JP6897043B2 - 積層体 - Google Patents
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1.支持基材の一方の面に表面層A(以下、A層)を、反対面に表面層B(以下、B層)を有する積層体であって、以下の条件1〜3すべてを満たし、E a が180MPa以下、かつE d が1,000MPa以上であることを特徴とする積層体。
条件1:A層表面の押し込み弾性率EaITが、4,000MPa以上、8,000MPa以下。
条件2:B層表面からB層厚みの5%(以降、位置Aとする)、35%(以降、位置Bとする)、65%(以降、位置Cとする)、95%(以降、位置Dとする)の各位置の断面における、原子間力顕微鏡による弾性率Ea、Eb、Ec、Edが以下の式1を満たす。
条件3:積層体の総厚みが100μm以下。
2.以下の条件4および5を満たすことを特徴とする1.に記載の積層体。
条件4:式2で表されるA層表面の凝着摩耗パラメータεLが15以下。
εL : 凝着摩耗パラメータ、EaIT : A層の表面の押し込み弾性率、F : 破断の臨界荷重、r : 圧子の曲率
条件5:B層表面の押し込み弾性率EbITが、2,000MPa以上、6,000MPa以下。
3.前記B層が、表面から厚み方向に10%までの厚み範囲における粒子充填率が0vol%以上、20vol%以下、かつ支持基材から厚み方向に10%までの厚み範囲における粒子充填率が20vol%以上、50vol%以下であることを特徴とする1.または2.に記載の積層体。
4.前記A層表面の押し込み弾性率Ea IT が、5,300MPa以上、8,000MPa以下であることを特徴とする、1.〜3.のいずれかに記載の積層体。
まず、表面層A(以下、A層と表す場合もある)は本発明の積層体がディスプレイなどの部材として用いられる際に、その表面側に配置されることが好ましい層である。本発明の積層体において、A層表面の押し込み弾性率EaITには好ましい範囲が存在する。具体的には4,000MPa以上、8,000MPa以下が好ましい。押し込み弾性率が4,000MPa未満の場合には、押し込み、摩耗いずれの場合も歪み量が大きくなり、積層体表面に傷が付きやすくなる場合がある。一方、押し込み弾性率が8,000MPaを超える場合には、表面層Aが脆くなり、衝撃時に割れが生じやすくなる場合がある。
表面層B(以下、層Bと表す場合もある)は本発明の積層体がディスプレイなどの部材として用いられる際に、その内部側に配置されることが好ましい層である。本発明の積層体は、図1のように支持基材1上にA層2とB層3を有し、前記表面層Bの支持基材に垂直な断面において、表面層Bの表面から、表面層B厚みの5%の位置(以降、位置Aとする。図1中の4の位置)、35%(以降、位置Bとする。図1中の5の位置)、65%(以降、位置Cとする。図1中の6の位置)、95%(以降、位置Dとする。図1中の7の位置)の各位置の断面における、原子間力顕微鏡による弾性率Ea、Eb、Ec、Edが、式1を満たすことを特徴とする。
(式1) Ea≦Eb≦Ec<Ed。
カンチレバー:NANOSENSORS製のカンチレバー「R150−NCL−10(材質Si、ばね定数48N/m、先端の曲率半径150nm)。
(式3) |Ed−Ee|<1,000MPa
式3においては、|Ed−Ee|の値が1,000MPaより小さいことが好ましく、500MPa以下がより好ましい。前述の式3を満たせばEdとEeの大小関係については、特に限定するものではない。|Ed−Ee|の値が小さい分には特に限定はなく、0であっても問題はない。
B層表面の押し込み弾性率EbITは、原子間力顕微鏡による弾性率とは異なり、表面層Bを表面から厚み方向に押し込むことで計測される値であり、式1の条件を満たす表面層Bにおいては各層の平均的な硬さ情報に相当する。そして耐衝撃性の観点からは、B層表面の押し込み弾性率EbITが2,000MPa以上であることが好ましく、特に好ましくは3,000MPa以上である。B層表面の押し込み弾性率EbITは外力への力学的応答性と相関があり、B層表面の押し込み弾性率EbITが大きいと外力に対する変形が抑えられるため、耐衝撃性が向上する。
