JP6890364B1 - 処方支援システム、処方支援方法、情報処理装置およびそれらの方法およびプログラム - Google Patents

処方支援システム、処方支援方法、情報処理装置およびそれらの方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明によれば、信頼性の高い処方薬セットを提示することができる。【解決手段】医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得部と、レセプトデータを元に、患者の属性と、患者の症状または病名と、症状または病名に応じて調剤された患者の調剤薬セットとを紐付けて集積するデータベースと、医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得部と、データベースを参照して、診察情報取得部が取得した患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを医師に提示する処方薬セット提示部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、処方支援システム、処方支援方法、情報処理装置、通信端末およびそれらの方法およびプログラムに関する。
上記技術分野において、特許文献1には、電子カルテサーバに、複数の医療機関からの電子カルテ情報と、症状と処方薬とを関連付けた統計情報とを記憶し、電子カルテの入力画面から症状を入力すると関連付けられた処方薬が検索されて、処方薬参考情報として表示される技術が開示されている。
特開2018−081528号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、電子カルテ情報に基づく症状と処方薬との関連付けであり、医師により電子カルテ情報の質にバラツキがあり調剤の点検もされてないため、信頼性の高い処方薬の参考情報が提供できなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る処方支援システムは、
医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得部と、
前記レセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付けて集積するデータベースと、
医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得部と、
前記データベースを参照して、前記診察情報取得部が取得した前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する処方薬セット提示部と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る処方支援方法は、
医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得ステップと、
前記レセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付けてデータベースに集積する集積ステップと、
医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得ステップと、
前記データベースを参照して、前記診察情報取得部が取得した前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する処方薬セット提示ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得部と、
前記レセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付ける調剤薬セット抽出部と、
前記調剤薬セット抽出部で紐付けられた前記属性と前記症状または病名と前記調剤薬セットを、前記属性と前記症状または病名により検索可能にデータベースに格納させる格納指示部と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得ステップと、
前記レセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付ける調剤薬セット抽出ステップと、
前記調剤薬セット抽出ステップにおいて紐付けられた前記属性と前記症状または病名と前記調剤薬セットを、前記属性と前記症状または病名により検索可能にデータベースに格納させる格納指示ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理プログラムは、
医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得ステップと、
前記レセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付ける調剤薬セット抽出ステップと、
前記調剤薬セット抽出ステップにおいて紐付けられた前記属性と前記症状または病名と前記調剤薬セットを、前記属性と前記症状または病名により検索可能にデータベースに格納させる格納指示ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付けて集積するデータベースと、
医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得部と、
前記データベースを参照して、前記診察情報取得部が取得した前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する処方薬セット提示部と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得ステップと、
医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付けて集積するデータベースを参照して、前記診察情報取得部が取得した前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する処方薬セット提示ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理プログラムは、
医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得ステップと、
医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付けて集積するデータベースを参照して、前記診察情報取得部が取得した前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する処方薬セット提示ステップと、
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、信頼性の高い処方薬セットを提示することができる。
