JP2010128718A - 処方薬管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】レセプトや電子カルテ等の診察結果を処方薬管理サーバに集め、医師が病名から他の処方の情報を取得することができる処方薬管理システムを提供すること。
【解決手段】医療機関が処方した処方薬の情報を管理する処方薬管理サーバ2に、ネットワーク回線等3を通じて医療機関に設置される医療機関端末1を接続する。医療機関端末1には病名と処方薬の有無やその情報を含む診察結果の入力を受理する診察結果入力部101、診察結果を処方薬管理サーバ2に送信する診察結果送信部102、検索対象の病名または処方薬の情報などの入力を受理する検索対象入力部103、検索対象を処方薬管理サーバ2に送信する検索対象送信部104、回線3を通して処方薬管理サーバ2から検索結果を受信する検索結果受信部105、受信した検索結果を表示する検索結果表示部106を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療機関で医師が処方した処方薬の情報を管理する処方薬管理システムと、その処方薬管理サーバ及び医療機関端末に関し、特に医療機関同士で処方薬に関する情報を共有して適切な処方薬を選択するための技術に関する。
医療機関では医師が患者を診察し、カルテに記入すると共に、処方箋を作成する。患者は処方箋を持参して調剤薬局で処方薬を購入する。また、医療機関は保険機関に対してレセプト(診療報酬明細書)を提出して保険機関が負担する医療費を請求している。
これらのカルテや、レセプトには、患者の氏名や病名と共に薬剤の処方の有無や、処方した薬剤の名称が記入されている。
従って、医師にとっては、他のカルテやレセプトを自由に参照することができれば、今の患者に対する処方薬選択の参考にすることができるが、実際には、個人情報保護の観点から他のカルテの閲覧は極めて制限されている。
すなわち、患者にとって自己の病名や既往症は最上級のプライバシーに属し、どのような薬を処方されているのかさえ、第三者には知られたくないのが普通である。そして医師は守秘義務を負うため、患者の情報を第三者に開示することは許されていない。
また、医療機関にとっても、個別の患者の転院時などを除いては、自機関がどのような処方を行っているのかを開示することは一般に行っておらず、医師が他の機関における処方を参考にすることは難しかった。
例えば、特許文献1に開示される技術は、医療施設のクライアント端末において、患者に処方する薬剤名の入力を登録すると、処方情報が問合せ情報に付加されてデータサーバに送信される。データセンタのストレージユニットには、薬剤基本情報DBの他に、薬
剤症例情報DBを格納されており、データサーバでは、薬剤基本情報DBを参照して、処方情報から取得された薬剤名の組み合わせが、相互作用が生じる組み合わせであるか否かの判定を行う。
この判定で併用注意となる組み合わせとなる場合には、薬剤症例情報DBから取得された薬剤名の組み合わせとなる症例情報を検索する。そして、併用注意となる薬剤の組み合わせとなることを示す注意情報に、取得された症例情報を付加してクライアント端末に送信する。
さらに、本特許文献1には具体的な症例情報に関して各医療施設からの投稿を受け付けることが提案されており、症例に応じて処方に注意が必要な場合にその注意情報を医療施設が共有できる技術も提供している。
また、特許文献2〜4にも医療施設において処方薬の情報を共有する技術が開示されている。
しかし、これらの技術のいずれを用いても、処方薬の適性度や、副作用の情報を提供することを目的としており、ある病名に対してどのような処方を行っているかを調べ、特に保険請求が可能な薬剤の選択に役立つ情報を取得することは困難であった。
特開2008−059011号公報 特開2001−282923号公報 特開2003−271740号公報 特開2005−157570号公報
本発明は上記の従来技術が有する問題点に鑑みて創出したものであり、レセプトや電子カルテ等の診察結果を処方薬管理サーバに集め、医師が病名から他の処方の情報を取得することができる処方薬管理システムを提供することを目的とする。
同時に、当該病名に対して製薬会社等が提供する商品情報を表示し、医師の処方薬選択を支援する。
上記課題を解決するため、本発明は次のような手段を用いる。
請求項1に記載の発明は、医療機関に設置される医療機関端末と、医療機関端末とネットワーク回線または専用回線を通じて接続され医療機関が処方した処方薬の情報を管理する処方薬管理サーバとから構成される処方薬管理システムを提供する。
そして、医療機関端末が、少なくとも病名と処方薬の有無及びその情報とを含む診察結果の入力を受理する診察結果入力手段と、診察結果を処方薬管理サーバに送信する診察結果送信手段と、検索対象の病名または処方薬の情報の少なくともいずれかの入力を受理する検索対象入力手段と、検索対象を処方薬管理サーバに送信する検索対象送信手段と、回線を通して処方薬管理サーバから少なくとも検索結果を受信する検索結果受信手段と、受信した検索結果を表示する検索結果表示手段とを備える。
