JP6908114B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)や溶融炭酸塩形燃料電池等の比較的高温で動作する燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、外部への放熱を抑制すべく、燃料電池と、燃料電池の運転に用いる改質装置等の周辺装置と、を含む燃料電池モジュールを断熱材に収容する。
例えば、WO2012−128368には、燃料電池及び改質装置を含む燃料電池モジュールを断熱材に収容した燃料電池システムの一例が提案されている。さらに、この燃料電池システムでは、さらに外部への放熱を抑える観点から上記断熱材を囲う気密性の筐体を設けている。そして、燃料電池モジュールへの配管及び配線を通すために設ける筐体の孔にシール材を設けて、当該孔からの外部への放熱を抑制している。
WO2012−128368の燃料電池システムでは、断熱材の周囲全体を気密性の筐体で囲っているため、断熱材により遮断しきれず漏れ出る熱が当該断熱材と筐体の間の気密空間に滞留する。したがって、この気密空間に配置される配管等の熱保護部品を熱害から保護すべく、当該気密空間を換気するエアブロア等の換気装置を別途設けている。そのため、システム構成が複雑になり、コストアップにつながるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストアップを抑制しつつ、断熱材内の燃料電池モジュールによる熱から熱保護部品を保護し得る燃料電池システムを提供することにある。
本発明のある態様によれば、燃料電池及び改質装置を含む燃料電池モジュールを有する燃料電池システムが提供される。この燃料電池システムは、燃料電池モジュールが配置される高温室と、燃料電池モジュールに燃料及び酸化剤を供給するガス供給系統が配置される低温室と、を備えた筐体を有する。さらに、燃料電池システムは、高温室と低温室を画定するように筐体の断面を区画するとともに、ガス供給系統による燃料電池モジュールへの燃料及び酸化剤の供給を許容する供給路が形成された断熱隔壁を備える。また、断熱隔壁の端部は、筐体を構成する壁部に当接する。さらに、低温室は、断熱隔壁及び該断熱隔壁よりも熱伝達性能が高い低温室壁部により囲まれた空間により構成される。
図1は、第1実施形態による燃料電池システムの構成を説明する図である。 図2Aは、高温室及び低温室に流出入する熱を模式的に示した図である。 図2Bは、低温室の設計方法の一例を説明する図である。 図3は、第2実施形態による燃料電池システムの構成を説明する図である。 図4は、第3実施形態による燃料電池システムの構成を説明する図である。 図5は、第3実施形態の変形例による燃料電池システムの構成を説明する図である。 図6は、第4実施形態による燃料電池システムの構成を説明する図である。 図7は、燃料電池システムのさらなる変形態様を説明する図である。 図8は、燃料電池システムのさらなる変形態様を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る燃料電池システムSの構成を示している。
本実施形態に係る燃料電池システムSは例えば車両等に搭載される。図示のように、燃料電池システムSは、燃料電池モジュール1を構成する燃料電池としての燃料電池スタック10と、改質装置12と、を備えている。
燃料電池スタック10は、複数の燃料電池または燃料電池の単位セルを積層して構成される。本実施形態では、発電源である燃料電池の個々の単位セルは、固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)である。すなわち、燃料電池スタック10は、例えば、600℃〜800℃の好適な作動温度で燃料及び酸化剤(空気)の供給を受けて発電を行う。
改質装置12は、図示しない燃料タンク等の燃料貯留部から供給される改質前の燃料を、改質用触媒によって燃料電池スタック10の発電に用いるために適切な状態の燃料ガスに改質する。改質装置12で改質された燃料は、上述のように改質燃料供給通路14を介して燃料電池スタック10に供給される。
そして、本実施形態の燃料電池システムSは、高温室Hと、低温室Lと、を有する筐体16を備えている。筐体16は略矩形状に形成され、該矩形形状を形成する各壁部が水密性の材質で構成されている。具体的に、筐体16は、例えば、ステンレス又はステンレスに類する水密性及び熱伝導率を有する所望の金属材料により形成される。
また、本実施形態の燃料電池システムSでは、筐体16は外気と同程度の温度環境下となる常温領域に配置される。そして、筐体16には、高温室H及び低温室Lを画定するように、該筐体16の断面を区画する断熱隔壁18が設けられている。なお、断熱隔壁18は、求められる断熱性能に応じて、例えばシリカ系セラミックス等の断熱材料で構成される。特に、本実施形態の断熱隔壁18は、筐体16を構成する材料よりも低い熱伝導率を有する材料で構成される。
より詳細には、高温室Hは、断熱隔壁18及び燃料電池モジュール1を囲う壁部としての高温室壁部16aで画定された筐体16内の空間として構成される。また、低温室Lは、高温室壁部16aに対して断熱隔壁18により隔てられた筐体16内の空間として構成する。すなわち、低温室Lは、断熱隔壁18及び筐体16を構成する低温室壁部16bで画定される空間として構成される。
そして、本実施形態の断熱隔壁18は、筐体16を構成する高温室壁部16a及び低温室壁部16bよりも低い熱伝達性能となるように構成する。より詳細には、断熱隔壁18は、厚さ、伝熱面の面積、及び構成材料(熱伝導率)を適宜調節することで、高温室壁部16a及び低温室壁部16bよりも低い所望の熱伝達性能に構成されている。なお、熱伝達性能を考慮した筐体16及び断熱隔壁18の設計方法の詳細については後述する。