前述の、表面層Bの厚み方向において表面側から支持基材側に向かって弾性率が高くなる構造を形成する方法は、表面層Bを構成するバインダー成分や粒子材料などの各種成分を設計することにより達成可能であるが、弾性率を大きく変更する場合には、粒子材料の存在量を制御することで設計する方法が好ましい。粒子材料を高充填することで弾性率の高い表面層Bを形成することが可能となる。この時、表面層Bには好ましい粒子充填率の範囲が存在する。具体的には、B層の表面から厚み方向に10%までの厚み範囲における粒子充填率が0vol%以上、20vol%以下、かつ支持基材側から厚み方向に10%までの厚み範囲における粒子充填率が20vol%以上、50vol%以下であることがより好ましい。B層の表面から厚み方向に10%までの厚み範囲における粒子充填率が20vol%を超える場合、もしくは支持基材側から厚み方向に10%までの厚み範囲における粒子充填率が20vol%に満たない場合には打撃時に衝撃を分散させる効果が損なわれ、十分な耐衝撃性を得られない場合がある。一方、支持基材側から厚み方向に10%までの厚み範囲における粒子充填率が50vol%を超える場合には支持基材との弾性率差が大きくなり、その結果耐衝撃性の低下を招く場合がある。なお粒子充填率の算出方法および好ましい粒子材料については後述する。
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明における「表面層」とは、支持基材上に形成された層をいい、前記表面層および支持基材を含む一連の層を全て統合したものを「積層体」と呼ぶ。すなわち、支持基材上に層が1層のみ形成されている場合は、当該1層が「表面層」となる。また、例えば支持基材上に層が2層以上形成されている場合は、支持基材を除いた当該2層以上の層すべてを1つの「表面層」というものとする。
本発明の積層体に用いられる支持基材を構成する材料は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでもよく、ホモ樹脂であってもよく、共重合または2種類以上のブレンドであってもよい。より好ましくは、支持基材を構成する樹脂は、成型性の点から熱可塑性樹脂が好ましい。
本発明の積層体は、支持基材上に後述する積層体の製造方法を用いて、塗料組成物を塗布、乾燥、硬化することで、前述の物性を達成可能な構造を持つ表面層を形成することができる。ここで「塗料組成物」とは、溶媒と溶質からなる液体であり、前述の支持基材上に塗布し、溶媒を乾燥工程で揮発、除去、硬化することにより表面層を形成可能な材料を指す。ここで、塗料組成物の「種類」とは、塗料組成物を構成する溶質の種類が一部でも異なる液体を指す。この溶質は、樹脂もしくは塗布プロセス内でそれらを形成可能な材料(以降これを前駆体と呼ぶ)、粒子、および重合開始剤、硬化剤、触媒、レベリング剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の各種添加剤からなる。
本発明の表面層Aの有する前述の「押し込み弾性率」および好ましい特性である「凝着摩耗パラメータ」は、好ましい塗料組成物Aと好ましい塗工プロセスの組み合わせにより形成される。ここでは塗料組成物Aの好ましい形態について説明する。表面層Aの最表面が繰り返し摩耗される際に表面層Aは硬度が高すぎる場合には、却って表面が傷つきやすいという傾向があるため、塗布膜単層の弾性率が500MPa〜5,000MPa程度の範囲にあることが好ましい。具体的な制御因子としては、塗料組成物Aに関しては後述するバインダー成分の有する反応部位数や架橋間分子量の他、フッ素化合物の様に、表面配向性のある化合物を添加剤として混合する場合には、最表面に偏在した添加剤とバインダー成分の平均分子量を混合比によって調整する必要がある。前述の表面配向性の添加剤の積層体表面層Aへの配向の度合いは混合比の他、後述する乾燥硬化プロセスにも依存するため、好ましい配合量を確認するためには、後述する測定方法に則り、都度「押し込み弾性率」や「凝着摩耗パラメータ」を確認することが必要となる。
塗料組成物B1は、表面層Bの表面側を構成するのに適した材料を含む、もしくは形成可能な前駆体を含む液体であり、溶質として以下の(1)および(2)のセグメントを含む樹脂もしくは前駆体を含むことが好ましい。この表面層Bの表面側を構成する樹脂が含む各セグメントについては、TOF−SIMS、FT−IR等により確認することできる。
(1)ポリカプロラクトンセグメント、ポリカーボネートセグメントおよびポリアルキレングリコールセグメントからなる群より選ばれる少なくとも一つを含むセグメント
(2)ウレタン結合
また、塗料組成物B1中に含まれる前記(1)、(2)の質量比は、(1)/(2)=95/5〜50/50が好ましく、(1)/(2)=90/10〜60/40がより好ましい。
