JP6898631B2 - Nc研削装置 - Google Patents
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Description
ワークを研削加工するための砥石と、
砥石を、ワークの研削加工を行う研削位置と、砥石の研削面の位置を確認するための基準退避位置との間で移動させる砥石移動手段と、
研削位置にある砥石の研削面に研削液を供給するための研削液供給手段と、
基準退避位置にある砥石の研削面を検出するための非接触式センサと
を備えたNC研削装置であって、
研削液供給手段による研削液の供給が停止されてから、基準退避位置に移動した砥石の研削面に付着する研削液の表面を非接触式センサが検出するまでの経過時間taを測定する経過時間測定手段と、
経過時間測定手段によって測定された経過時間ta 、及び研削液供給手段による研削液の供給が停止されてからの経過時間tと、砥石の研削面に残留している研削液の膜厚Trとの予め求めた関係に基づいて、非接触式センサによる検出時の砥石の研削面に残留している研削液の膜厚を推定して、その推定値Taを出力する膜厚推定手段と、
膜厚推定手段によって出力された推定値Taを用いて、非接触式センサによる検出時の砥石の研削面の位置を、膜厚の推定値T a だけ砥石側に後退させた位置に補正することで、実際の砥石の研削面の位置を検出する研削面位置補正手段と
をさらに備えたことを特徴とするNC研削装置
を提供することによって解決される。
研削液供給手段による研削液の供給が停止されてからの経過時間tと、砥石の研削面に残留している研削液の膜厚Trとの関係を、実際の測定に基づいて求めるための時間膜厚関係決定手段と、
時間膜厚関係決定手段で求められた経過時間tと膜厚Trとの関係を記憶するための時間膜厚関係記憶手段と
をさらに備えたものとし、
膜厚推定手段が、時間膜厚関係記憶手段に記憶された経過時間tと膜厚Trとの関係に基づき、経過時間測定手段から入力された経過時間taに応じた膜厚の推定値Taを出力するものとされ、
前記実際の測定は、前記経過時間tと、接触式センサと砥石の研削面との間の距離の測定であり、
砥石の研削面に研削液が殆ど残留していない状態における前記距離の測定値を初期距離Loとすると、
前記膜厚Trは、研削液を供給した後、砥石を後退させ、研削液の膜厚が安定する時間が経過し、かつ研削液の供給を停止したときに、前記距離が前記初期距離Loに達したときの研削液の膜厚が前記砥石を後退させたときの後退量であることにより求めると好ましい。これにより、実際にワーク研削作業を行う際と同様の条件下で測定された経過時間tと膜厚Trとの関係に基づいて膜厚の推定値Taを推定することができるため、非接触式センサによる検出時の砥石の研削面の位置を、より高い精度で補正することができる。
図1は、砥石30が研削位置にあるときのNC研削装置10の平面図である。図2は、図1のα−α面における断面図である。図3は、砥石30が基準退避位置にあるときのNC研削装置10の平面図である。図4は、図3のβ−β面における断面図である。図5は、NC研削装置10のブロック図である。図1及び図3においては、後述する研削液供給手段90を省略して表示している。
砥石位置検出モードにおいては、砥石30が図3に示す基準退避位置に移動され、非接触式センサ80によって砥石30の研削面31が検出される。非接触式センサ80は、砥石30の研削面31を非接触で検出可能なものであれば、その種類を特に限定されず、光電センサなどとしてもよいが、本実施態様においては、非接触式センサ80を、エアノズル81(図4)と、エアセンサ82(図5)とを備えたものとしており、エアノズル81の噴出口81aから砥石30の研削面31に向かって噴出されるエア(図4における矢印Cを参照)の圧力をエアセンサ82で測定することで、砥石30の研削面31の位置を検出するようにしている。
図6は、時間膜厚関係決定モードにおいて膜厚測定を行う際の手順を説明する図である。図7は、時間膜厚関係決定モードにおいて膜厚測定を行う際の手順を示すフローチャートである。図8は、時間膜厚関係決定モードにおける膜厚測定で得られた測定データをグラフ上にプロットした様子を示す図である。本実施態様の時間膜厚関係決定モードにおいては、時間膜厚関係決定手段65(図5)が実際に測定を行うことにより、研削液CLの供給が停止されてからの経過時間tと、砥石30の研削面31に残留している研削液CLの膜厚Trとの関係を示すt−Tr関数が求められる。時間膜厚関係決定手段65は、図5に示すように、経過時間tと膜厚Trとの関係を求めるための実測(以下、この実測を「膜厚測定」と表現することがある。)を行う膜厚測定実行手段65aと、膜厚測定実行手段65aによって得られた測定データに基づいてt−Tr関数を求める関数決定手段65bとで構成されている。
11 ベッド
20 テーブル
21 ワーク保持手段
30 砥石
31 研削面
40 砥石台
50 ボールねじ(砥石移動手段)
51 駆動手段
60 制御装置
61 経過時間測定手段
62 膜厚推定手段
63 研削面位置補正手段
64 駆動制御手段
65 時間膜厚関係決定手段
65a 膜厚測定実行手段
65b 関数決定手段
66 時間膜厚関係記憶手段
70 ドレスツールホルダ
71 ドレッサ
80 非接触式センサ
81 エアノズル
81a 噴出口
82 エアセンサ
90 研削液供給手段
91 ノズル
W ワーク
Claims (5)
- ワークを研削加工するための砥石と、
砥石を、ワークの研削加工を行う研削位置と、砥石の研削面の位置を確認するための基準退避位置との間で移動させる砥石移動手段と、
