JP6907591B2 - 画像形成装置およびその制御方法ならびにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、感光体を備えた画像形成装置およびその制御方法ならびにプログラムに関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、感光体の表面にクリーニング部材や帯電ローラ等が摺接することにより、感光体内部に電荷が発生し、発生した電荷が感光体内部に残留して帯電性の悪化やゴーストの原因になることが知られている。このような問題を解決するための技術として、特許文献1には、画像形成装置の電源投入時に、画像形成時よりも大きな露光量で感光体を露光することで、内部残留電荷を除去する技術が開示されている。また、特許文献2には、非画像形成時において、感光体から現像ローラを離間するとともに転写バイアスおよび除電器をOFFにした状態で、感光体を一周以上帯電させることで、内部残留電荷を除去する技術が開示されている。
特開2002−162876号公報 特開2016−142856号公報
しかしながら、従来技術では、内部残留電荷を十分に除去できないおそれがあった。
そこで、本発明は、感光体の内部の残留電荷を十分に除去することができる画像形成装置およびその制御方法ならびにプログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、感光層を有する感光体と、前記感光体の表面を帯電する帯電器と、前記感光体の表面を露光する露光装置と、前記感光体に現像剤を供給する現像器と、帯電中に前記感光層内に発生する第1電界とは逆向きの第2電界を前記感光層内に発生させる電界形成部材と、制御装置と、を備える。
前記制御装置は、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第1帯電処理と、前記第1帯電処理によって帯電された前記感光体の表面を前記露光装置によって露光して当該表面上に静電潜像を形成する第1露光処理と、前記現像器によって前記静電潜像に現像剤を供給して前記感光体の表面上に現像剤像を形成する現像処理と、前記現像剤像を転写媒体に転写する転写処理と、前記第1帯電処理の実行期間とは異なる期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第2帯電処理と、前記第2帯電処理によって帯電された前記感光体の部位が前記露光装置に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記露光装置によって前記感光体の表面を露光する第2露光処理と、前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記現像器に対向する位置を通過している期間において、前記現像器から前記感光体への現像剤の供給を停止する停止処理と、前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記電界形成部材に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記感光体と前記電界形成部材との間で前記第2電界を発生させる第2電界発生処理と、を実行する。
この構成によれば、第2帯電処理および第2露光処理を少なくとも感光体の一回転分行うことで、感光体の全周の感光層にわたって、第1電界と露光によって生じる電荷とを発生させることができる。そのため、露光により発生した電荷と第1電界の作用によって、内部残留電荷のうち第1電界に対応した第1極性の電荷を除去することができる。また、第2電界発生処理を少なくとも感光体の一回転分行うことで、感光体の全周の感光層にわたって第1電界とは逆向きの第2電界を発生させることができる。そのため、露光により発生した電荷と第2電界の作用によって、内部残留電荷のうち第2電界に対応した第2極性の電荷を除去することができる。
また、本発明に係る制御方法は、感光層を有する感光体と、前記感光体の表面を帯電する帯電器と、前記感光体の表面を露光する露光装置と、前記感光体に現像剤を供給する現像器と、帯電中に前記感光層内に発生する第1電界とは逆向きの第2電界を前記感光体との間で発生させる電界形成部材と、制御装置と、を備えた画像形成装置における前記制御装置による制御方法である。
前記制御方法は、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第1帯電工程と、前記第1帯電工程によって帯電された前記感光体の表面を前記露光装置によって露光して当該表面上に静電潜像を形成する第1露光工程と、前記現像器によって前記静電潜像に現像剤を供給して前記感光体の表面上に現像剤像を形成する現像工程と、前記現像剤像を転写媒体に転写する転写工程と、前記第1帯電工程の実行期間とは異なる期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第2帯電工程と、前記第2帯電工程によって帯電された前記感光体の部位が前記露光装置に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記露光装置によって前記感光体の表面を露光する第2露光工程と、前記第2露光工程によって露光された前記感光体の部位が前記現像器に対向する位置を通過している期間において、前記現像器から前記感光体への現像剤の供給を停止する停止工程と、前記第2露光工程によって露光された前記感光体の部位が前記電界形成部材に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記感光体と前記電界形成部材との間で前記第2電界を発生させる第2電界発生工程と、を備える。
この制御方法によれば、第2帯電工程および第2露光工程を少なくとも感光体の一回転分行うことで、感光体の全周の感光層にわたって、第1電界と露光によって生じる電荷とを発生させることができる。そのため、露光により発生した電荷と第1電界の作用によって、内部残留電荷のうち第1電界に対応した第1極性の電荷を除去することができる。また、第2電界発生工程を少なくとも感光体の一回転分行うことで、感光体の全周の感光層にわたって第1電界とは逆向きの第2電界を発生させることができる。そのため、露光により発生した電荷と第2電界の作用によって、内部残留電荷のうち第2電界に対応した第2極性の電荷を除去することができる。
また、本発明に係るプログラムは、感光層を有する感光体と、前記感光体の表面を帯電する帯電器と、前記感光体の表面を露光する露光装置と、前記感光体に現像剤を供給する現像器と、帯電中に前記感光層内に発生する第1電界とは逆向きの第2電界を前記感光体との間で発生させる電界形成部材と、制御装置と、を備えた画像形成装置において、前記制御装置を動作させるプログラムである。
前記プログラムは、前記制御装置を、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第1帯電処理を実行する手段と、前記第1帯電処理によって帯電された前記感光体の表面を前記露光装置によって露光して当該表面上に静電潜像を形成する第1露光処理を実行する手段と、前記現像器によって前記静電潜像に現像剤を供給して前記感光体の表面上に現像剤像を形成する現像処理を実行する手段と、前記現像剤像を転写媒体に転写する転写処理を実行する手段と、前記第1帯電処理の実行期間とは異なる期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第2帯電処理を実行する手段と、前記第2帯電処理によって帯電された前記感光体の部位が前記露光装置に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記露光装置によって前記感光体の表面を露光する第2露光処理を実行する手段と、前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記現像器に対向する位置を通過している期間において、前記現像器から前記感光体への現像剤の供給を停止する停止処理を実行する手段と、前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記電界形成部材に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記感光体と前記電界形成部材との間で前記第2電界を発生させる第2電界発生処理を実行する手段として機能させる。
このプログラムによれば、第2帯電処理および第2露光処理を少なくとも感光体の一回転分行うことで、感光体の全周の感光層にわたって、第1電界と露光によって生じる電荷とを発生させることができる。そのため、露光により発生した電荷と第1電界の作用によって、内部残留電荷のうち第1電界に対応した第1極性の電荷を除去することができる。また、第2電界発生処理を少なくとも感光体の一回転分行うことで、感光体の全周の感光層にわたって第1電界とは逆向きの第2電界を発生させることができる。そのため、露光により発生した電荷と第2電界の作用によって、内部残留電荷のうち第2電界に対応した第2極性の電荷を除去することができる。