以下、(1)および(2)の詳細について説明する。
前記(1)のポリカプロラクトンセグメントとは化学式1で、ポリアルキレングリコールセグメントとは化学式2で、ポリカーボネートセグメントとは化学式3で示されるセグメントを指す。
R4は炭素数1〜8までのアルキレン基またはシクロアルキレン基を指す。
または化学式5で示されるポリカプロラクトントリオール、
などのポリカプロラクトンポリオールや化学式6で示されるポリカプロラクトン変性ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
ポリカーボネートジオール:
Rは炭素数1〜8までのアルキレン基またはシクロアルキレン基を指す。
本発明において、「ウレタン結合」とは前述の化学式13で示される結合を指す。
塗料組成物B2は支持基材上に塗布、乾燥、硬化することにより、弾性率が高く、表面硬度が高い材料を形成可能な液体で、表面層Bの支持基材側を形成するのに適した樹脂、または前駆体を含む。
本発明の積層体が有する表面層は粒子成分を含んでもよい。ここで、粒子とは無機粒子、有機粒子のいずれでもよいが、耐久性の観点から無機粒子が好ましい。
本発明の表面層を形成するのに適した塗料組成物はバインダー原料を含有することが好ましい。ここでバインダーとは反応性部位を有する化合物、もしくはその反応により形成された高次化合物を指す。ここで本発明にて用いられる塗料組成物中に存在するバインダーを「バインダー材料」、前記塗料組成物を塗工、乾燥、硬化処理もしくは蒸着等の処理により形成された前記表面層に存在するバインダーを「バインダー成分」という。また反応性部位とは、熱または光などの外部エネルギーにより他の成分と反応する部位を指す。このような反応性部位のうち好ましいものとして、反応性の観点からアルコキシシリル基及びアルコキシシリル基が加水分解されたシラノール基や、カルボキシル基、水酸基、エポキシ基、ビニル基、アリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などが挙げられる。
前記塗料組成物A、塗料組成物B1および塗料組成物B2は溶媒を含むことが好ましい。溶媒の種類数としては1種類以上20種類以下が好ましく、より好ましくは1種類以上10種類以下、さらに好ましくは1種類以上6種類以下である。ここで「溶媒」とは、塗布後の乾燥工程にて、ほぼ全量を蒸発させ、塗膜から除去することが可能な、常温、常圧で液体である物質を指す。
前記塗料組成物A、前記塗料組成物B1および塗料組成物B2は、重合開始剤や硬化剤や触媒を含むことが好ましい。重合開始剤および触媒は、表面層の硬化を促進するために用いられる。重合開始剤としては、塗料組成物に含まれる成分をアニオン、カチオン、ラジカル重合反応等による重合、縮合または架橋反応を開始あるいは促進できるものが好ましい。
本発明の積層体の製造方法は、少なくとも前述の塗料組成物Aと塗料組成物B1、塗料組成物B2を、逐次または同時に前述の支持基材上に塗布−乾燥−硬化することにより形成する製造方法を用いることがより好ましい。
また、前述の2種類以上の塗料組成物を同時塗布する場合には、塗布前の状態で液膜を順に積層後塗布する「多層スライドダイコート」(図6)や、基材上に塗布と同時に積層する「多層スロットダイコート」(図7)、支持基材上に1層の液膜を形成後、未乾燥の状態でもう1層を積層させる「ウェット−オンーウェットコート」(図8)等のいずれでもよい。
本発明の積層体は、優れた耐傷性と耐衝撃性を有するため、面を有する部材、例えばディスプレイの他、電化製品や自動車の内装部材、建築部材等に幅広く用いることができる。
[ウレタンアクリレート1のトルエン溶液]
トルエン50質量部、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性タイプ(三井化学株式会社製 タケネートD−170N)50質量部、ポリカプロラクトン変性ヒドロキシエチルアクリレート(ダイセル化学工業株式会社製 プラクセルFA5)76質量部、ジブチル錫ラウレート0.02質量部、およびハイドロキノンモノメチルエーテル0.02質量部を混合し、70℃で5時間保持した。その後、トルエン79質量部を加えて固形分濃度50質量%のウレタンアクリレート1のトルエン溶液を得た。
