JP2007045239A - 空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いるタイヤ加硫金型 - Google Patents

空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いるタイヤ加硫金型 Download PDF

Info

Publication number
JP2007045239A
JP2007045239A JP2005229770A JP2005229770A JP2007045239A JP 2007045239 A JP2007045239 A JP 2007045239A JP 2005229770 A JP2005229770 A JP 2005229770A JP 2005229770 A JP2005229770 A JP 2005229770A JP 2007045239 A JP2007045239 A JP 2007045239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
tire
pneumatic tire
ridge
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005229770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4473796B2 (ja
Inventor
Fuminobu Motogami
文信 元上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2005229770A priority Critical patent/JP4473796B2/ja
Priority to CNB2006101040336A priority patent/CN100478197C/zh
Publication of JP2007045239A publication Critical patent/JP2007045239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4473796B2 publication Critical patent/JP4473796B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

【課題】 ディモールドを抑制しうる空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いるタイヤ加硫金型を提供する。
【解決手段】 タイヤ赤道面と平行な分割面を有した2ピースタイプのタイヤ加硫金型により成型された空気入りタイヤである。縦主溝3の少なくとも一方の基準溝壁部7には、該基準溝壁部7から溝内に突出するリッジ状凸部10が設けられる。リッジ状凸部10は、基準溝壁部7から溝底部8までを分割面S内を通ってのび、かつ、分割面Sと基準溝壁部7とが交わる仮想交線Zに対する突出量がタイヤ半径方向内方に向かって徐々に増大する稜線11と、該稜線11から分割面Sの各側の基準溝壁部7及び溝底部8に滑らかに連なる傾斜面12とを含む。しかも各々の傾斜面12は、分割面Sと前記基準溝壁部7と前記溝底部8とが交わる仮想コーナ点VCから離間することを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ディモールドを抑制するのに役立つ空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いるタイヤ加硫金型に関する。
近年、タイヤ赤道面と平行な分割面を有した上型及び下型を含む2ピースタイプのタイヤ加硫金型を用いて空気入りタイヤを成型することが行われている。このようなタイヤ加硫金型は、構造が比較的簡単でありかつ作動制御も容易であるため、タイヤの製造コストを低減するのに役に立つ。
ところで、2ピースモールドは、加硫終了後、上型と下型とをタイヤ軸方向に離間させ、そこから加硫されたタイヤが取り出される(脱型)。しかし、上型及び下側をタイヤ軸方向に離間させる際に、金型の成型面に突設されたトレッド溝成型用の凸部が、トレッドゴムと干渉し、それに大きな歪を与え、その結果、トレッドゴムに欠損や引っ掻き傷といった損傷を与える(以下、このような作用に基づく損傷をディモールドと呼ぶことがある。)という問題があった。
また、排水性能を向上させるために、トレッド部の略中央部にタイヤ周方向に連続してのびる縦主溝を設けた空気入りタイヤが知られているが、前記ディモールドは、このような縦主溝を有するタイヤにおいて特に生じやすい。図12には、トレッド部aの一部を抜き取ってディモールドbの一例を示す。符号Sは分割面、同cが縦主溝である。
なお、2ピースモールドで成型された空気入りタイヤに関して、先行する技術には次のものが知られている。
