JP6884632B2 - 組立機 - Google Patents

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Description

本明細書に開示する技術は、挿入部品と基板とを組立てる組立機に関する。
特許文献1に、比較的に小さい電子部品(例えば、チップ等)を基板の上面に装着する部品実装機が開示されている。この部品実装機は、記憶部を有する撮像監視装置と、吸着ノズルと、を備えている。部品実装機は、吸着ノズルによって基板の上面への電子部品の装着を実行する前に、撮像監視装置によって電子部品を吸着している状態の吸着ノズルを下方から撮像し、画像データを取得する。そして、部品実装機は、当該画像データを用いて、吸着ノズルに吸着されている電子部品の吸着状態及び電子部品の良否を判定する画像処理を実行する。部品実装機は、画像処理で正常と判定する場合に、画像データを記憶部に保存することなく、電子部品を基板の上面に装着する。一方、部品実装機は、画像処理で異常と判定する場合に、電子部品を廃棄箱に廃棄し、異常と判定した画像データを記憶部に保存する。
特開2012−169394号公報
部品実装機の一種として、比較的に大きい挿入部品(例えば、コネクタなど)を基板の挿入部に挿入し、基板と挿入部品とを組立てる組立機がある。このような組立機においても、特許文献1に開示された部品実装機と同様に、挿入部への挿入部品の挿入を実行する前に、撮像された画像データから挿入部品の良否を判定し、挿入部品が異常であると判定される場合の画像データを、組立機の記憶領域に保存する構成が考えられる。しかしながら、組立機においては、挿入部品が正常であると判定された場合であっても、挿入部への挿入部品の挿入が失敗することがある。例えば、挿入部品の形状などが異常であるにも関わらず、挿入部品に異物が付着していることによって、正常と判定する場合などである。このような状況において、正常であるとして画像データが記憶領域に保存されていないと、組立機の管理者は、挿入部への挿入部品の挿入が失敗した原因を特定することができない。
本明細書は、基板の挿入部への挿入部品の挿入が失敗した場合に、挿入が失敗した原因を特定可能な技術を開示する。
本明細書に開示する組立機は、挿入部品を基板の挿入部に挿入して基板と挿入部品とを組立てる。組立機は、挿入部品を保持可能とされ、保持した挿入部品を基板の挿入部に挿入するツール部と、ツール部が挿入部品を保持している状態の保持画像を取得するカメラと、カメラで取得された保持画像を記憶する第1の記憶領域と、第1の記憶領域に保存された保持画像を選択的に記憶する第2の記憶領域と、ツール部によって、基板の挿入部への挿入部品の挿入が正常に実行されたのか否かを判定する制御装置と、を備えてもよい。該制御装置は、カメラによって保持画像が取得される場合であって、ツール部によって基の挿入部への挿入部品の挿入が実行される前に、保持画像を第1の記憶領域に上書き保存し、基板の挿入部への挿入部品の挿入が失敗したと判定する場合に、第1の記憶領域に保存されている保持画像を第2の記憶領域に保存し、基板の挿入部への挿入部品の挿入が成功したと判定する場合に、第1の記憶領域に保存されている保持画像を第2の記憶領域に保存しないように構成されていてもよい。
上記の構成によると、制御装置は、ツール部によって挿入部への挿入部品の挿入が実行される前に、保持画像を第1の記憶領域に上書き保存し、挿入部への挿入部品の挿入が失敗したと判定する場合に、第1の記憶領域に保存されている保持画像を第2の記憶領域に保存する。従って、組立機の管理者は、挿入部への挿入が失敗した挿入部品に対応する保持画像を確認することができる。この結果、組立機の管理者は、挿入部への挿入部品の挿入が失敗した原因を特定することができる。
また、第2の記憶領域には、成功した挿入部品に対応する保持画像は保存されない。従って、全ての保持画像を第2の記憶領域に記憶させる場合と比較して、第2の記憶領域に保存される保持画像の数が抑制される。このため、基板の挿入部への挿入が失敗した挿入部品に対応する保持画像を記憶する第2の記憶領域のサイズを小さくすることができる。