トルエン100質量部、メチル−2,6−ジイソシアネートヘキサノエート50質量部、及びポリカーボネートジオール(ダイセル化学工業株式会社製 プラクセルCD−210HL)119質量部を混合し、40℃にまで昇温して8時間保持した。それから、2−ヒドロキシエチルアクリレート28質量部、ジペンタエリストールヘキサアクリレート5質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.02質量部を加えて70℃で30分間保持した後、ジブチル錫ラウレート0.02質量部を加えて80℃で6時間保持した。そして、最後にトルエン97質量部を加えて固形分50質量%のウレタンアクリレート2のトルエン溶液を得た。
ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体(三井化学株式会社製 タケネートD−170N、イソシアネート基含有量:20.9質量%)50質量部、ポリエチレングリコールモノアクリレート(日油株式会社製 ブレンマーAE−150(水酸基価:264(mgKOH/g))53質量部、ジブチルスズラウレート0.02質量部及びハイドロキノンモノメチルエーテル0.02質量部を仕込んだ。そして、70℃で5時間保持して反応を行った。反応終了後、反応液にメチルエチルケトン(以下、MEKという)102質量部を加え、固形分濃度50質量%のウレタンアクリレート3のトルエン溶液を得た。
バインダー材料としてそれぞれ下記の材料を使用した。バインダー材料と、その他材料の組み合わせについては表1に記載する。
バインダー材料1:ウレタンアクリレート(“ニューフロンティアMF−101”第一工業製薬株式会社製)
バインダー材料2:ウレタンアクリレート(“EBECRYL 8254”ダイセルオルネクス株式会社製)
バインダー材料3:ポリマー型アクリレート(“ユニディック V−6850”DIC株式会社製)
バインダー材料7:ウレタンアクリレート(“紫光 UV−1700B”日本合成化学株式会社製)。
バインダー材料8:ウレタンアクリレート(“紫光 UV−7000B”日本合成化学株式会社製)。
[バインダー材料4]
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%のバインダー材料4を得た。
・ウレタンアクリレート1の固形分濃度50質量%−トルエン溶液 50質量部
・ウレタンアクリレート3の固形分濃度50質量%−トルエン溶液 50質量部。
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%のバインダー材料5を得た。
・ウレタンアクリレート1の固形分濃度50質量%−トルエン溶液 25質量部
・ウレタンアクリレート3の固形分濃度50質量%−トルエン溶液 75質量部。
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%のバインダー材料6を得た。
・ウレタンアクリレート2の固形分濃度50質量%−トルエン溶液 75質量部
・ウレタンアクリレート3の固形分濃度50質量%−トルエン溶液 25質量部。
フッ素添加剤としてそれぞれ下記の材料を使用した。フッ素添加剤と、その他材料の組み合わせについては表1に記載する。
添加剤1:防汚性添加剤(MEGAFACE“RS−75” DIC株式会社)。
粒子材料としてそれぞれ下記の材料を使用した。粒子材料と、その他材料の組み合わせについては表1に記載する。
粒子材料1:アルミナ分散物(“NANOBYK−3602”ビックケミー・ジャパン株式会社製)
粒子材料2:シリカ粒子分散物(“MEK−AC−2140Z” 日産化学工業株式会社)。
上記の材料を表1に記載の組み合わせで、下記の比率で混合し、塗料組成物1〜13を得た。
・バインダー材料1 26.0質量部
・添加剤1 2.0質量部
・粒子材料1 41.2質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.2質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)
・酢酸ブチル 29.6質量部。
・バインダー材料1 38.0質量部
・添加剤1 2.0質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.2質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)
・酢酸ブチル 58.8質量部。
・バインダー材料2 28.0質量部
