JP6906909B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、積載されたシートを給紙する給紙手段と、給紙手段により給紙されたシートを1枚ずつに分離するための分離手段と、分離後に搬送されてきたシートに画像を転写する転写部と、を有する画像形成装置に関する。
従来の複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、装置本体に対して着脱可能な給紙カセット24に収容されたシートPを、ピックアップローラ21により給紙する。給紙されたシートPは、フィードローラ22と分離ローラ23からなる分離手段により1枚に分離され、2次転写ローラ12を含む画像形成手段へ搬送される(図13参照)。ピックアップローラ21とフィードローラ22により給紙されたシートPが搬送方向における下流側のレジローラ対2にニップされた後は、給紙ローラの駆動が停止され、シートPはレジローラ対2により2次転写ローラ12へと搬送されていく。なお、ピックアップローラ21とフィードローラ22の2つのローラを給紙ローラともいう。給紙ローラは、レジローラ対2により搬送されているシートPにより従動した状態で回転する。しかし、給紙ローラが駆動から従動に切り替わるタイミングで、シートPには負荷(以下、バックテンションという)が発生し、瞬間的にシートPが遅くなってしまう(図13(a)参照)。また、シートPの後端がこれらの従動している給紙ローラを通過する際には、バックテンションがなくなるため、瞬間的にシートPが速くなってしまう(図13(b)参照)。このようなタイミングで、2次転写ローラ12によりシート上に画像を形成していると、画像に影響(画像不良)を及ぼすことがある。バックテンションの影響は、装置本体の小型化が進むにつれ大きくなる。
そこで、例えば、シートの後端が押上げ板と給紙ローラとに挟持された状態から抜け出し、給紙ローラと分離部材とに挟持される直前まで給紙ローラの動作を継続させる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この構成により、給紙ローラと押上げ板との間で発生するバックテンションを抑制している。また、例えば、分離手段の下流に搬送手段を設け、搬送されるシートの後端が分離手段を通過する直前に搬送手段によるシートの搬送速度を減速させる構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。これにより、分離手段のバックテンションが開放される際に発生するシートの速度増加を抑制している。
特開2009−274812号公報 特開2014−149360号公報
しかし、一方の従来例では、給紙ローラと押上げ板との間で発生するバックテンションの影響は抑制できるが、給紙ローラと分離部材との間で発生するバックテンションの影響によるシートの搬送速度の変化は発生してしまう。また、他方の従来例では、シート上に画像を転写しながら搬送手段の速度を変化させるため、搬送手段と画像形成手段との間に発生するシートのループ量が変化する。そのため、搬送するシートの種類によっては、シートのこしにより、画像形成部におけるシートの搬送速度に影響が生じてしまうおそれがあるため、最適な制御を行う必要がある。更に、分離手段に発生するバックテンションは、シートの坪量や表面の摩擦係数によっても異なる。そのため、シートの種類に合わせた最適な搬送速度の制御を行う必要があり、シートの種類や状態を検知するためのセンサ等を追加しなければならず、かつ、複雑な制御を行う必要がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、シートの種類や状態によらず、簡単な構成及び制御によって、給紙部で発生するバックテンションの影響による画像不良を低減させることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材を収容する収容部と、前記収容部から記録材を給送する給送部材と、前記給送部材によって給送された記録材を搬送する搬送部材と、前記搬送部材とニップ部を形成し、前記ニップ部において複数の記録材を分離する分離部材と、前記給送部材及び前記搬送部材を駆動する駆動手段と、前記駆動手段から前記給送部材及び前記搬送部材への駆動を接続又は切断するクラッチ手段と、前記搬送部材よりも記録材の搬送方向において下流側に配置され、像担持体に形成された画像を記録材に転写する転写部と、を備える画像形成装置であって、記録材の前記搬送方向における長さが前記ニップ部と前記転写部との間の搬送路上における距離以上である場合、記録材の後端が前記ニップ部を通過するまで前記クラッチ手段を接続させ、前記記録材の後端が前記ニップ部を通過した後に前記クラッチ手段を切断させる制御手段をし、ジョブの最後の記録材を給送する場合、前記制御手段は前記最後の記録材の後端が前記ニップ部を通過する前に前記クラッチ手段を切断させることを特徴とする画像形成装置。
(2)記録材を収容する収容部と、前記収容部から記録材を給送する給送部材と、前記給送部材によって給送された記録材を搬送する搬送部材と、前記搬送部材とニップ部を形成し、前記ニップ部において複数の記録材を分離する分離部材と、前記給送部材及び前記搬送部材を駆動する駆動手段と、前記駆動手段から前記給送部材及び前記搬送部材への駆動を接続又は切断するクラッチ手段と、前記搬送部材よりも記録材の搬送方向において下流側に配置され、像担持体に形成された画像を記録材に転写する転写部と、を備える画像形成装置であって、記録材の前記搬送方向における長さが前記ニップ部と前記転写部との間の搬送路上における距離以上である場合、記録材の後端が前記ニップ部を通過するまで前記クラッチ手段を接続させ、前記記録材の後端が前記ニップ部を通過した後に前記クラッチ手段を切断させる制御手段を有し、前記制御手段は、記録材の前記搬送方向における長さが前記ニップ部と前記転写部との間の搬送路上における距離よりも短い場合、記録材の後端が前記給送部材を通過する前に前記クラッチ手段を切断させることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、シートの種類や状態によらず、簡単な構成及び制御によって、給紙部で発生するバックテンションの影響による画像不良を低減させることができる。
実施例1、2の画像形成装置の構成を示す断面図、給紙部の構成を示す断面図 実施例1、2の給紙制御に係るブロック図 実施例1のシートの搬送動作を示す断面図 実施例1のシートの搬送動作を示す断面図 実施例1のシートの搬送動作を示す断面図 実施例1の電磁クラッチCの動作を示す図 実施例1の給紙制御を示すフローチャート 実施例2の電磁クラッチCの動作を示す図 実施例2の給紙カセットを示す斜視図 実施例2の分離ローラユニットを示す図 実施例2のカセットレールを示す図 実施例2の給紙カセットの装着時の状態を示す図 実施例2の給紙カセットの引き出し開始時の状態を示す図 実施例2の給紙制御を示すフローチャート 従来例のシートの搬送動作を示す断面図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
