JP6889094B2 - ポンプ設備 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ設備に関するものである。
ポンプ設備に設置される立軸ポンプは、一般的に、吸込水槽内に配置された羽根車を有しており、吸込水槽の上方に配置された駆動機により羽根車を駆動して揚水する。羽根車を収容するポンプケーシングは吸込水槽内に吊り下げられる。以下、本明細書中において、立軸ポンプを単にポンプと呼ぶことがある。
特開2004−108316号公報 特開2017−96122号公報
ポンプを据え付けた後、ポンプ設備を構成する構造物が不等(不同)沈下によって傾くと、ポンプおよびポンプが固定される固定ベースも傾いてしまう。ポンプの傾きは故障の原因となるので、ポンプが正規の姿勢になるようにポンプの傾きを修正(芯出し作業)しなければならない。しかしながら、固定ベースとポンプの取付部との間にテーパライナなどの治具を使用してポンプを水平に修正すると、固定ベースと取付部との間に配置されたシール部材でこれらの間の隙間を十分に封止することができなくなる。結果として、ポンプの水密性(液密性)を保持(維持)することができなくなる。
ポンプの長さは数メートルと比較的長いため、不等沈下によってポンプがわずかに傾いた場合であっても、ポンプはその傾きの影響を受けてしまう。このポンプの傾きを目視で確認することは困難であり、精度のよい計測が必要である。しかしながら、従来のポンプ構造では、据付状態において計測基準となる面がないため、ポンプの傾きの異常(ポンプの傾きの修正タイミング)を判断することが難しい。また、従来の構成では、水準器などの計測機器で計測および確認しながらポンプの傾きの修正作業を行うことができないため、ポンプの傾きを確実に修正することが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、ポンプの傾きを容易に判断することができ、かつポンプの傾きを確実に修正することができ、かつ修正後のポンプの水密性を保持することができるポンプ設備を提供することを目的とする。
一態様は、吸込水槽と、該吸込水槽が下方に存在するポンプ室と、該ポンプ室の床面に設けられたポンプ据付穴に挿入されたポンプと、該ポンプの外周から張り出した取付部とを備えたポンプ設備であって、前記ポンプ設備は、前記ポンプ室の床面に露出して埋め込まれる上面と、前記ポンプ据付穴に露出して埋め込まれる内周面とを有する固定ベースと、筒状の本体部と、該本体部の上端から該本体部の半径方向外側に延びるフランジ部とを有するフレキシブルベースと、前記本体部の外周面に装着された環状のシール部材とを備え、前記フランジ部は、前記取付部の外側まで張り出した張り出し部を有しており、前記張り出し部の上面の少なくとも一部は、水平方向に延びる水平加工面であることを特徴とする。
好ましい態様は、前記フランジ部の外周端面の少なくとも一部は、鉛直方向に延びる鉛直加工面であることを特徴とする。
好ましい態様は、前記張り出し部は、前記張り出し部の上面に開口する座繰り部を有する座繰り穴を有しており、前記水平加工面は、前記座繰り部に形成された座繰り面であることを特徴とする。
好ましい態様は、前記張り出し部は、鉛直方向における前記フレキシブルベースと前記固定ベースとの間の相対位置を調整するための鉛直位置調整部材が挿入可能な鉛直調整穴を有していることを特徴とする。
好ましい態様は、前記固定ベースは、その上面から上方に突出する突出部を有しており、前記突出部は、水平方向における前記フレキシブルベースと前記固定ベースとの間の相対位置を調整するための水平位置調整部材が挿入可能な水平調整穴を有していることを特徴とする。
好ましい態様は、前記シール部材は、前記フレキシブルベースの前記本体部の外周面と前記固定ベースの前記内周面との間に配置されていることを特徴とする。
好ましい態様は、前記ポンプ設備は、前記フレキシブルベースと前記固定ベースとの間に配置された筒状部を有する止水ベースをさらに備えており、前記シール部材は、前記フレキシブルベースの前記本体部の外周面と前記止水ベースの前記筒状部の内周面との間に配置されていることを特徴とする。
好ましい態様は、前記ポンプは、ポンプケーシングを構成するポンプボウルおよび吸込ベルマウスを備えており、前記フレキシブルベースの内径は、前記フレキシブルベースを前記固定ベースに固定した状態で前記ポンプの着脱が可能となるように、前記ポンプボウルの外径および前記吸込ベルマウスの外径よりも大きいことを特徴とする。
好ましい態様は、前記ポンプ設備は、前記ポンプの吐出曲胴に連結された管継手をさらに備えており、前記管継手は、前記吐出曲胴に連結されたフランジ管と、前記吐出曲胴の吐出側フランジに隣接して配置されたルーズフランジと、前記フランジ管と前記ルーズフランジとの間に配置された環状のシール部材と、前記シール部材を保持するシール保持リングとを備えており、前記吐出曲胴の前記吐出側フランジと前記フランジ管の吐出曲胴側端部との間には、前記フランジ管の軸方向に延びる軸方向隙間が形成されており、前記ルーズフランジと前記フランジ管との間には、前記フランジ管の半径方向に延びる半径方向隙間が形成されており、前記軸方向隙間および前記半径方向隙間は、互いに垂直であり、かつ前記吐出曲胴に隣接していることを特徴とする。
好ましい態様は、前記ポンプは、羽根車と、該羽根車を回転させる水中電動機とを備えるポンプ本体と、前記ポンプ本体が着脱可能に収容される筒状のコラムパイプとを備えており、前記取付部は、前記コラムパイプの外周から張り出していることを特徴とする。
好ましい態様は、前記ポンプは、ガイドケーシングと吸込ベルマウスから構成されたポンプケーシングに収容されている羽根車と回転軸とを備えるポンプ本体と、前記ポンプ本体が着脱可能に収容される筒状のコラムパイプとを備えており、前記取付部は、前記コラムパイプの外周から張り出していることを特徴とする。
張り出し部の上面の少なくとも一部は、水平方向に延びる水平加工面であるため、作業者は、ポンプの傾きの異常を容易に判断することができ、かつポンプの傾きを確実に修正することができる。
ポンプ設備は、シール部材を備えているため、ポンプが傾いたとしても、ポンプの水密性を保持することができる。
