JP6901159B2 - アンテナ及び無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ及び無線通信システムに関する。
無給電アンテナエレメントとは、電波が給電(供給)された給電アンテナエレメントの性能を改善させる役割を持つものである。性能の改善とは、アンテナ効率/帯域の改善、多偏波化、指向化などである。
特許第6412059号公報 特開2005−072645号公報 特開2004−318571号公報
給電点に非接触の無給電アンテナエレメントの素材として、板金、プリント基板、アルミシート等の金属を用いる場合には、素材が金属であるために、デザイン性に難がある。
また、透明導通フィルムを給電アンテナエレメントとして使用する場合には、見た目がスッキリしたデザイン化は可能である。しかしながら、透明導通フィルムの加工をしなければならないので高価となるデメリットがある。透明導通フィルムは、柔らかく脆い。このため、無線回路と透明導通アンテナを繋ぐ給電点において、電極接触部に補強板、及び、金または銀などのペースト等の追加加工が必要であり、非常に高価なアンテナとなる。
本開発の目的は、かかる事情に鑑み、低コストでデザイン性を向上させることができるアンテナ及び無線通信システムの提供にある。
一実施の形態に係るアンテナは、透明導通フィルムを用いた無給電アンテナエレメントを備え、前記無給電アンテナエレメントは、給電点と非接触であり、無線用通信機として機能する無線通信装置の給電アンテナエレメントの近傍に配置され、前記無給電アンテナエレメントには、前記給電アンテナエレメントの駆動電流による誘導電流が生じる。
一実施の形態に係る無線通信システムは、給電アンテナエレメントを有する無線用通信機として機能する無線通信装置と、透明導通フィルムを用いた無給電アンテナエレメントを有するアンテナと、を備え、前記無給電アンテナエレメントは、給電点と非接触であり、前記給電アンテナエレメントの近傍に配置され、前記無給電アンテナエレメントには、前記給電アンテナエレメントの駆動電流による誘導電流が生じる。
一実施の形態によれば、低コストでデザイン性を向上させることができるアンテナ及び無線通信システムを提供することができる。
比較例1に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した斜視図である。 比較例1に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した構成図である。 実施形態1に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した斜視図である。 実施形態1に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した構成図である。 実施形態1に係る無線通信装置及び無線通信システムのアンテナ性能を例示したグラフであり、上段は、無線通信装置単体の場合であり、下段は、無線通信装置にアンテナを付加した場合を示す。 実施形態1に係る無線通信装置及び無線通信システムのアンテナ性能を例示したグラフであり、上段は、無線通信装置単体の場合であり、下段は、無線通信装置にアンテナを付加した場合を示す。 実施形態1に係る無線通信装置及び無線通信システムのアンテナ性能を例示したグラフであり、上段は、無線通信装置単体の場合であり、下段は、無線通信装置にアンテナを付加した場合を示す。 比較例2に係る無線通信システムを例示した図である。 比較例2に係る無線通信システムを例示した構成図である。 実施形態2に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した構成図である。 実施形態2に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した構成図である。 実施形態3に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した図である。 実施形態3に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した図である。 実施形態3に係るアンテナの別の形状を例示した図である。 実施形態3に係るアンテナの別の形状を例示した図である。 実施形態3に係る無線通信システムの車外への電波放出量を例示した図である。 実施形態4に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した図である。 実施形態4に係るアンテナの脱着状態を例示した図である。
以下、実施形態に係るアンテナ及び無線通信システムについて、図面を参照して説明する。なお、以下の各図面に付した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、図示の態様に限定することを意図するものではないことは言うまでもない。
(実施形態1)