[画像形成装置の全体構成及び動作]
実施例1の画像形成装置としてのカラーレーザービームプリンタ(以下、単にプリンタという)1について、図1(a)を参照して説明する。図1(a)は、プリンタ1の全体構成を示す断面図である。プリンタ1は、プリンタ1本体の下側に収容部である給紙カセット24を備えている。給紙カセット24の上部には、搬送手段であるレジストレーションローラ対2(以下、レジローラ対2という)と、検知手段であるトップセンサ3が設けられている。レジローラ対2は、給紙カセット24から給紙された記録材であるシートPを、画像とのタイミングを合わせて搬送する。トップセンサ3は、シートPの位置やシートPの紙詰まり(ジャムともいう)を検知するための検知手段である。
給紙カセット24の上方にはスキャナユニット4が設けられている。スキャナユニット4の上方には4個のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Bkが設けられている。ここで、Yはイエロー色、Mはマゼンタ色、Cはシアン色、Bkはブラック色を示し、以降、特定の色について説明する場合を除き、添え字Y、M、C、Bkを省略する。プロセスカートリッジ10上方にプロセスカートリッジ10に対向するように、中間転写ユニット5が配置されている。中間転写ユニット5は、中間転写ベルト6の内側に1次転写ローラ7、駆動ローラ8、テンションローラ9、クリーニング装置11を備えている。中間転写ユニット5の右側には、駆動ローラ8に対向するように、転写部である2次転写ローラ12が備えられている。中間転写ユニット5及び2次転写ローラ12の上部には、定着ユニット13が配置されている。定着ユニット13の左上部には、排出ローラ対14及び反転部15が配置されている。反転部15は、反転ローラ対16と分岐手段であるフラッパ17から構成されている。
次にプリンタ1の画像形成動作を説明する。図1(a)に示すプリンタ1は、反時計回り方向(A方向)に回転する中間転写ベルト6上にスキャナユニット4、像担持体である感光ドラム20等で形成された各色トナー像を順次転写し、各色のトナー像を重ね合わせる。これにより、中間転写ベルト6上にフルカラーのトナー像が形成される。給紙カセット24に収納されているシートPは、ピックアップローラ21によりピックされ、第一のローラであるフィードローラ22、第二のローラである分離ローラ23により分離されて、レジローラ対2まで搬送される。なお、給紙カセット24、ピックアップローラ21、フィードローラ22、分離ローラ23は、給紙部200を構成している。レジローラ対2に搬送されたシートPは、レジローラ対2の搬送方向における下流側に設けられたトップセンサ3により、シートPの先端が検知される。レジローラ対2の搬送速度は、トップセンサ3の検知結果に基づいて、加速又は減速される。これにより、中間転写ベルト6上のトナー像とのタイミングを合わせて、シートPが転写位置T2まで搬送される。このように、シートPの搬送速度は、中間転写ベルト6上のトナー像とのタイミングを合わせるために、トップセンサ3の検知結果に基づいて加速又は減速されるため変化する。転写位置T2では、中間転写ベルト6と2次転写ローラ12とでシートPを挟持して一定速度でシートPが搬送され、2次転写ローラ12によりシートPにトナー像が転写される。転写位置T2は、2次転写ローラ12と駆動ローラ8により形成されるニップ部の位置でもある。転写位置T2にてトナー像を転写されたシートPは、定着ユニット13に搬送される。定着ユニット13では、加圧ローラ13a及び加熱ローラ13bにより、シートPに転写された未定着のトナー像が定着される。トナー像が定着されたシートPは、排出ローラ対14によって、プリンタ1上部の排出トレイ25に排出される。
[給紙部]
図1(b)は、給紙部200近傍の構成を示す図である。図1(b)は、特に、シートPを給紙する給紙手段であるピックアップローラ21と、ピックアップローラ21により給紙されたシートPを1枚ずつに分離するための分離手段であるフィードローラ22及び分離ローラ23の構成を示す断面図である。ピックアップローラ21は、プリンタ1本体に支持され、給紙カセット24に収納されているシートPを給紙する。給紙カセット24は、プリンタ1本体から引き出すこと又はプリンタ1本体に装着することが可能である。給紙カセット24がプリンタ1に収納され、不図示の給紙駆動ユニットにより駆動されている状態では、ピックアップローラ21はシートPに常時当接している。ピックアップローラ21は、シートPをフィードローラ22と分離ローラ23とで形成される分離ニップ部Nに向けて、シートPをピックアップして搬送する。ピックアップローラ21の搬送方向における下流側にはフィードローラ22が設けられ、フィードローラ22に搬送されたシートPは、レジローラ対2に向けて搬送される。
本実施例では、フィードローラ22と分離ローラ23は、シートPを1枚ずつに分離するための分離手段を構成している。図1(b)に示すように、分離ローラ23は、ローラの内部にトルクリミッタ26を有している。トルクリミッタ26は、D形状の軸部26aがホルダ28に対して回転しない状態で装着されている。ホルダ28は、給紙カセット24に支持され、回転中心28aを中心として回動自在な構成となっている。分離ローラ23は、圧縮バネ27によりホルダ28を介してフィードローラ22に押圧されている。シートPがフィードローラ22と分離ローラ23にニップされた状態では、シートPの厚みにより図1(b)中の矢印方向(反時計回り方向)にホルダ28が回転中心28aを中心として回動する。
[分離ローラの動作]
分離ローラ23の動作について説明する。ここで、給紙カセット24内の一番上のシートPをシートP1、シートP1に続いて給紙される後続のシートPをシートP2等とする。まず、分離ニップ部NにシートPが存在しない場合、回転しているフィードローラ22との摩擦によって分離ローラ23が受ける力はトルクリミッタ26の回転負荷に勝る設定となっている。そのため、分離ローラ23はシートPを給紙する方向へ回転する。分離ニップ部Nに1枚のシートPが搬送されてきた場合、1枚のシートPとの摩擦によって分離ローラ23が受ける力はトルクリミッタ26の回転負荷に勝る設定となっている。そのため、分離ローラ23はシートPを給紙する方向へ回転する。分離ニップ部Nに1枚のシートP1が搬送され、シートP1との摩擦の影響によってシートP2が連れ出された場合、トルクリミッタ26の回転負荷は2枚のシートP1、P2との摩擦によって分離ローラ23が受ける力に勝る設定となっている。そのため、分離ローラ23は回転を停止する。ここで、シートP1との摩擦の影響によってシートP2が連れ出される状態とは、シートP2がピックアップローラ21と接触していないにも関わらず、シートP2が移動している状態である。
