JP6905383B2 - 什器 - Google Patents

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本発明は、什器に関する。
従来、設置面上に起立する脚部材における少なくとも外側面に板部材を支持してなる什器として、例えば特許文献1に開示されるような椅子が知られている。
このような椅子では、脚部材としての支持体の手前側面が化粧板としての第一パネル部材によって覆われるとともに、支持体の内側面と外側面とが第二パネル部材によって覆われている。このような構成の椅子の場合には、化粧板が外的衝撃を受けて破損することがあり、とりわけ奥行方向における手前側端部において、さらにその外側角部が、着座者が椅子の手前側にアプローチする際の経路に向けて開放されていることから破損しやすい。そこで、最も破損しやすい領域に対応する化粧板を、他部位に対応する化粧板とは別部材とすることで交換性をもたせたものがある。
ところで、上述した第二パネル部材においては、支持体を構成する支柱本体の側面に形成されたねじ孔に挿入したボルトにより固定される。この作業に際しては、第二パネル部材を手で押えながら行うことが必須となっており、作業性の点で課題があった。
そこで、特許文献2に開示される構成を採用することが考えられる。この構成においては、脚部材としての支脚に、上方に開口されるコ字状をなす側板用フレームを固着し、このフレームの上端開放から化粧板が挿入される。このような構成を採用することによって、側板用フレームにより荷重を受け止められる化粧板の支脚に対しての支持が容易になる。
特許第4177646号公報 実公昭54−008975号公報
しかしながら、従来の椅子では、以下のような問題があった。
すなわち、化粧板の挙動(揺動)を防止するために、側板用フレームの形状が上向きコ字状に限定されることになるため、デザイン面での制約が大きくなる。例えば、この化粧板を支脚の奥行方向の手前側まで延出させることが困難になるという問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、脚部のような起立部材に、それを遮蔽する遮蔽部材のような機能を有する板部材を取り付けるに際し、そのデザイン上の制約を小さくすることができるとともに、簡単な構造により起立部材に対して容易に取り付けることができる什器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る什器は、起立部材と、該起立部材の外側面に取り付けられ、該外側面を覆う内側面を有する板部材と、を備える什器であって、前記起立部材は、起立板と、該起立板の上端に前後方向に延びるとともに、前記上端を中心として左右両側に張り出した上部フランジと、を有し、前記起立板の上端側には、前記起立板の厚さ方向に凹む凹部を有し、前記上部フランジには、前記起立板の前記凹部に向けて開口するとともに、前後方向に延びる開口部が形成され、前記板部材は、前記開口部に嵌合する係合突部を備え、前記係合突部の高さ寸法は、前記凹部の上下方向の寸法と前記開口部の深さ寸法とを合わせた寸法に設定され、前記板部材の前記内側面が前記起立の前記外側面に接した状態で、前記係合突部が前記開口部に嵌合され、前記開口部に嵌合した前記係合突部は、前記凹部の内側に挿入され、かつ前記開口部の内面を押圧するように付勢されていることを特徴としている。
本発明では、係合突部を備えた板部材の内側面が起立部材の外側面に接した状態で、係合突部の全体が凹部の内側に挿入され、かつ開口部に嵌合した係合突部が付勢力により開口部の内面が押圧された状態となる。これにより係合突部が保持され、板部材を起立部材に取り付けることができる。このような構成とすることで、起立部材において凹部の位置を任意に設定することが可能となるので、デザイン上の制約を受けることがなく、起立部材に対する板部材の位置を適宜設定し、好適なデザインにより什器の設計を行うことができる。
また、本発明では、凹部や開口部が起立部材の面方向に沿って配置され、起立部材や板部材の厚さ方向に突出するような連結部材が不要となるので、簡単な取り付け構造となり、取り付け作業も容易に行うことができる。
