JP6903754B2 - 電動補助自転車 - Google Patents

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Description

本発明は、操作装置を備えた電動補助自転車に関する。
乗員がペダルを漕ぐ力を電動モータにより補助する電動補助自転車が知られている(例えば特許文献1参照)。電動補助自転車では、乗員がペダルに加えた人力に応じた駆動力を電動モータに発生させ、例えば坂道の走行時や荷物を積んでいるときの乗員の負担を減らすことができる。
電動補助自転車のハンドルのグリップ近傍には、乗員からの指示を受け付ける複数のスイッチが配置された操作装置が設けられる。乗員は、操作装置のスイッチを操作することで、電動補助自転車の電源のオンとオフとを切り替えたり、電動モータに発生させる補助力の大きさを設定したりすることができる。
特開平09−226664号公報
近年、電動補助自転車は、世界の様々な国で広く手軽に使用できる交通手段とされ、普及が進んでいる。このような電動補助自転車には多くの機能を搭載することが求められている。例えば、欧州市場では、押し歩き機能等の自走可能な機能をはじめ、IOT(Internet of Things)を駆使したスマートフォンやクラウドとのデータ通信機能等、多種多様な機能を電動補助自転車に搭載することが求められている。
そのような電動補助自転車の機能拡張に伴い、ハンドルに設けられる操作装置には、乗員からの多くの種類の指示の受け付けが可能であることが求められる。一方で、電動補助自転車のコンポーネントには、従来からある自転車のスタイルに近いデザインが求められ、各コンポーネントの小型化、車体への一体感を持たせたデザインが要求される。
操作装置は、ブレーキレバーおよびシフター等の部品が設けられたハンドルバーに後付けされることが多い。そのような取り付け条件の下で、操作装置のスイッチの数を増やしたり、サイズを大きくしたりすることは困難である。筐体デザインを優先し、個々のスイッチのサイズを小さくしてスイッチを密集させると、操作がしにくく不便である。
本発明は、ハンドルに設けられる操作装置のスイッチの数を抑えながら乗員から多くの種類の指示を受け付けることができる電動補助自転車を提供する。
本発明の実施形態に係る電動補助自転車は、乗員の人力を補助する補助力を発生させる電動モータを備えた電動補助自転車であって、前記乗員が手で握って操舵を行うハンドルと、前記ハンドルに設けられ、前記乗員からの操作を受け付ける操作スイッチ、および前記操作スイッチに割り当てる機能を変更する操作を乗員から受け付ける切替スイッチを有する操作装置と、前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けている状態で前記操作スイッチを操作したときと、前記乗員が前記切替スイッチを操作していない状態で前記操作スイッチを操作したときとで、前記電動補助自転車に実行させる動作を異ならせる制御を行う制御回路とを備える。
本発明の実施形態によれば、乗員が切替スイッチを操作し続けている状態で操作スイッチを操作したときと、乗員が切替スイッチを操作していない状態で操作スイッチを操作したときとで、電動補助自転車に実行させる動作を異ならせる。これにより、電動補助自転車のハンドルに設けられた操作スイッチに複数の機能を担わせることができる。スイッチの数を抑えながら乗員から多くの種類の指示を受け付けることができる。操作装置の小型化を実現し、デザインの自由度を向上させることができる。
ある実施形態において、前記切替スイッチは前記乗員からの複数種類の操作を受け付け可能であり、前記制御回路は、前記切替スイッチが受け付けた前記操作の種類に応じて、前記乗員が前記操作スイッチを操作したときに前記電動補助自転車に実行させる動作を変更する制御を行ってもよい。
これにより、電動補助自転車のハンドルに設けられた操作スイッチにより多くの機能を担わせることができる。電動補助自転車のハンドルに設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員から多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、前記切替スイッチは、前記乗員が指で操作するスイッチであり、前記制御回路は、前記切替スイッチが単独で操作されたときは、前記操作スイッチに割り当てる機能を変更する動作とは異なる第1の動作を前記電動補助自転車に実行させ、前記操作スイッチが単独で操作されたときは、前記第1の動作とは異なる第2の動作を前記電動補助自転車に実行させ、前記切替スイッチが操作され続けている状態で前記操作スイッチが操作されたときは、前記第1および第2の動作とは異なる第3の動作を前記電動補助自転車に実行させる制御を行ってもよい。
操作スイッチに割り当てる機能を変更することとは別の機能を切替スイッチに担わせることにより、電動補助自転車のハンドルに設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。例えば、押し歩きモードの実行を受け付けるスイッチが、操作スイッチと切替スイッチの両方の機能を兼ねていてもよい。これにより、スイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、前記操作装置は、複数の前記操作スイッチを有し、前記制御回路は、前記切替スイッチが受け付けた前記乗員の前記操作に応じて、前記乗員が前記操作スイッチのそれぞれを操作したときに前記電動補助自転車に実行させる動作を変更する制御を行ってもよい。
これにより、電動補助自転車のハンドルに設けられた複数の操作スイッチのそれぞれに複数の機能を担わせることができる。電動補助自転車のハンドルに設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、前記切替スイッチは押しボタンスイッチであり、前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けている状態は、前記乗員が前記切替スイッチを押し続けている状態であり、前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを押し続けている状態で前記操作スイッチを操作したときと、前記乗員が前記切替スイッチを押していない状態で前記操作スイッチを操作したときとで、前記電動補助自転車に実行させる動作を異ならせる制御を行ってもよい。
切替スイッチを押し続けるという乗員にとって容易な操作により、操作スイッチに複数の機能を担わせることができる。
ある実施形態において、前記操作スイッチは押しボタンスイッチであり、前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを押し続けている状態で前記操作スイッチを押したときと、前記乗員が前記切替スイッチを押していない状態で前記操作スイッチを押したときとで、前記電動補助自転車に実行させる動作を異ならせる制御を行ってもよい。
切替スイッチを押し続けながら操作スイッチを押すという乗員にとって容易な操作により、操作スイッチに複数の機能を担わせることができる。
ある実施形態において、前記操作スイッチおよび前記切替スイッチは、前記乗員が指で操作するスイッチであり、前記操作スイッチおよび前記切替スイッチの一方は、他方よりも前方に配置されていてもよい。
これにより、乗員の二本の指で操作スイッチおよび切替スイッチの同時操作を容易に行うことができる。例えば、一方のスイッチを人差し指または中指で操作しながら、他方のスイッチを親指で操作することが容易にできる。切替スイッチを操作し続けている状態での操作スイッチの操作が容易な構造であることから、乗員は操作スイッチに割り当てる機能を変更する操作を素早く行うことができる。
ある実施形態において、前記操作スイッチおよび前記切替スイッチは、前記電動補助自転車の前後方向において互いに重なる位置関係で配置されていてもよい。
これにより、操作スイッチおよび切替スイッチの一方を人差し指または中指で操作しながら、他方を親指で操作することが容易にできる。切替スイッチを操作し続けている状態での操作スイッチの操作が容易な構造であることから、乗員は操作スイッチに割り当てる機能を変更する操作を素早く行うことができる。
ある実施形態において、前記切替スイッチは、前記乗員が指で操作するスイッチであり、前記切替スイッチの少なくとも一部は、前記ハンドルの前記操作装置が設けられた位置における前記ハンドルの軸心よりも前方に配置されていてもよい。
自転車の車両構造において、操作スイッチの操作を乗員の親指で行う形態では、切替スイッチの操作は親指以外の指で行うようにすると、操作スイッチおよび切替スイッチの同時操作を容易にすることができる。切替スイッチをハンドルの軸心よりも前方に配置することにより、親指以外の指、例えば人差し指または中指での切替スイッチの操作を容易にすることができる。切替スイッチを操作し続けている状態での操作スイッチの操作が容易な構造であることから、乗員は操作スイッチに割り当てる機能を変更する操作を素早く行うことができる。
ある実施形態において、前記操作スイッチは、前記乗員が指で操作するスイッチであり、前記操作スイッチの少なくとも一部は、前記ハンドルの前記軸心よりも後方に配置されていてもよい。
これにより、操作スイッチを乗員の親指で操作しやすい位置に配置することができる。切替スイッチをハンドルの軸心よりも前方に配置し、操作スイッチをハンドルの軸心よりも後方に配置することで、操作スイッチおよび切替スイッチの同時操作を容易にすることができる。
ある実施形態において、前記操作スイッチは、前記乗員が指で操作するスイッチであり、前記操作スイッチの少なくとも一部は、前記切替スイッチよりも上方に配置されていてもよい。
これにより、操作スイッチを乗員の親指で操作しやすい位置に配置することができる。切替スイッチをハンドルの軸心よりも前方に配置し、操作スイッチを切替スイッチよりも上方に配置することで、人差し指および親指による切替スイッチおよび操作スイッチの同時操作を容易にすることができる。
ある実施形態において、前記操作スイッチは、前記電動モータの補助力を設定する補助力設定スイッチであり、前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けている間は、前記電動モータの補助力の設定とは異なる機能を前記補助力設定スイッチに割り当ててもよい。
補助力設定スイッチが複数種類の機能を担うことにより、電動補助自転車のハンドルに設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、前記電動補助自転車に関する情報を表示する表示装置をさらに備え、前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けながら前記補助力設定スイッチを操作すると、前記表示装置の表示モードを変更させる制御を行ってもよい。
補助力設定スイッチが複数種類の機能を担うことにより、電動補助自転車のハンドルに設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けながら前記補助力設定スイッチを操作し続けている場合は、前記乗員が前記電動補助自転車を押し歩きするときに前記電動モータに補助力を発生させる押し歩きモードを前記電動補助自転車に実行させる制御を行ってもよい。
これにより、操作装置に押し歩きモード用のスイッチを設けなくても、押し歩きモードを実行する指示を乗員から受け付けることができる。補助力設定スイッチが複数種類の機能を担うことにより、電動補助自転車のハンドルに設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、前記操作スイッチは、前記乗員が前記電動補助自転車を押し歩きするときに前記電動モータに補助力を発生させる押し歩きモードを実行する指示を、前記乗員から受け付ける押し歩きスイッチであってもよい。