実施例に係る部品実装機の概略構成を示す図。 部品実装機の制御構成を示す図。 判定処理のフローチャートを示す図である。 挿入部品が正常である場合の保持画像を示す図。 図4の挿入部品と基板とを組立てる様子を示す図。 挿入部品に異物が付着している場合の保持画像を示す図。 図6の挿入部品と基板とを組立てる様子を示す図。
本明細書が開示する組立機では、制御装置は、ツール部によって基板の挿入部への挿入部品の挿入が実行される前に、保持画像に基づいて、挿入部品の良否を判定可能に構成されていてもよい。この場合、制御装置は、保持画像に基づいて挿入部品が異常であると判定する場合に、当該保持画像を第2の記憶領域に保存してもよい。
本明細書が開示する組立機では、第1の記憶領域は、揮発性記憶装置に形成されており、第2の記憶領域は、不揮発性記憶装置に形成されていてもよい。
以下、図1、図2を参照して、実施例に係る部品実装機10について説明する。部品実装機10は、部品トレイ12と、トレイ支持装置14と、下面撮像カメラ16と、基板コンベア18と、ヘッド移動装置20と、ヘッド22と、タッチパネル24と、上面撮像カメラ26と、制御装置30と、を備える。
部品トレイ12は、トレイ支持装置14上に配置されている。部品トレイ12上には、複数の挿入部品4が載置されている。挿入部品4は、基部5と、2本のリード6と、を有する。挿入部品4は、例えば、コネクタである。
下面撮像カメラ16は、トレイ支持装置14と基板コンベア18の間に設けられている。下面撮像カメラ16は、撮影光軸が上方に向かうように設置されており、ヘッド22を下方から撮像する。下面撮像カメラ16には、例えば、CCDカメラが用いられる。
基板コンベア18は、基板2をX方向へ搬送する。基板コンベア18は、Y方向に間隔を空けて配置され、X方向に平行に伸びる一対のコンベアと、基板2を下方から支持する支持装置(図示省略)と、で構成される。基板コンベア18は、一方側に隣接する部品実装機(又は、はんだ印刷機等の他の基板作業機)から基板2を受け取り、予め設定された部品挿入位置まで搬送する。基板2に対する挿入部品4の挿入が完了すると、基板コンベア18は、他方側に隣接する部品実装機(又は、基板検査機等の他の基板作業機)へ基板2を送り出す。本実施例の基板コンベア18は、コンベアベルトをモータによって駆動するベルトコンベア(図示省略)であるが、基板コンベア18の具体的な構成については、特に限定されない。例えば、基板コンベア18はローラコンベアであってもよい。また、一対の基板コンベア18は、アクチュエータ(図示省略)の駆動によって近接離間が可能となっている。
ヘッド移動装置20は、部品トレイ12と基板コンベア18との間で、ヘッド22及び上面撮像カメラ26を移動させる。一例ではあるが、本実施例のヘッド移動装置20は、移動ベース20aをX方向及びY方向に移動させるXYロボットであり、移動ベース20aに対してヘッド22が固定されている。また、移動ベース20aには、上面撮像カメラ26が固定されており、ヘッド22及び上面撮像カメラ26は移動ベース20aの移動と共に一体的に移動する。なお、ヘッド22は、移動ベース20aに固定されるものに限られず、移動ベース20aに着脱可能に取り付けられるものであってもよい。
ヘッド22は、挿入部品4を把持する保持部8を有する。保持部8は、ヘッド22に収容されているアクチュエータ(図示省略)によって上下方向(Z方向)に昇降する。保持部8は、一対の保持部材8aで構成されている。一対の保持部材8aの距離は、ヘッド22に収容されているアクチュエータ(図示省略)を駆動させることで、調整することができる。
タッチパネル24は、作業者に部品実装機10の各種の情報を提供する表示装置であると共に、作業者からの指示や情報を受け付けるユーザインターフェースである。例えば、タッチパネル24は、各種の構成要素の交換指示や、下面撮像カメラ16によって撮像された画像を、作業者に対して表示することができる。
上面撮像カメラ26は、部品トレイ12上の挿入部品4及び基板コンベア18上の基板2を上方から撮像する。上面撮像カメラ26には、例えば、CCDカメラが用いられる。
