JP2019533954A - マルチプレクサ、無線通信デバイス、フィルタアセンブリ、及び信号を処理する方法 - Google Patents

マルチプレクサ、無線通信デバイス、フィルタアセンブリ、及び信号を処理する方法 Download PDF

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Abstract

本開示の複数の側面は、デュプレクサ、クアッドプレクサ、ヘキサプレクサ等のようなマルチプレクサに関する。マルチプレクサは、一つの共通ノード結合された複数の弾性波フィルタを含む。一つの第1弾性波フィルタが、第1タイプの複数の弾性波共振器と、第1タイプの複数の弾性波共振器と共通ノードとの間に結合された第2タイプの一つの直列弾性波共振器とを含む。いくつかの実施形態において、第1タイプの複数の弾性波共振器は複数の弾性表面波共振器であり、第2タイプの一つの直列弾性波共振器は一つのバルク弾性波共振器である。

Description

本開示の実施形態は弾性波フィルタに関する。
優先権出願の相互参照
本願は、2016年10月28日に出願された「ハイブリッドSAW/BAWマルチプレクサ」との名称の米国仮特許出願第62/414,253号、2016年11月23日に出願された「ハイブリッド弾性表面波及びバルク弾性波マルチプレクサ」との名称の米国仮特許出願第62/426,104号、及び2016年11月23日に出願された「弾性表面波共振器及びバルク弾性波共振器を含む弾性波フィルタ」との名称の米国仮特許出願第62/426,083号の優先権の利益を主張する。これらの優先権出願それぞれの開示はその全体が、ここに参照により組み入れられる。
弾性波フィルタは、無線周波数信号をフィルタリングするべく配列された複数の共振器を含み得る。弾性波フィルタの例は、弾性表面波(SAW)フィルタ及びバルク弾性波(BAW)フィルタを含む。薄膜圧電共振器(FBAR)フィルタは、BAWフィルタの一例である。
無線周波数電子システムには弾性波フィルタを実装することができる。例えば、携帯電話機の無線周波数フロントエンドにおけるフィルタは、弾性波フィルタを含み得る。2つの弾性波フィルタをデュプレクサとして配列することができる。
米国特許出願公開第2009/0009263(A1)号明細書 米国特許出願公開第2008/0042778(A1)号明細書 米国特許出願公開第2013/0127565(A1)号明細書
特許請求の範囲に記載のイノベーションはそれぞれが、いくつかの側面を有し、その単独の一つのみが、その所望の属性に対して関与するわけではない。特許請求の範囲を制限することなく、本開示のいくつかの卓越した特徴の概要が以下に記載される。
本開示の一側面は、共通ノードに結合された第1弾性波フィルタと、共通ノードに結合された第2弾性波フィルタとを含むフィルタアセンブリである。第1弾性波フィルタは、複数の弾性表面波共振器と、当該弾性表面波共振器と共通ノードとの間に結合された一つの直列バルク弾性波共振器とを含む。
弾性表面波共振器は、一つの直列バルク弾性波共振器に直列された一つの直列弾性表面波共振器直列を含み得る。直列弾性表面波共振器は、一ポートの共振器としてよい。直列弾性表面波共振器は、ダブルモード弾性表面波共振器としてよい。
第1弾性波フィルタは、バルク弾性波共振器の2倍を超える数の弾性表面波共振器を含み得る。弾性表面波共振器は、第1弾性波フィルタの共振器の少なくとも70%を実装してよい。弾性表面波共振器は、第1弾性波フィルタの共振器の少なくとも80%を実装してよい。
直列バルク弾性波共振器は、第1弾性波フィルタのすべての弾性表面波共振器と共通ノードとの間に結合してよい。弾性表面波共振器は、少なくとも5つの共振器を含んでよい。
第1弾性波フィルタはさらに、共通ノードに結合されたシャントバルク弾性波共振器を含んでよい。シャントバルク弾性波共振器は、直列バルク弾性波共振器を経由して弾性表面波共振器に結合してよい。
第2弾性波フィルタは、第2弾性表面波共振器と、当該第2弾性表面波共振器と共通ノードとの間に結合された第2直列バルク弾性波共振器とを含んでよい。第2弾性波フィルタは、第1弾性波フィルタの適切な特徴の一つ以上を含み得る。
フィルタアセンブリはさらに、共通ノードに結合された少なくとも2つの付加弾性波フィルタを含み得る。フィルタアセンブリはさらに、共通ノードに結合された少なくとも4つの付加弾性波フィルタを含み得る。フィルタアセンブリはさらに、共通ノードに結合された少なくとも6つの付加弾性波フィルタを含み得る。
フィルタアセンブリは、トライプレクサとして配列してよい。フィルタアセンブリは、クアッドプレクサとして配列してよい。フィルタアセンブリは、ペンタプレクサとして配列してよい。フィルタアセンブリは、ヘキサプレクサとして配列してよい。フィルタアセンブリは、ヘプタプレクサとして配列してよい。フィルタアセンブリは、オクタプレクサとして配列してよい。
共通ノードは、アンテナノードとしてよい。
本開示の他側面は、共通ノードに結合された4つの弾性波フィルタを含むマルチプレクサである。4つの弾性波フィルタは、複数の弾性表面波共振器を含む第1弾性波フィルタと、当該弾性表面波共振器と共通ノードとの間に結合された一つの直列バルク弾性波共振器とを含む。
マルチプレクサは、クアッドプレクサとして配列してよい。マルチプレクサは、ペンタプレクサとして配列することができる。マルチプレクサは、ヘキサプレクサとして配列することができる。マルチプレクサは、ヘプタプレクサとして配列することができる。マルチプレクサは、オクタプレクサとして配列してよい。
弾性表面波共振器は、一つの直列バルク弾性波共振器に直列された一つの直列弾性表面波共振器直列を含み得る。直列弾性表面波共振器は、一ポートの共振器としてよい。直列弾性表面波共振器は、ダブルモード弾性表面波共振器としてよい。
弾性表面波共振器は、第1弾性波フィルタの共振器の少なくとも70%を実装してよい。弾性表面波共振器は、第1弾性波フィルタの共振器の少なくとも80%を実装してよい。マルチプレクサの少なくとも70%の共振器は、弾性表面波共振器としてよい。マルチプレクサの少なくとも80%の共振器は、弾性表面波共振器としてよい。
直列バルク弾性波共振器は、第1弾性波フィルタのすべての弾性表面波共振器と共通ノードとの間に結合してよい。弾性表面波共振器は、少なくとも5つの共振器を含んでよい。
第1弾性波フィルタはさらに、共通ノードに結合されたシャントバルク弾性波共振器を含んでよい。シャントバルク弾性波共振器は、直列バルク弾性波共振器を経由して弾性表面波共振器に結合してよい。
4つの弾性波フィルタは、複数の第2弾性表面波共振器と、当該第2弾性表面波共振器と共通ノードとの間に結合された第2直列バルク弾性波共振器とを含む第2弾性波フィルタを含み得る。第2弾性波フィルタは、第1弾性波フィルタの適切な特徴の一つ以上を含み得る。4つの弾性波フィルタはまた、複数の第3弾性表面波共振器と、当該第3弾性表面波共振器と共通ノードとの間に結合された第3直列バルク弾性波共振器とを含む第3弾性波フィルタを含み得る。第3弾性波フィルタは、第1弾性波フィルタの適切な特徴の一つ以上を含み得る。4つの弾性波フィルタはまた、複数の第4弾性表面波共振器と、当該第4弾性表面波共振器と共通ノードとの間に結合された第4直列バルク弾性波共振器とを含む第4弾性波フィルタを含み得る。第4弾性波フィルタは、第1弾性波フィルタの適切な特徴の一つ以上を含み得る。
本開示の他側面は、一つ以上の第1ダイと、一つの第2ダイとを含むパッケージ状モジュールである。一つ以上の第1ダイは、第1群の弾性表面波共振器と、第2群の弾性表面波共振器とを含む。第1群の弾性表面波共振器は、共通ノードに結合された第1弾性波フィルタに含まれる。第2ダイは、一つの直列バルク弾性波共振器を含む。第2群の弾性表面波共振器と直列バルク弾性波共振器とは、共通ノードに結合された第2弾性波フィルタに含まれる。直列バルク弾性波共振器は、第2群の弾性表面波共振器と共通ノードとの間に結合される。
パッケージ状モジュールはさらに、第1フィルタ及び第2フィルタに結合された多投スイッチを含み得る。多投スイッチは、共通モードに結合された単投を有し得る。代替的に、多投スイッチは、第1弾性波フィルタに結合された第1投と、第2弾性波フィルタに結合された第2投とを有し得る。いくつかの例において、パッケージ状モジュールはさらに、多投スイッチを経由して第1弾性波フィルタ又は第2弾性波フィルタの少なくとも一方に無線周波数信号を与えるべく構成された電力増幅器を含み得る。
パッケージ状モジュールはさらに、電力増幅器を含み得る。
パッケージ状モジュールは、ここに記載される弾性波フィルタ及び/又はマルチプレクサの適切な特徴の一つ以上を含み得る。
本開示の他側面は、無線周波数信号を受信するべく構成されたアンテナと、当該アンテナと通信するマルチプレクサとを含む無線通信デバイスである。マルチプレクサは、共通ノードに結合された4つの弾性波フィルタを含む。4つの弾性波フィルタは、複数の弾性表面波共振器を含む第1弾性波フィルタと、弾性表面波共振器と共通ノードとの間に結合された一つの直列バルク弾性波共振器とを含む。
無線通信デバイスは、携帯電話機として構成することができる。
無線通信デバイスはさらに、共通ノードとアンテナとの間に結合された周波数マルチプレクシング回路を含み得る。周波数マルチプレクシング回路は、ダイプレクサ又はトライプレクサとしてよい。
無線通信デバイスはさらに、共通ノードとアンテナとの間に結合されたアンテナスイッチを含み得る。
無線周波数信号は、キャリアアグリゲーション信号としてよい。
アンテナは、一次アンテナとしてよい。アンテナは、ダイバーシティアンテナとしてよい。4つの弾性波フィルタはそれぞれを、ダイバーシティアンテナと通信する受信フィルタとして構成してよい。
無線通信デバイスは、ここに説明される弾性波フィルタのいずれか、ここに説明されるマルチプレクサのいずれか、ここに説明されるパッケージ状モジュールのいずれか、又はこれらのいずれかの組み合わせの一つ以上の適切な特徴を含み得る。
本開示の他側面は、通過帯域を有して共通ノードに結合される第1弾性波フィルタを含むフィルタアセンブリである。フィルタアセンブリはまた、共通ノードに結合された第2弾性波フィルタを含む。第2弾性波フィルタは、第1タイプの複数の弾性波共振器と、第1タイプの複数の弾性波共振器と共通ノードとの間に結合された第2タイプの一つの直列弾性波共振器とを含む。第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、第1弾性波フィルタの通過帯域において、第1タイプの複数の弾性波共振器よりも高い品質係数を有する。
第1タイプの複数の弾性共振器は、複数の弾性表面波共振器としてよく、第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、一つのバルク弾性波共振器としてよい。第1タイプの複数の弾性共振器は、複数の非温度補償弾性表面波共振器としてよく、第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、一つの温度補償弾性表面波共振器としてよい。
第2弾性波フィルタの第1タイプの複数の弾性波共振器は、当該第2弾性波フィルタの共振器の少なくとも70%としてよい。フィルタアセンブリは、第1タイプの複数の弾性波共振器を含む第1ダイと、第2タイプの一つの直列弾性波共振器を含む第2ダイとを含み得る。第1タイプの弾性共振器の少なくとも2つは、第2タイプの一つの直列弾性波共振器に直列されてよい。
