JP6894596B2 - 移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体に関し、特に、対象者の前を横切るといった走行を抑制できる移動体に関するものである。
特許文献1には、移動する追従対象2に対して、斜め前方かつ相対的な所定位置を維持して追従動作を行う移動ロボット1が開示されている。移動ロボット1は、追従対象2の向きをカメラ等によって検出し、その検出された追従対象2の向きに応じて当該移動ロボット1の目標位置を決定する。移動ロボット1は、決定された目標位置に対する移動経路を算出し、移動する。
特許文献2には、主人Bによって予め設定された相対位置(基本位置)を保って、主人Bに追従移動する自律移動装置1が開示されている。自律移動装置1は、危険物体を検知すると、その危険物体の危険度に応じて、危険物体と主人Bとの間に割り込みながら移動し、主人Bの安全を確保する。一方、危険物体がなくなると、本来の基本位置を保って主人Bに追従移動する。
特開2008−234404号公報 特開2008−307658号公報
しかしながら、移動ロボット1(自律移動装置1)が追従対象2(主人B)の前方において追従動作する場合、追従対象2が旋回動作をすると、移動ロボット1が追従対象2の前を横切ってしまうことがある。例えば、移動ロボット1が追従対象2の右前方において追従動作する場合に、追従対象2が右旋回動作した結果、移動ロボット1が追従対象2の左前方に位置すると、移動ロボット1は本来の追従位置である追従対象2の右前方に移動しようとして追従対象2の前を横切ってしまう。このため追従対象2に移動ロボット1との衝突の恐れを抱かせたり、歩き難さ等の不快感を与えてしまう。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、対象者の前を横切るといった走行を抑制できる移動体を提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の移動体は、移動手段を備え、その移動手段により対象者の右前方または左前方において随行して移動するものであり、前記対象者を検出する検出手段と、その検出手段による検出結果に基づいて前記対象者に対する当該移動体の移動目標を算出する移動目標算出手段と、その移動目標算出手段により算出された移動目標へ当該移動体が移動するように前記移動手段を制御する移動制御手段とを備え、前記移動目標算出手段は、前記対象者を原点とした座標系であって前記対象者の向きをY軸方向とした場合に、当該移動体が第1又は第4象限に位置する場合には前記対象者の右前方に前記移動目標を設定し、当該移動体が第2又は第3象限に位置する場合には前記対象者の左前方に前記移動目標を設定する移動目標設定手段を備え、その移動目標設定手段により設定された移動目標を算出するものである。
本発明の移動体によれば、対象者の右前方または左前方において随行して移動するものであり、対象者の検出結果に基づいて、対象者に対する当該移動体の移動目標が算出され、その移動目標へ当該移動体が移動するように移動手段が制御される。ここで、移動目標算出手段は、対象者を原点とした座標系であって対象者の向きをY軸方向とした場合に、当該移動体が第1又は第4象限に位置する場合には対象者の右前方に移動目標を設定し、当該移動体が第2又は第3象限に位置する場合には対象者の左前方に移動目標を設定する。よって、対象者が旋回動作等をした結果、当該移動体が対象者の右側から左側へ移動したり、逆に左側から右側へ移動したとしても、当該移動体の移動目標は、当該移動体の対象者に対する位置に基づいて設定されるので、当該移動体が対象者の前を横切るといった走行を抑制することができる。
移動体の外観図である。 (a)は、移動体がユーザの右側に位置している場合の移動目標を示す図であり、(b)は、移動体がユーザの左側に位置している場合の移動目標を示す図である。 移動体の電気的構成を示すブロック図である。 移動体のフローチャートである。 移動体の制御目標を示す図である。 従来技術による移動体が8の字に移動するユーザを随行して移動する場合を示す図である。 図6のVII部におけるユーザと従来技術の移動体との移動軌跡を詳細に示した図である。 本実施形態の移動体が8の字移動するユーザを随行して移動する場合を示す図である。 図8のIX部におけるユーザと本実施形態の移動体との移動軌跡を詳細に示した図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本実施形態における移動体1の構成を説明する。図1は、移動体1の外観図である。移動体1は、ユーザH(対象者)の右前方または左前方にて、ユーザHに対し適切な位置に移動して、ユーザHに随行できる装置として機能する。
