JP6909082B2 - タイヤ加硫金型 - Google Patents

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Description

本発明は、サイプを形成するための複数のブレードがトレッド成形面に突設されたタイヤ加硫金型に関する。
従来、濡れた路面や氷雪路面での走行性能の向上などを目的として、サイプと呼ばれる切り込みをトレッド面に形成したタイヤが知られている。サイプは、トレッド成形面に装着された薄板状のブレードによって形成される。一般に、トレッド成形面は、タイヤ加硫金型(以下、単に「金型」と呼ぶ場合がある)の母材であるアルミ合金などの金属材料により形成され、ブレードは、その金型の母材とは異なるステンレスなどの金属材料により形成される。
枝分かれして延びる分岐サイプを形成する場合は、2枚のブレードを使用し、その一方のブレードの側面に他方のブレードの端面を突き合わせて分岐形状をつくる。それ自体で分岐形状を有するブレードの作製は困難であるため、通常は、このようにして2枚のブレードを組み合わせる。しかし、隙間を形成することなくブレード同士を突き合わせることは困難であり、タイヤ加硫時に、ブレード同士の突き合わせ箇所の隙間にゴムが入り込むと、分岐サイプの内部に薄いゴムバリが形成されてしまう。
そのような隙間が形成されないよう、一方のブレードの側面に他方のブレードの端面を強く押し当てることが考えられるが、その場合には、金型の鋳造に用いる石膏鋳型において、ブレード同士を強く突き合わせておく必要がある。しかも、その石膏鋳型を用いて金型を鋳造するときには、トレッド成形面が収縮する際に、熱膨張率の違いにより生じる歪みに起因してブレードの傾倒や位置ずれを引き起こしうるため、ブレード同士の突き合わせ箇所に隙間を生じる恐れがある。
特許文献1には、ブレードの端面に突き合わせて鋳出し部を形成したタイヤ加硫金型が記載されている。但し、これは、ブレードの端面で鋳出し部の端面を覆うことにより、ブラスト処理に対する鋳出し部の耐久性の向上などを図る技術であり、ブレード同士の突き合わせ箇所に関する上記の問題に対して、その解決手段を示唆するものではない。
特開2005−280316号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ブレード同士の突き合わせ箇所における隙間の形成を防いで、分岐サイプを適切に形成できるタイヤ加硫金型を提供することにある。
本発明に係るタイヤ加硫金型は、サイプを形成するための複数のブレードがトレッド成形面に突設されたタイヤ加硫金型において、第1の方向に沿って延在している第1のブレードと、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って延在している第2のブレードと、前記トレッド成形面の局部的な隆起により形成され、前記第1のブレードの側面と、その第1のブレードの側面に対向する前記第2のブレードの端面とに接している隆起部と、を備えるものである。
このタイヤ加硫金型では、第1のブレードと第2のブレードとによって分岐サイプが形成される。第1のブレードの側面と、その第1のブレードの側面に対向する第2のブレードの端面との間には、それらと接する隆起部が介在するため、ブレード同士を直接的に突き合わせる必要がない。また、隆起部は、トレッド成形面の局部的な隆起によって形成されており、金型の鋳造時に熱膨張率の違いにより生じる歪みを吸収しうるので、ブレード同士が相対的に位置ずれしても不都合がない。これにより、ブレード同士の突き合わせ箇所における隙間の形成を防いで、分岐サイプを適切に形成できる。
前記第1のブレードが、複数の陸部列のうち最もタイヤ幅方向外側に位置するショルダー陸部列を形成する領域に配設され、前記第1の方向であるタイヤ周方向に沿って延在しており、前記第2のブレードが、前記第1のブレードよりもタイヤ幅方向外側に配設され、前記第2の方向であるタイヤ幅方向に沿って延在しているものでもよい。この第1及び第2のブレードに対応した分岐サイプがショルダー陸部列に形成されたタイヤでは、排水性能の向上が図れる。
前記第2のブレードの厚み方向に測定される前記隆起部の厚みが、前記第2のブレードの厚みよりも大きいことが好ましい。これにより、ショットブラストなどのブラスト処理に対する隆起部の耐久性が高められる。
前記第2のブレードの長さ方向に測定される前記隆起部の長さが、前記第2のブレードの最大高さの0.7倍以下であることが好ましい。このように隆起部の長さを適度に小さくすることで、タイヤ加硫時の隆起部の長さ方向での熱膨張が抑えられ、第1のブレードの側面と第2のブレードの端面とで挟まれた隆起部に過大な負荷が掛からない。