また、低温室Lには、燃料電池スタック10及び改質装置12に燃料ガス(アルコール蒸気、又はメタン等の炭化水素系ガス、又はこれら炭化水素系ガスと水素ガスの混合ガス)及び酸化剤としての空気を供給するガス供給系統20が配置されている。
本実施形態のガス供給系統20は、図示しない空気供給源からの空気を燃料電池スタック10に供給するための酸化剤配管としての空気配管22と、空気配管22に設けられた空気流量調整弁24と、図示しない燃料供給源からの燃料ガスを改質装置12に供給するための燃料配管26と、燃料配管26に設けられた燃料流量調整弁30と、燃料電池スタック10からの排ガス(オフガス)を排出する排気管31と、を有する。
空気配管22は、筐体16の外部から低温室壁部16bに設けられた第1空気管路通過孔40及び断熱隔壁18に設けられた第2空気管路通過孔42を通って上記空気供給源と燃料電池スタック10のカソード極入口を連結するように伸長する。
そして、空気配管22に設けられた空気流量調整弁24は、上記空気供給から空気配管22を介して燃料電池スタック10に供給される空気の流量を調節する。
一方、燃料配管26は、筐体16の外部から低温室壁部16bに設けられた第1燃料管路通過孔44及び断熱隔壁18に設けられた第2燃料管路通過孔46を通って上記燃料供給源と改質装置12を連結するように伸長する。
そして、燃料配管26に設けられた燃料流量調整弁30は、図示しない燃料タンク等の燃料供給手段又は蒸発器から燃料配管26を介して改質装置12に供給される燃料の流量を調節する。
さらに、排気管31は、燃料電池スタック10からの排ガスを図示しない排気燃焼器又は外気に排出する管路である。より詳細には、排気管31は、筐体16の低温室壁部16bに設けられた第1排ガス管路通過孔48及び断熱隔壁18に設けられた第2排ガス管路通過孔50を貫通して燃料電池スタック10と上記排気燃焼器等を接続する。
また、本実施形態では、空気配管22が挿通された状態の第1空気管路通過孔40、燃料配管26が挿通された状態の第1燃料管路通過孔44、及び排気管31が挿通された状態の第1排ガス管路通過孔48に、それぞれ、水密性シール材60、62、64が設けられている。水密性シール材60、62、64は、比較的安価な汎用のシール材で構成される。汎用のシール材としては、例えば、車両用のリップパッキン、スクィーズドパッキン(Oリング)、又はガスケット等のシール材である。
すなわち、本実施形態では、このように、水密性シール材60、62、64を水密構造の筐体16の低温室壁部16bに設けられた各配管を通す孔に設ける構成とすることで、高温にさらされ得る断熱隔壁18にシール材を設けることなく、筐体16内の水密性を実現することができる。
次に、上記構成の燃料電池システムSにおける伝達性能を考慮した筐体16及び断熱隔壁18の設計方法の一例について説明する。
図2A及び図2Bは、筐体16及び断熱隔壁18における伝熱モデルを説明する図である。特に、図2Aは、高温室H及び低温室Lにおける吸熱及び放熱の態様を説明する図である。
図2Aに示すように、燃料電池モジュール1の熱から高温室H内に発せられる熱は、主として、高温室壁部16a及び断熱隔壁18を介して、それぞれ筐体16の外部及び低温室L内に伝達する。なお、以下では、高温室Hから高温室壁部16aを介して筐体16の外部に放出される熱の熱量を「高温室外部放出熱量Qo2」とも称する。また、高温室Hから断熱隔壁18を介して低温室Lに伝達される熱の熱量を「低温室流入熱量Qi1」とも称する。
ここで、高温室外部放出熱量Qo2は、高温室壁部16aの総伝熱面積、厚さ、高温室壁部16aを構成する材料の熱伝導率、及び高温室内の温度(以下では、「高温室温度T2」とも称する)と筐体16の外部の温度(以下では、「外気温Tex」とも称する)の差に依存する。
また、低温室流入熱量Qi1は、断熱隔壁18の伝熱面積(以下では、「断熱隔壁面積S2」とも称する)、断熱隔壁18の厚さ(以下では、「断熱隔壁厚d2」とも称する)、断熱隔壁18を構成する材料の熱伝導率(以下では、「断熱隔壁熱伝導率λ2」とも称する)、及び低温室内の温度(以下では、「低温室温度T1」とも称する)と外気温Texの差に依存する。
さらに、高温室Hから断熱隔壁18を介して低温室Lに伝達される熱は、低温室壁部16bを介して筐体16の外部に放出される。以下では、低温室Lから低温室壁部16bを介して筐体16の外部に放出される熱の熱量を「低温室外部放出熱量Qo1」とも称する。
ここで、低温室外部放出熱量Qo1は、低温室壁部16bの総伝熱面積(以下では、「低温室筐体壁面積S1」とも称する)、低温室壁部16bの厚さ(以下では、「低温室筐体壁厚d1」とも称する)、低温室壁部16bを構成する材料の熱伝導率(以下では、「筐体壁熱伝導率λ1」とも称する)、及び低温室温度T1と外気温Texの差に依存する。
そして、本実施形態では、低温室温度T1が所定温度以上である場合に、低温室外部放出熱量Qo1が低温室流入熱量Qi1以上となる目標熱収支条件を満たすように、低温室Lを構成する低温室壁部16b及び断熱隔壁18を構成する。より詳細には、上記目標熱収支条件を満たすように、低温室筐体壁面積S1、低温室筐体壁厚d1、筐体壁熱伝導率λ1、断熱隔壁面積S2、断熱隔壁厚d2、及び断熱隔壁熱伝導率λ2を定める。
図2Bは、低温室温度T1と低温室外部放出熱量Qo1及び低温室流入熱量Qi1との関係を示すマップの一例である。なお、以下では、説明化のため、外気温Tex及び高温室温度T2が変動しないものと仮定する。