フィルタアセンブリはさらに、共通ノードに結合された第3弾性波フィルタと、当該共通ノードに結合された第4弾性波フィルタとを含み得る。第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、第3弾性波フィルタの通過帯域において、第1タイプの複数の弾性波共振器よりも高い品質係数を有し得る。第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、第4弾性波フィルタの通過帯域において、第1タイプの複数の弾性波共振器よりも高い品質係数を有し得る。
本開示の他側面は、弾性波フィルタを備えたマルチプレクサである。マルチプレクサは、共通ノードに結合された第1弾性波フィルタと、当該共通ノードに結合された3つの他の弾性波フィルタとを含む。第1弾性波フィルタは、第1タイプの複数の弾性波共振器と、第1タイプの複数の弾性波共振器と共通ノードとの間に結合された第2タイプの一つの直列弾性波共振器とを含む。3つの他の弾性波フィルタはそれぞれが、対応通過帯域を有する。第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、3つの他の弾性波フィルタの対応通過帯域のそれぞれにおいて、第1タイプの複数の弾性波共振器よりも高い品質係数を有する。
第1タイプの複数の弾性共振器は、複数の弾性表面波共振器としてよく、第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、一つのバルク弾性波共振器としてよい。第1タイプの複数の弾性共振器は、複数の非温度補償弾性表面波共振器としてよく、第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、一つの温度補償弾性表面波共振器としてよい。
3つの他の弾性波フィルタの少なくとも一つは、第1タイプの複数の第2弾性波共振器と、第1タイプの複数の第2弾性波共振器と共通ノードとの間に結合された第2タイプの一つの第2直列弾性波共振器とを含み得る。
マルチプレクサは、クアッドプレクサとしてよい。マルチプレクサはさらに、共通ノードに結合された2つの付加弾性波フィルタを含み得る。
本開示の他側面は、キャリアアグリゲーション信号を処理する方法である。方法は、アンテナポートに結合されて第1帯域を有する第1弾性波フィルタによってキャリアアグリゲーション信号をフィルタリングすることを含む。キャリアアグリゲーション信号は、第1通過帯域における第1無線周波数キャリアと、第2通過帯域における第2無線周波数キャリアとを含む。方法はさらに、アンテナポートに結合されて第2通過帯域を有する第2弾性波フィルタによってキャリアアグリゲーション信号をフィルタリングすることを含む。第2弾性波フィルタは、第1タイプの複数の弾性波共振器と、第1タイプの複数の弾性波共振器とアンテナポートとの間に結合された第2タイプの一つの直列弾性波共振器とを含む。第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、第1タイプの複数の弾性波共振器よりも低い負荷損失を有する。
方法はさらに、アンテナポートに結合されたアンテナを経由してキャリアアグリゲーション信号を受信することを含み得る。方法はさらに、アンテナポートに結合されたアンテナを経由してキャリアアグリゲーション信号を送信することを含み得る。方法はさらに、第1弾性波フィルタ及び第2弾性波フィルタを、多投スイッチを経由して共通ノードに結合することを含み得る。多投スイッチは、第1弾性波フィルタ及び第2弾性波フィルタを共通ノードに結合することができるので、第1弾性波フィルタ及び第2弾性波フィルタは同時に共通ノードに結合される。
第1タイプの複数の弾性共振器は、複数の弾性表面波共振器としてよく、第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、一つのバルク弾性波共振器としてよい。第1タイプの複数の弾性共振器は、複数の非温度補償弾性表面波共振器としてよく、第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、一つの温度補償弾性表面波共振器としてよい。第1タイプの複数の弾性共振器は、第2タイプの一つの直列弾性波共振器とは異なるダイ上に存在してよい。
本開示をまとめる目的で本イノベーションの所定の側面、利点及び新規な特徴が、ここに記載されてきた。かかる利点の必ずしもすべてが、いずれかの特定の実施形態において達成されるというわけではない。よって、本イノベーションは、ここに教示される一つの利点又は一群の利点を、ここに教示又は示唆される他の利点を必ずしも達成することなく、達成又は最適化する態様で、具体化し又は実行することができる。
本開示の実施形態が、非制限的な例により、添付の図面を参照して記載される。
クアッドプレクサの模式的な図である。 一実施形態に係るクアッドプレクサの弾性波共振器の模式的な図である。 一実施形態に係るクアッドプレクサの弾性波共振器の模式的な図である。 一実施形態に係るクアッドプレクサの弾性波共振器の模式的な図である。 クアッドプレクサの模式的な図である。 一実施形態に係るヘキサプレクサの弾性波共振器の模式的な図である。 一実施形態に係るマルチプレクサの弾性波共振器の模式的な図である。 他実施形態に係るマルチプレクサの弾性波共振器の模式的な図である。 ダイプレクサを経由してアンテナに結合されたクアッドプレクサを含む無線周波数システムの模式的な図である。 アンテナに結合されたクアッドプレクサを含む無線周波数システムの模式的な図である。 マルチプレクサを経由して受信経路に結合されたアンテナを含む無線周波数システムの模式的な図である。 電力増幅器とアンテナとの間の信号経路にマルチプレクサを含む無線周波数システムの模式的な図である。 電力増幅器とアンテナとの間の信号経路にマルチプレクサを含む他の無線周波数システムの模式的な図である。 一実施形態に係るマルチプレクサの弾性波共振器の模式的な図である。 図11Aは、ここに記載される複数実施形態に係るフィルタの弾性波共振器を含む異なるダイを例示するブロック図である。図11Bは、ここに記載される複数実施形態に係るフィルタの弾性波共振器を含む異なるダイを例示するブロック図である。図11Cは、ここに記載される複数実施形態に係るフィルタの弾性波共振器を含む異なるダイを例示するブロック図である。 電力増幅器と、スイッチと、一つ以上の実施形態に係るフィルタとを含むモジュールの模式的なブロック図である。 電力増幅器と、スイッチと、一つ以上の実施形態に係るフィルタとを含むモジュールの模式的なブロック図である。 電力増幅器と、スイッチと、一つ以上の実施形態に係るフィルタと、アンテナスイッチとを含むモジュールの模式的なブロック図である。 一つ以上の実施形態に係るフィルタを含む無線通信デバイスの模式的なブロック図である。
所定の実施形態の以下の詳細な説明は、特定の実施形態の様々な記載を表す。しかしながら、ここに記載の技術革新は、例えば特許請求の範囲によって画定され及びカバーされる多数の異なる態様で具体化することができる。本記載において、参照される図面では、同じ参照番号が同一の又は機能的に類似の要素を示し得る。理解されることだが、図面に例示される要素は必ずしも縮尺どおりではない。さらに理解されることだが、所定の実施形態は、図面に例示されるよりも多くの要素を含んでよく、及び/又は図面に例示される要素の部分集合を含んでよい。さらに、いくつかの実施形態は、2つ以上の図面からの特徴のいずれかの適切な組み合わせを組み入れてよい。
セルラーデータ帯域幅を増加させるべく、サービスプロバイダ及びハンドセット製造業者は、キャリアアグリゲーション(CA)を実装する場合が多い。ここで、データの送信及び/又は受信を目的として、一つのハンドセットによって多数の周波数帯域が同時に使用される。ハンドセットのサイズ及びコストによって製造業者は、できる限り少ない数の別個のアンテナを使用することが促されるので、多くのCAシナリオは、複数帯域が一つのアンテナを共有することから利益を享受することができる。
伝統的な単数帯域(非CA)の場合が、アンテナに接続される最多でも2つの帯域通過フィルタ(一つの送信フィルタ及び一つの受信フィルタ、これらの組み合わせをデュプレクサと称してよい)を含む一方、CAシステムは、すべてが共通アンテナノードに接続されるさらに7つを超えるフィルタを含み得る。CA仕様によれば、これらのフィルタは、クアッドプレクサ(4つのフィルタ)、ペンタプレクサ(5つのフィルタ)、ヘキサプレクサ(6つのフィルタ)、オクタプレクサ(8つのフィルタ)等として構成することができる。これらの多数フィルタ構成のすべてに対してここで使用される一般用語は、マルチプレクサである。
このような多数フィルタが共通接続を共有する場合、各フィルタが、他のフィルタの対応通過帯域において、他のすべてのフィルタに対して高インピーダンスを提示することが保証されるのが望ましい。これにより、全フィルタの相互負荷を、確実に最小に又は最小近くに保持することができる。本文脈において「負荷」とは、マルチプレクサの他のフィルタの一つ以上による望ましくない信号散逸及び/又は反射が引き起こす一つのフィルタを通る増加した挿入損失を称する。
例えば、一緒に接続されるバンドX及びバンドYが共通アンテナを共有する2つの周波数帯域用に2つのフィルタを含むデュプレクサを考える。デュプレクサは電力分割器としてみなすことができる。ここで、各経路を通る電力量は、2つのフィルタのそれぞれにより提示される周波数依存のインピーダンスによって決定され得る。全フィルタが理想的であれば、これらはそれぞれが、対応通過帯域内で完全な50オームアンテナインピーダンスを提示する一方、デュプレクサの他方のフィルタの通過帯域内の開回路インピーダンスも提示する。かかる場合、例えば、アンテナポートにおける周波数バンドX内の信号は、バンドXフィルタを通して50オームを受け、バンドYフィルタを通して開放回路に入る。すなわち、この理想的なシナリオでは、信号の電力の100%がバンドXフィルタを通るように流れ、バンドYを通るのが0%となる。バンドY内の信号に対しても同様に、電力の100%がバンドYフィルタを通るように流れ、バンドXフィルタを通るのが0%となる。他方、フィルタが極めて貧弱な場合、すべての周波数において50オームが提示され、電力の分割は極めて異なる。バンドXの例において、信号にはここで、50オームの経路が双方のフィルタの中へと提示される。したがって、電力は、バンドXフィルタに50%が流れ、バンドYフィルタに50%が流れるように分割される。すなわち、バンドXの挿入損失は、近似的に3dBだけ増加する。異なる言い方をすれば、このデュプレクサは、個別のフィルタと比べて3dBの負荷損失を有することになる。
わかることだが、負荷損失全体は、マルチプレクサの中の結合されたフィルタの数が増えるにつれて急激に増加する。例えば、このような非理想的なフィルタを含むオクタプレクサであれば、付加的な9dBの負荷損失を有することとなる。現実世界の無線周波数(RF)フィルタは、負荷損失がまったく存在しない上述の理想的なフィルタほど良好ではないが、すべての周波数シナリオにおいて50オームのインピーダンスほど貧弱な挙動をするわけでもない。帯域外インピーダンスの大きさは、フィルタ設計の比較的強い関数となり得るが、これはまた、フィルタ技術にも依存し得る。