まず、実施形態1に係るアンテナの概要を説明する。本実施形態のアンテナは、透明導通フィルムを用いた無給電アンテナエレメントを備える。そして、無給電アンテナエレメントは、給電点と非接触であり、無線用通信機として機能する無線通信装置の給電アンテナエレメントの近傍に配置され、無給電アンテナエレメントには、給電アンテナエレメントの駆動電流による誘導電流が生じる。このような構成により、本実施形態のアンテナは、アンテナの威圧的存在感を低減し、スッキリとしたデザイン性を向上させることができる。また、本実施形態のアンテナは、非接触構造であるため、加工が困難な透明導通フィルムを給電点に接続するための追加加工を不要とする。よって、低コストでデザイン性を向上させたアンテナを提供することができる。
次に、本実施形態に係るアンテナ及び無線通信システムの詳細を説明する。本実施形態をより明確にするために、比較例1に係るアンテナ及び無線通信システムと対比させて説明する。図1は、比較例1に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した斜視図である。図2は、比較例1に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した構成図である。図3は、実施形態1に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した斜視図である。図4は、実施形態1に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した構成図である。
図1及び図2に示すように、比較例1の無線通信システム101は、無線通信装置10、アンテナ120を備えている。
無線通信装置10は、無線用通信機として機能する。例えば、無線通信装置10は、モバイルWi−Fiルータである。なお、無線通信装置10は、無線用通信機として機能すれば、モバイルWi−Fiルータに限定されない。無線通信装置10は、直方体状の筐体19の内部に、給電アンテナエレメント11、基板12、給電点13を有している。基板12は、例えば、無線通信装置10の部品が実装されたプリント基板である。基板12には、給電点13が配置されている。例えば、給電アンテナエレメント11は、給電点13を介して基板12に接続されている。基板12は、例えば、矩形状の基板面12aを有している。
ここで、無線通信システム101の説明の便宜のために、XYZ直交座標軸系を導入する。基板12の基板面12aに直交する方向をY軸方向とする。基板面12aに平行な2つの直交する方向を、X軸方向及びZ軸方向とする。例えば、基板12の各辺は、X軸方向及びZ軸方向に沿っている。
給電アンテナエレメント11は、例えば、一端14及び他端15を有する細い金属片が屈曲部16で直角に曲がった逆L字状である。一端14から屈曲部16までは、−Z軸方向に延びている。屈曲部16から他端15までは、+X軸方向に延びている。例えば、一端14から屈曲部16までの長さは、他端15から屈曲部16までの長さよりも長い。なお、給電アンテナエレメント11の形状は、逆L字状に限らず、例えば、L字状でもよいし、F字状でもよい。また、給電アンテナエレメント11は、単体の素子でもよいし、チップ等に形成されたものでもよいし、基板12上に形成されたものでもよい。
給電アンテナエレメント11の他端15は、基板12の給電点13に接続されている。給電アンテナエレメント11は、給電点13から駆動電流が供給される。駆動電流は、例えば、高周波電流であり、当該電流によって、給電アンテナエレメント11は、電波を放出する。給電アンテナエレメント11は、例えば、筐体19の端部に配置されている。なお、比較例1の無線通信装置10の構成は、後述する実施形態1の無線通信装置10の構成と同様である。
アンテナ120は、設置体29に取り付けられている。設置体29は、例えば、モバイルWi−Fiルータの付属品である充電用クレードルである。なお、設置体29は、充電用クレードルに限らない。設置体29は、上方から無線通信装置10を嵌め込む凹部28が設けられた直方体状の基台29aと、凹部28が延びる方向の両側から基台29aを支持する支持部29bを含む。アンテナ120は、設置体29の支持部29bに配置されている。例えば、アンテナ120は、透明な部材を含む支持部29bの内部に配置されている。アンテナ120は、無線通信装置10の給電アンテナエレメント11の近傍に配置される。
アンテナ120は、無給電アンテナエレメント121を備えている。よって、無給電アンテナエレメント121は、無線通信装置10の充電器に配置されている。無給電アンテナエレメント121は、金属フィルムを用いている。例えば、無給電アンテナエレメント121は、アルミニウムのフィルムを用いている。無給電アンテナエレメント121は、導通性を有している。なお、無給電アンテナエレメント121は、導通性を有していれば、アルミニウム以外の他の導電部材を用いてもよい。無給電アンテナエレメント121は、無線通信装置10における給電アンテナエレメント11のアンテナ性能を増強するものである。