図2に示すように、制御装置30は、CPU32と、ROM34と、RAM36と、を備える。制御装置30には、下面撮像カメラ16と、基板コンベア18と、ヘッド移動装置20と、ヘッド22と、タッチパネル24と、上面撮像カメラ26と、が通信可能に接続されている。RAM36は、揮発性記憶装置である。RAM36の記憶領域には、下面撮像カメラ16によって撮像される画像が保存される。ROM34は、不揮発性記憶装置である。ROM34には、部品実装機10の各構成要素(16、18、20、22、24、26)の動作を制御するためのプログラム、基板2に関連する基板情報、挿入部品4に関連する部品情報などが予め記憶されている。基板情報とは、例えば、基板2に形成されている挿入穴2aの位置に関する情報などである。部品情報とは、例えば、挿入部品4の良否を判定するための基準距離Dsなどである。また、ROM34には、基板2の挿入穴2aへの挿入部品4のリード6の挿入が成功したのか否かを判定するための基準移動量Msが予め記憶されている。CPU32は、ROM34内のプログラムに従って、部品実装機10の各構成要素(16、18、20、22、24、26)の動作を制御することで、基板2と挿入部品4とを組立てる。
また、制御装置30には、記憶装置40が通信可能に接続されている。記憶装置40の記憶領域には、後述の判定処理(図3参照)に応じて、RAM36に記憶されている画像が選択的に保存される。記憶装置40は、不揮発性記憶装置である。従って、部品実装機10の管理者は、例えば、部品実装機10の電源がOFFされた場合でも、記憶装置40に保存される画像を確認することができる。
(判定処理)
図3を参照して、制御装置30のCPU32によって実行される判定処理について説明する。判定処理は、基板2と挿入部品4とを組立てる際に実行される処理である。
S10において、CPU32は、ヘッド移動装置20を駆動することでヘッド22を部品トレイ12の上方に移動させ、ヘッド22の保持部8に部品トレイ12上の挿入部品4を保持させる。そして、CPU32は、ヘッド移動装置20を駆動することでヘッド22を下面撮像カメラ16の上方に移動させる。
S12において、CPU32は、下面撮像カメラ16に、ヘッド22が挿入部品4を保持している状態の画像(以下では、「保持画像」と呼ぶ)を撮像させ、下面撮像カメラ16から当該保持画像を取得する。
S14において、CPU32は、今回の判定処理においてS12で取得した保持画像(以下では、「S12で取得した保持画像」と呼ぶことがある)を、RAM36に保存する。本実施例において、RAM36に保存可能な保持画像は10個である。このため、CPU32は、RAM36に保存されている保持画像の数が10個である場合、RAM36内の最も古い保持画像に対して、S12で取得した保持画像を上書き保存する。また、CPU32は、RAM36に保存されている保持画像の数が9個以下である場合、RAM36の空き領域にS12で取得した保持画像を保存する。
S16において、CPU32は、RAM36に保存されているS12で取得した保持画像を利用して、ヘッド22が保持している挿入部品4の良否を判定する。具体的には、CPU32は、挿入部品4の2本のリード6間の距離DとROM34に記憶されている基準距離Dsと、を比較して挿入部品4の良否を判定する。まず、CPU32は、S12で取得した保持画像を利用して、保持している挿入部品の2本のリード6間の距離Dを特定する(例えば、図4参照)。そして、CPU32は、距離Dと基準距離Dsの差分距離の絶対値が所定距離以上か否かを特定する。所定距離は、2本のリード6が、基板2の挿入穴2aに挿入可能な位置関係にあるのか否かを判断するための閾値である。CPU32は、差分距離の絶対値が所定距離未満である場合に、挿入部品4が正常であると判断し(S16でYES)、S20に進む。一方、CPU32は、差分距離の絶対値が所定距離以上である場合に、挿入部品4が異常であると判断し(S16でNO)、S30に進む。S30において、CPU32は、RAM36に保存されている複数の保持画像の中から最新の保持画像(即ち今回の判定処理においてS12で取得した保持画像)を選択し、当該保持画像を記憶装置40に保存する。S12で取得した保持画像が不揮発性記憶装置である記憶装置40に記憶されるため、部品実装機10の管理者は、異常と判断された挿入部品4に対応する保持画像を確実に確認することができる。