タイヤ径方向に測定される前記隆起部の高さが、前記第2のブレードの最大高さと同じか、それよりも小さいことが好ましい。かかる構成によれば、隆起部の形成位置におけるトレッドゴムの厚みを適切に確保できる。
前記隆起部が、前記第2のブレードの端面とその周辺の側面に接していることが好ましい。かかる構成によれば、タイヤ脱型時の引き抜き抵抗に対する第2のブレード及び隆起部の耐久性を高めることができる。
本発明に係るタイヤ加硫金型の一例を概略的に示す縦断面図 図1の要部拡大図 図2のX矢視図 隆起部の変形例を示す図 隆起部の変形例を示す図 隆起部の変形例を示す図 第1ブレードの変形例を示す図
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1には、空気入りタイヤの加硫成形に用いられるタイヤ加硫金型M(以下、単に「金型M」と呼ぶ場合がある)の概略断面図を示す。タイヤ加硫時には、図示しない未加硫タイヤがタイヤ軸方向を上下にして金型Mにセットされる。未加硫タイヤのトレッド面は、金型Mのトレッド成形面10に押し当てられる。金型Mは、タイヤのトレッド面を成形するトレッド型部M1と、サイドウォール部の表面を成形するサイド型部M2,M3とを備える。
トレッド成形面10は、例えばアルミニウム合金の鋳物(AC4D、AC7Aなど)で形成されている。トレッド成形面10は、主溝を形成するための複数の(本実施形態では四本の)突起5と、主溝と交差する方向に延在する横溝を形成するための突起6(図3参照)とを有し、これらの突起は鋳出しにより形成されている。突起5は、タイヤ周方向に沿って延在し、タイヤ周方向に対して傾斜している場合もある。これらの突起5で区画された複数の(本実施形態では五つの)領域は、それぞれリブやブロック列などの陸部列を形成する領域となる。
図2は、図1の要部拡大図であり、図3のY−Y矢視断面に相当する。図2では、複数の陸部列のうち最もタイヤ幅方向外側に位置するショルダー陸部列を形成する領域を示す。図3は、そのショルダー陸部列を形成する領域をタイヤ径方向内側から見た、図2のX矢視図である。この金型Mでは、サイプを形成するための複数のブレードがトレッド成形面10に突設されている。ブレードは、薄板状の部材からなり、トレッド成形面10に装着されている。ブレードは、トレッド成形面10の母材とは異なる材料、例えばステンレス鋼(SUS303、SUS304など)により形成される。図2,3では二枚のブレードが描かれているが、図示しない領域にも多数のブレードが配設されている。
この金型Mは、第1の方向D1に沿って延在しているブレード1(第1のブレードに相当)と、第1の方向D1と交差する第2の方向D2に沿って延在しているブレード2(第2のブレードに相当)と、トレッド成形面10の局部的な隆起により形成され、ブレード1の側面と、そのブレード1の側面に対向するブレード2の端面とに接している隆起部3とを備える。ブレード1の側面とブレード2の端面とは互いに離れているが、それらの間に介在する隆起部3が両者を繋いでいる。隆起部3は、トレッド成形面10の母材からなり、鋳出しにより形成されている。
この金型Mによれば、枝分かれして延びる分岐サイプがブレード1,2によって形成される。ブレード1の側面とブレード2の端面との間には隆起部3が介在するため、ブレード同士を直接的に突き合わせる必要がない。また、隆起部3は、トレッド成形面10を局部的に隆起させてなり、上述のように鋳出しにより形成される。金型Mの鋳造時には、トレッド成形面10とブレード1,2との熱膨張率の違いにより生じた歪みが隆起部3で吸収されるので、ブレード1とブレード2とが相対的に位置ずれしても不都合がない。これにより、ブレード同士の突き合わせ箇所における隙間の形成を防いで、分岐サイプを適切に形成できる。
本実施形態では、ブレード1が、ショルダー陸部列を形成する領域に配設され、第1の方向D1であるタイヤ周方向(図3の左右方向)に沿って延在している。このブレード1は、タイヤ周方向に対して平行に延在しているが、タイヤ周方向に対して傾斜していても構わない。また、ブレード2は、ブレード1よりもタイヤ幅方向外側に配設され、第2の方向D2であるタイヤ幅方向(図3の上下方向)に沿って延在している。このブレード2は、タイヤ幅方向に対して平行に延在しているが、タイヤ幅方向に対して傾斜していても構わない。
