JP6907769B2 - レーザ加工装置、制御データ生成装置、およびレーザ加工装置の制御方法 - Google Patents
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Description
本実施形態に係るレーザ加工装置1の概略構成について図1を用いて説明する。本実施形態に係るレーザ加工装置1は、PC(Personal Computer)7、レーザ加工部2、レーザコントローラ5などを備える。また、レーザ加工部2は、レーザヘッド部3および電源ユニット6などを有する。レーザ加工部2は、レーザコントローラ5から送信される情報に基づいて、加工対象物Wの加工面WAに対してレーザ光Lを2次元走査して照射し、文字、記号、図形等をマーキングするレーザ加工を行う。以下の説明において、レーザ加工を印字と記載する場合がある。
次に、レーザ加工装置1の電気的構成について、図2を用いて説明する。PC7は、図1で示した構成の他に、制御部70、制御回路74などを備える。制御部70は、CPU71、RAM72、ROM73、およびHDD(Hard Disk Drive)75等を有する。PC7にはレーザ加工のためのアプリケーションソフトウェアが予めインストールされている。ROM73にはファームウェアなどが記憶されている。RAM72はCPU71が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。また、HDD75には加工処理のプログラムおよび文字パラメータ情報などが記憶されている。文字パラメータ情報とは、フォント毎のパラメータ情報であり、例えばストロークフォントの場合には、文字の中心の点の座標、および各点を結ぶ線を表す式のパラメータなどの情報である。また、アウトラインフォントの場合には、文字の輪郭線を構成する点の座標、および各点を結ぶ線を表す式のパラメータなどの情報である。CPU71、RAM72、およびROM73は、不図示のバス線により相互に接続されている。また、CPU71とHDD75は、不図示の入出力インターフェースを介して接続されている。また、PC7は印字データをレーザコントローラ5へ送信する送信部(不図示)を有する。
次に、テスト加工について説明する。加工面WAのレーザ光Lが照射された後の状態である加工状態は、例えばレーザ強度およびレーザ速度などのレーザ加工の加工条件に影響される。そこで、ユーザは実際に加工対象物Wにレーザ加工を行う前に、加工条件の条件出しを行うために、加工条件が互いに異なる複数のパターンが配置されたテストパターンのテスト加工を行う。ここでは、テストパターンが、図3に示すレーザ強度およびレーザ速度の2つのパラメータの各々を種々の値としたテストパターンTPである場合を例に説明する。ここで、レーザ強度とはレーザ光Lの出力値であり、レーザ速度とはガルバノスキャナ18の走査に応じて、加工面WA上におけるレーザ光Lの照射位置が移動する速度である。
CPU71は、テストパターンTPに含まれる15のパターンPのうちの、1つのパターンPの形成終了から次のパターンPの形成開始までの時間であってレーザ光出射部12を停止状態としてレーザ加工部2に次のパターンPの形成開始を待機させる待機時間を設けた印字データを生成する。このように、後続のパターンP形成の開始前に、レーザ光出射部12が停止状態とされる待機時間が設けられることで、1つのレーザ加工が終了する度に停止状態とされる実際のレーザ加工を反映したテストパターンTPを加工するレーザ加工装置1を提供することができる。テストパターンTPの加工状態が実際の加工状態から乖離してしまうのを低減することができる。
例えば、上記では、テスト加工設定画面100において、待機時間設定ボタン102に入力された値を待機時間とすると説明した。これに限定されず、加工材料プルダウンメニュー101にて選択された材質に予め対応付けられた待機時間の値を印字データの待機時間の値とする構成としても良い。具体的には、PC7は、例えばHDD75などに、材質に対する待機時間の値が対応づけられたデータを記憶しておく構成とする。CPU71は、当該データを参照し、加工材料プルダウンメニュー101にて選択された材質に対応づけられた値を、待機時間設定ボタン102に表示させる。これにより、ユーザは、材質により好ましい待機時間を知らなくても、テスト加工の待機時間を材質に応じた待機時間とすることができる。また、加工対象物Wの材質により、好ましい加工レーザ光の出力値は異なる。例えば、金属は樹脂よりもレーザ光Lの出力値は大きい。レーザ光Lの出力値が大きい程、入射される励起用レーザ光のエネルギーが高いため、レーザ出力がOFFからONになるまでの遷移時間は短いことが知られている。従って、金属の場合には、待機時間が無い場合の加工状態と、待機時間が設けられた場合の加工状態との差は少ない。レーザ光Lの出力値が大きい場合には、待機時間が無くても、実際の加工状態との乖離は少ない場合が多い。一方、樹脂の場合には、待機時間が無い場合の加工状態と、待機時間を設けた場合の加工状態との差は大きい。このように、材質によって好ましい待機時間の値は異なる。待機時間が無くても加工状態の差が少ない、例えば金属などの場合には、上記データにおける金属に対応する待機時間をゼロにする構成とすれば、実際の加工状態との乖離が少ない加工状態をしつつ、テストパターンの加工時間を低減することができる。
