JPH09138547A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09138547A
JPH09138547A JP29653995A JP29653995A JPH09138547A JP H09138547 A JPH09138547 A JP H09138547A JP 29653995 A JP29653995 A JP 29653995A JP 29653995 A JP29653995 A JP 29653995A JP H09138547 A JPH09138547 A JP H09138547A
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photoconductive layer
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charging
image
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JP29653995A
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English (en)
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Hitoshi Saito
斉藤  均
Akihiro Kawasaki
明博 河崎
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ブラシ式帯電装置のブラシに付着したト
ナーを回収する。 【解決手段】 感光体2の導電性基板14に電圧を印加
する第1電源装置16と、帯電ブラシ3に電圧を印加す
る第2電源装置17とを設け、画像形成時は第1電源装
置16と第2電源装置17の出力を所定の第1レベル
(接地電圧、−1200V)に設定し、非画像形成時
は、帯電ブラシ3に付着した現像剤21を静電的に感光
体2に転移すべく、第1電源装置16と第2電源装置1
7の出力を第2レベル(−600〜−1000V、接地
電圧)に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
る複写機、プリンタ等の画像形成装置、特に像担持体に
接触してこれを帯電させる接触帯電手段を清掃する構成
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式による画像形成装置
として、像担持体である感光体ドラムの外周面に対向し
て回転ブラシ式の帯電装置を設け、この帯電ブラシの接
触により感光体ドラム表面の光導電層を帯電させるもの
が、特開平3−4283号公報で提案されている。ま
た、同公報には、帯電ブラシに付着し、本来の帯電極性
とは逆の極性に帯電している現像剤を回収する方法とし
て、画像形成装置の非画像形成時に帯電ブラシに所定の
電圧を印加することにより、帯電ブラシから感光体ドラ
ムに強制的に現像剤を放出して回収するものが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記現
像剤回収方法では、帯電ブラシに保持された現像剤を十
分回収できないという問題、つまり、上記現像剤回収方
法では、帯電ブラシと感光体ドラムとの接触ニップの最
上流側では帯電ブラシから感光体ドラムへの現像剤の放
出は十分行なわれるが、接触ニップ内では帯電ブラシか
ら感光体ドラムへの現像剤の放出の効率が悪く、現像剤
の回収が十分行なわれないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
消するためになされたもので、導電性基板の表面に光導
電層を設けた像担持体と、上記光導電層を帯電させる接
触帯電手段と、画像情報に応じて上記光導電層に静電潜
像を形成する露光手段と、上記静電潜像を現像剤で顕像
化する現像手段と、上記光導電層上に顕像化された現像
剤像を被転写体に転写する転写手段と、転写後の光導電
層表面に残留する現像剤を回収する清掃手段とを備えた
画像形成装置において、上記導電性基板に電圧を印加す
る第1電源手段と、上記接触帯電手段に電圧を印加する
第2電源手段と、画像形成時は上記第1電源手段と第2
電源手段の出力を所定の第1レベルに設定し、非画像形
成時は、上記接触帯電手段に付着した現像剤を静電的に
像担持体に転移すべく、上記第1電源手段と第2電源手
段の出力を第2レベルに切り替える切替手段とを設けた
