JP6905287B2 - ラベル加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル加熱装置に関するものである。
従来のラベル加熱装置として、特許文献1に記載されているように、容器に被せたラベルを熱収縮させて密着させるものがある。具体的にこの装置は、ラベルが被せられた容器が搬送されて、その容器に熱風を吹き付ける加熱トンネルを備えている。
この種のラベル加熱装置では、作業者は、収縮後のラベルに皺等の不良が生じないように、加熱トンネルから搬出された収縮後のラベルを観察し、経験や勘を頼りに熱風の温度や容器の搬送速度などの処理条件を設定する。
しかしながら、近年の容器として、例えば非円筒状などの複雑な形状のものがあり、このような容器を扱う作業現場では、円筒状などの単純な形状の容器を扱う場合に比べて、豊富な作業経験を持つ作業者が少ない。その結果、処理条件の設定にトライアンドエラーが必要となり、設定に時間がかかる。
特許第6307849号公報
そこで、本発明は、種々の形状の被装着物について適切な処理条件を従来よりも簡単に設定できるようにすることを主な課題とするものである。
すなわち、本発明に係るラベル加熱装置は、被装着物に被せたラベルを熱収縮させて密着させるラベル加熱装置であり、ラベルが被せられた被装着物が搬送されて、その被装着物に熱風を吹き付ける加熱トンネルを備えたものにおいて、前記加熱トンネルの周壁に搬送途中の前記被装着物を視認可能な観察窓が設けられていることを特徴とするものである。
このような構成によれば、搬送途中の被装着物を視認可能な観察窓が設けられているので、この観察窓から加熱トンネル内を搬送される被装着物の様子を覗くことができる。これにより、収縮後のラベルのみならず、ラベルの収縮過程も観察できるので、適切な処理条件を従来の装置よりも簡単に設定できる。
前記加熱トンネルが、搬送方向の上流側に配置され、前記ラベルを加熱する予備加熱室と、前記予備加熱室よりも下流側に配置され、前記ラベルを当該予備加熱室と異なる温度帯で加熱する本加熱室とを備えており、前記観察窓が、前記予備加熱室の搬送方向の下流部、前記本加熱室の搬送方向の上流部、又は、前記予備加熱室と前記本加熱室との間に設けられていてもよい。
このような構成によれば、観察窓を、予備加熱室の搬送方向の下流部、本加熱室の搬送方向の上流部、又は、予備加熱室と本加熱室との間に設けたので、予備加熱室で加熱された後、本加熱室で加熱される前のラベルの収縮状態を確認できる。これにより、収縮後のラベルに皺等の不良が生じている場合、観察窓越しに見たラベルに皺等が生じていれば、予備加熱室の処理条件を見直す必要があることが分かり、逆に観察窓越しに見たラベルに皺等が生じていなければ、本加熱室の処理条件を見直す必要があることが分かるので、適切な処理条件をより簡単に設定できる。
予備加熱室と本加熱室との間に観察窓を設ける具体的な実施態様としては、前記加熱トンネルが、前記予備加熱室と前記本加熱室との間に配置された中間室をさらに備えており、前記観察窓が、前記中間室に設けられているものが挙げられる。
前記観察窓が、開閉式のものであってもよい。
このような構成によれば、例えば、加熱トンネル内で被装着物が倒れる等のトラブルが発生した際に、観察窓を開けて対処することでき、トラブル対応時等の作業性を向上させることができる。
ところで、観察窓が加熱トンネルの熱によって高温になると、顔を近づけられなくなり、加熱トンネル内を覗き難くなるといった問題が生じる。
そこで、前記観察窓が、内窓と、当該内窓から離間して設けられた外窓とを備えた二重構造になっていることが好ましい。
このような構成によれば、内窓と外窓との間に空間が形成されるので、加熱トンネル内の熱が外窓へ伝わり難くなる。これにより、外窓が高温になり難く、顔を近づけられるので、加熱トンネル内を覗き易くなる。
前記内窓と前記外窓との間に冷却媒体が流れているものであってもよい。
このような構成によれば、内窓と外窓との間に冷却媒体が滞留しなくなり、冷却媒体によって外窓が冷却されるので、外窓が高温になることをより確実に防止できる。