弾性表面波(SAW)技術及びバルク弾性波(BAW)技術は双方とも、RFフィルタにとって偏在的に使用され、双方とも、帯域外の比較的高いインピーダンスを達成することができる。しかしながら、突き合わせながらの比較によれば、ワールドクラスのBAWフィルタは一般に、広い周波数スパンにわたる帯域外インピーダンスの大きさの点で、SAWフィルタよりも優れている。負荷損失の差異は、デュプレクサの場合にとって比較的マイナーであるが、CAフィルタの結合数が増えるにつれてますます重要となり得る。クアッドプレクサの場合、BAWフィルタは、SAWフィルタ対応物と比べて0.5dBから1.0dBの負荷損失利益を受けることが多い。ヘキサプレクサ及びオクタプレクサに対しては、その差異は、依然として有意に大きい。
残念ながら、BAWフィルタは、その高い性能にもかかわらず、SAWフィルタと比べて有意な不利益を伴い得る。すなわちコストである。BAWフィルタは一般に、SAWフィルタよりも製造がかなり困難かつ高価である。したがって、可能な限りはSAW技術を使用したいという実質的な動機が存在する。SAW技術は、現行のセルラー周波数帯域をほぼカバーするデュプレクサを作るのに適している。しかしながら、クアッドプレクサを使用するCA結合は、2つの技術に対するコストと性能とのトレードオフがそれほど明確ではない。ヘキサプレクサ及びオクタプレクサのようなさらに複雑な接続に対しては、SAWの性能は典型的に、コスト節約性にもかかわらず選択肢とはならないほどに劣化する。
フィルタトポロジ及び/又は設計パラメータを慎重に制御することにより負荷損失を改善する方法が存在する。しかしながら、究極的には、負荷損失は、例えば、帯域内エネルギーを閉じ込めるのに使用されるブラッグ反射器の有限反射帯域幅に起因するスプリアス音響モード及び共振器外への帯域外音響エネルギー放射によって制限を受け得る。コスト/性能のトレードオフがある程度曖昧な多くのクアッドプレクサ又はペンタプレクサのようなシナリオに対しては、セルラーフロントエンドモジュール内の既存のRFスイッチを、いわゆる「スイッチトマルチプレクサ」又は「スイッチプレクサ」を作るべく使用することができる。この場合、共通のCA結合が、伝統的な単数帯域構成又はCA結合のいずれかでフィルタの使用を許容する多極多投RFスイッチによって容易となる。CAモードにおいて、負荷損失は、配線接続のマルチプレクサのものよりもわずかに悪化する(依然としてBAWマルチプレクサよりも悪化する)が、非CAモードにおいては、負荷損失の問題がなくなる。所定のセルラーハンドセットの全使用時間の大部分が非CAモードであるから、性能の劣化は(BAWと比べて)主にCAモードに限られ、かかるセルラーハンドセットにおける高価ではないSAWソリューションに有利に展開する。スイッチプレクシングソリューションは、洗練されてはいるが、永続的なマルチプレクシングソリューションよりも、かなり実装が困難となり得る。さらに、ハンドセット製造業者にとって、複雑かつ高価な較正ルーチンも含み得る。CA動作が一般的になり、かつ、同時接続の数が増加しているので、SAW技術は、所定のCA仕様を満たすことが困難になると見込まれている。
本開示の所定の側面は、SAW及びBAW双方の技術を一つのシステムに結合することによって、上述した問題に対処する。マルチプレクサにより提示される帯域外インピーダンスが主に、アンテナ接続部に最も近い一つ又は2つの共振器によって決定され得るので、これらの特定の共振器を、BAW技術を使用して作ればよい。所定の実施形態によれば、かかるBAW共振器は、大雑把にみて、一フィルタの共振器の総数の10〜30%を含み得る。フィルタの残りの70〜90%の共振器のほとんど又はすべては、高価ではないSAW技術によって実装することができる。マルチプレクサは、大雑把にみて10〜30%のBAW共振器を含み、マルチプレクサの残りの70〜90%の共振器のほとんど又はすべてをSAW共振器とすることができる。したがって、所定の実施形態は、すべてがBAWのソリューションに匹敵する負荷損失を備えるにもかかわらず、大部分がSAW内容であるがゆえにかなり低コストで済むヘキサプレクサ又はオクタプレクサを含み得る。すなわち、いくつかの実施形態によれば、システムは、一つ以上のBAW共振器の第1数をアンテナ接続部の近くに備え、第2数のSAW共振器を当該アンテナ接続部から離れたところに備えたマルチプレクサを含む。ここで、第2数は第1数よりも大きい。
いくつかの実施形態は、すべてがBAWのCAマルチプレクサの負荷損失利点を、すべてがSAWのソリューションのコスト利点の多くと組み合わせる。
本開示の一側面は、共通ノードに結合された複数の弾性波フィルタを含むフィルタアセンブリである。複数の弾性波フィルタの第1弾性波フィルタは、複数の弾性表面波共振器と、第1弾性波フィルタの弾性表面波共振器すべてと共通モードとの間に直列に配列された一つのバルク弾性波共振器とを含む。複数の弾性波フィルタの他方の弾性波フィルタの一つ以上が、一つの直列バルク弾性波共振器を経由して共通ノードに結合された複数の弾性表面波共振器を含み得る。バルク弾性波共振器は、例えばFBARである。第1弾性波フィルタはまた、シャントバルク弾性波共振器を含み得る。複数の弾性波フィルタは、デュプレクサ、トライプレクサ、クアッドプレクサ、ペンタプレクサ、ヘキサプレクサ、ヘプタプレクサ、オクタプレクサ等のようなマルチプレクサとして配列することができる。
本開示の他側面は、共通ノードに接続された少なくとも4つのフィルタを含むマルチプレクサである。4つのフィルタの少なくとも一つは、少なくとも第1タイプの共振器及び第2タイプの共振器を含む。ここで、第2タイプの共振器は、第1タイプの共振器よりも負荷損失が低い。4つのフィルタの当該一つにおいて、第1タイプの共振器のすべてが、第2タイプの直列共振器を経由して共通ノードに結合される。第2タイプの共振器はFBARのようなBAW共振器としてよく、第1タイプの共振器はSAW共振器としてよい。
アンテナは、無線周波数信号を受信するべく構成される。マルチプレクサはアンテナと通信する。マルチプレクサは、共通ノードに結合された4つの弾性波フィルタを含む。4つの弾性波フィルタの第1弾性波フィルタは、複数の弾性表面波共振器と、当該弾性表面波共振器と共通ノードとの間に直列の一つのバルク弾性波共振器とを含む。ダイプレクサ若しくはトライプレクサのような周波数マルチプレクシング回路、及び/又はアンテナスイッチを、マルチプレクサとアンテナとの間に結合してよい。無線周波数信号は、キャリアアグリゲーション信号としてよい。いくつかのアプリケーションにおいて、アンテナはダイバーシティアンテナとしてよく、4つのフィルタは受信フィルタとしてよい。マルチプレクサは、共通ノードに結合された一つ以上の付加弾性波フィルタを含んでよい。
本開示の他側面は、一つ以上の第1ダイと、一つの第2ダイとを含むパッケージ状モジュールである。一つ以上の第1ダイは、複数のSAW共振器を含む。一つの第2ダイは、一つのBAW共振器を含む。共通ノードに結合された弾性波フィルタは、一つ以上の第1ダイと一つの第2ダイの上に、複数の弾性波共振器を経由して実装される。弾性波フィルタの第1弾性波フィルタは、複数のSAW共振器と、当該SAW共振器と共通ノードとの間に直列の一つのBAW共振器とを含む。複数の弾性波フィルタは、クアッドプレクサ、ペンタプレクサ、ヘキサプレクサ、オクタプレクサ等のようなマルチプレクサとして配列することができる。パッケージ状モジュールはまた、電力増幅器、帯域選択スイッチ及びアンテナスイッチの一つ以上を含み得る。
本開示の他側面は、アンテナ及びマルチプレクサを含む無線通信デバイスである。アンテナは、無線周波数信号をフィルタリングするべく構成される。マルチプレクサはアンテナと通信する。マルチプレクサは、共通ノードに結合された4つの弾性波フィルタを含む。4つの弾性波フィルタの第1弾性波フィルタは、複数の弾性表面波共振器と、当該弾性表面波共振器と共通ノードとの間に直列の一つのバルク弾性波共振器とを含む。ダイプレクサ若しくはトライプレクサのような周波数マルチプレクシング回路、及び/又はアンテナスイッチを、マルチプレクサとアンテナとの間に結合してよい。無線周波数信号は、キャリアアグリゲーション信号としてよい。いくつかのアプリケーションにおいて、アンテナはダイバーシティアンテナとしてよく、4つのフィルタは受信フィルタとしてよい。マルチプレクサは、共通ノードに結合された一つ以上の付加弾性波フィルタを含んでよい。
図1は、クアッドプレクサ10の模式的な図である。クアッドプレクサ10は、共通ノードCOMに接続された4つのフィルタを含む。共通ノードCOMは、共通ポートとも称される。例示のように、クアッドプレクサ10は、第1送信フィルタ12、第1受信フィルタ14、第2送信フィルタ16及び第2受信フィルタ18を含む。クアッドプレクサ10の各フィルタは、例示のように帯域通過フィルタとすることができる。クアッドプレクサ10のフィルタの一つ以上を、弾性波フィルタとしてよい。クアッドプレクサ10のフィルタのすべてを、弾性波フィルタとしてよい。クアッドプレクサ10のいずれのフィルタも、ここに説明される原理及び利点に従う2つのタイプの弾性波共振器を含み得る。例えば、クアッドプレクサ10のいずれのフィルタも、ここに説明される原理及び利点に従う複数のSAW共振器及び一つ以上のBAW共振器を含み得る。
図2Aは、一実施形態に係るクアッドプレクサ20の複数の弾性波共振器の模式的な図である。クアッドプレクサ20は、図1の弾性波デバイス10の一例である。マルチプレクサを、図2Aを参照して説明される適切な原理及び利点に従って実装することができる。図2Aにおいて、クアッドプレクサ20の各フィルタには、複数の弾性波共振器が実装される。例示の弾性波共振器はそれぞれが、1ポート共振器である。かかる共振器は、インターディジタルトランスデューサ電極を含み、当該共振器の入力部及び出力部は、当該インターディジタルトランスデューサ電極の対向するバスバーとなる。
クアッドプレクサ20の第1弾性波フィルタは、SAW共振器21、22、23及び24と、BAW共振器25とを含む。クアッドプレクサ20の第2弾性波フィルタは、SAW共振器31、32、33及び34と、BAW共振器36とを含む。クアッドプレクサ20の第3弾性波フィルタは、SAW共振器41、42、43、44及び45と、BAW共振器46及び47とを含む。クアッドプレクサ20の第4弾性波フィルタは、SAW共振器51、52、53、54及び55と、BAW共振器56とを含む。
図2Aに例示のように、弾性波フィルタにおける直列SAW共振器を、直列BAW共振器を経由してクアッドプレクサの共通ノードに結合することができる。またも図2Aに例示のように、弾性波フィルタにおける直列SAW共振器及びシャントSAW共振器を、直列BAW共振器を経由してクアッドプレクサの共通ノードに結合することができる。図2Aはまた、少なくとも4つ又は少なくとも5つのSAW共振器が、直列BAW共振器を経由してクアッドプレクサの共通ノードに結合され得ることを示す。
図2Aに例示の弾性波フィルタにおいて、各弾性波フィルタのすべてのSAW共振器が、対応弾性波フィルタの直列BAW共振器を経由して共通ノードに結合される。これにより、複数のSAW共振器のみを含む弾性波フィルタと比べて、共通ノードへの負荷を低減することができる。またも図2Aに示されるように、マルチプレクサ及び/又は弾性波フィルタの共振器の少なくとも70%をSAW共振器とし、当該マルチプレクサ及び/又は弾性波フィルタの他の共振器をBAW技術によって実装してよい。弾性波フィルタを実装するべく大部分にSAW共振器を使用することにより、かかる弾性波フィルタを、大部分に又は完全にBAW共振器が実装された弾性波フィルタよりも安価にすることができる。
