JP6886867B2 - 分波器と分波モジュール - Google Patents

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Description

従来、携帯電話機等の通信機器においては、送信信号及び受信信号のような異なる帯域の信号を分離するために分波器が使用されている。このような分波器では、一以上の弾性表面波(SAW)素子が使用される場合が多い。かかるSAW素子は、圧電基板上に配置されたインターディジタルトランスデューサ(IDT)電極によってそれぞれが形成された一以上の共振器を含み得る。IDT電極は、互いに入り組んだ2つの櫛形電極を含む。特に、ニオブ酸リチウム又はタンタル酸リチウムからなる圧電基板を覆う二酸化ケイ素膜も含むこうしたSAW素子は、セルラーハンドセット市場への適用を目的としたSAWフィルタ及びデュプレクサの開発設計において使用されている。圧電基板と二酸化ケイ素膜とは互いに温度補償し合うことにより、SAW素子にとっての良好な温度特性を与える。
かかるIDT系SAW素子に存在する音響モードは、二酸化ケイ素膜内を伝播するラム波を含む。かかるラム波は、SAW素子の周波数特性においてスプリアスを引き起こし得る。分析によって証明されていることだが、共振周波数、結合性等のようなラム波の特性は、二酸化ケイ素膜の厚さに依存する。特に、ラム波を抑制するには、二酸化ケイ素膜の厚さを所定量よりも小さくなるように制限する必要があることが示されている(例えば非特許文献1を参照)。しかしながら、この要件は、様々なSAW素子に対する他の設計的な考慮に整合しない可能性がある。
例えば、所定のSAWフィルタは、例えば図1に示されて以下にさらに説明されるように、複数の直列腕共振器及び複数の並列腕共振器を含むラダー型構成を有し得る。直列腕共振器の一以上に係る特性における周波数変動量を抑制する一つの技術は、例えば特許文献1に開示されるように、直列腕共振器の一領域に形成される誘電膜の膜厚を増加させることである。他の技術は、例えば特許文献2に開示されるように、SAWフィルタの異なる段の直列腕共振器を覆う誘電膜の厚さを変更することを含む。さらに、特許文献3は、電子音響デバイスにおける副モードの周波数を、当該デバイスの分離膜の膜厚を変えることによって主モードの周波数から分離する技術を開示する。
図1は、SAW素子によって形成された従来型分波器100の一例を示す。分波器100は、第1通過帯域を有する第1フィルタ110と、第1通過帯域とは異なる第2通過帯域を有する第2フィルタ120とを含む。第1フィルタ110は、アンテナに接続可能な共通接点101と、第1信号接点102との間に接続される。第2フィルタ120は、共通接点101と第2信号接点103との間に接続される。第1フィルタ110において、直列共振器111、112、113、及び並列共振器114、115がラダー型フィルタを形成する。同様に、第2フィルタ120において、直列共振器121、122、123、及び並列共振器124、125が、他のラダー型フィルタを形成する。これらの直列共振器111、112、113、121、122、123、及び並列共振器114、115、124、125はそれぞれがSAW素子である。
図2は、従来の第1フィルタ110の共通接点101に現れる信号反射率を(規格化周波数の関数として)例示するグラフである。第1フィルタ110は通過帯域132を有する。第1フィルタ110において、通過帯域132の中心周波数f0の1.2から1.4倍の周波数範囲を含む帯域134にスプリアス136が現れる。スプリアス136は、第1フィルタ110を形成するSAW素子の二酸化ケイ素膜に生じたラム波に由来する。
米国特許出願公開第2013/0162368(A1)号明細書 特開2000−068784号公報 米国特許出願公開第2015/0270824(A1)号明細書
Ben Abbott、Robert Aigner、Alan Chen、Kevin Gamble, Julien Gratier, Taeho Kook, Marc Solal, Kurt Steiner,"THEORETICAL INVESTIGATION INTO SPURIOUS MODES CONTENT IN SAW DEVICES WITH A DIELECTRIC OVERCOAT," Fourth International Symposium on Acoustic Wave Devices for Future Mobile Communication Systems, March 3-5 2010, pp.193-203
分波器100の第1フィルタ110におけるラム波に由来するスプリアス136の周波数が、第2フィルタ120の通過帯域内にある場合、スプリアス136は、望ましくないことに、第2フィルタ120の通過帯域に含まれる信号の分離特性を劣化させる。
複数の側面及び実施形態が、上述の課題の一以上を解決するように構成された分波器を与える。特に、所定の実施形態は、少なくとも2つのSAWフィルタを含む分波器に関し、この分波器は、一のSAWフィルタの通過帯域に生じるスプリアスを低減するように構成される。このスプリアスは、分波器の他のSAWフィルタを形成するSAW素子の二酸化ケイ素膜内を伝播するラム波に由来する。