前記冷却媒体が、気体であり、前記加熱トンネルの周壁が、前記内窓が設けられた内壁と、前記外窓が設けられ、当該内壁から離間して設けられた外壁とを備え、当該内壁と当該外壁との間に前記冷却媒体が流れる冷媒流路が形成されたものであり、前記外窓又は前記外壁に、外部と前記冷媒流路とを連通し、前記冷媒流路を流れる前記冷却媒体を前記外部に吹き出させる冷媒吹出路が形成されているとともに、前記冷媒吹出路から吹き出される前記冷却媒体を、前記外窓に沿った方向に向かわせる案内面が形成されているものであってもよい。
このような構成によれば、冷媒吹出路から外部に吹き出される冷却媒体が外窓に沿った方向に向かわされるので、当該冷却媒体によって外窓が外側から冷却される。また、この冷却媒体の流れによって周囲の外気が外窓に向かうように流れるようになり、当該外気によっても外窓が外側から冷却される。これにより、外窓を効率良く冷却できる。
適切な処理条件に調整するための具体的な実施態様としては、前記加熱トンネル内に設置され、搬送方向に沿って並ぶ複数のコンベアと、前記各コンベアの搬送速度を調節する搬送速度調節部とをさらに備えているものが挙げられる。
このような構成であれば、皺等の不良が生じた場合に、1又は複数のコンベアの搬送速度を調節することで、適切な処理条件に調整することができる。
ところで、互いに隣り合うコンベアの搬送速度が異なると、被装着物が、これらの二つのコンベアの境目を通過する際に転倒し易くなるといった問題が生じる。
そこで、前記観察窓が、互いに隣り合う前記コンベアの境目を通過する前記被装着物を視認可能に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、作業者が加熱トンネル内で被装着物が倒れたことに気付けるので、迅速に対処できるようになる。
本発明に係るラベル加熱装置によれば、種々の形状の被装着物について適切な加熱条件を従来よりも簡単に設定できる。
実施形態のラベル加熱装置の全体構成を模式的に示す側面図である。 実施形態のラベル加熱装置の全体構成を模式的に示す平面図である。 実施形態の予備加熱室の断面を示す模式図である。 実施形態の本加熱室の断面を示す模式図である。 実施形態の中間室の断面を示す模式図である。 その他の実施形態の観察窓の断面を示す模式図である。
以下に、本実施形態に係るラベル加熱装置を説明する。
本実施形態に係るラベル加熱装置100は、被装着物Xに被覆された熱収縮ラベルL(所謂シュリンクラベル)に高温の気体(熱風)を吹き付けることにより、その熱収縮ラベルLを熱収縮して被装着物Xの外面に密着させるために使用されるものである。なお、被装着物Xは、ラベル加熱装置100による加熱によって変形しないものであればよく、例えば、ガラス製、樹脂製、金属製等の容器であり、ここでは、ペットボトルである。
本実施形態に係るラベル加熱装置100は、図1に示すように、ラベルLが被せられた被装着物Xが入口10aから出口10bまで搬送される加熱トンネル10と、加熱トンネル10内に設置され、被装着物Xを搬送する搬送機構20と、を備えている。
前記加熱トンネル10は、トンネル10c内で被装着物Xに熱風を吹き付けるものである。具体的には、加熱トンネル10は、搬送方向の上流側に配置された予備加熱室R1と、予備加熱室R1よりも下流側に配置された本加熱室R2と、予備加熱室R1と本加熱室R2との間に配置された中間室MRと、を備えている。
前記予備加熱室R1は、ラベルLを予備加熱して若干収縮させるか、或いは、収縮し易い状態にするものである。具体的には、予備加熱室R1は、図3に示すように、第1筐体111と、ラベルLを加熱するための高温の気体を生成する第1加熱機構112と、を備えている。
前記第1筐体111は、トンネル状をなすものであって、トンネル10cの周壁10dを構成している。そして、第1筐体111は、内壁11aと、内壁11aから外側に離間して設置された外壁11bと、を備えており、この内壁11aと外壁11bとがトンネル10cの周壁10dとなる。そして、内壁11aの内側に、被装着物Xが搬送され、その被装着物Xに熱風を吹き付ける予備加熱空間11sが形成されており、この予備加熱空間11sがトンネル10cの一部を構成している。また、内壁11aと外壁11bとの間には、空気が流れる第1流路11Lが形成されているとともに、その第1流路11Lに第1加熱機構112が設置されている。また、内壁11aには、トンネル10cの両側面を構成する位置に、第1流路11Lと予備加熱空間11sとを連通させる送風孔11hが複数形成されている。
