JP6914886B2 - 圧縮ねじり成形装置 - Google Patents
圧縮ねじり成形装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6914886B2 JP6914886B2 JP2018082431A JP2018082431A JP6914886B2 JP 6914886 B2 JP6914886 B2 JP 6914886B2 JP 2018082431 A JP2018082431 A JP 2018082431A JP 2018082431 A JP2018082431 A JP 2018082431A JP 6914886 B2 JP6914886 B2 JP 6914886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic chamber
- rotary table
- compression torsion
- bearing
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 title claims description 38
- 238000007906 compression Methods 0.000 title claims description 38
- 238000000465 moulding Methods 0.000 title claims description 36
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 27
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 17
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 244000208734 Pisonia aculeata Species 0.000 description 3
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D11/00—Bending not restricted to forms of material mentioned in only one of groups B21D5/00, B21D7/00, B21D9/00; Bending not provided for in groups B21D5/00 - B21D9/00; Twisting
- B21D11/14—Twisting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21J—FORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
- B21J5/00—Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
- B21J5/06—Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor for performing particular operations
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21J—FORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
- B21J1/00—Preparing metal stock or similar ancillary operations prior, during or post forging, e.g. heating or cooling
- B21J1/02—Preliminary treatment of metal stock without particular shaping, e.g. salvaging segregated zones, forging or pressing in the rough
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21J—FORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
- B21J9/00—Forging presses
- B21J9/10—Drives for forging presses
- B21J9/12—Drives for forging presses operated by hydraulic or liquid pressure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21J—FORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
- B21J9/00—Forging presses
- B21J9/10—Drives for forging presses
- B21J9/20—Control devices specially adapted to forging presses not restricted to one of the preceding subgroups