一方、処方薬管理サーバは、回線を通して医療機関端末から診察結果を受信する診察結果受信手段、診察結果を記録する診察結果記録手段、回線を通して医療機関端末から検索対象を受信する検索対象受信手段、検索対象に含まれるのが病名である場合には病名に対応する処方薬の情報、検索対象に含まれるのが処方薬の情報である場合には処方薬に対応する病名を、検索結果記録手段を参照して抽出する検索処理手段、抽出された検索結果を医療機関端末に送信する検索結果送信手段、の各手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記処方薬管理サーバにおいて、その検索処理手段が、検索対象の病名に対して、診察結果記録手段に格納されている処方された処方薬の記録から処方薬毎に計数し、病名に対応する処方薬の名称又は識別番号と、その件数又は分布割合とを検索結果として抽出する。
請求項3に記載の発明によれば、前記処方薬管理サーバにおいて、その検索処理手段が、検索対象の病名に対して、診察結果記録手段に格納されている処方薬の有無を計数し、病名に対応する処方薬がある件数又は処方薬がない件数の少なくともいずれかを検索結果として抽出する処方薬管理システムを提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、上記の処方薬管理サーバが、製薬企業等の広告主から、病名とその病名に対応する商品情報とからなる広告情報を前記回線を通じて受信する広告情報受信手段と、広告情報を記録する広告情報記録手段と、前記検索対象の病名に対応する商品情報を、広告情報記録手段を参照して抽出する商品情報抽出手段と、抽出された商品情報を、前記検索結果と共に医療機関端末に送信する検索結果送信手段とを備える。
また、医療機関端末が、回線を通して処方薬管理サーバから商品情報を、検索結果と共に受信する検索結果受信手段と、受信した商品情報を表示する広告表示手段とを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記の広告情報に、広告を掲載するための対価情報を含む構成であって、商品情報抽出手段が、検索対象の病名に対応する商品情報を抽出する際に、対価情報の価額の順に並べ替えて抽出する。検索結果送信手段は、並べ替えた順で商品情報を送信するか、商品情報とその序列情報を合わせて送信するか、のいずれかの方法で医療機関端末に商品情報を送信すると共に、その広告表示手段が、並べ替えられた順番に従って商品情報の表示順又は表示位置で表示する。
請求項6に記載の発明によれば、前記の広告情報に、広告を掲載するための対価情報を含む構成であって、検索結果送信手段が、商品情報とその対価情報を合わせて送信する。医療機関端末の広告表示手段は、対価情報の価額の順に並べ替えた順番に従って商品情報の表示順又は表示位置で表示する。
請求項7に記載の発明によれば、処方薬管理サーバにおいて、主病名と、主病名の合併症等の関連病名とを格納する関連病名データベースと、前記検索対象受信手段が受信した前記検索対象が病名である場合には、関連病名データベースを参照して、その病名が主病名の場合は関連病名、関連病名の場合は主病名をそれぞれ抽出し、それを病名として前記検索処理手段に入力する病名変換手段とを備える。
さらに、検索処理手段が、主病名に対応する処方薬の情報と、関連病名に対応する処方薬の情報とを抽出することを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、上記の診察結果がレセプト(診療報酬明細書)データである構成において、処方薬管理サーバにおいて、レセプトデータから病名と処方薬の有無及びその情報とをテキスト処理により抽出するテキスト処理手段を備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、上記の診察結果が電子カルテデータである構成において、処方薬管理サーバにおいて、電子カルテデータから病名と処方薬の有無及びその情報とをテキスト処理により抽出するテキスト処理手段を備えたことを特徴とする。
本発明は、上記処方薬管理システムにおける処方薬管理サーバを提供することもできる。また、情報処方薬管理システムにおける医療機関端末を提供することもできる。
本発明は、以上説明したように構成されているので、次のような作用効果を奏する。
すなわち本発明によれば、多数の医療機関端末から病名と処方薬の有無及びその情報とを処方薬管理サーバに集め、医療機関端末から病名や処方薬による検索を行うことができる。
そして、病名を入力すると、その病名に対応する処方薬の名称や、識別場号、その件数や分布割合を検索結果として抽出することができるので、医師は当該病名に対してどのような処方が行われているのかを知ることができる。
また、病名に対応する処方薬がある件数又は無い件数を計数することにより、病名に対して処方薬のある割合や、各処方薬がどの程度の割合で処方されているかを知ることができる。
本システムには製薬企業等の広告主が病名に対応する商品情報を表示させることができる。医師は病名で検索すると、検索結果を表示すると共に、それに合わせた広告が表示される。
製薬企業等においては、医師が検索した病名に対して、推薦したい広告を表示させることができ、高い広告効果を得られると共に、医師も最新の薬剤の情報を得ることができる。
さらに、広告を掲載するための対価情報を含み、広告主がその対価を設定することで、医療機関端末における商品情報の表示順や表示位置が決められる。広告主は他の広告主と競り合って対価を決定するので、広告効果に対する適切な金額が定められる。
