JP6902999B2 - 乗用型草刈機 - Google Patents

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Description

本発明は、走行機体の後端部に立設されたロプスに対して脱着可能に支持される集草容器と、集草容器を昇降作動ならびに姿勢変更作動させる複数個の油圧シリンダと、を備えた乗用型草刈機に関する。
この種の乗用型草刈機において従来では、下記の技術が用いられていた。
すなわち、走行機体の後端部に支持される集草容器を、リフトシリンダと、ダンプシリンダと、の複数個の油圧シリンダを用いて、昇降操作ならびに刈草排出操作を行うように構成されていた(例えば特許文献1参照。)。
特開2002−101722号公報(段落番号0024、0025、図1、図3参照)
上記の特許文献1に記載の乗用型草刈機においては、集草容器を昇降させ、かつ刈草の排出動作を行うために、集草容器側に複数個の油圧シリンダが装備されている。
これらの油圧シリンダに対する圧油の供給源となる油圧ポンプや、制御バルブは、走行機体側に配設されている。このため、走行機体に対して集草容器を脱着するには、走行機体側の圧油供給源から集草容器側への油圧シリンダへの配管途中で、脱着可能なカプラ等を設ける必要がある。
特許文献1には明示されていないが、集草容器側に複数個の油圧シリンダが備えられていると、各油圧シリンダの個数に応じて、供給用と排出用の配管が必要となるので、使用されている油圧シリンダの個数の2倍の配管に対して脱着用のカプラが設けられることになる。
そして、集草容器を脱着する際には、各配管に備えた脱着用のカプラの総てに対して接続及び接続解除の操作を行う必要があるので、かなりの手数を要することになる。この点で改善の余地がある。
本発明は、集草容器側の油圧シリンダに対する圧油の給排用配管の脱着本数を少なくして、簡便な操作で集草容器の脱着操作を行えるようにしようとするものである。
本発明における乗用型草刈機は、走行機体の下部に備えたモアー装置と、前記走行機体の後端部に立設されたロプスと、前記ロプスに対して脱着可能に支持される集草容器と、前記集草容器を昇降作動ならびに姿勢変更作動させる複数個の油圧シリンダと、を備えた乗用型草刈機であって、前記走行機体側に搭載されている圧油供給源から複数個の前記油圧シリンダに対する圧油給排路に、複数個の前記油圧シリンダに対して圧油を給排する圧油給排用の電磁弁が備えられ、前記電磁弁が、昇降作動させる前記油圧シリンダと姿勢変更作動させる前記油圧シリンダとを択一的に切り換えて、複数個の前記油圧シリンダに対する圧油の給排を行うように構成されたものであり、前記電磁弁が、脱着可能な前記集草容器に支持され、前記圧油供給源と前記電磁弁との間に、前記圧油給排路を断接可能な脱着用のカプラが設けられている、という特徴構成を有している。
本発明によれば、集草容器側の油圧シリンダに対する圧油給排用の電磁弁が、脱着可能な集草容器に支持されている。
このため、圧油供給源と前記電磁弁との間に設けられた配管部分に、圧油給排路を断接可能な脱着用のカプラを設けることで、圧油供給源と前記電磁弁との間における圧油給排路では、供給用と、排出用の二本の配管を設けるだけで済む。
つまり、個々の油圧シリンダに対する圧油の給排は、圧油供給源からみて電磁弁よりも下流側で行われるので、圧油供給源から電磁弁に達するまでの流路では、電磁弁の下流側で行われる圧油の給排量の総和に相当する流量の給排が可能な二本の配管を設けるだけで済む。
したがって、脱着用のカプラは、この二本の配管を脱着できるようにすれば良いので、カプラの使用数や、脱着の手数を削減し得るという利点がある。
上記構成において、前記モアー装置を前記走行機体に対して昇降可能に支持するモアー昇降シリンダと、そのモアー昇降シリンダに対する圧油給排用のモアー昇降操作弁と、が備えられるとともに、このモアー昇降操作弁と、前記集草容器を昇降作動ならびに姿勢変更作動させる複数個の前記油圧シリンダに対する圧油給排用の前記電磁弁と、を操作する操作レバーが備えられ、前記操作レバーが、互いに交差する二方向へ操作自在に構成され、前記二方向への操作方向のうちの一方向の操作で前記モアー昇降操作弁が操作され、他方向の操作で前記集草容器を昇降作動ならびに姿勢変更作動させる複数個の前記油圧シリンダに対する圧油給排用の前記電磁弁が操作されるように、前記操作レバーと前記モアー昇降操作弁及び前記集草容器を昇降作動ならびに姿勢変更作動させる複数個の前記油圧シリンダに対する圧油給排用の前記電磁弁が連係されていると好適である。