また、本発明に係る什器は、前記開口部の開口幅方向の両側に位置する開口縁は、前記起立板の両外側面に前記板部材が取り付けられた状態で、一対の前記係合突部における離間方向の外面よりも前記開口幅方向の内方に位置していることが好ましい。
この場合には、起立部材の厚さ方向の内方に位置する開口部に係合突部が当接して嵌合されるため、板部材は起立部材から離れる方向の力が作用する。そのため、板部材を起立部材に近接させて固定することで、係合突部が開口部の内面に対してより大きな力で押圧することとなり、起立部材に対する板部材の保持力を高めることができる。
さらに、この場合には、係合突部と開口部の内壁との間の遊び(間隙)が小さくなるので、小さな付勢力でも板部材が落下しにくくなる。
また、本発明に係る什器は、前記板部材は、前記起立の両外側面のそれぞれに取り付けられ、前記開口部には、前記両外側面に設けられる一対の前記板部材のそれぞれの前記係合突部が嵌合されていることを特徴としてもよい。
この場合には、1つの開口部で一対の板部材の各係合突起をその付勢力により開口部の内面に押圧させた状態で嵌合させることができ、起立部材の両外側面に効率よく板部材を固定することができる。
また、本発明に係る什器は、前記板部材は、該板部材の外側面からボルト締結により前記起立板に固定されていることが好ましい。
この場合には、係合突部が付勢に抗して復元しようとする向きと反対向きに板部材が締結部によって起立部材に固定されているので、板部材を起立部材に確実に固定することができる。
本発明の什器によれば、脚部のような起立部材に、それを遮蔽する遮蔽部材のような機能を有する板部材を取り付けるに際し、そのデザイン上の制約を小さくすることができるとともに、簡単な構造により起立部材に対して容易に取り付けることができる。
本発明の第1の実施の形態による複数の椅子を有する連結椅子の全体構成を示す斜視図である。 図1に示す連結椅子の一部を前方から見た正面図である。 前後方向に配列される連結椅子を左右方向から見た一部破断した側面図である。 椅子の側断面図であって、座部と背当部材の張材を省略した図である。 脚部とサイドパネルの取り付け構造を示す縦断面図であって、脚部の両側にサイドパネルを取り付けた状態の図である。 図5に示す脚部とサイドパネルの取り付け構造を示す縦断面図において、脚部にサイドパネルを取り付ける前の状態を示す図である。 図5に示す脚部とサイドパネルの取り付け構造において、左右方向から見た側面図である。 図6に示す脚部とサイドパネルの取り付け構造において、左右方向から見た側面図である。 図5に示すサイドパネルの取り付け構造の要部拡大図であって、(a)は取り付け後の図、(b)は取り付け前の図である。 サイドパネルを内側面側から見た側面図である。 背面板部材における傾斜部材の構成を示す斜視図である。 図5に示す脚部にサイドパネルを取り付ける取付ける途中の状態を示す縦断面図である。 第2の実施の形態による脚部とサイドパネルの取り付け構造を示す左右方向から見た側面図であって、脚部の両側にサイドパネルを取り付けた状態の図である。 図12に示す脚部とサイドパネルの取り付け構造を示す側面図において、脚部にサイドパネルを取り付ける前の状態を示す図である。 第2の実施の形態によるサイドパネルを内側面側から見た側面図である。 図12に示す脚部とサイドパネルの取り付け構造を示す側面図において、脚部にサイドパネルを取り付ける途中の状態を示す図である。 変形例による連結椅子の全体構成を示す斜視図である。 図17に示す連結椅子の一部を前方から見た正面図である。
以下、本発明の実施形態による什器について、図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2に示す本実施形態による椅子1(什器)は、例えば劇場、講堂、ホール、会議場、待合室等において、建物の床面F(設置面)に左右方向X1に複数配列した状態で設置される。椅子1は、左右方向X1に複数(図では三脚)並び、これらが一体的に連結されて連結椅子1Aを構成し、かつこの連結椅子1Aが前後方向X2、及び左右方向X1に複数並んで設置される。
ここで、以下の説明における前後、左右及び上下の向きは、椅子の座体上で背凭れに背を向けて着座した着座者を基準とする。つまり、前記着座者が向く方向が「前方」となる。また、上述したように椅子1の左右方向(椅子1の幅方向)を符号X1、前後方向(椅子1の奥行方向)を符号X2で示す。