ポンプ設備の一実施形態の概略図である。 固定ベースおよびフレキシブルベースを示す拡大断面図である。 水平センサと、水平センサに電気的に接続された監視装置とを示す図である。 ポンプに形成された複数の水平加工面を示す図である。 フレキシブルベースの外周端面に形成された鉛直加工面を示す図である。 フレキシブルベースと固定ベースとを締結するための締結具が挿入可能な締結穴と、締結穴に挿入された水平測定器とを示す図である。 水レベル計の構造を説明するための図である。 鉛直方向におけるフレキシブルベースと固定ベースとの間の相対位置を調整するための鉛直位置調整部材と、水平方向におけるフレキシブルベースと固定ベースとの間の相対位置を調整するための水平位置調整部材とを示す図である。 本実施形態に係るポンプ設備に対する比較例を示す図である。 駆動機側から見たときのポンプ設備の一部を示す図である。 ポンプの寸法関係を示す図である。 フレキシブルベースと固定ベースとの間に配置された環状の止水ベースを示す図である。 ポンプ設備の他の実施形態を示す図である。 ポンプの吐出曲胴に連結可能な管継手を示す図である。 管継手の拡大断面図である。 管継手の他の実施形態を示す図である。 ポンプ設備のさらに他の実施形態を示す図である。 ポンプ設備のさらに他の実施形態を示す図である。 ポンプの他の実施形態を示す図である。 ポンプのさらに他の実施形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の図面において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、ポンプ設備の一実施形態の概略図である。ポンプ設備は、吸込水槽90と、吸込水槽90が下方に存在するポンプ室100と、ポンプ室100の床面101に設けられたポンプ据付穴103に挿入された立軸ポンプ30と、立軸ポンプ30の外周から張り出した取付部50と、立軸ポンプ30を運転する駆動機(減速機)39とを備えている。
以下、本明細書において、立軸ポンプ30を単にポンプ30と呼ぶことがある。ポンプ30は、吸込水槽90内に吊り下げられる吊下管31と、吊下管31に接続されたポンプボウル32と、吸込水槽90内の液体が吸い込まれる吸込ベルマウス33と、吊下管31内に配置された回転軸34と、回転軸34に固定された羽根車37とを備えている。
鉛直方向に延びる回転軸34の下端は、図示しない水中軸受に支持されており、回転軸34の上端は、駆動機用架台39aに据え付けられた駆動機39に連結されている。回転軸34は、図示しない軸受(例えば、外軸受および/または水中軸受)によって支持されている。羽根車37はポンプボウル32と吸込ベルマウス33とから構成されたポンプケーシングに収容されている。吊下管31はポンプ据付穴103を通して下方に延びている。
駆動機39はポンプ室100の上方の駆動機室110に配置されている。駆動機39が駆動されると、その駆動力は回転軸34および羽根車37に伝達され、回転軸34および羽根車37は回転する。吸込ベルマウス33には、液体の吸込口が形成されている。吸込水槽90内の液体は、羽根車37の回転により吸込ベルマウス33の吸込口から吸い込まれ、吊下管31を通ってポンプ設備の外部に移送される。
取付部50は吊下管31の上部の外周から張り出したリング形状を有している。ポンプ30は、フレキシブルベース60を介して床面101に固定された環状の固定ベース62上に取付部50を据え付けることによって設置される。以下、フレキシブルベース60の構造および固定ベース62の構造について図面を参照しつつ説明する。
図2は固定ベース62およびフレキシブルベース60を示す拡大断面図である。図2に示すように、ポンプ設備は、ポンプ室100の床面101に露出して埋め込まれる上面62aと、ポンプ据付穴103に露出して埋め込まれる内周面62bとを有する固定ベース62を備えている。固定ベース62の断面は、コの字形状を有しているが、固定ベース62の断面形状は本実施形態には限定されない。固定ベース62の内周面62bは後述するシール部材75によって封止されるシール面である。
ポンプ設備は、筒状の本体部60aと、本体部60aの上端から本体部60aの半径方向外側に延びるフランジ部60bとを有するフレキシブルベース60をさらに備えている。フレキシブルベース60は遊動ベース、可動ベース、または弾性リング保持具と呼ばれてもよい。フレキシブルベース60は、取付部50と固定ベース62との間に配置されている。据え付け初期は、吊下管31、フレキシブルベース60、および固定ベース62は、初期の据え付け調整時において、同心円状に配置されている。
本実施形態では、フレキシブルベース60のフランジ部60bの下面と固定ベース62の上面62aとの間には、ポンプ30の床面101に対する相対的な高さを調整するための調整板66が介在している。図2では、図面を見やすくするために調整板66は誇張して描かれているが、調整板66の厚さは数ミリメートルである。なお、調整板66の使用材料や形状、厚みはいかなるものも使用可能である。一例としては、ステンレス鋼など各種金属を使用する。また、振動伝達量の低減機能を有する防振ゴムを使用することで、ポンプの振動が土木躯体や建屋へ伝達するのを低減する事も可能である。
フレキシブルベース60の本体部60aの外周面には、環状のシール溝61が形成されており、シール溝61にOリングなどの環状のシール部材75が装着されている。複数のシール部材75は、フレキシブルベース60の本体部60aの外周面と固定ベース(またはベース)62の内周面62bとの間に配置されており、フレキシブルベース60と固定ベース62との間からの液体の漏洩を防止することができる。したがって、ポンプ30の不等沈下によってポンプ30が傾き、ポンプ30を水平状態に戻したときに、本体部60aの外周面と内周面62bとが互いに平行でなくなっても、シール部材75の圧縮量が変化するだけで、シール部材75によるフレキシブルベース60と固定ベース62との間の水密性は保持される。
本実施形態では、2つのシール部材75が配置されているが、シール部材75の数は本実施形態には限定されない。一実施形態では、単一のシール部材75が配置されてもよく、他の実施形態では、3つ以上のシール部材75が配置されてもよい(信頼性を上げるためには、シール部材75は複数であることが好ましい)。シール溝61の数はシール部材75の数に対応している。
フレキシブルベース60のフランジ部60bは、取付部50の外側まで張り出した張り出し部65を有している。張り出し部65は取付部50から露出している。張り出し部65の上面の少なくとも一部は、水平方向に延びる水平加工面HSである。この水平加工面HSには塗装が施されておらず、水平加工面HSは凹凸を有しない平坦な機械加工面である。一実施形態では、水平加工面HSは張り出し部65の上面の全面に形成されてもよい。本実施形態では、水平加工面HSは、フレキシブルベース60のフランジ部60bの外周端面60cに接続されているが、外周端面60cから離間していてもよい。
好ましくは、水平加工面HSは張り出し部65の上面に形成された2つの水平加工面であってもよい。より具体的には、2つの水平加工面HSは、吊下管31を挟んで対向している。より好ましくは、水平加工面HSは張り出し部65の上面に形成された4つの水平加工面であってもよい。複数の水平加工面HSは、フレキシブルベース60の円周方向に沿って等間隔に配置されている。