S20において、CPU32は、挿入部品4の2本のリード6を基板2の挿入穴2aに挿入する。具体的には、CPU32は、ヘッド移動装置20を駆動することでヘッド22を基板2の上方に移動させる。そして、CPU32は、ヘッド22内のアクチュエータを駆動することで、保持部8を下方に移動させ、2本のリード6を挿入穴2aに挿入する。CPU32は、ヘッド22内のアクチュエータの出力トルクが所定トルク以上になった場合に、2本のリード6の挿入穴2aへの挿入が完了したと判断し、保持部8による挿入部品4の保持を解除する。そして、CPU32は、ヘッド22内のアクチュエータを駆動することで、保持部8を上方に移動させる。なお、CPU32は、2本のリード6を挿入穴2aに挿入した時の保持部8の移動量Mを記憶する(図5参照)。
S22において、CPU32は、2本のリード6の挿入穴2aへの挿入が成功したのか否かを判断する。具体的には、CPU32は、S20で特定された移動量MとROM34に記憶されている基準移動量Msを比較して、2本のリード6の挿入穴2aへの挿入が成功したのか否かを判断する。CPU32は、移動量Mが基準移動量Msよりも小さい場合に、S22でNOと判断し、S30に進む。
一方、CPU32は、移動量Mが基準移動量Ms以上である場合に、S22でYESと判断し、図3の処理を終了する。従って、記憶装置40には、挿入部品4が異常であると判断される場合(S16でNO)、又は、基板2への挿入が失敗したと判断される場合(S22でNO)に、S12で取得した保持画像が保存される。従って、例えば、下面撮像カメラ16によって撮像される全ての保持画像を記憶装置40に保存する場合と比較して、記憶装置40に保存される保持画像の数を抑制することができる。なお、変形例では、CPU32は、2本のリード6の挿入穴2aへの挿入が完了したと判断した後に、基板2の画像を撮像し、当該画像を利用して、2本のリード6の挿入穴2aへの挿入が成功したのか否かを判断してもよい。また、別の変形例では、CPU32は、2本のリード6の挿入穴2aへの挿入が完了後に実行されるカットアンドクリンチが正常に完了するのか否かに基づいて、2本のリード6の挿入穴2aへの挿入が成功したのか否かを判断してもよい。なお、カットアンドクリンチとは、基板2の下面から下方に突出しているリード6を、適切な長さに切断し、適切な長さに切断されたリード6を基板2の下面に接触させるように折り曲げる工程を示す。
(ケースA)
続いて、図4、図5を参照して、図4に示す挿入部品4aと基板2とを組立てる際に実行される判定処理について説明する。ケースAにおいて、挿入部品4aの2本のリード6aは、距離D1だけ離間している。距離D1は、ROM34に記憶されている基準距離Dsと同じ距離である。なお、図4、図5において、見易くするために、保持部8を省略している。
CPU32は、S10において、保持部8に部品トレイ12上の挿入部品4aを保持させ、S12において、下面撮像カメラ16に挿入部品4aを把持している状態の保持部8を下方から撮像させ、下面撮像カメラ16から第1保持画像(図4参照)を取得する。CPU32は、S14において、第1保持画像をRAM36に保存する。CPU32は、第1保持画像を利用して挿入部品4aの2本のリード6a間の距離が距離D1であることを特定する。そして、CPU32は、距離D1と基準距離Dsの差分距離の絶対値が所定距離以下であることを特定し、S16でYESと判断する。
CPU32は、S20において、ヘッド22内のアクチュエータを駆動することで、挿入部品4aの2本のリード6aを基板2の挿入穴2aに挿入する(図5参照)。本ケースの場合、挿入部品4aの基部5aの下面が基板2の上面に接触する場合に、ヘッド22内のアクチュエータの出力トルクが増大する。CPU32は、当該アクチュエータの出力トルクが所定トルク以上となる場合に、基板2と挿入部品4aの組立てが完了したと判断し、保持部8による挿入部品4の保持を解除する。また、CPU32は、保持部8の移動量が移動量M1であることを特定する。CPU32は、S22において、移動量M1が基準移動量Msよりも大きいと判断し、2本のリード6aの挿入穴2aへの挿入が成功したと判断する(S22でYES)。この場合、CPU32は、RAM36に保存されている第1保持画像を、記憶装置40に保存しない。