個々の椅子1は、椅子1の左右方向X1に離間して床面F上に起立する一対の脚部2(起立部材)と、一対の脚部2の間に配置される跳ね上げ式の座部3と、座部3への着座者が背中で寄り掛かる部分である背凭れ部4と、着座者が肘を掛けるための左右一対の肘掛部5と、を備えている。そして、左右方向X1に配列された複数の椅子1が左右一対の脚部2、2によって床面F上に一体的に固定される。
図2に示すように、各脚部2は、鋼板等の強度部材からなり、椅子1の左右方向X1と直交するように起立する一対のサイドパネル20、20(板部材)を、左右方向X1で間隔を空けて対向配置して構成されている。すなわち、脚部2は、上部に肘掛部5を備えるサイドパネル20と組み合わされて構成されている。
ここで、脚部2の下端には床面Fに床固定板21が設けられ、この床固定板21が例えば不図示のアンカーボルトを使用して床面Fに固定される。つまり、床面Fに埋設されたアンカーボルトに床固定板21を貫通し、そのアンカーボルトにナットを螺着し締め込むことで、脚部2が床面Fに固定される。
座部3は、隣り合う左右の脚部2間で着座面3aを略水平にした使用姿勢(図中符号3Aで示す)と、その前側を上方に変位させて着座面3aを起立させた収納姿勢(図中二点鎖線の符号3Bで示す)と、の間で回動可能(跳ね上げ可能)に設けられ、背凭れ部4と別体に構成されている。座部3は、着座面を形成する不図示の座クッションと、座クッションを支持する不図示の座フレームを有する。
図2に示すように、座部3における使用姿勢3Aでの後側にある基端部は、左右の脚部2のそれぞれの対向面に固定されている回動軸31に支持される。座部3は、使用姿勢3Aでの前側にある先端部を上下に変位させるように、左右方向X1に沿う回動軸31の支持軸C1を中心に回動する。例えば支持軸C1の周囲には、座部3を使用姿勢3Aから収納姿勢3Bに跳ね上げるように付勢する不図示の付勢手段(例えば弾性部材)が設けられる。
このように、座部3が跳ね上げ式(回動式)のため、図3及び図4に示すように、座部3の着座面3a及び背面3bと背凭れ部4の前面との相互間には、座部3が使用姿勢3A、収納姿勢3B、及び使用姿勢3Aと収納姿勢3Bの中間姿勢(回動途中の姿勢)のうち、いずれか1以上の姿勢にある状態で、座部3の下方へと連なる隙間S(図1参照)が生じることになる。
図5及び図6に示すように、脚部2は、床面Fに立設される起立板22と、起立板22の上端22bに設けられた上部フランジ23と、から前後方向X1から見て略T字形状に形成されている。起立板22は、図7及び図8に示すように、上下方向の略中央から上側の部分において左右方向X2から見た側面視で逆台形状をなし、左右両側にサイドパネル20、20が取り付けられる側板取付部2Aを有している。上部フランジ23には、後述するサイドパネル20と同様の木製又は樹脂製の肘掛部5が上方から外嵌させることにより装着されている。
図6、図8、及び図9(a)、(b)に示すように、脚部2の側板取付部2Aの上端側には、厚さ方向に貫通する一対の矩形状の第一開口部24(凹部)が前後方向X2に間隔をあけて形成されている。各第一開口部24は、側板取付部2Aにおける上端が開放され凹状に切り欠かれた形状をなしている。
上部フランジ23は、図9(a)、(b)に示すように、前後方向X1から見て起立板22の上端22bを中心にして左右両側に張り出した形状となっている。上部フランジ23における起立板22の第一開口部24に面する部分には、第一開口部24に向けて(下向きに向けて)開口するとともに、第一開口部24の長さ方向(前後方向X2)に沿って延びる第一開口溝23a(開口部)が形成されている。そして、本実施形態では、第一開口溝23aの中心が起立板22の中心に一致しており、第一開口溝23aの溝幅D1が起立板22の厚さ寸法D2よりも小さく設定されている。
サイドパネル20は、図8及び図10に示すように、例えば木製(ベニヤ板や木質材料を含む)又は樹脂製の化粧板からなり、脚部2の側板取付部2Aとほぼ同形状の逆台形状をなす平板状に形成され、側板取付部2Aの左右両側を覆うように取り付けられる(図5及び図7参照)。サイドパネル20は、外側面20aが外側に露出し、内側面20bが側板取付部2Aの外周面に対向して配置される。サイドパネル20の内側面20bの上端部には、脚部2における第一開口部24を介して上部フランジ23の第一開口溝23aの内側に嵌合する平板状の係合プレート25(係合突部)を備えている。