特開2001−163013号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、トレッド部に、ジグザグ状でタイヤ周方向にのびる縦主溝を2ピースタイプのタイヤ加硫金型を用いて成型しつつディモールドを抑制することが可能な空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いるタイヤ加硫金型を提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、タイヤ軸方向に接離可能かつタイヤ赤道面と平行な分割面を有した2ピースタイプのタイヤ加硫金型により成型された空気入りタイヤであって、トレッド部に、前記分割面で区分されるトレッド部の一方側の領域と他方側の領域とを前記分割面を超えてジグザグ状に跨りながらタイヤ周方向にのびる縦主溝を具え、前記縦主溝は、前記分割面の位置において、タイヤ周方向に対して30〜60゜の角度で傾斜し、かつ前記縦主溝の長手方向と直角な溝断面は、接地面での溝縁から半径方向内方に直線状でのびる両側の基準溝壁部と、この基準溝壁部の内縁に連なりかつ円弧状部分を有する溝底部とを含み、しかも前記縦主溝の少なくとも一方の基準溝壁部には、該基準溝壁部から溝内に突出するリッジ状凸部が設けられ、前記リッジ状凸部は、前記基準溝壁部から前記分割面内を通って溝中心線を越えない位置の溝底部までのびる稜線と、該稜線から分割面の各側の基準溝壁部及び溝底部に滑らかに連なる傾斜面とを含み、かつ、稜線は、前記分割面と前記基準溝壁部とが交わる仮想交線に対する突出量がタイヤ半径方向内方に向かって徐々に増大するとともに、前記各々の傾斜面は、前記分割面と前記基準溝壁部と前記溝底部とが交わる仮想コーナ点から離間することを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記傾斜面は、前記分割面と前記基準溝壁部とが鋭角で交わる鋭角側の仮想コーナ部に設けられた鋭角側の傾斜面と、前記鋭角側の仮想コーナ部と前記分割面を介して隣り合う鈍角側の仮想コーナ部に設けられた鈍角側の傾斜面とを含み、各傾斜面は、前記仮想コーナ点に向かって滑らかに凹んだ凹曲面からなる請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記傾斜面と前記仮想コーナ点との間の最短距離が2.0〜6.0mmである請求項1又は2に記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記縦主溝は、ジグザグ状でのびる主部と、その折れ曲がり部から前記主部の一方のジグザグ片と同じ方向にのびることにより、前記リッジ状凸部が設けられた他方のジグザグ片とで略三角形状の陸部を区分する延長溝部とを含む請求項1又は2記載の空気入りタイヤである。
また請求項5記載の発明は、前記縦主溝は、前記リッジ状凸部とタイヤ軸方向で対向する領域にウエアインジケータが設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項6記載の発明は、前記リッジ状凸部は、両側の基準溝壁部に設けられるとともに、前記縦主溝は、前記分割面を介して実質的に最大深さが連続する請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項7記載の発明は、タイヤ軸方向に接離可能かつタイヤ赤道面と平行な分割面を有した下型及び上型を含む2ピースタイプのタイヤ加硫金型であって、トレッド部の外面を成型するためのトレッド成型面を有し、該トレッド成型面は、前記下型と前記上型とを前記分割面を超えてジグザグ状に跨りながらタイヤ周方向にのびる縦主溝成型用突起を具え、該縦主溝成型用突起は、前記分割面においてタイヤ周方向に対して30〜60゜で傾斜し、かつ前記縦主溝成型用突起は、その長手方向と直角な断面が、縦主溝の溝縁から直線状でのびる両側の基準側壁部を成型する側壁成型部と、前記縦主溝の溝底部を形成する溝底成型部とを含むとともに、該縦主溝成型用突起の分割面と前記側壁成型部と前記溝底成型部との交差部の少なくとも一部に、前記下型及び上型が離間移動する際のタイヤとの干渉を緩和する面取部が設けられていることを特徴とする。
また請求項8記載の発明は、請求項7に記載されたタイヤ加硫金型を用いて空気入りタイヤを加硫成型する工程を含むことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法である。
本発明において、空気入りタイヤの縦主溝は、分割面の位置において、タイヤ周方向に対して30〜60゜の角度で傾斜する。前記角度が30゜未満であると、縦主溝を形成する凸部の分割面近傍が鋭利となる傾向があってディモールドが生じやすくなり、逆に60゜を超えると縦主溝の排水性が低下しウエット性能が悪化する。
また、本発明の空気入りタイヤは、縦主溝の少なくとも一方の基準溝壁部には、分割面内をのびる稜線を有したリッジ状凸部が設けられる。このリッジ状凸部は、従来、ディモールドを生じさせていた金型の縦主溝成型用突起の特定のコーナ部を滑らかに面取することによって成型される。従って、本発明の空気入りタイヤは、このような特定のコーナ部が面取された金型を用いて成型されることにより、ディモールドが抑制される。