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/32—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by plungers under fluid pressure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/02—Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
- B30B15/026—Mounting of dies, platens or press rams
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D7/00—Modifying the physical properties of iron or steel by deformation
- C21D7/02—Modifying the physical properties of iron or steel by deformation by cold working
- C21D7/10—Modifying the physical properties of iron or steel by deformation by cold working of the whole cross-section, e.g. of concrete reinforcing bars
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Forging (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Description
本発明は、圧縮ねじり成形装置に関する。
金属等の加工材料を分断・細粒化し材料特性を向上させる方法として、高圧ねじり法(High Pressure Torsion)が知られている。この高圧ねじり法とは、加工材料に対して圧縮応力を与えながらせん断変形を与える方法である。このような加工を行う装置は、一般的に、加工材料を挟む一対の金型を有し、一方の金型側から圧力を付与すると共に、他方の金型側が回転可能とされている。回転する側の金型は、回転軸受を介してフレームに対して回転可能に取り付けられる(例えば、特許文献1)。
上記の構造を有する装置では、回転軸受が加圧側の金型からの加圧力を受けることとなる。しかしながら、回転軸受は、構造的に大きな加圧力に耐えることができないため、加圧力を上昇させることが困難であった。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、加工材料に対する加圧力を大きくすることが可能な圧縮ねじり成形装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る圧縮ねじり成形装置は、 対向する第1金型及び第2金型によって加工材料の加工を行う圧縮ねじり成形装置であって、第1油圧室を有し、当該第1油圧室の内圧の変化に応じて摺動し、前記第1金型を軸線の方向に移動させる摺動部と、前記第2金型が設けられる回転テーブルと、前記軸線の方向に沿って前記回転テーブルを挟んで前記第2金型とは逆側に設けられたテーブル支持部と、前記テーブル支持部に対して前記回転テーブルを回転可能に支持すると共に、前記回転テーブルに作用する前記第2金型から前記回転テーブルへ向かう向きの力を受ける回転軸受と、前記回転テーブルと前記テーブル支持部との間に設けられて、前記第1油圧室と連通する第2油圧室と、を有する。
上記の圧縮ねじり成形装置によれば、第1油圧室と連通する第2油圧室が、摺動部の摺動により生じ従来は回転軸受にかかっていたスラスト荷重の一部を負担し、残りの荷重を回転軸受が負担する構成となり、回転軸受が負担するスラスト荷重を減らすことができる。したがって、加工材料に対する加圧力を大きくしても、回転軸受が受けるスラスト荷重を加圧力に対して小さくすることができるため、従来の圧縮ねじり成形装置と比較して加圧力を大きくした加工することができる。
ここで、前記回転軸受は、前記第2油圧室の内部に設けられている態様とすることができる。
上記の構成とすることで、回転軸受を配置するためのスペースを少なくすることができると共に、第2油圧室内の圧油により回転軸受の潤滑性を向上させることができる。
また、前記回転テーブルの回転を制御する回転機構をさらに有する態様とすることができる。
上記のように、回転テーブルの回転を制御する回転機構を備えることで、加工材料にかかる加圧力を大きくしながら、加圧圧縮変形及びねじり変形を行うことができる。
また、前記回転機構は、外輪が前記回転テーブルに対して取り付けられた外歯付旋回ベアリングを含む態様とすることができる。
上記のように、回転テーブルに対して外歯付旋回ベアリングが取り付けられていることで、外歯付旋回ベアリングが反スラスト荷重方向の荷重を受け止めることができ、反スラスト荷重方向に荷重が生じることを防ぐことができる。
本発明によれば、加工材料に対する加圧力を大きくすることが可能な圧縮ねじり成形装置が提供される。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る圧縮ねじり成形装置の概略構成のうち、油圧系統に係る部分を模式的に示したものである。また、図2〜図4は、圧縮ねじり成形装置の機械構造を示すものであり、図2は、圧縮ねじり成形装置の主要部の正面図であり、図3は、回転テーブル及び加圧シリンダ近傍の構成を説明する平面図であり、図4は、回転テーブルの動作機構を説明する一部断面図である。
