JP6896978B2 - 発光素子の保護膜蒸着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子の保護膜蒸着方法に係り、さらに詳しくは、PECVDにより発光素子の表面に保護膜を蒸着する場合、従来に比べて、相対的に薄い厚さで、従来に類似した効果を発揮し、さらには、柔軟性を与えることができる保護膜を蒸着する方法に関する。
最近、情報化社会の発達に伴い、ディスプレイ素子についての研究が盛んになっており、特に、発光素子(LED:Light emitting diode)ディスプレイまたは有機発光素子(OLED:Organic Light emitting diode)ディスプレイが脚光を浴びている。
前記有機発光素子は、自体的に光を発散する有機物質を用いるものであって、従来の液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)等とは全く異なる特性を有するようになる。特に、有機発光素子を用いるディスプレイ装置は、次世代ディスプレイ装置として、いわゆる曲がるディスプレイが具現できる装置として知られており、最近は、携帯電話、スマートホン、及びタブレットPCのような各種の携帯型装置のディスプレイとしても多く活用されている。
有機発光素子は、電子と正孔が半導体内において電子−正孔対を生成し、前記電子−正孔対の再結合過程を通じて発光する素子である。このような有機発光素子は、相対的に低い駆動電圧で、光の三原色を全て表現することができ、さらには、高解像度及び天然色を具現するのに優れている。また、低費用で大きな面積のディスプレイ装置を生産することができ、曲がる特性と速い応答速度を有するという長所がある。
ところが、上記したような有機発光素子は、有機薄膜と電極の構造を含み、外部の水分または酸素等が内部に浸透する場合、速く劣化(degradation)するという問題点がある。このような問題点を解決するために、有機発光素子は、水分と酸素を遮断する保護膜(passivation film)が必須的に必要である。
最近は、原子層蒸着法(ALD:Atomic Layer Deposition)またはプラズマ化学気相蒸着法(PECVD:Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)を用いて、無機材料の保護膜を多層に形成する方法が開発された。
しかしながら、原子層蒸着法は、低いWVTR(Water Vapor Transmission Rate:単位面積及び時間当たりの水分透過量)を有するという長所があるが、大面積化が困難であり、特に生産性(throughput)が顕著に低いという問題点がある。
さらには、プラズマ化学気相蒸着法を用いる保護膜の場合、相対的に極めて厚い厚さのため、フレキシブルな特性に劣るという問題がある。しかも、多層で蒸着する場合、相違した膜を蒸着するようになるので、それぞれの膜形成のための別途の装備を備えなければならず、製造コストが上昇し、さらには製造時間も増加するようになる。
本発明は、上記問題点を解決するために、PECVDを用いて保護膜を蒸着する場合、従来に比べて、顕著に薄い厚さを有しながら、従来に類似した効果を発揮することができる保護膜蒸着方法を提供することを目的とする。
また、低いWVTRを有する一方、柔軟な特性を有する保護膜を提供し、フレキシブルなディスプレイ装置に適用可能な保護膜蒸着方法を提供することを他の目的とする。
さらに、多層からなる保護膜を蒸着する場合、一つの装置で保護膜を蒸着することができる保護膜蒸着方法を提供することをまた他の目的とする。
上記のような本発明の目的は、発光素子の保護膜蒸着方法において、基板の発光素子の上部にシリコン窒化物(SiNx)からなる第1の保護膜を蒸着する段階と、前記第1の保護膜の上部にシリコン酸化物(SiОx)からなる第2の保護膜を蒸着する段階と、を含み、前記第1の保護膜の厚さと第2の保護膜の厚さの比率は、0.2〜0.4:1であることを特徴とする発光素子の保護膜蒸着方法により達成される。
ここで、前記第1の保護膜と第2の保護膜を含む全厚さは、50〜180nmであってもよい。この場合、前記第1の保護膜の厚さは、10〜40nmであり、前記第2の保護膜の厚さは、40〜140nmであってもよい。