また、前記リッジ状凸部の稜線は、溝中心線を越えない位置の溝底部までのびる。従って、溝中心線の位置では、縦主溝をその長手方向に連続させることができる。従って、排水性の低下を抑制し、ウエット性能も維持される。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1には、本実施形態の空気入りタイヤ1及びそれを成型する2ピースタイプのタイヤ加硫金型Mの断面図が示される。
前記2ピースタイプのタイヤ加硫金型Mは、タイヤ軸方向に接離可能な上型Muと、下型Mdとを含み、これらはタイヤ赤道面CPと平行な分割面Sを有する。上型Muと下型Mdとは、前記分割面Sで合わされることにより空気入りタイヤ1を成型するためのキャビティHが形成され、かつ、分割面Sを互いに離間させること(以下、このような動作を「離型」ということがある。)により、成型された空気入りタイヤ1を該キャビティHから取り出す脱型を行うことができる。なお各型Mu、Mdは、図示しないプレス機などを用いて上記動作が実現される。
図2には、上型Mu及び下型Mdの部分斜視図が示される。各型Mu、Mdは、空気入りタイヤ1のトレッド部2の外面を成型するためのトレッド成型面20を有する。該トレッド成型面20は、トレッド部2の接地面2Cを形成する接地面成型部21と、タイヤ周方向にのびる縦主溝3を成型するための縦主溝成型用突起22とを含む。この縦主溝成型用突起22は、前記上型Muと前記下型Mdとを前記分割面Sを超えてジグザグ状に跨りながらタイヤ周方向にのびている。これらの詳細については後で述べる。
また、図1に示されるように、本実施形態のタイヤ加硫金型Mは、前記分割面Sがタイヤ赤道面CPとは異なる位置ではあるが、その近傍に設けられる。前記タイヤ赤道面CPと分割面Sとのタイヤ軸方向のオフセット距離Ofは、好ましくは10mm以内としてタイヤ赤道面CPに近接させることが望ましい。空気入りタイヤ1のトレッド部2の外面は、タイヤ半径方向外方に滑らかに凸となる円弧状で形成されるため、前記オフセット距離Ofが大きすぎると、アンダーカットによってディモールドがより生じやすくなる。
本実施形態において、前記空気入りタイヤ1は、自動二輪車用のものが示される。該空気入りタイヤ1は、トレッド部2を有し、その両側にはそれぞれ公知のサイドウォール部及びビード部が設けられる。また空気入りタイヤ1は、カーカス及びベルト等のコード層によって補強された周知の内部構造を具える。前記トレッド部2は、タイヤ回転軸を含む子午線断面(これが図1に示される。)において、タイヤ半径方向外側に凸となる円弧状の接地面2Cを持っており、該トレッド部2の端部2e、2eはタイヤ最大幅を形成してる。
図3には、前記空気入りタイヤ1のトレッド部2の平面図が示される。前記トレッド部2には、前記分割面Sで区分されるトレッド部の一方側の領域2aと他方側の領域2bとを前記分割面Sを超えてジグザグ状に跨りながらタイヤ周方向に連続してのびる縦主溝3が設けられる。前記ジグザグ状には、滑らかに変化する波状や正弦波状の態様が含まれるものとする。
また、前記分割面Sは、タイヤ加硫金型Mにおいて定まる平面であるが、該分割面Sは加硫成形時に空気入りタイヤ1との相対位置が一義的に特定される。また、加硫成型後のタイヤ外面には、分割面に沿ってバリが残存するため、分割面Sの位置は空気入りタイヤ1からも特定できる。従って、本明細書において、前記分割面Sとは、タイヤ加硫金型の実際の分割面自体を指す意味、及び、加硫成型によって空気入りタイヤ1に決定付けられている分割面(ないしその位置)を指す意味の双方として理解される。
タイヤ赤道面CPに近接した位置に設けられた分割面Sをジグザグ状に跨りながらタイヤ周方向に連続してのびる縦主溝3は、排水性を効果的に高め、ウエット性能を向上させる。また、排水性能を向上させるために、縦主溝3をストレート状に形成することも考えられる。しかしながら、このような縦主溝3は、トレッド部2の剛性を、タイヤ軸方向の特定位置で局部的に低下させる。特に自動二輪車用の空気入りタイヤの場合、キャンバー角を与えて旋回が行われるため、トレッド部の剛性がタイヤ軸方向の特定の位置で局部的に変化すると、キャンバー角に対応して本来リニアに発生すべきキャンバースラストに過渡的な変化をもたらし、操縦安定性が悪化する傾向がある。これに対して、本実施形態のように、ジグザグ状にのびる縦主溝3は、上述のようなトレッド部の剛性分布をタイヤ軸方向で極力均一化し、上述の操縦安定性の悪化を抑制できる。
本実施形態において、前記縦主溝3は、ジグザグ状でのびる主部4と、少なくとも1本の延長溝部5とを含んで構成される。前記主部4は、タイヤ周方向に対して第1の向きに(この例では右上がり)に傾斜した一方のジグザグ片4aと、前記第1の向きとは逆の向き(この例では左上がり)に傾斜した他方のジグザグ片4bとがタイヤ周方向に交互に連なることによりジグザグ部分を形成する。
また、本実施形態において、前記延長溝部5は、一方及び他方のジグザグ片4a、4bが連なる折れ曲がり部6から前記主部4の一方のジグザグ片4aと同じ方向(この例では右上がり)にのびる第1の延長溝部5aと、主部4の他方のジグザグ片4bと同じ方向(この例では左上がり)にのびる第2の延長溝部5bとを含む。