・粒子材料1 41.2質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.2質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)
・酢酸ブチル 29.6質量部。
・バインダー材料2 28.0質量部
・粒子材料2 26.7質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.2質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)
・酢酸ブチル 44.1質量部。
・バインダー材料3 38.0質量部
・添加剤1 2.0質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.2質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)
・酢酸ブチル 58.8質量部。
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%の塗料組成物6を得た。
・バインダー材料4 100質量部
・エチレングリコールモノブチルエーテル 10質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.5質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)。
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%の塗料組成物7を得た。
・バインダー材料5 100質量部
・エチレングリコールモノブチルエーテル 10質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.5質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)。
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%の塗料組成物8を得た。
・バインダー材料6 100質量部
・エチレングリコールモノブチルエーテル 10質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.5質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)。
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%の塗料組成物9を得た。
・バインダー材料4 100質量部
・粒子材料2 12.4質量部
・エチレングリコールモノブチルエーテル 10質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.5質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)。
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%の塗料組成物10を得た。
・バインダー材料7 20.0質量部
・粒子材料2 44.5質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.2質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)
・酢酸ブチル 34.3質量部。
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%の塗料組成物11を得た。
・バインダー材料8 20.0質量部
・粒子材料2 44.5質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.2質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)
・酢酸ブチル 34.3質量部。
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%の塗料組成物12を得た。
・バインダー材料7 40.0質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.2質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)
・酢酸ブチル 58.8質量部。