本構成によれば、モアー装置の昇降作動と、集草容器の昇降作動ならびに姿勢変更作動と、いう、一連の関連した動作を単一の操作レバーを用いて行うことができ、乗用型草刈機として操作性に優れた構造のものを得ることができる。
上記構成において、前記操作レバーと、その操作レバーが設けられた機体固定部と、にわたって、前記操作レバーの揺動作動方向及び揺動作動範囲を規制する操作位置規制機構が備えられ、前記操作位置規制機構は、前記操作レバーの揺動作動範囲に相当する大きさ及び形状の貫通孔が形成された規制板と、前記貫通孔に係入して規制板の相対移動範囲を規制する規制ピンと、を備え、前記規制板と前記規制ピンのうちの何れか一方が、前記操作レバーと一体揺動可能に前記操作レバーに設けられ、何れか他方が前記機体固定部に固定されていると好適である。
本構成によれば、操作レバーに取り付けられた規制板又は規制ピンと、機体固定部に設けられた規制板又は規制ピンと、の組合わせによって、操作レバーの操作位置規制のための機構を、構造簡単、かつコンパクトに構成し易い。
乗用型草刈機の全体側面図である。 乗用型草刈機の全体平面図である。 油圧系統を示す回路図である。 油圧配管部分を示す斜視図である。 電磁バルブの取付構造を示す斜視図である。 複合操作レバーのガイド部を示す平面図である。 複合操作レバーの操作形態を示す説明図である。 運搬装置及び補助ステーを示す側面図である。 運搬装置及び補助ステーの取付形態を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面の記載に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明を適用した乗用型草刈機の作業走行時における前進側の進行方向(図1における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図2における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図2における矢印L参照)が「左」である。
〔乗用型草刈機の全体構成〕
図1には作業車としての乗用型草刈機の全体側面が、図2には乗用型草刈機の全体平面が示されている。この乗用型草刈機は、走行機体1における機体フレーム10の前側に左右一対の操向操作自在な前輪11,11を備え、後側に左右一対の駆動自在な後輪12,12を備えて自走するよう構成されている。
機体フレーム10の下方で、前後方向における前輪11と後輪12の間に、リヤディスチャージ型式のモアー装置4が昇降操作可能に吊り下げ装着されている。その走行機体1の後方側に、モアー装置4で刈り取られた刈草を収容する集草装置5が設けられている。
図1及び2に示すように、走行機体1の機体フレーム10上には、その前部に原動部2が設けられ、原動部2の後部側に搭乗運転部3が設けられている。
原動部2では、エンジン20が、エンジンボンネット21に内装された状態で機体フレーム10に搭載されている。エンジン20の後方側から取り出された動力は、主伝動軸22を介して後方位置の静油圧式無段変速装置6に入力され、静油圧式無段変速装置6からの出力が、ギヤ伝動機構を内装したミッションケース23を介して、左右の後車軸ケース24に支持された後車軸12aに伝達され、後輪12が駆動される。
前輪11の操向操作は、搭乗運転部3に備えたステアリングホイール31の操作に伴って作動するパワーステアリング装置7(図3参照)によって行われる。
エンジン20の前方側からは、作業用の動力が取り出し可能に構成されている。つまり、エンジン20の前側に、ベルト伝動機構によって構成された動力取り出し機構25が設けられ、この動力取り出し機構25に備えたPTO軸26を介して、エンジン20の動力がモアー装置4に伝達されている。
原動部2の後方側における搭乗運転部3には、エンジンボンネット21の後方側に連なる操縦パネル30、及びステアリングホイール31等を備えた操縦部3Aが設けられている。そして、操縦部3Aの後方側には、足元に位置する搭乗ステップ32の上側に運転座席33が設置され、その運転座席33の後部箇所にロプス34が立設されている。
ロプス34は正面視で門形に形成され、機体フレーム10の後端部に一体に備えた左右一対のロプスベース(図示せず)に対して、左右両側における柱状脚部34a,34aの下端側が連結固定されている。左右の柱状脚部34a,34aの上端部側は門形の上部枠34bで連結され、運転座席33の上方側を覆う状態に設けられている。
機体フレーム10の前部には、機体前部の保護部材となるガードフレーム10Aが設けられている。
このガードフレーム10Aには、複数個のバランスウェイトを装着可能な、バランスウェイト取付部14が、設けられている。
〔モアー装置〕