このように、水平加工面HSを設けることにより、ポンプ30の水平度の計測が可能になる。つまり、ポンプ30が水平であるか否かを計測する水平測定器(水準器)を水平加工面HS上に載置することにより、精度の高い水平測定器によるポンプ30の水平度の計測が可能となる。水平測定器はポンプ30の据え付け時および/または点検時に使用される。本実施形態によれば、水平加工面HSが設けられているため、作業者は、水平測定器を用いてポンプ30の傾きの異常を容易に判断することができ、客観的な指標を確認しながらポンプ30の傾きの修正作業を精度よく行うことができる。
本実施形態によれば、作業者は、水平加工面HSでのポンプ30の傾きの異常を精度よくチェックすることができ、ポンプ30の傾きの修正も精度よく行うことができる。水平加工面HSは張り出し部65の上面に形成されているため、作業者は同じ位置でのポンプ30の傾きの管理(定点管理)を行うことができる。したがって、ポンプ30の不等沈下の傾向管理を行うことができるため、信頼性の高い維持管理が可能となる。
さらに、吊下管31を挟んで対向するように複数の水平加工面HSを配置することにより、床面101を含むポンプ設備を構成する土木躯体の歪みによるポンプ30の三次元的な傾きに対応することができ、ポンプ30の複雑な傾きを修正することができる。
一実施形態では、水平測定器は、ポンプ30の傾き、すなわち、水平加工面HSに対する傾斜角を検知する水平センサであってもよい。図3は、水平センサ80と、水平センサ80に電気的に接続された監視装置81とを示す図である。図3に示すように、ポンプ設備は、水平センサ80と、ポンプ30の傾き(水平)を監視する監視装置81とを備えている。水平センサ80は水平加工面HS上に配置されている。なお、本実施形態では、単一の水平センサ80が設けられているが、水平センサ80の数は本実施形態には限定されず、複数の水平センサ80が設けられてもよい。
水平センサ80は、ポンプ30の傾きに関する電気信号を監視装置81に送る。監視装置81は、水平センサ80から送られる電気信号に基づいて、ポンプ30の傾きを監視することができる。水平センサ80は水平加工面HS上に常時配置されてもよい。このような常時配置により、監視装置81はポンプ30の傾きを常時監視することができる。監視装置81は、水平センサ80から送られる電気信号を常時受け取り、ポンプ30の傾きを示す値が規定値(しきい値)よりも大きくなった場合には、警報を発してもよい。
一実施形態では、水平測定器はレーザービーム付き水平器であってもよい。このような構成により、監視装置81は、ポンプ30とポンプ設備を構成する建屋および/または土木躯体の基準点との距離を定期的に監視することができる。
水平測定器は上述した機器には限定されない。水平測定器の一例として、気泡管水平器、デジタル水平器、丸形水平器、または角度測定水平器を挙げることができる。
図4はポンプ30に形成された複数の水平加工面HS1〜HS5を示す図である。図4に示すように、ポンプ30に複数の水平加工面HSが形成されてもよい。図4に示す実施形態では、取付部50の取付フランジ50aの上面には水平加工面HS1が形成されている。ポンプ30の吐出曲胴(吐出曲管)82に設けられた空気抜き管83の上面には水平加工面HS2が形成されている。吐出曲胴82は吊下管31の上端に接続されたエルボ形状を有する配管である。空気抜き管83は、ポンプ30の起動時に吊下管31および吐出曲胴82内の空気を抜くための部材である。
回転軸34を支持する外軸受(図示しない)が収容された軸受ケース84の支持台85の上面には水平加工面HS3が形成されている。支持台85は吐出曲胴82に取り付けられている。軸受ケース84の上面には水平加工面HS4が形成されている。回転軸34と駆動機39の駆動軸とを連結するカップリング86、より具体的には、ポンプ側カップリング86aの上面には水平加工面HS5が形成されている。
図4では、駆動機側カップリング86bは点線で描かれており、ポンプ30の駆動時には、これらカップリング86a,86bは連結される。したがって、水平加工面HS5上に水平測定器を配置する場合には、駆動機側カップリング86bはポンプ側カップリング86aから取り外される。
図5はフレキシブルベース60の外周端面60cに形成された鉛直加工面VSを示す図である。図5に示すように、フレキシブルベース60のフランジ部60bの外周端面60cの少なくとも一部は、鉛直方向に延びる鉛直加工面VSであってもよい。この鉛直加工面VSには塗装が施されておらず、鉛直加工面VSは凹凸を有しない平坦な機械加工面である。一実施形態では、鉛直加工面VSは外周端面60cの全面に形成されてもよい。鉛直加工面VSは、図5に示すように、水平加工面HSに接続されてもよく、または水平加工面HSから離間していてもよい。
好ましくは、鉛直加工面VSは外周端面60cに形成された2つの鉛直加工面であってもよい。より具体的には、2つの鉛直加工面VSは、吊下管31を挟んで対向している。より好ましくは、鉛直加工面VSは外周端面60cの上面に形成された4つの鉛直加工面であってもよい。複数の鉛直加工面VSは、フレキシブルベース60の円周方向に沿って等間隔に配置されている。
この鉛直加工面VSは、水平方向におけるフレキシブルベース60と固定ベース62との間の相対位置を管理するために設けられている。鉛直加工面VSを設ける理由は次の通りである。上述したように、フレキシブルベース60および固定ベース62は互いに同心円状に配置されている。フレキシブルベース60の水平度を修正した後、フレキシブルベース60の中心が固定ベース62の中心からずれることがある。言い換えれば、フレキシブルベース60および固定ベース62が同心円状に配置されないことがある。
シール部材75は、フレキシブルベース60と固定ベース62との間の隙間からの液体の漏洩を防止している。しかしながら、フレキシブルベース60が固定ベース62と同心円状に配置されないと、シール部材75はその封止機能を十分に発揮することができないことがある。そこで、作業者はフレキシブルベース60が所定位置に配置されているか否かを確認する必要がある。しかしながら、ポンプ30が据え付けられた後、フレキシブルベース60の本体部60aと固定ベース62との間の初期距離D(図5参照)はポンプ30の外側から視認することが困難であるため、この初期距離Dを直接的に計測することは困難である。また、作業者は、一度、ポンプ30の水平度を修正した後、残りの修正可能範囲を確認することは困難である。この初期距離Dは、フレキシブルベース60が固定ベース62と同心円状であるときのフレキシブルベース60と固定ベース62との間の距離である。
