JP6909289B2 - デジタルにオーバーサンプリングされるセンサシステムにおける時間遅延、装置及び方法 - Google Patents

デジタルにオーバーサンプリングされるセンサシステムにおける時間遅延、装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、概して、サンプリングされるシステムに関し、より詳細には、デジタルにオーバーサンプリングされるセンサシステムにおける時間遅延、装置及び方法に関する。
自然界に存在する場の量は、一般にアナログ信号であり、その振幅は、時間と共に変化し続ける。これらの場の量の例は、音圧、振動、光等である。場の量の測定は、アナログセンサ又はデジタルセンサで行われる。デジタル電子機器は、デジタル信号で動作する。アナログ信号をデジタル電子機器につなぐ際に技術的な問題が発生し、その技術的手段を用いた技術的解決策が必要である。
本発明は、本発明の実施形態を解説するために使用される以下の説明及び添付の図面を参照することによって最もよく理解されるであろう。本発明は、実施形態において例として解説されており、添付の図面の図において限定されず、図中では同様の参照記号が類似の要素を示す。
デジタルセンサシステムを示す。 本発明の実施形態による、アナログ−デジタル変換器(ADC)システム内のオーバーサンプリングされた信号の時間遅延を示す。 本発明の実施形態による図2Aの2つの信号を示す。 本発明の実施形態による、シグマ−デルタ変調及びパルス密度変調(PDM)を利用する、オーバーサンプリングされるシステムを示す。 本発明の実施形態による図2Cのシステムの応用を示す。 本発明の実施形態によるパルス密度変調(PDM)受信機の構成を示す。 本発明の実施形態による、パルス密度変調(PDM)受信機のステージ間に時間遅延を設けることを示す。 本発明の実施形態による、パルス密度変調(PDM)受信機の異なるステージ間に時間遅延を設けることを示す。 本発明の実施形態による、パルス密度変調(PDM)受信機内のまた別の場所に時間遅延を設けることを示す。 本発明の実施形態による、アナログ−デジタル変換器(ADC)システムにおけるブログラム可能な時間遅延を示す。 本発明の実施形態による、複数のセンサのための時間遅延を示す。 本発明の実施形態による、1つのセンサからの出力に適用される複数の時間遅延を示す。 本発明の実施形態によるビームフォーミングを示す。 本発明の実施形態による、非整数遅延によって提供される増大した分解能を示す。 本発明の実施形態による、オーバーサンプリングされるシステムに時間遅延を付与するプロセスを示す。 本発明の実施形態による、ビームフォーミングプロセスにおいて、オーバーサンプリングされるシステムに付与された時間遅延を使用するプロセスを示す。 その中で本発明の実施形態が使用され得るデータ処理システムを示す。
本発明の実施形態の以下の詳細な説明において、添付の図面が参照され、図中では同様の参照記号が類似の要素を示し、また本発明が実践され得る具体的な実施形態が例として示される。これらの実施形態は、当業者が本発明を実行できるようにするのに十分に詳細に説明される。他の場合、この説明の理解を曖昧にしないために、よく知られた回路、構造及び技術は詳細に示されない。したがって、以下の詳細は、限定的な意味でなく、本発明の範囲は、付属の特許請求の範囲によってのみ定義される。
オーバーサンプリングされたデジタル信号に時間遅延を適用するためのシステム及び方法が記載される。様々な実施形態において、時間遅延は、アナログ−デジタル変換器(ADC)における信号処理中、デジタル信号のオーバーサンプリングされるドメイン内の様々な場所に適用される。
図1は、概して100において、デジタルセンサシステムを示す。図1に関して、アナログの場の量102がデジタルセンサシステム104によって検知される。図1において104に示されているように、デジタルセンサシステムは、デジタルセンサを含み、これは、典型的には、アナログ信号102をオーバーサンプリングするように構成される。デジタルセンサシステム104内において、オーバーサンプリングされた信号は、受信機に入力され、これは、オーバーサンプリングされた信号を間引き及びローパスフィルタ処理することにより、106においてベースバンドサンプリングレートで信号を出力し、これは、アナログの場の量102のデジタル表現である。時間遅延は、108において、デジタルベースバンド信号に付与され得る。時間遅延108は、様々な長さであり得、2つの部分、すなわち整数部分及び非整数部分で表現され得る。第一の部分114は、整数遅延と呼ぶことができ、「整数」は、整数のベースバンドサンプリングレートサイクル数を指す。第二の部分110は、非整数遅延と呼ぶことができ、「非整数」は、ベースバンドサンプリングレート周期の一部を指す。デジタル信号106の時間遅延デジタル形態が116で出力される。時間遅延されたデジタル信号116は、ビームフォーミング等のその後の各種のプロセスで使用できる。
図2Aは、概して200において、本発明の実施形態による、アナログ−デジタル変換器(ADC)システム内でオーバーサンプリングされた信号を時間遅延させることを示す。図2Aに関して、時間遅延は、ADCのオーバーサンプリングされるドメインに挿入される。各種の実施形態において、時間遅延は、デジタルにオーバーサンプリングされたセンサ出力信号と、オーバーサンプリングされたデジタル出力信号を処理するために使用される受信機との間に挿入される。動作中、アナログの場の量202は、デジタルセンサ212に入射する。デジタルセンサ212は、214において、入射したアナログの場を、オーバーサンプリングされたデジタル出力信号に変換し、これは、信号214のビットストリーム内の信号の位相情報を保存する。各種の実施形態において、オーバーサンプリングされた信号214は、パルス密度変調(PDM)信号として提供される。他の実施形態において、オーバーサンプリングされた信号をデジタル化するために他のデジタル化方式を使用できる。オーバーサンプリングされるセンサ212内で行われるオーバーサンプリングは、サンプリングクロック周波数で行われる。サンプリングクロック信号は、データ処理システム又は専用のデジタル信号処理システム(DSP)のクロックによって外部から提供されることが多く、これは、デジタルセンサ212をサンプリングするために使用される所望のサンプリングクロック周波数まで分割される。他の実施形態において、サンプリングクロックは、デジタルセンサを有する同じ集積回路上においてローカルで提供され得る。
オーバーサンプリングされたデジタル信号214は、遅延要素216に入力され、オーバーサンプリングされたデジタル信号に時間遅延「Δt」が付与されてから218において出力される。遅延要素216において、オーバーサンプリングされたデジタル信号214に付与された時間遅延Δtは、整数のサンプリングクロックサイクル数によって表される。遅延要素216で「非整数遅延」を付与することが望ましい場合、216で付与されるであろうサンプリングクロックサイクルの最大数は、サンプリングクロック周波数をベースバンドサンプリングレートで割った比に等しく、これは、本明細書では可変値「R」で示される。Rについて、以下の図面に関連して後により十分に説明する。他の実施形態では、システムは、式(3)の拘束Rを設けずに構成されることに留意されたい。このような場合、遅延要素216によって付与される遅延は、式(3)の上限Rを超える。
各種の実施形態において、遅延要素216は、バッファとして実装され、これは、プログラム可能であり得る。他の実施形態において、遅延要素は、遅延ラインとして実装され、遅延ラインは、ブログラム可能遅延ラインであり得る。また別の実施形態において、遅延要素は、遅延を提供するように構成される回路で実装され、遅延は、プログラム可能であり得る。プログラム可能な遅延要素216により、遅延Δtの大きさを必要に応じて調節することができる。ビームフォーミングに関して、プログラム可能な遅延により、2つ以上のセンサによって形成されたビームを異なる方向に向けることができる。ビームフォーミングについて、以下の図面に関連して後により十分に説明する。
遅延要素216からの出力信号は、遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号218であり、これは、受信機モジュール220に入力される。受信機モジュール220は、ローパスフィルタ処理及び間引きの機能を果たす。ローパスフィルタ処理により、オーバーサンプリングプロセスに起因する高周波数ノイズが除去され、間引きにより、サンプリング周波数がベースバンドサンプリングレートまで低下される。ベースバンドデジタル信号は、222において、受信機モジュール220から出力される。ベースバンド信号222は、関心対象の用途によって規定されるバンド幅と、デジタル化方式に応じて、デジタルセンサ212から出力されるオーバーサンプリングされたデジタル信号214に関して増大したダイナミックレンジを有するデジタル信号である。
アナログの場の量204の正弦波表現の図は、時間206及び振幅208の関数として示されている。マーカ210は、場の量204のピークt1を示す。オーバーサンプリングされたデジタル信号に時間遅延「Δt」が付与され、受信機220において上述の後処理が行われた後、本明細書の説明として、222の信号がアナログ信号に再び変換されると、これは、224に示されるようになり、時間遅延された振幅224は、Δtだけ時間遅延され、その結果、信号224のピーク振幅は、219に示されているようにt1+Δtに遅延される。このようにして、時間遅延は、図2Aにおいて上述したシステムのオーバーサンプリングされたデジタル信号に付与される。時間遅延の付与は、遅延要素216の挿入によって実現され、これは、1つの実施形態ではバッファを、図のように、オーバーサンプリングされたデジタルセンサ出力214と、受信されたモジュール220への入力との間に挿入することにより、各種の実施形態で実現できる。以下の図において説明するような代替的な実施形態において、時間遅延要素は、受信機モジュールのステージ間に挿入される。したがって、本発明の実施形態は、受信機モジュール220への入力上に時間遅延要素を導入することに限定されない。
各種の実施形態において、デジタルセンサ212で行われるオーバーサンプリングは、アナログ−デジタル変換(ADC)プロセスにおいてシグマ−デルタ変調器で実現され、これは、214において、アナログ信号256(図2B)のデジタル化を表す1ビットの深度のパルス密度変調(PDM)されたオーバーサンプリングされたデジタル信号を出力する。解説のみを目的として、本発明の実施形態を限定することなく、オーバーサンプリングされたデジタル信号214の図は、252において、時間ドメインにおけるパルス密度変調(PDM)された信号として提示され、図2Bにおいて拡大図で再び示されることに留意されたい。252において、オーバーサンプリングされたデジタル信号は、アナログ信号256のピークを示すマーカ254と共に示されている。
遅延要素216によって付与された時間遅延Δtの適用後の時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号218は、262で示され、オーバーサンプリングされたデジタル信号は、Δtだけ時間遅延されているアナログ信号256のピークを示すマーカ254と共に示されており、ここで、ピークが264に示されている。
