JP6911564B2 - ロボット、及びロボットシステム - Google Patents

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Description

この発明は、ロボット、及びロボットシステムに関する。
ロボットと、当該ロボットを制御するロボット制御装置とのそれぞれに関する技術の研
究や開発が行われている。
これに関し、別体のロボット制御装置と配線(有線)によって接続されることにより、
ロボット制御装置に制御される水平多関節ロボットが知られている(特許文献1参照)。
特開2016−78221号公報
このような水平多関節ロボットでは、当該水平多関節ロボットとロボット制御装置との
間を繋ぐ配線が接続される接続部(例えば、コネクター)が当該水平多関節ロボットの基
台の外側に設けられている。当該基台の外側に設けられている接続部は、意図しない衝撃
等が加わることによって変形する等の不具合が生じる場合があった。一方、当該水平多関
節ロボットの基台の内側に当該接続部が配置される場合、当該接続部は、当該基台の内側
において宙に浮いており、当該接続部に接続されている配線が切れてしまう等の不具合が
生じる場合があった。
上記課題の少なくとも一つを解決するために本発明の一態様は、基台と、前記基台に設
けられた可動部と、前記可動部を駆動する駆動部と、他の装置の第1配線の少なくとも一
部が接続される接続部と、前記駆動部と前記接続部とを接続する第2配線と、を備え、前
記基台は、前記接続部が固定され、開口部を有する収容部と、前記第1配線が挿通され、
前記開口部の少なくとも一部を覆う蓋部と、を有する、ロボットである。
この構成により、ロボットは、基台と、基台に設けられた可動部と、可動部を駆動する
駆動部と、他の装置の第1配線の少なくとも一部が接続される接続部と、駆動部と接続部
とを接続する第2配線と、を備え、基台は、接続部が固定され、開口部を有する収容部と
、第1配線が挿通され、開口部の少なくとも一部を覆う蓋部と、を有する。これにより、
ロボットは、接続部と第2配線との少なくとも一方に不具合が生じてしまうことを、抑制
することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記蓋部は、前記蓋部と前記収容部と
を締結する締結部材を緩めた状態で、前記蓋部を前記収容部から取り外し可能な切り欠き
部を有する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットでは、蓋部は、蓋部と収容部とを締結する締結部材を緩めた
状態で、蓋部を収容部から取り外し可能な切り欠き部を有する。これにより、ロボットは
、蓋部を収容部から取り外す作業に要する時間を短縮することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記第1配線と前記蓋部との間に第1
シール部材を有する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、第1配線と蓋部との間に第1シール部材を有する。これ
により、ロボットは、第1配線と蓋部との間から異物が侵入してしまうことを抑制するこ
とができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記他の装置は、ロボットを制御する
ロボット制御装置である、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットでは、他の装置は、ロボットを制御するロボット制御装置で
ある。これにより、ロボットは、接続部と、接続部を介してロボット制御装置の第1配線
の少なくとも一部が接続される第2配線との少なくとも一方に不具合が生じてしまうこと
を、抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記第1配線は、前記ロボット制御装
置から前記駆動部に電力を供給する電力線と、前記ロボット制御装置と前記駆動部との間
で信号を伝送する信号線とを含む、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットでは、第1配線は、ロボット制御装置から駆動部に電力を供
給する電力線と、ロボット制御装置と駆動部との間で信号を伝送する信号線とを含む。こ
れにより、ロボットは、接続部と、電力線と信号線とを含む第1配線の少なくとも一部が
接続される第2配線との少なくとも一方に不具合が生じてしまうことを、抑制することが
できる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記接続部は、前記電力線が接続され
る第1接続部と、前記信号線が接続される第2接続部とを有する、構成が用いられてもよ
い。
この構成により、ロボットでは、接続部は、電力線が接続される第1接続部と、信号線
が接続される第2接続部とを有する。これにより、ロボットは、第1接続部と第2接続部
とを有する接続部と、第2配線との一部又は全部に不具合が生じてしまうことを、抑制す
ることができる。
また、本発明の他の態様は、上記に記載のロボットと、前記ロボットを制御するロボッ
ト制御装置と、を備えるロボットシステムである。
この構成により、ロボットシステムでは、ロボットは、基台と、基台に設けられた可動
部と、可動部を駆動する駆動部と、他の装置の第1配線の少なくとも一部が接続される接
続部と、駆動部と接続部とを接続する第2配線と、を備え、基台は、接続部が固定され、