研削位置にある砥石の研削面に研削液を供給するための研削液供給手段と、
基準退避位置にある砥石の研削面を検出するための非接触式センサと
を備えたNC研削装置であって、
研削液供給手段による研削液の供給が停止されてから、基準退避位置に移動した砥石の研削面に付着する研削液の表面を非接触式センサが検出するまでの経過時間taを測定する経過時間測定手段と、
経過時間測定手段によって測定された経過時間ta 、及び研削液供給手段による研削液の供給が停止されてからの経過時間tと、砥石の研削面に残留している研削液の膜厚Trとの予め求めた関係に基づいて、非接触式センサによる検出時の砥石の研削面に残留している研削液の膜厚を推定して、その推定値Taを出力する膜厚推定手段と、
膜厚推定手段によって出力された推定値Taを用いて、非接触式センサによる検出時の砥石の研削面の位置を、膜厚の推定値T a だけ砥石側に後退させた位置に補正することで、実際の砥石の研削面の位置を検出する研削面位置補正手段と
をさらに備えたことを特徴とするNC研削装置。 - 研削液供給手段による研削液の供給が停止されてからの経過時間tと、砥石の研削面に残留している研削液の膜厚Trとの関係を、実際の測定に基づいて求めるための時間膜厚関係決定手段と、
時間膜厚関係決定手段で求められた経過時間tと膜厚Trとの関係を記憶するための時間膜厚関係記憶手段と
をさらに備え、
膜厚推定手段が、時間膜厚関係記憶手段に記憶された経過時間tと膜厚Trとの関係に基づき、経過時間測定手段から入力された経過時間taに応じた膜厚の推定値Taを出力するものとされ、
前記実際の測定は、前記経過時間tと、接触式センサと砥石の研削面との間の距離の測定であり、
砥石の研削面に研削液が殆ど残留していない状態における前記距離の測定値を初期距離Loとすると、
前記膜厚Trは、研削液を供給した後、砥石を後退させ、研削液の膜厚が安定する時間が経過し、かつ研削液の供給を停止したときに、前記距離が前記初期距離Loに達したときの研削液の膜厚が前記砥石を後退させたときの後退量であることにより求める請求項1に記載のNC研削装置。 - 時間膜厚関係決定手段が、経過時間t又は膜厚Trを離散的に変化させながら行った複数回の測定において得られた測定結果の近似関数を求めることによって、経過時間tと膜厚Trとの関係を求めるものとされた請求項2に記載のNC研削装置。
- 時間膜厚関係決定手段が、経過時間tと膜厚Trとの関係を求める際に、前記測定結果を、経過時間tがt軸座標、膜厚TrがTr座標となる平面にプロットしたときに、前記平面上の測定結果が不連続にならないように、経過時間tが所定値以上となる測定結果のみを用いて近似関数を求めるものとされた請求項3に記載のNC研削装置。
- 時間膜厚関係決定手段が、経過時間tと膜厚Trとの関係を求めるための測定を、NC研削装置の起動時又は砥石のドレス完了時のタイミングにおいて自動的に実行するものとされ、時間膜厚関係決定手段が測定を実行する度に、時間膜厚関係記憶手段に記憶された経過時間tと膜厚Trとの関係が更新されるようにした請求項2〜4いずれかに記載のNC研削装置。
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JP2016217907A JP6898631B2 (ja) | 2016-11-08 | 2016-11-08 | Nc研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016217907A JP6898631B2 (ja) | 2016-11-08 | 2016-11-08 | Nc研削装置 |
Publications (2)
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---|---|
JP2018075651A JP2018075651A (ja) | 2018-05-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016217907A Active JP6898631B2 (ja) | 2016-11-08 | 2016-11-08 | Nc研削装置 |
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JPH11862A (ja) * | 1997-06-12 | 1999-01-06 | Toyota Motor Corp | 砥石表面の形状測定方法 |
JP2003136368A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 旋削加工システム |
CH701168B1 (de) * | 2007-08-17 | 2010-12-15 | Kellenberger & Co Ag L | Verfahren und Bearbeitungsmaschine zur Behandlung von Werkstücken. |
JP2009214217A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Jtekt Corp | 砥石先端位置補正方法及び装置 |
-
2016
- 2016-11-08 JP JP2016217907A patent/JP6898631B2/ja active Active
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