JP6892351B2 - 容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の製造方法に関する。
従来、薬液を供給するための器具に用いられる容器として、首部が湾曲しているものが知られている。具体的に、この容器は、底部及び底部から起立するとともに筒状に形成された胴部を含む収容部と、円筒状に形成された口部と、口部の中心軸が胴部の軸方向に対して傾斜するように胴部と口部とを接続する首部と、を有している。このような容器は、いわゆるブロー成形で製造されることが多い。
例えば、特許文献1には、プリフォーム準備工程と、金型接触工程と、ブロー工程と、を備える容器の製造方法が開示されている。
プリフォーム準備工程では、容器を形成可能なプリフォームであって、口部と、口部につながっており膨張することが可能な膨張部と、膨張部の先端に形成されており金型で挟み込むことが可能なゲート部と、を含むものを準備する。
金型接触工程では、互いに接触したときに容器に対応する空間であるブローキャビティを形成する上ブロー金型及び下ブロー金型内に前記プリフォームを位置させる。具体的に、プリフォームを保持するネック型が上ブロー金型及び下ブロー金型で挟持される位置まで上ブロー金型と下ブロー金型とを水平に移動させる。このとき、上ブロー金型及び下ブロー金型によってゲート部が挟持される。具体的に、上ブロー金型のうち底部の一部を形成する部位から胴部を形成するブロー凹部の軸方向に沿って延びる形状を有するゲート保持溝と、下ブロー金型のうち底部の残部を形成する部位から胴部を形成するブロー凹部の軸方向に沿って延びる形状を有するゲート保持溝と、によってゲート部が挟持される。これにより、プリフォームの膨張部は、下ブロー金型のうち胴部の背部を形成可能なブロー凹部から浮き上がる姿勢に保持される。
ブロー工程では、プリフォームの膨張部がブローキャビティ内で膨張することによってプリフォームから容器が形成されるようにプリフォーム内にガスを供給する。
以上のように、特許文献1に示される製造方法では、ブロー工程の前において、プリフォームの膨張部が下ブロー金型のうち胴部の背部を形成可能なブロー凹部から浮き上がる姿勢に保持されているので、ブロー工程により形成される容器の胴部への偏肉の発生(背部が厚くなり腹部が薄くなること)が抑制される。
特開2006−62110号公報
特許文献1に記載される容器の製造方法では、ブロー工程後に金型から容器を取り出す離型工程の操作に制約が生じる。具体的に、ブロー工程後、最初に下ブロー金型を水平に移動させようとしても、下ブロー金型のうち底部の残部を形成する部位が容器の底部に干渉するので、ブロー工程後に最初に下ブロー金型を水平に移動させることができない。このため、特許文献1に記載される容器の製造方法では、ブロー工程後にまず上ブロー金型を水平に移動させ、その後、容器が下ブロー金型から離間するようにネック型を例えば上方に移動させる操作や、上ブロー金型を水平に移動させ、下ブロー金型のうち、底部の残部を形成する部位を下ブロー金型の他の部位に対して下方にスライドさせ、その後、前記下ブロー金型の他の部位を水平に移動させる操作等が必要になる。
本発明の目的は、ブロー工程後に容器を金型から取り出す操作の制約を緩和可能な容器の製造方法を提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、底部及び前記底部から起立するとともに筒状に形成された胴部を含んでおり薬液を収容可能な収容部と、円筒状に形成された口部と、筒状に形成されており前記口部の中心軸が前記胴部の軸方向に対して傾斜するように前記胴部と前記口部とを接続する首部と、を有し、前記胴部は、前記胴部の中心軸に対して前記口部が開口する側と同じ側に形成された腹部と、前記胴部の中心軸に対して前記口部が開口する側と反対側に形成された背部と、を有する容器の製造方法であって、前記容器を形成可能なプリフォームであって前記口部と前記口部につながっており膨張することが可能な膨張部とを含むものを準備するプリフォーム準備工程と、互いに接触及び離間が可能で、かつ、互いに接触したときに前記容器に対応する空間である容器空間を形成する第1金型及び第2金型であって、前記第1金型として、前記腹部を形成可能な腹部形成部、前記腹部形成部とつながっており前記底部を形成する底部形成部及び前記第2金型に接する第1接触面部を有するものと、前記第2金型として、前記背部を形成可能な背部形成部及び前記第1接触面部に接する第2接触面部を有するものと、を準備する金型準備工程と、前記容器空間が形成されかつ当該容器空間内に前記プリフォームの膨張部が位置するように前記第1金型の第1接触面部及び前記第2金型の第2接触面部を互いに接触させる金型接触工程と、前記プリフォームの膨張部が前記容器空間内で膨張することによって前記プリフォームから前記容器が形