係合プレート25は、上部がサイドパネル20の上端22bよりも上方に突出するように設けられ、鋼製部材でねじ等の固定手段によって内側面20bに固定されている。図9(b)に示すように、係合プレート25の高さ寸法L1は、第一開口部24の上下方向の寸法と第一開口溝23aの深さ寸法とを合わせた寸法(符号L2)に相当する。
係合プレート25の厚さ寸法は、第一開口溝23aの溝幅D1よりも小さく、かつ第一開口溝23aに左右一対の両側のサイドパネル20、20のそれぞれの係合プレート25、25が同時に嵌合されるような寸法(つまり第一開口溝23aの溝幅D1の1/2以下の寸法)に設定されている。そのため、第一開口溝23aには、左右一対のサイドパネル20、20に設けられる係合プレート25の両方が嵌合される。
また、係合プレート25は、図9(a)に示すように、サイドパネル20の内側面20bが起立板22の側板取付部2Aに接した状態で、第一開口溝23aにおける厚さ方向(左右方向X1に相当)の開口縁23bに対して、第一開口溝23aへの嵌合を規制するように起立板22の厚さ方向(左右方向X1に相当)の外側にずれた位置に形成され、かつ第一開口溝23aに嵌合した嵌合姿勢の状態で、前記厚さ方向で第一開口溝23aから離間する方向に付勢され第一開口溝23aの内面が押圧された構成となっている。つまり、サイドパネル20の内側面20bが側板取付部2Aに接した状態で、係合プレート25が第一開口溝23aに嵌合され、第一開口溝23aに嵌合した係合プレート25が第一開口部24の内側に挿入され、かつ第一開口溝23aの内面を押圧するように付勢されて構成されている。
サイドパネル20の下端部分には、図8及び図10に示すように、厚さ方向に貫通するボルト挿通孔20cが設けられており、このボルト挿通孔20cに挿通された不図示のボルトによって起立板22に設けられる雌ねじ部に螺合される。
このとき、係合プレート25の復元方向と反対向きにボルトを締め付けることとなり、サイドパネル20が起立板22に固定されている。
肘掛部5は、図1に示すように、椅子1の外側部に設置されるが、隣接する椅子1、1同士の間ではその中間部に両席共用となる1個が設置される。肘掛部5は、図6に示すように、前後方向X2に長く延びた形状で前後方向X2から見た断面視で略矩形状をなし、下端面に前後方向X2に沿って延在する嵌合凹部5aが形成されている。肘掛部5は、その嵌合凹部5aを脚部2の上部フランジ23に対して上方から外嵌させることで、脚部2に取り付けられる。なお、嵌合凹部5aの深さ寸法は、上部フランジ23の厚さ寸法よりも大きく設定され、これにより肘掛部5を上部フランジ23に嵌合させた状態で、外方から上部フランジ23が隠れて露出しないようになっている。
図1及び図3に示すように、背凭れ部4は、前後方向X2の手前側に配置され、着座者の背中に接する背当部材40と、背当部材40を前後方向X2の後側から支持する強度部材としての背面板部材6と、を備えている。
背当部材40は、図3及び図4に示すように、背面板部材6の前面6aに着脱自在に取り付けられている。背当部材40は、着座者の着座荷重の支持面(背凭れ面4a)を構成する背張材41と、背張材41を後方から支持する外周構成部材42と、を備える。背張材41は、着座者の腰部を後方から支持し易いように、背凭れ面4aの上下中間部よりも下側の位置を前方に凸の頂部となる形状をなしている。
外周構成部材42は、図4に示すように、合板やパイプ、木枠等で形成され背張材41の外周縁部が支持される一対の張材支持部(図示省略)と、一対の張材支持部を背張材41よりも着座荷重の入力方向(前後方向X2)に沿う後側で連結するとともに、背面板部材6に遊動可能に支持される連結開口(図示省略)と、を有している。背張材41は、外周構成部材42における対向する一対の張材支持部の間に張設される。
ここで、背面板部材6の前面6aの上部側には、フック形状の連結具43が一つの背当部材40に対して複数設けられている。この連結具43に上述した外周構成部材42の連結開口を掛止させることにより背当部材40が背面板部材6の前面6aに支持される。