(ケースB)
続いて、図6、図7を参照して、図6に示す挿入部品4bと基板2とを組立てる際に実行される判定処理について説明する。ケースBにおいて、挿入部品4bの2本のリード6bは、距離D2だけ離間している。また、一方(図面右側)のリード6bには異物50が付着している。距離D2は基準距離Dsより短く、距離D2と基準距離Dsの差分距離の絶対値は、所定距離よりも大きい。なお、図6、図7においても、見易くするために、保持部8を省略している。
CPU32は、S10において、保持部8に部品トレイ12上の挿入部品4bを保持させ、S12において、下面撮像カメラ16に挿入部品4bを把持している状態の保持部8を下方から(図6参照)を撮像させ、下面撮像カメラ16から第2保持画像を取得する。CPU32は、S14において、第2保持画像をRAM36に保存する。CPU32は、第2保持画像を利用して挿入部品4bの2本のリード6b間の距離を特定する。この場合、CPU32は、第2保持画像の左側のリード6bと右側のリード6bに付着されている異物50の間の距離D1を、2本のリード6b間の距離と特定する。すなわち、図3に示す判定処理では、短時間で画像処理を実行する必要があるため、リード6bに異物50が付着していることを判別できない。このため、左側のリード6bと異物50の間の距離D1を2本のリード6b間の距離と特定することになる。そして、CPU32は、距離D1と基準距離Dsの差分の絶対値が所定距離以下であることを特定し、S16でYESと判断する。
CPU32は、S20において、ヘッド22内のアクチュエータを駆動することで、挿入部品4bの2本のリード6bを基板2の挿入穴2aに挿入する(図7参照)。なお、本ケースでは、ヘッド22が下面撮像カメラ16の上方から基板2の上方に移動している間に、挿入部品4bの右側のリード6bに付着していた異物50が剥離した状況を想定している。本ケースの場合、右側のリード6bの下面が基板2の上面に接触し、ヘッド22内のアクチュエータの出力トルクが増大する。これは、2個のリード6b間の実際の距離が距離D2であるためである。CPU32は、ヘッド22内のアクチュエータの出力トルクが所定トルク以上となる場合に、基板2と挿入部品4bの組立てが完了したと判断し、保持部8による挿入部品4の保持を解除する。また、CPU32は、保持部8の移動量が移動量M2であることを特定する。そして、CPU32は、S22において、移動量M2が基準移動量Msよりも小さいと判断し、2本のリード6bの挿入穴2aへの挿入が失敗したと判断する(S22でYES)。そして、CPU32は、RAM36に保存されている第2保持画像を記憶装置に40に記憶させる。
ケースBに示すように、基板2の挿入穴2aへの挿入部品4を挿入する場合において、挿入部品4が正常であると判断された場合でも、基板2の挿入穴2aへの挿入部品4の挿入が失敗する場合がある。このような状況において、基板2の挿入穴2aへの挿入が失敗した挿入部品4に対応する保持画像が記憶装置40などの不揮発性記憶領域に残っていない場合、部品実装機10の管理者は失敗の原因を特定することができない。そこで、本実施例において、CPU32は、基板2の挿入穴2aへの挿入部品4を挿入する前に、ヘッド22が挿入部品4を保持している状態の保持画像を取得し(図3のS12)、当該保持画像をRAM36に上書き保存する(S14)。そして、CPU32は、基板2の挿入穴2aへの挿入部品4の挿入が失敗したと判断する場合(S22でNO)に、RAM36に保存されているS12で取得した保持画像を記憶装置40に保存する。従って、部品実装機10の管理者は、記憶装置40に記憶されている保持画像を確認し、基板2の挿入穴2aへの挿入部品4の挿入が失敗した原因を特定することができる。すなわち、管理者が保持画像を確認する際は、時間的な制約がないため画像処理の精度を上げることができ、挿入部品4の挿入が失敗した原因を特定することができる。また、管理者が保持画像を確認して、挿入部品4の挿入が失敗した原因を特定することもできる。例えば、ケースBの場合、部品実装機10の管理者は、リード6bに異物50が付着していたことが判別され、挿入部品4の2本のリード6の間の距離が距離D2であったために、基板2の挿入穴2aへの挿入部品4のリード6の挿入が失敗したことを特定することができる。
