JP6778672B2 - レセプト査定情報管理システム、レセプト査定情報管理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、提出したレセプトに対する審査支払機関からの査定情報を管理するレセプト査定情報管理システム、レセプト査定情報管理方法及びプログラムに関する。
近年、医療分野においてもインターネットなどのネットワークを利用して、医療機関(病院、診療所、調剤を実施する薬局など)におけるコンピュータなどのクライアント端末から、電子レセプトファイルを審査支払機関に対して送信することで、診療報酬の請求が行われている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、現在の医療保険制度において、医療機関は、患者に行った医療行為に対して、実施した医療行為の内容と、この医療行為に対する請求額に関する診療報酬点数が示された上記電子レセプトファイルを、支払基金や国保連などの審査支払機関、健康保険組合や自治体などの保険者に、毎月送信する。
そして、審査支払機関は、電子レセプトファイルの記載内容において、診療報酬点数の算定の誤りや、医療行為などの妥当性に関する審査を行う。
この結果、妥当と判定された診療報酬点数に対応する請求額が算出され、電子レセプトファイルにより診療報酬を請求した医療機関に対して、診療報酬点数に対応する請求額が審査支払機関から医療費として支払われる。
特開2001−142963号公報
上述した診療報酬の支払に際し、審査支払機関は、請求した電子レセプトファイルの内容において、診療報酬点数の算定間違いや妥当でない医療行為に対して、請求した診療報酬点数から減点し、医療費を減額して支払う。
この際、審査支払機関は、減点を行った医療行為の各々に対して、何が原因でどの程度減点されたかを示す増減点連絡書ファイルを送付し、電子レセプトファイルを申請した医療機関に対して医療費の減額に対して通知する。
医療機関は、医療費が減額された場合、行った医療行為に対する診療報酬が得られず、収益に影響を受けてしまう。
このため、医療機関は、審査支払機関から通知された増減点連絡書ファイルを参照し、診療医療報酬が減点された査定項目の医療行為に対して、どのような理由で減点されたかを確認している。
そして、医療機関内においては、減点された医療行為における確認された理由に対し、対応する医療行為を行う医師間での情報共有を行い、以降の医療行為に対する対策を検討している。
しかしながら、増減点連絡書ファイルに記載された医療行為と、電子レセプトファイルの各々における医療行為と、を一意に紐付ける(対応付ける)ための情報は、現時点において無い。
このため、医療機関の担当者は、増減点連絡書ファイルに記載された医療行為を、申請した電子レセプトファイルにおける医療行為の中から目視で、付き合わせて検索することで抽出している。この目視による減点された医療行為の抽出は、上述したように手作業で行う必要があり、医療機関の担当者の大きな負担となっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、増減点連絡書ファイルに記載された医療行為と、電子レセプトファイルの各々における医療行為との対応付けを容易とし、医療機関の担当者の負担を低減することが可能なレセプト査定情報管理システム、レセプト査定情報管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明のレセプト査定情報管理システムは、医療機関から審査支払機関に対して申請された電子レセプトファイル、前記審査支払機関から前記医療機関に対して前記電子レセプトファイルの審査結果として通知される増減点連絡書ファイルを管理するレセプト査定情報管理システムであり、前記増減点連絡書ファイルからレセプト番号を抽出し、当該レセプト番号と一致するレセプト番号のレセプトデータを、前記電子レセプトファイルから検索するレセプト番号特定部と、検索された前記レセプトデータに記載された医療行為の内容を示す摘要レコードに記述されたコードの各々を、前記増減点連絡書ファイルにおける前記医療行為を示す連絡書文字列に対応したレセプト文字列に変換する文字列変換部と、
前記レセプト文字列と、前記増減点連絡書ファイルにおける前記連絡書文字列とを比較し、前記レセプトデータのなかから、当該連絡書文字列に一致する前記レセプト文字列を有するレセプトデータを抽出する文字列比較部とを備えることを特徴とする。
本発明のレセプト査定情報管理システムは、前記摘要レコードにおける前記レセプト文字列の各々を所定のルールに従って連結し、連結文字列を生成する文字列連結部をさらに備えることを特徴とする。
本発明のレセプト査定情報管理システムは、前記増減点連絡書ファイルの前記レセプトデータに対応する増減点データに算定日の文字列が含まれている場合、前記文字列変換部が前記レセプトデータから前記算定日の文字列を生成する算定日付加部をさらに有し、前記算定日付加部が、生成した前記算定日の文字列を前記連結文字列に対して連結することを特徴とする。
本発明のレセプト査定情報管理システムは、少なくとも実施した医療行為と、当該医療行為の診療報酬点数と、前記医療行為を実施した日付情報と、実施した医師情報と、診療科情報と、病棟情報との対応関係を含むEF統合ファイルを参照し、前記レセプト番号及び当該レセプト番号に対応する患者情報に基づき、当該レセプト番号に対応するレセプトデータにおける医療行為を行った医師情報、診療科情報及び病棟番号を含む前記医療行為に対する属性情報である医療行為属性情報を抽出する医療行為属性情報抽出部をさらに備えることを特徴とする。
本発明のレセプト査定情報管理方法は、医療機関から審査支払機関に対して申請された電子レセプトファイル、前記審査支払機関から前記医療機関に対して前記電子レセプトファイルの審査結果として通知される増減点連絡書ファイルを管理するレセプト査定情報管理方法であり、レセプト番号特定部が、前記増減点連絡書ファイルからレセプト番号を抽出し、当該レセプト番号と一致するレセプト番号のレセプトデータを、前記電子レセプトファイルから検索するレセプト番号特定過程と、文字列変換部が、検索された前記レセプトデータに記載された医療行為の内容を示す摘要レコードに記述されたコードの各々を、前記増減点連絡書ファイルにおける前記医療行為を示す連絡書文字列に対応したレセプト文字列に変換する文字列変換過程と、文字列比較部が、前記レセプト文字列と、前記増減点連絡書ファイルにおける前記連絡書文字列とを比較し、前記レセプトデータのなかから、当該連絡書文字列に一致する前記レセプト文字列を有するレセプトデータを抽出する文字列比較過程とを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、医療機関から審査支払機関に対して申請された電子レセプトファイル、前記審査支払機関から前記医療機関に対して前記電子レセプトファイルの審査結果として通知される増減点連絡書ファイルを管理するレセプト査定情報管理システムの動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、前記コンピュータを、前記増減点連絡書ファイルからレセプト番号を抽出し、当該レセプト番号と一致するレセプト番号のレセプトデータを、前記電子レセプトファイルから検索するレセプト番号特定手段、検索された前記レセプトデータに記載された医療行為の内容を示す摘要レコードに記述されたコードの各々を、前記増減点連絡書ファイルにおける前記医療行為を示す連絡書文字列に対応したレセプト文字列に変換する文字列変換手段、前記レセプト文字列と、前記増減点連絡書ファイルにおける前記連絡書文字列とを比較し、前記レセプトデータのなかから、当該連絡書文字列に一致する前記レセプト文字列を有するレセプトデータを抽出する文字列比較手段