開口部を有する収容部と、第1配線が挿通され、開口部の少なくとも一部を覆う蓋部と、
を有する。これにより、ロボットシステムは、接続部と第2配線との少なくとも一方に不
具合が生じてしまうことを、抑制することができる。
以上により、ロボットは、基台と、基台に設けられた可動部と、可動部を駆動する駆動
部と、他の装置の第1配線の少なくとも一部が接続される接続部と、駆動部と接続部とを
接続する第2配線と、を備え、基台は、接続部が固定され、開口部を有する収容部と、第
1配線が挿通され、開口部の少なくとも一部を覆う蓋部と、を有する。これにより、ロボ
ットは、接続部と第2配線との少なくとも一方に不具合が生じてしまうことを、抑制する
ことができる。
また、ロボットシステムでは、ロボットは、基台と、基台に設けられた可動部と、可動
部を駆動する駆動部と、他の装置の第1配線の少なくとも一部が接続される接続部と、駆
動部と接続部とを接続する第2配線と、を備え、基台は、接続部が固定され、開口部を有
する収容部と、第1配線が挿通され、開口部の少なくとも一部を覆う蓋部と、を有する。
これにより、ロボットシステムは、接続部と第2配線との少なくとも一方に不具合が生じ
てしまうことを、抑制することができる。
実施形態に係るロボットシステム1の構成の一例を示す図である。 収容部Rから蓋部CVが取り外された状態の基台Bの一例をロボット座標系RCにおけるX軸の正方向に向かって見た図である。 収容部Rから蓋部CVが取り外された状態の基台Bの一例をロボット座標系RCにおけるY軸の正方向に向かって見た図である。 締結部材SCによって蓋部CVが収容部Rに締結された状態の基台Bの一例をロボット座標系RCにおけるX軸の正方向に向かって見た図である。 図4に示した蓋部CVを所定軸周りに所定角度回転させた場合の蓋部CVと収容部Rとの相対的な位置関係の一例を示す図である。 図4に示した基台Bにおいて蓋部CV及び収容部Rから締結部材SCを取り外した状態の一例を示す図である。 図4に示した基台Bをロボット座標系RCにおけるY軸の正方向に向かって見た側面図である。 図4に示した蓋部CVであって第1配線CA1が挿通された蓋部CVの一例を示す図である。 図4に示した接続部CNの第1部位CN1の一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<ロボットの概要>
図1は、実施形態に係るロボットシステム1の構成の一例を示す図である。
まず、実施形態に係るロボットシステム1が備えるロボット20の概要について説明す
る。
ここで、ロボット20と異なるロボットX(例えば、従来のロボット)では、ロボット
Xとロボット制御装置30との間を繋ぐ配線が接続される接続部(例えば、コネクター)
がロボットXの基台の外側に設けられている場合があった。当該場合、当該基台の外側に
設けられている接続部は、意図しない衝撃等が加わることによって変形する等の不具合が
生じることがあった。また、当該場合、当該接続部と当該配線との間に水等の液体が入り
込む可能性があるため、当該接続部及び当該配線は、防水用の加工が施され、ロボットX
の製造に係る金銭的なコストが増大してしまうことがある。一方、当該基台の内側に当該
接続部が配置される場合、当該接続部は、当該基台の内側において宙に浮いており、当該
接続部に接続されている配線が切れてしまう等の不具合が生じることがあった。
そこで、ロボット20は、基台と、基台に設けられた可動部と、可動部を駆動する駆動
部と、他の装置の第1配線の少なくとも一部が接続される接続部と、当該駆動部と接続部
とを接続する第2配線と、を備え、基台は、接続部が固定され、開口部を有する収容部と
、第1配線が挿通され、開口部の少なくとも一部を覆う蓋部と、を有する。これにより、
ロボット20は、当該接続部と第2配線との少なくとも一方に不具合が生じてしまうこと
を、抑制することができる。また、ロボット20は、当該接続部と第1配線との間に水等
の液体が入り込んでしまうことを抑制することができ、その結果、安価な当該接続部及び
安価な第1配線を用いることができ、ロボット20の製造に係る金銭的なコストの増大を
抑制することができる。以下では、このようなロボット20の構成を含むロボットシステ
ム1の構成の具体例について詳しく説明する。また、以下では、一例として、当該他の装
置がロボット制御装置30である場合について説明する。
<ロボットシステムの構成>
以下、ロボットシステム1の構成について説明する。
図1に示したように、ロボットシステム1は、ロボット20と、ロボット制御装置30
を備える。
ロボット20は、水平多関節ロボット(スカラロボット)である。なお、ロボット20
は、水平多関節ロボットに代えて、直角座標ロボットや垂直多関節ロボット等(例えば、
単腕ロボット、複腕ロボット等)の他のロボットであってもよい。直角座標ロボットは、
例えば、ガントリロボットである。
図1に示した例において、ロボット20は、予め決められた面である設置面に設置され
る。設置面は、例えば、ロボット20を設置する部屋の床面である。なお、設置面は、当
該床面に代えて、当該室内の壁面や天井面、テーブルや治具、台の上面等であってもよく
、屋外の床面、壁面等であってもよく、他の面であってもよい。以下では、説明の便宜上
、設置面に直交する方向であって、ロボット20の重心から設置面に向かう方向を下又は
下方向と称し、当該方向と反対の方向を上又は上方向と称して説明する。また、以下では
、一例として、下方向が、ロボット20のロボット座標系であるロボット座標系RCにお
