JP6896308B2 - 耳装着具 - Google Patents

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Description

本発明は、人の耳に装着するための耳装着具に関する。
耳に装着して耳のツボを刺激する器具が知られている。例えば、特許文献1には、リング状の振動体を耳介道の入口付近の耳甲介腔部に挿入し振動させることにより耳介の内側にあるツボを刺激する健康器具が記載されている。特許文献1の健康器具では、リング状の振動体が圧電または電磁方式で励振され、音響振動を発生し、振動体の外周部に設けた突起によってツボを集中的に刺激するように構成されている。
特開2008−12093号公報
発明者は、人の耳に装着される装着具について研究し、耳朶の付け根に当接力を付与することにより、頬や目尻が持ち上げられ、多くの場合に顔つきが改善されるとの知見を得た。しかしながら、特許文献1に記載の健康器具は、耳朶に作用を与える構成を有していない。
本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたもので、簡易な構成により耳朶に当接力を付与可能な耳装着具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の耳装着具は、耳朶の付け根に当接力を付与するための耳装着具であって、耳介の上部の顔側の付け根に係合する上部係合部と、耳の後面で翳風の窪みに当接する翳風当接部と、耳朶の顔側の付け根に係合する耳朶係合部と、耳の前面に当接する前面当接部と、上部係合部と翳風当接部とを繋ぐ第1接続部と、翳風当接部と耳朶係合部とを繋ぐ第2接続部と、耳朶係合部と前面当接部とを繋ぐ第3接続部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、簡易な構成により耳朶に当接力を付与可能な耳装着具を提供することができる。
実施の形態に係る耳装着具を耳に装着した状態を示す装着図である。 図1の耳装着具を耳に装着した状態を示す別の装着図である。 図1の耳装着具の正面図である。 図1の耳装着具の背面図である。 第1変形例に係る前面当接部を有する耳装着具の正面図である。 第2変形例に係る前面当接部を有する耳装着具の正面図である。 図1の耳装着具を耳に装着した状態の顔つきの変化の一例を示す模式図である。
はじめに実施形態に係る耳装着具の概要について説明する。わが国は、現在男女ともに世界屈指の長寿国となっており、高齢人口の増加とともに美容改善に関するニーズが高まっている。本発明者は、装着具を装着することによって顔つきを改善する観点から、多くの実証実験を重ね、耳朶の顔側の付け根に頭頂側に向かう当接力を付与することにより顔つきを改善し得ることを見出した。具体的には、耳朶の付け根に上向の力を付与し続けることにより、例えば10分から20分程度で、頬の位置や目尻の位置が徐々に上昇し、顔の輪郭がシャープに見えるようになることを見出した。このような変化は多くの人にとって顔つきの改善につながる。
この効果は、耳朶の付け根に当接力が付与されたことにより耳朶の周辺の皮膚や神経が刺激され、外側翼突筋など一部の筋肉が収縮することによって生じているものと考えられる。また、耳朶周辺には、いわゆるツボと称される経穴が散在しており、その経穴が刺激されることにより効果を生じている可能性も考えられる。
また、耳装着具が自重で簡単に外れると、日常の活動に支障をきたす。このため装着具を耳介の上下から強く接触させることが考えられるが、この場合その接触部分が痛くなることがある。そこで本実施形態は、耳の後面で翳風の窪みに当接する翳風当接部と、耳朶の前面に当接する前面当接部とを有する。翳風当接部が翳風の窪みに嵌まることにより、耳装着具の落下を抑制できる。以下の説明において、本発明の例示的な構成を実施形態を例に示す。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
なお、以下の説明において、「平行」、「垂直」は、完全な平行、垂直だけではなく、誤差の範囲で平行、垂直からずれている場合も含むものとする。また、「略」は、おおよその範囲で同一であるという意味である。
[実施の形態]
