JP6896190B1 - 画像表示装置封止材 - Google Patents

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Abstract

画像表示装置封止材に、樹脂成分と、硬化剤と、を含有させる。樹脂成分に、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂を含有させる。

Description

本発明は、画像表示装置封止材に関する。
光学素子を備える画像表示装置として、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどが知られている。そのような画像表示装置では、光学素子が大気中の水分などにより劣化することを抑制するために、光学素子がシール部材により封止されている。
シール部材は、例えば、光学素子を封止用組成物に埋め込んだ後、封止用組成物を硬化させることにより形成される。そこで、シール部材に、各種用途に応じた要求性能を付与すべく、封止用組成物の組成が種々検討されている。
例えば、フェノキシ樹脂と、シクロアルケンオキシド型脂環式エポキシ化合物と、硬化剤とを含有する有機エレクトロルミネッセンス表示素子封止用硬化性樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
国際公開第2015/129670号
しかし、特許文献1に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示素子封止用硬化性樹脂組成物から形成されるシール部材は、例えば、有機ELディスプレイのタッチパネルなどに用いられると、誘電率が高いために、シール部材に起因するノイズにより、タッチパネルに誤作動が生じる場合がある。
本発明は、誘電率が比較的低く、透明性が確保されるシール部材を形成できる画像表示装置封止材を提供する。
本発明[1]は、樹脂成分と、硬化剤と、を含有し、前記樹脂成分は、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂を含有する、画像表示装置封止材を含んでいる。
本発明[2]は、前記樹脂成分は、水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂をさらに含有する、上記[1]に記載の画像表示装置封止材を含んでいる。
本発明[3]は、前記樹脂成分は、重量平均分子量が800以上100,000以下であるビフェニル骨格含有エポキシ樹脂をさらに含有する、上記[1]または[2]に記載の画像表示装置封止材を含んでいる。
本発明の画像表示装置封止材によれば、樹脂成分がビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂を含有するので、誘電率が比較的低く、透明性が確保されるシール部材を形成できる。
図1は、本発明の画像表示装置封止シートの一実施形態としての封止シートの側断面図である。 図2は、図1に示す封止層から形成されるシール部材を備える画像表示装置の一実施形態(インセル構造またはオンセル構造を有する態様)としてのタッチセンサ付き有機ELディスプレイの側断面図である。 図3は、画像表示装置の他の実施形態(アウトセル構造を有する態様)としてのタッチセンサ付き有機ELディスプレイの側断面図である。
<第1実施形態>
本発明の画像表示装置封止材(以下、封止材とする。)は、後述する画像表示装置が備える光学素子を封止するための封止樹脂組成物(画像表示装置用封止樹脂組成物)であって、硬化することにより後述するシール部材を形成する硬化性樹脂組成物である。封止材は、樹脂成分と、硬化剤と、を含有する。
(1)樹脂成分
樹脂成分は、必須成分として、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂を含有する。
(1−1)ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂
ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂は、例えば、複数のビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格と、複数のエポキシ基とを有する(多官能(2官能含む)型エポキシ樹脂)。ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂は、好ましくは、複数のビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格を含む分子鎖と、分子鎖の両末端に結合するエポキシ基とを有する(2官能型エポキシ樹脂)。
ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格は、下記式(1)に示すように、2つのベンゼン環を連結する炭素原子に、1以上のアルキル基(R)が置換したシクロヘキサン環が結合している。
ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格は、より好ましくは、下記式(1)により示される。
式(1)
Figure 0006896190
[式(1)中において、I、IIおよびIIIは、構成単位であり、IおよびIIIのそれぞれが末端単位、IIが繰り返し単位を示す。Rは、水素原子または炭素数1〜6のアルキル基を示す。]
上記式(1)のRとして示されるアルキル基として、例えば、炭素数1〜6の直鎖アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル)、炭素数3〜6の分岐アルキル基(例えば、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチルなど)などが挙げられる。
上記式(1)のRとして示されるアルキル基のなかでは、好ましくは、炭素数1〜6の直鎖アルキル基が挙げられ、より好ましくは、メチル基が挙げられる。また、上記式(1)の複数のRは、互いに同じであってもよく異なっていてもよい。