成されるように前記プリフォーム内にガスを供給するブロー工程と、前記第1接触面部及び前記第2接触面部を互いに離間することによって前記第1金型及び第2金型から前記容器を取り出す離型工程と、を備え、前記金型準備工程では、前記第1金型及び前記第2金型として、前記第1接触面部及び前記第2接触面部が、それぞれ、前記腹部形成部と前記背部形成部とを結ぶ方向及び前記背部形成部の長手方向の双方に直交する方向である幅方向についての前記底部形成部の寸法が最大となる部位である底幅最大部と前記底部形成部の下端部とを含む中段分割面部と、前記中段分割面部の上端部から前記第1金型及び前記第2金型における前記容器空間を取り囲む部位のうち前記幅方向についての寸法が最大となる部位に沿って設定された上段分割面部と、前記中段分割面部の下端部から下向きに延びる下段分割面部と、を有するものを準備する、容器の製造方法を提供する。
本容器の製造方法の金型準備工程で準備される第1金型及び第2金型の第1接触面部及び第2接触面部は、それぞれ、容器空間を取り囲む部位のうち幅方向の寸法が最大となる部位に沿って設定された上段分割面部と、底幅最大部と底部形成部の下端部とを含む中段分割面部と、中段分割面部の下端部から下向きに延びる下段分割面部と、を有している。よって、離型工程において、第1接触面部の下段分割面部及び第2接触面部の下段分割面部が互いに離間するように第1金型及び第2金型を移動させたとしても、各金型と容器との干渉が回避される。したがって、離型工程における容器の取り出し操作の制約が緩和される。
具体的に、前記離型工程では、前記第1接触面部の下段分割面部及び前記第2接触面部の下段分割面部が互いに離間するように前記第1金型及び前記第2金型を移動させることが好ましい。
このようにすれば、各金型からの容器の取り出し操作が簡素化される。
以上のように、本発明によれば、ブロー工程後に容器を金型から取り出す操作の制約を緩和可能な容器の製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態の容器の製造方法で製造された容器の正面図である。 図1に示される容器の底面図である。 図1に示される容器の製造に用いられる容器製造装置の斜視図である。 図3のIV−IV線での断面図である。 容器製造装置の第2金型の斜視図である。 容器製造装置の第1金型の斜視図である。 金型接触工程の段階を示す概略図である。 金型接触工程後を示す概略図である。 ブロー工程を示す概略図である。 離型工程を示す概略図である。 第2金型の変位部の変形例を示す概略図である。 第2金型の変位部の変形例を示す概略図である。 第1金型に変位部を設けた例を示す概略図である。
本発明の一実施形態の容器10の製造方法について、図1〜図10を参照しながら説明する。まず、図1及び2を参照しながら容器10について説明し、その後、その容器10の製造方法について説明する。
図1に示されるように、容器10は、収容部20と、口部30と、首部40と、を有する。この容器10は、鎮痛剤等の薬液を皮膚に塗布するための塗布器具に用いられることが可能である。
収容部20は、薬液を収容可能である。具体的に、収容部20は、底部22と、胴部24と、を有する。
胴部24は、底部22の縁部から起立しており、筒状に形成されている。胴部24は、底部22から離間するにしたがって縮径する部位を含んでいる。胴部24は、当該胴部24の一方側(図1及び図2の左側)に形成された腹部24aと、当該胴部24の他方側(図1及び図2の右側)に形成された背部24bと、を有している。腹部24aは、胴部24の中心軸24Lに対して後述の口部30が開口する側と同じ側に形成されている。背部24bは、前記中心軸24Lに対して口部30が開口する側と反対側に形成されている。以下、前記中心軸24Lと、腹部24aと背部24bとを結ぶ方向(図1及び図2の左右方向)と、の双方に直交する方向(図2の上下方向)を幅方向と称する。
口部30は、円筒状に形成されている。口部30には、雄ねじ部が形成されている。
首部40は、筒状に形成されている。首部40は、口部30の中心軸30Lが胴部24の中心軸24Lの軸方向に対して傾斜するように胴部24と口部30とを接続している。本実施形態では、口部30の中心軸30Lと胴部24の中心軸24Lとのなす角は、60度に設定されている。
次に、以上に説明した容器10の製造方法について説明する。この製造方法では、図3に示される容器製造装置1が用いられる。容器製造装置1は、第1金型100と、第2金型200と、変位機構300と、を備えている。なお、この容器製造装置1による容器10の製造にあたり、事前に合成樹脂からなるプリフォーム2(図7及び図8を参照)が準備される。このプリフォーム2は、口部30と、口部30につながっており膨張することが可能な膨張部32と、を含む。
