる高分子有機重
合体として具体的にはパラフィンがあるが、これに限定
されるものではなく、他の水に難溶性のフィルム形成機
能ある高分子有機重合体が用いられる。パラフィンで被
覆する場合、固形パラフィン膜の分量は本発明物質と水
との接触を適度に妨げることができる程度の量、すなわ
ち鉄化合物100重量部に対して3〜15重量部が好ま
しい。これら高分子有機重合体で被覆した鉄化合物を用
いた場合、粉衣時における無駄な酸素の放出が抑えられ
る一方、粉衣後の貯蔵期間における効果の低減が小さく
、徐放化は実用的見地より有効である。
本発明の粉衣剤の酸素放出速度の持続(徐放)効果は、
還元性有機化合物、例えばアスコルビン酸を鉄化合物に
添加することによっても得られる(実験例参照)。この
場合アスコルビン酸の添加量は鉄化合物100重量部に
対して2〜10重量部が好ましい。下限を2重量部とす
るのは、添加量が2重量部以下では持続効果が無いに等
しく、10重量部以上では抑制効果が強すぎて酸素放出
が短時間のうちに途絶えてしまうからである。
本発明物質には必要に応じて展着剤を配合する。
本発明物質中の鉄化合物の種類によっては展着剤の配合
無しに強固な粉衣層を形成するが、そうでない鉄化合物
の場合には例えば焼石膏等の水硬性物質を配合しておく
ことが好ましい。
なお本発明の効果は、過酸化カルシウムに代えて過酸化
マグネシウムを用いることによっても、過酸化カルシウ
ムの場合とほぼ同等なものを得ることができると予想さ
れる。
次に本発明を以下の実験例および実施例によりさらに詳
細に説明する。
[実験例1] 試薬の過酸化カルシウムと、この試薬の過酸化カルシウ
ムに第1表に示す材料を混合したものに、砂を混合して
容器に入れ、その上にさらに砂層を設は容器を密封し、
水20(1m12を加えて発生するガス量を測定した。
水を加えてから10分後及び60分後の発生ガス量は第
1表の通りであった。表中「硫酸第1鉄」とは、結晶水
が1分子のものを言う。
[実験例2] 種子粉衣後における酸素発生型に関し、市販の種子粉衣
剤(過酸化カルシウム35%、炭酸カルシウム及び硫酸
カルシウム等65%を配合したもの、以下同じ)と徐放
性硫酸鉄(硫酸第1鉄[結品水が1分子のもの]に対し
5%の玉虫比率でパラフィン被覆し、さらにその5%重
量比のし一アスコルビン酸を添加したもの、以下同じ)
が配合された本発明の種子粉衣剤とで、温度条件別にど
の程度相異するかを見る目的で、以下の実験を行った。
直径的311のガラス玉2,000粒に第2表に示した
割合で配合した種子粉衣剤を粉衣し、そのうち120粒
を専用の密封容器に入れた。これを各温度条件(15℃
、20℃、25℃)に設定した恒温水槽内に搬入し、容
器内のガス体積の変化から酸素発生量を算出した。結果
は第1図に示した通り、いずれの温度条件においても徐
放性硫酸鉄が配合された種子粉衣剤は市販の種子粉衣剤
に比べて酸素の発生量が多く、かつ発生が長時間持続す
ることが認められた。
第2表 試験      市販の     徐放性番号    
 種子粉衣剤(9)   硫酸鉄(g)!      
 55     0 2       55      5.53     
  55     13.84       55  
   27.5[実験例3] 本発明の種子粉衣剤の粉衣後発生する反応熱を測定する
目的で、以下の実験を行った。
市販の種子粉衣剤(乾籾等量)、および市販の種子粉衣
剤中の過酸化カルシウムに対し第3表の割合で示される
硫酸鉄等を配合した本発明の種子粉衣剤を粉衣した初冬
100粒づつを、純水20mρ中に入れて密封し、25
℃の恒温条件下で発生ずる熱ら1を純水との比較におい
て、微生物熱m計([1本成化器械製作所製T M C
−8307)を用い100時間継続して測定した。
結果は第2図に示した通り、硫酸鉄等を配合した種子粉
衣剤は、いずれも市販の種子粉衣剤よりも発生熱量が多
く、とくに徐放性硫酸鉄配合の種子粉衣剤では長時間に
わたって発熱が持続することを認めた。
[実施例1] 市販の種子粉衣剤(乾籾等量)、および市販の種子粉衣
剤中の過酸化カルシウムに対し第4表に示した割合で各
種鉄化合物を配合した種子粉衣剤第3表 試験番号      市販の    硫酸第1鉄種子粉
衣剤   中のPe量 中のCa0a量  (重量部) (重量部) 1対照(純水)−一 2q− パラフィン     アスコルビン酸 被覆        (重量部) (重量部) 6        6.4 を催芽籾に粉衣し、水田土壌を充填、湛水した深底シャ
ーレ(径9.5c■、高さ10cm)に播種深度1cm
で播種した。覆土を行った後、各一定温度(20℃、1
6℃)に設定した室内人工照明付恒温器に搬入して3〜
4週間栽培した。