押し歩きモードの実行を受け付ける押し歩きスイッチが、複数種類の機能を担うことにより、電動補助自転車のハンドルに設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けながら前記押し歩きスイッチを操作し続けている場合は、前記押し歩きモードを前記電動補助自転車に実行させる制御を行ってもよい。
切替スイッチを操作し続けながら押し歩きスイッチを操作し続けている場合に押し歩きモードを実行する。これにより、指または荷物による押し歩きスイッチへの意図しない接触等により押し歩きモードが実行されることを抑制することができる。
ある実施形態において、前記制御回路は、前記押し歩きスイッチが単独で操作された場合は、前記押し歩きモードとは異なる動作を前記電動補助自転車に実行させる制御を行ってもよい。
切替スイッチの操作の有無に応じて、押し歩きスイッチに割り当てる機能を変更する。これにより、電動補助自転車のハンドルに設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、前記切替スイッチは、前記乗員が前記電動補助自転車を押し歩きするときに前記電動モータに補助力を発生させる押し歩きモードを実行する指示を、前記乗員から受け付ける押し歩きスイッチであってもよい。
押し歩きモードの実行を受け付ける押し歩きスイッチが、操作スイッチに割り当てる機能を変更する指示を乗員から受け付ける。特定の機能を担うスイッチが、操作スイッチに割り当てる機能を変更する指示を乗員から受け付ける機能も担うことにより、電動補助自転車のハンドルに設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、前記切替スイッチの前記乗員からの操作の受け付け状況を前記乗員へ報知する報知装置をさらに備えてもよい。
乗員からの操作の受け付け状況を乗員へ知らせることで、乗員は操作スイッチを操作したときに電動補助自転車はどのように動作するのかを認識することができる。
ある実施形態において、前記切替スイッチの前記乗員からの操作の受け付け状況を示す情報を表示する表示装置をさらに備えてもよい。
乗員は、表示装置に表示された情報を見ることで、操作スイッチを操作したときに電動補助自転車はどのように動作するのかを認識することができる。
乗員が切替スイッチを操作し続けている状態で操作スイッチを操作したときと、乗員が切替スイッチを操作していない状態で操作スイッチを操作したときとで、電動補助自転車に実行させる動作を異ならせる。これにより、電動補助自転車のハンドルに設けられた操作スイッチに複数の機能を担わせることができる。操作スイッチが複数の機能を担うことにより、スイッチの数を抑えながら乗員から多くの種類の指示を受け付けることができる。操作装置の小型化を実現するとともに、デザインの自由度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る電動補助自転車を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る電動補助自転車の前方部を示す上面図である。 本発明の実施形態に係る電動補助自転車の機械的および電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る表示装置および操作装置の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示装置および操作装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る表示装置および操作装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルが表示する情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルが表示する情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルが表示する情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る補助力設定スイッチを操作して選択したアシストモードを示す図である。 本発明の実施形態に係る操作装置の操作例を示す図である。 本発明の実施形態に係る表示装置および操作装置のハードウェア図である。 本発明の実施形態に係る切替スイッチを乗員が押し続けながら補助力設定スイッチを押したときの電動補助自転車の動作の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る押し歩きスイッチを乗員が押したときの電動補助自転車の動作の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る押し歩きスイッチを乗員が押したときの電動補助自転車の動作の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る切替スイッチを乗員が人差し指で押し続けながら親指で補助力設定スイッチを押す操作を示す図である。 本発明の実施形態に係る切替スイッチを乗員が人差し指で押し続けながら親指で押し歩きスイッチを押し続ける操作を示す図である。 本発明の実施形態に係る操作装置の操作例を示す図である。 本発明の実施形態に係る切替スイッチを乗員が押し続けながら押し歩きスイッチを押したときの電動補助自転車の動作の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る切替スイッチを乗員が押し続けながら押し歩きスイッチを押したときの電動補助自転車の動作の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る操作装置の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に係る操作装置の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に係る操作装置の別の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に係る操作装置のさらに別の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る切替スイッチに対する乗員の操作の受け付け状況を表示する表示装置を示す図である。 本発明の実施形態に係る報知装置を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る電動補助自転車を説明する。実施形態の説明においては、同様の構成要素には同様の参照符号を付し、重複する場合にはその説明を省略する。本発明の実施形態における前後、左右、上下とは、電動補助自転車のサドル(シート)に乗員がハンドルに向かって着座した状態を基準とした前後、左右、上下を意味する。図面に付した符号F、Re、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。以下の実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る電動補助自転車1を示す側面図である。
電動補助自転車1は、車体フレーム11を有する。車体フレーム11は、ヘッドパイプ12、トップチューブ4、ダウンチューブ5、ブラケット6、チェーンステイ7、シートチューブ16、シートステイ19を含む。ヘッドパイプ12は車体フレーム11の前端に配置される。ハンドルステム13は、ヘッドパイプ12に回転可能に挿入される。ハンドル14は、ハンドルステム13の上部に固定される。ハンドルステム13の下部にはフロントフォーク15が固定される。フロントフォーク15の下端部は、操舵輪である前輪21を回転可能に支持している。フロントフォーク15には、前輪21を制動するブレーキ8が設けられている。ハンドル14には、電動補助自転車1に関する各種情報を表示する表示装置70が設けられている。ハンドルステム13の前方部にはヘッドランプ2が設けられている。
ダウンチューブ5は、ヘッドパイプ12から後方斜め下方に向かって延びている。シートチューブ16は、ダウンチューブ5の後端部から上方に向かって延びている。チェーンステイ7は、シートチューブ16の下端部から後方に向かって延びている。ブラケット6は、ダウンチューブ5の後端部、シートチューブ16の下端部、チェーンステイ7の前端部を接続する。トップチューブ4は、ヘッドパイプ12とシートチューブ16の上部を繋ぐように設けられる。
シートチューブ16にはシートポスト17が挿入され、シートポスト17の上端部には乗員が座るサドル23が設けられる。チェーンステイ7の後端部は、駆動輪である後輪22を回転可能に支持している。シートステイ19は、シートチューブ16の上部から後方斜め下方に向かって延びている。シートステイ19の下端部は、チェーンステイ7の後部に接続される。シートステイ19には、後輪22を制動するブレーキ9が設けられている。チェーンステイ7の後端部には、後輪22の回転を検出するスピードセンサ49が設けられている。
車体フレーム11の車両中央部付近に配置されたブラケット6には駆動ユニット51が設けられる。駆動ユニット51は、電動モータ53、クランク軸57、制御装置60を含む。電動モータ53等に電力を供給するバッテリ56はダウンチューブ5に搭載される。バッテリ56はブラケット6またはシートチューブ16に搭載されてもよい。バッテリ56は、電動補助自転車1に対して着脱可能である。バッテリ56の充電は、例えば、電動補助自転車1からバッテリ56を取り外した状態で、バッテリ56を外部の充電器(図示せず)に接続して行う。
クランク軸57は駆動ユニット51に左右方向に貫通して支持されている。クランク軸57の両端部にはクランクアーム54が設けられる。クランクアーム54の先端には、ペダル55が回転可能に設けられる。
制御装置60は、電動補助自転車1の動作を制御する。典型的には、制御装置60はデジタル信号処理を行うことが可能なマイクロコントローラ、信号処理プロセッサ等の半導体集積回路を有する。乗員がペダル55を足で踏んで回転させたときに発生するクランク軸57の回転出力は、チェーン24を介して、後輪22に伝達される。制御装置60は、クランク軸57の回転出力に応じた駆動補助出力を発生するように電動モータ53を制御する。電動モータ53が発生した補助力は、チェーン24を介して、後輪22に伝達される。なお、チェーン24の代わりにベルト、シャフト等が用いられてもよい。電動補助自転車1では、電動モータ53が乗員の人力を補助する補助力を発生することにより、乗員の負担を減らすことができる。
図2は、電動補助自転車1の前方部を示す上面図である。ハンドル14は、右ハンドルバー31および左ハンドルバー32を有する。右ハンドルバー31の右端部には、右グリップ33が設けられている。左ハンドルバー32の左端部には、左グリップ34が設けられている。乗員は、これらの右グリップ33および左グリップ34を手で握って操舵を行う。
右グリップ33の近傍には、前輪ブレーキレバー35および変速操作器37が設けられている。左グリップ34の近傍には、後輪ブレーキレバー36および変速操作器38が設けられている。右手によって右グリップ33とともに前輪ブレーキレバー35が握られると、前輪21に制動力が付与される。左手によって左グリップ34とともに後輪ブレーキレバー36が握られると、後輪22に制動力が付与される。変速操作器37および38はシフターとも称される。乗員が変速操作器37および38を操作することで変速比を切り替えることができる。
ハンドル14には、電動補助自転車1に関する各種情報を表示する表示装置70が設けられている。この例では、表示装置70は、クランプ97を用いて左ハンドルバー32に取り付けられている。左ハンドルバー32における左グリップ34の近傍には、操作装置80が設けられている。乗員は、操作装置80を指で操作することで、電動モータ53の補助力の大きさの設定などの各種の操作を行うことができる。乗員の操作に応じた信号が配線93を介して操作装置80から表示装置70に送られる。表示装置70と駆動ユニット51(図1)の制御装置60とは、配線94(図1)を介して信号の送受信を行うことができる。