第1金型100及び第2金型200は、互いに接触及び離間が可能で、かつ、互いに接触したときに容器10に対応する空間である容器空間Sを形成する。
第1金型100は、図4及び図6に示されるように、腹部24aを形成可能な腹部形成部112と、腹部形成部112につながっており底部22を形成可能な底部形成部114と、第2金型200に接触可能な第1接触面部120と、を有する。
第1接触面部120は、第1中段分割面部122と、第1上段分割面部124と、第1下段分割面部126と、を有する。
第1中段分割面部122は、腹部形成部112と背部形成部212とを結ぶ方向及び背部形成部の長手方向の双方に直交する方向である幅方向についての底部形成部114の寸法が最大となる部位である底幅最大部114aと底部形成部114の下端部114bとを含む。第1中段分割面部122は、平坦に形成されている。
第1上段分割面部124は、第1中段分割面部122の上端部から第1金型100及び第2金型200における容器空間Sを取り囲む部位のうち前記幅方向についての寸法が最大となる部位に沿うように設定されている。具体的に、第1上段分割面部124は、底幅最大部114aを含みかつ背部形成部212の長手方向に沿っており、平坦に形成されている。
第1下段分割面部126は、第1中段分割面部122の下端部から下向きに延びる形状を有する。本実施形態では、第1下段分割面部126は、第1中段分割面部122の下端部から鉛直下向きに延びるとともに、平坦に形成されている。なお、第1下段分割面部126は、第1中段分割面部122の下端部から鉛直下向きに延びる形状に限られない。また、第1下段分割面部126は、第1中段分割面部122の下端部から下向きに延びる形状であれば、第2金型200側又はその反対側に凸となるように湾曲していてもよい。
第2金型200は、図4及び図5に示されるように、背部24bを形成可能な背部形成部212と、首部40を形成可能な首部形成部214と、第1接触面部120に接触可能な第2接触面部220と、変位機構300を保持する保持部203と、を有する。
第2接触面部220は、第2中段分割面部222と、第2上段分割面部224と、第2下段分割面部226と、を有する。第2中段分割面部222は、第1中段分割面部122と接触可能な部位であり、平坦に形成されている。第2上段分割面部224は、第1上段分割面部124と接触可能な部位であり、平坦に形成されている。第2下段分割面部226は、第1下段分割面部126と接触可能な部位であり、平坦に形成されている。
第2金型200は、本体210と、変位部230と、を有する。
本体210は、第2接触面部220を含むとともに背部形成部212の一部を構成する主背部形成部212aを有する。
変位部230は、主背部形成部212aとともに背部形成部212を構成する副背部形成部212bを有する。変位部230の表面が副背部形成部212bを構成している。変位部230は、本体210に対して相対変位可能である。具体的に、変位部230は、副背部形成部212bが主背部形成部212aと面一となる位置である没位置(図4、図5、図9及び図10に示される位置)と、プリフォーム2の膨張部32が主背部形成部212aから離間するように副背部形成部212bが主背部形成部212aから突出した位置である突出位置(図7及び図8に示される位置)と、の間で本体210に対して変位可能である。本実施形態では、変位部230は、前記突出位置に位置しかつ第1接触面部120及び第2接触面部220が互いに接触した状態において膨張部32の中心軸32L(図8を参照)が腹部形成部112と背部形成部212との中間部を通るように膨張部32を主背部形成部212aから離間するように押し上げる形状を有する。
保持部203は、第2金型200の本体210内に形成されている。具体的に、図3及び図5に示されるように、本体210は、第1割型201と、第2割型202と、を有しており、保持部203は、各割型201,202の互いに対向する部位に設けられている。
変位機構300は、前記没位置と前記突出位置との間で変位部230を変位させる。変位機構300は、第2金型200の保持部203に保持されている。本実施形態では、変位機構300として、エアシリンダーが用いられている。具体的に、変位機構300は、変位部230に接続されたプランジャ302と、このプランジャ302を伸縮させる伸縮部304と、を有している。なお、変位部230を前記没位置と前記突出位置との間で変位させることが可能であれば、変位機構300はエアシリンダーに限られない。
続いて、容器製造装置1を用いた容器10の製造方法について説明する。この製造方法は、プリフォーム準備工程と、金型準備工程と、金型接触工程と、ブロー工程と、離型工程と、を備えている。
プリフォーム準備工程では、図7及び図8に示されるプリフォーム2が準備される。
金型準備工程では、第1金型100及び第2金型200が準備される。本実施形態では、この工程で容器製造装置1が準備される。