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る耳装着具10を耳60に装着した状態を示す正面視の装着図である。図2は、耳装着具10を耳60に装着した状態を示す背面視の装着図である。図3は、耳装着具10の正面図である。図4は、耳装着具10の背面図である。
本実施形態の耳装着具10は、耳朶62の付け根62bに当接力を付与するための耳装着具である。耳装着具10は、顔つきを改善するために顔から張出す耳60に装着される。耳装着具10は、上部係合部12と、翳風当接部16と、耳朶係合部20と、前面当接部24と、第1接続部14と、第2接続部18と、第3接続部22とを主に含む。
上部係合部12は、耳介66の上部の顔側の付け根に係合する。翳風当接部16は、耳の後面で翳風64の窪みに当接する。耳朶係合部20は、耳朶62の顔側の付け根に係合する。前面当接部24は、耳60の前面に当接する。第1接続部14は、上部係合部12と翳風当接部16とを繋ぐ。第2接続部18は、翳風当接部16と耳朶係合部20とを繋ぐ。第3接続部22は、耳朶係合部20と前面当接部24とを繋ぐ。以下、各部について詳述する。
(上部係合部)
上述したように、上部係合部12は、耳介66の上部の顔側の付け根66bに係合するための部分である。上部係合部12の形状は、付け根66bに係合可能なものであれば特に限定されない。上部係合部12は、様々な形状であってもよい。本実施形態の上部係合部12は、曲折された線状の部材で金属材料で形成されている。図1では、上部係合部12は、下向きに開いた大きなU字形状を有し、U字形状の底部が付け根66bに係合している。上部係合部12は、金属材料の他に樹脂材料や自然由来の材料(木や石など)で形成されてもよい。
上部係合部12の先端側が、耳や顔に当たると痛感を与える懸念がある。そこで、本実施形態では、上部係合部12の先端側に、基端側につながる部分より膨らんだ膨らみ部12gが設けられている。膨らみ部12gの形状に限定はないが、本実施形態の膨らみ部12gは楕円をその長軸周りに回転させて得られる回転楕円体形状(例えば、ラグビーボール形状)を呈する。膨らみ部12gは、回転楕円体形状の他に球形状、折り曲げ形状を有してもよい。膨らみ部12gを有することにより、上部係合部12が付け根66bから外れにくくなり、耳装着具10の位置を安定化できる。膨らみ部12gの基端側は上部係合部12の先端側に接続される。図1の例では、膨らみ部12gは、上部係合部12と一体bに金属材料で形成されている。膨らみ部12gは、金属材料の他に樹脂材料や自然由来の材料(木や石など)で形成されてもよい。膨らみ部12gは、上部係合部12と別途に形成されて接続されてもよい。
(翳風当接部)
上述したように、翳風当接部16は、耳の後面で翳風64の窪みに当接するための部分である。なお、翳風64は、耳朶62の後面で乳様突起と下顎枝(かがくし)の間の窪み(陥凹部)である。翳風当接部16の形状は、翳風64の窪みに当接可能なものであれば特に限定されない。翳風当接部16は、様々な形状であってもよい。本実施形態の翳風当接部16は、曲折された線状の部材で金属材料で形成され、翳風64の窪みに当接する曲折部16bを有する。図2では、曲折部16bは、斜め下向きに開いたΩ字形状を有しており、Ω字形状の頭部が翳風64に当接するように構成されている。翳風当接部16は、金属材料の他に樹脂材料や自然由来の材料で形成されてもよい。翳風当接部16は、基端側につながる部分より膨らんだ膨らみ部を有してもよい。この膨らみ部は、曲折形状の他に球形状などでもよいし、翳風64に当接する部分が凸曲面を有してもよい。
上述したように、耳装着具が自重で簡単に外れると、日常活動中に簡単に外れるので、ユーザは外れないように注意していなければならず煩わしい。外れにくくするために、上下から耳介を強く押さえることが考えられるが、この場合、耳に圧迫感を与えるおそれがある。そこで、本実施形態の翳風当接部16は、翳風64に掛着する形状を有する。つまり、翳風当接部16は、翳風64の窪みに入り込んで、引っ掛かるように取り付けできる。この構成により、耳装着具10は、日常活動中に外れる可能性を低くできる。
翳風64における金属アレルギーを抑制するため、翳風当接部16の表面は金属アレルギーを生じ難い材料で形成されてもよい。このような金属として、チタン、サージカルステンレス、金、銀およびプラチナ等が挙げられる。翳風当接部16の表面は、これらの中から選択される1以上の金属で形成されてもよい。