けるZ軸の負方向、及び重力方向のそれぞれと一致している場合について説明する。なお
、下方向は、これに代えて、当該負方向と重力方向のうちの一方又は両方と一致しない構
成であってもよい。
ロボット20は、設置面において動かないように設置(固定)された基台Bと、可動部
Aを備える。可動部Aは、基台Bに第1軸AX1周りに回動可能に支持された第1アーム
A1と、第1アームA1に第2軸AX2周りに回動可能に支持された第2アームA2と、
第2アームA2に第3軸AX3周りに回動可能かつ第3軸AX3の軸方向に並進可能に支
持されたシャフトSを備える。
シャフトSは、円柱形状の軸体である。シャフトSの周表面には、図示しないボールね
じ溝とスプライン溝とがそれぞれ形成される。シャフトSは、第2アームA2の端部のう
ちの第1アームA1と反対側の端部を上下に貫通し、設けられている。また、シャフトS
には、この一例において、シャフトSの端部のうちの上側の端部に当該円柱の半径よりも
大きな半径の円盤形状のフランジが設けられている。当該円柱の中心軸は、当該フランジ
の中心軸と一致している。なお、シャフトSのフランジが設けられていない方の端部であ
る先端には、エンドエフェクターの取り付けが可能であってもよく、エンドエフェクター
の取り付けが不可能であってもよい。また、当該円柱と当該フランジは、一体でもよく、
別体であってもよい。
図1に示した例では、基台Bの形状は、直方体形状である。以下では、説明の便宜上、
基台Bが有する6つの面のうち設置面に接面している面を基台Bの下面と称して説明する
。また、当該例では、設置面に平行な方向のうち基台Bの長手方向に沿った方向がロボッ
ト座標系RCにおけるX軸に沿った方向と一致している。また、当該例では、設置面に平
行な方向のうち基台Bの短手方向に沿った方向がロボット座標系RCにおけるY軸に沿っ
た方向と一致している。ここで、ロボット座標系RCにおけるZ軸の正方向は、当該X軸
の正方向に向かうベクトルと、当該Y軸の正方向に向かうベクトルとの外積によって得ら
れるベクトルの向かう方向と一致している。なお、当該X軸に沿った方向は、当該長手方
向に沿った方向と一致しない構成であってもよい(すなわち、当該Y軸に沿った方向は、
当該短手方向に沿った方向と一致しない構成であってもよい)。ここで、以下では、説明
の便宜上、基台Bが有する6つの面のうち基台Bの下面に直交する面であってロボット座
標系RCにおけるX軸の負方向側の面を基台Bの後面と称して説明する。
また、基台Bは、収容部Rを有する。図1に示した例では、収容部Rは、収容部Rの全
体が基台Bの内側に位置するように(含まれるように)基台Bの後面に設けられている。
なお、収容部Rは、収容部Rの全体が基台Bの内側に位置するように基台Bが有する6つ
の面のうちの後面以外の他の面に設けられる構成であってもよい。
収容部Rは、後述する接続部CNを収容部Rの内側に固定可能な部材であり、例えば、
容器形状の部材であるが、これに代えて、枠形状の部材であってもよく、接続部CNを収
容部Rの内側に固定可能であれば如何なる形状の部材であってもよい。また、図1に示し
た例では、収容部Rは、直方体形状の容器である。当該例では、収容部Rが有する6つの
面のうちの1つの面は、基台Bの後面によって構成されている。なお、収容部Rが有する
6つの面のうちの一部又は全部は、基台Bが有する1以上の面の少なくとも一部によって
構成されてもよく、基台Bが有する1以上の面によって構成されなくてもよい。また、収
容部Rの一部又は全部は、基台Bの内側に含まれない構成であってもよい。この場合、収
容部Rの少なくとも一部は、基台Bの外側に設けられる。当該場合、例えば、収容部Rの
少なくとも一部は、基台Bの外側に位置するように基台Bの後面に設けられる。
また、基台Bの後面(すなわち、収容部Rが有する面のうちロボット座標系RCにおけ
るX軸の負方向側の面)には、収容部Rの外側と内側とを繋ぐ孔である開口部RHが形成
されている。ロボット座標系RCにおけるX軸の正方向に向かって基台Bを見た場合にお
ける開口部RHの形状は、ほぼ長方形であり、長方形において4隅の角それぞれの三角形
が切断された形状である。なお、当該場合における開口部RHの形状は、円形状等の他の
形状であってもよい。
また、収容部Rは、接続部CNが固定された容器である。
接続部CNは、第1配線CA1が接続される部位である第1部位CN1(図1において
不図示)と、第2配線CA2(図1において不図示)が接続される部位である第2部位C
N2(図1において不図示)とを有するコネクターである。
第1配線CA1は、ロボット制御装置30とロボット20との間を繋ぐ配線である。第
1配線CA1は、ロボット制御装置30からロボット20が備える駆動部(すなわち、後
述するアクチュエーター)に電力を供給する電力線と、ロボット制御装置30と当該駆動
部との間で信号を伝送する信号線とを含む。なお、第1配線CA1は、電力線と信号線に
加えて、他の配線を含む構成であってもよい。
第2配線CA2は、ロボット20が備える駆動部と接続部CNとを接続する配線である
接続部CNの第1部位CN1(図1において不図示。例えば、図3参照)に第1配線C
A1が接続されるとともに、接続部CNの第2部位CN2(図1において不図示。例えば
、図3参照)に第2配線CA2が接続されることにより、第1配線CA1は、接続部CN
、第2配線CA2を介して当該駆動部と接続される。すなわち、ロボット制御装置30は
、第1配線CA1、接続部CN、第2配線CA2を介して当該駆動部と接続される。
なお、接続部CNは、コネクターに代えて、他の接続部材であってもよい。また、接続