第1実施形態に係る処方支援システムの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る処方支援システムにおける通信端末の表示画面を示す図である。 第2実施形態に係る処方支援システムにおける通信端末の表示画面を示す図である。 第2実施形態に係る処方支援システムにおける通信端末の表示画面を示す図である。 第2実施形態に係る処方支援システムの構成を示す図である。 第2実施形態に係る処方支援システムの機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る処方支援システムの動作手順を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る調剤薬セット抽出部としての情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る調剤薬セット抽出部において処理されるデータを示す図である。 第2実施形態に係るレセプトデータの構成を示す図である。 第2実施形態に係る検索データベースの構成を示す図である。 第2実施形態に係る成人における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る成人における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る成人における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る成人における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る幼児・小児における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る幼児・小児における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る幼児・小児における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る幼児・小児における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る婦人科における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る婦人科における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る婦人科における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る婦人科における大分類/小分類について示す図である。 第2実施形態に係る調剤薬セット抽出部の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る調剤情報検索サーバとしての情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る検索結果取得テーブルの構成を示す図である。 第2実施形態に係る調剤情報検索サーバの処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る処方情報提供サーバとしての情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る処方情報画面生成テーブルの構成を示す図である。 第2実施形態に係る処方情報提供サーバの処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る通信端末の機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る通信端末の処理手順を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る処方支援システムにおける通信端末の検索入力画面を示す図である。 第3実施形態に係る検索データベースの構成を示す図である。 第4実施形態に係る調剤薬セット抽出部の機能構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係るレセプト発行元重み付けテーブルの構成を示す図である。 第5実施形態に係る処方支援システムにおける通信端末の検索結果表示画面を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、本明細書においては、レセプトデータに基づいて薬局で調剤した薬セットを調剤薬セットと称し、医師を支援するために提示する薬セットを処方薬セットと称する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての処方支援システム100について、図1を用いて説明する。処方支援システム100は、医師の処方箋発行を支援するシステムである。
図1に示すように、処方支援システム100は、レセプトデータ取得部101と、データベース102と、診察情報取得部103と、処方薬セット提示部104と、を含む。レセプトデータ取得部101は、医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得する。データベース102は、レセプトデータを元に、患者の属性121と、患者の症状または病名122と、症状または病名122に応じて調剤された患者の調剤薬セット123とを紐付けて集積する。診察情報取得部103は、医師110が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する。処方薬セット提示部104は、データベース102を参照して、診察情報取得部103が取得した患者の属性141と症状または病名142とに対応した少なくとも1組の処方薬セット143を医師110に提示する。
本実施形態によれば、医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを用いるため、情報の質にバラツキがなく調剤も点検済であり、信頼性の高い処方薬セットを提示することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る処方支援システムについて説明する。本実施形態に係る処方支援システムは、医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを元に、患者の属性や疾患または症状を検索条件として入力すると、医師が発行する処方箋の参考となる処方薬セットを例示する。なお、処方薬セットが複数ある場合は、出現頻度の高い処方薬セットから順に例示する。また、医師が検索結果に含める薬または含めない薬を指定すると、その指定に対応する処方薬セットを提示する。
<処方支援システム>
以下、図2A〜図4を参照しながら、本実施形態の処方支援システムの構成および動作を説明する。
(通信端末の表示画面例)
図2Aは、本実施形態に係る処方支援システムにおける通信端末210の表示画面を示す図である。
図2Aには、医師が、患者の属性や患者の症状または病名により、処方薬セットの検索を要請する処方検索画面211と、検索結果の処方薬セットを表示する検索結果画面212とを示す。
処方検索画面211には、患者の属性として、例えば「患者の世代」が入力される。また、処方検索画面211には、患者の症状または病名として、例えば、階層化した「疾病・症状の大分類」や「小分類」が入力される。ここで、「大分類」、「小分類」は、以下の図6D〜図6Oに示される本実施形態において新たに生成された分類表に従う分類である。かかる分類により、検索条件として医師によって片寄らない患者の症状が入力可能である。さらに、図2Aの処方検索画面211では、医師が検索結果に含めるべき薬を指定可能である。また、患者のアレルギーや既往歴などに基づいて検索結果に含めるべきでない薬の指定も可能である。なお、処方検索画面211における入力条件は、図2Aに限定されない。
検索結果画面212には、検索条件のまとめと、検索結果およびその処方薬セットとが表示されている。図2Aの検索結果画面212では、検索結果が32件あったこと、そして、検索された各処方薬セットの概要が頻度順位に表示されている。
図2Bは、本実施形態に係る処方支援システムにおける通信端末210の検索結果である各処方薬セットの詳細内容の表示画面213を示す図である。表示画面213には、同じ処方薬のセットで、その用法・用量や処方日数が異なる組み合わせが提示されている。