本発明によれば、感光体の内部残留電荷を十分に除去することができる。
本発明の第1の実施形態に係るカラープリンタを示す断面図である。 感光体ドラムと現像ローラの離間を説明する図である。 制御装置などの構成を示す図である。 感光体ドラムの周囲の部材の配置関係を示す図である。 感光層の内部に残留電荷が生じる原理を示す図(a),(b)である。 残留電荷が除去される原理を示す図(a)〜(e)である。 制御装置の動作を示すフローチャートである。 残留電荷除去処理を示すフローチャートである。 制御装置の動作を示すタイムチャートである。 残留電荷が除去されていく過程を示す図(a)〜(h)である。 第2の実施形態に係る制御装置の動作を示すタイムチャートである。 第2の実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る制御装置などの構成を示す図である。 第3の実施形態に係る制御装置の動作を示すタイムチャートである。 第3の実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る制御装置の動作を示すタイムチャートである。 第4の実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
次に、本発明の第1の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明する。
以下の説明において、カラープリンタの方向を、図1の紙面に向かって左側を「前側」、紙面に向かって右側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10内に、転写媒体の一例としての用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90とを備えている。
給紙部20は、用紙Pを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21内の用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙搬送装置22とを備えている。
画像形成部30は、露光装置の一例としてのスキャナ40と、複数のプロセス部50と、転写ユニット70と、クリーニング装置60と、定着ユニット80とから主に構成されている。
スキャナ40は、複数のプロセス部50の上側に配置されており、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。そして、スキャナ40では、レーザビームがポリゴンミラーや反射鏡で反射されたり、レンズを通過したりして出射され、感光体の一例としての感光体ドラム51の表面上に高速走査にて照射される。
複数のプロセス部50は、前後方向に並んで配列されている。プロセス部50は、ドラムユニット510と、ドラムユニット510に着脱可能な現像器520とを備えている。
ドラムユニット510は、感光体ドラム51と、帯電器の一例としての帯電ローラ52と、クリーニングブレード57とを備えている。現像器520は、現像ローラ54と、供給ローラ55と、現像剤の一例としてのトナーを収容するためのトナー収容室56とを備えている。
プロセス部50は、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色のトナーが入った50K,50Y,50M,50Cの符号で示すものが用紙Pの搬送方向上流からこの順で並んで配置されている。なお、本明細書および図面において、トナーの色に対応した感光体ドラム51や現像ローラ54などを特定する場合には、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれに対応させて、K、Y、M、Cの記号を付することとする。
図3に示すように、感光体ドラム51は、円筒状の素管51Aと、当該素管51Aの外周面に形成された感光層51Bとを有している。素管51Aは、金属などの導電性の部材からなっている。感光層51Bは、樹脂に電荷発生材料、電子輸送材料および正孔輸送材料を分散させた正帯電性の有機感光層により形成されている。素管51Aはカラープリンタ1のアース電位に接続されている。
帯電ローラ52は、感光体ドラム51の表面を帯電するローラである。帯電ローラ52は、感光体ドラム51の表面に接触している。この帯電ローラ52には、帯電時にプラスの帯電電圧が印加される。
現像ローラ54は、感光体ドラム51に接触し、感光体ドラム51上の静電潜像にトナーを供給することで、静電潜像をトナーで現像するものである。なお、本実施形態では、トナーを現像ローラ54から感光体ドラム51に供給する際には、現像ローラ54と供給ローラ55との間でトナーが摺接されることなどによって、トナーがプラスに帯電されるようになっている。
図2に示すように、現像ローラ54は、接離機構TMを制御装置100により制御することで、感光体ドラム51に対して近接・離間可能となっている。具体的に、カラーモードにおいては、すべての現像ローラ54K,54Y,54M,54Cが、それぞれ対応する感光体ドラム51K,51Y,51M,51Cに接触して各感光体ドラム51K,51Y,51M,51Cにトナーを供給するようになっている。また、モノクロモードにおいては、ブラック用の現像ローラ54Kのみが感光体ドラム51Kに接触し、その他の3色の現像ローラ54Y,54M,54Cは、対応する感光体ドラム51Y,51M,51Cから離間するようになっている。さらに、後述する残留電荷除去処理などにおいては、すべての現像ローラ54K,54Y,54M,54Cは、それぞれ対応する感光体ドラム51K,51Y,51M,51Cから離間するようになっている。
図1に示すように、クリーニングブレード57は、感光体ドラム51の表面に付着したトナー等の異物を回収する部材である。クリーニングブレード57は、感光体ドラム51の表面に接触している。
転写ユニット70は、給紙部20と各プロセス部50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、電界形成部材および転写部材の一例としての転写ローラ74とを備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム51に接している。また、搬送ベルト73の内側には、各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光体ドラム51に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時にマイナスの転写電圧が印加される。
なお、感光体ドラム51周りに設けられる、前述した帯電ローラ52、現像ローラ54、転写ローラ74およびクリーニングブレード57は、感光体ドラム51の回転方向において、この順で配置されている。
クリーニング装置60は、搬送ベルト73に摺接して、搬送ベルト73上に付着したトナー等を回収する装置であり、搬送ベルト73の下方に対向して配置されている。
定着ユニット80は、各プロセス部50および転写ユニット70の後側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、まず、各感光体ドラム51の表面が、帯電ローラ52により一様にプラスに帯電された後、スキャナ40で露光される。これにより、感光層51B(図3参照)の内部でプラスとマイナスの電荷が生じて、マイナスの電荷が表面に輸送されることで、表面に帯電されたプラスの電荷がマイナスの電荷で打ち消され、静電潜像が形成される。その後、現像ローラ54によって現像器520内のトナーが、感光体ドラム51上の静電潜像に供給されることで、感光体ドラム51上にトナー像が担持される。
次に、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光体ドラム51と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光体ドラム51上に担持されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ91を主に備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ91によって搬送され、本体筐体10の外部に排出される。
図3に示すように、カラープリンタ1は、制御装置100と、帯電電圧印加回路210と、ドラム駆動機構220と、現像電圧印加回路230と、転写電圧印加回路240とを備えている。
帯電電圧印加回路210は、各帯電ローラ52にプラスの帯電電圧を印加する回路である。ドラム駆動機構220は、感光体ドラム51を回転させるための機構であり、モータ、ギヤ、クラッチなどを備えている。