部CNは、第1配線CA1の一部(例えば、前述の電力線、信号線のいずれか一方、電力
線の一部、信号線の一部等)が接続されるコネクターであってもよい。また、接続部CN
は、第2配線CA2の一部(第1配線CA1に対応する配線)が接続されるコネクターで
あってもよい。
収容部Rが有する面のうち接続部CNが固定された面は、収容部Rが有する面のうちの
ロボット座標系RCにおけるX軸の正方向側の面である。なお、収容部Rが有する面のう
ち接続部CNが固定された面は、当該正方向側の面に代えて、収容部Rが有する他の面で
あってもよい。
また、基台Bは、第1配線CA1が挿通される蓋部CVを有する。蓋部CVは、開口部
RHの少なくとも一部を覆う。以下では、一例として、蓋部CVは、開口部RHの全部を
覆い、且つ、第1配線CA1が挿通される挿通孔CH(図1において不図示。例えば、図
4参照)が形成された板状部材である場合について説明する。なお、蓋部CVは、挿通孔
CHが形成された板状部材に代えて、他の形状の部材であってもよい。蓋部CVは、1以
上の締結部材SC(図1において不図示。例えば、図4参照)によって収容部Rに締結(
固定)される。以下では、一例として、蓋部CVが4つの締結部材SCによって収容部R
に締結(固定)される場合について説明する。締結部材SCは、例えば、ユーザーが手で
締める又は緩めることが可能なねじである。なお、締結部材SCは、これに代えて、ドラ
イバー等の工具を用いてユーザーが締める又は緩めることが可能なねじ等、締結すること
によって蓋部CVを収容部Rに固定可能な他の締結部材であってもよい。
ここで、図2〜図7を参照し、収容部R及び蓋部CVについて説明する。なお、図2〜
図7では、図が煩雑になることを避けるため、第1配線CA1と、可動部Aと、第2配線
CA2の一部とのそれぞれを省略している。
図2は、収容部Rから蓋部CVが取り外された状態の基台Bの一例をロボット座標系R
CにおけるX軸の正方向に向かって見た図である。
図2に示した例では、基台Bの後面に形成された開口部RH(すなわち、収容部Rに形
成された開口部RH)の形状は、前述した通り、ほぼ長方形であり、長方形において4隅
の角それぞれの三角形が切断された形状である。当該後面のうち当該4隅の角に対応する
面のそれぞれには、ねじ孔が形成されている。この一例において、当該ねじ孔には、ねじ
切りが行われており、この一例におけるねじである締結部材SCが締結される。図2に示
したねじ孔H1は、当該4隅の角のうちロボット座標系RCにおけるYZ平面内における
第4象限側の角に形成されたねじ孔の一例である。また、図2に示したねじ孔H2は、当
該4隅の角のうち当該YZ平面内における第1象限側の角に形成されたねじ孔の一例であ
る。また、図2に示したねじ孔H3は、当該4隅の角のうち当該YZ平面内における第2
象限側の角に形成されたねじ孔の一例である。また、図2に示したねじ孔H4は、当該4
隅の角のうち当該YZ平面内における第3象限側の角に形成されたねじ孔の一例である。
また、図2に示した例では、収容部Rに蓋部CVが取り付けられていないため、収容部
Rに固定された接続部CNの第1部位CN1は、開口部RHを通して収容部Rの内側に位
置していることが確認できる。
図3は、収容部Rから蓋部CVが取り外された状態の基台Bの一例をロボット座標系R
CにおけるY軸の正方向に向かって見た図である。図3に示した例では、収容部Rには、
第1部位CN1が収容部Rの内側に配置され、第2部位CN2が収容部Rの外側に配置さ
れるように接続部CNが固定されている。なお、収容部Rは、第1部位CN1及び第2部
位CN2の両方が収容部Rの内側に配置されるように接続部CNが固定される構成であっ
てもよく、当該両方が収容部Rの外側に配置されるように接続部CNが固定される構成で
あってもよい。
図4は、締結部材SCによって蓋部CVが収容部Rに締結された状態の基台Bの一例を
ロボット座標系RCにおけるX軸の正方向に向かって見た図である。以下では、説明の便
宜上、当該状態における蓋部CVと収容部Rとの相対的な位置関係を第1位置関係と称し
て説明する。すなわち、図4は、蓋部CVと収容部Rとの相対的な位置関係が第1位置関
係と一致している場合における蓋部CVと収容部Rとのそれぞれを示す図である。
図4に示した例では、蓋部CVは、前述した通り、ねじ孔H1〜ねじ孔H4のそれぞれ
に締結された締結部材SCによって収容部Rに締結されている。すなわち、蓋部CVと収
容部Rとは、締結部材SCによって締結(固定)される。より具体的には、蓋部CVと収
容部Rとの相対的な位置関係は、締結部材SCによって締結(固定)される。
ここで、蓋部CVは、蓋部CVと収容部Rとの相対的な位置関係を締結する締結部材S
Cを緩めた状態で、蓋部CVを収容部Rから取り外し可能な切り欠き部を有する。図4に
示した切り欠き部CO1は、蓋部CVを収容部Rから取り外し可能な切り欠き部のうち前
述のねじ孔H1に対応する切り欠き部の一例である。また、図4に示した切り欠き部CO
2は、蓋部CVを収容部Rから取り外し可能な切り欠き部のうち前述のねじ孔H2に対応
する切り欠き部の一例である。また、図4に示した切り欠き部CO3は、蓋部CVを収容
部Rから取り外し可能な切り欠き部のうち前述のねじ孔H3に対応する切り欠き部の一例
である。また、図4に示した切り欠き部CO4は、蓋部CVを収容部Rから取り外し可能
な切り欠き部のうち前述のねじ孔H4に対応する切り欠き部の一例である。
切り欠き部CO1は、第1孔CO11と、第2孔CO12と、第3孔CO13を有する