上記式(1)において、複数のRのうち、少なくとも1つのRがアルキル基であり、好ましくは、2つ以上のRがアルキル基であり、より好ましくは、3つのRがアルキル基である。なお、複数のRのうち、アルキル基以外のRは、水素原子である。
また、上記式(1)において、ベンゼン環の水素原子は、上記したアルキル基に置換されてもよいが、好ましくは、上記したアルキル基に置換されない。
このようなビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格のなかで、とりわけ好ましくは、下記式(2)に示すビスフェノールトリメチルシクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂(以下、ビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂とする。)が挙げられる。
式(2)
Figure 0006896190
[式(2)中において、I、IIおよびIIIは、構成単位であり、IおよびIIIのそれぞれが末端単位、IIが繰り返し単位を示す。Rは、上記式(1)におけるRと同義である。]
上記式(2)に示されるビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂は、ビスフェノールTMC(4,4’−(3,5,5−トリメチル−1,1−シクロヘキサンジイル)ビス(フェノール))と、エピクロロヒドリンとの共重合体であって、複数のビスフェノールTMC骨格を含む分子鎖と、分子鎖の両末端に結合するグリシジルエーテルユニットとを有する(2官能型エポキシ樹脂)。
上記式(2)に示されるビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂は、常温固形である。なお、「常温固形」とは、常温(23℃)において、流動性を有さない固体状態であることを示し、「常温液状」とは、常温(23℃)において、流動性を有する液体状態であることを示す(以下同様)。
また、上記式(1)に示されるビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格(上記式(2)に示されるビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂)は、構成単位I〜IIIに加えて、他の構成単位を含むこともできる。他の構成単位として、例えば、2価以上のポリオールに由来するポリオールユニット、ビフェニルに由来するビフェニルユニットなどが挙げられる。
ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格の重量平均分子量(Mw)は、例えば、10,000以上、好ましくは、12,000以上、より好ましくは、15,000以上、例えば、200,000以下、好ましくは、150,000以下である。重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレンを標準物質とするゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求めることができる(以下同様)。
ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格におけるエポキシ当量は、例えば、5,000g/eq.以上、好ましくは、6,000g/eq.以上、例えば、100,000g/eq.以下、好ましくは、75,000g/eq.以下である。
このようなビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂は、単独使用または2種以上併用することができる。
樹脂成分において、ビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂の含有割合は、例えば、5質量%以上、好ましくは、10質量%以上、例えば、60質量%以下、好ましくは、50質量%以下、より好ましくは、40質量%以下である。
(1−2)水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂
樹脂成分は、任意成分として、好ましくは、水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂をさらに含有する。
水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂は、ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂に水素が添加された水添物である。
水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹は、例えば、複数の水添ビスフェノールA骨格(具体的には、2,2’−ビスシクロヘキシルプロパン骨格)と、複数のエポキシ基とを有する(多官能(2官能含む)型エポキシ樹脂)。水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂は、好ましくは、複数の水添ビスフェノールA骨格を含む分子鎖と、分子鎖の両末端に結合するエポキシ基とを有する(2官能型エポキシ樹脂)。
水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹は、より好ましくは、ビスフェノールAおよびエピクロロヒドリンの共重合体であるビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂の水添物であって、複数の水添ビスフェノールA骨格を含む分子鎖と、分子鎖の両末端に結合するグリシジルエーテルユニットとを有する(2官能型エポキシ樹脂)。水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂は、常温固形である。
水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂の重量平均分子量(Mw)は、例えば、100以上、好ましくは、150以上、より好ましくは、200以上、例えば、1,000以下、好ましくは、800以下である。