また、図2Bにおいて、低温室筐体壁面積S1、筐体壁熱伝導率λ1、及び低温室筐体壁厚d1の値の組み合わせがそれぞれ異なる3つの状態における低温室外部放出熱量Qo1の曲線を示す。具体的に、低温室筐体壁面積S1=S10、筐体壁熱伝導率λ1=λ10、及び低温室筐体壁厚d1=d10における低温室外部放出熱量Qo1(S10,λ10,d10)の低温室温度T1に対する変化を示す曲線C0を実線で示している。
さらに、低温室筐体壁面積S1=S11、筐体壁熱伝導率λ1=λ11、及び低温室筐体壁厚d1=d11における低温室外部放出熱量Qo1(S11,λ11,d11)の低温室温度T1に対する変化を示す曲線C1を破線で示している。また、低温室筐体壁面積S1=S12、筐体壁熱伝導率λ1=λ12、及び低温室筐体壁厚d1=d12における低温室外部放出熱量Qo1(S12,λ12,d12)の低温室温度T1に対する変化を示す曲線C2を一点鎖線で示している。
また、図2Bにおいて、低温室流入熱量Qi1(S2,λ2,d2)の低温室温度T1に対する変化を示す曲線C3を点線で示している。
図示のように、低温室外部放出熱量Qo1(S1,λ1,d1)は、低温室筐体壁面積S1、筐体壁熱伝導率λ1、及び低温室筐体壁厚d1の値にかかわらず、低温室温度T1が小さいほど(外気温Texに近いほど)小さい値をとり、低温室温度T1が大きいほど(高温室温度T2に近いほど)大きくなる。
すなわち、低温室温度T1が外気温Texに近づくと、低温室Lと筐体16の外気との間の温度勾配が小さくなるため、低温室外部放出熱量Qo1(S1,λ1,d1)も小さくなる。一方、低温室温度T1は、高温室温度T2に近いほど外気温Texとの差が大きくなる。したがって、低温室温度T1が高温室温度T2に近いほど、低温室Lと筐体16の外部との間の温度勾配が大きくなるため、低温室外部放出熱量Qo1(S1,λ1,d1)が大きくなる。
さらに、低温室外部放出熱量Qo1(S1,λ1,d1)は、低温室筐体壁面積S1、筐体壁熱伝導率λ1、及び低温室筐体壁厚d1の値に応じて各曲線C0〜C2として示されるように、低温室温度T1の値の変化に応じた感度が異なる。
例えば、低温室筐体壁面積S1が大きいほど、低温室壁部16bを介した筐体16の外部への伝熱量が増加するので、低温室外部放出熱量Qo1(S1,λ1,d1)は大きくなる。また、同様に筐体壁熱伝導率λ1が大きいほど、低温室外部放出熱量Qo1(S1,λ1,d1)は大きくなる。さらに、低温室筐体壁厚d1が大きいほど、低温室壁部16bを介した筐体16の外部への伝熱量が減少するので、低温室外部放出熱量Qo1(S1,λ1,d1)は小さくなる。したがって、低温室外部放出熱量Qo1(S1,λ1,d1)は、これら低温室筐体壁面積S1、筐体壁熱伝導率λ1、及び低温室筐体壁厚d1の値に応じて適宜、図2Bの各曲線C0〜C2に示すような異なる状態を取る。
さらに、低温室流入熱量Qi1(S2,λ2,d2)は、断熱隔壁面積S2、断熱隔壁熱伝導率λ2、及び断熱隔壁厚d2の値にかかわらず、低温室温度T1が大きいほど(高温室温度T2に近いほど)小さい値をとり、低温室温度T1が小さいほど(外気温Texに近いほど)大きい値をとる。
すなわち、低温室温度T1が高温室温度T2に近いほど、低温室Lと高温室Hの間の温度勾配が小さくなるため、低温室流入熱量Qi1(S2,λ2,d2)も小さくなる。一方、低温室温度T1は、外気温Texに近いほど高温室温度T2との差が大きくなる。したがって、低温室温度T1が外気温Texに近いほど、低温室Lと高温室Hの間の温度勾配が大きくなるため、低温室流入熱量Qi1(S2,λ2,d2)が大きくなる。
さらに、図示は省略するが、低温室流入熱量Qi1(S2,λ2,d2)も、断熱隔壁面積S2、断熱隔壁熱伝導率λ2、及び断熱隔壁厚d2の値に応じて低温室温度T1の値の変化に対する感度が異なる複数の状態を取る。
さらに、本実施形態で定める基準温度Trefは、低温室L内のガス供給系統20において耐熱の観点から許容される低温室温度T1の上限値又は当該上限値から所定のマージンを減算した値が用いられる。
したがって、本実施形態では、ガス供給系統20の耐熱保護の観点から、低温室温度T1を基準温度Tref以下に維持すべく、低温室温度T1が基準温度Tref以上となる領域において、低温室外部放出熱量Qo1(S1,λ1,d1)が低温室流入熱量Qi1(S2,λ2,d2)以上となるように、低温室筐体壁面積S1、筐体壁熱伝導率λ1、低温室筐体壁厚d1、断熱隔壁面積S2、断熱隔壁熱伝導率λ2、及び断熱隔壁厚d2を定める。
例えば、断熱隔壁面積S2、断熱隔壁厚d2、及び断熱隔壁熱伝導率λ2を決めた場合、低温室温度T1に応じた低温室流入熱量Qi1(S2,λ2,d2)が図の曲線C3のように定まる。これに対し、低温室温度T1が基準温度Tref以上となる領域において、低温室外部放出熱量Qo1(S1,λ1,d1)が低温室流入熱量Qi1(S2,λ2,d2)以上となるように、低温室筐体壁面積S1、低温室筐体壁厚d1、筐体壁熱伝導率λ1を定める。
具体的に、図2Bでは、曲線C0及び曲線C1で表される低温室外部放出熱量Qo1を参照して、低温室筐体壁面積S1=S10又はS11、筐体壁熱伝導率λ1=λ10又はλ11、及び低温室筐体壁厚d1=d10又はd11と定めることができる。
なお、上記説明では外気温Tex及び高温室温度T2が変動しないと仮定したが、外気温Tex又は高温室温度T2が変動する場合であっても、当該変動を考慮して図2Bに示すグラフにおける低温室外部放出熱量Qo1及び低温室流入熱量Qi1の曲線を適宜定めることができる。したがって、外気温Tex又は高温室温度T2の値に応じた当該曲線を用いて、適宜、低温室筐体壁面積S1、筐体壁熱伝導率λ1、及び低温室筐体壁厚d1を定めることができる。