特に、本システムを、当該広告収入により運営することで、医療機関や処方薬管理サーバの運営者のコスト負担を軽減することができる。
関連病名データベースを備えることにより、検索結果の処方薬が、主病名に対するものか、合併症等の関連病名に対するものかを容易に知ることができる。
また、ある病名に対する処方薬と共に、その関連病名に対する処方薬を同時に知ることもできる。
本発明では、レセプトに含まれるデータを診察結果として利用することができる。レセプトには多くの個人情報が含まれるが、テキスト処理により病名と処方薬の有無、情報を抽出することで、レセプトに基づいて多数の処方の情報を取得することができる。
また、電子カルテに含まれるデータを診察結果として利用することもできる。電子カルテにも多くの個人情報が含まれるが、テキスト処理により病名と処方薬の有無、情報を抽出することで、レセプトに基づいて多数の処方の情報を取得することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明では、医療機関内に医療機関端末を設置し、インターネットなどのネットワーク回線を介して、処方薬管理サーバと接続する。
図1には医療機関端末(1)の構成図、図2には処方薬管理サーバ(2)の構成図、図3及び図4には、本実施例の処理のフローチャートを示す。
医療機関端末(1)は、市販のパーソナルコンピュータを用いて実現するのが簡便であり、周知のように各種の処理を行うCPU(10)、ユーザが入力を行うキーボード(11)やマウス、表示を行うモニタ(12)、インターネットなどのネットワーク(3)を通して通信を行うネットワークアダプタ(13)などを備えている。CPU(10)は図示しないメモリと協働する。また、外部記憶装置を備えて、CPUを実行処理させるためのプログラムやオペレーティングシステムを格納することができる。
ネットワーク(3)を通して処方薬管理サーバ(2)と接続される。本発明におけるネットワーク(3)には、インターネットや、携帯電話網、公衆回線網などの専用のネットワーク、専用回線などを用いることができる。
CPU(10)には、診察結果入力部(101)、診察結果送信部(102)、検索対象入力部(103)、検索対象送信部(104)、検索結果受信部(105)、検索結果表示部(105)を備え、各処理を実行する。
また、処方薬管理サーバ(2)は、多数の医療機関端末とネットワーク(3)から診察結果を集め、検索を受け付ける機能を有するので、公知のパーソナルコンピュータや、ワークステーションなどで実現するのが好ましい。
周知のように、CPU(20)やネットワークアダプタ(21)、外部記憶装置、メモリなどを備えている。
本実施例では、CPU(20)に診察結果受信部(201)、検索対象受信部(202)、検索処理部(203)、検索結果送信部(204)を備える。また、外部記憶装置には、診察結果データベース(22)を格納する。
まず、医師が患者を診察して病名と、薬剤の処方を決定する。医療機関端末(1)のキーボード(11)において、病名と、処方薬を入力すると、診察結果入力部(101)の作用によりそのデータが取り込まれる。(診察結果入力ステップ:S30)
そして、病名と処方薬の情報を診察結果として診察結果送信部(102)からネットワークアダプタ(13)を介して処方薬管理サーバ(2)に送信する。(診察結果送信ステップ:S31)
このときの診察結果は、表1の通りである。
Figure 2010128718

この例は最も単純なものであり、病名「関節リウマチ」とそれに対する処方薬「ABCDE」の情報のみを送信している。病名はどのような言語でもよく、また別に定めた分類表に従って識別番号で表示されていても良い。処方薬も同様に、商品名や識別番号などを用いることができる。
次に、処方薬管理サーバ(2)の診察結果受信部(201)が、ネットワーク(3)を経て送信されてきた診察結果を受信する。(診察結果受信ステップ:S32)
受信したデータは、診察結果データベース(22)に記録される。(診察結果記録ステップ:S33)
ここで、医療機関端末(1)で病名と処方薬の情報を直接入力する構成を示したが、本システム用にわざわざ入力するのではなく、レセプト(診療報酬明細書)や電子カルテのデータとして送信される構成でもよい。
レセプトソフトとして、日本医師会総合政策研究機構のORCAプロジェクトが提供している「日医標準レセプトソフト」(非特許文献1)が知られている。
インターネットURL:http://www.orca.med.or.jp/ (2008年8月22日現在)
レセプトソフトは端末上で動作し、ネットワークを介して最新の診療報酬点数などが更新できるほか、VPN接続によりバックアップサーバにレセプトデータのバックアップを行うことが可能となっている。
また、レセプトソフトは、本件出願人が提供する電子カルテソフトウェア(非特許文献2)のような電子カルテソフトに組み込んで動作することが可能であり、電子カルテに記入すると自動的にレセプトデータが生成される機能を有している。
インターネットURL:http://www.order−made−souyaku.com/service/hospital/drpenlite.html (2008年8月22日現在)