ものである。
【0005】上記発明では、導電性基板に印加する電圧
は、第1レベルでは接地電圧、第2レベルでは光導電層
表面の帯電極性と同極性である直流電圧とするのが好適
である。また、接触帯電手段に印加する電圧は、第1レ
ベルでは光導電層表面の帯電極性と同極性の直流電圧、
第2レベルでは光導電層表面の帯電極性と同極性である
接地電圧近傍の直流電圧若しくは接地電圧であるのが好
ましい。
【0006】本発明の別の態様は、導電性基板の表面に
光導電層を設けた像担持体と、上記光導電層を帯電させ
る接触帯電手段と、画像情報に応じて上記光導電層に静
電潜像を形成する露光手段と、上記静電潜像を現像剤で
顕像化するとともに転写後の光導電層表面に残留する現
像剤を回収する現像兼清掃手段と、上記光導電層上に顕
像化された現像剤像を被転写体に転写する転写手段とを
備えた画像形成装置において、上記導電性基板に電圧を
印加する第1電源手段と、上記接触帯電手段に電圧を印
加する第2電源手段と、上記現像兼清掃手段に電圧を印
加する第3電源手段と、画像形成時は上記第1電源手段
及び第2電源手段並びに第3電源手段の出力を所定の第
1レベルに設定し、非画像形成時は、上記接触帯電手段
に付着した現像剤を像担持体に転移すべく上記第1電源
手段及び第2電源手段並びに第3電源手段の出力を所定
の第2レベルに切り替えた後、所定時間後、上記像担持
体に転移した現像剤を接触帯電手段で光導電層表面の帯
電極性と同極性に帯電すべく上記第1電源手段及び第2
電源手段並びに第3電源手段の出力を再び第1レベルに
設定する制御手段と、を設けている。
【0007】この発明では、導電性基板に印加する電圧
を、第1レベルでは接地電圧、第2レベルでは光導電層
表面の帯電極性と同極性である直流電圧とするのが好適
である。また、接触帯電手段に印加する電圧は、第1レ
ベルでは光導電層表面の帯電極性と同極性の直流電圧、
第2レベルでは光導電層表面の帯電極性と同極性である
接地電圧近傍の直流電圧、若しくは接地電圧とするのが
好ましい。さらに、現像兼清掃手段に印加する電圧は、
第1レベルでは光導電層表面の帯電極性と同極性の直流
電圧、第2レベルでは光導電層表面の帯電極性と逆極性
の直流電圧であるのがよい。
【0008】上記2つの発明において、導電性基板に印
加する電圧は、上記像担持体の移動周期以内とするのが
好ましい。また、導電性基板に印加する電圧を第1レベ
ルから第2レベルに切り替える動作が、現像剤を被転写
体に転写する電圧が転写手段に印加されていないときで
あるのがよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を説明する。図1は第1の実施形態にかか
る画像形成装置1を示す。画像形成装置1は略中央部に
感光体ドラム2を備えている。感光体ドラム2の周囲に
は、その回転方向に沿って、感光体ドラム2の外周面を
摺擦する帯電ブラシ方式の帯電装置(以下「帯電ブラ
シ」という)3、現像装置4、転写装置5、清掃装置6
が順次配設されている。感光体ドラム2の上方にレーザ
式の露光装置7が配設されている。他方、感光体ドラム
2の下方には給紙装置8が配置され、ここに収容された
用紙9に供給ローラ10が当接している。また、感光体
ドラム2の左側には定着装置11、排出トレイ12が配
置され、給紙装置8から定着装置11に向かってガイド
13が配置されている。
【0010】図2に示すように、感光体ドラム2は、導
電材料からなる円筒形のドラム基板14の外周面に有機
光導電材料(OPC)からなる光導電層15を備えてお
り、ドラム基板14が第1電源装置16に接続され、ス
イッチ16aを切り替えることにより、接地電圧(0
V)(第1レベル)又は基板バイアス(−600〜−1
000V;本実施例では−1000Vとする)(第2レ
ベル)が印加されるようになっている。帯電ブラシ3は
第2電源装置17に接続され、スイッチ17aを切り替
えることにより帯電バイアス(直流−1200V)(第
1レベル)又は接地電圧(0V)(第2レベル)が印加
されるようになっている。なお、帯電ブラシ3に印加さ
れる第2レベルの電圧は、接地電圧近傍のプラス又はマ
イナスの電圧であってもよい。また、帯電バイアスは、
直流電圧をスイッチングした矩形波直流、又は直流に交
流を重畳した脈流ものでもよい。現像装置4は感光体ド
ラム2に対向する現像ローラ19を備えており、この現
像ローラ19は第3電源装置18に接続され、現像バイ
アス(−100〜−500V;本実施例では−300V