以上説明した本実施形態の燃料電池システムSでは、高温室Hには、燃料電池スタック10を含む燃料電池モジュール1が配置されている。高温室H内は、燃料電池モジュール1の作動による発熱で高温環境となる。
特に、本実施形態では、燃料電池モジュール1を構成する燃料電池スタック10が600℃〜800℃程度の作動温度である固体酸化物型燃料電池で構成されるとともに、この固体酸化物型燃料電池における発電のための燃料改質を行う改質装置12も同様に高温で動作する。したがって、これら燃料電池スタック10及び改質装置12で構成される燃料電池モジュール1の作動によって高い熱が放出される。
これに対して、本実施形態の燃料電池システムSの構成によると、高温室Hが高温室壁部16aを介して外気と接しているため、燃料電池モジュール1の発熱の一部を高温室壁部16aを介して放出することができる。
一方で、断熱隔壁18が、高温室Hと低温室Lは筐体16の断面を区画して設けられているため、高温室Hから低温室Lへの熱伝導が好適に遮断される。したがって、高温室Hから低温室L内へ熱流入が抑制され、低温室L内のガス供給系統20に対する熱害を抑制することができる。
さらに、仮に断熱隔壁18によって高温室Hから低温室L内への熱伝達の完全に遮断できなくとも、低温室L内に流入した熱は断熱隔壁18より熱伝達性能が高い低温室壁部16bを介して外部に放熱される。したがって、低温室L内における過剰な熱の滞留が抑制される。
また、筐体16は水密構造を有しており、且つ低温室壁部16bに設けられた第1空気管路通過孔40、第1燃料管路通過孔44、及び第1排ガス管路通過孔48に、それぞれ、水密性シール材60、62、64が設けられているので、筐体16内部への水分の侵入、特に高温室H内への水分の侵入が抑制される。これにより、高温室H内への水分の侵入に起因する燃料電池スタック10及び改質装置12の温度の低下及びこれらを構成する部品の酸化劣化等の不具合の発生を抑制することができる。
特に、本実施形態では、このような高温室H内への水分の侵入の抑制を、低温室Lを構成する低温室壁部16bの第1空気管路通過孔40、第1燃料管路通過孔44、及び第1排ガス管路通過孔48に各水密性シール材60、62、64を設けることで実現している。すなわち、各水密性シール材60、62、64を放熱性が向上した低温室Lを構成する低温室壁部16bに設けることで水分の侵入を抑制することができるので、高温室Hの熱の影響を受け易い位置にこれらシール材を設ける場合と比較して各水密性シール材60、62、64に要求される耐熱性の基準を低くすることができる。
すなわち、各水密性シール材60、62、64を高い耐熱性を有する特殊な材料ではなく、上述した汎用のシール材で構成することができるので、各水密性シール材60、62、64を設けることによるコストアップを抑制することができる。
以上説明した本実施形態の燃料電池システムSによれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態の燃料電池システムSは、燃料電池スタック10及び改質装置12を含む燃料電池モジュール1を備える。そして、燃料電池システムSは、燃料電池モジュール1が配置される高温室Hと、燃料電池モジュール1に燃料及び酸化剤としての空気を供給するガス供給系統20が配置される低温室Lと、を備える筐体16を有する。さらに、燃料電池システムSは、高温室Hと低温室Lを画定するように筐体16の断面を区画するとともに、ガス供給系統20による燃料電池モジュール1への燃料の供給及び空気の供給をそれぞれ許容する供給路としての第2燃料管路通過孔46及び第2空気管路通過孔42が形成された断熱隔壁18を備える。
これにより、筐体16内において、熱源となる燃料電池モジュール1が配置された高温室Hから低温室Lへの熱流入を断熱隔壁18により抑制しつつ、低温室Lを構成する筐体16の低温室壁部16bから該低温室L内の熱を放熱することができる。これにより、低温室L内にエアブロア等の装置を設けることなく、低温室L内に配置されるガス供給系統20に影響を及ぼすほどの過剰の熱の滞留を抑制することができる。すなわち、システム構成の簡素化及びコストダウンを図りつつも、低温室L内の所望の放熱性を実現することができる。
また、本実施形態の燃料電池システムSでは、筐体16は水密構造を有する。
これにより、筐体16内部の水分の侵入が抑制される。したがって、筐体16の内の断熱隔壁18に水分の侵入を遮断するためのシール材を設けずとも、高温室H内への水分の侵入が好適に抑制される。すなわち、高温にさらされる断熱隔壁18に高い耐熱性を有する高価なシール材を用いることなく高温室H内への水分の侵入を抑制でき、結果として、水分が燃料電池モジュール1に水分が接触することに起因する燃料電池モジュール1の温度低下及び酸化劣化の抑制を図ることができる。
特に、本実施形態では、ガス供給系統20は、筐体16の外部から低温室Lを介して燃料電池モジュール1に燃料を供給する燃料配管26と、筐体16の外部から低温室Lを介して燃料電池モジュール1に空気を供給する酸化剤配管としての空気配管22と、を有する。そして、筐体16の低温室壁部16bには、燃料配管26が挿通される燃料配管通過孔としての第1燃料管路通過孔44と、空気配管22が挿通される酸化剤配管通過孔としての第1空気管路通過孔40と、が形成される。そして、第1燃料管路通過孔44及び第1空気管路通過孔40には、水密性シール材60、62が設けられる。
これにより、水密性シール材60、62によって第1燃料管路通過孔44及び第1空気管路通過孔40の水密性をより向上させることができるので、筐体16内部への水分の侵入、特に高温室H内への水分の侵入をより確実に抑制することができる。
