JP6909695B2 - 波長変換部材および光源モジュール - Google Patents

波長変換部材および光源モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP6909695B2
JP6909695B2 JP2017192537A JP2017192537A JP6909695B2 JP 6909695 B2 JP6909695 B2 JP 6909695B2 JP 2017192537 A JP2017192537 A JP 2017192537A JP 2017192537 A JP2017192537 A JP 2017192537A JP 6909695 B2 JP6909695 B2 JP 6909695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength conversion
conversion member
phase
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017192537A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019066680A (ja
Inventor
雄壮 前野
雄壮 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2017192537A priority Critical patent/JP6909695B2/ja
Priority to PCT/JP2018/036745 priority patent/WO2019069871A1/ja
Priority to CN201880063560.8A priority patent/CN111149024B/zh
Publication of JP2019066680A publication Critical patent/JP2019066680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6909695B2 publication Critical patent/JP6909695B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/022Mountings; Housings
    • H01S5/0239Combinations of electrical or optical elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S2/00Systems of lighting devices, not provided for in main groups F21S4/00 - F21S10/00 or F21S19/00, e.g. of modular construction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V9/00Elements for modifying spectral properties, polarisation or intensity of the light emitted, e.g. filters
    • F21V9/30Elements containing photoluminescent material distinct from or spaced from the light source
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/48Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor body packages
    • H01L33/50Wavelength conversion elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/48Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor body packages
    • H01L33/58Optical field-shaping elements
    • H01L33/60Reflective elements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、波長変換部材および光源モジュールに関する。
LED(Light Emitting Diode)や半導体レーザを光源として、蛍光体材料を含有した波長変換部材で波長変換して白色光を得る発光装置が用いられている。これらの発光装置では、光源から青色光や紫外光などの一次光を発光して波長変換部材に照射し、波長変換部材に含有された蛍光体が一次光により励起されて黄色光などの二次光を発光し、一次光と二次光が混色して白色光が外部に照射される。
特許文献1には、半導体レーザを光源として用いた車両用灯具が提案されている。光源として半導体レーザを用いると、大出力で波長幅の狭い一次光を得られるが、指向性が非常に強く光が照射される領域が小さいという特徴がある。したがって、光源としてLEDを用いる場合と比較すると、波長変換部材の極めて小さい領域に大出力の一次光が照射されて白色光を出射し、指向性が高い発光装置が得られる。
