JP6909444B2 - マンコンベヤ用ステップ及びマンコンベヤ - Google Patents

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Description

本発明は、マンコンベヤ用ステップ及びマンコンベヤに関する。
従来、例えば、マンコンベヤは、人を搬送する複数のステップと、ステップを幅方向で挟むパネルとを備えている。ステップは、人に乗られる踏面部と、パネルの上をスライドするスライド部とを備えており、スライド部は、踏面部の幅方向の外側端よりも幅方向の外側に配置される平面状のスライド面を備えている(例えば、特許文献1の図2)。
ところで、ステップが環状の走行経路を走行することに対して、パネルは、当該走行経路の一部のみに配置されている。これにより、走行するステップに対して、パネルが出現した際に、例えば、スライド部がパネルに引っ掛かる可能性がある。なお、ステップがパネル以外の部材(例えば、レール)をスライドする構成(例えば、特許文献1の図4及び図7A)を採用することもできるが、斯かる構成においては、踏面部がパネルに当たる可能性がある。
特開2014−114140号公報
そこで、課題は、踏面部がパネルに当たることを抑制しつつ、スライド部がスライド面でパネルの上を円滑にスライドするマンコンベヤ用ステップ及びマンコンベヤを提供することである。
マンコンベヤ用ステップは、パネルに幅方向で挟まれるマンコンベヤ用ステップにおいて、人に乗られる踏面部と、前記パネルの上をスライドするスライド部と、を備え、前記スライド部は、前記踏面部の幅方向の外側端よりも、幅方向の外側に配置される平面状のスライド面と、前記スライド面と交差するように前記スライド面の外周部に連接されるガイド面と、を備え、前記ガイド面の幅方向の内側端は、前記踏面部の幅方向の外側端よりも、幅方向の内側に配置される。
また、マンコンベヤ用ステップにおいては、人を搬送方向に搬送するために、搬送方向に走行するマンコンベヤ用ステップに対して、前記スライド面の搬送方向の寸法は、前記スライド面の搬送方向と直交する方向の寸法よりも、大きい、という構成でもよい。
また、マンコンベヤ用ステップにおいては、前記ガイド面は、前記スライド面の搬送方向の外周部に連接される平面状の第1外周面と、前記スライド面の搬送方向と直交する方向の外周部に連接される平面状の第2外周面と、を含み、前記第1外周面と前記スライド面との交差角度は、前記第2外周面と前記スライド面との交差角度よりも、大きい、という構成でもよい。
また、マンコンベヤは、前記のマンコンベヤ用ステップを複数備える。
図1は、一実施形態に係るマンコンベヤの概要図である。 図2は、同実施形態に係るマンコンベヤ用ステップの斜視図である。 図3は、同実施形態に係るマンコンベヤ用ステップの正面図である。 図4は、同実施形態に係るマンコンベヤ用ステップの要部側面図である。 図5は、図4のV領域拡大図である。 図6は、図3のVI領域拡大図である。 図7は、同実施形態に係るマンコンベヤ用ステップの搬送方向と直交する方向視の要部図である。 図8は、同実施形態に係るマンコンベヤ用ステップの搬送方向視の要部図である。 図9は、同実施形態に係るマンコンベヤの要部概要図である。 図10は、他の実施形態に係るマンコンベヤ用ステップの搬送方向と直交する方向視の要部図である。 図11は、同実施形態に係るマンコンベヤ用ステップの搬送方向視の要部図である。
以下、マンコンベヤ用ステップ及びマンコンベヤにおける一実施形態について、図1〜図9を参照しながら説明する。なお、各図(図10及び図11も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係るマンコンベヤ1は、躯体に固定される構造部1aと、人を搬送する搬送部2と、搬送部2を第1方向D1で挟むように配置される一対の欄干部3,3(図1においては、一つのみを図示している)とを備えている。また、マンコンベヤ1は、搬送部2及び欄干部3を駆動させる駆動部4と、マンコンベヤ1の全体を制御する制御部1bとを備えている。
図1において、第1方向D1は、水平方向と平行な方向であって、幅方向D1といい、第2方向D2は、水平方向と平行な方向で且つ幅方向D1と直交する方向であって、前後方向D2という。第3方向D3は、鉛直方向と平行な方向であって、上下方向D3という。