図1に示す通り、移動体1は、主に略円柱状の外装2と、その外装2の内部に配設され移動体1の各部を制御する制御部10と、測距センサ16と、車輪17とを有する。測距センサ16は外装2の上部に配置され、レーザ光を全方位(360度)に対して照射することで、測距センサ16と物体との距離を検知(測距)する装置である。測距センサ16は、検出された対象物との距離を、その角度に対応付けて制御部10へ送信する。また、測距センサ16は上下方向に移動可能に構成され、予め測距センサ16からのレーザ光がユーザHの肩周辺に照射されるよう、測距センサ16の上下方向の位置が適宜設定される。以下、測距センサ16から検知される距離および角度のことを「測距データ」と称す。
車輪17は、外装2の下部における左右一対に対向して設けられる車輪である。左右の車輪17それぞれにはモータ(図示せず)が接続され、後述する駆動部18(図3参照)からの制御信号に基づいてモータを駆動させることで、移動体1が移動される。左右のモータを、同じ出力で正転および逆転させることで移動体1の前方移動および後方移動を行い、また、モータを差動させることで、移動体1の移動方向の変更を行う。ここで移動体1は、車輪17が設けられる左右方向へは直接移動できないので、かかる左右方向への移動には移動方向の変更が必要となる。即ち、移動体1は、非ホロノミックな拘束条件を有する車輪17及び駆動部18(移動部)によって移動するものである。
次に、図2を参照して移動体1の移動に対する移動目標Tについて説明する。図2(a)は、移動体1がユーザHの右側に位置している場合の移動目標Tを示す図であり、図2(b)は、移動体1がユーザHの左側に位置している場合の移動目標Tを示す図である。
移動体1は測距センサ16から取得される測距データMPを、ユーザHの位置Puを原点(0,0)、ユーザHの向きDuの方向をyu軸とし、そのyu軸に直交する方向をxu軸とした「ユーザ座標系」と、移動体1の位置Prを原点(0,0)、移動体1の向きDrの方向をyr軸とし、そのyr軸に直交する方向をxr軸とした「移動体座標系」とに基づいて処理することで、移動体1の移動制御が行われる。
本実施形態において、図2(a)に示すように、移動体1がユーザHの右側、即ち、移動体1がユーザ座標系における第1象限または第4象限に位置する場合は、移動目標TにユーザHの右前方の右側移動目標T1Rが設定される。一方で、図2(b)に示すように、移動体1がユーザHの左側、即ち、移動体1がユーザ座標系における第2象限または第3象限に位置する場合は、移動体1の移動目標Tとして、ユーザHの左前方の左側移動目標T1Lが設定される。そして、設定された移動目標Tに基づいて、移動体1の移動制御が行われる。これにより、移動体1はユーザHに対する位置に基づいて、移動目標Tを右側移動目標T1R又は左側移動目標T1Lに適宜変更しながら、ユーザHの右前方または左前方を随行して移動できる。
なお、本実施形態では、右側移動目標T1Rは、ユーザHの前側「0.6m」かつ右側「0.3m」の位置とされ、左側移動目標T1Lは、ユーザHの前側「0.6m」かつ左側「0.3m」の位置とされる。また、移動体1の電源投入直後の初期状態においては、移動目標Tが右側移動目標T1Rに設定され、その後は移動体1とユーザHとの位置に基づいて、移動目標Tが右側移動目標T1R又は左側移動目標T1Lに設定される。
次に、図3を参照して、移動体1の電気的構成について説明する。図3は、移動体1の電気的構成を示すブロック図である。移動体1は制御部10を有し、その制御部10はCPU11と、フラッシュROM12と、RAM13とを有し、これらはバスライン14を介して入出力ポート15にそれぞれ接続されている。入出力ポート15には、更に、測距センサ16と、駆動部18とが接続されている。
CPU11は、バスライン14により接続された各部を制御する演算装置である。フラッシュROM12は、CPU11により実行されるプログラムや固定値データ等を格納した書き換え可能な不揮発性の記憶装置であり、制御プログラム12aが記憶される。CPU11によって制御プログラム12aが実行されると、図4のメイン処理が実行される。
