JP6909090B2 - コンクリート表面上の損傷部の定量評価方法、定量評価装置、定量評価システム及びプログラム - Google Patents
コンクリート表面上の損傷部の定量評価方法、定量評価装置、定量評価システム及びプログラム Download PDFInfo
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Description
前記入力画像に対してウェーブレット変換処理を実行し、各画素がウェーブレット係数を有するウェーブレット画像を作成する工程と、
ウェーブレット係数の閾値となるウェーブレット係数テーブルを用いて、前記ウェーブレット画像の各画素を二値化して二値化画像を作成する工程と、
前記二値化画像に対して前処理を実行して損傷部特定画像を作成する工程と、
前記損傷部特定画像における損傷部の定量値を算出する工程と、を有することを特徴とする。
入力された前記撮影画像を用いて、撮影時の輝度に対して所定の輝度補正量に基づき輝度補正処理を実行して入力画像を作成する入力画像作成部と、
前記入力画像に対してウェーブレット変換処理を実行し、各画素がウェーブレット係数を有するウェーブレット画像を作成するウェーブレット画像作成部と、
ウェーブレット係数の閾値となるウェーブレット係数テーブルと、前記ウェーブレット画像の各画素とを比較して二値化画像を作成する二値化画像作成部と、
前記二値化画像に対して前処理を実行して損傷部特定画像を作成する損傷部特定画像作成部と、
前記損傷部特定画像における損傷部の定量値を算出する定量値算出部と、を有することを特徴とする。
前記撮影画像を撮像する撮像装置と、を有し、
前記撮影画像が前記定量評価装置の前記入力部に入力されることを特徴とする。
前記コンピュータに入力された、面的な広がりを有する損傷部を含むコンクリート表面の撮影画像を用いて、撮影時の輝度に対して所定の輝度補正量に基づいて輝度補正処理を実行して入力画像を作成する工程と、
前記入力画像に対してウェーブレット変換処理を実行し、各画素がウェーブレット係数を有するウェーブレット画像を作成する工程と、
ウェーブレット係数の閾値となるウェーブレット係数テーブルと、前記ウェーブレット画像の各画素とを比較して二値化画像を作成する工程と、
前記二値化画像に対して前処理を実行して損傷部特定画像を作成する工程と、
前記損傷部特定画像における損傷部の定量値を算出する工程と、を実行させることを特徴とする。
<1.定量評価システムの全体構成>
はじめに、定量評価システムの全体構成について説明する。図1は、定量評価システムの全体構成の一例を示す図である。図1に示すように、定量評価システム1000は、撮像装置100と、定量評価装置300とを有する。定量評価装置300はサーバ装置であり、撮像装置100と定量評価装置300とはそれぞれ、インターネットやLAN(Local Area Network)等に代表されるネットワーク200を介して接続されている。
次に、定量評価装置のハードウェア構成について説明する。図2は、定量評価装置300のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、定量評価装置300は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403、補助記憶部404、表示部405、及び通信部406を有する。なお、定量評価装置300の各部は、バス407を介して相互に接続されている。
次に、コンクリート表面上の損傷部の定量評価装置の機能構成について説明する。図3は、定量評価装置300の機能構成の一例を示す図である。図3に示すように、撮像装置100から送信された画像データは、データ収集部301にて受信され、データ収集部301からデータ格納部303に一時的に格納される。データ解析部302による解析の実行に当たり、データ格納部303で格納されている画像データが入力部501に取り込まれる。
次に、コンクリート表面上の損傷部の定量評価方法について説明する。図4は、定量評価方法を示すフローチャートであり、定量評価装置300における処理の流れを示している。
上記する実施形態では、ネットワーク200を介して撮像装置100と定量評価装置300が接続され、撮像装置100もしくは撮像装置100に接続された携帯端末等から画像データが定量評価装置300に送信される定量評価システム1000である。これに対し、ネットワーク200を介することなく、撮像装置100のインターフェイスと定量評価装置300のインターフェイスを解析者が直接接続し、撮像装置100から直接的に画像データを定量評価装置300に取り込む実施形態であってもよい。
次に、本発明者等による検証結果に関し、第一解析の内容とその結果を説明する。ここでは、撮影画像の平均輝度を種々変化させ、各平均輝度における撮影画像に対して輝度補正を行うケースと、輝度補正を行わないケースとで、損傷部の面積のばらつきの程度を検証した。図12Aは、あるコンクリート表面において、ある輝度の下での撮影画像の一例を示す写真図である。また、図12Bは、図12Aの撮影画像に対する損傷部特定画像の一例を示す図である。図12Bで示す損傷部特定画像は、上記実施形態に係る定量評価方法を用いて作成されている。
以上の解析結果より、入力画像の作成に際して適正に輝度補正を行うことにより、損傷部面積のばらつきが少なくなることが検証されている。
次に、本発明者等による検証結果に関し、第二解析の内容とその結果を説明する。ここでは、二つの輝度の異なる入力画像に対して、上記実施形態に係る定量評価方法を用いて損傷部の面積を算出するケース(実施例)と、他の方法を用いて損傷部の面積を算出するケース(比較例)とで、損傷部の面積にどの程度のばらつきがあるかを検証している。ここで、「他の方法」とは、上記実施形態に係る定量評価方法が、ウェーブレット変換処理を実行して二値化画像を作成する処理であるのに対して、輝度を閾値として二値化画像を作成する方法である。図16Aは、入力画像1の写真図である。図16Bは、入力画像1に対する比較例の損傷部特定画像と損傷部の面積を示す図であり、図16Cは、入力画像1に対する実施例の損傷部特定画像と損傷部の面積を示す図である。また、図17Aは、入力画像2の写真図である。図17Bは、入力画像2に対する比較例の損傷部特定画像と損傷部の面積を示す図であり、図17Cは、入力画像2に対する実施例の損傷部特定画像と損傷部の面積を示す図である。入力画像1は、輝度60の撮影画像に対し、輝度を138に補正して入力画像としたものである。一方、入力画像2は、輝度98の撮影画像に対し、輝度を150に補正して入力画像としたものである。