さらに、バックアップサーバでレセプトデータを保存するだけでなく、医療機関から委託を受けて、バックアップサーバの管理会社が、診療報酬の支払基金への登録申請を代行するサービスや、オンライン請求自体を代行するサービスも考えられる。すなわち、バックアップサーバと、支払基金のサーバ装置をVPN接続等の安全な通信経路で接続して、医療機関から送信されたレセプトに従って、支払基金に登録を行うものである。
このような構成では、バックアップサーバが、本発明の処方薬管理サーバの機能を備えることになる。そして、処方薬管理サーバには、図9に示すテキスト処理部(50)を備えて、レセプトデータから病名と処方薬の情報だけを抽出する。
同様に、電子カルテを医療機関から受信するサーバに本発明の処方薬管理サーバ(2)を備えることもできる。このサーバは、電子カルテのバックアップを目的とするものでも、電子カルテからレセプトに変換する機能を有するものでも、単に処方薬管理サーバとしてだけ機能するものでも、いずれでもよい。
処方薬管理サーバ(2)のCPU(20)に備えたテキスト処理部(50)では、レセプトデータを入力して、公知のテキスト処理技術により病名や処方薬の情報を抽出する。本実施例では、そのためにテキスト処理部(50)に、データ入力部(501)、形態素解析部(502)、病名抽出部(503)、薬剤名抽出部(504)、個人情報抽出部(505)、診察結果出力部(506)を備える。また、外部記憶装置に、形態素辞書(51)、病名データベース(52)、薬剤名データベース(53)、個人名データベース(54)を格納している。
まずデータ入力部(501)がレセプトデータを読み込む。レセプトデータには、被保険者の氏名や保険番号、診療内容や診療報酬、処方薬情報などが含まれている。従来の技術でも述べたように、これらは最上級の個人情報であり、データの厳重な管理が求められる。そのため、処方薬管理サーバ(2)として機能するバックアップサーバと医療機関とも秘匿性の高いネットワークで結ばれているのである。
従って、本発明でレセプトデータから個人情報を適切に除去することが必要となる。
まず、形態素解析部(502)は形態素辞書(51)を参照して形態素解析処理を行う。形態素辞書(51)に多数の形態素が格納されており、形態素解析部(502)が文章を形態素毎に適宜分割する。形態素解析ソフトとして、非特許文献3に開示される「ChaSen」が著名であり、本システムでも形態素解析部(502)にこれを導入することができる。
インターネットURL:http://chasen−legacy.sourceforge.jp/ (2008年8月22日現在)
形態素解析処理を行うことで、テキストデータが形態素と呼ばれる語句の単位に分割される。形態素解析の結果、固有名詞などは1つの形態素となるため、各形態素と予め格納した辞書とを照合することで、容易に情報を抽出することができる。
まず、病名抽出部(503)において、病名データベース(52)を参照して、形態素と照合することで、記載されている病名を抽出する。病名データベース(52)には、多数の病名を医師が記載する可能性のある様々な表記方法で格納しておく。
病名データベース(52)と一致したデータを抽出して、上記診察結果の病名とする。
次に、薬剤名抽出部(504)において、薬剤名データベース(53)を参照して、形態素と照合することで、記載されている薬剤名を抽出する。薬剤名も保険適用の対象となる薬剤の名称等を多数格納しておき、一致したデータを抽出して、上記診察結果の処方薬情報とする。
特にレセプトの場合には、書式が厳密に決められており、必ずしも上記のように形態素解析を行わなくとも、所定の欄から病名と処方薬の情報を抽出することもできる。しかし、電子カルテの場合には、表記方法に揺れが大きく、書式も一定ではないことから、上記の処理が必須である。
以上の処理でもレセプトや電子カルテのデータから本発明で用いる診察結果の情報を抽出することができるが、さらに病名抽出部や薬剤名抽出部でルールに基づく病名・薬剤名の抽出や、機械学習による病名・薬剤名の抽出を行うこともできる。
ルールに基づく場合では、病名であれば任意の文字列の最後に「症」や「病」、「症候群」などが付く形態素、処方薬情報であれば、例えばカタカナや英数字ですべて表記される形態素や、最後に「錠」「湯」などが付く形態素を、それぞれ病名、薬剤名として抽出する。
機械学習に基づく方法は、公知の機械学習モジュール、例えばニューラルネットワークモデル、サポートベクトルマシンモデルなどを用いて、機械学習処理を行う。その際、機械学習の教師データとして、コーパスと呼ばれる、テキストと、そのテキストの素性についての正解データを付与したデータを用いる。機械学習の素性には、例えば形態素、品詞、文字種などを用いることが好適と考えられる。コーパスの形態素には、それが病名であるか否か、薬剤名であるか否か、個人情報であるか否か、が予め定義されており、これを機械学習モジュールで学習させることで、新たなテキストが入力された時に、各形態素にその属性を付与することができる。
以上のようにして、レセプトや電子カルテのデータから診察結果を抽出し、診察結果出力部(506)で出力する。出力された診察結果は診察結果データベース(22)に格納される。