一つの実施形態によれば、分波器は、アンテナに接続された共通接点と、第1信号接点と、第2信号接点と、当該共通接点及び当該第1信号接点間に接続されて第1通過帯域を有する第1フィルタと、当該共通接点及び当該第2信号接点間に接続されて当該第1通過帯域とは異なる第2通過帯域を有する第2フィルタとを含む。第1フィルタは、第1圧電基板と、当該第1フィルタにおける共通接点の一側に直列接続された第1SAW共振器と、当該第1SAW共振器及び当該第1信号接点間に接続された第1SAWフィルタと、当該第1フィルタを覆うべく当該第1圧電基板上に形成された第1誘電膜とを含み、当該第1SAW共振器に対応する領域における当該第1誘電膜の膜厚は、当該第1SAWフィルタに対応する領域における当該第1誘電膜の膜厚よりも小さく、第2通過帯域の中心周波数は、第1通過帯域の中心周波数の1.2から1.4倍の周波数に設定される。
一つの実施形態によれば、分波器は、共通接点、第1信号接点及び第2信号接点を含む。分波器はさらに、共通接点及び第1信号接点間に接続されて第1通過帯域を有する第1フィルタを含む。第1フィルタは、第1圧電基板と、当該第1圧電基板の一表面上に形成された弾性表面波(SAW)フィルタと、当該第1圧電基板の当該一表面上に形成されて当該共通接点及び当該SAWフィルタ間に直列接続されたSAW共振器と、当該圧電基板の当該一表面にわたって形成されて当該SAWフィルタ及びSAW共振器を覆う誘電膜とを含み、当該誘電膜は、当該SAWフィルタに対応する第1領域に第1厚さを有し、当該SAW共振器に対応する第2領域に第2厚さを有し、当該第1厚さは当該第2厚さよりも大きい。分波器はさらに、共通接点及び第2信号接点間に接続されて第1通過帯域とは異なる第2通過帯域を有する第2フィルタを含み、当該第2通過帯域の中心周波数は、当該第1通過帯域の中心周波数の1.2から1.4倍の範囲にある。一例において、SAW共振器及びSAWフィルタは一緒になって第1ラダー型フィルタを形成する。SAWフィルタは、グランド接点に接続された少なくとも一つの並列共振器を含む。他例において、SAWフィルタは二重モード型SAWフィルタである。
一例において、第2通過帯域の中心周波数は、第1通過帯域の中心周波数の1.25から1.3倍の範囲にある。
一例において、誘電膜は二酸化ケイ素からなる。一例において、SAW共振器に対応する第2領域における誘電膜の第2厚さは、第1フィルタにおいて励振される弾性表面波の波長で規格化した場合に26%よりも小さくなるように構成される。他例において、SAWフィルタに対応する第1領域における誘電膜の第1厚さは、第1フィルタにおいて励振される弾性表面波の波長で規格化した場合に29%よりも大きくなるように構成される。他例において、誘電膜の第1厚さと第2厚さとの差は、第1フィルタにおいて励振される弾性表面波の波長で規格化した場合に3%よりも大きくなるように構成される。
一例において、第1圧電基板はニオブ酸リチウムからなる。他例において、第1圧電基板はタンタル酸リチウムからなる。
一例において、第2フィルタは、第1圧電基板上に配置された複数の弾性波素子を含む。他例において、第2フィルタは第2圧電基板を含む。第2フィルタは、第2圧電基板上に配置された複数の弾性波素子を含み得る。一例において、第1圧電基板は第1材料からなり、第2圧電基板は当該第1材料とは異なる第2材料からなる。
さらなる実施形態は、分波器を含むモジュールに関する。
なおもさらなる実施形態は、分波器を含む無線機器に関する。分波器は、例えば、無線機器におけるアンテナデュプレクサ又はアンテナダイプレクサとして構成することができる。
他実施形態によれば、分波モジュールは、パッケージング基板と、当該パッケージング基板上に配置されて共通接点、第1信号接点及び第2信号接点を有するフィルタダイとを含む。フィルタダイは、共通接点及び第1信号接点間に接続されて第1通過帯域を有する第1フィルタを含む。第1フィルタは、圧電基板と、当該圧電基板の一表面上に形成された弾性表面波(SAW)フィルタと、当該圧電基板の当該一表面上に形成されて共通接点及び当該SAWフィルタ間に直列接続されたSAW共振器と、当該圧電基板の当該一表面にわたって形成されて当該SAWフィルタ及び当該SAW共振器を覆う誘電膜とを含む。誘電膜は、SAWフィルタに対応する第1領域に第1厚さを有し、SAW共振器に対応する第2領域に第2厚さを有する。第1厚さは第2厚さよりも大きい。フィルタダイはさらに、共通接点及び第2信号接点間に接続されて第1通過帯域とは異なる第2通過帯域を有する第2フィルタを含む。第2通過帯域の中心周波数は、第1通過帯域の中心周波数の1.2から1.4倍の範囲にある。分波モジュールはさらに、パッケージング基板上に配置された複数の接続パッドを含む。フィルタダイの共通接点、第1信号接点及び第2信号接点は、複数の接続パッドの対応するそれぞれに電気コネクタによって接続される。
一例において、電気コネクタはワイヤボンドである。他例において、電気コネクタは半田バンプである。
一例において、第2通過帯域の中心周波数は、第1通過帯域の中心周波数の1.25から1.3倍の範囲にある。
一例において、誘電膜は二酸化ケイ素からなる。所定の実施形態によれば、当該分波器における第1フィルタの通過帯域の中心周波数の1.2から1.4倍の周波数の一帯域に、当該第1フィルタを形成するSAW素子の二酸化ケイ素膜に起因するラム波に由来して発生するスプリアスを低減する分波器を設けることができ、ひいては、この分波器が使用される通信機器の品質を向上させることができる。
これらの典型的な側面及び実施形態の、さらに他の側面、実施形態及び利点が以下に詳述される。ここに開示される複数の実施形態は、ここに開示の複数の原理の少なくとも一つに整合する任意の態様で他の実施形態と組み合わせることができる。「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「代替実施形態」、「様々な実施形態」、「一つの実施形態」等の言及は、必ずしも互いに排他的というわけではなく、記載される特定の特徴、構造又は特性が少なくとも一つの実施形態に含まれ得ることを示すことが意図される。ここでそのような用語が登場しても、必ずしもすべてが同じ実施形態を言及するわけではない。