これにより、トレッド部2の接地面には、主部4の一方のジグザグ片4aと、第2の延長溝部5bとによって挟まれた略三角形状の第1の陸部Laと、主部4の他方のジグザグ片4bと、第1の延長溝部5aとによって挟まれた略三角形状の第2の陸部Lbとが、区分される。
また、図4には図3のA部拡大図が示される。図4から理解されるように、前記縦主溝3は、前記分割面Sにおいて、タイヤ周方向に対して30〜60゜の角度θで傾斜している。ここで、縦主溝3の前記角度θは、溝中心線GLと前記分割面Sとのなす角度である。また、溝中心線は、接地面2Cでの縦主溝3の溝縁3e、3e間の中心を通る。
前記角度θが30゜未満の場合、先で述べたストレート溝の様に、トレッド部2の剛性がタイヤ軸方向で局部的に変化し易くなり、旋回時の操縦安定性が低下したり、ディモールドが生じやすくなる。このような観点より、前記角度θは、より好ましくは35゜以上、さらに好ましくは40゜以上が望ましい。逆に前記角度θが60゜を超えると、排水抵抗が大きくなり、ウエット性能が低下する。このような観点より、前記角度θは、より好ましくは55゜以下が望ましい。
また、図5には、縦主溝3の長手方向と直角な溝断面として、図4のI−I断面図が示される。前記縦主溝3は、前記溝縁3eから半径方向内方に直線状でのびる両側の基準溝壁部7、7と、この基準溝壁部7の内縁9に連なりかつ円弧状部分を有する溝底部8とを含む横断面を有する。本実施形態の縦主溝3は、前記分割面S、その近傍位置、及びウエアインジケータ19(後述)が設けられた部分を除き、この横断面が実質的に連続している。
前記基準溝壁部7は、縦主溝成型用突起21からの抜け易さを考慮して、溝幅GWがタイヤ半径方向内方に向かって小さくなるよう、溝縁3eに立てたタイヤ法線Nに対して3〜15゜程度の傾斜αを有するのが望ましい。また、前記基準溝壁部7は、実質的な直線であれば足り、厳密なものでなくても良い。
また、前記溝底部8は、本実施形態では単一の曲率半径Rの円弧で形成されたものが例示される。曲率半径Rの中心は溝中心線を含む面内に設けられる。従って、縦主溝3の最も深さが大きい最深部8aは、溝中心線GLと一致している。さらに述べると、この横断面に関して、縦主溝3は、溝中心線GLに対して線対称である。なお、溝底部8は、その一部に直線部分を含んでも勿論構わない。
また、前記縦主溝3の溝幅GW及び溝深さGDは、タイヤサイズや慣例に従って適宜定められる。しかし、溝幅GW又は溝深さGDが小さすぎると、溝容積が低下するためウエット性能が低下する傾向があり、逆に溝幅GW又は溝深さGDが大きすぎると、トレッド部2の剛性が縦主溝3の位置で局部的に低下し、操縦安定性を悪化させる傾向がある。特に限定されるわけではないが、このような観点より、前記溝幅GWに関しては、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは4.0mm以上が望ましく、また、好ましくは10.0mm以下、より好ましくは6.0mm以下が望ましい。同様に、溝深さGDに関しては、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは4.0mm以上が望ましく、また、好ましくは9.0mm以下、より好ましくは6.0mm以下が望ましい。
図6には、縦主溝3の前記分割面Sの近傍部分の拡大斜視図が示される。本実施形態の縦主溝3には、その少なくとも一方の基準溝壁部7に、該基準溝壁部7から溝内に突出するリッジ状凸部10が設けられている。本実施形態では、図4及び図6に示されるように、両側の基準溝壁部7それぞれにリッジ状凸部10が設けられている。
図7には、従来のタイヤ加硫金型の上型Mu(又は下型Mdも同様である)の部分拡大図が示される。発明者らの種々の実験の結果、上型Muの縦主溝成型用突起22において、縦主溝3の溝底部8を成型する溝底成型部22bと分割面Sとが交差することにより形成される鋭利なエッジEが、離間移動の際にトレッドゴムを引っ掻くことないしはトレッドゴムに大きな歪を与えることがディモールドの主たる原因であることを知見した。従って、このようなディモールドを抑制するためには、前記エッジEを面取することが効果的と考えられる。
しかしながら、このようなタイヤ加硫金型で成型された空気入りタイヤは、図8に示されるように、溝底部8の分割面Sの位置に、縦主溝3の連続性を阻害して排水性能を著しく低下させる薄膜状の壁体15が形成され、ウエット性能が著しく悪化することが判明した。また、このような薄膜状の壁体15は、溝の内部に形成されるため、トリミング等で除去するのは非常に困難である。
発明者らは、ウエット性能の悪化を抑制しつつディモールドを防止することについて、さらに研究を重ねたところ、図9に示されるように、縦主溝成形用突起22の前記エッジEの端部であるコーナ部RCを、面取りによって切り欠いた面取部16とすることによってもディモールドが抑制されることを知見した。即ち、該コーナ部RCは、分割面S、溝底成型部22b及び溝壁成型部22aが交わる部分であり、その部分を滑らかに切り欠くことにより、上型Mu及び下型Mdが離間移動する際のタイヤ1との干渉を緩和し、ひいてはトレッドゴムに作用する局部的な歪を緩和しうる。その結果、ディモールドの発生が抑制される。