金型接触工程では、図7に示されるように、第1金型100にプリフォーム2の口部30を保持したリップ型5が固定された後、容器空間Sが形成されかつ当該容器空間S内にプリフォーム2の膨張部32が位置するように第1金型100の第1接触面部120及び第2金型200の第2接触面部220を互いに接触させる。本実施形態では、図7に示されるように、第1金型100に対して第2金型200が近づくように当該第2金型200を水平に(第2下段分割面部226と直交する方向に)スライドさせる。このとき、変位部230は、変位機構300により突出位置に保持されている。このため、金型接触工程後、図8に示されるように、プリフォーム2の膨張部32は、主背部形成部212aから浮き上がる。より詳細には、膨張部32の中心軸32Lが腹部形成部112と背部形成部212との中間部を通るように膨張部32が主背部形成部212aから離間する。
ブロー工程では、膨張部32が容器空間S内で膨張することによってプリフォーム2から容器10が形成されるようにプリフォーム2内にガス(例えば空気)を供給する。つまり、ブロー工程を経ることにより、プリフォーム2から容器10が形成される。このブロー工程では、変位部230を前記突出位置から前記没位置に変位させること(変位機構300のプランジャ302を退避させること)と、プリフォーム2内にガスを供給することと、が行われる。本実施形態では、変位部230の前記突出位置から前記没位置への変位は、プリフォーム2内へのガスの供給と同時に行われる。ただし、変位部230の前記突出位置から前記没位置への変位は、プリフォーム2内へのガスの供給前に行われてもよいし、プリフォーム2内へのガスの供給後に行われてもよい。なお、変位部230の前記突出位置から前記没位置への変位がプリフォーム2内へのガスの供給後に行われた場合、容器10の背部24bに副背部形成部212bに対応する形状を有する跡がより明確に形成される。
離型工程では、第1接触面部120及び第2接触面部220を互いに離間することによって第1金型100及び第2金型200から容器10を取り出す。本実施形態では、第1下段分割面部126及び第2下段分割面部226が互いに離間するように第1金型100に対して第2金型200を水平に(図10の右側に)スライドさせる。
以上に説明したように、本実施形態の容器10の製造方法では、プリフォーム2内へのガスの供給前に変位部230が突出位置に保持されているので、プリフォーム2の膨張部32が主背部形成部212aから離間しており、ブロー工程において、変位部230を突出位置から没位置に変位させることとプリフォーム2内へのガスの供給とが行われるので、ブロー工程により形成される容器10の胴部24への偏肉の発生(背部24bが厚くなり腹部24aが薄くなること)が抑制される。さらに、従来のように容器の金型からの離型後にゲート部を切除する工程が不要となる。
また、金型接触工程では、変位部230を前記突出位置に位置させた状態で第1接触面部120と第2接触面部220とを接触させるので、膨張部32の先端部が各接触面部120,220間に挟まれることが抑制される。よって、第1接触面部120と第2接触面部220との接触後に変位部230を突出位置にする場合に比べ、膨張部32の長手方向の寸法を大きくすること、つまり、膨張部32と底部形成部114との距離を短縮することが可能となる。したがって、底部22の厚さ(強度)を有効に確保することが可能となる。
さらに、金型接触工程後、膨張部32の中心軸32Lが腹部形成部112と背部形成部212との中間部を通るように膨張部32が主背部形成部212aから離間するので、つまり、膨張部32から腹部形成部112までの距離と膨張部32から背部形成部212までの距離との差が小さくなるので、胴部24への偏肉の発生がより確実に抑制される。
また、第1接触面部120及び第2接触面部220は、それぞれ、底幅最大部114aを含みかつ幅方向の寸法が最大となる部位に沿って設定された上段分割面部124,224と、底幅最大部114aと底部形成部114の下端部114bとを含む中段分割面部122,222と、中段分割面部122,222の下端部から下向きに延びる下段分割面部126,226と、を有している。よって、離型工程において、第1下段分割面部126及び第2下段分割面部226が互いに離間するように第1金型100及び第2金型200を移動させたとしても、各金型100,200と容器10との干渉が回避される。したがって、離型工程における容器10の取り出し操作の制約が緩和される。
なお、今回開示された上記実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、図11に示されるように、変位部230は、副背部形成部212bの表面が膨張部32に接触するように、当該変位部230の上端部を支点として当該変位部230の下端部が回動する構成であってもよい。