一方、分離ニップ部Nに1枚のシートP1が搬送され、さらにシートP2がピックアップローラ21と接触して搬送された場合、2枚のシートP1、P2との摩擦によって分離ローラ23が受ける力はトルクリミッタ26の回転負荷に勝る設定となっている。そのため、分離ローラ23はシートP1を給紙する方向へ回転する。分離ニップ部Nに2枚のシートP1、P2が搬送され、シートP2との摩擦の影響によってシートP3が連れ出された場合、トルクリミッタ26の回転負荷は3枚のシートP1乃至P3との摩擦によって分離ローラ23が受ける力に勝る設定となっている。そのため、分離ローラ23は回転を停止する。ここで、シートP2との摩擦の影響によってシートP3が連れ出される状態とは、シートP3がピックアップローラ21と接触していないにも関わらず、シートP3が移動している状態である。
ここで、図3A(a)は、シートPの給紙と各ローラの動作の様子を示す図であり、給紙、搬送に関する要部を記載した図である。図中、実線の矢印はローラがモータにより駆動されて回転している方向を示し、破線の矢印はローラが従動して回転している方向を示す。分離ローラ23は、フィードローラ22が回転しているとき及び1枚のシートPが搬送されている場合には、図3A(a)に示すように、フィードローラ22又は搬送されているシートPに従動して時計回り方向に回転する。一方、ピックアップローラ21により複数枚のシートPが重なった状態で搬送された場合は、分離ローラ23は回転しない。これにより、シートが1枚ずつに分離される。ピックアップローラ21、フィードローラ22及びレジローラ対2は、駆動手段であるモータM1(図2参照)を駆動源として駆動される。また、モータM1からのピックアップローラ21及びフィードローラ22への駆動は、クラッチ手段である電磁クラッチC(図2参照)により接続(ON)及び切断(OFF)される。
また、ピックアップローラ21及びフィードローラ22は、それぞれワンウェイギアが内蔵されているため、ピックアップローラ21とフィードローラ22への駆動力の伝達が停止した場合でも、シートPの搬送に追従して回転することが可能である。即ち、シートPがレジローラ対2により搬送されている状態であれば、駆動力の伝達が停止したピックアップローラ21とフィードローラ22は、シートPの搬送に追従して回転する。中間転写ユニット5の中間転写ベルト6は、モータM1とは別の駆動源であるモータM2(図2参照)により駆動される駆動ローラ8により図3A(a)の矢印方向(反時計回り方向)に回転する。なお、2次転写ローラ12は中間転写ベルト6の移動に従動して時計回り方向に回転する。
[バックテンションの発生]
従来のプリンタ1では、ピックアップローラ21とフィードローラ22(以下、この2つのローラを給紙ローラともいう)は、次のように制御されている。即ち、給紙ローラにより給紙されたシートPがレジローラ対2にニップされた後は、給紙ローラの駆動が停止され、レジローラ対2によりシートPが2次転写ローラ12へ搬送される。図13は、従来のシートPの搬送動作を示す断面図であり、給紙部200から転写位置T2までの要部を示した図である。なお、図1で説明した構成と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。図13(a)の下に、給紙ローラの状態を示す。ここで、給紙ローラが駆動されている場合をON、駆動が停止されている場合をOFFとして示す。横軸はシートPの後端の位置を示す。シートPの後端が、ピックアップローラ21とシートPの当接位置から搬送方向の上流側の所定の位置に到達したタイミングで、給紙ローラは駆動から従動に切り替わる。このタイミングで、シートPには給紙ローラからの搬送力がなくなり、バックテンションが発生し、瞬間的にシートPの搬送速度が遅くなる。これにより、図13(a)に星マークで示す転写位置(転写ニップ部)において画像への影響が発生するおそれがある。また、図13(b)に示すように、シートPの後端が従動している給紙ローラを通過する際にも、給紙ローラからのバックテンションがなくなるため、瞬間的にシートPの搬送速度が速くなる。この場合にも、図13(b)に星マークで示す転写位置において画像への影響が発生するおそれがある。
[駆動系の制御ブロック図]
図2は、本実施例の駆動系の制御ブロック図を示す。プリンタ1の制御手段である制御部100は、モータM1、モータM2、トップセンサ3、電磁クラッチCと接続されている。また、制御部100は、設定手段であるシート長設定部110により設定されたシートPの搬送方向の長さ(以下、シート長ともいう)の情報に基づいて各モータを制御する。シート長設定部110は、例えば、プリンタ1本体に設けられた不図示の操作部や、給紙カセット24内に設けられたシート長を測定するセンサ等により構成される。給紙カセット24内に設けられたセンサとは、例えば、給紙カセット24に収容されたシートPの後端を規制する規制板の位置を検知するセンサなどがある。
[給紙制御]
このような構成を用いて、本実施例における、シートPが搬送されていく状態とシートPの搬送制御に関して図3A、図3B、図3C、図4を用いて説明する。図3A(a)から図3C(e)は、シートPが連続して給紙される場合の1枚目のシートPの給紙の状態を示す概略図である。図1等で説明した構成と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。なお、複数のシートPが連続して給紙されること、又は連続して搬送されることを、以降、連続通紙という。図4は、連続通紙中のシートPの後述する搬送距離に対する給紙ローラの電磁クラッチCの接続(ON)及び切断(OFF)を示す図であり、横軸は搬送距離を示す。なお、図4には、シートP1(1枚目)、シートP2(2枚目)、シートP3(3枚目)、・・・、最後のシートPlについて、電磁クラッチCの接続、切断を示している。また、図4中の「Top」は、n枚目のシートPをシートPnとすると、トップセンサ3により該当するシートPnの先端Pfnを検知したタイミングを示す。
まず、図3A(a)に示すように、プリンタ1本体にプリント信号が入力されると、制御部100はモータM1を回転させ、電磁クラッチCを接続(ON)にする。これにより、給紙ローラは、反時計回り方向(図3A(a))に回転し、給紙カセット24内の一番上のシートPをレジローラ対2に向けて搬送する。シートP1の給紙の際に、シートP1とともに後続のシートP2が給紙された(以下、連れ出されたともいう)場合には、次のような動作となる。即ち、前述したフィードローラ22と分離ローラ23によって、搬送中のシートP1は1枚のみに分離されてレジローラ対2へ搬送され、後続のシートP2は分離ニップ部Nより搬送方向の下流側には搬送されない。また、中間転写ユニット5の中間転写ベルト6も、制御部100によりモータM2を介して駆動ローラ8を回転させることで回動され、随時画像形成が開始される。