図1及び図3に示すように、背面板部材6は、前後方向X2に直交する鉛直面に対して後傾した平面に沿う木製の平板状をなし、正面視で左右方向X1に長い長方形状に設けられる。そして、背面板部材6は、左右一対の脚部2、2間の空間を椅子1の前後方向X2を遮蔽するように脚部2に対して不図示のブラケットを介してボルト締結により固定されている。
背面板部材6は、連結椅子1Aとして構成される複数(3脚)の椅子1のすべてを後方から遮蔽するように一体的に設けられ、椅子1,1同士の間にわたって設けられ、各椅子1のサイドパネル20や肘掛部5の後面が隠れるまで延在した状態で配置されている(図2参照)。背面板部材6の下端61aは、床面Fに対して離間している。
また、図2に示すように、背面板部材6は、左右方向X1に沿って延在する上辺63と、左右方向X1において上辺63よりも外側方に位置する側辺64と、側辺64の上端部64aと上辺63の左右方向X1に沿う外側端部63aとを連結し、背面板部材6の外周縁部に、外側方に向けて下傾する平坦面を形成する第一連結辺65と、を備えている。
ここで、背面板部材6の上辺63と側辺64とは、それぞれ背当部材40の上方及び側方に突出している。第一連結辺65は、背当部材40より突出した部分となる上辺63と側辺64との角部に設けられている。
上辺63の外側端部63aは、椅子1の設置面である床面Fからの高さが上辺63の他の部分(上辺63における外側端部63aより左右方向X1で中央部側の部分)よりも高い位置となっている。つまり、連結椅子1A全体としての上辺63は、外側端部63aよりも左右方向X1の内側において水平方向に延設される水平辺63Aと、水平辺63Aの左右方向X2の外端部と上辺63の外側端部63aとを連結する第二連結辺63Bと、を有している。第二連結辺63Bは、外側端部63aから水平辺63Aに向けて漸次、下方へ向けて突となるように湾曲している。したがって、本実施形態において背面板部材6の上辺63が、連結椅子1A全体として左右方向X1の中央から両外側端部63a、63aにかけて上に反り上がるようなデザインとなっている(図1参照)。
なお、第一連結辺65の平坦面部分には、例えばゴム、プラスチック等、あるいは弾性変形可能な板材(弾性部材)により形成された薄板状のすべり止め部材(図示省略)が設けられていてもよい。この場合には、背面板部材6の第一連結辺65の平坦部に、例えば厚さ方向に弾性変形するゴム等のすべり止め部材が設けられているので、その平坦部に載せた利用者の手がすべって第一連結辺65から外れてしまい、例えば体のバランスを崩してしまうことを防ぐことが可能となる。
背面板部材6には、図3及び図4に示すように、座部3の下方における一対の脚部2、2の対向面間の領域に手前側に向けて下傾する下傾面62bを有する傾斜部材62が設けられている。傾斜部材62は、例えば金属製材料や樹脂製材料からなり、背面板部材6に対して、前後方向X2ににおける手前側の領域に配置され、背面板部材6の下端61aから前後方向X2の前方に向けて漸次、下方に向けて連続して傾斜している。
また、傾斜部材62は、背面板部材6とは独立した別部品として構成され、前後方向X2における奥側端部の下傾面62bの上端において背面板部材6に連結可能な被連結部62dを備え、この被連結部62dが背面板部材6の前面6aに対して前側からボルト等で着脱自在に固定される。さらに、傾斜部材62は、左右方向X1における両端部が脚部2に非連結状態となる自由端62e(図2及び図11参照)とされている。本実施の形態では、一対の脚部2、2のそれぞれの内側面と、傾斜部材62の両自由端62e(両端縁)との間には、前後方向X2に沿って延びる間隙が形成されている。
そして、傾斜部材62は、下面62aと床面Fとの間に空間Rを形成するように配置されている。
傾斜部材62の下傾面62bの傾斜角度としては、例えば床面に対して30°〜80°程度とされる。すなわち、下傾面62bは、図4に示すように、背面板部材6から段差がなく、前端部62cまで一様な傾斜面を形成している。そして、下傾面62bは、座部3と背凭れ部4との間に形成される隙間Sの下方に位置している。
傾斜部材62の前端部62cは、床面Fから例えば数mm〜20mmの範囲で離間している。