現像電圧印加回路230は、各現像ローラ54にプラスの現像バイアスを印加する回路である。印刷時における現像バイアスは、帯電電圧よりも低く、かつ、感光体ドラム51の露光された部分の表面電位よりも高い値に設定されている。転写電圧印加回路240は、各転写ローラ74にマイナスの転写電圧を印加する回路である。
制御装置100は、CPU、ROM、RAMなどを有し、予め用意されたプログラムなどに従い、印字指令の受信などに応じて、前述した給紙部20、画像形成部30および排紙部90などを制御するように構成されている。制御装置100は、主に、用紙Pにトナー像を形成する画像形成処理と、感光体ドラム51の感光層51B内に残留した残留電荷を除去する残留電荷除去処理とを実行可能となっている。なお、制御装置100は、各処理を行う場合には、ドラム駆動機構220を介して感光体ドラム51などを回転させる。
ここで、残留電荷は、感光体ドラム51がクリーニングブレード57などに摺接することによって感光層51B内に発生するプラスとマイナスの電荷である。図5(a),(b)に示すように、残留電荷C1,C2は、感光体ドラム51がクリーニングブレード57などに摺接するたびに徐々に増えていく。この残留電荷C1,C2は、自由に動きにくい電荷であるため、帯電時などに電界が作用してもその場から動きにくく、感光層51Bの表面の近くに堆積していくものと考えられている。
制御装置100は、画像形成処理において、第1帯電処理と、第1露光処理と、現像処理と、転写処理とを実行し、残留電荷除去処理において、第2帯電処理と、第2露光処理と、停止処理と、第2電界発生処理と、を実行する。言い換えると、制御装置100は、プログラムに基づいて動作することで、前述した各処理を実行する手段として機能している。また、制御装置100による制御方法は、前述した各処理を実行する工程を備えている。
第1帯電処理は、帯電ローラ52によって感光体ドラム51の表面を帯電する処理である。詳しくは、第1帯電処理は、後述する画像データに基づく第1露光処理を実行するための処理である。つまり、第1帯電処理は、第1露光処理の開始から終了までの間、感光体ドラム51のうちスキャナ40に対向する部分を適正な表面電位に帯電するための処理である。
ここで、図4に示すように、感光体ドラム51の表面における帯電ローラ52に対向する第1位置P1は、感光体ドラム51の表面におけるスキャナ40に対向する第2位置P2よりも、感光体ドラム51の回転方向上流側に位置している。また、第1位置P1は、感光体ドラム51の周方向において、第2位置P2よりも第2距離D2だけ離れている。そのため、帯電ローラ52で帯電された部分が、第2位置P2に到達するまでの第2時間T2は、以下の式(1)で表すことができる。
T2=D2/S ・・・ (1)
D2:感光体ドラム51の表面のうち第1位置P1および第2位置P2を含む部位であって、第1位置P1よりも下流側で、かつ、第2位置P2よりも上流側の部位の周長
S:感光体ドラム51の周速
そのため、図9に示すように、第1帯電処理は、少なくとも、第1露光処理の開始よりも第2時間T2だけ前の時点(時刻t10)から、第1露光処理の終了よりも第2時間T2だけ前の時点(時刻t12)までの時間TFにおいて、実行されていればよい。なお、本実施形態では、時刻t10よりも前の時刻t7から、時刻t12よりも後の時刻t15まで、第1帯電処理を実行することとする。
制御装置100は、第1帯電処理において、帯電電圧印加回路210を介して帯電ローラ52に第1帯電電圧を印加する。より具体的には、制御装置100は、印字指令の受信に基づいて、帯電電圧印加回路210に第1帯電電圧に応じた制御信号を出力する。帯電電圧印加回路210は、制御装置100から出力された制御信号に応じて、帯電ローラ52に第1帯電電圧を印加する。なお、本実施形態では、第1帯電電圧を、所定値V1とする。所定値V1は、例えば1500Vに設定される。
また、本実施形態では、制御装置100は、後述する転写処理の終了から第3時間T3の経過後に、第1帯電処理を終了する。ここで、第3時間T3は、以下の式(2)で表すことができる。
T3=D3/S ・・・ (2)
D3:感光体ドラム51の表面のうち第1位置P1と転写ローラ74に対向する第4位置P4(図4参照)とを含む部位であって、第4位置P4よりも下流側で、かつ、第1位置P1よりも上流側の部位の周長
S:感光体ドラム51の周速
このように転写処理の終了から第3時間T3の間、第1帯電処理を継続することで、感光体ドラム51の表面電位をほぼ均一にした状態で、印刷を終了することが可能となっている。
第1露光処理は、第1帯電処理によって帯電された感光体ドラム51の表面をスキャナ40によって露光して当該表面上に静電潜像を形成する処理である。制御装置100は、第1露光処理において、印字指令に応じた画像データに基づいてスキャナ40を明滅させることで、感光体ドラム51の表面に静電潜像を形成している。なお、第1露光処理の実行時間は、画像データの量に応じて変動する。また、この第1露光処理の実行時間の変動に応じて、前述した第1帯電処理の実行時間なども変動する。
現像処理は、現像ローラ54によって静電潜像にトナーを供給して感光体ドラム51の表面上にトナー像を形成する処理である。制御装置100は、現像処理において、現像電圧印加回路230を介して現像ローラ54に現像電圧を印加する。現像電圧は、例えば300Vに設定される。
転写処理は、トナー像を用紙Pに転写する処理である。制御装置100は、転写処理において、転写電圧印加回路240を介して転写ローラ74に第1転写電圧を印加する。
第2帯電処理は、第1帯電処理の実行期間とは異なる期間において、感光体ドラム51が一回転する間、帯電ローラ52によって感光体ドラム51の表面を帯電する処理である。詳しくは、制御装置100は、印字指令を受けたことを条件として、第1帯電処理を開始する前(時刻t7より前:図9参照)に、感光体ドラム51が一回転するのに要する規定時間TDの間だけ、第2帯電処理を実行している。つまり、第1帯電処理を開始する前に、第2帯電処理が開始されて終了している。また、制御装置100は、第2帯電処理において、帯電電圧印加回路210を介して帯電ローラ52に第2帯電電圧を印加する。なお、本実施形態では、第2帯電電圧を、第1帯電電圧と同じ値、つまり所定値V1とする。ただし、本発明はこれに限定されず、第2帯電電圧を、第1帯電電圧よりも小さくしてもよいし、大きくしてもよい。
第2露光処理は、第2帯電処理によって帯電された感光体ドラム51の部位がスキャナ40に対向する第2位置P2(図4参照)を通過している期間において、感光体ドラム51が一回転する間、スキャナ40によって感光体ドラム51の表面を露光する処理である。詳しくは、制御装置100は、第2露光処理を、第2帯電処理を開始してから前述した第2時間T2の経過後に開始する。
また、制御装置100は、第1帯電処理を開始する前に、第2露光処理を終了する。詳しくは、制御装置100は、第2露光処理を開始してから、感光体ドラム51が一回転するのに要する規定時間TDの経過後に第2露光処理を終了する。
制御装置100は、第2露光処理において、感光体ドラム51の画像形成領域の全幅を露光するように、スキャナ40を制御している。ここで、画像形成領域の幅とは、画像形成領域の感光体ドラム51の軸線方向における幅をいう。
なお、第2露光処理では、画像形成領域の大部分が露光されていればよい。例えば、第2露光処理において、画像形成領域の全幅に対して9割程度の幅を露光してもよいし、8割程度の幅を露光してもよいし、7割程度の幅を露光してもよい。
停止処理は、第2露光処理によって露光された感光体ドラム51の部位が現像ローラ54に対向する第3位置P3(図4参照)を通過している期間において、現像ローラ54から感光体ドラム51へのトナーの供給を停止する処理である。具体的に、制御装置100は、停止処理において、接離機構TMを制御することで、感光体ドラム51から現像ローラ54を離間させる。
制御装置100は、転写処理の終了後に、停止処理を開始する。詳しくは、制御装置100は、第1帯電処理の終了後(時刻t15:図9参照)に、停止処理を開始する。また、制御装置100は、第1帯電処理の開始(時刻t7:図9参照)から第4時間T4の経過後に停止処理を終了して、現像ローラ54を感光体ドラム51に接触させる。ここで、第4時間T4は、以下の式(3)で表すことができる。
T4=D4/S ・・・ (3)
D4:感光体ドラム51の表面のうち第1位置P1と現像ローラ54に対向する第3位置P3(図4参照)とを含む部位であって、第1位置P1よりも下流側で、かつ、第3位置P3よりも上流側の部位の周長
S:感光体ドラム51の周速
これにより、感光体ドラム51の表面のうち第1位置P1で帯電された部位が第3位置P3に到達したときに、現像ローラ54を感光体ドラム51に接触させることができるので、現像ローラ54から感光体ドラム51にトナーが誤って移動するのを抑えることができる。