とする。)が印加されるようになっている。また、現像
装置4は、光導電層15の表面の帯電極性と同極性に帯
電する非磁性トナー21を収容している。
【0011】画像形成時、感光体ドラム2、帯電ブラシ
3、現像ローラ19はそれぞれ矢印22、23、24方
向に回転する。電源装置16、17のスイッチ16a、
17aはそれぞれ点線位置に設定される。これにより、
感光体ドラム2は接地され、帯電ブラシ3は帯電バイア
ス:−1000Vが印加される。また、現像ローラ19
には現像バイアス(−300V)が印加される。これに
より、感光体ドラム2と帯電ブラシ3との対向部(帯電
領域25)を通過する光導電層15の表面に帯電ブラシ
3が接触し、それらの間で放電が発生して光導電層15
が−600〜−900Vに帯電される。次に、露光装置
7は感光体ドラム2の外周面に向けて画像情報に応じて
レーザを照射し、その帯電領域に静電潜像を形成する。
【0012】現像装置4では現像ローラ19の外周部に
トナー21が保持されており、例えば現像ローラ19と
これに圧接するブレード等の帯電手段によってマイナス
極性に帯電される。また、マイナス帯電したトナー21
(21N)は、現像ローラ19と感光体ドラム2が対向
する現像領域26で静電潜像に静電付着してこれをトナ
ー像として顕像化する。一方、感光体ドラム2の回転に
同期して給紙装置8から送り出された用紙9は転写領域
27において転写装置5の放電に基づいてプラス極性に
帯電され、これによりマイナス極性のトナー像が用紙9
に電気的に吸引されて転写される。次に、用紙9は定着
装置11に送られ、ここでトナー像を定着して排出トレ
イ12に排出される。一方、用紙9に転写されずに感光
体ドラム2上に残留するトナー21は、清掃装置6で除
去される。
【0013】しかし、清掃装置6によるトナー21の除
去効率は完全とは言い難く、清掃装置6を通過したトナ
ー21が帯電ブラシ3に徐々に付着する。そして、この
状態を放置すれば、帯電ブラシ3の光導電層15に対す
る帯電効率が低下し、画像上に地肌かぶりが発生して画
質の悪化を招来する。そこで、本実施形態では、画像形
成装置1が上述した画像形成動作を行っていない非画像
形成時、さらに具体的には、主電源がオンされた直後の
ウォーミングアップの時間帯、又は画像形成動作が開始
される直前の時間帯、若しくは断続的に行われる画像形
成動作の間の時間帯に、以下に説明するトナー回収処理
を実行し、帯電ブラシ3に付着したトナー21が回収さ
れる。
【0014】トナー回収処理では、図2、3に示すよう
に、メインモータが駆動して感光体ドラム2と帯電ブラ
シ3がそれぞれ矢印22、23方向に回転している状態
で、まず第2電源装置17のスイッチ17aを実線状態
に設定し、帯電ブラシ3の印加電圧を第2レベルすなわ
ち接地電圧(0V)に切り替える。次に、所定時間後第
1電源装置16のスイッチ16aを実線状態に設定し、
ドラム基板14の印加電圧を第2レベル(感光体バイア
ス:−1000V)に切り替える。これにより、帯電ブ
ラシ3に付着している帯電不良トナー、すなわち本来の
帯電極性(マイナス極性)と逆極性のプラス帯電トナー
21Pが感光体ドラム2に転移する。また、感光体ドラ
ム2に付着したトナー21Pは、現像装置4、転写装置
5の対向部を通過して清掃装置6で除去される。一方、
帯電ブラシ3に付着しているマイナス帯電トナー21N
は、トナー回収処理により帯電ブラシ3からプラス帯電
トナー21Pが除去されて動きを邪魔するものが減少し
ているので、感光体ドラム2と帯電ブラシ3の印加電圧
を第1レベルに戻すと、それらの電位差によって静電的
に感光体ドラム2に転移する。
【0015】上記帯電ブラシ3に第2レベルの電圧(接
地電圧:0V)を印加した状態は、ドラム基板14に第
2レベルの電圧(基板バイアス:−1000V)を印加
開始してからt2時間維持され、その後第1レベルに切
り替えられる。一方、ドラム基板14に第2レベルの電
圧(基板バイアス:−1000V)を印加した状態はt
1時間維持され、その後第1レベル(接地電圧:0V)
に切り替えられる。また、ドラム基板14の印加電圧を
第2レベルから第1レベルに切り替えると同時に帯電ブ
ラシ3の印加電圧が第1レベルに切り替えられる。とこ
ろで、上記t1は感光体ドラム2が一回転する時間以内
に設定され、t2は感光体ドラム2上の任意の点が現像
ローラ19の位置から帯電ブラシ3の位置まで移動する
時間以内に設定される。
【0016】上記トナー回収処理において、基板バイア