として機能させるプログラムである。
この発明によれば、増減点連絡書ファイルに記載された医療行為と、電子レセプトファイルの各々における医療行為との対応付けを容易とし、医療機関の担当者の負担を低減することが可能なレセプト査定情報管理システム、レセプト査定情報管理方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態によるレセプト査定情報管理システムの構成例を示す図である。 電子レセプトファイルのデータ構成の一例を示す図である。 増減点連絡書ファイルのデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態における文字列変換部13及び文字列連結部14の動作例を説明する図である。 増減点連絡書ファイルの「請求項目」のカラムに記述されている連絡書文字列と、この連絡書文字列と一致する連結文字列を有する電子レセプトファイルにおけるレセプトデータの摘要レコードとを対応付けて表示した表示画面を示す図である。 各医療機関が構成労働省に提出するために生成するEF統合ファイルの構成の一例を示す図である。 本実施形態におけるレセプト査定情報管理システム10を用いた、増減点連絡書ファイル及び電子レセプトファイルの各々における摘要項目の対応付けの処理の動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態によるレセプト査定情報管理システムの構成例を示す図である。図1において、本実施形態におけるレセプト査定情報管理システム10は、データ入力部11、レセプト番号特定部12、文字列変換部13、文字列連結部14,算定日付加部15、文字列比較部16、患者特定部17、医療行為属性情報抽出部18及び記憶部19の各々を備えている。このレセプト査定情報管理システムは、医療機関において電子レセプトファイルを、審査支払機関に申請する部署などに設けられている。
データ入力部11は、外部装置から、電子レセプトファイル及び増減点連絡書ファイルの各々を読み込み、それぞれを記憶部19に対して書き込んで記録する。ここで、電子レセプトファイルは、医療機関から審査支払機関に対して申請する、患者毎のレセプトデータの各々がCSV(Comma Separated Value)形式により記述されて連結されている。
図2は、電子レセプトファイルのデータ構成の一例を示す図である。以下に示すように、電子レセプトファイルは、CSV形式のデータ構成であり、複数のレコードからなるレセプトデータが連結されて構成されている。以下においては、各レコードにおいて本実施形態で用いる必要最小限のカラムの説明を行う。
図2において、「IR」は、医療機関の属性情報が記述された医療機関情報レコードのレコード識別情報である。この医療機関情報レコードには、それぞれカラムとして、審査支払機関を示す番号(例えば「1」)が記述され、都道府県を示す番号(例えば「14」)が記述され、点数表を示す番号(例えば「1」)が記述され、医療機関を示す医療機関コード(例えば「999999999」)が記述され、予備のカラム、医療機関の名称である医療機関名称(例えば「○○中央病院」)が記述され、請求年月(例えば「42811(=平成28年11月)」)が記述され、電子媒体の枚数を示すマルチボリューム識別情報(例えば「00(電子媒体の数 00が一枚 01が2枚)」)が記述され、医療機関の電話番号(例えば「0120−000−0000」)が記述されている。電子レセプトファイルは、医療機関が審査支払機関に対して申請するため、ヘッダにこの医療機関情報レコードが配置されている。
「RE」は、患者単位に設けられた患者の属性情報が記述されたレセプト共通レコードのレコード識別情報である。このレセプト共通レコードには、それぞれカラムとして、各患者のレセプトデータの各々を識別するためにシリアルに付与されたレセプト番号(例えば「000001」)が記述され、レセプトの種類を区分するレセプト種別(例えば「1112」)が記述され、診療報酬を請求する診療年月(例えば「42810(=平成28年10月)」)が記述され、患者の氏名(例えば「患者1」)が記述され、患者の性別を示す男女区分(たとえば「1(=男性)」)が記述され、患者の生年月日(例えば「3531020(=昭和53年10月20日)」)が記述され、病床数(例えば「290」)が記述され、患者のカルテの番号(あるいはID番号、例えば「11111111」)などが記述されている。
「HO」は、患者1が加入している審査支払機関(保険者)の属性情報が記述された保険者レコードのレコード識別情報である。この保険者レコードには、それぞれカラムとして、保険証における健康保険の健康保険事業の運営主体である保険者を示す保険者番号(例えば「99999999」)が記述され、被保険者証(手帳)などの記号(例えば「XXXXX」)が記述され、被保険者証(手帳)などの番号(例えば「ZZZZZ」)が記述され、診療実日数(例えば「4」)が記述され、保険診療点数の合計点数(例えば「4784」)が記述されている。
「SY」は、患者の傷病名情報を示す傷病名レコードのレコード識別情報である。この傷病名レコードには、それぞれカラムとして、傷病名を示すコードである傷病名コード(例えば「8841308」)が記述され、この傷病名の傷病の診療を開始した診療開始日(例えば「4280929(=平成28年9月29日)」)が記述され、治療における症状の経過や結果の区分を示す番号である転帰区分(例えば「1(=治ゆ、死亡、中止以外)」)などが記述されている。
以下に説明する医療行為の内容を示す(区別する)摘要レコード「SI」、「IY」、「TO」及び「CO」の各々のレコードにおけるカラムのデータを、本実施形態おいてはレセプトデータとしている。したがって、レセプト共通レコード「RE」により患者毎のレセプトデータが区切られている。
「SI」は、患者が受けた医療行為を示す摘要レコードにおける診療行為レコードのレコード識別情報である。この診療行為レコードには、それぞれカラムとして、診療の内容を識別する診療識別(例えば「12(=再診)」、また、診療識別を必要としない診療行為の場合は記録を省略)が記述され、医療費を支払う際の負担の区分を示す負担区分(例えば、「1(=医療保険)」)が記述され、診療行為を識別するコード(摘要コード)である診療行為コード(例えば「112011310」)が記述され、診療行為の数量を示す数量データ(数量データを必要としない診療行為については省略)が記述され、保険診療点数である点数(例えば「73」)が記述され、レセプトが申請される月に診療行為を行った総数を示す回数(例えば「1」)が記述され、医療行為に対するコメントデータ(必要ない場合は省略)が記述され、医療行為が行われた日を示す算定日情報(レセプトデータが申請される月の1日〜31日の各々における診察回数がそれぞれ示されている)が記述されている。
「IY」は、患者が受けた医療行為を示す摘要レコードにおける医薬品レコードのレコード識別情報である。この医薬品レコードには、それぞれカラムとして、診療の内容を識別する診療識別(例えば「21(=内服)」が記述され、診療識別を必要としない医薬品の場合は記録を省略)、医療費を支払う際の負担の区分を示す負担区分(例えば「1(=医療保険)」)が記述され、医薬品を識別するコードである医薬品コード(例えば「620148701」)が記述され、医薬品の使用量(例えば「1」、使用量を記録しない場合には記録を省略)、保険診療点数である点数(例えば「1」、点数を記録しない場合には省略)、レセプトが申請される月に投薬を行った総数を示す回数(例えば「3」)、コメントデータ(必要ない場合は省略)、医療行為が行われた日を示す算定日情報(レセプトデータが申請される月の1日〜31日の各々における投薬回数がそれぞれ示されている)が記述されている。
