JP2003108665A - 診療支援システム - Google Patents

診療支援システム

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JP2003108665A
JP2003108665A JP2001302754A JP2001302754A JP2003108665A JP 2003108665 A JP2003108665 A JP 2003108665A JP 2001302754 A JP2001302754 A JP 2001302754A JP 2001302754 A JP2001302754 A JP 2001302754A JP 2003108665 A JP2003108665 A JP 2003108665A
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Osamu Shimada
修 島田
Toshiaki Kumazawa
俊明 熊澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経験の少ない医師が診断をしたり、医師が専
門外の診断をする場合にも、医師がより正確な診断をす
ることができ、適正な治療、投薬、検査等を実施できる
ようにした診療支援システムを提供する。 【解決手段】 病院、医院、診療所2等に設置され、医
師が診察する際等においてカルテの内容を入力し、電子
カルテとして送信するクライアント装置3を設ける。デ
ータセンター4に設置され、医師からクライアント装置
3を介して送信される電子カルテを蓄積し、電子カルテ
から診断名、所見、検査値等のキーワードを抽出し、互
いに関連付けされた新たなデータベースにそれらデータ
を蓄積するサーバー装置5を設ける。クライアント装置
3とサーバー装置5とをネットワーク6を介して接続し
て診療支援システム1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医師がカルテに記
載する所見、検査データ、診断名等の患者情報をデータ
ベース化し、このデータベースに蓄積されたデータに基
づいて医師が適切な診断、治療、検査等を実施できるよ
うにした診療支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】医師は、診察した際には患者の様々な所
見を、病態が確定した際にはその病名をカルテに記載す
る。又、検査データ、その他患者に関する情報もカルテ
に記載される。このカルテを電子的にデータ処理し、w
eb等を介して利用できるようにしたものを電子カルテ
と呼ぶ。電子カルテについては、従来、種々提案が為さ
れているが、あまり実用化されていないというのが実情
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】医師は、経験のある所
見に対しては、即時に適正な診断をすることができる
が、経験の少ない所見に対しては、適正な診断をするこ
とは難しい。そこで、本来有ってはならない医療ミスが
頻発し、これが全世界で大きな問題となっている。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、その目的とするところは、経験の少
ない医師が診断をしたり、医師が専門外の診断をする場
合にも、データベースに蓄積されたデータに基づいて、
医師がより正確な診断をすることができ、適正な治療、
投薬、検査等を実施できるようにした診療支援システム
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の診療支援システ
ムは、上記目的を達成するために、病院、医院、診療所
等に設置され、医師が診察する際等においてカルテの内
容を入力し、電子カルテとして送信するクライアント装
置と、データセンターに設置され、医師から前記クライ
アント装置を介して送信される電子カルテを蓄積し、電
子カルテから診断名、所見、検査値等のキーワードを抽
出し、互いに関連付けされた新たなデータベースにそれ
らデータを蓄積するサーバー装置と、前記クライアント
装置と前記サーバー装置とを接続するネットワークとか
ら構成されるものである。
【0006】前記サーバー装置は、前記データベースに
データの登録頻度をも蓄積し、前記クライアント装置
