JP6905666B1 - ダクト取付部材 - Google Patents

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【課題】ダクトを施設の天井等に取り付ける際に、取付の自由度を向上させるとともに容易な取付を可能にする。【解決手段】天井面から吊り下げられる板形状の本体部110と、天井面に設けられたアンカー部材の係合溝に係合可能に構成された係合突条120と、長手方向に所定間隔ごとに位置決め孔が設けられる帯状部材の一端側の該位置決め孔に嵌合可能に構成されたバンドリベット部130と、本体部の厚み方向に貫通する第1切り込みによって自由端が形成され、該自由端が厚み方向に揺動することで、ダクトに巻き付けられた帯状部材の一端側とは逆側の他端側の位置決め孔に嵌合するように構成された舌状部140と、本体下面との間に隙間を形成するように配置された第1ガイド部であって、該隙間に帯状部材が挿入されることで該帯状部材の下方落下を防止するように構成された第1ガイド部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、フレキシブルダクト等のダクトを施設の天井等に取り付ける際のダクト取付部材に関する。
空調、換気、排煙等の目的で施設内の天井や壁等(以下、「天井等」と称する)にはダクトが取り付けられている。ダクトは、天井等の形状に合わせ得るものであることが望ましく、一例として湾曲・収縮自在で軽量のフレキシブルダクト等(以下、ダクトと称する)が知られている。一般的に、ダクトの天井等への取り付けは、樹脂製のバンド(以下、「帯状部材」と呼ぶ場合がある)を筒状のダクトの外周に巻き付け、バンドの両端を天井等に取り付けることで行われる。バンドの天井等への取り付けには、直接的な若しくは間接的な取り付け方法がある。直接的な方法としては、ガス銃などの鋲打器を用いてバンドの端部ごと天井等に鋲(釘)等を打ち込む方法や、接着剤を用いて天井等にバンドを接着する方法が知られている。また、間接的な方法としては、天井等から鎖等を垂らし、その鎖等にバンドの端部を釘等の打ち込みまたは接着剤により取り付ける方法が知られている。
間接的な他の取り付け方法として、特許文献1に示されるような、孔の開いた板状部材を備える器具を天井等に固定し、その孔とバンドに設けられた両端の孔を覗くように重ね合わせ、重ねた孔に両側から嵌合部材を通してバンドを器具に取り付ける方法が知られている。また間接的な他の方法として、特許文献2に示されるような、天井等に予め取り付けたフック形状部材を備える器具を用いて、バンドに設けられた両端の孔をフック形状部材に引っ掛けて吊るす方法が知られている。
特開2003−114045号公報 特許第4365590号公報
特許文献1に示されるダクトの吊り下げバンドによれば、一旦天井等にダクトを取り付けた後にバンドの長さを調節することが困難であった。そのため、ダクト取り付け後に施設環境に応じたダクトの配置・変更に十分に対応できなかった。
また、特許文献2に示されるダクトの吊り下げバンドによれば、バンドに複数の孔を設け、フックに引っ掛ける孔を選択することでバンドの器具への取り付け位置を調整することを可能としているが、引っ掛けているだけであるためフックを軸としてバンドの両端が回転するおそれがあり、ダクトの設置場所からの落下や、バンドが動いて擦れることによるダクトの損傷などの虞があった。
本発明の目的は、ダクトを施設の天井等に取り付ける際に、取付の自由度を向上させるとともに容易な取付を可能にする技術を提供することにある。
本願開示のダクト取付部材は、ダクトを天井面から吊り下げるダクト取付部材である。そして、天井面から吊り下げられる板形状の本体部と、前記本体部の天井面側の面である本体上面に設けられた係合突条であって、天井面に設けられたアンカー部材の係合溝に係合可能に構成された係合突条と、前記本体上面から上方に突出するように設けられたバンドリベット部であって、長手方向に所定間隔ごとに位置決め孔が設けられる帯状部材の一端側の該位置決め孔に嵌合可能に構成されたバンドリベット部と、前記本体部における前記本体上面の反対側の面である本体下面から下方に突出するように設けられた舌状部であって、前記本体部の厚み方向に貫通する第1切り込みによって自由端が形成され、該自由端が該厚み方向に揺動することで、ダクトに巻き付けられた前記帯状部材の前記一端側とは逆側の他端側の前記位置決め孔に嵌合するように構成された舌状部と、前記本体下面との間に隙間を形成するように配置された第1ガイド部であって、該隙間に前記帯状部材が挿入されることで該帯状部材の下方落下を防止するように構成された第1ガイド部と、を備える。