本実施形態では、鉛直加工面VSが調整板66を介して固定ベース62の上面62aに接する基準位置RPは、フレキシブルベース60が固定ベース62と同心円状であるときの初期距離Dに対応している。フレキシブルベース60が固定ベース62からずれたときの鉛直加工面VSの位置と基準位置RPとの間の距離は初期距離Dの変位量に相当する。したがって、作業者は、フレキシブルベース60の水平度を修正した後における初期距離Dの変位量に基づいてフレキシブルベース60の固定ベース62からのずれを確認することができ、かつ、残りの許容調整量を容易に管理することができる。結果として、信頼性の高いポンプ設備の維持管理が可能となる。
取付部50およびフレキシブルベース60はねじなどの締結具によって固定されている。同様に、フレキシブルベース60および固定ベース62はねじなどの締結具によって固定されている。図6はフレキシブルベース60と固定ベース62とを締結するための締結具が挿入可能な締結穴70と、締結穴70に挿入された水平測定器とを示す図である。図6に示す水平測定器は水レベル計71である。フレキシブルベース60の張り出し部65は締結穴70を有している。締結穴70は、張り出し部65の上面に開口する座繰り部を有する座繰り穴である。図6に示す実施形態では、水平加工面HSは座繰り部に形成された座繰り面である。
本実施形態では、ポンプ30の運転時には、締結具は締結穴70に挿入されている。ポンプ30の水平度を測定するときには、ポンプ30の運転が停止され、締結具が締結穴70から取り外される。その後、締結具の代わりに水レベル計71が締結穴70に挿入される。図6に示すように、締結穴70の座繰り部には水平加工面HSが形成されている。したがって、作業者は、水レベル計71を締結穴70に挿入し、水レベル計71を水平加工面HS上に配置することにより、ポンプ30の水平度を精度よく測定することができる。一実施形態では、締結穴70は、締結具が挿入される穴とは別個の穴であってもよい。つまり、締結穴70は、水レベル計71が挿入される専用の穴であってもよい。
本実施形態によれば、作業者は、ポンプ30の傾きの異常を精度よくチェックすることができ、ポンプ30の傾きの修正も精度よく行うことができる。水平加工面HSは張り出し部65に形成された締結穴70の座繰り部に形成されているため、作業者は、同じ位置でのポンプ30の傾きの管理(定点管理)を行うことができる。したがって、ポンプ30の不等沈下の傾向管理を行うことができるため、信頼性の高い維持管理が可能となる。
図7は水レベル計71の構造を説明するための図である。複数の(本実施形態では、2つの)水レベル計71は、フレキシブルベース60の周方向に沿って等間隔に配置されており、吊下管31を挟んで対向している。図7では、吊下管31は点線で描かれている。一実施形態では、ポンプ30の三次元的な傾きに対応するために、4つの水レベル計71が設けられてもよい。これら複数の水レベル計71は、フレキシブルベース60の周方向に沿って等間隔に配置されている。
水レベル計71は、水を溜める槽構造を有しており、水レベル計71の内部には、水が溜められている。これら水レベル計71は、互いにホース76によって接続されており、水レベル計71の内部の水はホース76を介してこれら水レベル計71の間を移動可能である。したがって、ポンプ30が傾くと、高い位置にある水レベル計71内の水はホース76を通じて低い位置にある水レベル計71に移動する。作業者は、水レベル計71内の水位を確認することによりポンプ30の傾きを管理することができる。
図8は、鉛直方向におけるフレキシブルベース60と固定ベース62との間の相対位置を調整するための鉛直位置調整部材120と、水平方向におけるフレキシブルベース60と固定ベース62との間の相対位置を調整するための水平位置調整部材130とを示す図である。
図8に示す実施形態では、フレキシブルベース60の張り出し部65は鉛直位置調整部材120が挿入可能な鉛直調整穴121を有している。鉛直調整穴121は、鉛直方向に延びており、ねじ溝を有している。鉛直位置調整部材120の一例として、押しボルトを挙げることができる。鉛直調整穴121に挿入された鉛直位置調整部材120を締め付ける方向(一方向)に回転すると、鉛直位置調整部材120はフレキシブルベース60を固定ベース62から離間する方向に移動させる。
鉛直位置調整部材120を反対方向に回転すると、鉛直位置調整部材120はフレキシブルベース60を固定ベース62に近接する方向に移動させる。このようにして、鉛直位置調整部材120は鉛直方向におけるフレキシブルベース60と固定ベース62との間の相対位置を調整することができる。
鉛直位置調整部材120は複数設けることが好ましい。複数の鉛直位置調整部材120を設けることにより、フレキシブルベース60の高さを微調整することができる。これら複数の鉛直位置調整部材120は、それぞれ、吊下管31を挟んで対向するように配置される。つまり、複数の鉛直位置調整部材120は、フレキシブルベース60の円周方向に沿って等間隔に配置される。鉛直調整穴121の数は鉛直位置調整部材120の数に対応している。
一般的なポンプ設備では、ポンプの不等沈下が生じた場合、ポンプの傾きを調整する調整作業に難があり、迅速な調整作業を行うことができないという課題がある。また、ポンプの傾きを微調整する作業も行いにくいという課題がある。図9は本実施形態に係るポンプ設備に対する比較例を示す図である。図9に示すように、ポンプの傾きを再調整するために、例えば、調整板を介在させるために、ポンプを吊り上げる必要がある。
しかしながら、図9の構成では、駆動機や駆動機を支持する架台を取り外した後、天井クレーンなどの吊り上げ装置Lを使用してポンプを吊り上げなければならず、大掛かりな作業が必要になる。例えば、地震が発生したとき、多くのポンプ設備の復旧が必要であり、かつライフライン設備であるポンプでは、一秒でも早い復旧が求められる。仮設資材が不足する環境では、現場にある設備の範囲で、いち早く作業が行える(終える)ことが重要であり、信頼性の高い構造が求められる。
本実施形態によれば、ポンプ設備は、フレキシブルベース60の張り出し部65に鉛直調整穴121を形成するだけの簡単な構造を有している。したがって、鉛直調整穴121に挿入された鉛直位置調整部材120を回転させるだけの簡単な方法でポンプ30の傾きを容易に調整することができ、かつポンプ30の傾きを微調整することができる。
一実施形態では、固定ベース62は、鉛直方向におけるフレキシブルベース60と固定ベース62との間の相対位置を調整するためのジャッキが差し込み可能な形状を有してもよい。例えば、固定ベース62の上面62aに窪みを形成して、この窪みにジャッキを差し込んでもよい。