無給電アンテナエレメント121は、屈曲した形状である。例えば、無給電アンテナエレメント121は、一端124及び他端125を有する細い金属片が屈曲部126で直角に曲がり、屈曲部127で直角に曲がったコの字状である。一端124から屈曲部126までは、+Z軸方向に延びている。屈曲部126から屈曲部127までは、−Y軸方向に延びている。屈曲部127から他端125までは、−Z軸方向に延びている。例えば、屈曲部126から屈曲部127までの長さは、一端124から屈曲部126までの長さ及び屈曲部127から他端125までの長さよりも長い。なお、無給電アンテナエレメント121の形状は、コの字状に限らず、例えば、棒状でもよい。
無給電アンテナエレメント121は、基板12の給電点13と非接触であり、他の給電点とも非接触である。無給電アンテナエレメント121は、給電アンテナエレメント11と空間結合する。例えば、無給電アンテナエレメント121の一端124から他端125までの長さは、給電アンテナエレメント11が放出する電波の波長の略1/2である。また、無給電アンテナエレメント121は、無線通信装置10の給電アンテナエレメント11の近傍に位置する。例えば、給電アンテナエレメント11の一端14と、無給電アンテナエレメント121の一端124とは、空間結合部位SCにおいて空間結合する。これにより、無給電アンテナエレメント121には、給電アンテナエレメント11の駆動電流による誘導電流が生じる。無給電アンテナエレメント121に生じた誘導電流は、駆動電流の方向と異なる方向の電流成分を有してもよい。無給電アンテナエレメント121に生じた誘導電流は、共振電流である。
このような比較例1に係る無線通信システム101は、無線通信装置10のアンテナ性能を向上させることができる。しかしながら、アンテナ120の無給電アンテナエレメント121は、アルミニウムのフィルムを用いている。よって、見た目がスッキリせず、デザイン性に難がある。
次に、本実施形態の無線通信システムを説明する。図3及び図4に示すように、実施形態1の無線通信システム1は、無線通信装置10、アンテナ20を備えている。実施形態1の無線通信装置10は、比較例に係る無線通信装置10と同様の構成である。図3及び図4において、図1及び図2と同様のXYZ直交座標軸系を用いている。
また、実施形態1のアンテナ20が設置体29に取り付けられる構成は、比較例1のアンテナ120が設置体29に取り付けられる構成と同様である。すなわち、アンテナ20は、設置体29の支持部29bに配置され、無線通信装置10の給電アンテナエレメント11の近傍に配置されている。
実施形態1のアンテナ20は、無給電アンテナエレメント21を備えている。無給電アンテナエレメント21は、透明導通フィルムを用いている。透明導通フィルムは、導通性を有している。また、透明導通フィルムは、透明であり、透明導通フィルムを通してその向こう側を見ることができる。このように、実施形態1のアンテナ20は、非接触の無給電アンテナエレメント21として、透明導通フィルムを用いている。
無給電アンテナエレメント21は、比較例1の無給電アンテナエレメント121と同様に、屈曲した形状である。例えば、無給電アンテナエレメント21は、一端24及び他端25を有する細い金属片が屈曲部26で直角に曲がり、屈曲部27で直角に曲がったコの字状である。一端24から屈曲部26は、+Z軸方向に延びている。屈曲部26から屈曲部27までは−Y軸方向に延びている。屈曲部27から他端25は、−Z軸方向に延びている。例えば、屈曲部26から屈曲部27までの長さは、一端24から屈曲部26までの長さ及び屈曲部27から他端25までの長さよりも長い。無給電アンテナエレメント21の一端24から他端25までの長さは、給電アンテナエレメント11が放射する電波の波長の略1/2である。無給電アンテナエレメント21は、基板12の給電点13と非接触であり、他の給電点とも非接触である。
無給電アンテナエレメント21は、給電アンテナエレメント11と空間結合する。例えば、無給電アンテナエレメント21は、無線通信装置10の給電アンテナエレメント11の近傍に位置する。そして、給電アンテナエレメント11の一端14と、無給電アンテナエレメント21の一端24とは、空間結合部位SCにおいて空間結合する。これにより、無給電アンテナエレメント21には、給電アンテナエレメント11の駆動電流による誘導電流が生じる。無給電アンテナエレメント21に生じた誘導電流は、駆動電流の方向と異なる方向の電流成分を有してもよい。無給電アンテナエレメント21に生じた誘導電流は、共振電流である。
次に、実施形態1の無線通信システム1の動作を説明する。図4に示すように、逆L字の給電アンテナエレメント11の他端15は、給電点13に接続されている。給電アンテナエレメント11の一端14は、無給電アンテナエレメント21との空間結合部位SCに位置している。空間結合部位SCにおいて、給電アンテナエレメント11の一端14と、無給電アンテナエレメント21の一端24とを高周波電圧結合させる。これにより、給電されていない非接触の無給電アンテナエレメント21に高周波電圧が誘起される。よって、無給電アンテナエレメント21に電波の源である高周波電流が流れる。そして、無給電アンテナエレメント21は、アンテナ、すなわち、電波を放出する。
図5は、実施形態1に係る無線通信装置及び無線通信システムのアンテナ性能を例示したグラフであり、上段は、無線通信装置単体の場合であり、下段は、無線通信装置にアンテナを付加した場合を示す。図6は、実施形態1に係る無線通信装置及び無線通信システムのアンテナ性能を例示したグラフであり、上段は、無線通信装置単体の場合であり、下段は、無線通信装置にアンテナを付加した場合を示す。図7は、実施形態1に係る無線通信装置及び無線通信システムのアンテナ性能を例示したグラフであり、上段は、無線通信装置単体の場合であり、下段は、無線通信装置にアンテナを付加した場合を示す。無線通信装置10は、例えば、モバイルWiFiルータ単体の場合であり、アンテナ20は、例えば、充電用クレードル等の設置体29に実装されている。
図5の上段に示すように、無線通信装置10単体の場合には、水平偏波及び垂直偏波ともに正面方向(Y軸方向)を中心にしたXZ平面において、全方位に拡がっている。しかしながら、垂直偏波の強度は、水平偏波の強度に比べて小さくなっている。図5の下段に示すように、アンテナ20を付加した場合にも、水平偏波及び垂直偏波ともに正面方向(Y軸方向)を中心にしたXZ平面において、全方位に拡がっている。しかしながら、無線通信装置10単体の場合に比べて、垂直偏波の強度が全方向において大きくなり、水平偏波の強度と同等になっている。
図6の上段に示すように、無線通信装置10単体の場合には、垂直偏波は、上面方向(Z軸方向)を中心にしたXY平面において、全方位に拡がっている。しかしながら、水平偏波は、上面方向から見て、側面方向(X軸方向)の強度が小さくなり、凹んでいる。図6の下段に示すように、アンテナ20を付加した場合には、水平偏波及び垂直偏波ともに、上面方向(Z軸方向)を中心にしたXY平面において、全方位に拡がっている。このように、アンテナ20を実装した充電用クレードルでは、電波の弱い方向を無くすべく、全方向に電波放射が可能になるように設計されている。
図7の上段に示すように、無線通信装置10単体の場合には、垂直偏波は、側面方向(X軸方向)を中心にしたYZ平面において、全方位に拡がっている。しかしながら、水平偏波は、側面方向から見て、上面方向(Z軸方向)の強度が小さくなり、凹んでいる。図7の下段に示すように、アンテナ20を付加した場合には、水平偏波及び垂直偏波ともに、側面方向(X軸方向)を中心にしたYZ平面において、全方位に拡がっている。
次に、本実施形態の効果を説明する。
実施形態1におけるアンテナ20において、無給電アンテナエレメント21は、透明導通フィルムを用いている。よって、見た目がスッキリしており、デザイン性を向上させることができる。
また、無給電アンテナエレメント21は、無接触であるので、給電点13と接続する必要がない。よって、給電点13と接続するために、柔らかく脆い透明導通フィルムに補強板及び導電性接着剤等の追加の加工を不要とすることができ、低コストで製造することができる。
実施形態1の無線通信システム1は、無線用通信機として単独で機能する無線通信装置10に、無給電アンテナエレメント21を含むアンテナ20を備えている。これにより、無線通信装置10のアンテナ性能を向上させることができる。すなわち、アンテナ効率及び帯域を改善させ、多偏波化を向上させるとともに、全方位への指向化を向上させることができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係るアンテナ及び無線通信システムを説明する。実施形態2に係るアンテナの無給電アンテナエレメントは、天井からぶら下げられている。無線通信装置は、天井に設置される。実施形態2に係るアンテナ及び無線通信システムをより明確にするために、比較例2に係る無線通信システムと対比させて説明する。図8は、比較例2に係る無線通信システムを例示した図である。図9は、比較例2に係る無線通信システムを例示した構成図である。図10及び図11は、実施形態2に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した構成図である。
図8及び図9に示すように、比較例2の無線通信システム102は、無線通信装置130を備えている。無線通信装置130は、無線用通信機として機能する。無線通信装置130は、例えば、天井設置型無線ルータである。なお、無線通信装置130は、天井設置型無線ルータに限らない。無線通信装置130は、給電アンテナエレメント131、基板132、給電点133を有している。基板132の給電点133は、給電アンテナエレメント131に接続するためのコネクタ138が取り付けられている。基板132及び給電点133は、円盤状の筐体39の内部に配置されている。筐体39は、建物の天井に取り付けられている。給電アンテナエレメント131は、天井に取り付けられた筐体39の端部から、ぶら下げられている。
基板132は、例えば、無線通信装置130の部品が実装されたプリント基板である。基板132は、例えば、矩形状の基板面132aを有している。
ここで、無線通信システム102の説明の便宜のために、XYZ直交座標軸系を導入する。基板132の基板面132aに直交する方向をZ軸方向とする。例えば、天井から下方に向かう方向を−Z軸方向とする。基板面12aに平行な2つの直交する方向を、X軸方向及びY軸方向とする。例えば、基板132の各辺は、X軸方向及びY軸方向に沿っている。
給電アンテナエレメント131は、一方向に延びた細い帯状である。給電アンテナエレメント131は、例えば、一端134及び他端135を有している。例えば、給電アンテナエレメント131は、一端134から他端135まで−Z軸方向に延びている。すなわち、給電アンテナエレメント131は、天井から下方にぶら下がっている。
給電アンテナエレメント131は、透明導通フィルムを用いている。透明導通フィルムは、導通性を有している。また、透明導通フィルムは、透明であり、透明導通フィルムを通してその向こう側を見ることができる。透明導通フィルムは薄いので、給電アンテナエレメント131を、例えば、アクリル製のアンテナエレメントステー136に固定されてもよい。
給電アンテナエレメント131の一端134側は、補強板137に固定されている。給電アンテナエレメント131の補強板137が固定された面と反対側の面には、銀ペースト等の導電性接着剤139を用いて、コネクタ138が接続されている。これにより、給電アンテナエレメント131は、コネクタ138を介して、基板132の給電点133に接続されている。
比較例の無線通信システム102では、無線通信装置130が無線用通信機として機能させるために、給電アンテナエレメント131に駆動電流を流し、電波を放射させている。そして、給電アンテナエレメント131は、透明導通フィルムを用いている。
このような無線通信システム102のうち、給電アンテナエレメント131に、アルミニウムフィルムを用いたものは、威圧感を与える場合がある。給電アンテナエレメント131は、天井からぶら下がっているので、給電アンテナエレメント131の下方を通行する者の視界に入るからである。一方、給電アンテナエレメント131に、透明導通フィルムを用いると、アンテナの威圧的存在感は低減され、見た目がスッキリして、デザイン性を向上させることができる。
しかしながら、給電アンテナエレメント131は、コネクタ138を介して基板132に接続させた接触式である。よって、無線通信システム102は、電波を発生させるための基板132からの電流を、コネクタ138を介して物理的に給電アンテナエレメント131に供給する。このため、給電アンテナエレメント131に、補強板137及び導電性接着剤139等を用いた加工を必要とする。補強板137は、接続強度を増強するためであり、導電性接着剤139は、コネクタ138との接続性を確保するためである。したがって、製造コストが増加する。
次に、実施形態2のアンテナ及び無線通信システムを説明する。図10及び図11に示すように、実施形態2の無線通信システム2は、無線通信装置30、アンテナ40を備えている。図10及び図11において、図8及び図9と同様のXYZ直交座標軸系を用いている。無線通信装置30は、無線用通信機として機能する。無線通信装置30は、例えば、天井設置型無線ルータである。なお、無線通信装置30は、天井設置型無線ルータに限らない。無線通信装置30は、図8に示した円盤状の筐体39の内部に、給電アンテナエレメント31、基板32、給電点33を有している。基板32は、例えば、無線通信装置30の部品が実装されたプリント基板である。基板32には、給電点33が配置されている。例えば、給電アンテナエレメント31は、給電点33を介して基板32に接続されている。基板32は、例えば、矩形状の基板面32aを有している。
給電アンテナエレメント31は、例えば、一端34及び他端35を有する細い金属片が屈曲部36で直角に曲がったL字状である。一端34から屈曲部36までは、−X軸方向に延びている。屈曲部36から他端35までは、+Y軸方向に延びている。例えば、一端34から屈曲部36までの長さは、他端35から屈曲部36までの長さよりも長い。なお、給電アンテナエレメント31の形状は、L字状に限らず、例えば、逆L字状でもよいし、F字状でもよい。また、給電アンテナエレメント31は、基板32上に形成されたものでもよいし、単体の素子でもよいし、チップ等に形成されたものでもよい。
給電アンテナエレメント31の他端35は、基板32の給電点33に接続されている。給電アンテナエレメント31は、給電点33から駆動電流が供給される。これにより、給電アンテナエレメント31は、電波を放射する。給電アンテナエレメント31は、例えば、筐体39の端部に配置されている。
アンテナ40は、無給電アンテナエレメント41を備えている。無給電アンテナエレメント41は、透明導通フィルムを用いている。透明導通フィルムは、導通性を有している。また、透明導通フィルムは、透明であり、透明導通フィルムを通してその向こう側を見ることができる。無給電アンテナエレメント41は、無線通信装置30における給電アンテナエレメント31のアンテナ性能を増強するものである。
無給電アンテナエレメント41は、一方向に延びた細い帯状である。無給電アンテナエレメント41は、例えば、一端44及び他端45を有している。例えば、無給電アンテナエレメント41は、一端44から他端45まで−Z軸方向に延びている。すなわち、無給電アンテナエレメント41は、天井から下方にぶら下がっている。したがって、図8における給電アンテナエレメント131を、無給電アンテナエレメント41に置き換えた外観を有している。ただし、無給電アンテナエレメント41は、基板32の給電点33と非接触であり、他の給電点とも非接触である。透明導通フィルムは薄いので、無給電アンテナエレメント41を、例えば、アクリル製のアンテナエレメントステー136に固定されてもよい。
無給電アンテナエレメント41は、給電アンテナエレメント31と空間結合する。例えば、無給電アンテナエレメント41は、無線通信装置30の給電アンテナエレメント31の近傍に位置する。また、無給電アンテナエレメント41の一端44から他端45までの長さは、給電アンテナエレメント31が放射する電波の波長の略1/2である。よって、給電アンテナエレメント31の一端34と、無給電アンテナエレメント41の一端44とは、空間結合部位SCにおいて空間結合する。これにより、無給電アンテナエレメント41には、給電アンテナエレメント31の駆動電流による誘導電流が生じる。無給電アンテナエレメント41に生じた誘導電流は、駆動電流の方向と異なる方向の電流成分を有してもよい。無給電アンテナエレメント41に生じた誘導電流は、共振電流である。
無給電アンテナエレメント41及び給電アンテナエレメント31は空間結合するので、無給電アンテナエレメント41は、補強板137及び導電性接着剤139等を用いた加工、並びに、コネクタ138を不要とすることができる。よって、低コストで、デザイン性を向上させることができる。ただし、比較例2の無線通信システム102と比べて、無線通信装置30の基板32に、給電アンテナエレメント31を設ける必要がある。これ以外の構成及び効果は、実施形態1の記載に含まれている。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係るアンテナ及び無線通信システムを説明する。実施形態3のアンテナにおいて、無給電アンテナエレメントは、例えば、乗り物のウィンドウに配置され、無新通信装置は、乗り物の内部に配置される。図12及び図13は、実施形態3に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した図である。図12では、乗り物として例示した車70が前向きの状態を示し、図13では、乗り物として例示した車70が横向きの状態を示す。図14及び図15は、実施形態3に係るアンテナの別の形状を例示した図である。図12及び図13に示すように、無線通信システム3は、無線通信装置50及びアンテナ60を備えている。
無線通信装置50は、例えば、DCM(データコミュニケーションモジュール)と呼ばれる車載の無線用通信機である。DCMは、事故時の緊急電話や車の情報を携帯電話網に送ることができる。なお、無線通信装置50は、DCMに限らない。無線通信装置50は、例えば、ダッシュボードに実装されている。無線通信装置50は、内部に、給電アンテナエレメント51を含んでいる。無線通信装置50の給電アンテナエレメント51は、前述の給電アンテナエレメント11及び31と同様の機能を有している。
アンテナ60は、透明導通フィルムを用いた無給電アンテナエレメント61を含んでいる。アンテナ60は、車70のウィンドウ71、例えば、フロントガラスに貼り付けられている。アンテナ60の無給電アンテナエレメント61は、無線通信装置50の給電アンテナエレメント51と空間結合する。これにより、アンテナ60は、無線通信装置50が放出する電波の車外への放出量を増加させる。
透明導通フィルムの透過率が、所定の透過率以上であれば、国土交通省の定める保安基準に違反はせず、運転者に危険を及ぼさずに貼り付けることができる。なお、運転者の視野を妨害する恐れがある場合には、図14に示すように、T字状の非接触無給電アンテナエレメント61aに変更してもよいし、図15に示すように、L字状の非接触無給電アンテナエレメント61bに変更してもよい。
比較例2の無線通信システム102のように、透明導通フィルムを給電アンテナエレメント131として使用した場合には、車70の事故等により、ウィンドウガラスが破損した時に、無線通信装置は、無線用通信機の機能を停止することになる。
これに対して、実施形態3の無線通信システム3では、車70の事故等により、ウィンドウガラスが破損することによって、アンテナ60も破損しても、無線通信装置50は、給電アンテナエレメント51を内蔵している。よって、アンテナ性能こそ若干低下するが、無線通信装置50は、無線用通信機としての機能を停止しない。
図16は、実施形態3に係る無線通信システムの車外への電波放出量を例示した図である。図16に示すように、アンテナ60の位置を、アンテナ位置A1、アンテナ位置A2、アンテナ位置A3と徐々に車70の下方に実装した場合には、車外への電波放出量は、A1>A2>A3となる。これは、車70の車体が金属製であり、電波を遮断するからである。電波の通る経路は、主にウィンドウ71である。よって、車70の下方に実装されたアンテナ60の電波は、車外に放射されるのが困難になる。
本実施形態のアンテナ60は、ウィンドウ71に貼り付けられるので、車外へ放出される電波放出量を大きくすることができる。また、アンテナ60は、透明導通フィルムを用いているので、運転者の視野妨害を抑制することができる。
シャークフィンアンテナ、ロッドアンテナと呼ばれる車70のルーフ上に実装するアンテナは、転倒時に脱落する可能性が高い。よって、無線通信装置50は、車70内への実装が望ましい。しかしながら、車70内に実装した無線通信装置50から放出される電波は、車外に放出されにくいという欠点がある。
本実施形態の無線通信システム3は、アンテナ60をウィンドウ71に貼り付けられるので、車外への電波放出量を大きくすることができる。よって、電波放出量を大きくしつつ、転倒時に脱落・破損するリスクを抑制することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1及び2の記載に含まれている。
(実施形態4)
次に、実施形態4に係るアンテナ及び無線通信システムを説明する。実施形態4のアンテナにおいて、無給電アンテナエレメントは、例えば、乗り物のルーフ上に配置され、無線通信装置は、ルーフより内側の乗り物の内部に配置される。図17は、実施形態4に係るアンテナ及び無線通信システムを例示した図である。図17では、乗り物として例示した車70が横向きの状態を示す。図18は、実施形態4に係るアンテナの脱着状態を例示した図である。図17及び図18に示すように、無線通信システム4は、無線通信装置50及びアンテナ80を備えている。
無線通信装置50は、例えば、実施形態3と同様に、DCMである。本実施形態では、無線通信装置50は、ダッシュボードの代わりに、車70のルーフ72よりも内側の車70の内部に配置されている。無線通信装置50は、内部に、給電アンテナエレメント51を含んでいる。無線通信装置50の給電アンテナエレメント51は、前述の給電アンテナエレメント11及び31と同様の機能を有している。
アンテナ80は、透明導通フィルムを用いた無給電アンテナエレメント81を含んでいる。無給電アンテナエレメント81は、透明なアクリル板140と貼り合わされることにより補強されてもよい。アンテナ80は、車70のルーフ72上に突出している。例えば、無給電アンテナエレメント81は、ルーフ72上に配置されている。具体的には、無給電アンテナエレメント81の一端以外は、ルーフ72上に配置され、無給電アンテナエレメント81の一端は、ルーフ72に形成された貫通孔を通って、給電アンテナエレメント51の近傍に配置されている。アンテナ80の無給電アンテナエレメント81は、無線通信装置50の給電アンテナエレメント51と空間結合する。これにより、アンテナ80は、無線通信装置50が放出する電波の車外への放出量を増加させる。
ルーフ72上のルーフトップに実装されたアンテナを、シャークフィンまたはドルフィンなどと呼ばれている。車デザイナーからすると、このようなルーフトップに実装されたアンテナは、車のボディラインを阻害するものであった。
本実施形態では、DCM等の無線通信装置50をルーフ72より内側に実装し、非接触の無給電アンテナエレメント81をルーフトップに実装している。これにより、見た目がスッキリとしたデザイン性を向上させることができる。また、透明であるので調色を不要とすることができる。さらに、ルーフ72の貫通孔に差し込むことにより、取り替え可能であるので、容易に取り替えることができ、コストを低減することができる。
実施形態4の無線通信システム4では、アンテナ80を破損しても、無線通信装置50は、給電アンテナエレメント51を内蔵している。よって、アンテナ性能こそ若干低下するが、無線通信装置50は、無線用通信機としての機能を停止しない。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施形態1〜4の各構成を組み合わせたものも、本発明の技術的思想の範囲内である。上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限らない。
(付記1)
給電アンテナエレメントを有する無線用通信機として機能する無線通信装置と、
透明導通フィルムを用いた無給電アンテナエレメントを有するアンテナと、
を備え、
前記無給電アンテナエレメントは、給電点と非接触であり、前記給電アンテナエレメントの近傍に配置され、
前記無給電アンテナエレメントには、前記給電アンテナエレメントの駆動電流による誘導電流が生じる、
無線通信システム。
(付記2)
前記誘導電流は、共振電流である、
付記1に記載の無線通信システム。
(付記3)
前記無給電アンテナエレメントは、前記無線通信装置の充電器に配置された、
付記1または2に記載の無線通信システム。
(付記4)
前記無線通信装置は、天井に設置され、
前記無給電アンテナエレメントは、前記天井からぶら下げられた、
付記1または2に記載の無線通信システム。
(付記5)
前記無線通信装置は、乗り物の内部に配置され、
前記無給電アンテナエレメントは、前記乗り物のウィンドウに配置された、
付記1または2に記載の無線通信システム。
(付記6)
前記無給電アンテナエレメントは、屈曲した形状である、
付記1〜5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記7)
前記給電アンテナエレメントは、逆L字状である、
付記1〜6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記8)
前記無給電アンテナエレメントは、一端及び他端を有し、前記一端から前記他端までの長さは、前記給電アンテナエレメントが放出する電波の波長の略1/2である、
付記1〜7のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記9)
前記給電アンテナエレメントは、一端及び給電点に接続した他端を有し、
前記無給電アンテナエレメントは、一端及び他端を有し、
前記給電アンテナエレメントの前記一端と、前記無給電アンテナエレメントの前記一端とは空間結合する、
付記1〜8のいずれか1項に記載の無線通信システム。
1、2、3、4、101、102 無線通信システム
10、30、50、130 無線通信装置
11、31、51、131 給電アンテナエレメント
12、32、132 基板
12a 基板面
13、33、133 給電点
14、34、134 一端
15、35、135 他端
16、36 屈曲部
19、39 筐体
20、40、60、80、120 アンテナ
21、41、61、61a、61b、81、121 無給電アンテナエレメント
24、44、124 一端
25、45、125 他端
26、27、126、127 屈曲部
28 凹部
29 設置体
29a 基台
29b 支持部
70 車
71 ウィンドウ
72 ルーフ
136 アンテナエレメントステー
137 補強板
138 コネクタ
139 導電性接着剤
140 アクリル板

Claims (7)

  1. 透明導通フィルムを用いた無給電アンテナエレメントを備え、
    前記無給電アンテナエレメントは、給電点と非接触であり、無線用通信機として機能する無線通信装置の給電アンテナエレメントの近傍に配置され、
    前記無給電アンテナエレメントには、前記給電アンテナエレメントの駆動電流による誘導電流が生じ、
    前記無給電アンテナエレメントは、乗り物のウィンドウに配置され、
    内部に前記給電アンテナエレメントを含む前記無線通信装置は、前記乗り物の内部におけるダッシュボードに実装された
    アンテナ。
  2. 前記誘導電流は、共振電流である、
    請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記無給電アンテナエレメントは、屈曲した形状である、
    請求項1または2に記載のアンテナ。
  4. 前記給電アンテナエレメントは、逆L字状である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のアンテナ。
  5. 前記無給電アンテナエレメントは、一端及び他端を有し、前記一端から前記他端までの長さは、前記給電アンテナエレメントが放出する電波の波長の略1/2である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のアンテナ。
  6. 前記給電アンテナエレメントは、一端及び給電点に接続した他端を有し、
    前記無給電アンテナエレメントは、一端及び他端を有し、
    前記給電アンテナエレメントの前記一端と、前記無給電アンテナエレメントの前記一端とは空間結合する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のアンテナ。
  7. 給電アンテナエレメントを有する無線用通信機として機能する無線通信装置と、
    透明導通フィルムを用いた無給電アンテナエレメントを有するアンテナと、
    を備え、
    前記無給電アンテナエレメントは、給電点と非接触であり、前記給電アンテナエレメントの近傍に配置され、
    前記無給電アンテナエレメントには、前記給電アンテナエレメントの駆動電流による誘導電流が生じ、
    前記無給電アンテナエレメントは、乗り物のウィンドウに配置され、
    内部に前記給電アンテナエレメントを含む前記無線通信装置は、前記乗り物の内部におけるダッシュボードに実装された
    無線通信システム。
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