図3A(b)は、搬送路上に配置された各部材の位置関係を示す図と、電磁クラッチCの接続(ON)又は切断(OFF)を示す図である。電磁クラッチCのON/OFFを示す図において、横軸はシートPの後端の位置を示している。ここで、シートP1の搬送方向における先端を先端Pf1、後端を後端Pr1とする。図3A(b)に示すように、シートP1の先端Pf1がレジローラ対2に到達した後は、シートP1はフィードローラ22とレジローラ対2により搬送される。シートP1の先端Pf1がレジローラ対2に到達した後、レジローラ対2の搬送方向における下流側に設けられたトップセンサ3により、シートP1の先端Pf1が到達したことを検知する。制御部100は、トップセンサ3から入力された信号に基づいて、中間転写ベルト6上に担持されている画像とシートP1の書き出し位置が合うように、シートP1が転写位置T2に搬送されるまでの間、レジローラ対2の駆動速度を加速又は減速させる。また、制御部100は、トップセンサ3から入力された信号に基づいて、トップセンサ3によりシートP1の先端Pf1が検知されてから電磁クラッチCを切断(OFF)するまでに、シートP1を所定の距離搬送させる。なお、シートP1を搬送させる所定の距離を、残りの搬送距離Lcという。ここで、シートPの先端Pfがトップセンサ3により検知されたときのシートPの後端Prの位置は、シートPの搬送方向の長さによって異なる。このため、残りの搬送距離Lcも、シートPの搬送方向の長さによって異なる。本実施例では、例えば、所定の長さのシートPについて残りの搬送距離Lcを予め求めておき、シートPの搬送方向の長さと残りの搬送距離Lcとを対応付けて、不図示の記憶部等に記憶しておく。制御部100は、シート長設定部110により設定されたシートPの搬送方向の長さに応じて、記憶部等から残りの搬送距離Lcを読み出し、残りの搬送距離Lcを決定する。
ここで、シート長設定部110により設定されたシートPのシート長をLsとする。また、フィードローラ22から転写位置T2までの搬送路に沿った距離を距離Ltとする。制御部100は、シートP1のシート長Lsが距離Ltより短い場合は、シートP1の後端Pr1がピックアップローラ21に到達する前に、電磁クラッチCを切断(OFF)する。シート長Lsが距離Ltより短い場合、シートP1の後端Pr1がピックアップローラ21に到達する前に電磁クラッチCを切断しても、シートP1の先端Pf1は転写位置T2に到達していない。このため、バックテンションによる画像への影響は発生しない。このような制御を行うことで、後続のシートP2が給紙されることを防ぐことができる。一方、制御部100は、後述するように、シート長Lsが距離Lt以上である場合は、シートP1の後端Pr1がフィードローラ22を通過するまで、電磁クラッチCを接続(ON)し続ける。このような制御を行うことで、電磁クラッチCが接続(ON)から切断(OFF)に切り替わるタイミングでの分離ニップ部Nのバックテンションの発生時における、シートP1の搬送速度の変動により発生する転写位置T2での画像不良を抑制することができる。また、シートP1の後端Pr1が分離ニップ部Nを通過するタイミングでのバックテンションの開放時における、シートP1の搬送速度の変動により発生する転写位置T2での画像不良を抑制することができる。このバックテンションは、分離ローラ23内部のトルクリミッタ26により生じる。
[シート長Lsが距離Lt以上の場合]
(シートP1について)
以下、図3B(c)以降は、シート長設定部110により設定されたシート長Lsが距離Lt以上の場合の動作について説明する。シートP1の先端Pf1が転写位置T2に到達すると、2次転写ローラ12により中間転写ベルト6のトナー像がシートP1上に転写され、2次転写ローラ12と駆動ローラ8によってシートP1は搬送方向における下流側に搬送される。図3B(c)に示すように、シートP1の後端Pr1がピックアップローラ21に達した後も、電磁クラッチCは接続(ON)を続ける(図中、太い黒い矢印)。この点、図13(a)で示した、シートPの後端がピックアップローラ21より搬送方向における上流側に位置するタイミング、言い換えればピックアップローラ21を通過する前に電磁クラッチCを切断(OFF)する従来の構成と異なる。なお、距離L1については後述する。
その後、制御部100は、図3B(d)に示すように、シートP1の後端Pr1が給紙カセット24に収納されているシートPの先端位置Pfから所定の距離だけ搬送された位置で電磁クラッチCを切断(OFF)する(図中、太い黒い矢印)。給紙カセット24に収納されているシートPの先端位置Pfから電磁クラッチCが切断されたときのシートP1の後端Pr1までの搬送路に沿った距離を、延長距離L2とする。延長とは、シートPの後端がピックアップローラ21を通過する前に電磁クラッチCを切断していた従来の制御(図13(a))に対して、電磁クラッチCの切断を時間的にも搬送距離的にも延長するということを意味する。制御部100は、トップセンサ3によりシートP1の先端Pf1を検知したタイミングとモータM1の回転量から延長距離L2を制御する。延長距離L2は、シート長や各種ローラ径のバラツキや駆動に関わるギアのバックラッシ、シートPやローラ表面のコンディション等による搬送バラツキを考慮し、シートP1の後端Pr1が分離ニップ部Nを確実に通過できるように予め設定しておく。また、設定された延長距離L2は、予め不図示の記憶部等に記憶しておく。
このとき、レジローラ対2はシートP1を転写位置T2へ搬送し続け、転写位置T2では、引き続きトナー像を転写し続ける。したがって、図4に示すように、連続通紙の1枚目のシートP1を搬送する際に給紙ローラが回転したことによってシートP1が搬送される距離は、シート長Lsと延長距離L2の和(Ls+L2)だけ給紙ローラが回転したときに搬送される距離となる。なお、給紙ローラが回転したことによってシートP1が搬送される距離を、以下、給紙ローラの搬送距離、と表現する。また、前述したように、電磁クラッチCを切断(OFF)するタイミングは、シートP1の先端Pf1をトップセンサ3により検知したタイミングに基づいて残りの搬送距離Lcを制御している。このため、本実施例では、シートP1の給紙前の待機位置の影響を除外した制御を行っている。
このように、シートP1の後端Pr1が分離ニップ部Nを通過するタイミングで、既に転写位置T2において画像形成が開始されている長さのシートPに対しては、次のような制御が行われる。即ち、シートP1の後端Pr1が分離ニップ部Nを通過するまでフィードローラ22の駆動が継続される。これにより、前述した分離ニップ部Nにおけるバックテンションが変化することに起因する画像不良を防ぐことができる。