また、傾斜部材62の下面62a側に形成される閉塞空間Rは、床面Fとの間において、後方に向かって次第に大きくなる側面視三角形状の空間となっている。
次に、上述した椅子1の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
図12に示すように、本実施形態では、係合プレート25を備えたサイドパネル20の内側面20bが脚部2における起立板22の側板取付部2Aに接した状態で、図11に示すように、サイドパネル20を斜めにしながら、係合プレート25の全体を第一開口部24の内側に挿入させるとともに、上部フランジ23の第一開口溝23aに係合プレート25を嵌合させる。このとき、図9(a)に示すように、嵌合した係合プレート25が付勢力により第一開口溝23aの内面が押圧された状態となる。これにより係合プレート25が保持され、サイドパネル20を起立板22に取り付けることができる。
また、本実施の形態の場合には、係合プレート25の付勢に抗して復元しようとする向きと反対向きにサイドパネル20がボルト等の締結部によって起立板22に固定させることにより、サイドパネル20を起立板22に確実に固定させることができる。
このような構成とすることで、起立板22において第一開口部24の位置を任意に設定することが可能となるので、デザイン上の制約を受けることがなく、起立板22に対するサイドパネル20の位置を適宜設定し、好適なデザインにより椅子1の設計を行うことができる。
また、本実施の形態では、第一開口部24や第一開口溝23aが起立板22の面方向に沿って配置され、起立板22やサイドパネル20の厚さ方向に突出するような連結部材が不要となるので、簡単な取り付け構造となり、取り付け作業も容易に行うことができる。
また、本実施の形態では、第一開口溝23aが係合プレート25よりも前記厚さ方向における内方に形成されているので、脚部2の起立板22の厚さ方向の内方に位置する第一開口溝23aに係合プレート25が嵌合されると、サイドパネル20は起立板22から離れる方向の力が作用する。そのため、サイドパネル20を起立板22に近接させて固定することで、係合プレート25が第一開口溝23aの内面に対してより大きな力で押圧することとなり、起立板22に対するサイドパネル20の保持力を高めることができる。
さらに、本実施の形態の椅子1では、上部フランジ23に形成される1つの第一開口溝23aで一対のサイドパネル20、20の各係合プレート25をその付勢力により第一開口溝23aの内面に押圧させた状態で嵌合させることができ、起立板22の両外側面に効率よくサイドパネル20を固定することができる。
上述のように本実施の形態による椅子1では、脚部2の起立板22に、それを遮蔽する遮蔽部材のような機能を有するサイドパネル20を取り付けるに際し、そのデザイン上の制約を小さくすることができるとともに、簡単な構造により起立板22に対して容易に取り付けることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態による椅子1について、図面に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施の形態の構成要素と同一機能を有する構成要素には同一符号を付し、これらについては、説明が重複するので詳しい説明は省略する。
図13乃至図16に示すように、第2の実施の形態では、脚部2の起立板22とサイドパネル20との取付構造が第1の実施の形態と異なっている。具体的には、脚部2の側板取付部2Aの上端側には、厚さ方向に貫通する一対の矩形状の第二開口部26(凹部)が前後方向X2に間隔をあけて形成されている。各第二開口部26は、サイドパネル20の取付位置からさらに前方に向けて後述するサイドパネル20に設けられる係合プレート25の前後方向X2の長さ寸法よりも少なくとも2倍以上の大きさとなるように設定されている。
さらに、起立板22の第二開口部26には、この第二開口部26に向けて開口するとともに、前後方向X2に沿って延びる第二開口溝27(開口部)が形成されている。ここで、第二開口部26において、前後方向X2で第二開口溝27が形成されていない開口領域を挿入開口領域26Aといい、第二開口溝27が形成されている開口領域を嵌合開口領域26Bという。