特許文献2には、波長変換部材の周囲に光拡散反射部材を隣接させた光学部材を備え、半導体レーザからの一次光を波長変換部材に照射し、波長変換部材の側面から外部に向かう二次光を光拡散反射部材で反射する光半導体発光装置が記載されている。この従来技術では、波長変換部材に照射されて散乱された一次光と波長変換された二次光のうち、側方から外部に向かう光を再び波長変換部材方向に戻すため、一次光の利用効率と二次光の指向性をさらに高めることができる。
図7は従来の光学部材の構造を模式的に示す断面図であり、図7(a)は光拡散反射部材として樹脂を用いた例を示し、図7(b)は光拡散反射部材としてセラミクスを用いた例を示している。図7(a)(b)に示すように、従来の光学部材は波長変換部材1と、光拡散反射部材2とを備え、波長変換部材1の周囲に隣接して光拡散反射部材2を配置している。図7(a)に示した例では、光拡散反射部材2として低屈折率の樹脂3中に高屈折率の光散乱粒子4を分散している。図7(b)に示した例では、光拡散反射部材2としてセラミクス材料5を用いており、セラミクス材料5の内部には多結晶粒界と気泡6が含まれている。これらの従来技術では、樹脂3と光散乱粒子4の屈折率差や、セラミクス材料5と気泡6の屈折率差で一次光および二次光を散乱反射している。
特開2012−221633号公報 特開2015−023215号公報
しかし、図7(a)に示した樹脂3を用いた従来技術では、短波長の光である一次光が照射されることによる樹脂3の劣化や、波長変換部材1での波長変換に伴う熱による樹脂3の劣化が問題となり、樹脂3の耐久性を向上することが困難であった。また、図7(b)に示したセラミクス材料5を用いた従来技術では、セラミクス材料5の焼結体の密度が高く、セラミクス材料5中に含まれる気泡6の密度が低いため、屈折率差で光を散乱できる界面が少なくなり、反射率を向上させることが困難であった。
そこで本発明は、耐久性に優れるとともに良好に一次光と二次光を反射できる光反射部を備えた波長変換部材および光源モジュールを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の波長変換部材は、所定波長の一次光を波長変換して二次光を出射する波長変換部と、前記波長変換部に隣接して配置され、前記一次光および前記二次光を反射する光反射部を備え、前記光反射部は、SiO2とTiO2を複合化し3次元的に絡み合った構造を有するセラミクス焼結体で構成されていることを特徴とする。
このような本発明の波長変換部材では、波長変換部に隣接して配置された光反射部が、SiOとTiOを複合化したセラミクス焼結体で構成されているため、耐久性に優れるとともに良好に一次光と二次光を反射することができる。
また本発明の一態様では、前記光反射部には、TiOが20〜80体積%範囲で含まれている。
また本発明の一態様では、前記SiOまたは前記TiOのうち、前記光反射部において占める体積%の小さい材料の平均粒径が10μm以下である。
また本発明の一態様では、前記波長変換部はセラミクス蛍光体からなり、前記波長変換部の側面全体が、前記光反射部に接触し一体で焼結されている。
また上記課題を解決するために、本発明の光源モジュールは、上記何れか一つに記載の波長変換部材と、前記波長変換部材に対して前記一次光を照射する半導体発光素子を備えることを特徴とする。
本発明では、耐久性に優れるとともに良好に一次光と二次光を反射できる光反射部を備えた波長変換部材および光源モジュールを提供することができる。
第1実施形態における光源モジュール10を示す模式断面図である。 第1実施形態における波長変換部材20の構造を模式的に示す部分拡大断面図である。 第2実施形態における光源モジュール30を示す模式断面図である。 第3実施形態における光源モジュール40を示す模式断面図である。 第4実施形態における光源モジュール50を示す模式断面図である。 第5実施形態における波長変換部材60の構造を模式的に示す部分拡大断面図である。 従来の光学部材の構造を模式的に示す断面図であり、図7(a)は光拡散反射部材として樹脂を用いた例を示し、図7(b)は光拡散反射部材としてセラミクスを用いた例を示している。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付すものとし、適宜重複した説明は省略する。図1は、本実施形態における光源モジュール10を示す模式断面図である。
光源モジュール10は、ステム11と、発光素子12と、側壁13と、天面14と、波長変換部材20とを備える。光源モジュール10では、発光素子12から図中矢印で示すように一次光が波長変換部材20に照射され、波長変換部材20で波長変換された二次光と混色して白色光が図中矢印で示すように外部に出射される。図1では光源モジュール10として所謂CAN型パッケージのものを示したが、CAN型パッケージに限定されず各種半導体レーザ用のパッケージを用いることができる。
ステム11は、発光素子12を搭載して側壁13が固定される部材であり、図示しないリードピンやヒートシンクなどを備えて、外部から発光素子12に電力が供給されるとともに、発光素子12で発生した熱を外部に伝える。ステム11を構成する材料は特に限定されないが、放熱性が良好な銅などの金属が望ましい。
発光素子12は、電力が供給されてレーザ光を発振する半導体レーザである。発光素子12を構成する材料は特に限定されないが、一次光として青色光や紫外光を照射する場合には窒化物系半導体が用いられる、また、発光素子12の共振器構造や電極構造、電流狭窄構造などの素子構造も特に限定されず、必要な発光強度と発振波長を得るために適切な構造を採用することができる。本実施形態では一次光を発光する発光素子12として半導体レーザを用いるものを示したが、波長変換部材20で波長変換される一次光を出射する素子であれば半導体レーザに限定されず、発光ダイオードや有機ELなどであってもよい。