さらに、個人情報抽出部(505)を備えて、個人情報の可能性のあるデータを十分に排除することも可能である。簡単な構成では、人名や地名など、個人情報である可能性のある語句を個人名データベース(54)に格納しておき、上記の診察結果に一致するデータが含まれていないか確認する。特に、ルールに基づく方法や機械学習による方法では、未知の語句を抽出するため、まれに個人情報を薬品名として抽出してしまう可能性がある。そこで、個人情報抽出部(505)によりそれを確実に除去する。
ここでも機械学習に基づく方法で、上記した個人情報であるか否かの学習結果を用いて個人情報を抽出し、除去してもよい。
本発明における診察結果データベース(22)の生成処理は以上説明した通りである。次に、この診察結果データベース(22)を医療機関端末(1)から検索する技術について説明する。
図10には本システムの医療機関端末(1)のモニタ(12)の表示画面例を示す。図1、図2、図4、図10を用いて以下説明する。
まず医療機関端末(1)のキーボードから医師が検索対象の病名や薬剤名を入力する。これを検索対象入力部(103)がCPU(10)内に取得する。(検索対象入力ステップ:S40)
例えば、処方薬検索画面(9)のウィンドウにおいて、検索対象期間(91)や検索対象地域(92)を指定して、検索対象の病名(93)を入力して「検索」ボタンを押下することで、検索結果が下欄に表示される。
検索対象期間とは処方された時期を示し、最新の情報に指定して検索することができる。また、検索対象地域を限定することで、その地域で多く使われている処方薬を知ることができる。特に、本システムを日本国内に限らず、各国の医師が共通に利用する場合に、医薬品認可に差異があるためこの機能は重要である。
なお、検索対象期間(91)、検索対象地域(92)を検索可能とするためには、診察結果データベースに、その診察結果が送信された医療機関の情報と、診察日等を格納しておく。診察結果データベースの一例を表2に示す。
Figure 2010128718
入力した検索対象のデータは検索対象送信部(104)からネットワーク(3)を通じて検索対象受信部(202)に送信される。(検索対象送信ステップ:S41,検索対象受信ステップ:S42)
そして、検索処理部(203)における検索処理に進む。(検索処理ステップ:S43)
検索処理部(203)では、検索対象の病名をキーワードとして周知の文字列検索技術により、診察結果データベース(22)から処方薬の情報を抽出する。例えば、「関節リウマチ」が検索対象として入力された場合に、表2のデータベースからは「ABCDE」や「処方なし」が抽出される。
検索処理の結果は検索結果送信部(204)からネットワーク(3)を通して、検索結果受信部(105)に届く。(検索結果送信ステップ:S44,検索結果受信ステップ:S45)
検索結果は処方薬検索画面(9)に表示される。(検索結果表示ステップ:S46)
本実施例では、さらに「関節リウマチ」が病名に含まれているデータ数を計数して病名ヒット数(94)に表示する。また、処方薬のデータが含まれている項目数や、含まれていない項目数(処方なし)を計数して、処方ありの件数や割合(95)を表示する。
これらの表示により、医師はデータベースに登録されている件数を知り、このデータがどの程度信頼できるものであるのか知ることができる。また、単に処方薬の種類を知るだけでなく、薬剤を処方するか否かの参考にすることができる。
そして、検索した病名に対応する処方薬をすべて抽出し、その分布を割合と共に表示(96)する。表示順は件数の多い順が好ましい。ここでは処方薬「ABCDE」が800件で44%を占め、4位の「PQRST」までを表示している。このように上位一定の個数を表示すればよい。
一方、検索対象として処方薬の情報「ABCDE」が入力された場合には、検索結果として「関節リウマチ」を抽出することもできる。この場合には、その処方薬がどのような疾病に対して用いられているのかを検索表示することができる。
本発明は以上のように、各医療機関で診察された病名とその処方薬を簡便に検索すると共に、患者の個人情報を適切に除去する技術であり、医師が処方薬を選択する際の参考となる情報を提供するシステムである。
本発明の実施例2に係る構成を説明する。図5は医療機関端末(1)の構成図、図6は処方薬管理サーバ(2)の構成図、図7は実施例2の処理のフローチャートである。
図5、図6において、上記実施例1と同一の構成要素は同符号で示し、説明は省略する。
ここでは医療機関端末(1)に広告表示部(107)を、処方薬管理サーバ(2)に広告情報受信部(205)と商品情報抽出部(206)、広告情報データベース(23)を備えたことを特徴とする。
まず、製薬企業など、医療機関に対して商品を広告したい広告主の端末(4)から、ネットワーク(3)を通して広告情報が送信される。広告情報には、病名に対応する商品情報、例えば商品名や会社名などが含まれる。
処方薬管理サーバ(2)の広告情報受信部(205)はこれを受信して、広告情報データベース(23)に格納する。(広告情報受信ステップ:S70,広告情報記録ステップ:S71)
また、広告費用を入札形式で設定することもできる。この場合、広告情報に対価情報を含むことができる。表3に広告情報データベースの例を示す。
Figure 2010128718