2 レーザ加工部
12 レーザ光出射部
18 ガルバノスキャナ
71 CPU
77 LCD
P パターン
TP テストパターン
W 加工対象物
Claims (9)
- 加工条件が互いに異なる複数のパターンが配置されたテストパターンを加工レーザ光の照射により加工対象物上に形成するレーザ加工装置であって、
加工レーザ光を出射するレーザ出射部を有し、前記加工レーザ光を加工対象物上に照射するレーザ加工部と、
前記レーザ加工部の制御に用いられる制御データを生成するデータ生成部と、
待機時間の値を受付ける時間受付部と、を備え、
前記データ生成部は、
前記時間受付部で受け付けた値を、前記複数のパターンのうちの、1つのパターンの形成終了から次のパターンの形成開始までの時間であって前記レーザ出射部を停止状態として前記レーザ加工部に前記次のパターンの形成開始を待機させる待機時間として設けた前記制御データを生成することを特徴とするレーザ加工装置。 - 加工対象物の材質を受付ける材質受付部を備え、
前記データ生成部は、
前記材質受付部が受付けた材質に予め対応付けられた前記待機時間の値を前記制御データの前記待機時間の値とすることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。 - 前記データ生成部は、
前記複数のパターンの配置態様に拘わらず、前記待機時間の値を一律とすることを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ加工装置。 - 前記レーザ加工部は、前記加工レーザ光を走査する走査部を有し、
前記データ生成部は、
前記1つのパターンの形成終了位置から前記次のパターンの形成開始位置までの移動時間を前記待機時間から減じた停止時間、前記1つのパターンの形成終了位置もしくは前記次のパターンの形成開始位置の少なくともいずれか一方の位置にて前記走査部の走査動作を停止させる前記制御データを生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のレーザ加工装置。 - 前記データ生成部は、
前記複数のパターンの一部もしくは全部である、2以上のパターンを含む1群のパターンの各々を、同一方向に向かって順次形成させる前記制御データを作成することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレーザ加工装置。 - 前記レーザ出射部は、励起光に応じた前記加工レーザ光を出射し、
前記停止状態とは、前記レーザ出射部が前記加工レーザ光を出射しない前記励起光のエネルギーレベルとされた状態であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレーザ加工装置。 - 前記レーザ出射部は、受動Qスイッチを有することを特徴とする請求項6に記載のレーザ加工装置。
- 加工条件が互いに異なる複数のパターンが配置されたテストパターンをレーザ出射部が出射する加工レーザ光の照射により加工対象物上に形成するレーザ加工部の制御に用いられる制御データを生成する制御データ生成装置であって、
待機時間の値を受付ける時間受付部と、
前記時間受付部で受け付けた値を、前記複数のパターンのうちの、1つのパターンの形成終了から次のパターンの形成開始までの時間であって、前記レーザ出射部を停止状態として前記レーザ加工部に前記次のパターンの形成開始を待機させる待機時間として設けた前記制御データを生成するデータ生成部と、
前記制御データを前記レーザ加工部へ送信する送信部と、を備えることを特徴とする制御データ生成装置。 - 加工条件が互いに異なる複数のパターンが配置されたテストパターンをレーザ出射部が出射する加工レーザ光の照射により加工対象物上に形成するレーザ加工装置の制御方法であって、
待機時間の値を受付けるステップと、
前記複数のパターンのうちの、1つのパターンの形成終了から次のパターンの形成開始までの時間であって前記レーザ出射部を停止状態として前記レーザ加工装置に前記次のパターンの形成開始を前記受け付けた値の時間だけ待機させるステップを含むことを特徴とするレーザ加工装置の制御方法。
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