一方、前記第1の保護膜を蒸着する段階において、シラン(SiH)ガスを前駆体ガスとして供給し、NHまたはNを反応ガスとして供給し、プラズマ生成のためのRF電力密度は、0.34乃至0.58W/cmの値を有してもよい。また、前記第2の保護膜を蒸着する段階において、TMDSO(Tetramethyl−disiloxane)、HEDS(Hexaethyl−disilane)、HCDS(Hexachloro−disilane)、HMDSO(Hexamethyl−disiloxane)、BDEAS(Bisdiethylamino−silane)からなる有機前駆体の群からいずれか一つを選択して供給し、ОまたはArを反応ガスとして供給し、プラズマ 生成のためのRF電力密度は、0.63〜0.87W/cmの値を有してもよい。
また、前記第2の保護膜の上部にバッファ膜を蒸着する段階をさらに含んでもよい。この場合、前記バッファ膜は、カーボンを含有したシリコン酸化物からなってもよい。
このとき、前記バッファ膜を蒸着する段階と、前記第2の保護膜を蒸着する段階は、同一の有機前駆体を用いてもよい。さらには、前記バッファ膜を蒸着する段階と、前記第2の保護膜を蒸着する段階は、連続的に行われてもよい。
一方、前記第2の保護膜を蒸着する段階から前記バッファ膜を蒸着する段階に移る場合、前記有機前駆体の供給量が相対的に増加しながら、前記反応ガスの供給量は相対的に減るようになる。
一方、前記第1の保護膜を蒸着する段階と前記第2の保護膜を蒸着する段階を繰り返して、多層保護膜を蒸着することができる。
上記した構成を有する保護膜蒸着方法によれば、プラズマ化学気相蒸着法を用いて、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜からなる保護膜を蒸着し、従来に類似した低いWVTRを有しながらも、従来の保護膜に比べて、顕著に薄い厚さを有する保護膜を蒸着することができるようになる。
さらには、水分透過率の低い第1の保護膜と、フレキシブルな特性を有する第2の保護膜とからなる多層保護膜を提供し、水分と酸素の浸透を最大限防止しながらも、フレキシブルなディスプレイ装置に適用することができるようになる。
また、第1の保護膜と第2の保護膜は、同一の装置で蒸着されるので、蒸着装置の設置面積を顕著に減らし、さらには、工程時間も、従来に比べて相対的に短縮させることができる。
有機発光素子の構成を概略的に示す側断面図である。 本発明による保護膜の蒸着過程を示す順序図である。 本発明の一実施例による保護膜を示す断面図である。 第2の保護膜の厚さに対する第1の保護膜の厚さの比率によるWVTR値を示すグラフである。 本発明の他の実施例による保護膜を示す断面図である。 本発明のまた他の実施例による保護膜を示す断面図である。 本発明の多様な実施例による保護膜を示す断面図である。
以下、添付した図面に基づき、本発明による多様な実施例について詳述する。
先ず、有機発光素子の構造を見ると、発光層と輸送層から作製された注入型薄膜素子で構成される。したがって、無機半導体とは、P−N接合を用いた発光素子であることに共通点があるが、接合界面において少数キャリアの注入により再結合(Recombination)が支配されるP−N接合型LEDとは異なり、有機発光素子の場合、発光に寄与する全てのキャリアが、外部の電極から注入されることにおいて差がある。すなわち、キャリア注入型発光素子では、キャリアの注入と移動が行われやすい有機材料が必要となる。
図1は、有機発光素子の構成を示すための側断面図である。
図1を参照すると、有機発光素子200は、基板300、アノード電極210、正孔注入層220、正孔輸送層230、発光層240、電子輸送層250、電子注入層260、及びカソード電極270の積層構造からなり、前記有機発光素子200の上部に保護膜100を有する。このような有機発光素子200の構成については、本発明の属する分野において広く知られているので、具体的な説明を省略する。