水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂におけるエポキシ当量は、例えば、50g/eq.以上、好ましくは、150g/eq.以上、例えば、500g/eq.以下、好ましくは、400g/eq.以下である。
このような水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂は、単独使用または2種以上併用することができる。
樹脂成分において、水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂の含有割合は、例えば、30質量%以上、好ましくは、40質量%以上、より好ましくは、50質量%以上、例えば、80質量%以下、好ましくは、70質量%以下である。
また、水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂の含有割合は、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂および重量平均分子量が800以上100,000以下であるビフェニル骨格含有エポキシ樹脂(後述)の総和100質量部に対して、例えば、100質量部以上、好ましくは、120質量部以上、例えば、300質量部以下、好ましくは、200質量部以下である。
(1−3)ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂
樹脂成分は、任意成分として、好ましくは、重量平均分子量が800以上100,000以下であるビフェニル骨格含有エポキシ樹脂をさらに含有する。
ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂は、例えば、複数のビフェニル骨格と、複数のエポキシ基とを有する(多官能(2官能含む)型エポキシ樹脂)。ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂は、好ましくは、複数のビフェニル骨格を含む分子鎖と、分子鎖の両末端に結合するエポキシ基とを有する(2官能型エポキシ樹脂)。
ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂は、より好ましくは、下記式(3)により示される。
式(3)
Figure 0006896190
[式(3)中において、IV、VおよびVIは、構成単位であり、IVおよびVIのそれぞれが末端単位、Vが繰り返し単位を示す。Rは、水素原子または炭素数1〜6のアルキル基を示す。]
上記式(3)に示されるビフェニル骨格含有エポキシ樹脂は、ジヒドロキシビフェニル誘導体とエピクロロヒドリンとの共重合体であって、複数のビフェニル骨格を含む分子鎖と、分子鎖の両末端に結合するグリシジルエーテルユニットとを有する(2官能型エポキシ樹脂)。
上記式(3)のRとして示されるアルキル基として、例えば、上記式(1)のRと同様のアルキル基などが挙げられる。
上記式(3)のRのなかでは、好ましくは、水素原子およびメチル基が挙げられる。
また、式(3)の複数のRは、互いに同じであってもよく異なっていてもよい。
上記式(3)において、複数のRのうち、ベンゼン環の3位および5位に結合するRは、好ましくは、アルキル基であり、より好ましくは、メチル基である。なお、複数のRのうち、ベンゼン環の2位および6位に結合するRは、好ましくは、水素原子である。
また、上記式(3)に示されるビフェニル型フェノキシ樹脂は、構成単位IV〜VIに加えて、他の構成単位を含むこともできる。他の構成単位として、例えば、2価以上のポリオールに由来するポリオールユニット、ビスフェノールに由来するビスフェノールユニットなどが挙げられる。
ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂の重量平均分子量(Mw)は、800以上、好ましくは、1,000以上、より好ましくは、2,000以上、100,000以下、好ましくは、90,000以下である。
ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂におけるエポキシ当量は、例えば、500g/eq.以上、好ましくは、1,000g/eq.以上、例えば、20,000g/eq.以下、好ましくは、16,000g/eq.以下である。
このようなビフェニル骨格含有エポキシ樹脂は、単独使用または2種以上併用することができる。
樹脂成分において、ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂の含有割合は、例えば、5質量%以上、好ましくは、10質量%以上、例えば、50質量%以下、好ましくは、30質量%以下である。
(1−4)任意の樹脂成分
樹脂成分は、本発明の効果を阻害しない範囲で、上記した特定の樹脂成分(ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂、ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂)以外の他の樹脂成分を含有することができる。
他の樹脂成分として、例えば、脂肪族炭化水素樹脂、スチレン系オリゴマー、ビスフェノール骨格含有エポキシ樹脂(例えば、フェノキシ樹脂など)、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリブタジエンなど)、ポリクロロプレン、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリエステル、シリコーン樹脂などが挙げられる。
これら他の樹脂成分は、単独使用または2種以上併用することができる。樹脂成分において、他の樹脂成分の含有割合は、例えば、10質量%以下、好ましくは、5質量%以下である。
また、樹脂成分は、とりわけ好ましくは、他の樹脂成分を含有せず、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂と、水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂と、ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂とからなる。
(2)硬化剤
硬化剤は、樹脂成分を重合させて封止材を硬化させる。硬化剤は、封止材を硬化できれば特に制限されない。硬化剤として、例えば、アミン系硬化剤(例えば、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、トリ(ジメチルアミノメチル)フェノールなど)、イミダゾール系硬化剤(例えば、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾールなど)、酸無水物系硬化剤(例えば、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸など)、熱カチオン系硬化剤、光カチオン系硬化剤などが挙げられる。このような硬化剤は、単独使用または2種以上併用することができる。
硬化剤のなかでは、好ましくは、熱カチオン系硬化剤および光カチオン系硬化剤が挙げられる。つまり、硬化剤は、好ましくは、熱カチオン系硬化剤および/または光カチオン系硬化剤を含有する。
熱カチオン系硬化剤および光カチオン系硬化剤のそれぞれは、上記したビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂、必要に応じて、上記した水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂および上記したビフェニル骨格含有エポキシ樹脂の重合を開始させることが可能な化合物であれば特に制限されない。
熱カチオン系硬化剤は、加熱により酸(カチオン)を発生する熱酸発生剤である。熱カチオン系硬化剤は、表示素子(例えば、有機EL素子など)などの耐熱温度である120℃以下で重合を開始させることが可能な化合物であることが好ましい。
熱カチオン系硬化剤として、公知の熱カチオン重合開始剤を用いることができる。熱カチオン重合開始剤として、例えば、AsF 、SbF 、PF 、BF 、B(C 、CFSO などを対アニオンとする、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、4級アンモニウム塩、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩などが挙げられる。
熱カチオン系硬化剤のなかでは、好ましくは、4級アンモニウム塩が挙げられる。
光カチオン系硬化剤は、光照射により酸(カチオン)を発生する光酸発生剤である。光カチオン系硬化剤として、公知の光カチオン重合開始剤を用いることができる。光カチオン系硬化剤として、例えば、CPI−210S(サンアプロ社製)、IK−1(サンアプロ社製)などが挙げられる。
このような硬化剤は、単独使用または2種以上併用することができる。
硬化剤の含有割合は、樹脂成分100質量部に対して、例えば、0.3質量部以上、好ましくは、0.5質量部以上、例えば、10質量部以下、好ましくは、5質量部以下である。
(3)他の添加剤
封止材は、必要に応じて、他の添加剤として、シランカップリング剤、レベリング剤、充填剤、重合開始助剤、老化防止剤、濡れ性改良剤、界面活性剤、可塑剤、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤などを、適宜の割合で含有してもよい。
<画像表示装置封止シート>
上記した封止材は、そのまま単独で流通可能であり、産業上利用可能な製品であるが、取扱性の観点から好ましくは、画像表示装置封止シートとして流通する。
図1を参照して、本発明の画像表示装置封止シートの一実施形態としての封止シート1について説明する。
図1に示すように、封止シート1は、上記した封止材からなる封止層2と、ベースフィルム3と、離型フィルム4とを厚み方向に順に備える。なお、封止シート1は、画像表示装置を作製するための部品であり、表示素子および表示素子を搭載する基板を含まず、具体的には、封止層2と、ベースフィルム3と、離型フィルム4とからなり、部品単独で流通し、産業上利用可能なデバイスである。
封止層2に異物が付着することなどを防ぐため、封止シート1の保管時には、ベースフィルム3と、離型フィルム4とで封止層2が保護されていることが好ましい。なお、封止シート1の使用時には、ベースフィルム3と、離型フィルム4とは剥離される。
封止層2は、上記した封止材の乾燥物であって、フィルム形状(平板形状)を有する。具体的には、封止層2は、所定の厚みを有し、前記厚み方向と直交する所定方向に延び、平坦な表面および平坦な裏面を有している。
封止層2では、上記した樹脂成分は反応しておらず、封止層2は、それら樹脂成分を未硬化の状態で含有する。
封止層2の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上、例えば、100μm以下、好ましくは、30μm以下である。
ベースフィルム3は、封止シート1がシール部材(後述)の形成に用いられるまでの間、封止層2を支持および保護するために、封止層2の裏面に剥離可能に貼着されている。つまり、ベースフィルム3は、封止シート1の出荷・搬送・保管時において、封止層2の裏面を被覆するように、封止層2の裏面に積層され、封止シート1の使用直前において、封止層2の裏面から略U字状に湾曲するように引き剥がすことができる可撓性フィルムである。
ベースフィルム3は、平板形状を有し、具体的には、所定の厚みを有し、前記厚み方向と直交する所定方向に延び、平坦な表面および平坦な裏面を有している。ベースフィルム3の貼着面(表面)は、必要により剥離処理されている。
ベースフィルム3の材料として、例えば、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)など)、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなど)などの樹脂材料が挙げられ、好ましくは、ポリエチレンテレフタレートが挙げられる。