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%の塗料組成物13を得た。
・バインダー材料4 50.0質量部
・バインダー材料7 25.0質量部
・粒子材料2 61.8質量部
・エチレングリコールモノブチルエーテル 10質量部
・光ラジカル重合開始剤 1.2質量部
(“イルガキュア”(登録商標)184 BASFジャパン株式会社)。
支持基材としてPET樹脂フィルム上に易接着性塗料が塗布されている厚み23μm、50μmおよび75μmの“ルミラー”(登録商標)U40(東レ株式会社製、以下、“ルミラー”(登録商標)U40を基材フィルムAと表記する)および下記の基材フィルムBを用いた。なお各実施例・比較例に対応する上記積層体の作成方法、使用する塗料組成物、各層の膜厚を表2に記載した。
撹拌機(撹拌翼の形状は3枚後退翼を備えた1,000Lのグラスライニング製の反応槽に、ジアミン1を19.9kg、ジアミン2を3.85kg、無水臭化リチウム(本荘ケミカル株式会社製)を7.0kg、N−メチル−2−ピロリドン433kgを入れ窒素雰囲気下、0℃に冷却、攪拌しながら30分かけて酸ジクロライド2を4.33kg、5回に分けて添加した。90分間攪拌した後に酸ジクロライド1を12.46kg、10回に分けて添加した。1時間攪拌した後、反応で発生した塩化水素を炭酸リチウムで中和して、ポリマー濃度7質量%のポリマー溶液を得た。
「逐次時塗布」
支持基材上に塗料組成物を、ワイヤーバーを用い、乾燥後の表面層AおよびBの厚みが指定の膜厚になるように番手を調整して塗布し、次いで下記の条件で乾燥工程、硬化工程を行った。これらの一連の塗布、乾燥、硬化を順次繰り返すことにより、支持基材の一方の面に、表面層Aを他方の面に表面層Bをそれぞれ形成した。
「同時塗布」
前述の逐次塗布と同様に支持基材上に塗料組成物Aを塗布、乾燥、硬化したのち、支持基材の他方の面に、塗料組成物B1およびB2を、「多層スロットダイコート」(図7)を用い、乾燥後の表面層Bの厚みが指定の膜厚になるように塗出量を調整して塗布し、次いで下記の条件で乾燥工程、硬化工程を行うことにより、支持基材上の一方の面に表面層Aを、他方の面に表面層Bをそれぞれ形成した。
「逐次塗布の最下層および支持基材から2層目の乾燥工程」
送風温湿度 : 温度:100℃
風速 : 塗布面側:5m/秒、反塗布面側:5m/秒
風向 : 塗布面側・反塗布面側:基材の面に対して垂直
滞留時間 : 2分間
「逐次塗布の最下層および支持基材から2層目の硬化工程」
積算光量 : 120mJ/cm2
酸素濃度 : 大気雰囲気。
「逐次塗布の最表面および同時塗布の乾燥工程」
送風温湿度 : 温度:80℃
風速 : 塗布面側:5m/秒、反塗布面側:5m/秒
風向 : 塗布面側:基材の面に対して平行、反塗布面側:基材の面に対して垂直
滞留時間 : 3分間
「逐次塗布の最表面および同時塗布の硬化工程」
積算光量 : 120mJ/cm2
酸素濃度 : 200ppm以下
以上の方法により実施例1〜16、比較例1〜5の積層体を作成した。各実施例・比較例に対応する上記積層体の作成方法、使用する塗料組成物、各層の膜厚を表2に記載した。
作成した積層体について、次に示す性能評価を実施し、得られた結果を表3〜5に示す。特に断らない場合を除き、測定は各実施例・比較例において1つのサンプルについて場所を変えて5回測定を行い、その平均値を用いた。
前記実施例1〜16、比較例1〜5の積層体を凍結ミクロトーム法により断面を切り出し、当該断面を測定面として専用のサンプル固定台に固定し、アサイラムテクノロジー製のAFM「MFP−3DSA−J」とNANOSENSORS製のカンチレバー「R150−NCL−10(材質Si、ばね定数48N/m、先端の曲率半径150nm)」を用い、表面層Bの厚み方向に垂直にContactモードでフォースカーブ(カンチレバーの移動速度2μm/s、最大押し込み荷重2μN)を測定した。
測定には(株)エリオニクス製のナノインデンター「ENT−2100」を用いた。積層体の測定面とは反対側に、東亞合成株式会社製「“アロンアルファ”(登録商標) プロ用耐衝撃」を1滴塗布し、瞬間接着剤を介して積層体を専用のサンプル固定台に固定して、A層表面およびB層表面を測定面として測定を行った。測定には稜間角115°の三角錐ダイヤモンド圧子(Berkovich圧子)を用いた。測定データは「ENT−2100」の専用解析ソフト(version 6.18)により処理され、A層表面の押し込み弾性率EaIT(MPa)およびB層表面の押し込み弾性率EbIT(MPa)をそれぞれ測定した。