このような構成では、帯状部材の一端側の位置決め孔をバンドリベット部に嵌合させた状態で該帯状部材をダクトに巻き付け、帯状部材の他端側の位置決め孔を舌状部に嵌合させることで、ダクトと該ダクトに巻き付けられた帯状部材とがダクト取付部材に固定されることになる。ここで、帯状部材において、位置決め孔は長手方向に所定間隔ごとに設けられる。そうすると、舌状部に嵌合される帯状部材の他端側の位置決め孔をダクトの周方向の長さに応じて選択することができ、ダクトに巻き付けられる帯状部材の長さを調節することが可能となる。なお、このとき、舌状部の自由端が厚み方向に揺動するため、舌状部と上記の位置決め孔との選択的な嵌合が比較的容易となる。また、ダクト取付部材において、バンドリベット部は本体上面に配置され、舌状部は本体下面に配置される。そのため、帯状部材が巻き付けられたダクトと、ダクト取付部材と、を可及的に近づけることができる。これによれば、施設環境に応じたダクトの配置・変更が容易になり、施設の天井等へのダクトの取付の自由度を向上させることができる。更に、以上に述べた構成において、本体上面には、天井面に設けられたアンカー部材の係合溝に係合可能に構成された係合突条が設けられる。そうすると、帯状部材が巻き付けられたダクトが固定されたダクト取付部材、または、帯状部材の一端側がバンドリベット部に固定されたダクト取付部材において、係合突条をアンカー部材の係合溝に挿入することで、ダクト取付部材(該ダクト取付部材に固定されたダクトまたは帯状部材を含む。)が天井面から吊り下げられる。これによれば、ダクトを施設の天井等に容易に取り付けることができる。
本願開示によれば、ダクトを施設の天井等に取り付ける際に、取付の自由度を向上させることができ、且つダクトを施設の天井等に容易に取り付けることができる。
本願開示に係るダクト取付部材の天井面からの斜視図である。 図1のダクト取付部材をその裏側から見たときの斜視図である。 本願開示に係るバンド部材を示す図である。 本願開示に係るダクトを示す図である。 バンドリベット部にバンド部材の一端側の位置決め孔が嵌合される例を説明するための図である。 ダクトに巻き付けられたバンド部材の他端側の位置決め孔が舌状部に嵌合される例を説明するための図である。 バンド部材およびダクトと一体化されたダクト取付部材が施設の天井に取り付けられる例を説明するための図である。 施設の天井に取り付けられたダクト取付部材およびバンド部材に対するダクトの取り付けを説明するための図である。
以下、図面に基づいて、本願開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本願開示は実施形態の構成に限定されない。
本願開示に係るダクト取付部材について、図1および図2を参照しながら説明する。ここで、本願開示に係るダクト取付部材は、ダクトを施設の天井面から吊り下げるダクト取付部材である。そして、図1は、本願開示に係るダクト取付部材の天井面からの斜視図であって、図2は、その裏側からのダクト取付部材の斜視図である。本願開示に係るダクト取付部材100は、施設の天井面から吊り下げられる板形状の本体部110と、本体部110の天井面側の面である本体上面111に設けられた係合突条120と、本体上面111から上方に突出するように設けられたバンドリベット部130と、本体部110における本体上面111の反対側の面である本体下面112から下方に突出するように設けられた舌状部140と、本体下面112との間に隙間を形成するように配置された第1ガイド部150と、を備える。そして、バンドリベット部130には、後述するバンド部材12の一端側の位置決め孔(大孔14)が嵌合される。また、舌状部140には、後述するダクト300に巻き付けられたバンド部材12の他端側の位置決め孔(大孔14)が嵌合される。なお、図1によれば、係合突条120とバンドリベット部130とが一体に形成されている。詳しくは、係合突条120が、本体上面111において、バンドリベット部130の突出方向と略同一方向に該バンドリベット部130の上面から突出するように設けられている。これにより、ダクト取付部材100の本体部110を可及的に小型化することができる。ただし、係合突条120とバンドリベット部130とが一体に形成される態様に限定する意図はなく、天井面に設けられたアンカー部材の係合溝に係合できるものであれば、本体上面111における係合突条120の配置の種類は問わない。
