JP6913332B2 - シート状物移送装置およびこれを備えたシート状物加工装置 - Google Patents

シート状物移送装置およびこれを備えたシート状物加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、シート状物を移送するためのシート状物移送装置及びこれを備えたシート状物加工装置に関する。
従来より、シート状物を移送させながら延伸させる延伸機が提案されている。このような延伸機は、多数のクリップを有する左右一対の無端チェーンを備え、シート状物の両側縁をクリップで把持した状態で無端チェーンを周回させることにより、シート状物を所定の移送方向へ移送させる。無端チェーンはパンタグラフ状に選択的に収縮/伸張が可能であって、シート状物を移送しながら徐々に伸張することでシート状物を延伸させる。また、従来の延伸機は、無端チェーンを伸張させるためのガイドレール及びスクリュを備える。スクリュの周面には螺旋状のガイド溝が設けられ、ガイド溝のピッチは移送方向下流側に向かうに従い漸増し、このようなガイド溝に無端チェーンの軸受ローラが案内されることによって、収縮状態にあった無端チェーンが徐々に伸張されていく(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このようにして延伸加工されたシート状物は、時間の経過と共に収縮してしまうという問題があった。そこで、シート状物を延伸させた後に僅かに収縮させることにより、延伸加工後のシート状物が収縮するのを防止する延伸装置が提案されている。この延伸装置では、グリッパーを案内するねじ溝の溝ピッチが漸増した後に僅かに漸減するように設定されており、これによりグリッパーは加速された後に僅かに減速され、シート状物の長手方向への延伸と収縮を実現している(例えば、特許文献2参照)。
特開昭64−22532号公報 特公昭62−45812号公報
従来の延伸機において、シート状物の延伸率を変更する場合には、これに応じて無端チェーンの伸張率を変更する必要があり、そのためにはガイドレールの相対位置を変更すると共に、変更後の伸張率に応じたスクリュへ交換する必要があった。
また、上述の延伸装置では、グリッパーの加速と減速を実現するねじ溝は同一のスピンドルに設けられていることから、シート状物の延伸と収縮の調整にはスピンドル自体の交換が必要となり、使い勝手が悪かった。
本発明は、シート状物の収縮率や延伸率の変更に柔軟に対応できるシート状物移送装置およびこれを備えたシート状物加工装置の提供を目的とする。
本発明は、シート状物の延伸や収縮の調整を容易に行えるシート状物移送方法、シート状物装置及びこれを備えるシート状物加工装置の提供を他の目的とする。
本発明のシート状物移送装置は、長手方向に選択的に収縮及び伸張可能に構成された無端チェーンと、前記無端チェーンを所定の周回方向に周回させる周回手段と、前記無端チェーンを案内する第1スクリュと、前記第1スクリュよりも前記周回方向下流側であって、前記第1スクリュの近傍に配置された第2スクリュと、前記第1スクリュ及び前記第2スクリュを個別に回転駆動するための駆動手段と、を備え、前記無端チェーンは、複数個のクリップ部が無端状に連結されて構成され、各クリップ部はシート状物の側縁を把持するためのクリップ手段を有し、前記クリップ手段は、所定のクリップ位置において前記シート状物の側縁を把持し、所定のクリップアウト位置において前記シート状物を解放し、前記第1スクリュには前記クリップ部を案内して前記周回方向へ送り出すための螺旋状の第1突出部が設けられ、前記第2スクリュには前記クリップ部を案内して前記周回方向へ送り出すための螺旋状の第2突出部が設けられ、前記第1スクリュは前記クリップ部を第1速度で送り出し、前記第2スクリュは前記クリップ部を前記第1速度とは異なる第2速度で送り出すことを特徴とする。
本発明のシート状物移送装置は、長手方向に選択的に収縮及び伸張可能に構成された無端チェーンと、前記無端チェーンを所定の周回方向に周回させる周回手段と、前記無端チェーンを案内する上流側案内部材と、前記上流側案内部材よりも前記周回方向下流側に配置されて前記無端チェーンを案内する下流側案内部材と、を備え、前記無端チェーンは、複数個のクリップ部が無端状に連結されて構成され、各クリップ部はシート状物の側縁を把持するためのクリップ手段を有し、前記クリップ手段は、所定のクリップ位置において前記シート状物の側縁を把持し、所定のクリップアウト位置において前記シート状物を解放し、前記周回手段は、前記クリップ部を第1速度で送り出すスプロケットを有し、前記上流側案内部材は、前記スプロケットよりも前記周回方向下流側に配置され、前記クリップ部を案内して前記第1速度とは異なる第2速度で送り出し、前記下流側案内部材は、前記クリップアウト位置よりも前記周回方向上流側に配置され、前記クリップ部を第3速度で送り出し、前記第3速度は、前記第1速度と前記第2速度の間の速度であることを特徴とする。
