JP2003072988A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置

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JP2003072988A
JP2003072988A JP2001267307A JP2001267307A JP2003072988A JP 2003072988 A JP2003072988 A JP 2003072988A JP 2001267307 A JP2001267307 A JP 2001267307A JP 2001267307 A JP2001267307 A JP 2001267307A JP 2003072988 A JP2003072988 A JP 2003072988A
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sheet
feeding
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sheet feeding
drive motor
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Hakuji Inoue
博慈 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シートの重送が発生した場合に、
給送条件の見直しを図ると共に、重送を検知した際のシ
ートをも確実に分離給送しうるシート給送装置、及びこ
れを備えた画像形成装置を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
るシート給送装置及び画像形成装置は、複数枚のシート
を収納するシート収納部と、前記シート収納部に収納さ
れたシートを一枚ずつ分離して給送するシート給送手段
と、前記シート給送手段の下流側に配置されシートの給
送不良を検出する給送不良検出手段と、前記給送不良検
出手段の検出結果に基づいて前記シート給送手段を制御
する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記給送不良
検出手段による給送不良との検出結果に基づいて給送条
件の見直しを行い、かつ給送中のシートを給送方向とは
逆方向に戻し、再度一枚ずつ分離して給送するよう前記
シート給送手段を制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられるシート
給送装置、及びこれを有する画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成手段によりシートに画像
を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形
成装置の分野では、電子写真方式やインクジェット方式
の画像形成技術が発達し、装置側ではフルカラーで画像
形成が行えるものも広く普及している。一方、シートに
ついても、より広範な種類の画像形成を行うために、様
々な種類のシートが開発されている。特に、画像形成装
置では、表面をコートした厚紙(表面コート紙)に記録
を行うと品位の高い画像が得られるため、様々な表面コ
ートや厚さのシートに対応して画像形成を行うことが要
求されている。
【0003】かかる画像形成装置にあっては、様々に表
面をコートされた様々な厚さのシートに対応しつつ画質
を維持するためには、画像形成時の諸条件を最適化する
必要があるばかりでなく、給送条件が厳しくなることか
ら、画像形成手段にシートを給送するためのシート給送
装置内から適切にシートを給送する必要がある。例え
ば、重送したシートが画像形成手段に達した場合、画像
形成手段がダメージを受けるため、重送した状態を検知
して画像形成手段に達する前にシートの搬送を停止させ
るなどの回避策が必要となる。そこで従来から、給送に
際してシートの厚さを検知し、当該検出値が使用してい
るシートの整数倍になった場合に重送と判定し、シート
の搬送を停止させ、画像形成装置本体へのダメージを食
い止める構成が考えられている。
【0004】一方、従来から画像形成装置のシート給送
装置における分離機構には、リタード分離方式が多く用
いられている。リタード分離方式のシート給送装置で
は、積載されたシートをピックアップローラで送り出
し、シート給送方向と同方向に回転するフィードローラ
と、シート給送方向とは逆方向に回転するリタードロー
ラとの間でシートを一枚ずつ分離して搬送するようにな
っている。リタードローラはトルクリミッタ等を介して
シート給送方向とは逆方向にトルクを受けており、一枚
のシートが給送された場合はトルクリミッタによってそ
の駆動力が断たれてシートに従動回転する。また二枚以
上のシートが給送された場合は、フィードローラとシー
トとの間の摩擦係数よりもシート間の摩擦係数の方が小
さいため、シート給送方向とは逆方向に回転して二枚目
以降のシートを戻すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
の重送を検知した場合に搬送を停止させる場合には、ジ
ャム処理を行うまでの装置全体の生産性が落ちてしまう
問題がある。特に、近年におけるデジタル化、高速化に
より、画像形成装置では、遠隔操作でのシートの大量出
力が行われるようになったため、シートの遅延や重送が
発生した場合に如何にジャムにせず生産性を落とさない
ようにするかが重要となってきた。
【0006】そこで生産性向上のために、特開平05-323
56号公報に記載される給送装置では、給送装置から送り
出されるシートの重送や遅延を検知し、その検知情報に
応じて、フィードローラとリタードローラとからなる分
離搬送機構部のニップ圧やピックアップローラのシート
への当接圧を自動的に制御し、シートの重送や遅延を防
止する構成が提示されている。しかしながら、このよう
にニップ圧力の調整を行うようにしても、シートの重送
及び不送りに対する十分な防止効果を得ることは困難で
あった。また、紙厚検知手段を分離機構よりも下流に配
置している場合には、例え重送を検出した場合であって
も分離部においては既に重送状態で所定量給送されてし
まっているため、重送を解消すべくニップ圧力の調整し
ても、重送を解消する効果は殆ど期待できない。
【0007】そこで、特開平08-217290号公報に記載さ
れる給送装置では、シートの重送や遅延を検知し、その
検知情報に応じて、リタードローラの戻し力及びタイミ
ングを制御し、シートの重送や遅延を防止する方法が提
示されている。ここでは更に、重送を検出した場合、分
離部においては既に重送状態で所定量給送されてしまっ
ているため、リタードローラの戻し力の見直しを行う際
にはシートの自重に伴う抵抗分を補正する方法が提示さ