上述のように、有機発光素子は、有機薄膜と電極の構造を含み、外部の水分または酸素等が内部に浸透する場合、速く劣化(degradation)するという問題点を有しているので、このような問題点を解決するために、水分と酸素を遮断する保護膜(passivation film)が必須的に必要である。この場合、保護膜の品質は、汚染因子への敏感度により少しずつ異なってくる。
最近、原子層蒸着法(ALD:Atomic Layer Deposition)またはプラズマ化学気相蒸着法(PECVD:Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)装置を用いて、無機材料の保護膜を多層に形成する方法がある。しかしながら、原子層蒸着法は、低いWVTR(Water Vapor Transmission Rate:単位面積及び時間当たりの水分透過量)を有するという長所があるが、大面積化が困難であり、生産率が顕著に低いという問題点がある。また、プラズマ化学気相蒸着法を用いる保護膜の場合、相対的に厚い厚さのため、フレキシブルな特性に劣るという問題がある。しかも、多層で蒸着する場合、相違した膜を蒸着するようになるので、それぞれの膜形成のための別途の装備を備えなければならず、製造コストが上昇し、さらには製造時間も増加するようになる。
したがって、本発明では、従来に比べて、相対的に薄い厚さを有しながら、従来に類似した低いWVTRを有するとともに、従来に比べて、生産性(throughput)を高めることができる保護膜蒸着方法について紹介する。図面を参照して、蒸着方法について説明する。
図2は、本発明による保護膜の蒸着過程を示す順序図であり、図3は、本発明の一実施例による保護膜を示す断面図である。図3では、便宜上、発光素子を省略し、基板の上部に保護膜が形成されるものと示していることを明らかにしておく。
図2及び図3を参照すると、本発明による発光素子保護膜の蒸着過程は、基板300の発光素子200の上部に第1の保護膜410を蒸着する段階(S110)と、前記第1の保護膜410の上部に第2の保護膜430を蒸着する段階(S130)と、を含む。
本発明において、前記第1の保護膜410及び第2の保護膜430は、無機層で構成され、プラズマ化学気相蒸着法(PECVD:Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)により蒸着されてもよい。本実施例の場合、保護膜の蒸着工程において発生するピンホール(pin hole)等を効果的に除去するために、2層以上の多層で構成された無機層を形成するようになる。
ここで、前記第1の保護膜410は、酸素及び水分への耐浸透性に優れたシリコン窒化膜(SiNx)からなり、前記第2の保護膜430は同様に、酸素及び水分への耐浸透性に優れたシリコン酸化物(SiОx)からなってもよい。
前記第1の保護膜410は、前駆体ガス、例えば、シラン(SiH)等のような前駆体ガスを用いて蒸着される。
前記第1の保護膜410の特性を見ると、酸素水分透過度が5×10−4g/m・day以下であり、屈折率は1.82〜1.85の値を有し、380nm〜800nmの範囲である可視光線領域における透過率が90%以上に該当する。前記第1の保護膜410の内部応力は、−100Mpa〜+100Mpaの値を有してもよい。一方、本実施例において、前記第1の保護膜410の厚さは、略10〜40nmであってもよく、この場合、前記第1の保護膜410を蒸着する速度は、略200nm/minに該当する。
一方、シリコン酸化物からなる前記第2の保護膜430は、有機前駆体を用いて蒸着され、例えば、前記第2の保護膜は、TMDSO(Tetramethyl−disiloxane)、HEDS(Hexaethyl−disilane)、HCDS(Hexachloro−disilane)、HMDSO(Hexamethyl−disiloxane)、BDEAS(Bisdiethylamino−silane)からなる有機前駆体の群からいずれか一つを選択して蒸着されてもよい。
前記第2の保護膜430の特性を見ると、屈折率は1.45〜1.5の値を有し、380nm〜800nmの範囲である可視光線領域における透過率が95%以上に該当する。前記第2の保護膜430の内部応力は、−100Mpa〜+100Mpaの値を有してもよい。一方、本実施例において、前記第2の保護膜430の厚さは、略40〜140nmであってもよく、この場合、前記第2の保護膜430を蒸着する速度は、略150nm/minに該当する。