本発明のシート状物移送装置は、長手方向に収縮可能に構成された無端チェーンと、前記無端チェーンを所定の周回方向に周回させる周回手段と、前記無端チェーンを選択的に収縮及び伸張させながら案内するための案内レールと、スクリュと、駆動手段と、を備え、 前記無端チェーンは、多数のクリップ部と多数のチェーンユニットとが交互に連結されて構成され、各クリップ部はシート状物の側縁を把持するためのクリップ手段を有し、前記クリップ手段は、所定のクリップ位置において前記シート状物の側縁を把持し、所定のクリップアウト位置において前記シート状物を解放し、前記チェーンユニットは選択的に収縮及び伸張可能に構成され、前記周回手段は、前記クリップ部を第1速度で送り出すスプロケットを備え、前記スプロケットは前記スクリュよりも前記周回方向上流側に位置し、 前記案内レールは、環状の第1レールと、有端状の第2レールと、を有し、前記第2レールの始端は前記スクリュの近傍に位置し、前記スクリュには前記クリップ部を案内して送り出すための螺旋状の突出部が設けられ、前記突出部のピッチは、その全域において同一であることを特徴とする。
本発明のシート状物移送装置は、長手方向に選択的に収縮及び伸張可能に構成された無端チェーンと、前記無端チェーンを所定の周回方向に周回させる周回手段と、前記無端チェーンを案内する案内部材と、前記案内部材よりも前記周回方向下流側に配置されて前記無端チェーンを案内する案内スクリュと、を備え、前記無端チェーンは、複数個のクリップ部が無端状に連結されて構成され、各クリップ部はシート状物の側縁を把持するためのクリップ手段を有し、前記クリップ手段は、所定のクリップ位置において前記シート状物の側縁を把持し、所定のクリップアウト位置において前記シート状物を解放し、前記周回手段は、前記クリップ部を第1速度で送り出す上流側スプロケット及び下流側スプロケットを有し、前記案内部材は、前記上流側スプロケットよりも前記周回方向下流側に配置され、前記クリップ部を案内して前記第1速度とは異なる第2速度で送り出し、前記案内スクリュは、前記クリップアウト位置と前記下流側スプロケットの間に配置され、前記クリップ部を前記第1速度で送り出すことを特徴とする。
本発明に係るシート状物加工装置は、上述した何れかのシート状物移送装置を備えることを特徴とする。
本発明のシート状物移送装置によれば、駆動手段は、第1突出部が第1速度で移動するように第1スクリュを回転させ、第2突出部が第1速度とは異なる第2速度で移動するように第2スクリュを回転させるので、クリップ部は第1突出部により案内された後に第2突出部により案内される。これにより、クリップ部の移動速度は第1速度から第2速度へ変更され、これによりシート状物の移送速度も第1速度から第2速度へ変更され、シート状物は収縮又は延伸される。また、第1スクリュと第2スクリュは各々独立して回転駆動されるので、第2スクリュの回転速度を変更することによってシート状物の収縮率又は延伸率を容易に変更することができる。
本発明のシート状物移送装置によれば、上流側案内部材はクリップ部を案内して第1速度とは異なる第2速度で送り出し、下流側案内部材はクリップ部を第1速度と第2速度の間の第3速度で送り出すので、シート状物を収縮又は延伸させたのちに延伸又は収縮させることができ、加工後のシート状物の安定性を向上できる。また、上流側案内部材と下流側案内部材とは別個の部材とされているため、それぞれを個別に駆動することができ、シート状物の延伸や収縮に関する調整を柔軟に行うことができる。
本発明のシート状物移送装置によれば、無端チェーンを選択的に収縮及び伸張させるための案内レールを備え、スクリュにはクリップ部を案内するための螺旋状の突出部が設けられ、周回方向における突出部のピッチは一定とされている。よって、シート状物の収縮率又は延伸率を変更する場合であっても、スクリュの交換を行う必要がない。
本発明のシート状物移送装置によれば、クリップアウト位置と下流側スプロケットの間に配置された案内スクリュによってクリップ部を第1速度で送り出すので、シート状物の収縮率や延伸率が変更されても案内スクリュ及び下流側スプロケットの回転速度の調整が不要となる。
本発明のシート状物加工手段によれば、上述した何れかのシート状物移送装置を備えるので、上述したのと同様の効果が得られる。
本発明の第1実施形態に係るシート状物加工装置を示す概略平面図。 (a)は、図1に示すシート状物加工装置が備えるシート状物移送装置を示す概略平面図、(b)は(a)の要部拡大図。 図2に示すシート状移送装置が備える無端チェーンの一部を拡大して示す底面図であって、(a)は伸張状態を示す図、(b)は収縮状態を示す図。 本発明の第2実施形態に係るシート状物加工装置を示す概略平面図。 本発明の第3実施形態に係るシート状物加工装置を示す概略平面図。 本発明の第4実施形態に係るシート状物加工装置を示す概略平面図。 本発明の第5実施形態に係るシート状物加工装置を示す概略平面図。 図7に示すシート状物加工装置が備えるシート状物移送装置を示す概略側面図。