本実施形態に係る圧縮ねじり成形装置1は、加工材料Oを一対の金型である上金型11(第1金型)と下金型12(第2金型)とで挟んだ状態で、上金型11と下金型12とにより加圧及び回転を加える。上金型11は、加工材料Oを加圧することで、加工材料Oに対して圧縮応力を付与する。一方、下金型12は、回転することにより加工材料Oに対してせん断応力を付与する。
圧縮ねじり成形装置1は、上部フレーム2と、下部フレーム3と、垂直方向に延びて上部フレーム2と下部フレーム3とを連結して支持する4本の支柱4(図2、3参照)と、を有し、これらの内部に加工材料に対して圧縮及びねじりを加えるための機構を備える。
上部フレーム2には、ラム型の加圧シリンダ5が設けられる。加圧シリンダ5は、チューブ51と、チューブ51内で摺動可能なラム52(摺動部)とを備えている。チューブ51の内部が第1油圧室R1である。第1油圧室53には、加圧シリンダ5における加圧力を制御するための圧油(作動油)を供給する加圧油路L1が接続されている。加圧油路L1は、圧油を供給可能な作動油供給源(不図示)に接続されている。作動油供給源からの圧油の供給伴い第1油圧室R1の内圧が変化し、第1油圧室R1の内圧の変化に応じてラム52が移動する。
上金型11は、ラム52に対してスライド6を介して固定されている。スライド6には、上部フレーム2に対して連結された引戻シリンダ61が設けられている。引戻シリンダ61は、加圧シリンダ5を収縮させる際に用いられる。なお、上金型11は、ラム52に対して直接固定されていてもよい。
下部フレーム3に対してはテーブル支持部8が取り付けられており、テーブル支持部8上には回転テーブル7が軸線Aを中心に回転可能に設けられている。回転テーブル7上には、下金型12が固定される。また、回転テーブル7の周囲には、軸線Aを中心に回転させるための回転機構9(図2〜図4参照)が設けられる。軸線Aは、ラム52が移動する方向に沿った向きの軸であり、ラム52の中心と一致する軸である。
図3及び図4等に示すように、回転テーブル7は軸線Aを中心とした円盤状であり、下面(下金型12が固定される側とは逆側の面)の中央部には軸線Aを中心とした円環状の突出部71が設けられる。テーブル支持部8は、回転テーブル7の突出部71の形状に対応した円環状の収容部81を有し、回転テーブル7の突出部71がテーブル支持部8の収容部81内に入り込んだ状態で取り付けられる。また、回転テーブル7の下面において、突出部71よりも外周側では、テーブル支持部8と回転テーブル7とが離間していて、その隙間となる円環状の領域に回転機構9の一部を構成する外歯付旋回ベアリング91が取り付けられる。
回転機構9は、外歯付旋回ベアリング91、ラック軸92、及びラック軸92を移動させる油圧シリンダ93を含んで構成される。外歯付旋回ベアリング91は、内輪91aと、外輪91bと、外歯91cと、を有している。内輪91aはテーブル支持部8に対して固定され、外輪91bは回転テーブル7に対して固定される。外歯91cは、外輪91bの外周側に設けられる。外歯91cは、回転テーブル7が回転する際のギアとして機能する。
外歯付旋回ベアリング91の外歯91cの外側には、外歯91cに対して嵌合するラック歯92aを有するラック軸92が設けられる。図4では、1本のラック軸92のみを示しているが、図3に示すように、軸線Aを中心として点対称となるように2つのラック軸92が設けられる。2つのラック軸92は、軸線Aに対して直交する軸線B方向に延びる。また、2つのラック軸92は、それぞれ軸線B方向に延びる油圧シリンダ93と連結されていて、支柱4に対して固定された油圧シリンダ93の伸長及び収縮に伴って軸線B方向に往復する。
図4に戻り、回転テーブル7における円環状の突出部71には、軸線Aを中心とした円環状の凹部72が設けられる。凹部72は、突出部71の下面から上側に向かって窪む形状となっている。また、テーブル支持部8にも、凹部72と対向して軸線Aを中心とした円環状の凹部82が設けられている。凹部82は、テーブル支持部8の上面から下側に向かって窪む形状となっている。凹部72と凹部82とにより形成される空間には、スラスト軸受70(回転軸受)が設置される。スラスト軸受70は、上金型11による加圧によって下金型12が受けて回転テーブル7に作用する、下金型12から回転テーブル7へ向かう向きの力(スラスト荷重)を受ける機能を有する。
また、回転テーブル7における円環状の突出部71の内周側端部と外周側端部とにはそれぞれローターシール(回転シール)73,74が設けられていて、ローターシール73,74により、回転テーブル7と、回転テーブル7と対向するテーブル支持部8との間が塞がれる。これにより、回転テーブル7の下方には、内周端及び外周端がローターシール73,74によって区切られると共に、天面(上面)が回転テーブル7の突出部71であり、底面がテーブル支持部8の収容部81によって形成された円環状の密閉した空間である第2油圧室R2が形成される。図4に示すように、第2油圧室R2には凹部72と凹部82とにより形成される空間が含まれることから、第2油圧室R2内にスラスト軸受70が設置されることになる。
なお、図2〜図4では図示を省略しているが、図1に示すように、圧縮ねじり成形装置1には、第1油圧室R1と第2油圧室R2とを接続する(連通させる)導圧用油路L2が設けられている。図4に示すように、テーブル支持部8には、第2油圧室R2に連通する配管が設けられている。この配管84は、導圧用油路L2の一部分である。テーブル支持部8に設けられた配管85を経て第1油圧室R1からの圧油が第2油圧室R2へ供給される。導圧用油路L2によって第1油圧室R1と第2油圧室R2とが連通することにより、第1油圧室R1と第2油圧室R2とは内圧が常時等しい状態で保持される。