。すなわち、切り欠き部CO1は、第1孔CO11と、第2孔CO12と、第3孔CO1
3とを組み合わせた構造となるように蓋部CVに形成される。
切り欠き部CO2は、第1孔CO21と、第2孔CO22と、第3孔CO23を有する
。すなわち、切り欠き部CO2は、第1孔CO21と、第2孔CO22と、第3孔CO2
3とを組み合わせた構造となるように蓋部CVに形成される。
切り欠き部CO3は、第1孔CO31と、第2孔CO32と、第3孔CO33を有する
。すなわち、切り欠き部CO3は、第1孔CO31と、第2孔CO32と、第3孔CO3
3とを組み合わせた構造となるように蓋部CVに形成される。
切り欠き部CO4は、第1孔CO41と、第2孔CO42と、第3孔CO43を有する
。すなわち、切り欠き部CO4は、第1孔CO41と、第2孔CO42と、第3孔CO4
3とを組み合わせた構造となるように蓋部CVに形成される。
切り欠き部CO1〜切り欠き部CO4のそれぞれの構造は、互いに同じ構造である。す
なわち、第1孔CO11〜第1孔CO41それぞれの構造は、互いに同じ構造である。ま
た、第2孔CO12〜第2孔CO42それぞれの構造は、互いに同じ構造である。また、
第3孔CO13〜第3孔CO43それぞれの構造は、互いに同じ構造である。このため、
以下では、切り欠き部CO1について説明し、切り欠き部CO2〜切り欠き部CO4それ
ぞれの説明を省略する。
第1孔CO11は、ねじ孔H1の半径と同じ半径の孔である。また、第1孔CO11は
、ロボット座標系RCにおけるX軸の正方向に向かって基台Bを見た場合であり、蓋部C
Vと収容部Rとの相対的な位置関係が第1位置関係と一致している場合、ねじ孔H1と重
なる(一致する)孔である。
第2孔CO12は、締結部材SCのねじ頭SHの半径よりも大きな半径の孔である。ね
じ頭SHは、前述した通り、ユーザーが手で締結部材SCを回転させる際に把持する部分
である。また、第2孔CO12の中心は、当該正方向に向かって基台Bを見た場合であり
、蓋部CVと収容部Rとの相対的な位置関係が予め決められた第2位置関係と一致してい
る場合、ねじ孔H1の中心と一致する孔である。すなわち、この場合、第2孔CO12と
ねじ孔H1は、同心円となる。第2位置関係は、収容部Rから蓋部CVを取り外す場合に
おける蓋部CVと収容部Rとの相対的な位置関係のことである。この一例において、第2
位置関係は、蓋部CVと収容部Rとの相対的な位置関係が第1位置関係と一致している状
態から、所定軸周りに蓋部CVを所定角度回転させた場合の蓋部CVと収容部Rとの相対
的な位置関係のことである。所定軸は、例えば、当該正方向に向かって当該後面を見た場
合における蓋部CVの中心を通る軸であって蓋部CVに直交する軸である。なお、所定軸
は、これに代えて、蓋部CVに応じた他の軸であってもよい。所定角度は、例えば、10
°である。なお、所定角度は、10°より小さい角度であってもよく、10°より大きい
角度であってもよい。また、所定軸周りの回転は、時計回りの回転であってもよく、反時
計周りの回転であってもよい。
図5は、図4に示した蓋部CVを所定軸周りに所定角度回転させた場合の蓋部CVと収
容部Rとの相対的な位置関係の一例を示す図である。図5に示した通り、当該場合、蓋部
CVと収容部Rとの相対的な位置関係が第2位置関係と一致するため、第2孔CO12と
ねじ孔H1とは、同心円になっている。また、当該場合、第2孔CO12の半径がねじ頭
SHの半径よりも大きいため、ユーザーは、ロボット座標系RCにおけるX軸の負方向に
蓋部CVを移動させることにより、締結部材SCを緩めた状態であって締結部材SCが収
容部Rから取り外されていない状態において、収容部Rから蓋部CVを取り外すことがで
きる。その結果、ロボット20は、蓋部CVを収容部Rから取り外す作業に要する時間を
短縮することができる。
なお、図4は、あくまでもイメージ図である。このため、図4に示した蓋部CVを所定
軸周りに所定角度回転させた場合に、ねじ孔H1の中心と第2孔CO12の中心とは、一
致しないように見えることがある。
図4に戻る。第3孔CO13は、第1孔CO11と第2孔CO12とを繋ぐ孔である。
また、第3孔CO13は、締結部材SCを収容部Rから取り外さずに緩めた状態において
蓋部CVを所定軸周りに所定角度回転させ、蓋部CVと収容部Rとの相対的な位置関係を
第1位置関係から第2位置関係へと変化させる場合に締結部材SCの軸部SXを第1孔C
O11から第2孔CO12まで通すための孔(溝)である。このため、第3孔CO13の
幅は、軸部SXの直径よりも大きい。軸部SXは、締結部材SCの部位のうちねじ山が形
成されている部位のことである。切り欠き部CO1が第3孔CO13を有するため、ユー
ザーは、蓋部CVを所定軸周りに所定角度回転させることができる。その結果、ユーザー
は、締結部材SCを緩めた状態で締結部材SCを収容部Rから取り外すことなく、収容部
Rから蓋部CVを取り外すことができる。
図6は、図4に示した基台Bにおいて蓋部CV及び収容部Rから締結部材SCを取り外
した状態の一例を示す図である。図6に示した通り、ロボット座標系RCにおけるX軸の
正方向に向かって基台Bを見た場合、当該状態において、切り欠き部CO1の第1孔CO
11とねじ孔H1とは、重なっている。
図7は、図4に示した基台Bをロボット座標系RCにおけるY軸の正方向に向かって見
た側面図である。なお、図7では、図が煩雑になることを避けるため、蓋部CVが有する
切り欠き部CO1〜切り欠き部CO4のそれぞれを省略している。図7に示した収容部R