図8に示すように、固定ベース62は、その上面62aから上方に突出する突出部131を有している。突出部131は、水平位置調整部材130が挿入可能な水平調整穴131aを有している。水平調整穴131aは、水平方向に延びており、ねじ溝を有している。水平位置調整部材130の一例として、押しボルトを挙げることができる。水平調整穴131aに挿入された水平位置調整部材130を締め付ける方向(一方向)に回転すると、水平位置調整部材130はフレキシブルベース60の外周端面60cに接触し、フレキシブルベース60を水平方向、図8では突出部131から離間する方向に移動させる。
水平位置調整部材130を反対方向に回転すると、水平位置調整部材130はフレキシブルベース60の外周端面60cから離間するため、フレキシブルベース60は水平方向に移動可能である。このようにして、水平位置調整部材130は水平方向におけるフレキシブルベース60と固定ベース62との間の相対位置を調整することができる。
本実施形態によれば、ポンプ30の水平度を修正した後における駆動機39の駆動軸と回転軸34との芯出し調整を容易に行うことができる。芯出し調整とは、駆動機39の駆動軸の中心と回転軸34の中心とを一致させるための調整を意味する。
図10は駆動機39側から見たときのポンプ設備の一部を示す図である。図10に示すように、取付部50およびフレキシブルベース60はねじなどの締結具137によって固定されている。フレキシブルベース60および固定ベース62はねじなどの締結具138によって固定されている。締結具138は締結穴70に挿入されており、締結具138の頭部138aは締結穴70の座繰り部に収容されている。
締結穴70および鉛直調整穴121は隣接して配置されており、締結具137はこれら締結穴70と鉛直調整穴121との間に位置している。鉛直調整穴121は水平位置調整部材130(すなわち、突出部131の水平調整穴131a)の軸方向に延びる直線SL上に配置されている。図10に示す実施形態では、鉛直調整穴121および水平位置調整部材130は、直線SL上に配置されているが、鉛直調整穴121および水平位置調整部材130の位置関係は本実施形態には限定されない。
ポンプ軸受の損傷などの緊急時においては、ポンプの水平度の修正が不要な場合においても、ポンプ本体を引き上げなければならない場合がある。その場合には、迅速な復旧が求められており、容易かつ短期に作業が行えるよう、極力、ポンプ30の構成部材の分解箇所を少なくし、復旧時の据え付け作業を少なくすることが望ましい。図10に示す構成の場合、締結具137を取り外すことでフレキシブルベース60が据え付いた状態のまま、ポンプ本体の引き上げ作業が可能となる。その際、フレキシブルベース60の内径をポンプ本体が通過できる大きさにする必要がある。
図11はポンプ30の寸法関係を示す図である。図11に示すように、本実施形態では、ポンプ本体部で最も寸法が大きいポンプボウル32の外径d2または吸込ベルマウス33の外径d3が、ポンプフレキシブルベース60の内径d1よりも小さいため、フレキシブルベース60を取り外すことなく、容易にポンプ30の引き上げ作業が可能となると共に、フレキシブルベース60の水平度修正作業が軽減するため、迅速な復旧対応が可能となる。
なお、先行待機ポンプや潤滑水回収型ポンプなどのように、ケーシング外部に配管がある場合においては、配管の最大寸法部がフレキシブルベース60の内径内に配置し、干渉しない配置とする。
図12はフレキシブルベース60と固定ベース62との間に配置された環状の止水ベース135を示す図である。図12に示すように、止水ベース135は、筒形状を有する筒状部135aと、筒状部135aの上端から筒状部135aの半径方向外側に延びるフランジ部(止水フランジ部)135bとを備えている。筒状部135aの内周面はシール面である。
フランジ部135bの下面には、Oリングなどのシール部材136を装着するための環状溝が形成されており、この環状溝に環状のシール部材136が装着される。シール部材136は、止水ベース135と固定ベース62との間からの液体の漏洩を防止することができる。
止水ベース135を設ける理由は次の通りである。フレキシブルベース60の本体部60aと固定ベース62の内周面62bとの間に配置されたシール部材75の封止機能を十分に発揮するために、内周面62bはシール面であることが望ましい。しかしながら、既設のポンプ設備では、固定ベースの内周面はシール面でないことがある。また、固定ベースが十分な大きさを有しておらず、シール部材75を配置することができないことがある。この場合、既設の固定ベースを撤去し、シール面である内周面を有する固定ベースを設け、ポンプ設備の基礎構造を再構築する必要がある。結果として、工期が長くなってしまい、さらには、ポンプ設備の一部を構成する既設の土木躯体および/または既設の鉄筋を傷つけるおそれがある。
本実施形態によれば、シール部材75はフレキシブルベース60と止水ベース135との間に配置されるため、既設の固定ベースを撤去する必要はない。このように、止水ベース135を追加することにより、既設のポンプ設備においても、シール部材75はその封止機能を十分に発揮することができる。
図13はポンプ設備の他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図13に示すように、ポンプ設備は、取付部50の取付フランジ50aの下面から下方に向かって延びる筒形状を有する筒状ベース140を備えている。シール部材75は筒状ベース140の外周面140aと止水ベース135の筒状部135aの内周面との間に配置されている。取付部50の取付フランジ50aの上面には水平加工面HSが形成されている。この水平加工面HSは取付部50の取付フランジ50aの少なくとも一部に形成されている。
図14はポンプ30の吐出曲胴82に連結された管継手を示す図である。図14に示すように、管継手150は、第1フランジ151および第2フランジ152を有するフランジ管153と、環状のシール部材159を介して吐出曲胴82の吐出側フランジ82aに隣接して配置されたルーズフランジ155と、フランジ管153とルーズフランジ155との間の隙間を封止する環状のシール部材156と、シール部材156を保持するシール保持リング157とを備えている。管継手150はルーズフランジ式管継手とも呼ばれる。シール部材156は、例えばOリングである。
フランジ管153は吐出配管170に連結されている。第1フランジ151はフランジ管153の一端部(吐出曲胴側端部)153aとフランジ管153の他端部(吐出配管側端部)153bとの間に配置されている。第2フランジ152は吐出配管側端部153bに接続されている。
吐出曲胴82の吐出側フランジ(吐出側端部)82a、ルーズフランジ155、およびシール保持リング157は、ボルト160およびナット161,162により互いに固定されている。ボルト160は、いわゆる頭なしボルトである。ボルト160は、フランジ管153の第1フランジ151を貫通しており、第1フランジ151の両側に配置されたナット163,164によって第1フランジ151に固定されている。