なお、表示画面213の各処方薬をクリックすると、その処方薬の医薬品情報がさらに詳細に表示される。また、第3実施形態(図16)で示す処方時期による処方薬セットにおいては、図2Bにおける処方薬の用法・用量や処方日数が考慮される。さらに、検索結果として、さらに外部マスタ(医療情報センタなど)と紐づけた適応症マスタなどの情報の併記をすることもできる。
図2Cは、検索結果である各処方薬セットに対する医師の評価をフィードバックする通信端末210の表示画面214、215を示す図である。表示画面214は、医師が“Dood!”を選択してよい評価をフィードバックした画面である。一方、表示画面215は、医師が“Bad!”を選択して悪い評価をフィードバックした画面である。このフィードバックされた医師の評価結果は、重み付けを変化させることで以降の処方薬セットの検索に反映される。
(システム構成)
図3Aは、本実施形態に係る処方支援システム300の構成を示す図である。
処方支援システム300は、ネットワーク390により接続される、医師381〜38nが使用する汎用の通信端末210と、処方情報提供サーバ330と、を備える。また、処方支援システム300は、処方情報提供サーバ330と接続される、調剤情報検索サーバ320と決済処理サーバ370とを備える。なお、処方情報提供サーバ330と調剤情報検索サーバ320と決済処理サーバ370とは、そのいずれかが一体に統合されたサーバとして実現されてもよい。さらに、処方支援システム300は、ネットワーク390により接続される、あるいは、ネットワーク390を介さずに接続される、調剤薬セット抽出部340と、DWH(データウェアハウス)350と、外部マスタ360と、を備える。DWH350としては、厚労省や医療機関や薬局などが含まれる。また、外部マスタ360としては、医療情報センタなどが含まれる。
処方情報提供サーバ330は、通信端末210から入力された検索条件に従って、調剤情報検索サーバ320で検索された過去の他の医者による処方薬セットを参考として通信端末210に提示する。調剤情報検索サーバ320は、DWH350と外部マスタ360とからのデータを元に、調剤薬セット抽出部340により生成された検索データベースから、患者の属性や症状あるいは病名を検索キーとして調剤薬セットを検索する。また、決済処理サーバ370は、通信端末210へのサービスの料金を決済する。
(機能構成)
図3Bは、本実施形態に係る処方支援システム300の機能構成を示すブロック図である。なお、図3Bにおいて、図3Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付す。また、図3Bにおいては、図3Aの医師381〜38nは医師380として表している。
通信端末210には、処方支援アプリケーション(図中、処方支援アプリ)310がインストールされる。処方情報提供サーバ330には、医師380を登録する会員データベースや、通信端末210からの処方薬セットの検索申請を記憶する申請記録や、検索結果を保持する検索結果や、医師380へのお知らせを保持するお知らせ一覧などを有する。そして、処方情報提供サーバ330は、調剤情報検索サーバ320に検索申請を問い合わせる問合機能を備える。
また、調剤情報検索サーバ320は、検索データベース321を有し、処方情報提供サーバ330からの検索申請の問い合わせに応答する応答機能と、検索データベース321に検索条件に従った検索コードを送り、検索結果を取得して処方情報提供サーバ330に回答する検索エンジンと、を備える。
検索データベース321に内容は、DWH350から取得した医療品マスタ351および医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータ352と、外部マスタ360から取得した適応症マスタ361とを元に、世代別・疾患別の調剤薬セット抽出部340によって抽出生成される。
(動作シーケンス)
図4は、本実施形態に係る処方支援システム300の動作手順を示すシーケンス図である。
調剤薬セット抽出部340は、ステップS401において、DWH350からレセプトデータおよび医薬品マスタの送付を受ける。また、調剤薬セット抽出部340は、ステップS403において、外部マスタ360から適応症マスタの送付を受ける。調剤薬セット抽出部340は、ステップS405において、これらの診療データを集積する。そして、調剤薬セット抽出部340は、ステップS407において、集積したデータを元に調剤薬セットを抽出する。なお、図4では調剤薬セットの抽出と記載しているが、実際には、検索コード(キー)となるデータ、本実施例では、患者の属性や症状または病名を基に同様の調剤薬セットの出現数を比較して、頻度順位に調剤薬セットを並べる処理を行う。調剤薬セットの抽出結果は、検索データベース321に蓄積される。また、調剤薬セットの抽出結果は、調剤情報検索サーバ320に送られて、ステップS409において、検索データベース321に蓄積された調剤薬セットを検索する規格化された検索コード(キー)を生成する。そして、生成された検索コードは、調剤薬セットを検索可能に検索データベース321に蓄積される。処方情報提供サーバ330は、ステップS411において、生成された検索コードに対応する検索条件を入力するための処方検索画面を生成する。
なお、図4では、初期の、レセプトデータおよび医薬品マスタや、適応症マスタの収集のみを示している。しかし、レセプトデータおよび医薬品マスタや、適応症マスタの収集、特にレセプトデータの収集は持続的に行われて、検索データベース321が更新され、参照するレセプトデータが増加するに従い、より適切な調剤薬セットが検索できるよう学習される。
ステップS421においては、通信端末210と処方情報提供サーバ330と調剤情報検索サーバ320とで処方支援アプリケーションが起動される。かかる処方支援アプリケーションは、通信端末210にダウンロードされて起動される構成であっても、ブラウザにより接続される構成であってもよい。医師380は、通信端末210から、ステップS423において、処方支援を受けるための登録を行う。
処方情報提供サーバ330は、ステップS425において、ステップS411で生成した処方検索画面を通信端末210に出力する。通信端末210では、ステップS427において、処方検索画面が表示される。医師380は、ステップS429において、通信端末210から処方検索画面に対し検索条件を入力する。検索条件は、処方情報提供サーバ330を経由して調剤情報検索サーバ320に送られる。
調剤情報検索サーバ320は、ステップS431において、取得した検索条件を、検索データベース321を検索するための検索コードに変換して設定する。そして、調剤情報検索サーバ320は、ステップS433において、検索データベース321に対して検索処理を指示する。検索データベース321は、検索コードにより検索を行い、検索結果を調剤情報検索サーバ320に出力する。本実施形態において、検索コードは患者の属性と患者の症状または病名に対応し、検索結果は患者の属性と患者の症状または病名に紐付いた少なくとも1つの調剤薬セットであり、複数の検索結果がある場合は頻度順位を付けて出力する。なお、検索結果は直接、検索データベース321に対して、あるいは、ステップS441のように調剤薬セット抽出部340から検索データベース321にフィードバックされて、検索データベース321の内容が更新される。
調剤情報検索サーバ320は、ステップS435において、検索結果の調剤薬セットを処方情報提供サーバ330に返す。処方情報提供サーバ330は、ステップS437において、検索結果の処方薬セットを表示する画面を生成して、通信端末210に送信する。通信端末210は、受信した検索結果の処方薬セットを表示する。なお、図示しないが、処方情報提供サーバ330では、検索結果の処方薬セットから医師380が含むよう指示した薬を含む処方薬セットが選別され、一方、医師380が含まないよう指示した薬を含む処方薬セットが省かれて、通信端末210に表示される。