また、図12に示されるように、変位部230は、突出位置において当該変位部230の一部が第2下段分割面部226よりも第1金型100側(図12の左側)に突出する形状であってもよい。この態様では、金型接触工程において変位部230が突出位置に保持されることにより、当該工程において各下段分割面126,226間に膨張部32の先端部が挟まれることがより確実に抑制される。
また、変位部230は、金型接触工程では没位置に保持され、ブロー工程でプリフォーム2内にガスを供給する前に突出位置にされてもよい。
また、金型接触工程では、プリフォーム2の口部30を保持したリップ型5が第1金型100及び第2金型200で挟み込まれるようにリップ型5に対して両金型100,200を近づけるようにスライドさせてもよい。
また、図13に示されるように、変位部230は、第1金型100に設けられてもよい。この場合、変位部230は、金型接触工程では没位置に保持され、ブロー工程前に没位置から突出位置に移される。
あるいは、変位部230は、省略されてもよい。この場合、胴部24への偏肉の発生を抑制するため、プリフォーム準備工程において、プリフォーム2として、腹部24aになる部位の肉厚が背部24bになる部位の肉厚よりも大きなものを準備することが望ましい。
1 容器製造装置
2 プリフォーム
10 容器
20 収容部
22 底部
24 胴部
24a 腹部
24b 背部
30 口部
40 首部
100 第1金型
112 腹部形成部
114 底部形成部
114a底幅最大部
120 第1接触面部
122 第1中段分割面部
124 第1上段分割面部
126 第1下段分割面部
200 第2金型
203 保持部
210 本体
212 背部形成部
212a主背部形成部
212b副背部形成部
214 首部形成部
220 第2接触面部
222 第2中段分割面部
224 第2上段分割面部
226 第2下段分割面部
230 変位部
300 変位機構
S 容器空間

Claims (2)

  1. 底部及び前記底部から起立するとともに筒状に形成された胴部を含んでおり薬液を収容可能な収容部と、円筒状に形成された口部と、筒状に形成されており前記口部の中心軸が前記胴部の軸方向に対して傾斜するように前記胴部と前記口部とを接続する首部と、を有し、前記胴部は、前記胴部の中心軸に対して前記口部が開口する側と同じ側に形成された腹部と、前記胴部の中心軸に対して前記口部が開口する側と反対側に形成された背部と、を有する容器の製造方法であって、
    前記容器を形成可能なプリフォームであって前記口部と前記口部につながっており膨張することが可能な膨張部とを含むものを準備するプリフォーム準備工程と、
    互いに接触及び離間が可能で、かつ、互いに接触したときに前記容器に対応する空間である容器空間を形成する第1金型及び第2金型であって、前記第1金型として、前記腹部を形成可能な腹部形成部、前記腹部形成部とつながっており前記底部を形成する底部形成部及び前記第2金型に接する第1接触面部を有するものと、前記第2金型として、前記背部を形成可能な背部形成部及び前記第1接触面部に接する第2接触面部を有するものと、を準備する金型準備工程と、
    前記容器空間が形成されかつ当該容器空間内に前記プリフォームの膨張部が位置するように前記第1金型の第1接触面部及び前記第2金型の第2接触面部を互いに接触させる金型接触工程と、
    前記プリフォームの膨張部が前記容器空間内で膨張することによって前記プリフォームから前記容器が形成されるように前記プリフォーム内にガスを供給するブロー工程と、
    前記第1接触面部及び前記第2接触面部を互いに離間することによって前記第1金型及び第2金型から前記容器を取り出す離型工程と、を備え、
    前記金型準備工程では、前記第1金型及び前記第2金型として、前記第1接触面部及び前記第2接触面部が、それぞれ、前記腹部形成部と前記背部形成部とを結ぶ方向及び前記背部形成部の長手方向の双方に直交する方向である幅方向についての前記底部形成部の寸法が最大となる部位である底幅最大部と前記底部形成部の下端部とを含む中段分割面部と、前記中段分割面部の上端部から前記第1金型及び前記第2金型における前記容器空間を取り囲む部位のうち前記幅方向についての寸法が最大となる部位に沿って設定された上段分割面部と、前記中段分割面部の下端部から下向きに延びる下段分割面部と、を有するものを準備する、容器の製造方法。
  2. 請求項1に記載の容器の製造方法において、
    前記離型工程では、前記第1接触面部の下段分割面部及び前記第2接触面部の下段分割面部が互いに離間するように前記第1金型及び前記第2金型を移動させる、容器の製造方法。
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