図3は、電動補助自転車1の機械的および電気的構成を示すブロック図である。駆動ユニット51は、制御装置60、電動モータ53、モータ回転センサ46、減速機45、ワンウェイクラッチ44、クランク軸57、ワンウェイクラッチ43、トルクセンサ41、クランク回転センサ42、合成機構58、駆動スプロケット59、変速機構28、変速段センサ47を備える。駆動ユニット51は、ペダル55(図1)に加えられた乗員の人力に応じた駆動補助出力を電動モータ53に発生させる補助出力制御システムである。
まず、動力の伝達経路を説明する。乗員がペダル55(図1)を踏み込んでクランク軸57を回転させると、そのクランク軸57の回転は、ワンウェイクラッチ43を介して合成機構58に伝達される。電動モータ53の回転は、減速機45、ワンウェイクラッチ44を介して合成機構58に伝達される。
合成機構58は、例えば筒状部材を有し、その筒状部材の内部にクランク軸57が配置される。合成機構58には、駆動スプロケット59が取り付けられている。合成機構58は、クランク軸57および駆動スプロケット59と同じ回転軸を中心にして回転する。
ワンウェイクラッチ43は、クランク軸57の順回転を合成機構58に伝達し、クランク軸57の逆回転は合成機構58に伝達させない。ワンウェイクラッチ44は、電動モータ53が発生した、合成機構58を順回転させる方向の回転を合成機構58に伝達し、合成機構58を逆回転させる方向の回転は合成機構58に伝達させない。また、電動モータ53が停止している状態で、乗員がペダル55を漕いで合成機構58が回転した場合、ワンウェイクラッチ44は、その回転を電動モータ53に伝達しない。乗員がペダル55に加えた踏力と電動モータ53が発生した補助力は、合成機構58に伝達されて合成される。合成機構58で合成された合力は、駆動スプロケット59を介してチェーン24へ伝達される。
チェーン24の回転は、従動スプロケット25を介して駆動軸26に伝達される。駆動軸26の回転は、ワンウェイクラッチ27を介して後輪22に伝達される。
この例では、駆動スプロケット59は多段スプロケットである。変速機構28は、乗員による変速操作器38(図2)の操作に応じて変速比を変更する機構である。また、変速機構29は、乗員による変速操作器37(図2)の操作に応じて変速比を変更する機構である。例えば変速機構29は外装変速機であり、この場合、従動スプロケット25は多段スプロケットである。なお、電動補助自転車1が備える変速機構は外装変速機に限定されず、内装変速機であってもよい。ワンウェイクラッチ27は、駆動軸26の回転速度が後輪22の回転速度よりも速い場合にのみ、駆動軸26の回転を後輪22に伝達する。駆動軸26の回転速度が後輪22の回転速度よりも遅い場合には、ワンウェイクラッチ27は駆動軸26の回転を後輪22に伝達しない。
このような動力伝達経路により、乗員がペダル55に加えた踏力および電動モータ53が発生する補助力は、後輪22に伝達される。
なお、乗員の踏力と電動モータ53が発生した補助力とを合成する機構は、上記のようなクランク軸57と同じ回転軸を中心にして回転する合成機構58に限定されない。踏力と補助力とはチェーン24において合成されてもよい。
次に、制御装置60による電動モータ53の駆動制御を説明する。制御装置60は、例えばMCU(Motor Control Unit)である。制御装置60は、演算回路61、メモリ62、モータ駆動回路63を備える。演算回路61は、電動モータ53の動作を制御するとともに、電動補助自転車1の各部の動作を制御する。メモリ62は、電動モータ53および電動補助自転車1の各部の動作を制御するための手順を規定したコンピュータプログラムを格納している。演算回路61は、メモリ62からコンピュータプログラムを読み出して各種制御を行う。
乗員がペダル55に加えた人力(踏力)は、クランク軸57に発生するトルクとしてトルクセンサ41に検出される。トルクセンサ41は、検出したトルクに応じた電圧信号を演算回路61に出力する。演算回路61は、トルクセンサ41からの電圧信号をトルクに換算する。例えば、トルクセンサ41から入力されるアナログ電圧信号をデジタル値に変換し、デジタル値の大きさからトルクを算出する。
クランク回転センサ42は、クランク軸57の回転角を検出する。クランク回転センサ42は、クランク軸57の回転角に応じた信号を演算回路61に出力する。例えば、クランク回転センサ42は、クランク軸57の回転を所定の角度毎に検出し、矩形波信号または正弦波信号を出力する。演算回路61は、クランク回転センサ42の出力信号からクランク軸57の回転速度を算出する。演算回路61は、クランク軸57のトルクと回転速度とを乗じて、クランク回転出力を算出する。
電動モータ53には、モータ回転センサ46が設けられている。モータ回転センサ46は例えばエンコーダである。モータ回転センサ46は、電動モータ53のロータの回転角を検出し、回転角に応じた信号を演算回路61およびモータ駆動回路63へ出力する。例えば、モータ回転センサ46は、ロータの回転を所定の角度毎に検出し、矩形波信号または正弦波信号を出力する。演算回路61およびモータ駆動回路63は、モータ回転センサ46の出力信号から電動モータ53の回転速度を算出する。
スピードセンサ49は、後輪22の回転角を検出し、回転角に応じた信号を演算回路61へ出力する。例えば、スピードセンサ49は、後輪22の回転を所定の角度毎に検出し、矩形波信号または正弦波信号を出力する。演算回路61は、スピードセンサ49の出力信号から後輪22の回転速度を算出する。
変速段センサ47は、変速機構28の変速段を示すデータを演算回路61へ出力する。変速段センサ48は、変速機構29の変速段を示すデータを演算回路61へ出力する。演算回路61は、変速段を示すデータから、クランク軸57と後輪22の駆動軸26との間の動力伝達機構の変速比を演算する。なお、演算回路61は、電動モータ53の回転速度と車両本体の走行速度から変速比を演算してもよい。演算回路61は、モータ回転センサ46の出力信号とスピードセンサ49の出力信号を用いて変速比を演算することができる。この場合は、変速段センサ47および48は省略されてもよい。
演算回路61は、クランク軸57のトルクおよび回転速度、車両の走行速度、変速比、乗員による操作装置80のスイッチ操作、およびメモリ62に格納されている情報などから、適切な駆動補助出力を発生させるための指令値を算出し、モータ駆動回路63へ送信する。演算回路61は、例えば、ペダル55に加えられた乗員の人力により発生するクランク回転出力と、電動モータ53が発生する駆動補助出力の関係等に基づいて作成されたマップを参照することにより指令値を算出する。メモリ62には複数種類のマップが格納されている。演算回路61は、メモリ62から条件に合ったマップを読み出し、読み出したマップを参照することにより指令値を算出する。
モータ駆動回路63は、例えばインバータであり、演算回路61からの指令値に応じた電力をバッテリ56から電動モータ53に供給する。電力が供給された電動モータ53は回転し、所定の駆動補助出力を発生させる。このように、演算回路61は、走行時の乗員のペダル55を漕ぐ動作をアシストするように、電動モータ53に駆動補助出力を発生させる。
次に、表示装置70および操作装置80を詳細に説明する。
図4は、表示装置70および操作装置80の上面図である。図5は、左斜め後方から見た表示装置70および操作装置80を示す斜視図である。図6は、左斜め前方から見た表示装置70および操作装置80を示す斜視図である。分かり易く説明するために、図5および図6では後輪ブレーキレバー36および変速操作器38の図示は省略している。
表示装置70は、表示パネル72、電源スイッチ73、ランプ点灯スイッチ74を備える。表示パネル72は例えば液晶パネルであり、後述する乗員の操作装置80に対する操作に応じて様々な情報を表示する。図7、図8、図9は、表示パネル72が表示する情報の例を示している。図7に示す標準モード121では、表示パネル72には時刻、走行速度、アシストモード、オドメータ、バッテリ残量等が表示される。図8に示すナビゲーションモード122では、表示パネル72には現在地から目的地への経路を案内する情報が表示される。図9に示す設定モード123では、表示パネル72には設定可能な各種項目が表示される。表示パネル72は、液晶パネルに限定されず、例えば有機EL(Electro Luminescence)パネルまたは電子ペーパーパネルであってもよい。
電源スイッチ73は、電動補助自転車1の電源のオンおよびオフを行うためのスイッチである。電動補助自転車1の電源がオン状態のとき駆動ユニット51は動作し、電源がオフ状態のとき駆動ユニット51は動作しない。ランプ点灯スイッチ74は、ヘッドランプ2(図1)の点灯および消灯を切り替えるスイッチである。ランプ点灯スイッチ74を押下してヘッドランプ2をオンにすると、ヘッドランプ2は光を出射し、電動補助自転車1の進路を照らすことができる。
操作装置80は、クランプ98(図5、図6)を用いて左ハンドルバー32に取り付けられている。操作装置80は、切替スイッチ81と、操作スイッチ82、83、84とを備える。操作スイッチ82、83、84は、乗員からの操作を受け付ける。切替スイッチ81は、操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を変更する操作を乗員から受け付ける。この例では、スイッチ81、82、83、84は、乗員が指で押下して操作する押しボタンスイッチである。
この例では、操作スイッチ83、84は、電動モータ53の補助力を設定する補助力設定スイッチである。操作スイッチ82は、乗員が電動補助自転車1を押し歩きするときに電動モータ53に補助力を発生させる押し歩きモードを実行する指示を、乗員から受け付ける押し歩きスイッチ(Pushing assist switch)である。押し歩きとは、乗員がペダル55を漕ぐことなく、電動補助自転車1を押しながら前へ進めることを指す。押し歩きの例としては、乗員が電動補助自転車1から降車して、足で歩きながらハンドル14を手で押して電動補助自転車1を前へ進める動作がある。
補助力設定スイッチ83および84は、電動モータ53の補助力、または、補助力の大きさに対応するアシストモードを設定するために用いられる。電動モータ53の「補助力」とは、人力を補助する力である。この例では、電動補助自転車1に複数のアシストモードが設けられている。複数のアシストモードは、例えば、人力に対する補助力の強さが小さい方から順に、アシスト無しモード、エコモード、標準モードおよび強モードである。アシスト無しモードでは、電動モータ53は補助力を発生しない。
アシスト無しモード時に乗員が補助力設定スイッチ83を指でクリックすると、アシスト無しモードがエコモードに変更される。クリックとは、乗員がスイッチを押してすぐに離すことを意味する。例えば、クリックは、乗員がスイッチを指で押してから1秒以内にそのスイッチから指を離す操作である。エコモード時に乗員が補助力設定スイッチ83をクリックすると、エコモードが標準モードに変更される。通常モード時に乗員が補助力設定スイッチ83をクリックすると、標準モードが強モードに変更される。なお、強モード時に乗員が補助力設定スイッチ83をさらにクリックしても、強モードのままであり、それ以上モードは変化しない。一方、補助力設定スイッチ84がクリックされると、次に説明するように、強モードから標準モードに変更される。
補助力設定スイッチ84は、補助力設定スイッチ83とは逆に、補助力が低いアシストモードを選択するためにクリックされる。強モード時に乗員が補助力設定スイッチ84をクリックすると、強モードが標準モードに変更される。標準モード時に乗員が補助力設定スイッチ84をクリックすると、標準モードがエコモードに変更される。エコモード時に乗員が補助力設定スイッチ84をクリックすると、エコモードがアシスト無しモードに変更される。アシスト無しモード時に乗員が補助力設定スイッチ84をさらにクリックしても、アシスト無しモードのままであり、それ以上モードは変化しない。補助力設定スイッチ83がクリックされるとアシスト無しモードからエコモードに変更される。