第2電界発生処理は、第2露光処理によって露光された感光体ドラム51の部位が転写ローラ74に対向する第4位置P4を通過している期間において、感光体ドラム51が一回転する間、感光体ドラム51の素管51Aと転写ローラ74との間で第2電界E2を発生させる処理である。ここで、第2電界E2は、帯電中に感光層51B内に発生する第1電界E1(図6(a)参照)とは逆向きの電界である。
制御装置100は、第2電界発生処理を、第2露光処理を開始してから第1時間T1の経過後に開始する。ここで、第1時間T1は、以下の式(4)で表すことができる。
T1=D1/S ・・・ (4)
D1:感光体ドラム51の表面のうち第2位置P2と転写ローラ74に対向する第4位置P4(図4参照)とを含む部位であって、第2位置P2よりも下流側で、かつ、第4位置P4よりも上流側の部位の周長
S:感光体ドラム51の周速
また、制御装置100は、第1帯電処理を開始する前に、第2電界発生処理を終了する。詳しくは、制御装置100は、第2電界発生処理を開始してから、感光体ドラム51が一回転するのに要する規定時間TDの経過後に第2電界発生処理を終了する。つまり、本実施形態では、第2帯電処理を実行する時間と、第2露光処理を実行する時間と、第2電界発生処理を実行する時間が、同じ長さに設定されている。
制御装置100は、第2電界発生処理において、転写電圧印加回路240を介して転写ローラ74に第1転写電圧と同極性の第2転写電圧を印加する。なお、本実施形態では、転写電圧の制御として、例えば転写ローラ74に流れる転写電流が一定の目標値となるような定電流制御を採用することとする。
定電流制御において、制御装置100は、転写ローラ74に流れる電流値をモニターし、転写電流が一定の目標値となるように、転写電圧印加回路240から転写ローラ74に印加する転写電圧を決定し、決定した転写電圧に基づいて転写電圧印加回路240に制御信号を出力する。なお、定電流制御を実行しているときの転写電圧の電圧値は、用紙種、環境条件(温湿度)、用紙の有無などによって変動するが、図9においては、便宜上、第1転写電圧と第2転写電圧の値を、同じ値(−V2)で示すこととする。
なお、転写処理と第2電界発生処理における転写電流の目標値は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、転写電圧の制御は、定電流制御に限らず、転写ローラ74に一定の転写電圧を印加する定電圧制御であってもよい。この場合、第1転写電圧と第2転写電圧は、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
次に、残留電荷C1,C2が除去される原理について図6を参照して説明する。
図6(a)に示すように、第2帯電処理を実行すると、感光体ドラム51の表面にプラスの電荷が蓄積されて、感光層51Bの表面の電位がプラスの電位となる。そのため、第2帯電処理を実行すると、感光層51Bの表面から、接地されている素管51Aに向かう第1電界E1が発生する。なお、残留電荷C1,C2は、第1電界E1が作用してもその場から移動しにくく、留まっている。
図6(b)に示すように、第2帯電処理の後に第2露光処理を実行すると、感光層51Bの内部にプラスとマイナスの電荷C11,C12が発生する。また、露光により生じる電荷C11,C12は、電界の作用によって移動しやすくなっている。
露光によって生じた電荷C11,C12のうちマイナスの電荷C12は、第1電界E1の作用によって感光層51Bの表面に向かって移動する。移動したマイナスの電荷C12は、感光層51Bの表面に帯電されたプラスの電荷と相殺されるとともに、感光層51Bの表層に残っているプラスの残留電荷C1と相殺される。これにより、図6(c)に示すように、感光層51B内には、マイナスの残留電荷C2と、プラスの電荷C11とが残る。
その後、図6(d)に示すように、第2電界発生処理を実行すると、感光層51B内に第2電界E2が発生する。そして、感光層51B内のプラスの電荷C11は、第2電界E2の作用によって感光層51Bの表面に向かって移動する。移動したプラスの電荷C11は、感光層51Bの表層に残っているマイナスの残留電荷C2と相殺される。これにより、図6(e)に示すように、感光層51B内の残留電荷C1,C2は、ほぼ除去される。
次に、制御装置100の動作について図7および図8を参照して説明する。なお、制御装置100が印字指令を受ける前の状態では、停止処理が実行中であり、感光体ドラム51から現像ローラ54が離間している。
図7に示すように、制御装置100は、印字指令を受けると(START)、まず、残留電荷除去処理を実行する(S1)。図8に示すように、制御装置100は、残留電荷除去処理において、まず、第2帯電処理を開始する(S11)。
第2帯電処理の開始から第2時間T2が経過すると、制御装置100は、第2露光処理を開始する(S12)。第2露光処理の開始から第1時間T1が経過すると、制御装置100は、第2電界発生処理を開始する(S13)。
その後、制御装置100は、第2帯電処理の開始から規定時間TDが経過すると、つまり感光体ドラム51が一回転すると、第2帯電処理を終了する(S14)。次いで、制御装置100は、第2露光処理の開始から規定時間TDが経過すると、第2露光処理を終了する(S15)。また、制御装置100は、第2電界発生処理の開始から規定時間TDが経過すると、第2電界発生処理を終了して(S16)、残留電荷除去処理を終了する。
図7に戻って、制御装置100は、残留電荷除去処理を終了すると、第1帯電処理を開始する(S2)。第1帯電処理の開始から第4時間T4が経過すると、制御装置100は、接離機構TMを制御することで現像ローラ54を感光体ドラム51に接触させる(S3)。つまり、ステップS3において、制御装置100は、停止処理を終了する。
その後、制御装置100は、第1帯電処理の開始から第5時間T5が経過すると、転写処理を開始する(S4)。ここで、第5時間T5は、例えば、前述した第1時間T1と第2時間T2とを足し合わせた時間以上とすることができる。このように、T5≧T1+T2とすることで、感光体ドラム51のうち第1帯電処理によって帯電された部分が第4位置P4(図4参照)を通過するときに、第1転写電圧を印加することができるので、感光体ドラム51の帯電されていない部分が第1転写電圧の影響を受けるのを抑えることができる。
ステップS4の後、制御装置100は、第1露光処理を実行する(S5)。ここで、第1露光処理の開始のタイミングは、第1帯電処理の開始から第2時間T2の経過後であればいつでもよいが、本実施形態では、転写処理の開始後に開始している。
ステップS5において、制御装置100は、印字指令内の画像データに基づいて第1露光処理を実行し、画像データの最後のデータを露光し終わったときに、第1露光処理を終了する。
ステップS5の後、制御装置100は、第1露光処理の終了から第1時間T1が経過すると、転写処理を終了する(S6)。ステップS6の後、制御装置100は、転写処理の終了から第3時間T3が経過すると、第1帯電処理を終了する(S7)。
ステップS7の後、制御装置100は、第1帯電処理の終了から第2時間T2が経過すると、接離機構TMを制御することで現像ローラ54を感光体ドラム51から離間させて(S8)、本制御を終了する。つまり、ステップS8において、制御装置100は、停止処理を開始する。
次に、電荷除去処理および画像形成処理の一例について、図9および図10を参照して説明する。
図9に示すように、制御装置100は、印字指令を受けると(時刻t1)、まず、第2帯電処理を実行する。なお、この際、現像ローラ54は、前回の画像形成処理の終了の際に開始された停止処理によって感光体ドラム51から離間した状態となっている。
第2帯電処理を実行すると、図10(a)に示すように、感光体ドラム51の表面がプラスに帯電されていく。なお、図において、感光体ドラム51の表面電位を、細い実線で仮想的に示すこととする。
図9に戻って、第2帯電処理を開始した時刻t1から第2時間T2が経過すると、制御装置100は、第2露光処理を開始する(時刻t2)。これにより、図10(b)に示すように、感光層51Bのうち帯電ローラ52で最初に帯電された部分が、第2位置P2に到達したときにスキャナ40によって露光される。詳しくは、第2露光処理によって、画像形成領域の全幅が露光される。
このように帯電ローラ52で帯電された部分が第2露光処理によって露光されると、図10(c)に示すように、露光によって発生したマイナスの電荷C12によってプラスの残留電荷C1が除去される(詳しくは、図6(b),(c)参照)。ここで、図において、感光層51B内のうち、残留電荷C1,C2が残っている部分には、高密度のハッチングを施し、残留電荷C1,C2が除去されて少なくなるたびに、ハッチングの密度を段階的に低くしている。
