JP6914167B2 - 建築用シャッター装置における封止構造 - Google Patents
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Description
そこでシール材基端部を、ガイドレール(躯体)側に設けた係止溝に嵌入係止することで自然状態のシール材先端部がカーテン面に均一状態で摺接するようにして封止性を確保するようにしたものも提唱されている(特許文献2参照)。ところがこのものはシール材基端部が係止溝に嵌入する構成になっているだけであるから、どうしても基端部の支持が弱く、このため先端部でのカーテン面摺接力(当接力)が低下して封止性が損なわれるという問題があり、このため摺接力を高めようとしてシール材先端部のカーテン面への摺接角度を直角に近い側に偏倚させようとした場合、該先端部は、無理な折曲(湾曲)が強いられることになって早期のうちに劣化するという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、強制変形部とシール材との当接部は粘着剤若しくは接着剤を介して止着されていることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッター装置における封止構造である。
請求項3の発明は、粘着剤は、両面粘着シートに設けられる粘着剤で構成されることを特徴とする請求項2記載の建築用シャッター装置における封止構造である。
請求項4の発明は、固定部は、シール材のカーテン面とは反対側部位で躯体側に固定され、強制変形部は固定部から断面く字形に延長形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用シャッター装置における封止構造である。
請求項5の発明は、強制変形部は、板状体を折返し折曲させることで先端部位がR状になった状態でシール材に当接していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用シャッター装置における封止構造である。
請求項6の発明は、支持部材は、躯体側の構成部材であるガイドレールに固定されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築用シャッター装置における封止構造である。
請求項7の発明は、ガイドレールは、躯体側に固定される外筐部と、該外筐部に内嵌される状態で固定され、シャッターカーテンの昇降案内をするためのガイド溝が形成された樹脂製の溝状部とを備えて構成され、溝状部の開口端縁部には、シール材基端部を嵌入係止するための係止溝と、支持部材固定部を固定するための固定片とが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の建築用シャッター装置における封止構造である。
請求項8の発明は、躯体側には、前記強制変形されたシール材のカーテン面側を受ける受け部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建築用シャッター装置における封止構造である。
請求項2の発明とすることにより、シール材と強制変形部との当接部を、粘着材又は接着剤による連続的な止着ができることになって、シール材をより安定した状態での組み付けができると共に、止着がない場合のようにシール材が脱落してしまうような不具合を回避できることになる。
請求項3の発明とすることにより、前記当接部の止着が、両面粘着シートを利用してできることになって簡単になる。
請求項4の発明とすることにより、シール材を強制変形させるための支持部材を、固定部を用いて簡単に躯体側に取付けすることができ、しかも該取付けにより強制変形部によるシール部の強制変形ができることになる。
請求項5の発明とすることにより、強制変形部のシール部に当接する部位の先端が、板状部を折返し折曲することにより形成されたR状部位になるため、シール部が不用意に傷ついたりすることを回避でき、長寿命化に寄与できることになる。
請求項6の発明とすることにより、支持部材は、ガイドレールに固定されることとなって、ガイドレールとの一体化が図れることになる。
請求項7の発明とすることにより、ガイドレールのシャッターカーテンを昇降案内する部位を樹脂製の溝状部にしながら、該溝状部にシール材と支持部材が取り付けられることになり、構造の簡略化が図れることになる。
請求項8の発明とすることにより、シール材は、シャッターカーテン面側がさらに受け部によって支持されることになって固定部の固定状態による影響がより低減することになる。
尚、本実施の形態では、シャッターケース2の水平状の天板2aの上側に、ケース先端側が低くなるよう傾斜した(勾配がある)傾斜板2bが設けられ、これによって天板2a上に埃等のごみ類が沈着するのを防止すると共に、傾斜板2bに傾斜があることでごみ類が溜まりづらくし、また傾斜板2bにごみ類が付着したとして、該付着したごみ類の発見がしやすいうえ、付着したごみ類の掃除による除去が容易にできるようになっていて衛生面等での配慮がなされている。
そして前記ガイド溝Xには、シャッターカーテン1に上下方向適宜間隔を存して設けた左右方向に長い骨材8の左右両端部に設けたローラ8aが内嵌することで、シャッターカーテン1の昇降案内をするようになっていること等は何れも従来通りであるが、骨材8は、シャッターカーテン1に形成の筒状部1aに内嵌状に設けられる本体部8bと、筒状部1aに内嵌する状態で本体部8bの左右方向両端部に設けられたホルダ8cと、該ホルダ8cから左右方向外方に突出する状態で設けられる軸部8dと、該軸部8dに軸支される前記ローラ8aとを備え、ビス8eを介して筒状部1a、本体部8b、ホルダ8cが一体的に固定されている。尚、8fは当て板である。
因みにシャッターカーテン1において、ガイド溝Xに内嵌して昇降案内されるものとしては本実施の形態のようにローラ8aである必要はなく、例えば骨材8の左右両端部を延長したものであってもよく、またシャッターカーテン1が硬質である場合に、シャッターカーテン1自体の左右両端部であってもよく、シャッターカーテン1の昇降案内の構造としては、必要において従来公知のものを採用できることはいうまでもない。