前記第1加熱機構112は、例えば圧送機構(図示せず)により供給された空気を高温に加熱するものであり、具体的には、例えばフィン付きカートリッジヒータ等のヒータHを備えたものである。本実施形態の第1加熱機構112は、第1流路11Lにおける予備加熱空間11sの天井側の位置に設置された複数本のヒータHを備えている。
前記第1加熱機構112により加熱された高温の空気は、内壁11aに形成された送風孔11hから予備加熱空間11sに送り込まれる。また、予備加熱空間11sへ送風された高温の気体は、圧送機構によって予備加熱空間11sの下方から外部へ吸引された後、再び第1流路11L内に戻され、第1加熱機構112によって再加熱されるようになっている。
前記本加熱室R2は、ラベルLを予備加熱室R1よりも高い温度帯で本加熱するものであり、ラベルLを加熱して被装着物Xに密着させるものである。具体的には、本加熱室R2は、図4に示すように、第2筐体121と、ラベルLを加熱するための高温の気体を生成する第2加熱機構122と、を備えている。
前記第2筐体121は、トンネル状をなすものであって、トンネル10cの周壁10dを構成している。そして、第2筐体121は、内壁12aと、内壁12aから外側に離間して設置された外壁12bと、を備えているおり、この内壁12aと外壁12bとがトンネル10cの周壁10dとなる。そして、内壁12aの内側に、被装着物Xが搬送され、その被装着物Xに熱風を吹き付ける本加熱空間12sが形成されており、この本加熱空間12sがトンネル10cの一部を構成している。また、内壁12aと外壁12bとの間には、空気が流れる第2流路12Lが形成されているとともに、その第2流路12Lに空気を加熱する第2加熱機構122が設置されている。また、内壁12aには、トンネル10cの両側面を構成する位置に、第2空間12vと本加熱空間12sとを連通させるスリット状の通風口12hが複数形成されている。
前記第2加熱機構122は、例えば圧送機構により供給された空気を高温に加熱するものであり、具体的には、例えばフィン付きカートリッジヒータ等のヒータHを備えたものである。本実施形態の第2加熱機構122は、第2流路12vの本加熱空間12sの天井側の位置に設置された複数本のヒータHを備えている。
前記第2加熱機構122により加熱された高温の空気は、第2筐体121の内壁12bに形成された通風口12hから本加熱空間12sに送り込まれる。また、本加熱空間12s内へ送風された高温の気体は、圧送機構によって本加熱空間12sの下方から外部へ吸引された後、再び第2空間12vへ戻され、第2加熱機構122で再加熱されるようになっている。
前記中間室MRは、図2及び図5に示すように、第3筐体131と、第3筐体131に設置され、搬送途中の被装着物Xを視認可能な観察窓132と、観察窓132に空気を送風する送風機構133と、を備えている。
前記第3筐体131は、トンネル状をなすものであって、トンネル10cの周壁10dを構成している。そして、第3筐体131は、内壁13aと、内壁13aから外側に離間して設置された外壁13bと、を備えているおり、この内壁13aと外壁13bとがトンネル10cの周壁10dとなる。そして、内壁13aの内側に、被装着物Xが搬送される中間空間13sが形成されており、この中間空間13sがトンネル10cの一部を構成している。また、内壁13aと外壁13bとの間には、空気が流れる冷媒流路13Lが形成されている。
前記観察窓132は、第3筐体131の中間空間13sを挟んで対向する位置にそれぞれ設けられている。観察窓132は、具体的には、第3筐体の内壁13bに設置された矩形状の内窓W1と、第3筐体131の外壁13bに設置された矩形状の外窓W2と、を備えた二重構造になっている。従って、内窓W1と外窓W2とは、冷媒流路13Lを挟んで設置され、互いに離間している。また、観察窓132は、第3筐体131に開閉できるように取り付けられている。具体的には、観察窓132は、第3筐体131(加熱トンネル10)の周壁10dに形成された開口に嵌め込まれた窓枠と、その窓枠に嵌め込まれた透明板(例えば、ガラス板等)とを備えたものである。