側壁13は、ステム11上に立設された筒状の部材であり、ステム11上で発光素子12の周囲を囲んで配置される。天面14は側壁13上で発光素子12を覆って配置された平板状部材であり、中央には開口部が設けられて波長変換部材20が固定されている。側壁13および天面14を構成する材料は限定されないが、波長変換部材20で発生した熱をステム11に良好に伝えるためには熱伝導性に優れた金属材料が好ましい。
図2は、本実施形態における波長変換部材20の構造を模式的に示す部分拡大断面図である。図2に示すように波長変換部材20は、波長変換部21と光反射部22とが互いに接触して一体に成形された焼結体である。波長変換部材20は側壁13の開口部に固定されて光源モジュール10からの光取り出し部として機能している。
波長変換部21は、発光素子12から照射される一次光により励起されて二次光を発する蛍光体材料を含有する部分であり、一次光と二次光とが混色して白色光を外部に照射する。ここでは一次光と二次光の混色で白色光を照射する例を示したが、複数の蛍光体材料を備えて複数色の二次光を発光して二次光同士の混色によって白色光を照射するとしてもよい。また、照射する光として白色光の例を示したが、その他の単色光であってもよく、複数色を混色した白色以外の色であってもよい。
波長変換部21のサイズは、発光素子12からの一次光が照射される領域よりも大きく、一次光を適切に二次光に波長変換できればよく、例えば厚さ数百μm程度で直径が0.1〜数mm程度である。波長変換部21に含有される蛍光体材料は、光反射部22と同時焼結するためセラミクス蛍光体であることが好ましい。具体的材料としては、YAl12、すなわちYAG(Yttrium Alminum Garnet)粉末を用いて作成されたセラミクス素地を焼結して得られるセラミクス蛍光体が最も好ましい。YAG焼結体を波長変換部21として用いることで、一次光の青色光を波長変換して二次光の黄色光を出射し、一次光と二次光の混色により白色を得られる。
本実施形態では、波長変換部21として光反射部22と一体に成形した焼結体の例を示したが、光反射部22と別体に成形して組み合わせるとしてもよく、樹脂中に蛍光体粒子を分散した構造であってもよい。
光反射部22は、波長変換部21の周囲で側面全体に接触して波長変換部21を保持する部材であり、SiOとTiOを複合化したセラミクス焼結体で構成されている。光反射部22は、波長変換部21と一体に成形されて同時に焼結されることが好ましいが、波長変換部21とは別体に成形して組み合わせるとしてもよい。
図2に示すように光反射部22は、SiO相23の内部でTiO相24が3次元的に絡み合った構造を有している。SiO相23は、波長変換部21と接触して光反射部22の全域にわたって連続的に形成されている相であり、内部にTiO相24が3次元的に絡み合っている。図2では、SiO相23の内部でTiO相24が3次元的に絡み合った構造を示したが、TiO相24の内部でSiO相23が3次元的に絡み合った構造であってもよい。
光反射部22に含まれるSiO相23の屈折率は1.4程度であり、TiO相24の屈折率は2.5〜2.7程度であるから、SiO相23とTiO相24の屈折率差は1.1〜1.3程度となる。このようにSiO相23とTiO相24の屈折率差を大きくすると、図2中に矢印で示したように、波長変換部21から光反射部22方向に進む光は、3次元的に絡み合ったSiO相23とTiO相24の界面で反射される。これにより、光反射部22は全体として白色の領域となり、横方向への光漏れを防止でき、光は波長変換部21方向に戻されて波長変換部21から外部に取り出される。
光反射部22に含まれるTiO相24の比率は、20〜80体積%範囲が好ましい。TiO相24の比率が20体積%未満または80体積%を超えると、SiO相23とTiO相24を複合化が不十分になり、屈折率差をもった界面の面積が小さくなるため十分な反射率を得ることが困難になる。また、光反射部22に含まれるSiO相23またはTiO相24のうち、光反射部22において占める体積%の小さいほうの材料の平均粒径が10μm以下であることが好ましい。平均粒径を10μmより大きくすると、屈折率差をもった界面の面積が小さくなるため十分な反射率を得ることが困難になる。
本実施形態では、光反射部22をSiO相23とTiO相24を複合化したセラミクス焼結体で構成していることから、SiO相23とTiO相24が3次元的に絡み合った構造によりSiO相23とTiO相24の界面の面積が大きくなり、良好に一次光と二次光を反射することができる。また、光反射部22はセラミクス焼結体であることから、樹脂と光散乱剤を用いた従来技術よりも熱や光に対する耐久性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図3を用いて説明する。第1実施形態と重複する内容は説明を省略する。図3は、本実施形態における光源モジュール30を示す模式断面図である。
光源モジュール30は、ステム11と、発光素子12と、波長変換部材20とを備える。光源モジュール30では、発光素子12から一次光が波長変換部材20に照射され、波長変換部材20で波長変換された二次光と混色して白色光が外部に出射される。