れている。しかしながら、様々な表面コートや厚さのシ
ートに対応して、その表面性や自重に伴う抵抗分を補正
することは事実上困難である。そして補正量が大きすぎ
た場合には重送を解消することができず、補正量が小さ
すぎた場合には戻し力が適正値に対して大きすぎるため
ローラ等を消耗させてしまうという問題がある。
【0008】そこで本発明は、シートの重送が発生した
場合に、給送条件の見直しを図ると共に、重送を検知し
た際のシートをも確実に分離給送しうるシート給送装
置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るシート給送装置及び画像形成装置は、
複数枚のシートを収納するシート収納部と、前記シート
収納部に収納されたシートを一枚ずつ分離して給送する
シート給送手段と、前記シート給送手段の下流側に配置
されシートの給送不良を検出する給送不良検出手段と、
前記給送不良検出手段の検出結果に基づいて前記シート
給送手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段
は、前記給送不良検出手段による給送不良との検出結果
に基づいて給送条件の見直しを行い、かつ給送中のシー
トを給送方向とは逆方向に戻し、再度一枚ずつ分離して
給送するよう前記シート給送手段を制御することを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]本発明に係るシ
ート給送装置及び画像形成装置の第一実施形態につい
て、図を用いて説明する。
【0011】(全体構成)まず、本発明に係る画像形成
装置の全体構成について、図10を用いて説明する。図10
は画像形成装置の全体構成を説明する図である。図に示
す画像形成装置は、原稿の画像をマゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックによる4色のトナー像でカラーコピー
するカラー複写機である。図10に示す画像形成装置は、
原稿を読み取る原稿読取部Dが筐体部の上方に配され、
読み取られた原稿の画像情報に基づいてシートにトナー
像を形成する画像形成部Eが筐体部内の略中央に配さ
れ、この画像形成部Eにシートを給送するシート給送装
置として、筐体内の下方側に配された2つのカセット給
送部1、2と、筐体の側面側(図10の右側)に配された
1つの手差し給送部3と、シートを搬送するための複数
のローラによる搬送手段を有しており、これら各部が不
図示の制御手段(CPU)によって制御されるようにな
っている。
【0012】本画像形成装置の原稿読取部Dでは、自動
原稿搬送装置18によって複数枚の原稿が順次原稿台19
(プラテンガラス)上の所定位置にセットされるように
なっている。読取光学系20においては、原稿台19上にセ
ットされた原稿の画像(ここではカラー画像)が読み取
られる。この読み取られたカラー画像はCCD素子21に
よってマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色成
分に分解され、画像メモリ(不図示)内に一時的に蓄え
られる。画像メモリ内に蓄えられた画像情報はレーザー
スキャナを含む書き込み光学系22によって各色成分毎に
順次図中時計回りに回転している各感光体ドラム14〜17
上に書き込まれる。
【0013】画像形成部Eでは、搬送ベルト13の上方に
異なる色のカラートナー像を担持する複数の像担持体で
ある感光体ドラム14、15、16、17がシート搬送方向に沿
って順次配置されている。感光体ドラム14〜17は上流側
からマゼンタ、シアン、イエロー、ブラック色のトナー
像を担持する。感光体ドラム14〜17の上流側からマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラック各成分の画像に基づく
レーザ光LM、LC、LY、LBが投影され、静電潜像が形成さ
れる。これらの静電潜像は現像器23〜26から供給される
各色のトナーによって可視化される。なお、画像形成手
段として、各感光体ドラム14〜17、書き込み光学系22、
現像器23〜26の他に、各感光体ドラム14〜17を均一に帯
電させるための一次帯電器27、28、29、30や、トナー像
転写後の感光体ドラム14〜17上に付着しているトナーを
除去するためのクリーナ31、32、33、34などが設置され
ている。
【0014】各給送部1、2、3において、給送カセッ
ト4、5または給送トレイ6上に積載されているシート
Sはピックアップローラ7によって最上位のシートSか
ら順に繰り出される。そして、ピックアップローラ7に
よって繰り出されたシートSは搬送手段としてのフィー
ドローラ8Aと分離手段としてのリタードローラ8Bか
らなる分離ローラ対8によって最上位のシートSのみ分
離され、シート厚検知ローラ対70を通過し、回転停止し
ているレジスト手段としてのレジストローラ対12へ送ら
れる。シート厚検知ローラ対70は、シート厚検知ローラ
70A、シート厚検知搬送ローラ70B、シート厚検知セン
サ70Cにより構成されている。この場合、レジストロー
ラ対12までの距離が長い給送カセット4、5から給送さ
れたシートSは複数のローラ対9、10、11に中継されて
レジストローラ対12へ送られる。レジストローラ対12へ
送られたシートSは、シートSの先端がレジストローラ
対12のニップに突き当たって所定のループを形成する
と、一旦移動が停止される。このループの形成によりシ
ートSの斜行状態が矯正される。レジストローラ対12の
下流には長尺の搬送ベルト13(無端ベルト)が略水平状
態に設置されている。この搬送ベルト13は図中反時計回
りに回転する。
【0015】レジストローラ対12から送られて斜行状態
が矯正されたシートSは、最上流の感光体ドラム14上の
トナー像とシート先端との位置を合わせるタイミングを
とって、レジストローラ対12によって搬送ベルト13上へ
送られる。搬送ベルト13上へ送られたシートSは搬送ベ
ルト13によって下流へ搬送される過程で、感光体ドラム
14〜17と転写帯電器90〜93との間の転写部を順次通過す
ることにより各色のトナー像が重ねて転写される。最下
流の感光体ドラム17と転写帯電器93との間の転写部を通
過したシートSは定着ローラ対35へ送られ、定着ローラ
35Aにより加熱され、加圧ローラ対35Bにより加圧され
て転写トナー像がシートSのシート面に定着される。定
着ローラ対35を通過した定着処理済みシートSは搬送ロ
ーラ対36によって排出ローラ対37へ送られ、機外の排出
トレイ38上へ排出される。
【0016】本画像形成装置においては両面モードの画
像形成が可能になっている。両面モードが指定された場
合には、搬送ローラ対36と排出ローラ対37との間に回動
可能に配されたフラッパ60が、前記CPUの制御信号に