図9に戻って、第2露光処理を開始した時刻t2から第1時間T1が経過すると、制御装置100は、転写ローラ74に第2転写電圧を印加することで、第2電界発生処理を開始する(時刻t3)。これにより、図10(d)に示すように、感光層51Bのうち最初に帯電・露光された部分が、第4位置P4に到達したときに転写ローラ74に第2転写電圧が印加されて、当該部分の内部に第2電界E2が発生する。このように第2電界E2が発生すると、図10(e)に示すように、露光によって発生したプラスの電荷C11によってマイナスの残留電荷C2が除去される(詳しくは、図6(d)参照)。
図9に戻って、制御装置100は、第2帯電処理を開始した時刻t1から、感光体ドラム51の一回転に相当する規定時間TDが経過すると、第2帯電処理を終了する(時刻t4)。これにより、感光体ドラム51の全周が第2帯電処理によって帯電されることになる。この際、感光層51B内の電荷の状態は、図10(f)に示すような分布となっている。つまり、第2帯電処理の開始から感光体ドラム51が一回転したときには、最初に帯電された部分が、第2位置P2および第4位置P4を経て再び帯電ローラ52に戻っている。そのため、感光層51Bのうち、第1位置P1の上流側で、かつ、第4位置P4の下流側の部分は、帯電・露光・第2電界E2の付与が完了しており、残留電荷C1,C2が除去された状態となっている。
図9に戻って、制御装置100は、第2露光処理を開始した時刻t2から規定時間TDが経過すると、第2露光処理を終了する(時刻t5)。これにより、感光体ドラム51の全周が第2露光処理によって露光されることになる。この際、感光層51B内の電荷の状態は、図10(g)に示すような分布となっている。つまり、第2露光処理の開始から感光体ドラム51が一回転したときには、最初に帯電・露光された部分が、転写ローラ74を経て再び第2位置P2に戻っている。そのため、感光層51Bのうち、第2位置P2の上流側で、かつ、第4位置P4の下流側の部分は、帯電・露光・第2電界E2の付与が完了しており、残留電荷C1,C2が除去された状態となっている。
図9に戻って、制御装置100は、第2電界発生処理を開始した時刻t3から規定時間TDが経過すると、第2電界発生処理を終了する(時刻t6)。これにより、感光体ドラム51の全周が第2電界E2の影響を受けることになる。この際、感光層51B内の電荷の状態は、図10(h)に示すような分布となっている。つまり、第2電界発生処理の開始から感光体ドラム51が一回転したときには、感光層51B全体について帯電・露光・第2電界E2の付与が完了するので、感光層51B全体について残留電荷C1,C2が除去された状態となる。
なお、その後は、図9に示すように、図7のステップS2以降の画像形成処理を実行する。つまり、第2電界発生処理の終了後(時刻t6)、制御装置100は、適宜なタイミングで第1帯電処理を開始する(時刻t7)。その後、制御装置100は、時刻t7から第4時間T4の経過後に、停止処理を終了、つまり現像ローラ54を感光体ドラム51に接触させる(時刻t8)。
また、制御装置100は、時刻t7から第5時間T5の経過後に、転写処理を開始する(時刻t9)。時刻t9の後、制御装置100は、適宜なタイミングで画像データに基づいた第1露光処理を開始する(時刻t11)。
その後、制御装置100は、画像データに基づいて第1露光処理を終了すると(時刻t13)、この終了した時刻t13から第1時間T1の経過後に、転写処理を終了する(時刻t14)。次いで、制御装置100は、時刻t14から第3時間T3の経過後に第1帯電処理を終了する(時刻t15)。そして、制御装置100は、時刻t15から第2時間T2の経過後に停止処理を開始、つまり現像ローラ54を感光体ドラム51から離間させて、画像形成処理を終了する。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
第2帯電処理および第2露光処理を感光体ドラム51の一回転分行うことで、感光体ドラム51の全周の感光層51Bにわたって、第1電界E1と露光によって生じる電荷C11,C12とを発生させることができる。そのため、露光により発生したマイナスの電荷C12と第1電界E1の作用によって、残留電荷C1,C2のうち第1電界E1に対応したプラスの残留電荷C1を除去することができる。また、第2電界発生処理を感光体ドラム51の一回転分行うことで、感光体ドラム51の全周の感光層51Bにわたって第1電界E1とは逆向きの第2電界E2を発生させることができる。そのため、露光により発生したプラスの電荷C11と第2電界E2の作用によって、第2電界E2に対応したマイナスの残留電荷C2を除去することができる。
転写ローラ74に第1転写電圧と同極性の第2転写電圧を印加することで第2電界発生処理を行うので、例えば第2電界を発生させるための部材を転写ローラ74とは別に設ける構造に比べ、簡易な構成で、残留電荷C1,C2を除去することができる。
第2露光処理を開始してから第1時間T1の経過後に第2電界発生処理を開始したので、例えば第2露光処理の開始から第1時間T1が経過する前に第2電界発生処理を開始する形態と比べ、第2電界発生処理を無駄に行うことが抑えることができ、電力消費を抑えることができる。
第2帯電処理を開始してから第2時間T2の経過後に第2露光処理を開始したので、例えば第2帯電処理の開始から第2時間T2が経過する前に第2露光処理を開始する形態と比べ、第2露光処理を無駄に行うことを抑えることができ、電力消費を抑えることができる。
停止処理において、感光体ドラム51から現像ローラ54を離間させたので、現像ローラ54から感光体ドラム51にトナーが移動するのを良好に停止することができる。
印字指令を受けたことを条件として、第1帯電処理を開始する前に、第2帯電処理、第2露光処理および第2電界発生処理を実行するので、例えば前回の印字から長期間が経過して感光体ドラム51の表面電荷がなくなった場合であっても、印字指令を受けた際に、第2帯電処理から実行するので、残留電荷C1,C2を良好に除去することができる。
第2帯電処理を実行する時間と、第2露光処理を実行する時間と、第2電界発生処理を実行する時間が、同じ長さに設定されているので、各処理を無駄に行うのを抑えることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1の実施形態に係る制御装置100による処理の一部を変更したものであるため、第1の実施形態と同様の構成要素や処理については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図11に示すように、第2の実施形態に係る制御装置100は、転写処理の実行中(時刻t9〜t14間)に第2帯電処理を開始し、停止処理を開始した後に(時刻t16)、第2露光処理および第2電界発生処理を実行している。ここで、第2実施形態における第1帯電処理の実行時間は、前述した時間TFを含む時間であって、時刻t7から時刻t12までの時間となっている。そして、第2帯電処理は、第1帯電処理の後に連続して実行されている。
次に、第2の実施形態に係る制御装置100の動作について図12を参照して説明する。ここで、図12に示すフローチャートは、図7のフローチャートと略同様のステップS2〜S4,S6の処理を有している。また、図12に示すフローチャートでは、新たなステップS21〜S29が追加されている。
図12に示すように、制御装置100は、印字指令を受けると(START)、まず、前述したステップS2〜S4の処理を順次実行する。ステップS4の後、制御装置100は、画像データに基づいて第1露光処理を開始する(S21)。
ステップS21の後、制御装置100は、第1露光処理の終了の時点よりも第2時間T2だけ前の時点で第1帯電処理を終了して第2帯電処理を続けて実行する(S22)。ここで、制御装置100は、画像データに応じて第1露光処理の実行時間を予め把握することができるため、印字指令を受けたときに「第1露光処理の終了の時点よりも第2時間T2だけ前の時点」を適宜決定することができる。具体的には、例えば、画像データに基づいて第1露光処理の実行時間をTAに設定した場合には、制御装置100は、第1露光処理の開始から時間(TA−T2)の経過後に、第1帯電処理から第2帯電処理への切替を実行する。
なお、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、第1帯電処理時と第2帯電処理時の帯電電圧を同じ値としているため、ステップS22の実際の処理としては同じ帯電電圧を印加し続ける処理となる。ただし、第1帯電処理時と第2帯電処理時の帯電電圧を異なる値に設定した場合には、ステップS22において帯電電圧の値を切り替えればよい。
ステップS22の後、制御装置100は、画像データに基づいて第1露光処理を終了して(S23)、ステップS6に移行する。ステップS6の後、制御装置100は、第2帯電処理の開始から規定時間TDが経過すると、第2帯電処理を終了する(S24)。