前記送風機構133は、例えば第3筐体13に形成され、外部から冷媒流路13L内に空気を導入する導入口H1と、冷媒流路13L内から外部へ空気を排出する排出口H2と、冷媒流路13L内に設置され、導入口H1から排出口H2へ空気を送風する送風ファンFと、を備えている。具体的には、導入口H1は、第3筐体13の観察窓132よりも下側に形成されている。また、排出口H2は、第3筐体13の観察窓132よりも上側に形成されており、本実施形態では、第3筐体13の天井を構成する外壁13bに形成されている。また、送風ファンFは、観察窓132の上流側と下流側にそれぞれ設けられている。
なお、前記各筐体111,121,131は、互いに隣り合う筐体が着脱可能に構成されている。具体的には、互いに隣り合う筐体は、シール等を介して連結されており、互いに隣り合う筐体の間の隙間からトンネル内の熱が漏れないようになっている。
また、本実施形態においては、予備加熱室11、中間室MR、及び、本加熱室12が、それぞれ筐体111,121,131を支持する支持台30をさらに備えている。なお、各支持台30には、図示しないキャスターが取り付けられている。これにより、予備加熱室11、中間室MR、及び、本加熱室12を分割して容易に移動させることができる。
前記搬送機構20は、図1及び図2に示すように、所謂ベルトコンベアである。具体的には、搬送機構20は、予備加熱室11の予備加熱空間11sに配置された第1コンベアC1と、本加熱室12の本加熱空間12sに配置された第2コンベアC2と、中間室MRの中間空間13に配置された第3コンベアC3と、を備えている。すなわち、第1コンベアC1、第3コンベアC3、第2コンベアC2は、搬送方向の上流側から下流側に向かってこの順番で並んでいる。
前記各コンベアC1,C2,C3は、ラベルLが被覆された被装着物Xが載置される無端ベルト21と、その無端ベルト21を駆動させる駆動機構22と、を備えている。よって、無端ベルト21の上側を向く面が被装着物Xを搬送する搬送路Rとなる。なお、駆動機構22としては、例えば、モータを使用することができる。
本実施形態においては、第1コンベアC1、及び、第2コンベアC2として所謂搬送コンベアを配置し、第3コンベアC3として所謂ナイフエッジコンベアを配置している。なお、ナイフエッジコンベアは、無端ベルト21の搬送方向の両端部に位置する折返部21aが搬送コンベアの折返部21aよりも小径で折り返される構造になっている。よって、搬送コンベアとナイフエッジコンベアとを互いに隣接させることにより、搬送コンベア同士を互いに隣接させた場合に比べて、コンベア同士の境目に形成される隙間が小さくなる。その結果、被装着物Xが、コンベア同士の境目をスムーズに通過できるようになる。
また、本実施形態においては、第1コンベアC1と第2コンベアC3との境目、及び、第2コンベアC2と第3コンベアC3との境目が、それぞれ中間室MR内に配置されている。すなわち、第1コンベアC1は、第3コンベアC3側の一端が予備加熱空間11s外へ突出して中間空間13s内へ入り込むように配置され、第2コンベアC2は、第3コンベアC3側の一端が本加熱空間12s外へ突出して中間空間13s内へ入り込むように配置されている。これにより、第1コンベアC1と第3コンベアC3との境目、及び、第2コンベアC2と第3コンベアC3との境目が、それぞれ観察窓132から視認できるようになっている。
また、前記搬送機構20は、各コンベアC1,C2、C3の駆動機構22に接続される制御部(図示せず)を備えている。なお、制御部は、具体的には、CPU、メモリ、ACコンバータ、DCコンバータ、入力手段等を有したコンピュータであり、前記メモリに格納されたプログラムをCPUによって実行することによって、搬送速度調節部等としての機能を発揮するように構成されている。
前記搬送速度調節部は、各コンベアC1、C2,C3の搬送速度をそれぞれ制御するものである。例えば、なお、搬送速度調節部は、制御部に接続された入力部を介して作業者が予め入力した搬送速度で各コンベアC1、C2,C3を制御するようになっている。
具体的には、第1コンベアC1と第2コンベアC2とは、予備加熱空間11sと本加熱空間12sとでラベルLを加熱する温度帯が異なる。このため、第1コンベアC1の搬送速度と第2コンベアC2の搬送速度とは異なるように設定される場合がある。この場合、搬送速度調節部は、第1コンベアC1、第2コンベアC2、及び、第3コンベアC3をそれぞれ制御し、この順で搬送速度が段階的に高速又は低速になるように制御するように構成すればよい。すなわち、搬送速度調節部は、第3コンベアC3の搬送速度を第1コンベアC1と第2コンベアC2との間の搬送速度になるように制御するように構成すればよい。これにより、互いに隣り合うコンベアC1、C2,C3の搬送速度の差が小さくなり、被装着物Xが、互いに隣り合うコンベアC1、C2,C3の境目を通過する際に倒れ難くなる。