少なくとも一つの実施形態の様々な側面が、縮尺どおりに描かれることを意図するわけではない添付図面を参照して以下に説明される。図面は、様々な側面及び実施形態の例示及びさらなる理解を与えるべく含まれ、本明細書に組み入れられ及び本明細書の一部をなすが、本発明の制限の画定として意図されるわけではない。図面において、様々な図面に例示される同一又はほぼ同一の部品はそれぞれ、同じ参照番号によって代表される。明確性を目的として、すべての部品が、すべての図面において標識されるわけではない。
従来型分波器を例示する回路図である。 図1の従来型分波器の第1フィルタの周波数特性を例示するグラフである。 本開示の複数の側面に係る分波器の一例の構成を例示する回路図である。 図4Aは、本開示の複数の側面に係る分波器の一構成を示す断面図であり、図4Bは、従来型フィルタを示す断面図である。 本開示の複数の側面に係る分波器の第1フィルタの周波数特性を例示するグラフである。 本開示の複数の側面に係るフロントエンド共振器の周波数特性を例示するグラフである。 本開示の複数の側面に係る誘電膜の規格化膜厚とスプリアスレベルとの関係を例示するグラフである。 本開示の複数の側面に係る規格化膜厚を示す断面図である。 本開示の複数の側面に係る分波器のモジュールの一例のブロック図である。 本開示の複数の側面に係るアンテナデュプレクサとして構成された分波器を含むRFフロントエンドモジュールの一例のブロック図である。 本開示の複数の側面に係るアンテナデュプレクサとして構成された分波器を含む無線機器の一例のブロック図である。
複数の側面及び実施形態が、第1フィルタの通過帯域の中心周波数の1.2から1.4倍の周波数の一帯域に発生する第1フィルタのスプリアスを低減する分波器を与える。
図3は、所定の実施形態に係る分波器の典型的な構成を模式的に例示するブロック図である。分波器200は第1フィルタ210及び第2フィルタ220を含む。第1フィルタ210は、アンテナに接続可能な共通接点201と、第1信号接点202との間に接続され、入力信号を通過させる。第2フィルタ220は、共通接点201及び第2信号接点203間に接続される。分波器200は、例えば、アンテナダイプレクサ又はアンテナデュプレクサとしてよい。
第1フィルタ210は複数の弾性表面波(SAW)共振器を含む。複数の共振器のうちただ一つのSAW共振器212(以下、フロントエンド共振器と称する)が、共通接点201に接続される。残りの共振器(図示せず)は、SAWフィルタ214を形成し、第1フィルタ210においてフロントエンド共振器212及び第1信号接点202間に接続される。
一例において、第1フィルタ210に含まれるフロントエンド共振器212及びSAWフィルタ214は、共通接点201及び第1信号接点202間に互いに直列接続された(フロントエンド共振器212を含む)複数の直列共振器と、当該直列共振器及びグランド接点(図示せず)間に接続された一以上の並列共振器とを含むラダー型フィルタを形成してよい。しかしながら、SAWフィルタ214の構成はラダー型配列に限られず、他実施形態においてSAWフィルタ214は、例えば二重モード型SAW(DMS)フィルタとしてよい。
所定の例によれば、第2フィルタ220は、第1フィルタ210とは異なる通過帯域を有する。一つの実施形態において、第2フィルタ220の中心周波数は、第1フィルタ210の通過帯域の中心周波数のほぼ1.2から1.4倍の一帯域内に存在してよい。第2フィルタ220の中心周波数は、第1フィルタ210の通過帯域の中心周波数のほぼ1.25から1.3倍の一帯域に存在してよい。
図4Aは、第1フィルタ210の一例の構造を示す単純化された断面図である。この例において、第1フィルタ210は、平坦な主表面を有する圧電基板310を含む。圧電基板310は、例えばニオブ酸リチウム又はタンタル酸リチウムのような圧電体から形成される。SAWフィルタ214及びフロントエンドSAW共振器212を形成する各SAW共振器は、一対の入り組んだ櫛形電極からなるインターディジタルトランスデューサ(IDT)電極を含む。したがって、図4Aは、SAWフィルタ214及びフロントエンド共振器212を表すIDT電極320を模式的に示す。IDT電極320は、圧電基板310の主表面上に形成される。
図4Aに示されるように、圧電基板310の主表面はIDT電極320とともに、誘電膜330によって覆われる。一例において、誘電膜330は二酸化ケイ素(SiO)からなる。一つの実施形態において、誘電膜は、SAWフィルタ214に対応する第1領域に第1厚さTを、フロントエンド共振器212に対応する第2領域340に第2厚さTを有する。第2厚さTは、第1厚さTよりも小さくなるように構成される。以下にさらに述べるが、フロントエンド共振器212に対応する領域340における誘電膜330の膜厚Tが相対的に小さく構成されることにより、ラム波の発生が防止され得るので、第2フィルタ220の通過帯域におけるスプリアスが低減される。