図10は、補助力設定スイッチ83および84を操作して選択したアシストモードを表示する表示パネル72を示す図である。図中の白矢印111は、スイッチに対する乗員のクリック操作を示している。
乗員が補助力設定スイッチ83または84をクリックして、標準モードを選択すると、表示パネル72の左側の表示エリア126には標準モードが設定されたことを表す「STD」という文字が表示される。乗員が補助力設定スイッチ83をクリックして強モードを選択すると、表示エリア126には強モードが設定されたことを表す「HIGH」という文字が表示される。同様に、乗員が補助力設定スイッチ83または84をクリックして、エコモードを選択すると、表示エリア126にはエコモードが設定されたことを表す「ECO」という文字が表示される。乗員が補助力設定スイッチ84をクリックしてアシスト無しモードを選択すると、表示エリア126にはアシスト無しモードが設定されたことを表す「OFF」という文字が表示される。表示パネル72に現在のアシストモードの種類が表示されることにより、乗員は現在のアシストモードを認識することができる。
上記の例ではアシストモードの種類は4種類であったが、3種類以下であってもよいし、5種類以上であってもよい。例えば、強モードよりも大きい補助力を発生させるモードがあってもよいし、エコモードが複数種類あってもよい。
次に、押し歩きモードを説明する。図11は、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82を押し続ける操作を示す図である。図中の黒矢印112は、乗員がスイッチを押し続ける操作を示している。この例では、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82を押し続けた場合は、電動補助自転車1は押し歩きモードを実行する。
乗員がペダル55を足で漕ぐことなく電動補助自転車1を手で押して徐行させながら、切替スイッチ81および押し歩きスイッチ82の両方を指で押し続けると、制御装置60は電動モータ53に補助力を発生させる制御を行う。例えば、乗員は左手でハンドル14の左グリップ34(図4)を押しながら、左手の人差し指と親指で切替スイッチ81および押し歩きスイッチ82の両方を押し続けることができる。徐行とは、ゆっくりとした速度で電動補助自転車1を進めることであり、例えば0km/hより大きく6km/hより小さい速度で電動補助自転車1を進めることである。押し歩き時に電動モータ53に補助力を発生させることにより、乗員の負担を減らすことができる。例えば乗員が足で歩きながら電動補助自転車1を手で押して坂道を上がるときの乗員の負担を減らすことができる。
乗員が切替スイッチ81および押し歩きスイッチ82の少なくとも一方を押し続けるのをやめると、押し歩きモードは終了する。
上記の例では、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82を押し続けた場合に、電動補助自転車1は押し歩きモードを実行する。これにより、指または荷物による押し歩きスイッチ82への意図しない接触等により押し歩きモードが実行されてしまうことを抑制することができる。
図12は、表示装置70および操作装置80のハードウェア図である。表示装置70は、マイクロコントローラ(以下「マイコン」と記述する。)71、表示パネル72、電源スイッチ73、ランプ点灯スイッチ74、内蔵バッテリ75、RAM76、ROM77を備える。
マイコン71は、表示装置70の動作を制御する制御回路であり、例えば半導体集積回路である。マイコン71は、電動補助自転車1にバッテリ56が装着されて電源がオンの状態では、バッテリ56から供給される電力を用いて動作してもよい。電源がオン状態におけるマイコン71の動作では、内蔵バッテリ75の電力を併用してもよい。内蔵バッテリ75は、例えばボタン電池等の一次電池である。内蔵バッテリ75は、充電可能な二次電池であってもよい。
マイコン71は、ROM77に格納されているコンピュータプログラムを読み出してRAM76に展開し、表示装置70の各種処理を実行する。RAM76およびROM77はマイコン71に組み込まれていてもよい。
マイコン71は、表示装置70および操作装置80の各種スイッチが押下されたことを検出する。例えば乗員のスイッチの押下開始により、マイコン71は、所定以上の大きさの電圧値および/または電流値を検出する。そしてスイッチの押下終了に伴い、マイコン71は、それまで検出していた電圧値および/または電流値が、例えば0になったことを検出する。マイコン71は、同時に複数のスイッチの押下を並列的に検出することができる。
マイコン71は、表示装置70および操作装置80の各種スイッチの押下に応じた信号を制御装置60に送信する。例えば、補助力設定スイッチ83および84が押下されたときは、マイコン71は、補助力設定スイッチ83および84が押下されたことを示す信号を制御装置60に送信する。信号を受け取った制御装置60は、補助力設定スイッチ83および84の押下に応じたアシストモードを設定して、電動モータ53に補助力を発生させる制御を行う。また、切替スイッチ81および押し歩きスイッチ82の両方が押下されたときは、マイコン71は、切替スイッチ81および押し歩きスイッチ82の両方が押下されたことを示す信号を制御装置60に送信する。信号を受け取った制御装置60は、押し歩きモードを実行し、電動モータ53に補助力を発生させる制御を行う。なお、表示装置70を介さずに操作装置80と制御装置60とが配線で接続されていてもよく、この場合は、制御装置60は操作装置80に対する乗員のスイッチ操作を直接的に検出する。
次に、切替スイッチ81を用いる操作装置80の操作を説明する。
切替スイッチ81は、操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を変更する操作を乗員から受け付ける。マイコン71は、乗員が切替スイッチ81を操作し続けている状態で操作スイッチ82、83、84を操作したときと、乗員が切替スイッチ81を操作していない状態で操作スイッチ82、83、84を操作したときとで、電動補助自転車1に実行させる動作を異ならせる。本実施形態では、切替スイッチ81、操作スイッチ82、83、84は押しボタンスイッチである。例えば、マイコン71は、乗員が切替スイッチ81を押し続けている状態で操作スイッチ82、83、84を押したときと、乗員が切替スイッチ81を押していない状態で操作スイッチ82、83、84を押したときとで、電動補助自転車1に実行させる動作を異ならせる。電動補助自転車1が実行する動作とは、例えば、電動モータ53の動作、各種モードの設定、表示装置70の表示動作等を含む。
上述したように、乗員が切替スイッチ81を押していない状態で補助力設定スイッチ83、84を押したときは、アシストモードを変更する動作が行われる。乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82を押し続けたときは、押し歩きモードが実行される。
一方、乗員が切替スイッチ81を押し続けている状態では、マイコン71は、アシストモードの変更とは異なる機能を補助力設定スイッチ83、84に割り当てる。また、乗員が切替スイッチ81を押していない状態では、マイコン71は、押し歩きモードとは異なる機能を押し歩きスイッチ82に割り当てる。
図13は、乗員が切替スイッチ81を押し続けている状態で補助力設定スイッチ83、84をクリックしたときの電動補助自転車1の動作の例を示す図である。図中の白矢印111は、スイッチに対する乗員のクリック操作を示している。図中の黒矢印112は、乗員がスイッチを押し続ける操作を示している。図13に示す例では、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ83、84をクリックした場合は、表示パネル72の表示モードを変更する。
例えば、表示パネル72の表示が標準モード121であるときに、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ84をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示をナビゲーションモード122に変更する。さらに乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ84をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示を設定モード123に変更する。反対に、表示パネル72の表示が設定モード123であるときに、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ83をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示をナビゲーションモード122に変更する。さらに乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ83をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示を標準モード121に変更する。
乗員が切替スイッチ81を押すのをやめると、マイコン71はそのときの表示モードを選択された表示モードとして設定し、表示パネル72はその設定された表示モードの表示を維持する。また、切替スイッチ81が押されない状態となることにより、マイコン71は、補助力設定スイッチ83、84の機能をアシストモード変更の機能に戻す。
図14および図15は、乗員が切替スイッチ81を押さない状態で押し歩きスイッチ82を押したときの電動補助自転車1の動作の例を示す図である。
図14は、表示パネル72の表示が標準モード121であるときの動作の例を示している。標準モード121において、表示パネル72の表示エリア127には、オドメータ、トリップメータ、平均車速、最大車速、ケイデンスなどの複数種類の情報の表示が可能である。
例えば、図示される「ODO 189km」のように、表示エリア127にオドメータが表示されているときに、乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82をクリックすると、マイコン71は、表示エリア127に表示する情報をトリップメータに変更する。図14の例では、トリップメータとして「TRIP 42.1km」が表示されている。さらに乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82をクリックすると、マイコン71は、表示エリア127に表示する情報を平均車速に変更する。図14の例では、平均車速として「AVE 8.7km/h」が表示されている。同様に、乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82をクリックする毎に、表示エリア127に表示する情報は、最大車速、ケイデンス、・・・と順に切り替わっていき、最後の情報の表示の後、再びオドメータの表示に戻る。
図15は、表示パネル72の表示が設定モード123であるときの動作の例を示している。設定モード123が選択されると、表示パネル72には、時計調整、距離の単位の切替え、表示項目選択などの設定可能な各種項目が表示される。図15に示す例において、別の表示モードから設定モード123に変更された直後は、カーソル125は、表示パネル72の時計調整の項目を指す位置に表示される。
乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82をクリックすると、マイコン71は、カーソル125の表示位置を移動させ、カーソル125が指す項目を変更する。例えば、図15に示すように、カーソル125が指す項目を、時計調整の項目から距離の単位の切替えの項目に変更する。乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82をクリックする毎に、カーソル125が指す項目は順に変化していき、カーソル125は最後の項目を指し示した後、再び時計調整の項目を指し示す位置に戻る。