図2A及び図2Bの252、262で示される解説のための例は、アナログ信号の1つの波長が100回サンプリングされたオーバーサンプリングを示す。それによっていかなる限定も黙示されず、この例は、単に解説のために提供される。図2Bは、概して250において、本発明の実施形態による図2Aの2つの信号を示す。
図2Aに戻ると、前述のように、サンプリングクロック周波数は、可変値fSFによって表され、ベースバンドサンプリング周波数は、可変値fbbによって与えられる。式(1)は、オーバーサンプリング条件のための要件であり、fSF>fbbである。サンプリングクロック周波数とベースバンド周波数との比は、式(2)により、R=fSF/fbbとして与えられる。1ビットの深度のアナログ−デジタル変換方式において、Rは、オーバーサンプリングされたデジタル信号214に「非整数」の時間遅延を適用することを目的としてベースバンドサンプリング周期を分割できるサブインターバルの数を表す。パルス密度変調(PDM)は、1ビットの深度のこのようなデジタル変換方式であり、符号は、ビット値によって示され、「1」は、プラスの極性のパルス(+A)に対応し、「0」は、マイナスの極性のパルス(−A)に対応する。式(3)は、非整数遅延がサンプリングクロックサイクル数Nに基づいて1≦N≦Rの範囲から選択され得ることを示し、遅延要素216によって適用される時間遅延は、式(4)により、Δt=N*τSFとして与えられる。ここで、τSFは、サンプリングクロックの周期である。ここで、前述のように、「非整数遅延」は、ベースバンドサンプリングレートサイクルの一部を指す。
他のアナログ−デジタル変換デジタル化方式がデジタルセンサ212で使用される場合、結果として得られるデジタルビットストリームは、1ビット深度以外であり得ることに留意されたい。このような場合でも、212におけるオーバーサンプリングされたデジタル信号は、遅延要素216によって依然として遅延され得、遅延は、デジタルセンサ212で「サンプル」をエンコードするために何ビット使用されるかにかかわらず、「サンプル」の倍数となる。最小時間遅延増分は、デジタルセンサ212で使用されるアナログ−デジタル変換デジタル化方式のビット深度に依存する。したがって、式(4)は、次のように式(5)に変更される:Δt=N*(M*τSF)。ここで、τSFは、サンプリングクロックの周期であり、Mは、デジタル化方式のビット深度であり、積NMは、式(6)によって与えられ、これは、1≦N*M≦Rであり、ここで、Nは、非整数遅延に関して式(6)の制約を前提とする整数である。他の実施形態において、システムは、式(6)の拘束Rなしに構成されることに留意されたい。このような場合、遅延要素216によって付与される遅延は、式(6)の上限Rを超える。したがって、システムが、オーバーサンプリングされたデジタル信号に付与する時間遅延は、ベースバンドサンプリング周期の一部であるか又はベースバンドサンプリング周期より大きいことができる。
例えば、1つの非限定的な実施形態において、単に解説のためであるが、2ビット振幅変調デジタル化方式では、アナログ信号のデジタル表現のために2ビットを用いて4つの振幅状態が確立される。この例では、M=2であり、これは、オーバーサンプリングされたデジタル信号に適用できる時間遅延の大きさが連続する2つのサンプリングクロックサイクルの整数(倍数)、例えば2、4、6、8等となり、したがって、オーバーサンプリングされたデジタル信号が、M=2のこの例では一度に2ビット遅延されることを意味する。アナログ−デジタルエンコード方式が2ビットの深度であるとき、216において1つのサンプリングクロックサイクル又は3つのサンプリングクロックサイクルの遅延を導入すると、アナログ信号の予想値、すなわちサンプルを表現するために連続する2ビットが必要であるため、システムにノイズが導入されるであろう。
様々な種類のデジタルセンサが212で使用可能である。例えば、場の量の検出に使用されるセンサの幾つかの非限定的な例は、空中又は水中の音響圧力変動等の圧力変動を検出するために使用されるセンサである。周波数範囲は、音声スペクトルの下端から超音波範囲にわたり得る。センサは、振動又は電磁エネルギー等の場の量を検出するためにも使用できる。以下の説明及び関係する図面は、デジタルマイクロフォンに関連して示されているが、説明は、デジタルマイクロフォン以外のセンサにも適用でき、オーバーサンプリングされるデジタルドメイン内に時間遅延が導入されるアナログ−デジタル変換(ADC)中に使用されるオーバーサンプリング式センサ全般に適用される。
図2Cは、概して270において、本発明の実施形態によるシグマ−デルタ変調及びパルス密度変調(PDM)を用いる、オーバーサンプリングされるシステムを示す。図2Cに関して、デジタルマイクロフォンが272で示されている。デジタルマイクロフォン272は、音響場273に応答する。デジタルマイクロフォン272は、電気カプセルマイクロフォンの形態をとり得るか、又は微小電気機械システム(MEMS)技術を用いて集積回路上の構成要素として製作され得る。幾つかの実施形態において、MEMSデジタルマイクロフォンは、集積回路上の構造物として製作され、これは、ベースプレートを有するコンデンサを形成する膜を使用する。音波によって膜が振動し、それがキャパシタンスの振動を生じさせ、それが集積回路内で感知、増幅、処理される。
MEMSデジタルマイクロフォンは、マイクロフォンによって感知されるアナログ信号のオーバーサンプリングされたデジタル出力を生成するシグマ−デルタ変調器で構成できる。シグマ−デルタ変調器で構成されるデジタルMEMSマイクロフォンには、電源及びサンプリングクロック信号が供給される。各種の実施形態において、デジタルマイクロフォンは、オーバーサンプリングされたパルス密度変調(PDM)信号を出力する。クロック信号は、デジタルデータ処理システムからの外部クロック信号として提供でき、又はサンプリングクロック信号は、デジタルマイクロフォンを格納する集積回路パッケージの一部としてローカルで提供することもできる。MEMS技術と、アナログ−デジタル変換のためのシグマ−デルタ変調とを用いたデジタルマイクロフォンは、様々なサンプリングクロック周波数で動作するように設計できる。一般的なサンプリングクロック周波数は、1MHz〜5MHzの範囲内である。ここで挙げるサンプリングクロック周波数は、解説のためにすぎず、本発明の実施形態を限定しない。
幾つかのベースバンド音声信号の応用分野で周波数範囲が確立されており、これらの範囲及び音声信号にとって望ましいダイナミックレンジにより、デジタルマイクロフォン272に使用されるサンプリングクロック周波数に要求事項が設けられる。例えば、電話通信、コンパクトディスク(CD)フォーマットなどのすべては、本明細書に記載される本発明の実施形態を通じて適応できるベースバンド音声信号に対する要求事項を有する。幾つかの非限定的な例は、例えば、パルスコード変調(PCM)オーディオであり、これらは、様々なダイナミックレンジ及びサンプルレートで提供でき、1つ又は複数の実施形態では、これらは、48kHzにおいて1サンプルあたり16ビットで提供できる。他の非限定的な例は、44.1kHzにおける16ビットCD品質ステレオPCMである。電話通信は、異なる仕様で適応できる。非限定的な例は、8kHzにおいて1サンプルあたり12ビットのPCMオーディオである。ベースバンド音声フォーマットの上記の例は、例示のために提供されているにすぎず、本発明の実施形態を限定しない。
オーバーサンプリングされたデジタル出力274は、前述のように遅延要素276に入力される。遅延要素276は、オーバーサンプリングされたデジタル信号に時間遅延を適用し、278において、時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号を出力する。
オーバーサンプリングされたデジタル信号278は、PDM受信機モジュール280に入力される。各種の実施形態において、PDM受信機モジュール280は、入力信号をパルスコード変調(PCM)フォーマットに変換し、代替的にPDM−PCM変換モジュール280と呼ぶこともできるが、これは、本発明の実施形態を限定しない。PDM受信機モジュール280は、時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号278を間引きし且つローパスフィルタ処理して、282において、時間遅延されたPCMベースバンドデジタル信号を出力する。当業者であれば、PCMフォーマットは、デジタル音声信号等のデジタル信号と使用されるデジタルデータフォーマットであることがわかるであろう。280等のPDM受信機モジュール並びに実施形態のこの説明中の他の図面において説明される他の受信機モジュールは、PCMフォーマット以外のフォーマットへの変換で実装でき、本明細書に記載のPCMフォーマットへの変換に関する説明は、本発明の実施形態へのいかなる限定も黙示しない。
前述のように、時間遅延要素276は、オーバーサンプリングされたデジタル信号274に非整数時間遅延を適用できる。幾つかの実施形態において、システム設計は、ベースバンド信号286に適用される時間遅延全体が、276における非整数遅延の寄与及び284における整数遅延の寄与から構成されるというものである。他の実施形態において、遅延全体が遅延要素276によって適用される。
デジタルマイクロフォンシステムにおいて、ベースバンドステージでの非整数遅延の実現は、演算集約的であり、本明細書に記載の本発明の実施形態により、オーバーサンプリングされた信号のドメインに非整数遅延を導入することによって排除される。図2Aの式(1)、(2)及び(3)は、図2Cのデジタルマイクロフォンシステムに適用される。ここで、デジタルマイクロフォン272は、サンプリングクロック周波数fSFによって駆動され、ベースバンドサンプリング周波数は、fbbによって与えられ、したがって式(1)からfSF>fbbである。サンプリングクロック周波数とベースバンドサンプリング周波数との比は、式(2)により、R=fSF/fssとして与えられる。式(3)は、非整数遅延がサンプリングクロックサイクル数Nに基づいて範囲1≦N≦Rから選択され得ることを示し、遅延要素276によって適用される時間遅延は、式(4)により、Δt=NτSFとして与えられる。ここで、τSFは、サンプリングクロックの周期である。各種の実施形態において、PDM受信機モジュール280は、以下の図面に関連して後に説明するようなステージのシーケンスで構成される。
図3は、概して300において、本発明の実施形態による図2Cのシステムの応用を示す。図3に関して、デジタルマイクロフォンシステムの非限定的な例に4つのステージのPDM受信機モジュールが設けられている。アナログの場の量、例えば音響場302がデジタルマイクロフォン304によって感知される。デジタルマイクロフォン304は、1ビットシグマ−デルタ変調を利用してアナログ−デジタル変換(ADC)を行う。1つの非限定的な実施形態において、デジタルマイクロフォン304は、2.048MHzのサンプリングクロック周波数で駆動され、306において、オーバーサンプリングされたデジタル出力信号を出力する。図3の例において、ベースバンドサンプリング周波数は、16kHzであるように選択される。式2(図2A)から、R=2,048,000/16,000=128である。したがって、ベースバンドサンプリング周波数の周期は、サンプリングクロックサイクル数Nに関係する時間遅延Δtを1≦N≦128の範囲から選択することにより、128によって分割され得る。この例では、遅延要素308によって適用される時間遅延は、図2Bからの式(4)により、Δt=NτSFとして与えられ、ここで、τSFは、2.048MHzのサンプリングクロック周波数の周期であり、これは、4.8828×10−7秒に等しい。したがって、図2Bからの式(4)は、非整数遅延としてΔt=N4.8828×10−7を与える。