RAM13は、CPU11が制御プログラム12aの実行時に各種のワークデータやフラグ等を書き換え可能に記憶するためのメモリであり、測距センサ16から取得された測距データMPが記憶される測距データメモリ13aと、ユーザHの位置Puが記憶されるユーザ位置メモリ13bと、ユーザHの速度Vuが記憶されるユーザ速度メモリ13cと、ユーザHの向きDuが記憶されるユーザ向きメモリ13dと、移動体1の位置Prが記憶される移動体位置メモリ13eと、移動体1の移動目標Tが記憶される目標位置メモリ13fと、移動体1の制御目標T(図5参照)が記憶される制御目標位置メモリ13gとがそれぞれ設けられる。
なお、本実施形態では、ユーザ位置メモリ13b及びユーザ向きメモリ13dの各値は、上述した移動体座標系に基づく値とされ、移動体位置メモリ13e、目標位置メモリ13f及び制御目標位置メモリ13gの各値は、ユーザ座標系に基づく値とされる。
駆動部18は、移動体1を移動動作させるための装置であり、車輪17(図1参照)および車輪17の駆動源となるモータ(図示せず)等から構成される。制御部10から制御信号が駆動部18に入力されると、入力された制御信号に基づいてモータが回転し、該モータの回転が動力となって車輪17が駆動し、移動体1を動作させる。
次に、図4を参照して、移動体1のCPU11で実行されるメイン処理を説明する。図4は、移動体1のメイン処理のフローチャートである。メイン処理は移動体1の電源投入直後に実行される。メイン処理は、まず測距センサ16から取得した測距データMPを測距データメモリ13aに保存する(S1)。
S1の処理の後、測距データメモリ13aの測距データMPに基づいて、ユーザHの位置Pu、速度Vu及びユーザHの向きDuを算出し、それぞれユーザ位置メモリ13b、ユーザ速度メモリ13c及びユーザ向きメモリ13dに保存する(S2)。測距データMPは、移動体1を基準とした値であるので、ユーザHの位置Pu及びユーザHの向きDuは、移動体座標系に基づいて算出される。
S2の処理の後、ユーザ位置メモリ13b及びユーザ向きメモリ13dに記憶される、移動体座標系によるユーザHの位置Pu及び向きDuを座標変換することで、ユーザ座標系における移動体1の位置Pr及び移動体1の向きDrとを算出し、それぞれ移動体位置メモリ13eに保存する(S3)。
S3の処理の後、移動体位置メモリ13eの移動体1の位置Prが、ユーザHの右側に位置しているかを確認する(S4)。具体的には、ユーザ座標系におけるユーザHの位置Puは原点(0,0)なので、移動体位置メモリ13eに記憶される移動体1の位置Prの、xu方向における位置がyu軸より右側、即ち0以上であるかが判断される。
S4の処理において、移動体位置メモリ13eの移動体1の位置PrがユーザHの右側に位置している場合は(S4:Yes)、ユーザ座標系におけるユーザHの位置Pu(即ちユーザ座標系における原点(0,0))に基づき、ユーザHの右側移動目標T1R(図2(a)参照)を算出し、目標位置メモリ13fに保存する(S5)。
一方で、S4の処理において、移動体位置メモリ13eの移動体1の位置PrがユーザHの左側に位置している場合(S4:No)、ユーザ座標系におけるユーザHの位置Puに基づき、ユーザHの左側移動目標T1L(図2(b)参照)を算出し、目標位置メモリ13fに保存する(S6)。S4〜S6の処理によって、移動体1がユーザHの右側に位置している場合は、右側移動目標T1Rが移動目標Tに設定され、移動体1がユーザHの左側に位置している場合は、左側移動目標T1Lが移動目標Tに設定される。
ところで、ユーザHが旋回した場合やユーザHが左右方向へ移動した場合、更にはユーザHの歩行に揺らぎがある場合、移動目標Tが移動体1の前後方向ではなく、左右方向に位置することになる。上述した通り、移動体1は左右方向へ直接移動できないので、移動体1は旋回することでユーザHに対して随行して移動する。特に、ユーザHが真横へ(即ちxu軸に沿って)移動した場合は、移動体1は最小の旋回半径で急旋回する必要がある。更に、移動体1と移動目標Tとの距離は比較的小さいので、移動体1を移動目標Tに随行して移動させると、移動体1の旋回半径は小さくなる。ここで、移動体1は、左右の車輪17を差動させることで旋回するので、小さな旋回半径による急旋回をしようとしても十分に旋回できず、ユーザHへの随行が遅れたり、移動体1自体がユーザHの歩行の妨げとなってしまう虞がある。