ベースフィルム3のなかでは、好ましくは、水分バリア性あるいはガスバリア性を有するフィルムが挙げられ、さらに好ましくは、ポリエチレンテレフタレートからなるフィルムが挙げられる。ベースフィルム3の厚みは、フィルムの材質にもより適宜選択されるが、表示素子などの被封止材への追従性を有する点などから、例えば、25μm〜150μm程度とすることができる。
離型フィルム4は、封止シート1がシール部材(後述)の形成に用いられるまでの間、封止層2を保護するために、封止層2の表面に剥離可能に貼着されている。つまり、離型フィルム4は、封止シート1の出荷・搬送・保管時において、封止層2の表面を被覆するように、封止層2の表面に積層され、封止シート1の使用直前において、封止層2の表面から略U字状に湾曲するように引き剥がすことができる可撓性フィルムである。
離型フィルム4は、平板形状を有し、具体的には、所定の厚みを有し、前記厚み方向と直交する所定方向に延び、平坦な表面および平坦な裏面を有している。また、離型フィルム4の貼着面(裏面)は、必要により剥離処理されている。離型フィルム4の材料として、例えば、ベースフィルム3と同様の樹脂材料が挙げられる。離型フィルム4の厚みは、フィルムの材質にもより適宜選択されるが、表示素子などの被封止材への追従性を有する点などから、例えば、25μm〜150μm程度とすることができる。
<画像表示装置封止シートの製造方法>
次に、封止シート1の製造方法について説明する。
封止シート1を製造するには、例えば、上記した封止材を準備して、封止材をベースフィルム3の表面に公知の方法により塗工する。
封止材は、上記した樹脂成分、硬化剤および添加剤を、上記の割合で混合することにより準備される。また、封止シート1の製造において、封止材は、好ましくは、有機溶媒に希釈され、封止材のワニスが調製される。
有機溶媒は、樹脂成分および硬化剤を均一に分散または溶解できれば特に制限されない。有機溶媒として、例えば、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなど)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、エーテル類(例えば、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモノアルキルエーテル、エチレングリコールジアルキルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノールなど)、エステル類(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、含窒素化合物類(例えば、N−メチルピロリドン、ジメチルイミダゾリジノン、ジメチルホルムアルデヒドなど)などが挙げられる。有機溶媒は、単独使用または2種類以上併用することができる。
各成分は、例えば、ボールミルで分散したり、フラスコに装入して攪拌したり、三本ロールで混練することで、混合することができる。
また、封止材の塗工方法として、例えば、スクリーン印刷、ディスペンサー、塗布ロールなどが挙げられる。
次いで、封止材を乾燥して、必要に応じて有機溶媒を揮発させることで、塗膜を形成する。
加熱温度は、封止材が硬化することなく乾燥する温度であって、例えば、20℃以上、好ましくは、90℃以上、例えば、120℃以下、好ましくは、100℃未満である。加熱時間は、例えば、1分以上、好ましくは、2分以上、例えば、30分以下、好ましくは、15分以下である。
これにより、塗膜が乾燥して、封止材から形成される封止層2が調製される。次いで、封止層2の表面に、離型フィルム4を貼り付ける。
以上によって、封止シート1が製造される。
<画像表示装置の製造>
そのような封止シート1は、画像表示装置の(表示素子光学素子)の封止に好適に利用される。図2を参照して、画像表示装置の一実施形態としてのタッチセンサ付き有機ELディスプレイ(以下、有機ELディスプレイ10とする。)について説明する。
なお、本実施形態では、画像表示装置としてタッチセンサ付き有機ELディスプレイを挙げるが、画像表示装置は、特に制限されない。画像表示装置として、例えば、液晶ディスプレイ(タッチセンサ付き液晶ディスプレイを含む)、有機ELディスプレイ(タッチセンサ付き有機ELディスプレイを含む)などが挙げられる。
有機ELディスプレイ10は、素子搭載ユニット11と、シール部材14と、カバーガラスまたはバリアフィルム15とを備える。
素子搭載ユニット11は、基板13と、表示素子の一例としての有機EL素子12と、バリア層16と、電極(図示せず)とを備える。
基板13は、有機EL素子12を支持している。基板13は、好ましくは、可撓性を有する。
有機EL素子12は、公知の有機EL素子であり、基板13に搭載されている。有機EL素子12は、図示しないが、カソード反射電極と、有機EL層と、アノード透明電極とを備えている。
バリア層16は、有機EL素子12を被覆しており、大気中の水分が有機EL素子12に接触することを抑制する。バリア層16は、第1無機バリア層17と、平坦化層19と、第2無機バリア層18とを備える。
第1無機バリア層17は、有機EL素子12を囲むように、有機EL素子12の上面および側面に配置されている。第1無機バリア層17の材料として、例えば、金属酸化物(例えば、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化銅など)、金属窒化物(例えば、窒化アルミニウム、窒化ケイ素など)などが挙げられる。第1無機バリア層17の材料は、単独使用または2種以上併用することができる。第1無機バリア層17の材料のなかでは、好ましくは、金属窒化物、さらに好ましくは、窒化ケイ素が挙げられる。
平坦化層19は、第1無機バリア層17の上面に配置されている。平坦化層19の材料として、公知の樹脂材料が挙げられる。
第2無機バリア層18は、平坦化層19を囲むように、平坦化層19の上面および側面に配置されている。第2無機バリア層18の材料として、例えば、第1無機バリア層17と同様の材料が挙げられる。
電極(図示せず)は、タッチセンサ付き有機ELディスプレイのセンサを構成する。電極(図示せず)は、基板13からシール部材14の間に位置する。例えば、電極(図示せず)は、基板13内に位置してもよく、有機EL素子12上に位置してもよい。