1つ又は複数の実施形態において、時間遅延要素308は、1ビット深度及び128ビット幅のバッファで実装される。1バイトあたり8ビットにおいて、この例で時間遅延要素308に必要なバッファのサイズは、16バイトである。16バイトは、非常に小さいバッファであり、これは、オーバーサンプリングされたデジタル信号に非整数時間遅延を付与するために必要なシステム及びプロセスを、ベースバンドドメイン内でのフィルタ処理及び又は後処理の適用を通じてベースバンド信号に非整数時間遅延を付与する既存のシステムよりはるかに資源集約性の低いものとする。時間遅延要素308は、制御可能であるように構成でき、それにより、オーバーサンプリングされたデジタル信号に付与される時間遅延は、制御線310を用いて設定できる。コントローラは、ビームフォーミング用途のための可動型マイクロフォンアレイを提供する本発明の実施形態による1つ又は複数のデジタルマイクロフォンで構成できる。複数のマイクロフォンを有するコントローラの利用は、以下の図面に関連して後により十分に説明する。
図3には、PDM受信機モジュール314が示され、これは、1つの実施形態において、図3において332で拡大図も示されている4つの主なステージに基づく構成を有する。時間遅延要素308は、オーバーサンプリングされたデジタル信号に遅延を付与し、312において、時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号を出力する。オーバーサンプリングされたデジタル信号312は、PDM受信機モジュール314に入力され、第一のステージ316に入る。この例を目的として、PDM受信機モジュール314の第一のステージは、カスケード積分コム(CIC)フィルタ構造である。積分器は、新しいサンプルの各々を追加して値のその都度の合計を保持し、コムフィルタは、最も古いサンプルを捨てる。CICフィルタは、積分器及びコムのステージのカスケード構造である。最後の構成要素は、デシメータであり、これは、サンプリングレートを2の倍数で減らす。図3の例では、CICフィルタは、8:1の間引きを行い、これにより、CIC 316のステージ後、318において、サンプリングクロック周波数2.048MHzは、256kHzまで減少する。CICステージ316は、入力デジタル信号312をローパスフィルタ処理することにより、318での出力デジタル信号のダイナミックレンジを増大させる。
図3の例において、PDM受信機モジュール314の第二のステージは、ハーフバンドフィルタ320である。ハーフバンドフィルタ320は、係数2:1で間引くことにより、入力信号318のサンプリングレートを出力322で256kHzから128kHzに減少させる。ハーフバンドフィルタ320は、ローパスフィルタ処理をさらに行い、322での信号のダイナミックレンジをさらに増大させる。
同様に、図3の例において、PDM受信機モジュール314の第三のステージもハーフバンドフィルタ324である。ハーフバンドフィルタ324は、係数2:1で間引きを行うことにより、入力信号322のサンプリングレートを出力326で128kHzから64kHzに減少させる。ハーフバンドフィルタ324は、ローパスフィルタ処理をさらに行い、326で信号のダイナミックレンジをさらに増大させる。
図3の例において、PDM受信機モジュール314の第四のステージは、ローパスフィルタ328であり、これは、係数4:1で間引くことにより、326での入力デジタル信号を64kHzのサンプルレートから330で16kHzのベースバンドサンプルレートに減少させる。有限インパルス応答(FIR)フィルタ構造又は無限インパルス応答(IIR)フィルタ構造は、上述のPDM受信機モジュール314のステージにおいて、例えばローパスフィルタ328等において使用できる。したがって、PDM受信機モジュールは、312において、2.048MHzのサンプリングレートの時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号を入力として受信し、330において、16kHzのベースバンドサンプリングレートのベースバンド信号を出力し、これは、幾つかの実施形態では音響信号である。エイリアシングを除去するために、ベースバンド信号の有益な周波数範囲は、係数1/2でベースバンドサンプリングレートから低下させて、最大有益周波数FNYQUIST≦fbb/2(ここで、fbbは、ベースバンドサンプルレートである)を要求するナイキストサンプリング基準を満足することに留意されたい。
図4は、概して400において、本発明の実施形態によるパルス密度変調(PDM)受信機の構成を示す。図4に関して、図3の時間遅延要素308の代替的な位置が示されている。時間遅延要素416の初期位置は、図3の時間遅延要素308の位置に対応する。この初期位置において、前述のように、時間遅延要素416は、オーバーサンプリングされたデジタル信号を遅延させ、312において、時間遅延されたデジタル信号を出力する。
時間遅延要素は、PDMモジュール314のオーバーサンプリングされるドメイン全体に配置できる。図4において、遅延要素の第一の代替的な場所は、第一のステージ402と第二のステージ406との間の418において場所418で示されている。この代替的な場所では、1つの実施形態において、時間遅延要素416は、除かれ、312は、オーバーサンプリングされたデジタル信号を示し、時間遅延は、314の内部で適用される。遅延要素が418に配置されると、非整数遅延要素の数は、402の出力であり、418での時間遅延要素への入力である、404に存在するサンプリングレートを330でのベースバンドサンプリングレートで割ることによって得られる。図3の非限定的な例に関して、R=256kHz/16kHz=16である。したがって、時間遅延要素が位置418にあるときに付与できる非整数遅延は、図2Bからの式(4)により、Δt=NτSFとして計算され、ここで、256kHzのサンプリングレート周期の周期は、3.90625×10−6秒に等しい。したがって、図2Bからの式(4)は、Δt=N3.90625×10−6秒を与える。
図4において、遅延要素の第二の代替的な場所は、第二のステージ406と第三のステージ410との間の420において場所420に示されている。この代替的な場所では、1つの実施形態において、時間遅延要素416は、除かれ、312は、オーバーサンプリングされたデジタル信号を表し、時間遅延は、314の内部で適用される。時間遅延要素が420に配置されると、非整数遅延要素の数は、406の出力であり、420での時間遅延要素への入力である、408に存在するサンプリングレートを330でのベースバンドサンプリングレートで割ることによって得られる。図3の非限定的な例に関して、R=128kHz/16kHz=8である。したがって、時間遅延要素が位置420にあるときに付与できる非整数遅延は、図2Bからの式(4)により、Δt=NτSFとして計算され、ここで、τSFは、128kHzのサンプリングレート周期の周期であり、これは、7.8125×10−6秒に等しい。したがって、図2Bからの式(4)は、Δt=N7.8125×10−6秒を与える。
図4において、遅延要素の第三の代替的な場所は、第三のステージ410と第四のステージ414との間の422において場所422に示されている。この代替的な場所では、1つの実施形態において、時間遅延要素416は、除かれ、312は、オーバーサンプリングされたデジタル信号を表し、時間遅延は、314の内部で適用される。時間遅延要素が422に配置されると、非整数遅延要素の数は、410の出力であり、422での時間遅延要素への入力である、412に存在するサンプリングレートを330でのベースバンドサンプリングレートで割ることによって得られる。図3の例に関して、R=64kHz/16kHz=4である。したがって、時間遅延要素が位置422にあるときに付与できる非整数遅延は、図2Bからの式(4)により、Δt=NτSFとして計算され、ここで、τSFは、64kHzのサンプリングレート周期の周期であり、これは、1.5625×10−5秒に等しい。したがって、図2Bからの式(4)は、Δt=N1.5625×10−5秒を与える。他の実施形態において、時間遅延要素は、複数の場所、すなわち416、418、420及び422の1つ又は複数に配置できる。
図5は、概して500において、本発明の実施形態による、パルス密度変調(PDM)受信機のステージ間に時間遅延を設けることを示す。図5に関して、PDM受信機モジュール580は、578のオーバーサンプリングされたデジタル入力信号と共に示されている。オーバーサンプリングされたデジタル入力信号578は、様々な実施形態において、例えば図2Cの272等のデジタルマイクロフォンから発せられる。PDM受信機モジュール280は、第一のステージ502、第二のステージ510、第三のステージ514及びi番目のステージ518までを有するように構成される。各ステージは、間引き及びローパスフィルタ処理の一方又は両方を提供できる。時間遅延要素506は、第一のステージ502と第二のステージ510との間に配置される。動作中、オーバーサンプリングされたデジタル信号578は、例えば、デジタルマイクロフォン又は前述のような他の種類のデジタルセンサから発せられる。
オーバーサンプリングされたデジタル信号578は、PDM受信機モジュール580の第一のステージ502に入力され、ここで、信号は、間引きされ且つローパスフィルタ処理される。第一のステージ502の出力は、次に504で時間遅延要素506に入力される。時間遅延要素506の出力は、508で第二のステージ510に入力される。第二のステージ510は、出力512において間引き及びローパスフィルタ処理をさらに実行し、第三のステージ514への入力を提供する。第三のステージ514は、出力516において間引き及びローパスフィルタ処理をさらに実行し、i番目のステージ518への入力を提供する。i番目のステージ518は、PDM受信機モジュール580からの出力582を提供し、これは、ベースバンドサンプリングレートであるように構成できる。他の各種の実施形態において、時間遅延要素506は、PDM受信機モジュール580の他のステージ間に設けることもできる。
図6は、概して600において、本発明の実施形態による、パルス密度変調(PDM)受信機の異なるステージ間に時間遅延を設けることを示す。図6に関して、図5のPDM受信機モジュール580は、502、510、514、518までのステージと共に示されている。図6では、時間遅延要素は、第二のステージ510と第三のステージ514との間に挿入される。第二のステージ510からの出力604は、時間遅延要素602に入力される。時間遅延要素602からの出力606は、中間サンプリングレートでの時間遅延デジタル信号である。
図7は、概して700において、本発明の実施形態による、パルス密度変調(PDM)受信機内のまた別の場所に時間遅延を設けることを示す。図7に関して、図5のPDM受信機モジュール580は、502、510、514、518までのステージと共に示されている。図7では、時間遅延要素は、i−1番目のステージ514とi番目のステージ518との間に挿入される。i−1番目のステージ514からの出力704は、時間遅延要素702で時間遅延される。時間遅延要素702からの出力706は、中間サンプリングレートでの時間遅延デジタル信号であり、これは、i番目のステージ518に入力され、さらに処理されてから582でPDM受信機モジュール580から出力される。出力582のサンプリング周波数は、減少したサンプルレートであり、これは、幾つかの実施形態において、システムからの所望の出力信号のベースバンドサンプルレートであり得る。