は、前記データの登録頻度を表示するのが好ましい。
【0007】前記サーバー装置は、電子カルテが送信さ
れてくる毎に前記データベースを更新するのが好まし
い。
【0008】そして、診断、治療、投薬等の過程におい
て、医師とデータセンターとが登録、参照を繰り返しな
がら診療をすることができるようにするのが好ましい。
【0009】又、前記データベースに電子カルテ情報を
組合わせて複合概念とした状況情報(シーン)データベ
ースを含めれば、より迅速かつより正確に診断をするこ
とが可能となるので好ましい。
【0010】患者の状況情報(シーン)及び医師の所見
を前記クライアント装置に入力することにより、該当す
るデータを抽出できるようにするのが好ましい。
【0011】前記クライアント装置において、カテゴリ
別に診断名が表示されるとともに、その診断名に対応す
る有効性の確率が表示されれば、医師が診断する際の参
考となり好ましい。
【0012】前記クライアント装置において、治療後の
結果を入力することにより、前記サーバー装置に送信さ
れ、登録されるようにすれば、同様の症状を呈する患者
を診断する際に、より最適な治療をすることが可能とな
る。
【0013】前記クライアント装置において、有効性の
確率が低い項目を選択すると、アラームで告知するよう
にすれば、医師の判断に対して注意を喚起することがで
き、好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の診療支援システム
の好適な実施形態について、図面を参照して具体的に説
明する。
【0015】本発明の診療支援システム1は、図1に示
すように、病院、医院、診療所等2に設置されるクライ
アント装置3,3,・・・と、データセンター4に設置
されるサーバー装置5と、これらクライアント装置3,
3,・・・とサーバー装置5とを接続するネットワーク
6とから構成される。
【0016】サーバー装置5は、医師からクライアント
装置2を介して送信されてくる電子カルテの情報を蓄積
するものである。電子カルテは、XML言語でデータが
構成されていることが好ましいが、CVS言語で構成さ
れていてもよい。
【0017】電子カルテは、カテゴリ単位でデータが登
録されるようになっており、カテゴリとしては、基本情
報、主訴、所見、検査方法、検査値、治療方法、投薬処
方、診断名等を設定してある。さらに、サブカテゴリと
して、基本情報については、年齢(小児、子供、学童、
思春期、大人、中年、老人等)、性別(男性、女性)、
地域(日本、外国、北海道、東北、関東、関西、九州、
沖縄等)等を設定し、検査方法については、物理検査
(レントゲン、心電図、CT、MRI等の院内検査)、
検体検査(血液、体液、固体物等の臨床検査)等を設定
してある。尚、各カテゴリに該当しないものや新たなカ
テゴリが生じた場合には、それらを設定するようにす
る。
【0018】電子カルテにおいて、診断名は確定された
ものが好ましいが、不確定のものであってもよく、その
場合には、診断名に「疑い」等の文字が付加されるのが
好ましい。診断名とともに、患者の主訴、所見が多く記
載されていることが好ましく、主訴、所見からは、検索
の便宜上から、予めキーワードを生成しておくことが好
ましい。
【0019】サーバー装置5においては、蓄積された各
電子カルテから、基本情報、主訴、所見、検査値、検査
方法、治療方法、投薬処方、診断名等のキーワードが抽
出されて、例えば、診断名毎に所見、検査値等の項目が
蓄積され、カウントされ、又、所見及び検査値毎に診断
名が蓄積され、カウントされて、新たなデータベースと
して蓄積される。このようにして、サーバー装置5に
は、基本情報が蓄積された基本情報データベース51、
診断名が蓄積された診断名データベース52、主訴が蓄
積された主訴データベース53、所見が蓄積された所見
データベース54、検査値が蓄積された検査値データベ
ース55、検査方法が蓄積された検査方法データベース
56、治療方法が蓄積された治療方法データベース5
7、投薬処方が蓄積された投薬処方データベース58等
が構築される。
【0020】サーバー装置5内に構築された各データベ
ースは、独立した固有のものではなく、互いに関連付け
されている。例えば、診断名から所見、検査値、治療方
法等が抽出でき、逆に、所見、検査値等から診断名が抽
出できるように、適宜関連付けされている。又、サーバ
ー装置5は、診断名から抽出した所見、検査値、治療方