さらに、ステップS443において、医師が通信端末210から検索結果の各処方薬セットに対する評価を入力すると、ステップS445のように調剤薬セット抽出部340から検索データベース321にフィードバックされて、検索データベース321の内容が更新される(図2C参照)。
<調剤薬セット抽出部>
以下、図5〜図7を参照して、医科レセプタと調剤レセプタとを含むレセプトデータを元に検索データベース321を生成する調剤薬セット抽出部340としての情報処理装置の構成および動作を説明する。
(機能構成)
図5は、本実施形態に係る調剤薬セット抽出部340の機能構成を示すブロック図である。
調剤薬セット抽出部340は、入力インタフェース・通信制御部501と、診療データ収集部502と、診療データベース503と、を備える。また、調剤薬セット抽出部340は、抽出条件記憶部504と、調剤薬セット読出部505と、統計処理部506と、検索用データ格納指示部507と、を備える。
入力インタフェース・通信制御部501は、DWH350や外部マスタ360からのデータの収集のための接続を制御する。診療データ収集部502は、入力インタフェース・通信制御部501を介して、DWH350からの医薬品マスタやレセプトデータ、および、外部マスタ360からの適応症マスタ(医薬品と対応病名データ)を収集する。診療データベース503は、診療データ収集部502が収集したデータを集積する。
抽出条件記憶部504は、検索時の検索条件に対応する抽出条件を記憶する。調剤薬セット読出部505は、抽出条件記憶部504に記憶された抽出条件によって診療データベース503から調剤薬セットを抽出する。統計処理部506は、抽出された調剤薬セットを統計処理する。本実施形態では、例えば、類似の抽出条件で抽出された同じ調剤薬セットの出現数から出現頻度を求め、出現頻度が高い順に順位を設定する。検索用データ格納指示部507は、検索条件で検索された調剤薬セットが、出現頻度が高い順に提示されるように検索データベース321への格納を指示する。なお、例えば、抽出条件記憶部504には、本実施形態の大分類と小分類の分類表が記憶されており、以降の処理により、検索データベース321における検索キーとして付加される。
(データ構成)
図6Aは、本実施形態に係る調剤薬セット抽出部340において処理されるデータを示す図である。
診療データベース503に収集して格納されたデータとしては、医科レセプト353と調剤レセプト354とを含むレセプトデータ352と、医療品マスタ351と、適応症マスタ361と、が含まれる。医科レセプト353には、患者の生年月日、診断病名、処方箋情報などが含まれる。調剤レセプト354には、処方箋情報、調剤医療品、処方数量(処方日数に対応)、用法・用量などが含まれる。医療品マスタ351には、各医療品についての規格と薬価とが含まれる。適応症マスタ361には、既存の医療品と適応症との対応が記憶される。
検索データベース321に集積される調剤薬セット検索テーブル622には、患者の属性としての世代、症状、調剤薬セット情報、調剤薬セットの頻度順位、用法・用量、処方日数などが含まれる。
図6Bは、本実施形態に係るレセプトデータの構成を示す図である。レセプトデータは、医科レセプト353と調剤レセプト354とが含まれる。
図6Bの上図は、医科レセプト353の様式例と、医科レセプト353から抽出できるデータ項目例が示されている。例えば、医科レセプト353の診療年月欄から「診療年月日」が得られ、患者欄からは「氏名(患者ID)」、「性別」、「年齢」が読み取られ、医療機関欄からは「医療機関名(施設ID)」、「所在地」、「病床数」、「診療科」が得られる。また、医科レセプト353の傷病欄から「傷病名」、「疑い病名」、「診療開始日」、「診療実日数」、「転帰」が得られ、摘要欄から処方箋の「医療品名」、「投与量」、「投与日数」、「投与回数」、「検査項目・回数」、「処置・手術内容」、「保健医療材料名・数量」、「診療区分」が得られる。なお、本実施形態においては、「性別」はオプションである。
図6Bの下図は、調剤レセプト354の様式例と、調剤レセプト354から抽出できるデータ項目例が示されている。例えば、調剤レセプト354の調剤年月欄から「調剤年月日」が得られ、患者欄からは「氏名(患者ID)」、「性別」、「年齢」が得られ、薬局欄から「薬局名(施設ID)」、「所在地」が得られ、医療機関欄からは「医療機関名(施設ID)」、「所在地」、「医師名」が得られる。また、調剤レセプト354の処方欄から「処方医師番号」、「処方年月日」、調剤した「医療品名」、「規格」、「投与量」、「投与日数・処方回数」、「剤形・用法」が得られる。なお、本実施形態においては、「性別」はオプションである。
かかる医科レセプト353から得られるデータと、調剤レセプト354とから得られるデータとを照合して、患者の属性と、患者の症状または病名と、調剤薬セットとが紐付けられる。
(検索データベース)
図6Cは、本実施形態に係る検索データベース321の構成を示す図である。検索データベース321は、患者の属性と患者の症状または病名を検索キーとして検索し、検索結果として頻度順位に並んだ調剤薬セットを出力するように、調剤薬セットを蓄積するデータベースである。
検索データベース321は、患者の属性601と患者の症状または病名602に対応付けて、少なくとも1つの調剤薬セット情報603を記憶する。患者の属性601としては、性別や世代が含まれるが、本実施形態において「性別」はオプションである。世代は、例えば、幼児・小児、成人である。さらに、婦人科(妊婦)を別の独立した属性とする。また、患者の症状または病名602としては、本実施形態で提案する大分類、小分類を使用することにより、診療の医者による個人差を吸収して偏りのないデータベースとなっている。なお、属性は本例に限定されない、また、世代の分け方も本例に限定されない。
複数の調剤薬セット情報603が含まれる場合は、出現する頻度順位604を記憶する。各調剤薬セット情報603に対応して、複数の調剤薬605を記憶し、各調剤薬605は用法・用量606と、処方日数607と、医療品マスタから取得した医療品情報608と、を記憶する。
(大分類と小分類)
図6D〜図6Oは、本実施形態で使用する、世代別および婦人科の大分類と小分類とを示す図である。図6D〜図6Gは成人の大分類と小分類の表621を示し、図6H〜図6Kは幼児・小児の大分類と小分類の表622を示し、図6L〜図6Oは婦人科の大分類と小分類の表623を示す。
本実施形態の大分類と小分類は、症状別で検索できるようにしているため、異なる大分類の中に同じ症状(小分類)を検索対象とするなど検索の使いやすさを向上させている。すなわち、既存の疾病分類表(例えば、ICD10)では検索する症状によって、投薬という点では細分類を使った方がいいもの、小分類を使った方がいいものがある。したがって、本実施形態では、医師の視点から整理してもらうことで、より妥当性の高い処方薬セットを出せるようにした。
(処理手順)
図7は、本実施形態に係る調剤薬セット抽出部340の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、調剤薬セット抽出部340を制御するCPUがRAMを使用して実行し、図5の調剤薬セット抽出部340の構成要素を実現する。
調剤薬セット抽出部340は、ステップS701において、外部マスタ360から既存の適応症マスタを取得する。調剤薬セット抽出部340は、ステップS703において、DWH350から医薬品マスタを取得する。調剤薬セット抽出部340は、ステップS707において、既存の適応症マスタと医療品マスタとから、図6Cに示す構成の検索データベース321に検索条件と処方される薬セットとを初期設定する。