図8は、概して800において、本発明の実施形態によるアナログ−デジタル変換器(ADC)システムにおけるプログラム可能な時間遅延を示す。図8に関して、アナログの場の量は、802によって表され、これは、各種の実施形態において、デジタルマイクロフォン、振動センサ、電磁エネルギーセンサなどであるデジタルセンサ804に入射する。本明細書の説明のために、デジタルセンサ804は、デジタルマイクロフォンを指すが、それによって限定が示唆されることはない。入射した場802に応答して、デジタルマイクロフォン804は、806において、オーバーサンプリングされたデジタル信号を出力する。オーバーサンプリングされたデジタル信号出力806は、時間遅延要素808に入力され、これは、810において、時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力を出力する。時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力810は、PDM受信機モジュール812に入力される。PDM受信機モジュール812は、前述のような単段又は多段アーキテクチャで構成され得る。814において、PDM受信機モジュール812からの出力は、任意に、816で時間遅延されてから822で出力されるようにすることができる。幾つかの実施形態において、コントローラ818は、制御信号820を時間遅延要素808に提供する。幾つかの実施形態において、時間遅延要素816がシステムと共に構成されると、コントローラ818又は別のコントローラは、822において、制御信号を時間遅延要素816に提供する。
各種の実施形態において、808等の時間遅延要素は、バッファとして又はバッファを含むように構成でき、バッファは、多数の値を有し、各値は、デジタルセンサ804内で使用されるサンプリングクロックの異なるクロックサイクル数に対応する。各種の実施形態において、時間遅延要素808は、入力デジタル信号806に一定の時間遅延を提供するように構成され得、又は時間遅延要素808は、プログラム可能であり得る。動作中、コントローラ818は、制御信号820を提供し、これは、サンプリングクロックサイクル数を特定するために使用され、時間遅延要素808は、時間遅延を入力信号806に提供するためにこれを使用する。
同様に、システム内に存在する場合、816等の時間遅延要素は、バッファとして又はバッファを含むように構成でき、バッファは、多数の値を有し、各値は、PDM受信機モジュール812の出力に対応するより低いサンプルレートでの異なるサイクル数に対応する。各種の実施形態において、時間遅延要素816は、入力デジタル信号814に一定の時間遅延を提供するように構成され得、又は時間遅延要素816は、プログラム可能であり得る。動作中、コントローラ818は、制御信号822を提供し、これは、より低いサンプルレートのサイクル数を特定するために使用され、時間遅延要素816は、時間遅延を入力信号814に提供するためにこれを使用する。したがって、システムが出力822で入力806に関して付与する時間遅延全体は、時間遅延要素808と、時間遅延要素816によって付与される時間遅延との合計である。
図9Aは、概して900において、本発明の実施形態による複数のセンサのための時間遅延を示す。図9Aに関して、アナログの場の量は、902によって表され、これは、920、940、960までのデジタルセンサによって示される一般数であるn個のセンサに入射し、これは、各種の実施形態において、デジタルマイクロフォン、振動センサ、電磁エネルギーセンサ等である。本明細書の説明のために、デジタルセンサ920、940及び960は、デジタルマイクロフォンを指すが、それによって限定が示唆されることはない。各デジタルマイクロフォンは、906、908及び910によって示される信号伝送路を有する。コントローラ904は、時間遅延を調節するために使用され、これは、マイクロフォンの信号路の各々を遅延させるために使用される。
動作中、時間遅延Δtは、デジタルマイクロフォン920のための912におけるデジタル信号出力に関連する。同様に、時間遅延Δtは、デジタルマイクロフォン940のための914におけるデジタル信号出力に関連する。また、時間遅延Δtは、デジタルマイクロフォン960のための916におけるデジタル信号出力に関連する。コントローラ904は、906、908、910までの各信号路に1つ又は複数の制御信号を供給するために使用される。前の図面において前述したように、時間遅延要素924に供給される制御信号922は、時間遅延要素924により、マイクロフォン920によって受信されたオーバーサンプリングされたデジタル信号に適用される時間遅延を指定するために使用される。任意に、コントローラ904は、制御信号928を時間遅延要素930(そのシステム構成内にある場合)に供給できる。同様に、時間遅延要素944に供給される制御信号942は、時間遅延要素944により、マイクロフォン940から受信されたオーバーサンプリングされたデジタル信号に適用される時間遅延を指定するために使用される。任意に、コントローラ904は、制御信号を時間遅延要素950(そのシステム構成内にある場合)に供給できる。制御信号は、後続のマイクロフォン信号路に必要に応じて供給され、最後に、マイクロフォン信号路910内において、制御信号962は、時間遅延要素964に供給され、これは、時間遅延要素964により、マイクロフォン960から受信されたオーバーサンプリングされたデジタル信号に適用される時間遅延を指定するために使用される。任意に、コントローラ904は、制御信号968を時間遅延要素970(そのシステム構成内にある場合)に供給できる。
時間遅延要素924は、上の図面において述べたように、PDM受信機モジュール926内の、例えばPDM受信機モジュール926のステージ間に配置できることに留意されたい。同様に、限定することなく、上の図面において述べたように、時間遅延要素944は、PDM受信機モジュール946内の、例えばPDM受信機モジュール946のステージ間に配置でき、時間遅延要素964は、PDM受信機モジュール966内の、例えばPDM受信機モジュール966のステージ間に配置できる。906、908、910までのマイクロフォン信号路は、同じように構成する必要はない。例えば、1つ又は複数のマイクロフォン信号路は、デジタルマイクロフォンとPDM受信機モジュールとの間に時間遅延要素を挿入して構成でき、別のマイクロフォン信号路は、PDM受信機モジュールの内部に時間遅延要素を挿入して構成できる。
各種の実施形態において、コントローラ904は、時間遅延されたマイクロフォン信号912、914、916についてビームフォーミングを実行するために、必要に応じてマイクロフォン920、940、960のアレイを誘導するために使用される。図9Aにおいて説明したように、一般数nのマイクロフォンが述べられているが、ビームフォーミングは、わずかに2つのマイクロフォンで実行でき、これについて図10に関連して後に説明する。
図9Bは、概して980において、本発明の実施形態による、1つのセンサからの出力に適用される複数の時間遅延を示す。図9Bに関して、アナログの場の量は、902によって表され、これは、各種の実施形態において、デジタルマイクロフォン、振動センサ、電磁エネルギーセンサなどであるデジタルセンサ920に入射する。本明細書の説明のために、デジタルセンサ920は、デジタルマイクロフォンを指すが、それによって限定が示唆されることはない。デジタルマイクロフォン920は、信号912を出力し、これは、982において、984〜986で示されるn個のレプリカに複製(分割)される。マイクロフォン920の信号912の各レプリカは、906〜910で示される信号伝送路を有する。コントローラ904は、時間遅延を調節するために使用され、これらは、マイクロフォン信号路のレプリカ984〜986の各々を遅延させるために使用される。
動作中、信号912は、n個のレプリカ984〜986を生成するために982に入力される。各種の実施形態において、982は、n分割スプリッタである。他の実施形態において、982での複製は、他の手段によって実現される。幾つかの実施形態において、複製は、ソフトウェアで実行される。時間遅延Δtは、924において、デジタルマイクロフォン920のための984でのデジタル信号出力に関連する。同様に、時間遅延Δtは、964において、デジタルマイクロフォン920のための986でのデジタル信号出力に関連する。コントローラ904は、1つ又は複数の制御信号を各信号路906〜910に供給するために使用される。前の図面において上述したように、時間遅延要素924に供給された制御信号922は、時間遅延要素924により、マイクロフォン920から受信されたオーバーサンプリングされたデジタル信号に適用される時間遅延を指定するために使用される。任意で、コントローラ904は、時間遅延要素930(そのシステム構成内にある場合)に制御信号928を供給できる。制御信号は、後続のマイクロフォン信号路に必要に応じて供給され、最後に、マイクロフォン信号路910内において、制御信号962は、時間遅延要素964に供給され、これは、時間遅延要素964により、986において、マイクロフォン920から受信されたオーバーサンプリングされたデジタル信号に適用される時間遅延を指定するために使用される。任意に、コントローラ904は、制御信号968を時間遅延要素970(そのシステム構成内にある場合)に供給できる。
時間遅延要素924は、上の図面において述べたように、PDM受信機モジュール926内の、例えばPDM受信機モジュール926のステージ間に配置できることに留意されたい。同様に、限定することなく、上の図面において述べたように、時間遅延要素964は、PDM受信機モジュール966内の、例えばPDM受信機モジュール966のステージ間に配置できる。マイクロフォン信号路906〜910は、同じように構成する必要はない。例えば、1つ又は複数のマイクロフォン信号路は、デジタルマイクロフォンとPDM受信機モジュールとの間に時間遅延要素を挿入して構成でき、別のマイクロフォン信号路は、PDM受信機モジュールの内部に時間遅延要素を挿入して構成できる。
各種の実施形態において、コントローラ904は、時間遅延されたマイクロフォン信号912〜916についてビームフォーミングを実行するために、必要に応じて1つのマイクロフォン920から得られた信号のアレイを誘導するために使用される。図9Bにおいて説明したように、1つのマイクロフォンからの一般数n回だけ遅延された信号が述べられている。しかしながら、ビームフォーミングは、図10に関して以下に説明するように、1つのマイクロフォンからのわずかに2回だけ時間遅延された信号(n=2)でも実行できる。したがって、幾つかの実施形態において、n分割スプリッタは、1つの入力から2つの出力(n=2)を供給するスプリッタである。