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態に係るシート状物加工装置について説明する。
図1に示すシート状物加工装置1は、一対のシート状物移送装置(以下、単に「移送装置」という。)2,2と、図示しない加熱手段と、を備える。一方の移送装置2は、シート状物Sの幅方向D1の左側に配置され、他方の移送装置2は右側に配置されている。これら一対の移送装置2,2は、シート状物Sの幅方向D1両側縁を挟持して所定の移送方向D2へ移送する。シート状物Sの移送経路には、移送方向D2上流側から順に、第1移送域R1、変速域R2、及び第2移送域R3が規定されている。移送装置2,2は移送方向D2を中心に左右対称である他は実質同一の構成を有すため、ここでは一方の移送装置2についてのみ説明し、他方の移送装置2についての説明は省略する。
図1及び図2を参照して、移送装置2は、無端チェーン3と、無端チェーン3を周回させるための周回手段4と、無端チェーン3を案内するための案内機構5と、を備える。周回手段4は、移送方向D2に沿って配置された一対のスプロケット41,42(上流側スプロケット41及び下流側スプロケット42)と、各スプロケット41,42を回転駆動する電動モータM1,M2と、を備え、無端チェーン3はスプロケット41,42と噛み合わされてスプロケット41,42の間に掛け渡されている。駆動モータM1,M2によりスプロケット41,42が所定方向に回転駆動されることにより、無端チェーン3は所定の周回方向D3に移動(周回)する。
図2に示す様に、無端チェーン3は長さ方向に選択的に収縮可能に構成されており、複数個のクリップ部31と、隣接する一対のクリップ部31同士を接続する複数個のチェーンユニット32と、を備える。各クリップ部31にはシート状物Sの側縁を保持するためのクリップ手段(図示せず)が設けられている。クリップ手段は、所定のクリップ位置P1においてシート状物Sの側縁を挟持し、所定のクリップアウト位置P2においてシート状物Sを解放する。
図3を参照して、各チェーンユニット32は、一対のリンク32a,32aと、中間リンク32bと、を備える。各リンク32aは、隣接するクリップ部31に連結軸S1を介して旋回自在に連結されている。中間リンク32bは、一対のリンク32a,32aの間に位置し、連結軸S2,S2を介して一対のリンク32a,32aに旋回自在に連結されている。また、中間リンク32bには従動コロ32cが設けられており、従動コロ32cが矢印A方向に押されると、各リンク32aが連結軸S1,S2を中心にクリップ部31及び中間リンク32bに対して旋回し、図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態へ変化する。このようにして、周回方向D3におけるクリップ部31のピッチ(以下、「クリップ間ピッチ」という)を最大ピッチL1と最小ピッチL2の間で変化させることができ、クリップ間ピッチの変化量はシート状物Sの収縮率に応じて任意に設定される。
図1及び図2を参照して、案内機構5は、案内レール6と、第1スクリュ7と、第2スクリュ8と、スプロケット9と、を備える。
案内レール6は無端チェーン3(より具体的には、チェーンユニット32)の収縮及び伸張を選択的に行うものであって、第1レール61と、相互に平行に配置された一対の第2レール62,62と、を有する。第1レール61は、無端チェーン3のクリップ部31を案内し、また一対の第2レール62,62は無端チェーン3の中間リンク32bを案内する。より具体的に、図2を参照して、第1レール61は無端チェーン3の周回経路に沿って配置された環状レールであって(図2においては第1レール61を一部省略して示す)、クリップ部31は第1レール61に案内されながら周回方向D3に移動する。一方、第2レール62,62は有端状であって、周回方向D3における上流側スプロケット41の下流側から下流側スプロケット42の下方位置まで次の様に延びている。即ち、一対の第2レール62,62は、第1移送域R1において第1レール61と平行に延び、変速域R2において移送方向D2下流側に向かうに従い移送経路に近づく方向に第1レール61に対して傾斜し、第2移送域R3においては第1移送域R1のときよりも移送経路寄りの位置で第1レール61と平行に延びる。その後、第2レール62,62は搬送経路から遠ざかる方向に第1レール61に対して傾斜して延びた後に、再び第1レール61と平行に延びる。
