JP6885120B2 - 通信装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置、通信システム及び通信方法に関する。
協調送信(Joint Transmission)と、MU−MIMO(Multi User Multi Input Multi Output)と、を組み合わせたJT−MU−MIMO(Joint Transmission MU-MIMO)が検討されている。協調送信は異なる場所に配置した送信点(以下、TP(Transmission Point)という。)で実施され、MU−MIMOは、複数の通信端末(以下、UE(User Equipment)という。)に向けたダウンリンク信号を空間多重により送信する。JT−MU−MIMOでは、空間多重されたダウンリンク信号を受信するUE間でのダウンリンク信号の干渉を低減するために、TPで、ZF(Zero Forcing)またはブロック対角化などの直交化技術を使用して取得した送信ウェイトと送信信号との乗算を行う。
TPの各々とUEの各々との間の伝播距離が異なるため、TPの各々とUEの各々との間の伝播において、伝播遅延差が生じる。例えば、第1TPからUEへのダウンリンク信号の送信と同時に、第2TPからUEへダウンリンク信号を送信する例では、次のようになる。第1TPとUEとの間の距離よりも第2TPとUEとの間の距離が長い場合、第2TPから送信されたダウンリンク信号は、第1TPから送信されたダウンリンク信号よりも遅延してUEで受信される。
この場合、第1TPから送信されたダウンリンク信号の受信位相を基準とすると、第2TPから送信されたダウンリンク信号の受信位相は周波数領域で回転する。即ち、2つのTPから送信されたダウンリンク信号は周波数毎に異なる位相差でUEにおいて受信され、周波数によっては2つのTPからのダウンリンク信号が互いに干渉するため、周波数によって最適な送信ウェイトが異なる。
周波数によって異なる最適な送信ウェイトを取得するために、例えば、周波数帯域を所定帯域の区間に分割し、区間毎に送信ウェイトを算出する技術が存在するが、区間の数が増大すると処理量も増大する。
区間の数を増大させず、即ち、分割する区間毎の所定帯域を狭くせずに送信ウェイトを算出した後に、周波数間隔を狭くして送信ウェイトを補間する技術も存在する。しかしながら、この技術では、伝播遅延差が大きい場合には、最適送信ウェイトに近似する適切な値で、送信ウェイトを補間することは困難である。
特開2013−201633号公報 特開2014−075679号公報
瀬山ら、「5G 超高密度分散アンテナシステムにおける協調無線リソース制御アルゴリズムの検討」、信学技法、日本、2016年3月、RCS2015−363、頁181〜186
一方、多重されたダウンリンク信号を受信するUEをTPの各々からの伝播遅延差が小さいUEに制限し、TPの各々の送信タイミングを調整し、UEの各々の受信タイミングを近接させることで送信ウェイトの補間を不要とする技術も存在する。しかしながら、この技術では、UEの組み合わせが制限され、多重されたダウンリンク信号を受信可能なUEの数が低減する可能性がある。また、伝播遅延差が小さいUEは、TPの各々からの伝播損失も近接する可能性が高いため、ダウンリンク信号の直交化が困難となる。
本発明は、1つの側面として、複数のアンテナから複数の無線端末へのダウンリンク信号に適用する、適切な送信ウェイトを取得することを目的とする。
1つの実施形態では、算出部は、タイミング補正係数、及び複数のアンテナの各々と複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値の各々に基づいて、タイミング補正係数が反映された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔で算出する。タイミング補正係数は、複数のアンテナから多重送信されるダウンリンク信号を受信する複数の無線端末からのアップリンク信号の受信タイミングに基づき、複数のアンテナ毎に適用する。送信ウェイト補間部は、算出部で算出された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔よりも間隔が狭い第2周波数間隔で補間して、補間送信ウェイトを算出する。送信ウェイト補正部は、送信ウェイト補間部で補間した補間送信ウェイトをタイミング補正係数に基づいて補正することにより、タイミング補正係数を再度反映させ、かつダウンリンク信号に適用される送信ウェイトを算出する。
本発明は、1つの側面として、複数のアンテナから複数の無線端末へのダウンリンク信号に適用する、適切な送信ウェイトを取得することを可能とする。
第1及び第2実施形態に係る通信システム及び複数のUEの一例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る通信システムの要部機能の一例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る通信システムのハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る通信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る通信システムのハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態に係る通信システムの要部機能の一例を示すブロック図である。 第2実施形態に係る通信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 関連技術に係る通信システムの要部機能の一例を示すブロック図である。 関連技術に係る通信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 関連技術に係る周波数に対する送信ウェイトの位相の変動の一例を示す線図である。 第2実施形態に係る周波数に対する送信ウェイトの位相の変動の一例を示す線図である。
以下、図面を参照して第1実施形態の一例を詳細に説明する。