(耳朶係合部)
上述したように、耳朶係合部20は、耳朶62の付け根62bに係合するための部分である。耳朶係合部20の形状は、付け根62bに係合可能なものであれば特に限定されない。耳朶係合部20は、様々な形状であってもよく、例えば、付け根62bに掛かるカギ型の形状を有してもよい。本実施形態の耳朶係合部20は、曲折された線状の部材で金属材料で形成され、付け根62b当接する屈曲部20fを有する。図1では、屈曲部20fは、上向きに開いたU字またはV字形状を有しており、U字またはV字形状の底部が付け根62bに係合している。耳朶係合部20は、金属材料の他に樹脂材料や自然由来の材料で形成されてもよい。屈曲部20fは、例えば、フック形状などU字またはV字形状とは別の形状を有してもよい。
屈曲部20fの一端は、第2接続部18の下端に接続され、他端は第3接続部22の下端に接続される。耳朶係合部20は、金属材料に代えて、汎用エンジニアリングプラスチックなどの樹脂で形成できる。この場合、表面に金属光沢など所望の光沢が与えられてもよい。
(前面当接部)
上述したように、前面当接部24は、耳60の前面に当接するための部分である。本実施形態の前面当接部24は、耳朶62の前面に当接する。前面当接部24の形状は、耳60の前面に当接可能なものであれば特に限定されない。前面当接部24は、様々な形状であってもよい。
前面当接部24の先端側が、耳60や顔に当たると痛感を与える懸念がある。そこで、本実施形態では、前面当接部24の当接面に、耳60との接触圧を緩和する接触圧緩和部24gが設けられている。接触圧緩和部24gの形状に限定はないが、本実施形態の前面当接部24は球体であり、接触圧緩和部24gは球体の凸曲面である。接触圧緩和部24gを有することにより、痛感が緩和され長時間の着用が容易になる。
本実施形態の前面当接部24は、樹脂材料で形成されており、接着などの接続手段により第3接続部22の先端に接続されている。前面当接部24は、樹脂材料に代えて、金属材料や自然由来の材料(石、木、動物の歯や骨など)などで形成できる。
前面当接部24の第1変形例を説明する。図5は、第1変形例に係る前面当接部24を有する耳装着具10の正面図である。第1変形例の前面当接部24は、楕円をその長軸周りに回転させて得られる回転楕円体形状を呈する。前面当接部24は、球体形状や回転楕円体形状の他に様々な形状を有してもよいし、耳とは反対側は、平坦面、凹曲面の他、任意の形状を有してもよい。第1変形例の前面当接部24は、金属材料や樹脂材料で形成できる。
前面当接部24の第2変形例を説明する。図6は、第2変形例に係る前面当接部24を有する耳装着具10の正面図である。第2変形例の前面当接部24は、略楕円形に曲折された線状の部材で金属材料で形成されている。図6の前面当接部24は、正面視でギリシャ文字のρ字形状を有する。第2変形例の前面当接部24は、金属材料の他に樹脂材料で形成されてもよい。
(接続部)
第1接続部14は、上部係合部12と翳風当接部16とを繋ぐために概ね上下に延びる線状の部分である。第2接続部18は、翳風当接部16と耳朶係合部20とを繋ぐために、斜め下に延びる部分である。第3接続部22は、耳朶係合部20と前面当接部24とを繋ぐために斜め上に延びる部分である。本実施形態の第1、第2、第3接続部14、18、22は、所定形状に曲折された線状の部材で金属材料で形成されている。
耳形状の個人差に対応するために、耳装着具10はスプリング性を有することが望ましい。そこで、本実施形態では、第1接続部14と、翳風当接部16と、第2接続部18と、耳朶係合部20と、第3接続部22とはスプリング性を有する線状の部材で一体に形成されている。それぞれの部分が柔軟性を備えるので、耳形状の個人差に対応できる。また、容易に装着可能な耳装着具10を提供できる。
第1、第2、第3接続部14、18、22が伸縮性や可撓性を全く有しない場合、長時間使用したときに耳60が痛くなる可能性がある。このため、第1、第2、第3接続部14、18、22は、伸縮性または可撓性を有する柔軟な素材で形成してもよい。第1、第2、第3接続部14、18、22は、サージカルステンレスの一種であるSUS316Lで形成される。第1、第2、第3接続部14、18、22は、表面に樹脂層を有してもよいし、表面に樹脂製のチューブを被せてもよい。