ここで、本願開示に係るバンド部材12を図3に、本願開示に係るダクト300を図4に示す。バンド部材12は、図3に示すように長手方向に延びた帯形状の帯状部材であって、ダクト300の周囲に巻き付けられ、ダクト取付部材100とともに天井から吊り下げられる。そして、バンド部材12は、例えば、樹脂製で、幅が50mmで厚みが1mmに形成される。なお、バンド部材12の幅は、20mm〜80mmの間のいずれであってもよいし、バンド部材12の厚みは、0.2mm〜3mmの間のいずれであってもよい。また、ダクト300は、長手方向(軸方向)に延びた円筒形状部材であり、バンド部材12によって天井等から吊り下げ可能である。そして、図4に示すように、ダクト300は、アルミにより6層で形成されており、径方向に屈曲可能である。なお、ダクト取付部材100とバンド部材12とによって吊るされるダクト300は、アルミ以外の他の部材(樹脂繊維など)とともに形成されるものであってもよい。また、ダクト300は、6層の構造に限らず、想定される他の構造のダクトを全て含むものである。
そして、図3に示すように、バンド部材12には、厚み方向に貫通する大孔14と小孔16とが配設されている。大孔14は、楕円形状であり、小孔16は、円形状である。そして、大孔14と小孔16とは、互いに中心軸に沿って、長手方向に交互に繰り返して配設されている。なお、図3では、大孔14の長径(長手方向の径)が10mmで、小孔16の径が3mmの例が示されているが、これはダクト取付部材100や上述のダクト300の自重等により選択される設計事項である。例えば、大孔14の長径(長手方向の径)は、5mm〜20mmの間のいずれであってもよいし、小孔16の径は、1mm〜5mmの間のいずれであってもよい。
以上に述べた構成において、ダクト取付部材100によってダクト300が施設の天井面から吊り下げられる態様について説明する。図5は、バンドリベット部130にバンド部材12の一端側の位置決め孔(大孔14)が嵌合される例を説明するための図である。図6は、ダクト300に巻き付けられたバンド部材12の他端側の位置決め孔(大孔14)が舌状部140に嵌合される例を説明するための図である。図7は、バンド部材12およびダクト300と一体化されたダクト取付部材100が施設の天井に取り付けられる例を説明するための図である。
ダクト取付部材100によってダクト300が施設の天井面から吊り下げられるとき、先ず、バンドリベット部130にバンド部材12の一端側の位置決め孔(大孔14)が嵌合される。この場合、図5(a)に示すように、バンドリベット部130の上面から突出する係合突条120が、バンド部材12の大孔14に挿入される。そして、図5(b)に示すように、バンド部材12の大孔14に押し付けられるようにして、バンドリベット部130の側面に設けられた返し部131が内側に揺動することで、バンドリベット部130が大孔14に挿入される。その結果、図5(c)に示すように、バンドリベット部130にバンド部材12の一端側の位置決め孔(大孔14)が嵌合されることになる。なお、返し部131は、その一端がバンドリベット部130の側面における上部に固定され、その他端が、該バンドリベット部130に沿って下方に延在し、且つ自由端として該バンドリベット部130の径方向に揺動可能に構成されている。これにより、後述するように、バンドリベット部130に嵌合されたバンド部材12の大孔14が、該バンドリベット部130から抜けてしまう事態が抑制される。また、本願開示のダクト取付部材100によれば、本体部110の両幅において本体上面111から上方に突出するように第2ガイド部160が設けられる。そして、この第2ガイド部160によって、バンドリベット部130を中心としてバンド部材12が回転することで、本体上面111においてバンド部材12が幅方向にずれる事態が規制される。
次に、バンド部材12の一端側の位置決め孔(大孔14)をバンドリベット部130に嵌合させた状態で、該バンド部材12がダクト300に巻き付けられる。そして、図6に示すように、ダクト300に巻き付けられたバンド部材12の他端側の位置決め孔(大孔14)が舌状部140に嵌合される。詳しくは、図6(a)に示すように、バンド部材12の一端側の位置決め孔(大孔14)がバンドリベット部130に嵌合された状態で、該バンド部材12がダクト300に巻き付けられる。このとき、上述したバンドリベット部130の返し部131によって、バンド部材12の厚み方向の移動が規制される。これにより、バンドリベット部130に嵌合されたバンド部材12の大孔14が、該バンドリベット部130から抜けてしまう事態が抑制される。