の深さDTは、20〜40ミリメートル程度であることが望ましく、例えば、およそ30
ミリメートルである。これは、深さDTが深過ぎるとユーザーの手が収容部Rの奥まで届
かず、深さDTが浅過ぎると接続部CNが基台Bの後面や蓋部CVと干渉してしまうため
である。ここで、図7に示した深さDTは、ロボット座標系RCにおけるX軸方向に沿っ
た長さであって蓋部CVが収容部Rに締結されている場合における蓋部CVの下面から収
容部Rの底面までの長さのことである。蓋部CVの下面は、当該場合における蓋部CVが
有する面のうちの収容部R側の面のことである。また、収容部Rの底面は、当該場合にお
ける収容部Rの内側の面のうちの蓋部CVに対向する面のことである。なお、深さDTは
、接続部CNが基台Bの後面や蓋部CVと干渉してしまわなければ20ミリメートルより
浅くてもよく、開口部RHの大きさがユーザーの手よりも大きい場合や、第1配線CA1
を接続部CNに接続する道具をユーザーに使わせる場合等の場合、40ミリメートルより
も深くてもよい。
また、図7に示した例では、蓋部CVが収容部Rに締結されている場合における蓋部C
Vが有する面のうちの収容部R側の面には、シール部材SLが貼付されている。このため
、当該例では、蓋部CVと収容部Rとの間には、シール部材SLが存在する。シール部材
SLは、蓋部CVと収容部Rとの間から異物(例えば、液体、粉粒体、気体等)が収容部
Rの内側に入り込むことを抑制する部材であれば、如何なる部材であってもよい。シール
部材SLの材質は、例えば、樹脂であるが、これに代えて、他の材質であってもよい。な
お、蓋部CVと収容部Rとの間には、シール部材SLが存在しない構成であってもよい。
次に、図8を参照し、第1配線CA1と蓋部CVについて説明する。図8は、図4に示
した蓋部CVであって第1配線CA1が挿通された蓋部CVの一例を示す図である。また
、図8は、蓋部CVに形成された挿通孔CHの中心を通る面であってロボット座標系RC
におけるZX平面と平行な面において第1配線CA1が挿通された蓋部CVを切断した断
面図である。なお、図8に示した第1配線CA1の断面は、図が煩雑になるのを避けるた
め、白抜きによって示している。図8に示した通り、第1配線CA1は、蓋部CVに形成
された挿通孔CHに挿通される。この際、図8に示したように、第1配線CA1と蓋部C
Vとの間には、シール部材SMが設けられる。シール部材SMは、第1配線CA1と蓋部
CVとの間から異物(例えば、液体、粉粒体、気体等)が収容部Rの内側に入り込むこと
を抑制する部材であれば、如何なる部材であってもよい。シール部材SMの材質は、例え
ば、樹脂であるが、これに代えて、他の材質であってもよい。なお、第1配線CA1と蓋
部CVとの間には、シール部材SMが設けられない構成であってもよい。シール部材SM
は、第1シール部材の一例である。
次に、図9を参照し、接続部CNの第1部位CN1について説明する。図9は、図4に
示した接続部CNの第1部位CN1の一例を示す図である。図9に示した通り、第1部位
CN1には、第1接続部CN11と、第2接続部CN12が設けられている。第1接続部
CN11は、前述の電力線が接続されるコネクターである。第2接続部CN12は、前述
の信号線が接続されるコネクターである。これにより、ロボット20は、第1接続部CN
11と、第2接続部CN12と、第2配線CA2との一部又は全部に不具合が生じてしま
うことを抑制することができる。また、ユーザーは、電力線を接続する部位に誤って信号
線を接続してしまうことを抑制することができるとともに、信号線を接続する部位に誤っ
て電力線を接続してしまうことを抑制することができる。なお、第1部位CN1には、第
1接続部CN11と、第2接続部CN12とのいずれか一方のみが設けられる構成であっ
てもよく、第1接続部CN11と、第2接続部CN12とのいずれか一方又は両方に代え
て、他のコネクターが設けられる構成であってもよく、第1接続部CN11と、第2接続
部CN12とのいずれか一方又は両方に加えて、他のコネクターが設けられる構成であっ
てもよい。また、第1接続部CN11と第2接続部CN12は、まとめて1つのコネクタ
ーを構成する構成であってもよい。
以上のように、接続部CNの第1部位CN1と第1配線CA1は、収容部Rの内側に収
容される。このため、第1部位CN1と第1配線CA1との間には、防水加工等の異物が
入り込むことを抑制する加工を施す必要がない。その結果、ロボット20の製造者は、接
続部CNとして安価なコネクターを用いてロボット20を製造することができるとともに
、第1配線CA1として安価な配線を用いてロボット20を製造することができる。すな
わち、ロボット20は、ロボット20の製造に係る金銭的なコストの増大を抑制すること
ができる。
また、接続部CNが収容部Rに固定されているため、接続部CNは、第1配線CA1を
接続部CNから取り外す作業を行う際において、基台Bの内側から基台Bの外側に取り出
されることがない。このため、基台Bの内側のうち収容部Rの外側において接続部CNの
第2部位CN2に接続された第2配線CA2は、接続部CNが基台Bの内側から基台Bの
外側に取り出されるための余長分を短くすることができる。その結果、ロボット20は、
第2配線CA2におけるノイズの発生を抑制することができる。
図1に戻る。ロボット20が備える前述の駆動部は、可動部Aを駆動する。当該駆動部
は、この一例において、第1駆動部M1、第2駆動部M2、第3駆動部M3、第4駆動部
M4のそれぞれのことである。なお、当該駆動部は、これら4つの駆動部の一部又は全部