モアー装置4は、前リンク13a及び後リンク13bの対を左右両側に備えたリンク機構13を介して、機体フレーム10に対して昇降可能に吊り下げ支持されたハウジング40を備えている。
リンク機構13のうち、前リンク13aの上端部には、モアー昇降シリンダ43が連結されている。このモアー昇降シリンダ43の伸縮作動に伴ってハウジング40の機体フレーム10に対する上下高さ位置を変更することができる。
ハウジング40内には、左右一対の回転ブレード41,41が配設されている。各回転ブレード41は、上下軸心回りに回転し、その回転軌跡の一部が互いに重複した状態で、等速回転駆動されることにより、草類の刈り取りを行うとともに、その回転運動で生起される搬送風によって、ハウジング40の後部に形成された排出口から刈草を後方へ向けて排出するように構成されている。
〔集草装置〕
図1及び図2に示されるように集草装置5は、刈草を収容する集草容器50と、その集草容器50を走行機体1に対して昇降作動及び刈草排出作動が可能であるように操作する昇降駆動機構51とを備えている。
集草容器50は、モアー装置4側から搬送ダクト42を介して供給される刈草を受け入れる受入口(図示せず)を前端側に備え、後端側に排出用の排出口50aと、その排出口50aを覆う開閉蓋50bとを備えている。
昇降駆動機構51は、走行機体1の後方側に設けられたロプス34に対して集草容器50を連結する昇降リンク52と、その昇降リンク52をロプス34に対して昇降作動させるリフトシリンダ53(油圧アクチュエータに相当する)と、昇降リンク52に対する集草容器50の姿勢を、水平に近い回収姿勢の状態から後下がりの後傾姿勢に変更して、集草容器50の開閉蓋50bを開閉作動させるためのダンプシリンダ54(油圧アクチュエータに相当する)とを備えている。
昇降リンク52は、左右一対のアッパーリンク52aと、左右一対のロアーリンク52bとを備え、各アッパーリンク52aとロアーリンク52bの前端側がロプス34の上部に着脱可能に連結され、後部側が集草容器50の後端側近くの下部に連結されている。そして、油圧シリンダで構成されているリフトシリンダ53の上端部はロアーリンク52bに対して連結され、リフトシリンダ53の伸縮作動によって、昇降リンク52が揺動し、集草容器50の昇降作動が行われる。
油圧シリンダで構成されたダンプシリンダ54は、集草容器50の後端側の下方に配置されている。このダンプシリンダ54の伸縮作動によって、集草容器50をひっくり返すように後傾させた排出姿勢と、水平に近い状態の回収姿勢と、に切り換え操作することが可能であるように、ダンプシリンダ54の一端部を周知のダンプ操作機構(図示せず)に連結させている。
上記のリフトシリンダ53及びダンプシリンダ54も左右一対備えられていて、左右で同時作動するように油圧回路に配備されている。
〔圧油給排回路〕
上記の静油圧式無段変速装置6、パワーステアリング装置7、リフトシリンダ53、ダンプシリンダ54、及びモアー昇降シリンダ43には、エンジン20の動力によって駆動される圧油供給ポンプ8からの圧油が供給される。この圧油供給ポンプ8からの圧油が給排される圧油給排回路80(図3参照)について説明する。
静油圧式無段変速装置6は、圧油供給ポンプ8と同様にエンジン20の動力によって駆動される可変容量型の油圧ポンプ60と、可変容量型の油圧モータ61と、を閉回路62で接続した周知の構造のものである。また、この閉回路62には、圧油を補充するためのチャージ回路63が接続されている。
図3に示すように、圧油供給ポンプ8から吐出された圧油は、パワーステアリング装置7の操向制御バルブ70に供給される。
操向制御バルブ70は、ステアリングホイール31の操作に伴って、中立位置70Nと、右旋回位置70Rと、左旋回位置70Lとの三位置に切り換え操作される。このとき、ステアリングホイール31の操作量に応じて、メータリングポンプ71がステアリングホイール31の操作量に応じた量の圧油をパワーステアリング装置7のステアリングシリンダ72に送り込み、前輪11をステアリングホイール31の操作量に応じた角度に操舵する。
ステアリングホイール31が「直進」に操作されている状態では、操向制御バルブ70が中立位置70Nに位置している。この状態では、圧油供給ポンプ8からの供給油の全量が第一油路81に流入する。この第一油路81では、下流側にリフトシリンダ53、ダンプシリンダ54、及びモアー昇降シリンダ43が接続されており、これらのリフトシリンダ53、ダンプシリンダ54、及びモアー昇降シリンダ43への圧油供給を行うことが可能である。
ステアリングホイール31が「右旋回」又は「左旋回」に操作されている状態では、操向制御バルブ70が右旋回位置70R、又は左旋回位置70Lに位置している。