第4方向D4は、搬送部2が人を搬送する方向であって、搬送方向D4といい、第5方向D5は、搬送方向D4と直交する方向(以下、「搬送直交方向」ともいう)D5という。なお、第2〜第5方向D2〜D5は、それぞれ所定の同一仮想面に含まれる方向であって、第1方向D1は、当該仮想面に対して直交する方向である。
また、本実施形態に係るマンコンベヤ1は、人を搬送するために、踏面が階段状になるエスカレータであるが、斯かる構成に限られない。例えば、マンコンベヤ1は、人を搬送するために、踏面が平面状となる移動歩道(動く歩道)であってもよい。
構造部1aは、上下階の間に掛け渡されるようにして、躯体に固定されている。なお、構造部1aの構成は、特に限定されないが、例えば、構造部1aは、トラス構造又はケタ構造とすることができる。また、構造部1aは、各構成1b,2〜4を支持している。
搬送部2は、無端回転する環状の走行部2aと、走行部2aに対して回転可能に接続され、人が乗る踏面を有する複数のステップ5とを備えている。走行部2aは、幅方向D1に離れて一対設けられている(図1においては、一つのみ図示している)。そして、複数のステップ5は、一対の走行部2a,2aの間に配置され、それぞれの走行部2aに対して回転可能に接続されている。
また、ステップ5は、所定の走行経路を走行する。具体的には、ステップ5は、人を搬送するための搬送経路と、搬送経路よりも下方の経路であって、搬送経路に戻るための戻り経路と、走行経路の各端部の経路であって、搬送経路から戻り経路へ(又は、戻り経路から搬送経路へ)反転する反転経路と、を走行する。そして、ステップ5は、搬送経路を走行する際に、構造部1aから露出して走行する。一方で、ステップ5は、反転経路及び戻り経路を走行する際に、構造部1aの内部を走行する。
ところで、ステップ5における幅方向D1は、ステップ5の位置(搬送経路、戻り経路、反転経路)に関わらず一定であるが、ステップ5におけるそれ以外の方向D2〜D5は、ステップ5の位置によって変わる。そこで、本明細書及び各図において、ステップ5における各方向D2〜D5は、ステップ5が搬送経路に位置する際の、各方向D2〜D5を使用する。
駆動部4は、ステップ5が反転するように、走行部2aが巻き掛けられる一対の回転部(例えば、スプロケット)4a,4aと、回転部4aを回転させる駆動源(例えば、モータ)4bとを備えている。回転部4aは、構造部1aに回転可能に接続されている。
欄干部3は、欄干本体3aと、欄干本体3aに支持され、環状に走行する手摺部3bと、下方側で且つ幅方向D1の内側に配置されるパネル(「スカートパネル」ともいう)3cとを備えている。なお、幅方向D1において、内側は、ステップ5の幅方向D1の中心に近い側のことであり、外側は、ステップ5の幅方向D1の中心から遠い側のことである。これにより、ステップ5は、幅方向D1で、一対の欄干部3,3のそれぞれのパネル3c,3cに挟まれている。
また、パネル3cは、ステップ5の走行経路のうち、一部のみに配置されている。具体的には、パネル3cは、ステップ5の搬送経路のみに配置されている。これにより、ステップ5は、搬送経路を走行する際に、一対の欄干部3,3のそれぞれのパネル3c,3cに挟まれている。なお、パネル3cは、欄干本体3aに対して着脱可能に構成されている。
図2〜図4に示すように、搬送部2は、一対の走行部2a,2aにそれぞれ連結される連結軸2bを備えており、ステップ5は、連結軸2bに回転可能に連結されている。これにより、ステップ5は、走行部2aに対して回転可能に接続されている。なお、走行部2aの構成は、特に限定されないが、本実施形態においては、走行部2aは、チェーン2cと、チェーン2cに回転可能に接続される第1ローラ2dとを備えている。
ステップ5は、ステップ本体5aと、ステップ本体5aに回転可能に接続される第2ローラ5bとを備えている。ステップ本体5aは、人に乗られる踏面部5cと、湾曲状に形成される蹴上部5dと、搬送部2の連結軸2bに回転可能に連結される連結部5eとを備えている。