に代えて、他の駆動部を含む構成であってもよく、当該4つの駆動部の全部に加えて、他
の駆動部を含む構成であってもよい。
基台Bは、第1アームA1を第1軸AX1周りに回動させる駆動部である第1駆動部M
1を備える。第1駆動部M1は、ロボット制御装置30により制御されるアクチュエータ
ーである。すなわち、第1軸AX1は、第1駆動部M1の回動軸と一致する軸である。
第1アームA1は、第1駆動部M1の回動軸の回動に伴って第1軸AX1周りに回動し
、水平方向に移動する。水平方向は、この一例において、上下方向と直交する方向である
。水平方向は、例えば、ワールド座標系におけるXY平面に沿った方向、又はロボット2
0のロボット座標系RCにおけるXY平面に沿った方向である。
第2アームA2は、第2軸AX2周りに回動し、水平方向に移動する。第2アームA2
は、第1アームA1に対して第2軸AX2周りに第2アームA2を回動させる駆動部であ
る第2駆動部M2を備える。第2駆動部M2は、ロボット制御装置30により制御される
アクチュエーターである。すなわち、第2軸AX2は、第2駆動部M2の回動軸と一致す
る軸である。
また、第2アームA2は、上下動アクチュエーターである第3駆動部M3と回動アクチ
ュエーターである第4駆動部M4とを備えてシャフトSを支持する。第3駆動部M3は、
シャフトSのボールねじ溝の外周部に設けられたボールねじナットを図示しないタイミン
グベルト等で回動させることにより、シャフトSを上下方向に移動(昇降)させる。第4
駆動部M4は、シャフトSのスプライン溝の外周部に設けられたボールスプラインナット
を図示しないタイミングベルト等で回動させることにより、シャフトSの中心軸周りにシ
ャフトSを回動させる。
ロボット20が備える4つの駆動部である第1駆動部M1〜第4駆動部M4のそれぞれ
は、第1配線CA1によってロボット制御装置30と通信可能に接続されている。第1配
線CA1には、ロボット制御装置30から当該4つの駆動部のそれぞれに電力を供給する
電力線と、ロボット制御装置30と当該4つの駆動部のそれぞれとの間で信号を伝送する
信号線とが含まれる。これにより、当該4つの駆動部のそれぞれは、ロボット制御装置3
0から取得される制御信号に基づく動作を行う。なお、当該信号線を介した有線通信は、
例えば、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等の規格によっ
て行われる。また、当該4つの駆動部のうちの一部は、Wi−Fi(登録商標)等の通信
規格により行われる無線通信によってロボット制御装置30と接続される構成であっても
よい。また、第1配線CA1には、当該電力線と当該信号線に加えて、他の配線が含まれ
る構成であってもよい。
ロボット制御装置30は、ロボット20に制御信号を送信することにより、ロボット2
0を動作させる。これにより、ロボット制御装置30は、ロボット20に所定の作業を行
わせることができる。ロボット制御装置30は、ロボット20と別体であり、ロボット2
0の外部に設置されている。
なお、接続部CNに接続される第1配線CA1は、ロボット制御装置30からロボット
20に接続される配線に代えて、ロボット制御装置30と異なる他の装置からロボット2
0に接続される配線であってもよい。例えば、当該他の装置は、ロボット20に接続され
るティーチングペンダント、ノートPC(Personal Computer)等である。
また、図1及び図8では、電力線と信号線とを含む第1配線CA1が1本にまとめられ
た配線として描かれているが、これは一例に過ぎず、当該第1配線CA1は、2本以上の
配線によって構成されてもよい。この場合、例えば、電力線が1本の配線にまとめられる
とともに、信号線が1本の配線にまとめられる。また、当該場合、2本以上の配線によっ
て構成される第1配線CA1が挿通される挿通孔CHは、当該2本以上の配線のそれぞれ
に対応する挿通孔を有する構成であってもよく、当該2本以上の配線の全部が挿通される
構成であってもよい。
また、蓋部CVが有する切り欠き部CO1〜切り欠き部CO4のそれぞれは、例えば、
第1配線CA1のグラウンドが固定されるねじ用通し孔を切り欠くことにより、蓋部CV
に形成することができる。
また、蓋部CVは、切り欠き部CO1〜切り欠き部CO4のうちの一部又は全部を備え
ない構成であってもよい。蓋部CVが切り欠き部CO1〜切り欠き部CO4の全部を備え
ない場合、蓋部CVには、ねじである締結部材SCが挿通されるねじ孔が形成される。そ
して、蓋部CVは、締結部材SCによって収容部Rに締結される。なお、当該場合、蓋部
CVは、締結部材SC以外の部材によって収容部Rに固定される構成であってもよい。
また、第1配線CA1は、例えば、ワンタッチ式のパネルマウント型コネクターによっ
て接続部CNの第1部位CN1に接続される。この場合、ユーザーは、接続部CNから第
1配線CA1を手で容易に取り外すことができる。なお、第1配線CA1は、他のコネク
ターによって接続部CNに接続される構成であってもよい。
以上説明したように、実施形態におけるロボット20は、基台(この一例において、基
台B)と、基台に設けられた可動部(この一例において、可動部A)と、可動部を駆動す
る駆動部(この一例において、第1駆動部M1〜第4駆動部M4)と、他の装置(この一
例において、ロボット制御装置30)の第1配線(この一例において、第1配線CA1)
の少なくとも一部が接続される接続部(接続部CN)と、駆動部と接続部とを接続する第
2配線(この一例において、第2配線CA2)と、を備え、基台は、接続部が固定され、