この状態では、圧油供給ポンプ8からの供給油のうち、一部が前記第一油路81に流れ、他の一部が第二油路82に流れる。つまり、圧油供給ポンプ8からの供給油が第一油路81と第二油路82との双方に供給され、このうち、第二油路82に流れた圧油が静油圧式無段変速装置6のチャージ回路63に供給される。
第一油路81には、油圧アクチュエータの作動を制御する制御弁として、昇降操作弁55が設けられ、その昇降操作弁55の下流側に、選択切換弁56(圧油給排用の電磁弁に相当する)と、モアー昇降操作弁44と、が設けられている。
選択切換弁56は、リフトシリンダ53とダンプシリンダ54とのいずれを制御対象とするかを択一的に切り換えるためのものであり、人為操作可能なソレノイド弁で構成されている。
モアー昇降操作弁44は、モアー昇降シリンダ43を駆動上昇、又は自重下降させるように切り換えるためのものであり、三位置切換弁によって構成されている。
昇降操作弁55には、センターバイパス可能に構成された中立位置55Nと、上昇位置55Uと、下降位置55Dと、自重下降位置55Gとが備えられている。
選択切換弁56が、図3に示すように、リフトシリンダ53を選択接続し、モアー昇降操作弁44が中立位置44Nにある状態で、上記昇降操作弁55の各操作位置における圧油の流れをみると、次の通りである。
中立位置55Nでは、センターバイパス路を経て下流へ流れ、モアー昇降操作弁44のセンターバイパス路を通過して第三油路83に供給される。この第三油路83は、静油圧式無段変速装置6のチャージ回路63に接続されているので、第三油路83に供給された圧油はチャージ油として用いられる。
昇降操作弁55が上昇位置55Uに操作されると、第一油路81の圧油は、第五油路85を介してリフトシリンダ53の上昇室53aに供給され、リフトシリンダ53が伸長して集草容器50が上昇操作される。リフトシリンダ53の下降室53bの圧油は第六油路86を経て昇降操作弁55に戻されたのち、センターバイパス路を介して第三油路83に供給される。
昇降操作弁55が下降位置55Dに操作されると、第一油路81の圧油は、第六油路86を介してリフトシリンダ53の下降室53bに供給され、リフトシリンダ53が収縮して集草容器50が下降操作される。リフトシリンダ53の上昇室53aの圧油は第五油路85を経て昇降操作弁55に戻されたのち、センターバイパス路を介して第三油路83に供給される。
昇降操作弁55が下降位置55Dに操作されると、第一油路81の圧油は、第六油路86を介してリフトシリンダ53の下降室53bに供給され、リフトシリンダ53が収縮して集草容器50が下降操作される。リフトシリンダ53の上昇室53aの圧油は第五油路85を経て昇降操作弁55に戻されたのち、センターバイパス路を介して第三油路83に供給される。
昇降操作弁55が自重下降位置55Gに操作されると、第一油路81の圧油は、センターバイパス路を介して第三油路83に供給される。そして、第五油路85及び第六油路86は、第四油路84に接続され、リフトシリンダ53の上昇室53a又は下降室53bの圧油はタンクへ戻される状態となる。
選択切換弁56が、ダンプシリンダ54を選択接続し、モアー昇降操作弁44が中立位置44Nにある状態では、上記昇降操作弁55の各操作位置における圧油の流れは、ダンプシリンダ54の上昇室54a及び下降室54bに対して、上述したリフトシリンダ53が接続されていた場合と同じ結果となる。
次に、モアー昇降操作弁44の操作位置における圧油の流れをみると、中立位置44Nにある状態では、第一油路81の圧油は、センターバイパス路を介して第三油路83に供給される。上昇位置44Uにある状態では、第七油路87を介して第一油路81の圧油がモアー昇降シリンダ43の上昇室43aに供給される。
下降位置44Dにある状態では、モアー昇降シリンダ43の上昇室43aの圧油が、モアー装置4の自重で第七油路87を介してモアー昇降操作弁44に戻されたのち、第四油路84に供給され、タンクに流れることになる。
上述のように、パワーステアリング装置7の操向制御バルブ70に供給された圧油が、ステアリングシリンダ72の作動の有無にかかわらず、直接的にタンクに還元されるものではない。つまり、パワーステアリング装置7からの圧油は、油圧アクチュエータとしてのリフトシリンダ53やダンプシリンダ54やモアー昇降シリンダ43への供給回路である第一油路81や、静油圧式無段変速装置6のチャージ回路63に接続された第二油路82に供給される。
そして、リフトシリンダ53やダンプシリンダ54への圧油供給経路においても、リフトシリンダ53やダンプシリンダ54からの戻り油を、全量がタンクに還元されるようにするのではなく、第三油路83を介して静油圧式無段変速装置6のチャージ回路63に供給している。