ステップS24の後、制御装置100は、第2帯電処理の終了から第2時間T2が経過すると、停止処理を開始して、現像ローラ54を感光体ドラム51から離間させる(S25)。ステップS25の後、制御装置100は、適宜なタイミングで第2露光処理を開始する(S26)。
ステップS26の後、制御装置100は、第2露光処理の開始から第1時間T1が経過すると、第2電界発生処理を開始する(S27)。ステップS27の後、制御装置100は、第2露光処理の開始から規定時間TDが経過すると、第2露光処理を終了する(S28)。ステップS28の後、制御装置100は、第2電界発生処理の開始から規定時間TDが経過すると、第2電界発生処理を終了して(S29)、本制御を終了する。
以上、第2の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
印字のための第1帯電処理の後に、第2帯電処理、第2露光処理および第2電界発生処理を実行するので、次の印字を開始する際において、感光体ドラム51内の残留電荷C1,C2を除去した状態にすることができる。そのため、印字指令を受けてから印字を開始するまでの時間を短縮することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1の実施形態に係る構造の一部や制御装置100による処理の一部を変更したものであるため、第1の実施形態と同様の構成要素や処理については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図13に示すように、第3の実施形態に係るカラープリンタ1は、感光体ドラム51の素管51Aにプラスの感光電圧を印加する感光電圧印加回路250を備えている。つまり、感光電圧印加回路250は、第2帯電処理によって帯電ローラ52に供給される帯電電圧と同極性の感光電圧を素管51Aに印加することが可能となっている。
図14に示すように、第3の実施形態に係る制御装置100は、第2電界発生処理において、転写電圧印加回路240を介して転写ローラ74に転写電圧を印加することなく、プラスの感光電圧V3を感光電圧印加回路250を介して素管51Aに印加する。感光電圧V3は、帯電ローラ52に印加する帯電電圧(例えば後述する第1帯電電圧V11)よりも小さな値に設定されている。なお、この形態でも、第2電界発生処理において転写電圧を印加しない転写ローラ74が電界形成部材に相当する。
制御装置100は、第2帯電処理と第2電界発生処理を同時に開始する。制御装置100は、第2帯電処理において、第1帯電処理時の第1帯電電圧V11よりも大きい第2帯電電圧V12を帯電電圧印加回路210を介して帯電ローラ52に印加する。本実施形態では、第2帯電電圧V12は、第1帯電電圧V11と感光電圧V3とを足し合わせた大きさとなっている。各電圧値は、例えば第1帯電電圧V11は1500V、感光電圧V3は200V、第2帯電電圧V12は1700Vに設定される。
次に、第3の実施形態に係る制御装置100の動作について図15を参照して説明する。ここで、図15に示すフローチャートは、第1の実施形態に係る残留電荷除去処理(図8のフローチャート)を一部変更したものである。図15に示すフローチャートは、図8のフローチャートと略同様のステップS12,S14,S15の処理を有している。また、図15に示すフローチャートでは、新たなステップS31,S32が追加されている。
制御装置100は、印字指令を受けると、図7に示すフローチャートの処理を実行する。制御装置100は、残留電荷除去処理を実行する場合には(S1)、図15に示すフローチャートの処理を開始する。
残留電荷除去処理において、制御装置100は、まず、第2帯電処理および第2電界発生処理を同時に開始する(S31)。つまり、ステップS31の処理を行うことで、帯電ローラ52に第2帯電電圧V12が印加されるとともに、感光体ドラム51の素管51Aに感光電圧V3が印加される。これにより、感光層51Bのうち第1位置P1に位置する部分では、感光層51Bの表面と裏面との間の電位差が、V12−V3、つまり第1帯電電圧V11と同じ大きさとなる。そのため、第1位置P1において、感光体ドラム51の表面は、印字のときと同じ表面電位に帯電される。
また、この際、感光層51Bのうち第4位置P4に位置する部分では、転写ローラ74に転写電圧が印加されていないことにより、素管51Aから転写ローラ74に向かう第2電界E2が感光層51B内で発生する。
ステップS31の後、制御装置100は、前述したステップS12,S14,S15の処理を順次実行する。ステップS12において第2露光処理を開始することで、感光層51Bのうち第2帯電処理で帯電された部分が露光され、第1電界E1の作用によって、プラスの残留電荷C1が除去される。また、第2露光処理で露光された部分が第4位置P4に到達すると、第2電界E2の作用によって、マイナスの残留電荷C2が除去される。
ステップS15の後、制御装置100は、第2露光処理の終了から第1時間T1が経過すると、第2電界発生処理を終了して(S32)、本制御を終了する。つまり、第2露光処理によって最後に露光された部分が、第4位置P4に到達して第2電界E2が付与された後に、第2電界発生処理が終了する。
以上、第3の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
第2電界発生処理において、感光電圧V3を素管51Aに印加するので、転写電圧を印加することなく、内部残留電荷を除去することができる。
第2帯電処理と第2電界発生処理を同時に開始したので、第2帯電処理時において、帯電ローラ52と感光体ドラム51との間の電位差が、印字時の電位差よりも大きくなりすぎるのを抑えることができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第3の実施形態に係る制御装置100による処理の一部を変更したものであるため、第3の実施形態と同様の構成要素や処理については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図16に示すように、第4の実施形態に係る制御装置100は、第3の実施形態に係る残留電荷除去処理を、第1帯電処理の後、詳しくは、停止処理を開始した後における適当なタイミングで実行している。制御装置100を動作させるためのフローチャートは、図17に示すように、図7のフローチャートにおけるステップS1の処理を、ステップS8の後に移動するだけで、その他のステップS2〜S8の処理は第1の実施形態と同様に行えばよい。この第4の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
現像ローラ54を離間させるタイミング、つまり停止処理を開始するタイミングは、画像データに基づく第1露光処理によって最後に露光された部分が現像ローラ54に到達した後であれば、いつでもよい。停止処理の終了のタイミングについても、同様に、帯電ローラ52によって帯電された部分が現像ローラ54に対向する位置に到達した後であれば、いつでもよい。
第2帯電処理、第2露光処理および第2電界発生処理の開始のタイミングや実行時間は、前記各実施形態に限定されず、適宜設定することができる。例えば、第1の実施形態において、第2帯電処理、第2露光処理および第2電界発生処理の開始のタイミングを、同時にしてもよい。なお、第2電界発生処理の開始タイミングを、第1の実施形態よりも早いタイミングにした場合には、感光体ドラム51の表面電位がマイナスとなる部分が生じ、この部分が帯電ローラ52を一度通過しただけでは、この部分の表面電位が好ましい電位まで上がらないおそれがある。そのため、この場合は、マイナスに帯電された部分が、好ましい表面電位まで上がるまで、第2帯電処理の時間を調整すればよい。
第1帯電処理と第2帯電処理は、各実施形態において、連続して行ってもよいし、第1帯電処理と第2帯電処理との間に帯電電圧を0にする期間を設けて、それぞれ分離させて行ってもよい。同様に、第1露光処理と第2露光処理や、第2電界発生処理と転写処理も、連続して行ってもよいし、分離させて行ってもよい。
現像剤は、プラスに帯電されたトナーに限定されず、マイナスに帯電されたトナーであってもよい。なお、マイナスに帯電されたトナーを採用する場合には、前述した各電圧の極性を、逆の極性に変更すればよい。この場合、第3、第4の実施形態において、第2帯電処理での帯電電圧の絶対値を、第1帯電処理での帯電電圧の絶対値よりも大きくすればよい。また、第3、第4の実施形態において、感光電圧の絶対値を、帯電ローラ52に印加する帯電電圧の絶対値よりも小さくすればよい。
感光体は、感光体ドラム51に限定されず、例えば、ベルト状の感光体であってもよい。
帯電器は、帯電ローラ52に限定されず、例えば、感光体から離れた位置に設けられる例えばコロナ放電方式の帯電器であってもよい。つまり、帯電ワイヤとグリッド電極とを備える帯電器であってもよい。
露光装置は、スキャナ40に限定されず、例えばLEDによって感光体を露光するLEDユニットや、感光体の表面を除電する除電器などであってもよい。