そこで本実施形態では、かかる移動体1の旋回半径を確保するため、移動体1を移動目標Tよりも前方側の制御目標Tに対して随行して移動させる。具体的には、S5又はS6の処理の後、目標位置メモリ13fの移動目標T及びユーザ速度メモリのユーザHの速度Vuから、移動体1の制御目標Tを算出し、制御目標位置メモリ13gへ保存する(S7)。かかるS7の処理による、移動体1の制御目標Tの算出について、図5を参照して説明する。
図5は、移動体1の制御目標Tを示す図である。なお、図5においては、移動目標Tとして右側移動目標T1Rが設定された場合を説明するが、移動目標Tとして左側移動目標T1Lが設定された場合も同様であるので、その説明は省略する。
図5に示すように、移動目標Tをyu軸方向へYsだけ移動(シフト)することで、制御目標Tが設定される。具体的には、移動目標Tのシフト量YsはユーザHの速度Vuに基づいて、数式1によって算出される。
Figure 0006894596
ここで、数式1において、ΔTは所定の時間間隔であり「1秒間」が例示される。即ち、制御目標Tは、移動目標TにユーザHが1秒間進む距離が加算された位置であるので、該制御目標Tを移動目標として移動体1が移動することで、移動体1と移動目標との距離を確保することができる。従って、移動体1が移動目標Tを移動目標とする場合よりも、移動体1の旋回半径を大きくすることができる。よって、ユーザHが急激に旋回したとしても、移動体1は大きな旋回半径に沿って緩やか旋回すれば良いので、ユーザHへの随行遅れを抑制でき、更に移動体1自体がユーザHの歩行の妨げとなることを抑制できる。
図4に戻る。S7の処理の後、制御目標位置メモリ13gの制御目標Tに基づいて制御信号を出力して、駆動部18を動作させ、移動体1を移動させる(S8)。そして、S8の処理の後、S1以下の処理を繰り返す。
ここで、図6〜図9を参照して、本実施形態における移動体1の位置Pに応じて、移動目標Tを左側移動目標T1L又は右側移動目標T1Rに変更する場合と、従来技術における、移動目標TをユーザHの右前方に固定した場合とで、ユーザHが8の字(はちのじ)に移動した場合を比較する。
まず、従来技術における移動目標TをユーザHの右前方(即ち右側移動目標T1R)に固定し、ユーザHが8の字移動した場合を図6,図7を参照して説明する。図6は、従来技術による移動体100が、8の字に移動するユーザHを随行して移動する場合を示す図であり、図7は、図6のVII部におけるユーザHと従来技術の移動体100との移動軌跡を詳細に示した図である。図6及び図7において、ユーザHの移動軌跡を破線で示し、従来技術の移動体100の移動軌跡を実線で示す。
図6に示すように、ユーザHは図6の中央部から8の字を描くように移動する。従来技術の移動体100は、かかるユーザHの移動に伴って、ユーザHの右前方を随行するように移動する。ユーザHの8の字移動は、左旋回と右旋回とを繰り返す移動なので、まず、ユーザHは、図6の中央部から上部にかけて左旋回を行う。ユーザHが左旋回する場合、ユーザHの右前方を随行して移動する移動体100は、左旋回するユーザHから離れる方向に位置する。従って、移動体100がユーザHの前方を横切ることはなく、ユーザHの移動の妨げにならないので、ユーザH及び移動体100はスムーズに移動できる。
その後、図6の中央部から下部にかけて、ユーザHは右旋回を行う。かかる右旋回におけるユーザHと移動体1との移動について、図7を参照して説明する。図7において、ユーザHの位置Puを白抜きの四角で示し、移動体100の位置Prを白抜きの丸で示す。白抜きの四角内および白抜きの丸内のアルファベット(A,B,C,・・・,M)は時点を表し、白抜きの四角および白抜きの丸内における、同一のアルファベットは、同一の時点におけるユーザHの位置Pu及び移動体100の位置Prを表す。
図7に示すように、ユーザHは、時点A〜Mにつれて右旋回を行う。特に、時点FにおいてユーザHは急に右方向へ方向転換するので、ユーザHの方向転換後における移動体100の位置Prは、ユーザHの位置Puよりも左側となる。そうなると、移動体100はユーザHの右前方を随行しようと、時点F〜時点GにかけてユーザHの前方を横切るように移動する。この移動体100の移動によって、ユーザHは移動体100との衝突の恐れや、移動体100によってユーザHの進路を塞がれることで歩き難さ等の不快感を覚えてしまう虞がある。