そして、図6(b)に示すように、バンド部材12の大孔14が舌状部140に嵌合される。なお、図6(b)では、バンド部材12が巻き付けられたダクト300の図示を省略している。このとき、上記の図2を参照すると、本体部110には、該本体部110の厚み方向に貫通する第1切り込み141が形成されている。そして、この第1切り込み141によって舌状部140の一端が自由端142となり、該自由端142は厚み方向に揺動可能に構成されている。また、上記の図2によると、第1ガイド部150によって、該第1ガイド部150と本体下面112との間に隙間151が形成される。そうすると、バンド部材12の大孔14が舌状部140に嵌合されるとき、バンド部材12は、隙間151を通って本体下面112に沿って進行し、舌状部140に到達すると該舌状部140の自由端142を厚み方向に押し込みながら更に進行する。そして、バンド部材12の大孔14が舌状部140に到達すると、該大孔14が舌状部140に引っかけられて該大孔14と該舌状部140とが嵌合されることになる。なお、大孔14と舌状部140とが嵌合された状態で更にバンド部材12を進行させると該嵌合状態は解除され、上記と同様の動作によって、次の大孔14に舌状部140を嵌合させることができる。そうすると、舌状部140に嵌合されるバンド部材12の大孔14をダクト300の周方向の長さに応じて選択することができ、ダクト300に巻き付けられるバンド部材12の長さを調節することが可能となる。なお、このとき、舌状部140の自由端142が厚み方向に揺動するため、舌状部140と大孔14との選択的な嵌合が比較的容易となる。また、上記において、第1ガイド部150によって、バンド部材12の下方落下が防止される。
そして、ダクト取付部材100によってバンド部材12とダクト300とが一体化されると、図7に示すように、バンド部材12およびダクト300と一体化されたダクト取付部材100が施設の天井に取り付けられる。なお、このとき、上述した第2ガイド部160によって、バンドリベット部130を中心としてバンド部材12が回転することで、本体上面111においてバンド部材12が幅方向にずれる事態が規制される。そのため、バンド部材12とともにダクト300が回転してしまう事態も抑制され、ダクト300を施設の天井に取り付ける作業の作業性が向上する。
また、本願開示のダクト取付部材100によれば、バンドリベット部130は本体上面111に配置され、舌状部140は本体下面112に配置される。そのため、図7に示すように、バンド部材12が巻き付けられたダクト300と、ダクト取付部材100と、を可及的に近づけることができる。これによれば、施設環境に応じたダクト300の配置・変更が容易になり、施設の天井へのダクト300の取付の自由度を向上させることができる。
ここで、上記の図1に示したように、本体上面111には、天井面に設けられたアンカー部材の係合溝に係合可能に構成された係合突条120が設けられる。そうすると、バンド部材12が巻き付けられたダクト300が固定されたダクト取付部材100において、係合突条120をアンカー部材の係合溝に挿入することで、ダクト取付部材100を天井面から吊り下げることができる。これによれば、ダクト300を施設の天井に容易に取り付けることができる。
ここで、本願開示のダクト取付部材100では、上記の図1によると、係合突条120が中空に形成され、且つ、その長手方向の周囲面には、内部空間に貫通する第2切り込み121と、アンカー部材の係合溝を構成する雌ネジと噛み合い可能な雄ネジ122と、が形成される。このような構成によれば、係合突条120の長手方向の周囲面に内側への荷重が加えられると、該周囲面が内側に弾性変形することになる。そうすると、係合突条120がアンカー部材の係合溝に挿入されるとき、係合突条120の雄ネジ122と該係合溝の雌ネジとの噛み合わせにおいて、係合突条120を回転させずとも、係合突条120を係合溝に向かって一方向に押し込めば該係合突条120の周囲面が内側に弾性変形するため、係合突条120の雄ネジ122と該係合溝の雌ネジとの噛み合わせが可能となる。これによれば、図7に示すように、バンド部材12およびダクト300と一体化されたダクト取付部材100を施設の天井に取り付けるとき、係合突条120がアンカー部材の係合溝に挿入されるように、一体化されたダクト取付部材100を天井面に向かって押し付ければダクト300を天井に取り付けることができ、以て、ダクト300を施設の天井に容易に取り付けることが可能となる。