本実施形態の金型Mを用いて得られるタイヤは、そのショルダー陸部列に、タイヤ周方向に沿って延在し且つタイヤ幅方向外側に枝分かれして延びる分岐サイプが形成されるので、排水性能の向上が図れる。本実施形態では、ブレード1の両方の端面が突起6に接しているが、これらの片方または両方が突起6から離れていても構わない。ショルダー陸部列は、突起6で形成される横溝で区画された複数のブロックからなるブロック列として構成されるが、これに限られない。
ブレード2の厚み方向に測定される隆起部3の厚みTaは、ブレード2の厚みTsよりも大きい、即ちTs<Taであることが好ましい。これにより、ショットブラストなどのブラスト処理に対する隆起部3の耐久性が高められる。ブレード2の厚みTsは比較的小さく、例えば2mm未満に設定されているので、厚みTaが厚みTsと同じか、それよりも小さい場合には、隆起部3の強度が不足し、ブラスト処理による洗浄時に隆起部3が欠けるなどの不都合を生じる恐れがある。なお、ブレード1,2は、通常、トレッド成形面10の母材よりも硬質の素材で形成されるため、強度不足の心配はない。
隆起部3の耐久性を高める観点から、隆起部3の厚みTaは、ブレード2の厚みTsの1.1倍以上であることが好ましく、1.2倍以上であることがより好ましい。また、形成した分岐サイプにおいて外観上の違和感を抑える観点から、隆起部3の厚みTaは、ブレード2の厚みTsの2.0倍以下であることが好ましく、1.5倍以下であることがより好ましい。
ブレード2の長さ方向に測定される隆起部3の長さLaは、ブレード2の最大高さHsの0.7倍以下が好ましく、0.5倍以下がより好ましい。このように隆起部3の長さLaを適度に小さくすることで、タイヤ加硫時の隆起部3の長さ方向での熱膨張が抑えられ、ブレード1の側面とブレード2の端面とで挟まれた隆起部3に過大な負荷が掛からない。最大高さHsは、トレッド成形面10を基準としてタイヤ径方向に測定されるブレード2の高さの最大値である。ブレード1の側面とブレード2の端面とを適度に離す観点から、長さLaは、最大高さHsの0.2倍以上が好ましく、0.3倍以上がより好ましい。
タイヤ径方向に測定される隆起部3の高さHaは、ブレード2の最大高さHsと同じか、それよりも小さいことが好ましい。かかる構成によれば、隆起部3の形成位置においてタイヤのトレッドゴムの厚みを適切に確保できる。即ち、高さHaが最大高さHsを超える場合には、タイヤのトレッドゴムの厚みが小さくなり過ぎるため、コード露出などの不都合を生じる恐れがある。ブレード2の最大高さHsは、例えば6〜10mmである。
隆起部3は、タイヤの加硫成形に伴う膨張と収縮の繰り返しによって経時変化を起こすことから、かかる経時変化に対する隆起部3の耐久性を高めるうえで、隆起部3の高さHaをブレード2の最大高さHsよりも小さくすることが好ましい。また、隆起部3をブロック状に形成して強度を確保する観点から、隆起部3の高さHa及び長さLaは、それぞれブレード2の厚みTsと同じか、それよりも大きい(例えば、厚みTsの2倍以上とする)ことが好ましい。
図2のように、本実施形態では、ブレード2の長さ方向に沿って隆起部3の高さが一定である例を示したが、これに限られない。例えば図4に示すように、ブレード2に向かって隆起部3の高さが大きくなる構成でもよい。かかる構成によれば、分岐サイプによる排水の流れが良くなるとともに、ブレード2の端面と隆起部3との接触領域を増やすことができる。この場合において、前述した隆起部3の厚みHaは、ブレード2の端面の位置で測定されるものとする。
図3のように、本実施形態では、ブレード2の長さ方向に沿って隆起部3の厚みが一定である例を示したが、これに限られない。例えば図5に示すように、ブレード2に向かって隆起部3の厚みが小さくなる構成でもよい。かかる構成によれば、分岐サイプによる排水の流れが良くなるとともに、形成した分岐サイプにおいて外観上の違和感が抑えられる。この場合において、前述した隆起部3の厚みTaは、ブレード2の端面の位置で測定されるものとする。
図3のように、本実施形態では、隆起部3が、ブレード2に対して、その端面にのみ接する例を示したが、これに限られない。例えば図6に示すように、隆起部3が、ブレード2の端面とその周辺の側面に接している構成でもよい。かかる構成によれば、ブレード2の端部が隆起部3により抱持された形状となり、タイヤ脱型時の引き抜き抵抗に対するブレード2及び隆起部3の耐久性を高めることができる。この場合において、前述した隆起部3の長さLaは、ブレード1の側面とブレード2の端面との間で測定されるものとする。
図3のように、本実施形態では、ブレード1に対してブレード2が直交する方向に延在する例を示したが、これに限られず、ブレード1に対してブレード2が斜め方向に延在するものでも構わない。
