JP7457258B2 - 診断書作成プログラム、診断書作成方法及び診断書作成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、診断書作成プログラム、診断書作成方法及び診断書作成装置に関する。
医療機関では、簡易保険や民間保険会社による医療保険の入院・手術給付金を請求するための入院証明書(診断書)を患者や家族等の依頼により発行している。従来、多くの医療機関では、依頼を受けると、医師が指定されたフォームに一枚一枚手書きで記入することにより診断書を作成していた。
これに対し、近年、電子カルテから、診断書作成に必要な項目を抽出して蓄積し、蓄積したデータを診断書表示画面に表示させることで、診断書フォーマットへの転記作業を軽減する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-85684号公報
しかしながら、電子カルテからデータを抽出したとしても、診断書作成に必要な情報を十分に抽出できない。また、十分な情報を抽出するためには、医療機関内の多種多様なシステムから情報を抽出する必要があり、処理が煩雑となるおそれがある。
1つの側面では、本発明は、医師による診断書作成を支援することが可能な診断書作成プログラム、診断書作成方法及び診断書作成装置を提供することを目的とする。
一つの態様では、診断書作成プログラムは、患者の情報を受け付け、医療機関において作成される診断報酬明細書のデータを記憶する第1記憶部と、前記医療機関において作成される包括医療費支払い制度導入の影響評価に係る調査データを記憶する第2記憶部とを参照して、受け付けた前記患者の情報に対応する第1の診断報酬明細書のデータと第1の調査データとを取得し、生成対象の診断書に含まれる項目ごとに定められたデータの抽出ルールに基づいて、前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとから前記診断書に含まれる項目それぞれに対応する診断情報を抽出し、抽出した前記診断情報を対応する項目の記載欄に記載した診断書を生成し、前記診断書を出力する、処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
医師による診断書作成を支援することができる。
第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を概略的に示す図である。 図1の電子カルテシステム、医事会計システム、診断書作成システムのハードウェア構成を示す図である。 DPCレセプトの一例を示す図である。 DPC制度導入の影響評価に係る調査ファイルに含まれる情報を示す図である。 診断書作成システムの機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る診断書作成システムの処理の流れを示すフローチャートである。 診断書の一例を示す図である。 図8(a)は、図7の範囲Aを拡大して示す図であり、図8(b)は、図8(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図9(a)は、図7の範囲Bを拡大して示す図であり、図9(b)は、図9(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図10(a)は、図7の範囲Cを拡大して示す図であり、図10(b)は、図10(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図11(a)は、図7の範囲Dを拡大して示す図であり、図11(b)は、図11(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図12(a)は、図7の範囲Eを拡大して示す図であり、図12(b)は、図12(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図13(a)は、図7の範囲Fを拡大して示す図であり、図13(b)は、図13(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図14(a)は、図7の範囲Gを拡大して示す図であり、図14(b)は、図14(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 第1の実施形態で抽出可能なデータや網羅率を説明するための表である。 第1の実施形態の概要を説明するための図である。 変形例について説明するための図である。 出来高レセプトの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る診断書作成システムの処理の流れを示すフローチャートである。 図20(a)は、図7の範囲Aを拡大して示す図であり、図20(b)は、図20(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図21(a)は、図7の範囲Bを拡大して示す図であり、図21(b)は、図21(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図22(a)は、図7の範囲Cを拡大して示す図であり、図22(b)は、図22(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図23(a)は、図7の範囲Dを拡大して示す図であり、図23(b)は、図23(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図24(a)は、図7の範囲Eを拡大して示す図であり、図24(b)は、図24(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図25(a)は、図7の範囲Fを拡大して示す図であり、図25(b)は、図25(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 図26(a)は、図7の範囲Gを拡大して示す図であり、図26(b)は、図26(a)の各項目のデータを抽出するルールを示す表である。 第2の実施形態で抽出可能なデータや網羅率を説明するための表である。