また、移動体100も時点Fにおいて右方向へ急な方向転換するので、かかる方向転換によって移動体100がバランスを崩して転倒してしまう虞や、方向転換に要する時間によって、移動体100のユーザHに対する随行が遅れてしまう虞がある。
次に、図8,図9を参照して、本実施形態における移動体1の位置Pに応じて、移動目標Tを左側移動目標T1L又は右側移動目標T1Rに変更する場合を説明する。図8は、本実施形態の移動体1が、8の字移動するユーザHを随行して移動する場合を示す図であり、図9は、図8のIX部におけるユーザHと本実施形態の移動体1との移動軌跡を詳細に示した図である。図8及び図9においても、ユーザHの移動軌跡を破線で示し、移動体1の移動軌跡を実線で示す。
図8においても、ユーザHの左旋回時は、移動体1はユーザHの右前方を随行しているので、移動体1がユーザHの移動の妨げとならずにスムーズに移動できる。その後、図8の中央部から下部におけるユーザHの右旋回を行うが、かかる右旋回によって、ユーザHが移動体1の左側に位置した場合は、移動体1の移動目標Tが右側移動目標T1Rから左側移動目標T1Lへ変更され、ユーザHの左前方の左側移動目標T1Lに基づいて移動される。かかる右旋回におけるユーザHと移動体1との移動について、図9を参照して説明する。
図9においては、図7と同様に、ユーザHの位置Puを白抜きの四角で示し、移動体1の位置Prを白抜きの丸で示す。白抜きの四角内および白抜きの丸内のアルファベットは時点を表し、白抜きの四角および白抜きの丸内における、同一のアルファベットは、同一の時点におけるユーザHの位置Pu及び移動体1の位置Prを表す。
図9に示すように、ユーザHは、時点A〜Mにつれて右旋回を行い、特に、時点FにおけるユーザHの右方向へ方向転換によって、移動体1の位置PrはユーザHの位置Puよりも左側となる。かかる場合に、本実施形態の移動体1では、移動体1の位置PrがユーザHの位置Puよりも左側に変更されたことに伴い、移動目標Tが右側移動目標T1Rから左側移動目標T1Lに変更される。
従って、ユーザHの右旋回等により、ユーザHの右前方を随行して移動していた移動体1の位置PrがユーザHの位置Puよりも左側に変更された場合は、移動体1はそのままユーザHの左前方を随行して移動する。これにより、ユーザHの右旋回等に伴って、移動体1がユーザHの前方を横切るといった走行を抑制でき、移動体1はスムーズにユーザHの左前方を随行して移動できる。
また、従来技術の移動体100のように、ユーザHの位置Puよりも左側に変更された移動体1が、ユーザHの右前方に随行するための急な方向転換も必要もないので、移動体1の挙動を安定させたままとできる。移動体1の挙動が安定することで、ユーザHに対する移動体1の随行の遅れを最小限に抑制することができる。
なお、図示はしないが、ユーザHの右旋回が終わり、再び左旋回するためにユーザHが左方向へ方向転換した場合、左前方を随行していた移動体1は、ユーザHの右側へ位置することとなる。かかる場合は、移動目標Tが左側移動目標T1Lから右側移動目標T1Rに変更されるので、ユーザHが左旋回から右旋回に変更した場合でも、移動体1がユーザHの前方を横切ることなく、スムーズにユーザHの右前方を随行して移動できる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態では、移動体1の電源投入直後の初期状態において、右側移動目標T1Rを移動目標Tに設定する構成とした。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、移動体1の電源投入直後の初期状態において、左側移動目標T1Lを移動目標Tに設定する構成としても良い。
上記実施形態では、ユーザHの右側に位置しているかを、移動体1の位置Prのxu方向における位置が0以上かであるかで確認する構成とした。しかし必ずしもこれに限られるものではなく、移動体1の位置PrがユーザHの右側に位置しているかを、位置Prのxu方向における位置が0より大きいかで判断する構成としても良い。