本実施形態でも、波長変換部材20は波長変換部21と光反射部22とが互いに接触しており、光反射部22はSiO相23とTiO相24を複合化したセラミクス焼結体で構成されている。図2では、波長変換部21の側面が光反射部22に接触し底面がステム11に接触した例を示したが、光反射部22に凹部を形成して凹部内に波長変換部21を埋め込んだ構造であってもよい。
発光素子12は、波長変換部21の露出面側に配置されており、一次光を波長変換部21に向けて照射する。波長変換部21に入射した一次光は、蛍光体材料により波長変換されて露出面から外部に取り出される。
本実施形態でも、光反射部22をSiO相23とTiO相24を複合化したセラミクス焼結体で構成していることから、SiO相23とTiO相24が3次元的に絡み合った構造によりSiO相23とTiO相24の界面の面積が大きくなり、良好に一次光と二次光を反射することができる。また、光反射部22はセラミクス焼結体であることから、樹脂と光散乱剤を用いた従来技術よりも熱や光に対する耐久性を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図4を用いて説明する。第1実施形態と重複する内容は説明を省略する。図4は、本実施形態における光源モジュール40を示す模式断面図である。
本実施形態の光源モジュール40は、ステム11と、発光素子12と、波長変換部材20とを備え、発光素子12として面発光するLEDを用いている。また、光源モジュール40はステム11上に複数の発光素子12が搭載され、発光素子12の上部に波長変換部材20が配置されて、波長変換部21が発光素子12の光出射位置を覆う構成とされている。複数の発光素子12の側面には空隙41が設けられている。このような光源モジュール40では、発光素子12から一次光が波長変換部材20に照射され、波長変換部材20で波長変換された二次光と混色して白色光が外部に出射される。
本実施形態でも、光反射部22をSiO相23とTiO相24を複合化したセラミクス焼結体で構成していることから、SiO相23とTiO相24が3次元的に絡み合った構造によりSiO相23とTiO相24の界面の面積が大きくなり、良好に一次光と二次光を反射することができる。また、光反射部22はセラミクス焼結体であることから、樹脂と光散乱剤を用いた従来技術よりも熱や光に対する耐久性を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図5を用いて説明する。第3実施形態と重複する内容は説明を省略する。図5は、本実施形態における光源モジュール50を示す模式断面図である。
本実施形態の光源モジュール50は、ステム11と、発光素子12と、波長変換部材20とを備え、発光素子12として面発光するLEDを用いている。また、光源モジュール50はステム11上に複数の発光素子12が搭載され、発光素子12の上部に波長変換部材20が配置されて、波長変換部21が発光素子12の光出射位置を覆う構成とされている。複数の発光素子12の側面には反射樹脂51が充填されている。光源モジュール50では、発光素子12から一次光が波長変換部材20に照射され、波長変換部材20で波長変換された二次光と混色して白色光が外部に出射される。
反射樹脂51は、樹脂材料中に光散乱粒子を分散し、樹脂と光散乱粒子の屈折率差により光を反射する部材である。反射樹脂51を構成する樹脂材料は限定されず、例えばエポキシ樹脂やシリコーン樹脂を用いることができる。また、光散乱粒子を構成する材料も限定されず、例えばTiO,Al,SiO,ZrO等が挙げられる。
本実施形態では、発光素子12の側面を反射樹脂51で充填していることから、発光素子12の側面から出射した一次光は反射樹脂51で反射されて発光素子12方向に戻り、発光素子12の上面側から取り出されて波長変換部21に入射する。これにより、発光素子12から出射した一次光を効率良く波長変換部21に到達させて二次光に波長変換することができる。
また本実施形態でも、光反射部22をSiO相23とTiO相24を複合化したセラミクス焼結体で構成していることから、SiO相23とTiO相24が3次元的に絡み合った構造によりSiO相23とTiO相24の界面の面積が大きくなり、良好に一次光と二次光を反射することができる。また、光反射部22はセラミクス焼結体であることから、樹脂と光散乱剤を用いた従来技術よりも熱や光に対する耐久性を向上させることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図6を用いて説明する。第1実施形態と重複する内容は説明を省略する。図6は、本実施形態における波長変換部材60の構造を模式的に示す部分拡大断面図である。図6に示すように本実施形態の波長変換部材60は、波長変換部61と光反射部62とが互いに接触して一体に成形された焼結体である。
波長変換部61は、発光素子12から照射される一次光により励起されて二次光を発する蛍光体材料を含有する部分であり、一次光と二次光とが混色して白色光を外部に照射する。本実施形態では、波長変換部61として光反射部62と一体に成形した焼結体の例を示したが、光反射部62と別体に成形して組み合わせるとしてもよく、樹脂中に蛍光体粒子を分散した構造であってもよい。
光反射部62は、波長変換部61の周囲で側面全体に接触して波長変換部61を保持する部材であり、セラミクス焼結体で構成されている。光反射部62は、波長変換部61と一体に成形されて同時に焼結されることが好ましいが、波長変換部61とは別体に成形して組み合わせるとしてもよい。光反射部62を構成するセラミクス材料は限定されないが、光の吸収端が400nm以下で可視光を吸収しないものが好ましく、例えばTiO,Al,SiO,ZrO,Y,YAG等が挙げられる。