図14に示すように、起立板22の側板取付部2Aには、プレート面を側板取付部2Aの面に平行に配置され、かつ各第二開口部26の嵌合開口領域26Bの下側部分を塞ぐようにプレート材26Cが固着されている。プレート材26Cには、上下方向で嵌合開口領域26B側に突出する突出部26aが形成されている。そして、前記第二開口溝27は、起立板22を挟む両側に位置するプレート材26Cの突出部26a、26aによって形成されている。
サイドパネル20の内側面20bの上部側には、起立板22における第二開口部26を介して第二開口溝27の内側に嵌合する平板状の一対の係合プレート28(係合突部)を備えている。また、係合プレート28の下側には、前後方向X2に延びる凹部29が形成されている。この凹部29は、プレート材26Cを避けるためのものである。
係合プレート28は、下部が凹部29側(下側)に突出するように設けられ、鋼製部材でねじ等の固定手段によって内側面20bに固定されている。係合プレート28の高さ寸法は、第二開口部26の上下方向の寸法と一致している。また、係合プレート28は、サイドパネル20の内側面20bが起立板22の側板取付部2Aに接した状態で、第二開口部26内の挿入開口領域26Aに挿入され、この挿入された係合プレート28の外周面と、嵌合開口領域26Bの内周面とが、互いに厚さ方向にずれた位置となっている。すなわち、第二開口溝27に嵌合した嵌合姿勢の状態で、係合プレート28は第二開口溝27の内面を押圧した構成となっている。
また、サイドパネル20の下端部分には、厚さ方向に貫通するボルト挿通孔20cが設けられており、このボルト挿通孔20cに挿通された不図示のボルトによって起立板22に設けられる雌ねじ部に螺合される。
このとき、係合プレート28の復元方向と反対向きにボルトを締め付けることによりサイドパネル20が起立板22に固定されている。
本第2の実施の形態では、係合プレート28を備えたサイドパネル20の内側面が脚部2における起立板22の側板取付部2Aに接した状態で、図16に示すように、先ず、一対の係合プレート28、28の全体を第二開口部26内の挿入開口領域26Aの内側に挿入させる。次いで、サイドパネル20を、係合プレート28が挿入開口領域26Aから嵌合開口領域26Bに移動するように後方に向けてスライドさせることで、図13に示すように、第二開口溝27に係合プレート25を嵌合させる。このとき、嵌合した係合プレート28が付勢力により第二開口溝27の内面が押圧された状態となる。これにより係合プレート28が保持され、サイドパネル20を起立板22に取り付けることができる。
また、本実施の形態の場合には、係合プレート28が付勢に抗して復元しようとする向きと反対向きにサイドパネル20がボルト等の締結部によって起立板22に固定させることにより、サイドパネル20を起立板22に確実に固定させることができる。
以上、本発明による什器の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施の形態では、脚部2の上部フランジに形成される開口部(第一開口溝23a、及び第二開口溝27)が、起立板22の両外側面(側板取付部2A)に設けられる一対のサイドパネル20、20のそれぞれの係合プレート25、28が嵌合される構成としているが、一方のサイドパネル20の係合プレートのみが嵌合される寸法の開口部がそれぞれ別個に設けられる構成であってもかまわない。
また、本実施の形態では、起立板22に形成される凹部(第一開口部24、第二開口部26)が起立板22の厚さ方向を貫通する開口となっているが、貫通していることに制限されず、厚さ方向に凹んだ形状の凹部であってもよい。
また、図17及び図18に示す変形例による連結椅子1Bは、背凭れ部4の背面板部材6の側方部が椅子1に対して左右方向X1に大きく張り出した形状となっていて、椅子1から側辺64側に張出し部64Aを有する構成となっている。この場合の連結椅子1Bにおいても、上述した各椅子1の構成、すなわち背凭れ部4の背面板部材6の形状についても同様の構成とすることができる。つまり、上述した実施の形態の連結椅子1Aと、変形例による連結椅子1Bとが前後方向X2に配置されることで、椅子1の配置としては前後の連結椅子1A,1Bで左右方向X1に交互に位置するため、前側の着座者の頭で正面が隠れることのないように配置できる。そして、連結椅子1Bにおいて背面板部材6に大きな張出し部64Aを設けることで、前後に配置される大きな張出し部64Aの無い連結椅子1Aの側辺64の位置を一致させることができ、連結椅子1A、1Bの横の通路幅を一定することができる。