医療機関端末(1)から検索対象が送信され、検索対象受信部(202)がこれを受信(S72)すると、上記と同様に検索処理(S73)が行われる。さらに本実施例では、検索対象に病名が含まれるときに、商品情報抽出部(206)が、広告情報データベース(23)から商品情報や対価情報を抽出する。(商品情報抽出ステップ:S74)
例えば、病名「関節リウマチ」が検索対象のとき、表3によれば商品情報「abcde(57円)」「KLMNO(52円)」「fghij(34円)」「ABCDE(25円)」が抽出される。
この結果は検索結果送信部(204)が上記検索結果を送信するのと同時に医療機関端末(1)に送信される。(検索結果送信ステップ:S75)
検索結果受信部(105)が検索結果と商品情報を受信(S76)した後、検索結果は検索結果表示部(106)が検索結果画面に表示される。一方、広告表示部(107)は広告欄(97)に広告情報を表示する。(検索結果・広告表示ステップ:S77)
広告表示部(107)は、対価情報の価額に従って、高額な順に目立つ位置に表示を行う。図10の例では、上から対価順に並んでいる。表示順や表示位置は図10の例に限らず、任意のデザインを用いることができる。例えば文字の大きさや色、フォントを変えて、入札額が高額な商品情報をより際だたせてもよい。
対価情報による表示順の決定は、上記のように検索結果送信部(204)から商品情報と対価情報を共に送信して、広告表示部(107)で並べ替えてもよいし、検索結果送信部(204)から順序を付与した商品情報のみを送信して、その順に従って広告表示部(107)で表示してもよい。
広告の対価を入札形式にすることで、広告主間で競争が生じ、広告額が経済原理に従って適正な額に設定される。
本システムの運営にこの広告料収入を充当することにより、医療機関の負担分を減らすことができ、金額によっては無料で本システムのサービスを医療機関に提供することができるようになる。
医師にとっても、他の医療機関がどのような処方を行っているかを参考にすると同時に、製薬企業からの商品情報を見ることで、新しい新薬や、代替可能なジェネリック医薬品を選択する可能性が広がり、適切な処方を支援することができる。
広告主においても、対象とする病名の患者にまさに処方をしようとしている医師に対して、自社製品の広告を行うことで極めて高い広告効果が得られると同時に、本処方薬管理サーバを閲覧可能にすれば、医師が自社製品、他社製品をどのような割合で選択しているのかを知ることができる。
なお、本発明では必ずしも広告の対価情報を含まなくてもよい。その場合には、表示順はランダムにするか、予め定めた規則に従って表示すればよい。
本発明の実施例3として、図8に示す通り、処方薬管理サーバ(2)に病名変換部(207)と関連病名データベース(24)を備えた構成を説明する。
ある疾病に罹患すると、合併症なども同時に発症することが知られている。例えば糖尿病の合併症としては、心筋梗塞や糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経症などが多く、糖尿病が主病名であっても、これらの合併症に対する処方薬がしばしば用いられる。
本実施例は、主病名と合併症等の関連病名とを分け、検索結果をより把握しやすくするための技術である。
関連病名データベース(24)は表4のような情報を格納する。そして、検索対象受信部(202)が検索対象として病名を受信すると、検索処理部(203)による検索処理の前に、病名変換部(207)が該関連病名データベース(24)を参照して病名の変換処理を行う。
例えば、「糖尿病」と検索対象に入力された場合、関連病名として各病名を抽出する。
Figure 2010128718
そして、検索処理部(203)では主病名と関連病名のそれぞれ処方薬を抽出する。このとき、診察結果データベース(22)が生成された時には、病名に対して処方薬の情報が格納されるだけであるから、主病名か関連病名かの区別がない。そのため、本技術を用いないと、糖尿病と検索しても心筋梗塞の処方薬が上位に表示される場合がある。
そこで、主病名に対する処方薬と、関連病名に対する処方薬とを分けて医療機関端末(1)に検索結果として返すことで、医師が両者の区別をつけやすいようにする。
本発明の各構成は実施例1ないし3に示した通りである。なお、本発明は請求項記載の範囲内において適宜変更して実施することができる。
医療機関端末の構成図。 処方薬管理サーバの構成図。 診察結果を記憶する処理のフローチャート。 診察結果データベースを検索する処理のフローチャート。 実施例2に係る医療機関端末の構成図。 実施例2に係る処方薬管理サーバの構成図。 実施例2に係る処理のフローチャート。 実施例3に係る処方薬管理サーバの構成図。 テキスト処理部の詳細を説明する構成図。 処方薬検索画面の一例。
符号の説明
1 医療機関端末
2 処方薬管理サーバ
3 ネットワーク
10 CPU
101 診察結果入力部
102 診察結果送信部
103 検索対象入力部
104 検索対象送信部
105 検索結果受信部
106 検索結果表示部
11 キーボード
12 モニタ
13 ネットワークアダプタ

Claims (19)

  1. 医療機関に設置される医療機関端末と、該医療機関端末とネットワーク回線または専用回線を通じて接続され医療機関が処方した処方薬の情報を管理する処方薬管理サーバとから構成される処方薬管理システムであって、