法等、所見、検査値等から抽出された診断名等、互いに
関連付けされた情報の登録頻度から優位性を算出して、
その優位性の順に表示したり、優位性を数値表示したり
できるようになっている。サーバー装置5内に構築され
た各データベースは、医師からクライアント装置2を介
して電子カルテが送信されてくる毎に、蓄積データが更
新されるとともに登録頻度も更新され、サーバー装置5
は、これに基づいて、優位性を新たに算出する。
【0021】クライアント装置3は、医師が診察する際
等においてカルテの内容を入力し、電子カルテとしてサ
ーバー装置5に送信するものである。
【0022】クライアント装置3において、電子カルテ
作成画面を表示させれば、既にサーバー装置5に蓄積さ
れたデータが参照でき、主訴、所見を入力する際に推定
される診断名の候補が表示されるようになっている。主
訴、所見を数多く入力すれば、それだけ表示される診断
名の候補は絞られ、逆に、疑われる疾患を広げることが
でき、好ましい。
【0023】尚、ネットワーク6は、LAN、WAN等
どのようなネットワークであってもよいが、インターネ
ットであれば、より好ましい
【0024】先ず、電子カルテの情報がデータセンター
4のサーバー装置5内に蓄積されて、データベースが構
築される手順を説明する。
【0025】[実施例1]患者Aのカルテの内容は、以
下の通りであった。 患者ID A0113256 専門医区分 消化器疾患 診断名 急性B型肝炎 所見 黄疸、だるさ 検査値 GPT 2565 GOT 3521 T−Bil 2350 HBeAg + HBsAb + HBVDNA +
【0026】本電子カルテ情報は、データーセンター4
のサーバー装置5において、肝炎に関する診断名データ
ベースに登録される。専門医区分「消化器疾患」、診断
名「急性肝炎」、所見の「黄疸」及び「だるさ」の項目
に1票が登録される。又、検査値として、GPT 25
65、GOT3521、T−Bil 2350、HBe
Ag 1、HBeAb 1、HBVDNA 1が登録さ
れる。「肝炎」の下位概念の項目としては、急性肝炎、
一過性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝
炎、自己免疫性肝炎等があるが、本電子カルテ情報の場
合には、上位概念「肝炎」、下位概念「急性肝炎」の項
目に各所見、検査値が登録されることとなる。
【0027】次に、本発明の診療支援システムを使用し
て、医師が診断、治療、検査等を実施する手順について
説明する。
【0028】[実施例2]患者Bが他院から紹介されて
きた。診断名は肝炎の疑い、GPT及びGOTは102
4及び968だった。医師は、クライアント装置2から
検査データを入力し、診断名を肝炎と入力した。クライ
アント装置2の画面には、登録件数の多い順に所見のキ
ーワードが表示され、医師は、この中から黄疸、発熱を
選択、渡航歴から海外及び中国を選択した。この患者情
報はデータセンターへ送られ、肝炎に関するスクリーニ
ング検査、HBs抗体、HBs抗原、HCV抗体、HA
V抗体の検査を推奨する画面が表示された。
【0029】医師は、患者Bを入院させ、看護婦に採血
を指示し、該当する検査項目の測定を指示した。その結
果、HBs抗体及びHBs抗原は陰性(0)、HCV抗
体は陽性(1)、HAV抗体は陰性(0)を示した。患
者IDを指定することにより、検査データは自動的に患
者Bの電子カルテに入力され、医師の診断名であるC型
肝炎、各検査データ、所見、及び渡航歴等のデータが、
データセンターのサーバー装置3に登録された。
【0030】さらに、医師がサーバー装置3にアクセス
すると、HCV−RNA定量検査、肝細胞のサンプリン
グ等を推奨する記載がクライアント装置2の画面に表示
された。その結果、HCV−RNAは105 copyを
示し、肝細胞は繊維化していた。検査データが電子カル
テに入力され、サーバー装置2に登録されると、HCV
Genotypeの測定を推奨する記載がクライアント
装置2の画面に表示された。これに基づき、医師は、イ
ンターフェロン治療の指針を頭に描き、HCVGeno
typeを測定し、インターフェロン治療を患者Bに薦
めた。
【0031】患者Bはインターフェロン治療を要望し、
HCV Genotypeを測定したところ、Geno
typeは3型と報告された。検査データが電子カルテ
に入力され、サーバー装置2に登録されると、HCVG