図6に示すように、光反射部62はセラミクス相63中に閉気孔64を多数含んでいる。閉気孔64はセラミクス材料を含まない気泡であるため屈折率が低く、セラミクス相63との屈折率差が大きい。そのため、光反射部62に入射した光はセラミクス相63と閉気孔64との界面で良好に散乱反射し、光反射部22は全体として白色の領域となる。これにより、光反射部62は横方向への光漏れを防止でき、光は波長変換部21方向に戻されて波長変換部21から外部に取り出される。
また、光反射部22中における閉気孔64の比率は、10〜50体積%の範囲であることが好ましい。閉気孔64が10体積%未満である場合には、セラミクス相63と閉気孔64の界面の面積が少ないため反射率を高めることが困難である。また、閉気孔64が50体積%より多い場合には、光反射部22の機械的強度を保つことが困難になる。
本実施形態では、光反射部22として光の吸収端が400nm以下のセラミクス相63中に、10〜50体積%の閉気孔64が含まれるものを用いている。これによりセラミクス相63と閉気孔64の界面の面積が大きくなり、良好に一次光と二次光を反射することができる。また、光反射部22はセラミクス焼結体であることから、樹脂と光散乱剤を用いた従来技術よりも熱や光に対する耐久性を向上させることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
10,30,40,50…光源モジュール
11…ステム
12…発光素子
13…側壁
14…天面
20,60…波長変換部材
21,61…波長変換部
22,62…光反射部
23…SiO
24…TiO
41…空隙
51…反射樹脂
63…セラミクス相
64…閉気孔

Claims (5)

  1. 所定波長の一次光を波長変換して二次光を出射する波長変換部と、
    前記波長変換部に隣接して配置され、前記一次光および前記二次光を反射する光反射部を備え、
    前記光反射部は、SiOとTiOを複合化し3次元的に絡み合った構造を有するセラミクス焼結体で構成されていることを特徴とする波長変換部材。
  2. 請求項1に記載の波長変換部材であって、
    前記光反射部には、TiOが20〜80体積%範囲で含まれていることを特徴とする波長変換部材。
  3. 請求項1または2に記載の波長変換部材であって、
    前記SiOまたは前記TiOのうち、前記光反射部において占める体積%の小さい材料の平均粒径が10μm以下であることを特徴とする波長変換部材。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載の波長変換部材であって、
    前記波長変換部はセラミクス蛍光体からなり、
    前記波長変換部の側面全体が、前記光反射部に接触し一体で焼結されていることを特徴とする波長変換部材。
  5. 請求項1から4の何れか一つに記載の波長変換部材と、
    前記波長変換部材に対して前記一次光を照射する半導体発光素子を備えることを特徴とする光源モジュール。
JP2017192537A 2017-10-02 2017-10-02 波長変換部材および光源モジュール Active JP6909695B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017192537A JP6909695B2 (ja) 2017-10-02 2017-10-02 波長変換部材および光源モジュール
PCT/JP2018/036745 WO2019069871A1 (ja) 2017-10-02 2018-10-01 波長変換部材および光源モジュール
CN201880063560.8A CN111149024B (zh) 2017-10-02 2018-10-01 波长转换部件以及光源模块

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017192537A JP6909695B2 (ja) 2017-10-02 2017-10-02 波長変換部材および光源モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019066680A JP2019066680A (ja) 2019-04-25
JP6909695B2 true JP6909695B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=65994551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017192537A Active JP6909695B2 (ja) 2017-10-02 2017-10-02 波長変換部材および光源モジュール

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6909695B2 (ja)
CN (1) CN111149024B (ja)
WO (1) WO2019069871A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7410931B2 (ja) 2019-03-29 2024-01-10 住友建機株式会社 アスファルトフィニッシャ
JP7372522B2 (ja) * 2019-08-22 2023-11-01 日亜化学工業株式会社 発光装置