「TO」は、患者が受けた医療行為を示す摘要レコードにおける特定器材レコードのレコード識別情報である。この特定器材レコードには、それぞれカラムとして、診療の内容を識別する診療識別(例えば省略、診療識別を必要としない特定器材の場合は記録を省略)、医療費を支払う際の負担の区分を示す負担区分(「1(=医療保険)」)、特定器材を識別するコードである特定器材コード(例えば「738210000」、未コード化特定器材については「77770000」を記述)、特定器材の使用量(例えば「7」、使用量を記録しない場合には省略)、保険診療点数である点数(例えば省略、点数を記録しない場合には省略)、レセプトが申請される月の特定器材の回数の総数を示す回数(例えば「1」)、特定器材の単位を示す特定器材単位コードである単位コード(例えば「007(=本)」、単位コードを記録しない場合には省略)、特定器材の単価(例えば「15000」、単価を記録しない場合には省略)、医療行為が行われた日を示す算定日情報(レセプトデータが申請される月の1日〜31日の各々における特定器材の回数がそれぞれ示されている)が記述されている。
「CO」は、患者が受けた医療行為を示す摘要レコードにおけるコメントレコードのレコード識別情報である。このコメントレコードには、それぞれカラムとして、診療の内容を識別する診療識別(例えば「60(=検査・病理)」、診療識別を必要としないコメントの場合は記録を省略)、医療費を支払う際の負担の区分を示す負担区分(「1(=医療保険)」)、別に定められたコメントを示すコメントコード(例えば「810000001」)が記述され、コメントコードに応じた文字情報等(例えば「フリーコメント」、文字データの記録を要しないコメントコードの場合には記録を省略)が記述される。
図3は、増減点連絡書ファイルのデータ構成の一例を示す図である。以下に示すように、増減点連絡書ファイルは、電子レセプトファイルと同様に、CSV形式のデータ構成であり、複数のレコードからなるレセプトデータに対する査定結果データが連結されて構成されている。以下においては、各レコードにおいて本実施形態で用いる必要最小限のカラムの説明を行う。
この増減点連絡書ファイルは、医療機関毎に生成されている。このため、ヘッダのレコードには、医療機関の属性情報がそれぞれカラムとして記述されている。ヘッダのレコード、すなわち医療機関の属性情報のレコードには、レコード種別を示す項番「1」が記述され、診療報酬を申請する月を示す診療月(例えば「42810(=平成28年10月)」)が記述され、点数表の種別を示す点数表コード(例えば「1(=医科)」、点数表の種別を示す名称である点数表名称(例えば「医科」)、査定した電子レセプトファイルを申請した医療機関を示す医療機関コード(例えば「99999999」)が記述され、査定した電子レセプトファイルを申請した医療機関の名称である医療機関名称(例えば「○○中央病院」)が記述され、査定した電子レセプトファイルを申請した医療機関の診療科を示す診療科コード(例えば「01000000000000」)が記述され、査定した電子レセプトファイルを申請した医療機関の診療科の名称である診療科名称(例えば「内科」)が記述され、電子レセプトファイルの査定を行った審査支払機関の名称である審査支払機関名(例えば「社会保険診療報酬支払基金東京支部」)が記述されている。
タイトル部のデータレコードには、レコード種別を示す項番「2」が記述され、その後部に連結されるカラムの各々に、査定結果を示すデータレコードにおける項目の属性を示している。すなわち、このカラムの各々には、それぞれ、診療年月、レセプト番号、受付番号、診療科コード、特別審査委員会、明細種別、保険者番号、老人市町村番号、第一公費負担者番号、第二公費負担者番号、第三公費負担者番号,第四公費負担者番号、区分、高額療養費負担区分、職務上の事由、老人減免区分、氏名、カルテ番号等、箇所1、箇所2、法別番号、増減点数(金額)、事由、負担(請求内容)、請求内容(査定前)、負担(補正・査定後内容)、補正・査定後内容、検索番号、請求情報の各々が示されている。
明細部のデータレコードには、レコード種別を示す項番「3」が記述され、その後部に連結されるカラムの各々に、レコード種別を示す項番「2」の項目と同様に、査定結果を示すデータレコードにおける項目の属性に対応するデータが記述されている。明細書のデータレコードの連結において、レセプト番号のレセプトデータの全ての適応レコードのデータが連結されている。連結された初段のレコードのレコード種別が項番「3」であり、以降に連結される適応レコードのレコード種別が項番「4」となる。
項番「3」の明細部のデータレコードを参照すると、増減点数(金額)のカラムに減点数として「−145」が記述され、事由のカラムに「B(=療養担当規則等に照らし、医学的に過剰、重複と認められるもの)」が記述されている。そして、請求内容(査定前)のカラムには、「カテコールアミン分画」が記述されている。
また、項番「4」の2番目のレコードにおいては、請求内容(査定前)のカラムに「アルドステロン 410×1」が記述され、補正・査定後内容のカラムに「アルドステロン 265×1」が記述されている。
また、明細部のデータレコードには、レコード種別を示す項番「5」については、法別番号毎のカテゴリの増減点の合計点(例えば−145)が記載される。
本実施形態においては、この請求内容(査定前)のカラムにおける連絡書文字列の形式に対応するレセプト文字列へ、電子レセプトファイルのレセプトデータにおける摘要レコードのコードの各々を変換する。
図1に戻り、レセプト番号特定部12は、増減点連絡書ファイルにおける項番「3」のレコードを参照し、診療年月のカラムから年月を示すデータ(例えば、図3における「42810」)と、レセプト番号のカラムからレセプト番号を示すデータ(例えば、図3における「000001」)とを読み出す。
そして、レセプト番号特定部12は、記憶部19に記憶されている電子レセプトファイルの中から、請求年月が「42810」の電子レセプトファイルを抽出する。レセプト番号特定部12は、この請求年月が「42810」の電子レセプトファイルの中から、レセプト番号が「000001」のレセプトデータのレセプト共通レコードを抽出する。このように、レセプト番号特定部12は、増減点連絡書ファイルに記述されているレセプト番号の各々に対応する、電子レセプトファイルにおけるレセプトデータをそれぞれ特定する。
文字列変換部13は、レセプト番号特定部12が特定したレセプトデータにおける摘要レコードであるレコード識別情報が医療行為を示す「SI」の診療行為レコード、レコード識別情報が医薬品を示す「IY」の医薬品レコード、レコード識別情報が特定器材を示す「TO」の特定器材レコード、レコード識別情報がコメントを示す「CO」のコメントレコードの各々から、医療行為の種別を示す種別コードである診療行為コード、医薬品コード、特定器材コード、コメントコードのそれぞれのカラムから、コードのデータを抽出する。
文字列変換部13は、審査支払機関におけるマスターテーブルから提供される、種別コードと種別の名称とを対応付けたテーブルに基づいて、それぞれの種別コードを名称を示すレセプト文字列に変換する。