所定の実施形態によれば、第2フィルタ220もまた、複数のSAW共振器を含む。第2フィルタ220に含まれる複数の共振器は、例えば、第1フィルタ210を形成する共振器に隣接するように、圧電基板310の主表面上に形成することができる。加えて、誘電膜330は、第2フィルタ220に含まれる複数の共振器のそれぞれを覆うように形成することができる。誘電膜330は、第2フィルタ220に対応する領域(複数可)に第1厚さTを有してよい。なお、第2フィルタ220は必ずしも、圧電基板310の主表面において第1フィルタ210と一緒に形成される必要はない。所定の実施形態において、第2フィルタ220は、第1フィルタ210の圧電基板310とは異なる圧電基板に形成してよい。さらに、第2フィルタは必ずしも、SAW素子によって形成される必要はない。他実施形態において、第2フィルタ220は、例えば、バルク弾性波(BAW)共振器又は圧電薄膜共振器(FBAR)を含んでよい。
図4Bは、図4Aに示される第1フィルタ210の例との比較のため、従来型の第1フィルタ110を示す断面図である。図4Bにおいて図4Aの例と共通する参照番号が同じ要素を示すことにより、両者間の対応関係が明らかにされる。従来型の第1フィルタ110は、第1フィルタ110の共振器を形成するIDT電極320すべてにわたって一定の膜厚を有する誘電膜330を含むように構成される。したがって、上述のように誘電膜330の膜厚に応じて望ましくないラム波が生じ得る。
図5は、第1フィルタ210の共通接点201における信号反射率を、実線で表示されるように、規格化された周波数の関数として例示するグラフである。すなわち、信号反射率がグラフの縦軸に示され、グラフの横軸は、第1フィルタ210の通過帯域232における中心周波数f0に対する、規格化された周波数f/f0を表す。第1フィルタ210の通過帯域232における中心周波数f0のほぼ1.2から1.4倍の範囲にわたって延びる周波数帯域236に、スプリアス234が現れる。スプリアス234は、第1フィルタ210の二酸化ケイ素誘電膜330のラム波に由来する。
さらに図5に示されるのは、従来型の第1フィルタ110によって帯域236に発生するスプリアス138である。これは、比較のため破線で示す。図4Bに示されるように、従来型第1フィルタ110は、すべての共振器にわたって一定の膜厚を有する誘電膜330を含むように構成される。そのような従来型の第1フィルタ110においては、帯域236に発生するスプリアス138が抑制されないので、スプリアス138は、図5に示されるように相対的に大きくなり得る。
これとは対照的に、所定の実施形態に係る第1フィルタ210における誘電膜330の膜厚は、図4Aに示されるように、フロントエンド共振器212に対応する領域において他の領域の膜厚よりも低減されるように構成されるので、ラム波の発生が抑制される。すなわち、帯域136におけるスプリアス234が、図5に示されるように低減される。このようなスプリアスの抑制により、帯域136におけるフィルタ200の良好な通過特性を確保することができるので、分波器200が使用される通信機器の性能を向上させることができる。
図6は、図4Aに示される例に係る第1フィルタ210のフロントエンド共振器212の周波数特性を例示するグラフである。グラフの横軸は、第1フィルタ210の通過帯域132における中心周波数f0に対する規格化された周波数f/f0を表し、縦軸は通過特性をデシベル(dB)で表す。図6において、破線が第1フィルタ210の通過特性を示す一方、実線はフロントエンド共振器212の通過特性を示す。第1フィルタ210の共振器は、フロントエンド共振器212の反共振周波数f2が、フロントエンド共振器212以外の共振器の共振周波数f1に最も近い高い側の周波数となるように構成される。共振周波数f1は、第1フィルタ210の第1通過帯域に減衰極を生成する。
第1フィルタ210において、フロントエンド共振器212の領域340における誘電膜330の膜厚(T2)を、他の領域の膜厚(T1)よりも小さく構成することにより、フロントエンド共振器212の周波数温度係数(TCF)の絶対値を大きくすることができる。したがって、フロントエンド共振器212の反共振周波数が温度変化に由来して第1フィルタ210の通過帯域方向にシフトしても、当該通過帯域が狭くなることを防止できる。
図7は、フロントエンド共振器212の領域340における誘電膜330の膜厚と、スプリアス234のレベルとの関係を例示する。
図8は、誘電膜330の規格化膜厚を例示する。詳しくは、図8は、第1フィルタ210における共振器の一部分の拡大断面図である。共振器のIDT電極320はピッチPを有し、圧電基板310及びIDT電極320を覆う誘電膜330は、圧電基板310の主表面を基準として膜厚Tを有する。共振器は、波長L=2Pを有する弾性表面波を励振するように構成される。誘電膜330の規格化膜厚は、弾性表面波の波長Lに対してT/Lと表すことができる。
図7は、第1フィルタ210の帯域236(図5)において発生したスプリアス234のレベルが、フロントエンド共振器212に対応する領域340における誘電膜330の規格化膜厚T/Lに依存し得ることを示す。図7を参照してわかるように、規格化膜厚が相対的に低い場合に、著しく低いスプリアスが観測される。特に、フロントエンド共振器212に対応する領域340に形成される誘電膜330の規格化膜厚T/Lが26%よりも小さな領域において、スプリアス234のレベルは0.1未満となる。また、この領域においては、誘電膜330の規格化膜厚T/Lに対するスプリアス234のレベルの変動も小さくなるので、性能がさらに安定し得ることがわかる。
所定の実施形態では、第1フィルタ210の通過帯域232に最も近い減衰極を生成するフロントエンド共振器212以外の共振器、すなわち第1フィルタ210において第1フィルタ210の通過帯域232を形成する共振器において、良好な周波数温度係数(TCF)を確保するには、規格化膜厚T/Lは29%よりも大きくする必要がある。