スを−600〜−1000V、帯電ブラシ3を接地又は
その近傍の電圧に設定するのは以下の理由からである。
感光体ドラム2に転移するトナー量は、ドラム基板14
と帯電ブラシ3の電位差に比例する。したがって、ドラ
ム基板14に印加する第2レベルの電圧は光導電層15
の帯電極性(上記実施例ではマイナス極性)と同極性で
かつ高電位に設定するほど、また帯電ブラシ3に印加す
る第2レベルの電圧は光導電層15の帯電極性と逆極性
でかつ高電位に設定するほどトナーの転移量が多くな
る。しかし、ドラム基板14に印加する光導電層15の
帯電極性と同極性の電圧が高くなるほど、また帯電ブラ
シ3に印加する光導電層15の帯電極性と逆極性の電圧
が高くなるほど、光導電層15は本来の帯電極性とは逆
の極性に帯電されてそのメモリが光導電層15に発生
し、その結果光導電層15の帯電不良や画質低下を招来
する。一方、ドラム基板14に印加する光導電層15の
帯電極性と同極性の電圧が低電圧になるほど、帯電ブラ
シ3と感光体ドラム2との静電的なトナー吸引作用が弱
くなり、感光体ドラム2へのトナー転移量が少なくな
る。したがって、ドラム基板14に印加する第2レベル
の電圧(基板バイアス)は、帯電ブラシ3に付着したト
ナー21を静電的作用に基づいて感光体ドラム2に転移
し、かつ光導電層15への悪影響がない−600〜−1
000Vの直流電圧が望ましい。一方、帯電ブラシ3に
印加する第2レベルの電圧は、光導電層15への悪影響
がない接地電圧(0V)近傍の電圧が望ましく、さらに
別段の電源回路を必要とせずにバイアスV(B)との電
位差を最も大きくとれる接地電圧とするのが最も望まし
い。
【0017】図4は本発明の第2の実施形態にかかる画
像形成装置101を示し、上述した画像形成装置1の部
材と同一の部材には対応する符号に100を加えた符号
を付して説明を省略する。この画像形成装置101は以
下の点で第1の実施形態の画像形成装置1と相違する。
まず、画像形成装置101には清掃装置が無く、現像装
置104が清掃装置を兼用している。図5に示すよう
に、帯電ブラシ103は、第2電源装置117のスイッ
チ117aを実線状態と点線状態に切り替えることによ
り、直流−1200Vに交流を重畳した脈流又は上記直
流をスイッチングした矩形波直流(第1レベル)、又は
接地電圧(第2レベル)が印加されるようになってい
る。現像ローラ119は第3電源装置118のスイッチ
118aを実線位置と点線位置に切り替えることによ
り、−300V(第1レベル)のバイアスと+100V
(第2レベル)のバイアスが印加されるようになってい
る。
【0018】この画像形成装置101では、画像形成
時、電源装置116、117、118aの出力はそれぞ
れ第1レベルに設定されており、ドラム基板114は接
地され、帯電ブラシ103は直流−1200Vに交流を
重畳した脈流又はこの直流をスイッチングした矩形波直
流が印加され、現像ローラ119は−300Vのバイア
スが印加される。そして、第1の実施形態と同様にして
光導電層115上に形成されたトナー像が用紙に転写さ
れる。しかし、転写領域127で用紙109に転写され
ずに光導電層115の表面に残留するトナー121は帯
電ブラシ103と感光体ドラム102との接触領域(帯
電領域)125に搬送される。この接触領域125では
では、帯電ブラシ103の接触により残留トナーが分散
され、判読不可能な状態まで非パターン化される。ま
た、本来の帯電極性に帯電しているマイナス帯電トナー
121Nは帯電ブラシ103に反発して分散が促進され
る。他方、本来の帯電極性とは逆の極性に帯電している
プラス帯電トナー121Pは帯電ブラシ103から電荷
が注入されてマイナス極性に帯電されて感光体ドラム1
02に戻される。
【0019】上記接触領域125では、さらに帯電ブラ
シ103によって光導電層115が帯電されることによ
り、光導電層115に残留する静電潜像残留像(静電潜
像メモリ)が消去される。これは、ドラム基板114に
対して放電を生じさせるに十分な電圧が帯電ブラシ10
3に印加されているためであり、接触領域125を通過
した光導電層115は−600〜−800Vに均一に帯
電される。
【0020】接触領域125を通過した光導電層115
の表面には画像が露光されて静電潜像が形成され、これ
が現像装置104で現像される。しかし、帯電ブラシ1
03との接触により帯電されているが画像は露光されて
いない非画像部に残留するマイナス帯電トナー121N