調剤薬セット抽出部340は、ステップS709において、DWH350から医科レセプタを取得し、ステップS711において、調剤レセプタを取得する。なお、既に医科レセプタと調剤レセプタとが合体されていれば、ステップS710で両レセプトを取得する。調剤薬セット抽出部340は、ステップS713において、医科レセプタと調剤レセプタとを元に、患者の属性と、症状または病名と、調剤薬セットとの紐付けを行う。この時に、症状または病名として本実施形態の大分類と小分類とが使用されて、検索結果の改善が図られる。
調剤薬セット抽出部340は、ステップS715において、レセプトから抽出した調剤薬セットに新しい医薬品があるか否かを判定する。そして、調剤薬セットに新しい医薬品があれば、調剤薬セット抽出部340は、ステップS717において、その新しい医薬品の情報をDWH350の医薬品マスタから取得する。なお、新しい医薬品の調剤履歴を別途収集して、医師に提示することも有用である。
調剤薬セット抽出部340は、ステップS719において、同様の患者の属性と症状または病名との条件における調剤薬セットの出現頻度から順位を設定するなどの統計処理を実行する。そして、調剤薬セット抽出部340は、ステップS721において、新たに取得されたレセプトデータによる調剤薬セットの情報を検索データベース321に追加して更新を図る。レセプトデータが少ない場合には、検索データベース321の信頼性が低いので、調剤薬セット抽出部340は、ステップS723において、レセプトデータが充分であるかを判定する。レセプトデータの集積が充分でなければ、調剤薬セット抽出部340は、ステップS709(S710)に戻って、集積したレセプトデータが充分で検索データベース321の信頼性が高くなるまで、検索データベース321への追加更新を繰り返す。
レセプトデータの集積が充分であれば、調剤薬セット抽出部340は、ステップS725において、検索データベース321の検索使用を可能とする。調剤薬セット抽出部340は、ステップS727において、調剤薬セット抽出処理の中断または中止の判定をし、調剤薬セット抽出処理の中断または中止が指示されない限り、ステップS709(S710)〜S727の処理を繰り返して、検索データベース321における学習を進める。
<調剤情報検索サーバ>
以下、図8〜図10を参照して、患者の属性や患者の症状または病名により調剤薬セットを検索する調剤情報検索サーバ320としての情報処理装置の構成および動作を説明する。
(機能構成)
図8は、本2実施形態に係る調剤情報検索サーバ320の機能構成を示すブロック図である。
調剤情報検索サーバ320は、アプリケーション・インタフェース(API)801と、検索条件取得部802と、検索コード(式)生成部803と、検索結果取得部804と、検索結果回答部805と、を備える。
アプリケーション・インタフェース(API)801は、通信端末210と接続して処方薬セットを提示する処方情報提供サーバ330との間とのデータ交換を制御する。検索条件取得部802は、通信端末210から入力された検索条件を、処方情報提供サーバ330を介して取得する。検索コード(式)生成部803は、検索条件取得部802が取得した検索条件から、検索データベース321を検索可能な検索コード(式)を生成する。
検索結果取得部804は、検索結果取得テーブル841を有し、検索コード(式)により検索データベース321から検索した結果を取得して、処方情報提供サーバ330に回答する検索結果を生成する。検索結果回答部805は、検索結果取得部804が取得して生成した検索結果を処方情報提供サーバ330に回答する。
(検索結果取得テーブル)
図9は、本実施形態に係る検索結果取得テーブル841の構成を示す図である。検索結果取得テーブル841は、検索結果取得部804が、検索コード(式)により検索データベース321から取得した検索結果を回答形式にまとめるために使用される。
検索結果取得テーブル841は、検索条件の患者の属性901と患者の症状または病名902とに対応付けて、複数の検索結果の場合は頻度順位904により順位付けられた調剤薬セット情報903を記憶する。各調剤薬セット情報903に対応して、複数の調剤薬905を記憶し、各調剤薬905は用法・用量906と、処方日数907と、医療品マスタから取得した医療品情報908と、を記憶する。なお、患者の属性901における性別はオプションである。
(処理手順)
図10は、本実施形態に係る調剤情報検索サーバ320の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、調剤情報検索サーバ320を制御するCPUがRAMを使用して実行し、図8の調剤情報検索サーバ320の構成要素を実現する。
調剤情報検索サーバ320は、ステップS1001において、処方情報提供サーバ330からの検索要請を待機する。検索要請があれば、調剤情報検索サーバ320は、ステップS1003において、処方情報提供サーバ330から検索条件を取得する。そして、調剤情報検索サーバ320は、ステップS1005において、取得した検索条件を、検索データベース321を検索するための検索コード(式)に変換する。
調剤情報検索サーバ320は、ステップS1007において、検索コード(式)によって検索データベース321を検索する。調剤情報検索サーバ320は、ステップS1009において、検索データベース321から検索結果を取得する。調剤情報検索サーバ320は、ステップS1011において、検索結果を処方情報提供サーバ330に回答する。調剤情報検索サーバ320は、ステップS1013において、検索処理の中止を判定し、中止でなければ、ステップS1001〜S1013の検索処理を繰り返す。
<処方情報提供サーバ>
以下、図11〜図13を参照して、通信端末210からの調剤薬セットの検索要求を受けて、調剤情報検索サーバ320に検索を要請し、検索結果を通信端末210に提示する処方情報提供サーバ330としての情報処理装置の構成および動作を説明する。
(機能構成)
図11は、本実施形態に係る処方情報提供サーバ330の機能構成を示すブロック図である。
処方情報提供サーバ330は、通信制御部1101と、医師情報取得部1102と、会員データベース1103と、医師認証部1104と、アプリケーション・インタフェース1105と、を備える。また、処方情報提供サーバ330は、検索条件取得部1106と、処方検索画面生成部1107と、処方検索画面送信部1108と、を備える。また、処方情報提供サーバ330は、処方検索画面受信部1109と、検索条件送信部1110と、検索結果取得部1111と、処方薬セット選択指示部1112と、処方情報画面生成部1113と、処方情報画面送信部1114と、を備える。
通信制御部1101は、通信端末210との通信を制御する。医師情報取得部1102は、通信端末210から、通信端末210を用いて処方薬セットの提示を要請する医師の情報を取得する。会員データベース1103は、取得した医師の情報を登録する。医師認証部1104は、医師が処方薬セットの提示を要請する場合に、会員データベース1103の会員登録情報を用いて要請医師を認証する。アプリケーション・インタフェース1105は、調剤情報検索サーバ320との接続を制御する。
検索条件取得部1106は、調剤情報検索サーバ320から検索データベース321の検索条件を取得する。処方検索画面生成部1107は、取得した検索条件に従って通信端末210に表示する検索条件入力用の処方検索画面を生成する。処方検索画面送信部1108は、処方支援アプリを起動した通信端末210に処方検索画面を送信する。処方検索画面受信部1109は、通信端末210から、医師が患者の属性や患者の症状または病名などの検索条件を設定した処方検索画面を受信する。検索条件送信部1110は、処方検索画面から属性や患者の症状または病名などの検索条件を抽出して、調剤情報検索サーバ320に送信し、調剤薬セットの検索を依頼する。