〔油圧配管の脱着構造〕
上記の圧油給排回路80の配管部分において、昇降操作弁55から選択切換弁56へ圧油給排路となる第五油路85及び第六油路86の途中には、この圧油給排路を断接可能な脱着用のカプラ88が設けられている。
カプラ88は、走行機体1の後部に設けられた雄型カプラ88aと、集草容器50側に連結された雌型カプラ88bとを備え、接続状態で圧油の給排を可能にし、接続解除で昇降操作弁55と選択切換弁56との間における圧油の給排を断つようにするものである。
走行機体1側の一対の雄型カプラ88aには、それぞれダストキャップ89が装着されている。雄型カプラ88aと雌型カプラ88bとの接続が解除された状態で、雄型カプラ88aの端部にダストキャップ89を被せて閉塞することができる。
昇降操作弁55の下流側に設けられる選択切換弁56は、走行機体1に対して脱着可能な集草容器50側に取り付けられている。
図4に示されているように、選択切換弁56は集草容器50の前フレーム57から延出された取付ステー58に支持されて、集草容器50が脱着される際に、集草容器50と共に走行機体1から取り外されるように構成されている。
選択切換弁56の上面側と後面側に、リフトシリンダ53やダンプシリンダ54への給排用配管が接続され、下面側に昇降操作弁55側への第五油路85及び第六油路86が接続されている。そして、その第五油路85及び第六油路86の末端に、走行機体1側の雄型カプラ88aに対して脱着可能な雌型カプラ88bが設けられている。
選択切換弁56の機体内方側の端部にソレノイド部56Aが設けられ、ソレノイド部56Aには、左右方向から導電用プラグ56Aaを抜き差し操作可能なソケット56Abが備えられている。
したがって、走行機体1から集草容器50が取り外される際に、ソケット56Abから導電用プラグ56Aaを引き抜くことで、走行機体1側の電力供給部から選択切換弁56を切り離して、集草容器50と共に走行機体1から取り外されるように構成されている。
集草容器50に備えられたリフトシリンダ53は、その下端側の端部が、走行機体1に固定されているロプス34の下部に連結されている。このため、集草容器50を走行機体1から取り外す際には、リフトシリンダ53の下端部も、ロプス34の下部との連結を解除する必要がある。ロプス34の下部との連結が解除されても、リフトシリンダ53に対する油圧配管の接続状態は維持したままで差し支えない。
ダンプシリンダ54は、走行機体1側とは連結されていないので、集草容器50側での何らの脱着操作も不要である。
集草容器50を走行機体1に装着する際には、上記の説明とは逆に、リフトシリンダ53の下端部をロプス34の下部に連結し、導電用プラグ56Aaを選択切換弁56のソレノイド部56Aのソケット56Abに挿し、第五油路85及び第六油路86の雌型カプラ88bを走行機体1の雄型カプラ88aに接続すればよい。
〔操作レバーの構造〕
上記のモアー昇降シリンダ43の伸縮操作、及び、リフトシリンダ53ならびにダンプシリンダ54の伸縮操作は次のようにして行われる。
図2及び図6に示されるように、運転座席33の左横側部に、モアー昇降シリンダ43、及び、リフトシリンダ53、ならびにダンプシリンダ54、の伸縮操作を行う操作具としての、複合操作レバー9(操作レバーに相当する)が備えられている。
この複合操作レバー9は、杆身90が上下方向で後輪フェンダ15を貫通し、後輪フェンダ15よりも下方の揺動支点周りで、前後揺動、及び左右揺動自在に、支持されている。
複合操作レバー9の杆身90のうち、後輪フェンダ15よりも下方に位置する部位に、規制板91が溶接固定されている。この規制板91は、杆身90に溶接固定されているので、複合操作レバー9と一体に揺動作動する。
規制板91には、複合操作レバー9の揺動作動に伴う杆身90の揺動作動範囲に相当する領域を設定するための貫通孔91aが形成されている。そして、走行機体1側に、前記貫通孔91a内に位置するように、規制ピン92が立設されている。
したがって、規制板91は、貫通孔91aが規制ピン92との当接することによって移動を制限され、規制ピン92との当接がない範囲で自由な揺動作動が許される。したがって、貫通孔91aを図7に示すように十字型に形成しておくことにより、複合操作レバー9を十字方向での所定範囲内で揺動可能な状態に規制することができる。
つまり、この規制板91と規制ピン92との組み合わせによって、複合操作レバー9の操作位置を規制する操作位置規制機構が構成されている。