図1に、本実施形態の通信システム10及びm個の無線端末(以下、UE(User Equipment)という。)40−1、40−2、…、40−mを例示する。UEの何れかを表す場合は、UE40−iと表す。iはUEを区別する番号であり、i=1,…,mである。何れのUEであるか区別する必要がない場合には、UE40ともいう。通信システム10は、通信装置の一例であるCBBU(Centralized Base Band Unit)20、及びCBBU20に接続されたn個の送信部(以下、TP(Transmission Point)という。)30−1、30−2、…、30−n、及びアンテナ50−1、50−2、…、50−nを含む。TPの何れかを表す場合は、TP30−kと表し、アンテナの何れかを表す場合にはアンテナ50−kと表す。kはTP及びアンテナを区別する番号であり、k=1,…,nである。何れのTPであるか、また何れのアンテナであるかを区別する必要がない場合には、TP30、アンテナ50ともいう。TP30−kの各々にはアンテナ50−kの各々が接続されている。なお、m,nは2以上の整数であればよい。
図2の破線Dの右側に、CBBU20を例示し、破線Dの左側に、TP30−k(k=1,…,n)を例示する。以下、タイミング補正係数取得部等の図面に複数個記載されている部分は、各々同様に動作するので、各部の何れであるかを表す符号kを付して説明する。CBBU20は、スケジューラ部21、タイミング補正係数取得部22−k、チャネル推定値補正部23−k、送信ウェイト算出部24、送信ウェイト補間部25、ユーザデータ生成部26、送信ウェイト補正部27−k、及び送信ウェイト乗算部28−kを含む。チャネル推定値補正部23−k及び送信ウェイト算出部24は、算出部の一例である。
TP30−kは、アップリンク無線処理部31−k、CP(Cyclic Prefix)除去部32−k、FFT(Fast Fourier Transform)部33−k、受信タイミング検出部34−k、及びチャネル推定部35−kを含む。TP30−kは、また、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部36−k、CP付加部37−k、及びダウンリンク無線処理部38−kを含む。
アップリンク無線処理部31−kは、UE40から送信され、アンテナ50−kで受信したアップリンク信号である受信信号に、ダウンコンバート、及びA/D(Analog to Digital)変換を施す。CP除去部32−kは、受信信号からCPを除去する。FFT部33−kは、受信信号にFFT(高速フーリエ変換)を施し、受信信号を周波数領域の信号に変換する。
チャネル推定部35−kは、受信信号に含まれる、例えば、SRS(Sounding Reference Signal)等の既知信号を使用して、n個のTP各々について、m個のUE40毎にリソースブロック(以下、RB(Resource Block)という。)毎のアップリンクチャネル推定を行う。次に、チャネル推定部35−kは、(1)式に示すように、取得したUE40−iとアンテナ50−kとのアップリンクチャネル推定値をダウンリンクチャネル推定値hi,k(r)に変換する。rはリソースブロックを区別する番号であり、r=1,…,N_RBである。N_RBはRBの個数を表す。
Figure 0006885120
(1)式中、上に「〜(チルダ)」を付したhi,k(r)を、以下「チルダhi,k(r)」という。チルダhi,k(r)は、UE40−iとアンテナ50−kとの間のRB番号rにおけるアップリンクチャネル推定値である。Ci,k(r)はアップリンクチャネル推定値をダウンリンクチャネル推定値に変換する係数である。Ci,k(r)は、アップリンク信号の送信電力とダウンリンク信号の送信電力との差、及びアップリンクの回路応答とダウンリンクの回路応答との差を調整するように定める。
受信タイミング検出部34−kは、SRS等の既知信号を使用して、UE40−iからアンテナ50−kへのアップリンク信号のアンテナ50−kでの受信タイミングτi,kを検出する。受信タイミングτi,kは、UE40−iとTP30−kとの間の伝播遅延時間に対応する。例えば、UE40−iとTP30−kとの間の伝播距離が長く、伝播遅延時間が大きい場合には、受信タイミングは遅い。受信タイミングτi,kは、n個のアンテナ各々について、m個のUE毎に検出される。
スケジューラ部21は、チャネル推定部35−kで取得したダウンリンクチャネル推定値hi,k(r)に基づいて、スケジューリング対象であるm個のUE40の中から多重信号を送信するUE40を選択する。
タイミング補正係数取得部22−kは、受信タイミング検出部34−kで検出した受信タイミングτi,kと、スケジューラ部21で選択された多重信号を送信するUE40の情報と、に基づいて、アンテナ50−kのタイミング補正係数τ_cを決定する。タイミング補正係数τ_cは、例えば、(2)式に例示するように、送信した多重信号に対する受信タイミングの時間が最も小さい受信タイミングτi,k、すなわち、アンテナ50−kで最も受信タイミングが早いUE40−iの受信タイミングτi,kであってよい。最も受信タイミングが早いUE40の受信電力p_rxi,kは最も強く、位相回転を抑制することが期待されるためである。
Figure 0006885120

Mは、スケジューラ部21で選択した多重信号を送信するUE40の集合である。
チャネル推定値補正部23−kは、スケジューラ部21で選択されたUE40について、タイミング補正係数取得部22−kで取得したタイミング補正係数τ_cを使用して、チャネル推定部35−kで取得したチャネル推定値hi,k(r)を補正する。即ち、(3)式に例示するように、ダウンリンクのチャネル推定値hi,k(r)に位相回転を与えるために、タイミング補正係数τ_cを適用する。
Figure 0006885120

h’i,k(r)は、補正されたチャネル推定値であり、Δ_RBは、RBの周波数間隔である。
送信ウェイト算出部24は、(4)式に例示するように、各々のチャネル推定値補正部23で取得したUE40−i(i=1,…,|M|)に関する、各々のアンテナ50のRB毎のチャネル推定値h’i,k(r)を要素とする連結チャネル行列H’(r)を生成する。