ここで、例えば、乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82を長押しすると、マイコン71は、そのときカーソル125が指している項目を選択する。長押しとは、乗員が指でスイッチを数秒間(例えば2から3秒間)押し続けた後に指をスイッチから離す操作を指す。例えば、時計調整の項目が選択された場合、表示パネル72の表示は時計調整モードに移行する。時計調整モードでは、例えば、押し歩きスイッチ82をクリックする毎に、時の調整と分の調整とが切り替わる。また、補助力設定スイッチ83、84をクリックすることで、時および分の値を調整することができる。切替スイッチ81をクリックすると、表示パネル72の表示は設定モード123に戻る。
また、例えば、表示パネル72の表示がナビゲーションモード122であるときに、乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82をクリックすると、カメラのシャッターを切ってもよい。表示装置70がカメラを内蔵している場合は、そのカメラを用いて周囲の景色の撮像および記録を行うことができる。カメラの種類は任意であり、例えば、電動補助自転車1に取り付けられたスマートフォン等の携帯端末機器が内蔵するカメラであってもよいし、乗員が身につけたウェアラブルカメラであってもよい。例えば、表示装置70はこれらのカメラと無線通信を行い、操作装置80を用いたカメラの操作が行われてもよい。
なお、乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82をクリックする操作に対しては、電動補助自転車1は何も実行しないとしてもよい。このような形態も、乗員が切替スイッチ81を押していないときと押し続けているときとで、電動補助自転車が実行する動作を異ならせることに該当する。すなわち、本実施形態において、動作すること動作しないことは、動作が互いに異なることに該当する。
上述のように、本実施形態では、乗員が切替スイッチ81を押していないときと押し続けているときとで、操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を異ならせる。これにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられた操作スイッチ82、83、84のそれぞれに複数の機能を担わせることができ、スイッチの数を抑えながら乗員から多くの種類の指示を受け付けることができる。スイッチの数を抑えることで操作装置80の小型化を実現するとともに、デザインの自由度を向上させることができる。
次に、切替スイッチ81および操作スイッチ82、83、84の配置位置を説明する。
図16は、乗員が人差し指102で切替スイッチ81を押し続けながら親指101で補助力設定スイッチ84をクリックするスイッチ操作を示す図である。図17は、乗員が人差し指102で切替スイッチ81を押し続けながら親指101で押し歩きスイッチ82を押し続けるスイッチ操作を示す図である。
図4、図5、図6を参照して、本実施形態では、切替スイッチ81は、操作スイッチ82、83、84よりも前方に配置されている。これにより、乗員は、操作スイッチ82、83、84の何れかと切替スイッチ81との同時操作を二本の指で容易に行うことができる。例えば、図16、図17に示すように、切替スイッチ81を人差し指または中指で操作しながら、操作スイッチ82、83、84を親指で操作することが容易にできる。切替スイッチ81を操作し続けている状態での操作スイッチ82、83、84の操作が容易な構造であることから、乗員は操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を変更する操作を素早く行うことができる。
また、ハンドル14がニュートラル位置にあるときにおいて、切替スイッチ81および押し歩きスイッチ82は、電動補助自転車1の前後方向(図中のF−Re方向)において互いに重なる位置関係となるように配置されている。ハンドル14のニュートラル位置とは、電動補助自転車1が平坦路を直進しているときのハンドル14の位置である。このような切替スイッチ81と押し歩きスイッチ82との位置関係により、切替スイッチ81を人差し指または中指で操作しながら、押し歩きスイッチ82を親指で操作することが容易にできる。これにより、乗員は電動補助自転車1に押し歩きモード実行させる操作を容易に行うことができる。
また、切替スイッチ81は、左ハンドルバー32の操作装置80が設けられた位置における、左ハンドルバー32の軸心92よりも前方に配置されていてもよい。乗員がハンドル14を両手で握って操舵を行う自転車の車両構造においては、乗員の左手はハンドル14の左グリップ34を握る位置にある。左グリップ34の近傍に配置された操作装置80の操作スイッチ82、83、84は、例えば左手の親指101で押して操作することができる。このとき、切替スイッチ81の操作は親指101以外の指で行うようにすると、操作スイッチ82、83、84および切替スイッチ81の同時操作を容易にすることができる。切替スイッチ81を軸心92よりも前方に配置することにより、図16、図17に示すように、親指101以外の指、例えば人差し指102での切替スイッチ81の操作を容易にすることができる。切替スイッチ81を押し続けながら操作スイッチ82、83、84を押す操作が容易な構造であることから、乗員は操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を変更する操作を片手で素早く行うことができる。
また、この例では補助力設定スイッチ83、84は、切替スイッチ81よりも上方に配置されている。切替スイッチ81を補助力設定スイッチ83、84よりも前方に配置し、補助力設定スイッチ83、84を切替スイッチ81よりも上方に配置することで、人差し指102および親指101による切替スイッチ81および補助力設定スイッチ83、84の同時操作をより容易にすることができる。
また、この例では押し歩きスイッチ82は、軸心92よりも後方に配置されている。切替スイッチ81を軸心92よりも前方に配置し、押し歩きスイッチ82を軸心92よりも後方に配置することで、図17に示すように人差し指102および親指101による切替スイッチ81および押し歩きスイッチ82の同時操作をより容易にすることができる。
上記の例では、乗員が切替スイッチ81を押し続ける操作を行ったときに、操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を異ならせていた。乗員が切替スイッチ81に対して押し続ける操作以外の操作を行ったときには、操作スイッチ82、83、84にはさらに別の機能を担わせてもよい。例えば、電動補助自転車1が電動変速機を備える場合、乗員が切替スイッチ81をダブルクリックした後に、補助力設定スイッチ83、84をクリックすることで、電動変速機の変速段を変更してもよい。また、乗員が切替スイッチ81を長押しした後に、補助力設定スイッチ83、84をクリックすることで、同じアシストモードにおいて電動モータ53の出力特性を変更してもよい。
また、例えば、乗員が切替スイッチ81を1回クリックした後に切替スイッチ81を押し続ける操作を行ったときには、操作スイッチ82、83、84にはさらに別の機能を担わせてもよい。また、例えば、乗員が切替スイッチ81をn回クリックした後に切替スイッチ81を押し続ける操作を行ったときには、操作スイッチ82、83、84にはさらに別の機能を担わせてもよい。ここで、nは2以上の整数である。この場合、切替スイッチ81を押し続ける操作の直前に切替スイッチ81をクリックした回数に応じて、操作スイッチ82、83、84に担わせる機能を異ならせてもよい。
このように、切替スイッチ81が乗員からの複数種類の操作を受け付け可能であることにより、操作スイッチ82、83、84により多くの機能を担わせることができる。これにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員から多くの種類の指示を受け付けることができる。
上記の例では、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82を押し続けた場合に、電動補助自転車1は押し歩きモードを実行していた。別の動作例として、乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82を押し続けた場合に、押し歩きモードを実行してもよい。この場合、乗員が切替スイッチ81を押し続けている状態では、マイコン71は、押し歩きモードとは異なる機能を押し歩きスイッチ82に割り当てる。
図18は、乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82を押し続ける操作を示す図である。この例では、乗員が切替スイッチ81を押すことなく押し歩きスイッチ82を押し続けた場合は、電動補助自転車1は押し歩きモードを実行する。
乗員がペダル55を足で漕ぐことなく電動補助自転車1を手で押して徐行させながら押し歩きスイッチ82を指で押し続けると、マイコン71は、例えば、押し歩きスイッチ82が押し続けられていることを示す信号を制御装置60へ送信する。信号を受け取った制御装置60は、押し歩きモードを実行し、電動モータ53に補助力を発生させる制御を行う。乗員は、例えば、左手でハンドル14の左グリップ34(図4)を押しながら、左手の親指で押し歩きスイッチ82を押し続けることができる。
乗員が押し歩きスイッチ82を押し続けるのをやめると、押し歩きモードは終了する。
図19および図20は、乗員が切替スイッチ81を押し続けている状態で押し歩きスイッチ82を押したときの電動補助自転車1の動作の例を示す図である。
図19は、表示パネル72の表示が標準モード121であるときの動作の例を示している。例えば、図示される「ODO 189km」のように、表示エリア127にオドメータが表示されているときに、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82をクリックすると、マイコン71は、表示エリア127に表示する情報をトリップメータに変更する。図19の例では、トリップメータとして「TRIP 42.1km」が表示されている。さらに乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82をクリックすると、マイコン71は、表示エリア127に表示する情報を平均車速に変更する。図19の例では、平均車速として「AVE 8.7km/h」が表示されている。同様に、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82をクリックする毎に、表示エリア127に表示する情報は、最大車速、ケイデンス、・・・と順に切り替わっていき、最後の情報の表示の後、再びオドメータの表示に戻る。
乗員が切替スイッチ81を押すのをやめると、マイコン71はそのとき表示エリア127に表示されていた項目を表示し続ける。また、切替スイッチ81が押されない状態となることにより、マイコン71は、押し歩きスイッチ82の機能を、押し歩きモードを実行する指示を乗員から受け付ける機能に戻す。
図20は、表示パネル72の表示が設定モード123であるときの動作の例を示している。図20に示す例において、別の表示モードから設定モード123に変更された直後は、カーソル125は、表示パネル72の時計調整の項目を指す位置に表示される。
乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82をクリックすると、マイコン71は、カーソル125の表示位置を移動させ、カーソル125が指す項目を変更する。例えば、図20に示すように、カーソル125が指す項目を、時計調整の項目から距離の単位の切替えの項目に変更する。乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82をクリックする毎に、カーソル125が指す項目は順に変化していき、カーソル125は最後の項目を指し示した後、再び時計調整の項目を指し示す位置に戻る。
乗員が切替スイッチ81を押すのをやめると、マイコン71は、そのときカーソル125が指している項目を選択する。例えば、時計調整の項目が選択された場合、表示パネル72の表示は時計調整モードに移行する。時計調整モードでは、例えば、押し歩きスイッチ82をクリックする毎に、時の調整と分の調整とが切り替わる。また、補助力設定スイッチ83、84をクリックすることで、時および分の値を調整することができる。切替スイッチ81をクリックすると、表示パネル72の表示は設定モード123に戻る。
また、例えば、表示パネル72の表示がナビゲーションモード122であるときに、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら押し歩きスイッチ82をクリックすると、カメラのシャッターを切ってもよい。
次に、本実施形態に係る電動補助自転車1の変形例を説明する。図21および図22は、電動補助自転車1が備える操作装置80の変形例を示す図である。この例では、操作装置80は押し歩きスイッチ82を備えていない。
乗員が切替スイッチ81を押していない状態で補助力設定スイッチ83、84をクリックしたときは、上述したようにアシストモードを変更する動作が行われる。乗員が切替スイッチ81を押し続けている状態では、マイコン71は、アシストモードの変更とは異なる機能を補助力設定スイッチ83、84に割り当てる。図21に示す例では、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ83をクリックした場合は、表示パネル72の表示モードを変更する。
例えば、表示パネル72の表示が標準モード121であるときに、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ83をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示をナビゲーションモード122に変更する。さらに乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ83をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示を設定モード123に変更する。さらに乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ83をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示を標準モード121に戻す。
乗員が切替スイッチ81を押すのをやめると、マイコン71はそのときの表示モードを選択された表示モードとして設定し、表示パネル72はその設定された表示モードを維持する。また、切替スイッチ81が押されない状態となることにより、マイコン71は、補助力設定スイッチ83、84の機能をアシストモード変更の機能に戻す。
図22は、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ84を押し続ける操作を示している。この例では、乗員が切替スイッチ81を押し続けながら補助力設定スイッチ84を押し続けている場合は、マイコン71は押し歩きモードを電動補助自転車1に実行させる制御を行う。例えば、マイコン71は、乗員から押し歩きモードを実行する指示を受け付けたことを示す信号を制御装置60に送信する。信号を受け取った制御装置60は、押し歩きモードを実行し、電動モータ53に補助力を発生させる制御を行う。乗員が切替スイッチ81および補助力設定スイッチ84の少なくとも一方を押し続けるのをやめると、押し歩きモードは終了する。
このように、操作装置80が押し歩きスイッチ82を備えていない形態であっても、押し歩きモードを実行する指示を乗員から受け付けることができる。補助力設定スイッチ84が押し歩きスイッチ82の機能も担うことにより、操作装置80のスイッチの数を抑えながら、乗員から多くの種類の指示を受け付けることができる。
次に、本実施形態に係る電動補助自転車1の別の変形例を説明する。図23は、電動補助自転車1が備える操作装置80の別の変形例を示す図である。この例では、操作装置80は、上述したような左ハンドルバー32の軸心92よりも前方に配置された切替スイッチ81を備えていない。押し歩きスイッチ82が切替スイッチ81の機能も兼用する。
乗員が押し歩きスイッチ82を押していない状態で補助力設定スイッチ83、84をクリックしたときは、上述したようにアシストモードを変更する動作が行われる。乗員が押し歩きスイッチ82を押し続けている状態では、マイコン71は、アシストモードの変更とは異なる機能を補助力設定スイッチ83、84に割り当てる。図23に示す例では、乗員が押し歩きスイッチ82を押し続けながら補助力設定スイッチ83、84をクリックした場合は、表示パネル72の表示モードが変更される。親指で押し歩きスイッチ82を押し続けながら人差し指で補助力設定スイッチ83、84をクリックすることでこのような操作を実現することができる。
表示パネル72の表示が例えば標準モード121であるときに、乗員が押し歩きスイッチ82を押し続けながら補助力設定スイッチ84をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示をナビゲーションモード122に変更する。さらに乗員が押し歩きスイッチ82を押し続けながら補助力設定スイッチ84をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示を設定モード123に変更する。反対に、表示パネル72の表示が設定モード123であるときに、乗員が押し歩きスイッチ82を押し続けながら補助力設定スイッチ83をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示をナビゲーションモード122に変更する。さらに乗員が押し歩きスイッチ82を押し続けながら補助力設定スイッチ83をクリックすると、マイコン71は、表示パネル72の表示を標準モード121に変更する。
乗員が押し歩きスイッチ82を押すのをやめると、マイコン71はそのときの表示モードを選択された表示モードとして設定し、表示パネル72はその設定された表示モードを維持する。また、押し歩きスイッチ82が押されない状態となることにより、マイコン71は、補助力設定スイッチ83、84の機能をアシストモード変更の機能に戻す。
設定された表示モードにおいて表示内容の一部を変更したり時刻を設定したりする操作は、例えば、補助力設定スイッチ83、84、押し歩きスイッチ82、表示装置70の電源スイッチ73およびランプ点灯スイッチ74等を適宜組み合わせて行うことができる。
なお、乗員がペダル55を足で漕ぐことなく、電動補助自転車1を徐行させながら押し歩きスイッチ82を押し続ける状態では、押し歩きモードのみを実行し、上記の押し歩きスイッチ82と補助力設定スイッチ83、84を組み合わせた操作は受け付けないようにしてもよい。この場合、電動補助自転車1が押し歩きモードが実行されない状態であるときにのみ、上記の押し歩きスイッチ82と補助力設定スイッチ83、84を組み合わせた操作を受け付ける。電動補助自転車1が徐行以外の状態、例えば電動補助自転車1が停止または6km/hより大きい速度で走行しているときには、押し歩きモードは実行されず、上記の押し歩きスイッチ82と補助力設定スイッチ83、84を組み合わせた操作を受け付けるようにしてもよい。
この例では、押し歩きモードの実行を受け付ける押し歩きスイッチ82が、補助力設定スイッチ83、84に割り当てる機能を変更する指示を乗員から受け付ける。押し歩きスイッチ82が切替スイッチ81の機能も担うことにより、操作装置80のスイッチの数を抑えながら、乗員から多くの種類の指示を受け付けることができる。
また、切替スイッチ81は、レバー形スイッチであってもよい。図24は、左斜め前方から見た操作装置80を示す斜視図である。図24に示す例では、切替スイッチ81は、レバー形スイッチである。乗員は、切替スイッチ81のヒンジ85を指で押すことで、スイッチ操作を行うことができる。本明細書では、このような指で押すレバー形スイッチも押しボタンスイッチに含まれる。
また、表示装置70は、切替スイッチ81の乗員からの操作の受け付け状況を示す情報を表示してもよい。例えば、切替スイッチ81が押されたときは、表示パネル72の一部または全体の色が変化してもよい。図25は、例として、切替スイッチ81が押されている期間は、表示エリア131の色が変化する表示パネル72を示している。乗員は、表示装置70の表示内容を見ることで、操作スイッチ82、83、84を操作したときに電動補助自転車1はどのように動作するのかを認識することができる。
また、電動補助自転車1は、切替スイッチ81の乗員からの操作の受け付け状況を乗員へ報知する報知装置を備えていてもよい。図26は、報知装置の例として、スピーカ132およびランプ133を備える表示装置70を示している。例えば、切替スイッチ81が押されている期間は、スピーカ132は音を発生して、切替スイッチ81の押下操作を受け付けていることを乗員に報知する。また、例えば、切替スイッチ81が押されている期間は、ランプ133が点灯または点滅して、切替スイッチ81の押下操作を受け付けていることを乗員に報知する。乗員は、音および光により、操作スイッチ82、83、84を操作したときに電動補助自転車1はどのように動作するのかを認識することができる。なお、表示装置70は、スピーカ132およびランプ133の両方を備えていなくてもよく、いずれか一方のみを備えていてもよい。
上記の例では、スイッチ81、82、83、84は、乗員が指で押下して操作する押しボタンスイッチであったが、別のタイプのスイッチであってもよい。例えば、スイッチ81、82、83、84の少なくとも1つは、スライドスイッチまたは接触センサ等であってもよい。
例えば、切替スイッチ81がスライドスイッチである場合、切替スイッチ81を操作し続けている状態とは、乗員がスライドスイッチの操作部を初期位置からスライドさせ続けている状態である。乗員が切替スイッチ81を操作していない状態とは、乗員はスライドスイッチの操作部をスライドさせておらず、操作部が初期位置にある状態である。
例えば、切替スイッチ81が接触センサである場合は、切替スイッチ81を操作し続けている状態とは、乗員の指が接触センサに触れ続けている状態である。乗員が切替スイッチ81を操作していない状態とは、乗員の指が接触センサに触れていない状態である。
また、表示装置70または操作装置80がマイクロホンを有し、乗員が発する音声に応じて、操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を異ならせてもよい。
また、切替スイッチ81はロータリースイッチであってもよく、乗員がロータリースイッチを回転させた位置に応じて、操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を異ならせてもよい。
上記の説明では、電動補助自転車として二輪の電動補助自転車を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、電動補助自転車は三輪以上の電動補助自転車であってもよい。
また、上記の説明では、乗員がペダルを踏んで発生させる人力および電動モータが発生させる補助力が伝達される駆動輪は後輪であったが、本発明はこれに限定されない。電動補助自転車の形態に応じて、それら人力および補助力は前輪に伝達されてもよいし、前輪および後輪の両方に伝達されてもよい。
以上、本発明の例示的な実施形態を説明した。