前記第1の保護膜410と第2の保護膜430を見ると、前記シリコン窒化物の第1の保護膜410は、保護膜としての特性、例えば、WVTR等の特性は、シリコン酸化物の前記第2の保護膜430に比べて相対的に優れているが、透過率では、相対的に低い特性を有する。したがって、前記シリコン窒化物からなる第1の保護膜410とシリコン酸化物からなる第2の保護膜430で構成された発光素子保護膜400を蒸着する場合、前記第1の保護膜410の厚さと第2の保護膜430の厚さとの比率は、略0.2〜0.4:1からなってもよい。すなわち、前記第1の保護膜410の厚さが、前記第2の保護膜430の厚さに比べて相対的にさらに薄く形成されてもよい。上記した構成を有する場合、前記発光素子保護膜400の透過率を従来並みに維持しながら、保護膜としての特性を維持することができる。
一方、本実施例による前記第1の保護膜410と第2の保護膜430を含む前記発光素子保護膜400の厚さは、略50〜180nmであってもよい。従来の化学気相蒸着法により蒸着される保護膜の厚さは、略700nm〜1000nmであるのに対して、本願発明の化学気相蒸着法により蒸着された保護膜は、従来の保護膜の厚さに比べて略1/4〜1/20の厚さを有しながら、従来に類似した効果を発揮することができる。
これは、本願発明による発光素子保護膜がシリコン窒化物とシリコン酸化物で構成された多層構造を有し、さらには、前記シリコン窒化物の第1の保護膜の厚さと、前記シリコン酸化物の第2の保護膜の厚さとの比率が、略0.2〜0.4:1の比率を有するからである。すなわち、相対的に薄い厚さを有する前記シリコン窒化物の第1の保護膜410は、透過率が相対的に低いが、保護膜としての特性を提供し、相対的に厚い厚さを有する前記シリコン酸化物の第2の保護膜430は、透過率が相対的に高い特性を提供する。
この場合、上述のように、本実施例において、前記第1の保護膜410の厚さは、略10〜40nmであってもよく、前記第2の保護膜430の厚さは、略40〜140nmであってもよい。
本出願人は、前記第1の保護膜410と第2の保護膜43の厚さ比率の変化によるWVTR及び可視光線透過率の変化を比較するための実験を行い、図4は、その結果を示す。図4において、横軸は、前記第2の保護膜430の厚さを「1」と仮定し、前記第2の保護膜430の厚さに対する前記第1の保護膜410の厚さの比率を意味し、縦軸は、保護膜のWVTR(g/m・day)を示す。
図4を参照すると、前記第2の保護膜430の厚さに対する前記第1の保護膜410の厚さの比率が、0.2〜0.4である場合、前記WVTR値は、略5×10−3g/m・dayであり、それに対して、前記範囲を外れた場合、前記WVTR値は、略2×10−2g/m・day〜5×10−2g/m・dayに上昇することが分かる。すなわち、前記第2の保護膜430の厚さに対する前記第1の保護膜410の厚さの比率が、0.2〜0.4を外れた場合、前記WVTR値が、略4倍〜10倍以上に上昇することが分かる。結局として、前記第2の保護膜430に対する前記第1の保護膜410の厚さの比率が、本願発明の比率である0.2〜0.4に該当する場合、相対的に低いWVTR値を有することが分かる。
一方、上記のように相違した性質を有する多数の層を蒸着する場合、各層を積層するために、別途の蒸着装置を必要とすれば、複数の蒸着装置を要し、極めて広い面積を必要とするようになる。さらには、各蒸着装置における相違した工程により、蒸着工程の条件を制御することが極めて難しくなり、各蒸着装置間を移動中に保護膜に異物が浸透するようになる。また、多数の層を蒸着して保護膜を形成するため、顕著に長い工程時間を要するようになる。したがって、本発明による保護膜蒸着方法は、多層保護膜を蒸着する場合、一つの装置で多層保護膜を蒸着するようになる。この場合、前記多層保護膜をなす各層を区別するために、蒸着条件、例えば、前駆体ガスの種類、前駆体の供給流量、反応ガスの供給流量及び/またはRFパワのうちの少なくとも一つが異なってもよい。