そして、無端チェーン3はチェーンユニット32が伸びきった状態で上流側スプロケット41により移動され、この状態を維持したまま第1移送域R1を通過する。そして、チェーンユニット32が第1移送域R1から変速域R2に近づくと、中間リンク32bに設けられた従動コロ32cが一対の第2レール62,62の間に進入し、第2レール62,62に沿って移動する。よって、変速域R2において第2レール62,62が移送経路に近づくに従い従動コロ32cも移送経路に近づく方向(図3(a)における矢印A方向)に押され、クリップ間ピッチが漸減する。第2移送域R3においてはクリップ間ピッチが減少した状態に維持され、その後、第2レール62,62が移送経路から遠ざかるに従い従動コロ32cも移送経路から遠ざかる方向に押され、クリップ間ピッチが漸増する。このように、本実施形態においては、第1レール61に対する第2レール62,62の相対位置を第1移送域R1と第2移送域R2で相違させることによりチェーンユニット32を収縮させて、クリップ間ピッチを変更している。
図1及び図2を参照して、第1スクリュ7は、一対の第2レール62,62の上流端(始端)の近傍に設けられ、駆動モータM3により回転駆動される。第2スクリュ8は第1スクリュ7よりも移送方向D2下流側であって第1スクリュ7の近傍に設けられ、駆動モータM4により回転駆動される。無端チェーン3のクリップ部31には従動コロ(被案内部材)31aが設けられており、第1スクリュ7の周面には従動コロ31aを案内するための螺旋状の突出部7a(第1突出部)が設けられ、同様に第2スクリュ8の周面にも従動コロ31aを案内するための螺旋状の突出部8a(第2突出部)が設けられている。突出部7a及び突出部8aの何れのピッチも、その全域において一定とされている。駆動モータM3は突出部7aが所定の第1速度で移送方向D2(周回方向D3)へ移動するように第1スクリュ7を回転させ、また駆動モータM4は突出部8aが第1速度とは異なる所定の第2速度(本実施形態では第1速度よりも遅い第2速度)で移動するように第2スクリュ8を回転させる。
かかる構成において、クリップ部31は上流側スプロケット41により第1速度で送り出され、第1速度を保ったまま第1移送域R1を通過する。クリップ部31が変速域R2に達すると、従動コロ31aが第1スクリュ7の突出部7aにより案内されることにより、クリップ部31は第1速度を維持したまま第2スクリュ8へ安定的に送り出される。その後、従動コロ31aが第2スクリュ8の突出部8aにより案内されることにより、クリップ部31は第2速度で送りだされ、これによりクリップ部31の移動速度が減速される。また、このようにクリップ部31の移動速度が減速されることによって、クリップ間ピッチを減縮させる方向に力が働き、チェーンユニット32は長手方向に収縮する。即ち、変速域R2におけるチェーンユニット32の収縮は、第1レール61と第2レール62の位置関係と、第2スクリュ8によるクリップ部31の速度調整によって達成される。
スプロケット9は、クリップアウト位置P2よりも周回方向D3下流側に配置されて無端チェーンと噛み合わされている。スプロケット9が駆動モータM5により回転駆動されることにより、クリップ部31は下流側スプロケット42へ送られる。なお、スプロケット9の周速度は第2速度と同一であってもよく、第2速度と異なる速度であっても良い。
このように構成されたシート状物加工装置1では、各移送装置2が備えるクリップ部31は、クリップ位置P1においてシート状物Sの側縁を挟持し、第1移送域R1を第1速度で周回方向D3に移動し、変速域R2においてクリップ間ピッチが漸減されて第2速度まで減速する。これにより、シート状物Sの移送速度は第1速度から第2速度へ減速し、シート状物Sは縦方向(移送方向D2)に収縮される。その後、クリップ部31は第2移送域R3を第2速度で移動し、クリップアウト位置P2においてシート状物Sの側縁を解放する。そして、スプロケット9と下流側スプロケット42を経て上流側スプロケット41まで戻り、このようにして上流側スプロケット41へ戻るまでの間に図3(a)に示す様に伸びきった状態に戻される。一方、クリップ部31から解放されたシート状物Sは、収縮された状態を維持したまま移送方向D2下流側へ排出される。
なお、クリップ部31のクリップ手段によってシート状物Sを挟持(クリップ)および解放(クリップアウト)するための構成は公知であるので詳細な説明は省略する。また、シート状物Sは、クリップ位置P1からクリップアウト位置P2に到達するまでの間にわたって加熱手段(図示せず)により加熱される。
ここで、第1レール61に対する第2レール62の相対位置は可変とされており、シート状物Sの収縮率を変更する場合には、目的の収縮率に応じて第1レール61に対する第2レール62の相対位置を調整すると共に、第2スクリュ8の回転速度(より具体的には第2スクリュ8の突出部8aの移動速度)を変更すればよい。即ち、本実施形態によれば、溝ピッチが漸減するスクリュに代えて、各々独立して回転駆動される一対のスクリュ7,8を用いるので、目的の収縮率に応じて第2スクリュ8の回転速度を変更すればよく、スクリュ自体を付け替える必要がない。