なお、図8に示すように、ダクト取付部材100とバンド部材12とが先に施設の天井に取り付けられてもよい。ここで、図8は、施設の天井に取り付けられたダクト取付部材100およびバンド部材12に対するダクト300の取り付けを説明するための図である。この場合、図8に示すように、ダクト取付部材100によって施設の天井に取り付けられたバンド部材12が、ダクト300に巻き付けられる。このときにも、上記に述べたのと同様に、バンド部材12の一端側の位置決め孔(大孔14)をバンドリベット部130に嵌合させた状態(図8では、この状態においてダクト取付部材100の係合突条120と天井面のアンカー部材の係合溝とが係合しているため、ダクト取付部材100とともにバンド部材12も天井面に固定される。)で該バンド部材12をダクト300に巻き付け、バンド部材12の他端側の位置決め孔(大孔14)を舌状部140に嵌合させることで、ダクト300と該ダクト300に巻き付けられたバンド部材12とがダクト取付部材100に固定されることになる。これによっても、舌状部140に嵌合されるバンド部材12の他端側の位置決め孔(大孔14)をダクト300の周方向の長さに応じて選択することができ、ダクト300に巻き付けられるバンド部材12の長さを調節することが可能となり、施設の天井へのダクト300の取付の自由度を向上させることができる。
以上に述べたように、本願開示によれば、ダクトを施設の天井等に取り付ける際に、取付の自由度を向上させることができ、且つダクトを施設の天井等に容易に取り付けることができる。
100・・・ダクト取付部材
110・・・本体部
111・・・本体上面
112・・・本体下面
120・・・係合突条
130・・・バンドリベット部
140・・・舌状部
141・・・第1切り込み
142・・・自由端
150・・・第1ガイド部
151・・・隙間

Claims (5)

  1. ダクトを天井面から吊り下げるダクト取付部材であって、
    前記天井面から吊り下げられる板形状の本体部と、
    前記本体部の前記天井面側の面である本体上面に設けられた係合突条であって、前記天井面に設けられたアンカー部材の係合溝に係合可能に構成された係合突条と、
    前記本体上面から上方に突出するように設けられたバンドリベット部であって、長手方向に所定間隔ごとに位置決め孔が設けられる帯状部材の一端側の該位置決め孔に嵌合可能に構成されたバンドリベット部と、
    前記本体部における前記本体上面の反対側の面である本体下面から下方に突出するように設けられた舌状部であって、前記本体部の厚み方向に貫通する第1切り込みによって自由端が形成され、該自由端が該厚み方向に揺動することで、前記ダクトに巻き付けられた前記帯状部材の前記一端側とは逆側の他端側の前記位置決め孔に嵌合するように構成された舌状部と、
    前記本体下面との間に隙間を形成するように配置された第1ガイド部であって、該隙間に前記帯状部材が挿入されることで該帯状部材の下方落下を防止するように構成された第1ガイド部と、
    を備える、ダクト取付部材。
  2. 前記本体上面において前記帯状部材の幅方向のずれを規制する第2ガイド部であって、前記本体部の両幅において前記本体上面から上方に突出するように設けられた第2ガイド部を更に備える、
    請求項1に記載のダクト取付部材。
  3. 前記係合突条は、前記本体上面において、前記バンドリベット部の突出方向と略同一方向に該バンドリベット部の上面から突出するように設けられる、
    請求項1又は請求項2に記載のダクト取付部材。
  4. 前記係合突条は、中空に形成され、且つ、その長手方向の周囲面には、内部空間に貫通する第2切り込みと、前記係合溝を構成する雌ネジと噛み合い可能な雄ネジと、が形成される、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のダクト取付部材。
  5. 前記バンドリベット部は、
    その一端が該バンドリベット部の側面における上部に固定され、その他端が、該バンドリベット部に沿って下方に延在し、且つ自由端として該バンドリベット部の径方向に揺動可能に構成された返し部を有する、
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載のダクト取付部材。
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