図2Aと、図4から6のような他のいくつかの実施形態とが、SAW共振器及びBAW共振器を含むマルチプレクサの例を例示する一方、ここに説明されるいずれかの適切な原理及び利点は、2つの異なる適切なタイプの共振器によって実装することができる。例えば、マルチプレクサのフィルタが、第1タイプの複数の弾性波共振器と、第1タイプの複数の弾性波共振器と当該マルチプレクサの共通ノードとの間に結合された第2タイプの一つの直列弾性波共振器とを含み得る。
第2タイプの共振器は、第1タイプの共振器よりも低い負荷損失を有し得る。かかる負荷損失は、マルチプレクサの他のフィルタの一つ以上による望ましくない信号散逸及び/又は反射が引き起こす一つのフィルタを通る挿入損失の増加に関連する損失を言及し得る。
第2タイプの共振器は、第1タイプの弾性波共振器よりも高い帯域外阻止性を有し得る。第2タイプの共振器は、第1タイプの共振器よりも高い帯域外品質係数を有し得る。例えば、第2タイプの共振器は、マルチプレクサの少なくとも一つの他のフィルタの通過帯域において、第1タイプの複数の弾性波共振器よりも高い品質係数を有し得る。高い帯域外品質係数により、第2タイプの共振器は、第1タイプの共振器よりも低いエネルギー散逸による大きな帯域外阻止性を与えることができる。所定のアプリケーションにおいて、第2タイプの共振器は、マルチプレクサの他のフィルタすべての対応通過帯域において、第1タイプの複数の弾性波共振器よりも高い品質係数を有し得る。品質係数は、格納電力対放散電力の比を表し得る。品質係数は、周波数依存となり得る。
第2タイプの弾性波共振器は、第1タイプの弾性波共振器よりも高価であり、良好な帯域外性能を達成することができる。弾性波フィルタの2つのタイプの共振器を実装することにより、帯域外性能及びコストが、相対的に低いコスト及び相対的に高い性能というソリューションにおいてバランスされる。
図2Aのマルチプレクサ20において、第1タイプの共振器はSAW共振器であり、第2タイプの共振器はBAW共振器である。2つの異なるタイプの共振器を有するマルチプレクサの他例が、図2B及び2Cを参照して記載される。
図2Bは、一実施形態に係るクアッドプレクサ20’の複数の弾性波共振器の模式的な図である。クアッドプレクサ20’は、2つのタイプのSAW共振器、すなわちタイプAのSAW及びタイプBのSAW、を含む。クアッドプレクサ20’は図2Aのクアッドプレクサ20と同様であるが、クアッドプレクサ20の複数のBAW共振器の代わりに第2タイプの複数のSAW共振器が、クアッドプレクサ20’に実装されている点が異なる。第2タイプのSAW共振器すなわちタイプBのSAWは、第1タイプのSAW共振器すなわちタイプAのSAWと比べてBAW共振器と同様の利点を有する。例えば、第2タイプのSAW共振器すなわちタイプBのSAWは、第1タイプのSAW共振器すなわちタイプAのSAWよりも低い負荷損失及び/又は良好な帯域外阻止性及び/又は高い帯域外品質係数を有し得る。その反面、第2タイプのSAW共振器すなわちタイプBのSAWは、第1タイプのSAW共振器すなわちタイプAのSAWよりも実装が高価となり得る。したがって、図2Bに示されるフィルタトポロジは、相対的に低いコスト及び相対的に高い性能のソリューションを与えるべく、コスト及び性能をバランスさせることができる。
いくつかの例において、第1タイプのSAW共振器すなわちタイプAのSAWを標準SAW共振器としてよく、第2タイプのSAW共振器すなわちタイプBのSAWを温度補償SAW(TCSAW)共振器としてよい。標準SAW共振器は、非温度補償となり得る。TCSAW共振器は、正の周波数温度係数を有する温度補償層を含み得る。例えば、TCSAW共振器は、IDT電極を覆う二酸化ケイ素を、標準SAW共振器に加えたものとすることができる。
所定の実施形態によれば、第2タイプのSAW共振器すなわちタイプBのSAWは、典型的なBAW共振器よりも優れた温度特性を有するBAW共振器と比べて等価又は優れた特性を有するSAW共振器としてよい。かかる第2タイプのSAW共振器は、相対的に高い品質係数、相対的に低い周波数温度係数、及び相対的に高い熱放散性を有し得る。この第2タイプのSAW共振器は、標準SAW共振器と比べて品質係数が増大かつ周波数温度係数が低下し得る多層基板を有してよい。第2のSAW共振器は、支持基板(例えばシリコン)を覆う高速層(例えばサファイア、アルミナ、SiN又はAlN)を覆う機能層(例えばSiO、SiON又はTa)を覆う圧電層(例えばニオブ酸リチウム(LN)又はタンタル酸リチウム(LT))を覆う多層基板の上にIDT電極を含み得る。例えば、第2タイプのSAW共振器は、LT/SiO/AlN/Si基板上にIDT電極を含み得る。第2タイプのSAW共振器は、村田製作所によるIHP(Incredible High Performance)SAW共振器としてよい。このクアッドプレクサ20’における第2タイプのSAW共振器により、クアッドプレクサ20における第1タイプのSAW共振器を、非温度補償SAW共振器又は温度補償SAW共振器とすることができる。
クアッドプレクサ20’の第1弾性波フィルタは、第1タイプの複数のSAW共振器21’、22’、23’及び24’と、第2タイプの一つのSAW共振器25’とを含む。クアッドプレクサ20’の第2弾性波フィルタは、第1タイプの複数のSAW共振器31’、32’、33’及び34’と、第2タイプの一つのSAW共振器36’とを含む。クアッドプレクサ20’の第3弾性波フィルタは、第1タイプの複数のSAW共振器41’、42’、43’、44’及び45’と、第2タイプの複数のSAW共振器46’及び47’とを含む。クアッドプレクサ20’の第4弾性波フィルタは、第1タイプの複数のSAW共振器51’、52’、53’、54’及び55’と、第2タイプの一つのSAW共振器56’とを含む。
図2Cは、一実施形態に係るクアッドプレクサ20’’の複数の弾性波共振器の模式的な図である。クアッドプレクサ20’’は、2つのタイプの共振器、すなわちタイプAの共振器及びタイプBの共振器、を含む。クアッドプレクサ20’’は図2Aのクアッドプレクサ20及び図2Bのクアッドプレクサ20’と同様であるが、クアッドプレクサ20’の2つのタイプの共振器を、任意の適切なタイプの共振器としてよい点が異なる。第2タイプの共振器は、BAW共振器がSAW共振器に対して有するのと同様の利点を、第1タイプの共振器に対して有し得る。例えば、第2タイプの共振器は、第1タイプの共振器よりも低い負荷損失、良好な帯域外阻止性、高い帯域外品質係数等、又はこれらの任意の適切な組み合わせに関する上述した利点のいずれかを有し得る。その反面、第2タイプの共振器は、第1タイプの共振器よりも実装が高価となり得る。したがって、図2Cに示されるフィルタトポロジは、相対的に低いコスト及び相対的に高い性能のソリューションを与えるべく、コスト及び性能をバランスさせることができる。
クアッドプレクサ20’’の第1フィルタは、第1タイプの複数の共振器21’’、22’’、23’’及び24’’と、第2タイプの一つの共振器25’’とを含む。クアッドプレクサ20’’の第2フィルタは、第1タイプの複数の共振器31’’、32’’、33’’及び34’’と、第2タイプの一つの共振器36’’とを含む。クアッドプレクサ20’’の第3フィルタは、第1タイプの複数の共振器41’’、42’’、43’’、44’’及び45’’と、第2タイプの複数の共振器46’’及び47’’とを含む。クアッドプレクサ20’’の第4フィルタは、第1タイプの複数の共振器51’’、52’’、53’’、54’’及び55’’と、第2タイプの一つの共振器56’’とを含む。クアッドプレクサ20’’の例示された共振器はすべてを、弾性波共振器としてよい。
図3は、クアッドプレクサ60の模式的な図である。ヘキサプレクサ60は、共通ノードCOMに接続された6つのフィルタを含む。例示のように、ヘキサプレクサ60は、第1送信フィルタ12、第1受信フィルタ14、第2送信フィルタ16、第2受信フィルタ18、第3送信フィルタ62及び第3受信フィルタ64を含む。ヘキサプレクサ60の各フィルタを、例示のような帯域通過フィルタとしてよい。ヘキサプレクサ60のフィルタ一つ以上を、弾性波フィルタとしてよい。ヘキサプレクサ60のフィルタを、弾性波フィルタとしてよい。クアッドプレクサ60のいずれのフィルタも、ここに説明される原理及び利点に従う2つのタイプの弾性波共振器を含み得る。例えば、クアッドプレクサ60のいずれのフィルタも、ここに説明される原理及び利点に従う複数のSAW共振器及び一つ以上のBAW共振器を含み得る。
図4は、一実施形態に係るヘキサプレクサ70の弾性波共振器の模式的な図である。ヘキサプレクサ70は、図3のヘキサプレクサ60の一例である。図4に例示のように、ヘキサプレクサ70の各フィルタは、弾性波共振器によって実装される。マルチプレクサを、図4を参照して説明される適切な原理及び利点に従って実装することができる。かかるマルチプレクサの特定のフィルタを、所与のアプリケーションのための設計仕様を目的として実装することができる。図4の弾性波フィルタは、かかるフィルタのいくつかの例を示す。
ヘキサプレクサ70の第1弾性波フィルタは、BAW共振器71と、SAW共振器71、72、73、74、75、76、77、78及び79とを含む。第1弾性波フィルタは、図3の第1送信フィルタ12のような送信フィルタとしてよい。これらのSAW共振器は、第1弾性波フィルタの弾性波共振器の8/9を占める。
ヘキサプレクサ70の第2弾性波フィルタは、BAW共振器81と、SAW共振器81及び83とを含む。第2弾性波フィルタは、図3の第1受信フィルタ14のような受信フィルタとしてよい。例示のSAW共振器83は、ダブルモードSAW(DMS)共振器であり、これは、結合共振器フィルタ(CRF)とも称する。DMS共振器は、受信フィルタのような低電力フィルタに実装することができる。DMS共振器は典型的に、相対的に高い電力を扱うことがない。したがって、DMS共振器を、アンテナノードとなり得る共通ノードCOMに存在する相対的に高い電力から保護する少なくとも一つの直列弾性波共振器が存在する必要がある。
ヘキサプレクサ70の第3弾性波フィルタは、BAW共振器91と、SAW共振器92、93、94、95、96、97及び98とを含む。第3弾性波フィルタは、図3の第2送信フィルタ16のような送信フィルタとしてよい。
ヘキサプレクサ70の第4弾性波フィルタは、BAW共振器101と、SAW共振器102、103及び105とを含む。第4弾性波フィルタは、図3の第2受信フィルタ18のような受信フィルタとしてよい。
ヘキサプレクサ70の第5弾性波フィルタは、BAW共振器111及び112と、SAW共振器122、123、124及び125とを含む。第5弾性波フィルタは、図3の第3送信フィルタ62のような送信フィルタとしてよい。第5弾性波フィルタは、シャントBAW共振器及び直列BAW共振器が、マルチプレクサの共通ノードCOMに結合できることを例示する。シャントBAW共振器112は、直列BAW共振器111の、第5弾性波フィルタのSAW共振器とは反対の側に結合される。
ヘキサプレクサ70の第6弾性波フィルタは、SAW共振器122、123、124及び125を含む。第6弾性波フィルタは、図3の第3受信フィルタ64のような受信フィルタとしてよい。第6弾性波フィルタは、マルチプレクサのフィルタの一つ以上が複数のSAW共振器のみによって実装できることを例示する。
図5は、一実施形態に係るマルチプレクサ130の弾性波共振器の模式的な図である。マルチプレクサは、任意の適切な数の弾性波フィルタを含み得る。例えば、マルチプレクサは、4つのフィルタを備えたクアッドプレクサ、5つのフィルタを備えたペンタプレクサ、6つのフィルタを備えたヘキサプレクサ、8つのフィルタを備えたオクタプレクサ等としてよい。いくつかの例において、マルチプレクサ130は、共通ノードCOMに接続された2から16個の弾性波フィルタを含み得る。マルチプレクサ130の弾性波フィルタは、受信フィルタ及び/又は送信フィルタの任意の適切な組み合わせを含み得る。弾性波フィルタの各入力/出力(I/O)ポートは、送信フィルタ用の入力、又は受信フィルタ用の出力としてよい。各弾性波フィルタは、直列BAW共振器を経由して共通ノードに結合されたSAW共振器を含み得る。例えば、マルチプレクサ130の第1弾性波フィルタは、SAW共振器132、133、134及び135と、BAW共振器136とを含む。ここで、SAW共振器132、133、134及び135はすべてが、直列BAW共振器136を経由して共通ノードCOMに結合される。例えば、マルチプレクサ130の第N弾性波フィルタは、SAW共振器142、143、144及び145と、BAW共振器146とを含む。ここで、SAW共振器142、143、144及び145はすべてが、直列BAW共振器146を経由して共通ノードCOMに結合される。
図6は、一実施形態に係るマルチプレクサ150の弾性波共振器の模式的な図である。マルチプレクサ150は、図5のマルチプレクサ130と同様であるが、マルチプレクサ150が、複数のSAW共振器のみが実装された弾性波フィルタを含む点が異なる。図6は、マルチプレクサの一つ以上の弾性波フィルタがSAW共振器を含むが、BAW共振器を全く含まないことを例示する。例えば、マルチプレクサ150の第1弾性波フィルタは、SAW共振器152、153、154、155及び156を含むが、BAW共振器を全く含まない。マルチプレクサ150はまた、直列BAW共振器を経由して共通ノードに結合されたSAW共振器を備えた一つ以上の弾性波フィルタを含む。例えば、マルチプレクサ150の第N弾性波フィルタは、SAW共振器162、163、164及び165と、BAW共振器166とを含む。ここで、SAW共振器162、163、164及び165はすべてが、直列BAW共振器166を経由して共通ノードCOMに結合される。
任意の適切な数のBAW共振器を、フィルタのSAW共振器と共通ノードとの間に結合することができる。例えば、直列BAW共振器と、一つ以上の他の直列BAW共振器及び/又は一つ以上のシャントBAW共振器とを、フィルタのSAW共振器と共通ノードとの間に結合することができる。
ここに説明されるマルチプレクサは、様々な無線周波数システムに実装することができる。無線周波数信号は、例えば約450MHzから6GHzの範囲のような、約30kHzから300GHzの範囲の周波数を有する信号を処理することができる。ここに説明される原理及び利点に従うマルチプレクサを含むいくつかの無線周波数システムは、キャリアアグリゲーション信号を処理するべく構成される。キャリアアグリゲーションを備えた無線周波数システムにおいて、多数のフィルタを、マルチプレクサとして配列して共通アンテナノードに接続することができる。ここに説明されたマルチプレクサ及び/又はフィルタのいずれかの適切な原理及び利点を実装することができる無線周波数システムのいくつかの例が、以下に説明される。
図7、8、9、10A及び10Bは、所定の実施形態に係る例示の無線周波数システムの模式的なブロック図である。これらの無線周波数システムにおけるマルチプレクサは、一つ以上弾性波フィルタにおけるSAW共振器と共通ノードとの間に結合されたBAW共振器を有する結果、負荷損失を低減することができている。これらの弾性波フィルタの一つ以上に大多数のSAW共振器を実装することはまた、BAW要素の実装がほとんどの同様の弾性波フィルタと比べてコストを低減することもできる。複数のSAW共振器と一つ以上のBAW共振器とを含むフィルタの原理及び利点は、任意の2つの異なるタイプの弾性波共振器を含むフィルタを備えたフィルタに当てはまり得る。ここに説明される無線周波数システムのマルチプレクサの各フィルタは、帯域通過フィルタとしてよい。
図7は、ダイプレクサ176を経由してアンテナ177に結合されたクアッドプレクサを含む無線周波数システム170の模式的な図である。図7において、第1クアッドプレクサが、弾性波フィルタ12、14、16及び18を含む。図7において、第2クアッドプレクサが、弾性波フィルタ172、173、174及び175を含む。ダイプレクサ176は、例示のクアッドプレクサとアンテナ177との間で伝播する無線周波数信号を周波数マルチプレクシングする役割を果たすことができる。
図8は、アンテナ177に結合されたクアッドプレクサを含む無線周波数システム180の模式的な図である。図8は、いくつかのアプリケーションにおいてマルチプレクサが、介在する周波数マルチプレクシング回路(例えばダイプレクサ又はトライプレクサ)なしでアンテナに接続され得ることを例示する。例えば、キャリアアグリゲーション信号が、周波数が相対的に近い2つのキャリアを含むとき、ダイプレクサ又はトライプレクサは、相対的に実装が困難及び/若しくは高価になり、並びに/又は相対的に高い損失を有し得る。かかる状況において、複数のフィルタを一つのマルチプレクサとして共通ノードに一緒に接続することができる。一つの例として、このようなマルチプレクサは、バンド25及びバンド66用の送信フィルタ及び受信フィルタを備えたクアッドプレクサとすることができる。図8に示されるように、所定のアプリケーションにおいてマルチプレクサを、介在するスイッチ又は周波数マルチプレクシング回路なしでアンテナに接続することができる。例えば、2つのキャリアアグリゲーション帯域のみを備えたキャリアアグリゲーション信号を無線通信するべく構成された携帯電話機は、介在するスイッチ又は周波数マルチプレクシング回路が全くなしにアンテナに接続されたマルチプレクサを有するマルチプレクサを含み得る。
図9は、マルチプレクサを経由して受信経路に結合されたアンテナ192を含む無線周波数システム190の模式的な図である。いくつかの例において、無線を、ダイバーシティ受信動作を目的として実装することができる。例示のアンテナ192のようなダイバーシティアンテナは、受信した無線周波数信号をいくつかの受信経路に与えることができる。マルチプレクサを、複数の受信経路とダイバーシティアンテナとの間に結合することができる。図9に示されるように、受信フィルタ193及び194を含むマルチプレクサ(例えばクアッドプレクサ)を、受信経路195及び194それぞれとアンテナ192との間に結合することができる。特定の実装を目的として、任意の適切な数の受信経路及び対応する受信フィルタを実装することができる。例えば、4つ以上の受信フィルタを、いくつかの例において、マルチプレクサ及び対応受信経路に含めることができる。いくつかの実施形態において(例示せず)、マルチプレクサとダイバーシティアンテナとの間にスイッチを結合することができ、及び/又は受信経路とマルチプレクサの受信フィルタとの間にスイッチを結合することができる。
図10Aは、電力増幅器とアンテナ177との間の信号経路にマルチプレクサを含む無線周波数システム200の模式的な図である。例示の無線周波数システム200は、低帯域経路、中間帯域経路及び高帯域経路を含む。所定のアプリケーションにおいて、低帯域経路は、周波数が1GHz未満の無線周波数信号を処理することができ、中間帯域経路は、周波数が1GHz〜2.2GHzの無線周波数信号を処理することができ、高帯域経路は、周波数が2.2GHzを上回る無線周波数信号を処理することができる。
ダイプレクサ176のような周波数マルチプレクシング回路を、信号経路とアンテナ176との間に含めることができる。かかる周波数マルチプレクシング回路は、受信経路用の周波数分割器、及び送信経路用の周波数結合器としての役割を果たすことができる。ダイプレクサ176は、周波数が相対的に離れた複数の無線周波数信号を、周波数マルチプレクシングすることができる。ダイプレクサ176は、損失が相対的に低い受動回路要素によって実装することができる。ダイプレクサ176は、複数のキャリアアグリゲーション信号を(送信用に)結合し、(受信用に)分離することができる。
例示のように、低帯域経路は、低帯域無線周波数信号を増幅するべく構成された電力増幅器201と、帯域選択スイッチ202と、マルチプレクサ203とを含む。帯域選択スイッチ202は、電力増幅器201の出力を、マルチプレクサ203の選択された送信フィルタに電気的に接続することができる。選択された送信フィルタは、電力増幅器201の出力信号の周波数に対応する通過帯域を有する帯域通過フィルタとすることができる。マルチプレクサ203は、任意の適切な数の送信フィルタ、及び任意の適切な数の受信フィルタを含み得る。マルチプレクサ203は、所定のアプリケーションにおいて、受信フィルタと同じ数の送信フィルタを有してよい。いくつかの例において、マルチプレクサ203は、受信フィルタとは異なる数の送信フィルタを有してよい。
図10Aに例示されるように、中間帯域経路は、中間帯域無線周波数信号を増幅するべく構成された電力増幅器204と、帯域選択スイッチ205と、マルチプレクサ206とを含む。帯域選択スイッチ205は、電力増幅器204の出力を、マルチプレクサ206の選択された送信フィルタに電気的に接続することができる。選択された送信フィルタは、電力増幅器204の出力信号の周波数に対応する通過帯域を有する帯域通過フィルタとすることができる。マルチプレクサ206は、任意の適切な数の送信フィルタ、及び任意の適切な数の受信フィルタを含み得る。マルチプレクサ206は、所定のアプリケーションにおいて、受信フィルタと同じ数の送信フィルタを有してよい。いくつかの例において、マルチプレクサ206は、受信フィルタとは異なる数の送信フィルタを有してよい。
例示の無線周波数システム200において、高帯域経路は、高帯域無線周波数信号を増幅するべく構成された電力増幅器207と、帯域選択スイッチ208と、マルチプレクサ209とを含む。帯域選択スイッチ208は、電力増幅器207の出力を、マルチプレクサ209の選択された送信フィルタに電気的に接続することができる。選択された送信フィルタは、電力増幅器207の出力信号の周波数に対応する通過帯域を有する帯域通過フィルタとすることができる。マルチプレクサ209は、任意の適切な数の送信フィルタ、及び任意の適切な数の受信フィルタを含み得る。マルチプレクサ209は、所定のアプリケーションにおいて、受信フィルタと同じ数の送信フィルタを有してよい。いくつかの例において、マルチプレクサ209は、受信フィルタとは異なる数の送信フィルタを有してよい。
選択スイッチ210が、中間帯域経路又は高帯域経路からの無線周波数信号をダイプレクサ176に選択的に与えることができる。したがって、無線周波数システム200は、低帯域及び高帯域の組み合わせ又は低帯域及び中間帯域の組み合わせのいずれかにより、キャリアアグリゲーション信号を処理することができる。
図10Bは、電力増幅器とアンテナとの間の信号経路にマルチプレクサを含む無線周波数システム212の模式的な図である。無線周波数システム212は、図10Aの無線周波数システム200と同様であるが、無線周波数システム212がスイッチプレクシング特徴を含む点が異なる。スイッチプレクシングは、ここに説明される任意の適切な原理及び利点に従って実装することができる。
スイッチプレクシングは、オンデマンドマルチプレクシングを実装することができる。いくつかの無線周波数システムは、大量の時間(例えば時間全体の約95%)に対してシングルキャリアモードで動作し、少量の時間(例えば時間全体の約5%)に対してキャリアアグリゲーションモードですることができる。スイッチプレクシングは、シングルキャリアモードにおいて負荷を低減することができる。ここで、無線周波数システムは、共通ノードに固定接続を有するフィルタを含むマルチプレクサと比べ、大量の時間動作することができる。このような負荷の低減は、マルチプレクサに多数のフィルタが含まれる場合にさらに有意となり得る。
例示の無線周波数システム212において、マルチプレクサ213及び214は、スイッチ215を経由してダイプレクサ176に結合される。スイッチ215は、2つ以上の投が同時にアクティブになり得るマルチ閉スイッチとして構成される。同時にアクティブになる多投をスイッチ215が有することにより、キャリアアグリゲーション信号の送信及び/又は受信を有効にすることができる。スイッチ215はまた、シングルキャリアモードの間にアクティブになる短投も含んでよい。例示のように、マルチプレクサ213は、スイッチ215の別々の投に結合された複数のデュプレクサを含む。同様に、例示のマルチプレクサ214も、スイッチ215の別々の投に結合された複数のデュプレクサを含む。代替的に、図10Bに例示のようにスイッチ215の各投にデュプレクサを結合する代わりに、マルチプレクサの個別のフィルタの一つ以上を、当該マルチプレクサと共通ノードとの間に結合されたスイッチの専用投に結合してもよい。例えば、いくつかのアプリケーションにおいて、かかるスイッチは、例示のスイッチ215の2倍もの多くの投を有し得る。
スイッチ215は、マルチプレクサ213及び214それぞれのフィルタと共通ノードCOMとの間に結合される。図10Bは、共通ノードに電気的に同時接続され得るのがマルチプレクサのフィルタのすべてよりは少ないことを例示する。
いくつかの例において、電力増幅器とマルチプレクサとの間に結合されたスイッチの2投以上が同時にアクティブにされる。例えば、無線周波数システム212において、帯域選択スイッチ205及び/又は帯域選択スイッチ208の2投以上が、所定の実施形態において同時にアクティブにされる。スイッチの多投によりマルチプレクサのフィルタが電力増幅器に電気的に同時接続される場合、負荷損失が生じ得る。したがって、マルチプレクサの弾性波フィルタの一つ以上が、弾性表面波共振器と電力増幅器との間に結合された直列バルク弾性波共振器を含み得る。
図10Cは、一実施態に係るマルチプレクサ216の弾性波共振器の模式的な図である。マルチプレクサ216は、図5のマルチプレクサ130と同様であるが、SAW共振器132及び142がBAW共振器217及び218それぞれによって置換されている点が異なる。BAW共振器217及び218は、例えば多投スイッチの多投が同時にアクティブになることによりポートI/O及びI/Oが互いに電気的に接続されるアプリケーションにおいて、SAW共振器132及び142と比べて負荷を低減することができる。示される例のように、図10CのBAW共振器217及び218は、BAW共振器217及び218が図10Bの帯域選択スイッチ205の2投により互いに電気的に接続されるとき、図5のSAW共振器132及び142と比べて負荷を低減することができる。任意の適切な数のBAW共振器を、フィルタのSAW共振器とI/Oポート(例えば送信フィルタ用の入力ポート)との間に結合することができる。例えば、直列BAW共振器と、一つ以上の他の直列BAW共振器及び/又は一つ以上のシャントBAW共振器とを、フィルタのSAW共振器と共通ノードとの間に結合することができる。いくつかの例において、直列BAW共振器は、I/Oポートと、マルチプレクサの送信フィルタのみの弾性表面波共振器(当該マルチプレクサの受信フィルタの弾性表面波共振器ではない)との間に結合される。いくつかの例において、直列BAW共振器は、I/Oポートと、マルチプレクサの部分集合送信フィルタのみの弾性表面波共振器(当該マルチプレクサの受信フィルタ及び他の一つ以上の送信フィルタの弾性表面波共振器ではない)との間に結合される。
図11Aは、ここに記載される実施形態に係る一つ以上フィルタの弾性波共振器を含む異なるダイを有するフィルタアセンブリ220のブロック図である。例示のように、フィルタアセンブリ220は、共通基板226上に含まれるSAWダイ222及びBAWダイ224を含む。一つ以上の弾性波フィルタが、SAWダイ222及びBAWダイ224上に実装された共振器を含み得る。BAWダイ224は、所定の実施形態に係るFBARダイとしてよい。基板226は、積層基板又は任意の他の適切なパッケージ基板としてよい。マルチプレクサの、一つ以上の弾性波フィルタの共振器を、SAWダイ222及びBAWダイ224上に実装することができる。一つ以上のマルチプレクサの共振器も、SAWダイ222及びBAWダイ224上に実装することができる。例えば、多数のマルチプレクサ用の共振器を、SAWダイ224及びBAWダイ224上に実装することができる。
一つの例として、クアッドプレクサに、共通ノードに電気的に接続されたバンド25及びバンド66用のデュプレクサを実装することができる。いくつかの設計において、バンド25の送信フィルタ及び受信フィルタを、性能仕様を満たすべくBAW共振器によって実装することができ、バンド66の送信フィルタ及び受信フィルタが、費用を節約するべくSAW共振器によって実装されている。ここに説明される原理及び利点によれば、バンド66の送信フィルタ及び受信フィルタにおける大多数の共振器(例えば少なくとも70%、少なくとも80%、又はそれ以上)を、SAWダイ222のSAW共振器を使用して実装することができる。これらのSAW共振器は、BAWダイ224上の直列BAW共振器を経由して共通ノードに結合することができる。バンド66の送信フィルタ及び受信フィルタは、BAWダイ224上の共振器によって実装することができる。いくつかの例において、バンド66の送信フィルタ及び/又は受信フィルタの共振器の一つ以上を、SAWダイ222上に実装することができる。
もう一つの例として、所定の実施形態によれば、デュプレクサが、BAWダイ224上の少なくとも一つの共振器及びSAWダイ222上の複数の共振器を含む送信フィルタと、BAWダイ224上の少なくとも一つの共振器及びSAWダイ222上の複数の共振器を含む受信フィルタとを含み得る。
所定の実施形態によれば、マルチプレクサの一つ以上の弾性波フィルタに、SAWダイ222及びBAWダイ224双方上の共振器を実装することができ、同じマルチプレクサの一つ以上の弾性波フィルタに、SAWダイ222又はBAWダイ224の一方のみ上の共振器を実装することができる。
いくつかの実施形態において、異なる周波数範囲に対して異なるSAWダイ及び/又は異なるBAWダイを実装することができる。そのような異なる周波数範囲に対するものは、異なる厚さの圧電層及び/又はメタライゼーション層を含み得る。
図11Bは、ここに記載される実施形態に係るフィルタの弾性波共振器を含む異なるダイを有するフィルタアセンブリ227のブロック図である。例示のように、フィルタアセンブリ227は、共通基板226上に含まれるSAWダイ222A及び222B並びにBAWダイ224を含む。マルチプレクサが、第1SAWダイ222A及びBAWダイ224上に実装された共振器を含む弾性波フィルタを含み得る。マルチプレクサはまた、第2SAWダイ222B及びBAWダイ224上に実装された共振器を含む他の弾性波フィルタも含んでよい。異なるSAWダイ222A及び222Bは、異なる所定周波数範囲内の無線周波数信号をフィルタリングするべく配列された弾性波フィルタのためのSAW共振器を実装することができる。図2Aのマルチプレクサ20を、フィルタアセンブリ227によって実装することができる。例えば、マルチプレクサ20の第1送信フィルタ及び第1受信器のSAW共振器を、第1SAWダイ222A上に実装することができ、マルチプレクサ20の第2送信フィルタ及び第2受信フィルタのSAW共振器を、第2SAWダイ222B上に実装することができ、マルチプレクサ20の各フィルタのBAW共振器を、BAWダイ224上に実装することができる。いくつかの他の例(例示せず)において、マルチプレクサ20のBAW共振器を、2つ以上のBAWダイ上に実装することができる。
図11Cは、ここに記載される実施形態に係るフィルタの弾性波共振器を含む異なるダイを有するフィルタアセンブリ229のブロック図である。例示のように、フィルタアセンブリ229は、共通基板226上に含まれるSAWダイ222A、222B及び222C、並びにBAWダイ224を含む。マルチプレクサが、第1SAWダイ222A及びBAWダイ224上に実装された共振器を含む弾性波フィルタを含み得る。マルチプレクサはまた、第2SAWダイ222B及びBAWダイ224上に実装された共振器を含む他の弾性波フィルタも含んでよい。マルチプレクサはさらに、第3SAWダイ222C及びBAWダイ224上に実装された共振器を含む付加弾性波フィルタを含んでよい。異なるSAWダイ222A、222B及び222Cは、異なる所定周波数範囲内の無線周波数信号をフィルタリングするべく配列された弾性波フィルタのためのSAW共振器を実装することができる。
図4のマルチプレクサ70は、フィルタアセンブリ229によって実装することができる。例えば、マルチプレクサ70の第1送信フィルタ及び第1受信器のSAW共振器を、第1SAWダイ222A上に実装することができ、マルチプレクサ70の第2送信フィルタ及び第2受信フィルタのSAW共振器を、第2SAWダイ222B上に実装することができ、マルチプレクサ70の第3送信フィルタ及び第3受フィルタのSAW共振器を、第3SAWダイ222C上に実装することができ、マルチプレクサ70のBAW共振器を、BAWダイ224上に実装することができる。いくつかの他の例(例示せず)において、マルチプレクサ70のBAW共振器を、2つ以上のBAWダイ上に実装することができる。
ここに説明されるフィルタ及びマルチプレクサは、様々なパッケージ状モジュールに実装することができる。ここに説明されたマルチプレクサ及び/又はフィルタのいずれかの適切な原理及び利点を実装することができるパッケージ状モジュールのいくつかの例が、以下に説明される。図12、13及び14は、所定の実施形態に係る例示的なパッケージ状モジュールの模式的なブロック図である。
図12は、電力増幅器232、スイッチ234、及び一つ以上の実施形態に係るフィルタ236を含むモジュール230の模式的なブロック図である。モジュール230は、例示の素子を封入するパッケージを含み得る。電力増幅器232、スイッチ234及びフィルタ236は、共通パッケージ基板上に配置することができる。パッケージ基板は、例えば積層基板としてよい。スイッチ234は、多投無線周波数スイッチとしてよい。スイッチ234は、電力増幅器232の出力を、フィルタ236の選択されたフィルタに電気的に結合することができる。フィルタ236は、マルチプレクサとして構成された任意の適切な数の弾性波フィルタを含み得る。フィルタ236の弾性波フィルタは、ここに説明されるいずれかの適切な原理及び利点に従って実装することができる。フィルタ236は、一つ以上のSAWダイ及び一つ以上のBAWダイを含み得る。
図13は、電力増幅器242及び243、スイッチ244及び245、並びに一つ以上の実施形態に係るフィルタ246を含むモジュール240の模式的なブロック図である。モジュール240は、図12のモジュール230と同様であるが、モジュール240が、付加電力増幅器243及び付加スイッチ245を含んでフィルタ246が、電力増幅器に関連付けられた信号経路のための一つ以上のマルチプレクサとして配列される点が異なる。
図14は、電力増幅器252及び253、スイッチ254及び255、一つ以上の実施形態に係るフィルタ257及び257、並びにアンテナスイッチ259を含むモジュール250の模式的なブロック図である。モジュール250は、図13のモジュール240と同様であるが、モジュール250が、フィルタ257又はフィルタ258からの信号をアンテナノードに選択的に結合するべく配列されたアンテナスイッチ259を含む点が異なる。フィルタ257及び258は、図14において別々のマルチプレクサとして配列される。
図15は、一つ以上の実施形態に係るフィルタ263を含む無線通信デバイス260の模式的なブロック図である。無線通信デバイス260は、任意の適切な無線通信デバイスとしてよい。例えば、無線通信デバイス260は、スマートフォンのような携帯電話機としてよい。例示のように、無線通信デバイス260は、アンテナ261、RFフロントエンド262、RF送受信器264、プロセッサ265及びメモリ266を含む。アンテナ261は、RFフロントエンド262が与えるRF信号を送信することができる。アンテナ261は、受信したRF信号を、処理を目的としてRFフロントエンド262に与えることができる。
RFフロントエンド262は、一つ以上の電力増幅器、一つ以上の低雑音増幅器、複数のRFスイッチ、複数の受信フィルタ、複数の送信フィルタ、複数のデュプレクスフィルタ、又はこれらの任意の組み合わせを含み得る。RFフロントエンド262は、任意の適切な通信規格に関連付けられたRF信号を送信及び受信することができる。ここに説明される弾性波フィルタ及び/又はマルチプレクサは、RFフロントエンド262のフィルタ263によって実装することができる。
RF送受信器264は、増幅及び/又は他の処理を目的としてRF信号をRFフロントエンド262に与えることができる。RF送受信器264はまた、RFフロントエンド262の低雑音増幅器が与えるRF信号を処理することができる。RF送受信器264はプロセッサ265と通信する。プロセッサ265はベース帯域プロセッサとしてよい。プロセッサ265は、無線通信デバイス260のための任意の適切なベース帯域処理機能を与えることができる。メモリ266は、プロセッサ265によってアクセスすることができる。メモリ266は、無線通信デバイス260のための任意の適切なデータを記憶することができる。
上述した実施形態のいくつかが、セルラーハンドセットのような携帯型デバイスに関連する例を与えてきた。しかしながら、こうした実施形態の原理及び利点は、ここに説明される実施形態のいずれかから有益となり得るアップリンクセルラーデバイスのような、任意の他のシステム又は装置のために使用することができる。ここでの教示は、様々なシステムに適用可能である。本開示がいくつかの実施形態例を含むにもかかわらず、ここに説明される教示は、様々な構造に適用することができる。ここに説明される原理及び利点はいずれも、約450MHz〜6GHzの範囲のような、約30kHz〜300GHzの範囲にある信号を処理するRF回路構成に関連して実装することができる。
本開示の複数の側面は、様々な電子デバイスに実装することができる。電子デバイスの例は、消費者電子製品、弾性波共振器ダイ及び/又は半導体ダイ及び/又はパッケージ状無線周波数モジュールのような消費者電子製品の部品、アップリンク無線通信デバイス、無線通信インフラストラクチャ、電子試験機器等を含むがこれらに限られない。電子デバイスの例は、スマートフォンのような携帯型電話機、スマートウォッチ又はイヤーピースのような装着可能コンピューティングデバイス、電話機、テレビ、コンピュータモニタ、コンピュータ、モデム、ハンドヘルドコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、電子レンジ、冷蔵庫、自動車、ステレオシステム、DVDプレーヤー、CDプレーヤー、MP3プレーヤーのようなデジタル音楽プレーヤー、ラジオ、ビデオカメラ、カメラ、デジタルカメラ、携帯型メモリーチップ、洗濯機、乾燥機、洗濯/乾燥機、コピー機、ファックス機、スキャナ、多機能周辺デバイス、腕時計、置時計等を含むがこれらに限られない。さらに、電子デバイスは未完成の製品も含んでよい。
本明細書及び特許請求の範囲全体にわたり、文脈上そうでないことが明らかでない限り、「含む」等の用語は、排他的又は網羅的な意味とは反対の包括的意味に、すなわち「〜を含むがこれらに限られない」との意味に解釈すべきである。ここで一般に使用される単語「結合」は、直接接続されるか又は一つ以上の中間要素を介して接続されるかのいずれかとなり得る2つ以上の要素を言及する。同様に、ここで一般に使用される単語「接続」は、直接接続されるか又は一つ以上の中間要素を介して接続されるかのいずれかとなり得る2つ以上の要素を言及する。加えて、単語「ここ」、「上」、「下」及び同様の趣旨の単語は、本アプリケーションにおいて使用される場合、本アプリケーション全体を言及し、本アプリケーションの任意の固有部分を言及するわけではない。文脈が許容する場合、単数又は複数を使用する上述の詳細な説明における用語はそれぞれ、複数又は単数をも含み得る。2つ以上の項目のリストを言及する単語「又は」及び「若しくは」は、当該単語の以下の解釈のすべてをカバーする。すなわち、当該リストの任意の項目、当該リストのすべての項目、及び当該リストの項目の任意の組み合わせである。
さらに、とりわけ「できる」、「し得る」、「してよい」、「かもしれない」、「例えば」、「のような」等のようなここに記載の条件付き言語は一般に、特にそうでないことが述べられ、又は使用の文脈上そうでないことが理解される場合を除き、所定の実施形態が所定の特徴、要素及び/又は状態を含む一方で他の実施形態がこれらを含まないことを伝えるように意図される。すなわち、かかる条件的言語は、特徴、要素及び/若しくは状態が一つ以上の実施形態にとって必要な任意の態様にあること、又は一つ以上の実施形態が必ず、筆者のインプット若しくは促しありで若しくはなしで、これらの特徴、要素及び/若しくは状態が任意の固有実施形態に含まれ若しくは当該実施形態で行われるか否かを決定するロジックを含むこと、を示唆することを一般には意図しない。
本発明のいくつかの実施形態が記載されたが、これらの実施形態は、例のみとして提示されており、本開示の範囲を制限することを意図しない。実際のところ、ここに記載される新規な方法、装置及びシステムは、様々な他の形態で具体化することができる。さらに、ここに記載される方法及びシステムの形態における様々な省略、置換及び変更が、本開示の要旨から逸脱することなくなし得る。例えば、ブロックが所与の配列で提示されるが、代替実施形態は、異なるコンポーネント及び/又は回路トポロジで同様の機能を果たすことができ、いくつかのブロックは削除、移動、追加、細分化、結合、及び/又は修正することができる。これらのブロックはそれぞれが、様々な異なる態様で実装することができる。上述した様々な実施形態の要素及び工程の任意の適切な組み合わせを、さらなる実施形態を与えるように組み合わせることができる。添付の特許請求の範囲及びその均等物が、本開示の範囲及び要旨に収まるかかる形態又は修正をカバーすることが意図される。
ヘキサプレクサ70の第2弾性波フィルタは、BAW共振器81と、SAW共振器82及び83とを含む。第2弾性波フィルタは、図3の第1受信フィルタ14のような受信フィルタとしてよい。例示のSAW共振器83は、ダブルモードSAW(DMS)共振器であり、これは、結合共振器フィルタ(CRF)とも称する。DMS共振器は、受信フィルタのような低電力フィルタに実装することができる。DMS共振器は典型的に、相対的に高い電力を扱うことがない。したがって、DMS共振器を、アンテナノードとなり得る共通ノードCOMに存在する相対的に高い電力から保護する少なくとも一つの直列弾性波共振器が存在する必要がある。
ヘキサプレクサ70の第5弾性波フィルタは、BAW共振器111及び112と、SAW共振器113、114、115、116、117、118及び119とを含む。第5弾性波フィルタは、図3の第3送信フィルタ62のような送信フィルタとしてよい。第5弾性波フィルタは、シャントBAW共振器及び直列BAW共振器が、マルチプレクサの共通ノードCOMに結合できることを例示する。シャントBAW共振器112は、直列BAW共振器111の、第5弾性波フィルタのSAW共振器とは反対の側に結合される。
図7、8、9、10A及び10Bは、所定の実施形態に係る例示の無線周波数システムの模式的なブロック図である。これらの無線周波数システムにおけるマルチプレクサは、一つ以上弾性波フィルタにおけるSAW共振器と共通ノードとの間に結合されたBAW共振器を有する結果、負荷損失を低減することができている。これらの弾性波フィルタの一つ以上に大多数のSAW共振器を実装することはまた、BAW要素の実装がほとんどの同様の弾性波フィルタと比べてコストを低減することもできる。複数のSAW共振器と一つ以上のBAW共振器とを含むフィルタの原理及び利点は、任意の2つの異なるタイプの弾性波共振器を含むフィルタに当てはまり得る。ここに説明される無線周波数システムのマルチプレクサの各フィルタは、帯域通過フィルタとしてよい。
図9は、マルチプレクサを経由して受信経路に結合されたアンテナ192を含む無線周波数システム190の模式的な図である。いくつかの例において、無線を、ダイバーシティ受信動作を目的として実装することができる。例示のアンテナ192のようなダイバーシティアンテナは、受信した無線周波数信号をいくつかの受信経路に与えることができる。マルチプレクサを、複数の受信経路とダイバーシティアンテナとの間に結合することができる。図9に示されるように、受信フィルタ193及び194を含むマルチプレクサ(例えばクアッドプレクサ)を、受信経路195及び196それぞれとアンテナ192との間に結合することができる。特定の実装を目的として、任意の適切な数の受信経路及び対応する受信フィルタを実装することができる。例えば、4つ以上の受信フィルタを、いくつかの例において、マルチプレクサ及び対応受信経路に含めることができる。いくつかの実施形態において(例示せず)、マルチプレクサとダイバーシティアンテナとの間にスイッチを結合することができ、及び/又は受信経路とマルチプレクサの受信フィルタとの間にスイッチを結合することができる。
ダイプレクサ176のような周波数マルチプレクシング回路を、信号経路とアンテナ177との間に含めることができる。かかる周波数マルチプレクシング回路は、受信経路用の周波数分割器、及び送信経路用の周波数結合器としての役割を果たすことができる。ダイプレクサ176は、周波数が相対的に離れた複数の無線周波数信号を、周波数マルチプレクシングすることができる。ダイプレクサ176は、損失が相対的に低い受動回路要素によって実装することができる。ダイプレクサ176は、複数のキャリアアグリゲーション信号を(送信用に)結合し、(受信用に)分離することができる。
図14は、電力増幅器252及び253、スイッチ254及び255、一つ以上の実施形態に係るフィルタ257及び258、並びにアンテナスイッチ259を含むモジュール250の模式的なブロック図である。モジュール250は、図13のモジュール240と同様であるが、モジュール250が、フィルタ257又はフィルタ258からの信号をアンテナノードに選択的に結合するべく配列されたアンテナスイッチ259を含む点が異なる。フィルタ257及び258は、図14において別々のマルチプレクサとして配列される。

Claims (40)

  1. マルチプレクサであって、
    一つの共通ノードに結合された4つの弾性波フィルタを含み、
    前記4つの弾性波フィルタは、複数の弾性表面波共振器と、前記弾性表面波共振器と前記共通ノードとの間に結合された一つの直列バルク弾性波共振器とを含む一つの第1弾性波フィルタを含むマルチプレクサ。
  2. 前記弾性表面波共振器は、前記直列バルク弾性波共振器に直列された一つの直列弾性表面波共振器を含む請求項1のマルチプレクサ。
  3. 前記第1弾性波フィルタの弾性表面波共振器は、前記第1弾性波フィルタの複数の共振器の少なくとも70%である請求項1のマルチプレクサ。
  4. マルチプレクサの複数の共振器の少なくとも70%は弾性表面波共振器である請求項1のマルチプレクサ。
  5. 前記直列バルク弾性波共振器は、前記第1弾性波フィルタの複数の弾性表面波共振器すべてと前記共通ノードとの間に結合される請求項1のマルチプレクサ。
  6. 前記第1弾性波フィルタはさらに、前記直列バルク弾性波共振器を経由して前記弾性表面波共振器に結合された一つのシャントバルク弾性波共振器を含む請求項1のマルチプレクサ。
  7. 前記4つの弾性波フィルタは、複数の第2弾性表面波共振器と、前記第2弾性表面波共振器と前記共通ノードとの間に結合された一つの第2直列バルク弾性波共振器とを含む一つの第2弾性波フィルタを含む請求項1のマルチプレクサ。
  8. 前記共通ノードに結合された2つの付加弾性波フィルタをさらに含む請求項1のマルチプレクサ。
  9. 無線通信デバイスであって、
    無線周波数信号を受信するべく構成された一つのアンテナと、
    一つの共通ノードに結合された4つの弾性波フィルタを含む一つのマルチプレクサと
    を含み、
    前記4つの弾性波フィルタは、複数の弾性表面波共振器と、前記弾性表面波共振器と前記共通ノードとの間に結合された一つの直列バルク弾性波共振器とを含む一つの第1弾性波フィルタを含む無線通信デバイス。
  10. 前記共通ノードと前記アンテナとの間に結合された一つの周波数マルチプレクシング回路をさらに含む請求項9の無線通信デバイス。
  11. 前記共通ノードと前記アンテナとの間に結合された一つのアンテナスイッチをさらに含む請求項9の無線通信デバイス。
  12. 前記無線周波数信号はキャリアアグリゲーション信号である請求項9の無線通信デバイス。
  13. フィルタアセンブリであって、
    一つの共通ノードに結合された一つの第1弾性波フィルタと、
    前記共通ノードに結合された一つの第2弾性波フィルタと
    を含み、
    前記第1弾性波フィルタは、複数の弾性表面波共振器と、前記弾性表面波共振器と前記共通ノードとの間に結合された一つの直列バルク弾性波共振器とを含むフィルタアセンブリ。
  14. 前記第2弾性波フィルタは、複数の第2弾性表面波共振器と、前記第2弾性表面波共振器と前記共通ノードとの間に結合された一つの第2直列バルク弾性波共振器とを含む請求項13のフィルタアセンブリ。
  15. 前記共通ノードに結合された少なくとも2つの付加弾性波フィルタをさらに含む請求項13のフィルタアセンブリ。
  16. 前記共通ノードに結合された少なくとも4つの付加弾性波フィルタをさらに含む請求項13のフィルタアセンブリ。
  17. 前記弾性表面波共振器は、前記直列バルク弾性波共振器に直列された一つの直列弾性表面波共振器を含む請求項13のフィルタアセンブリ。
  18. 前記弾性表面波共振器は、前記第1弾性波フィルタの複数の共振器の少なくとも70%を実装する請求項13のフィルタアセンブリ。
  19. 前記直列バルク弾性波共振器は、前記第1弾性波フィルタの複数の弾性表面波共振器すべてと前記共通ノードとの間に結合される請求項13のフィルタアセンブリ。
  20. 前記弾性表面波共振器は少なくとも5つの共振器を含む請求項13のフィルタアセンブリ。
  21. フィルタアセンブリであって、
    通過帯域を有して一つの共通ノードに結合された一つの第1弾性波フィルタと、
    前記共通ノードに結合された一つの第2弾性波フィルタと
    を含み、
    前記第2弾性波フィルタは、第1タイプの複数の弾性波共振器と、前記第1タイプの複数の弾性波共振器と前記共通ノードとの間に結合された第2タイプの一つの直列弾性波共振器とを含み、
    前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、前記第1弾性波フィルタの通過帯域において前記第1タイプの複数の弾性波共振器よりも高い品質係数を有するフィルタアセンブリ。
  22. 前記第1タイプの複数の弾性共振器は複数の弾性表面波共振器であり、
    前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は一つのバルク弾性波共振器である請求項21のフィルタアセンブリ。
  23. 前記第1タイプの複数の弾性共振器は、複数の非温度補償弾性表面波共振器であり、
    前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、一つの温度補償弾性表面波共振器である請求項21のフィルタアセンブリ。
  24. 前記第1タイプの複数の弾性共振器の少なくとも2つは、前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器に直列される請求項21のフィルタアセンブリ。
  25. 前記共通ノードに結合された一つの第3弾性波フィルタと、
    前記共通ノードに結合された一つの第4弾性波フィルタと
    をさらに含む、請求項21の弾性波フィルタアセンブリ。
  26. 前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、前記第3弾性波フィルタの通過帯域において前記第1タイプの複数の弾性波共振器よりも高い品質係数を有し、
    前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、前記第4弾性波フィルタの通過帯域において前記第1タイプの複数の弾性波共振器よりも高い品質係数を有する請求項25のフィルタアセンブリ。
  27. 前記第2弾性波フィルタの第1タイプの複数の弾性波共振器は、前記第2弾性波フィルタの複数の共振器の少なくとも70%である請求項21のフィルタアセンブリ。
  28. 前記フィルタアセンブリは、
    前記第1タイプの複数の弾性波共振器を含む一つの第1ダイと、
    前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器を含む一つの第2ダイと
    を含む請求項21のフィルタアセンブリ。
  29. 複数の弾性波フィルタを備えたマルチプレクサであって、
    一つの共通ノードに結合された一つの第1弾性波フィルタと、
    前記共通ノードに結合されてそれぞれが対応通過帯域を有する3つの他の弾性波フィルタと
    を含み、
    前記第1弾性波フィルタは、
    第1タイプの複数の弾性波共振器と、
    前記第1タイプの複数の弾性波共振器と前記共通ノードとの間に結合された第2タイプの一つの直列弾性波共振器と
    を含み、
    前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、前記3つの他の弾性波フィルタの各対応通過帯域において前記第1タイプの複数の弾性波共振器よりも高い品質係数を有するマルチプレクサ。
  30. 前記第1タイプの複数の弾性共振器は複数の弾性表面波共振器であり、
    前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は一つのバルク弾性波共振器である請求項29のマルチプレクサ。
  31. 前記3つの他の弾性波フィルタの少なくとも一つは、
    前記第1タイプの複数の第2弾性波共振器と、
    前記第1タイプの複数の第2弾性波共振器と前記共通ノードとの間に結合された前記第2タイプの一つの第2直列弾性波共振器と
    を含む請求項29のマルチプレクサ。
  32. 前記第1タイプの複数の弾性共振器は複数の非温度補償弾性表面波共振器であり、
    前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は一つの温度補償弾性表面波共振器である請求項29のマルチプレクサ。
  33. 前記共通ノードに結合された一つの付加弾性波フィルタをさらに含む請求項29のマルチプレクサ。
  34. キャリアアグリゲーション信号を処理する方法であって、
    前記キャリアアグリゲーション信号を、一つのアンテナポートに結合されて第1通過帯域を有する一つの第1弾性波フィルタによってフィルタリングすることであって、前記キャリアアグリゲーション信号は、前記第1通過帯域における第1無線周波数キャリア、及び前記第2通過帯域における第2無線周波数キャリアを含むことと、
    前記キャリアアグリゲーション信号を、前記アンテナポートに結合されて前記第2通過帯域を有する一つの第2弾性波フィルタによってフィルタリングすることと
    を含み、
    前記第2弾性波フィルタは、
    第1タイプの複数の弾性波共振器と、
    前記第1タイプの複数の弾性波共振器と前記アンテナポートとの間に結合された第2タイプの一つの直列弾性波共振器と
    を含み、
    前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は、前記第1タイプの複数の弾性波共振器よりも低い負荷損失を有する方法。
  35. 前記キャリアアグリゲーション信号を、前記アンテナポートに結合されたアンテナを経由して受信することをさらに含む請求項34の方法。
  36. 前記キャリアアグリゲーション信号を、前記アンテナポートに結合されたアンテナを経由して送信することをさらに含む請求項34の方法。
  37. 前記第1弾性波フィルタ及び前記第2弾性波フィルタを、一つの多投スイッチを経由して前記共通ノードに結合することをさらに含む請求項34の方法。
  38. 前記第1タイプの複数の弾性共振器は複数の弾性表面波共振器であり、前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は一つのバルク弾性波共振器である請求項34のマルチプレクサ。
  39. 前記第1タイプの複数の弾性共振器は複数の非温度補償弾性表面波共振器であり、
    前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器は一つの温度補償弾性表面波共振器である請求項34のマルチプレクサ。
  40. 前記第1タイプの複数の弾性共振器は、前記第2タイプの一つの直列弾性波共振器とは異なるダイ上に存在する請求項34の方法。
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