最大荷重:0.5mN(A層表面の押し込み弾性率)
100mN(B層表面の押し込み弾性率)
最大荷重に達した時の保持時間:1秒
荷重速度、除荷速度:10mN/sec。
始めに測定原理を簡単に説明する。マイクロスクラッチ試験では、一定の曲率半径を持った圧子をサンプルに接触させる。この圧子がスクラッチ方向に対して垂直かつサンプル面に対して水平に、一定の周波数で励振しながらスクラッチする。このときサンプル面に対して垂直方向に徐々に荷重を印加していくと、圧子とサンプルとの間に生じる摩擦力により、励振に遅れが生じる。この遅れにより、圧子と連動する磁石と、装置内部のコイルとの位置関係に変化が生じ、圧子とサンプルとの間に生じる摩擦力に相当する電気信号をセンサー出力として検出することができる。実際の測定では、横軸の測定距離に対して、以下の3つのグラフが得られる。
G1:測定距離に対して直線的に増加する印加荷重のグラフ
G2:センサー出力のグラフ
G3:ノイズ成分低減のため、センサー出力をフーリエ変換し、周波数成分に分解後、偶数次成分のみ累積して、測定距離に対して出力したグラフ(フーリエ変換解析グラフ)
具体的な操作方法を以下に示す。
|(L1−L2)/L1|≦0.05 ・・・ (式4)
式4を満たす場合には、上述したG3中のピークトップの位置におけるG1の印加荷重を破断の臨界荷重とした。一方、式4を満たさない場合には、測定終了印加荷重を100mNずつ下げ、式4を満たすまで前述の操作を繰り返し、はじめて式4を満たす印加荷重におけるG3中のピークトップの位置におけるG1の印加荷重を破断の臨界荷重とした。以上の手順を5回繰り返し、その平均値を破断の臨界荷重として採用した。
測定装置 : 株式会社RHESCA製 Nano−Layer Scratch Tester CSR−2000
スタイラス : 株式会社RHESCA製 交換針(材質:ダイヤモンド、バネ定数:100(g/mm)、圧子の曲率(スタイラス径):5(μm))
測定雰囲気 : 23℃・大気中
スクラッチ速度 : 10(μm/s)
励振レベル : 100(μm)
励振周波数 : 45(Hz)
測定終了時間 : 60(sec)
測定終了印加荷重: 1,000(mN)。
前述の測定から得られたA層表面の押し込み弾性率EaIT[MPa=N/mm2]、破断の臨界荷重F[N]、および圧子の曲率(スタイラス径)5[μm]=0.005[mm]を用いて式(式2) εL = EaIT×(πr2/F)にしたがって凝着摩耗パラメータεLを算出した。
積層体を温度20℃で12時間放置した後、同環境にてJIS K 5600−5−4(1999年)に記載の引っかき硬度(鉛筆法)に従い、表面層Aの表面硬度を測定した。
積層体をカッター刃で切り出し、電顕用エポキシ樹脂(日新EM社製Quetol812)で包埋し、60℃のオーブン中で48時間かけて該エポキシ樹脂を硬化させた後、ウルトラミクロトーム(ライカ社製Ultracut S)にて、厚さ約100nmの超薄切片を作製した。
本発明における粒子充填率は、以下の方法で決定した。積層体の断面を、上記と同様に透過型電子顕微鏡を用いて観察し、倍率10万倍の画像を表面層Bの表面近傍およびB層−支持基材界面近傍でそれぞれ5視野ずつ、撮影した。次いで得られた画像を処理ソフトEasyAccess Ver6.7.1.23 にて、B層の厚みに対して50倍の長さの幅にわたり、表面からB層厚みの10%もしくは界面からB層厚みの10%の範囲内にそれぞれトリミング加工したのち、画像をグレースケールに変換し、ホワイトバランスを最明部と最暗部が8bitのトーンカーブに収まるように調整、さらに粒子形状が明確に見分けられるようにコントラストを調節した。次いでソフトウェア(画像処理ソフトImageJ/開発元:アメリカ国立衛生研究所(NIH))を用いて、粒子成分の界面を境に2値化を行い、Analize Particles(粒子解析)機能により、B層厚みに対して50倍の長さの幅にわたり、表面からB層厚みの10%もしくは支持基材からB層厚みの10%の範囲内での粒子部分の占める面積比を算出した。そして5つの画像から得られた値の平均値を粒子充填率とした。
作成した積層体を常態下(23℃湿度50%)で12時間放置した後、10cm×10cmの試験片を切り出し、表面層Aを有する面に対して、以下の条件でJIS K 7204(1999)に準拠した磨耗試験を実施した。