また、上述した第一開口溝23aや第二開口溝27の開口部は、当該開口部の開口幅方向に沿う全域において係合プレート25、28(係合突部)よりも厚さ方向(左右方向X1)における内方に位置している構成とすることも可能である。この場合には、係合突部と開口部の内壁との間の遊び(間隙)が小さくなるので、小さな付勢力でもサイドパネル(板部材)が落下しにくくなる。
さらに、第一開口溝23aや第二開口溝27の開口部の形状として、上述した実施の形態に限定されることはない。例えば、開口部が形成される部位に厚さがあり、開口部が前後方向X2の正面(前方)からの断面視において上窄まりのテーパ形状をなし、その上縁に係合突部を当接させて押し付ける構成であってもい。
具体的には、開口部の下部外側縁が係合突部より前記厚さ方向で外側方に位置する構成であってもい。この場合には、開口部の間口が広がっているので、係合突部を開口部に差し込み易くなる。これと同様に、開口部の下部外側縁側の部分に面取り部を形成した構成であってもよい。このような面取り部を形成する場合も開口部の間口が広がることになることから、係合突部を開口部に差し込み易くなる。
また、開口部の上部外側縁が係合突部より前記厚さ方向で外側方に位置する構成とすることもできる。この場合には、係合突部の弾性変形の回数を増やすことができ付勢力を増大させることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 椅子(什器)
2 脚部(起立部材)
3 座部
3A 使用姿勢
3B 収納姿勢
4 背凭れ部
5 肘掛部
6 背面板部材
20 サイドパネル(板部材)
20a 外側面
20b 内側面
22 起立板
23 上部フランジ
23a 第一開口溝(開口部)
24 第一開口部(凹部)
25 係合プレート(係合突部)
26 第二開口部(凹部)
27 第二開口溝(開口部)
28 係合プレート(係合突部)
29 凹部
F 床面
R 閉塞空間
X1 左右方向
X2 前後方向

Claims (4)

  1. 起立部材と、
    該起立部材の外側面に取り付けられ、該外側面を覆う内側面を有する板部材と、
    を備える什器であって、
    前記起立部材は、起立板と、該起立板の上端に前後方向に延びるとともに、前記上端を中心として左右両側に張り出した上部フランジと、を有し、
    前記起立板の上端側には、前記起立板の厚さ方向に凹む凹部を有し、
    前記上部フランジには、前記起立板の前記凹部に向けて開口するとともに、前後方向に延びる開口部が形成され、
    前記板部材は、前記開口部に嵌合する係合突部を備え、
    前記係合突部の高さ寸法は、前記凹部の上下方向の寸法と前記開口部の深さ寸法とを合わせた寸法に設定され、
    前記板部材の前記内側面が前記起立の前記外側面に接した状態で、前記係合突部が前記開口部に嵌合され、
    前記開口部に嵌合した前記係合突部は、前記凹部の内側に挿入され、かつ前記開口部の内面を押圧するように付勢されていることを特徴とする什器。
  2. 前記開口部の開口幅方向の両側に位置する開口縁は、前記起立板の両外側面に前記板部材が取り付けられた状態で、一対の前記係合突部における離間方向の外面よりも前記開口幅方向の内方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の什器。
  3. 前記板部材は、前記起立の両外側面のそれぞれに取り付けられ、
    前記開口部には、前記両外側面に設けられる一対の前記板部材のそれぞれの前記係合突部が嵌合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の什器。
  4. 前記板部材は、該板部材の外側面からボルト締結により前記起立板に固定されていることを特徴とする請求項に記載の什器。
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