特に、本実施形態では、既に説明したように放熱性が向上した低温室Lの低温室壁部16bに水密性シール材60、62を設けている。したがって、水密性シール材60、62に高い耐熱性を有する特殊な材料を用いずに済むので、水密性シール材60、62を汎用のシール材である車両用のリップパッキン、スクィーズドパッキン(Oリング)、又はガスケット等で構成することができる。結果として、水密性シール材60、62を構成することによるコストアップを抑制しつつ、高温室H内への水分の侵入を好適に防止することができる。
一方、本実施形態では、低温室Lは、該低温室Lの温度(低温室温度T1)が所定温度である基準温度Tref以上となる場合に、該低温室Lから筐体16の外部への放出熱量である低温室外部放出熱量Qo1が、断熱隔壁18を介した高温室Hからの流入熱量である低温室流入熱量Qi1以上となる目標熱収支条件を満たすように設計される。
すなわち、低温室温度T1が基準温度Tref以上の領域において、低温室Lの放熱性能が流入熱量を上回ることとなる。これにより、低温室温度T1が基準温度Trefに到達した場合、低温室L内の熱収支が放熱側になって低温室温度T1の上昇が抑制される。結果として、低温室温度T1を低下させるための追加の換気装置等を設けることなく、低温室温度T1の過剰な温度上昇を抑制することが可能となる低温室Lの構成を提供することができる。
特に、本実施形態では、目標熱収支条件を満たすように、筐体16の低温室壁部16bの面積(低温室筐体壁面積S1)、低温室壁部16bの熱伝導率(筐体壁熱伝導率λ1)、低温室壁部16bの厚さ(低温室筐体壁厚d1)、断熱隔壁18の面積(断熱隔壁面積S2)、断熱隔壁18の熱伝導率(断熱隔壁熱伝導率λ2)、及び断熱隔壁18の厚さ(断熱隔壁厚d2)が定められる。
これにより、上記目標熱収支条件を実現し得る低温室Lのより具体的な構成が実現されることとなる。特に、燃料電池システムSを搭載する車両のスペース(容積)の制限などに応じて、各面積、各熱伝導率、及び各厚さの少なくとも何れかを適宜調節して目標熱収支条件を実現し得る燃料電池システムSを構築することができる。
特に、目標熱収支条件を満たすように、低温室筐体壁面積S1と断熱隔壁面積S2の比率を定めることが好ましい。
これにより、低温室筐体壁面積S1と断熱隔壁面積S2を適切に設定することで、高温室壁部16a及び断熱隔壁18を構成する材料の断熱性能やこれらの厚さに依存することなく、低温室温度T1を基準温度Tref以下に維持できる低温室Lを構成することができる。したがって、高温室壁部16a及び断熱隔壁18を形成するために選択し得る材料の汎用性及び厚さの選択性が広がるので、材料のコストダウンを図ることが可能であるとともに、設計自由度が向上する。
より具体的に、低温室筐体壁面積S1を断熱隔壁面積S2よりも大きくするほど低温室L内の放熱性が高くなり、逆に低温室筐体壁面積S1を断熱隔壁面積S2よりも小さくするほど低温室L内の放熱性が低くなるので、所望の基準温度Trefに応じて、低温室筐体壁面積S1と断熱隔壁面積S2の相対的な大小関係を適切に調整することで、目標熱収支条件を満たす低温室Lを簡易に構成することができる。
また、本実施形態の燃料電池システムSにおいて、燃料電池スタック10を構成する燃料電池は、固体酸化物型燃料電池である。このように、動作温度が高温である固体酸化物型燃料電池により構成される燃料電池スタック10、及びその改質装置12等からなる燃料電池モジュール1を有する燃料電池システムSにおいて、低コストに低温室L内の放熱性を向上させることはより重要視されるところ、上述した本実施形態に係る構成であれば当該要求を実現できる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3は、第2実施形態による燃料電池システムの構成を説明する図である。
図示のように、本実施形態の燃料電池システムSでは、第1実施形態で説明した構成に加えて、高温室Hに、燃料電池スタック10及び改質装置12からなる燃料電池モジュール1を囲う断熱被覆体70が設けられている。
断熱被覆体70は、中空の略矩形状に形成され、内部に燃料電池モジュール1が収容されている。この構成により、燃料電池モジュール1を収容する断熱被覆体70内から外部への熱の放出が抑制され、燃料電池モジュール1の温度低下による熱損失が抑制される。これは、すなわち、高温室H内における高温室壁部16aと断熱被覆体70の間の空間への熱放出が抑制されることを意味する。したがって、高温室Hから断熱隔壁18を介して低温室Lに流入する熱も低減させることができ、低温室L内の過剰な熱滞留を抑制する効果をさらに高めることにも寄与する。
以上説明した本実施形態の燃料電池システムSによれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態の燃料電池システムSでは、高温室Hには、燃料電池モジュール1を囲う断熱被覆体70が設けられる。
これにより、燃料電池モジュール1の熱損失を抑制しつつも、高温室Hから断熱隔壁18を介した低温室Lへの熱流入量をさらに低減させ、当該低温室Lの過剰な熱滞留を抑制する効果をさらに高めることができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態又は第2実施形態と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4は、第3実施形態による燃料電池システムの構成を説明する図である。