結局として、一つの蒸着装置で多層構造の保護膜を蒸着することにより、全体装置の設置面積及び工程時間を減らすことができる。さらには、前記蒸着工程中、各種の蒸着条件を異ならせ、相違した性質を有する2種類以上の膜を多数で蒸着して、異物の浸透を防ぐとともに、柔軟性を有する多層保護膜を提供することができる。
具体的に、上述した第1の保護膜410と第2の保護膜430は、同一のチェンバーにおいて、同一の温度帯域で蒸着されてもよい。すなわち、シリコン窒化物とシリコン酸化物からなる保護膜の蒸着のために、同一のチェンバーにおいて、同一の温度帯域を維持しながら、ソースガス及びプラズマ生成用の反応ガスの種類及び/または流量を変更して、第1の保護膜410と第2の保護膜430を蒸着することができる。したがって、一つのチェンバーにおいて、前記第1の保護膜と第2の保護膜の蒸着が全て行われるので、生産性(throughput)を向上させることができる。特に、同一の温度帯域において 蒸着が行われるので、蒸着効率をさらに向上させることができる。
例えば、前記第1の保護膜410は、前駆体ガス、例えば、シラン(SiH)等のような前駆体ガスを用い、蒸着される基板の温度は、略80℃に該当し、反応ガスは、NHまたはNを用いる。このとき、プラズマ生成のためのRF電力密度(power density)は、略0.34〜0.58W/cmに該当する。
一方、前記第2の保護膜430は、上述のように、TMDSO(Tetramethyl−disiloxane)、HEDS(Hexaethyl−disilane)、HCDS(Hexachloro−disilane)、HMDSO(Hexamethyl−disiloxane)、BDEAS(Bisdiethylamino−silane)からなる有機前駆体の群からいずれか一つを選択して蒸着される。このとき、蒸着される基板の温度は、前記第1の保護膜410の温度に類似した略80℃に該当し、反応ガスは、ОまたはArを用いる。このとき、プラズマ生成のためのRF電力密度(power density)は、略0.63〜0.87W/cmに該当する。
一方、図5は、本発明の他の実施例による保護膜を示す断面図である。
図5を参照すると、本実施例による発光素子保護膜500は、前記第2の保護膜430の上部にバッファ膜450をさらに有することにおいて、上述した実施例と異なる。蒸着工程を見ると、第2の保護膜430を蒸着する段階に引き続き、前記第2の保護膜430の上部にバッファ膜450を蒸着する段階をさらに含む。
前記バッファ膜450は、カーボンを含有したシリコン酸化物(SiОC)で構成され、蒸着時に発生するパーティクル等を取り囲む役割をし、酸素及び水分の浸透を抑制し、表面に発生した欠陥及び内部応力を緩和させる役割をする。また、前記バッファ膜450の屈折率及び厚さの調節を通じて、前記発光素子保護膜500の光学特性を改善することができる。
この場合、前記バッファ膜450は、前記第1の保護膜410及び第2の保護膜430と同様に、プラズマ化学気相蒸着工程を用いて蒸着されるシリコン酸化物からなってもよい。
具体的に、前記バッファ膜450は、前記第2の保護膜430と同様に、TMDSO(Tetramethyl−disiloxane)、HEDS(Hexaethyl−disilane)、HCDS(Hexachloro−disilane)、HMDSO(Hexamethyl−disiloxane)、BDEAS(Bisdiethylamino−silane)からなる有機前駆体の群からいずれか一つを選択して蒸着されてもよい。前記バッファ膜450の薄膜ストレスは、−50Mpa〜+50Mpaの値を有し、蒸着速度は、250nm/min以上であってもよい。
本実施例の場合、前記第2の保護膜430の上部に前記バッファ膜450を蒸着する場合、有機前駆体を変更することなく、前記第2の保護膜430の有機前駆体をそのまま用いて前記バッファ膜450を蒸着することができる。すなわち、前記第2の保護膜430とバッファ膜450を構成するシリコン酸化膜は、同一の有機前駆体を用い、ガス量、プラズマパワー、工程圧力等を変更して蒸着されてもよい。