このようなタイヤ加硫金型Mで加硫成形された空気入りタイヤ1は、コーナ部RCを面取した面取部16によって、縦主溝3の内部に上述のリッジ状凸部10が形成される。また、エッジEの両コーナ部RCを面取した場合でも、前記エッジEの一部(例えば中央部)を残存させることによって、縦主溝3の連続性を阻害するような従来の壁体は形成されない。従って、ウエット性能の著しい悪化も防止できる。従って、リッジ状凸部10を有する空気入りタイヤ1は、ウエット性能の悪化を防止しつつディモールドの発生が抑制される。
前記リッジ状凸部10は、図4、図6に示されるように、基準溝壁部7から分割面S内を通って溝中心線GLを越えない位置の溝底部8までのびる稜線11と、該稜線11から分割面Sの各側の前記基準溝壁部7及び溝底部8に滑らかに連なる2つの傾斜面12とを含んで構成される。
図10には、図4のY−Y断面図が示される。この断面は、前記稜線11(言い換えると分割面S)に沿って縦主溝3を切断することにより得られる。図から理解されるように、本実施形態では、稜線11のタイヤ半径方向の外端P1は溝縁3eに、またその内端P2は、実質的に溝底部8の前記溝中心線GL(即ち、最深部8a)にそれぞれ位置している。従って、本実施形態の縦主溝3は、前記分割面Sを介して実質的に最大の溝深さGDがジグザグ状に連続する。また、稜線11の前記外端P1は、基準溝壁部7上であれば前記溝縁3eよりもタイヤ半径方向内方の位置に設けられても良いし、また内端P2に関しても、溝底部8にあれば溝中心線GLの手前に設けられても良い。
また、稜線11は、前記外端P1から内端P2までの間において、分割面Sと基準溝壁部7(を延長した仮想延長面)とが交わる仮想交線Zに対する突出量Xがタイヤ半径方向内方に向かって徐々に増大する傾斜を有する。前記突出量X(接地面2Cと平行に測定される)は、例えば溝縁3eからタイヤ半径方向内方に向かう距離の関数として与えられ、線形に増大する態様の他、非線形に増加するものでも良い。本実施形態では、後者が示されている。
また、図11には、図6のJ−J断面図が示される。
前記傾斜面12は、前記分割面Sと基準溝壁部7とが鋭角βで交わる鋭角側の仮想コーナ部Kaに設けられた鋭角側の傾斜面12aと、前記鋭角側の仮想コーナ部Kaと前記分割面Sを介して隣り合う鈍角側の仮想コーナ部Kbに設けられた鈍角側の傾斜面12bとを含む。
前記鋭角側の傾斜面12aは、鋭角側の仮想コーナ部Kaの基準溝壁部7aと分割面Sとの間に跨り、かつ、前記外端P1からタイヤ半径方向内方に向かって幅広となり鋭角側の仮想コーナ部Kaの溝底部8に連なる斜面として構成される。同様に、前記鈍角側の傾斜面12bは、鈍角側の仮想コーナ部Kbの基準溝壁部7bと分割面Sとの間に跨り、かつ、前記外端P1からタイヤ半径方向内方に向かって幅広となり鋭角側の仮想コーナ部Kaの溝底部8に連なる斜面として構成される。
また、前記各傾斜面12a、12bは、前記分割面Sと前記基準溝壁部7と前記溝底部8(いずれも各々の仮想延長面である)とが交わる仮想コーナ点VCから離間して設けられる。この実施形態において、各傾斜面12a、12bは、前記仮想コーナ点VCに向かって滑らかに凹んだ凹曲面で形成されている。ただし、各傾斜面12a、12bは、凹曲面に限定されるわけではなく、単一の平面又は2以上の平面を組み合わせた複合平面で形成されても良いが、少なくともタイヤ外面に向かって凸となる斜面はディモールドを招きやすいため好ましくない。
また、ディモールドを抑制するための特に好ましい実施態様として、前記各傾斜面12a、12bと前記仮想コーナ点VCとの間の最短距離rを限定することが望ましい。即ち、前記最短距離rが小さすぎると、縦主溝成型用突起の前記コーナ部RCの面取が小さいことを意味し、離間移動の際にトレッドゴムに強い大きな歪を与える傾向がある。逆に前記最短距離rが大きすぎると、リッジ状凸部10が大型化し、溝容積の低下を招いてウエット性能を悪化させる傾向がある。このような観点より、前記最短距離rは、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは2.5mm以上、さらに好ましくは3.0mm以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは6.0mm以下、より好ましくは5.0mm以下が望ましい。
上述のようなリッジ状凸部10が設けられた本実施形態の空気入りタイヤ1は、加硫成形後の離間移動の際の上型Mu及び/又は下型Mdとトレッドゴムとの干渉が緩和されることは上で述べた通りである。また、本実施形態の他の作用として、図3に示した延長溝部5a、5bによってもディモールドが抑制される。即ち、上型Mu又は下型Mdが離間移動する際、前記縦主溝成型用突起22に設けられた面取部16が分割面Sからタイヤ軸方向外側に移動する。この移動に伴い、例えば第2の陸部Lbは、縦主溝成型用突起22によってタイヤ軸方向外側へと押圧される。しかし、第2の陸部Lbが変形しようとする方向には、第1の延長溝部5aが設けられることによって、該第2の陸部Lbに柔軟性が付与され、該第2の陸部Lbにおいてディモールドの一態様であるゴム欠けが効果的に抑制される。