上記の複合操作レバー9では、操作可能な十字方向のうち、規制板91における前後方向及び左右方向に形成された貫通孔91aの交差する箇所が「中立位置N」であり、複合操作レバー9を右方向へ操作した位置(規制ピン92が左側の溝奥に当接する)が「モアー装置上昇位置M1」、左方向へ操作した位置(規制ピン92が右側の溝奥に当接する)が「モアー装置下降位置M2」である。
そして、複合操作レバー9を後方向へ操作した位置(規制ピン92が前側の溝奥に当接する)が「集草容器上昇及び開閉蓋開放位置B1」であり、複合操作レバー9を前方向へ一段操作した位置(規制ピン92が後側の溝途中に位置する)が「集草容器下降及び開閉蓋閉じ位置B2」である。「集草容器下降及び開閉蓋閉じ位置B2」よりもさらに前方側に操作した位置(規制ピン92が後側の溝奥に位置する)が「集草容器自重下降位置B3」である。
つまり、複合操作レバー9が「中立位置N」から右方向に操作されると、複合操作レバー9の右方向への動作に連係する機構がモアー昇降操作弁44を上昇位置44Uへ操作し、規制板91を右方向へ移動操作し、規制ピン92が貫通孔91aの左端に当接して、それ以上の右方向への揺動が規制される。
複合操作レバー9が「中立位置N」から左方向に操作されると、複合操作レバー9の左方向への動作に連係する機構がモアー昇降操作弁44を下降位置44Dへ操作し、規制板91を左方向へ移動操作し、規制ピン92が貫通孔91aの右端に当接して、それ以上の左方向への揺動が規制される。
複合操作レバー9が「中立位置N」から後方向に操作され「集草容器上昇及び開閉蓋開放位置B1」に達すると、複合操作レバー9の後方向への動作に連係する機構が、昇降操作弁55を上昇位置55Uに操作する。同時に、複合操作レバー9の操作位置を検出するセンサ(図示せず)で検出された信号が選択切換弁56の制御装置で検知され、選択切換弁56がダンプ位置56Dにあれば、選択切換弁56をリフトシリンダ53に対する圧油の給排を行うリフト位置56Lに操作する。
そして、リフトシリンダ53が所定量伸長した時点で、複合操作レバー9の握り部に備えたプッシュボタン93を押し操作すると、選択切換弁56がダンプシリンダ54側に対する圧油の給排を行うダンプ位置56Dに切り替わる。これによって、集草容器50は所定高さに持ち上げられた後、開閉蓋50bを開放して刈草を排出する。
複合操作レバー9が「中立位置N」から前方向に操作され、「集草容器下降及び開閉蓋閉じ位置B2」に達すると、複合操作レバー9の前方向への動作に連係する機構が、昇降操作弁55を下降位置55Dに操作する。同時に、複合操作レバー9の操作位置を検出するセンサで検出された信号が選択切換弁56の制御装置で検知される。このとき、選択切換弁56がダンプ位置56Dに存在していれば、ダンプシリンダ54を下降する側に操作して収縮作動し、開閉蓋50bを閉塞作動する。開閉蓋50bが閉塞した後、プッシュボタン93を再度押し操作すると、選択切換弁56がリフトシリンダ53に対する圧油の給排を行うリフト位置56Lに操作され、これに伴ってリフトシリンダ53が収縮作動する。リフトシリンダ53が所定量収縮すると、集草容器50は、開閉蓋50bが閉塞された状態で、刈草の受け入れが可能な所定高さに位置する。
複合操作レバー9が「集草容器下降及び開閉蓋閉じ位置B2」からさらに前方向に操作され、「集草容器自重下降位置B3」に達すると、複合操作レバー9の前方向への動作に連係する機構が、昇降操作弁55を自重下降位置55Gに操作する。同時に、複合操作レバー9の操作方向を検出するセンサ(図示せず)で検出された信号が選択切換弁56の制御装置で検知され、選択切換弁56がダンプ位置56Dに存在していれば、その選択切換弁56をリフトシリンダ53に対する圧油の給排が可能なリフト位置56Lに操作する。
この状態では、昇降操作弁55が自重下降位置55Gに位置していて、リフトシリンダ53への圧油の供給はなく、かつリフトシリンダ53からの圧油の排出が許された状態であるため、集草容器50はフローティング状態となる。
〔集草装置の運搬装置〕
集草装置5には、不使用時に走行機体1から取り外された集草装置5を運搬可能にする運搬装置100が脱着可能に構成されている。
図8及び図9に示すように、運搬装置100は、集草容器50の右側と左側に振り分けられた左右一対の台座部材101を備えている。この台座部材101が集草容器50に対して左右横外方から各別に取付可能に構成され、集草容器50に対して左右の台座部材101を取り付けた状態で、集草装置5を運搬可能に構成されている。
図8では、左側の台座部材101の構造を示している。左側の台座部材101と右側の台座部材101は、図9に示すように互いに左右対称に形成されている。
各台座部材101は、集草容器50の前端側を支持する前支脚部102と、集草容器50の後端側を支持する後支脚部103と、を備えている。前支脚部102と後支脚部103は、中間接続部材104,105を介して一体化されている。
前支脚部102は、集草容器50の前端側底面が搭載される受け台102aと、その受け台102aを下方から支える支脚102bと、支脚102bの下部に装着されたキャスター車輪102cと、が備えられている。
この前支脚部102では、前傾姿勢の集草容器50の前端側底面と前向き面とに当接するように、受け台102aがL字状に屈曲形成されている。
集草容器50の後端部には、その後端部、及び昇降リンク52の後端側下部をダンプシリンダ54と共に連結する後部連結部材59が設けられている。後支脚部103には、後部連結部材59に対して横外側方から連結ボルト103dによって連結可能な接続部材103aと、その接続部材103aを下方側から支持する支脚103bと、支脚103bの下部に装着されたキャスター車輪103cと、が備えられている。
集草容器50の後端部は、集草容器50の前端部の左右方向端部よりも、左右方向で横外方側寄りの位置に存在している。このため、前支脚部102の受け台102aと後支脚部103における接続部材103aの位置関係においても、接続部材103aが受け台102aよりも横外方寄りの位置に存在している。
このように、左右方向でも位置が異なる前支脚部102と後支脚部103とを連結するように、前後向きの中間接続部材104と、左右向きの中間接続部材105と、で前支脚部102と後支脚部103が一体的に接続されている。
したがって、前端側が前支脚部102で支持された集草容器50の後端部を、連結ボルト103dによって接続部材103aに連結することにより、集草装置5が、左右一対の台座部材101で安定良く支持された状態とすることができる。これによって、走行機体1から取り外された集草装置5を運搬装置100で運搬にすることができる。
尚、前支脚部102における受け台102aや後支脚部103における接続部材103aの形状、及び連結構造は、適宜に変更して用いることが可能である。
要は、何らかの用意された載置台などを所定位置に置いて、走行機体1を後進させながら位置合わせて集草容器50を載せ付けた後、走行機体1から取り外すような作業を行うのではなく、昇降リンク52によって吊り下げ支持されている状態の集草容器50に対して、左右両横側方から左右の各台座部材101を脱着可能であるように構成されていればよい。
こうすることで、適当な高さまで集草容器50を下げて台座部材101を装着し、その後に運搬装置100のキャスター車輪102c,103cの総てが接地するまで昇降リンク52を下げて、走行機体1から取り外すようにすれば、一人作業で簡単に集草容器50の脱着作業を行い易い。
〔補助ステー〕
集草装置5を走行機体1から取り外す際には、アッパーリンク52aとロアーリンク52bで構成される昇降リンク52も、前端側が連結されていたロプス34から取り外されるため、その前端位置を支持する必要がある。
ところが、ロアーリンク52bはリフトシリンダ53の上端に連結されているので、リフトシリンダ53の下部を、集草容器50の一部もしくは、運搬装置100の一部に連結固定すれば、その姿勢維持は可能であるが、アッパーリンク52aの前端側には何も連結されていない状態となるので、不安定な姿勢となる。
そこで、この実施形態では、図8及び図9に示されるように、アッパーリンク52aとロアーリンク52bの前端部近く同士を、補助ステー110で連結している。これにより、アッパーリンク52aとロアーリンク52bの前端部側における相対姿勢を一定の状態に維持することができ、ロアーリンク52bの位置がリフトシリンダ53の固定によって位置決めされると、アッパーリンク52aの位置もロアーリンク52bと共に位置決めされた状態となる。
上記の補助ステー110は、アッパーリンク52aとロアーリンク52bの前端部をロプス34に連結するための、上下の連結金具111,111にわたって設けられている。
前記連結金具111,111のうち、アッパーリンク52aとロアーリンク52bの前端部を連結する連結ボルト112,112と、ロプス34の後ろ向き面との間に、連結孔113,113が形成されている。
補助ステー110は、その連結孔113,113に止めボルト114,114を挿通して、アッパーリンク52aとロアーリンク52bの前端部近く同士を連結している。
この補助ステー110は、昇降リンク52の左右方向での一方側にのみ設けられている。しかし、左右の昇降リンク52,52のアッパーリンク52a同士、及びロアーリンク52b同士は、連結杆で互いに連結されているので、左右方向での一方側に設けられた補助ステー110によって、左右両側のアッパーリンク52aとロアーリンク52bの位置を位置決めすることができる。
〔別実施形態の1〕
上記実施形態では、電機系統の断接を行うための、ソケット56Abと導電用プラグ56Aaを設けた箇所を、圧油の断接を行うカプラ88を設けた箇所とは別の位置にした構造のものを例示したが、これに限らず、例えば、ソケット56Abと導電用プラグ56Aaを設けた箇所を、圧油の断接を行うカプラ88を設けた箇所と同じ箇所、もしくは近接した箇所にして、同時的な操作で双方の断接を行える用にしても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
実施の形態では、モアー装置4の昇降操作を行うための操作具と、集草容器50の昇降や開閉を行う操作具と、を単一の複合操作レバー9で行う構造のものを例示したが、これに限らず、別々の操作具を用いて、各別に操作できるようにしても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の3〕
実施の形態では、操作位置規制機構として、規制板91が複合操作レバー9の杆身90に溶接固定され、規制ピン92が走行機体1側の機体固定部に固定されている構造のものを例示したが、この構造に限定されるものではない。
例えば、逆に、規制板91が固定部に固定され、規制ピン92が複合操作レバー9の杆身90に溶接固定されたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、大型機から小型機に至る各種の乗用型草刈機に利用可能である。
1 走行機体
4 モアー装置
5 集草装置
8 圧油供給源(圧油供給ポンプ)
9 操作レバー(複合操作レバー)
34 ロプス
43 モアー昇降シリンダ
44 モアー昇降操作弁
50 集草容器
53,54 油圧シリンダ
56 電磁弁(選択切換弁)
88 カプラ
91 規制板
91a 貫通孔
92 規制ピン

Claims (3)

  1. 走行機体の下部に備えたモアー装置と、
    前記走行機体の後端部に立設されたロプスと、
    前記ロプスに対して脱着可能に支持される集草容器と、
    前記集草容器を昇降作動ならびに姿勢変更作動させる複数個の油圧シリンダと、を備えた乗用型草刈機であって、
    前記走行機体側に搭載されている圧油供給源から複数個の前記油圧シリンダに対する圧油給排路に、複数個の前記油圧シリンダに対して圧油を給排する圧油給排用の電磁弁が備えられ、
    前記電磁弁が、昇降作動させる前記油圧シリンダと姿勢変更作動させる前記油圧シリンダとを択一的に切り換えて、複数個の前記油圧シリンダに対する圧油の給排を行うように構成されたものであり、
    前記電磁弁が、脱着可能な前記集草容器に支持され、
    前記圧油供給源と前記電磁弁との間に、前記圧油給排路を断接可能な脱着用のカプラが設けられている乗用型草刈機。
  2. 前記モアー装置を前記走行機体に対して昇降可能に支持するモアー昇降シリンダと、
    そのモアー昇降シリンダに対する圧油給排用のモアー昇降操作弁と、が備えられるとともに、
    このモアー昇降操作弁と、前記集草容器を昇降作動ならびに姿勢変更作動させる複数個の前記油圧シリンダに対する圧油給排用の前記電磁弁と、を操作する操作レバーが備えられ、
    前記操作レバーが、互いに交差する二方向へ操作自在に構成され、
    前記二方向への操作方向のうちの一方向の操作で前記モアー昇降操作弁が操作され、
    他方向の操作で前記集草容器を昇降作動ならびに姿勢変更作動させる複数個の前記油圧シリンダに対する圧油給排用の前記電磁弁が操作されるように、
    前記操作レバーと前記モアー昇降操作弁及び前記集草容器を昇降作動ならびに姿勢変更作動させる複数個の前記油圧シリンダに対する圧油給排用の前記電磁弁が連係されている請求項1記載の乗用型草刈機。
  3. 前記操作レバーと、その操作レバーが設けられた機体固定部と、にわたって、前記操作レバーの揺動作動方向及び揺動作動範囲を規制する操作位置規制機構が備えられ、
    前記操作位置規制機構は、前記操作レバーの揺動作動範囲に相当する大きさ及び形状の貫通孔が形成された規制板と、
    前記貫通孔に係入して規制板の相対移動範囲を規制する規制ピンと、を備え、
    前記規制板と前記規制ピンのうちの何れか一方が、前記操作レバーと一体揺動可能に前記操作レバーに設けられ、何れか他方が前記機体固定部に固定されている請求項2記載の乗用型草刈機。
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