吐出曲胴82はフランジ管153を介して吐出配管170に連結されている。より具体的には、吐出配管170はフランジ170aを有しており、このフランジ170aは、ボルト171およびナット172によりフランジ管153の第2フランジ152に固定されている。図示しないが、吐出配管170のフランジ170aとフランジ管153の第2フランジ152との間には、液体の漏洩を防止するための環状のシール部材(例えば、ガスケット)が配置される。
図14では、吐出曲胴82、フランジ管153、および吐出配管170の上半分のみが描かれているため、一組の締結部材(すなわち、ボルト160およびナット161,162,163,164)のみが図示されている。しかしながら、吐出曲胴82およびフランジ管153は、フランジ管153の円周方向に沿って等間隔に配置された複数組の締結部材により連結されている。同様に、一組の締結部材(すなわち、ボルト171およびナット172)のみが図示されているが、フランジ管153および吐出配管170はフランジ管153の円周方向に沿って等間隔に配置された複数組の締結部材により連結されている。
ルーズフランジ155の内径はフランジ管153の外径よりもわずかに(具体的には、数mm)大きいため、フランジ管153の軸方向に移動可能である。したがって、フランジ管153とルーズフランジ155との間の相対位置を変えることにより、管継手150の全体の長さを調整することができる。なお、管継手150の構造は、本実施形態に限定されず、他の構造を有する管継手150を採用してもよい。
図15は管継手150の拡大断面図である。図15に示すように、シール保持リング157は、その内周面に形成された環状の傾斜面157aを有している。シール部材156は、傾斜面157a、ルーズフランジ155の側面、およびフランジ管153の外周面に密着している。さらに、ルーズフランジ155と吐出曲胴82の吐出側フランジ82aとの間には、環状のシール部材159が挟まれている。シール部材159は、例えばガスケットである。シール部材156は、ルーズフランジ155とシール保持リング157との間からの液体の漏洩およびシール保持リング157とフランジ管153との間からの液体の漏洩を防止することができる。シール部材159は、吐出側フランジ82aとルーズフランジ155との間からの液体の漏洩を防止することができる。
図15に示すように、吐出曲胴82の吐出側フランジ82aの側面(より具体的には、シール部材159の側面)とフランジ管153の一端部153aとの間には、フランジ管153の軸方向に延びる軸方向隙間AGが形成されている。ルーズフランジ155の内周面とフランジ管153の外周面との間には、フランジ管153の半径方向に延びる半径方向隙間RGが形成されている。これら隙間AG,RGは、互いにつながっており、かつ互いに垂直である。これら隙間AG,RGは、ポンプ30の吐出曲胴82から揚水された流路とつながっている。
ポンプが据え付けられた状態では、ポンプの吐出側には、ポンプに接続された吐出配管が据え付けられている場合がある。この場合、ポンプ自体の傾きを調整することができても、吐出配管にそれ自身の傾きを調整するための隙間が形成されていなければ、ポンプの十分な傾きを調整することができない。本実施形態では、管継手150は吐出曲胴82に隣接する隙間AG,RGを有しているため、ポンプ30の調整可能な領域を広げることができる。したがって、ポンプ設備の信頼性および施工性を向上することができる。
一実施形態では、ナット161と吐出側フランジ82aとの間に配置される座金は球面形状を有する球面座金(図示しない)であってもよい。球面座金は、ポンプ30の傾きによるボルト160の変位を吸収することができる。一実施形態では、管継手150は、ルーズフランジ155の代わりに可撓伸縮管を備えてもよい。
さらに、回転軸34と駆動機39の駆動軸とを連結するカップリング86(図1参照)によってポンプ30の傾きの調整が制限されることがある。このような場合、ポンプ30に羽根車37の荷重を支持するスラスト軸受を設けるとともに、カップリング86は、その変位を許容しつつ動力を伝達することができる自在軸継手またはたわみ軸継手(例えば、フローティングシャフト)であることが好ましい。
一実施形態では、ポンプ30の水平度を調整した場合、水平方向および/または鉛直方向におけるカップリング86a,86bの間の相対位置(カップリング位置)が変位してしまう。したがって、ポンプ設備は、ポンプ側カップリング86aまたは駆動機側カップリング86bにおいて、カップリング位置を調整することができる構造(例えば、ねじ機構またはスペーサ)を備えてもよい。
他の実施形態では、駆動機用架台39aと駆動機39との間に予めテーパライナまたは位置調整部材を配置するための構造体を設け、ポンプ30の傾き調整後における駆動機39の傾きを容易に調整可能としてもよい。
図16は管継手の他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図16に示す管継手180はダブルルーズフランジ式管継手とも呼ばれる。図16に示すように、第2フランジ152は吐出配管側端部153bと第1フランジ151との間に配置されている。
管継手180は、シール部材189を介して吐出配管170のフランジ170aに隣接して配置されたルーズフランジ185と、フランジ管153とルーズフランジ185との間の隙間を封止する環状のシール部材186と、シール部材186を保持するシール保持リング187とをさらに備えている。シール部材186は、例えばOリングである。
吐出配管170のフランジ170a、ルーズフランジ185、およびシール保持リング187は、ボルト190およびナット191,192により互いに固定されている。ボルト190は、いわゆる頭なしボルトである。図16に示すように、ボルト190は、フランジ管153の第2フランジ152を貫通しており、第2フランジ152の両側に配置されたナット193,194によって第2フランジ152に固定されている。
シール保持リング187は、その内周面に形成された環状の傾斜面187aを有しており、シール部材186は、傾斜面187a、ルーズフランジ185の側面、およびフランジ管153の外周面に密着している。さらに、ルーズフランジ185と吐出配管170のフランジ170aとの間には、環状のシール部材189が挟まれている。シール部材189は、例えばガスケットである。シール部材186は、ルーズフランジ185とシール保持リング187との間からの液体の漏洩およびシール保持リング187とフランジ管153との間からの液体の漏洩を防止することができる。シール部材189は、フランジ170aとルーズフランジ185との間からの液体の漏洩を防止することができる。