上記の圧縮ねじり成形装置1では、加工材料Oの加工を行う際には、加圧シリンダ5に対して加圧油路L1を介して圧油を供給する。これにより、ラム52が下方に押し込まれるため、ラム52に対してスライド6を介して固定された上金型11が加工材料Oを下方に押圧することで、圧縮ねじり成形装置1は加工材料Oに対して圧縮応力を付与する。つまり、圧縮ねじり成形装置1は加工材料Oを圧縮変形させる。
また、油圧シリンダ93の動作により2つのラック軸92が互いに対向する方向へ移動する。これにより、外歯付旋回ベアリング91では、ラック歯92aと嵌合する外歯91cが設けられた外輪91bが所定の方向へ回転する。この結果、外輪91bが固定されている回転テーブル7も外輪91bと共に回転するため、回転テーブル7に取り付けられた下金型12が回転し、圧縮ねじり成形装置1は加工材料Oに対してせん断応力を付与する。つまり、圧縮ねじり成形装置1は加工材料Oをせん断変形させる。
ここで、従来の圧縮ねじり成形装置では、上金型による加圧によって下金型が受けるスラスト荷重が、全てスラスト軸受にかかっていた。したがって、上金型による加圧力が大きくなると、それに応じてスラスト軸受にかかるスラスト荷重が大きくなる。通常、スラスト軸受は、高い荷重を受けた状態においては低トルクでの回転が困難であるだけでなく、高い荷重を受けると破損する可能性があった。したがって、上金型による加圧力をスラスト軸受が破損しない範囲に制限する必要があった。
これに対して、本実施形態に係る圧縮ねじり成形装置1では、上金型11による加圧によって下金型12が受けるスラスト荷重を、スラスト軸受70だけでなく、第2油圧室R2内の圧油に対しても分散することができる。すなわち、第2油圧室R2は、回転テーブル7に対する流体軸受として機能する。上述のように、導圧用油路L2によって、第1油圧室R1と第2油圧室R2とは内圧が等しい状態で保持されるためである。つまり、第1油圧室R1に対して圧油を供給して第1油圧室R1の内圧を大きくし、ラム52に対する加圧力を大きくすると、同時に第2油圧室R2の内圧も大きくなるため、第2油圧室R2内の圧油はラム52によって生じる荷重の一部をスラスト軸受70の代わりに受けることができる。
第2油圧室R2における受圧能力、すなわち、第2油圧室R2による流体軸受が受けることのできる荷重は、第1油圧室R1の有効受圧面積S1と、第2油圧室R2の有効受圧面積S2との関係に基づく。有効受圧面積とは、図1に示すように、スラスト荷重がかかる方向(本実施形態では、軸線A方向)に対して垂直な面の面積のことである。第1油圧室R1の有効受圧面積S1に対する第2油圧室R2の有効受圧面積S2の割合S2/S1が、加圧力に対して第2油圧室R2による流体軸受が受けることのできる荷重の割合である。
圧縮ねじり成形装置1では、第2油圧室R2の有効受圧面積S2とは、図4に示すように、ローターシール73,74によって区切られた円環状の第2油圧室R2における軸線Aに対して垂直な面の面積となる。圧縮ねじり成形装置1では、S2/S1が0.9とされている。この結果、ラム52による加圧力のうちの90%を第2油圧室R2による流体軸受が受けることができる。したがって、残りの10%の荷重のみがスラスト軸受70への負荷となる。S2/S1を大きくすると、スラスト軸受が負担する荷重の割合を小さくすることができるが、S2/S1は1以下となるように設計する必要がある。
このように、本実施形態に係る圧縮ねじり成形装置1では、第1油圧室R1と連通する第2油圧室R2が流体軸受としてスラスト荷重の一部を負担し、残りの荷重をスラスト軸受70が負担するため、スラスト軸受70が負担するスラスト荷重を減らすことができる。すなわち、加工材料Oに対する加圧力を大きくしても、スラスト軸受70にかかるスラスト荷重を加圧力に対して小さくすることができるため、従来の圧縮ねじり成形装置と比較して加圧力を大きくした状態でせん断変形を与える加工を行うことができる。
また、本実施形態に係る圧縮ねじり成形装置1では、スラスト軸受70が、第2油圧室R2の内部に設けられている。スラスト軸受70は、第2油圧室R2とは独立した位置に設けることもできる。しかしながら、上記のように、第2油圧室R2のスペースを利用してスラスト軸受70を設ける構成とすることで、スラスト軸受70を設けるためのスペースを別途確保する必要がなくなり、スペースを有効活用することができる。また、上記の構成とした場合には、第2油圧室R2内の圧油によりスラスト軸受70の潤滑性を向上させることができる。したがって、スラスト軸受70に対してスラスト荷重とは異なる摩擦力等がかかることを防ぐことができる。
また、本実施形態に係る圧縮ねじり成形装置1では、ラック軸92及び油圧シリンダ93を用いて回転テーブル7の回転を制御する構成を備えている。これにより、第1油圧室R1と連通する第2油圧室R2が流体軸受としてスラスト荷重の一部を負担することで、スラスト軸受70によって生じる転がり抵抗力を低減した状態で、回転テーブル7の回転制御を行うことができる。このように、回転テーブル7の回転を制御する回転機構9を備えることで、加工材料Oに与える加圧力を大きくした状態でせん断変形を与える加工を行うことができる。