シール部材14は、封止層2(封止材)の硬化物であって、バリア層16に被覆された有機EL素子12を封止している。シール部材14は、ベースフィルム3および離型フィルム4が剥離された封止層2から形成される。具体的には、ベースフィルム3および離型フィルム4が剥離された封止層2が、バリア層16に被覆された有機EL素子12を埋め込むように基板13に貼り付けられた後、封止層2の上面にカバーガラスまたはバリアフィルム15が貼り付けられ、その後、封止層2を硬化させる。これにより、シール部材14が形成される。
シール部材14の誘電率は、例えば、3.0以上、好ましくは、3.2以上、例えば、3.80未満、好ましくは、3.70以下である。なお、誘電率は、後述する実施例に記載の方法に準拠して測定できる。
シール部材14の誘電率が上記下限以上であれば、材料選択の自由度の向上を図ることができる。シール部材14の誘電率が上記上限以下であれば、タッチセンサ付き有機ELディスプレイなどにおいて、誤作動が生じることを抑制できる。
シール部材14の透湿度は、例えば、20g/m・24h以上、例えば、45g/m・24h未満である。なお、透湿度は、後述する実施例に記載の方法に準拠して測定できる。
シール部材14の透湿度が上記上限以下であれば、シール部材14が封止する光学素子の劣化を抑制することができる。
カバーガラスまたはバリアフィルム15は、シール部材14の上面に配置されている。カバーガラスまたはバリアフィルム15は、図示しないが、ガラス板と、ガラス板の下面に設けられ、タッチセンサ付き有機ELディスプレイのセンサを構成する電極を備えている。
このような有機ELディスプレイ10は、有機EL素子12がセンサを構成する2つの電極の間に配置されるインセル構造、または、センサを構成する2つの電極のうち1つが有機EL素子12上に配置されるオンセル構造を有している。
<作用効果>
しかるに、液晶ディスプレイのシール部材は、例えば、基材とガラス板との間に配置される液晶の周囲を囲むように枠状に設けられる。これに対して、有機ELディスプレイのシール部材は、図2に示すように、その内部に有機EL素子が埋め込まれるように設けられる。そのため、有機ELディスプレイのシール部材は、液晶ディスプレイのシール部材よりも、誘電率の影響が大きく、誘電率の低減を図ることが望まれる。
一方、有機ELディスプレイのシール部材は、通常の半導体部品のシール部材に要求されるほどの低誘電率を要求されるものではない。
本発明者らは、樹脂成分の組成を種々検討し、封止材の樹脂成分が、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂を含有することにより、シール部材において、誘電率の低減を図ることができながら、高い透明性を確保することができる知見を見出し、本発明を完成した。
上記した封止材では、樹脂成分がビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂を含有するので、シール部材において、誘電率を画像表示装置(とりわけ有機ELディスプレイ)に要求される範囲まで低減できながら、画像表示装置(とりわけ有機ELディスプレイ)に要求される高い透明性を確保することができる。
また、図1に示すように、封止シート1は、封止材からなる封止層2を有する。そのため、封止材の取扱性の向上を図ることができる。また、シール部材において、誘電率の低減を図ることができながら、高い透明性を確保することができる。
<第2実施形態>
次に、封止材の第2実施形態について説明する。
上記した第1実施形態では、樹脂成分は、好ましくは、上記したビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂(ビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂)および上記したビフェニル骨格含有エポキシ樹脂を含有するが、本発明は、これに限定されない。
第2実施形態では、樹脂成分は、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有モノマー(例えば、ビスフェノールTMCなど)とビフェニル骨格含有エポキシモノマー(例えば、テトラメチルビフェニルジグリシジルエーテルなど)との共重合体を含有する。樹脂成分は、好ましくは、ビスフェノールTMCとテトラメチルビフェニルジグリシジルエーテルとの共重合体を含有する。
このような共重合体は、複数のビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格(ビスフェノールTMC骨格)と、複数のビフェニル骨格と、複数のエポキシ基とを有する(多官能(2官能含む)型エポキシ樹脂)。そのため、このような共重合体は、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂(ビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂)に相当し、より詳しくは、ビスフェノールTMC骨格−ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂に相当する。
このような共重合体は、とりわけ好ましくは、複数のビスフェノールTMC骨格および複数のビフェニル骨格を含む分子鎖と、分子鎖の両末端に結合するエポキシ基(グリシジルエーテルユニット)とを有する(2官能型エポキシ樹脂)。
樹脂成分において、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有モノマーとビフェニル骨格含有エポキシモノマーとの共重合体の含有割合は、例えば、10質量%以上、好ましくは、30質量%以上、例えば、70質量%以下、好ましくは、60質量%以下、より好ましくは、50質量%以下である。
また、第2実施形態において、樹脂成分は、上記と同様に、好ましくは、水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂を含有する。一方、樹脂成分は、ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂を含有してもよいが、好ましくは、ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂を含有しない。