図示のように、本実施形態では、第2実施形態で説明した断熱被覆体70において、当該断熱被覆体70の一部領域である低温室Lと対向する辺部を、第1実施形態で説明した断熱隔壁18として構成する。すなわち、断熱隔壁18が断熱被覆体70と一体に構成されている。また、本実施形態では、断熱被覆体70における断熱隔壁18以外の部分が、高温室壁部16aの内面に密着して接するよう設けられている。
本実施形態によれば、断熱被覆体70と断熱隔壁18を一体に構成することで、簡易且つ低コストに断熱隔壁18を構成することができる。すなわち、断熱被覆体70と断熱隔壁18に別個の断熱材料で構成することによる作業の煩雑化及び材料コストの増加を好適に抑制することができる。
また、断熱被覆体70における断熱隔壁18以外の部分が、高温室壁部16aの内面に密着して接するよう設けられている。これにより、断熱被覆体70により遮断しきれない熱は、空間を介することなく直接的に断熱性の低い高温室壁部16aに伝達され、筐体16の外部に放出されることとなる。したがって、高温室壁部16aを介して高温室H内の熱を筐体16の外部に放出する機能がより向上することとなる。
さらに、本実施形態では図に示すように、断熱被覆体70は、断熱隔壁18の厚さとそれ以外の部分の厚さが異なるように形成されている。特に、断熱被覆体70における断熱隔壁18の厚さは、断熱被覆体70におけるそれ以外の部分よりも所定厚さ分厚く構成されている。
これにより、断熱被覆体70及び高温室壁部16aを介した筐体16の外部への熱伝達経路における断熱性よりも、断熱隔壁18を介した低温室Lへの熱伝達経路における断熱性が高くなっている。したがって、断熱被覆体70で遮断しきれず熱が漏れ出る場合であって、当該熱を低温室Lに流入させることなく筐体16外部へ放出させる機能がより好適に発揮されることとなる。
また、本実施形態では、断熱被覆体70における断熱隔壁18以外の部分が、高温室壁部16aの内面の略全体に亘って密着するように設けられている。これにより、筐体16が断熱被覆体70を支持及び補強し、強度を高める機能も果たすこととなる。このように断熱被覆体70を筐体16の内面に密着させることによる支持・補強機能は、燃料電池システムSが振動等の外力にさらされる可能性にある車両等の移動体に搭載される場合に特に有用である。
以上説明した本実施形態の燃料電池システムSによれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態の燃料電池システムSでは、断熱被覆体70の一部領域が、断熱隔壁18として構成される。
これにより、断熱被覆体70と断熱隔壁18を別個に構成する場合と比べて、燃料電池システムSを構成するための作業の煩雑性及びコストを抑制しつつ、当該断熱隔壁18を構成することができる。
また、本実施形態の燃料電池システムSでは、断熱被覆体70は、筐体16の高温室壁部16aに接するように設けられている。
これにより、断熱被覆体70により遮断しきれない熱は、少なくとも断熱被覆体70と高温室壁部16aが接触する領域において、空間を介することなく直接的に断熱性の低い高温室壁部16aに伝達され、筐体16の外部に放出されることとなる。したがって、高温室壁部16aを介して高温室H内の熱を筐体16の外部に放出する機能がより向上することとなる。
なお、本実施形態では、断熱被覆体70における断熱隔壁18以外の部分が、高温室壁部16aの内面の略全体に亘って密着するように設けられている例について説明した。しかしながら、これに限られず、断熱被覆体70における断熱隔壁18以外の部分の一部の領域が、高温室壁部16aに接する構成であっても良い。
(変形例)
以下、第3実施形態の変形例について説明する。
図5は、第3実施形態の変形例について説明する図である。
図示のように、本変形例では、上記第3実施形態の構成に加えて、断熱隔壁18に空気層18bが設けられている。これにより、高温室Hから低温室Lに至る熱伝達に対する断熱性をより向上させることができる。
特に、この場合、断熱被覆体70における断熱隔壁18とそれ以外の部分を同じ厚さに構成するか、或いは断熱隔壁18を相対的に薄く形成した場合であっても、高い断熱性能の空気層18bによって高温室Hから低温室Lへの熱の流入をより確実に抑制することができる。したがって、断熱被覆体70において断熱隔壁18の部分とその他の部分を均一の厚さに構成した断熱被覆体70であっても、高温室Hから低温室Lへの熱の抑制機能を好適に維持しつつその設計自由度を向上させることができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について説明する。なお、第1〜3実施形態の何れかの要素と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6は、第4実施形態による燃料電池システムの構成を説明する図である。
図示のように、本実施形態の燃料電池システムSは、図4で説明した第実施形態の燃料電池システムSに加えて、筐体16の外部に配置された燃料供給装置としての燃料タンク90と、筐体16の外部に配置された酸化剤供給装置としてのエアブロア92と、を有している。
燃料タンク90は、内部に液体状態の燃料を貯留する。そして、燃料タンク90には、内部の燃料を燃料配管26に送り出すポンプ90aが設けられている。また、エアブロア92は、外気を取り込み、空気配管22に空気を送り出す。
そして、これら燃料タンク90及びエアブロア92は、筐体16の外部、特に燃料電池システムS内に筐体16からの熱伝達の影響が少ない位置、好ましくは外気と同程度の低温環境である位置に配置されている。すなわち、このような低温環境下に配置される燃料タンク90及びエアブロア92から燃料配管26及び空気配管22に送り出される燃料及び空気も、高温室Hの温度に対して低温となる。