enotypeの検査結果、HCV−RNAの検査結
果、及び登録された文献データベースから、インターフ
ェロンの有効性を推定し、クライアント装置2の画面に
およそ70%と表示された。患者Bは納得し、インター
フェロン治療は推進された。
【0032】3ヶ月後、インターフェロン治療が終了し
た時、サーバー装置2からHCV−RNAを測定するこ
とが指示された。その結果、HCV−RNAは0cop
yであり、治療は成功した。医師は、電子カルテに完治
と入力し、サーバー装置3に完治したことが登録され
た。
【0033】サーバー装置5に構築するデータベース
に、状態情報データベースを付加するようにしてもよ
い。状態情報(シーンという)は、基本情報、主訴、所
見、検査値、検査方法、治療方法、投薬処方、診断名等
を適宜組合わせることによって、複合概念を構成したも
のである。例えば、基本情報の年齢、性別と主訴とを組
合わせ、23才、女性、吐き気という状態情報(シー
ン)を構成すれば、妊娠を含む診断名が容易に結び付
く。さらに、主訴として食欲不振、生理無という項目が
付加されれば、第一に妊娠が推定される。このように、
適宜状態情報(シーン)を構成し、状態情報データベー
スを構築することによって、より迅速に、かつ、より正
確な診断をすることができる。
【0034】この状態情報(シーン)という概念を構成
した場合において、本発明の診療支援システムを使用し
て、医師が診断、治療、検査等を実施する手法について
説明する。
【0035】医師がクライアント装置3から入力する項
目は、患者の年齢、性別、環境等のシーン、患者が訴え
ている症状である主訴、シーンと主訴とから医師が判断
する所見、そして、診断である。これらをクライアント
装置3から入力し、サーバー装置5内に構築したデータ
ベースにアクセスする。サーバー装置5にはこれまでの
データが蓄積されていて、クライアント装置3を介して
該当するデータを参照することができるようになってい
る。クライアント装置3からデータがサーバ装置5へと
送信されると、シーン、主訴、所見等のカテゴリ別に想
定される診断名がクライアント装置3に画面表示される
とともに、診断名に対応して確率も表示される。この確
率は、予めサーバー装置5に登録しておくものである。
医師がクライアント装置3から入力した診断名も同時に
表示され、それに対応して確率も表示される。
【0036】画面表示された診断名から医師が適宜診断
名を選択すると、クライアント装置3には検査オーダ
ー、又、投薬処方が画面表示される。検査オーダー画面
において、医師は、直接に検査項目をキー入力すること
もでき、推奨する検査項目を適宜選択することもでき
る。直接に検査項目をキー入力した場合にも、推奨する
検査項目を選択した場合にあっても、その有効性を示す
確率が表示される。医師は、この確率を参考にして判断
することができる。又、投薬処方画面においても、全く
同様に操作でき、同様に表示される。
【0037】検査結果が既にでている場合には、検査項
目名及び検査値、シーン、主訴、所見、前回の診断名等
のデータに基づき、さらに想定される診断名及びその有
効性を示す確率、現在設定されている診断名の有効性を
示す確率が表示される。画面表示された診断名から医師
が適宜診断名を選択すると、クライアント装置3には、
新たに検査オーダー、又、投薬処方が画面表示され、検
査オーダー画面においては、検査項目及びその有効性を
示す確率が、投薬処方画面においては、投薬方法、処置
方法及びその有効性を示す確率が表示される。
【0038】投薬処方画面においては、投薬処方の結果
(死亡、悪化、不変、不明)を入力することができるよ
うになっており、その選択された結果は、他の入力項目
とともに、全てサーバー装置5に送信され、データベー
スに蓄積される。尚、検査オーダー画面、投薬処方画面
において、医師があまりにも有効性の確率が低い項目を
選択した場合には、注意を喚起するために、クライアン
ト装置3において、アラームで告知するようにしてもよ
い。
【0039】初診時にあっては、医師がクライアント装
置3から患者のシーンを入力してサーバー装置5に問い
合わせを行うと、クライアント装置3には、そのシーン
の条件に合致した検索結果がカテゴリ別に画面表示され
るとともに、その確率も表示される。さらに、クライア
ント装置3から医師の所見を入力すると、所見データと