ここで、先行するシートP1の後端Pr1がピックアップローラ21を通過した後も、給紙ローラの駆動を継続しており、ピックアップローラ21は駆動が継続されている。このため、先行するシートP1の後端Pr1がピックアップローラ21を通過するタイミング(図3B(c))で、後続のシートP2の給紙が開始される。したがって、図3B(d)に示す、電磁クラッチCを切断(OFF)するタイミングでは、後続のシートP2は給紙カセット24から給紙されている。シートP2が給紙されている距離は、次のようになる。即ち、上述した先端位置Pfから、延長距離L2と距離L1の和(L2+L1)だけ、搬送方向の下流側へ給紙されている。ここで、距離L1は、図3B(c)に示すように、ピックアップローラ21がシートPに当接している位置から、後続のシートP2の先端Pf2までの距離である。給紙が開始される前のシートPの先端は、図3B(c)に示すように先端位置Pfに揃っている場合もあれば、先端位置Pfよりも搬送方向の下流側に位置する場合もある。このため、距離L1はバラツキを有する値である。図3B(c)、(d)に示すように、距離L1は、シートP1とシートP2の重なり部分でもある。なお、図3B(c)から図3B(d)までの間、シートP1とシートP2との重なり部分は、距離L1を維持したまま搬送されるものとする。
給紙される前の後続のシートP2は、先行するシートP1により連れ出されることもあるため、シートP2の先端Pf2は、給紙カセット24内に収納されているシートPの先端位置Pfから分離ニップN部までの間でばらつく。そのため、先行するシートP1の電磁クラッチCが切断(OFF)したタイミングにおける後続のシートP2の先端Pf2にもバラツキが発生してしまう。しかし、後続のシートP2に関しても、前述したように、トップセンサ3がシートP2の先端Pf2を検知してから残りの搬送距離Lcを搬送させたタイミングで電磁クラッチCを切断(OFF)する。このため、後続のシートP2の先端Pf2のバラツキの影響をなくした制御を行うことができる。即ち、図4に示すように、これらのバラツキは、電磁クラッチCを接続したタイミングから後続のシートP2の先端Pf2を検知するタイミング(Top)までの間で吸収される。
1枚目のシートP1の給紙が終わり、電磁クラッチCを切断(OFF)した後は、前述したようにレジローラ対2により、先行したシートP1が搬送され続ける。その後、図3C(e)で示す、先行するシートP1の後端Pr1と後続するシートP2の先端Pf2の距離が一定の距離を開けた時点で、電磁クラッチCを再度接続(ON)し、後続するシートP2の搬送を再開する。ここで、シートP1の後端Pr1とシートP2の先端Pf2の距離が一定の距離となったときの距離を、紙間距離L3とする。紙間距離L3は、トップセンサ3が後続するシートP2の先端Pf2を検知するまでの間に、先行するシートP1の後端Pr1が通過したことを確実に検知できるように設定される。即ち、紙間距離L3は、トップセンサ3で、紙間が検知できるように設定される。また、この紙間距離L3は、制御部100により、トップセンサ3の信号とシート長設定部110の情報とレジローラ対2を回転させるモータM1の回転量から計算される。したがって、1枚目のシートP1について電磁クラッチCが切断されてから、先行するシートP1が距離L1と紙間距離L3の和(L1+L3)だけ搬送された後に、再度電磁クラッチCが接続され、後続のシートP2の搬送が再開される。即ち、図3C(e)と図4に示すように、電磁クラッチCが切断されてから再度、接続されるまでにシートP1が搬送される距離は、距離L1と紙間距離L3の和となる。
このように、制御部100は、シートPの搬送方向における長さが分離ニップ部Nと転写位置T2との間の搬送路上における距離以上である場合、シートPの後端が分離ニップ部Nを通過した後に電磁クラッチCを切断する。1枚目のシートP1については、図4に示すように、電磁クラッチCを接続(ON)する搬送距離は、Ls+L2となる。一方、1枚目のシートP1について電磁クラッチCを切断してから2枚目のシートP2について電磁クラッチCを接続するまで、即ち電磁クラッチの切断(OFF)の区間は、搬送距離で表すとL1+L3となる。
(シートP2について)
2枚目のシートP2は、1枚目のシートP1と同様に、トップセンサ3で先端位置Pf2を検知した後に、中間転写ベルト6上のトナー像とシートP2の書き出し位置が合うように、レジローラ対2により転写位置T2まで加速又は減速される。その後、シートP2は、転写位置T2にてトナー像を転写されながら搬送される。シートP2に続いてプリントが行われるシートP3がある場合は、1枚目のシートP1と同様に、シートP2の後端Pr2が分離ニップ部Nを通過するまで、つまり、延長距離L2分だけシートP2の電磁クラッチCを接続(ON)し続ける。したがって、図4に示すように、2枚目のシートP2について電磁クラッチCを再度接続(ON)してから切断(OFF)するまでの搬送距離は、次のような値となる。即ち、シート長Lsから、1枚目のシートP1の給紙動作により先行して搬送された距離、つまり、距離L2と距離L1の和だけ引いた値から、再度距離L2を足した値となる。したがって、Ls−(L2+L1)+L2=Ls−L1となる。また、1枚目のシートP1の制御と同様に、電磁クラッチCを切断(OFF)するタイミングは、シートP2の先端Pf2をトップセンサ3が検知した情報に基づいて残りの搬送距離Lcを制御している。
その後、連続通紙動作が続く限り、3枚目のシートP3以降に給紙されるシートPについては、制御部100は、シートPがLs−L1だけ搬送される間、電磁クラッチCを接続(ON)する。また、制御部100は、先行するシートPがL1+L3だけ搬送される間、電磁クラッチCを切断(OFF)する。このように、制御部100は、連続してシートPを搬送する動作が続く間、上述した距離に基づいて、電磁クラッチCの接続(ON)と切断(OFF)を繰り返す。この動作が続く限り、搬送されるシートPは、シートPの後端Prが分離ニップ部Nを通過するまでは、フィードローラ22が駆動されている。このため、分離ニップ部Nにおけるバックテンションが変化することに起因する画像不良を抑制することができる。
このように、2枚目のシートP2以降のシートPについては、図4に示すように、電磁クラッチCを接続(ON)する搬送距離は、Ls−L1となる。一方、2枚目のシートP2以降のシートPについて電磁クラッチCを切断してから後続のシートPについて電磁クラッチCを接続するまで、即ち電磁クラッチの切断(OFF)の区間は、シートP1と同様に搬送距離で表すとL1+L3となる。
(最後のシートPlについて)
連続通紙の最後のシートPlは、分離ニップ部Nを通過するまで電磁クラッチCを接続(ON)すると、次のシートPが分離ニップ部Nに挟まれた状態で、プリント動作が終了してしまう。この状態でユーザが給紙カセット24を引き出すと、分離ニップ部Nに挟まれたシートPが破損する可能性がある。このため、1つのジョブ中の最後のシートPlに関しては、図3C(f)に示すように、最後のシートPlの後端Prlがピックアップローラ21を通過する前に電磁クラッチCを切断(OFF)する。したがって、図3C(f)、図4に示すように、最後のシートPlの電磁クラッチCを接続(ON)している搬送距離は、次のような値になる。まず、シートPlの長さLsから、直前のシートPの給紙動作により先行して搬送した距離、つまり、距離L2と距離L1の和だけ引いた値(Ls−(L2+L1))から、更に距離L4を引いた値(Ls−L1−L2−L4)となる。ここで、距離L4は、電磁クラッチCを切断(OFF)するタイミングでの最後のシートPlの後端Prlから給紙カセット24内に収納されたシートPの先端位置Pfまでの距離である。