本実施形態では、このような低温の燃料及び空気は、低温室Lを通過して燃料電池モジュール1に供給される。したがって、高温室Hから低温室L内に熱が流入しても、低温の燃料及び空気が通る燃料配管26及び空気配管22からの冷熱により、当該低温室L内の過剰な温度上昇が抑制される。
以上説明した本実施形態の燃料電池システムSによれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態によれば、筐体16の外部に、燃料配管26に燃料を送り出す燃料供給装置としての燃料タンク90と、空気配管22に空気を送り出す酸化剤供給装置としてのエアブロア92と、が配置される。
すなわち、筐体16の外部の相対的な低温領域に燃料及び空気の供給源である燃料タンク90及びエアブロア92が配置される。これにより、燃料タンク90及びエアブロア92から燃料配管26及び空気配管22にそれぞれ送り出される低温の燃料及び空気が低温室Lを経由するにあたり、低温室L内の冷却し、その温度上昇を抑制することができる。
さらに、逆に低温室L内を冷却することで受熱する燃料及び空気は、昇温して高温室H内の燃料電池モジュール1に供給されるにあたり好適な温度に近づく。したがって、本実施形態の燃料電池システムSの構成により、低温室Lを低温環境に維持する機能及び燃料電池モジュール1への供給に適する温度への燃料及び空気の加熱の双方に寄与することができる。結果として、燃料電池システムSにおけるエネルギー効率の向上にも資することとなる。
さらに、本実施形態の燃料電池システムSの構成は、当該燃料電池システムSが車両に搭載される場合により好ましい効果を発揮する。具体的には、車両において燃料電池システムSを搭載する場合には、車種毎の要求される航続距離や出力等のスペックに応じて燃料タンク90及びエアブロア92の仕様が決められている。
したがって、例えば筐体16の低温室L内に燃料タンク90及びエアブロア92を配置する構成をとると、車種に応じて燃料電池システムSの仕様を変更することが要求される。しかしながら、本実施形態の燃料電池システムSのように、車種毎に異なる仕様が要求される燃料タンク90及びエアブロア92を筐体16の外部に配置するようにしたことで、予め車種に応じた仕様の燃料タンク90及びエアブロア92を搭載した車両に、共通仕様の筐体16及びその内部の燃料電池モジュール1を適用するだけで、車両に燃料電池システムSの搭載が可能となる。すなわち、燃料電池システムSの車両への搭載にあたり、車種等に対する汎用性が向上するので、生産性及びコストの観点からより好適となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は、本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を、上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。上記実施形態に対し、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内で様々な変更及び修正が可能である。
基準温度Trefは、低温室L内のガス供給系統20において耐熱の観点から許容される低温室温度T1の上限値又は当該上限値以外にも、状況に応じて所望の値に設定することができる。例えば、低温室温度T1を耐熱上限値よりも大幅に低い値に設定して、ガス供給系統20の熱害をより確実に抑制するようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、燃料電池スタック10が固体酸化物型燃料電池により構成される例を説明した。しかしながら、燃料電池スタック10は、固体高分子型燃料電池、溶融炭酸塩形燃料電池、又はりん酸形燃料電池等の作動時に発熱を伴う他の種類の燃料電池により構成しても良い。
また、上記各実施形態及び変形例は、任意に組み合わせが可能である。例えば、第1実施形態の図2A及び図2Bで説明した低温室壁部16b及び断熱隔壁18の面積、熱伝導率、及び厚さの設定は、第2〜第4実施形態の燃料電池システムSにも適用が可能である。例えば、図5に示す第3実施形態の燃料電池システムSにおいては、筐体壁熱伝導率λ1として、断熱隔壁18の材料部分の熱伝導率λa及び空気層18bの熱伝導率λbの合成熱伝導率λtotalを採用することで、図2A及び図2Bで説明した方法を同様に実行できる。なお、この合成熱伝導率λtotalは、例えば、(1/λa)+(1/λb)=(1/λtotal)に既知のλa及びλbを当てはめて解くことで算出することができる。また、図6に示す第4実施形態では、低温室流入熱量Qi1として、燃料配管26及び空気配管22の燃料及び空気から低温室Lに与えられる冷熱分を減算するなどして補正することで、図2A及び図2Bで説明した方法を同様に実行できる。
さらに、上記各実施形態及び変形例では、燃料電池モジュール1が燃料電池スタック10及び改質装置12で構成される例を説明したが、燃料電池モジュール1が他の蒸発器等の作動時に発熱をともなう他の装置を含んでいても良い。さらに、例えば燃料電池スタック10を構成する燃料電池のタイプ等によって燃料の改質が要求されない場合には、燃料電池モジュール1が改質装置12を含まなくても良い。
また、上記各実施形態及び変形例では、断熱隔壁18は、例えば図1等に示すように、断面略直線状に筐体16の断面を区画する形状に構成されている。しかしながら、断熱隔壁18は、断面略直線状以外の形状に構成されても良い。すなわち、断熱隔壁18は、少なくとも高温室Hを画定する辺の一部が筐体16の壁部(高温室壁部16a)を構成する形態であれば、断面略直線状以外の形状に構成しても良い。