また、接地面2Cの表面の歪を緩和するために、図3に示されるように、前記リッジ状凸部10とタイヤ軸方向で対向する領域Asにウエアインジケータ19の少なくとも一部が設けられることが望ましい。ウエアインジケータ19は、他の部分よりも溝深さを1.6mm浅くするための隆起物である。このようなウエアインジケータ19を前記領域Asに設けることによって、上型Mu及び下型Mdの離間移動の際の接地面2Cの表面歪を小さく抑えることができ、ディモールドの他の態様である擦り傷が効果的に抑制される。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は例示の自動二輪車用タイヤに限定されるものではなく、例えば乗用車用タイヤや重荷重用タイヤなど、種々のカテゴリーのタイヤに適用しうるのは言うまでもない。
本発明の効果を確認するために、表1の仕様に基づいてタイヤサイズ「120/70ZR17」の自動二輪車用タイヤを各例毎に10本づつ試作した。そして、脱型後、トレッド部表面にディモールドが生じたタイヤの本数を計数して耐ディモールド性能を調べた。本数が小さいほど良好である。なお縦主溝等の共通仕様は次の通りである。
分割面とタイヤ赤道面とのオフセット量Of:3.0mm
縦主溝の溝幅GW:4.6mm
縦主溝の溝深さGD:4.1mm
基準溝壁部の角度α:10゜
リッジ状凸部の稜線の外端P1の位置:溝縁
リッジ状凸部の稜線の内端P2の位置:溝中心位置
(リッジ状凸部は、縦主溝の分割面各位置に向き合わせて配置)
また、併せて、操縦安定性とウエット性能についても評価を行った。操縦安定性は、
試供タイヤをリム(MT3.50×17)、内圧(290kPa)の条件下で自動二輪車(排気量1000cc)の前輪に装着して、乾燥舗装道路を実車走行し、旋回時の操縦安定性をドライバーによる官能評価によって従来例を6.0とする10点法で判定した。数値が大きいほど良好であることを示す。
またウエット性能は、水深5mmのウエット路に速度60km/hで進入後、急制動を行い、車両が停止するまでの距離を測定した。結果は、従来例を100とする指数で表示し、数値が大きい程良好である。
テストの結果等は表1に示されるが、実施例のタイヤは、比較例に比べてディモールドが抑制されていることが確認できた。また、操縦安定性及びウエット性能についても遜色ないことが確認できた。
Figure 2007045239
本実施形態の空気入りタイヤ及びタイヤ加硫金型を示す断面図である。 タイヤ加硫金型の部分斜視図である。 トレッド部の平面図である。 そのA部拡大図である。 図4のI−I断面図である。 図4の部分斜視図である。 従来のタイヤ加硫金型の部分斜視図である。 従来の縦主溝の斜視図である。 タイヤ加硫金型の部分斜視図である。 図4のY−Y断面図である。 図6のJ−J断面図である。 ディモールドの一例を示すトレッド部の部分平面図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 縦主溝
3e 溝縁
7 基準溝壁部
8 溝底部
9 基準溝壁部の内縁
10 リッジ状凸部
11 稜線
12 傾斜面
12a 鋭角側の傾斜面
12b 鈍角側の傾斜面
Ka 鋭角側の仮想コーナ部
Kb 鈍角側の仮想コーナ部
M タイヤ加硫金型
Mu 上型
Md 下型
S 分割面
CP タイヤ赤道面
GL 溝中心線
VC 仮想コーナ点
X 稜線の突出量
Z 仮想交線

Claims (8)

  1. タイヤ軸方向に接離可能かつタイヤ赤道面と平行な分割面を有した2ピースタイプのタイヤ加硫金型により成型された空気入りタイヤであって、
    トレッド部に、前記分割面で区分されるトレッド部の一方側の領域と他方側の領域とを前記分割面を超えてジグザグ状に跨りながらタイヤ周方向にのびる縦主溝を具え、
    前記縦主溝は、前記分割面の位置において、タイヤ周方向に対して30〜60゜の角度で傾斜し、かつ
    前記縦主溝の長手方向と直角な溝断面は、接地面での溝縁から半径方向内方に直線状でのびる両側の基準溝壁部と、この基準溝壁部の内縁に連なりかつ円弧状部分を有する溝底部とを含み、
    しかも前記縦主溝の少なくとも一方の基準溝壁部には、該基準溝壁部から溝内に突出するリッジ状凸部が設けられ、
    前記リッジ状凸部は、前記基準溝壁部から前記分割面内を通って溝中心線を越えない位置の溝底部までのびる稜線と、
    該稜線から分割面の各側の基準溝壁部及び溝底部に滑らかに連なる傾斜面とを含み、
    かつ、稜線は、前記分割面と前記基準溝壁部とが交わる仮想交線に対する突出量がタイヤ半径方向内方に向かって徐々に増大するとともに、前記各々の傾斜面は、前記分割面と前記基準溝壁部と前記溝底部とが交わる仮想コーナ点から離間することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記傾斜面は、前記分割面と前記基準溝壁部とが鋭角で交わる鋭角側の仮想コーナ部に設けられた鋭角側の傾斜面と、
    前記鋭角側の仮想コーナ部と前記分割面を介して隣り合う鈍角側の仮想コーナ部に設けられた鈍角側の傾斜面とを含み、