最後のシートPlの電磁クラッチCを切断(OFF)するタイミングは、シートPの長さや各種ローラ径のバラツキ、駆動に関わるギアのバックラッシ、シートやローラ表面のコンディション等による搬送バラツキを考慮して設定される。即ち、距離L4は、これらのバラツキがあったとしてもシートPlの後端Prlがピックアップローラ21を通過する前にピックアップローラ21の駆動が切断(OFF)されるように予め設定され、不図示の記憶部等に記憶される。また、最後のシートPlに関しても、電磁クラッチCを切断(OFF)するタイミングは、シートPlの先端Pflをトップセンサ3が検知したタイミングに基づいて残りの搬送距離Lcが制御される。このように、最後のシートPlについては、図4に示すように、電磁クラッチCを接続(ON)する搬送距離は、Ls−L1−L2−L4となる。
[給紙制御]
図5は、制御部100が実施する給紙制御を説明するフローチャートである。ステップ(以下、Sとする)101で制御部100は、印刷ジョブを受信したか否かを判断する。S101で制御部100は、印刷ジョブを受信していないと判断した場合、処理をS101に戻し、受信したと判断した場合、処理をS102に進める。S102で制御部100は、モータM1の駆動を開始する。S103で制御部100は、シート長Lsが距離Lt以上であるか否かを判断する。S103で制御部100は、シート長Lsが距離Lt以上であると判断した場合(Ls≧Lt)、処理をS104に進める。S103で制御部100は、シート長Lsが距離Lt未満であると判断した場合(Ls<Lt)、処理をS109に進める。
S104で制御部100は、電磁クラッチCをオンする。S105で制御部100は、次のプリントの予約があるか否かを判断する。S105で制御部100は、次のプリントの予約があると判断した場合、処理をS106に進め、次のプリントの予約がないと判断した場合、処理をS107に進める。S106で制御部100は、シートPの後端が分離ニップ部Nを通過した後に電磁クラッチCをオフし、処理をS104に戻す。制御部100は、S104では、図4で説明したタイミングで次のシートPの給紙のために電磁クラッチCをオンする。S107で制御部100は、最後のシートPlの後端がピックアップローラ21を通過する前に電磁クラッチCをオフする。S108で制御部100は、モータM1の駆動を停止し、処理を終了する。
S109で制御部100は、電磁クラッチCをオンする。S110で制御部100は、シートPの後端がピックアップローラ21を通過する前に電磁クラッチCをオフする。S111で制御部100は、次のプリントの予約があるか否かを判断する。S111で制御部100は、次のプリントの予約があると判断した場合、処理をS109に戻し、次のプリントの予約がないと判断した場合、処理をS108に進める。
このように、本実施例によれば、連続通紙の最後のシートPl以外のシートPにおいて、給紙されたシートPの後端Prが分離ニップ部Nを通過するまで、給紙ローラの駆動が維持される。これにより、給紙ローラが駆動から従動に変わる瞬間や、従動しているフィードローラ22と分離ローラ23の分離ニップ部NによるバックテンションからシートPが開放される瞬間のシートの搬送速度の変動による転写位置T2での画像不良を抑制できる。また、搬送ローラの複雑な速度制御を行う必要がなくなるため、搬送するシートの種類や状態を測定するためのセンサ等を追加しなくてもよい。更に、プリンタ1の小型化が進み、給紙ローラと転写位置T2との距離が短くなる等により、給紙ローラよりも搬送方向の下流側の搬送ローラが不要となった場合にも、シートを転写位置T2へ安定して搬送することができる。以上、本実施例によれば、シートの種類や状態によらず、簡単な構成及び制御によって、給紙部で発生するバックテンションの影響による画像不良を低減させることができる。
実施例1では、シートPlの後端Prlがピックアップローラ21を通過する前に、電磁クラッチCを切断(OFF)した。これにより、連続通紙の最後のシートPlの次のシートPが分離ニップ部Nに挟まれた状態で、給紙カセット24がプリンタ1本体から引き出された際のシートPの破損を防ぐことができる。一方で、最後のシートPlに関しては、分離ニップ部Nでのバックテンションが変化することに起因する画像不良が発生するおそれがある。そこで、本実施例では、最後のシートPlにおいても、後端Prlが分離ニップ部Nを通過するまで電磁クラッチCを接続(ON)する構成とする。これにより、連続通紙の最後のシートPlにおいても分離ニップ部Nのバックテンションが変化することに起因する画像不良の発生を抑制する。そして、本実施例では、給紙カセット24がプリンタ1本体から引き出され始めた直後に分離ニップ部Nを離間する(開放する)構成とする。これにより、最後のシートPlの次のシートPが分離ニップ部Nに挟まれた状態で、給紙カセット24を引き出されても、シートPが破損することを抑制する。以下に、その具体的な構成について説明する。
[給紙時の様子]
図6は、本実施例の連続通紙中のシートPの搬送距離に対する給紙ローラの電磁クラッチCの接続(ON)及び切断(OFF)を示す図である。なお、図4で説明した内容と同じ内容の説明は省略する。図6(a)は、1枚目のシートP1が給紙カセット24内に収納されている状態から給紙が開始されたときの図である。図6(b)は、1枚目のシートP1の先端Pf1が分離ニップ部Nに挟まれている状態から給紙が開始されたときの図である。図6(a)と図6(b)では、ジョブ中の1枚目のシートP1の給紙前の待機位置が異なるため、電磁クラッチCを接続(ON)しているときの搬送距離が異なる。どちらの場合も、1枚目のシートP1の先端Pf1がトップセンサ3により検知されたときに出力される信号(Top)を基準に制御が開始されるため、2枚目以降の制御は変わらない。図4に示す実施例1の制御との大きな違いは、最後のシートPlの後端Prlが分離ニップNを通過するまで、電磁クラッチCを接続(ON)し続けている点である。そのため、図6に示す最後のシートPlの電磁クラッチCが接続(ON)されている搬送距離は、直前のシートPと同様に、Ls−L1となる。よって、連続通紙の最後のシートPlにおいても、分離ニップ部Nのバックテンションが変化することに起因する画像不良の発生を抑制することができる。なお、本実施例では、最後のシートPlについて電磁クラッチCを接続している搬送距離をLs−L1としている。このため、次のジョブが指示されたときの1枚目のシートP1の先端Pf1は、図3B(d)、図3C(e)に示すような、先端位置Pfより搬送方向における下流側に位置している。このため、図6(b)に示すように、次のジョブの1枚目のシートP1について電磁クラッチCを接続している搬送距離は、2枚目のシートP2以降と同様に、Ls−L1となる。
[分離ニップ部の構成]
