JP6881246B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置に関する。
従来、この種の電源装置としては、メインバッテリと昇圧回路と第1コンデンサと第2コンデンサとシステムメインリレーと補機バッテリと双方向型DC/DCコンバータと第1電圧センサと第2電圧センサとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、昇圧回路は、モータを駆動するインバータが接続された第1電力ラインとメインバッテリが接続された第2電力ラインとに接続され、第2電力ラインの電力を昇圧して第1電力ラインに供給する。第1コンデンサは、第1電力ラインに取り付けられている。第2コンデンサは、第2電力ラインに取り付けられている。システムメインリレーは、第2電力ラインにおける第2コンデンサや双方向型DC/DCコンバータよりもメインバッテリ側に設けられている。双方向型DC/DCコンバータは、第2電力ラインと補機バッテリが接続された第3電力ラインとに接続され、第3電力ラインの電力を昇圧して第2電力ラインに供給したり、第2電力ラインの電力を降圧して第3電力ラインに供給したりする。第1電圧センサは、メインバッテリの電圧を検出する。第2電圧センサは、第2電力ラインの電圧を検出する。この電源装置では、イグニッションスイッチがオンされたときには、双方向型DC/DCコンバータの昇圧動作により第1,第2コンデンサを充電(プリチャージ)し、第2電圧センサにより検出される第2電力ラインの電圧が第1電圧センサにより検出される第1電圧以上に至ったときに、システムメインリレーをオンにする。
特開2016−201871号公報
こうした電源装置では、第2電圧センサが昇圧回路の制御用に設計され、双方向型DC/DCコンバータの昇圧動作用に、双方向型DC/DCコンバータの高電圧側(第2電力ライン側)に別の第3電圧センサが設けられる場合がある。この場合、第3電圧センサが正常であるときには、双方向DC/DCコンバータの昇圧動作の終了を適切なタイミング(メインバッテリの実電圧と第2電力ラインの実電圧との電位差が十分に小さいタイミング)で行なうことができるものの、第3電圧センサが異常であるときには、双方向DC/DCコンバータの昇圧動作の終了を適切なタイミングで行なえない可能性がある。すると、システムメインリレーをオンにできなかったり、オンにできても耐久性が低下するなどの不都合を生じたりする可能性がある。
本発明の電源装置は、第3電圧センサが異常であるときでも、システムメインリレーを不都合を生じさせることなくオンにできるようにすることを主目的とする。
本発明の電源装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電源装置は、
メイン蓄電装置と、
電気機器が接続された第1電力ラインと前記メイン蓄電装置が接続された第2電力ラインとに接続され、前記第2電力ラインの電力を昇圧して前記第1電力ラインに供給する昇圧駆動が可能な第1コンバータと、
前記第1電力ラインに取り付けられた第1コンデンサと、
前記第2電力ラインに取り付けられた第2コンデンサと、
前記第2電力ラインにおける前記第2コンデンサよりも前記メイン蓄電装置側に設けられたリレーと、
前記メイン蓄電装置よりも定格電圧の低い補機蓄電装置と、
前記第2電力ラインにおける前記リレーよりも前記第1コンバータ側と前記補機蓄電装置が接続された第3電力ラインとに接続され、前記第3電力ラインの電力を昇圧して前記第2電力ラインに供給する昇圧駆動が可能な第2コンバータと、
前記メイン蓄電装置の電圧を第1電圧として検出する第1電圧センサと、
前記第2電力ラインの電圧を第2電圧として検出する第2電圧センサと、
前記第2コンバータの前記第2電力ライン側の電圧を第3電圧として検出する第3電圧センサと、
システム起動時には、前記第2コンバータの昇圧駆動を前記第3電圧が前記第1電圧を含む第1許容範囲内に至るまで実行し、その後に前記リレーをオンにする制御装置と、
を備える電源装置であって、
前記制御装置は、前記システム起動時に前記第3電圧センサが異常であるときには、前記第2コンバータの昇圧駆動を、前記第2電圧が、前記第1電圧よりも高い前記第2電力ラインの第1目標電圧以上に至るまで実行してから、前記第1コンバータの昇圧駆動を、前記第2電圧が、前記第1電圧に基づく前記第2電力ラインの第2目標電圧を含む第2許容範囲内に至るまで実行し、その後に前記リレーをオンにする、