JP2023002851A (ja) * 2019-11-12 2023-01-11 シャープ株式会社 波長変換素子、蛍光ホイール、光源装置、車両用前照灯具及び投影装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100337337C (zh) * 2003-07-18 2007-09-12 财团法人工业技术研究院 全方向反射镜及由其制造的发光装置
JP4845370B2 (ja) * 2004-11-26 2011-12-28 京セラ株式会社 発光装置および照明装置
WO2013183693A1 (ja) * 2012-06-07 2013-12-12 株式会社Steq Led照明モジュールおよびled照明装置
CN103059634A (zh) * 2013-01-15 2013-04-24 雅安百图高新材料有限公司 二氧化钛二氧化硅复合氧化物粉体及其制备方法
JP6129649B2 (ja) * 2013-06-04 2017-05-17 株式会社Gbry アップコンバージョン蛍光体及びその製造方法
WO2015063077A1 (en) * 2013-10-29 2015-05-07 Osram Opto Semiconductors Gmbh Wavelength conversion element, method of making, and light-emitting semiconductor component having same
JP6438648B2 (ja) * 2013-11-15 2018-12-19 日亜化学工業株式会社 半導体発光装置およびその製造方法
CN106030836B (zh) * 2014-03-10 2019-04-05 欧司朗光电半导体有限公司 波长转换元件、发光半导体部件及其制造方法
JP2016018921A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 日本電気硝子株式会社 波長変換部材及び発光デバイス
CN105423238B (zh) * 2014-09-11 2017-05-10 松下知识产权经营株式会社 波长变换部件、发光装置、投影机、以及波长变换部件的制造方法
WO2016125611A1 (ja) * 2015-02-03 2016-08-11 日本電気硝子株式会社 波長変換部材及びそれを用いた発光デバイス
CN106896632A (zh) * 2015-12-03 2017-06-27 精工爱普生株式会社 荧光体、波长转换元件、光源装置和投影仪

Also Published As

Publication number Publication date
CN111149024B (zh) 2022-02-25
CN111149024A (zh) 2020-05-12
WO2019069871A1 (ja) 2019-04-11
JP2019066680A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228412B2 (ja) 半導体発光装置
JP5662939B2 (ja) 半導体発光装置及びそれを用いた光源装置
JP2011014587A (ja) 発光装置
US10544931B2 (en) Wavelength conversion member and light source device having wavelength conversion member
JP6909695B2 (ja) 波長変換部材および光源モジュール
CN107579144B (zh) 烧结体和发光装置
TW201535797A (zh) 發光裝置
JP2009272576A (ja) 半導体発光装置
US20160109072A1 (en) Light emitting device
JP4930162B2 (ja) 半導体発光装置
US20170345984A1 (en) Light-emitting device
JP2019145690A (ja) 発光装置及び発光装置の製造方法
JP5748007B2 (ja) 発光装置
JP2008205170A (ja) 発光半導体デバイス
JP5162955B2 (ja) 半導体発光装置
JP7233301B2 (ja) 半導体発光装置
JP2020122868A (ja) 波長変換部品及びこれを用いた発光装置
US11043789B2 (en) Light emitting device
JP2019075577A (ja) 発光装置
US20240047934A1 (en) Light-emitting device
JP6525782B2 (ja) 発光装置
CN117791298A (zh) 发光装置
JP2023140757A (ja) 波長変換装置及び照明装置
US20200052168A1 (en) Converter for an Optoelectronic Component, Optoelectronic Component, Method for Forming a Converter for an Optoelectronic Component and Material for a Reflector of an Optoelectronic Component
CN117791299A (zh) 发光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6909695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150