次に、給紙カセット24が引き出された際に分離ニップ部Nを開放する構成について、図7から図9を用いて説明する。図7は給紙カセット24の外観を示す斜視図であり、給紙カセット24の引き出し方向は、図7中、X方向となる。図8は給紙カセット24に対して着脱可能に設けられた分離ローラユニット80の外観図と断面図である。図9は、給紙カセット24をプリンタ1本体に対して支持するカセットレール90の外観を示す図である。
図7に示すように、給紙カセット24は、給紙カセットベース72、シート積載板73、リフタ74、サイド規制板75、76、後端規制板77、分離ローラユニット80で構成される。前述したように、ピックアップローラ21とフィードローラ22は、プリンタ1本体に回転自在に支持され、プリンタ1本体に設けられたモータM1により電磁クラッチCを介して駆動が伝達される。給紙カセットベース72は筐体であり、シート積載板73上にシートPが積載される。サイド規制板75、76は、積載されたシートPの搬送方向に直交する方向である幅方向の位置を規制する部材である。サイド規制板75、76は、ユーザの操作によりシートPの横幅に合わせて移動することが可能であり、積載されたシートPの側面にサイド規制板75、76を突き当てることで、シートPの幅方向の両端部の位置がサイド規制板75、76に整合される。
後端規制板77は、積載されたシートPの後端位置を規制する部材である。給紙カセットベース72の後方から分離ニップ部Nの方向にユーザの操作により移動することが可能である。積載されたシートPの後端に後端規制板77を突き当てることで、シートPの後端が後端規制板77に整合される。この際、後端規制板77の移動に伴いシートPが給紙方向に移動し、シートPの先端は、給紙カセットベース72の先端面78に整合され、上述した先端位置Pfとなる。分離ローラユニット80は、前述したように、給紙カセット24に対して着脱可能に支持され、分離ローラ23の表面が摩耗した際等には交換可能となっている。
図8は、分離ローラユニット80の構成を表す概略図である。分離ローラユニット80は、分離ローラ23、ホルダ28、カバー83、ニップガイド84、圧縮バネ27、離間レバー86、離間バネ87で構成される。分離ローラ23は、前述したように、D形状の軸部26a(図1(b))のDカット面が回動しないように、軸部26aの両端がホルダ28の溝に支持されている。ホルダ28の両端には軸状の突起部である回転中心28aがあり、カバー83の穴83aに係合し、分離ローラ23を支持したホルダ28ごとカバー83に対し揺動可能に支持されている。また、ホルダ28の下面には突起28cが形成されているとともに、ホルダ28を上方向に付勢する圧縮バネ27が設置されている。圧縮バネ27の下端はカバー83のリブ83dに係合支持されている。カバー83のリブ83dの下方には、離間レバー86が設置されている。離間レバー86は両端をカバー83のリブ83eに回動可能に支持され、先端86a、回転止めリブ86b、突き当てリブ86cが設けられている。離間レバー86のカバー83側には離間レバー86を付勢する離間バネ87が設置されている。
図8(c)は給紙カセット24をプリンタ1本体から引き出したときの分離ローラユニット80の断面を示している。離間レバー86は離間バネ87の付勢により回動し、回転止めリブ86bがカバー83に突き当たり停止する。そして、離間レバー86の先端86aはホルダ28の突起28cに突き当たり、圧縮バネ27の付勢力に反しホルダ28をカバー83に対し所定角度回動させた状態に維持する。この状態において、ホルダ28に支持された分離ローラ23は、ホルダ28上面部より下方に退避している。
図9に示すよう、給紙カセット24はプリンタ1本体に対して支持されているカセットレール90を介して着脱される。図9(a)は本実施例の給紙カセット24をプリンタ1本体から引き出したときの斜視図である。図9(b)は本実施例における給紙カセット24をプリンタ1本体から引き出したときの給紙カセット24とカセットレールのみを示す斜視図である。図9(c)は本実施例の給紙カセット24をプリンタ1本体から引き出したときのカセットレール90、96のみを示す斜視図である。図9(d)は、図9(c)の丸枠部の拡大図である。
カセットレール90は、プリンタ1に対し給紙カセット24の着脱を案内する部材である。プリンタ1には、給紙カセット24の後端規制板77側に設置されたカセットレール90と、分離ローラユニット80側に設置されたカセットレール96が設けられている。それぞれのカセットレール90、96には、プリンタ1本体に固定されている外側カセットレール91、97と給紙カセット24とともに引き出される内側レール92、98があり、両者で伸縮式のレールを形成している。カセットレール96の外側カセットレール97の中央には、上部に突出する台形突起93が設けられている。図9(d)は、図9(c)の丸枠で示す台形突起93の近傍を拡大した図である。また、外側カセットレール97の一方の端部である後端部94は、プリンタ1本体の本体フレーム(不図示)に差し込まれ、他端の端部であるタブ95にて本体フレームとネジにより締結固定される。
[分離ニップ部Nの開放動作]
以上の構成を用い、給紙カセット24が引き出された際に分離ニップ部Nが開放される動作について図10、図11を用いて説明する。図10(a)は給紙カセット24がプリンタ1本体に装着されているときの分離ローラユニット80と外側カセットレール97の位置関係を、プリンタ1本体の右側(図1(a)の右側)から見た側面図である。図10(b)はプリンタ1本体の背面側(図9(a)の右側)から見た断面図である。図11は、給紙カセット24がプリンタ1本体から引き出され始めた直後の側面図と断面図であり、図11(a)、(b)は図10(a)、(b)にそれぞれ対応している。図10に示すように、給紙カセット24がプリンタ1本体に装着されている状態では、離間レバー86の突き当てリブ86cが外側カセットレール97の台形突起93の頂上と当接し、離間レバー86の先端86aはホルダ28から離間する位置まで回動している。この状態では、分離ローラ23は圧縮バネ27のバネ圧でフィードローラ22に当接している。
この状態から、給紙カセット24がプリンタ1本体から引き出されると、図11に示すように、離間レバー86の突き当てリブ86cが外側カセットレール97の台形突起93の頂上から離れる。このため、離間レバー86は離間バネ87の付勢により反時計回り方向(図11(b)の破線矢印の方向)に回動する。そして、離間レバー86の先端86aは、ホルダ28の突起28cに突き当たり、圧縮バネ27の付勢力に反しホルダ28をカバー83に対し時計回り方向(図11(b)の実線矢印の方向)に回動させる。このとき、ホルダ28に支持された分離ローラ23は、ホルダ28の上面部より下方に退避するとともに、フィードローラ22から離間される。
[給紙制御]
図12は、制御部100が実施する給紙制御を説明するフローチャートである。S201〜S204の処理は、図5のS101〜S104の処理と同様であり、説明を省略する。電磁クラッチCをオンすると、S205で制御部100は、シートPの後端が分離ニップ部Nを通過した後に電磁クラッチCをオフする。S206で制御部100は、次のプリントの予約があるか否かを判断する。S206で制御部100は、次のプリントの予約があると判断した場合、処理をS204に戻し、次のプリントの予約がないと判断した場合、処理をS207に進める。S207〜S210の処理は、S108〜S111の処理と同様であり、説明を省略する。