    該医療機関端末が、
    少なくとも病名と処方薬の有無及びその情報とを含む診察結果の入力を受理する診察結果入力手段と、
    該診察結果を該処方薬管理サーバに送信する診察結果送信手段と、
    検索対象の病名または処方薬の情報の少なくともいずれかの入力を受理する検索対象入力手段と、
    該検索対象を該処方薬管理サーバに送信する検索対象送信手段と、
    回線を通して該処方薬管理サーバから少なくとも検索結果を受信する検索結果受信手段と、
    受信した該検索結果を表示する検索結果表示手段と
    を備えると共に、
    該処方薬管理サーバが、
    該回線を通して該医療機関端末から該診察結果を受信する診察結果受信手段と、
    該診察結果を記録する診察結果記録手段と、
    該回線を通して該医療機関端末から該検索対象を受信する検索対象受信手段と、
    該検索対象に含まれるのが病名である場合には該病名に対応する処方薬の情報、該検索対象に含まれるのが処方薬の情報である場合には該処方薬に対応する病名を、該検索結果記録手段を参照して抽出する検索処理手段と、
    該抽出された検索結果を該医療機関端末に送信する検索結果送信手段と
    を備えた
    ことを特徴とする処方薬管理システム。
  2. 前記処方薬管理サーバにおいて、
    前記検索処理手段が、
    前記検索対象の病名に対して、前記診察結果記録手段に格納されている処方された処方薬の記録から処方薬毎に計数し、該病名に対応する処方薬の名称又は識別番号と、その件数又は分布割合とを検索結果として抽出する
    請求項1に記載の処方薬管理システム。
  3. 前記処方薬管理サーバにおいて、
    前記検索処理手段が、
    前記検索対象の病名に対して、前記診察結果記録手段に格納されている処方薬の有無を計数し、該病名に対応する処方薬がある件数又は処方薬がない件数の少なくともいずれかを検索結果として抽出する
    請求項1又は2に記載の処方薬管理システム。
  4. 前記処方薬管理システムであって、
    前記処方薬管理サーバが、
    製薬企業等の広告主から、病名とその病名に対応する商品情報とからなる広告情報を前記回線を通じて受信する広告情報受信手段と、
    該広告情報を記録する広告情報記録手段と、
    前記検索対象の病名に対応する該商品情報を、該広告情報記録手段を参照して抽出する商品情報抽出手段と、
    該抽出された該商品情報を、前記検索結果と共に該医療機関端末に送信する検索結果送信手段と
    を備えると共に、
    前記医療機関端末が、
    回線を通して該処方薬管理サーバから該商品情報を、該検索結果と共に受信する検索結果受信手段と、
    受信した該商品情報を表示する広告表示手段と
    を備えた
    請求項1ないし3のいずれかに記載の処方薬管理システム。
  5. 前記広告情報に、広告を掲載するための対価情報を含む構成であって、
    前記商品情報抽出手段が、
    前記検索対象の病名に対応する該商品情報を抽出する際に、該対価情報の価額の順に並べ替えて抽出し、
    前記検索結果送信手段が、
    並べ替えた順で該商品情報を送信するか、該商品情報とその序列情報を合わせて送信するか、のいずれかの方法で前記医療機関端末に該商品情報を送信すると共に、
    前記広告表示手段が、
    並べ替えられた順番に従って該商品情報の表示順又は表示位置で表示する
    請求項4に記載の処方薬管理システム。
  6. 前記広告情報に、広告を掲載するための対価情報を含む構成であって、
    前記検索結果送信手段が、
    前記商品情報とその対価情報を合わせて送信すると共に、
    前記広告表示手段が、
    該対価情報の価額の順に並べ替えた順番に従って該商品情報の表示順又は表示位置で表示する
    請求項4又は5のいずれかに記載の処方薬管理システム。
  7. 前記処方薬管理サーバにおいて、
    主病名と、該主病名の合併症等の関連病名とを格納する関連病名データベースと、
    前記検索対象受信手段が受信した前記検索対象が病名である場合には、該関連病名データベースを参照して、その病名が主病名の場合は関連病名、関連病名の場合は主病名をそれぞれ抽出し、それを病名として前記検索処理手段に入力する病名変換手段と
    を備え、
    前記検索処理手段が、該主病名に対応する処方薬の情報と、該関連病名に対応する処方薬の情報とを抽出する
    請求項1ないし6のいずれかに記載の処方薬管理システム。
  8. 前記診察結果がレセプト(診療報酬明細書)データである構成において、
    前記処方薬管理サーバにおいて、
    該レセプトデータから病名と処方薬の有無及びその情報とをテキスト処理により抽出するテキスト処理手段を備えた
    請求項1ないし7のいずれかに記載の処方薬管理システム。
  9. 前記診察結果が電子カルテデータである構成において、
    前記処方薬管理サーバにおいて、
    該電子カルテデータから病名と処方薬の有無及びその情報とをテキスト処理により抽出するテキスト処理手段を備えた
    請求項1ないし7のいずれかに記載の処方薬管理システム。