なお、本実施形態においては、駆動モータM3〜M5により駆動手段が構成され、スクリュ7及び8により案内部材が構成される。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るシート状物加工装置について説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態のシート状物加工装置1と実質同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明は省略する。
図4を参照して、本実施形態のシート状物加工装置101は、一対の移送装置(シート状物移送装置)102,102を備え、各移送装置102にはスプロケット9に代えて第3スクリュ(案内スクリュ)109が設けられている。第3スクリュ109の周面には従動コロ31a(図2)を案内するための螺旋状の突出部109aが設けられており、駆動モータM105により回転駆動され、突出部109aのピッチはその全域において一定とされている。
かかる構成において、第1実施形態と同様に変速域R2において第1速度から第2速度へ減速されたクリップ部31は、クリップアウト位置P2においてシート状物Sを解放したのちに第3スクリュ109により第1速度まで加速される。即ち、無端チェーン3はクリップ間ピッチが図4に示す様に最大ピッチL1に戻された状態で下流側スプロケット42に到達する。
このように、本実施形態では第3スクリュ109を備えるので、シート状物Sの収縮率(変速域R2におけるクリップ間ピッチの縮小率)が変更されても、第3スクリュ109の回転速度を変更すれば良く、利便性が良い。
即ち、スプロケット9を用いる第1実施形態においては、シート状物Sの収縮率を変更した場合には、これに応じてスプロケット9を交換すると共に、スプロケット9と下流側スプロケット42の回転速度を調整する必要があった。これに対して本実施形態においては、第3スクリュ109の回転速度を変更すれば、第3スクリュ109の交換や下流側スプロケット42の回転速度の調整が不要となる。よって、上流側スクリュ41及び下流側スクリュ42の回転速度を同一とし、下流側スクリュ42によるクリップ部31の送り出し速度を第1速度とすれば良い。
なお、第3スクリュ109として第1スクリュ7と同一の形状及び大きさを有するスクリュを用いるのがより好ましく、このようなスクリュを用いることにより第3スクリュ109の回転速度の変更も不要にできる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るシート状物加工装置について説明する。図5を参照して、本実施形態のシート状物加工装置101Aは、左右一対の移送装置102A,102Aを備える。各移送装置102Aは、第2実施形態の移送装置102と略同一の構成を有するが、一対のスクリュ7,8に代えてスクリュ107を備える点において異なる。スクリュ107の周面には従動コロ31a(図2)を案内して送り出すための螺旋状の突出部107aが設けられ、突出部107aのピッチは移送方向D2下流側に向かうに漸減し、駆動モータM103により回転駆動される。これにより、無端チェーン3の各クリップ部31の移動速度は、第1スクリュ107により第1速度から第2速度へ漸減され、第3スクリュ(案内スクリュ)109により第1速度まで戻されて下流側スプロケット42へ送られる。
かかる構成においても、シート状物Sの収縮率を変更した場合でも、第3スクリュ109の交換や下流側スプロケット42の回転速度の調整が不要となり、第3スクリュ109の回転速度を変更すれば足りる。なお、本実施形態においてはスクリュ107が案内部材として機能する。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係るシート状物加工装置について説明する。図6を参照して、本実施形態のシート状物加工装置201は、左右一対の移送装置202,202を備える。各移送装置202は、第2実施形態の移送装置102と略同一の構成を有するが、各移送装置202が備える案内機構205は、第1スクリュ7及び第2スクリュ8に代えて第1スクリュ207(上流側案内部材)及び第2スクリュ208(下流側案内部材)を備える点において異なる。
第1スクリュ207の周面にはクリップ部31の従動コロ31a(図2)を案内して送り出すための螺旋状の突出部207aが設けられ、突出部207aのピッチは移送方向D2下流側に向かうに従い漸減し、駆動モータM203により回転駆動される。第2スクリュ208の周面にはクリップ部31の従動コロ31aを案内して送り出すための螺旋状の突出部208aが設けられ、突出部208aのピッチは移送方向D2下流側に向かうに従い僅かに漸増し、駆動モータM204により第1スクリュ207とは独立して回転駆動される。これにより、無端チェーン3の各クリップ部31の移動速度は、第1スクリュ207により第1速度から第2速度へ漸減され、第2スクリュ208により第3速度(第1速度と第2速度の間の速度)へ僅かに漸増され、第3スクリュ109により第1速度まで戻されて下流側スプロケット42へ送られる。