すなわち、文字列変換部13は、診療行為コードと医療行為の名称である診療行為名とを対応付ける診療行為テーブルを用い、診療行為コードに対応する診療行為名を抽出し、抽出した医療行為名を変換結果として出力する。同様に、文字列変換部13は、医薬品コードと医薬品の名称である医薬品名とを対応付ける医薬品テーブルを用い、医薬品コードに対応する医薬品名を抽出し、抽出した医薬品名を変換結果として出力する。文字列変換部13は、特定器材コードと特定器材の名称である特定器材名とを対応付ける特定器材テーブルを用い、特定器材コードに対応する特定器材名を抽出し、抽出した特定器材名を変換結果として出力する。文字列変換部13は、コメントコードとコメントの名称であるコメント名とを対応付けるコメントテーブルを用い、コメントコードに対応するコメント名を抽出し、抽出したコメント名を変換結果として出力する。
また、文字列変換部13は、レセプトデータから、レコード識別情報が医療行為を示す「SI」の場合、数量データのカラムから申請した数量のデータを抽出する。文字列変換部13は、レセプトデータから、レコード識別情報が医薬品を示す「IY」の場合、使用量のカラムから申請した使用量のデータを抽出する。文字列変換部13は、レセプトデータから、レコード識別情報が特定器材を示す「TO」の場合、使用量のカラムから申請した使用量のデータ、単位コードのカラムから特定単位コードのデータ、単価のカラムから申請した単価のデータを抽出する。文字列変換部13は、レセプトデータから、診療行為レコード「SI」、医薬品レコード「IY」及び特定器材レコード「TO」の各々の場合、回数のカラムから回数のデータを抽出する。
文字列変換部13は、レセプトデータから、レコード識別情報がコメントを示す「CO」の場合、公表されている資料(記録条件仕様、電子レセプト作成手引き)に従い、電子レセプトファイルの表示形式に変換する。
文字列連結部14は、文字列変換部13が抽出した種別コードを変換した名称と、抽出したデータとを連結し、増減点連絡書ファイルにおける請求内容(査定前)のカラムにおける連絡書文字列の形式に変換する。
図4は、本実施形態における文字列変換部13及び文字列連結部14の動作例を説明する図である。図4においては、文字列変換の処理と文字列連結の処理の対象として、レコード識別情報が特定器材を示す「TO」の場合を例としている。
図4(a)において、文字列変換部13は、レコード識別情報が特定器材を示す「TO」の特定器材レコード500における特定器材コードのカラム600から特定器材コード「738210000」を抽出する。そして、文字列変換部13は、審査支払機関から提供されるマスターテーブル(特定器材テーブル)を参照し、特定器材コード「738210000」に対応する特定器材名700の「血管造影用ガイドワイヤー(微細血管用)」読み出し、特定器材コード「738210000」の変換結果として出力する。
また、図4(b)において、文字列変換部13は、特定器材コード「TO」の特定器材レコード500における単価のカラム603から単価を示す金額のデータ701として「15000円」を抽出する。文字列変換部13は、特定器材コード「TO」の特定器材レコード500における単位のカラム602から単位を示す単位コード703として「007」を抽出する。文字列変換部13は、審査支払機関から提供されるマスターテーブルにより、読み出した単位コード「007」に対応する単位「本」を抽出し、変換結果の文字列として抽出した単位を示す文字列713(後述)の「本」出力する。文字列変換部13は、特定器材コード「TO」の特定器材レコード500における使用量のカラム601から使用した数量702として「7」を抽出する。
そして、図4(c)において、文字列連結部14は、文字列変換部13が抽出した特定器材名の「血管造影用ガイドワイヤー(微細血管用)」のレセプト文字列である文字列710、金額のデータの「15000円」のレセプト文字列である文字列711、単位コード「007」に対応する単位「本」のレセプト文字列である文字列713、数量の「7」のレセプト文字列である文字列712の各々を、それぞれ連結する。このとき、文字列連結部14は、単価の金額の場合、金額のデータの最後尾に「/(=スラッシュ)」を付加し、さらに付加した「/」の文字列801の後部に単位「本」の文字列713を付加する。これにより、文字列連結部14は、文字列850として、一本当たり15000円を示す「15000円/本」の文字列850を生成する。また、文字列連結部14は、数量702の「7」の文字列712の後部に、単位を示す文字列713の「本」を付加し、使用量として7本を意味する「7本」の文字列851を生成する。
図4(d)に示すように、増減点連絡書ファイルの明細部のデータレコードにおける「請求項目」のカラムに記述されている連絡書文字列と、増減点連絡書ファイルの明細部のデータレコードに記述されている、電子レセプトファイルにおけるレセプト番号の摘要レコード(SI、YI、TO、CO)の各々から抽出したレセプト文字列を連結した連結文字列とが、一致した場合、対応付け(紐付け)が行われる。
すなわち、増減点連絡書ファイルの明細部のデータレコードにおける「請求項目」のカラムに記述されている連絡書文字列が、電子レセプトファイルにおける増減点を行う対象のレセプトデータの摘要項目と対応付けられる(後述)。
文字列連結部14は、上述のように生成した文字列700、文字列850及び文字列851の各々の連結を行う。このとき、文字列連結部14は、連結するレセプト文字列とレセプト文字列との間にスペースを挿入し、増減点連絡書ファイルの請求内容(査定前)のカラムにおける連絡書文字列の形式に対応するレセプト文字列、すなわち、連結文字列900として「血管造影用ガイドワイヤー(微細血管用) 15000円/本 7本」を生成する。
文字列連結部14は、レコード識別情報が特定器材を示す「TO」の特定器材レコードと同様に、レコード識別情報が診療行為を示す「SI」の診療行為レコード、レコード識別情報が医薬品を示す「IY」の医薬品レコード、レコード識別情報がコメントを示す「CO」のコメントレコードの各々も同様に、増減点連絡書ファイルの請求内容(査定前)のカラムにおける連絡書文字列の形式に対応するレセプト文字列に変換する。
ここで、電子レセプトファイルにおけるレセプトデータの書式も、摘要レコード毎に複数存在し、その書式に対応したルールに基づき、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列を連結する。以下に、文字列連結部14が、レセプトデータから抽出したレセプト文字列を連結する際に用いるルールを説明する。
・レコード識別情報「SI」(診療行為レコード)の場合
文字列変換部13は、審査支払機関におけるマスターテーブルから提供される診療行為テーブルを参照し、レセプトデータから抽出した診療行為コードを「診療行為名」のレセプト文字列に変換する。同様に、文字列変換部13は、「数量データ」、「点数」及び「回数」の各々のレセプト文字列をレセプトデータのそれぞれ対応するカラムから抽出する処理を行う。
そして、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々が存在し、「数量データ」のレセプト文字列が存在する場合、「診療行為名△数量データ△点数(×)回数」として連結文字列を生成する。ここで、△は全角のスペースを示している。一方、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出した文字列として、「点数」及び「回数」の各々が存在し、「数量データ」のレセプト文字列が存在しない場合、「診療行為名△点数(×)回数」として連結文字列を生成する。