つまり、第2実施形態において、樹脂成分は、好ましくは、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有モノマーとビフェニル骨格含有エポキシモノマーとの共重合体と、水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂とからなる。
このような第2実施形態によっても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、樹脂成分は、ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂として、第1実施形態におけるビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂(好ましくは、上記式(2)に示されるビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂)と、第1実施形態におけるビフェニル骨格含有エポキシ樹脂(好ましくは、上記式(3)に示されるビフェニル骨格含有エポキシ樹脂)との共重合体を含有することもできる。
<変形例>
変形例において、上記の第1実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図1に示すように、封止シート1は、封止層2と、ベースフィルム3と、離型フィルム4とを備えるが、画像表示装置封止シートは、これに限定されない。画像表示装置封止シートは、封止層2を備えていれば、ベースフィルム3および/または離型フィルム4を備えなくてもよい。つまり、画像表示装置封止シートは、封止層2のみから構成されてもよく、また、封止層2と、ベースフィルム3および離型フィルム4のいずれか一方とを備えてもよい。
図2に示すように、有機ELディスプレイ10は、バリア層16を備えるが、これに限定されない。有機ELディスプレイ10は、バリア層16を備えなくてもよい。
また、有機ELディスプレイ10は、有機EL素子12が、センサを構成する2つの電極の間に配置されるインセル構造、または、2つの電極のうちの1つが、有機EL素子12上に配置されるオンセル構造を有するが、これに限定されない。
例えば、図3に示すように、有機ELディスプレイ20は、センサを構成する2つの電極がシール部材14よりも上側に配置されるアウトセル構造を有してもよい。有機ELディスプレイ20は、上記した素子搭載ユニット11と、上記したシール部材14と、センサユニット25とを備える。
センサユニット25は、シール部材14上に配置される。センサユニット25は、タッチセンサ付き有機ELディスプレイのセンサを構成する電極を備えている。なお、有機ELディスプレイ20では、基板13は、電極を備えていない。
上記した各変形例についても、上記した実施形態と同様の作用効果を奏する。上記した実施形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
以下に実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、それらに限定されない。以下の記載において用いられる配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなどの具体的数値は、上記の「発明を実施するための形態」において記載されている、それらに対応する配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなど該当記載の上限値(「以下」、「未満」として定義されている数値)または下限値(「以上」、「超過」として定義されている数値)に代替することができる。なお、「部」および「%」は、特に言及がない限り、質量基準である。
合成例1
撹拌機、温度計、窒素吹き込み管および冷却管を備えたフラスコに、ビスフェノールTMC100質量部と、ビスフェノールTMCジグリシジルエーテル140質量部(エポキシ基のモル数/フェノール性水酸基のモル数の比=1.03)と、反応溶媒としてシクロヘキサノン15質量部とを仕込み、窒素雰囲気下で100℃まで昇温させた。次いで、触媒としてメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(TMP)0.1質量部をフラスコにさらに仕込み、フラスコの内温を140℃まで上昇させた。反応が進行するに伴い反応液が増粘し始めたので、シクロヘキサノン75質量部を反応液に添加して12時間反応させた。なお、反応温度は、不揮発分が80質量%以上では140〜145℃であり、それ以降は還流温度であった。反応終了後、メチルエチルケトン200質量部を反応液に添加して、ビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂を含む樹脂ワニスを得た。
合成例2
撹拌機、温度計、窒素吹き込み管および冷却管を備えたフラスコに、ビスフェノールTMC100質量部と、テトラメチルビフェニルジグリシジルエーテル118質量部(エポキシ基のモル数/フェノール性水酸基のモル数の比=1.03)と、反応溶媒としてシクロヘキサノン15質量部とを仕込み、窒素雰囲気下で100℃まで昇温させた。次いで、触媒としてTMP0.1質量部をさらにフラスコに仕込んだ後、フラスコの内温を140℃まで上昇させた。反応が進行するに伴い反応液が増粘し始めたので、シクロヘキサノン75質量部を反応液に添加して12時間反応させた。なお、反応温度は、不揮発分が80%以上では140〜145℃であり、それ以降は還流温度であった。反応終了後、メチルエチルケトン200質量部を反応液に添加して、ビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂(ビスフェノールTMC骨格−ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂)を含む樹脂ワニスを得た。