  10. 医療機関に設置される医療機関端末と、ネットワーク回線または専用回線を通じて接続され、医療機関が処方した処方薬の情報を管理する処方薬管理サーバにおいて、
    該回線を通して該医療機関端末から少なくとも病名と処方薬の有無及びその情報とを含む診察結果を受信する診察結果受信手段と、
    該診察結果を記録する診察結果記録手段と、
    該回線を通して該医療機関端末から検索対象として病名または処方薬の情報の少なくともいずれかを受信する検索対象受信手段と、
    該検索対象に含まれるのが病名である場合には該病名に対応する処方薬の情報、該検索対象に含まれるのが処方薬の情報である場合には該処方薬に対応する病名を、該検索結果記録手段を参照して抽出する検索処理手段と、
    該抽出された検索結果を該医療機関端末に送信する検索結果送信手段と
    を備えた
    ことを特徴とする処方薬管理サーバ。
  11. 前記処方薬管理サーバにおいて、
    前記検索処理手段が、
    前記検索対象の病名に対して、前記診察結果記録手段に格納されている処方された処方薬の記録から処方薬毎に計数し、該病名に対応する処方薬の名称又は識別番号と、その件数又は分布割合とを検索結果として抽出する
    請求項10に記載の処方薬管理サーバ。
  12. 前記処方薬管理サーバにおいて、
    前記検索処理手段が、
    前記検索対象の病名に対して、前記診察結果記録手段に格納されている処方薬の有無を計数し、該病名に対応する処方薬がある件数又は処方薬がない件数の少なくともいずれかを検索結果として抽出する
    請求項10又は11に記載の処方薬管理サーバ。
  13. 前記処方薬管理サーバにおいて、
    製薬企業等の広告主から、病名とその病名に対応する商品情報とからなる広告情報を前記回線を通じて受信する広告情報受信手段と、
    該広告情報を記録する広告情報記録手段と、
    前記検索対象の病名に対応する該商品情報を、該広告情報記録手段を参照して抽出する商品情報抽出手段と、
    該抽出された該商品情報を、前記検索結果と共に該医療機関端末に送信する検索結果送信手段と
    を備えた
    請求項10ないし12のいずれかに記載の処方薬管理サーバ。
  14. 前記広告情報に、広告を掲載するための対価情報を含む構成であって、
    前記商品情報抽出手段が、
    前記検索対象の病名に対応する該商品情報を抽出する際に、該対価情報の価額の順に並べ替えて抽出し、
    前記検索結果送信手段が、
    並べ替えた順で該商品情報を送信するか、該商品情報とその序列情報を合わせて送信するか、のいずれかの方法で前記医療機関端末に該商品情報を送信する
    請求項13に記載の処方薬管理サーバ。
  15. 前記処方薬管理サーバにおいて、
    主病名と、該主病名の合併症等の関連病名とを格納する関連病名データベースと、
    前記検索対象受信手段が受信した前記検索対象が病名である場合には、該関連病名データベースを参照して、その病名が主病名の場合は関連病名、関連病名の場合は主病名をそれぞれ抽出し、それを病名として前記検索処理手段に入力する病名変換手段と
    を備え、
    前記検索処理手段が、該主病名に対応する処方薬の情報と、該関連病名に対応する処方薬の情報とを抽出する
    請求項10ないし14のいずれかに記載の処方薬管理サーバ。
  16. 前記診察結果がレセプト(診療報酬明細書)データである構成において、
    前記処方薬管理サーバにおいて、
    該レセプトデータから病名と処方薬の有無及びその情報とをテキスト処理により抽出するテキスト処理手段を備えた
    請求項10ないし15のいずれかに記載の処方薬管理サーバ。
  17. 前記診察結果が電子カルテデータである構成において、
    前記処方薬管理サーバにおいて、
    該電子カルテデータから病名と処方薬の有無及びその情報とをテキスト処理により抽出するテキスト処理手段を備えた
    請求項10ないし15のいずれかに記載の処方薬管理サーバ。
  18. 医療機関が処方した処方薬の情報を管理する処方薬管理サーバに、ネットワーク回線または専用回線を通じて接続された、医療機関に設置される医療機関端末であって、
    少なくとも病名と処方薬の有無及びその情報とを含む診察結果の入力を受理する診察結果入力手段と、
    該診察結果を該処方薬管理サーバに送信する診察結果送信手段と、
    検索対象の病名または処方薬の情報の少なくともいずれかの入力を受理する検索対象入力手段と、
    該検索対象を該処方薬管理サーバに送信する検索対象送信手段と、
    回線を通して該処方薬管理サーバから少なくとも検索結果を受信する検索結果受信手段と、
    受信した該検索結果を表示する検索結果表示手段と
    を備えた
    ことを特徴とする処方薬管理システムの医療機関端末。
  19. 前記医療機関端末において、
    前記処方薬管理サーバから受信した前記検索結果に前記商品情報が含まれるときに、
    該商品情報を表示する広告表示手段
    を備えた
    請求項18に記載の処方薬管理システムの医療機関端末。
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