また、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々が存在せず、「数量データ」のレセプト文字列が存在する場合、「診療行為名△数量データ」として連結文字列を生成する。ここで、△は全角のスペースを示している。一方、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々が存在し、「数量データ」のレセプト文字列が存在しない場合、「診療行為名」として連結文字列を生成する。
・レコード識別情報「IY」(医薬品レコード)の場合
文字列変換部13は、審査支払機関におけるマスターテーブルから提供される医薬品テーブルを参照し、レセプトデータから抽出した医薬品コードを「医薬品名」のレセプト文字列に変換する。同様に、文字列変換部13は、「使用量」、「点数」及び「回数」の各々のレセプト文字列をレセプトデータのそれぞれ対応するカラムから抽出する処理を行う。
そして、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々が存在する場合、「医薬品名△使用量△点数(×)回数」として連結文字列を生成する。一方、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々が存在しない場合、「医薬品名△使用量」として連結文字列を生成する。
・レコード識別情報「TO」(特定器材レコード)の場合
文字列変換部13は、審査支払機関におけるマスターテーブルから提供される特定器材テーブルを参照し、レセプトデータから抽出した特定器材コードを「特定器材名」のレセプト文字列に変換する。同様に、文字列変換部13は、「使用量」、「点数」、「回数」、「単位」、「単価」及び「商品名及び規格またはサイズ」の各々のレセプト文字列をレセプトデータのそれぞれ対応するカラムから抽出する処理を行う。また、文字列変換部13は、特定器材コードが未コード化特定器材を示す「77770000」である場合、上記特定器材テーブルを参照せず、レセプトデータから「特定器材名称」のカラムから、特定器材の名称である「特定器材名称」のレセプト文字列を抽出する。
そして、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々と、「商品名及び規格又はサイズ」とのレセプト文字列が存在し、「使用量」のレセプト文字列が存在する場合、「商品名△特定器材名称△単価(円/単位)△点数(×)回数」として連結文字列を生成する。一方、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々と、「商品名及び規格又はサイズ」とのレセプト文字列が存在し、「使用量」のレセプト文字列が存在しない場合、「商品名△特定器材名称△点数(×)回数」として連結文字列を生成する。
また、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々が存在し、「商品名及び規格又はサイズ」とのレセプト文字列が存在せず、「使用量」のレセプト文字列が存在する場合、「特定器材名称△単価(円/単位)△点数(×)回数」として連結文字列を生成する。一方、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々が存在し、「商品名及び規格又はサイズ」及び「使用量」の各々のレセプト文字列が存在しない場合、「特定器材名称△点数(×)回数」として連結文字列を生成する。
また、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々が存在せず、「商品名及び規格又はサイズ」のレセプト文字列が存在している場合、「商品名△特定器材名称△単価(円/単位)」として連結文字列を生成する。一方、文字列連結部14は、レセプトデータから抽出したレセプト文字列として、「点数」及び「回数」の各々が存在せず、「商品名及び規格又はサイズ」のレセプト文字列が存在しない場合、「特定器材名称△単価(円/単位)」として連結文字列を生成する。
・レコード識別情報「CO」(コメントレコード)の場合
文字列変換部13は、審査支払機関におけるマスターテーブルから提供されるコメントテーブルを参照し、レセプトデータから抽出したコメントコードを「コメント名」のレセプト文字列に変換する。同様に、文字列変換部13は、レセプトデータの文字データのカラムからコメント内容を示すコメント文字列を抽出する処理を行う。
そして、文字列連結部14は、審査支払機関から公開されている「記録条件仕様」及び「電子レセプト作成手引き」の記載ルールに従って、電子レセプトファイルの表示形式のレセプト文字列に変換する。
また、上述したレコード識別情報「SI」(診療行為レコード)、レコード識別情報「SI」(診療行為レコード)及びレコード識別情報「TO」(特定器材レコード)の各々において、文字列変換部13は、増減点連絡書ファイルにおける「請求内容」のレセプト文字列において「(算定日)」のレセプト文字列が含まれているか否かの判定を行う。このとき、文字列変換部13は、「請求内容」のレセプト文字列において「(算定日)」のレセプト文字列が含まれている場合、電子レセプトファイルのレセプトデータから、「算定日情報」のカラム群から「回数」が記録された「××日の情報」及び「回数」の各々のカラムから、それぞれ「××日の情報」、「回数」のレセプト文字列を抽出する処理を行う。ここで、××日は、1日、2日〜31日のそれぞれを示している。
算定日付加部15は、文字列変換部13が抽出した算定日を示すレセプト文字列において、「××日の情報」及び「回数」を示すレセプト文字列を、「(算定日)××日:○回△××日:○」の形式で連結させ、算定日文字列を生成する。
また、算定日付加部15は、文字列連結部14が生成した連結文字列の最後尾に△(スペース)を介して接続し、この接続結果を連結文字列とする。
文字列比較部16は、電子ファイルのレセプトデータにおける摘要項目の摘要レコードの各々から連結文字列と、増減点連絡書ファイルの「請求項目」のカラムに記述されている連絡書文字列との比較を行う。
そして、文字列比較部16は、増減点連絡書ファイルの明細部のデータレコードにおける「請求項目」のカラムに記述されている連絡書文字列に対応する連結文字列を、増減点連絡書ファイルの明細部のデータレコードに記述されている、電子レセプトファイルにおけるレセプト番号の摘要レコード(SI、YI、TO、CO)の各々から検索する。
すなわち、文字列比較部16は、増減点連絡書ファイルの「請求項目」のカラムに記述されている連絡書文字列と一致する連結文字列を有する、電子レセプトファイルにおけるレセプトデータの摘要レコードを抽出する。そして、文字列比較部16は、レセプト査定情報管理システムの表示装置(不図示)の表示画面において、増減点連絡書ファイルの「請求項目」の連絡書の文字列と一致する摘要レコードの連結文字列と、増減点連絡書ファイルの「補正・査定後内容」の連絡書文字列とを対応付けて表示する。これにより、文字列比較部16は、増減点連絡書ファイルにおいて増減点が指摘されている、申請した電子レセプトファイルにおける摘要レコードを容易に検出することができる。
図5は、増減点連絡書ファイルの「請求項目」のカラムに記述されている連絡書文字列と、この連絡書文字列と一致する連結文字列を有する電子レセプトファイルにおけるレセプトデータの摘要レコードとを対応付けて表示した表示画面を示す図である。この図5に示す表示画面の表示は、文字列比較部16により行われる。
図5に示す表示画面は、レセプト番号毎のレセプトデータにおける全ての摘要レコードに対応する連結文字列が記述される。ここで、摘要レコードは、患者及びこの患者の傷病名の各々に分類されて表示される。