かかる構成を有するシート状物加工装置201においては、シート状物Sは第1移送域R1を第1速度で移送された後に変速域R2において第2速度まで減速され、これにより縦方向(移送方向D2)へ目的の収縮率よりも僅かに大きな収縮率で収縮される。そして、第2移送域R3を第2速度で移送され、第2変速域R4において目的の収縮率となる様に僅かに延伸されて、クリップアウト位置P2においてクリップ部31から解放される。
このように、本実施形態においては、第1スクリュ207により目的の収縮率よりも大きな収縮率となるようにシート状物Sを収縮させた後に第2スクリュ208により目的の収縮率となる様にシート状物Sを僅かに延伸させるので、シート状物加工装置201から排出された加工後のシート状物Sが経時変化によって延伸してしまうのを抑制でき、加工後のシート状物Sの品質を安定させることができる。
また、本実施形態では、第1スクリュ207を用いてシート状物Sを収縮させ、第2クリュ208を用いてシート状物Sを延伸させるので、シート状物Sの収縮と延伸(例えば、収縮や延伸にかける時間長さ等)を別個に調整することができ、種々の収縮加工/延伸加工に柔軟に対応できる。
なお、本実施形態においては、第1及び第2スクリュ207,208が案内部材として機能する。また、本実施形態では、第1スクリュ207に代えて図1に示す第1及び第2スクリュ7,8を用いることもでき、この場合は第1及び第2スクリュ7,8が上流側案内部材を構成する。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係るシート状物加工装置について説明する。図7及び図8を参照して、本実施形態のシート状物加工装置301は、左右一対の移送装置302,302を備え、各移送装置302は主移送装置302Aと副移送装置302Bと、を備える。主移送装置302Aは、上述の移送装置2と実質同一であるが、中間スプロケット43を更に備える点において異なる。中間スプロケット43は第1スクリュ7よりも移送方向D2上流側に配置されており、無端チェーン3と噛み合い、駆動モータM6により上流側スプロケット41と同一の速度で回転駆動されて無端チェーン3を第1速度で移動させる。
副移送装置302Bは主移送装置302Aの上方に設けられ、無端チェーン(副無端チェーン)3Bと、無端チェーン3Bを周回させる副周回手段4Bと、を備え、副周回手段4Bは一対のスプロケット41B,43Bを備える。無端チェーン3Bは一対のスプロケット41B,43Bに掛け渡されており、スプロケット41B,43Bが駆動モータM7,M8により回転駆動されることにより、主移送装置302Aの無端チェーン3と同一の速度で周回する。無端チェーン3Bは無端チェーン3とほぼ同一の構成を有し、シート状物Sの側縁を保持するためのクリップ手段(図示せず:他のクリップ手段)を備えた複数個の副クリップ部31Bが複数個のチェーンリンク(図示せず)により連結されて構成されている。なお、本実施形態において副移送装置302Bは主移送装置302Aの上方に設けられているが、副移送装置302Bを主移送装置302Aの下方に設けてもよい。
かかる構成を有する副移送装置302Bでは、無端チェーン3Bは、所定のクリップ位置P1においてシート状物Sの側縁を挟持し、第1移送域R1を第1速度で周回方向D3に移動する。このとき、主移送装置302Aのクリップ部31と副移送装置302Bの副クリップ部31Bとが移送方向D2に沿って交互に並ぶ。即ち、各クリップ部31Bは隣り合う一対のクリップ部31の間の位置においてシート状物Sの側縁を挟持する。
そして、移送経路における上流側の所定領域においては、シート状物Sの側縁はクリップ部31と副クリップ部31Bの双方により挟持されて移送される。よって、主移送装置302Aのみを用いた場合と比較して、当該所定領域におけるクリップ間ピッチ(クリップ部31と副クリップ部31Bの間のピッチ)を小さくでき、シート状物Sをより安定して移送できる。
以上、本発明の実施形態に係るシート状物加工装置について添付の図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形、修正が可能である。
例えば、上記本実施形態においては、案内レール6と第1及び第2スクリュ7,8を用いることでクリップ間ピッチを変更する構成としたが、案内レール6のうち第2レール62,62を省略することもでき、或いは第2スクリュ8を省略することもできる。何れの場合であっても、目的の収縮率を達成できると共に、収縮率を変更する際にスクリュを交換する必要がない。