《第1の実施形態》
以下、第1の実施形態に係る情報処理システムについて、図1~図16に基づいて詳細に説明する。
図1には、第1の実施形態に係る情報処理システム100の構成が概略的に示されている。本第1の実施形態の情報処理システム100は、医療機関(以下、「病院」と表記する)と、生命保険会社と、生命保険の契約者との間におけるやり取りを支援したり、医師による診断書作成を支援するシステムである。
情報処理システム100は、病院内システム10と、保険契約者用端末60と、生命保険会社用端末70と、を備える。病院内システム10と、保険契約者用端末60と、生命保険会社用端末70と、はインターネットなどのネットワーク80に接続されている。
病院内システム10は、各病院内に設置されるシステムであり、電子カルテシステム12、医事会計システム14、診断書作成装置としての診断書作成システム16等の各種システムを含んでいる。本第1の実施形態において、病院内システム10が設置される病院は、包括医療費支払い制度(DPC:Diagnosis Procedure Combination)と呼ばれる制度を導入している病院であるものとする。この制度下では、入院医療費の計算方式として、従来のような医療行為ごとに計算する方式(出来高方式)ではなく、疾患や診療内容(診断群分類区分)によって決められた1日あたりの定額料金を基に医療費を計算する方式(包括払い方式)が採用されている。DPC制度は、厚生労働省によって、医療の質の標準化を図ることを目的として導入された制度である。
電子カルテシステム12は、医師が使用するシステムであり、様々な患者に関する治療計画情報、治療結果情報、患者情報等を記憶するシステムである。電子カルテシステム12においては、治療計画情報、治療結果情報、患者情報等が互いに関連付けて記憶及び管理されている。患者情報は、患者基本情報、病名及び禁忌情報を含む。患者基本情報は、生年月日、障がい情報、年齢、性別、身長及び体重を含む。病名は、治療対象である病気又は怪我の名称である。禁忌情報は、当該患者がアレルギ体質である等の禁忌に関する情報である。図2には、電子カルテシステム12のハードウェア構成が示されている。図2に示すように、電子カルテシステム12は、CPU(Central Processing Unit)190、ROM(Read Only Memory)192、RAM(Random Access Memory)194、記憶部(HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive))196、ネットワークインタフェース197、表示部193、入力部195、及び可搬型記憶媒体191に記憶されたデータ等を読み取り可能な可搬型記憶媒体用ドライブ199等を備えている。表示部193は、液晶ディスプレイ等を含み、入力部195は、キーボードやマウス、タッチパネル等を含む。これら電子カルテシステム12の構成各部は、バス198に接続されている。
医事会計システム14は、会計士や事務員、医療クラークなどが使用するシステムであり、様々な患者に関する医事会計情報及び患者情報を記憶するコンピュータシステムである。医事会計システム14は、電子カルテシステム12と同様、図2に示すようなハードウェア構成を有する。
医事会計システム14では、事務員などの操作により、診断報酬明細書(電子レセプト)が作成される。DPC制度の対象病院においては、DPC制度に対応したレセプト(DPCレセプトと呼ぶ)が作成される。DPCレセプトは、一例として、図3に示すような書面であり、当該書面に記載されているデータ(DPCレセプトデータ)は、医事会計システム14が有する第1記憶部としてのレセプトデータ記憶部30(図5参照)において管理されている。DPCレセプトデータには、患者の氏名や生年月日、分類番号(DPCコード)、診断群分類区分(DPCコードの意味)、主傷病名、入院の契機となった傷病名などが含まれる。
また、医事会計システム14では、医療クラークなどの操作により、「DPC制度導入の影響評価に係る調査ファイル」が作成される。この調査ファイルは、DPC制度の対象病院が厚労省に対して提出する必要のある、入院診療及び外来診療に係るデータである。調査ファイルには、図4に示すような情報(様式1、Eファイル、Fファイル)が含まれている。
様式1は、簡易版の退院サマリであり、データ識別番号(患者ID)と対応付けて、患者の性別や生年月日、入退院年月日、病名・手術情報、各種の(入退院時)スコア等、さまざまな診療録情報が含まれる。この様式1からは、患者がどのような状態で入院してきて、主にどのような手術を受け、何日間入院して、どのような状態で退院していったか、の概略を把握することができる。
Eファイル及びFファイルは、診療報酬点数がいくらの診療行為をどれだけ実施したかの情報を含む。EファイルとFファイルでは、情報の種類や粒度が異なっている。これらEファイルやFファイルについてもデータ識別番号(患者ID)と対応付けられている。
医事会計システム14では、調査ファイルのデータを、第2記憶部としての調査ファイルデータ記憶部32(図5参照)において記憶、管理している。
図1に戻り、診断書作成システム16は、医師による診断書の作成を支援するシステムである。診断書作成システム16は、電子カルテシステム12と同様、図2に示すようなハードウェア構成を有する。診断書作成システム16においては、CPU190がプログラム(診断書作成プログラム)を実行することにより、図5に示す各部(処理部)として機能する。なお、図5の各部の機能は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。なお、図5の各部の詳細については後述する。
保険契約者用端末60は、保険契約者やその家族が保有するスマートフォンなどの端末である。病院で医療行為を受けた保険契約者(患者)やその家族は、保険契約者用端末60を介して、生命保険会社に対し保険金を請求することができる。