開口部(この一例において、開口部RH)を有する収容部(この一例において、収容部R
)と、第1配線が挿通され、開口部の少なくとも一部を覆う蓋部(この一例において、蓋
部CV)と、を有する。これにより、ロボット20は、接続部と第2配線との少なくとも
一方に不具合が生じてしまうことを、抑制することができる。
また、ロボット20では、蓋部は、蓋部と収容部とを締結する締結部材を緩めた状態で
、蓋部を収容部から取り外し可能な切り欠き部(この一例において、切り欠き部CO1〜
切り欠き部CO4)を有する。これにより、ロボット20は、蓋部を収容部から取り外す
作業に要する時間を短縮することができる。
また、ロボット20は、第1配線と蓋部との間に第1シール部材(この一例において、
シール部材SM)を有する。これにより、ロボット20は、第1配線と蓋部との間から異
物が侵入してしまうことを抑制することができる。
また、ロボット20では、他の装置は、ロボット20を制御するロボット制御装置(こ
の一例において、ロボット制御装置30)である。これにより、ロボット20は、接続部
と、接続部を介してロボット制御装置の第1配線の少なくとも一部が接続される第2配線
との少なくとも一方に不具合が生じてしまうことを、抑制することができる。
また、ロボット20では、第1配線は、ロボット制御装置から駆動部に電力を供給する
電力線と、ロボット制御装置と駆動部との間で信号を伝送する信号線とを含む。これによ
り、ロボット20は、接続部と、電力線と信号線とを含む第1配線の少なくとも一部が接
続される第2配線との少なくとも一方に不具合が生じてしまうことを、抑制することがで
きる。
また、ロボット20では、接続部は、電力線が接続される第1接続部(この一例におい
て、第1接続部CN11)と、信号線が接続される第2接続部(この一例において、第2
接続部CN12)とを有する。これにより、ロボット20は、第1接続部と第2接続部と
を有する接続部と、第2配線との一部又は全部に不具合が生じてしまうことを、抑制する
ことができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実
施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等
されてもよい。
1…ロボットシステム、20、X…ロボット、30…ロボット制御装置、A…可動部、A
1…第1アーム、A2…第2アーム、AX1…第1軸、AX2…第2軸、AX3…第3軸
、B…基台、CA1…第1配線、CA2…第2配線、CH…挿通孔、CN…接続部、CN
1…第1部位、CN2…第2部位、CN11…第1接続部、CN12…第2接続部、CO
1…切り欠き部、CO2…切り欠き部、CO3…切り欠き部、CO4…切り欠き部、CO
11、CO21、CO31、CO41…第1孔、CO12、CO22、CO23、CO2
4…第2孔、CO13、CO23、CO33、CO43…第3孔、CV…蓋部、H1、H
2、H3、H4…ねじ孔、M1…第1駆動部、M2…第2駆動部、M3…第3駆動部、M
4…第4駆動部、R…収容部、RC…ロボット座標系、RH…開口部、S…シャフト、S
C…締結部材、SH…ねじ頭、SL、SM…シール部材、SX…軸部

Claims (7)

  1. 基台と、
    前記基台に設けられた可動部と、
    前記可動部を駆動する駆動部と、
    他の装置の第1配線の少なくとも一部が接続される接続部と、
    前記駆動部と前記接続部とを接続する第2配線と、
    を備え、
    前記基台は、
    前記接続部が固定され、開口部を有する収容部と、
    前記第1配線が挿通され、前記開口部の少なくとも一部を覆う蓋部と、
    前記蓋部と前記収容部とを締結する締結部材と、を有し、
    前記蓋部は、
    前記第1配線が挿通される挿通孔と、
    前記蓋部の中心を通る所定軸の周りに設けられ、前記締結部材を緩めて前記所定軸周り
    に前記蓋部を回転させた状態で、前記蓋部を前記収容部から取り外し可能な切り欠き部
    を有
    前記接続部は、前記所定軸に沿って前記接続部を平面視したときに、前記開口部の内側
    に位置する、
    ロボット。
  2. 前記第1配線と前記蓋部との間に第1シール部材を有する、
    請求項1に記載のロボット。
  3. 前記他の装置はロボットを制御するロボット制御装置である、
    請求項1又は2に記載のロボット。
  4. 前記第1配線は、前記ロボット制御装置から前記駆動部に電力を供給する電力線と、前
    記ロボット制御装置と前記駆動部との間で信号を伝送する信号線とを含む、
    請求項に記載のロボット。
  5. 前記接続部は、前記電力線が接続される第1接続部と、前記信号線が接続される第2接
    続部とを有する、
    請求項に記載のロボット。
  6. 前記挿通孔は、前記蓋部の中心を通る前記所定軸上に設けられ、
    前記収容部は、底面を有する容器形状の部材であり、
    前記接続部は、前記収容部の前記底面に固定され、前記挿通孔と重なる位置に設けられ
    る、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のロボット。
  7. 請求項1から6のうちいずれか一項に記載のロボットと、
    前記ロボットを制御するロボット制御装置と、
    を備えるロボットシステム。
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