図3のように、本実施形態では、隆起部3が、ブレード1に対して、その側面にのみ接する例を示したが、これに限られない。例えば、図7に示した変形例では、全体としてY字状をなすように二枚のブレード1と一枚のブレード2とを配設しており、隆起部3は、ブレード1の端面とその周辺の側面に接している。
図3のように、本実施形態では、一枚のブレード1に一枚のブレード2を組み合わせて、一箇所で枝分かれする分岐サイプを形成する例を示したが、これに限られず、一枚のブレード1に複数枚のブレード2を組み合わせて、複数箇所で枝分かれする分岐サイプを形成するようにしてもよい。その場合、複数の隆起部3が、それぞれブレード1の側面とブレード2の端面との間に設けられることが好ましい。
ブレード1,2は、直線状に延在する形状に限られず、波状に延在する形状でも構わない。波状に延在するブレードと、それにより形成される波状サイプは、従来公知である。かかる波状に延在する形状は、特に本実施形態のブレード2のような、タイヤ幅方向に沿って延在するブレードに対して好ましく適用される。
上述した複数の変形例については、特に制約なく組み合わせて採用することが可能である。例えば、図4のように隆起部3の高さを変化させながら、図5のように隆起部3の厚みを変化させることが可能であり、それに加えて、図6のような隆起部3の形状、図7のようなブレード1と隆起部3の形状、及び、波状に延在するブレード2のうち、少なくとも1つを任意に選び取って採用することもできる。
金型Mは、その金型Mの鋳造に用いる鋳型(例えば、石膏鋳型)において、上記の如くブレード1,2を配置するとともに、そのブレード1の側面とブレード2の端面との間に、隆起部3を形成するための凹部を設ける程度の改変で、その他は従来の金型製造工程と同様にして製造することができる。
本発明のタイヤ加硫金型は、トレッド成形面に上記の如きブレードと隆起部を設けたこと以外は、通常のタイヤ加硫金型と同様に構成でき、従来公知の材料や形状、構造などは何れも本発明に採用できる。
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。したがって、例えば、前述の実施形態では、金型が三つの型部により構成された例を示したが、これに限られず、トレッド部の中央で二分割された一対の型部で構成されたものでもよい。また、サイド型部のタイヤ径方向内側に、タイヤのビード部を嵌合するビードリングを別部材として備えていても構わない。
1 第1のブレード
2 第2のブレード
3 隆起部
5 突起
6 突起
10 トレッド成形面
D1 第1の方向
D2 第2の方向
M タイヤ加硫金型

Claims (5)

  1. サイプを形成するための複数のブレードがトレッド成形面に突設されたタイヤ加硫金型において、
    第1の方向に沿って延在している第1のブレードと、
    前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って延在している第2のブレードと、
    前記トレッド成形面の局部的な隆起により形成され、前記第1のブレードの側面と、その第1のブレードの側面に対向する前記第2のブレードの端面とに接している隆起部と、
    を備え
    前記隆起部は、前記トレッド成形面の母材からなり、前記第1及び第2のブレードは、前記トレッド成形面の母材とは異なる材料からなり、
    タイヤ径方向に測定される前記隆起部の高さは、前記第2のブレードの最大高さよりも小さいことを特徴とするタイヤ加硫金型。
  2. 前記第1のブレードが、複数の陸部列のうち最もタイヤ幅方向外側に位置するショルダー陸部列を形成する領域に配設され、前記第1の方向であるタイヤ周方向に沿って延在しており、
    前記第2のブレードが、前記第1のブレードよりもタイヤ幅方向外側に配設され、前記第2の方向であるタイヤ幅方向に沿って延在している請求項1に記載のタイヤ加硫金型。
  3. 前記第2のブレードの厚み方向に測定される前記隆起部の厚みが、前記第2のブレードの厚みよりも大きい請求項1又は2に記載のタイヤ加硫金型。
  4. 前記第2のブレードの長さ方向に測定される前記隆起部の長さが、前記第2のブレードの最大高さの0.7倍以下である請求項1〜3いずれか1項に記載のタイヤ加硫金型。
  5. 前記隆起部が、前記第2のブレードの端面とその周辺の側面に接している請求項1〜いずれか1項に記載のタイヤ加硫金型。
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