    各傾斜面は、前記仮想コーナ点に向かって滑らかに凹んだ凹曲面からなる請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記傾斜面と前記仮想コーナ点との間の最短距離が2.0〜6.0mmである請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記縦主溝は、ジグザグ状でのびる主部と、その折れ曲がり部から前記主部の一方のジグザグ片と同じ方向にのびることにより、前記リッジ状凸部が設けられた他方のジグザグ片とで略三角形状の陸部を区分する延長溝部とを含む請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記縦主溝は、前記リッジ状凸部とタイヤ軸方向で対向する領域にウエアインジケータが設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記リッジ状凸部は、両側の基準溝壁部に設けられるとともに、前記縦主溝は、前記分割面を介して実質的に最大深さが連続する請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. タイヤ軸方向に接離可能かつタイヤ赤道面と平行な分割面を有した下型及び上型を含む2ピースタイプのタイヤ加硫金型であって、
    トレッド部の外面を成型するためのトレッド成型面を有し、
    該トレッド成型面は、前記下型と前記上型とを前記分割面を超えてジグザグ状に跨りながらタイヤ周方向にのびる縦主溝成型用突起を具え、
    該縦主溝成型用突起は、前記分割面においてタイヤ周方向に対して30〜60゜で傾斜し、かつ
    前記縦主溝成型用突起は、その長手方向と直角な断面が、縦主溝の溝縁から直線状でのびる両側の基準側壁部を成型する側壁成型部と、前記縦主溝の溝底部を形成する溝底成型部とを含むとともに、
    該縦主溝成型用突起の分割面と前記側壁成型部と前記溝底成型部との交差部の少なくとも一部に、前記下型及び上型が離間移動する際のタイヤとの干渉を緩和する面取部が設けられていることを特徴とするタイヤ加硫金型。
  8. 請求項7に記載されたタイヤ加硫金型を用いて空気入りタイヤを加硫成型する工程を含むことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
JP2005229770A 2005-08-08 2005-08-08 空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いるタイヤ加硫金型 Expired - Fee Related JP4473796B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005229770A JP4473796B2 (ja) 2005-08-08 2005-08-08 空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いるタイヤ加硫金型
CNB2006101040336A CN100478197C (zh) 2005-08-08 2006-07-31 充气轮胎、其制造方法及其所使用的轮胎硫化模具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005229770A JP4473796B2 (ja) 2005-08-08 2005-08-08 空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いるタイヤ加硫金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007045239A true JP2007045239A (ja) 2007-02-22
JP4473796B2 JP4473796B2 (ja) 2010-06-02

Family

ID=37720810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005229770A Expired - Fee Related JP4473796B2 (ja) 2005-08-08 2005-08-08 空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いるタイヤ加硫金型

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4473796B2 (ja)
CN (1) CN100478197C (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009051116A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用モールド及びタイヤの製造方法
JP2013519562A (ja) * 2010-02-12 2013-05-30 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 周方向連続溝を備えたトレッドを有する二輪車用タイヤ