なお、マンコンベヤ1は、第1ローラ2dをガイドする第1レール1cと、第2ローラ5bをガイドする第2レール1dとを備えている。第1レール1c及び第2レール1dは、それぞれ構造部1aに固定されている。そして、各レール1c,1dが各ローラ2d,5bをガイドすることによって、ステップ5は、所定の走行経路を走行する。
また、ステップ5は、欄干部3のパネル3cの上をスライドするスライド部6と、ステップ本体5aから幅方向D1の外側に突出し、スライド部6を支持する支持部5fとを備えている。なお、欄干本体3aは、パネル3cを補強するための補強部3dを備えている。
図5に示すように、スライド部6は、パネル3cの上をスライドするために、平面状に形成されるスライド面6aを備えている。そして、スライド面6aは、踏面部5cの幅方向D1の外側端よりも、幅方向D1の外側に配置されている。これにより、スライド面6aがパネル3cの上をスライドすることによって、踏面部5cがパネル3cに当たることを抑制することができる。なお、図5において、破線は、踏面部5cの幅方向D1の外側端の位置を示している。
ところで、パネル3cは、ステップ5の搬送経路のみに配置されている。これにより、例えば、ステップ5が搬送経路を走行し始める際に(又は、ステップ5が搬送経路を所定距離だけ走行した際に)、パネル3cが出現することになる。そこで、スライド部6は、パネル3cの端部をスライド面6aまでガイドするために、スライド面6aと交差するようにスライド面6aの外周部に連接されるガイド面6bを備えている。
そして、ガイド面6bの幅方向D1の内側端は、踏面部5cの幅方向D1の外側端よりも、幅方向D1の内側に配置されている。なお、ガイド面6bの幅方向D1の外側端が、スライド面6aと同じ位置であるため、ガイド面6bの幅方向D1の外側端は、踏面部5cの幅方向D1の外側端よりも、幅方向D1の外側に配置されている。これにより、ガイド面6bは、踏面部5cの幅方向D1の外側端よりも幅方向D1の外側の位置から、踏面部5cの幅方向D1の外側端よりも幅方向D1の内側の位置まで、配置されている。
したがって、走行するステップ5に対して、パネル3cが出現した際に、パネル3cの端部が確実にガイド面6bに当たるため、ガイド面6bは、パネル3cをスライド面6aまで確実にガイドする。その結果、例えば、スライド部6がパネル3cに引っ掛かることを抑制することができるため、スライド部6は、スライド面6aで、パネル3cの上を円滑にスライドする。
なお、パネル3c及びスライド部6の材質は、特に限定されないが、本実施形態においては、スライド部6は、パネル3cの上をスライドすることによって、摩耗する材質を採用している。例えば、パネル3cは、金属で形成され、スライド部6は、硬質樹脂で形成されてもよい。
そして、図6〜図8に示すように、スライド部6は、スライド部6の摩耗度を検出する摩耗検出部6cを備えている。摩耗検出部6cの構成は、特に限定されないが、本実施形態においては、摩耗検出部6cは、凹状に形成されている。具体的には、摩耗検出部6cは、円形状の凹部である。
これにより、スライド部6が摩耗することによって、摩耗検出部6c(凹部)の深さが浅くなるため、スライド6の摩耗度を検出することができる。例えば、摩耗検出部6c(凹部)が無くなることを、スライド部6を交換する目安としてもよい。なお、摩耗検出部6cは、所定方向に延びる凹部、即ち、溝状に形成されてもよい。
また、スライド面6aは、中央に、開口部6dを備えている。これにより、スライド面6aの面積を小さくすることができるため、スライド面6aとパネル3c(図4及び図5参照)との間に発生する摩擦力を小さくすることができる一方で、スライド面6aの寸法W1,W2を十分に確保することができる。なお、スライド面6aは、開口部6dを備えていなくてもよい。
そして、スライド面6aの搬送方向D4の寸法W1は、スライド面6aの搬送直交方向D5の寸法W2よりも、大きくなっている。なお、スライド部6は、支持部5fに対して不動に固定されている。これにより、スライド部6が回転することによって、スライド面6aの各寸法W1,W2が変わることはない。なお、スライド部6は、支持部5fに対して回転可能に接続されている、という構成でもよい。
また、ガイド面6bは、スライド面6aの搬送方向D4の外周部に連接される第1外周面6e,6eと、スライド面6aの搬送直交方向D5の外周部に連接される第2外周面6f,6fとを含んでいる。なお、ガイド面6bは、スライド面6aの外周部の全周に配置されている。