表示領域901及び表示領域903に対しては、増減点連絡書ファイルにおいて、増減点の対象として記述されていない摘要レコードである。図5に示すように、表示領域901及び表示領域903の各々には、増減点数の欄に点数が記述されておらず、増減点連絡書ファイルにおける補正・査定後内容のカラムに記述されている情報である補正・査定情報も記述されていない。
一方、表示領域902は、検査に用いられた腫瘍マーカーが記述されている摘要レコード(医薬品レコード)であり、増減点連絡書ファイルで増減点と査定され、増減点数が記述されている。また、視覚的に判別し易いように、増減点の対象である摘要レコードを有する疾病名単位の表示領域が、増減点の対象でない疾病名単位の表示領域と異なる背景色などで表示される。
表示領域902において、請求情報の欄に摘要レコード毎に連結文字列が表示されており、請求情報の欄における摘要レコードの補正・査定された連結文字列が補正・査定情報の欄における同一の行に表示されている。この補正・査定情報の文字列は、増減点連絡書ファイルの補正・査定後内容のカラムに記述されている連絡書文字列である。
補正・査定情報の欄において、請求情報の欄における腫瘍マーカー「CEA」及び「CA19−9」の各々の連絡書文字列と同一行に、腫瘍マーカー「CEA」、「CA19−9」の連絡書文字列それぞれが記述されており、これらの腫瘍マーカーについて、疾病名の病気に対する診断において増減点の対象でないことを示している。
また、補正・査定情報の欄において、請求情報の欄における腫瘍マーカー「AFP」の連絡書文字列と同一行には何も記載されていない。すなわち、この疾病名の診断に対して腫瘍マーカー「AFP」が「AFP−L3%」と重複していると査定され、この腫瘍マーカー「AFP」の保険診療点数が減点されたことを示している。
また、補正・査定情報の欄において、請求情報の欄における腫瘍マーカー「AFP−L3% 420×1」の連絡書文字列と同一行に、腫瘍マーカー「AFP−L3% 290×1」が記載されている。すなわち、この疾病名の診断に対して腫瘍マーカー「AFP−L3% 420×1」を使用するのは医学的に過剰と査定され、この腫瘍マーカー「AFP−L3% 290×1」が妥当であるとして、保険診療点数が減点(−130)されたことを示している。
事由の欄には、事由を示すコードが記述されている。このコードBは、「療養担当規則に照らし、医学的に過剰・重複と認められる」という増減点を査定した際の事由を示している。
図6は、各医療機関が構成労働省に提出するために生成するEF統合ファイルの構成の一例を示す図である。
個々の医療機関で行われた診療毎のレコードから構成され、各レコードにおいて、「施設コード」、「データ識別番号」、「退院年月日」、「入院年月日」、「データ区分」、「レセ電コード」、「行為回数」、「実施年月日」、「レセプト科分類」、「診療科区分」、「医師コード」、「病棟コード」、「病棟区分」などのカラムがある。「施設コード」のカラムには、医療機関を識別するコードのデータが記述されている。
「データ識別情報」のカラムのデータは、医療機関が管理している患者の患者番号に対応している。「データ区分」は、電子レセプトファイルにおける「診療識別」に対応している。また、「レセ電コード」は、電子レセプトファイルにおける摘要コードである「診療行為コード」、「医薬品コード」、「特定器材コード」、「コメントコード」それぞれに対応している。「行為回数」は、電子レセプトファイルにおける、「算定日」の各日における「回数」に対応している。「実施年月日」は、電子レセプトファイルにおける「行為回数」に対応した「回数」が記載されている日に対応する。
上述したデータにより、増減点連絡書ファイルにおけるレセプトデータに対応する処理を行った「診療科区分」、「医師コード」、「病棟コード」が、EF統合ファイルから抽出できる。
図1に戻り、患者特定部17は、増減点連絡書ファイルの明細部のデータレコード毎に、「診察年月」、「区分」及び「カルテ番号等」のカラムの各々から、診察年月、区分、カルテ番号などを示すデータを抽出する。すなわち、患者特定部17は、「診察年月」のカラムから診療年月のデータ、「区分」のカラムから入院/外来情報をそれぞれ抽出する。また、患者特定部17は、「カルテ番号等」に対応する患者番号を、医療機関の患者のデータベースから検索して抽出する。
また、患者特定部17は、EF統合ファイル(EFファイルとも言う)を、医療機関のデータベースから読み込む。患者特定部17は、読み込んだEF統合ファイルの各々のファイル名から、診療年月及び入院/外来情報の各々を抽出するとともに、EF統合ファイルのレコードのカラムから、「データ識別番号」のデータを抽出する。そして、患者特定部17は、「データ識別番号」に対応する患者番号を医療機関の患者のデータベースから検索して抽出する。
患者特定部17は、増減点連絡書ファイルから抽出した診察年月、入院/外来情報及び患者番号の各々の患者特定情報と、EF統合ファイルから抽出した診察年月、入院/外来情報及び患者番号の各々とを比較する。そして、患者特定部17は、増減点連絡書ファイルの患者特定情報と一致する対応する患者特定情報を有する各EF統合ファイルを抽出する。
医療行為属性情報抽出部18は、患者特定部17が抽出した、患者特定情報が増減点連絡書ファイルと一致するEF統合ファイルの中から、増減点連絡書ファイルに記載されている査定結果データとしての電子レセプトファイルにおけるレセプトデータに対応するEF統合ファイルを抽出する。すなわち、医療行為属性情報抽出部18は、増減点連絡書ファイルと一致した電子レセプトファイルの「診療識別」、「摘要コード(診療行為コード、医薬品コード、特定器材コード及びコメントコード)」の各々のコード」を抽出する。また、医療行為属性情報抽出部18は、患者特定部17が抽出したEF統合ファイルから、「データ区分」及び「レセ電コード(レセプト電算コード)」の各々を抽出する。
そして、医療行為属性情報抽出部18は、上記診療識別及び摘要コードの各々と、データ区分、レセ電コードの各々とを比較し、増減点連絡書ファイルに対応する電子レセプトファイルと一致するEF統合ファイルを抽出する。また、医療行為属性情報抽出部18は、抽出されたEF統合ファイルの中から、電子レセプトファイルの「算定日」のカラムにおける日付(月日)と回数と一致する行為回数、実施年月日(実質的には月日)とを有するEF統合ファイルを抽出する。これにより、医療行為属性情報抽出部18は、増減点連絡書ファイルにて増減点と判定された電子レセプトファイルと対応するEF統合ファイルを抽出する。
医療行為属性情報抽出部18は、抽出した上記EF統合ファイルの「診療科区分」、「医師コード」及び「病棟区分」の各々のカラムから、診療科区分、医師コード、病棟区分のそれぞれを抽出する。医療行為属性情報抽出部18は、診療科区分、医師コード及び病棟区分の各々に対応する診療科名、医師名、病棟名それぞれを、医療機関の医療行為を記録するデータベースから検索して抽出する。これにより、医療行為属性情報抽出部18は、減点連絡書ファイルにて増減点と判定された電子レセプトファイルにおけるレセプトデータにおける摘要レコードの医療行為を受けた患者の診療科名及び病棟名の各々と、医療行為を行った医師名とが特定される。
上述したように、本実施形態によれば、増減点連絡書ファイルに記載された医療行為と、電子レセプトファイルの各々における医療行為との対応付けを、増減点連絡書ファイルのレコードと及び電子レセプトファイルのレコードの各々における共通情報を比較し、増減点連絡書ファイルにて増減点と判定されたレセプトデータに対応する電子レセプトファイルのレセプトデータを抽出するため、増減点連絡書ファイルに示される電子レセプトファイルのレセプトデータを容易に特定でき、医療機関の担当者の増減点連絡書ファイルの解析に係る負担を低減することが可能となる。