現像器は、感光体ドラム51に接触する現像ローラ54を備えた現像器520に限定されず、例えば感光体から離れて配置される、非接触方式の現像器であってもよい。
転写部材は、転写ローラ74に限定されず、例えば感光体ドラムから離間して配置される非接触式の転写部材などであってもよい。
電界形成部材は、転写ローラ74や感光体ドラム51に限定されず、例えばクリーニングブレード57や、前述した非接触式の転写部材などであってもよい。
停止処理は、現像ローラ54の接触・離間によって行う処理に限らず、例えば現像ローラに印加する現像電圧を、感光体ドラムのうち露光された部分の表面電位よりも小さな電圧に切り替えることで、現像ローラから感光体ドラムへのトナーの供給を停止させてもよい。
画像形成装置は、カラープリンタ1に限定されず、例えばモノクロプリンタ、複写機、複合機などであってもよい。
転写媒体は、用紙Pに限定されず、例えば中間転写方式のプリンタにおいては、感光体ドラムに接触するベルトなどであってもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 カラープリンタ
40 スキャナ
51 感光体ドラム
51B 感光層
52 帯電ローラ
54 現像ローラ
74 転写ローラ
100 制御装置
520 現像器

Claims (13)

  1. 感光層を有する感光体と、
    前記感光体の表面を帯電する帯電器と、
    前記感光体の表面を露光する露光装置と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像器と、
    帯電中に前記感光層内に発生する第1電界とは逆向きの第2電界を前記感光層内に発生させる電界形成部材と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第1帯電処理と、
    前記第1帯電処理によって帯電された前記感光体の表面を前記露光装置によって露光して当該表面上に静電潜像を形成する第1露光処理と、
    前記現像器によって前記静電潜像に現像剤を供給して前記感光体の表面上に現像剤像を形成する現像処理と、
    前記現像剤像を転写媒体に転写する転写処理と、
    前記第1帯電処理の実行期間とは異なる期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第2帯電処理と、
    前記第2帯電処理によって帯電された前記感光体の部位が前記露光装置に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記露光装置によって前記感光体の表面を露光する第2露光処理と、
    前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記現像器に対向する位置を通過している期間において、前記現像器から前記感光体への現像剤の供給を停止する停止処理と、
    前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記電界形成部材に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記感光体と前記電界形成部材との間で前記第2電界を発生させる第2電界発生処理であって、前記第2露光処理を開始してから第1時間T1の経過後に開始する第2電界発生処理と、を実行し、
    前記第1時間T1は、前記感光体の表面における前記露光装置と対向する位置から前記電界形成部材と対向する位置までの距離をD1、前記感光体の周速をSとしたときに、
    T1=D1/S
    を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記感光体の表面上の現像剤を転写媒体に転写する転写部材と、
    前記転写部材に転写電圧を印加する転写電圧印加回路と、を備え、
    前記電界形成部材は、前記転写部材であり、
    前記制御装置は、
    前記転写処理において、前記転写電圧印加回路を介して前記転写部材に第1転写電圧を印加し、
    前記第2電界発生処理において、前記転写電圧印加回路を介して前記転写部材に前記第1転写電圧と同極性の第2転写電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御装置は、前記第2露光処理を、前記第2帯電処理を開始してから第2時間T2の経過後に開始し、
    前記第2時間T2は、前記感光体の表面における前記帯電器と対向する位置から前記露光装置と対向する位置までの距離をD2、前記感光体の周速をSとしたときに、
    T2=D2/S
    を満たすことを特徴とする請求項1または請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置は、前記停止処理において、前記感光体から前記現像器を離間させることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、前記転写処理の終了後に、前記停止処理を開始することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御装置は、印字指令を受けたことを条件として、前記第1帯電処理を開始する前に、前記第2帯電処理、前記第2露光処理および前記第2電界発生処理を実行することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御装置は、前記転写処理の実行中に前記第2帯電処理を開始し、前記停止処理を開始した後に、前記第2露光処理および前記第2電界発生処理を実行することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2帯電処理を実行する時間と、前記第2露光処理を実行する時間と、前記第2電界発生処理を実行する時間が、同じ長さに設定されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 感光層を有する感光体と、
    前記感光体の表面を帯電する帯電器と、
    前記感光体の表面を露光する露光装置と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像器と、
    帯電中に前記感光層内に発生する第1電界とは逆向きの第2電界を前記感光体との間で発生させる電界形成部材と、
    制御装置と、を備えた画像形成装置における前記制御装置による制御方法であって、
    前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第1帯電工程と、
    前記第1帯電工程によって帯電された前記感光体の表面を前記露光装置によって露光して当該表面上に静電潜像を形成する第1露光工程と、
    前記現像器によって前記静電潜像に現像剤を供給して前記感光体の表面上に現像剤像を形成する現像工程と、
    前記現像剤像を転写媒体に転写する転写工程と、
    前記第1帯電工程の実行期間とは異なる期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第2帯電工程と、
    前記第2帯電工程によって帯電された前記感光体の部位が前記露光装置に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記露光装置によって前記感光体の表面を露光する第2露光工程と、
    前記第2露光工程によって露光された前記感光体の部位が前記現像器に対向する位置を通過している期間において、前記現像器から前記感光体への現像剤の供給を停止する停止工程と、
    前記第2露光工程によって露光された前記感光体の部位が前記電界形成部材に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記感光体と前記電界形成部材との間で前記第2電界を発生させる第2電界発生工程であって、前記第2露光工程を開始してから第1時間T1の経過後に開始する第2電界発生工程と、を備え
    前記第1時間T1は、前記感光体の表面における前記露光装置と対向する位置から前記電界形成部材と対向する位置までの距離をD1、前記感光体の周速をSとしたときに、
    T1=D1/S
    を満たすことを特徴とする制御方法。
  10. 感光層を有する感光体と、
    前記感光体の表面を帯電する帯電器と、
    前記感光体の表面を露光する露光装置と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像器と、
    帯電中に前記感光層内に発生する第1電界とは逆向きの第2電界を前記感光体との間で発生させる電界形成部材と、
    制御装置と、を備えた画像形成装置において、前記制御装置を動作させるプログラムであって、
    前記制御装置を、