検索結果取得部1111は、調剤情報検索サーバ320から、検索条件送信部1110が送信した検索条件に対応する検索結果を取得する。処方薬セット選択指示部1112は、処方検索画面受信部1109が受信した処方検索画面に、検索結果の調剤薬セットから医師に提示する処方薬セットを選択する指示情報が含まれていれば、処方情報画面生成部1113に処方薬セットの選択を指示する。例えば、処方検索画面に検索に含める薬や結果に含めない薬が設定されている場合、処方薬セット選択指示部1112は、処方情報画面から検索に含める薬の無い処方薬セットや検索に含めない薬の有る処方薬セットを削除する。
処方情報画面生成部1113は、処方情報画面生成テーブル1131を有し、取得した検索結果から、処方薬セット選択指示部1112の指示も考慮して処方情報画面を生成する。処方情報画面送信部1114は、生成された処方情報画面を検索元の通信端末210に送信する。
(処方情報画面生成テーブル)
図12は、本実施形態に係る処方情報画面生成テーブル1131の構成を示す図である。処方情報画面生成テーブル1131は、処方情報画面生成部1113が、取得した検索結果から処方情報画面を生成するために用いられる。なお、図12において、図9と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
処方情報画面生成テーブル1131は、検索条件を表示する画面を生成するためのテーブル1210と、検索結果の処方薬セットを表示する画面を生成するためのテーブル1220と、処方薬の詳細情報を表示する画面を生成するためのテーブル1230と、を含む。
テーブル1210は、検索条件に対応付けて検索条件表示画像1211を記憶する。テーブル1220は、検索結果の処方薬セットに対応付けて、処方薬表示画像1221と、処方薬セット選択指示部1112からの指示として、処方薬セットごとの「含める薬」の指定による表示可否(○が表示、×が非表示)1222と、「含めない薬」の指定による表示可否(○が表示、×が非表示)1223と、を記憶する。テーブル1230は、処方薬の医療品情報による医療品詳細表示画像1231を記憶する。
(処理手順)
図13は、本実施形態に係る処方情報提供サーバ330の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、処方情報提供サーバ330を制御するCPUがRAMを使用して実行し、図11の処方情報提供サーバ330の構成要素を実現する。
処方情報提供サーバ330は、ステップS1311において、医師の登録か否かを判定する。医師の登録であれば、処方情報提供サーバ330は、ステップS1313において、通信端末210から医師の情報を取得する。そして、処方情報提供サーバ330は、ステップS1315において、医師の情報を会員データベース1103に登録する。
医師の登録でなければ、処方情報提供サーバ330は、ステップS1321において、通信端末210から処方支援の要請が有ったか否かを判定する。通信端末210から処方支援の要請が有った場合、処方情報提供サーバ330は、ステップS1323において、通信端末210に検索条件を入力するための処方検索画面を送信する。そして、処方情報提供サーバ330は、ステップS1325において、通信端末210からの検索条件の受信を待つ。検索条件を受信すると、処方情報提供サーバ330は、ステップS1327において、検索条件を調剤情報検索サーバ320に送信する。そして、処方情報提供サーバ330は、ステップS1329において、調剤情報検索サーバ320からの検索結果の回答を待つ。
検索結果の回答があれば、処方情報提供サーバ330は、ステップS1331において、検索結果の回答を取得する。処方情報提供サーバ330は、ステップS1333において、検索結果に対して表示する処方薬セットの選別を行うか否かを判定する。表示する処方薬セットの選別を行う場合、処方情報提供サーバ330は、ステップS1335において、含める薬/含めない薬などにより、提示する処方薬セットを選別する。処方情報提供サーバ330は、ステップS1337において、処方薬セットの表示画面を生成し、ステップS1339において、処方薬セットの表示画面を検索要請元の通信端末210に送信する。
<通信端末>
以下、図14および図15を参照して、医師が処方支援として処方薬セットの検索を指示すると、検索結果を表示する通信端末210の構成および動作を説明する。
(機能構成)
図14は、本実施形態に係る通信端末210の機能構成を示すブロック図である。
通信端末210は、通信制御部1401と、処方支援アプリ取得部1402と、処方支援アプリ実行部1403と、入出力インタフェース1404と、を備える。
通信制御部1401は、処方情報提供サーバ330との通信を制御する。処方支援アプリ取得部1402は、通信端末210で実行する処方支援アプリケーションを取得する。処方支援アプリ実行部1403は、取得した処方支援アプリケーションを実行する。入出力インタフェース1404は、表示部1441や操作部1442などの入出力機器との接続を行う。
処方支援アプリ実行部1403は、医師情報取得部1431と、医師情報登録指示部1432と、検索条件入力画面取得部1433と、検索条件入力画面表示制御部1434と、を備える。また、処方支援アプリ実行部1403は、検索条件取得部1435と、検索条件送信部1436と、処方薬セット表示画面受信部1437と、処方薬セット表示画面表示制御部1438と、を備える。
医師情報取得部1431は、医師登録にために操作部1442から入力された医師情報を取得する。医師情報登録指示部1432は、取得した医師情報を処方情報提供サーバ330に送信して医師登録を指示する。検索条件入力画面取得部1433は、処方情報提供サーバ330から検索条件を入力する画面として処方検索画面を取得する。検索条件入力画面表示制御部1434は、取得した処方検索画面を表示部1441に表示させる。検索条件取得部1435は、処方検索画面に対して操作部1442から入力された検索条件を取得する。検索条件送信部1436は、取得した検索条件を処方薬セットの検索要請として処方情報提供サーバ330に送信する。処方薬セット表示画面受信部1437は、検索要請の回答として、処方情報提供サーバ330から検索結果の処方薬セットの表示画面を受信する。処方薬セット表示画面表示制御部1438は、受信した検索結果の処方薬セットの表示画面を表示部1441に表示させる。
(処理手順)
図15は、本実施形態に係る通信端末210の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、通信端末210を制御するCPUがRAMを使用して実行し、図14の通信端末210の構成要素を実現する。
通信端末210は、ステップS1511において、処方支援アプリの起動か否かを判定する。処方支援アプリの起動であれば、通信端末210は、ステップS1513において、処方支援アプリを取得して、ステップS1515において、処方支援アプリを起動する。
通信端末210は、ステップS1517において、医師の登録が必要(未登録)か否かを判定する。医師の登録が必要であれば、通信端末210は、ステップS1519において、医師情報を取得して、ステップS1521において、取得した医師情報を処方情報提供サーバ330に送信する。
処方支援アプリが起動中であれば、通信端末210は、ステップS1531において、処方薬セットの検索要請か否かを判定する。処方薬セットの検索要請であれば、通信端末210は、ステップS1533において、処方情報提供サーバ330から検索条件の入力画面である処方検索画面を取得する。そして、通信端末210は、ステップS1535において、処方検索画面を表示する。