例えば、図7に示すように、高温室壁部16aを確保しつつ一部を屈曲させた断熱隔壁18としても良い。さらに、図8に示すように、図7の構成に加えて、燃料電池モジュール1を断熱被覆体70で囲う構成としても良い。

Claims (12)

  1. 燃料電池を含む燃料電池モジュールを有する燃料電池システムであって、
    前記燃料電池モジュールが配置される高温室と、前記燃料電池モジュールに燃料及び酸化剤を供給するガス供給系統が配置される低温室と、を備えた筐体と、
    前記高温室と前記低温室を画定するように前記筐体の断面を区画するとともに、前記ガス供給系統による前記燃料電池モジュールへの燃料及び酸化剤の供給を許容する供給路が形成された断熱隔壁と、
    を備え、
    前記断熱隔壁の端部は、前記筐体を構成する壁部に当接し、
    前記低温室は、前記断熱隔壁及び該断熱隔壁よりも熱伝達性能が高い低温室壁部により囲まれた空間により構成される、
    燃料電池システム。
  2. 請求項に記載の燃料電池システムであって、
    前記筐体は、水密構造を有する、
    燃料電池システム。
  3. 請求項に記載の燃料電池システムであって、
    前記ガス供給系統は、前記筐体の外部から前記低温室及び前記供給路を介して前記燃料電池モジュールに燃料を供給する燃料配管と、前記筐体の外部から前記低温室及び前記供給路を介して前記燃料電池モジュールに酸化剤を供給する酸化剤配管と、を有し、
    前記筐体の低温室壁部には、前記燃料配管が挿通される燃料配管通過孔と、前記酸化剤配管が挿通される酸化剤配管通過孔と、が形成され、
    前記燃料配管通過孔及び前記酸化剤配管通過孔には、水密性シール材が設けられる、
    燃料電池システム。
  4. 燃料電池を含む燃料電池モジュールを有する燃料電池システムであって、
    前記燃料電池モジュールが配置される高温室と、前記燃料電池モジュールに燃料及び酸化剤を供給するガス供給系統が配置される低温室と、を備えた筐体と、
    前記高温室と前記低温室を画定するように前記筐体の断面を区画するとともに、前記ガス供給系統による前記燃料電池モジュールへの燃料及び酸化剤の供給を許容する供給路が形成された断熱隔壁と、
    を備え、
    前記断熱隔壁の端部は、前記筐体を構成する壁部に当接し、
    前記筐体は、水密構造を有し、
    前記ガス供給系統は、前記筐体の外部から前記低温室及び前記供給路を介して前記燃料電池モジュールに燃料を供給する燃料配管と、前記筐体の外部から前記低温室及び前記供給路を介して前記燃料電池モジュールに酸化剤を供給する酸化剤配管と、を有し、
    前記筐体の低温室壁部には、前記燃料配管が挿通される燃料配管通過孔と、前記酸化剤配管が挿通される酸化剤配管通過孔と、が形成され、
    前記燃料配管通過孔及び前記酸化剤配管通過孔には、水密性シール材が設けられ、
    前記筐体の外部に、前記燃料配管に燃料を送り出す燃料供給装置と、前記酸化剤配管に酸化剤を送り出す酸化剤供給装置と、が配置される、
    燃料電池システム。
  5. 請求項3又は4に記載の燃料電池システムであって、
    前記水密性シール材は、パッキン又はガスケットである、
    燃料電池システム。
  6. 燃料電池を含む燃料電池モジュールを有する燃料電池システムであって、
    前記燃料電池モジュールが配置される高温室と、前記燃料電池モジュールに燃料及び酸化剤を供給するガス供給系統が配置される低温室と、を備えた筐体と、
    前記高温室と前記低温室を画定するように前記筐体の断面を区画するとともに、前記ガス供給系統による前記燃料電池モジュールへの燃料及び酸化剤の供給を許容する供給路が形成された断熱隔壁と、
    を備え、
    前記断熱隔壁の端部は、前記筐体を構成する壁部に当接し、
    前記低温室は、該低温室の温度が所定温度以上となる場合に、該低温室から前記筐体の外部への放出熱量が、前記断熱隔壁を介した前記高温室からの流入熱量以上となる目標熱収支条件を満たすように構成され、
    前記所定温度は、前記ガス供給系統において耐熱の観点から許容される前記低温室の温度の上限値又は当該上限値から所定のマージンを減算した値である、
    燃料電池システム。
  7. 請求項に記載の燃料電池システムであって、
    前記目標熱収支条件を満たすように、前記筐体の低温室壁部の面積、前記筐体の低温室壁部の熱伝導率、前記筐体の低温室壁部の厚さ、前記断熱隔壁の面積、前記断熱隔壁の熱伝導率、及び前記断熱隔壁の厚さの少なくとも何れか一つが定められた、
    燃料電池システム。
  8. 請求項に記載の燃料電池システムであって、
    前記目標熱収支条件を満たすように、前記筐体の低温室壁部の面積と前記断熱隔壁の面積の比率が定められた、
    燃料電池システム。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の燃料電池システムであって、
    前記高温室には、前記燃料電池モジュールを囲う断熱被覆体が設けられた、
    燃料電池システム。
  10. 請求項に記載の燃料電池システムであって、
    前記断熱被覆体の一部領域が、前記断熱隔壁として構成される、
    燃料電池システム。
  11. 請求項9又は10に記載の燃料電池システムであって、
    前記断熱被覆体は、前記筐体の高温室壁部に接するように設けられた、
    燃料電池システム。
  12. 請求項1〜11の何れか1項に記載の燃料電池システムであって、
    前記燃料電池は、固体酸化物型燃料電池である、
    燃料電池システム。
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