Figure 0006885120
送信ウェイト算出部24は、生成した連結チャネル行列H’(r)を使用して、RB毎の送信ウェイトW’(r)を算出する。RB毎の送信ウェイトW’(r)は、例えば、ゼロフォーシング(Zero-Forcing)を使用して、(5)式で算出することができる。
Figure 0006885120

上記(5)式の上付き文字のHはエルミート転置を表し、P(r)は送信ウェイト電力を規格化する対角行列を表す。
送信ウェイト補間部25は、(6)式に例示するように、送信ウェイト算出部24で算出した送信ウェイト、即ち、RBの周波数間隔Δ_RB毎の送信ウェイトを、サブキャリア(以下、SC(Sub Carrier)ともいう。)の周波数間隔毎の送信ウェイトに補間する。
Figure 0006885120
RBの周波数間隔Δ_RBは、第1周波数間隔の一例であり、SCの周波数間隔は第2周波数間隔の一例であり、上に「〜」を付したwk,i’(s)、即ち、チルダwk,i’(s)は補間後の送信ウェイトである。N_scrbはRB毎のSC数であり、sはSCの番号、w’k,i(r)は、W’(r)のk行i列の要素である。また、「%」は演算子であり、z1%z2はz1をz2で除算した剰余を表す。
送信ウェイト補正部27−kは、タイミング補正係数取得部22−kが取得したタイミング補正係数τ_cを使用して、(7)式で示すように、送信ウェイト補間部25で取得した送信ウェイトの第k行を補正する。即ち、(3)式でチャネル推定値に与えられた位相回転を除去する。
Figure 0006885120

k,i(s)は、補正された送信ウェイトであり、Δ_scは、SCの周波数間隔である。
ユーザデータ生成部26は、スケジューラ部21で選択したUE40−iに送信するシンボルデータを生成する。送信ウェイト乗算部28−kは、送信ウェイト補正部27−kで補正した送信ウェイトwk,i(s)を、ユーザデータ生成部26で生成したシンボルデータのSC毎に乗算する。
IFFT部36−kは、送信ウェイトwk,i(s)を乗算したシンボルデータにIFFT(逆高速フーリエ変換)を施し、時間領域の送信信号に変換する。CP付加部37−kは、時間領域に変換された送信信号にCPを付加する。ダウンリンク無線処理部38−kは、CPを付加した送信信号を無線周波数にアップコンバートし、アップコンバートした送信信号にD/A(Digital to Analog)変換を施す。
図3に、本実施形態の通信システム10のハードウェア構成を例示する。図3では、CBBU20にTP30−k(k=1,…,n)の各々が接続されている例について説明する。
CBBU20は、プロセッサ41、メモリ42、及びNIF(Network InterFace)44を含む。NIF44は、例えば、機関ネットワークのゲートウェイ装置など上位装置に接続するインターフェイス部である。
メモリ42は、通信処理プログラムを含み、プロセッサ41は、メモリ42から通信処理プログラムを読み出して実行することで、図2のスケジューラ部21、タイミング補正係数取得部22−k、及びチャネル推定値補正部23−kの各々として機能する。プロセッサ41は、メモリ42から通信処理プログラムを読み出して実行することで、図2の送信ウェイト算出部24、送信ウェイト補間部25、ユーザデータ生成部26、送信ウェイト補正部27−k、及び送信ウェイト乗算部28−kの各々として機能する。
TP30−kは、無線処理部39−k、プロセッサ56−k、及びメモリ57−kを含む。無線処理部39−kは、図2に例示したアップリンク無線処理部31−k、CP除去部32−k、FFT部33−k、IFFT部36−k、CP付加部37−k、及びダウンリンク無線処理部38−kを含む。メモリ57−kは、補助通信処理プログラムを含み、プロセッサ56−kは、メモリ57−kから補助通信処理プログラムを読み出して実行することで、図2の受信タイミング検出部34−k及びチャネル推定部35−kの各々として機能する。
プロセッサ41及びプロセッサ56−kは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はDSP(Digital Signal Processor)などであってよい。メモリ42及びメモリ57−kは、例えば、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などであってよい。
図4に、本実施形態のフローチャートを例示する。図4では、CBBU20にTP30−k(k=1,…,n)が接続され、UE40−i(i=1,…,m)が存在する例を示す。
TP30−kのプロセッサ56−kは、ステップ101−kで、UE40−iからの受信信号に含まれるSRS等の既知信号を使用して、UE40−iからアンテナ50−kへのアップリンク信号のアンテナ50−kでの受信タイミングτi,kを検出する。プロセッサ56−kは、ステップ102−kで、SRS等の既知信号を使用して、アップリンクチャネル推定値を取得し、取得したアップリンクチャネル推定値をダウンリンクチャネル推定値hi,k(r)に変換する。
CBBU20のプロセッサ41は、ステップ103で、ダウンリンクチャネル推定値hi,k(r)に基づいて、スケジューリング対象であるUE40の中から多重信号を送信するUE40−i(i=1,…,|M|)を選択する。プロセッサ41は、ステップ104で、受信タイミングτi,kと、ステップ103で選択された多重信号を送信するUE40−iの情報とに基づいて、アンテナ50−kのタイミング補正係数τ_cを決定する。
プロセッサ41は、ステップ105で、ステップ104で取得したタイミング補正係数τ_cを使用して、ステップ102−kで取得したチャネル推定値hi,k(r)を補正する。プロセッサ41は、ステップ106で、ステップ105で補正したチャネル推定値に基づいて、送信ウェイトW’(r)を算出する。プロセッサ41は、ステップ107で、RBの周波数間隔毎の送信ウェイトを、SCの周波数間隔毎の送信ウェイトに補間する。