上記第5実施形態においては、主移送装置302Aを移送装置2と略同一の構成を有するものとしたが、これに代えて移送装置102,102A又は202と略同一の構成を有するものとしても良い。即ち、主移送装置302Aをスプロケット9に代えてスクリュ109を有するものとしても良く、また第1及び第2スクリュ7,8に代えて第1スクリュ107又は第1及び第2スクリュ207,208を有するものとしても良い。
上記各実施形態においては、シート状物Sを縦方向(移送方向D2)に収縮させる場合について説明したが、シート状物Sを縦方向に延伸させる場合にも同様に適用できる。この場合、第1速度よりも第2速度の方が速くなる様に第1レール61と第2レール62,62の位置関係を調整すると共に、次の様に調整すればよい。即ち、第1実施形態等においては、第2スクリュ8の突出部8aの移動速度である第2速度が、第1スクリュ7の突出部7aの移動速度である第1速度よりも速くなるように第2スクリュ8を回転させる。また、第3実施形態や第4実施形態等においては、突出部107a,207aのピッチを周回方向D3下流側に向かうに従い漸増させ、第2スクリュ208によりシート状物Sを僅かに収縮させる。更に、第5実施形態の場合には、移送経路における上流側に代えて下流側の所定領域においてシート状物Sの側縁をクリップ部31と副クリップ部31Bの双方で挟持して移送させる。即ち、副移送装置302Bを主移送装置302Aの下流側部位の上方又は下方に配置させればよい。
上記実施形態においては縦方向のみにシート状物Sを収縮(又は延伸)させる場合について説明したが、幅方向D1への収縮又は延伸をも行うように構成してもよい。
1,101,101A,201,301 シート状物加工装置
2,102,102A,202,302 シート状物移送装置
3 無端チェーン
4 周回手段
6 案内レール
7 第1スクリュ
8 第2スクリュ
7a 突出部(第1突出部)
8a 突出部(第2突出部)
31 クリップ部
32 チェーンユニット
109 第3スクリュ(案内スクリュ)
S シート状物

Claims (9)

  1. 長手方向に選択的に収縮及び伸張可能に構成された無端チェーンと、
    前記無端チェーンを所定の周回方向に周回させる周回手段と、
    前記無端チェーンを案内する第1スクリュと、
    前記第1スクリュよりも前記周回方向下流側であって、前記第1スクリュの近傍に配置された第2スクリュと、
    前記第1スクリュ及び前記第2スクリュを個別に回転駆動するための駆動手段と、を備え、
    前記無端チェーンは、複数個のクリップ部が無端状に連結されて構成され、各クリップ部はシート状物の側縁を把持するためのクリップ手段を有し、
    前記クリップ手段は、所定のクリップ位置において前記シート状物の側縁を把持し、所定のクリップアウト位置において前記シート状物を解放し、
    前記第1スクリュには前記クリップ部を案内して前記周回方向へ送り出すための螺旋状の第1突出部が設けられ、前記螺旋状の第1突出部のピッチは一定であり、
    前記第2スクリュには前記クリップ部を案内して前記周回方向へ送り出すための螺旋状の第2突出部が設けられ、
    前記周回手段は、前記クリップ部を第1速度で送り出すスプロケットを有し、前記スプロケットは前記第1スクリュよりも前記周回方向上流側に位置し、
    前記第1スクリュは前記クリップ部を前記第1速度で送り出し、
    前記第2スクリュは前記クリップ部を前記第1速度とは異なる第2速度で送り出すことを特徴とするシート状物移送装置。
  2. 長手方向に選択的に収縮及び伸張可能に構成された無端チェーンと、
    前記無端チェーンを所定の周回方向に周回させる周回手段と、
    前記無端チェーンを案内する第1スクリュと、
    前記第1スクリュよりも前記周回方向下流側であって、前記第1スクリュの近傍に配置された第2スクリュと、
    前記第1スクリュ及び前記第2スクリュを個別に回転駆動するための駆動手段と、を備え、
    前記無端チェーンは、複数個のクリップ部が無端状に連結されて構成され、各クリップ部はシート状物の側縁を把持するためのクリップ手段を有し、
    前記クリップ手段は、所定のクリップ位置において前記シート状物の側縁を把持し、所定のクリップアウト位置において前記シート状物を解放し、
    前記第1スクリュには前記クリップ部を案内して前記周回方向へ送り出すための螺旋状の第1突出部が設けられ、前記第1突出部のピッチは一定であり、
    前記第2スクリュには前記クリップ部を案内して前記周回方向へ送り出すための螺旋状の第2突出部が設けられ、