例えば、前記バッファ膜を蒸着する段階と、前記第2の保護膜を蒸着する段階は、有機前駆体及び/または反応ガスの供給量を調節しながら、連続的に行われてもよい。図6は、本発明のまた他の実施例による保護膜を示す断面図であって、前記バッファ膜を蒸着する段階と、前記第2の保護膜を蒸着する段階が連続的に行われて形成された保護膜を概略的に示す。
図6を参照すると、上述のように、前記有機前駆体は、TMDSO(Tetramethyl−disiloxane)、HEDS(Hexaethyl−disilane)、HCDS(Hexachloro−disilane)、HMDSO(Hexamethyl−disiloxane)、BDEAS(Bisdiethylamino−silane)からなる有機前駆体の群からいずれか一つを選択してもよい。すなわち、本発明では、有機前駆体を供給し、さらには、酸素等を反応ガスとして供給し、シリコン酸化物からなる第2の保護膜430を蒸着するようになり、さらには、前記ガス量等を調節して、カーボンを含有したシリコン酸化物で構成されたバッファ膜450を蒸着するようになる。
上述した有機前駆体を供給して、シリコン酸化物(SiОx)からなる第2の保護膜430を蒸着するためには、有機前駆体のメチル基(CH)を除去することが重要である。前記メチル基が充分に除去されなければ、SiОC系の膜が形成されるからである。
したがって、有機前駆体を供給して、シリコン酸化物(SiОx)からなる第2の保護膜を蒸着する場合は、上述した有機前駆体の供給量を減らし、相対的に反応ガスの供給量を増やすことが好ましい。
例えば、前記第2の保護膜を蒸着する場合、蒸着される基板の温度は、略80℃であり、前記有機前駆体の供給量は、40〜50sccm、反応ガスであるОの供給量は、略1500sccmであり、Arの供給量は、略1500sccmである。また、プラズマ生成のためのRFパワーは、略1300Wに該当する。
一方、これに対して、カーボンを含有したシリコン酸化物(SiОC)で構成されたバッファ膜を蒸着するためには、上述したSiОx化合物で構成された第2の保護膜を蒸着する場合に比べて、相対的に有機前駆体の供給量を増やし、反応ガスの供給量を減らすようになる。SiОC化合物で構成されたバッファ膜を蒸着する場合は、メチル基を除外することがそれほど必要でないので、有機前駆体の供給量を減らすことなく、これにより、酸素等からなる反応ガスの供給量を減らすことができる。
例えば、前記バッファ膜を蒸着する場合、蒸着される基板の温度は、略80℃であり、前記有機前駆体の供給量は、略120〜130sccm、反応ガスであるОの供給量は、略500sccmであり、Arの供給量は、略2500sccmである。また、プラズマ生成のためのRFパワーは、略1300Wに該当する。
結局として、前記第2の保護膜を蒸着する段階から前記バッファ膜を蒸着する段階に移る過程を見ると、前記有機前駆体の供給量が増加しながら、前記反応ガスの供給量は、反対に減らすことが分かる。
このとき、前記第2の保護膜は、水分浸透を防ぐ役割をし、前記バッファ膜は、多層保護膜に柔軟性を与えることができる。SiОC化合物で構成された保護膜層は、SiОx化合物で構成された保護膜層に比べて、WVTRは相対的に高いが、極めて優れた柔軟性を有するようになる。したがって、前記第2の保護膜の上部にバッファ膜を蒸着すると、水分浸透を防ぎながらも、柔軟な保護膜を蒸着することができる。一方、図7は、本発明の多様な実施例による保護膜を示す断面図である。
図7を参照すると、本実施例による保護膜は、上述した第1保護膜を蒸着する段階と、前記第2の保護膜を蒸着する段階を繰り返して、多層保護膜を蒸着するようになる。
図7の(A)を見ると、前記保護膜は、第1の保護膜410Aと第2の保護膜430Aを蒸着してから、さらに第1の保護膜410Bと第2の保護膜430Bを蒸着して、全て4層からなる保護膜を形成するようになる。このような繰返し工程は、適切な回数で行われてもよい。たとえ、図示されてはいないが、上記した図7の(A)に示した保護膜の最上部に前記バッファ膜を蒸着することもできる。