以上説明したような構成を用いることで、給紙カセット24がプリンタ1本体から引き出された直後に分離ニップ部Nは離間されるため、分離ニップ部NにシートPが挟まれた状態でも、シートPが破損することを回避することができる。したがって、給紙カセット24から給紙される全てのシートに対して、シートPの後端が分離ニップ部Nを通過した後で、電磁クラッチCを切断(OFF)でき、分離ニップ部Nのバックテンションが変化することに起因する画像不良を抑制することができる。
以上説明した実施例では、給紙カセット24が引き出された際のシートPの破損の対策として、分離ニップ部Nが開放することを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、フィードローラ22とは逆方向に回転駆動されるリタードローラを用い、連続通紙が終了した後で、分離ニップ部Nに挟まったシートPを給紙カセット24内に戻す構成としてもよい。また、シートPを給紙カセット24内に戻す構成として、駆動により逆回転可能なフィードローラ22により、分離ニップ部Nに挟まったシートPを連続通紙後に給紙カセット24内に戻してもよい。その他、フィードローラ22自体を給紙カセット24内に設けて、分離ニップ部Nごと、給紙カセット24とともに引き出される構成を用いてもよい。
以上、本実施例によれば、シートの種類や状態によらず、簡単な構成及び制御によって、給紙部で発生するバックテンションの影響による画像不良を低減させることができる。
上記の実施例においては、分離手段としてフィードローラ22と分離ローラ25が設けられた構成について説明した。しかし、これに限定されない。分離ローラ25の代わりに、シートPを給紙する方向とは反対の方向にモータM1により駆動されるリタードローラが設けられた構成であってもよい。また、分離ローラ25の代わりに、フィードローラ22とニップ部を形成する分離パッドが設けられた構成であってもよい。
なお、フィードローラとピックアップローラの駆動のオン/オフをそれぞれ独立して制御できる構成であってもよい。この場合、シートPの後端が分離ニップ部Nを通過するまでフィードローラの駆動をオンにしていたとしても、ピックアップローラの駆動はオンにする必要はない。したがって、後続のシートが分離ニップ部Nよりも搬送方向における下流側にはみ出して搬送されることもない。
12 2次転写ローラ
22 フィードローラ
23 分離ローラ
100 制御部
C 電磁クラッチ

Claims (6)

  1. 記録材を収容する収容部と、
    前記収容部から記録材を給送する給送部材と、
    前記給送部材によって給送された記録材を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材とニップ部を形成し、前記ニップ部において複数の記録材を分離する分離部材と、
    前記給送部材及び前記搬送部材を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段から前記給送部材及び前記搬送部材への駆動を接続又は切断するクラッチ手段と、
    前記搬送部材よりも記録材の搬送方向において下流側に配置され、像担持体に形成された画像を記録材に転写する転写部と、
    を備える画像形成装置であって、
    記録材の前記搬送方向における長さが前記ニップ部と前記転写部との間の搬送路上における距離以上である場合、記録材の後端が前記ニップ部を通過するまで前記クラッチ手段を接続させ、前記記録材の後端が前記ニップ部を通過した後に前記クラッチ手段を切断させる制御手段をし、
    ジョブの最後の記録材を給送する場合、前記制御手段は前記最後の記録材の後端が前記ニップ部を通過する前に前記クラッチ手段を切断させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 第1のジョブの次に第2のジョブの予約があり、前記第1のジョブの最後の記録材を給送する場合、前記制御手段は前記最後の記録材の後端が前記ニップ部を通過するまで前記クラッチ手段を接続させ、前記最後の記録材の後端が前記ニップ部を通過した後に前記クラッチ手段を切断させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記分離部材は、トルクリミッタを有し、
    前記給送部材及び前記搬送部材は、ワンウェイギアを有することを特徴とする請求項又は請求項に記載の画像形成装置。
  4. 記録材を収容する収容部と、
    前記収容部から記録材を給送する給送部材と、
    前記給送部材によって給送された記録材を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材とニップ部を形成し、前記ニップ部において複数の記録材を分離する分離部材と、
    前記給送部材及び前記搬送部材を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段から前記給送部材及び前記搬送部材への駆動を接続又は切断するクラッチ手段と、
    前記搬送部材よりも記録材の搬送方向において下流側に配置され、像担持体に形成された画像を記録材に転写する転写部と、
    を備える画像形成装置であって、
    記録材の前記搬送方向における長さが前記ニップ部と前記転写部との間の搬送路上における距離以上である場合、記録材の後端が前記ニップ部を通過するまで前記クラッチ手段を接続させ、前記記録材の後端が前記ニップ部を通過した後に前記クラッチ手段を切断させる制御手段を有し、
    前記制御手段は、記録材の前記搬送方向における長さが前記ニップ部と前記転写部との間の搬送路上における距離よりも短い場合、記録材の後端が前記給送部材を通過する前に前記クラッチ手段を切断させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記搬送部材と前記転写部との間に配置され、記録材を検知する検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記検知手段により記録材の先端を検知してから前記記録材を所定の距離を搬送させて、前記クラッチ手段を切断させることを特徴とする請求項1又は請求項に記載の画像形成装置。
  6. 記録材の前記搬送方向の長さを設定する設定手段を備え、
    前記制御手段は、前記設定手段により設定された記録材の前記搬送方向の長さに応じて、前記所定の距離を決定することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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