生命保険会社用端末70は、生命保険会社に設置されたPC(Personal Computer)等の端末であり、保険契約者から保険金の請求があったときに、病院内システム10の診断書作成システム16に対して、診断書の作成要求を送信する。
(診断書作成システム16の各機能について)
診断書作成システム16は、図5に示すように、患者情報取得部20、レセプトデータ取得部22、調査ファイルデータ取得部24、診断書作成部26、診断書出力部28、として機能する。
患者情報取得部20は、生命保険会社用端末70から送信されてくる診断書の作成要求を受信すると、作成要求とともに送信されてくる患者情報(例えば患者の氏名や患者ID)を取得する。
レセプトデータ取得部22は、患者情報取得部20が取得した患者情報を用いて、当該患者情報に対応するDPCレセプトデータを、医事会計システム14が有するレセプトデータ記憶部30から取得する。なお、レセプトデータ記憶部30においては、各DPCレセプトデータが患者情報(患者の氏名や患者ID)に紐づけられた状態で記憶されている。したがって、レセプトデータ取得部22は、患者情報を用いることで、患者情報に対応するDPCレセプトデータを取得することができる。
調査ファイルデータ取得部24は、患者情報取得部20が取得した患者情報を用いて、当該患者情報に対応する調査ファイルデータを、医事会計システム14が有する調査ファイルデータ記憶部32から取得する。なお、調査ファイルデータ記憶部32においては、各調査ファイルデータが患者情報(例えば患者ID)に紐づけられた状態で記憶されている。したがって、調査ファイルデータ取得部24は、患者情報を用いることで、患者情報に対応する調査ファイルデータを取得することができる。
診断書作成部26は、診断書(図7参照)に含まれる項目に対応するデータを、レセプトデータ取得部22が取得したDPCレセプトデータと、調査ファイルデータ取得部24が取得した調査ファイルデータから抽出し、診断書に記載する(診断書を作成する)処理を実行する。
診断書出力部28は、診断書作成部26がデータを記載した診断書を表示部193上に表示(出力)する。医師は、表示部193上に表示された診断書を確認したり、不足しているデータを入力部195を介して追記したりすることができる。また、診断書出力部28は、医師によって確認され、承認された診断書を生命保険会社用端末70に送信する。
(診断書作成システム16の処理)
次に、診断書作成システム16の処理の流れについて、図6のフローチャートに沿って説明する。
図6の処理が開始されると、まずステップS10において、患者情報取得部20が、診断書作成要求を受信するまで待機する。生命保険会社用端末70から患者情報(保険契約者の情報)とともに診断書作成要求が送信されてくると、ステップS12に移行する。なお、生命保険会社用端末70では、保険契約者が受診した病院や、保険契約者(患者)を特定して、診断書作成要求を行う。
ステップS12に移行すると、患者情報取得部20は、診断書作成要求とともに送信されてくる患者情報(患者氏名や患者ID)を取得する。患者情報取得部20は、取得した患者情報をレセプトデータ取得部22及び調査ファイルデータ取得部24に送信する。
次いで、ステップS14では、レセプトデータ取得部22が、患者情報に基づいて、レセプトデータ記憶部30から患者のDPCレセプトデータを取得する。また、ステップS16では、調査ファイルデータ取得部24が、患者情報に基づいて、調査ファイルデータ記憶部32から調査ファイルデータを取得する。なお、ステップS14、S16の実行順は逆でも良く、同時並行的に実行されてもよい。
次いで、ステップS18では、診断書作成部26が、取得したDPCレセプトデータと調査ファイルデータとから、診断書作成に必要なデータを抽出し、診断書(図7参照)に記載する。なお、ステップS18の詳細な処理内容については後述する。
次いで、ステップS20では、診断書出力部28が、データ(診断情報)が記載された診断書を表示部193上に表示(出力)する。
次いで、ステップS22では、診断書出力部28が、医師による診断書の承認処理が行われるまで待機する。医師が承認処理を行うと、ステップS24に移行し、診断書出力部28は、診断書のデータを生命保険会社用端末70に対して送信する。以上により、図6の処理が終了する。なお、図6の処理は繰り返し実行される。
(ステップS18における具体的な処理について)
図7には、診断書の一例が示されている。図7の診断書は、一例としてXX保険会社が利用している診断書である。診断書作成部26は、XX保険会社から診断書作成要求があった場合には、図7の診断書に記載する必要のあるデータをステップS14、S16で取得したDPCレセプトデータと調査ファイルデータとから抽出し、診断書に記載する。
図8(a)、図9(a)、図10(a)、図11(a)、図12(a)、図13(a)、図14(a)は、図7の診断書の範囲A~Gそれぞれを拡大した図である。また、図8(b)、図9(b)、図10(b)、図11(b)、図12(b)、図13(b)、図14(b)は、範囲A~Gそれぞれに含まれる項目のデータを抽出するルールを示す表である。これらの表には、診断書の「項目」それぞれに対し、「有無」、「対象」、「レセプト/調査ファイル状況」の情報が格納されている。「有無」の欄が「〇」の項目については、完全一致でDPCレセプトデータ又は調査ファイルデータから抽出可能であることを意味している。また、「有無」の欄が「△」の項目については、条件付きで抽出可能であることを意味し、「×」の項目については、抽出不可であることを意味している。また「対象」の欄に「レ」が入力されている項目のデータについては、DPCレセプトデータから抽出することができ、「調」が入力されている項目のデータについては、調査ファイルデータから抽出することができることを意味している。「DPCレセプト/調査ファイル内容」は、どこからデータを抽出してくるか、抽出したデータをどのように変換するかなどの情報が格納されている。
診断書作成部26は、例えば、項目「氏名」のデータを抽出する場合、図8(b)に示すように、DPCレセプトデータを参照して、レセプト共通レコード(DPCレセプトデータの先頭に存在する共通レコード)の「氏名欄」のデータを抽出する。また、診断書作成部26は、例えば、項目「カルテ番号」、「性別」、「生年月日」のデータを抽出する場合、DPCレセプトデータを参照して、レセプト共通レコードの「カルテ番号等欄」、「男女区分欄」、「生年月日欄」のデータを抽出する。
また、診断書作成部26は、例えば、項目「ウ. ア.イ.以外の入院加療の必要があった傷病(合併症含む)」のデータを抽出する場合、DPCレセプトの傷病レコードより傷病名区分のレコードを取得することになる。この場合、診断書作成部26は、所定の分類表(傷病名マスタ)に従って、取得した傷病名区分を傷病名に変換し、診断書に記載するものとする。すなわち、診断書作成部26は、DPCレセプトや調査ファイルデータから取得したデータを診断書の形式に合わせて変換することがあるものとする。
図8(b)のその他の項目のデータについても、抽出可能な項目(「有無」の欄が「〇」又は「△」の項目)であれば、「DPCレセプト/調査ファイル内容」の欄に記載されている方法でデータを抽出する。
診断書作成部26は、図9(a)に示す範囲Bに含まれる項目のデータについても、図9(b)に示すような方法でDPCレセプトデータからデータを抽出する。同様に、診断書作成部26は、図10(a)、図11(a)、図12(a)、図13(a)、図14(a)の各項目のデータについても、図10(b)、図11(b)、図12(b)、図13(b)、図14(b)に示す方法でDPCレセプトデータや調査ファイルデータから抽出する。なお、DPCレセプトデータや調査ファイルデータにおいて、医科診療報酬点数表における手術料に関わるコード(Kコード)や外科系学会社会保険委員会連合(外保連)が作成する外保連試案の手術の基幹コード(STEM7コード)が用いられている場合がある。このような場合には、診断書作成部26は、所定の対応表(マスタ)を用いて、診断書の形式に合わせて、手術の種類や、手術の内容等に変換する(読み替える)ものとする。
なお、XX保険会社以外の保険会社(例えばYY保険会社)から診断書作成要求があった場合には、診断書作成部26は、YY保険会社が利用している診断書に対応するルールを用いて、データ抽出を行う。また、他の診断書(例えば死亡診断書や出産証明書)などについても、診断書作成部26は、各診断書に対応するルールに則って、DPCレセプトデータや調査ファイルデータからデータ抽出を行うものとする。
図15は、上記のようにしてデータ抽出を行った場合において、診断書に含まれる項目のうちどの程度のデータを抽出できるかを示した表である。図15においては、特約対象以外の手術給付金を請求する際に必要な診断書を作成する場合や、三大疾病入院・手術給付金を請求する際に必要な診断書を作成する場合について、データ抽出の「対象外」である項目と、抽出対象であり、完全一致で抽出できる項目(〇)、条件付きで抽出可能である項目(△)、抽出できない項目(×)を示している。なお、診断書作成部26は、ステップS18の処理において最初に傷病名を抽出し、その後においては、図15の表を参照して、傷病名に対応する「対象外」と「×」以外の項目について、データ抽出を行うようにしてもよい。これにより、診断書作成部26の処理量を低減することができる。
本実施形態においては、図15に示すように、例えば、心血管の患者の場合には、データ抽出対象である全項目=26項目に対し、20項目を抽出できる。この場合、網羅率(〇△合計/全項目数(対象外は除く))は77%となる。また、脳血管疾患の患者の場合、網羅率は77%、がんの患者の網羅率は74%、特約対象以外の患者の網羅率は80%となる。これに対し、診断書の抽出対象のデータを電子カルテシステム12から抽出するような場合も考えられるが、この場合には、8項目程度しか抽出できず、網羅率は30%程度かそれ未満であった。すなわち、本実施形態のようにDPCレセプトデータや調査ファイルデータから診断書に記載するデータを抽出することで、多くのデータを抽出することが可能である。
(ステップS20における具体的な処理について)
診断書出力部28は、診断書を表示する際に、診断書作成部26がデータを記載した後の診断書を表示部193上に表示する。これにより、医師は、データ(診断情報)が記載されていない項目のうち、記載が必要な項目にのみ記入をすれば診断書を完成させることができるようになる。したがって、医師の作業負担を軽減することができる。
このとき、診断書出力部28は、診断書を表示する際に、対象項目(図15の「対象外」以外の項目(第1の項目))のうち、データ(診断情報)が記載できなかった項目を他の項目とは異なる態様で表示(例えばハイライト表示などの強調表示)してもよい。これにより、医師は自己が記載すべき項目がどの項目であるかを容易に判別することが可能となる。なお、第1の項目は、患者の傷病の種類ごとに定められた、データを抽出する必要のある項目であるといえる。
なお、診断書出力部28は、対象外の項目についても、他とは異なる態様で表示するようにしてもよい。これにより、医師は記載しなくてもよい項目を容易に判別することができるようになる。
以上詳細に説明したように、第1の実施形態によると、保険契約者用端末60から生命保険会社用端末70に対して保険金請求があると(図16の(1)参照)、生命保険会社用端末70は診断書作成システム16に診断書作成要求を送信する(図16の(2)参照)。診断書作成システム16は、この診断書作成要求と、当該要求とともに送信されてくる患者情報を取得する。また、診断書作成システム16は、取得した患者情報を用いてレセプトデータ記憶部30からDPCレセプトデータを取得するとともに、調査ファイルデータ記憶部32から調査ファイルデータを取得する(図16の(3)参照)。そして、診断書作成システム16では、取得したDPCレセプトデータと調査ファイルデータから診断書に記載するデータを抽出して、診断情報を含む診断書に記載し(図16の(4)参照)、診断書を表示部193上に表示(出力)する(図16の(5)参照)。更に、医師による承認があると(図16の(6)参照)、診断書作成システム16は、承認された診断書を生命保険会社用端末70に送信する(図16の(7)参照)。このように、本実施形態では、DPCレセプトデータと調査ファイルデータから診断書に記載するデータを抽出することで、診断書に記載する必要のあるデータの多く(例えば8割程度)を抽出し、自動的に記載することができる。これにより、医師による診断書への入力負担を軽減することができる。また、診断書は、自動的に生命保険会社用端末70に送信されるので、医師が診断書を郵送する手間を省くことができる。
ここで、DPCレセプトデータや調査ファイルデータは、医療クラークなどが作成しており、病院内の各種システム(電子カルテシステム12や医事会計システム14のほか、オーダリングシステムや投薬管理システムなど)から抽出したデータが含まれている。すなわち、DPCレセプトデータ及び調査ファイルデータを用いることで、診断書作成システム16が診断書に必要なデータを得るために各システムに都度アクセスしてデータを抽出する場合と比べ、処理を簡素化することができる。また、診断書へのデータ記載漏れが減るため、保険会社と医師との間のやり取りが少なくなり、やり取りの負担が軽減するとともに、保険会社から保険契約者への保険金の支払いを早期に行うことが可能となる。このように早期に保険金が支払われることにより、患者は、治療費等の支払いを自費負担せずに保険でカバーすることが可能となる。
また、本第1の実施形態では、診断書に記載すべきデータが自動的に抽出されるため、診断書が医師によって手書きで作成される場合よりも正確に記載される可能性が高い。したがって、保険会社が診断書の確認を行う際の作業負担を軽減することができる。また、保険会社は、医師が確認等した診断書のデータをネットワーク80を介して受け取るため、診断書の電子化作業がなくなり、作業負担及び費用負担を軽減することができる。更に、本第1の実施形態では、保険契約者は、診断書の作成を医師に直接依頼しなくても良くなるため、診断書作成を依頼するために病院に行ったり電話をしたりする必要がなくなる。
また、本第1の実施形態では、診断書作成部26は、DPCレセプトデータや調査ファイルデータからコード(Kコードや、STEM7コードなど)が抽出された場合に、対応表に基づいて変換(読み替え)を行って、診断書に記載する。これにより、診断書のフォーマット(形式)にしたがった記載を行うことができる。
なお、上記第1の実施形態では、調査ファイルデータ記憶部32を医事会計システム14が有する場合について説明したが、これに限らず、調査ファイルデータ記憶部32を病院内システム10に含まれるその他のシステムが有していてもよい。
なお、上記第1の実施形態では、病院内システム10内に診断書作成システム16を設ける場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図17に示すように、病院内システム10とは別に、ネットワーク80上に診断書作成システム16を設けることとしてもよい。この場合、保険契約者用端末60から生命保険会社用端末70に対して保険金請求があると(図17の(1)参照)、生命保険会社用端末70から診断書作成システム16に対して診断書作成要求が送信される(図17の(2)参照)。診断書作成システム16は、この診断書作成要求と、当該要求とともに送信されてくる患者情報を取得する。また、診断書作成システム16は、取得した患者情報を用いて、ネットワーク80を介して、レセプトデータ記憶部30からDPCレセプトデータを取得するとともに、調査ファイルデータ記憶部32から調査ファイルデータを取得する(図17の(3)参照)。また、診断書作成システム16は、取得したDPCレセプトデータと調査ファイルデータから診断書に記載するデータを抽出して、診断書に記載する(図17の(4)参照)。そして、診断書作成システム16は、診断書を例えば電子カルテシステム12に送信(出力)する(図17の(5)参照)。電子カルテシステム12においては、受信した診断書を表示部193上に表示する。これにより、医師は、診断書の内容を確認したり、不足している項目のデータを補うことで、診断書の作成を完了することができる。更に、電子カルテシステム12上で、医師による承認があると(図17の(6)参照)、診断書作成システム16は、承認された診断書を生命保険会社用端末70に送信する(図17の(7)参照)。これにより、医師は、診断書を郵送する必要がなくなる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では、診断書作成システム16は、DPCレセプトデータと調査ファイルデータから診断書に記載するデータを抽出し、診断書を作成する場合について説明した。しかしながら、DPC制度導入の影響評価に係る調査ファイルを作成する医療機関(DPC対象病院やDPC準備病院)であっても、医療点数表に基づく診断報酬明細書(以下、出来高レセプトと呼ぶ)を作成する場合がある。本第2の実施形態では、診断書作成システム16は、出来高レセプトデータと調査ファイルデータから診断書に記載するデータを抽出し、診断書を作成する。なお、本第2の実施形態の装置構成や、診断書作成システム16の機能ブロック図(図5)等は第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略するものとする。
出来高レセプトは、一例として、図18に示すような書面であり、当該書面に記載されているデータ(出来高レセプトデータ)は、医事会計システム14が有する第1記憶部としてのレセプトデータ記憶部30(図5参照)において管理されている。出来高レセプトデータには、患者の氏名や生年月日、疾病名(傷病名)、診療開始日、転帰、診療実日数のほか、患者に対して行った投薬や注射、処置、手術などの情報が含まれる。
(診断書作成システム16の処理)
図19は、第2の実施形態に係る診断書作成システム16の処理の概要を示すフローチャートである。
図19に示すように、本第2の実施形態では、第1の実施形態のステップS14、S18に代えて、ステップS14’、S18’の処理が実行される。具体的には、ステップS14’では、レセプトデータ取得部22が、患者情報に基づいて、レセプトデータ記憶部30から患者の出来高レセプトデータを取得する。また、ステップS18’では、診断書作成部26が、取得した出来高レセプトデータと調査ファイルデータとから、診断書作成に必要なデータを抽出し、診断書(図7参照)に記載する。
(ステップS18’における具体的な処理について)
診断書作成部26は、XX保険会社から診断書作成要求があった場合には、図7の診断書に記載する必要のあるデータをステップS14’、S16で取得した出来高レセプトデータと調査ファイルデータとから抽出し、診断書に記載する。
図20(a)、図21(a)、図22(a)、図23(a)、図24(a)、図25(a)、図26(a)は、図7の診断書の範囲A~Gそれぞれを拡大した図である。また、図20(b)、図21(b)、図22(b)、図23(b)、図24(b)、図25(b)、図26(b)は、範囲A~Gそれぞれに含まれる項目のデータを抽出するルールを示す表である。これらの表には、診断書の「項目」それぞれに対し、「有無」、「対象」、「レセプト/調査ファイル状況」の情報が格納されている。「有無」の欄が「〇」の項目については、完全一致で出来高レセプトデータ又は調査ファイルデータから抽出可能であることを意味している。また、「有無」の欄が「△」の項目については、条件付きで抽出可能であることを意味し、「×」の項目については、抽出不可であることを意味している。また「対象」の欄に「レ」が入力されている項目のデータについては、出来高レセプトデータから抽出することができ、「調」が入力されている項目のデータについては、調査ファイルデータから抽出することができることを意味している。「レセプト/DPC調査ファイル内容」は、どこからデータを抽出してくるか、抽出したデータをどのように変換するかなどの情報が格納されている。
図20(a)の範囲Aにおいては、図20(b)のNo.9の項目の内容が図8(b)のNo.9の項目の内容と異なっている。
図21(a)の範囲Bにおいては、図21(b)のNo.1、No.2の項目の内容が図9(b)のNo.1、No.2の項目の内容と異なっている。
図22(a)の範囲Cにおいては、図22(b)のNo.1、No.4の項目の内容が図10(b)のNo.1、No.4の項目の内容と異なっている。
図23(a)の範囲Dにおいては、図23(b)のNo.6の項目の内容が図11(b)のNo.6の項目の内容と異なっている。
図24(a)の範囲Eにおいては、図24(b)のNo.3の項目の内容が図12(b)のNo.3の項目の内容と異なっている。
図25(a)の範囲Fにおいては、図25(b)のNo.1、No.3の項目の内容が図13(b)のNo.1、No.3の項目の内容と異なっている。
図26(a)の範囲Gにおいては、図26(b)のNo.5の項目の内容が図14(b)のNo.5の項目の内容と異なっている。
図27は、上記のようにしてデータ抽出を行った場合において、診断書に含まれる項目のうちどの程度のデータを抽出できるかを示した表である。図27においては、特約対象以外の手術給付金を請求する際に必要な診断書を作成する場合や、三大疾病入院・手術給付金を請求する際に必要な診断書を作成する場合について、データ抽出の「対象外」である項目と、抽出対象であり、完全一致で抽出できる項目(〇)、条件付きで抽出可能である項目(△)、抽出できない項目(×)を示している。
本実施形態においては、図27に示すように、例えば、心血管の患者の場合には、データ抽出対象である全項目=26項目に対し、20項目を抽出できる。この場合、網羅率(〇△合計/全項目数(対象外は除く))は77%となる。また、脳血管疾患の患者の場合、網羅率は77%、がんの患者の網羅率は77%、特約対象以外の患者の網羅率は80%となる。すなわち、本実施形態のように出来高レセプトデータや調査ファイルデータから診断書に記載するデータを抽出することで、第1の実施形態と同様、多くのデータを抽出することが可能である。
以上説明したように、本第2の実施形態によると、診断書作成システム16は、患者情報を用いてレセプトデータ記憶部30から出来高レセプトデータを取得する(S14’)とともに、調査ファイルデータ記憶部32から調査ファイルデータを取得する(S16)。そして、診断書作成システム16は、取得した出来高レセプトデータと調査ファイルデータから診断書に記載するデータを抽出して、診断情報を含む診断書に記載し(S18’)、診断書を表示部193上に表示(出力)する(S20)。更に、医師による承認があると(S22)、診断書作成システム16は、承認された診断書を生命保険会社用端末70に送信する(S24)。このように、本実施形態では、出来高レセプトデータと調査ファイルデータから診断書に記載するデータを抽出することで、診断書に記載する必要のあるデータの多く(例えば8割程度)を抽出し、自動的に記載することができる。これにより、医師による診断書への入力負担を軽減することができる。また、診断書は、自動的に生命保険会社用端末70に送信されるので、医師が診断書を郵送する手間を省くことができる。
なお、上記第1の実施形態では、DPCレセプトデータを用い、上記第2の実施形態では、出来高レセプトデータを用いる場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、医療機関で作成される診断報酬明細書のデータとしてDPCレセプトデータや出来高レセプトデータ以外のものが存在する(新たに導入される)場合には、そのような診断報酬明細書のデータを用いることとしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記憶媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記憶媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記憶媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 患者の情報を受け付け、
医療機関において作成される診断報酬明細書のデータを記憶する第1記憶部と、前記医療機関において作成される包括医療費支払い制度導入の影響評価に係る調査データを記憶する第2記憶部とを参照して、受け付けた前記患者の情報に対応する第1の診断報酬明細書のデータと第1の調査データとを取得し、
前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとに基づいて、診断情報を含む診断書を生成し、
前記診断書を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする診断書作成プログラム。
(付記2) 前記診断報酬明細書のデータは、包括医療費支払い制度に従って作成された診断報酬明細書のデータ又は医療点数表に基づく診断報酬明細書のデータであることを特徴とする付記1に記載の診断書作成プログラム。
(付記3) 前記出力する処理は、前記診断書に含まれる診断情報の項目のうち、診断情報が含まれていない項目を、他の項目とは異なる表示態様で前記診断書を出力することを含む、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の診断書作成プログラム。
(付記4) 患者の傷病の種類ごとに、診断情報の項目が関連付けられており、
前記出力する処理は、前記患者の情報に対応する第1の傷病の種類に関連付けられた第1の項目のうち、前記診断書に診断情報が含まれていない項目を、他の項目とは異なる表示態様で前記診断書を出力する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の診断書作成プログラム。
(付記5) 前記生成する処理は、前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとのうち少なくとも一方から抽出したデータを前記診断書の形式に合わせて変換することによって前記診断書を生成する処理を含む、
ことを特徴とする付記1~4のいずれかに記載の診断書作成プログラム。
(付記6) 患者の情報を受け付け、
医療機関において作成される診断報酬明細書のデータを記憶する第1記憶部と、前記医療機関において作成される包括医療費支払い制度導入の影響評価に係る調査データを記憶する第2記憶部とを参照して、受け付けた前記患者の情報に対応する第1の診断報酬明細書のデータと第1の調査データとを取得し、
前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとに基づいて、診断情報を含む診断書を生成し、
前記診断書を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする診断書作成方法。
(付記7) 患者の情報を受け付け、
医療機関において作成される診断報酬明細書のデータを記憶する第1記憶部と、前記医療機関において作成される包括医療費支払い制度導入の影響評価に係る調査データを記憶する第2記憶部とを参照して、受け付けた前記患者の情報に対応する第1の診断報酬明細書のデータと第1の調査データとを取得し、
前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとに基づいて、診断情報を含む診断書を生成し、
前記診断書を出力する、処理を実行する処理部、を備える診断書作成装置。
(付記8) 前記診断報酬明細書のデータは、包括医療費支払い制度に従って作成された診断報酬明細書のデータ又は医療点数表に基づく診断報酬明細書のデータであることを特徴とする付記7に記載の診断書作成装置。
(付記9) 前記処理部は、前記診断書に含まれる診断情報の項目のうち、診断情報が含まれていない項目を、他の項目とは異なる表示態様で前記診断書を出力する、ことを特徴とする付記7又は8に記載の診断書作成装置。
(付記10) 患者の傷病の種類ごとに、診断情報の項目が関連付けられており、
前記処理部は、前記患者の情報に対応する第1の傷病の種類に関連付けられた第1の項目のうち、前記診断書に診断情報が含まれていない項目を、他の項目とは異なる表示態様で前記診断書を出力する、ことを特徴とする付記7又は8に記載の診断書作成装置。
(付記11) 前記処理部は、前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとのうち少なくとも一方から抽出したデータを前記診断書の形式に合わせて変換することによって前記診断書を生成する、ことを特徴とする付記7~10のいずれかに記載の診断書作成装置。
(付記12) 前記患者の情報は、前記患者が加入する保険を取り扱う保険会社の端末から入力される、ことを特徴とする付記7~11のいずれかに記載の診断書作成装置。
(付記13) 前記処理部は、出力した前記診断書に対する承認情報が入力されると、前記保険会社の端末に、承認後の前記診断書のデータを送信する、ことを特徴とする付記12に記載の診断書作成装置。
16 診断書作成システム(診断書作成装置)
20 患者情報取得部(処理部の一部)
22 レセプトデータ取得部(処理部の一部)
24 調査ファイルデータ取得部(処理部の一部)
26 診断書作成部(処理部の一部)
28 診断書出力部(処理部の一部)
30 レセプトデータ記憶部(第1記憶部)
32 調査ファイルデータ記憶部(第2記憶部)
70 生命保険会社用端末(保険会社の端末)

Claims (9)

  1. 患者の情報を受け付け、
    医療機関において作成される診断報酬明細書のデータを記憶する第1記憶部と、前記医療機関において作成される包括医療費支払い制度導入の影響評価に係る調査データを記憶する第2記憶部とを参照して、受け付けた前記患者の情報に対応する第1の診断報酬明細書のデータと第1の調査データとを取得し、
    生成対象の診断書に含まれる項目ごとに定められたデータの抽出ルールに基づいて、前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとから前記診断書に含まれる項目それぞれに対応する診断情報を抽出し、抽出した前記診断情報を対応する項目の記載欄に記載した診断書を生成し、
    前記診断書を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする診断書作成プログラム。
  2. 患者の情報を受け付け、
    医療機関において作成される診断報酬明細書のデータを記憶する第1記憶部と、前記医療機関において作成される包括医療費支払い制度導入の影響評価に係る調査データを記憶する第2記憶部とを参照して、受け付けた前記患者の情報に対応する第1の診断報酬明細書のデータと第1の調査データとを取得し、
    生成対象の診断書に含まれる項目ごとに定められたデータの抽出ルールに基づいて、前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとから前記診断書に含まれる項目それぞれに対応する診断情報を抽出し、抽出した前記診断情報を対応する項目の記載欄に記載した診断書を生成し、
    前記診断書を出力する、
    処理をコンピュータに実行させ、
    前記診断報酬明細書のデータは、包括医療費支払い制度に従って作成された診断報酬明細書のデータ又は医療点数表に基づく診断報酬明細書のデータである
    ことを特徴とす診断書作成プログラム。
  3. 前記出力する処理は、前記診断書に含まれる前記項目のうち、記載欄に診断情報が記載されていない項目を、他の項目とは異なる表示態様で前記診断書を出力することを含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の診断書作成プログラム。
  4. 患者の傷病の種類ごとに、診断情報の項目が関連付けられており、
    前記出力する処理は、前記患者の情報に対応する第1の傷病の種類に関連付けられた第1の項目のうち、記載欄に診断情報が記載されていない項目を、他の項目とは異なる表示態様で前記診断書を出力する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の診断書作成プログラム。
  5. 前記抽出ルールは、前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとのうち少なくとも一方に含まれるデータを前記診断書の形式に合わせて変換して前記診断情報として抽出するルールも含む、
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の診断書作成プログラム。
  6. 患者の情報を受け付け、
    医療機関において作成される診断報酬明細書のデータを記憶する第1記憶部と、前記医療機関において作成される包括医療費支払い制度導入の影響評価に係る調査データを記憶する第2記憶部とを参照して、受け付けた前記患者の情報に対応する第1の診断報酬明細書のデータと第1の調査データとを取得し、
    生成対象の診断書に含まれる項目ごとに定められたデータの抽出ルールに基づいて、前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとから前記診断書に含まれる項目それぞれに対応する診断情報を抽出し、抽出した前記診断情報を対応する項目の記載欄に記載した診断書を生成し、
    前記診断書を出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする診断書作成方法。
  7. 患者の情報を受け付け、
    医療機関において作成される診断報酬明細書のデータを記憶する第1記憶部と、前記医療機関において作成される包括医療費支払い制度導入の影響評価に係る調査データを記憶する第2記憶部とを参照して、受け付けた前記患者の情報に対応する第1の診断報酬明細書のデータと第1の調査データとを取得し、
    生成対象の診断書に含まれる項目ごとに定められたデータの抽出ルールに基づいて、前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとから前記診断書に含まれる項目それぞれに対応する診断情報を抽出し、抽出した前記診断情報を対応する項目の記載欄に記載した診断書を生成し、
    前記診断書を出力する、
    処理をコンピュータが実行し、
    前記診断報酬明細書のデータは、包括医療費支払い制度に従って作成された診断報酬明細書のデータ又は医療点数表に基づく診断報酬明細書のデータである、
    ことを特徴とする診断書作成方法。
  8. 患者の情報を受け付け、
    医療機関において作成される診断報酬明細書のデータを記憶する第1記憶部と、前記医療機関において作成される包括医療費支払い制度導入の影響評価に係る調査データを記憶する第2記憶部とを参照して、受け付けた前記患者の情報に対応する第1の診断報酬明細書のデータと第1の調査データとを取得し、
    生成対象の診断書に含まれる項目ごとに定められたデータの抽出ルールに基づいて、前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとから前記診断書に含まれる項目それぞれに対応する診断情報を抽出し、抽出した前記診断情報を対応する項目の記載欄に記載した診断書を生成し、
    前記診断書を出力する、処理を実行する処理部、を備える診断書作成装置。
  9. 患者の情報を受け付け、
    医療機関において作成される診断報酬明細書のデータを記憶する第1記憶部と、前記医療機関において作成される包括医療費支払い制度導入の影響評価に係る調査データを記憶する第2記憶部とを参照して、受け付けた前記患者の情報に対応する第1の診断報酬明細書のデータと第1の調査データとを取得し、
    生成対象の診断書に含まれる項目ごとに定められたデータの抽出ルールに基づいて、前記第1の診断報酬明細書のデータと前記第1の調査データとから前記診断書に含まれる項目それぞれに対応する診断情報を抽出し、抽出した前記診断情報を対応する項目の記載欄に記載した診断書を生成し、
    前記診断書を出力する、処理を実行する処理部、を備え、
    前記診断報酬明細書のデータは、包括医療費支払い制度に従って作成された診断報酬明細書のデータ又は医療点数表に基づく診断報酬明細書のデータである、
    ことを特徴とする診断書作成装置。
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