は、光導電層115の帯電電位(−600〜−800
V)と現像ローラ119のバイアス(−300V)との
電位差に基づいて現像ローラ119に吸引されて回収さ
れる。
【0021】帯電ブラシ103に付着しているトナーの
回収処理について図7を参照して説明する。このトナー
回収処理は、本来の帯電極性と逆極性に帯電したトナー
を回収する帯電ブラシ103から感光体ドラム102に
回収する第1ステップと、感光体ドラム102に回収さ
れた逆極性トナーを本来の帯電極性に帯電させて現像装
置104に回収する第2ステップからなる。
【0022】第1ステップでは、電源装置116、11
7、118のスイッチ116a、117a、118aが
それぞれ図5の実線位置に設定され、ドラム基板11
4、帯電ブラシ103、現像ローラ119には以下の第
2レベルの電圧が印加される。
【0023】 ドラム基板114 基板バイアス:−600〜−1000V 帯電ブラシ103 接地電圧:0V 現像ローラ119 バイアス:+100V これにより、矢印123方向に回転する帯電ブラシ10
3に付着しているプラス帯電トナー121Pが、帯電ブ
ラシ103(0V)よりも低電位の感光体ドラム102
(−600〜−1000V)に静電気的に吸引されて順
次転移する。感光体ドラム102のプラス帯電トナー1
21Pは、感光体ドラム102の矢印122方向の回転
とともに現像ローラ119の対向部を通過する。しか
し、現像ローラ119には+100Vのバイアスが印加
され、ドラム基板114にはバイアス−600〜−10
00Vが印加されており、ドラム基板114は現像ロー
ラ119に対して相対的に低電位となっているので、転
移したプラス帯電トナー121Pは感光体ドラム102
上に保持されたまま現像領域126を通過する。なお、
ドラム基板に印加する電圧を−600〜−1000Vと
したのは上述した理由からである。
【0024】次に、第2ステップでは、電源装置11
6、117、118のスイッチ116a、117a、1
18aがそれぞれ図6に示す状態に設定され、ドラム基
板114、帯電ブラシ103、現像ローラ119にはそ
れぞれ以下の第1レベルの電圧が印加される。
【0025】 ドラム基板114 接地電圧(0V) 帯電ブラシ103 帯電バイアス(直流−1200V+交流) 現像ローラ119 バイアス−300V
【0026】なお、帯電ブラシ103に関する第1ステ
ップから第2ステップへの切り替えは、上述した第1ス
テップの開始時点で帯電領域にあった感光体ドラム10
2の点が再び帯電領域まで到達するまでの時間以内とす
る。
【0027】これにより、帯電領域125を通過するプ
ラス帯電トナー121Pには帯電ブラシ103からマイ
ナス電荷が注入され、これらのトナーの帯電極性がプラ
ス極性からマイナス極性にてプラス極性に変化する。ま
た、接地されているドラム基板114に対して帯電ブラ
シ103には直流−1200Vに交流を重畳した脈流が
印加されているので、帯電ブラシ103に保持されてい
るマイナス帯電トナー121Nは両者の電位差に基づい
て感光体ドラム102に転移する。また、帯電領域12
5を通過する光導電層115は−600〜−900Vに
帯電される。次に、帯電領域125を通過したマイナス
帯電トナー121Nは、現像領域126に侵入すると、
現像ローラ119に印加されているバイアス(−300
V)と光導電層115の帯電位置(−600〜−900
V)との関係から現像ローラ119に静電気的に吸引さ
れて回収される。
【0028】上記帯電装置116、117、118のス
イッチ116a、117a、118aを切り替えるタイ
ミングについて、図7を参照して説明する。画像形成の
終了に伴い、帯電ブラシ103に印加する電圧を−12
00Vから0Vへ変更し、複写紙後端部が転写部を通過
した時点で、転写装置をオフする。その後、帯電ブラシ
103内に付着したプラス帯電トナー121Pの吐き出
しシーケンスを開始する。転写装置をオフした後に、ド
ラム基板114へ−600V〜−1000Vの電圧を印
加する。転写装置をオフした後に電圧を印加するのは、
像転写中もしくは感光体ドラム上にトナー像が存在する
状態において、ドラム基板114へ電圧を印加すること
によって発生する感光体ドラムの画像電位の低下を防止
し、且つプラス側への電位のシフトを防止するためであ
る。次に、ドラム基板114への電圧印加を時間t
1(感光体ドラム102の一回転以内)分持続する。こ
れにより、帯電ブラシ103に付着したプラス帯電トナ