基づいて、縦パス58を開きかつ排出ローラ対37へのパス
を閉じる位置に回動する。そして、定着ローラ対35を通
過した定着処理済みシートSは、搬送ローラ対36、61、
62および逆転ローラ対63によって搬送され、縦パス58を
通って反転パス59へと送られる。逆転ローラ対63によっ
て矢印a方向に搬送されている定着処理済みシートS
は、その後端がポイントPを通過した時点で逆転ローラ
対63が逆転することにより、当該後端側を先頭にして矢
印b方向に搬送される。この動作により、定着処理済み
シートSは、そのトナー像転写面は上側になる。なお、
ポイントPには、縦パス58から反転パス59へのシートS
の侵入を可能とし、反転パス59から縦パス58へのシート
Sの侵入を不可能とする可撓性シート64と、シート後端
が同ポイントPを通過したことを検知する検知レバー65
が設けられている。逆転ローラ対63の逆転によって矢印
b方向に搬送された定着済みシートSは、搬送ローラ対
66により再給送パス67内に送られ、複数の再給送パス内
搬送ローラ対68、69及び搬送部80とローラ対11で中継さ
れ、ふたたび画像形成のためにレジストローラ対12に送
られる。定着処理済みシートSはレジストローラ対12で
斜行状態を補正された後、前記メモリ(不図示)に蓄え
られた画像データをもとに2面目の画像形成が行なわ
れ、以後片面画像形成と同一のプロセスを経て機外に排
出される。
【0017】(シート給送装置)次に、本実施形態に係
るシート給送装置について図を用いて詳細に説明する。
図1は本実施形態に係るシート給送装置の回転駆動機構
を説明する概略構成図、図2はシート給送装置の動作を
説明するフローチャート、図3は給送及びシート厚検知
の様子を説明する図、図4はシートの逆搬送及び再給送
を説明する図、図5は給送遅延及び重送発生時の回復動
作を説明する図である。
【0018】上述した如く、図1に示すように、シート
給送装置はピックアップローラ7、フィードローラ8
A、リタードローラ8B、シート厚検知搬送ローラ70B
を備えている。ここでピックアップローラ7は、前記C
PUの制御信号に基づいて上下方向に揺動することによ
り、シート収納部としての給送カセット4、5又は給送
トレイ6上に積載されたシートSのうちの最上位ものと
離接可能になっている。このピックアップローラ7は、
フィードローラ8A、リタードローラ8B及びシート厚
検知搬送ローラ70Bと共通の駆動源である正逆方向に回
転可能な駆動モータ101によって回転駆動される。駆動
モータ101の駆動力は、駆動モータ101の駆動軸と一体に
回転する駆動入力ギア102と、この駆動入力ギア102と噛
合するギア103を介して、フィードローラ8Aに伝達さ
れる。なお、ギア103に対しては、ギア103とフィードロ
ーラ8Aの軸部との接続状態を切り替えるクラッチ104
(第一切換手段)が取り付けられている。これにより、
クラッチ104のON、OFFを切り替えることでフィー
ドローラ8Aへの駆動モータ101の駆動力の伝達、非伝
達を切り替えることができるようになっている。
【0019】また、駆動モータ101の駆動力は、前記駆
動入力ギア102と、駆動入力ギア102と噛合するアイドラ
ギア114と、このアイドラギア114と噛合するギア115を
介して、シート厚検知搬送ローラ70Bに伝達される。フ
ィードローラ8Aに伝達された駆動モータ101の駆動力
は、タイミングベルト105とプーリ106、107によりピッ
クアップローラ7に伝達される。また、フィードローラ
8Aに伝達された駆動モータ101の駆動力は、フィード
ローラ8Aの軸部と一体に回転する小径のギア108、ギ
ア108と噛合するアイドラギア109、アイドラギア109と
噛み合い矢印c方向にのみ駆動力を伝達するワンウェイ
クラッチギア110により、又はフィードローラ8Aの軸
部と一体に回転する大径ギア111、大径ギア111と噛み合
い矢印c方向にのみ駆動力を伝達するワンウェイクラッ
チギア112により、トルクリミッタ113を介してリタード
ローラ8Bに伝達される。
【0020】ここで、駆動モータ101が矢印a方向に回
転した場合には、フィードローラ8A及びピックアップ
ローラ7はa'方向に回転し、シート厚検知搬送ローラ7
0Bは矢印a''方向に回転する。また、フィードローラ
8Aに伝達された駆動は、小径のギア108、アイドラギ
ア109、ワンウェイクラッチギア110によりトルクリミッ
タ113を介してリタードローラ8Bに伝達されることに
より、リタードローラ8Bは矢印c方向に回転する。な
おこのとき、ワンウェイクラッチギア112は、矢印c方
向とは反対方向に回転するため、リタードローラ8Bに
は駆動力を伝達しない。
【0021】一方、駆動モータ101が矢印b方向に回転
した場合には、フィードローラ8A及びピックアップロ
ーラ7が矢印b'方向に回転し、シート厚検知搬送ロー
ラ70Bはb''方向に回転する。また、フィードローラ8
Aに伝達された駆動は、大径の大径ギア111、ワンウェ
イクラッチギア112により、トルクリミッタ113を介して
リタードローラ8Bに伝達されることにより、リタード
ローラ8Bは矢印c方向に高速に回転する。なおこのと
き、ワンウェイクラッチギア110は、矢印c方向とは反
対方向に回転するため、リタードローラ8Bには駆動力
を伝達しない。このように、リタードローラ8Bは、2
つのワンウェイクラッチギア110、112のいずれか一方に
より駆動モータ101の駆動力が伝達されるようになって
おり、駆動モータ101の回転方向に関わらず常にc方向
に回転する。
【0022】(給送動作)次に、本実施形態に係るシー
ト給送装置の給送遅延及び重送発生時の回復動作につい
て、図2のフローチャート及び図3乃至図5を用いて説
明する。図3は、シート搬送時における給送部の動作を
説明する図であり、本画像形成装置では、リタード分離
方式による給送部となっている。
【0023】図3(a)に示すように、給送に際してはピッ
クアップローラ7が加圧手段73の加圧アーム73A、回転
中心73B、加圧バネ73C、圧制御サーボモータ73Dによ
りシートSにピックアップ圧PPにより当接する(サーボ
モータ73Dの代わりに、多段階制御カムや簡易的にソレ
ノイド等を用いてもかまわない)。ピックアップローラ
7が矢印a方向に回転することでシートSピックアップ
され、矢印d方向に送り出される。ピックアップセンサ
72によってシートSの先端部が検出されると、不図示の
離間手段によりピックアップローラ7はシートSから離
間する。
【0024】CPUにより、シートSの搬送開始、すな
わち駆動モータ101の駆動開始(S3)してから、シー
トSの先端がピックアップセンサ72を通過するまでの時
間TPと所定時間T2とを比較し(S4)、TP>T2の場合に
は駆動モータ101を一旦停止させると共にピックアップ
ローラ7のシートへの当接圧をPP=PP+ΔPPとなるよう