200 :ネットワーク
300 :定量評価装置(サーバ装置)
301 :データ収集部
302 :データ解析部
303 :データ格納部
501 :入力部
502 :入力画像作成部
503 :ウェーブレット画像作成部
504 :ウェーブレット係数テーブル作成部
505 :二値化画像作成部
506 :損傷部特定画像作成部
1000 :定量評価システム
Claims (6)
- 面的な広がりを有する損傷部を含むコンクリート表面の撮影画像をコンピュータに入力し、撮影時の輝度に対して所定の輝度補正量に基づき輝度補正処理を実行して入力画像を作成する工程と、
前記入力画像に対してウェーブレット変換処理を実行し、各画素がウェーブレット係数を有するウェーブレット画像を作成する工程と、
ウェーブレット係数の閾値となるウェーブレット係数テーブルを用いて、前記ウェーブレット画像の各画素を二値化して二値化画像を作成する工程と、
前記二値化画像に対して前処理を実行して損傷部特定画像を作成する工程と、
前記損傷部特定画像における損傷部の定量値を算出する工程と、を有し、
前記定量値は前記損傷部の面積を含み、
前記定量値を算出する工程では、前記面積及び前記輝度補正量を説明変数とし、補正後の損傷部の面積を目的変数とした以下の数1にて該補正後の損傷部の面積を算出することを特徴とする、コンクリート表面上の損傷部の定量評価方法。
ここで、Sは補正後の損傷部の面積、Sexpは補正前の損傷部の面積、kは実験値に基づく係数、ΔLuは輝度補正量を意味する。 - 前記損傷部特定画像を作成する工程における前記前処理が、前記二値化画像に対する輪郭線追跡処理、又は膨張・収縮処理のいずれか一種の処理であることを特徴とする、請求項1に記載のコンクリート表面上の損傷部の定量評価方法。
- 面的な広がりを有する損傷部を含むコンクリート表面の撮影画像が入力される入力部と、
入力された前記撮影画像を用いて、撮影時の輝度に対して所定の輝度補正量に基づき輝度補正処理を実行して入力画像を作成する入力画像作成部と、
前記入力画像に対してウェーブレット変換処理を実行し、各画素がウェーブレット係数を有するウェーブレット画像を作成するウェーブレット画像作成部と、
ウェーブレット係数の閾値となるウェーブレット係数テーブルと、前記ウェーブレット画像の各画素とを比較して二値化画像を作成する二値化画像作成部と、
前記二値化画像に対して前処理を実行して損傷部特定画像を作成する損傷部特定画像作成部と、
前記損傷部特定画像における損傷部の定量値を算出する定量値算出部と、を有し、
前記定量値は前記損傷部の面積を含み、
前記定量値算出部では、前記面積及び前記輝度補正量を説明変数とし、補正後の損傷部の面積を目的変数とした以下の数1にて該補正後の損傷部の面積を算出することを特徴とする、コンクリート表面上の損傷部の定量評価装置。
ここで、Sは補正後の損傷部の面積、Sexpは補正前の損傷部の面積、kは実験値に基づく係数、ΔLuは輝度補正量を意味する。 - 前記損傷部特定画像作成部における前記前処理が、前記二値化画像に対する輪郭線追跡処理、又は膨張・収縮処理のいずれか一種であることを特徴とする、請求項3に記載のコンクリート表面上の損傷部の定量評価装置。
- 請求項3又は4に記載の定量評価装置と、
前記撮影画像を撮像する撮像装置と、を有し、
前記撮影画像が前記定量評価装置の前記入力部に入力されることを特徴とする、定量評価システム。 - コンクリート表面上の損傷部の定量値を算出するコンピュータに以下の処理を実行させるプログラムであって、
前記コンピュータに入力された、面的な広がりを有する損傷部を含むコンクリート表面の撮影画像を用いて、撮影時の輝度に対して所定の輝度補正量に基づいて輝度補正処理を実行して入力画像を作成する工程と、
前記入力画像に対してウェーブレット変換処理を実行し、各画素がウェーブレット係数を有するウェーブレット画像を作成する工程と、
ウェーブレット係数の閾値となるウェーブレット係数テーブルと、前記ウェーブレット画像の各画素とを比較して二値化画像を作成する工程と、
前記二値化画像に対して前処理を実行して損傷部特定画像を作成する工程と、
前記損傷部特定画像における損傷部の定量値を算出する工程と、を実行させ、
前記定量値は前記損傷部の面積を含み、
前記定量値を算出する工程では、前記面積及び前記輝度補正量を説明変数とし、補正後の損傷部の面積を目的変数とした以下の数1にて該補正後の損傷部の面積を算出することを特徴とする、プログラム。
ここで、Sは補正後の損傷部の面積、Sexpは補正前の損傷部の面積、kは実験値に基づく係数、ΔLuは輝度補正量を意味する。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017147159A JP6909090B2 (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | コンクリート表面上の損傷部の定量評価方法、定量評価装置、定量評価システム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017147159A JP6909090B2 (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | コンクリート表面上の損傷部の定量評価方法、定量評価装置、定量評価システム及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019027905A JP2019027905A (ja) | 2019-02-21 |
JP6909090B2 true JP6909090B2 (ja) | 2021-07-28 |
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JP2017147159A Active JP6909090B2 (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | コンクリート表面上の損傷部の定量評価方法、定量評価装置、定量評価システム及びプログラム |
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