通信端末210は、ステップS1537において、操作部1442からの検索条件の入力を待つ。検索条件の入力があれば、通信端末210は、ステップS1539において、検索条件を処方情報提供サーバ330に送信する。そして、通信端末210は、ステップS1541において、処方情報提供サーバ330からからの検索結果の回答を待つ。検索結果の回答があれば、通信端末210は、ステップS1543において、検索結果である処方薬セットを表示する。
本実施形態によれば、医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを用いるため、情報の質にバラツキがなく調剤も点検済であり、信頼性の高い処方薬セットを提示することができる。また、医師が処方薬セットに含めたい薬を指定することができるため、例えば、新薬の処方例などを知ることができる。また、医師が処方薬セットに含めたくない薬を指定することができるため、例えば、患者に対応した適切な処方例などを知ることができる。
すなわち、レセプトデータを用いるため、レセプトでは記載できる病名が決まっているため(厚生労働省の標準病名による)、医師や薬剤師の表記ゆれによるばらつきは少なくなることが想定される(医事課において、レセプトとして提出するべき形にする作業=チェック等、が行われるため、標準化がされる)。また、本実施形態の大分類と小分類を用いることにより、症状別で検索できるようにしているため、異なる大分類の中に同じ症状(小分類)を検索対象とするなど検索の使いやすさを向上させ、より妥当性の高い処方薬セットを出せるようにした。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る処方支援システムについて説明する。本実施形態に係る処方支援システムは、上記第2実施形態と比べると、処方箋を発行する時期を考慮した処方薬セットを提示する点で異なる。処方箋を発行する時期とは、例えば、初診時、診療の継続時、処方薬セットの変更時などを含む。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
(通信端末の検索入力画面)
図16は、本実施形態に係る処方支援システムにおける通信端末210の検索入力画面1611を示す図である。なお、図16において、図2Aの処方検索画面211と同様の構成要素の説明は省略する。
検索入力画面1611は、処方箋を発行する発行時期が、診療期間中における、「初診時」であるか、「診療継続時」であるか、「処方の変更時」であるか、を設定する欄1612と、既往歴を入力する欄1613とを有する。本実施形態にいては、処方箋を発行する時期によって異なる処方薬セット、特に、用法や用量、あるいは、処方日数などを適性化することができる。
(検索データベース)
図17は、本実施形態に係る検索データベース1721の構成を示す図である。なお、図17において、図6Cと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
検索データベース1721には、処方時期1701によって、さらに調剤薬セットが細分化されて、処方時期に適した調剤薬セットが格納される。
本実施形態によれば、他の実施形態の効果に加えて、処方箋を発行する時期を考慮した支援ができるので、より間違いのない処方箋の発行ができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る処方支援システムについて説明する。本実施形態に係る処方支援システムは、上記第2実施形態および第3実施形態と比べると、レセプトデータの発行元を考慮して処方箋発行の支援をする点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態および第3実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
<調剤薬セット抽出部>
図18は、本実施形態に係る調剤薬セット抽出部1840としての情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。なお、図18において、図5と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
調剤薬セット抽出部1840は、レセプト発行元重み付けテーブル1861を有する統計処理部1806を備える。統計処理部1806における、例えば頻度順位の設定において、レセプト発行元が総合病院からであるか診療所からであるかなどによって、レセプトに重みを付けて出現頻度を算出することで、個人医師に片寄らない調剤薬セットの検索を可能にすることができる。
(レセプト発行元重み付けテーブル)
図19は、本実施形態に係るレセプト発行元重み付けテーブル1861の構成を示す図である。レセプト発行元重み付けテーブル1861は、調剤薬セット抽出部1840の統計処理部1806が、個人医師に片寄らない調剤薬セットの検索を可能にする検索データベース321を生成するのに用いられる。
レセプト発行元重み付けテーブル1861は、患者の属性と患者の症状または病名とに対応する調剤薬セットのデータ1901に加えて、処方発行元1902と順位付けの重み1903を記憶する。なお、患者の属性における性別はオプションである。
本実施形態によれば、他の実施形態の効果に加えて、より信憑性の高いレセプトデータを元に処方箋発行の支援をすることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る処方支援システムについて説明する。本実施形態に係る処方支援システムは、上記第2実施形態から第4実施形態と比べると、診療履歴を考慮した処方箋発行の支援をする点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第4実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
(通信端末の検索結果表示画面)
図20は、本実施形態に係る処方支援システムにおける通信端末2010の検索結果表示画面2011を示す図である。
通信端末2010の検索結果表示画面2011には、検索条件と、検索結果の処方薬セットの各処方薬A、BおよびBについて処方用量の履歴がグラフで表示されている。かかるグラフを参照すれば、医師は現在の適切な用量を参照可能となる。なお、本実施形態では用量のみの経過を取り上げたがこれに限定されない。例えば、処方薬の変更においても、経過と用量が一目で参照できる。
本実施形態によれば、他の実施形態の効果に加えて、患者への投薬の経緯に合った処方箋発行の支援をすることができる。
[他の実施形態]
なお、上記実施形態においては詳細に説明していないが、例えば、薬の副作用、患者の既往歴、薬との併用禁忌や食物との併用禁忌なども考慮することで、より患者に対して適切な処方箋発行の支援をすることができる。上記実施形態に対するこれらの追加や変更は、上記実施形態から自明である。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の技術的範囲で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に供給され、内蔵されたプロセッサによって実行される場合にも適用可能である。本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるアプリケーションプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるサーバも、プログラムを実行するプロセッサも本発明の技術的範囲に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の技術的範囲に含まれる。

Claims (19)

  1. 医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得部と、