    前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第1帯電処理を実行する手段と、
    前記第1帯電処理によって帯電された前記感光体の表面を前記露光装置によって露光して当該表面上に静電潜像を形成する第1露光処理を実行する手段と、
    前記現像器によって前記静電潜像に現像剤を供給して前記感光体の表面上に現像剤像を形成する現像処理を実行する手段と、
    前記現像剤像を転写媒体に転写する転写処理を実行する手段と、
    前記第1帯電処理の実行期間とは異なる期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第2帯電処理を実行する手段と、
    前記第2帯電処理によって帯電された前記感光体の部位が前記露光装置に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記露光装置によって前記感光体の表面を露光する第2露光処理を実行する手段と、
    前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記現像器に対向する位置を通過している期間において、前記現像器から前記感光体への現像剤の供給を停止する停止処理を実行する手段と、
    前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記電界形成部材に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記感光体と前記電界形成部材との間で前記第2電界を発生させる第2電界発生処理であって、前記第2露光処理を開始してから第1時間T1の経過後に開始する第2電界発生処理を実行する手段として機能させ
    前記第1時間T1は、前記感光体の表面における前記露光装置と対向する位置から前記電界形成部材と対向する位置までの距離をD1、前記感光体の周速をSとしたときに、
    T1=D1/S
    を満たすことを特徴とするプログラム。
  11. 感光層を有する感光体と、
    前記感光体の表面を帯電する帯電器と、
    前記感光体の表面を露光する露光装置と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像器と、
    帯電中に前記感光層内に発生する第1電界とは逆向きの第2電界を前記感光層内に発生させる電界形成部材と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第1帯電処理と、
    前記第1帯電処理によって帯電された前記感光体の表面を前記露光装置によって露光して当該表面上に静電潜像を形成する第1露光処理と、
    前記現像器によって前記静電潜像に現像剤を供給して前記感光体の表面上に現像剤像を形成する現像処理と、
    前記現像剤像を転写媒体に転写する転写処理と、
    前記第1帯電処理の実行期間とは異なる期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第2帯電処理と、
    前記第2帯電処理によって帯電された前記感光体の部位が前記露光装置に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記露光装置によって前記感光体の表面を露光する第2露光処理と、
    前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記現像器に対向する位置を通過している期間において、前記現像器から前記感光体への現像剤の供給を停止する停止処理と、
    前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記電界形成部材に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記感光体と前記電界形成部材との間で前記第2電界を発生させる第2電界発生処理と、を実行し、
    前記第2帯電処理を実行する時間と、前記第2露光処理を実行する時間と、前記第2電界発生処理を実行する時間が、同じ長さに設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 感光層を有する感光体と、
    前記感光体の表面を帯電する帯電器と、
    前記感光体の表面を露光する露光装置と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像器と、
    帯電中に前記感光層内に発生する第1電界とは逆向きの第2電界を前記感光体との間で発生させる電界形成部材と、
    制御装置と、を備えた画像形成装置における前記制御装置による制御方法であって、
    前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第1帯電工程と、
    前記第1帯電工程によって帯電された前記感光体の表面を前記露光装置によって露光して当該表面上に静電潜像を形成する第1露光工程と、
    前記現像器によって前記静電潜像に現像剤を供給して前記感光体の表面上に現像剤像を形成する現像工程と、
    前記現像剤像を転写媒体に転写する転写工程と、
    前記第1帯電工程の実行期間とは異なる期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第2帯電工程と、
    前記第2帯電工程によって帯電された前記感光体の部位が前記露光装置に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記露光装置によって前記感光体の表面を露光する第2露光工程と、
    前記第2露光工程によって露光された前記感光体の部位が前記現像器に対向する位置を通過している期間において、前記現像器から前記感光体への現像剤の供給を停止する停止工程と、
    前記第2露光工程によって露光された前記感光体の部位が前記電界形成部材に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記感光体と前記電界形成部材との間で前記第2電界を発生させる第2電界発生工程と、を備え
    前記第2帯電工程を実行する時間と、前記第2露光工程を実行する時間と、前記第2電界発生工程を実行する時間が、同じ長さに設定されていることを特徴とする制御方法。
  13. 感光層を有する感光体と、
    前記感光体の表面を帯電する帯電器と、
    前記感光体の表面を露光する露光装置と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像器と、
    帯電中に前記感光層内に発生する第1電界とは逆向きの第2電界を前記感光体との間で発生させる電界形成部材と、
    制御装置と、を備えた画像形成装置において、前記制御装置を動作させるプログラムであって、
    前記制御装置を、
    前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第1帯電処理を実行する手段と、
    前記第1帯電処理によって帯電された前記感光体の表面を前記露光装置によって露光して当該表面上に静電潜像を形成する第1露光処理を実行する手段と、
    前記現像器によって前記静電潜像に現像剤を供給して前記感光体の表面上に現像剤像を形成する現像処理を実行する手段と、
    前記現像剤像を転写媒体に転写する転写処理を実行する手段と、
    前記第1帯電処理の実行期間とは異なる期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記帯電器によって前記感光体の表面を帯電する第2帯電処理を実行する手段と、
    前記第2帯電処理によって帯電された前記感光体の部位が前記露光装置に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記露光装置によって前記感光体の表面を露光する第2露光処理を実行する手段と、
    前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記現像器に対向する位置を通過している期間において、前記現像器から前記感光体への現像剤の供給を停止する停止処理を実行する手段と、
    前記第2露光処理によって露光された前記感光体の部位が前記電界形成部材に対向する位置を通過している期間において、少なくとも前記感光体が一回転する間、前記感光体と前記電界形成部材との間で前記第2電界を発生させる第2電界発生処理を実行する手段として機能させ
    前記第2帯電処理を実行する時間と、前記第2露光処理を実行する時間と、前記第2電界発生処理を実行する時間が、同じ長さに設定されていることを特徴とするプログラム。
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