ー121Pが、感光体ドラム102上へ転移する。この
状態においては、感光体ドラム102の表面電位は、−
300Vよりも高いため、感光体ドラム102上のトナ
ーは、−300Vのバイアス電圧が印加された現像スリ
ーブをすり抜けることになる。そして、ドラム基板11
4への電圧印加の開始から、t2時間経過後(感光体ド
ラム上の任意の点が、現像領域を通過してから帯電領域
に至るまでの時間)に帯電ブラシへ−1200Vの電圧
を印加する。帯電ブラシへの電圧の印加は、画像部分の
終了後、感光体ドラム102上に画像電位が存在してい
ない部分に対しても、ドラム基板114に電圧印加され
ることにより感光体ドラム102が逆帯電されて生じる
画像メモリを防止するためである。時間t1経過後、ド
ラム基板114への−600〜−1000Vの電圧印加
を0Vへ変更する。そして、時間t3(t1−t2に相
当)経過後、現像ローラ119への印加電圧を、−30
0Vから+100Vへ変更する。これは、時間t3の間
は、感光体ドラム102の表面電位は−300V〜−6
00Vであるため、現像バイアス電圧を−300Vに維
持しておかなければ、現像されてしまうからである。そ
して、ドラム基板114への電圧印加終了後、即ち、時
間t1経過後から時間t3経過後、現像ローラ119への
印加電圧を−300Vから+100Vへ変更し、時間t
4間マイナス帯電トナー121Nの回収を行なう。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかる画像形成装置によれば、帯電ブラシと感光体ドラ
ムの接触ニップ全域において帯電ブラシに付着したプラ
ス帯電トナーとマイナス帯電トナーが別々に効率よく回
収される。したがって、帯電ブラシの汚れを確実に防止
し、地肌カブリのない高品質の画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る画像形成装置の概略構成を
示す断面図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置におけるトナー回収
処理の説明図である。
【図3】 図1に示す画像形成装置におけるトナー回収
処理のタイムチャートである。
【図4】 第2実施例に係る画像形成装置の概略構成を
示す断面図である。
【図5】 図4に示す画像形成装置におけるトナー回収
処理の第1ステップの説明図である。
【図6】 図4に示す画像形成装置におけるトナー回収
処理の第2ステップの説明図である。
【図7】 図4に示す画像形成装置におけるトナー回収
処理のタイムチャートである。
【符号の説明】
1、101…画像形成装置、2、102…感光体ドラ
ム、3、103…帯電ブラシ、4、104…現像装置、
5、105…転写装置、6…清掃装置、7、107…露
光装置、14、115…ドラム基板、15、115…光
導電層、16、116…第1電源、16a、116a…
スイッチ、17、117…第2電源、19、119…現
像ローラ、21、121…トナー。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基板の表面に光導電層を設けた像
    担持体と、上記光導電層を帯電させる接触帯電手段と、
    画像情報に応じて上記光導電層に静電潜像を形成する露
    光手段と、上記静電潜像を現像剤で顕像化する現像手段
    と、上記光導電層上に顕像化された現像剤像を被転写体
    に転写する転写手段と、転写後の光導電層表面に残留す
    る現像剤を回収する清掃手段とを備えた画像形成装置に
    おいて、上記導電性基板に電圧を印加する第1電源手段
    と、上記接触帯電手段に電圧を印加する第2電源手段
    と、画像形成時は上記第1電源手段と第2電源手段の出
    力を所定の第1レベルに設定し、非画像形成時は、上記
    接触帯電手段に付着した現像剤を静電的に像担持体に転
    移すべく、上記第1電源手段と第2電源手段の出力を第
    2レベルに切り替える切替手段とを設けたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記導電性基板に印加する電圧が、第1
    レベルでは接地電圧、第2レベルでは光導電層表面の帯
    電極性と同極性である直流電圧であることを特徴とする
    請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記接触帯電手段に印加する電圧が、第