WO2013121946A1 (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 株式会社ブリヂストン 自動二輪車用空気入りタイヤ
JP2016172527A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 住友ゴム工業株式会社 モーターサイクル用タイヤ
JP2020124819A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤの製造方法
JP7384017B2 (ja) 2019-12-13 2023-11-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4713515B2 (ja) * 2007-02-16 2011-06-29 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009051116A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用モールド及びタイヤの製造方法
JP2013519562A (ja) * 2010-02-12 2013-05-30 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 周方向連続溝を備えたトレッドを有する二輪車用タイヤ
WO2013121946A1 (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 株式会社ブリヂストン 自動二輪車用空気入りタイヤ
US9731559B2 (en) 2012-02-13 2017-08-15 Bridgestone Corporation Pneumatic motorcycle tire
JP2016172527A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 住友ゴム工業株式会社 モーターサイクル用タイヤ
JP2020124819A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤの製造方法
JP7384017B2 (ja) 2019-12-13 2023-11-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
CN1911692A (zh) 2007-02-14
JP4473796B2 (ja) 2010-06-02
CN100478197C (zh) 2009-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3822338B2 (ja) 空気入りタイヤ
KR101720801B1 (ko) 공기 타이어
WO2016067533A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP3308245B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4473796B2 (ja) 空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いるタイヤ加硫金型
JP6988627B2 (ja) タイヤ
JP5695681B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP2123486A1 (en) Pneumatic tire
WO2017043071A1 (ja) タイヤ
RU2742067C1 (ru) Пневматическая шина
JP7268390B2 (ja) 空気入りタイヤ、タイヤ加硫金型、及び、タイヤ加硫金型を用いた空気入りタイヤの製造方法
JP3405700B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4020685B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP3437898A1 (en) Tire
JP5634840B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5481973B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6454197B2 (ja) 空気入りタイヤ
US11446962B2 (en) Tire
JP7172106B2 (ja) タイヤ
JP2001163012A (ja) 空気入りタイヤ
JP4191512B2 (ja) 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP2020164107A (ja) 空気入りタイヤ
JP2021003978A (ja) タイヤ
CN111572080B (zh) 充气轮胎、轮胎硫化模具以及使用了轮胎硫化模具的充气轮胎的制造方法
JP4893355B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees