JP6899919B2 - 電動機、圧縮機、空気調和機、及び電動機の製造方法 - Google Patents

電動機、圧縮機、空気調和機、及び電動機の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電動機に関する。
一般に、電動機を小型化するため、軸方向においてステータがロータよりも短くなるように設計された電動機が用いられている。磁極を形成する永久磁石がロータに固定されている場合、ロータからの磁束がステータに流入することにより、電動機内で磁気回路が形成される。ロータからステータに流入する磁束の量は、モータ効率に影響を及ぼす。したがって、上述のように、軸方向においてステータがロータよりも短くなるように設計された電動機では、ロータに対向するステータの面積が減り、ロータからステータに流入する磁束の量が減る。その結果、電動機のモータ効率が低下するという問題がある。この問題を解決するため、ロータに対向するステータの面積を大きくするように設計された電動機が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2009−95130号公報
特許文献1に記載されたステータでは、ステータを形成する板状体に、打ち抜き加工で渦電流を小さくするための溝が形成されている。しかしながら、打ち抜き加工では、板状体の厚さよりも狭い溝を形成することが困難である。したがって、打ち抜き加工で1つの板状体に形成された溝を持つステータでは、ロータに対向するステータの表面に対して溝が占める割合が大きくなるという問題がある。その結果、ロータからステータに流入する磁束の量が減り、電動機のモータ効率が低下するという問題がある。
本発明の目的は、電動機のモータ効率を改善することである。
本発明の電動機は、軸方向における第1側にある第1コア端部と前記軸方向において前記第1側の反対側である第2側にある第2コア端部とを有するステータコア、断面L字状に形成された第1板、及び断面L字状に形成された第2板を有するステータと、ロータコア、前記ロータコアの前記第1側にある第1ロータ端部、及び前記ロータコアの前記第2側にある第2ロータ端部を有し、前記ステータの内側に配置されたロータとを備え、前記ロータコアは、前記軸方向において前記ステータコアよりも長く、前記第1ロータ端部は、前記軸方向において前記第1コア端部から外側に離れて位置しており、前記第1板及び前記第2板は、前記ステータコアの前記第1側に配置されており、前記第1板は、前記ロータコアに対向する第1対向部と、前記ステータコアの前記第1側に備えられた第1ベース部とを有し、前記第2板は、前記ロータコアに対向する第2対向部と、前記ステータコアの前記第1側に備えられた第2ベース部とを有し、前記第1対向部及び前記第2対向部は、周方向において隙間を介して隣り合っている。
本発明によれば、電動機のモータ効率を改善することができる。
本発明の実施の形態1に係る電動機の構造を概略的に示す縦断面図である。 第1板の一部の構造を概略的に示す斜視図である。 図1に示される矢印A3の方向に見た第1板、第2板、及びステータコアの構造を概略的に示す図である。 図3に示される線C4−C4に沿った断面図である。 ステータの他の構造を示す断面図である。 電動機の製造工程の一例を示すフローチャートである。 電動機の製造工程における処理の一例を示す図である。 変形例に係る電動機の構造を概略的に示す縦断面図である。 第1板の第1対向部の幅に対する加工コスト及び渦電流損の大きさを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の構成を概略的に示す図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動機1の構造を概略的に示す縦断面図である。
各図に示されるxyz直交座標系において、z軸方向(z軸)は、電動機1のシャフト10の軸線A1(すなわち、ロータ2の回転軸)と平行な方向(「ロータ2の軸方向」又は単に「軸方向」ともいう)を示し、x軸方向(x軸)は、z軸方向(z軸)に直交する方向を示し、y軸方向は、z軸方向及びx軸方向の両方に直交する方向を示す。
電動機1は、例えば、インナーロータ型のIPM(Interior Permanent Magnet)モータである。
電動機1は、ロータ2と、ステータ3と、金属部品としての金属フレームであるフレーム4と、ベアリング5aと、ベアリング5bと、圧縮バネ6とを備えている。以下、図1における上側(すなわち、+z側)を第1側(A側ともいう)、下側(すなわち、−z側)を第2側(B側ともいう)とそれぞれ呼ぶ。図1に示される例では、第1側が電動機1の負荷側であり、第2側が電動機1の反負荷側であるが、第2側が負荷側で、第1側が反負荷側であっても良い。
ベアリング5a及びベアリング5bは、ロータ2を回転自在に支持する。ベアリング5aは、フレーム4の第1側(具体的には、フレーム部4a)に固定されており、ベアリング5bは、フレーム4の第2側(具体的には、フレーム部4b)に固定されている。
フレーム4はステータ3を覆う。フレーム4の少なくとも一部は、電動機1の外部に露出している。フレーム4は、鉄又はアルミニウムなどの金属材料で形成されている。本実施の形態では、フレーム4は、フレーム部4a及び4bで構成されている。具体的には、フレーム4は、ロータ2の回転軸に垂直な平面で2つのフレーム(すなわち、フレーム部4a及び4b)に分割されている。フレーム部4a及び4bの各々は、カップ状に形成されている。
フレーム4は、軸方向における一端側(図1に示される第1側)に形成された内側表面41a(第1の内側表面)と、軸方向における他端側(図1に示される第2側)に形成された内側表面41b(第2の内側表面)とを有する。
フレーム部4aは、開口側に形成されたフランジ部42aと、内側表面41aとを有する。フレーム部4aは、ベアリング5aを介してロータ2の第1側を支持する。
フレーム部4bは、開口側に形成されたフランジ部42bと、内側表面41bと、有底部分42cとを有する。フレーム部4bは、ベアリング5bを介してロータ2の第2側を支持する。フレーム部4b内には、ステータ3が固定されている。
フレーム部4aのフランジ部42aは、フレーム部4bのフランジ部42bに接触しており、フレーム部4aのフランジ部42aは、例えば、接着剤、ねじ、又は溶接でフレーム部4bのフランジ部42bに固定されている。
圧縮バネ6は、フレーム部4bの有底部分42cとベアリング5bとの間に配置されている。圧縮バネ6は、ベアリング5bに予圧を与えている。これにより、ベアリング5aにも予圧が与えられる。圧縮バネ6としては、例えば、ウェーブワッシャなどが用いられる。
ロータ2は、ロータコア7と、永久磁石8と、端板9aと、端板9bと、シャフト10とを有する。ロータ2は、ステータ3の内側に配置されている。
ロータコア7は、ロータコア7の第1側にある第1ロータ端部71と、ロータコア7の第2側にある第2ロータ端部72とを有する。ロータコア7は、例えば、予め定められた形状に打ち抜かれた複数の電磁鋼板を軸方向に積層することにより形成される。ロータコア7の断面形状(すなわち、軸方向に直交する平面形状)は、円形である。ロータコア7には、シャフト穴11及び磁石挿入穴12が形成されている。
シャフト穴11は、軸方向に形成された貫通穴である。シャフト穴11には、シャフト10が挿入されている。ロータ2の径方向(「ステータ3の径方向」又は、単に「径方向」ともいう)におけるシャフト穴11の中心は、径方向におけるロータコア7の中心と一致する。
本実施の形態では、複数の磁石挿入穴12がロータコア7に、軸線A1を中心とするロータ2の周方向(「ステータ3の周方向」又は、単に「周方向」ともいう)に等間隔で形成されている。磁石挿入穴12は、軸方向に形成された貫通穴である。各磁石挿入穴12は、シャフト穴11よりもロータコア7の外周面の近くに形成されている。各磁石挿入穴12には、永久磁石8が挿入されている。
永久磁石8は、例えば希土類磁石である。永久磁石8の形状は、例えば、直方体である。
端板9a及び9bは、磁石挿入穴12の第1側及び第2側の開口部をそれぞれ塞ぐ。これにより、永久磁石8が磁石挿入穴12から外れることを防ぐ。
シャフト10の断面形状(すなわち、軸方向に直交する平面形状)は、例えば円形である。シャフト10は、ベアリング5a及びベアリング5bにより回転自在に支持されている。
ステータ3は、円環状に形成されたステータコア17と、巻線18を絶縁するインシュレータ16と、インシュレータ16、第1板19、及び第2板20を介してステータコア17に巻かれた巻線18と、第1板19と、第2板20とを有する。ステータ3は、周方向に円環状に形成されている。ステータ3(具体的には、ステータコア17)は、フレーム4(具体的には、フレーム部4b)によって保持されている。ステータ3の内側に、ロータ2が回転自在に備えられている。
ステータ3は、圧入又は溶接などの手段でフレーム4(具体的には、フレーム部4b)内に固定されており、ステータコア17の外周面は、フレーム部4bの内側に接触している。
ステータコア17は、予め定められた形状に打ち抜かれた複数の電磁鋼板を軸方向に積層することにより形成される。ステータコア17は、例えば、少なくとも1つのヨーク部(コアバックともいう)と、径方向における内側に向けて突出する複数のティース部とを有する。この場合、複数のティース部は、軸線A1を中心として放射状に配列されており、これらのティース部は、周方向に等間隔で配列されている。ティース部の径方向内側の先端は、ロータ2に対向している。ティース部の先端とロータ2との間には、エアギャップが形成されている。
ステータコア17は、第1コア端部17aと、第2コア端部17bとを有する。第1コア端部17aは、軸方向における第1側にある。第2コア端部17bは、軸方向において第1側の反対側である第2側にある。
ロータコア7は、軸方向においてステータコア17よりも長い。ロータコア7の両端部のうちの少なくとも一方は、軸方向においてステータコア17の一端部から外側に離れて位置している。本実施の形態では、第1ロータ端部71が、軸方向においてステータコア17の第1コア端部17aから外側に離れて位置している。第1ロータ端部71の代わりに、第2ロータ端部72が、軸方向においてステータコア17の第2コア端部17bから外側に離れて位置していてもよい。
第1板19及び第2板20は、ステータコア17の第1側に配置されている。第2板20は、第1板19に軸方向に重ねられている。
図2は、第1板19の一部の構造を概略的に示す斜視図である。第2板20の構造は、第1板19の構造と同じである。
第1板19は、例えば、電磁鋼板で形成されている。第1板19は、断面L字状に形成されている。言い換えると、図1に示されるように、zy平面上における断面形状がL字状に形成されている。第1板19のxy平面上における形状は、例えば、ステータコア17のティース部のxy平面上における形状と同じ形状に形成される。
第1板19は、第1ベース部19aと、少なくとも1つの第1対向部19bと、少なくとも1つの第1スリット19cとを有する。
第1ベース部19aは、ステータコア17の第1側(具体的には、第1コア端部17a)に備えられている。複数の第1板19がステータコア17の第1側に備えられていてもよい。第1対向部19bは、ロータコア7に対向している。第1対向部19bは、軸方向に延在している。
第1スリット19cは、2つの第1対向部19bの間において径方向に形成されている。言い換えると、第1スリット19cは、第1ベース部19aの径方向内側に形成されている。すなわち、第1スリット19cは、径方向に延在している。これにより、互いに隣接する2つの第1対向部19bの間に、軸方向に貫通する隙間が形成されている。
第2板20は、例えば、電磁鋼板で形成されている。第2板20は、断面L字状に形成されている。言い換えると、図1に示されるように、zy平面上における断面形状がL字状に形成されている。第2板20のxy平面上における形状は、例えば、ステータコア17のティース部のxy平面上における形状と同じ形状に形成される。第1板19及び第2板20の材料は、互いに異なっていてもよい。
第2板20は、第2ベース部20aと、少なくとも1つの第2対向部20bと、少なくとも1つの第2スリット20c(図3)とを有する。
第2ベース部20aは、ステータコア17の第1側に備えられている。具体的には、第2ベース部20aは、軸方向において第1ベース部19aに重ねられている。複数の第2板20がステータコア17の第1側に備えられていてもよい。第2対向部20bは、ロータコア7に対向している。第2対向部20bは、軸方向に延在している。
第2スリット20cは、2つの第2対向部20bの間において径方向に形成されている。言い換えると、第2スリット20cは、第2ベース部20aの径方向内側に形成されている。すなわち、第2スリット20cは、径方向に延在している。これにより、互いに隣接する2つの第2対向部20bの間に、軸方向に貫通する隙間が形成されている。
図3は、図1に示される矢印A3の方向に見た第1板19、第2板20、及びステータコア17の構造を概略的に示す図である。
図4は、図3に示される線C4−C4に沿った断面図である。
第2板20の第2スリット20c内に第1対向部19bの一部が位置している。これにより、図3に示されるように、第1対向部19b及び第2対向部20bは、周方向において隙間を介して隣り合っている。図4に示されるように、第1対向部19b及び第2対向部20bは、軸方向においてステータコア17の外側に延在するロータコア7の一部に対向している。
第1対向部19b、第2対向部20b、及び径方向におけるステータコア17の内側表面は、ロータ2に対向するステータ3の内側表面を形成する。
本実施の形態では、第1板19は複数の第1対向部19bを有し、第2板20も複数の第2対向部20bを有する。したがって、図3に示されるように、第1対向部19b及び第2対向部20bは、周方向において隙間を介して交互に配列されている。周方向における複数の隙間の幅は、互いに異なっていてもよい。
軸方向において、第1対向部19bの端部、第2対向部20bの端部、及び第1ロータ端部71は、互いに一致している。
軸方向における第1ベース部19aの厚さをt1とし、周方向における第1対向部19bの幅をw1としたとき、t1及びw1の関係は、w1≧(2/3)×t1を満たす。同様に、軸方向における第2ベース部20aの厚さをt2とし、周方向における第2対向部20bの幅をw2としたとき、t2及びw2の関係は、w2≧(2/3)×t2を満たす。
さらに、t1及びw1の関係は、t1≧w1を満たすことが望ましい。同様に、t2及びw2の関係は、t2≧w2を満たすことが望ましい。
本実施の形態では、第1対向部19bの幅w1は、第2対向部20bの幅w2と等しい(すなわち、w1=w2)。ただし、幅w1及びw2は、互いに異なっていてもよく、厚さt1及びt2も互いに異なっていてもよい。
図5は、ステータ3の他の構造を示す断面図である。
ステータ3は、インシュレータ16の代わりに、樹脂23を有してもよい。樹脂23は、第2板20を第1板19と一体化させる。すなわち、第2板20は、樹脂23によって第1板19と一体化される。これにより、樹脂23は、第2対向部20bを第1対向部19bと一体化させる。樹脂23は、第1板19と巻線18との間に備えられている。同様に、樹脂23は、第2板20と巻線18との間にも備えられている。樹脂23は、例えば、第1板19及び第2板20を絶縁させる材料である。
次に、電動機1の製造方法について説明する。
図6は、電動機1の製造工程の一例を示すフローチャートである。電動機1の製造方法は、以下に説明されるステップを含む。
ステップS1では、ステータコア17を形成する。例えば、複数の電磁鋼板を軸方向に積層することにより、ステータコア17を形成する。
ステップS2では、第1板19をステータコア17に固定する。具体的には、第1板19の第1対向部19bがロータコア7と対向するように第1板19の第1ベース部19aをステータコア17の第1側(具体的には、第1コア端部17a)に配置する。例えば、接着剤で第1ベース部19aを第1コア端部17aに固定する。
図7は、電動機1の製造工程のステップS3における処理の一例を示す図である。
ステップS3では、第2板20を第1板19と組み合わせる。具体的には、図7に示されるように、第2板20の一部(すなわち、第2対向部20b)が周方向において隙間を介して第1板19の一部(具体的には、第1対向部19b)と隣り合うように且つロータコア7と対向するように、第2板20を第1板19と組み合わせる。例えば、接着剤で第2板20の第2ベース部20aを第1板19の第1ベース部19aに固定する。
ステップS4では、第1板19及び第2板20の第1側にインシュレータ16を配置し、ステータコア17の第2側にもインシュレータ16を配置する。
ステップS5では、巻線18を、インシュレータ16、第1板19、及び第2板20を介してステータコア17に巻き付ける。これにより、ステータ3を作製することができる。
ステップS6では、ステータ3をフレーム4内に固定する。具体的には、圧入又は溶接などの手段でステータ3をフレーム部4b内に固定する。
ステップS7では、ロータ2を作製する。例えば、ロータコア7に形成されたシャフト穴11にシャフト10を挿入し、ロータ2を得る。磁極を形成する永久磁石8を、予めロータコア7に取り付けておいてもよい。
ステップS8では、シャフト10をベアリング5a及び5bに挿入する。
ステップS1からステップS8までの順序は、図6に示される順序に限られない。例えば、ステップS1からステップS6までのステップと、ステップS7とは、互いに並行して行うことができる。ステップS7は、ステップS1からステップS6までのステップよりも先に行われてもよい。
ステップS9では、フレーム部4bの有底部分42cに圧縮バネ6を配置し、ステータ3の内側に、ロータ2をベアリング5a及び5bと共に挿入する。具体的には、ロータコア7の第1ロータ端部71が軸方向においてステータコア17の第1コア端部17aから外側に離れて位置するように、ロータ2をステータ3の内側に挿入する。
ステップS10では、フレーム部4aをフレーム部4bと組み合わせることにより、フレーム4を組み立てる。
以上に説明した工程により電動機1が組み立てられる。
変形例.
図8は、変形例に係る電動機1aの構造を概略的に示す縦断面図である。
変形例に係る電動機1aにおけるステータ3aの構造は、実施の形態1に係る電動機1におけるステータ3の構造と異なる。具体的には、ステータ3aは、ステータコア17、インシュレータ16、巻線18、第1板19、及び第2板20に加えて第3板21及び第4板22を有する。さらに、ロータ2の第2ロータ端部72は、軸方向においてステータコア17の第2コア端部17bから外側に離れて位置している。これらの点を除き、電動機1aは電動機1と同じである。
第3板21及び第4板22は、ステータコア17の第2側に配置されている。第4板22は、第3板21に軸方向に重ねられている。さらに、インシュレータ16は、第4板22に軸方向に重ねられている。
第3板21及び第4板22の構造は、第1板19の構造と同じである。すなわち、第3板21は、断面L字状に形成されている。言い換えると、図8に示されるように、zy平面上における断面形状がL字状に形成されている。第3板21のxy平面上における形状は、例えば、ステータコア17のティース部のxy平面上における形状と同じ形状に形成される。
図2に示される第1板19と同様に、第3板21は、ベース部(第3ベース部ともいう)と、少なくとも1つの対向部(第3対向部ともいう)と、少なくとも1つのスリット(第3スリットともいう)とを有する。第3板21のベース部は、ステータコア17の第2側に備えられている。複数の第3板21がステータコア17の第2側に備えられていてもよい。第3板21の対向部は、ロータコア7に対向している。第3板21の対向部は、軸方向に延在している。
第3板21のスリットは、第3板21の2つの対向部の間において径方向に形成されている。言い換えると、第3板21のスリットは、第3板21のベース部の径方向内側に形成されている。すなわち、第3板21のスリットは、径方向に延在している。これにより、第3板21において、互いに隣接する2つの対向部の間に、軸方向に貫通する隙間が形成されている。
第4板22は、断面L字状に形成されている。言い換えると、図8に示されるように、zy平面上における断面形状がL字状に形成されている。第4板22のxy平面上における形状は、例えば、ステータコア17のティース部のxy平面上における形状と同じ形状に形成される。
図2に示される第1板19と同様に、第4板22は、ベース部(第4ベース部ともいう)と、少なくとも1つの対向部(第4対向部ともいう)と、少なくとも1つのスリット(第4スリットともいう)とを有する。第4板22のベース部は、ステータコア17の第2側に備えられている。具体的には、第4板22のベース部は、軸方向において第3板21のベース部に重ねられている。複数の第4板22がステータコア17の第2側に備えられていてもよい。第4板22の対向部は、ロータコア7に対向している。第4板22の対向部は、軸方向に延在している。
第4板22のスリットは、第4板22の2つの対向部の間において径方向に形成されている。言い換えると、第4板22のスリットは、第4板22のベース部の径方向内側に形成されている。すなわち、第4板22のスリットは、径方向に延在している。これにより、第4板22において、互いに隣接する2つの対向部の間に、軸方向に貫通する隙間が形成されている。
第4板22のスリット内に第3板21の対向部の一部が位置している。これにより、図3に示される第1板19及び第2板20と同様に、第3板21の対向部及び第4板22の対向部は、周方向において隙間を介して隣り合っている。第3板21の対向部及び第4板22の対向部は、軸方向においてステータコア17の外側に延在するロータコア7の一部に対向している。
第3板21の対向部、第4板22の対向部、及び径方向におけるステータコア17の内側表面は、ロータ2に対向するステータ3の内側表面を形成する。
第3板21は複数の対向部を有し、第4板22も複数の対向部を有する。第3板21の対向部及び第4板22の対向部は、周方向において隙間を介して交互に配列されている。
軸方向において、第3板21の対向部の端部、第4板22の対向部の端部、及び第2ロータ端部72は、互いに一致している。
上述のように、第4板22の第3板21に対する位置関係は、第2板20の第1板19に対する位置関係と同じである。
軸方向における第3板21のベース部の厚さと、周方向における第3板21の対向部の幅との関係は、第1板19の第1ベース部19aの厚さt1と、第1板19の第1対向部19bの幅w1との関係と同じである。同様に、第4板22のベース部の厚さと、周方向における第4板22の対向部の幅との関係は、第2板20の第2ベース部20aの厚さt2と、第2板20の第2対向部20bの幅w2との関係と同じである。周方向における第3板21の対向部の幅は、周方向における第4板22の対向部の幅と等しい。
実施の形態1に係る電動機1(変形例を含む)及び電動機1の製造方法の効果を以下に説明する。
電動機1では、第1ロータ端部71が、軸方向においてステータコア17の第1コア端部17aから外側に離れて位置している。したがって、軸方向において、ステータコア17は、ロータコア7よりも短い。これにより、巻線18の長さを短くすることができるので、巻線18のコストを低減することができるとともに、銅損を低減することができる。さらに、電動機1を小型化することができる。しかしながら、一般に、軸方向において、ステータコアがロータコアよりも短い場合、ロータコアからステータに流入する磁束が減るため、モータ効率が低下する。
本実施の形態では、第1対向部19b及び第2対向部20bがロータコア7に対向している。すなわち、ロータコア7に対向するステータ3の面積が増加する。したがって、ステータコア17に加えて、ロータコア7からの磁束が第1板19及び第2板20にも流入し、ステータ3に流入する磁束が増加する。これにより、電動機1のモータ効率を改善することができる。
第1対向部19bと第2対向部20bとの間に隙間が存在しない場合、第1対向部19b及び第2対向部20bにおいて渦電流損が生じやすい。一方、本実施の形態では、第1対向部19b及び第2対向部20bは、周方向において隙間を介して交互に配列されている。これにより、ステータ3における渦電流損を低減することができ、モータ効率を改善することができる。
さらに、第2板20は第1板19と組み合わされるので、第1対向部19bと第2対向部20bとの間の隙間を調整することが容易である。断面L字状に形成された1つの板に隙間又は溝を加工して得られる構造に比べて、ロータコア7に対向するステータ3の面積を大きくすることができ、モータ効率を容易に改善することができる。さらに、断面L字状に形成された1つの板に隙間又は溝を加工する方法に比べて、加工コストを低減することができる。
例えば、断面L字状に形成された1つの板に打ち抜き加工で溝を形成する場合、板の厚さよりも狭い溝を形成することが困難である。これに対し、本実施の形態では、第2板20を第1板19と組み合わせることにより、第1対向部19bと第2対向部20bとの間に狭い隙間を容易に形成することができる。これにより、ステータ3における渦電流損を低減することができ、モータ効率を改善することができる。
軸方向において、第1対向部19bの端部、第2対向部20bの端部、及び第1ロータ端部71が互いに一致しているとき、ロータコア7からの磁束の漏れを低減することができる。すなわち、ステータ3が小型化された場合でも、多くの磁束がロータコア7からステータ3に流入される。これにより、電動機1のモータ効率を改善することができる。
第1ベース部19aの厚さt1及び第1対向部19bの幅w1の関係は、w1≧(2/3)×t1を満たす。同様に、第2ベース部20aの厚さt2及び第2対向部20bの幅w2の関係は、w2≧(2/3)×t2を満たす。これにより、第1板19及び第2板20を、プレス加工(例えば、打ち抜き加工)で容易に成形することができる。その結果、切削加工に比べて加工コストを低減することができ、加工精度を向上させることができる。
図9は、第1板19の第1対向部19bの幅w1に対する加工コスト及び渦電流損の大きさを示す図である。図9に示される第1軸(すなわち、左側の縦軸)は、加工コストの大きさを示し、第2軸(すなわち、右側の縦軸)は、第1板19に生じる渦電流損の大きさを示す。すなわち、曲線L1は、幅w1に対する加工コストの大きさを示し、曲線L2は、幅w1に対する渦電流損の大きさを示す。
例えば、ファインブランキング加工を用いることにより、t1≧w1≧(2/3)×t1を満たすように第1板19を加工することができる。ただし、幅w1が(2/3)×t1に近い範囲では、金型の精度を高める必要があるので、図9に示されるように加工コストが大きい。幅w1が大きくなるにつれて、加工コストが低減する。
図9に示されるように、幅w1が(2/3)×t1以上であるとき、加工コストを効果的に低減させることができる。ただし、w1>t1の範囲では、金型の精度が緩和されるので、加工コストを低減させる効果が小さい。一方、第1板19における渦電流損の大きさは、幅w1の2乗に比例して増加する。したがって、図9に示されるように、幅w1が大きくなるにつれて、第1板19における渦電流損が増加する。
図9に示されるように、第1ベース部19aの厚さt1及び第1対向部19bの幅w1の関係が、t1≧w1≧(2/3)×t1を満たすとき、第1板19の加工コストを低減しつつ、第1板19における渦電流損を低減することができる。第2板20は、図9に示される第1板19の特性と同じ特性を持つ。したがって、第2ベース部20aの厚さt2及び第2対向部20bの幅w2の関係が、t2≧w2≧(2/3)×t2を満たすとき、第1板19と同様に、第2板20の加工コストを低減しつつ、第2板20における渦電流損を低減することができる。
さらに、第1ベース部19aの径方向内側に第1スリット19cが形成されており、第2ベース部20aの径方向内側に第2スリット20cが形成されている。これにより、第2板20を第1板19と組み合わせた状態において、互いに隣接する第1対向部19bと第2対向部20bとの間に、軸方向に貫通する隙間を形成することができる。その結果、ステータ3における渦電流損を低減することができ、モータ効率を改善することができる。
第2板20を樹脂23で第1板19と一体化させることにより、第1板19及び第2板20の位置ずれを防ぐことができる。さらに、樹脂23が第1板19と巻線18との間及び第2板20と巻線18との間に備えられている場合、インシュレータ16を用いずに、第1板19及び第2板20を絶縁させることができる。この場合、樹脂23は、第1板19及び第2板20を絶縁させる材料である。したがって、樹脂23をインシュレータ16の代わりに用いることにより、部品数及び部品コストが削減され、第1板19及び第2板20の位置ずれを防ぐことができる。
変形例に係る電動機1aによれば、ロータ2の第2ロータ端部72は、軸方向においてステータコア17の第2コア端部17bから外側に離れて位置している。すなわち、軸方向におけるロータコア7の両側が、軸方向においてステータコア17の外側に離れて位置している。したがって、実施の形態1に係る電動機1に比べて、巻線18の長さを短くすることができるので、巻線18のコストを低減することができるとともに、銅損を低減することができる。さらに、実施の形態1に係る電動機1に比べて、電動機1aを小型化することができる。
変形例では、第3板21の対向部及び第4板22の対向部がロータコア7に対向している。これにより、ロータコア7からステータ3aに流入する磁束の減少を防ぎ、小型化された電動機1aのモータ効率を改善することができる。
電動機1の製造方法によれば、第2板20を第1板19と組み合わせることにより、ロータコア7に対向するステータ3の面積を増加させることができ、周方向における第1板19(具体的には、第1対向部19b)と第2板20(具体的には、第2対向部20b)との間の隙間を調整することが容易である。これにより、ステータ3における渦電流損を低減することができ、モータ効率を改善することができる。さらに、上述のように、1つの板に隙間を加工する方法に比べて、加工コストを低減することができ、第1板19と第2板20との間に狭い隙間を形成することが容易である。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る空気調和機50について説明する。
図10は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機50の構成を概略的に示す図である。
実施の形態2に係る空気調和機50(例えば、冷凍空調装置)は、送風機(第1の送風機)としての室内機51と、冷媒配管52と、冷媒配管52によって室内機51に接続された送風機(第2の送風機)としての室外機53とを備える。
室内機51は、電動機51a(例えば、実施の形態1に係る電動機1)と、電動機51aによって駆動されることにより、送風する送風部51bと、電動機51a及び送風部51bを覆うハウジング51cとを有する。送風部51bは、例えば、電動機51aによって駆動される羽根51dを有する。例えば、羽根51dは、電動機51aのシャフト(例えば、シャフト10)に固定されており、気流を生成する。
室外機53は、電動機53a(例えば、実施の形態1に係る電動機1)と、送風部53bと、圧縮機54と、熱交換器(図示しない)とを有する。送風部53bは、電動機53aによって駆動されることにより、送風する。送風部53bは、例えば、電動機53aによって駆動される羽根53dを有する。例えば、羽根53dは、電動機53aのシャフト(例えば、シャフト10)に固定されており、気流を生成する。圧縮機54は、電動機54a(例えば、実施の形態1に係る電動機1)と、電動機54aによって駆動される圧縮機構54b(例えば、冷媒回路)と、電動機54a及び圧縮機構54bを覆うハウジング54cとを有する。
空気調和機50において、室内機51及び室外機53の少なくとも1つは、実施の形態1で説明した電動機1(変形例を含む)を有する。具体的には、送風部の駆動源として、電動機51a及び53aの少なくとも一方に、実施の形態1で説明した電動機1が適用される。さらに、圧縮機54の電動機54aとして、実施の形態1で説明した電動機1(変形例を含む)を用いてもよい。
空気調和機50は、例えば、室内機51から冷たい空気を送風する冷房運転、又は温かい空気を送風する暖房運転等の運転を行うことができる。室内機51において、電動機51aは、送風部51bを駆動するための駆動源である。送風部51bは、調整された空気を送風することができる。
実施の形態2に係る空気調和機50によれば、電動機51a及び53aの少なくとも一方に、実施の形態1で説明した電動機1(変形例を含む)が適用されるので、実施の形態1で説明した効果と同じ効果を得ることができる。これにより、空気調和機50の効率を改善することができる。
さらに、送風機(例えば、室内機51)の駆動源として、実施の形態1に係る電動機1(変形例を含む)を用いることにより、実施の形態1で説明した効果と同じ効果を得ることができる。これにより、送風機の効率を改善することができる。実施の形態1に係る電動機1と電動機1によって駆動される羽根(例えば、羽根51d又は53d)とを有する送風機は、送風する装置として単独で用いることができる。この送風機は、空気調和機50以外の機器にも適用可能である。
さらに、圧縮機54の駆動源として、実施の形態1に係る電動機1(変形例を含む)を用いることにより、実施の形態1で説明した効果と同じ効果を得ることができる。これにより、圧縮機54の効率を改善することができる。
実施の形態1で説明した電動機1は、空気調和機50以外に、換気扇、家電機器、又は工作機など、駆動源を有する機器に搭載できる。
以上に説明した各実施の形態における特徴及び変形例における特徴は、互いに適宜組み合わせることができる。
1,51a,54a 電動機、 2 ロータ、 3 ステータ、 4 フレーム、 5a,5b ベアリング、 6 圧縮バネ、 7 ロータコア、 16 インシュレータ、 17 ステータコア、 17a 第1コア端部、 17b 第2コア端部、 18 巻線、 19 第1板、 19a 第1ベース部、 19b 第1対向部、 19c 第1スリット、 20 第2板、 20a 第2ベース部、 20b 第2対向部、 20c 第2スリット、 21 第3板、 22 第4板、 23 樹脂、 50 空気調和機、 51 室内機、 53 室外機、 54 圧縮機、 54b 圧縮機構、 71 第1ロータ端部、 72 第2ロータ端部。

Claims (15)

  1. 軸方向における第1側にある第1コア端部と前記軸方向において前記第1側の反対側である第2側にある第2コア端部とを有するステータコア、断面L字状に形成された第1板、及び断面L字状に形成された第2板を有するステータと、
    ロータコア、前記ロータコアの前記第1側にある第1ロータ端部、及び前記ロータコアの前記第2側にある第2ロータ端部を有し、前記ステータの内側に配置されたロータと
    を備え、
    前記ロータコアは、前記軸方向において前記ステータコアよりも長く、
    前記第1ロータ端部は、前記軸方向において前記第1コア端部から外側に離れて位置しており、
    前記第1板及び前記第2板は、前記ステータコアの前記第1側に配置されており、
    前記第1板は、
    前記ロータコアに対向する第1対向部と、
    前記ステータコアの前記第1側に備えられた第1ベース部と
    を有し、
    前記第2板は、
    前記ロータコアに対向する第2対向部と、
    前記ステータコアの前記第1側に備えられた第2ベース部と
    を有し、
    前記第1対向部及び前記第2対向部は、周方向において隙間を介して隣り合っている
    電動機。
  2. 前記軸方向において、前記第1対向部の端部、前記第2対向部の端部、及び前記第1ロータ端部は、互いに一致している請求項1に記載の電動機。
  3. 前記軸方向における前記第1ベース部の厚さをt1とし、前記周方向における前記第1対向部の幅をw1としたとき、
    w1≧(2/3)×t1
    を満たす請求項1又は2に記載の電動機。
  4. t1≧w1を満たす請求項3に記載の電動機。
  5. 前記軸方向における前記第2ベース部の厚さをt2とし、前記周方向における前記第2対向部の幅をw2としたとき、
    w2≧(2/3)×t2
    を満たす請求項1から4のいずれか1項に記載の電動機。
  6. t2≧w2を満たす請求項5に記載の電動機。
  7. 前記周方向における前記第1対向部の幅をw1とし、前記周方向における前記第2対向部の幅をw2としたとき、
    w1=w2を満たす
    請求項1から6のいずれか1項に記載の電動機。
  8. 前記第1板は、前記第1ベース部の径方向内側に形成された第1スリットを有する請求項1から7のいずれか1項に記載の電動機。
  9. 前記第2板は、前記第2ベース部の径方向内側に形成された第2スリットを有する請求項1から8のいずれか1項に記載の電動機。
  10. 前記第2スリット内に前記第1対向部の一部が位置している請求項9に記載の電動機。
  11. 前記ステータは、
    巻線と、
    前記第2対向部を前記第1対向部と一体化させる樹脂とを有し、
    前記樹脂は、前記第1板と前記巻線との間及び前記第2板と前記巻線との間に備えられている
    請求項1から10のいずれか1項に記載の電動機。
  12. 前記第2ロータ端部は、前記軸方向において前記第2コア端部から外側に離れて位置しており、
    前記ステータは、断面L字状に形成された第3板及び断面L字状に形成された第4板を有し、
    前記第3板及び前記第4板は、前記ステータコアの前記第2側に配置されており、
    前記第3板は、
    前記ロータに対向する第3対向部と、
    前記ステータコアの前記第2側に備えられた第3ベース部と
    を有し、
    前記第4板は、
    前記ロータに対向する第4対向部と、
    前記ステータコアの前記第2側に備えられた第4ベース部と
    を有し、
    前記第3対向部及び前記第4対向部は、前記周方向において隙間を介して隣り合っている
    請求項1から11のいずれか1項に記載の電動機。
  13. 電動機と、
    前記電動機によって駆動される圧縮機構と
    を備え、
    前記電動機は、
    軸方向における第1側にある第1コア端部と前記軸方向において前記第1側の反対側である第2側にある第2コア端部とを有するステータコア、断面L字状に形成された第1板、及び断面L字状に形成された第2板を有するステータと、
    ロータコア、前記ロータコアの前記第1側にある第1ロータ端部、及び前記ロータコアの前記第2側にある第2ロータ端部を有し、前記ステータの内側に配置されたロータと
    を有し、
    前記ロータコアは、前記軸方向において前記ステータコアよりも長く、
    前記第1ロータ端部は、前記軸方向において前記第1コア端部から外側に離れて位置しており、
    前記第1板及び前記第2板は、前記ステータコアの前記第1側に配置されており、
    前記第1板は、
    前記ロータコアに対向する第1対向部と、
    前記ステータコアの前記第1側に備えられた第1ベース部と
    を有し、
    前記第2板は、
    前記ロータコアに対向する第2対向部と、
    前記ステータコアの前記第1側に備えられた第2ベース部と
    を有し、
    前記第1対向部及び前記第2対向部は、周方向において隙間を介して隣り合っている
    圧縮機。
  14. 室内機と、
    前記室内機に接続された室外機と
    を備え、
    前記室内機及び前記室外機の少なくとも1つは電動機を有し、
    前記電動機は、
    軸方向における第1側にある第1コア端部と前記軸方向において前記第1側の反対側である第2側にある第2コア端部とを有するステータコア、断面L字状に形成された第1板、及び断面L字状に形成された第2板を有するステータと、
    ロータコア、前記ロータコアの前記第1側にある第1ロータ端部、及び前記ロータコアの前記第2側にある第2ロータ端部を有し、前記ステータの内側に配置されたロータと
    を有し、
    前記ロータコアは、前記軸方向において前記ステータコアよりも長く、
    前記第1ロータ端部は、前記軸方向において前記第1コア端部から外側に離れて位置しており、
    前記第1板及び前記第2板は、前記ステータコアの前記第1側に配置されており、
    前記第1板は、
    前記ロータコアに対向する第1対向部と、
    前記ステータコアの前記第1側に備えられた第1ベース部と
    を有し、
    前記第2板は、
    前記ロータコアに対向する第2対向部と、
    前記ステータコアの前記第1側に備えられた第2ベース部と
    を有し、
    前記第1対向部及び前記第2対向部は、周方向において隙間を介して隣り合っている
    空気調和機。
  15. 軸方向における第1側にある第1コア端部と前記軸方向において前記第1側の反対側である第2側にある第2コア端部とを有するステータコア、断面L字状に形成された第1板、及び断面L字状に形成された第2板を有するステータと、前記軸方向において前記ステータコアよりも長いロータコア、前記ロータコアの前記第1側にある第1ロータ端部、及び前記ロータコアの前記第2側にある第2ロータ端部を有するロータとを有する電動機の製造方法であって、
    前記第1板を、前記ロータコアと対向するように前記第1コア端部に配置するステップと、
    前記第2板の一部が周方向において隙間を介して前記第1板の一部と隣り合うように且つ前記ロータコアと対向するように、前記第2板を前記第1板と組み合わせるステップと、
    前記第1ロータ端部が前記軸方向において前記第1コア端部から外側に離れて位置するように、前記ロータを前記ステータの内側に挿入するステップと
    を備える
    電動機の製造方法。
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