ことを要旨とする。
この本発明の電源装置では、メイン蓄電装置の電圧を第1電圧として検出する第1電圧センサと、第2電力ラインの電圧を第2電圧として検出する第2電圧センサと、第2コンバータの第2電力ライン側の電圧を第3電圧として検出する第3電圧センサと、を備える。そして、システム起動時に第3電圧センサが異常であるときには、第2コンバータの昇圧駆動を、第2電圧が、第1電圧よりも高い第2電力ラインの第1目標電圧以上に至るまで実行してから、第1コンバータの昇圧駆動を、第2電圧が、第1電圧に基づく第2電力ラインの第2目標電圧を含む第2許容範囲内に至るまで実行し、その後にリレーをオンにする。これにより、第2電力ラインの実電圧とメインバッテリの実電圧との差分が十分に小さい状態でリレーをオンにすることができる。この結果、第3電圧センサが異常であるときでも、システムメインリレーを、耐久性が低下するなどの不都合を生じさせることなくオンにすることができる。ここで、「第1コンバータ」は、第2電力ラインの電力を昇圧して第1電力ラインに供給する昇圧駆動が可能なものであればよいから、第1電力ラインの電力を降圧して第2電力ラインに供給する降圧駆動も可能なコンバータを用いるものとしてもよい。「第2コンバータ」は、第3電力ラインの電力を昇圧して第2電力ラインに供給する昇圧駆動が可能なものであればよいから、第2電力ラインの電力を降圧して第3電力ラインに供給する降圧駆動も可能なコンバータを用いるものとしてもよい。
こうした本発明の電源装置において、前記制御装置は、前記リレーがオンの状態で前記メイン蓄電装置の電流が値0のときの前記第1電圧と前記第2電圧とのずれを前記第2電圧センサのセンサ誤差として学習し、前記第2目標電圧は、前記第1電圧と前記センサ誤差とに基づいて定められるものとしてもよい。こうすれば、第2目標電圧をより適切な値とすることができる。この場合、前記制御装置は、前記第1電圧と前記センサ誤差とを関連づけて学習するものとしてもよい。こうすれば、各第1電圧についてセンサ誤差を学習することができる。
電源装置20を搭載する電気自動車10の構成の概略を示す構成図である。 DCDCECU46により実行されるプリチャージルーチンの一例を示すフローチャートである。 モータECU50により実行される電圧調節ルーチンの一例を示すフローチャートである。 センサ誤差テーブルの一例を示す説明図である。 モータECU50により実行されるテーブル更新ルーチンの一例を示すフローチャートである。 モータECU50により実行される電圧調節ルーチンの一例を示すフローチャートである。 メインECU70により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電源装置20を搭載する電気自動車10の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車10は、図示するように、電源装置20に加えて、駆動輪11a,11bにデファレンシャルギヤ12を介して連結された駆動軸13に接続されたモータ14と、モータ14を駆動するインバータ15と、を備える。実施例では、モータ14およびインバータ15が「電気機器」に相当する。
電源装置20は、メイン蓄電装置としてのメインバッテリ30と、第1コンバータとしての昇降圧コンバータ32と、コンデンサ34,36と、システムメインリレーSMRと、補機蓄電装置としての補機バッテリ38と、第2コンバータとしての双方向DCDCコンバータ装置40と、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)50と、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)60と、メイン電子制御ユニット(以下、「メインECU」という)70と、を備える。
メインバッテリ30は、例えば、定格電圧が200Vや250Vなどのリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。メインバッテリ30の端子間には、電圧センサ30aが取り付けられており、メインバッテリ30の出力端子には、電流センサ30bが取り付けられている。