第1外周面6e及び第2外周面6fは、それぞれ平面状に形成されている。そして、第1外周面6eとスライド面6aとが交差する交差角度θ1は、第2外周面6fとスライド面6aとが交差する交差角度θ2よりも、大きくなっている。なお、ガイド面6bがパネル3cをスライド面6aまで円滑にガイドするために、ガイド面6bとスライド面6aとが交差する交差角度θ1,θ2は、135°以上であることが好ましい。
ここで、スライド面6aの寸法W1,W2と、ガイド面6b(各外周面6e,6f)とスライド面6aとの交差角度θ1,θ2とによる作用について、図9を参照しながら説明する。
図9に示すように、スライド面6aがパネル3cの上をスライドするため、パネル3cには、スライド傷が発生する。そして、パネル3cのスライド傷は、スライド面6aにスライドされる領域に発生するため、当該スライド傷が発生する領域は、スライド面6aの大きさに起因する。なお、図9において、破線は、スライド傷が発生する領域のうち、上端縁と下端縁とを示している。
そこで、スライド面6aの搬送直交方向D5の寸法W2は、スライド面6aの搬送方向D4の寸法W1よりも、小さくなっている(図6〜図8参照)。これにより、スライド傷が搬送直交方向D5に大きくなることを抑制することができる。したがって、複数のステップ5の踏面部5c及び蹴上部5dによって、パネル3cのスライド傷を隠すことができるため、踏面部5cに乗った人がスライド傷に気付くことを抑制することができる。
また、ステップ5が搬送経路を走行する際に、各ローラ2d,5bは、それぞれレール1c,1dの上を転がることで、ガイドされている。そして、レール1c,1dは、搬送方向D4に沿って延びている。これにより、ステップ5が揺動する場合は、ローラ2d,5bがレール1c,1dの上を滑るようにして、ステップ5が揺動し易い。即ち、ステップ5が搬送直交方向D5を中心として揺動し易い。
それに対して、スライド面6aの搬送方向D4の寸法W1は、スライド面6aの搬送直交方向D5の寸法W2よりも、大きくなっている(図6〜図8参照)。これにより、スライド面6aの搬送方向D4の寸法W1が大きいため、ステップ5が搬送直交方向D5を中心として揺動しようとした場合に、スライド面6aは、パネル3cに接することによって、当該揺動を効果的に規制する。これにより、ステップ5が揺動することを抑制することができる。
なお、スライド面6aが当該揺動を規制するにも関わらず、特に、スライド部6が摩耗することに伴って、ステップ5が当該揺動をしてしまう場合がある。そして、ガイド面6bがパネル3cに接するまで、ステップ5が揺動した場合には、ガイド面6bのうち、第1外周面6e(図6〜図8参照)がパネル3cに接することになる。
それに対して、第1外周面6eとスライド面6aとの交差角度θ1は、第2外周面6fとスライド面6aとの交差角度θ2よりも、大きくなっている(図6〜図8参照)。これにより、スライド面6aがパネル3cの上をスライドしている際に、第1外周面6eとパネル3cとの隙間の角度は、小さくなっている。したがって、第1外周面6eがパネル3cと接するまでに、ステップ5が揺動できる角度が、小さくなるため、ステップ5が揺動することを抑制することができる。
以上より、本実施形態に係るマンコンベヤ1は、マンコンベヤ1用ステップ5を複数備える。
そして、本実施形態に係るマンコンベヤ1用ステップ5は、パネル3cに幅方向D1で挟まれるマンコンベヤ1用ステップ5において、人に乗られる踏面部5cと、前記パネル3cの上をスライドするスライド部6と、を備え、前記スライド部6は、前記踏面部5cの幅方向D1の外側端よりも、幅方向D1の外側に配置される平面状のスライド面6aと、前記スライド面6aと交差するように前記スライド面6aの外周部に連接されるガイド面6bと、を備え、前記ガイド面6bの幅方向D1の内側端は、前記踏面部5cの幅方向D1の外側端よりも、幅方向D1の内側に配置される。
斯かる構成によれば、スライド面6aは、踏面部5cの幅方向D1の外側端よりも、幅方向D1の外側に配置されている。そして、スライド面6aがパネル3cの上をスライドするため、踏面部5cがパネル3cに当たることを抑制することができる。