したがって、所定の実施形態によれば、フロントエンド共振器212を覆う誘電膜330の規格化膜厚T/Lを26%よりも小さくすべきであり、他の共振器を覆う誘電膜330の規格化膜厚T/Lは29%よりも大きくすべきである。これを目的として、フロントエンド共振器212に対応する領域340における誘電膜330の規格化膜厚T/Lは、他の領域を覆う誘電膜330の規格化膜厚T/Lよりも、少なくとも3%小さく構成してよい。したがって、第1フィルタ210のフロントエンド共振器212に対応する領域340における、誘電膜330に由来するラム波の発生を抑制することができる。これにより、第1フィルタ210による帯域236におけるスプリアス234のレベルを低減するとともに、SAWフィルタ214に含まれる他の共振器の周波数温度係数を維持することもできる。
上述のように、分波器200の複数の実施形態は、例えば、アンテナを送受信に共用するデュプレクサとして、又は、アンテナ信号をその帯域に応じて分割するダイプレクサとして構成してよい。さらに、所定の実施形態に係る分波器200は、第1フィルタ210及び第2フィルタ220のみに限られず、3以上のフィルタを含んでもよい。この場合、任意の2つのフィルタを上述のように構成することができる。すなわち、一のフィルタが、そのフロントエンド共振器にわたって低減された誘電膜厚を有することにより、他のフィルタの通過帯域におけるラム波に由来するスプリアスが抑制される。
分波器200の複数の実施形態は、例えば、究極的には無線通信機器のような電子機器において使用され得るモジュールに組み入れ、又は当該モジュールとしてパッケージ化することができる。図9は、分波器200を含むモジュール400の一例を示すブロック図である。分波器200は、一以上の接続パッドを含む一以上のダイ410に実装してよい。図9に示される例において、分波器200は、共通接点201、第1信号接点202及び第2信号接点203に対応する少なくとも3つの接続パッドを含む。パッケージ化モジュール400は、分波器ダイ410を含む複数の部品を需要するように構成されたパッケージング基板420を含む。複数の接続パッド422は、パッケージング基板420上に配置することができ、分波器ダイ410の様々な接続パッドが、パッケージング基板420上の接続パッド422に、電気コネクタ424を介して接続され得る。電気コネクタ424は、例えば、半田バンプ又はワイヤボンドでよく、分波器200へ及び分波器200から様々な信号が通過することが許容される。モジュール400は随意的に、ここでの開示に鑑み半導体製造業の当業者にわかるであろう、例えば一以上の付加フィルタ、増幅器、前置フィルタ、変調器、復調器、ダウンコンバータ等のような、他の回路ダイ430をさらに含む。いくつかの実施形態において、モジュール400はまた、例えば、モジュール400を保護し及びその取り扱いを容易にするための一以上のパッケージング構造物を含んでよい。このようなパッケージング構造物は、パッケージング基板420にわたって形成されて様々な回路及びその部品を実質的にカプセル化する寸法とされたオーバモールドを含み得る。
上述のように、分波器200の様々な例及び実施形態は、多用な電子機器に使用することができる。例えば、分波器200は、アンテナデュプレクサ又はダイプレクサとして構成することができる。これらは、RFフロントエンドモジュール及び通信機器のような様々な電子機器に組み入れることができる。
図10を参照すると、例えば、無線通信機器(例えば携帯電話機)のような電子機器において使用され得るフロントエンドモジュール500の一例のブロック図が例示される。この例において、分波器200は、フロントエンドモジュール500に含まれるアンテナデュプレクサ510として構成される。アンテナデュプレクサ510は、アンテナ610が接続される共通接点201を含む。アンテナデュプレクサ510はさらに、入力信号接点502及び出力信号接点504を含む。
アンテナデュプレクサ510は、入力信号接点502及び共通接点201間に接続された送信フィルタ512と、共通接点201及び出力信号接点504間に接続された受信フィルタ514とを含み得る。送信フィルタの通過帯域は、受信フィルタの通過帯域とは異なる。この例では、送信フィルタ512は、分波器200における第1フィルタ210及び第2フィルタ220の一方に対応し、受信フィルタ514は、第1フィルタ210及び第2フィルタ220の他方に対応し得る。したがって、入力及び出力信号接点502、504は、分波器200の第1及び第2信号接点202、203のそれぞれ一つに対応し得る。
フロントエンドモジュール500はさらに、デュプレクサ510の入力信号接点502に接続された送信器回路522と、デュプレクサ510の出力信号接点504に接続された受信器回路524とを含む。送信器回路522は、アンテナ610を介して送信される送信を生成することができ、受信器回路524は、アンテナ610を介して受信された信号を、受信及び処理することができる。いくつかの実施形態では、送信器及び受信器回路は、図10に示されるように、別個の部品として実装されるが、他実施形態では、これらの部品は、共通の送受信器回路又はモジュールに統合してよい。当業者にわかることだが、フロントエンドモジュール500は、スイッチ、電磁結合器、増幅器、プロセッサ等を含むがこれらに限られない、図10に例示されない他の部品を含んでよい。
図11は、図10に示されるアンテナデュプレクサ510を含む無線機器600の一例のブロック図である。無線機器600は、音声又はデータ通信のために構成されたセルラー電話機、スマートフォン、タブレット、モデム、通信ネットワーク、又は任意の他のポータブル若しくは非ポータブル機器であってよい。無線機器600は、アンテナ610から信号を受信及び送信できる。無線機器は、図10を参照して上述されたものと同様のフロントエンドモジュール500の一実施形態を含む。フロントエンドモジュール500は、上述のようにデュプレクサ510を含む。図11に示される例において、フロントエンドモジュール500はさらに、アンテナスイッチ530を含む。これは、例えば送信モード及び受信モードのような、異なる周波数帯域又はモード間の切り替えのために構成してよい。図11に示される例において、アンテナスイッチ530は、デュプレクサ510及びアンテナ610間に位置決めされる。しかしながら、他例では、デュプレクサ510をアンテナスイッチ530及びアンテナ610間に位置決めしてよい。他例では、アンテナスイッチ530及びデュプレクサ510は、一つの部品に統合してよい。
フロントエンドモジュール500は、送信のための信号を生成し又は受信信号を処理するように構成された送受信器520を含む。送受信器520は、図10の例に示されるように、デュプレクサ510の入力信号接点502に接続可能な送信器回路522と、デュプレクサ510の出力信号接点504に接続可能な受信器回路524とを含み得る。
送信器回路522が送信のために生成した信号は、電力増幅器(PA)モジュール540によって受信される。電力増幅器モジュール540は、送受信器520からの生成信号を増幅する。電力増幅器モジュール540は、一以上の電力増幅器を含んでよい。電力増幅器モジュール540は、多様なRF又は周波数帯域の送信信号を増幅するべく使用してよい。例えば、電力増幅器モジュール540は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)信号又は任意の他の適切なパルス信号を送信する補助となるように、電力増幅器の出力をパルス化するべく使用可能なイネーブル信号を受信することができる。電力増幅器モジュール540は、例えば、GSM(Global System for Mobile)(登録商標)信号、符号分割多元接続(CDMA)信号、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)信号、ロングタームエボリューション(LTE)信号又はEDGE信号を含む様々なタイプの信号のいずれかを増幅するように構成することができる。所定の実施形態では、電力増幅器モジュール540、及びスイッチ等を含む関連部品は、例えば、高電子移動度トランジスタ(pHEMT)若しくは絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(BiFET)を使用するガリウム砒素(GaAs)基板上に、又は相補型金属酸化物半導体(CMOS)電界効果トランジスタを使用するシリコン基板上に作製してよい。
なおも図11を参照すると、フロントエンドモジュール500はさらに、低雑音増幅器モジュール550を含んでよい。これは、アンテナ610からの受信信号を増幅し、当該増幅信号を送受信器520の受信器回路524に与える。
図11の無線機器600はさらに、送受信器520に接続されて無線機器600の動作のための電力を管理する電力管理サブシステム620を含む。電力管理システム620はまた、無線機器600のベース帯域サブシステム630及び様々な他の部品の動作も制御可能である。電力管理システム620は、無線機器600の様々な部品のために電力を供給する電池(図示せず)を含み又は当該電池に接続されてよい。電力管理システム620はさらに、例えば信号の送信を制御可能な一以上のプロセッサ又は制御器を含んでよい。一つの実施形態において、ベース帯域サブシステム630は、ユーザとの間でやりとりされる音声又はデータの様々な入力及び出力を容易にするべくユーザインタフェイス640に接続される。ベース帯域サブシステム630はまた、無線機器600の動作を容易にし及び/又はユーザのための情報記憶を与えるべく、データ及び/又は命令を記憶するべく構成されたメモリ650に接続されてよい。
少なくとも一つの実施形態のいくつかの側面を上述したが、様々な改変、修正及び改善が当業者にとって容易に想起されることを理解されたい。かかる改変、修正及び改善は、本開示の一部となることが意図され、かつ、本発明の範囲内にあることが意図される。なお、ここに説明される方法及び装置の複数の実施形態は適用上、本説明に記載され又は添付図面に例示される構造の詳細及び部品の配列に限られない。本方法及び装置は、他の実施形態に実装すること、及び様々な方法で実施することが可能である。特定の実装例は、例示のみを目的としてここに与えられ、限定されることを意図しない。また、ここで使用される表現及び用語は、説明目的であって、限定としてみなすべきではない。ここでの「含む」、「備える」、「有する」、「包含する」及びこれらの変形の使用は、以降に列挙される項目及びその均等物並びに付加項目の包括を意味する。「又は(若しくは)」の言及は、「又は(若しくは)」を使用して記載される任意の用語が、当該記載の用語の一つの、一を超える、及びすべてのものを示すように解釈され得る。前後、左右、頂底、上下及び垂直水平への言及はいずれも、説明の便宜のためであって、本システム及び方法又はこれらの構成要素をいずれか一つの位置的又は空間的配向へと限定することを意図しない。したがって、上記説明及び図面は例示にすぎず、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその均等物の適切な構築から決定するべきである。

Claims (36)

  1. 分波器であって、
    共通接点、第1信号接点及び第2信号接点と、
    前記共通接点及び前記第1信号接点間に接続されて第1通過帯域を有する第1フィルタと、
    前記共通接点及び前記第2信号接点間に接続されて前記第1通過帯域とは異なる第2通過帯域を有する第2フィルタと
    を含み、
    前記第1フィルタは、
    第1圧電基板と、
    前記第1圧電基板の一表面上に形成された弾性表面波(SAW)フィルタと、
    前記第1圧電基板の前記一表面上に形成されて前記共通接点及び前記SAWフィルタ間に直列接続されたフロントエンドSAW共振器と、
    前記第1圧電基板の前記一表面を覆いかつ前記SAWフィルタ及び前記フロントエンドSAW共振器を覆うように形成された誘電膜と
    を含み、
    前記誘電膜は、前記SAWフィルタに対応する第1領域に第1厚さを有し、前記フロントエンドSAW共振器に対応する第2領域に第2厚さを有し、
    前記第1厚さは前記第2厚さよりも大きく、
    前記第1厚さと前記第2厚さとの差が、前記第1領域におけるラム波の伝播により生成される前記第2通過帯域におけるスプリアスを抑制するべく、前記第1フィルタにおいて励振される弾性表面波の波長で規格化した場合に3%よりも大きくなるように構成され
    前記第2通過帯域の中心周波数は、前記第1通過帯域の中心周波数の1.2から1.4倍の周波数に設定される、分波器。
  2. 前記第2通過帯域の中心周波数は、前記第1通過帯域の中心周波数の1.25から1.3倍の周波数に設定される、請求項の分波器。
  3. 前記フロントエンドSAW共振器と前記SAWフィルタとが一緒になってラダー形フィルタを形成し、
    前記SAWフィルタは、
    前記第1信号接点と前記フロントエンドSAW共振器との間に直列に接続された複数の直列SAW共振器と、
    少なくとも一つのグランド接点に接続された複数の並列SAW共振器と
    を含む、請求項1の分波器。
  4. 前記誘電膜は二酸化ケイ素からなる、請求項1の分波器。
  5. 前記フロントエンドSAW共振器に対応する前記第2領域における前記誘電膜の第2厚さは、前記第1フィルタにおいて励振される弾性表面波の波長で規格化した場合に26%よりも小さくなるように構成される、請求項1の分波器。
  6. 前記SAWフィルタに対応する前記第1領域の前記誘電膜の第1厚さは、前記第1フィルタにおいて励振される弾性表面波の波長で規格化した場合に29%よりも大きくなるように構成される、請求項の分波器。
  7. 前記第1圧電基板はニオブ酸リチウム及びタンタル酸リチウムの一方からなる、請求項1の分波器。
  8. 前記第2フィルタは、前記第1圧電基板に配置された複数の弾性波素子を含む、請求項1の分波器。
  9. 前記第2フィルタは、第2圧電基板と、前記第2圧電基板に配置された複数の弾性波素子とを含む、請求項1の分波器。
  10. 前記複数の弾性波素子は、弾性表面波素子、バルク弾性波素子及び薄膜バルク弾性共振器の少なくとも一つを含む、請求項の分波器。
  11. 前記第1圧電基板は第1材料からなり、前記第2圧電基板は前記第1材料とは異なる第2材料からなる、請求項の分波器。
  12. 前記フロントエンドSAW共振器の反共振周波数は、前記第1通過帯域の外側において前記第1通過帯域の高周波数側に最も近いところにある減衰極の周波数よりも高い、請求項1の分波器。
  13. 分波器であって、
    共通接点、第1信号接点及び第2信号接点と、
    前記共通接点及び前記第1信号接点間に接続されて第1通過帯域を有する第1フィルタと、
    前記共通接点及び前記第2信号接点間に接続されて前記第1通過帯域とは異なる第2通過帯域を有する第2フィルタと
    を含み、
    前記第1フィルタは、
    第1圧電基板と、前記第1圧電基板の一表面上に形成されて弾性表面波を励振するべく構成された弾性表面波(SAW)フィルタと、
    前記第1圧電基板の前記一表面上に形成されて前記共通接点及び前記SAWフィルタ間に直列接続されたフロントエンドSAW共振器と、
    前記第1圧電基板の前記一表面を覆いかつ前記SAWフィルタ及び前記フロントエンドSAW共振器を覆うように形成された誘電膜と
    を含み、
    前記誘電膜は、前記SAWフィルタに対応する第1領域に第1厚さを有し、前記フロントエンドSAW共振器に対応する第2領域に第2厚さを有し、
    前記第1厚さは、前記弾性表面波の波長で規格化した場合に29%よりも大きくなるように構成され、
    前記第2厚さは、前記第1領域におけるラム波の伝播により生成される前記第2通過帯域におけるスプリアスを抑制するべく、前記弾性表面波の波長で規格化した場合に26%よりも小さくなるように構成され
    前記第2通過帯域の中心周波数は、前記第1通過帯域の中心周波数の1.2から1.4倍の周波数に設定される、分波器。
  14. 前記第2通過帯域の中心周波数は、前記第1通過帯域の中心周波数の1.25から1.3倍の周波数に設定される、請求項13の分波器。
  15. 前記誘電膜は二酸化ケイ素からなる、請求項13の分波器。
  16. 前記第2フィルタは、前記第1圧電基板に配置された複数の弾性波素子を含む、請求項13の分波器。
  17. 前記第2フィルタは、第2圧電基板と、前記第2圧電基板に配置された複数の弾性波素子とを含む、請求項13の分波器。
  18. 前記第1圧電基板は第1材料からなり、前記第2圧電基板は前記第1材料とは異なる第2材料からなる、請求項17の分波器。
  19. 分波器であって、
    共通接点、第1信号接点及び第2信号接点と、
    前記共通接点及び前記第1信号接点間に接続されて第1通過帯域を有する第1フィルタと、
    前記共通接点及び前記第2信号接点間に接続されて前記第1通過帯域とは異なる第2通過帯域を有する第2フィルタと
    を含み、
    前記第1フィルタは、
    第1圧電基板と、
    前記第1圧電基板の一表面上に形成された弾性表面波(SAW)フィルタと、
    前記第1圧電基板の前記一表面上に形成されて前記共通接点及び前記SAWフィルタ間に直列接続されたフロントエンドSAW共振器と、
    前記第1圧電基板の前記一表面を覆いかつ前記SAWフィルタ及び前記フロントエンドSAW共振器を覆うように形成された誘電膜と
    を含み、
    前記誘電膜は、前記SAWフィルタに対応する第1領域に第1厚さを有し、前記フロントエンドSAW共振器に対応する第2領域に第2厚さを有し、
    前記第1厚さは前記第2厚さよりも大きく、
    前記第2通過帯域の中心周波数は、前記第1通過帯域の中心周波数の1.2から1.4倍の周波数に設定され、
    前記第1厚さと前記第2厚さとの差が、前記第1領域におけるラム波の伝播により生成される前記第2通過帯域におけるスプリアスを抑制するべく、前記第1フィルタにおいて励振される弾性表面波の波長で規格化した場合に3%よりも大きくなるように構成される、分波器。
  20. 前記フロントエンドSAW共振器及び前記SAWフィルタは一緒になって第1ラダー型フィルタを形成し、
    前記SAWフィルタは、グランド接点に接続された少なくとも一つの並列共振器を含む、請求項19の分波器。
  21. 前記SAWフィルタは二重モード型SAWフィルタである、請求項19の分波器。
  22. 前記第2通過帯域の中心周波数は、前記第1通過帯域の中心周波数の1.25から1.3倍の周波数に設定される、請求項18の分波器。
  23. 前記誘電膜は二酸化ケイ素からなる、請求項19の分波器。
  24. 前記フロントエンドSAW共振器に対応する前記第2領域における前記誘電膜の第2厚さは、前記第1フィルタにおいて励振される弾性表面波の波長で規格化した場合に26%よりも小さくなるように構成される、請求項19の分波器。
  25. 前記SAWフィルタに対応する前記第1領域の前記誘電膜の第1厚さは、前記第1フィルタにおいて励振される弾性表面波の波長で規格化した場合に29%よりも大きくなるように構成される、請求項19又は24の分波器。
  26. 前記第2フィルタは、前記第1圧電基板に配置された複数の弾性波素子を含む、請求項19の分波器。
  27. 前記第2フィルタは第2圧電基板を含む、請求項18の分波器。
  28. 前記第2フィルタは、前記第2圧電基板に配置された複数の弾性波素子を含む、請求項27の分波器。
  29. 前記第1圧電基板は第1材料からなり、前記第2圧電基板は前記第1材料とは異なる第2材料からなる、請求項27の分波器。
  30. 前記第1圧電基板はニオブ酸リチウムからなる、請求項19の分波器。
  31. 前記第1圧電基板はタンタル酸リチウムからなる、請求項19の分波器。
  32. 分波モジュールであって、
    パッケージング基板と、
    前記パッケージング基板上に配置されて共通接点、第1信号接点及び第2信号接点を有するフィルタダイと、
    前記パッケージング基板上に配置された複数の接続パッドと
    を含み、
    前記フィルタダイは、前記共通接点及び前記第1信号接点間に接続されて第1通過帯域を有する第1フィルタを含み、
    前記第1フィルタは、
    圧電基板と、
    前記圧電基板の一表面上に形成された弾性表面波(SAW)フィルタと、
    前記圧電基板の前記一表面上に形成されて前記共通接点及び前記SAWフィルタ間に直列接続されたフロントエンドSAW共振器と、
    前記圧電基板の前記一表面を覆うようにかつ前記SAWフィルタ及び前記フロントエンドSAW共振器を覆うように形成された誘電膜と
    を含み、
    前記誘電膜は、前記SAWフィルタに対応する第1領域に第1厚さを有し、前記フロントエンドSAW共振器に対応する第2領域に第2厚さを有し、
    前記第1厚さは前記第2厚さよりも大きく、
    前記フィルタダイはさらに、前記共通接点及び前記第2信号接点間に接続されて前記第1通過帯域とは異なる第2通過帯域を有する第2フィルタを含み、
    前記第2通過帯域の中心周波数は、前記第1通過帯域の中心周波数の1.2から1.4倍の周波数に設定され、
    前記第1厚さと前記第2厚さとの差が、前記第1領域におけるラム波の伝播により生成される前記第2通過帯域におけるスプリアスを抑制するべく、前記第1フィルタにおいて励振される弾性表面波の波長で規格化した場合に3%よりも大きくなるように構成され、
    前記フィルタダイの前記共通接点、前記第1信号接点及び前記第2信号接点は、前記複数の接続パッドの対応するそれぞれに電気コネクタによって接続される、分波モジュール。
  33. 前記第2通過帯域の中心周波数は、前記第1通過帯域の中心周波数の1.25から1.3倍の周波数に設定される、請求項32の分波モジュール。
  34. 前記誘電膜は二酸化ケイ素からなる、請求項32の分波モジュール。
  35. 前記電気コネクタはワイヤボンドである、請求項32の分波モジュール。
  36. 前記電気コネクタは半田バンプである、請求項32の分波モジュール。
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