    前記第1突出部が第1速度で移動するように前記駆動手段が前記第1スクリュを回転させることで前記第1スクリュは前記クリップ部を前記第1速度で送り出すと共に前記第2突出部が前記第1速度とは異なる第2速度で移動するように前記駆動手段が前記第2スクリュを回転させることにより前記第2スクリュは前記クリップ部を前記第2速度で送り出すことによって、前記無端チェーンが収縮又は伸張され、
    前記駆動手段は、目的の収縮率又は伸長率に応じて前記第2速度を変更可能であることを特徴とするシート状物移送装置。
  3. 前記第2スクリュよりも前記周回方向下流側に配置されて前記無端チェーンを案内する下流側案内部材を更に備え
    前記下流側案内部材は、前記クリップアウト位置よりも前記周回方向上流側に配置され、前記クリップ部を第3速度で送り出し、前記第3速度は、前記第1速度と前記第2速度の間の速度であることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート状物移送装置。
  4. 記下流側案内部材は、周面に螺旋状の他の突出部が形成されたスクリュであり、前記他の突出部のピッチは前記周回方向下流側に向かうに従い漸減又は漸増し、
    前記駆動手段は前記第1スクリュと前記第2スクリュと前記下流側案内部材とを個別に回転駆動させることを特徴とする請求項3に記載のシート状物移送装置。
  5. 長手方向に収縮可能に構成された無端チェーンと、
    前記無端チェーンを所定の周回方向に周回させる周回手段と、
    前記無端チェーンを選択的に収縮及び伸張させながら案内するための案内レールと、
    スクリュと、
    駆動手段と、を備え、
    前記無端チェーンは、多数のクリップ部と多数のチェーンユニットとが交互に連結されて構成され、各クリップ部はシート状物の側縁を把持するためのクリップ手段を有し、前記クリップ手段は、所定のクリップ位置において前記シート状物の側縁を把持し、所定のクリップアウト位置において前記シート状物を解放し、前記チェーンユニットは選択的に収縮及び伸張可能に構成され、
    前記周回手段は、前記クリップ部を第1速度で送り出すスプロケットを備え、前記スプロケットは前記スクリュよりも前記周回方向上流側に位置し、
    前記案内レールは、環状の第1レールと、有端状の第2レールと、を有し、前記第2レールの始端は前記スクリュの近傍に位置し、
    前記スクリュには前記クリップ部を案内して送り出すための螺旋状の突出部が設けられ、
    前記突出部のピッチは、その全域において同一であることを特徴とするシート状物移送装置。
  6. 前記クリップアウト位置よりも前記周回方向下流側に配置された案内スクリュを更に備え、
    前記案内スクリュには前記クリップ部を案内して送り出すための螺旋状の突出部が設けられ、
    前記案内スクリュは、前記クリップ部を前記第1速度で送り出すことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のシート状物移送装置。
  7. 長手方向に選択的に収縮及び伸張可能に構成された無端チェーンと、
    前記無端チェーンを所定の周回方向に周回させる周回手段と、
    前記無端チェーンを案内する案内部材と、
    前記案内部材よりも前記周回方向下流側に配置されて前記無端チェーンを案内する案内スクリュと、を備え、
    前記無端チェーンは、複数個のクリップ部が無端状に連結されて構成され、各クリップ部はシート状物の側縁を把持するためのクリップ手段を有し、
    前記クリップ手段は、所定のクリップ位置において前記シート状物の側縁を把持し、所定のクリップアウト位置において前記シート状物を解放し、
    前記周回手段は、前記クリップ部を第1速度で送り出す上流側スプロケット及び下流側スプロケットを有し、
    前記案内部材は、前記上流側スプロケットよりも前記周回方向下流側に配置され、前記クリップ部を案内して前記第1速度とは異なる第2速度で送り出し、
    前記案内スクリュは、前記クリップアウト位置と前記下流側スプロケットの間に配置され、前記クリップ部を前記第1速度で送り出すことを特徴とするシート状物移送装置。
  8. 主移送装置と、
    前記主移送装置の上方又は下方に設けられた副移送装置と、を備え、
    前記主移送装置は、請求項1〜7の何れかに記載のシート状物移送装置であって、
    前記副移送装置は、副無端チェーンと、前記副無端チェーンを周回移動させるための副周回手段と、を備え、
    前記副無端チェーンは、前記シート状物の側縁を把持するための多数の他のクリップ手段を有することを特徴とするシート状物移送装置。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載のシート状物移送装置を備えることを特徴とするシート状物加工装置。
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