シーンのデータに基づいて、サーバー装置5において再
度検索が実行され、前回と同様に、そのシーンの条件に
合致した検索結果がカテゴリ別に画面表示されるととも
に、その確率も表示される。
【0040】医師は、クライアント装置3から直接に診
断名を入力することもでき、検索結果として表示された
診断名から適宜選択することもできる。ここで、医師
は、予めクライアント装置3を介して、診断名の有効性
の確率の下限値を適宜設定することができ、その設定値
より低い診断名を選択した場合には、アラームで告知す
るようにすることができる。クライアント装置3から診
断名が入力又は選択されると、検索条件であるシーン、
所見等のデータとともにサーバー装置5に送信され、蓄
積されて、次回の検索に使用されるようになる。
【0041】クライアント装置3から診断名が入力さ
れ、サーバー装置5に送信されると、投薬処方が検索さ
れて、クライアント装置3に投薬処方が画面表示され、
標準的な治癒までの期間、投薬の方法、禁句等が表示さ
れる。医師は、投薬処方画面において、投薬処方を選択
してもよく、直接入力してもよい。さらに、診断を確定
するのに必要な検査項目が検索され、クライアント装置
3に検査項目がカテゴリ別にその有効性の確率を付記さ
れて画面表示される。医師は、検査項目画面において、
検査項目を選択してもよく、直接入力してもよい。
【0042】再診時にあっては、医師がクライアント装
置3から前回の診断データをサーバー装置5に問い合わ
せると、クライアント装置3には、初診から前回までの
診断経過、治癒経過、投薬処方経過等が画面表示され
る。医師は、この経過表示画面において、直接に患者の
結果を入力してもよく、表示された死亡、悪化、改善、
治癒、不変等から適宜選択してもよい。これらの結果は
サーバー装置5に送信され、登録されるが、死亡の場合
には、その原因、悪化の場合には、悪化の症状、改善の
場合には、改善の症状等を合わせてサーバー装置5に登
録するようにする。不変又は悪化の場合には、クライア
ント装置3には、前回の投薬処方を除いた他の処方が表
示される。
【0043】又、前回の検査データの結果をサーバー装
置5に送信すると、前回の条件と合わせて、診断名を絞
り込むことや、範囲を広げて検索することができる。さ
らには、投薬処方をも検索して、より最適な処方を実施
することができる。再々診時にあっても、上記と同様に
して、診断、治療、検査等が進められて行くことにな
る。
【0044】次に、この状態情報(シーン)という概念
を構成した場合において、本発明の診療支援システムを
使用して、医師が診断、治療、検査等を実施する手順に
ついて説明する。
【0045】[実施例3]紹介されてきた患者Cは、4
0才、女性、東京都在住、独身、出産無経験であり、乳
房の違和感を訴えていた。医師は、患者Cを診察したと
ころ、乳房内の腫瘤を発見し、乳癌の疑いを抱いた。医
師は、クライアント装置3から上記状態情報データ、所
見データ、診断名データを入力した。この電子カルテ情
報はサーバー装置5へ送られ、サーバー装置5では、各
カテゴリ毎に診断名を検索、抽出し、クライアント装置
3には、各カテゴリ毎に予想される診断名及びその有効
性の確率が表示された。又、医師が入力した診断名、す
なわち乳癌及びその有効性の確率も表示された。
【0046】医師は、クライアント装置3の診断名及び
有効性の表示を確認し、診断名の乳癌を最終的に選択し
た。この診断データはサーバー装置5へ送られ、クライ
アント装置2には、検査方法として、レントゲン撮影、
超音波検査を推奨すること及びその有効性の確率が表示
された。又、治療方法として、乳房全切除、放射線照射
を推奨すること及びその有効性の確率が表示された。こ
れに基づき、医師は、レントゲン撮影、超音波検査を実
施し、腫瘤の存在を確認したので、腫瘤を切除して放射
線を照射する治療を患者Cに薦めた。患者Cは、検査結
果に納得し、腫瘤を切除して放射線を照射する治療を要
望したので、放射線照射治療が実施された。
【0047】放射線照射治療を実施して、1ヶ月後、サ
ーバー装置5から再度患者Cを診察、検査することが指
示された。その結果、癌細胞がリンパ節に転移している
ことが発見された。医師は、クライアント装置3からリ
ンパ節転移を入力した。この診断データはサーバー装置
5へ送られ、クライアント装置3には、治療方法とし
て、化学療法、ホルモン療法を推奨すること及びその有