本実施形態においては、搬送途中の被装着物Xを視認可能な観察窓132が設けられているので、この観察窓132から加熱トンネル10a内を搬送される被装着物Xの様子を覗くことができる。これにより、収縮後のラベルLのみならず、ラベルLの収縮過程も観察できるので、適切な処理条件を従来の装置よりも簡単に設定できる。また、互いに隣り合うコンベアC1、C2,C3の境目を観察窓132から視認できるように構成されているため、当該境目を通過する被装着物Xが倒れたことを確認できる。また、観察窓132が、開閉式になっているため、観察窓132を開くことにより、搬送途中に倒れた被装着物Xを元の位置に戻すことができる。また、送風機構133の導入口H1を観察窓132よりも下側に形成し、排出口H2を観察窓132よりも上側に形成したので、送風機構133によって送風される空気の流れ方向が、観察窓132を冷却して加熱された空気の流れ方向と一致し、観察窓132に空気を効率良く流すことができる。
次に、その他の実施形態を説明する。
実施形態では、予備加熱室、中間室及び本加熱室をそれぞれ別の筐体によって構成しているが、これに限定されない。例えば、予備加熱室と中間室とを一つの筐体で構成してもよく、中間室と本加熱室とを一つの筐体で構成してもよい。さらに、予備加熱室、中間室及び本加熱室を一つの筐体で構成してもよい。
加熱トンネルは、中間室を備えていないものであってもよい。この場合、観察窓は、予備加熱室や本加熱室に設ければよい。
観察窓は、複数設けてもよい。また、観察窓は、加熱トンネルの入口及び出口以外の位置に設ければよく、例えば、加熱トンネルの天井に設けてもよい。
観察窓132が設けられた筐体の外壁13bに、図6(a)に示すように、冷媒流路13Lを流れる冷却媒体が外部に吹き出される冷媒吹出路13hを形成し、その冷媒吹出路13hから吹き出される冷却媒体の流れる向きを、外窓W2に沿った方向に向かわせる案内面13cを形成してもよい。
冷媒吹出路13hは、冷媒流路13Lに臨む開口と外部に臨む開口とを連通する連通路でもよく、孔でもよい。具体的には、冷媒吹出路13hは、外壁13bの外窓W2の周囲に形成すればよい。例えば、冷媒吹出路13hは、外窓W2の周辺に沿って延びるスリットであってもよく、当該周辺に沿って並ぶ複数の孔であってもよい。図6(a)に示す冷媒吹出路13hは、外窓W2の上辺及び下辺に沿って形成されている。
案内面13cは、冷媒吹出路13hの冷媒流路13Lに臨む開口を通過した冷却媒体の流れ方向に対して傾斜又は直交するものである。具体的には、案内面13cは、外壁13bから外方に延びる案内板13dによって形成すればよい。この場合、案内板13dは、外壁13bの冷媒吹出路13hを挟んで外窓W2と反対側の位置から当該外窓W2に向かって傾斜しながら延びる形状とすればよい。
冷媒吹出路と案内面は、外窓に形成してもよい。この場合、冷媒吹出路は、外窓を構成する窓枠や透明板に形成された孔であってもよく、また、窓枠と透明板との間に介在する連通路であってもよい。また、案内面は、外窓から外方に延びる案内板によって形成すればよい。この場合、案内板は、外窓の冷媒吹出路よりも外側の位置から当該外窓W2の内側に向かって傾斜しながら延びる形状とすればよい。
案内面13cは、冷媒吹出路13hの内面によって形成してもよい。この場合、例えば、図6(b)に示すように、冷媒吹出路13hは、外壁13b又は外窓W2を斜めに貫通する孔とすればよい。案内面13cは、冷媒吹出路13hの冷媒流路13Lに臨む開口と対向する面によって形成される。
なお、例えば、前記実施形態において、観察窓よりも上流側の送風ファンの風量を下流側の送風ファンの風量よりも大きくすることにより、冷媒流路の内圧が増し、冷媒流路を流れる冷却媒体が冷媒吹出路から吹き出されるようになる。
コンベア同士の境目は、中間空間以外の箇所に配置されるように構成してもよい。この場合、例えば、前記境目を、予備加熱空間や本加熱空間に設置してもよい。