また、本実施形態に係る圧縮ねじり成形装置1では、下金型12が取り付けられている回転テーブル7の回転機構9として、外歯付旋回ベアリング91が用いられていることで、反スラスト荷重方向(本実施形態では上方)に係る力を抑制することができる。回転テーブル7の回転機構9としては、例えば、回転テーブル7自体に歯車を設ける構成を採用することもでき、その場合でも、第2油圧室R2を設けることで、スラスト軸受70が負担するスラスト荷重を減らすことができるという効果が得られる。ただし、第1油圧室R1の内圧を低下させる速度が大きくて第2油圧室R2の内圧の低下に遅れが発生する場合、反スラスト荷重方向(下金型12から上金型11へ向かう方向)に荷重が生じる可能性がある。反スラスト荷重方向に荷重が生じた場合、加圧シリンダ5の破損等が生じることも考えられる。
これに対して、回転テーブル7に対して外歯付旋回ベアリング91が取り付けられていることで、外歯付旋回ベアリング91が反スラスト荷重方向の荷重を受け止めることができ、反スラスト荷重方向に荷重が生じることを防ぐことができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られず、種々の変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態で説明した圧縮ねじり成形装置1で説明した各部の形状及び配置等は適宜変更することができる。また、上記実施形態では、加圧シリンダ5がラム型である場合について説明したが、ピストン型であってもよい。ピストン型の加圧シリンダを用いる場合には、引戻シリンダ61を備えていなくてもよい。また、第1油圧室R1及び第2油圧室R2の形状を変更してもよく、スラスト軸受70の配置等についても変更することができる。
また、回転機構9は、上記実施形態で説明したような歯車を用いた機構とは異なっていてもよい。さらに、回転テーブル7の回転を制御する回転機構9を備えていない場合であっても、回転テーブル7にかかるスラスト荷重を受ける第2油圧室R2を設けることで、スラスト軸受70が負担するスラスト荷重を減らすことができるという効果が得られる。
また、上記実施形態では、上金型11(第1金型)が加工材料Oを加圧して圧縮応力を付与し、下金型12(第2金型)が軸線Aを中心に回転することにより加工材料Oに対してせん断変形を付与する場合について説明したが、上金型11と下金型12との機能を逆転させてもよい。すなわち、下金型12が加工材料Oを加圧して圧縮応力を付与し、上金型11が軸線Aを中心に回転することにより加工材料Oに対してせん断変形を付与する構成としてもよい。また、一対の金型が配置される方向及び軸線Aの延びる方向は適宜変更することができる。
1…圧縮ねじり成形装置、2…上部フレーム、3…下部フレーム、5…加圧シリンダ、7…回転テーブル、8…テーブル支持部、9…回転機構、11…上金型、12…下金型、70…スラスト軸受、91…外歯付旋回ベアリング、92…ラック軸、93…油圧シリンダ。
Claims (4)
- 対向する第1金型及び第2金型によって加工材料の加工を行う圧縮ねじり成形装置であって、
第1油圧室を有し、当該第1油圧室の内圧の変化に応じて摺動し、前記第1金型を軸線の方向に移動させる摺動部と、
前記第2金型が設けられる回転テーブルと、
前記軸線の方向に沿って前記回転テーブルを挟んで前記第2金型とは逆側に設けられたテーブル支持部と、
前記テーブル支持部に対して前記回転テーブルを回転可能に支持すると共に、前記回転テーブルに作用する前記第2金型から前記回転テーブルへ向かう向きの力を受ける回転軸受と、
前記回転テーブルと前記テーブル支持部との間に設けられて、前記第1油圧室と連通する第2油圧室と、
を有する圧縮ねじり成形装置。 - 前記回転軸受は、前記第2油圧室の内部に設けられている請求項1に記載の圧縮ねじり成形装置。
- 前記回転テーブルの回転を制御する回転機構をさらに有する請求項1又は2に記載の圧縮ねじり成形装置。
- 前記回転機構は、外輪が前記回転テーブルに対して取り付けられた外歯付旋回ベアリングを含む請求項3に記載の圧縮ねじり成形装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018082431A JP6914886B2 (ja) | 2018-04-23 | 2018-04-23 | 圧縮ねじり成形装置 |
PCT/JP2019/015486 WO2019208209A1 (ja) | 2018-04-23 | 2019-04-09 | 圧縮ねじり成形装置 |
CN201980027738.8A CN112004619B (zh) | 2018-04-23 | 2019-04-09 | 压缩扭转成型装置 |
RU2020133379A RU2764985C1 (ru) | 2018-04-23 | 2019-04-09 | Устройство для формования кручением при сжатии |
EP19793792.3A EP3785818B1 (en) | 2018-04-23 | 2019-04-09 | Compressive torsion forming device |
US17/077,787 US11826808B2 (en) | 2018-04-23 | 2020-10-22 | Compressive torsion forming device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018082431A JP6914886B2 (ja) | 2018-04-23 | 2018-04-23 | 圧縮ねじり成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019188429A JP2019188429A (ja) | 2019-10-31 |