に圧制御サーボモータ73Dを制御し(S5)、再度ピッ
クアップローラ7によりシートSを搬送し、TP≦T2とな
るまで(S6)この動作を繰り返す。ピックアップ圧PP
が予め設定された最大値PPmaxで、TP>T2の時にはJamを
表示する(S7)。
【0025】次に、CPUにより前記TPとある所定の時
間T1(<T2)とを比較し(S8)、TP>T1の場合には、
ピックアップローラ7のシートへの当接圧をPP=PP+Δ
PPとなるように圧制御サーボモータ73Dを制御し(S
9)、次のシートSを搬送する。TP≦T1となるまで、こ
の動作を繰り返す。また、所定の給送枚数M'ごとに、
ピックアップ圧PPが予め設定された最小値PPminに対
し、PP>PPminの場合には(S10)、ピックアップロ
ーラ7のシートへの当接圧をPP=PP-ΔPPとなるように
圧制御サーボモータ73Dを制御し(S11)、次のシー
トSを搬送する。
【0026】リタード分離方式により、ピックアップさ
れたシートSは、シートSの送り方向と同方向の矢印
a'方向 に回転するフィードローラ8Aと、加圧手段74
によりフィードローラ8Aに当接しシート搬送方向とは
逆方向の矢印c方向に回転するリタードローラ8Bとか
らなる分離ローラ対8によって、一枚ずつ分離される。
分離ローラ対8によって分離、搬送されたシートSは、
さらにシート厚検知ローラ対70を経て画像形成部Eへ給
送される。
【0027】リタードローラ8Bは、シートSの給送時
には、図1のトルクリミッタ113を介して駆動モータ101
の駆動力が伝達され、図3(a)の矢印c方向に回転駆動さ
れる。このため、分離ローラ対8に一枚のシートSが送
られてきた場合には、リタードローラ8Bは、フィード
ローラ8Aにより矢印d方向に進むシートSとの間の摩
擦力に抗し切れずに、トルクリミッタ113により駆動モ
ータ101の駆動が断たれて、図中矢印c方向とは逆の矢
印c'方向に従動(連れ回り)回転する。一方、分離ロ
ーラ対8に二枚以上のシートSが送られてくると、リタ
ードローラ8BとシートSとの摩擦係数よりもシートS
間の摩擦係数が小さいために、リタードローラ8Bは、
駆動モータ101の駆動力が伝達されて矢印c方向に回転
し、二枚目以降の下側のシートSを前記シート収納部側
に戻す。ここで、リタードローラ8Bは加圧手段74の加
圧アーム74A、回転中心74B、加圧バネ74C、圧制御サ
ーボモータ74DによりシートSにリタード圧PRにより当
接している(サーボモータ73Dの替りに、多段階制御カ
ムや簡易的にソレノイド等を用いてもかまわない)。
【0028】シートSの先端がピックアップセンサ72を
通過してから、図3(b)に示すように先端検知センサ71を
通過するまでの時間をTRとする。CPUはこのTRと所定
時間T4とを比較し(S12)、TP>T4の場合には、駆動
モータ101を一旦停止させ、リタードローラ8Bのシー
トへの当接圧をPR=PR+ΔPRとなるように圧制御サーボ
モータ74Dを制御し(S14)、後述の給送回復モード
(S15)に入る。TR>T4で、リタード圧PRが予め設定
された最大値PRmaxの場合(S13)には、リタードロ
ーラ8Bのシートへの当接圧をPRはそのままで、給送回
復モード(S15)に入る。TR≦T4となるまで、あるい
はある所定の回数Nmaxまで(S22-S2)この動作を
繰り返す。この動作をNmax回繰り返し、TR>T4が回避
出来ない時にはJamを表示して動作を中止する(S
7)。
【0029】次に、CPUにより前記TRと所定時間T3
(<T4)とを比較し(S16)、TR>T3の場合には、上
記給送回復モード時以外で所定の給送枚数M'ごとに、
リタードローラ8Bのシートへの当接圧をPR=PR+ΔPR
となるように圧制御サーボモータ74Dを制御し(S1
8)、次のシートSを搬送する。TR≦T3となるまでこの
動作を繰り返すが、リタード圧PRが予め設定された最大
値PRmaxの場合には(S17)、この動作は行われな
い。
【0030】ここで、シート厚検知ローラ対70は、駆動
モータ101の駆動力が伝達されることにより、シート厚
検知搬送ローラ70Bが矢印a''方向に回転し、このシー
ト厚検知搬送ローラ70Bに圧接するシート厚検知ローラ
70Aが従動回転する。なお、シート厚検知ローラ70A
は、画像形成装置の筐体内で上下方向に移動可能に支持
されるとともに、不図示の付勢部材によってシート厚検
知搬送ローラ70B方向に付勢されている。これにより、
シートSがシート厚検知ローラ対70に挟持される際に
は、シート厚検知ローラ70Aが上方に移動し、この移動
量をシート厚検知センサ70Cが検出するようになってい
る。シート厚検知センサ70Cによる検出値の情報はCP
Uに供給され、重送であるか否かが判定される(S1
9)。
【0031】図3(b)〜(d)シートSの厚さ(シート厚)
を検知している様子をよく表わす概略図である。図3(b)
は、シート厚検知ローラ対70に一枚のシートSが挟持さ
れ、シートの先端部を検出するための先端検知センサ71
の検出位置にシートSが搬送された状態を示している。
この給送部では、先端検知センサ71によってシートSの
先端部が検出されると、シート厚検知センサ70Cが作動
して、シート厚検知ローラ70Aの上方への移動量Δ1が
検出されるようになっている。図3(c)は二枚のシートが
シート厚検知ローラ対70に挟持され、先端検知センサ71
の検出位置を通過した状態を示している。この場合にも
同様に、シート厚検知センサ70Cが作動して、シート厚
検知ローラ70Aの上方への移動量Δ2が検出される。本
実施形態では、シートSの一枚分の搬送に伴うシート厚
検知ローラ70Aの上方への移動量Δ1が予め記憶され、
シート給送時には、図3(d)に示すように、シート厚検知
センサ70Cによる検出値Δxが2×Δ1≒Δ2の場合、
及び一枚搬送時の整数倍(Δx=n×Δ1≒Δn)の場
合に、CPUによって「重送である」と判定される。そ
して、重送と判断されて場合には、CPUの制御によっ
て、以下の給送回復モード(S15)に入る。
【0032】図4(a)〜(d)は給送遅延及び重送発生時の
回復動作(給送回復モード)を示しており、給送遅延が
発生したときの動作も基本的には同じである。本実施形
ではフィードローラ8Aとリタードローラ8Bの直径が
同じで、大径ギア111とワンウェイクラッチギア112とが
同じ歯数である。そのため、駆動モータ101を矢印b方
向に逆回転させた場合には、フィードローラ8Aとリタ
ードローラ8Bは同一速度でシートSを給送カセット
4、5又は給送トレイ6の方向に搬送することができ
る。図4(a)は重送を検知し回復動作に入るところを示し
ている。先ずピックアップローラ7がシートSから離間
され、モータ101が逆転することにより、紙厚検知搬送
ローラ70Bにはb''方向、フィードローラ8Aにはb'