図10は、概して1000において、本発明の実施形態によるビームフォーミングを示す。図10に関して、アナログの場の量は、1002によって表され、これは、デジタルセンサ1004及び1006に入射する。1つ又は複数の実施形態において、デジタルセンサ1004及び1006は、デジタルマイクロフォンであるが、それによって限定が示唆されることはない。デジタルマイクロフォン1004は、オーバーサンプリングされたデジタル信号を出力し、これは、時間遅延要素1008で時間遅延される。任意で、ゲインは、1010で調節され、これは、1016での信号出力の振幅を増大又は縮小する。第二のマイクロフォン1006は、オーバーサンプリングされたデジタル信号を出力し、これは、時間遅延要素1012で時間遅延される。任意で、ゲインは、1014で調節され、これは、1018での信号出力の振幅を増大又は縮小する。
信号1016及び1018は、1020で算術ブロックに入力され、1022でビームフォーミングされた出力が提供される。システムの実装及びその中での信号の処理に応じて、算術ブロック1020は、そのビームフォーミング動作にとっての必要性に応じて入力1016及び1018の加算又は減算を実行できる。図10において、ビームフォーミングは、2つのマイクロフォンについて示されているが、ビームフォーミングは、一般数のマイクロフォンで実行できる。図10の例は、解説のためにのみ提供されており、本発明の実施形態を限定しない。
図11A及び11Bは、本発明の実施形態による、非整数遅延によって提供される増大した分解能を示す。図11A及び図11Bの両方に関して、前述のように、「非整数遅延」は、実施形態のこの説明ではベースバンドサンプリングレートサイクルの一部を指すために使用される。ビームフォーミングに関して、時間における増大した分解能は、空間における増大した分解能に対応し、これは、ビームフォーミングプロセスにとって有利である。
式(7)は、周波数fの信号と周期τとの関係を規定する。前述のように、時間遅延は、アナログ−デジタル変換器(ADC)プロセスの出力に導入でき、これは、式(8)によって与えられるシステムのベースバンドサンプリングレートに基づく整数時間遅延を有する。同様に、オーバーサンプリングされるドメイン内のサンプリングクロック周波数に時間遅延が導入される場合、時間遅延は、式(9)によって与えられる。
式(8)及び(9)は、図2Aの式(2)に代入され、式(10)が得られる。Δt非整数遅延に関する式(10)を解くと、式(11)、Δt非整数遅延=Δt整数遅延/Rが得られる。
ナイキストサンプリングの定理では、サンプリング周波数fで測定可能なエイリアスのない最高周波数「fNYQUIST」がfNYQUIST=f/2と定義されると述べられており、これに関して、関係のあるサンプリング周波数fは、ベースバンドサンプリングレートfbbである。したがって、fNYQUIST=fbb/2である。
これらの波形の周期は、図11Bに示されている。1102は、本発明の実施形態によるデジタルセンサのオーバーサンプリングに使用されるサンプリングクロック周波数に対応する周期の図である。1104は、オーバーサンプリングされた信号の間引き後のサンプリングレートに対応するベースバンドサンプリングレートの周期の図である。周期1102及び1104間の関係は、式(10)によって与えられる。1104は、ベースバンド信号に適用可能な整数時間遅延も表す。1106は、システムのためのナイキスト周波数に対応する波形の周期を表す。ナイキスト波長1106は、エイリアシングを生じさせずに処理できる場の量の最短波長(及び最高周波数)である。
1102によって定性的に表される非整数時間遅延は、ベースバンド信号1106に適用でき、1104によって表される整数時間遅延から実現できる空間分解能より改善された空間分解能を表す。
上の図面において示されるような場の量は、媒質内の波の伝播を表す。音響波の伝播の場合、関係する媒質は、空気又は水の何れかであり、空気中の音速は、名目上、毎秒340メートルである。音速は、媒質の物性の変化と共に変化し、例えば空気及び水の場合、音速は、温度、圧力及び塩分濃度(水)と共に変化する。本明細書で提示される非限定的な例において、毎秒340メートルという名目上の値は、解説を目的として使用されており、それによって限定が示唆されることはない。
非整数時間遅延により、ビームフォーミングに使用されるシステムの空間分解能を、整数時間遅延で実現可能な空間分解能より増大させることができる。空間分解能は、C及びΔt非整数遅延に関してΔxによって与えられ、Δx=CΔt非整数遅延である。
他の実施形態において、前述のように、時間遅延要素は、例えば、PDM受信機モジュール等のデジタルオーバーサンプリングセンサのための受信機モジュール内に挿入できる。このような場合、周期1102は、中間サンプリングレートを表す。間引かれ且つローパスフィルタ処理された信号に導入される時間遅延を、オーバーサンプリングされるドメイン内で生成するために使用されるサンプリングクロックサイクル又は中間サンプリングレートサイクル数は、前述のように変更できる。
前述のオーバーサンプリングされるシステムにおいて、各種の非限定的な実施形態では、可変値Rは、(デジタルマイクロフォンでの)サンプリングクロック周波数とベースバンドでのサンプリングレートとの比を表すために使用される。図3の非限定的な例において、fSFが2.048MHzに等しく、fbbが16kHzに等しい場合、図2Aの式2から、R=fSF/fbb=128となる。この非限定的な例における図11Aの式(10)から、整数のサンプリングレートに関してRが表す最小非整数は、1/128である。他の非整数時間遅延の値は、本明細書に記載の技術により、例えばfSFでの追加のクロックサイクル若しくは追加の中間サンプリングレートサイクルのために時間遅延を行うことにより、又はデジタルセンサ内のADCを駆動するために使用されるサンプリングクロック周波数を変化させることにより実現される。
図12は、概して1200において、本発明の実施形態によるオーバーサンプリングされるシステムに時間遅延を付与するプロセスを示す。図12に関して、プロセスは、ブロック1202で始まる。ブロック1204において、サンプリングクロックサイクルと、アナログ−デジタル変換器(ADC)プロセスで使用されるデジタル化方式によって生成されるアナログ信号のデジタル表現との間の関係が確立される。幾つかの例において、これは、前述のパルス密度変調(PDM)等の1ビット深度のプロセスである。他の実施形態において、プロセスは、1ビット深度以外であり、したがって複数ビットの深度である。ブロック1206において、ある時間遅延に必要なクロックサイクル数は、ADCで使用されるエンコーディング方式のビット深度を考慮して計算される。ブロック1208において、オーバーサンプリングされたデジタル信号は、ブロック1206で計算された時間遅延を表すクロックサイクル数だけ遅延される。プロセスは、ブロック1210で停止する。
図13は、概して1300において、本発明の実施形態による、ビームフォーミングプロセスにおいて、オーバーサンプリングされるシステムに付与される時間遅延を使用するプロセスを示す。図13に関して、プロセスは、ブロック1302で開始する。ブロック1304において、時間遅延は、ビームフォーミングプロセスのために選択される。ブロック1306において、ブロック1304からの時間遅延は、デジタルにオーバーサンプリングされた信号に、その信号のためのオーバーサンプリングされるドメイン内において適用される。その信号のためのオーバーサンプリングされるドメインは、上の図において説明したように、デジタルセンサと、デジタルセンサのための受信機モジュールとの間であり得、又は他の実施形態では、時間遅延は、受信機モジュール内のある場所に挿入される。また別の実施形態において、時間遅延は、オーバーサンプリングされるドメイン内の複数の場所に挿入される。ブロック1308において、ビームフォーミングプロセスは、関心対象の場の量を表す時間遅延されたデジタル信号で実行される。ブロック1308でビームフォーミングプロセスに適用される時間遅延は、ベースバンドサンプリングに関する非整数時間遅延であり得、又は、それは、非整数時間遅延と整数時間遅延との合計であり得る。幾つかの実施形態において、オーバーサンプリングされるドメイン内に適用される時間遅延の大きさは、ベースバンドドメイン内のサンプリング間隔(又はクロックサイクル)持続時間を超える可能性がある。したがって、「非整数遅延」という用語の使用は、本発明の実施形態を限定せず、本明細書では、幾つかの実施形態において遅延の相対的大きさを説明するために使用される。ここで、整数時間遅延は、ベースバンドサンプリングレートサイクル数である。プロセスは、ブロック1310で終了する。
図14は、概して1400において、本発明の実施形態が使用され得るデータ処理システムを示す。ブロック図は、ハイレベル概念図であり、様々な方法において様々な構成で実装され得る。図14に関して、バスシステム1402は、中央処理ユニット(CPU)1404、リードオンリメモリ(ROM)1406、ランダムアクセスメモリ(RAM)1408、ストレージ1410、ディスプレイ1420、オーディオ1422、キーボード1424、ポインタ1426、データ取得ユニット(DAU)1428及び通信1430を相互接続する。バスシステム1402は、例えば、システムバス、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)、アドバンストグラフィックスポート(AGP)、スモールコンピュータシステムインタフェース(SCSI)、米国電気電子技術者協会(IEEE)標準第1394号(FireWire)、ユニバーサルシリアルバス(USB)又はカスタムアプリケーションのために設計された専用バス等のバスの1つ又は複数であり得る。CPU1404は、単独、複数又はさらには分散型コンピューティングリソース又はデジタル信号処理(DSP)チップであり得る。ストレージ1410は、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、ハードディスク(HD)、光ディスク、テープ、フラッシュ、メモリスティック、ビデオレコーダなどであり得る。信号処理システム1400は、単独のマイクロフォン又は複数のマイクロフォン(例えば、第一のマイクロフォン、第二のマイクロフォンなど)から入力された音響信号を受信するために使用される音響信号処理システムであり得る。音響信号処理システムの実際の実施例に応じて、音響信号処理システムは、ブロック図の構成要素の幾つか、全部、それを超えるもの又は再配置したものを含み得ることに留意されたい。幾つかの実施形態において、システム1400のある態様は、ソフトウェアで実行される。一方、幾つかの実施形態では、システム1400の態様は、デジタル信号処理(DSP)チップ1440又は同じく1440によって表すことができるシステムオンチップ(SOC)等の専用のハードウェア並びに当業者によって知られ、理解されているような専用のハードウェアとソフトウェアとの組合せで実行される。
したがって、各種の実施形態において、音響信号データは、1429で受信され、音響信号処理システム1400によって処理される。このようなデータは、1432において、通信インタフェース1430を介して伝送され、離れた場所でさらに処理され得る。例えば、イントラネット又はインターネット等のネットワークとの接続は、当業者であればわかるように、1432を介して得られ、それにより、音響信号処理システム1400は、離れた場所にある他のデータ処理装置又はシステムと通信できる。