前記実施形態では、予備加熱空間、中間空間及び本加熱空間にそれぞれ一つのコンベアを配置しているが、これに限定されず、予備加熱空間、中間空間又は本加熱空間のいずれか一つ又は複数に二つ以上のコンベアを配置してもよい。
前記実施形態では、予備加熱室、中間室及び本加熱室にそれぞれに別のコンベアを配置する構成としているが、例えば、予備加熱室及び中間室に共通のコンベアを配置してもよく、中間室及び本加熱室に共通のコンベアを配置してもよい。また、加熱トンネルに一つのコンベアを配置してもよい。
前記予備加熱室又は前記本加熱室のいずれか一方又は双方を複数設けてもよい。この場合、ラベル加熱装置の上流側に各予備加熱室が配置されると共に各予備加熱室よりも下流側に各本加熱室が配置されるように構成すればよい。また、互いに隣り合う予備加熱室の間に別の中間室を配置してもよく、互いに隣り合う本加熱室の間に別の中間室を配置してもよい。
前記中間室を設けず、予備加熱室と本加熱室とが互いに隣接するように配置してもよい。この場合、観察窓は、加熱トンネルにおける第1コンベアと第2コンベアとの境目が視認可能な位置に配置すればよい。
前記観察窓には、トンネル内を照らすLEDなどの照明光源などを設置してもよい。
その他、本発明は前記各実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100 ラベル加熱装置
X 被装着物
L ラベル
10 加熱トンネル
R1 予備加熱室
R2 本加熱室
MR 中間室
13L 冷媒流路
132 観察窓
W1 内窓
W2 外窓
20 搬送機構
C1 第1コンベア
C2 第2コンベア
C3 第3コンベア
13h 冷媒吹出路
13c 案内面

Claims (7)

  1. 容器に被せたラベルを熱収縮させて密着させるラベル加熱装置であり、ラベルが被せられた容器が搬送されて、その容器に熱風を吹き付ける加熱トンネルを備えたものにおいて、前記加熱トンネルの周壁に搬送途中の前記容器を視認可能な観察窓が設けられており、
    前記観察窓が、内窓と、当該内窓から離間して設けられた外窓とを備えた二重構造になっており、
    前記内窓と前記外窓との間に冷却媒体が流れる冷媒流路が形成されており、
    前記冷媒流路が、当該冷媒流路に外部から冷媒を導入する導入口及び当該冷媒流路から外部へ冷媒を排出する排出口に連通していることを特徴とするラベル加熱装置。
  2. 前記加熱トンネルが、搬送方向の上流側に配置され、前記ラベルを加熱する予備加熱室と、前記予備加熱室よりも下流側に配置され、前記ラベルを当該予備加熱室と異なる温度帯で加熱する本加熱室とを備えており、
    前記観察窓が、前記予備加熱室の搬送方向の下流部、前記本加熱室の搬送方向の上流部、又は、前記予備加熱室と前記本加熱室との間に設けられている請求項1記載のラベル加熱装置。
  3. 前記加熱トンネルが、前記予備加熱室と前記本加熱室との間に配置された中間室をさらに備えており、
    前記観察窓が、前記中間室に設けられている請求項2記載のラベル加熱装置。
  4. 前記観察窓が、開閉式のものである請求項1乃至3のいずれかに記載のラベル加熱装置。
  5. 前記冷却媒体が、気体であり、
    前記加熱トンネルの周壁が、前記内窓が設けられた内壁と、前記外窓が設けられ、当該内壁から離間して設けられた外壁とを備え、当該内壁と当該外壁との間に前記冷却媒体が流れる前記冷媒流路が形成されたものであり、
    前記外窓又は前記外壁に、外部と前記冷媒流路とを連通し、前記冷媒流路を流れる前記冷却媒体を前記外部に吹き出させる冷媒吹出路が形成されているとともに、前記冷媒吹出路から吹き出される前記冷却媒体を、前記外窓に沿った方向に向かわせる案内面が形成されている請求項1乃至4のいずれかに記載のラベル加熱装置。
  6. 前記加熱トンネル内に設置され、搬送方向に沿って並ぶ複数のコンベアと、前記各コンベアの搬送速度を調節する搬送速度調節部とをさらに備えている請求項1乃至のいずれかに記載のラベル加熱装置。
  7. 前記観察窓が、互いに隣り合う前記コンベアの境目を通過する前記容器を視認可能に設けられている請求項記載のラベル加熱装置。
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