方向、リタードローラ8Bにはc方向にそれぞれ駆動が
伝達され、図4(b)に示すように重送したシートを給送カ
セット4、5又は給送トレイ6の方向に搬送する。そし
て図4(c)に示すように、シートが逆搬送されフィードロ
ーラ8Aとリタードローラ8Bとのニップを抜ける時に
ピックアップセンサ72でシートSの先端を検知し、ピッ
クアップローラ7をシートSに落として、シートSの慣
性により必要以上にシートが押し戻されないように押さ
える。
【0033】そして、リタードローラ8Bの当接圧PR
予め設定された最小値PRminに対し、PR>PRminの場合に
は(S20)、PR=PR-ΔPRとなるように圧制御サーボ
モータ74Dを制御し(S21)、図4(d)に示すように再
度給送動作を行い、重送が検知されなければそのまま画
像形成を行い、重送が検知された時には再度給送回復動
作(図4(a)〜(d))を繰り返す。ただし、リタード圧PR
が予め設定された最大値PRminの場合には、リタードロ
ーラ8BのシートSへの当接圧をPRはそのままで、給送
回復モード(S15)に入る。この動作をNmax回繰り返
し(S22-S2)、重送が回避出来ない時には、図4(c)
に示すようにシートSを給送カセット4、5又は給送ト
レイ6に送り返し、Jamを表示して動作を中止する(S
7)。それは、図3(d)の様に、紙厚違いのシートが混載
された可能性があるからである。このようにJamになっ
た場合でも給送カセット4、5又は給送トレイ6にシー
トが収納されるため、Jam処理性が向上する。この動作
は重送時のみばかりでなく滞留Jam、遅延Jam等の搬送不
良発生時全般に動作させることができ、給送動作全体で
のJam処理性を向上させることができる。
【0034】なお、本実施形態においては大径ギア111
とワンウェイクラッチギア112を等しい歯数で構成して
説明したが、大径ギア111の歯数がワンウェイクラッチ
ギア112の歯数より多く構成することでもよい。この場
合の給送遅延及び重送発生時の回復動作(給送回復モー
ド)について、図5(a)〜(d)に示す。
【0035】このように構成することにより、図5(a)に
示したように重送された状態から、駆動モータ101を矢
印b方向に逆回転させた場合には、リタードローラ8B
はフィードローラ8Aよりも早く回転するため、図5(b)
に示すように重送したシートSを分離しながら給送トレ
イ6又は給送カセット4、5の方向に搬送することがで
きる。そして図5(c)に示すように分離ローラ対8よりも
戻した後に、図5(d)に示すように適切に再度分離給送を
行うことができる。その後の動作は、上記説明と同様で
ある。
【0036】[第二実施形態]本発明に係るシート給送
装置及び画像形成装置の第二実施形態について、図を用
いて説明する。図6は本実施形態に係るシート給送装置
の回転駆動機構を説明する概略構成図、図7はシート給
送装置の動作を説明するフローチャート、図8は給送遅
延及び重送発生時の回復動作を説明する図、図9は回復
動作時の給送部の切換動作を説明するフローチャートで
あって、上記第一実施形態と説明の重複する部分につい
ては同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】図6に示すように、本実施形態においてシ
ート給送部は回転方向が常に矢印a方向である駆動モー
タ117を用いており、この駆動モータ117の駆動力が、駆
動入力ギア102、この駆動入力ギア102と噛合するギア11
8、フィードローラ8Aの軸部に取り付けられ図7の矢
印a'方向にのみ駆動力を伝達するワンウェイクラッチ1
30を介してフィードローラ8Aに伝達される。また、ギ
ア118に取り付けられたクラッチ119(第一切換手段)の
ON、OFFを切り換えることで、フィードローラ8A
へのモータ117の駆動力を矢印a'方向への伝達、非伝達
を切り換えるようになっている。また、駆動モータ101
の駆動力は、駆動入力ギア102と噛合するフリーのギア1
31、このギア131と噛合するギア133、ギア133と同軸に
取り付けられたギア136、ギア136に取り付けられたクラ
ッチ135、リタードローラ8Bと同軸に配されたギア136
と噛合するギア137を介して、リタードローラ8Bに伝
達され、リタードローラ8Bが矢印c方向に回転する方
向になっている。
【0038】また、ギア136に取り付けられたクラッチ1
35は伝達トルクが調整可能なクラッチで、このクラッチ
135の伝達トルクを調整することで、リタードローラ8
Bの矢印c方向への駆動モータ117の駆動力を調整する
ことができるようになっている。クラッチ135は、例え
ばパウダークラッチ等が用いられる。なお、ギア133と
クラッチ135との間には、ギア133の一方向(矢印a方
向)の駆動のみクラッチ135に伝達するワンウェイクラ
ッチ138が配されている。これにより、シートSがフィ
ードローラ8Aとリタードローラ8Bとのニップから引
抜かれる時、ワンウェイクラッチ130によりフィードロ
ーラ8Aの駆動が切られフリーになり、ワンウェイクラ
ッチ138によりリタードローラ8Bが矢印cと逆方向に
回転しようとする時にロックすることができる。
【0039】一方、駆動モータ117の駆動力は、前記駆
動入力ギア102と、このギア102と噛合するギア139と、
このギア139と同軸上に配された大径ギア141及び小径ギ
ア142とが一体化された段ギアと、段ギアの大径ギア141
と噛合するギア143(正方向伝達機構)と、段ギアの小
径ギア142と噛合するアイドラギア144と、このアイドラ
ギア144と噛合し矢印b''方向にのみ駆動を伝達するワ
ンウェイクラッチギア145(逆方向伝達機構)とによ
り、シート厚検知搬送ローラ70Bに駆動が伝達される。
ここで、ギア139にはクラッチ140が取り付けられたお
り、クラッチ140のON、OFFを切り換えることで、
大径ギア141及び小径ギア142への駆動モータ117の駆動
力の伝達、非伝達を切り換えることができるようになっ
ている。
【0040】また、ギア143にはクラッチ146(第二切換
手段)が取り付けられており、クラッチ146のON、O
FFを切り換えることで、シート厚検知搬送ローラ70B
への駆動モータ117の矢印a''方向の駆動伝達を切り換
えることができるようになっている。これにより、クラ
ッチ140がOFF状態では、駆動モータ117の駆動力はシ
ート厚検知搬送ローラ70Bに伝達されない。一方、クラ
ッチ140がONの状態では、クラッチ146をONにする
と、駆動モータ117の矢印a方向の回転時にシート厚検
知搬送ローラ70Bが矢印a''方向に回転し、クラッチ14
6をOFFにすると、ワンウェイクラッチギア145の作用
により、駆動モータ117の矢印a方向の回転時にシート
厚検知搬送ローラ70Bが矢印b''方向に回転する。 な