例えば、本発明の実施形態は、デスクトップコンピュータ又はワークステーションとして構成されるコンピュータシステム1400、例えばWINDOWS(登録商標)XP Home又はWINDOWS(登録商標)XP Professional、WINDOWS(登録商標)10 Home又はWINDOWS(登録商標)10 Professional、Linux(登録商標)、Unix等のオペレーティングシステムの入ったWINDOWS(登録商標)互換コンピュータ、並びにOS X等のオペレーティングシステムの入ったAPPLE COMPUTER社製コンピュータ上に実装できる。代替的に又はこのような実装と共に、本発明の実施形態は、Bluetooth(登録商標)通信チャネルで使用するように構成されるスピーカ、イヤホン、ビデオモニタ等のデバイスと共に構成できる。また別の実施形態において、本発明の実施形態は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、眼鏡、ニアツーアイ(near−to−eye)(NTE)ヘッドセット等のウェアラブルデバイスなどのモバイルデバイスによって実装されるように構成される。
各種の実施形態において、前の図面で説明したシステムの構成要素及びシステムは、集積回路デバイス内で実装でき、これは、集積回路を収容した集積回路パッケージを含み得る。幾つかの実施形態において、システムの構成要素及びシステムは、1つの集積回路ダイで実装される。他の実施形態において、システムの構成要素及びシステムは、集積回路デバイスの複数の集積回路ダイ内で実装され、これは、集積回路を収容するマルチチップパッケージを含み得る。
本発明の実施形態について論じ、理解するために、技術及び方法を説明するために各種の用語が当業者によって使用されることを理解されたい。さらに、説明では、説明を目的として本発明の十分な理解のために様々な具体的な詳細が示されている。しかしながら、本発明は、これらの具体的な詳細なしに実行され得ることが当業者に明白である。幾つかの例において、よく知られた構造及び装置は、本発明を曖昧にすることがないように、詳細にではなくブロック図の形態で示されている。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるようにするために十分に詳細に説明されており、他の実施形態が利用され得、また本発明の範囲から逸脱せずに論理的、機械的、電気的及び他の変更形態がなされ得ることを理解されたい。
説明の幾つかの部分は、例えば、コンピュータメモリ内のデータビットに対する操作のアルゴリズム及び記号による表現で提示され得る。このアルゴリズムによる記述及び表現は、他の当業者に自らの作業の内容を最も効果的に伝えるために、データ処理の当業者によって使用される手段である。アルゴリズムは、ここでは及び一般に、所望の結果をもたらす自己矛盾のない一連の行為であるとみなされる。これらの行為は、物理的な数量の物理的操作を必要とするものである。通常、ただし必ずとは限らないが、これらの数量は、記憶、伝送、合算、比較及び他の操作が可能な電気又は磁気信号の形態をとる。場合により、主に通常の利用を理由として、ビット、値、要素、記号、文字、項、数、波形、データ、時系列等としてこれらの信号を指すことが好都合であることが明らかとなっている。
しかしながら、念頭に置くべき点として、これら及び同様の用語は、適切な物理的量に関連付けられることになり、これらの数量に適用される好都合なラベルにすぎない。議論から明らかな特段の別の記載がない限り、説明全体を通じて「処理する」、又は「演算する」、又は「計算する」、又は「特定する」、又は「表示する」等の用語を利用する議論は、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物理的(電子的)量として表現されるデータを操作して、コンピュータシステムのメモリ又はレジスタ内の物理的量として同様に表現される他のデータに変換するコンピュータシステム若しくは同様の電子コンピューティングデバイス又は他のこのような情報記憶、伝送若しくは表示装置の動作及びプロセスを指し得ることが理解される。
本明細書における動作を実行する装置は、本発明を実施できる。この装置は、必要な目的のために特に構成され得、又はコンピュータに記憶されたコンピュータプログラムによって選択的にアクティベート若しくは再構成される汎用コンピュータを含み得る。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体、例えば、これらに限定されないが、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、磁気光ディスク等のあらゆる種類のディスク、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、エレクトリカリプログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)、FLASHメモリ、磁気若しくは光カード等、又は電子的命令をコンピュータにローカルで若しくはコンピュータにリモートで記憶するのに適したあらゆる種類の媒体に記憶され得る。
本明細書において提示されているアルゴリズム及び表示は、本質的に何れかの特定のコンピュータ又は他の装置に関連付けられることはない。各種の汎用システムは、本明細書中の教示によるプログラムと共に使用され得、又はより専門化された装置に必要な方法を実行するように指示することが好都合であると判明し得る。例えば、本発明による方法の何れも、ハードワイヤード回路において、汎用プロセッサをプログラムすることにより、又はハードウェアとソフトウェアとの任意の組合せでも実装できる。当業者であれば、本発明は、ハンドヘルドデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベース若しくはプログラム可能民生用電子機器、デジタル信号処理(DSP)デバイス、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ及びその他を含め、上述のもの以外のコンピュータシステム構成でも実践できることが容易にわかるであろう。本発明は、通信ネットワークを通じて連結されたリモート処理デバイスによってタスクが実行される分散型コンピューティング環境でも実践できる。他の例において、上の図面において説明した本発明の実施形態は、システムオンチップ(SOC)、Bluetooth(登録商標)チップ、デジタル信号処理(DSP)チップ、コーデック集積回路(IC)を用いるか、又はハードウェア及びソフトウェアの他の実装において実装できる。
本発明の方法は、コンピュータソフトウェアを用いて実装され得る。公認の標準に適合するプログラミング言語で記述されていれば、方法を実装するように設計された一連の指示は、各種のハードウェアプラットフォーム上で実行するため及び各種のオペレーティングシステムとのインタフェースのために編集できる。さらに、本発明は、何れの特定のプログラミング言語に関しても説明されていない。各種のプログラミング言語を用いて、本明細書に記載の本発明の教示を実行し得ることがわかるであろう。加えて、当技術分野では、ソフトウェアを、1つの形態又はその他(例えば、プログラム、手順、アプリケーション、ドライバ等)においてある動作をとるか又は結果を招くものと言うことが一般的である。このような表現は、コンピュータによるソフトウェアの実行によってコンピュータのプロセッサにある動作を実行させるか又は結果を生成させることを単に簡単に述べているものである。
通信、プロトコル、アプリケーション、実装、メカニズムなどを説明するために当業者によって各種の用語及び技術が使用されることを理解されたい。このような1つの技術は、アルゴリズム又は数学的表現による技術の実装の説明である。すなわち、技術は、例えば、コンピュータ上でのコードの実行として実装され得るが、その技術の表現は、式、アルゴリズム、数学的表現、フロー図又はフローチャートとして伝え、通信する方が適切で簡便であり得る。したがって、当業者であれば、A+B=Cというブロックは、ハードウェア及び/又はソフトウェアでのその実装が2つの入力(A及びB)をとり、総和出力(C)を生成する加法関数であると認識するであろう。したがって、式、アルゴリズム又は数学的表現を記述のために使用することは、少なくともハードウェア及び/又はソフトウェアにおける物理的実施形態を有する(本発明の技術が実践され、また実施形態として実装され得るコンピュータシステム等)ことを理解されたい。
非一時的機械可読媒体は、機械(例えば、コンピュータ)によって判読可能な形態で情報を記憶するためのあらゆるメカニズムを含むことが理解される。例えば、機械可読媒体は、コンピュータ可読媒体と同義語であり、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイスなどを含むが、伝搬された信号(例えば、搬送波、赤外線信号、デジタル信号など)を介して電気、光、音響又は他の情報を伝達する他の形態を除く。
この説明で使用される限り、「1つの実施形態」若しくは「ある実施形態」又は同様の語句は、説明されている特徴が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。この説明における「1つの実施形態」への言及は、必ずしも同じ実施形態を指すとは限らず、このような実施形態が相互に排他的でもない。或いは、「1つの実施形態」は、本発明に実施形態が1つのみあることを示唆しない。例えば、「1つの実施形態」で説明された特徴、構造、行為等は、他の実施形態にも含まれ得る。したがって、本発明は、本明細書に記載される実施形態の様々な組合せ及び/又は統合を含み得る。
したがって、本発明の実施形態は、各種の音響システムで使用できる。このようなシステムの幾つかの非限定的な例は、これに限定されないが、企業のコールセンタ、工業用及び一般的なモバイル用途に適した電話通信用オーディオヘッドセット、入力ライン(ワイヤ、ケーブル又は他のコネクタ)を備え、眼鏡フレーム、ニアツーアイ(NTE)ヘッドセットディスプレイ若しくはヘッドセットコンピューティングデバイス上又はその中に装着されたインライン「イヤバッド」ヘッドセット、工業、軍事及び航空応用等の非常に騒音の大きい環境のためのロングブームヘッドセット、並びに構造的コストを生じずに劇場若しくはシンフォニホール品質の音響を提供するために使用できるグースネックデスクトップ型マイクロフォンである。
本発明を幾つかの実施形態に関して説明したが、当業者であれば、本発明は、説明された実施形態に限定されず、付属の特許請求の範囲の趣旨及び範囲内で改良及び変更を加えて実践され得ることがわかるであろう。したがって、説明は、限定的ではなく、例示とみなされるものとする。

Claims (45)

  1. デジタル信号を時間遅延させるシステムであって、
    アナログの場の量に応答するデジタルセンサであって、オーバーサンプリングされたデジタル出力信号をサンプリングクロック周波数で出力するように構成されるデジタルセンサと、
    前記オーバーサンプリングされたデジタル出力信号を入力として受信し、且つ時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号を出力するように構成される第1時間遅延要素であって、前記時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号は非整数遅延によって時間遅延され、前記非整数遅延は整数のサンプリングクロックサイクル数と前記サンプリングクロックの周期の積に等しい、第1時間遅延要素と、
