JP6899247B2 - 椅子 - Google Patents
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このような板部材は、前傾面を利用して座部の下方に落下したものを前方へ案内する滑り部材としての機能を有し、脚部材の内側面に固定され、両脚部材間で挟持されることで脚部材に対し堅牢に支持され、板部材の耐衝撃性が向上されており、とくに特許文献1の場合のように板部材の後方(背面側)の空間を後方の着座者の足を入れるための空間とする場合に有効である。
すなわち、板部材が上方からの荷重に起因する衝撃に対する逃げが無いため、軽くて硬い落下物が破損する可能性があった。また、清掃用具を座部の下方の空間に差し入れた場合に、清掃用具との接触による衝撃の逃げがないので、清掃用具か板部材のいずれかが破損するおそれがあった。
さらにまた、板部材を備える椅子が複数段の段床に配置されている構造では、後上方の椅子を利用していた着座者が落としたものが、後上方の段床の下方であって、且つ前下段の段床に配置された椅子の板部材の後方に入り込むことがある。この場合、手を板部材の後方に差し入れることによって落下物を取り上げることになるが、板部材が脚部に固定されていると、板部材が手に接触するため、作業が難く、その点で改善の余地があった。
また、本発明では、板部材の上方や後方に手を差し入れて落下物を取り上げる作業や清掃作業を行う際にも板部材が適宜変位することから、そのような取り上げや清掃にかかる作業性が損なわなることを防止することができる。
ここで、脚部2の下端には床面Fに床固定板21が設けられ、この床固定板21が例えば不図示のアンカーボルトを使用して床面Fに固定される。つまり、床面Fに埋設されたアンカーボルトに床固定板21を貫通し、そのアンカーボルトにナットを螺着し締め込むことで、脚部2が床面Fに固定される。
このように、座部3が跳ね上げ式(回動式)のため、図3及び図4に示すように、座部3の着座面3a及び背面3bと背凭れ部4の前面との相互間には、座部3が使用姿勢3A、収納姿勢3B、及び使用姿勢3Aと収納姿勢3Bの中間姿勢(回動途中の姿勢)のうち、いずれか1以上の姿勢にある状態で、座部3の下方へと連なる隙間S(図1参照)が生じることになる。
係合プレート25の厚さ寸法は、開口溝23aの溝幅D1よりも小さく、かつ開口溝23aに左右一対の両側のサイドパネル20、20のそれぞれの係合プレート25、25が同時に嵌合されるような寸法(つまり開口溝23aの溝幅D1の1/2以下の寸法)に設定されている。そのため、開口溝23aには、左右一対のサイドパネル20、20に設けられる係合プレート25の両方が嵌合される。
このとき、係合プレート25の復元方向と反対向きにボルトを締め付けることとなり、サイドパネル20が起立板22に固定されている。
ここで、背面板部材6の前面6aの上部側には、フック形状の連結具43が一つの背当部材40に対して複数設けられている。この連結具43に上述した外周構成部材42の連結開口を掛止させることにより背当部材40が背面板部材6の前面6aに支持される。
ここで、背面板部材6の上辺63と側辺64とは、それぞれ背当部材40の上方及び側方に突出している。第一連結辺65は、背当部材40より突出した部分となる上辺63と側辺64との角部に設けられている。
そして、傾斜部材62は、下面62aと床面Fとの間に空間Rを形成するように配置されている。
また、傾斜部材62の下面62a側に形成される閉塞空間Rは、床面Fとの間において、後方に向かって次第に大きくなる側面視三角形状の空間となっている。
図2及び図3に示すように、本実施形態では、下傾面62bを有し、背面板部材6と別体からなる傾斜部材62の左右方向X1の両端部が脚部の内側面に連結されてない自由端62eとなる構成となるので、傾斜部材62が高さ方向(上下方向)に変位しやすくなる。すなわち、傾斜部材62における背面板部材6に連結される被連結部62dを支点にして下傾面62bの前端部62cが上下に揺動するように変位可能な構成となる。そのため、傾斜部材62の下傾面62bに対して上方側や手前側から衝撃を受けた際にも、傾斜部材62が変位することでその衝撃を小さく抑えることができる。
また、傾斜部材62(板部材)において、下傾面62bに表面加工を施して滑り性を向上させるようにしてもよい。
2 脚部
3 座部
3A 使用姿勢
3B 収納姿勢
4 背凭れ部
5 肘掛部
6 背面板部材
20 サイドパネル
20a 外側面
20b 内側面
22 起立板
23 上部フランジ
62 傾斜部材(板部材)
62b 下傾面
62c 前端部
62d 被連結部
62e 自由端
F 床面(設置面)
R 閉塞空間
X1 左右方向(幅方向)
X2 前後方向(奥行方向)
Claims (4)
- 設置面に立設された一対の脚部と、
該一対の脚部の対向面間に架設された座部と、
前記一対の脚部間の奥行側に架設された背面板部材と、
前記座部の下方における前記一対の脚部の対向面間の領域で、且つ、前記背面板部材に対して、前記座部の幅方向に交差する前記座部の奥行方向における手前側の領域に配置され、前記手前側に向けて下傾する下傾面を有する板部材と、を備え、
前記板部材は、前記背面板部材とは独立した別部品として構成され、前記奥行方向における奥側端部に前記背面板部材に連結可能な被連結部を備え、該被連結部において前記背面板部材に固定されるとともに、前記幅方向における両端部が前記脚部に非連結状態となる自由端とされ、
前記板部材の前記下傾面が前記背面板部材の下端から斜め下方前方に向けて延びていることを特徴とする椅子。 - 前記一対の脚部のそれぞれの内側面と、前記板部材の前記幅方向における両端縁との間には、前記奥行方向に沿って延びる間隙が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
- 前記板部材における前記手前側の端部は、前記設置面から上方に離間していることを特徴とする請求項1又は2に記載の椅子。
- 前記板部材における少なくとも前記下傾面は、弾性変形可能な素材によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の椅子。
Priority Applications (1)
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JP2017082137A JP6899247B2 (ja) | 2017-04-18 | 2017-04-18 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017082137A JP6899247B2 (ja) | 2017-04-18 | 2017-04-18 | 椅子 |
Publications (2)
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JP2018175590A JP2018175590A (ja) | 2018-11-15 |
JP6899247B2 true JP6899247B2 (ja) | 2021-07-07 |
Family
ID=64280291
Family Applications (1)
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JP2017082137A Active JP6899247B2 (ja) | 2017-04-18 | 2017-04-18 | 椅子 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6899247B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
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JP6587834B2 (ja) * | 2015-06-02 | 2019-10-09 | 株式会社オカムラ | 椅子ユニット |
-
2017
- 2017-04-18 JP JP2017082137A patent/JP6899247B2/ja active Active
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JP2018175590A (ja) | 2018-11-15 |
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