各鉄化合物を配合した種子粉衣剤の出芽・苗立に及ぼす
効果を第4表に示したが、市販の種子粉衣剤以上の効果
が認められた配合鉄化合物は、酸化鉄、硫酸第1鉄、燐
酸第2鉄、クエン酸第2鉄、フマル酸鉄であった。この
ような各種鉄化合物の配合による出芽・苗立促進効果は
16℃の低温条件下でより顕著となる傾向を示し、特に
硫酸第1鉄および燐酸第2鉄の効果が大であった。
なお、表中「出芽率」とは、20℃については播種後6
日目、16℃については122日目おける出芽個体の割
合であり、「苗立率」とは、20℃については播種後3
週目、16℃については4週目における第2葉の展開し
た個体の割合である。
試験   配合        市販の種子粉衣剤番号
   鉄化合物名      中のCIOを量(重量部
) l   対照          1002   Fe
uds           1003   Fetu
s           1004’   FeSO4
・IHto        1005   Fe5O−
・1)1t0       1006   Fe5O−
・7H*0       1007   Fe5O−・
7H*0       1008   FeCsHg0
t ” xHto (x=3)   1009   F
eCJsOv ” IHto (X”3)   100
10   FePO,・xH,o (x115.5) 
   10011   FePO,・K)l!o (x
=5.5)    10012   FeC,Hto、
          10013   FeC,)It
o、          100憑 硫酸第1鉄       20℃       16℃
中のFe量     出芽率 苗立率  出芽率  苗
立率(重量部)      (%)   (%)  (
%)  (%)[実施例2] 市販の種子粉衣剤(乾籾等量)、および市販の種子粉衣
剤中の過酸化カルシウムに対し、第5表に示した割合で
酸化鉄、硫酸第1鉄(結晶水が1分子のもの)および燐
酸第2鉄(結晶水が5.5分子のもの)を配合した種子
粉衣剤を催芽籾に粉衣し、実施例lに準じた方法により
(ただし試験温度は16℃)4週間栽培した。
結果は第5表に示した通り、単剤の配合では燐酸第2鉄
の出芽促進効果が最も高く、以下、硫酸第1鉄、酸化鉄
の順であった。二薬剤の混合では、硫酸第1鉄と燐酸第
2鉄の組合せの場合に燐酸第2鉄のみの場合と同程度の
効果が認められ、酸化鉄と硫酸第1鉄、酸化鉄と燐酸第
2鉄の組合せの場合には各単剤の場合の中間程度の効果
を示した。
[実施例3コ 市販の種子粉衣剤(乾籾等量)、および市販の種子粉衣
剤中の過酸化カルシウムに対し、第6表に示した割合で
硫酸第1鉄(結晶水が1分子のもの)を配合した種子粉
衣剤を催芽籾に粉衣し、実施例Iに準じた方法()□こ
だし試験温度は20℃)で出芽・苗立に及ぼす効果を比
較した。結果は第6表に示した通り、いずれの配合比率
においても硫酸第1鉄配合による出芽の促進効果が認め
られたが、市販の種子粉衣剤中の過酸化カルシウム10
0重rJ1部に対して硫酸第1鉄中のFeが100市i
if部以1となる比率で配合した場合、全量を均一に種
子粉衣することが困難で、効果も100重量部以下のも
のに比べて低下する傾向がみられた。
[実施例4] 還元土壌条件下における出芽・苗立に及ぼす本発明の種
子粉衣剤の効果をみるために以下の実験を行った。
小麦わら粉末6gもしくは129を混合した水田土壌2
.5に9を5,000分のlaポットに充填し、第6表 試験       市販の種子粉衣剤   硫酸第1鉄
番号       中のCa0I量    中のFe量
(重量部)      (重量部) 3         100         t。
播種後6日目の   播種後6日目の 出芽率    第1葉出芽個体の割合 (%)        (%) 強還元条件となるように、湛水、代かき後13日間放置
した。市販の種子粉衣剤(乾籾等量)、および市販の種
子粉衣剤中の過酸化カルシウムに対し、第7表に示した
割合で徐放性硫酸鉄を配合した種子粉衣剤を催芽籾に粉
衣し、各ポット20粒づつ播種深度20111の深さに
播種した。その後、約2cmの深さに湛水し、納室内で
遮光を行って栽培した。なお試験期間中の平均気温は約
23℃であった。
結果は第7表に示した通り、市販の種子粉衣剤では出芽
率、苗立率が低い値となったのに対し、徐放性硫酸鉄配
合の種子粉衣剤の場合は出芽が促進され、このような不
良条件下においても比較的高い苗立が得られた。
なお、表中、「出芽率」とは播種後15日目における出
芽個体の割合、「苗立率」とは同日における第2葉の展
開した個体の割合である。
[実施例5] 低温条件下での出芽・苗立に対する本願発明の種子粉衣