一方、図7の(B)は、上述した図5または図6のように、上部にバッファ膜450を有する保護膜500A、500Bが複数で形成された場合を示す。この場合、前記各保護膜500A、500Bの構造、例えば、第1の保護膜410及び第2の保護膜430の個数、厚さ、順序等は、同一であり、または少なくとも一つが異なってもよい。
以上、本発明の好適な実施例を参照して説明したが、当該技術の分野における当業者であれば、後述する特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正及び変更して実施することができるであろう。このため、変形された実施が、基本的に本発明における特許請求の範囲の構成要素を含んでいれば、全て本発明の技術的範疇に含まれるとみなさなければならない。
上記した構成を有する保護膜蒸着方法によれば、プラズマ化学気相蒸着法を用いて、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜からなる保護膜を蒸着し、従来に類似した低いWVTRを有しながらも、従来の保護膜に比べて、顕著に薄い厚さを有する保護膜を蒸着することができるようになる。
さらには、水分透過率の低い第1の保護膜と、フレキシブルな特性を有する第2の保護膜とからなる多層保護膜を提供し、水分と酸素の浸透を最大限防止しながらも、フレキシブルなディスプレイ装置に適用することができるようになる。
また、第1の保護膜と第2の保護膜は、同一の装置で蒸着されるので、蒸着装置の設置面積を顕著に減らし、さらには、工程時間も、従来に比べて相対的に短縮させることができる。
[付記]
<1>
発光素子の保護膜蒸着方法において、
基板の発光素子の上部にシリコン窒化物(SiNx)からなる第1の保護膜を蒸着する段階と、
前記第1の保護膜の上部にシリコン酸化物(SiОx)からなる第2の保護膜を蒸着する段階と、を含み、
前記第1の保護膜の厚さと第2の保護膜の厚さの比率は、0.2〜0.4:1であることを特徴とする発光素子の保護膜蒸着方法。
<2>
前記第1の保護膜と第2の保護膜を含む全厚さは、50〜180nmであることを特徴とする<1>に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
<3>
前記第1の保護膜の厚さは、10〜40nmであり、前記第2の保護膜の厚さは、40〜140nmであることを特徴とする<2>に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
<4>
前記第1の保護膜を蒸着する段階において、シラン(SiH )ガスを前駆体ガスとして供給し、NH またはN を反応ガスとして供給し、プラズマ生成のためのRF電力密度は、0.34乃至0.58W/cm の値を有することを特徴とする<1>に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
<5>
前記第2の保護膜を蒸着する段階において、TMDSO(Tetramethyl−disiloxane)、HEDS(Hexaethyl−disilane)、HCDS(Hexachloro−disilane)、HMDSO(Hexamethyl−disiloxane)、BDEAS(Bisdiethylamino−silane)からなる有機前駆体の群からいずれか一つを選択して供給し、О またはArを反応ガスとして供給し、プラズマ生成のためのRF電力密度は、0.63〜0.87W/cm の値を有することを特徴とする<1>に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
<6>
前記第2の保護膜の上部にバッファ膜を蒸着する段階をさらに含むことを特徴とする<1>に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
<7>
前記バッファ膜は、カーボンを含有したシリコン酸化物からなることを特徴とする<6>に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
<8>
前記バッファ膜を蒸着する段階と、前記第2の保護膜を蒸着する段階は、同一の有機前駆体を用いることを特徴とする<7>に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