実施例1および2
表1に示す各合成例で得られたビスフェノールTMC骨格含有エポキシ樹脂と、水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂(商品名:YX8000、三菱ケミカル社製、重量平均分子量:352、エポキシ当量:205g/eq.)と、ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂(商品名:YX6954BH30、三菱ケミカル社製、上記式(3)においてRが水素原子とメチル基、重量平均分子量:39,000、エポキシ当量:10,000〜16,000g/eq.)と、熱カチオン系硬化剤(商品名:CXC−1612、King Industries社製)とを、表1に示す処方(固形分換算)で混合して、封止材を調製した。
実施例3および4
熱カチオン系硬化剤を、光カチオン系硬化剤(商品名:CPI−210S、サンアプロ社製)に変更したこと以外は、実施例1および2と同様にして、封止材を調製した。
比較例1
ビスフェノール型フェノキシ樹脂(商品名:jER4275、三菱ケミカル社製、ビスフェノールA骨格およびビスフェノールF骨格を含有、エポキシ当量:8,400〜9,200g/eq.)と、シクロアルケンオキシド型エポキシ樹脂(商品名:セロキサイド2021P、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(3,4−エポキシ)シクロヘキサンカルボキシレート、分子量:252.3、エポキシ当量:128〜145g/eq.)と、固形エポキシ樹脂(商品名:jER4005P、三菱ケミカル社製、エポキシ当量:1070g/eq.)と、熱カチオン系硬化剤(商品名:CXC−1612、King Industries社製)とを、表1に示す処方(固形分換算)で混合して、封止材を調製した。
比較例2
ビスフェノール型フェノキシ樹脂を、ビフェニル骨格含有エポキシ樹脂(商品名:YX6954BH30、三菱ケミカル社製、上記式(3)においてRが水素原子とメチル基、重量平均分子量:39,000、エポキシ当量:10,000〜16,000g/eq.)に変更したこと以外は、比較例1と同様にして、封止材を調製した。
比較例3
ビスフェノール型フェノキシ樹脂(商品名:jER4275、三菱ケミカル社製、ビスフェノールA骨格およびビスフェノールF骨格を含有、エポキシ当量:8,400〜9,200g/eq.)と、水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂(商品名:YX8000、三菱ケミカル社製、重量平均分子量:352、エポキシ当量:205g/eq.)と、熱カチオン開始剤(商品名:CXC−1612、King Industries社製)とを、表1に示す処方(固形分換算)で混合して、封止材を調製した。
<評価>
・誘電率
各実施例および各比較例の封止材を、塗工機によりPETフィルム(離型処理されたPETフィルム(商品名:ピューレックスA53、帝人デュポンフィルム社製、厚さ:38μm、ベースフィルム)上に塗工した後、窒素パージオーブンにて、90℃で3分間乾燥させて、厚さ15μmの封止層を形成した。
次いで、封止層に、熱ラミネーターによりPETフィルム(離型処理されたPETフィルム(商品名:ピューレックスA31、帝人デュポンフィルム社製、厚さ:38μm、離型フィルム)を80℃で貼り合せた。
以上によって、ベースフィルムと、封止層と、離型フィルムとを備える封止シートを調製した。これを繰り返して、封止シートを、実施例および比較例毎に、2つずつ調製した。そして、同じ実施例または比較例に対応する2つの封止シートにおいて、離型フィルムを封止層から剥離した後、2つの封止層を厚み方向に互いに貼り合わせて、それらの厚さを30μmとした。
次いで、互いに貼り合わされた2つの封止層を、片面のベースフィルムを剥離して100℃で1時間硬化させた後、もう片面のベースフィルムを、硬化後の封止層から剥離して測定用サンプルを得た。得られたサンプルの100kHzにおける誘電率を、LCRメーターHP4284A(アジレント・テクノロジー社製)を用いて、自動平衡ブリッジ法により測定した。
そして、誘電率を下記の基準により評価した。その結果を表1に示す。
○:3.80未満
×:3.80以上。
・透湿度
上記の誘電率の評価と同様にして、各実施例および各比較例の封止シートを調製した。そして、離型フィルムを封止層から剥離した後、封止層を100℃で1時間硬化させた。
次いで、ベースフィルムを、硬化後の封止層から剥離して測定用サンプルを得た。得られたサンプルの透湿度(透湿量)を、JIS Z0208に準拠して、60℃90%RH条件で測定した。その後、測定に使用したサンプルの膜厚から、サンプルの厚みが100μmである場合の値に換算した。
そして、透湿度を下記の基準により評価した。その結果を表1に示す。
○:45g/m・24h未満
△:45g/m・24h以上。
Figure 0006896190
なお、上記発明は、本発明の例示の実施形態として提供したが、これは単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。当該技術分野の当業者によって明らかな本発明の変形例は、後記請求の範囲に含まれる。
本発明の画像表示装置封止材は、各種画像表示装置の封止材、具体的には、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの封止材として、好適に用いられる。
1 封止シート
2 封止層

Claims (2)

  1. 樹脂成分と、硬化剤と、を含有し、
    前記樹脂成分は、
    ビスフェノールアルキル置換シクロヘキサン骨格含有エポキシ樹脂と、
    水添ビスフェノールA骨格含有エポキシ樹脂と
    を含有することを特徴とする、画像表示装置封止材。
  2. 前記樹脂成分は、重量平均分子量が800以上100,000以下であるビフェニル骨格含有エポキシ樹脂をさらに含有することを特徴とする、請求項1に記載の画像表示装置封止材。

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