    フィルタであって、前記フィルタは、前記時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号を入力として受信するように構成され、前記フィルタは、前記時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号をローパスフィルタ処理し且つより低いサンプリングレートまで間引きし、及びローパスフィルタ処理され、間引きされ、遅延されたデジタル出力信号を出力し、前記より低いサンプリングレートは、前記サンプリングクロック周波数より低い、フィルタと、
    前記ローパスフィルタ処理され、間引きされ、遅延されたデジタル出力信号を入力として受信し、且つ整数遅延を付与するように構成される第2時間遅延要素であって、前記整数遅延は前記より低いサンプリングレートにおける整数のサイクル数と前記より低いサンプリングレートの周期の積であり、前記整数遅延は前記ローパスフィルタ処理され、間引きされ、遅延されたデジタル出力信号に適用される、第2時間遅延要素と、
    前記非整数遅延および前記整数遅延を設定する制御信号を供給するように構成されるコントローラと、を含むシステム。
  2. 前記デジタルセンサは、シグマ−デルタ変調器であり、及び前記オーバーサンプリングされたデジタル出力信号は、パルス密度変調(PDM)信号である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記オーバーサンプリングされたデジタル出力信号は、パルス密度変調(PDM)信号である、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記デジタルセンサは、デジタルマイクロフォンである、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記デジタルマイクロフォンは、微小電気機械システム(MEMS)センサを利用する、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記アナログの場の量は、音響圧力場である、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記整数のサンプルクロックサイクル数は、1〜前記サンプリングクロック周波数をベースバンドサンプリングレートで割ったものの範囲から選択される、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記フィルタは、PDM受信機である、請求項3に記載のシステム。
  9. 前記フィルタは、
    前記時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号をローパスフィルタ処理し且つ第一の中間サンプリングレートまで間引きする第一のステージと、
    前記第一のステージからの出力を入力として受信するように構成され、前記入力をベースバンドサンプレートまで間引きし、且つ前記入力をベースバンド信号バンド幅までフィルタ処理する第二のステージとをさらに含む多段フィルタである、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記フィルタは、
    前記時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号を第一のステージの入力信号として受信し、前記第一のステージの入力信号をローパスフィルタ処理し且つ第一の中間サンプリングレートまで間引きして、第一のステージの出力信号を形成する第一のステージと、
    前記第一のステージの出力信号を第二のステージの入力信号として受信し、前記第二のステージの入力信号をローパスフィルタ処理し且つ第二の中間サンプリングレートまで間引きして、第二のステージの出力信号を形成する第二のステージと、
    前記第二のステージの出力信号を第三のステージの入力信号として受信し、前記第三のステへージの入力信号をベースバンドサンプリングレートまで間引きし、且つ前記第三のステージの入力信号をベースバンド信号バンド幅までフィルタ処理する第三のステージとをさらに含む多段フィルタであって、前記第一の中間サンプリングレートは、前記サンプリングクロックレートより低く、前記第二の中間サンプリングレートは、前記第一の中間サンプリングレートより低く、及び前記ベースバンドサンプリングレートは、前記第二の中間サンプリングレートより低い、請求項8に記載のシステム。
  11. 前記より低いサンプリングレートは、ベースバンドサンプリングレートであり、及び前記ローパスフィルタ処理され、間引きされ、時間遅延されたデジタル出力信号は、第二の信号でのビームフォーミングプロセスで使用され、前記第二の信号は、前記場の量のデジタル測定結果である、請求項7に記載のシステム。
  12. デジタル信号を時間遅延させるシステムであって、
    アナログの場の量に応答するセンサ要素と、
    シグマ−デルタ変調器であって、前記センサ要素は、前記シグマ−デルタ変調器に電気的に連結され、且つ前記アナログの場の量に応答してサンプリングクロック周波数でパルス密度変調(PDM)出力信号を生成するように構成される、シグマ−デルタ変調器と、
    前記PDM出力信号を受信し、且つ遅延されたPDM出力信号を出力するように電気的に構成される第1時間遅延要素であって、前記遅延されたPDM出力信号は、前記サンプリングクロック周波数のサイクル数と前記サンプリングクロックの周期の積に等しい非整数時間遅延によって遅延される、第1時間遅延要素と、
    間引きモジュールであって、前記間引きモジュールは、前記遅延されたPDM出力信号を入力として受信するように構成され、前記間引きモジュールは、前記遅延されたPDM出力信号をローパスフィルタ処理し且つより低いサンプリングレートまで間引きし、及びローパスフィルタ処理され、間引きされ、遅延されたPDM出力信号を出力し、前記より低いサンプリングレートは、前記サンプリングクロック周波数より低、間引きモジュールと、
    前記ローパスフィルタ処理され、間引きされ、遅延されたPDM出力信号を入力として受信し、且つ整数遅延を付与するように構成される第2時間遅延要素であって、前記整数遅延は前記より低いサンプリングレートにおける整数のサイクル数と前記より低いサンプリングレートの周期の積であり、前記整数遅延は前記ローパスフィルタ処理され、間引きされ、遅延されたPDM出力信号に適用される、第2時間遅延要素と、
    前記非整数遅延および前記整数遅延を設定する制御信号を供給するように構成されるコントローラと、を含むシステム。
  13. 前記間引きモジュールは、
    前記遅延されたPDM出力信号を第一のステージの入力信号として受信し、前記第一のステージの入力信号をローパスフィルタ処理し且つ第一の中間サンプリングレートまで間引きして、第一のステージの出力信号を形成する第一のステージであって、前記第一の中間サンプルレーティングは、前記サンプルクロック周波数より低い、第一のステージと、
    前記第一のステージの出力信号を第二のステージの入力信号として受信し、前記第二のステージの入力信号をローパスフィルタ処理し且つ前記より低いサンプリングレートまで間引きする第二のステージであって、前記より低いサンプリングレートは、前記第一の中間サンプリングレートより低、第二のステージとをさらに含む、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記間引きモジュールは、
    前記遅延されたPDM出力信号を第一のステージの入力信号として受信し、前記第一のステージの入力信号をローパスフィルタ処理し且つ第一の中間サンプリングレートまで間引きして、第一のステージの出力信号を形成する第一のステージであって、前記第一の中間サンプリングレーティングは、前記サンプリングクロック周波数より低い、第一のステージと、
    前記第一のステージの出力信号を第二のステージの入力信号として受信し、前記第二のステージの入力信号をローパスフィルタ処理し且つ第二の中間サンプリングレートまで間引きする第二のステージであって、前記第二の中間サンプリングレートは、前記第一の中間サンプリングレートより低い、第二のステージと、
    前記第二のステージの出力信号を第三のステージの入力信号として受信し、前記第三のステージの入力信号をローパスフィルタ処理し且つ前記より低いサンプリングレートまで間引きする第三のステージであって、前記より低いサンプリングレートは、前記第二の中間サンプリングレートより低、第三のステージとをさらに含む、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記第一のステージは、カスケード積分コム(CIC)フィルタ構造を利用し、前記第二のステージは、2つのハーフバンドフィルタとして構成され、及び前記第三のステージは、ローパスフィルタとして構成される、請求項14に記載のシステム。
  16. サンプリングクロックは、2.048MHzで動作し、前記第一のステージは、8:1の間引きを提供し、前記第二のステージは、2つの2:1のハーフバンド間引きステージを提供し、前記第三のステージは、4:1の間引きを提供し、その結果、16kHzのベースバンドサンプリングレートがもたらされ、前記間引きモジュール全体のローパスフィルタ処理は、シグマ−デルタ変調プロセスから高周波数成分をフィルタリングする、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記サンプリングクロック周波数は、1MHz〜4MHz及びユーザが定義するサンプリングレートからなる群から選択される、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記デジタルセンサは、デジタルマイクロフォンであり、及び前記場の量は、音響圧力である、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記デジタルマイクロフォンは、微小電気機械システム(MEMS)センサを利用する、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記第1時間遅延要素は、バッファであり、前記バッファの最小長さは、前記サンプリングクロック周波数を前記より低いサンプリングレートで割ったものに等しく、及び前記時間遅延は、前記バッファの値に等しい、請求項12に記載のシステム。
  21. 前記第1時間遅延は、前記制御信号で前記バッファの値を指定することによってプログラム可能である、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記第1時間遅延要素は、遅延ラインで実装される、請求項12に記載のシステム。
  23. 前記遅延ラインによって提供される前記時間遅延は、前記制御信号でプログラム可能である、請求項22に記載のシステム。
  24. 前記非整数時間遅延は、ベースバンドサンプリング周期の一部である、請求項12に記載のシステム。
  25. 前記非整数時間遅延は、ベースバンドサンプリング周期より大きい、請求項12に記載のシステム。
  26. デジタル信号の時間遅延で使用される間引きモジュールであって、
    一般数N個のステージであって、前記間引きモジュールは、デジタルセンサからのオーバーサンプリングされたデジタル出力信号を入力として有する、一般数N個のステージと、
    i番目のステージの入力信号をローパスフィルタ処理し且つi番目の中間サンプリングレートまで間引きして、i番目のステージの出力信号を形成するi番目のステージであって、前記i番目の中間サンプリングレーティングは、前記オーバーサンプリングされたデジタル出力信号を生成するために使用されるサンプリングクロック周波数より低い、i番目のステージと、