また、記憶装置40には、基板2の挿入穴2aへの挿入が失敗した挿入部品4に対応する保持画像のみが保存される。基板2の挿入穴2aへの挿入部品4の挿入が失敗する可能性は比較的に低い。従って、全ての保持画像を記憶装置40に記憶させる場合と比較して、記憶装置40に保存される保持画像の数を抑制することができる。このため、基板2の挿入穴2aへの挿入が失敗した挿入部品4に対応する保持画像を記憶する記憶装置40の記憶領域を小さくすることができる。
(対応関係)
部品実装機10、ヘッド22、下面撮像カメラ16、RAM36、記憶装置40が、それぞれ、「組立機」、「ツール部」、「カメラ」、「揮発性記憶装置」、「不揮発性記憶装置」の一例である。RAM36の記憶領域、記憶装置40の記憶領域が、それぞれ、「第1の記憶領域」、「第2の記憶領域」の一例である。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)図3の判定処理において、S16の処理をS14より前に実行してもよい。この場合、CPU32は、S12で取得した保持画像を利用して、挿入部品4が異常であると判断した場合に、当該保持画像をRAM36に保存する。
(変形例2)RAM36の記憶領域が、保持画像を上書き保存可能な第1の記憶領域と、第1の記憶領域に保存された保持画像を選択的に記憶する第2の記憶領域と、で構成されていてもよい。この場合、記憶装置40を省略可能である。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :基板
2a :挿入穴
4 :挿入部品
5 :基部
6 :リード
8 :保持部
8a :保持部材
10 :部品実装機
12 :部品トレイ
14 :トレイ支持装置
16 :下面撮像カメラ
18 :基板コンベア
20 :ヘッド移動装置
20a :移動ベース
22 :ヘッド
22a :移動ベース
24 :タッチパネル
26 :上面撮像カメラ
30 :制御装置
32 :CPU
34 :ROM
36 :RAM
40 :記憶装置
50 :異物

Claims (3)

  1. 挿入部品を基板の挿入部に挿入して前記基板と前記挿入部品とを組立てる組立機であって、
    前記挿入部品を保持可能とされ、保持した前記挿入部品を前記基板の前記挿入部に挿入するツール部と、
    前記ツール部が前記挿入部品を保持している状態の保持画像を取得するカメラと、
    前記カメラで取得された前記保持画像を記憶する第1の記憶領域と、
    前記第1の記憶領域に保存された前記保持画像を選択的に記憶する第2の記憶領域と、
    前記ツール部によって、前記基板の前記挿入部への前記挿入部品の挿入が正常に実行されたのか否かを判定する制御装置であって、当該制御装置は、
    前記カメラによって前記保持画像が取得される場合であって、前記ツール部によって前記基板の前記挿入部への前記挿入部品の挿入が実行される前に、前記保持画像を前記第1の記憶領域に上書き保存し、前記保持画像に基づいて、前記挿入部品の良否を判定し、
    前記保持画像に基づいて前記挿入部品が正常であると判定し、かつ、前記基板の前記挿入部への前記挿入部品の挿入が失敗したと判定する場合に、前記第1の記憶領域に保存されている前記保持画像であって、前記挿入部品の良否の判定に用いられた前記保持画像を前記第2の記憶領域に保存し、
    前記基板の前記挿入部への前記挿入部品の挿入が成功したと判定する場合に、前記第1の記憶領域に保存されている前記保持画像を前記第2の記憶領域に保存しないように構成されている前記制御装置と、
    を備える組立機。
  2. 記保持画像に基づいて前記挿入部品が異常であると判定する場合に、当該保持画像を前記第2の記憶領域に保存する、請求項1に記載の組立機。
  3. 前記第1の記憶領域は、揮発性記憶装置に形成されており、
    前記第2の記憶領域は、不揮発性記憶装置に形成されている、請求項1又は2に記載の組立機。
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