図16に示すように、吐出配管170のフランジ170aの側面(より具体的には、シール部材189の側面)とフランジ管153の他端部153bとの間には、フランジ管153の軸方向に延びる軸方向隙間が形成されている。ルーズフランジ185の内周面とフランジ管153の外周面との間には、フランジ管153の半径方向に延びる半径方向隙間が形成されている。これら隙間は、互いに接続されており、互いに垂直である。これら隙間は、吐出配管170に隣接している。
図17はポンプ設備のさらに他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図17に示すように、ポンプ設備は、取付部50の外側(より具体的には、半径方向外側)の位置で固定ベース62の上面62aに固定された環状のシール保持具200と、シール保持具200の内周面200aと取付部50(より具体的には、取付フランジ50a)の外周端面50bとの間に配置された環状のシール部材201とを備えている。
シール保持具200の内周面200aは取付部50の外周端面50bに対向している。この内周面200aには環状のシール溝が形成されており、Oリングなどの環状のシール部材201はこのシール溝に装着される。取付部50の外周端面50bはシール面である。シール部材201は、取付部50とシール保持具200との間からの液体の漏洩を防止することができる。
本実施形態によれば、ポンプ30の不等沈下によってポンプ30が傾き、結果的に、取付部50の取付フランジ50aと固定ベース62の上面62aとが互いに平行でなくなっても、シール部材201の圧縮量が変化するだけで、シール部材201による取付部50とシール保持具200との間の水密性は保持される。
図17に示すように、シール保持具200は、固定ベース62の上面62aに接触する下面200bを有している。この下面200bには、環状のシール溝が形成されている。このシール溝にOリングなどの環状のシール部材202が装着される。固定ベース62の上面62aはシール面である。シール部材202はシール保持具200と固定ベース62との間からの液体の漏洩を防止することができる。
図18はポンプ設備のさらに他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図18に示すように、シール保持具200は、その内周面200aと下面200bとの間に形成された環状の傾斜面200cを有している。この傾斜面200cはシール面である。
本実施形態では、シール保持具200の傾斜面200cと、取付部50の外周端面50bと、固定ベース62の上面62aとの間には、環状のシール部材203が配置されている。シール部材203は、傾斜面200c、外周端面50b、および上面62aに密着している。したがって、シール部材203は、取付部50とシール保持具200との間からの液体の漏洩および固定ベース62とシール保持具200との間からの液体の漏洩を防止することができる。
図19はポンプ30の他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図19に示すように、ポンプ30は、羽根車37と羽根車37を回転させる水中駆動機210とを備えるポンプ本体211と、ポンプ本体211が着脱可能に収容される筒状のコラムパイプ212とを備えている。図19に示す実施形態では、ポンプ30は着脱式水中ポンプまたはコラム形水中ポンプと呼ばれており、取付部50はコラムパイプ212の外周から張り出している。ポンプ本体211はコラムパイプ212に挿入されている。
一般的な構成を有するポンプ設備に着脱式水中ポンプを適用した場合、次のような問題が生じる。ポンプ30の不等沈下に起因してコラムパイプ212が傾いた場合、ポンプ本体211も同様に傾いてしまい、故障の原因となるおそれがある。
本実施形態によれば、ポンプ設備は、コラムパイプ212が鉛直方向に配置されるように、コラムパイプ212の傾きを容易に調整する構造を備えている。したがって、ポンプ30およびポンプ設備としての機能を維持させることができ、信頼性の向上(すなわち、ポンプ30の容易な復旧およびポンプ30の傾きによるポンプ30の故障の予防)、および維持管理性の向上を図ることができる。
図19に示す実施形態では、ポンプ本体211は、水中駆動機210を備えているが、水中駆動機210の代わりに、コラムパイプ212の外部に配置された駆動機(図示しない)を備えてもよい。このようなポンプは槽外型ポンプと呼ばれる。図示しないが、図19に示す実施形態に係るポンプ30においても管継手(図14および図16参照)を適用することができる。
図20はポンプ30のさらに他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図20に示す実施形態では、ポンプ30はプルアウト型ポンプと呼ばれるポンプである。羽根車37は、ガイドケーシング220と吸込ベルマウス221とから構成されたポンプケーシングに収容されている。
回転軸34は保護管222に収容されており、保護管222の外周面には、曲面を有する吐出ケーシングカバー223が取り付けられている。羽根車37、ポンプケーシング、回転軸34、保護管222、および吐出ケーシングカバー223を含む要素はポンプ本体225と呼ばれる。取付部50は筒状のコラムパイプ226の外周から張り出している。コラムパイプ226は、その上端において吐出ケーシング227に接続されており、吐出ケーシング227の上方には、回転軸34を介して羽根車37を回転させるための駆動機230が配置されている。
ポンプ本体225はコラムパイプ226および吐出ケーシング227に着脱可能に収容されている。ポンプ本体225は、コラムパイプ226および吐出ケーシング227に挿入され、コラムパイプ226および吐出ケーシング227から引き抜かれる。本実施形態においても、ポンプ設備は、コラムパイプ226の傾きを容易に調整する構造を備えているため、図19に示す実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、図20に示す実施形態では、取付部50は、上述した実施形態における取付部50とは異なる形状を有しているが、上述した実施形態における取付部50と同様の形状を有してもよい。図示しないが、図20に示す実施形態に係るポンプ30においても管継手(図14および図16参照)を適用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
30 立軸ポンプ
31 吊下管
33 吸込ベルマウス
34 回転軸
37 羽根車
39 駆動機
39a 駆動機用架台
50 取付部
50a 取付フランジ
50b 外周端面
60 フレキシブルベース
60a 本体部
60b フランジ部
60c 外周端面