JP6914886B2 true JP6914886B2 (ja) | 2021-08-04 |
Family
ID=68293810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018082431A Active JP6914886B2 (ja) | 2018-04-23 | 2018-04-23 | 圧縮ねじり成形装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11826808B2 (ja) |
EP (1) | EP3785818B1 (ja) |
JP (1) | JP6914886B2 (ja) |
CN (1) | CN112004619B (ja) |
RU (1) | RU2764985C1 (ja) |
WO (1) | WO2019208209A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112958683B (zh) * | 2021-02-19 | 2023-06-27 | 合肥工业大学 | 一种复合材料成形装置及成形方法 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4324271B1 (ja) * | 1965-03-09 | 1968-10-19 | ||
JPS544312B1 (ja) * | 1971-05-10 | 1979-03-05 | ||
JPS5313978Y2 (ja) * | 1972-10-26 | 1978-04-14 | ||
SU1013069A1 (ru) * | 1982-01-08 | 1983-04-23 | Днепропетровское Производственное Объединение По Выпуску Тяжелых Прессов | Установка дл штамповки с кручением |
SU1451049A1 (ru) * | 1982-06-04 | 1989-01-15 | Завод-втуз при Московском автомобильном заводе им.И.А.Лихачева | Гидравлический пресс дл штамповки с кручением |
JPS6382894U (ja) * | 1986-11-17 | 1988-05-31 | ||
US5660223A (en) * | 1995-11-20 | 1997-08-26 | Tht Presses Inc. | Vertical die casting press with indexing shot sleeves |
JP3544312B2 (ja) * | 1998-12-14 | 2004-07-21 | 住友重機械工業株式会社 | クランク軸用プレス成形機 |
RU2193969C2 (ru) * | 2001-02-06 | 2002-12-10 | Московский государственный индустриальный университет | Пресс |
JP2002336996A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-26 | Mitsuishi Fukai Tekkosho:Kk | 圧縮成形機 |
JP2006247734A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Japan Science & Technology Agency | 中空材のねじり加工法 |
RU116404U1 (ru) * | 2011-12-12 | 2012-05-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Южно-Уральский государственный университет" (национальный исследовательский университет) (ФГБОУ ВПО "ЮУрГУ" (НИУ)) | Гидравлический пресс с гидромоторным приводом |
JP6069145B2 (ja) * | 2013-09-12 | 2017-02-01 | 住友重機械工業株式会社 | 高圧捻り成形機 |
JP2015223621A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | 荻野工業株式会社 | 鍛造装置 |
CN104399808B (zh) * | 2014-09-05 | 2016-05-11 | 合肥工业大学 | 用于液压机上实现高压扭转工艺的装置 |
RU170964U1 (ru) * | 2015-05-29 | 2017-05-16 | федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Воронежский государственный университет" (ФГБОУ ВО "ВГУ") | Гидравлический пресс для штамповки с кручением |