前記溝状部6の屋内外の一方の開口端縁部(以下、単に「端縁部」という。)6aには、前記ビス7の固定位置よりもガイド溝左側に偏倚する状態で蟻溝状の係止溝6cが形成されており、該係止溝6cに、シール材9の膨出状に形成された基端部9aが嵌入係止されることでシール材9は抜止め状に取付けられているが、シール材9は、該取付けられたままの自然状態では、シャッターカーテン1のカーテン面と略平行状態になっていて、先端部9bがシャッターカーテン1の屋内側のカーテン面からは離間した(当接しない)対向状態で取付けられている。
支持部材10には、固定部10aからシャッターカーテン1側に向けて断面く字形に折曲される状態で延出された強制変形部10bが設けられているが、該強制変形部10bは、シャッターカーテン1のカーテン面とは逆側からシール材9の係止溝6cから突出した中間部(本実施の形態では基端部9a寄りの中間部)9cに面接触状(押圧状)に当接してシール材9の先端部9bがシャッターカーテン1のホルダ8c部位のカーテン面に摺接(当接)するよう強制変形させるものであり、このようにすることで、溝状部6の開口端部とカーテン面とのあいだの隙間Yを封止するようになっている。そしてこれらシール材9と強制変形部10bとのあいだの当接面間には、粘着剤が設けられた両面粘着テープ11が介在されることになって互いに粘着され、これによりシール材中間部9cと強制変形部10bとの上下方向に長い連続状態での一体化が図られるようになっている。
この結果、シール材9は、自然状態ではカーテン面に摺接しない状態で設けられたものが、支持部材10に設けられる強制変形部10bによりシャッターカーテン1とは逆側から強制的に変形されることになって先端部9bがカーテン面に摺接することになる。このためシール材9は、シール材9自体を大きく折曲させる必要がないものでありながら、ビス等の固定具による点在的な固定による固定力の偏在状態での摺接がなく、全体に亘って均一的な摺接力での封止ができ、長期に亘って確実な封止をすることができる。
因みに本発明においては、シール材9は、強制変形部10bによる強制変形作用を受けて強制的に折曲変形するものであるため、粘着剤(両面粘着テープ11による粘着に限定されず、粘着剤だけによる粘着であってもよい。)を用いての一体化の必要ないが、このように一体化するものである場合、粘着剤によることなく、接着剤による固定であってもよいことは言うまでもない。
しかも強制変形部10bは、板状体を折返し折曲させることで先端部位がR状になった状態でシール材9に当接するため、シール材9に対して尖鋭状に当接することを回避できて、シール材9の保護が図れることになる。
因みに、支持部材10としては、図6(B)(C)に示す第三、第四の実施の形態のように、強制変形部10bを先端部がR状に形成された型材としたり、シール材当接面部をR状としたものとしたりすることができる。
またガイドレール4は、外側の外筐部5と、該外筐部5に内嵌される状態で固定され、シャッターカーテン1の昇降案内をするためのガイド溝Xが形成された樹脂製の溝状部6とを備えて構成され、そして溝状部6は、シール材基端部9aを嵌入係止するための係止溝6cが形成された端縁部6aが外筐部5に固定されるものであるため、溝状部6へのシール材9の取付けが容易にできることになる。
4 ガイドレール
5 外筐部
5a、5b 開口端縁部
6 溝状部
6a、6b 開口端縁部
6c 係止溝
7 ビス
9 シール材
9a 基端部
9b 先端部
10 支持部材
10a 固定部
10b 強制変形部
11 両面粘着テープ
X ガイド溝
Y 隙間
Claims (8)
- 躯体開口部に設けた左右のガイドレールに、シャッターカーテンの左右両端部を昇降案内させることで開口部の開閉を行うように構成した建築用シャッター装置において、シャッターカーテンのカーテン面とガイドレールとのあいだの隙間を封止するため設けられるシール材を、基端部が躯体側に設けた係止溝に嵌入係止し、先端部がカーテン面に摺接するものとするにあたり、係止溝は、自然状態でシール材の先端部がカーテン面から離間するよう基端部を嵌入係止するものであり、躯体側には、躯体側に固定するための固定部と、カーテン面とは逆側からシール材に当接して、先端部がカーテン面に摺接するようシール材を強制変形させる強制変形部とを備えた支持部材が設けられることを特徴とする建築用シャッター装置における封止構造。
- 強制変形部とシール材との当接部は粘着剤若しくは接着剤を介して止着されていることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッター装置における封止構造。
- 粘着剤は、両面粘着シートに設けられる粘着剤で構成されることを特徴とする請求項2記載の建築用シャッター装置における封止構造。
- 固定部は、シール材のカーテン面とは反対側部位で躯体側に固定され、強制変形部は固定部から断面く字形に延長形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用シャッター装置における封止構造。
- 強制変形部は、板状体を折返し折曲させることで先端部位がR状になった状態でシール材に当接していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用シャッター装置における封止構造。
- 支持部材は、躯体側の構成部材であるガイドレールに固定されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築用シャッター装置における封止構造。
- ガイドレールは、躯体側に固定される外筐部と、該外筐部に内嵌される状態で固定され、シャッターカーテンの昇降案内をするためのガイド溝が形成された樹脂製の溝状部とを備えて構成され、溝状部の開口端縁部には、シール材基端部を嵌入係止するための係止溝と、支持部材固定部を固定するための固定片とが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の建築用シャッター装置における封止構造。
- 躯体側には、前記強制変形されたシール材のカーテン面側を受ける受け部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建築用シャッター装置における封止構造。
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