また、yu軸を中心としたxu軸方向の所定範囲(例えば、yu軸を中心に左右0.2mの範囲)に、移動目標Tを左側移動目標T1L又は右側移動目標T1Rに変更しない「不感領域」を設け、位置Prが該不感領域よりも右側である場合は、移動目標Tを右側移動目標T1Rに設定し、位置Prが該不感領域よりも左側である場合は、移動目標Tを左側移動目標T1Lに設定する構成としても良い。かかる不感領域によって、移動体1がyu軸付近に位置した場合に、移動目標Tが左側移動目標T1L又は右側移動目標T1Rに頻繁に変更されるのを抑制できる。よって、移動体1の左右方向への移動による振動が抑えられ、移動体1を安定して移動させることができる。
上記実施形態では、ユーザHの位置Pu、速度Vu及び向きDuを測距センサ16の測距データに基づいて算出した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、測距センサ16の代わりにカメラを搭載し、該カメラで取得された画像に基づいて、ユーザHの位置Pu、速度Vu及び向きDuを算出する構成としても良い。
上記実施形態では、移動目標TをユーザHの速度Vuに基づいてyu軸方向にシフトした制御目標Tを算出し、かかる制御目標Tに基づいて駆動部18を動作させる構成とした。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、移動目標Tに基づいて駆動部18を動作させる構成としても良い。また、制御目標T又は移動目標Tを、移動体1の向きDr等に応じてxu軸方向にシフトさせた位置に基づいて、駆動部18を動作させる構成としても良い。
上記実施形態に挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
1 移動体
16 測距センサ(検出手段、測距手段)
17 車輪(移動手段および移動部の一部)
18 駆動部(移動手段および移動部の一部)
H ユーザ(対象者)
MP 測距データ
移動目標(移動目標、第1移動目標)
制御目標(移動目標、第2移動目標)
S2 位置向き算出手段、速度算出手段
S4 移動目標算出手段
S5,S6 移動目標算出手段、移動目標設定手段、第1目標算出手段
S7 移動目標算出手段、第2目標算出手段
S8 移動制御手段

Claims (4)

  1. 移動手段を備え、その移動手段により対象者の右前方または左前方において随行して移動する移動体において、
    前記対象者を検出する検出手段と、
    その検出手段による検出結果に基づいて前記対象者に対する当該移動体の移動目標を算出する移動目標算出手段と、
    その移動目標算出手段により算出された移動目標へ当該移動体が移動するように前記移動手段を制御する移動制御手段とを備え、
    前記移動目標算出手段は、前記対象者を原点とした座標系であって前記対象者の向きをY軸方向とした場合に、当該移動体が第1又は第4象限に位置する場合には前記対象者の右前方に前記移動目標を設定し、当該移動体が第2又は第3象限に位置する場合には前記対象者の左前方に前記移動目標を設定する移動目標設定手段を備え、その移動目標設定手段により設定された移動目標を算出するものであることを特徴とする移動体。
  2. 前記検出手段は、前記対象者を測距する測距手段で構成され、
    その測距手段により測距された複数の測距データに基づいて前記対象者の位置と向きとを算出する位置向き算出手段を備え、
    前記移動目標算出手段は、その位置向き算出手段による算出結果に基づいて前記対象者に対する当該移動体の移動目標を算出するものであることを特徴とする請求項1記載の移動体。
  3. 前記測距手段により測距された複数の測距データに基づいて前記対象者の速度を算出する速度算出手段を備え、
    前記移動目標算出手段は、前記位置向き算出手段により算出された前記対象者の位置と向きとに基づいて当該移動体の第1移動目標を算出する第1目標算出手段と、その第1目標算出手段により算出された第1移動目標と前記速度算出手段により算出された前記対象者の速度とに基づいて当該移動体の第2移動目標を算出する第2目標算出手段とを備え、その第2移動目標を前記移動目標として算出するものであることを特徴とする請求項2記載の移動体。
  4. 前記移動手段は、非ホロノミック系の移動部を介して当該移動体を移動するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の移動体。
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