耳装着具は、脱落し難いことが望ましい。そこで、本実施形態では、図1に示すように、装着状態で正面からみたとき、翳風当接部16の当接領域と前面当接部24の当接領域とは少なくとも一部で重複するように構成されている。翳風当接部16と前面当接部24の重複領域で耳朶62を挟むことにより、脱落防止を図れる。
耳装着具は、装着時に圧迫感が小さいことが望ましい。そこで、本実施形態では、図1に示すように、装着状態で正面からみたとき、耳朶62を捻るように、翳風当接部16の当接領域の中心は前面当接部24の当接領域の中心からオフセットするように構成されている。この構成により互いの当接力の方向をズレさせることが可能になり、荷重の集中を緩和して装着時の圧迫感が小さくなる。また、耳朶62が捻られることにより、耳朶62が翳風当接部16または前面当接部24に接触する面積が大きくなるため、摩擦力が増えて脱落防止に一層有利になる。オフセット方向に制限はないが、図1の例では、翳風当接部16の当接領域の中心は前面当接部24の当接領域の中心から、上方で顔から離れる方向にオフセットしている。
次に、このように構成された本実施形態の耳装着具10の使用結果を説明する。図7は、耳装着具10を耳60に装着した状態の顔つきの変化の一例を示す模式図である。図7では、比較のため左耳に耳装着具10を装着し、右耳には何も装着していない状態を示している。この図では、耳装着具10を装着してから20分経過後の時点の顔つきを示している。図7の符号D、E、Fに示すように、左耳に耳装着具10を装着したことにより、左目尻76bが右目尻76cより上方に位置し、左頬76dが右頬76eより上方に位置し、左口角76fが右口角76gより上方に位置している。両耳それぞれに耳装着具10を装着した場合には、両方の目尻、頬、口角が上昇する効果を生じた。このような効果は、耳装着具10を装着している間は連続して保持され、耳装着具10を耳から外すことにより徐々に消えて装着前の状態に戻った。
次に、本実施形態の耳装着具10の特徴を説明する。本実施形態の耳装着具10は、耳朶62の付け根62bに当接力を付与するための耳装着具であって、耳介66の上部の顔側の付け根66bに係合する上部係合部12と、耳60の後面で翳風64の窪みに当接する翳風当接部16と、耳朶62の顔側の付け根62bに係合する耳朶係合部20と、耳60の前面に当接する前面当接部24と、上部係合部12と翳風当接部16とを繋ぐ第1接続部14と、翳風当接部16と耳朶係合部20とを繋ぐ第2接続部18と、耳朶係合部20と前面当接部24とを繋ぐ第3接続部22と、を備える。
この形態によれば、耳朶62の付け根に当接力を付与することができる。耳朶62の付け根に当接力を付与することにより、使用者の顔つきの変化が期待できる。特に、耳装着具10を装着しない場合に比べて、目尻、頬、口角などの顔のパーツのいずれかの位置がアップするいわゆるフェースアップ効果が期待できる。また、翳風当接部16を有することにより、耳装着具10が外れにくくなる。
本実施形態では、翳風当接部16は、翳風64に掛着する形状を有する。この場合、翳風当接部16が翳風64の窪みに入り込んで引っ掛かるように取り付けできる。このため、耳装着具10は、日常活動中に外れる可能性を低くできる。
本実施形態では、装着状態で正面からみたとき、翳風当接部16の当接領域と前面当接部24の当接領域とは少なくとも一部で重複している。翳風当接部16と前面当接部24の重複領域が耳朶62を挟むことにより、脱落防止を図れる。
本実施形態では、装着状態で正面からみたとき、耳朶62を捻るように、翳風当接部16の当接領域の中心は前面当接部24の当接領域の中心からオフセットしている。この構成により、互いの当接力の方向をズレさせて荷重の集中を緩和できる。また、耳朶62が捻られるので、翳風当接部16または前面当接部24の耳朶62への接触面積が増えるので、脱落防止に有利になる。
本実施形態では、翳風当接部16は、曲折された線状の部材で形成され、翳風64の窪みに当接する曲折部16bを有する。この場合、翳風64との接触面積を増やし、荷重の集中を緩和し、装着時の違和感を低減できる。