CN105107914A (zh) * | 2015-08-17 | 2015-12-02 | 盐城工学院 | 一种高压扭转成形机 |
CN106826316B (zh) * | 2017-03-14 | 2019-04-16 | 环球工业机械(东莞)有限公司 | 一种旋转工件的压紧装置 |
CN206968052U (zh) * | 2017-07-18 | 2018-02-06 | 湖南科技大学 | 一种立式扭转油压机 |
-
2018
- 2018-04-23 JP JP2018082431A patent/JP6914886B2/ja active Active
-
2019
- 2019-04-09 CN CN201980027738.8A patent/CN112004619B/zh active Active
- 2019-04-09 EP EP19793792.3A patent/EP3785818B1/en active Active
- 2019-04-09 WO PCT/JP2019/015486 patent/WO2019208209A1/ja unknown
- 2019-04-09 RU RU2020133379A patent/RU2764985C1/ru active
-
2020
- 2020-10-22 US US17/077,787 patent/US11826808B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2019208209A1 (ja) | 2019-10-31 |
EP3785818A1 (en) | 2021-03-03 |
US20210039151A1 (en) | 2021-02-11 |
CN112004619A (zh) | 2020-11-27 |
US11826808B2 (en) | 2023-11-28 |
EP3785818A4 (en) | 2022-01-19 |
JP2019188429A (ja) | 2019-10-31 |
RU2764985C1 (ru) | 2022-01-24 |
CN112004619B (zh) | 2022-03-01 |
EP3785818B1 (en) | 2023-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5535246B2 (ja) | 液圧式の歯車機械 | |
AU2014294907B2 (en) | Sealing device for piston | |
USRE47007E1 (en) | Press for producing pellets from powdered material | |
JP6914886B2 (ja) | 圧縮ねじり成形装置 | |
JP6069145B2 (ja) | 高圧捻り成形機 | |
JP5313269B2 (ja) | 液圧シリンダ及びスラスト軸受を備える動力伝達システム | |
JP6581165B2 (ja) | 嵌め合いによる摺動摩擦力発生機構およびプレス機械のダイクッション | |
JP6704006B2 (ja) | ボールスクリュープレスマシン | |
JP6261586B2 (ja) | 粉砕装置 | |
US9435336B2 (en) | Sealing device for a piston | |
CN105960284B (zh) | 具有可设定的偏心装置的破碎机 | |
US3668920A (en) | Hydraulic control system for a metal forming press | |
JP2003500219A (ja) | ダイカストマシンのための射出装置 | |
CN207026116U (zh) | 一种轧机支撑辊液压衬板组件 | |
US10076787B2 (en) | Method for the production of a metal bearing layer on a cylinder barrel of a hydrostatic displacement machine | |
US2374592A (en) | Hydraulic pump or motor | |
JP5635821B2 (ja) | プレス機械 | |
US868738A (en) | Means for changing the shapes of and compressing bales. | |
KR102370683B1 (ko) | 볼 스크류 지지 장치 | |
CN105683561B (zh) | 轴向活塞机 | |
JP7104404B2 (ja) | ロールミル | |
JPH051096B2 (ja) | ||
CN105269851B (zh) | 一种挤压辊可调节的滚压设备 | |
US2986345A (en) | Thrust transmitting means for hydraulic jaw crushers | |
JP7567522B2 (ja) | モータ駆動粉末成形機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201016 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210714 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6914886 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |