JP6903049B2 - 間隔保持部材およびこれを用いる重ね板ばね - Google Patents

間隔保持部材およびこれを用いる重ね板ばね Download PDF

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Description

本開示は、車両等に用いられる懸架装置に使用される間隔保持部材およびこれを用いる重ね板ばねに関する。
従来、板状の鋼材(鋼板)の板ばねからなる懸架装置は、四輪等の車両に多く使用されている。
近年は車両の軽量化が要求され、それに伴って板ばねが用いられる懸架装置の軽量化も要求される。一方で、軽量化に際しての懸架装置の信頼性の向上も指向されている。信頼性には、遅れ破壊や疲れ破壊の抑制が含まれる。
車輪の車軸と車体側のシャーシとの間には、板ばねを複数枚重ねて構成される懸架装置が配設されている。
車輪が取り付けられる車軸は、ハウジングに回転自在に支持される。ハウジングは、例えばUボルトを介して板ばねを用いる懸架装置に懸架される。板ばねの端部には目玉部が形成され、目玉部が車体を構成するシャーシに固定されている。
複数枚の板ばねの中央部近傍の両側がUボルトで束ねて固定されている。板ばねの間には、車両の走行時に、板ばねの擦れ防止を目的にスペーサが板ばねの中央部に設けられている。板ばねが擦れた場合、表面のメッキ層が剥がれ腐食し、板ばねの折損に至るからである。また、高さを調整するため等の目的で、板ばねの間に座金が設けられる場合がある。
なお、本願に係る文献公知発明として下記の特許文献1がある。
実公昭62−34038号公報
ところで、板ばねにおいて、スペーサや座金などの間隔保持部材の端部に隣接する箇所は、自由端となる板ばねの目玉部に対して固定端となり、片持ち梁の状態となる。そのため、スペーサの端部や座金の端部に隣接する板ばねの箇所は最大モ−メントが生じ、最大応力部となる。
加えて、板ばねの中央部は下方に湾曲する形状であるので、間隔保持部材の端部とその下方の板ばねとの境界に、雨水、泥はね等による水分や腐食性物質、異物が入り込み、かつ滞留する。この箇所から、板ばね腐食が発生し、板ばねが早期折損するおそれがある。
本発明は上記実状に鑑み創案されたものであり、耐久性および、信頼性が高い間隔保持部材およびこれを用いる重ね板ばねの提供を目的とする。
前記課題を解決するため、第1の本発明の間隔保持部材は、板ばね間に設けられる間隔保持部材であって、本体部と、前記本体部の端部に、前記本体部の下面より下方にある下面を有するとともに前記本体部の上面より上方にある上面を有して設けられ、隣接する前記板ばねに密着して外部空間からシールするシール部とを有し、前記本体部は、厚み一定の板状部材であり、前記シール部は、前記本体部における前記板ばねの長手方向の端部に設けられ、前記板ばねが板厚方向に押されて固定された際に変形して隣接する前記板ばねに密着して当該長手方向の外部空間からシールし、前記本体部の端部と、前記シール部とは接着または嵌合の少なくともいずれか一方により固定されている。
第1の本発明によれば、シール部で本体部近傍がシールされるので、本体部近傍の板ばねにおける腐食発生が防止される。
第2の本発明の重ね板ばねは、複数の板ばねと、前記板ばねの間に設けられ、第1の本発明の前記間隔保持部材とを備えている。
第2の本発明によれば、第1の本発明の効果を奏する重ね板ばねを得られる。
本発明によれば、耐久性および、信頼性が高い間隔保持部材およびこれを用いる重ね板ばねを実現できる。
本発明の実施形態に係るシャーシに取り付けられた板ばねを用いる懸架装置を示す正面図。 スペーサを示す斜視図。 図2AのI方向矢視図。 その他の実施形態のスペーサを示す斜視図、 図3AのIII方向矢視図。 その他の実施形態のスペーサを示す斜視図、 図4AのIV方向矢視図。 図2BのII方向矢視拡大図、 シール部形成前のスペーサの本体部の端部の図2BのII方向矢視拡大図。 実施形態2の懸架装置の親ばねの板ばねが固定された状態の正面拡大図。 スペーサを示す斜視図、 図7AのV−V断面図。 その他の実施形態の懸架装置の板ばねが固定された状態の正面拡大模式図。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<<実施形態1>>
図1は本発明の実施形態1に係るシャーシに取り付けられた板ばねを用いる懸架装置を示す正面図である。
板ばね1を用いる実施形態1の懸架装置Sは、トラック等の車両(図示せず)の車体に備わり車軸11を支持する。車体とは具体的にはシャーシ10である。
実施形態1の懸架装置Sは、板ばね1a(1)で構成される親ばね2と、板ばね1b(1)で構成される子ばね3とを有する。子ばね3は親ばね2の上方に設けられている。なお、子ばね3を備えない懸架装置Sであってもよい。
懸架装置Sは、親ばね2の両端にカール状に巻かれた目玉部20aを有する。懸架装置Sは目玉部20aを介してシャーシ10に固定される。
シャーシ10は、前後方向に延伸するフレームで構成され、懸架装置Sを取り付ける前方取付部12と後方取付部13とを有する。
車輪Wが取り付けられる車軸11は、ハウジング11aに回転自在に支持される。ハウジング11aは、一対のUボルト11bで懸架装置Sに懸架されている。
親ばね2を形成する板ばね1a(1)の中央には、挿通孔(図示せず)が形成されている。また、子ばね3を形成する板ばね1b(1)の中央には、挿通孔(図示せず)が形成されている。親ばね2の板ばね1aの挿通孔と子ばね3を形成する板ばね1bの挿通孔とに、挿通されたセンターボルトb1がナットn1に締結され、親ばね2の中央部と子ばね3の中央部とが固定されている。
Uボルト11bは、親ばね2の板ばね1aと子ばね3の板ばね1bとを、センターボルトb1を挟んだ両側で束ねて固定している。
<間隔保持部材>
図1に示す親ばね2の板ばね1aの間には、扁平な形状の間隔保持部材が設けられている。同様に、子ばね3の板ばね1bの間にも、扁平な形状の間隔保持部材が設けられている。以下では、親ばね2の板ばね1aの間に設けられるスペーサ4を例に挙げて説明する。
図2A、図2Bに示すように、スペーサ4は、本体部4hと両端部の弾性材料ないし密封性を有する材料等からなるシール部4dとを有している。本体部4hは、例えば、亜鉛めっき鋼板(SGCC)等の金属、POM(polyoxymethylene)等の樹脂で形成されている。シール部4dは、例えば、NBR等のゴム、エラストマ、ウレタン等の樹脂で形成されている。シール部4dの材料は本体部4hを密閉する機能が果たせれば、他の材料を用いてもよい。
シール部4dの厚さ寸法s1は、ある実施形態では、本体部4hの厚さ寸法s2より大きくなっている。
本体部4hの端部と、シール部4dとは接着により固定されるので、本体部4hとシール部4dとを確実に一体化することができる。
スペーサ4の両端部のシール部4dは、親ばね2の板ばね1aが、センターボルトb1、Uボルト11b(図1参照)によりそれぞれ締結された状態で、厚さ方向に弾性変形し隣接する板ばね1aに密着する。これにより、スペーサ4の本体部4hを、板ばね1aの長手方向の外部空間からシール(密封)する。そのため、ある実施形態では、シール部4dの厚さ寸法s1は、本体部4hの厚さ寸法s2より厚い寸法に設定されている。また、さらに他の実施形態では、シール部4dの厚さ寸法s1は、隣接する板ばね1a間の寸法より大きな寸法を有している。
図3Aはその他の実施形態のスペーサを示す斜視図であり、図3Bは図3AのIII方向矢視図である。
この実施形態において、シール部14dの厚さ寸法s5は、本体部14hの端部近くが本体部14hの厚さ寸法s6とほぼ同じ寸法を有し、本体部14hの端部から離れるに従って厚くなる寸法を有している。そして、シール部14dの厚さ寸法s5は、隣接する板ばね1の間の寸法より大きな寸法を有している。また、懸架装置Sに過大な荷重が与えられた場合も、板ばね1の間をそれぞれシールすることができるように厚さ寸法s5が設定されている。
図4Aはその他の実施形態のスペーサを示す斜視図であり、図4Bは図4AのIV方向矢視図である。
この実施形態において、シール部34dの厚さ寸法s9が本体部34hの厚さ寸法s10から凸状に湾曲した形状の曲率をもって増加するように構成することができる。
さらに、その他の実施形態として、シール部34dの厚さ寸法s9が本体部34hの厚さ寸法s10から凹状に湾曲した形状の曲率をもって増加するように構成することができる。
上記構成により、センターボルトb1、Uボルト11bにより締結された状態で、シール部4dが厚さ方向に弾性変形し隣接する板ばね1aにそれぞれ当接し密着する。これにより、スペーサ4の本体部4hの両側(板ばね1aの長手方向の両側)をシール部4dでシールし、スペーサ4近傍の板ばね1aへの水分、腐食性物質や異物等の侵入を防ぐことができる。また、シール部4dは、十分に軟質な材料でできているから、板ばねの弾性変形量(または、ばね定数)に影響を与えることはない。
また、シール部4dの厚さ寸法s1は、懸架装置Sが取り付けられる車両が走行し、ワインドアップ等、板ばねが大きく変形した場合にも、シール部4dによりスペーサ4の本体部4hをシール部4dの近傍の封止性を維持できるように、厚さ寸法s1が設定されている。これにより、本体部4hの板ばね1aの長手方向の両端部は、車両の走行状態においても、シール部4dにより確実にシールされる。
なお、スペーサ4は、親ばね2の板ばね1aの間および子ばね2の板ばね1bの間のうちの一部に設ける構成としてもよい。
<間隔保持部材の製造>
図5Aは図2BのII方向矢視拡大図であり、図5Bはシール部形成前の間隔保持部材の本体部の端部の図2BのII方向矢視拡大図である。
ある実施形態においては、間隔保持部材を製造するに際しては、亜鉛めっき鋼板(SGCC)等の金属の平板の端部にシール部を加硫接着または接着層を介して接着する。その他の実施形態においては、まず図5Bに示すように、端部に、例えば、くさび形状の凹部4h1を有する本体部4hをプレス加工で形成する。その後、例えば、液状のゴムの原材料を本体部4hの端部の凹部4h1内に流し込んで被接合部4d1を有するシール部4dが形成され、図5Aに示すスペーサ4が形成される。また、別の実施形態において、本体部の端部とシール部の端部とを嵌合させることにより固定させても良い。
本体部4hの端部と、シール部4dとは接着または嵌合の少なくともいずれか一方により固定されるので、本体部4hとシール部4dとを確実に一体化することができる。
<座金体5の変形例>
間隔保持部材としての座金体5においても、スペーサ4と同様な構成のシール部5dと座金部5hをもつ座金体5とすることができる。
そのため、座金体5のシール部5dで板ばね1をシールすることができる。また、シール部5dは、十分に軟質な材料でできているから、板ばねの弾性変形量(または、ばね定数)に影響を与えることはない。
<<実施形態2>>
図6は、実施形態2の懸架装置の板ばねが固定された状態の正面拡大図である。
図7Aは、スペーサを示す斜視図であり、図7Bは、図7AのV−V断面図である。
実施形態2のスペーサ44は、中央の本体部44hを弾性体のシール部44dで覆う構成としたものである。
その他の構成は、実施形態1と同様であるから、同様な構成要素には同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
スペーサ44中央の本体部44hは、弾性体等のシール部44dがコーティングされ覆われている。
本体部44hは、亜鉛めっき鋼板(SGCC)等の金属、POM(polyoxymethylene)等の樹脂、水密性を有する材料等で形成されている。シール部44dは、NBR等のゴム、エラストマ、ウレタン等の樹脂等で形成されている。シール部44dの材質は本体部44hを密閉する機能が果たせれば、他の材料を用いてもよい。
スペーサ44は、水や腐食性物質、異物等が板ばね1の中央部に入り込む可能性をさらに低下させるため、中央の本体部44hの表面をシール部44dでコーティング等して覆っている。
シール部44dの端部44d1の厚さ寸法s11は、スペーサ44の本体部44hを覆う中央部44d2の厚さ寸法s12より大きくなっている。また、端部44d1の厚さ寸法s11は、懸架装置Sに過大な荷重が印加された場合も、板ばね1の間をそれぞれシールすることができる寸法s11に設定されている。
上記構成により、図6に示すように、センターボルトb1、Uボルト11b等(図1参照)で板ばね1(1a、1b)の中央部を締結して固定した場合に、端部44d1が弾性変形して圧縮され隣接する板ばね1に密着して本体部44hの側が端部44d1によりシールされる。
加えて、本体部44hの上下は、シール部44dの中央部44d2で覆われシールされているので、板ばね1の腐食リスクをさらに低下させる。
また、本体部44hとシール部44dとが一体に形成されているので、シール部44dのシール効果が高まる。
間隔保持部材としての座金体45も、スペーサ44(図7A参照)と同様、中央の座金部45hの表面がシール部45dで覆われシールされる座金体とすることができる。
これにより、板ばね1の中央部側が座金体45のシール部45dの端部45d1および中央部45d2でシールされるので、板ばね1の中央部側に水、腐食性物質、砂、泥等の異物が侵入することが抑制または防止される。そのため、板ばね1が腐食する可能性を大きく低下させることができる。
以上説明したように、間隔保持部材は、スペーサ(4、14等)または座金(5、15等)であれば、説明した効果を奏するスペーサ(4、14等)または座金(5、15等)を得られる。
また、重ね板ばね(懸架装置S)は、複数の板ばね1a、1bと、板ばね1a、1bの間に設けられ、前記した間隔保持部材とを備えれば、前記した効果を奏する重ね板ばねを得られる。
<<その他の実施形態>>
1.前記実施形態1では、スペーサ4のシール部4dを本体部4hの両端部に一体に形成する場合を例示したが、スペーサ4の本体部(間隔保持部材)を本体部より厚い厚さをもつシール部(シール部材)と別体に構成し、シール部を本体部の両端部に隣接または密着して板ばね1の間に設け、板ばね1を、センターボルトb1、Uボルト11bを締結して固定し、本体部近傍の板ばね1をシールする構成としてもよい。
2.前記実施形態1、2等では、スペーサ4のシール部4dを本体部4hの厚さより厚い場合を説明したが、シール部4dの一部に本体部4hの厚さより厚い箇所を形成し、シール部4dの厚い箇所を圧縮変形させて板ばね1に密着させて、シール部4dで本体部4h近傍の板ばね1をシールする構成としてもよい。
3.前記実施形態1、2では、板ばね1が平板状の場合を例示して説明したが、図8に示す厚さが変化する板ばね1cの場合にも、実施形態1の構成を適用できる。図8は、その他の実施形態の懸架装置の板ばねが固定された状態の正面拡大模式図である。
その他の実施形態の懸架装置Sは以下の構成を有している。
スペーサ94の本体部94hを、隣接する板ばね1cの形状に沿った形状とする。そして、スペーサ94のシール部94dの厚さ寸法を板ばね1c間の寸法s21より厚い寸法とする。
シール部94dの変形前の厚さ寸法は、スペーサ94を挟んだ板ばね1cがセンターボルトb1、Uボルト11bで締結固定された際に、隣接する板ばね1cに密着してシールできる寸法に設定する。また、板ばね1cを用いる懸架装置Sに過負荷が加わった場合も、スペーサ94のシール部94dが、隣接する板ばね1cに密着してシールできる寸法とする。
本構成は、隣接する板ばね1cの間に設けられる座金体95においても適用できる。つまり、座金体95の座金部95hを、隣接する板ばね1cの形状に沿った形状とする。そして、座金体95のシール部95dの変形前の厚さ寸法を挟まれる板ばね1c間の寸法s21より厚い寸法とする。
シール部95dの変形前の厚さ寸法は、座金体95を挟んだ板ばね1cがセンターボルトb1、Uボルト11bで締結固定された際に、隣接する板ばね1cに密着してシールできる寸法に設定する。また、板ばね1cを用いる懸架装置Sに過負荷が加わった場合も、座金体95のシール部95dが、隣接する板ばね1cに密着してシールできる寸法とする。
なお、シール部4d、5d、14d、34d、44d、45d、94d、95dは、シール部4dと同様、十分に軟質な材料でできているから、板ばねの弾性変形量(または、ばね定数)に影響を与えることはない。
また、シール部(4d、5d等)は本体部(4h、5h等)よりも軟質な材料で形成されているので、シール部(4d、5d等)が隣接する板ばねに容易に密着し、シールすることができる。
4.前記実施形態1、2では、シール部(4d、5d、44d、45d)を、弾性体を例に挙げて説明したが、センターボルトb1、Uボルト11bで板ばね1を締結して固定した際、圧縮変形して板ばね1に密着して本体部(4h、44h)、座金部(5h、45h)をそれぞれシールできれば、シール部(4d、5d、44d、45d)は必ずしも弾性体でなくともよい。しかしながら、シール部(4d、5d、44d、45d)が弾性体、水密性を有する材料の場合、シールが確実に行えるので、最も好ましい。
5.前記実施形態1、2等では、様々な構成を説明したが、各構成の一部を適用してもよいし、各構成を適宜組み合わせて構成してもよい。
6.前記実施形態1、2等は、特許請求の範囲に記載した本発明の一例を記載したものであり、特許請求の範囲に記載した範囲内で様々な変形形態、具体的形態が可能である。
1、1a、1b 板ばね
4、14、34、44 スペーサ(スペーサ部材、間隔保持部材)
5、15、35、45 座金体(スペーサ部材、間隔保持部材)
4h、14h、34h、44h 本体部
4d、5d、14d、34d シール部
5h、15h、35h 座金部(本体部)
S 懸架装置(重ね板ばね)

Claims (2)

  1. 板ばね間に設けられる間隔保持部材であって、
    本体部と、
    前記本体部の端部に、前記本体部の下面より下方にある下面を有するとともに前記本体部の上面より上方にある上面を有して設けられ、隣接する前記板ばねに密着して外部空間からシールするシール部とを有し、
    前記本体部は、厚み一定の板状部材であり、
    前記シール部は、
    前記本体部における前記板ばねの長手方向の端部に設けられ、前記板ばねが板厚方向に押されて固定された際に変形して隣接する前記板ばねに密着して当該長手方向の外部空間からシールし、
    前記本体部の端部と、
    前記シール部とは接着または嵌合の少なくともいずれか一方により固定されている
    ことを特徴とする間隔保持部材。
  2. 複数の板ばねと、
    前記板ばねの間に設けられ、請求項に記載の前記間隔保持部材とを
    備えることを特徴とする重ね板ばね。
JP2018505819A 2016-03-15 2017-03-06 間隔保持部材およびこれを用いる重ね板ばね Active JP6903049B2 (ja)

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