61 シール溝
62 固定ベース(ベース)
62a 上面
62b 内周面
65 張り出し部
66 調整板
70 締結穴
71 水レベル計
75 シール部材
76 ホース
80 水平センサ
81 監視装置
82 吐出曲胴
82a 吐出側フランジ
83 空気抜き管
84 軸受ケース
85 支持台
86 カップリング
86a ポンプ側カップリング
86b 駆動機側カップリング
90 吸込水槽
100 ポンプ室
101 床面
103 ポンプ据付穴
110 駆動機室
120 鉛直位置調整部材
121 鉛直調整穴
130 水平位置調整部材
131 突出部
131a 水平調整穴
135 止水ベース
135a 筒状部
135b フランジ部
136 シール部材
137,138 締結具
140 筒状ベース
140a 外周面
150,180 管継手
151 第1フランジ
152 第2フランジ
153 フランジ管
153a 吐出曲胴側端部
153b 吐出配管側端部
155,185 ルーズフランジ
156,159,186,189 シール部材
157,187 シール保持リング
157a 傾斜面
200 シール保持具
200a 内周面
200b 下面
200c 傾斜面
201,202,203 シール部材
210 水中駆動機
211 ポンプ本体
212,226 コラムパイプ
220 ガイドケーシング
221 吸込ベルマウス
222 保護管
223 吐出ケーシングカバー
225 ポンプ本体
227 吐出ケーシング
230 駆動機
HS 水平加工面
VS 鉛直加工面
AG 軸方向隙間
RG 半径方向隙間

Claims (11)

  1. 吸込水槽と、該吸込水槽が下方に存在するポンプ室と、該ポンプ室の床面に設けられたポンプ据付穴に挿入されたポンプと、該ポンプの外周から張り出した取付部とを備えたポンプ設備であって、
    前記ポンプ設備は、
    前記ポンプ室の床面に露出して埋め込まれる上面と、前記ポンプ据付穴に露出して埋め込まれる内周面とを有する固定ベースと、
    筒状の本体部と、該本体部の上端から該本体部の半径方向外側に延びるフランジ部とを有し、かつ前記取付部および前記固定ベースとは別のフレキシブルベースと、
    前記本体部の外周面に装着された環状のシール部材とを備え、
    前記フランジ部は、前記取付部の外側まで張り出した張り出し部を有しており、
    前記張り出し部の上面の少なくとも一部は、水平方向に延び、かつ前記ポンプが水平であるか否かを計測する水平測定器を載置可能な水平加工面であることを特徴とするポンプ設備。
  2. 前記フランジ部の外周端面の少なくとも一部は、鉛直方向に延びる鉛直加工面であることを特徴とする請求項1に記載のポンプ設備。
  3. 前記張り出し部は、前記張り出し部の上面に開口する座繰り部を有する座繰り穴を有しており、
    前記水平加工面は、前記座繰り部に形成された座繰り面であることを特徴とする請求項1または2に記載のポンプ設備。
  4. 前記張り出し部は、鉛直方向における前記フレキシブルベースと前記固定ベースとの間の相対位置を調整するための鉛直位置調整部材が挿入可能な鉛直調整穴を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のポンプ設備。
  5. 前記固定ベースは、その上面から上方に突出する突出部を有しており、
    前記突出部は、水平方向における前記フレキシブルベースと前記固定ベースとの間の相対位置を調整するための水平位置調整部材が挿入可能な水平調整穴を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のポンプ設備。
  6. 前記シール部材は、前記フレキシブルベースの前記本体部の外周面と前記固定ベースの前記内周面との間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のポンプ設備。
  7. 前記ポンプ設備は、前記フレキシブルベースと前記固定ベースとの間に配置された筒状部を有する止水ベースをさらに備えており、
    前記シール部材は、前記フレキシブルベースの前記本体部の外周面と前記止水ベースの前記筒状部の内周面との間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のポンプ設備。
  8. 前記ポンプは、ポンプケーシングを構成するポンプボウルおよび吸込ベルマウスを備えており、
    前記フレキシブルベースの内径は、前記フレキシブルベースを前記固定ベースに固定した状態で前記ポンプの着脱が可能となるように、前記ポンプボウルの外径および前記吸込ベルマウスの外径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のポンプ設備。
  9. 前記ポンプ設備は、前記ポンプの吐出曲胴に連結された管継手をさらに備えており、
    前記管継手は、
    前記吐出曲胴に連結されたフランジ管と、
    前記吐出曲胴の吐出側フランジに隣接して配置されたルーズフランジと、
    前記フランジ管と前記ルーズフランジとの間に配置された環状のシール部材と、
    前記シール部材を保持するシール保持リングとを備えており、
    前記吐出曲胴の前記吐出側フランジと前記フランジ管の吐出曲胴側端部との間には、前記フランジ管の軸方向に延びる軸方向隙間が形成されており、
    前記ルーズフランジと前記フランジ管との間には、前記フランジ管の半径方向に延びる半径方向隙間が形成されており、
    前記軸方向隙間および前記半径方向隙間は、互いに垂直であり、かつ前記吐出曲胴に隣接していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のポンプ設備。
  10. 前記ポンプは、
    羽根車と、該羽根車を回転させる水中電動機とを備えるポンプ本体と、
    前記ポンプ本体が着脱可能に収容される筒状のコラムパイプとを備えており、
    前記取付部は、前記コラムパイプの外周から張り出していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のポンプ設備。
  11. 前記ポンプは、
    ガイドケーシングと吸込ベルマウスから構成されたポンプケーシングに収容されている羽根車と回転軸とを備えるポンプ本体と、
    前記ポンプ本体が着脱可能に収容される筒状のコラムパイプとを備えており、
    前記取付部は、前記コラムパイプの外周から張り出していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のポンプ設備。
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