また、本実施形態によれば、増減点連絡書ファイルの各レセプトデータと、EF統合ファイルとの共通情報(診療年月、入院/外来情報及び患者番号)により、増減点連絡書ファイルの各レセプトデータに対応するEF統合ファイルを抽出する。また、本実施形態によれば、抽出したEF統合ファイルの各々と、増減点連絡書ファイルに示された電子レセプトファイルとの共通情報(医療行為を行った日付、行為の回数)により、電子レセプトファイルのレセプトデータと一致するEF統合ファイルを特定することで、増減点連絡書ファイルにて増減点と判定された電子レセプトファイルのレセプトデータに対応する患者の診療科名及び病棟名の各々と、医療行為を行った医師名とがEF統合ファイルから抽出することができる。これにより、本実施形態によれば、毎月の会議などにおいて、どの診療科におけるいずれの医師の実施した医療行為がどのような問題で増減点があると判定されたかを分析し、医療機関全体で分析結果を共有化して対策を検討することで、医療機関における収益に対する損失を抑制することが可能となる。
次に、図7を用いて、本実施形態におけるレセプト査定情報管理システム10を用いた、増減点連絡書ファイルに記載された摘要項目と、電子レセプトファイルにおけるレセプトデータの摘要項目との対応付けの処理の流れを説明する。図5は、本実施形態におけるレセプト査定情報管理システム10を用いた、増減点連絡書ファイル及び電子レセプトファイルの各々における摘要項目の対応付けの処理の動作例を示すフローチャートである。
ステップS1: データ入力部11は、外部装置から増減点連絡書ファイルと、この増減点連絡書ファイルに対応する電子レセプトファイルの各々を、外部装置から読み込み、記憶部19に書き込んで記憶させる。
ステップS2: レセプト番号特定部12は、増減点連絡書ファイルにおけるレセプトデータの各々から、診療年月、レセプト番号それぞれを抽出する。
また、レセプト番号特定部12は、記憶部19の電子レセプトファイルを参照し、電子レセプトファイルにおけるレセプトデータの各々から、診療年月、レセプト番号をそれぞれ抽出する。
そして、レセプト番号特定部12は、記憶部19に記憶されている電子レセプトファイルを参照し、増減点連絡書ファイルに示されているレセプトデータの各々と同一の診療年月、レセプト番号を有する、電子レセプトファイルにおけるレセプトデータのそれぞれを検出する。
ステップS3: 文字列変換部13は、レセプト番号特定部12が電子レセプトファイルから選択したレセプトデータから、摘要レコードの各々における摘要コード(診療行為コード、医薬品コード、特定器材コード及びコメントコード)のそれぞれを抽出する。
そして、文字列変換部13は、摘要コードの各々を、この摘要コードに対応したテーブルにより、増減点連絡書ファイルの書式に対応した、医療行為を示す名称のレセプト文字列に変換する。
また、文字列変換部13は、電子レセプトファイルにおけるレセプトデータと、増減点連絡書ファイルにおけるレセプトデータとの対応付けを行うため、電子レセプトファイルのレセプトデータの各々のレコードにおいて所定のカラムの情報(共通情報)を、増減点連絡書ファイルの書式に対応した情報に変換する。
ステップS4: 文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「SI(診療行為レコード)」であるか否かの判定を行う。
このとき、文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「SI(診療行為レコード)」である場合、処理をステップS7へ進める。一方、文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「SI(診療行為レコード)」でない場合、処理をステップS5へ進める。
ステップS5: 文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「IY(医薬品レコード)」であるか否かの判定を行う。
このとき、文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「IY(医薬品レコード)」である場合、処理をステップS8へ進める。一方、文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「IY(医薬品レコード)」でない場合、処理をステップS6へ進める。
ステップS6: 文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「TO(特定器材レコード)」であるか否かの判定を行う。
このとき、文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「TO(特定器材レコード)」である場合、処理をステップS9へ進める。一方、文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「TO(特定器材レコード)」でない場合、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「CO(コメントレコード)」であるため、処理をステップS10へ進める。
ステップS7: 文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「SI(診療行為レコード)」であるため、すでに述べた「SI(診療行為レコード)」に対応したルールに基づいて、文字列変換部13が変換したレセプト文字列の連結を行う。
また、算定日付加部15は、増減点連絡書ファイルに算定日の文字列が存在する場合、文字列変換部13が生成した算定日文字列を連結文字列の最後尾に連結する。
ステップS8: 文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「IY(医薬品レコード)」であるため、すでに述べた「IY(診療行為レコード)」に対応したルールに基づいて、文字列変換部13が変換したレセプト文字列の連結を行う。
また、算定日付加部15は、増減点連絡書ファイルに算定日の文字列が存在する場合、文字列変換部13が生成した算定日文字列を連結文字列の最後尾に連結する。
ステップS9: 文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「TO(特定器材レコード)」であるため、すでに述べた「TO(特定器材レコード)」に対応したルールに基づいて、文字列変換部13が変換したレセプト文字列の連結を行う。
また、算定日付加部15は、増減点連絡書ファイルに算定日の文字列が存在する場合、文字列変換部13が生成した算定日文字列を連結文字列の最後尾に連結する。
ステップS10: 文字列連結部14は、レセプトデータにおける連結対象の摘要レコードが「CO(コメントレコード)」であるため、すでに述べた「CO(コメントレコード)」に対応したルールに基づいて、文字列変換部13が変換した文字列の連結を行う。
また、算定日付加部15は、増減点連絡書ファイルに算定日の文字列が存在する場合、文字列変換部13が生成した算定日文字列を連結文字列の最後尾に連結する。
ステップS11: 文字列連結部14は、レセプト番号特定部12が抽出したレセプト番号の全てのレセプトデータにおける摘要レコードの各々の文字列連結が完了したか否かの判定を行う。