上述したように、本発明の実施形態に係る電動補助自転車1は、乗員の人力を補助する補助力を発生させる電動モータ53と、乗員が手で握って操舵を行うハンドル14と、ハンドル14に設けられた操作装置80とを備える。操作装置80は、乗員からの操作を受け付ける操作スイッチ82、83、84と、操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を変更する操作を乗員から受け付ける切替スイッチ81とを備える。電動補助自転車1は、乗員が切替スイッチ81を操作し続けている状態で操作スイッチ82、83、84を操作したときと、乗員が切替スイッチ81を操作していない状態で操作スイッチ82、83、84を操作したときとで、電動補助自転車1に実行させる動作を異ならせる制御を行う制御回路60、71とをさらに備える。
本発明の実施形態によれば、乗員が切替スイッチ81を操作し続けている状態で操作スイッチ82、83、84を操作したときと、乗員が切替スイッチ81を操作していない状態で操作スイッチ82、83、84を操作したときとで、電動補助自転車1に実行させる動作を異ならせる。これにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられた操作スイッチ82、83、84に複数の機能を担わせることができる。スイッチの数を抑えながら乗員から多くの種類の指示を受け付けることができる。操作装置80の小型化を実現し、デザインの自由度を向上させることができる。
ある実施形態において、切替スイッチ81は乗員からの複数種類の操作を受け付け可能であり、制御回路60、71は、切替スイッチ81が受け付けた操作の種類に応じて、乗員が操作スイッチ82、83、84を操作したときに電動補助自転車1に実行させる動作を変更する制御を行ってもよい。
これにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられた操作スイッチ82、83、84により多くの機能を担わせることができる。電動補助自転車1のハンドル14に設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員から多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、操作スイッチ82、83、84のいずれかが、操作スイッチと切替スイッチの両方の機能を兼ねていてもよい。例えば、操作スイッチ82が切替スイッチの機能を兼ねていてもよい。この場合、制御回路60、71は、切替スイッチ(操作スイッチ82)が単独で操作されたときは、操作スイッチ83、84に割り当てる機能を変更する動作とは異なる第1の動作を電動補助自転車1に実行させてもよい。制御回路60、71は、操作スイッチ83、84が単独で操作されたときは、第1の動作とは異なる第2の動作を電動補助自転車1に実行させてもよい。制御回路60、71は、切替スイッチ(操作スイッチ82)が操作され続けている状態で操作スイッチ83、84が操作されたときは、第1および第2の動作とは異なる第3の動作を電動補助自転車1に実行させてもよい。
操作スイッチ83、84に割り当てる機能を変更することとは別の機能を切替スイッチ(操作スイッチ82)に担わせることにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。これにより、スイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、操作装置80は、複数の操作スイッチ82、83、84を有し、制御回路60、71は、切替スイッチ81が受け付けた乗員の操作に応じて、乗員が操作スイッチ82、83、84のそれぞれを操作したときに電動補助自転車1に実行させる動作を変更する制御を行ってもよい。
これにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられた複数の操作スイッチ82、83、84のそれぞれに複数の機能を担わせることができる。電動補助自転車1のハンドル14に設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、切替スイッチ81は押しボタンスイッチであり、乗員が切替スイッチ81を操作し続けている状態は、乗員が切替スイッチ81を押し続けている状態である。この場合、制御回路60、71は、乗員が切替スイッチ81を押し続けている状態で操作スイッチ82、83、84を操作したときと、乗員が切替スイッチ81を押していない状態で操作スイッチ82、83、84を操作したときとで、電動補助自転車1に実行させる動作を異ならせる制御を行ってもよい。
切替スイッチ81を押し続けるという乗員にとって容易な操作により、操作スイッチ82、83、84に複数の機能を担わせることができる。
ある実施形態において、操作スイッチ82、83、84は押しボタンスイッチである。この場合、制御回路60、71は、乗員が切替スイッチ81を押し続けている状態で操作スイッチ82、83、84を押したときと、乗員が切替スイッチ81を押していない状態で操作スイッチ82、83、84を押したときとで、電動補助自転車1に実行させる動作を異ならせる制御を行ってもよい。
切替スイッチ81を押し続けながら操作スイッチ82、83、84を押すという乗員にとって容易な操作により、操作スイッチ82、83、84に複数の機能を担わせることができる。
ある実施形態において、操作スイッチ82、83、84および切替スイッチ81は、乗員が指で操作するスイッチであり、切替スイッチ81と操作スイッチ82、83、84とのうちの一方は、他方よりも前方に配置されていてもよい。
これにより、乗員の二本の指で切替スイッチ81および操作スイッチ82、83、84の同時操作を容易に行うことができる。例えば、一方のスイッチを人差し指または中指で操作しながら、他方のスイッチを親指で操作することが容易にできる。切替スイッチ81を操作し続けている状態での操作スイッチ82、83、84の操作が容易な構造であることから、乗員は操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を変更する操作を素早く行うことができる。
ある実施形態において、切替スイッチ81および操作スイッチ82、83、84は、電動補助自転車1の前後方向において互いに重なる位置関係で配置されていてもよい。例えば、切替スイッチ81および操作スイッチ82は、電動補助自転車1の前後方向において互いに重なる位置関係で配置されていてもよい。
これにより、操作スイッチ82、83、84および切替スイッチ81の一方を人差し指または中指で操作しながら、他方を親指で操作することが容易にできる。切替スイッチ81を操作し続けている状態での操作スイッチ82、83、84の操作が容易な構造であることから、乗員は操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を変更する操作を素早く行うことができる。
ある実施形態において、切替スイッチ81は、乗員が指で操作するスイッチであり、切替スイッチ81の少なくとも一部は、ハンドル14の操作装置80が設けられた位置におけるハンドル14の軸心92よりも前方に配置されていてもよい。
電動補助自転車1の車両構造において、操作スイッチ82、83、84の操作を乗員の親指で行う形態では、切替スイッチ81の操作は親指以外の指で行うようにすると、操作スイッチ82、83、84および切替スイッチ81の同時操作を容易にすることができる。切替スイッチ81をハンドル14の軸心92よりも前方に配置することにより、親指以外の指、例えば人差し指または中指での切替スイッチ81の操作を容易にすることができる。切替スイッチ81を操作し続けている状態での操作スイッチ82、83、84の操作が容易な構造であることから、乗員は操作スイッチ82、83、84に割り当てる機能を変更する操作を素早く行うことができる。
ある実施形態において、操作スイッチ82、83、84は、乗員が指で操作するスイッチであり、操作スイッチ82、83、84の少なくとも一部は、ハンドル14の軸心92よりも後方に配置されていてもよい。
これにより、操作スイッチ82、83、84を乗員の親指で操作しやすい位置に配置することができる。切替スイッチ81をハンドル14の軸心92よりも前方に配置し、操作スイッチ82、83、84をハンドル14の軸心92よりも後方に配置することで、操作スイッチ82、83、84および切替スイッチ81の同時操作を容易にすることができる。
ある実施形態において、操作スイッチ82、83、84は、乗員が指で操作するスイッチであり、操作スイッチ82、83、84の少なくとも一部は、切替スイッチ81よりも上方に配置されていてもよい。
これにより、操作スイッチ82、83、84を乗員の親指で操作しやすい位置に配置することができる。切替スイッチ81をハンドル14の軸心92よりも前方に配置し、操作スイッチ82、83、84を切替スイッチ81よりも上方に配置することで、人差し指および親指による切替スイッチ81および操作スイッチ82、83、84の同時操作を容易にすることができる。
ある実施形態において、操作スイッチ83、84は、電動モータ53の補助力を設定する補助力設定スイッチ83、84である。この場合、制御回路60、71は、乗員が切替スイッチ81を操作し続けている間は、電動モータ53の補助力の設定とは異なる機能を補助力設定スイッチ83、84に割り当ててもよい。
補助力設定スイッチ83、84が複数種類の機能を担うことにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、電動補助自転車1は、電動補助自転車1に関する情報を表示する表示装置70をさらに備えてもよい。この場合、制御回路60、71は、乗員が切替スイッチ81を操作し続けながら補助力設定スイッチ83、84を操作すると、表示装置70の表示モードを変更させる制御を行ってもよい。
補助力設定スイッチ83、84が複数種類の機能を担うことにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、制御回路60、71は、乗員が切替スイッチ81を操作し続けながら補助力設定スイッチ83、84を操作し続けている場合は、乗員が電動補助自転車1を押し歩きするときに電動モータ53に補助力を発生させる押し歩きモードを電動補助自転車1に実行させる制御を行ってもよい。
これにより、操作装置80に押し歩きモード用のスイッチを設けなくても、押し歩きモードを実行する指示を乗員から受け付けることができる。補助力設定スイッチ83、84が複数種類の機能を担うことにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、操作スイッチは、乗員が電動補助自転車1を押し歩きするときに電動モータ53に補助力を発生させる押し歩きモードを実行する指示を、乗員から受け付ける押し歩きスイッチ82であってもよい。
押し歩きモードの実行の指示を受け付ける押し歩きスイッチ82が、複数種類の機能を担うことにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、制御回路60、71は、乗員が切替スイッチ81を操作し続けながら押し歩きスイッチ82を操作し続けている場合は、押し歩きモードを電動補助自転車1に実行させる制御を行ってもよい。
切替スイッチ81を操作し続けながら押し歩きスイッチ82を操作し続けている場合に押し歩きモードを実行する。これにより、指または荷物による押し歩きスイッチ82への意図しない接触等により押し歩きモードが実行されることを抑制することができる。
ある実施形態において、制御回路60、71は、押し歩きスイッチ82が単独で操作された場合は、押し歩きモードとは異なる動作を電動補助自転車1に実行させる制御を行ってもよい。
切替スイッチ81の操作の有無に応じて、押し歩きスイッチ82に割り当てる機能を変更する。これにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、切替スイッチは、乗員が電動補助自転車1を押し歩きするときに電動モータ53に補助力を発生させる押し歩きモードを実行する指示を、乗員から受け付ける押し歩きスイッチ82であってもよい。