    1レベルでは光導電層表面の帯電極性と同極性の直流電
    圧、第2レベルでは光導電層表面の帯電極性と同極性で
    ある接地電圧近傍の直流電圧若しくは接地電圧であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 導電性基板の表面に光導電層を設けた像
    担持体と、上記光導電層を帯電させる接触帯電手段と、
    画像情報に応じて上記光導電層に静電潜像を形成する露
    光手段と、上記静電潜像を現像剤で顕像化するとともに
    転写後の光導電層表面に残留する現像剤を回収する現像
    兼清掃手段と、上記光導電層上に顕像化された現像剤像
    を被転写体に転写する転写手段とを備えた画像形成装置
    において、 上記導電性基板に電圧を印加する第1電源手段と、上記
    接触帯電手段に電圧を印加する第2電源手段と、上記現
    像兼清掃手段に電圧を印加する第3電源手段と、画像形
    成時は上記第1電源手段及び第2電源手段並びに第3電
    源手段の出力を所定の第1レベルに設定し、非画像形成
    時は、上記接触帯電手段に付着した現像剤を像担持体に
    転移すべく上記第1電源手段及び第2電源手段並びに第
    3電源手段の出力を所定の第2レベルに切り替えた後、
    所定時間後、上記像担持体に転移した現像剤を接触帯電
    手段で光導電層表面の帯電極性と同極性に帯電すべく上
    記第1電源手段及び第2電源手段並びに第3電源手段の
    出力を再び第1レベルに設定する制御手段と、を設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記導電性基板に印加する電圧が、第1
    レベルでは接地電圧、第2レベルでは光導電層表面の帯
    電極性と同極性である直流電圧であることを特徴とする
    請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記接触帯電手段に印加する電圧が、第
    1レベルでは光導電層表面の帯電極性と同極性の直流電
    圧、第2レベルでは光導電層表面の帯電極性と同極性で
    ある接地電圧近傍の直流電圧、若しくは接地電圧である
    ことを特徴とする請求項4又は5のいずれかの画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 上記現像兼清掃手段に印加する電圧が、
    第1レベルでは光導電層表面の帯電極性と同極性の直流
    電圧、第2レベルでは光導電層表面の帯電極性と逆極性
    の直流電圧であることを特徴とする請求項4から6のい
    ずれかの画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記導電性基板に印加する電圧が、上記
    像担持体の移動周期以内であることを特徴とする請求項
    1から7のいずれかの画像形成装置。
  9. 【請求項9】 上記導電性基板に印加する電圧を第1レ
    ベルから第2レベルに切り替える動作が、現像剤を被転
    写体に転写する電圧が転写手段に印加されていないとき
    であることを特徴とする請求項1から8のいずれかの画
    像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100322557B1 (ko) * 1998-03-06 2002-06-24 윤종용 습식전자사진방식프린터의잉크순환시스템
JP2008276123A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US7917053B2 (en) 2006-11-30 2011-03-29 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming and toner cleaning apparatus and method
JP2011123400A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2018138973A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 ブラザー工業株式会社 画像形成装置およびその制御方法ならびにプログラム

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