お、各クラッチ119、134、140、146のON、OFFの切
り換えについては、CPUの制御信号に基づいて行われ
る。
【0041】ここで、通常の給送時には、各クラッチ11
9、134、140、146が全てONとされることにより、フィ
ードローラ8A及びピックアップローラ7がそれぞれ矢
印a'方向に回転し、リタードローラ8Bが矢印c方向
に回転し、シート厚検知搬送ローラ70Bが矢印a''方向
に回転する。
【0042】(給送動作)次に、本実施形態にかかるシ
ート給送装置の給送遅延及び重送発生時における回復動
作(給送回復モード)の詳細について、図7乃至図9を
用いて説明する。
【0043】図8(a)はピックアップローラ7によりシー
トSが搬送される状態を示しており、ピックアップセン
サ72によってシートSの先端部が検出されると、不図示
の離間手段によりピックアップローラ7はシートSから
離間する。CPUにより、シートSの搬送開始、すなわ
ち駆動モータ117の駆動開始(S33)してから、シー
トSの先端がピックアップセンサ72を通過するまでの時
間TPと所定時間T2とを比較し(S34)、TP>T2の場合
には駆動モータ117を一旦停止しさせ、再度ピックアッ
プローラ7によりシートSの搬送を行う(S35)。こ
の動作をNPmax回繰り返し(S36)、給送出来ない時
にはJamを表示して動作を中止する。
【0044】またシートSの先端がピックアップセンサ
72を通過してから、先端検知センサ71を通過するまでの
時間をTRとする。CPUはこのTRと所定時間T4とを比較
し(S37)、TP>T4の場合には、駆動モータ101を一
旦停止させ、リタードローラ8Bのシートへの戻し力を
FR=FR-ΔFRとなるようにクラッチ135の伝達トルクを制
御し(S39)、後述の給送回復モード(S40)に入
る。TR>T4で、戻し力FRが予め設定された最大値FRmin
より大きい場合には、リタードローラ8Bのシートへの
戻し力FRはそのままで、給送回復モードに入る(S3
8)。TR≦T4となるまで、あるいはある所定の回数NRma
xまでこの動作を繰り返す(S41−S32)。この動
作をNRmax回繰り返し、TR>T4が回避出来ない時にはJam
を表示して動作を中止する(S42)。
【0045】次に、CPUにより前記TRとある所定の時
間T3(<T4)とを比較し(S43)、TR>T3の場合に
は、上記給送回復モード時以外で所定の給送枚数M'ご
とに、リタードローラ8Bのシートへの当接圧をFR=FR
-ΔFRとなるようにクラッチ135の伝達トルクを制御し
(S45)、次のシートSを搬送する。TR≦T3となるま
でこの動作を繰り返すが、戻し力FRが予め設定された最
小値FRminより大きい場合(S44)には、この動作は
行われない。
【0046】図8(b)は重送を検知(S46)し回復動作
に入る状態を示しており、給送回復モード(S40)で
は、CPUの制御信号に基づいて、クラッチ119、134、
140、146につき、OFF、ON、ON、OFFの状態に
切り換えられる。すなわち、給送回復モードでは、クラ
ッチ119がOFFとされることにより、駆動モータ117の
駆動力はフィードローラ8A及びピックアップローラ7
には伝達されず、フィードローラ8Aはリタードローラ
8Bに従動して回転し、これに伴ってピックアップロー
ラ7も従動回転する。また、クラッチ146がOFFとさ
れることにより、シート厚検知搬送ローラ70Bが矢印
b''方向に回転する。これにより、図8(c)に示すよう
に、重送したシートSの全てがシート収納部の方向に逆
搬送される。
【0047】本実施形態の給送回復モードでは、フィー
ドローラ8Aには駆動モータ117の駆動力が伝達されな
いため、重送したシートの分離動作は行われない。そし
て、図8(c)に示すように、シートが逆搬送されフィード
ローラ8Aとリタードローラ8Bとのニップを抜ける時
にピックアップセンサ72でシートSの先端を検知し、ピ
ックアップローラ7が下方に移動して、シートに当接す
るように制御される。これにより、シートは、慣性によ
り必要以上に戻されないようにピックアップローラ7に
よって抑えられる。そして、図8(c)に示すように、フィ
ードローラ8Aとリタードローラ8Bとのニップをシー
トが通過し所定の位置で停止したところで、給送回復モ
ードの処理が終了する。
【0048】次に、図8(d)に示すように、上述の給送回
復モードの処理後に、リタードローラ8BのシートSへ
の戻し力をFR=FR+ΔFRとなるようにクラッチ135の伝
達トルクを制御する(S48)。TR>T4であり、戻し力F
Rが予め設定された最大値FRmax以上である場合には(S
47)、リタードローラ8Bのシートへの戻し力FRはそ
のままに制御する。再び給送動作の制御、すなわちこの
場合には、各クラッチ119、134、140、146が全てONと
なるように制御されることにより、シートの再給送及び
分離動作が行われる。ここで、給送不良及び重送が検知
されなければそのまま画像形成を行い(S49)、重送
が検知された時には再度給送回復動作(図8(a)〜(d))
を繰り返す。
【0049】以上の動作をNRmax回繰り返し(S41−
S32)、給送遅延及び重送が回避されない時は、図8
(e)に示すようにシートSを給送カセット4、5又は給
送トレイ6に送り返し、Jamを表示し動作を中止する
(S42)。このように本実施形態のシート給送装置を
備えた画像形成装置においても、シートがJamになった
場合でも給送カセット4、5又は給送トレイ6にシート
が収納されるため、Jam処理性が向上する。
【0050】なお、本実施形態ではリタードローラ8B
のシートSへの戻し力のみを調整可能としているが、第
一実施形態のピックアップローラ7のシートSへの当接
圧やリタードローラ8Bのフィードローラ8Aへの当接
圧を調節可能としたものを組み合わせることも効果的で
ある。
【0051】次に、回復動作時の給送部の切換動作につ
いて、図9のフローチャートを用いて説明する。CPU
には、使用される給送部の優先順位が記憶されている。
スタートボタンが押されると、給送部1が給送動作可能
であるか判断し(S50)、可能で有れば給送モードと
なり(S51)、給送遅延及び重送が検知される(S5
2)と図2又は図7のフローチャートに示されるような
給送回復モード(S53)を行う。給送不良が発生しな
かった場合には、正常に画像形成が行われる(S5
7)。
【0052】給送部1で給送遅延及び重送が回避出来な
い或いは給送動作が不可能な時には、次の優先順位を設
定した給送部2で給送動作可能であるか判断し(S5
4)、同様に給送が行われまた給送不良が検知される。
更に給送部2で給送遅延及び重送が回避できない或いは
給送動作が不可能な時には、次の優先順位を設定した給
送部3で給送動作可能であるかが判断され(S55)、
同様に給送が行われまた給送不良が検知される。最終的