また、ガイド面6bは、スライド面6aと交差するように、スライド面6aの外周部に連接されている。しかも、ガイド面6bの幅方向D1の内側端は、踏面部5cの幅方向D1の外側端よりも、幅方向D1の内側に配置されている。これにより、ガイド面6bがパネル3cをスライド面6aまで確実にガイドするため、スライド部6は、スライド面6aで、パネル3cの上を円滑にスライドする。
また、本実施形態に係るマンコンベヤ1用ステップ5においては、人を搬送方向D4に搬送するために、搬送方向D4に走行するマンコンベヤ1用ステップ5に対して、前記スライド面6aの搬送方向D4の寸法W1は、前記スライド面6aの搬送方向D4と直交する方向D5の寸法W2よりも、大きい、という構成である。
斯かる構成によれば、ステップ5が搬送方向D4と直交する方向D5を中心として揺動しようとする際に、スライド面6aの搬送方向D4の寸法W1が大きいため、スライド面6aは、パネル3cに接することによって、当該揺動を効果的に規制する。これにより、ステップ5が揺動することを抑制することができる。
また、本実施形態に係るマンコンベヤ1用ステップ5においては、前記ガイド面6bは、前記スライド面6aの搬送方向D4の外周部に連接される平面状の第1外周面6e,6eと、前記スライド面6aの搬送方向D4と直交する方向D5の外周部に連接される平面状の第2外周面6f,6fと、を含み、前記第1外周面6eと前記スライド面6aとの交差角度θ1は、前記第2外周面6fと前記スライド面6aとの交差角度θ2よりも、大きい、という構成である。
斯かる構成によれば、スライド面6aがステップ5の揺動を規制したに関わらず、ステップ5が搬送方向D4と直交する方向D5を中心として揺動してしまった場合には、第1外周面6eがパネル3cに接する。このとき、第1外周面6eとスライド面6aとの交差角度θ1が大きいため、当該揺動が大きくなることを抑制することができる。
なお、マンコンベヤ1及びマンコンベヤ1用ステップ5は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、マンコンベヤ1及びマンコンベヤ1用ステップ5は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係るマンコンベヤ1用ステップ5においては、スライド面6aの搬送方向D4の寸法W1は、スライド面6aの搬送直交方向D5の寸法W2よりも、大きい、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1用ステップ5は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、スライド面6aの搬送方向D4の寸法W1は、スライド面6aの搬送直交方向D5の寸法W2以下である、という構成でもよい。
(2)また、上記実施形態に係るマンコンベヤ1用ステップ5においては、第1外周面6eとスライド面6aとの交差角度θ1は、第2外周面6fとスライド面6aとの交差角度θ2よりも、大きい、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1用ステップ5は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、第1外周面6eとスライド面6aとの交差角度θ1は、第2外周面6fとスライド面6aとの交差角度θ2以下である、という構成でもよい。
(3)また、上記実施形態に係るマンコンベヤ1用ステップ5においては、ガイド面6bは、スライド面6aの外周部の全周に配置されている、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1用ステップ5は、斯かる構成に限られない。例えば、ガイド面6bは、スライド面6aの外周部の一部に配置されている、という構成でもよい。
(4)また、上記実施形態に係るマンコンベヤ1用ステップ5においては、ガイド面6bは、平面状に形成されている、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1用ステップ5は、斯かる構成に限られない。例えば、図10及び図11に示すように、ガイド面6bは、曲面状に形成されている、という構成でもよい。
例えば、図10及び図11に係るガイド面6bは、スライド面6aの搬送方向D4の外周部に連接される曲面状の第1外周面6e,6eと、スライド面6aの搬送直交方向D5の外周部に連接される曲面状の第2外周面6f,6fと、を含んでいる。なお、斯かる構成においては、それぞれの外周面6e,6fは、外方に向けて凸状となるような曲面状であって、第1外周面6eの曲率半径は、第2外周面6fの曲率半径よりも、大きい、という構成が好ましい。
(5)また、上記実施形態に係るマンコンベヤ1用ステップ5においては、摩耗検出部6cは、凹状に形成されている、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1用ステップ5は、斯かる構成に限られない。例えば、摩耗検出部6cは、スライド面6aと異なる色を有する表示部であって、スライド面6aから所定の深さの位置に配置されている、という構成としてもよい。斯かる構成によれば、摩耗検出部6c(表示部)が露出することを、スライド部6を交換する目安としてもよい。なお、スライド部6は、摩耗検出部6cを備えていなくてもよい。
1…マンコンベヤ、1a…構造部、1b…制御部、1c…第1レール、1d…第2レール、2…搬送部、2a…走行部、2b…連結軸、2c…チェーン、2d…第1ローラ、3…欄干部、3a…欄干本体、3b…手摺部、3c…パネル、3d…補強部、4…駆動部、4a…回転部、4b…駆動源、5…ステップ、5a…ステップ本体、5b…第2ローラ、5c…踏面部、5d…蹴上部、5e…連結部、5f…支持部、6…スライド部、6a…スライド面、6b…ガイド面、6c…摩耗検出部、6d…開口部、6e…第1外周面、6f…第2外周面、D1…幅方向、D2…前後方向、D3…上下方向、D4…搬送方向、D5…搬送直交方向

Claims (4)

  1. パネルに幅方向で挟まれるマンコンベヤ用ステップにおいて、
    人に乗られる踏面部と、
    前記パネルの上をスライドするスライド部と、を備え、
    前記スライド部は、前記踏面部の幅方向の外側端よりも、幅方向の外側に配置される平面状のスライド面と、前記スライド面と交差するように前記スライド面の外周部に連接されるガイド面と、を備え、
    前記ガイド面の幅方向の内側端は、前記踏面部の幅方向の外側端よりも、幅方向の内側に配置され
    前記ガイド面は、前記スライド面の搬送方向の外周部に連接される平面状の第1外周面と、前記スライド面の搬送方向と直交する方向の外周部に連接される平面状の第2外周面と、を含み、
    前記第1外周面及び前記第2外周面のそれぞれは、前記スライド面に傾斜して交差し、
    前記第1外周面と前記スライド面との交差角度は、前記第2外周面と前記スライド面との交差角度よりも、大きい、マンコンベヤ用ステップ。
  2. パネルに幅方向で挟まれるマンコンベヤ用ステップにおいて、
    人に乗られる踏面部と、
    前記パネルの上をスライドするスライド部と、を備え、
    前記スライド部は、前記踏面部の幅方向の外側端よりも、幅方向の外側に配置される平面状のスライド面と、前記スライド面と交差するように前記スライド面の外周部に連接されるガイド面と、を備え、
    前記ガイド面の幅方向の内側端は、前記踏面部の幅方向の外側端よりも、幅方向の内側に配置され、
    前記ガイド面は、前記スライド面の搬送方向の外周部に連接される第1外周面と、前記スライド面の搬送方向と直交する方向の外周部に連接される第2外周面と、を含み、
    前記第1外周面及び前記第2外周面のそれぞれは、外方へ向けて凸状となるような曲面状に形成され、
    前記第1外周面の曲率半径は、前記第2外周面の曲率半径よりも、大きい、マンコンベヤ用ステップ。
  3. 人を搬送方向に搬送するために、搬送方向に走行するマンコンベヤ用ステップに対して、
    前記スライド面の搬送方向の寸法は、前記スライド面の搬送方向と直交する方向の寸法よりも、大きい、請求項1又は2に記載のマンコンベヤ用ステップ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のマンコンベヤ用ステップを複数備える、マンコンベヤ。
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