    前記レセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付けて集積するデータベースと、
    医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得部と、
    前記データベースを参照して、前記診察情報取得部が取得した前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する処方薬セット提示部と、
    を備える処方支援システム。
  2. 前記処方薬セット提示部は、前記データベースに前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも2組の処方薬セットがある場合、前記少なくとも2組の処方薬セットの出現頻度に従った順に前記医師に提示する請求項1に記載の処方支援システム。
  3. 前記診察情報取得部は、さらに、前記処方薬セットに含めるべき薬または前記処方薬セットに含めるべきでない薬の情報を取得し、
    前記処方薬セット提示部は、前記含めるべき薬を含む処方薬セットまたは前記含めるべきでない薬を含まない処方薬セットを前記医師に提示する請求項1または2に記載の処方支援システム。
  4. 前記属性は、前記患者の世代と、前記患者の性別と、前記患者が妊婦か否かと、の少なくとも1つを含む請求項1から3のいずれか1項に記載の処方支援システム。
  5. 前記診察情報取得部は、複数の階層で前記属性と前記症状または病名とを取得し、
    前記処方薬セット提示部は、前記複数の階層によって提示する処方薬セットを限定する請求項1から4のいずれか1項に記載の処方支援システム。
  6. 前記患者の症状または病名の前記階層は、診療科および病名に基づいて分類された大分類と小分類とを含む請求項5に記載の処方支援システム。
  7. 前記調剤薬セットおよび前記処方薬セットは、それぞれに含まれる各調剤薬および各処方薬の医療品名と、処方年月日と、1回の投与量と、投与日数とを含む請求項1から6のいずれか1項に記載の処方支援システム。
  8. 前記診察情報取得部は、さらに、患者の診療期間における処方箋の発行時期を取得し、
    前記処方薬セット提示部は、前記発行時期に対応して選択された、前記少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する請求項1から7のいずれか1項に記載の処方支援システム。
  9. 前記発行時期は、初診時と、初診を除く診療期間と、処方薬セットの変更時と、を含む請求項8に記載の処方支援システム。
  10. 前記データベースは、さらに、前記レセプトデータの発行元の情報を紐付けて集積し、
    前記処方薬セット提示部は、前記発行元に対応した重みを付けて前記出現頻度を算出する請求項2に記載の処方支援システム。
  11. 前記データベースは、さらに、前記患者に紐付けて前記レセプトデータの履歴を集積し、
    前記処方薬セット提示部は、前記履歴から抽出した情報に基づいて、提示する処方薬セットを選別する請求項1から10のいずれか1項に記載の処方支援システム。
  12. 前記抽出した情報は、薬の飲み合わせと食物との食べ合わせを含む併用禁忌の情報と、薬の副作用の情報との少なくとも1つを含む請求項11に記載の処方支援システム。
  13. 医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得ステップと、
    前記レセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付けてデータベースに集積する集積ステップと、
    医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得ステップと、
    前記データベースを参照して、前記診察情報取得ステップで取得した前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する処方薬セット提示ステップと、
    を含む処方支援方法。
  14. 医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得部と、
    前記レセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付ける調剤薬セット抽出部と、
    前記調剤薬セット抽出部で紐付けられた前記属性と前記症状または病名と前記調剤薬セットを、前記属性と前記症状または病名により検索可能にデータベースに格納させる格納指示部と、
    を備える情報処理装置。
  15. 医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得ステップと、
    前記レセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付ける調剤薬セット抽出ステップと、
    前記調剤薬セット抽出ステップにおいて紐付けられた前記属性と前記症状または病名と前記調剤薬セットを、前記属性と前記症状または病名により検索可能にデータベースに格納させる格納指示ステップと、
    を含む情報処理方法。
  16. 医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを取得するレセプトデータ取得ステップと、
    前記レセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付ける調剤薬セット抽出ステップと、
    前記調剤薬セット抽出ステップにおいて紐付けられた前記属性と前記症状または病名と前記調剤薬セットを、前記属性と前記症状または病名により検索可能にデータベースに格納させる格納指示ステップと、
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
  17. 医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付けて集積するデータベースと、
    医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得部と、
    前記データベースを参照して、前記診察情報取得部が取得した前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する処方薬セット提示部と、
    を備える情報処理装置。
  18. 医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得ステップと、
    医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付けて集積するデータベースを参照して、前記診察情報取得ステップで取得した前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する処方薬セット提示ステップと、
    を含む情報処理方法。
  19. 医師が入力した、患者の属性と症状または病名とを取得する診察情報取得ステップと、
    医科レセプトと調剤レセプトとを含むレセプトデータを元に、患者の属性と、前記患者の症状または病名と、前記症状または病名に応じて調剤された前記患者の調剤薬セットとを紐付けて集積するデータベースを参照して、前記診察情報取得ステップで取得した前記患者の属性と症状または病名とに対応した少なくとも1組の処方薬セットを前記医師に提示する処方薬セット提示ステップと、
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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