にすべての給送部で給送遅延及び重送が回避できない或
いは給送動作が不可能な時には、Jamを表示して動作を
中止する(S56)。
【0053】上記の如く構成することにより、給送部に
おいて回避できない給送不良が発生した場合であっても
画像形成を継続することができ、ジャム処理の回数を減
少させ、特に遠隔操作での大量出力において生産性の向
上を図ることができる。
【0054】
【発明の効果】上記説明した如く構成したことにより、
本発明に係るシート給送装置及び画像形成装置において
は、画像形成装置の給送不良によるダウンタイムを少な
くすることができ、装置全体の生産性の向上を図ること
ができる。またjam処理に際してもシートがシート収納
部に戻されているため、簡単にシートを取り除くことが
できる。さらに、リタードローラの戻し力の補正を適切
に行うことができるため、ローラの消耗を最小限に抑制
することができ、装置寿命の延長も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係るシート給送装置の回転駆動
機構を説明する概略構成図である。
【図2】シート給送装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図3】給送及びシート厚検知の様子を説明する図であ
る。
【図4】シートの逆搬送及び再給送を説明する図であ
る。
【図5】給送遅延及び重送発生時の回復動作を説明する
図である。
【図6】第二実施形態に係るシート給送装置の回転駆動
機構を説明する概略構成図である。
【図7】シート給送装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図8】給送遅延及び重送発生時の回復動作を説明する
図である。
【図9】回復動作時の給送部の切換動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の実施形態にかかる画像形成装置の全
体構成図である。
【符号の説明】
Pp …ピックアップ圧 Ppmax …最大値 Ppmin …最小値 D …原稿読取部 E …画像形成部 S …シート 1 …カセット給送部 2 …カセット給送部 3 …手差し給送部 4 …給送カセット 5 …給送カセット 6 …給送トレイ 7 …ピックアップローラ 8 …分離ローラ対 8A …フィードローラ 8B …リタードローラ 9 …ローラ対 10 …ローラ対 11 …ローラ対 12 …レジストローラ対 13 …搬送ベルト 14 …感光体ドラム 15 …感光体ドラム 16 …感光体ドラム 17 …感光体ドラム 18 …自動原稿搬送装置 19 …原稿台 20 …読取光学系 21 …CCD素子 22 …書き込み光学系 23 …現像器 24 …現像器 25 …現像器 26 …現像器 27 …一次帯電器 28 …一次帯電器 29 …一次帯電器 30 …一次帯電器 31 …クリーナ 32 …クリーナ 33 …クリーナ 34 …クリーナ 35 …定着ローラ対 35A …定着ローラ 35B …加圧ローラ対 36 …搬送ローラ対 37 …排出ローラ対 38 …排出トレイ 58 …縦パス 59 …反転パス 60 …フラッパ 61 …搬送ローラ対 62 …搬送ローラ対 63 …逆転ローラ対 64 …可撓性シート 65 …検知レバー 66 …搬送ローラ対 67 …再給送パス 68 …再給送パス内搬送ローラ対 69 …再給送パス内搬送ローラ対 70 …シート厚検知ローラ対 70A …シート厚検知ローラ 70B …シート厚検知搬送ローラ 70C …シート厚検知センサ 71 …先端検知センサ 72 …ピックアップセンサ 73 …加圧手段 73A …加圧アーム 73B …回転中心 73C …加圧バネ 73D …圧制御サーボモータ 74 …加圧手段 74A …加圧アーム 74B …回転中心 74C …加圧バネ 74D …圧制御サーボモータ 80 …搬送部 90 …転写帯電器 91 …転写帯電器 92 …転写帯電器 93 …転写帯電器 101 …駆動モータ 102 …駆動入力ギア 103 …ギア 104 …クラッチ 105 …タイミングベルト 106 …プーリ 107 …プーリ 108 …ギア 109 …アイドラギア 110 …ワンウェイギア 111 …大径ギア 112 …ワンウェイギア 113 …トルクリミッタ 114 …アイドラギア 115 …ギア 117 …駆動モータ 118 …ギア 119 …クラッチ 130 …ワンウェイクラッチ 131 …ギア 133 …ギア 135 …クラッチ 136 …ギア 137 …ギア 138 …ワンウェイクラッチ 139 …ギア 140 …クラッチ 141 …大径ギア 142 …小径ギア 143 …ギア 144 …アイドラギア 145 …ワンウェイクラッチギア 146 …クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 3/52 330 B65H 3/52 330F H04N 1/00 108 H04N 1/00 108J 108M Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ05 AQ06 AR01 AS02 HH01 HJ03 HK08 HV09 HV32 HV44 HV46 HV47 3F048 AA05 AB01 BA13 BB02 CA02 CA03 CB12 CC03 CC12 DA04 DA06 DB07 DC13 EB16 EB29 3F343 FA01 FB02 FB04 GA01 GB01 GC01 GD01 JA01 JD04 JD09 JD34 KB05 KB06 KB14 LA04 LA16 LB08 LC22 MA14 MA15 MA27 MA36 MA54 MB03 MB15 MC12 5C062 AA02 AA05 AB17 AB31 AB32 AC11 AC69 BA00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシートを収納するシート収納部
    と、 前記シート収納部に収納されたシートを一枚ずつ分離し
    て給送するシート給送手段と、 前記シート給送手段の下流側に配置されシートの給送不
    良を検出する給送不良検出手段と、 前記給送不良検出手段の検出結果に基づいて前記シート
    給送手段を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記給送不良検出手段による給送不良
    との検出結果に基づいて給送条件の見直しを行い、かつ
    給送中のシートを給送方向とは逆方向に戻し、再度一枚
    ずつ分離して給送するよう前記シート給送手段を制御す
    ることを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記シート給送手段は、 前記シート収納部に積載されたシートのうち最上位のも