押し歩きモードの実行を受け付ける押し歩きスイッチ82が、操作スイッチ83、84に割り当てる機能を変更する指示を乗員から受け付ける。特定の機能を担うスイッチ82が、操作スイッチ83、84に割り当てる機能を変更する指示を乗員から受け付ける機能も担うことにより、電動補助自転車1のハンドル14に設けられるスイッチの数を抑えながら、乗員からより多くの種類の指示を受け付けることができる。
ある実施形態において、電動補助自転車1は、切替スイッチ81の乗員からの操作の受け付け状況を乗員へ報知する報知装置132、133をさらに備えてもよい。
乗員からの操作の受け付け状況を乗員へ知らせることで、乗員は操作スイッチ82、83、84を操作したときに電動補助自転車1はどのように動作するのかを認識することができる。
ある実施形態において、電動補助自転車1は、切替スイッチ81の乗員からの操作の受け付け状況を示す情報を表示する表示装置70をさらに備えてもよい。
乗員は、表示装置70に表示された情報を見ることで、操作スイッチ82、83、84を操作したときに電動補助自転車1はどのように動作するのかを認識することができる。
以上、本発明の実施形態を説明した。上述の実施形態の説明は、本発明の例示であり、本発明を限定するものではない。また、上述の実施形態で説明した各構成要素を適宜組み合わせた実施形態も可能である。本発明は、特許請求の範囲またはその均等の範囲において、改変、置き換え、付加および省略などが可能である。
本発明は、操作装置を有する電動補助自転車に特に有用である。
1 電動補助自転車
2 ヘッドランプ
4 トップチューブ
5 ダウンチューブ
6 ブラケット
7 チェーンステイ
8 ブレーキ
9 ブレーキ
11 車体フレーム
12 ヘッドパイプ
13 ステム
14 ハンドル
15 フロントフォーク
16 シートチューブ
17 サドルパイプ
18 フェンダー
19 シートステイ
21 前輪
22 後輪
23 サドル
24 チェーン
25 従動スプロケット
26 駆動軸
27 ワンウェイクラッチ
28 変速機構
29 変速機構
31 右ハンドルバー
32 左ハンドルバー
33 右グリップ
34 左グリップ
35 前輪ブレーキレバー
36 後輪ブレーキレバー
37 変速操作器
38 変速操作器
41 トルクセンサ
42 クランク回転センサ
43 ワンウェイクラッチ
44 ワンウェイクラッチ
45 減速機
46 モータ回転センサ
47 変速段センサ
48 変速段センサ
49 スピードセンサ
51 駆動ユニット
53 電動モータ
54 クランクアーム
55 ペダル
56 バッテリ
57 クランク軸
58 合成機構
59 駆動スプロケット
60 制御装置
61 演算回路
62 メモリ
63 モータ駆動回路
70 表示装置
71 マイクロコントローラ
72 表示パネル
73 電源スイッチ
74 ランプ点灯スイッチ
75 内蔵バッテリ
76 RAM
77 ROM
80 操作装置
81 切替スイッチ
82 押し歩きスイッチ
83 補助力設定スイッチ
84 補助力設定スイッチ
85 ヒンジ
92 軸心
93 配線
94 配線
97 クランプ
98 クランプ
101 親指
102 人差し指
111 クリック操作
112 押し続ける操作
121 標準モード
122 ナビゲーションモード
123 設定モード
125 カーソル
126 表示エリア
127 表示エリア
131 表示エリア
132 スピーカ
133 ランプ

Claims (19)

  1. 乗員の人力を補助する補助力を発生させる電動モータを備えた電動補助自転車であって、
    前記乗員が手で握って操舵を行うハンドルと、
    前記ハンドルに設けられ、前記乗員からの操作を受け付ける操作スイッチ、および前記操作スイッチに割り当てる機能を変更する操作を前記乗員から受け付ける切替スイッチを有する操作装置と、
    前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けている状態で前記操作スイッチを操作したときと、前記乗員が前記切替スイッチを操作していない状態で前記操作スイッチを操作したときとで、前記電動補助自転車に実行させる動作を異ならせる制御を行う制御回路と、
    を備え
    前記操作スイッチは、前記電動モータの補助力を設定する補助力設定スイッチであり、
    前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けている間は、前記電動モータの補助力の設定とは異なる機能を前記補助力設定スイッチに割り当てる、電動補助自転車。
  2. 乗員の人力を補助する補助力を発生させる電動モータを備えた電動補助自転車であって、
    前記乗員が手で握って操舵を行うハンドルと、
    前記ハンドルに設けられ、前記乗員からの操作を受け付ける操作スイッチ、および前記操作スイッチに割り当てる機能を変更する操作を前記乗員から受け付ける切替スイッチを有する操作装置と、
    前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けている状態で前記操作スイッチを操作したときと、前記乗員が前記切替スイッチを操作していない状態で前記操作スイッチを操作したときとで、前記電動補助自転車に実行させる動作を異ならせる制御を行う制御回路と、
    を備え、
    前記操作スイッチは、前記乗員が前記電動補助自転車を押し歩きするときに前記電動モータに補助力を発生させる押し歩きモードを実行する指示を、前記乗員から受け付ける押し歩きスイッチである電動補助自転車。
  3. 乗員の人力を補助する補助力を発生させる電動モータを備えた電動補助自転車であって、
    前記乗員が手で握って操舵を行うハンドルと、
    前記ハンドルに設けられ、前記乗員からの操作を受け付ける操作スイッチ、および前記操作スイッチに割り当てる機能を変更する操作を前記乗員から受け付ける切替スイッチを有する操作装置と、
    前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けている状態で前記操作スイッチを操作したときと、前記乗員が前記切替スイッチを操作していない状態で前記操作スイッチを操作したときとで、前記電動補助自転車に実行させる動作を異ならせる制御を行う制御回路と、
    を備え、
    前記切替スイッチは、前記乗員が前記電動補助自転車を押し歩きするときに前記電動モータに補助力を発生させる押し歩きモードを実行する指示を、前記乗員から受け付ける押し歩きスイッチである電動補助自転車。
  4. 前記切替スイッチは前記乗員からの複数種類の操作を受け付け可能であり、
    前記制御回路は、前記切替スイッチが受け付けた前記操作の種類に応じて、前記乗員が前記操作スイッチを操作したときに前記電動補助自転車に実行させる動作を変更する制御を行う、請求項1から3のいずれかに記載の電動補助自転車。
  5. 前記切替スイッチは、前記乗員が指で操作するスイッチであり、
    前記制御回路は、
    前記切替スイッチが単独で操作されたときは、前記操作スイッチに割り当てる機能を変更する動作とは異なる第1の動作を前記電動補助自転車に実行させ、
    前記操作スイッチが単独で操作されたときは、前記第1の動作とは異なる第2の動作を前記電動補助自転車に実行させ、
    前記切替スイッチが操作され続けている状態で前記操作スイッチが操作されたときは、前記第1および第2の動作とは異なる第3の動作を前記電動補助自転車に実行させる制御を行う、請求項1から4のいずれかに記載の電動補助自転車。
  6. 前記操作装置は、複数の前記操作スイッチを有し、
    前記制御回路は、前記切替スイッチが受け付けた前記乗員の前記操作に応じて、前記乗員が前記操作スイッチのそれぞれを操作したときに前記電動補助自転車に実行させる動作を変更する制御を行う、請求項1からのいずれかに記載の電動補助自転車。
  7. 前記切替スイッチは押しボタンスイッチであり、
    前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けている状態は、前記乗員が前記切替スイッチを押し続けている状態であり、
    前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを押し続けている状態で前記操作スイッチを操作したときと、前記乗員が前記切替スイッチを押していない状態で前記操作スイッチを操作したときとで、前記電動補助自転車に実行させる動作を異ならせる制御を行う、請求項1からのいずれかに記載の電動補助自転車。
  8. 前記操作スイッチは押しボタンスイッチであり、
    前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを押し続けている状態で前記操作スイッチを押したときと、前記乗員が前記切替スイッチを押していない状態で前記操作スイッチを押したときとで、前記電動補助自転車に実行させる動作を異ならせる制御を行う、請求項に記載の電動補助自転車。
  9. 前記操作スイッチおよび前記切替スイッチは、前記乗員が指で操作するスイッチであり、
    前記操作スイッチおよび前記切替スイッチの一方は、他方よりも前方に配置されている、請求項1からのいずれかに記載の電動補助自転車。
  10. 前記操作スイッチおよび前記切替スイッチは、前記電動補助自転車の前後方向において互いに重なる位置関係で配置されている、請求項1からのいずれかに記載の電動補助自転車。
  11. 前記切替スイッチは、前記乗員が指で操作するスイッチであり、
    前記切替スイッチの少なくとも一部は、前記ハンドルの前記操作装置が設けられた位置における前記ハンドルの軸心よりも前方に配置されている、請求項1または2に記載の電動補助自転車。
  12. 前記操作スイッチは、前記乗員が指で操作するスイッチであり、
    前記操作スイッチの少なくとも一部は、前記ハンドルの前記軸心よりも後方に配置されている、請求項11に記載の電動補助自転車。
  13. 前記操作スイッチは、前記乗員が指で操作するスイッチであり、
    前記操作スイッチの少なくとも一部は、前記切替スイッチよりも上方に配置されている、請求項11または12に記載の電動補助自転車。
  14. 前記電動補助自転車に関する情報を表示する表示装置をさらに備え、
    前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けながら前記補助力設定スイッチを操作すると、前記表示装置の表示モードを変更させる制御を行う、請求項に記載の電動補助自転車。
  15. 前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けながら前記補助力設定スイッチを操作し続けている場合は、前記乗員が前記電動補助自転車を押し歩きするときに前記電動モータに補助力を発生させる押し歩きモードを前記電動補助自転車に実行させる制御を行う、請求項に記載の電動補助自転車。
  16. 前記制御回路は、前記乗員が前記切替スイッチを操作し続けながら前記押し歩きスイッチを操作し続けている場合は、前記押し歩きモードを前記電動補助自転車に実行させる制御を行う、請求項に記載の電動補助自転車。
  17. 前記制御回路は、前記押し歩きスイッチが単独で操作された場合は、前記押し歩きモードとは異なる動作を前記電動補助自転車に実行させる制御を行う、請求項16に記載の電動補助自転車。
  18. 前記切替スイッチの前記乗員からの操作の受け付け状況を前記乗員へ報知する報知装置をさらに備える、請求項1から17のいずれかに記載の電動補助自転車。
  19. 前記切替スイッチの前記乗員からの操作の受け付け状況を示す情報を表示する表示装置をさらに備える、請求項1から18のいずれかに記載の電動補助自転車。
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