剤の効果を、圃場において検証する目的試験   市販
の種子粉衣剤中の      徐放性硫1番号   C
aO*I(重量部)        Fe量(7表 酸鉄中の   有機物施用量   出芽率  苗立率重
量部)    (9/ボツト)   (%)   (%
)で、農業研究センター谷和原水田圃場において実証試
験を行った。従来の播種適期より1箇月以上早く、低温
条件下である4月上旬より10日おきに、従来の市販の
種子粉衣剤(乾籾等量)と徐放性硫酸鉄配合の種子粉衣
剤(乾籾等量の市販の種子粉衣剤100重量部に対して
40重量部の割合で徐放性硫酸鉄を配合したもの)をそ
れぞれ粉衣した催芽籾を播種した。なお播種方法につい
ては15cmX 15cmの密度、1株4粒づつ1cm
もしくは2cmの播種深度に点播で行った。
結果は第8表に示した通り、5月22日の播種深度2c
r@区を除き、播種期、播種深度、品種の違いにかかわ
らず徐放性鉄化合物配合の種子粉衣剤による苗立率の向
上が認められた。
なお、表中「苗立率」は、4月IO日、21日、5月1
11日播ついては4週後、5月12日、22日播種につ
いては3週後における第3葉の展開した個体の割合であ
る。
[実施例6] 市販の種子粉衣剤では、粉衣後かげ干しを行い、粉衣当
[Jもしくは翌日に播種するのが望ましいとされている
。しかし、農家では実際に直播栽培を行う際には、天候
その他の作業上の都合から種子粉人後数日間貯蔵させる
場合が少なくないと考えられる。したがってこの貯蔵期
間中における出芽促進効果の劣化を防止することが必要
となる。とくに水剤のように酸素発生を促進する物質で
は、この点が重要である。
そこで、市販の種子粉衣剤100重量部に対して硫酸第
1鉄、および硫酸第1鉄に対して5%の重量比率でパラ
フィン被覆を行ったもの、あるいはそれに5%の重量比
率でし一アスコルビン酸を添加したものを、それぞれF
eで12重量部の割合で配合した種子粉衣剤(順に試験
番号l、2.3)を作成して催芽籾に粉衣し、粉衣後2
日および7日間、20℃の定温器内で密封貯蔵した後、
実施例1に準する方法により(ただし温度条件は20℃
)10日間栽培した。
結果は第3図に示した通り、パラフィン被覆、あるいは
それにL−アスコルビン酸を添加して徐放性を付与する
処理を加えた硫酸第1鉄配合の種子粉衣剤の場合、7日
間の貯蔵後においても効果の低減はほとんどなく、出芽
促進効果が維持されることが認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、異なる温度条件における各種子粉衣剤の酸素
発生量の比較を示すグラフ、第2図は、種子粉衣後にお
ける各種子粉衣剤の熱発生量の比較を示すグラフ、第3
図は、種子粉衣後の貯蔵期間の長短による各種子粉衣剤
の出芽促進効果の変化を示すグラフである。 特許出願人  農業研究センター所長 櫛渕欽也 香蘭産業株式会社 代理人弁理士     小 林 孝 次)陸  上  
囚 ヨ躬 定 其月 間 (日り 第2図 V) −’Jl:1− +1昨佃(訣) 手、f1℃析If正書 昭和63年3月10日

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)過酸化カルシウムに対し、該過酸化カルシウム1
    00重量部当りFeとして5〜100重量部の鉄化合物
    および必要に応じ展着剤を配合して成ることを特徴とす
    る直播稲種子の出芽生育向上粉衣剤。
  2. (2)鉄化合物が、酸化鉄、硫酸鉄、燐酸鉄、有機酸鉄
    の群から選ばれた1、もしくは2以上の混合物である特
    許請求の範囲第1項に記載の直播稲種子の出芽生育向上
    粉衣剤。
  3. (3)過酸化カルシウムに対し、該過酸化カルシウム1
    00重量部当りFeとして5〜100重量部の鉄化合物
    および必要に応じ展着剤を配合して成るものであって、
    前記鉄化合物が、水に難溶性の高分子有機重合体で被覆
    され、必要に応じ還元性有機化合物が添加され、あるい
    は、水に難溶性の高分子有機重合体で被覆されることな
    く還元性有機化合物が添加されて成る直播稲種子の出芽
    生育向上粉衣剤。
  4. (4)高分子有機重合体が、鉄化合物100重量部に対
    して3〜15重量部の固形パラフィン膜である特許請求
    の範囲第3項に記載の直播稲種子の出芽生育向上粉衣剤
  5. (5)還元性有機化合物が、鉄化合物100重量部に対
    して2〜10重量部のアスコルビン酸である特許請求の
    範囲第3項に記載の直播稲種子の出芽生育向上粉衣剤。
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