このとき、文字列連結部14は、レセプト番号特定部12が抽出したレセプト番号の全てのレセプトデータにおける摘要レコードの各々の文字列連結が完了した場合、処理をステップS12へ進める。一方、文字列連結部14は、レセプト番号特定部12が抽出したレセプト番号の全てのレセプトデータにおける摘要レコードの各々の文字列連結が完了していない場合、処理をステップS3へ進める。
ステップS12: 文字列比較部16は、増減点連絡書ファイルのレセプトデータにおける明細部のデータレコードの「請求項目」に記述された連絡書文字列と、摘要レコードの各々から生成した連結文字列とを比較する。そして、文字列比較部16は、「請求項目」に記述された連絡書文字列と一致する連結文字列を検索する。
そして、文字列比較部16は、増減点連絡書ファイルにより増減点と判定された明細部のデータレコードにおける「請求項目」に一致する、申請された電子レセプトファイルにおける摘要レコードを検出して特定する。
ステップS13: 文字列比較部16は、レセプト査定情報管理システムの表示装置の表示画面に対して、増減点連絡書ファイルの「請求項目」の連絡書文字列と一致する電子レセプトファイルにおける摘要レコードの連結文字列と、増減点連絡書ファイルの明細部のデータレコードの「補正・査定後内容」の連絡書文字列とを対応付けて表示する。
ステップS14: 患者特定部17は、増減点連絡書ファイルの明細部のデータレコード毎に、診療年月のデータ、入院/外来情報及び患者番号の各々を患者特定情報として抽出する。そして、患者特定部17は、EF統合ファイルから抽出した診療年月、入院/外来情報及び患者番号を患者特定情報として抽出する。
これにより、患者特定部17は、増減点連絡書ファイルのレセプトデータの患者特定情報に一致する患者特定情報を有するEF統合ファイルを抽出する。
ステップS15: 医療行為属性情報抽出部18は、患者特定部17が抽出したEF統合ファイルの中から、増減点連絡書ファイルに増減点と判定された電子レセプトファイルにおけるレセプトデータの摘要レコードに対応するEF統合ファイルを抽出する。
ステップS16: 医療行為属性情報抽出部18は、増減点連絡書ファイルにて増減点と判定された電子レセプトファイルにおけるレセプトデータにおける摘要レコードの医療行為を受けた患者の診療科名及び病棟名の各々と、医療行為を行った医師名とを特定する。
また、図1におけるレセプト査定情報管理システム10における利用許諾に関する機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、申請した電子レセプトファイルに対する増減点連絡書ファイルを管理する処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…レセプト査定情報管理システム
11…データ入力部
12…レセプト番号特定部
13…文字列変換部
14…文字列連結部
15…算定日付加部
16…文字列比較部
17…患者特定部
18…医療行為属性情報抽出部
19…記憶部

Claims (6)

  1. 医療機関から審査支払機関に対して申請された電子レセプトファイル、前記審査支払機関から前記医療機関に対して前記電子レセプトファイルの審査結果として通知される増減点連絡書ファイルを管理するレセプト査定情報管理システムであり、
    前記増減点連絡書ファイルからレセプト番号を抽出し、当該レセプト番号と一致するレセプト番号のレセプトデータを、前記電子レセプトファイルから検索するレセプト番号特定部と、
    検索された前記レセプトデータに記載された医療行為の内容を示す摘要レコードに記述されたコードの各々を、前記増減点連絡書ファイルにおける前記医療行為を示す連絡書文字列に対応したレセプト文字列に変換する文字列変換部と、
    前記レセプト文字列と、前記増減点連絡書ファイルにおける前記連絡書文字列とを比較し、前記レセプトデータのなかから、当該連絡書文字列に一致する前記レセプト文字列を有するレセプトデータを抽出する文字列比較部と
    を備えることを特徴とするレセプト査定情報管理システム。
  2. 前記摘要レコードにおける前記レセプト文字列の各々を所定のルールに従って連結し、連結文字列を生成する文字列連結部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のレセプト査定情報管理システム。
  3. 前記増減点連絡書ファイルの前記レセプトデータに対応する増減点データに算定日の文字列が含まれている場合、前記文字列変換部が前記レセプトデータから前記算定日の文字列を生成する算定日付加部をさらに有し、
    前記算定日付加部が、生成した前記算定日の文字列を前記連結文字列に対して連結する
    ことを特徴とする請求項2に記載のレセプト査定情報管理システム。
  4. 少なくとも実施した医療行為と、当該医療行為の診療報酬点数と、前記医療行為を実施した日付情報と、実施した医師情報と、診療科情報と、病棟情報との対応関係を含むEF統合ファイルを参照し、前記レセプト番号及び当該レセプト番号に対応する患者情報に基づき、当該レセプト番号に対応するレセプトデータにおける医療行為を行った医師情報、診療科情報及び病棟番号を含む前記医療行為に対する属性情報である医療行為属性情報を抽出する医療行為属性情報抽出部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレセプト査定情報管理システム。
  5. 医療機関から審査支払機関に対して申請された電子レセプトファイル、前記審査支払機関から前記医療機関に対して前記電子レセプトファイルの審査結果として通知される増減点連絡書ファイルを管理するレセプト査定情報管理方法であり、
    レセプト番号特定部が、前記増減点連絡書ファイルからレセプト番号を抽出し、当該レセプト番号と一致するレセプト番号のレセプトデータを、前記電子レセプトファイルから検索するレセプト番号特定過程と、
    文字列変換部が、検索された前記レセプトデータに記載された医療行為の内容を示す摘要レコードに記述されたコードの各々を、前記増減点連絡書ファイルにおける前記医療行為を示す連絡書文字列に対応したレセプト文字列に変換する文字列変換過程と、
    文字列比較部が、前記レセプト文字列と、前記増減点連絡書ファイルにおける前記連絡書文字列とを比較し、前記レセプトデータのなかから、当該連絡書文字列に一致する前記レセプト文字列を有するレセプトデータを抽出する文字列比較過程と
    を含むことを特徴とするレセプト査定情報管理方法。
  6. 医療機関から審査支払機関に対して申請された電子レセプトファイル、前記審査支払機関から前記医療機関に対して前記電子レセプトファイルの審査結果として通知される増減点連絡書ファイルを管理するレセプト査定情報管理システムの動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
    前記コンピュータを、
    前記増減点連絡書ファイルからレセプト番号を抽出し、当該レセプト番号と一致するレセプト番号のレセプトデータを、前記電子レセプトファイルから検索するレセプト番号特定手段、
    検索された前記レセプトデータに記載された医療行為の内容を示す摘要レコードに記述されたコードの各々を、前記増減点連絡書ファイルにおける前記医療行為を示す連絡書文字列に対応したレセプト文字列に変換する文字列変換手段、
    前記レセプト文字列と、前記増減点連絡書ファイルにおける前記連絡書文字列とを比較し、前記レセプトデータのなかから、当該連絡書文字列に一致する前記レセプト文字列を有するレセプトデータを抽出する文字列比較手段
    として機能させるプログラム。
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