プロセッサ41は、ステップ108で、ステップ104で取得したタイミング補正係数τ_cを使用して、ステップ107で補間した送信ウェイトを補正する。プロセッサ41は、ステップ109で、補正した送信ウェイトをUE40−iに送信するシンボルデータのSC毎に乗算する。
なお、タイミング補正係数τ_cを最も受信タイミングが早いUE40の受信タイミングτi,kとする例について説明したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、下記(8)式に例示するように、選択されたUE40−i(i=1,…,|M|)からの受信信号の受信電力p_rxi,k及び受信タイミングτi,kを使用して受信タイミングτi,kの重心を算出し、タイミング補正係数τ_cとして使用してもよい。UE40−iからアンテナ50−kへのアップリンク信号のアンテナ50−kでの受信電力p_rxi,kは、受信タイミング検出部34−kによって、SRS等の既知信号を使用して、検出される。
Figure 0006885120

但し、UE40−iがアップリンクにおいて送信電力制御を実施している場合には、p_rxi,kに代えて、(9)式に例示するpi,kを使用する。
Figure 0006885120

p_txは、UE40−iの送信電力値であり、例えば、UE40−iが通知するUPH(Uplink Power Headroom)等を使用して推定する。
また、タイミング補正係数τ_cは、(10)式で例示するように算出されてもよい。(10)式は、p_ri,k・τi,kに係数coeが乗算されている点で(8)式と異なる。係数coeは、受信電力p_rxi,kに基づいて決定される値であり、例えば、受信電力p_rxi,kが所定値を越える場合には1、越えない場合は0に設定されてもよい。また、係数coeは、受信電力の増加に応じて、段階的に増加する値であってもよい。
Figure 0006885120
なお、図3では、CBBU20とTP30−kとが別体である例について説明したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、図5に例示するように、通信システム10は、CBBU20とTP30−kとが一体の形態であってもよい。図5の通信システム10は、プロセッサ58、メモリ59、NIF44及び無線処理部39−k(k=i,…,n)を含む。メモリ59は、通信処理プログラム及び補助通信処理プログラムを含み、プロセッサ58は通信処理プログラムを読み込んで実行することで、CBBUとして機能し、プロセッサ58は補助通信処理プログラムを実行することで、TPとして機能する。
プロセッサ58は、例えば、CPU、FPGA又はDSPなどであってよい。メモリ59は、例えば、RAM及びROMなどであってよい。
なお、図2では、送信ウェイト乗算部28−k及び送信ウェイト補正部27−kがCBBU20に含まれる例について説明したが、本実施形態はこれに限定されない。送信ウェイト乗算部28−k及び送信ウェイト補正部27−kは、TP30−kに含まれていてもよい。
なお、TP30−k(または、無線処理部39−k)の各々が単一のアンテナ50−kを有する例について説明したが、本実施形態はこれに限定されない。2以上のアンテナ50が単一のTP30(または、単一の無線処理部39)に接続されていてもよい。この場合、TP30(または、無線処理部39)の総数はアンテナの総数nより少ない。
なお、RBの周波数間隔で算出した送信ウェイトをSCの周波数間隔で補間する例について説明したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、所定数のSCをまとめたサブバンドの周波数間隔で送信ウェイトを補間するようにしてもよい。なお、ゼロフォーシングを使用して送信ウェイトを算出する例について説明したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、対角化ブロックを使用して送信ウェイトを算出してもよい。
本実施形態のタイミング補正係数取得部は、複数のアンテナから多重送信されるダウンリンク信号を受信する複数の無線端末からのアップリンク信号の受信タイミングに基づいて、複数のアンテナ毎に適用するタイミング補正係数を取得する。算出部は、タイミング補正係数取得部で取得されたタイミング補正係数、及び複数のアンテナの各々と複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値の各々に基づいて、タイミング補正係数が反映された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔で算出する。送信ウェイト補間部は、算出部で算出された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔よりも間隔が狭い第2周波数間隔で補間して、補間送信ウェイトを算出する。送信ウェイト補正部は、送信ウェイト補間部で補間した補間送信ウェイトをタイミング補正係数に基づいて補正することにより、タイミング補正係数を再度反映させ、かつダウンリンク信号に適用される送信ウェイトを算出する。
算出部は、チャネル推定値の各々を、タイミング補正係数に基づいて補正するチャネル推定値補正部と、チャネル推定値補正部で補正された補正チャネル推定値の各々に基づいて、反映送信ウェイトを第1周波数間隔で算出する送信ウェイト算出部と、を含む。
本実施形態では、複数のアンテナの各々と複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値を、アンテナ毎のタイミング補正係数を使用して、複数の無線端末をセットにして補正する。位相回転を抑制するタイミング補正係数を使用して、チャネル推定値に位相回転を与え、周波数に対する、タイミングのずれによる位相の変動が抑制された状態で、チャネル推定値に基づいて送信ウェイトを算出する。送信ウェイトを補間した後、タイミング補正係数を使用して送信ウェイトを補正することで、与えた位相回転を除去している。これにより、本実施形態では、複数のアンテナから複数の無線端末へのダウンリンク信号に適用する適切な送信ウェイトを取得することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の一例を説明する。第1実施形態と同様の構成及び作用については、説明を省略する。第2実施形態では、チャネル推定値の補正を行わず、送信ウェイトを補間する前に、送信ウェイトの補正を行う点で、第1実施形態と異なる。
図6に、第2実施形態の通信システム10のブロック図の一例を示す。図6では、CBBU20にTP30−k(k=1,…,n)の各々が接続されている。第2実施形態では、第1実施形態で説明した図2のチャネル推定補正部23−kが存在せず、送信ウェイト算出部24’と送信ウェイト補間部25’との間に第1送信ウェイト補正部27A−kが存在する点で、図2の通信システム10と異なる。
送信ウェイト算出部24’は、(11)式に例示するように、チャネル推定部35−kで取得したUE40−i(i=1,…,|M|)、アンテナ50−k(k=1,…,n)のチャネル推定値hi,k(r)を連結し、連結チャネル行列H(r)を生成する。
Figure 0006885120
また、送信ウェイト算出部24’は、連結チャネル行列H(r)を使用して送信ウェイトW(r)を算出する。例えば、送信ウェイトW(r)は、ゼロフォーシングを使用して、(12)式で例示するように、算出することができる。
Figure 0006885120
第1送信ウェイト補正部27A−kは、送信ウェイト算出部24’で算出した送信ウェイトW(r)を、(13)式で示すように、タイミング補正係数取得部22−kで取得したタイミング補正係数τ_cを用いて補正する。送信ウェイト算出部24’及び第1送信ウェイト補正部27A−kは、算出部の一例である。
Figure 0006885120

k,i’(r)は補正した送信ウェイトであり、wk,i(r)は、(12)式のW(r)のk行i列目の要素、即ち、アンテナ50−k、UE40−iの送信ウェイトを表す。
送信ウェイト補間部25’は、(14)式に例示するように、第1送信ウェイト補正部27A−kで補正した送信ウェイトw’k,i(r)、即ち、RBの周波数間隔毎の送信ウェイトを、SCの周波数間隔毎の送信ウェイトに補間する。
Figure 0006885120
第2送信ウェイト補正部27B−kは、タイミング補正係数取得部22−kで取得したタイミング補正係数τ_cを使用して、(15)式で示すように、送信ウェイト補間部25’で補間された送信ウェイトを補正する。即ち、(13)式で送信ウェイトに与えられた位相回転を除去する。
Figure 0006885120
(15)
図7に、本実施形態のフローチャートを例示する。図7では、CBBU20にTP30−k(k=1,…,n)が接続され、UE40−i(i=1,…,m)が存在する。
CBBU20のプロセッサ41は、ステップ104で、受信タイミングτi,kと、ステップ103で選択された多重信号を送信するUE40−iの情報に基づいて、アンテナ50−kのタイミング補正係数τ_cを決定する。プロセッサ41は、ステップ106で、補正しないチャネル推定値hi,k(r)に基づいて送信ウェイトW(r)を算出する。プロセッサ41は、ステップ108Aで、ステップ104で取得したタイミング補正係数τ_cを使用して、ステップ106で算出した送信ウェイトW(r)を補正する。
プロセッサ41は、ステップ107で、RBの周波数間隔毎の送信ウェイトを、SCの周波数間隔毎の送信ウェイトに補間する。プロセッサ41は、ステップ108Bで、ステップ104で取得したタイミング補正係数τ_cを使用して、ステップ107で補間した送信ウェイトを補正する。
なお、第2送信ウェイト補正部27B−k及び送信ウェイト乗算部28−kがCBBU20に含まれる例について説明したが、本実施形態ではこれに限定されない。例えば、第2送信ウェイト補正部27B−k及び送信ウェイト乗算部28−kがTP30−kに含まれていてもよい。
本実施形態のタイミング補正係数取得部は、複数のアンテナから多重送信されるダウンリンク信号を受信する複数の無線端末からのアップリンク信号の受信タイミングに基づいて、複数のアンテナ毎に適用するタイミング補正係数を取得する。算出部は、タイミング補正係数取得部で取得されたタイミング補正係数、及び複数のアンテナの各々と複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値の各々に基づいて、タイミング補正係数が反映された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔で算出する。送信ウェイト補間部は、算出部で算出された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔よりも間隔が狭い第2周波数間隔で補間して、補間送信ウェイトを算出する。送信ウェイト補正部は、送信ウェイト補間部で補間した補間送信ウェイトをタイミング補正係数に基づいて補正することにより、タイミング補正係数を再度反映させ、かつダウンリンク信号に適用される送信ウェイトを算出する。
算出部は、送信ウェイト算出部と、送信ウェイト補正部と、を含む。送信ウェイト算出部は、チャネル推定値の各々に基づいて、タイミング補正係数が反映される前の送信ウェイトを、第1周波数間隔で算出する。送信ウェイト補正部は、送信ウェイト算出部で算出された送信ウェイトを、タイミング補正係数に基づいて補正することにより反映送信ウェイトを算出する。
本実施形態では、ダウンリンク信号に乗算する送信ウェイトを、アンテナ毎のタイミング補正係数を使用して、複数の無線端末をセットにして補正する。位相回転を抑制するタイミング補正係数を使用して、位相回転を与えた、即ち、タイミングずれによる、周波数に対する位相の変動が抑制された状態で送信ウェイトを補間する。タイミング補正係数を使用して、送信ウェイトを補正することで、与えた位相回転を送信ウェイトから除去する。これにより、本実施形態では、複数のアンテナから複数の無線端末へのダウンリンク信号に適用する、適切な送信ウェイトを取得することが可能となる。
[関連技術]
次に関連技術の一例を説明する。
図8に、関連技術の通信システム110を例示する。図8の破線Dの右側に、CBBU120を例示し、破線Dの左側に、CBBU120に接続されているTP130−k(k=1,…,n)を例示する。
通信システム110は、タイミング補正係数取得部22−k、チャネル推定値補正部23−k、送信ウェイト補正部27−k、及び受信タイミング検出部34−kに対応する構成要素を含まない点で、第1実施形態の通信システム10と異なる。また、通信システム110は、タイミング補正係数取得部22−k、第1送信ウェイト補正部27A−k、第2送信ウェイト補正部27B−k、及び受信タイミング検出部34−kを含まない点で第2実施形態の通信システム10と異なる。
CBBU120は、スケジューラ部121、送信ウェイト算出部124、送信ウェイト補間部125、ユーザデータ生成部126、及び送信ウェイト乗算部128−kを含む。TP130−kは、アップリンク無線処理部131−k、CP除去部132−k、FFT部133−k、チャネル推定部135−k、IFFT部136−k、CP付加部137−k、及びダウンリンク無線処理部138−kを含む。
アップリンク無線処理部131−k、CP除去部132−k、及びFFT部133−kは、図2のアップリンク無線処理部31−k、CP除去部32−k、及びFFT部33−kと同様であるため、説明を省略する。IFFT部136−k、CP付加部137−k、及びダウンリンク無線処理部138−kは、図2のIFFT部36−k、CP付加部37−k、及びダウンリンク無線処理部38−kと同様であるため、説明を省略する。チャネル推定部135−kは、図2のチャネル推定部35−kと同様であるため、説明を省略する。
図9に、関連技術の通信処理の流れの一例を示す。関連技術の通信処理の流れは、ステップ101−k、ステップ104〜105、ステップ108に対応するステップが存在しない点で第1実施形態の通信処理の流れと異なる。関連技術の通信処理の流れは、ステップ101−k、ステップ104、ステップ108A、ステップ108Bに対応するステップが存在しない点で第2実施形態の通信処理の流れと異なる。
関連技術では、TP130−kのプロセッサが、ステップ202−kで、チャネル推定値を取得する。CBBU120のプロセッサが、ステップ203で、チャネル推定値に基づいて、多重送信で信号を送信するUE140−i(i=1,…,|M|)を選択する。
CBBU120のプロセッサが、ステップ206で、ステップ202で取得したチャネル推定値に基づいて送信ウェイトを算出し、ステップ207で、RBの周波数間隔毎の送信ウェイトを、SCの周波数間隔毎の送信ウェイトに補間する。CBBU120のプロセッサが、ステップ209で、補間した送信ウェイトをUE40−iに送信するシンボルデータのSC毎に乗算する。
図10は、関連技術で取得される送信ウェイトの位相と周波数との関係を示す。縦軸は送信ウェイトの位相[rad]を表し、横軸は周波数[Hz]を表す。実線91は、最適送信ウェイトの位相を例示する。点92は、ステップ206で算出された送信ウェイトの位相を表し、破線93は、ステップ207で補間された送信ウェイトの位相を表す。点92は、最適送信ウェイトの位相を表す実線91上に概ね存在するが、破線93は、実線91からは大きくはずれている。
図11に、第2実施形態で取得される送信ウェイトの位相と周波数との関係を示す。縦軸は送信ウェイトの位相[rad]を表し、横軸は周波数[Hz]を表す。実線94は、最適送信ウェイトの位相を例示する。点95は、ステップ108Aで補正した送信ウェイトの位相、破線96は、ステップ107で補間した送信ウェイトの位相、破線97はステップ108Bで補正した送信ウェイトの位相を表す。
本実施形態では、第1周波数間隔毎の送信ウェイトに位相回転を与えることで、タイミングずれによる、周波数に対する位相の変動を抑制する。その後、第1周波数間隔よりも狭い第2周波数間隔で送信ウェイトを補間し、補間した送信ウェイトから与えた位相回転を除去している。これにより、本実施形態では、最適送信ウェイトに近似する送信ウェイトを取得することができる。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のアンテナから多重送信されるダウンリンク信号を受信する複数の無線端末からのアップリンク信号の受信タイミングに基づく、前記複数のアンテナ毎に適用するタイミング補正係数、及び前記複数のアンテナの各々と前記複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値の各々に基づいて、前記タイミング補正係数が反映された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔で算出する算出部と、
前記算出部で算出された前記反映送信ウェイトを、前記第1周波数間隔よりも間隔が狭い第2周波数間隔で補間して、補間送信ウェイトを算出する送信ウェイト補間部と、
前記送信ウェイト補間部で補間した補間送信ウェイトを前記タイミング補正係数に基づいて補正することにより、前記タイミング補正係数を再度反映させ、かつダウンリンク信号に適用される送信ウェイトを算出する送信ウェイト補正部と、
を含む通信装置。
(付記2)
前記算出部は、
前記チャネル推定値の各々を、前記タイミング補正係数に基づいて補正するチャネル推定値補正部と、
前記チャネル推定値補正部で補正された補正チャネル推定値の各々に基づいて、前記反映送信ウェイトを前記第1周波数間隔で算出する送信ウェイト算出部と、
を含む付記1の通信装置。
(付記3)
前記算出部は、
前記チャネル推定値の各々に基づいて、前記タイミング補正係数が反映される前の送信ウェイトを、前記第1周波数間隔で算出する送信ウェイト算出部と、
前記送信ウェイト算出部で算出された送信ウェイトを、前記タイミング補正係数に基づいて補正することにより前記反映送信ウェイトを算出する送信ウェイト補正部と、
を含む付記1の通信装置。
(付記4)
前記アンテナ毎のタイミング補正係数は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記複数の無線端末のアップリンク信号の受信タイミングの内、最短の受信タイミングである、
付記1〜付記3の何れかの通信装置。
(付記5)
前記アンテナ毎のタイミング補正係数は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記無線端末のアップリンク信号の受信タイミングと受信電力値に基づいて算出される前記受信タイミングの重心の値である、
付記1〜付記3の何れかの通信装置。
(付記6)
前記第1周波数間隔は、ダウンリンク信号に含まれるリソースブロックの周波数間隔であり、
前記第2周波数間隔は、リソースブロックに含まれるサブキャリアの周波数間隔である、
付記1〜付記5の何れかの通信装置。
(付記7)
複数のアンテナから多重送信されるダウンリンク信号を受信する複数の無線端末からのアップリンク信号の受信タイミングを検出する受信タイミング検出部と、
前記複数のアンテナから前記複数の無線端末へのダウンリンク信号に関する、前記複数のアンテナの各々と前記複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値を取得するチャネル推定部と、
前記受信タイミング検出部で取得した受信タイミングに基づく、前記複数のアンテナ毎に適用するタイミング補正係数、及び前記複数のアンテナの各々と前記複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値の各々に基づいて、前記タイミング補正係数が反映された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔で算出する算出部と、
前記算出部で算出された前記反映送信ウェイトを、前記第1周波数間隔よりも間隔が狭い第2周波数間隔で補間して、補間送信ウェイトを算出する送信ウェイト補間部と、
前記送信ウェイト補間部で補間した補間送信ウェイトを前記タイミング補正係数に基づいて補正することにより、前記タイミング補正係数を再度反映させ、かつダウンリンク信号に適用される送信ウェイトを算出する送信ウェイト補正部と、
を含む通信システム。
(付記8)
前記算出部は、
前記チャネル推定値の各々を、前記タイミング補正係数に基づいて補正するチャネル推定値補正部と、
前記チャネル推定値補正部で補正された補正チャネル推定値の各々に基づいて、前記反映送信ウェイトを前記第1周波数間隔で算出する送信ウェイト算出部と、
を含む付記7の通信システム。
(付記9)
前記算出部は、
前記チャネル推定値の各々に基づいて、前記タイミング補正係数が反映される前の送信ウェイトを、前記第1周波数間隔で算出する送信ウェイト算出部と、
前記送信ウェイト算出部で算出された送信ウェイトを、前記タイミング補正係数に基づいて補正することにより前記反映送信ウェイトを算出する送信ウェイト補正部と、
を含む付記7の通信システム。
(付記10)
前記アンテナ毎のタイミング補正係数は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記複数の無線端末のアップリンク信号の受信タイミングの内、最短の受信タイミングである、
付記7〜付記9の何れかの通信システム。
(付記11)
前記アンテナ毎のタイミング補正係数は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記無線端末のアップリンク信号の受信タイミングと受信電力値に基づいて算出される前記受信タイミングの重心の値である、
付記7〜付記9の何れかの通信システム。
(付記12)
前記第1周波数間隔は、ダウンリンク信号に含まれるリソースブロックの周波数間隔であり、
前記第2周波数間隔は、リソースブロックに含まれるサブキャリアの周波数間隔である、
付記7〜付記11の何れかの通信システム。
(付記13)
複数のアンテナから多重送信されるダウンリンク信号を受信する複数の無線端末からのアップリンク信号の受信タイミングに基づく、前記複数のアンテナ毎に適用するタイミング補正係数、及び前記複数のアンテナの各々と前記複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値の各々に基づいて、前記タイミング補正係数が反映された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔で算出し、
算出された前記反映送信ウェイトを、前記第1周波数間隔よりも間隔が狭い第2周波数間隔で補間して、補間送信ウェイトを算出し、
補間した前記補間送信ウェイトを前記タイミング補正係数に基づいて補正することにより、前記タイミング補正係数を再度反映させ、かつダウンリンク信号に適用される送信ウェイトを算出する、
ことを含む通信方法。
(付記14)
前記反映送信ウェイトの算出は、
前記チャネル推定値の各々を、前記タイミング補正係数に基づいて補正し、
補正された補正チャネル推定値の各々に基づいて、前記反映送信ウェイトを前記第1周波数間隔で算出する、
ことを含む付記13の通信方法。
(付記15)
前記反映送信ウェイトの算出は、
前記チャネル推定値各々に基づいて、前記タイミング補正係数が反映される前の送信ウェイトを、前記第1周波数間隔で算出し、
算出された送信ウェイトを、前記タイミング補正係数に基づいて補正することにより前記反映送信ウェイトを算出する、
ことを含む付記13の通信方法。
(付記16)
前記アンテナ毎のタイミング補正係数は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記複数の無線端末のアップリンク信号の受信タイミングの内、最短の受信タイミングである、
付記13〜付記15の何れかの通信方法。
(付記17)
前記アンテナ毎のタイミング補正係数は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記無線端末のアップリンク信号の受信タイミングと受信電力値に基づいて算出される前記受信タイミングの重心の値である、
付記13〜付記15の何れかの通信方法。
(付記18)
前記第1周波数間隔は、ダウンリンク信号に含まれるリソースブロックの周波数間隔であり、
前記第2周波数間隔は、リソースブロックに含まれるサブキャリアの周波数間隔である、
付記13〜付記17の何れかの通信方法。
10 通信システム
20 CBBU
22 タイミング補正係数取得部
23 チャネル推定値補正部
24 送信ウェイト算出部
24’ 送信ウェイト算出部
25 送信ウェイト補間部
27 送信ウェイト補正部
27A 送信ウェイト補正部
27B 送信ウェイト補正部
30 TP
40 UE
41 プロセッサ
42 メモリ
50 アンテナ
56 プロセッサ
57 メモリ
58 プロセッサ
59 メモリ

Claims (8)

  1. 複数のアンテナから多重送信されるダウンリンク信号を受信する複数の無線端末からのアップリンク信号の受信タイミングに基づく、前記複数のアンテナ毎に適用するタイミング補正係数、及び前記複数のアンテナの各々と前記複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値の各々に基づいて、前記タイミング補正係数が反映された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔で算出する算出部と、
    前記算出部で算出された前記反映送信ウェイトを、前記第1周波数間隔よりも間隔が狭い第2周波数間隔で補間して、補間送信ウェイトを算出する送信ウェイト補間部と、
    前記送信ウェイト補間部で補間した補間送信ウェイトを前記タイミング補正係数に基づいて補正することにより、前記タイミング補正係数を再度反映させ、かつダウンリンク信号に適用される送信ウェイトを算出する送信ウェイト補正部と、
    を含む通信装置。
  2. 前記算出部は、
    前記チャネル推定値の各々を、前記タイミング補正係数に基づいて補正するチャネル推定値補正部と、
    前記チャネル推定値補正部で補正された補正チャネル推定値の各々に基づいて、前記反映送信ウェイトを前記第1周波数間隔で算出する送信ウェイト算出部と、
    を含む請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記算出部は、
    前記チャネル推定値の各々に基づいて、前記タイミング補正係数が反映される前の送信ウェイトを、前記第1周波数間隔で算出する送信ウェイト算出部と、
    前記送信ウェイト算出部で算出された送信ウェイトを、前記タイミング補正係数に基づいて補正することにより前記反映送信ウェイトを算出する第1送信ウェイト補正部と、
    を含む請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記アンテナ毎のタイミング補正係数は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記複数の無線端末のアップリンク信号の受信タイミングの内、最短の受信タイミングである、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の通信装置。
  5. 前記アンテナ毎のタイミング補正係数は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記無線端末のアップリンク信号の受信タイミングと受信電力値に基づいて算出される前記受信タイミングの重心の値である、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 前記第1周波数間隔は、ダウンリンク信号に含まれるリソースブロックの周波数間隔であり、
    前記第2周波数間隔は、リソースブロックに含まれるサブキャリアの周波数間隔である、
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 複数のアンテナから多重送信されるダウンリンク信号を受信する複数の無線端末からのアップリンク信号の受信タイミングを検出する受信タイミング検出部と、
    前記複数のアンテナから前記複数の無線端末へのダウンリンク信号に関する、前記複数のアンテナの各々と前記複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値を取得するチャネル推定部と、
    前記受信タイミング検出部で取得した受信タイミングに基づく、前記複数のアンテナ毎に適用するタイミング補正係数、及び前記複数のアンテナの各々と前記複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値の各々に基づいて、前記タイミング補正係数が反映された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔で算出する算出部と、
    前記算出部で算出された前記反映送信ウェイトを、前記第1周波数間隔よりも間隔が狭い第2周波数間隔で補間して、補間送信ウェイトを算出する送信ウェイト補間部と、
    前記送信ウェイト補間部で補間した補間送信ウェイトを前記タイミング補正係数に基づいて補正することにより、前記タイミング補正係数を再度反映させ、かつダウンリンク信号に適用される送信ウェイトを算出する送信ウェイト補正部と、
    を含む通信システム。
  8. 複数のアンテナから多重送信されるダウンリンク信号を受信する複数の無線端末からのアップリンク信号の受信タイミングに基づく、前記複数のアンテナ毎に適用するタイミング補正係数、及び前記複数のアンテナの各々と前記複数の無線端末の各々との間のチャネル推定値の各々に基づいて、前記タイミング補正係数が反映された反映送信ウェイトを、第1周波数間隔で算出し、
    算出された前記反映送信ウェイトを、前記第1周波数間隔よりも間隔が狭い第2周波数で補間して、補間送信ウェイトを算出し、
    補間した前記補間送信ウェイトを前記タイミング補正係数に基づいて補正することにより、前記タイミング補正係数を再度反映させ、かつダウンリンク信号に適用される送信ウェイトを算出する、
    ことを含む通信方法。
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