装置:東洋精機製作所製 ロータリーアブレージョンテスター
荷重:1,000g重
磨耗回転数:60rpm 10回
磨耗輪:CS−10
5点:0本
4点:1本以上 5本未満
3点:5本以上 10本未満
2点:10本以上 20本未満
1点:20本以上。
作成した積層体の表面層A側を上側に向け、ガラス板の上に静置した。次いで質量13.7g、直径15mmのステンレス球を、100cmの高さから各積層体の表面層A上に10秒に1回の間隔で5回繰り返し自由落下させた時、表面の形状から以下のクラス分けにて耐衝撃性を判断した。
5点:目に見える傷なし
4点:表面層の反射像に凹みによるひずみが生じる
3点:表面層の透過像にも凹みによるひずみが生じる
2点:表面層に割れが生じる
1点:下地基材を含む積層体全体に破れが生じる。
作成した積層体を常態下(24℃、相対湿度65%)で12時間放置した後、10cm四方の正方形状に切り出した後、積層体が曲面を形成する場合にはその凸部が下になるように水平面上に静置した。次いで積層体の4隅点と水平面の距離を計測し、その数値の平均により5段階に分類した。
5点:1mm未満
4点:1mm以上、10mm未満
3点:10mm以上、20mm未満
2点:20mm以上
1点:筒状となり計測不可。
作成した積層体を常態下(24℃、相対湿度65%)で12時間放置した後、表面層Aを有する面に対して1mm2のクロスカットを100個入れ、ニチバン株式会社製“セロテープ”(登録商標)をその上に貼り付け、ゴムローラーを用いて、荷重19.6Nで3往復させ、押し付けた後、90度方向に剥離し、表面層Aの残存した個数により5段階評価(5:96個〜100個、4:81個〜95個、3:71個〜80個、2:61個〜70個、1:0個〜60個)した。
2:表面層A
3:表面層B
4、8:弾性率の測定位置(位置A)
5、9:弾性率の測定位置(位置B)
6、10:弾性率の測定位置(位置C)
7、11:弾性率の測定位置(位置D)
12:表面層Bの厚みに対する弾性率の傾きが無限になる部分
13:表面層Bの厚みに対する弾性率の傾きが0になる部分
14:弾性率が有限の傾きをもって変化する部分
15:弾性率が全域で有限の傾きをもって変化している部分
16:多層スライドダイ
17、24:最も上流側のスロット
18、25:上流側から2番目のスロット
19:上流側から3番目のスロット
20:最も下流側のスロット
21、26、30:支持基材の搬送方向の上流側
22、27、31:支持基材の搬送方向の下流側
23:多層スロットダイ
28、29:単層スロットダイ
32:負荷工程
33:除荷工程
Claims (4)
- 支持基材の一方の面に表面層A(以下、A層)を、反対面に表面層B(以下、B層)を有する積層体であって、以下の条件1〜3すべてを満たし、E a が180MPa以下、かつE d が1,000MPa以上であることを特徴とする積層体。
条件1:A層表面の押し込み弾性率EaITが、4,000MPa以上、8,000MPa以下。
条件2:B層表面からB層厚みの5%(以降、位置Aとする)、35%(以降、位置Bとする)、65%(以降、位置Cとする)、95%(以降、位置Dとする)の各位置の断面における、原子間力顕微鏡による弾性率Ea、Eb、Ec、Edが以下の式1を満たす。
(式1) Ea≦Eb≦Ec<Ed
条件3:積層体の総厚みが100μm以下。 - 以下の条件4および5を満たすことを特徴とする請求項1に記載の積層体。
条件4:式2で表されるA層表面の凝着摩耗パラメータεLが15以下。
(式2) εL = EaIT×(πr2/F)
εL : 凝着摩耗パラメータ、EaIT : A層表面の押し込み弾性率、F : 破断の臨界荷重、r : 圧子の曲率
条件5:B層表面の押し込み弾性率EbITが、2,000MPa以上、6,000MPa以下。 - 前記B層の、表面から厚み方向に10%までの厚み範囲における粒子充填率が0vol%以上、20vol%以下、かつ支持基材から厚み方向に10%までの厚み範囲における粒子充填率が20vol%以上、50vol%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層体。
- 前記A層表面の押し込み弾性率Ea IT が、5,300MPa以上、8,000MPa以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の積層体。
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