JP2007249443A - 入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法 - Google Patents

入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法 Download PDF

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Abstract

【課題】日々の運用で常にその必要性を意識しつつ短縮化に役立つ情報として目標平均在院日数との乖離を医療従事者に警告表示して入院在院日数短縮化へのインセンティブを与える入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法を提供する。
【解決手段】まず直近2ヶ月の在院患者延日数を集計する(S21)。次に当該2ヶ月間の新入院患者数を算出する(S22)。また当該2ヶ月間の新退院患者数を算出する(S23)。次に平均在院日数算定処理を行う(S24)。平均在院日数は通常3ヶ月間の入院状況にて算出されるものであるが、本発明においては2ヶ月間の入院状況に基づいて平均在院日数を算出する。そして目標平均在院日数と2ヶ月間の平均在院日数との比較処理を行って差分日数を算出する(S25)。また疾患別平均在院日数に差分日数を反映させて目標在院日数を算出する(S26)。そしてDPC診断群分類の観点より現在の入院状況を確認する(S27)。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療保険点数(=病院の売上)に大きな影響を与える平均入院在院日数の短縮化に向けて医療従事者にインセンティブを与える入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法に関する。
医療機関従事者なら誰しも保険点数に無関心でいられないのが現状である。その中で、2003年4月より全国82の特定機能病院(大学病院、国立がんセンター、国立循環器病センター)の一般病床にDPC(Diagnosis Procedure Combination)による包括的診療報酬制度が導入され、やがて一般病院にまで波及するようになってきている。この制度は、急性期入院医療の診断群分類に基づく一日あたりの包括評価制度で、米国のDRG(Diagnosis Related Group)を日本流にアレンジしたものと解されている。
急性期入院医療の診断群分類に基づく一日あたりの包括評価制度(以下、単にDPCと略記する)は、そもそも特定機能病院等の機能を適切に評価し、医療機関の機能分担のより一層の推進を図る観点から、特定機能病院等における入院の診療報酬の見直しを行うために厚生労働省の指導のもとで実施されたものであり、現在に至るもなお包括評価に係るデータ収集、データ分析、そして包括評価の改定などを実施しより適正化を図るようにしているところである。
ところで包括評価の方法は、診断群分類に応じた患者1人当たりの1日当たりの包括評価を原則とした支払い方式である(手術料の取扱い等、包括評価の対象範囲外となるものもある)。そして医療機関ごとに異なる治療行為の組み合わせがあること等に鑑み、包括評価の具体的水準は各々の医療機関の状況に配慮することとしている。
DPCは米国の「DRG」とは異なり、1日単位の点数を付けることにより、医療機関が在院日数の短縮化だけに目が向き、医療の質が低下しないように考えられている。したがって、呼び方も日本独自の名称であるDPC(Diagnosis Procedure Combination)としている。
図9は急性期入院医療の診断群分類包括評価(DPC)を説明するためのタイムチャートである。図9に示すように、診断群分類毎の1日あたりの点数は、入院在院日数に応じて3段階の点数を設定している。すなわち、(1)在院日数の25パーセンタイル値(入院期間I日)までは、平均点数に15%加算する、(2)25パーセンタイル値から平均在院日数(入院期間II日)までは、平均点数とし、(3)平均在院日数(入院期間II日)を超えた場合には、平均点数から15%減算する、というように、3段階の評価を行い、段階的に包括点数を変更する。ただし、悪性腫瘍に対する化学療法等の短期入院の分類については、25パーセンタイル値まで15%加算を5パーセンタイル値まで繰り上げて加算することが認められており、さらに、診断群分類ごとの平均在院日数に比べ著しく長く入院した場合には、平均在院日数から平均在院日数+標準偏差の2倍以上入院した日以降は、出来高にて算定することも認められている。
このような事情から、下記特許文献1に示されるような患者毎に平均入院在院日数と比較した結果をプロットして統計表示する手法が知られている。
特開2002−049689号公報
しかし、上記特許文献1に示される統計表示だけでは、患者個々の在院日数がどれほど病院全体の平均在院日数に影響を与えているのかは定かではなく、医師に具体的な治療の変更を促すインセンティブを与えることはできないという問題点があった。
そこで本発明の目的は、日々の運用で常にその必要性を意識しつつ短縮化に役立つ情報として目標平均在院日数との乖離を医療従事者に警告表示して入院在院日数短縮化へのインセンティブを与える入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法を提供することである。
本発明の入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法は、医療保険点数に大きな影響を与える平均入院在院日数の短縮化を図る入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法であって、当該病院における目標平均在院日数と当該病院における直近2ヶ月間の平均在院日数との差分を算出する過程と、当該病院における疾患別平均在院日数に前記差分を反映して現時点入院中患者の疾患別目標平均在院日数を算出する過程と、前記疾患別目標平均在院日数と現時点入院中患者の疾患別の入院期間を比較して現時点入院中患者が3ヶ月目の平均在院日数に与える影響度を算出する過程と、算出された前記影響度が平均在院日数を超えるか否かを画面表示し、平均在院日数を超える前記影響度に対して警告表示する過程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、目標平均在院日数との乖離を医療従事者に警告表示するので医療保険点数に大きな影響を与える平均入院在院日数の短縮化に向けて医療従事者にインセンティブを与えることができる。さらに、病院管理者がリアルタイムに入院患者の状況を把握できるようになるので、実質的に患者の入院期間短縮化につなげることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る入院在院日数短縮化インセンティブ付与システムの全体構成を示す概略図である。図1において本発明の実施形態に係る入院在院日数短縮化インセンティブ付与システムは、クライアント10からのログイン時にサーバ20内の各種データベース(DBと略す)21〜31の情報に基づいて入院在院日数短縮化インセンティブを与える平均在院日数集計処理、患者目標在院日数差分算定・DPC入院状況確認処理、入院患者一覧編集処理、及び入院患者一覧表示処理を行って表示処理された入院患者一覧をクライアント10に送出するサーバ20と、LANなどのネットワーク40を経てサーバ20に接続され、サーバ20で表示処理された入院患者一覧をディスプレイに表示する機能を有するクライアント10から構成されている。
上記構成においてサーバ20は、平均在院日数集計処理1、日次バッチの患者目標在院日数差分算定及びDPC入院状況確認処理2、入院患者一覧編集処理3、入院患者一覧表示処理4、および、オンライン処理に係る予約系オーダ(更新・削除)処理5を行って処理したオーダを利用者別メールボックス6に格納し、適宜、利用者にメール通知処理7を実行する。
なお、オンライン処理に係る予約系オーダ(更新・削除)処理5を行って処理したオーダを利用者別メールボックス6に格納し、適宜、利用者にメール通知処理7を実行するのは、検査予約キャンセルがあった場合又は手術申込みキャンセルがあった場合に、目標在院日数を超過している若しくは、在院日数超過の可能性が高い、検査又は手術直前に外泊予定の患者の主治医に情報をアナウンスし、該当患者の検査又は手術の空きをなくすことで入院期間の短縮化を図るためである。これについては後述する。
また上記各種DBには、退院サマリDB21、疾患別平均在院日数管理DB22、患者別病名DB23、DPC診断群分類マスタ24、目標平均在院日数マスタ25、患者別DPC情報DB26、入院情報DB27、入院患者一覧DB28、検査予約DB29、パス適用患者情報DB30、および、オーダ指示履歴DB31が設けられている。上記各種DBのデータ構造の幾つかの例を図5に示す。
図2は、図1に示した本発明の実施形態に係るサーバ内における患者目標在院日数差分算定及びDPC入院状況確認処理の動作を説明するためのフロー図である。図2を図1の構成および図5の各種DBのデータ構造並びにデータフローを参照しながら説明する。図2においてサーバ20は、まず関連するDB、たとえば入院患者一覧DB28、入院情報DB27等を参照して直近2ヶ月の在院患者延日数を集計する(ステップ21)。次にサーバ20は入院情報DB27を参照して当該2ヶ月間の新入院患者数を算出する(ステップ22)。またサーバ20は退院サマリDB21を参照して当該2ヶ月間の新退院患者数を算出する(ステップ23)。図5に示されるように退院サマリDB21は退院した患者毎に入院日、退院日、患者氏名、入院科、主病名、病名コード、入院日数の各項目を有し、患者IDごとに上記項目にデータを記録する。
次に、サーバ20は退院サマリDB21を参照して平均在院日数算定処理を行う(ステップ24)。平均在院日数は通常3ヶ月間の入院状況にて算出されるものであるが、本発明においては2ヶ月間の入院状況に基づいて平均在院日数を算出する。そしてサーバ20は目標平均在院日数マスタ25を参照して目標平均在院日数と2ヶ月間の平均在院日数との比較処理を行って差分日数を算出する(ステップ25)。ここで図5のデータフロー図を参照すると、ステップ24の算定処理で得られた過去2ヶ月の平均在院日数は22日であり、また目標平均在院日数マスタ25を参照すると目標日数は20日であることから、ステップ25の比較処理により算出される差分日数は2日となることが示されている。
またサーバ20は疾患別平均在院日数管理DB22に納められている疾患別平均在院日数に差分日数を反映させて目標在院日数を算出する(ステップ26)。図5に示されるように疾患別平均在院日数管理DB22は、主病名ごとに平均入院日数を記録している。主病名のうち、太枠で囲まれた「胃潰瘍」については、退院サマリDB21に「胃潰瘍」で退院した患者2人の入院期間を平均化して算出されたことを示している。このような疾患別平均在院日数管理DB22が管理する平均入院日数に対して差分日数を反映させると、図5のデータフロー図に示されるように、差分を加味した主病名目標在院日数が算出され、疾患別平均在院日数管理DB22に納められている平均在院日数よりそれぞれ2日短縮された値となる。
そしてサーバ20はDPC診断群分類マスタ24を参照してDPC診断群分類の観点より現在の入院状況を確認する(ステップ27)。DPC診断群分類マスタ24には図5に示されるようにDPCコードごとに図9で示した入院期間Iの日数と、入院期間IIの日数が記録されており、また当該病院における入院患者が上記DPCコードのどれに対応するかは患者別DPC情報DB26を参照することにより分るようになっている。最後にサーバ20は現入院患者の在院日数と目標在院日数を比較した差分とDPC在院日数比較状況を入院患者一覧DB28に書き込む(ステップ28)。
図5のデータフロー図における入院患者一覧DB28は、2006年2月11日現在の入院患者一覧DBの内容を一例として示したものである。例えば、患者ID19の狭心症患者は入院日が2006年2月1日で2006年2月11日現在では在院日数が11日であるので差分を加味した目標在院日数8日を3日超過(+表示)し、この超過はDPCにおける入院期間IIをすでに超えていることが示され、また、患者ID28の糖尿病患者は入院日が2006年2月5日で2006年2月11日現在では在院日数が7日であるので差分を加味した目標在院日数9日より2日前(−表示)であるが、DPCにおける入院期間Iは超えていることが示されている。なお、超過(+表示)およびDPCにおける入院期間II超えの場合は警告表示するが、前(−表示)およびDPCにおける入院期間I超えには警告表示はしない。
図3は、図1に示した本発明の実施形態に係るサーバ内における入院患者一覧表示処理の動作を説明するためのフロー図である。図3を図1の構成および図5の各種DBのデータ構造並びにデータフローを参照しながら説明する。図3において、クライアント10からのログインに応じてサーバ20はログイン処理を行う(ステップ31)。次にサーバ20は、現入院患者の在院日数と目標在院日数を比較した差分とDPC在院日数比較状況が記録されている入院患者一覧DB28を読み込む(ステップ32)。そしてサーバ20は、既存項目画面セット処理を行う(ステップ33)。この既存項目画面セット処理はフォーマット化された表示画面に既存の方法で得られる項目データを埋めていく処理である。ついで、サーバ20は、新規項目画面セット処理を行う(ステップ34)。この詳細は図4で説明する。ステップ34の処理が終了すれば入院患者一覧表示処理を終了する。
図1のクライアントのログイン画面には入院患者一覧表示12がなされ、この一覧表示において、目標在院日数を超えている場合には、超過日数について例えばカラーマーク(例.赤色)で警告表示する。なお、警告表示内容を含む一覧表示は上記説明ではログインした画面に表示するようにしているが、これに止まらず病棟別に区分して病棟一覧表示させることもできる。これにより当該病院の医療従事者に対して最終月である3ヶ月目には目標在院日数内に納めようとするインセンティブが与えられる。
図4は、図3に示した本発明の実施形態に係る入院患者一覧表示処理における新規項目画面セット処理の動作を説明するためのフロー図である。図4を図1の構成、図2の動作フローおよび図5の各種DB並びにデータフローを参照しながら説明する。図4において、サーバ20は、図2のステップ25で算出した目標在院日数との差分について数値を項目にセット処理する(ステップ41)。つまり図5に示すように疾患別平均在院日数管理DB22が管理する平均入院日数に対して差分日数(2日)を反映させた主病名目標在院日数を算出し項目に数値をセットする。
次に、ログオン日と入院日から主病名ごとの在院日数が分るので、在院日数が目標在院日数を超えたかを判定する(ステップ42)。目標在院日数を超えた場合には、カラーマークで警告表示、例えばカラーマークを赤色にして超過日数の上に警告表示する(ステップ43)。そしてカラーマークで警告表示した後に新規項目画面セット処理を終了する。またステップ42で目標在院日数を超えていなければ、新規項目画面セット処理を終了する。
これによりクライアントのログイン画面には在院日数が目標在院日数を超えた場合には視認性の良いカラーマークで警告表示されるため、当該病院の医療従事者に対して最終月である3ヶ月目には目標在院日数内に納めようとするインセンティブが与えられることとなる。
図6は、本発明の実施形態に係る患者一覧表示の画面表示例を示す図であり、サーバ側により患者一覧表示処理されたデータをクライアントのログイン画面に表示したものである。図6の場合の画面表示は病棟患者一覧表示の例であるが、入院患者一覧表示の例とすることも可能である。そして、目標在院日数差分で超過(+表示)になったものおよびDPC在院日数で入院期間IIを超えているものに対しては、カラーマークで警告表示するようにしている。
図7および図8は上述した入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法を補完するための処理フローを説明するための図である。
図7は本発明の実施形態に係る検査予約キャンセルがあった場合の処理フローを示す図であり、図7を図1の構成を参照しながら説明する。図7は検査予約キャンセルが生じた場合にスタートする。そしてステップ71ではクリニカルパス適用患者で、当該検査の延伸対象患者がいないかをチェックする。延伸対象患者が居る場合には、ステップ75に進み、該当患者の主治医にメールにて通知する。この場合のメール通知処理は図1のオンライン処理、つまり検査予約DB29、パス適用患者情報DB30、およびオーダ指示履歴DB31を参照して予約系オーダ処理5にてオーダ処理を施し、施したオーダ処理を利用者別メールボックス6に格納しておき、タイマ起動などで利用者別メールボックス6を開いて自動的にメール通知処理7を行うことで実現される。なおクリニカルパスとは、一定の疾患や疾病を持つ患者に対して、入院指導、患者へのオリエンテーション、検査、ケア処置、検査項目、退院指導などをスケジュール表のようにまとめてあるものをいい、クリニカルパス適用患者とはこのようなスケジュール表を持っている患者のことを指している。
ステップ75における主治医へのメール通知で主治医がクリニカルパス適用患者について通知翌日までに予約を入れたかを判定する(ステップ76)。予約を入れた場合には処理を終了するが、予約を入れていない場合には、ステップ72に進む。またステップ71で延伸対象患者が居ない場合にもステップ72に進む。
ステップ72ではDPC逓減患者で、当該検査が以降に入っている患者はいないかを判定する。なおDPC逓減患者とは、DPC逓減期間に入っている患者のことを指している。DPC逓減患者で、当該検査が以降に入っている患者が居れば、ステップ75に進み、該当患者の主治医にメールにて通知する。ステップ75における主治医へのメール通知で主治医がDPC逓減患者で、当該検査が以降に入っている患者について通知翌日までに予約を入れたかを判定する(ステップ77)。予約を入れた場合には処理を終了するが、予約を入れていない場合には、ステップ73に進む。またステップ72においてDPC逓減患者で、当該検査が以降に入っている患者が居ない場合にもステップ73に進む。
ステップ73では疾患別平均在院日数より入院期間が超過しており、当該検査が以降に入っている患者はいないかを判定する。疾患別平均在院日数より入院期間が超過しており、当該検査が以降に入っている患者が居れば、ステップ75に進み、該当患者の主治医にメールにて通知する。ステップ75における主治医へのメール通知で主治医が疾患別平均在院日数より入院期間が超過しており、当該検査が以降に入っている患者について通知翌日までに予約を入れたかを判定する(ステップ78)。予約を入れた場合には処理を終了するが、予約を入れていない場合には、ステップ74に進む。またステップ73において疾患別平均在院日数より入院期間が超過しており、当該検査が以降に入っている患者が居ない場合にもステップ74に進む。
ステップ74では当該検査が以降に入っている患者はいないかを判定する。当該検査が以降に入っている患者が居れば、ステップ75に進み、該当患者の主治医にメールにて通知する。ステップ75における主治医へのメール通知で主治医はステップ76〜78に該当する患者ではないので処理を終了する。またステップ74において当該検査が以降に入っている患者が居ない場合にも処理を終了する。
図8は本発明の実施形態に係る手術申込みキャンセルがあった場合の処理フローを示す図である。図8は手術申込みキャンセルが生じた場合にスタートする。そしてステップ81ではクリニカルパス適用患者で、手術予定日が延伸していて且つ当該手術時間以内の手術が予定されている対象患者がいないかをチェックする。対象患者が居る場合には、ステップ85に進み、該当患者の主治医にメールにて通知する。この場合のメール通知処理は図7で説明したのでここでは再説しない。なおクリニカルパスとは、一定の疾患や疾病を持つ患者に対して、入院指導、患者へのオリエンテーション、検査、ケア処置、検査項目、退院指導などをスケジュール表のようにまとめてあるものをいい、クリニカルパス適用患者とはこのようなスケジュール表を持っている患者のことを指している。
ステップ85における主治医へのメール通知で主治医がクリニカルパス適用患者について通知翌日までに予約を入れたかを判定する(ステップ86)。予約を入れた場合には処理を終了するが、予約を入れていない場合には、ステップ82に進む。またステップ81で対象患者が居ない場合にもステップ82に進む。
ステップ82ではDPC逓減患者で、当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者はいないかを判定する。なおDPC逓減患者とは、DPC逓減期間に入っている患者のことを指している。DPC逓減患者で、当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者が居れば、ステップ85に進み、該当患者の主治医にメールにて通知する。ステップ85における主治医へのメール通知で主治医がDPC逓減患者で、当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者について通知翌日までに予約を入れたかを判定する(ステップ87)。予約を入れた場合には処理を終了するが、予約を入れていない場合には、ステップ83に進む。またステップ82においてDPC逓減患者で、当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者が居ない場合にもステップ83に進む。
ステップ83では疾患別平均在院日数より入院期間が超過しており、当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者はいないかを判定する。疾患別平均在院日数より入院期間が超過しており、当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者が居れば、ステップ85に進み、該当患者の主治医にメールにて通知する。ステップ85における主治医へのメール通知で主治医が疾患別平均在院日数より入院期間が超過しており、当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者について通知翌日までに予約を入れたかを判定する(ステップ88)。予約を入れた場合には処理を終了するが、予約を入れていない場合には、ステップ84に進む。またステップ83において疾患別平均在院日数より入院期間が超過しており、当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者が居ない場合にもステップ84に進む。
ステップ84では当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者はいないかを判定する。当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者が居れば、ステップ85に進み、該当患者の主治医にメールにて通知する。ステップ85における主治医へのメール通知で主治医はステップ86〜88に該当する患者ではないので処理を終了する。またステップ84において当該手術時間以内の手術が以降に予定されている患者が居ない場合にも処理を終了する。
以上説明したように、検査予約キャンセル又は手術申込みキャンセルがあった場合に、前記目標平均在院日数を超過している又は前記平均在院日数超過の可能性が高い、検査又は手術直前の外泊予定患者の主治医に前記キャンセル情報をアナウンスし、前記主治医が該当患者の検査又は手術の空きをなくす手続をとることで入院期間の短縮化を図ることができ、これによって上述した入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法を補完することができる。
以上説明したことを概観すれば本発明は以下のような構成を備えるものである。
(付記1)医療保険点数に大きな影響を与える平均入院在院日数の短縮化を図る入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法であって、
当該病院における目標平均在院日数と当該病院における直近2ヶ月間の平均在院日数との差分を算出する過程と、
当該病院における疾患別平均在院日数に前記差分を反映して現時点入院中患者の疾患別目標平均在院日数を算出する過程と、
前記疾患別目標平均在院日数と現時点入院中患者の疾患別の入院期間を比較して現時点入院中患者が3ヶ月目の平均在院日数に与える影響度を算出する過程と、
算出された前記影響度が平均在院日数を超えるか否かを画面表示し、平均在院日数を超える前記影響度に対して警告表示する過程と、
を含むことを特徴とする入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法。
(付記2)平均在院日数を超える前記影響度は、平均在院日数との差異日数およびDPC在院日数比較状況で表示することを特徴とする付記1記載の入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法。
(付記3)前記警告表示は、視覚的に意識できるカラーマークとし前記影響度上に重ね描きするとともにログイン画面および又は病棟患者一覧表示画面に表示することを特徴とする付記1又は2記載の入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法。
(付記4)前記カラーマークは、視認性の良い赤色系であることを特徴とする付記3記載の入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法。
(付記5)検査予約キャンセル又は手術申込みキャンセルがあった場合に、
前記目標平均在院日数を超過している又は前記平均在院日数超過の可能性が高い、検査又は手術直前の外泊予定患者の主治医に前記キャンセル情報をアナウンスする過程と、
前記主治医が前記アナウンスに基づいて該当患者の検査又は手術の予約を通知する過程と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法。
(付記6)各種データベースを有するサーバと、前記サーバにログインして現時点入院中患者の患者一覧表示情報を取得するクライアントとを備える入院在院日数短縮化インセンティブ付与システムであって、
前記サーバに、
当該病院における目標平均在院日数と当該病院における直近2ヶ月間の平均在院日数との差分を算出する手段と、
当該病院における疾患別平均在院日数に前記差分を反映して現時点入院中患者の疾患別目標平均在院日数を算出する手段と、
前記疾患別目標平均在院日数と現時点入院中患者の疾患別の入院期間を比較して現時点入院中患者が3ヶ月目の平均在院日数に与える影響度を算出する手段とを有し、
前記クライアントに、
算出された前記影響度が平均在院日数を超えるか否かを画面表示し、平均在院日数を超える前記影響度に対して警告表示する手段を有する、
ことを特徴とする入院在院日数短縮化インセンティブ付与システム。
(付記7)検査予約キャンセル又は手術申込みキャンセルがあった場合に、
前記サーバは、
前記目標平均在院日数を超過している又は前記平均在院日数超過の可能性が高い、検査又は手術直前の外泊予定患者の主治医に前記キャンセル情報をアナウンスする手段と、
前記主治医が前記アナウンスに基づいて該当患者の検査又は手術の予約を通知する手段と、
をさらに有することを特徴とする付記6に記載の入院在院日数短縮化インセンティブ付与システム。
本発明の実施形態に係る入院在院日数短縮化インセンティブ付与システムの全体構成を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るサーバ内における患者目標在院日数差分算定及びDPC入院状況確認処理の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の実施形態に係るサーバ内における入院患者一覧表示処理の動作を説明するためのフロー図である。 図3に示した本発明の実施形態に係る入院患者一覧表示処理における新規項目画面セット処理の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の実施形態に係る各種DBのデータ構造並びにデータフローを示す図である。 本発明の実施形態に係る患者一覧表示の画面表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査予約キャンセルがあった場合の処理フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る手術申込みキャンセルがあった場合の処理フローを示す図である。 急性期入院医療の診断群分類包括評価(DPC)を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
10 クライアント
20 サーバ
21 退院サマリDB
22 疾患別平均在院日数管理DB
21 退院サマリDB
22 疾患別平均在院日数管理DB
23 患者別病名DB
24 DPC診断群分類マスタ
25 目標平均在院日数マスタ
26 患者別DPC情報DB
27 入院情報DB
28 入院患者一覧DB
29 検査予約DB
30 パス適用患者情報DB
31 オーダ指示履歴DB
40 ネットワーク

Claims (3)

  1. 医療保険点数に大きな影響を与える平均入院在院日数の短縮化を図る入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法であって、
    当該病院における目標平均在院日数と当該病院における直近2ヶ月間の平均在院日数との差分を算出する過程と、
    当該病院における疾患別平均在院日数に前記差分を反映して現時点入院中患者の疾患別目標平均在院日数を算出する過程と、
    前記疾患別目標平均在院日数と現時点入院中患者の疾患別の入院期間を比較して現時点入院中患者が3ヶ月目の平均在院日数に与える影響度を算出する過程と、
    算出された前記影響度が平均在院日数を超えるか否かを画面表示し、平均在院日数を超える前記影響度に対して警告表示する過程と、
    を含むことを特徴とする入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法。
  2. 平均在院日数を超える前記影響度は、平均在院日数との差異日数およびDPC在院日数比較状況で表示することを特徴とする請求項1記載の入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法。
  3. 検査予約キャンセル又は手術申込みキャンセルがあった場合に、
    前記目標平均在院日数を超過している又は前記平均在院日数超過の可能性が高い、検査又は手術直前の外泊予定患者の主治医に前記キャンセル情報をアナウンスする過程と、
    前記主治医が前記アナウンスに基づいて該当患者の検査又は手術の予約を通知する過程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の入院在院日数短縮化インセンティブ付与方法。
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