本実施形態では、第1接続部14と、翳風当接部16と、第2接続部18と、耳朶係合部20と、第3接続部22と、はスプリング性を有する線状の部材で一体に形成されている。この場合、それぞれの部分が柔軟性を備えるので、耳形状の個人差に対応できる。
本実施形態では、翳風当接部16の表面は、チタン、サージカルステンレス、金、銀およびプラチナの中から選択される1以上の金属で形成されている。この場合、翳風64における金属アレルギーを抑制できる。
以上、本発明の実施形態をもとに説明した。これらの実施形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求の範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
[変形例]
実施の形態の説明では、第1接続部14がシームレスに連続する部材である例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1接続部14は、複数に分割され連結手段(不図示)によって連結されてもよい。また、各部は別々に製造されて連結されてもよい。
実施の形態の説明では、第1接続部14が固定長である例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1接続部14は、長さが可変に構成されてもよい。この場合、対応可能な耳の大きさの範囲を拡大できる。
実施の形態の説明では、上部係合部12が膨らみ部12gを有する例を示したが、本発明はこれに限定されない。上部係合部12はフック形状のフック部を有してもよい。
上述の各変形例は、実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
上述した実施形態同士および実施形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
10 耳装着具、 12 上部係合部、 12g 膨らみ部、 14 第1接続部、 16 翳風当接部、 16b 曲折部、 18 第2接続部、 20 耳朶係合部、 20f 屈曲部、 22 第3接続部、 24 前面当接部、 24g 接触圧緩和部、 60 耳、 62 耳朶、 62b 付け根、 64 翳風、 66 耳介、 66b 付け根。

Claims (7)

  1. 耳朶の付け根に上向の力を付与するための耳装着具であって、
    耳介の上部の顔側の付け根に係合する上部係合部と、
    前記上部係合部から耳の後面で翳風まで延び、当該翳風の窪みに嵌まる曲折部を含む部材と、
    前記耳朶の顔側の付け根に係合する耳朶係合部と、
    前記耳の前面に当接する前面当接部と、
    前記曲折部から延びて前記耳朶係合部接続される中間接続部と、
    前記耳朶係合部と前記前面当接部とを繋ぐ接続部と、
    を備え
    装着状態で正面からみたとき、前記耳の前面に向き合う部分は、珠間切痕を避けて当該珠間切痕よりも低い位置にあることを特徴とする耳装着具。
  2. 前記曲折部は前記翳風に掛着する形状を有することを特徴とする請求項1に記載の耳装着具。
  3. 装着状態で正面からみたとき、前記曲折部の当接領域と前記前面当接部の当接領域とは少なくとも一部で重複していることを特徴とする請求項1または2に記載の耳装着具。
  4. 装着状態で正面からみたとき、前記耳朶を捻るように、前記曲折部の当接領域の中心は前記前面当接部の当接領域の中心からオフセットしていることを特徴とする請求項3に記載の耳装着具。
  5. 前記曲折部は、曲折された線状の部材で形成され、前記翳風の窪みに当接することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の耳装着具。
  6. 前記曲折部を含む部材と、前記中間接続部と、前記耳朶係合部と、前記接続部と、はスプリング性を有する線状の部材で一体に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の耳装着具。
  7. 前記曲折部の表面は、チタン、サージカルステンレス、金、銀およびプラチナの中から選択される1以上の金属で形成されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の耳装着具。
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