    のに当接して送り出すピックアップローラと、該ピック
    アップローラにより送り出されたシートを搬送するフィ
    ードローラと、該フィードローラと圧接しシート給送方
    向とは逆方向に回転するトルクを付与されるリタードロ
    ーラと、 前記フィードローラのシートへの当接圧を調整する調整
    手段、リタードローラのフィードローラへの当接圧を調
    整する調整手段、若しくはリタードローラに付与される
    トルクを調整する調整手段のうち少なくとも1つの調整
    手段を備え、 前記制御手段は、前記給送不良検出手段による給送不良
    との検出結果に基づき、前記フィードローラと前記リタ
    ードローラの両方あるいは少なくとも一方が給送中のシ
    ート給送方向とは逆方向に回転するように前記シート給
    送手段を駆動制御すると共に、 前記フィードローラの当接圧、前記リタードローラの当
    接圧、若しくは前記リタードローラに付与されるトルク
    の見直しをおこなうことを特徴とする請求項1記載の給
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、給送中のシートを給送
    方向とは逆方向に戻した後に、再度一枚ずつ分離して給
    送するように、前記シート給送手段を制御することを特
    徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記シート給送手段は、前記制御手段に
    よる駆動制御時に、前記リタードローラが前記フィード
    ローラよりも速い搬送速度で回転する回転駆動機構を有
    することを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記回転駆動機構は、 正逆方向に回転可能な駆動モータと、 前記駆動モータの正方向への駆動力を、前記リタードロ
    ーラがシート給送方向とは逆方向に回転するように該リ
    タードローラに対して伝達するとともに、 前記駆動モータの逆方向への駆動力を、前記リタードロ
    ーラに正方向への駆動力を伝達する際よりも高速に回転
    するように該リタードローラに対して伝達する伝達手段
    とを備え、 前記制御手段は、シートの給送時には前記駆動モータが
    正方向に回転するように前記駆動モータを駆動制御し、
    前記給送不良検出手段により給送不良が検出された場合
    には前記駆動モータを逆方向に回転するように前記駆動
    モータを制御することを特徴とする請求項4記載のシー
    ト給送装置。
  6. 【請求項6】 前記シート給送手段は、 正逆方向に回転可能な駆動モータと、 前記駆動モータの正方向への駆動力を、前記リタードロ
    ーラがシート給送方向とは逆方向に回転するように該リ
    タードローラに対して伝達する伝達手段とを備え、 前記制御手段は、シートの給送時には前記駆動モータが
    正方向に回転するように前記シート給送手段の前記駆動
    モータを駆動制御し、前記給送不良検出手段により給送
    不良が検出された場合には前記駆動モータを逆方向に回
    転するように前記駆動モータを制御することを特徴とす
    る請求項2記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 前記シート給送手段は、 一方向にのみ回転する駆動モータと、 前記駆動モータの駆動力の前記フィードローラ及び前記
    ピックアップローラに対する伝達、非伝達状態を切り換
    える第一切換手段と、 シート厚検知搬送ローラと、 前記シート厚検知搬送ローラがシート給送方向に回転す
    るように前記駆動モータの駆動力を伝達する正方向伝達
    機構と、 前記シート厚検知搬送ローラがシート給送方向とは逆方
    向に回転するように前記駆動モータの駆動力を伝達する
    逆方向伝達機構と、 前記正方向伝達機構と前記逆方向伝達機構のいずれかが
    作動するように切り換える第二切換手段とを備え、 前記制御手段は、シートの給送時には前記駆動モータの
    駆動力を伝達するように前記第一切換手段を制御すると
    ともに、前記正方向伝達機構が作動するように第二切換
    手段を制御し、 前記給送不良検出手段により給送不良が検出された場合
    には、前記駆動モータの駆動力を非伝達とするように前
    記第一切換手段を制御するとともに、前記逆方向伝達機
    構が作動するように第二切換手段を制御することを特徴
    とする請求項2記載のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記給送不良検出手段は、前記シート給
    送手段によるシートの分離不良に基づく重送を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  9. 【請求項9】 前記給送不良検出手段は、前記シート給
    送手段から給送されたシートを挟持して搬送するローラ
    対と、前記ローラ対の回転軸間の距離を検出する軸間距
    離検出手段とを有し、給送されたシートが前記ローラ対
    に挟持される際に前記ローラ対の回転軸間距離の変化を
    前記軸間距離検出手段で検出することにより、前記シー
    ト給送手段によるシートの分離不良に基づく重送を検出
    することを特徴とする請求項8記載のシート給送装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項記載の
    シート給送装置と、 前記シート給送装置から給送されたシートに画像を形成
    する画像形成手段とを備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9のいずれか1項記載の
    シート給送装置を複数備えると共に、いずれかのシート
    給送装置から給送されたシートに画像を形成する画像形
    成手段と、各シート給送装置及び前記画像形成手段の動
    作を制御する動作制御手段とを備え、 前記動作制御手段は、前記画像形成手段にシートを給送
    するシート給送装置についての優先順位を予め記憶し、
    シートの給送時には、優先順位の高い一のシート給送装
    置を動作させるとともに、シート給送装置によるシート
    の給送が可能であるか否かについて判定し、シートの給
    送が可能でないと判定した場合には他の一のシート給送
    装置を優先順位の高い順に動作させることを特徴とする
    画像形成装置。
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