効性の確率が表示された。これに基づき、医師は、化学
療法を実施したところ、3ヶ月後にあっても、患者Cの
症状に大きな変化は見られなかった。
【0048】本発明の診療支援システムによれば、医師
は電子カルテを利用して患者の所見及び検査値を入力す
ることにより、他の医師が所見及び検査値等から診断し
た結果を参照しつつ診断をすることができるので、医師
の診断の妥当性を確認しつつより正確な診断をすること
ができ、医療ミスを極力防止することができる。
【0049】又、医師から送信されるデータをカルテデ
ータとしてデータセンターに登録することにより、診
断、治療、投薬等の過程において、医師とデータセンタ
ーとが登録、参照を繰り返しながら診療をすることがで
きるので、システムの知識レベルを向上させることがで
きるとともに、医師の知識レベルも同時に向上させるこ
とが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の診療支援システムの概略構成図であ
る。
【図2】サーバー装置内に構築されたデータベースを示
す説明図である。
【符号の説明】
1 診療支援システム 2 病院、医院、診療所等 3 クライアント装置 4 データセンター 5 サーバー装置 6 ネットワーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 病院、医院、診療所等に設置され、医師
    が診察する際等においてカルテの内容を入力し、電子カ
    ルテとして送信するクライアント装置と、データセンタ
    ーに設置され、医師から前記クライアント装置を介して
    送信される電子カルテを蓄積し、電子カルテから診断
    名、所見、検査値等のキーワードを抽出し、互いに関連
    付けされた新たなデータベースにそれらデータを蓄積す
    るサーバー装置と、前記クライアント装置と前記サーバ
    ー装置とを接続するネットワークとから構成される診療
    支援システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバー装置は、前記データベース
    にデータの登録頻度をも蓄積することを特徴とする請求
    項1に記載の診療支援システム。
  3. 【請求項3】 前記クライアント装置は、前記データの
    登録頻度を表示することを特徴とする請求項2に記載の
    診療支援システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバー装置は、電子カルテが送信
    されてくる毎に前記データベースを更新することを特徴
    とする請求項1乃至3に記載の診療支援システム。
  5. 【請求項5】 診断、治療、投薬等の過程において、医
    師とデータセンターとが登録、参照を繰り返しながら診
    療をすることができるようにしたことを特徴とする請求
    項1乃至4に記載の診療支援システム。
  6. 【請求項6】 前記データベースには、電子カルテ情報
    を組合わせて複合概念とした状況情報(シーン)データ
    ベースが含まれることを特徴とする請求項1乃至5に記
    載の診療支援システム。
  7. 【請求項7】 患者の状況情報(シーン)及び医師の所
    見を前記クライアント装置に入力することにより、該当
    するデータを抽出できるようにしたことを特徴とする請
    求項6に記載の診療支援システム。
  8. 【請求項8】 前記クライアント装置において、カテゴ
    リ別に診断名が表示されるとともに、その診断名に対応
    する有効性の確率が表示されることを特徴とする請求項
    1乃至7に記載の診療支援システム。
  9. 【請求項9】 前記クライアント装置において、治療後
    の結果を入力することにより、前記サーバー装置に送信
    され、登録されるようにしたことを特徴とする請求項1
    乃至8に記載の診療支援システム。
  10. 【請求項10】 前記クライアント装置において、有効
    性の確率が低い項目を選択すると、アラームで告知する
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の診療支援シス
    テム。
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