    前記i番目のステージの出力信号を非整数時間遅延によって遅延させる第1時間遅延要素であって、前記非整数時間遅延は、整数のi番目の中間サンプリングレートサイクル数とi番目の中間サンプリングレートの周期の積に等しく、前記第1時間遅延要素は、遅延されたi番目のステージの出力信号を出力する、第1時間遅延要素と、
    前記遅延されたi番目のステージの出力信号をi+1番目のステージの入力信号として受信し、前記i+1番目のステージの入力信号をローパスフィルタ処理し且つi+1番目の中間サンプリングレートまで間引きして、i+1番目のステージの出力信号を形成するi+1番目のステージであって、前記i+1番目の中間サンプリングレートは、前記i番目の中間サンプリングレートより低い、i+1番目のステージと、
    前記i+1番目のステージの出力信号を入力として受信し、且つ整数遅延を付与するように構成される第2時間遅延要素であって、前記整数遅延は前記i+1番目の中間サンプリングレートにおける整数のサイクル数と前記i+1番目の中間サンプリングレートの周期の積に等しく、前記整数遅延は前記i+1番目のステージの出力信号に適用され、前記i+1番目の中間サンプリングレートはベースバンドサンプリングレートであり、前記i+1番目のステージの出力信号は、組み合わせ時間遅延によって時間遅延された前記間引きモジュールからの出力信号であり、前記組み合わせ時間遅延は前記非整数時間遅延および前記整数時間遅延の和である、第2時間遅延要素と、
    前記非整数時間遅延および前記整数時間遅延を設定する制御信号を供給するように構成されるコントローラと、を含む間引きモジュール。
  27. 前記デジタルセンサは、デジタルマイクロフォンであり、及び前記組み合わせ時間遅延は、前記間引きモジュールからの前記出力信号でのビームフォーミング動作中に使用される、請求項26に記載の間引きモジュール。
  28. デジタル信号を遅延させる方法であって、
    アナログの場を感知するステップと、
    前記感知に応答して、オーバーサンプリングされたデジタル信号を出力するステップであって、前記オーバーサンプリングされたデジタル信号は、サンプリングクロックレートで生成される、ステップと、
    前記オーバーサンプリングされたデジタル信号を非整数時間遅延によって遅延させるステップであって、前記非整数時間遅延は、遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号を生成するための整数のサンプリングクロックサイクル数と前記サンプリングクロックの周期の積に等しい、ステップと、
    前記遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号に間引きと共にローパスフィルタを適用して、前記非整数時間遅延によって遅延されるベースバンドデジタル信号を出力するステップと、
    前記ベースバンドデジタル信号を整数時間遅延によって遅延させるステップであって、前記整数時間遅延はベースバンドサンプリングレートにおけるサイクル数と前記ベースバンドサンプリングレートの周期の積に等しい、ステップと、を含む方法。
  29. 前記非整数時間遅延は、ベースバンドサンプリング周期の一部に等しい、請求項28に記載の方法。
  30. 前記非整数時間遅延は、ベースバンドサンプリング周期より長い、請求項28に記載の方法。
  31. 前記オーバーサンプリングされたデジタル信号は、1ビットより大きい深度のサンプルを生成するようにデジタル化される、請求項28に記載の方法。
  32. デジタルセンサからの信号を受信するステップであって、前記信号は、アナログの場に応答する、ステップと、
    前記受信に応答して、前記信号を処理して、オーバーサンプリングされたデジタル信号を生成するステップであって、前記オーバーサンプリングされたデジタル信号は、サンプリングクロックレートで生成される、ステップと、
    前記オーバーサンプリングされたデジタル信号を非整数時間遅延によって遅延させるステップであって、前記非整数時間遅延は、遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号を生成するための整数のサンプリングクロックサイクル数と前記サンプリングクロックの周期の積に等しい、ステップと、
    前記遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号に間引きと共にローパスフィルタを適用して、前記非整数時間遅延によって遅延されるベースバンドデジタル信号を出力するステップと、
    前記ベースバンドデジタル信号を整数時間遅延によって遅延させるステップであって、前記整数時間遅延はベースバンドサンプリングレートにおけるサンプリングクロックサイクル数とベースバンドサンプリングレートにおけるサンプリングクロックの周期の積である、ステップと、を含むステップをデータ処理システムに実行させるためのプログラムコードを記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
  33. 前記非整数時間遅延は、ベースバンドサンプリング周期の一部に等しい、請求項32に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  34. 前記非整数時間遅延は、ベースバンドサンプリング周期より長い、請求項32に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  35. 前記オーバーサンプリングされたデジタル信号は、1ビットより大きい深度のサンプルを生成するようにデジタル化される、請求項32に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  36. デジタル信号を遅延させるシステムであって、
    アナログの場の量を測定するための感知手段と、
    前記感知手段によって検出された信号をオーバーサンプリングして、オーバーサンプリングされたデジタル信号をもたらすオーバーサンプリング手段と、
    前記オーバーサンプリングされたデジタル信号に、整数のサンプリングクロックサイクル数と前記サンプリングクロックの周期の積である非整数時間遅延を適用して、遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号をもたらす非整数遅延手段と、
    前記遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号を受信し、及びローパスフィルタ処理し且つより低いサンプリングレートまで間引きする間引き手段と、
    前記遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル信号に、より低いサンプリングレートのサイクル数と前記より低いサンプリングレートの周期の積である整数時間遅延を適用する整数遅延手段と、
    前記非整数時間遅延および前記整数時間遅延を調節して全体時間遅延を確立する制御手段であって、もたらされたデジタル信号は前記全体時間遅延によって遅延され、前記全体時間遅延は前記非整数時間遅延および前記整数時間遅延の和であり、かつ前記オーバーサンプリング手段によって導入されるノイズがない前記アナログの場の量のデジタル表現を含む、制御手段と、
    を含むシステム。
  37. 前記間引き手段は、多段モジュールで実現される、請求項36に記載のシステム。
  38. 前記全体時間遅延は、ベースバンドサンプリング周期の一部に等しい、請求項36に記載のシステム。
  39. 前記全体時間遅延は、ベースバンドサンプリング周期より大きい、請求項36に記載のシステム。
  40. 前記オーバーサンプリングされたデジタル信号は、1ビットより大きい深度のサンプルを生成するようにデジタル化される、請求項36に記載のシステム。
  41. デジタル信号を時間遅延させるシステムであって、
    アナログの場の量に応答するデジタルセンサであって、オーバーサンプリングされたデジタル出力信号をサンプリングクロック周波数で出力するように構成されるデジタルセンサと、
    前記オーバーサンプリングされたデジタル出力信号を受信して、前記オーバーサンプリングされたデジタル出力信号の第一のレプリカと、前記オーバーサンプリングされたデジタル出力信号の第二のレプリカとを出力するレプリケータと、
    前記第一のレプリカを入力として受信し、且つ第一の時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号を出力するように構成される第一の非整数時間遅延要素と、
    前記第一の時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号を入力として受信するように構成され、前記第一の時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号をローパスフィルタ処理し且つより低いサンプリングレートまで間引きし、及び第一のローパスフィルタ処理され、間引きされ、遅延されたデジタル出力信号を出力する第一のフィルタであって、前記より低いサンプリングレートは、前記サンプリングクロック周波数より低い、第一のフィルタと、
    前記第一のローパスフィルタ処理され、間引きされ、遅延されたデジタル出力信号を入力として受信し、且つ前記より低いサンプリングレートにおいて第一の時間遅延されたデジタル出力信号を出力するように構成される第一の整数時間遅延要素と、
    前記第二のレプリカを入力として受信し、且つ第二の時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号を出力するように構成される第二の非整数時間遅延要素と、
    前記第二の時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号を入力として受信するように構成され、前記第二の時間遅延されたオーバーサンプリングされたデジタル出力信号をローパスフィルタ処理し且つより低いサンプリングレートまで間引きし、及び第二のローパスフィルタ処理され、間引きされ、遅延されたデジタル出力信号を出力する第二のフィルタと、
    前記第二のローパスフィルタ処理され、間引きされ、遅延されたデジタル出力信号を入力として受信し、且つ前記より低いサンプリングレートにおいて第二の時間遅延されたデジタル出力信号を出力するように構成される第二の整数時間遅延要素と、を含むシステム。
  42. 前記レプリケータは、スプリッタである、請求項41に記載のシステム。
  43. 前記スプリッタは、n分割スプリッタである、請求項42に記載のシステム。
  44. 前記第一の時間遅延されたデジタル出力信号及び前記第二の時間遅延されたデジタル出力信号は、ビームフォーミングのために使用される、請求項41に記載のシステム。
  45. シグマ−デルタ変調器をさらに含み、前記デジタルセンサは、前記シグマ−デルタ変調器に電気的に連結され、且つ前記アナログの場の量に応答して前記サンプリングクロック周波数でパルス密度変調(PDM)出力信号を生成するように構成される、請求項41に記載のシステム。
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