<9>
前記バッファ膜を蒸着する段階と、前記第2の保護膜を蒸着する段階は、連続的に行われることを特徴とする<8>に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
<10>
前記第2の保護膜を蒸着する段階から前記バッファ膜を蒸着する段階に移る場合、前記有機前駆体の供給量が相対的に増加しながら、前記反応ガスの供給量は相対的に減ることを特徴とする<9>に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
<11>
前記第1の保護膜を蒸着する段階と前記第2の保護膜を蒸着する段階を繰り返して、多層保護膜を蒸着することを特徴とする<1>に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。

Claims (8)

  1. 発光素子の保護膜蒸着方法において、
    基板の発光素子の上部にシリコン窒化物(SiNx)からなる第1の保護膜を蒸着する段階と、
    前記第1の保護膜の上部にシリコン酸化物(SiОx)からなる第2の保護膜を蒸着する段階と、
    前記第2の保護膜の上部にバッファ膜を蒸着する段階と、を含み、
    前記第1の保護膜の厚さと第2の保護膜の厚さの比率は、0.2〜0.4:1であり、前記バッファ膜は、カーボンを含有したシリコン酸化物からなり、前記バッファ膜を蒸着する段階と、前記第2の保護膜を蒸着する段階は、同一の有機前駆体を用いることを特徴とする発光素子の保護膜蒸着方法。
  2. 前記第1の保護膜と第2の保護膜を含む全厚さは、50〜180nmであることを特徴とする請求項1に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
  3. 前記第1の保護膜の厚さは、10〜40nmであり、前記第2の保護膜の厚さは、40〜140nmであることを特徴とする請求項2に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
  4. 前記第1の保護膜を蒸着する段階において、シラン(SiH)ガスを前駆体ガスとして供給し、NHまたはNを反応ガスとして供給し、プラズマ生成のためのRF電力密度は、0.34乃至0.58W/cmの値を有することを特徴とする請求項1に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
  5. 前記第2の保護膜を蒸着する段階において、TMDSO(Tetramethyl−disiloxane)、HEDS(Hexaethyl−disilane)、HCDS(Hexachloro−disilane)、HMDSO(Hexamethyl−disiloxane)、BDEAS(Bisdiethylamino−silane)からなる有機前駆体の群からいずれか一つを選択して供給し、ОまたはArを反応ガスとして供給し、プラズマ生成のためのRF電力密度は、0.63〜0.87W/cmの値を有することを特徴とする請求項1に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
  6. 前記バッファ膜を蒸着する段階と、前記第2の保護膜を蒸着する段階は、連続的に行われることを特徴とする請求項に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
  7. 前記第2の保護膜を蒸着する段階から前記バッファ膜を蒸着する段階に移る場合、前記有機前駆体の供給量が相対的に増加しながら、反応ガスの供給量は相対的に減ることを特徴とする請求項に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。
  8. 前記第1の保護膜を蒸着する段階と前記第2の保護膜を蒸着する段階を繰り返して、多層保護膜を蒸着することを特徴とする請求項1に記載の発光素子の保護膜蒸着方法。

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