昇降圧コンバータ32は、インバータ15が接続された第1電力ライン21とメインバッテリ30が接続された第2電力ライン22とに接続されており、2つのトランジスタT11,T12と、2つのトランジスタT11,T12のそれぞれに並列に接続された2つのダイオードD11,D12と、リアクトルLと、を有する。トランジスタT11は、第1電力ライン21の正極側ラインに接続されている。トランジスタT12は、トランジスタT11と、第1電力ライン21および第2電力ライン22の負極側ラインと、に接続されている。リアクトルLは、トランジスタT11,T12同士の接続点と、第2電力ライン22の正極側ラインと、に接続されている。この昇降圧コンバータ32は、モータECU50によってトランジスタT11,T12のオン時間の割合が調節されることにより、第2電力ライン22の電力を昇圧して第1電力ライン21に供給したり、第1電力ライン21の電力を降圧して第2電力ライン22に供給したりする。
コンデンサ34は、第1電力ライン21の正極側ラインと負極側ラインとに取り付けられており、コンデンサ34の端子間には、電圧センサ34aが取り付けられている。コンデンサ36は、第2電力ライン22の正極側ラインと負極側ラインとに取り付けられており、コンデンサ36の端子間には、電圧センサ36aが取り付けられている。
システムメインリレーSMRは、第2電力ライン22におけるコンデンサ36よりもメインバッテリ30側に設けられている。このシステムメインリレーSMRは、第2電力ライン22の正極側ラインに設けられた正極側リレーSMRBと、第2電力ライン22の負極側ラインに設けられた負極側リレーSMRGと、を有する。このシステムメインリレーSMRは、バッテリECU60によってオンオフ制御されることにより、メインバッテリ30側と昇降圧コンバータ32との接続および接続の解除を行なう。
補機バッテリ38は、定格電圧が12Vなどの鉛蓄電池として構成されており、モータECU50やバッテリECU60、メインECU70、図示しない補機などに作動用の電力を供給する。
双方向DCDCコンバータ装置40は、双方向DCDCコンバータ42と、電圧センサ44と、DCDCコンバータ用電子制御ユニット(以下、「DCDCECU」という)46と、を備える。双方向DCDCコンバータ42は、第2電力ライン22と補機バッテリ38が接続された第3電力ライン23とに接続されている。この双方向DCDCコンバータ42は、DCDCECU46によって制御されることにより、第3電力ライン23の電力を昇圧して第2電力ライン22に供給したり、第2電力ライン22の電力を降圧して第3電力ライン23に供給したりする。電圧センサ44は、双方向DCDCコンバータ42の高電圧側(第2電力ライン22側)に取り付けられている。実施例では、電圧センサ44として、電圧センサ34aや電圧センサ36aよりも高精度のもの(双方向DCDCコンバータ42による第2電力ライン22の実電圧の調節に適したもの)が用いられるものとした。
DCDCECU46は、図示しないが、CPUを含むマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。DCDCECU46には、電圧センサ44からの双方向DCDCコンバータ42の高電圧側(第2電力ライン22側)の電圧VDなどが入力ポートを介して入力されている。DCDCECU46からは、双方向DCDCコンバータ42への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。このDCDCECU46は、通信線およびジカ線(信号線)を介してメインECU70に接続されている。
モータECU50は、図示しないが、CPUを含むマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。モータECU50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。モータECU50に入力される信号としては、例えば、電圧センサ34aからのコンデンサ34(第1電力ライン21)の電圧VHや、電圧センサ36aからのコンデンサ36(第2電力ライン22)の電圧VLを挙げることができる。また、モータ14の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ(図示省略)からのモータ14の回転子の回転位置θmや、モータ14の各相に流れる電流を検出する電流センサ(図示省略)からのモータ14の各相の相電流Iu,Iv,Iwも挙げることができる。モータECU50からは、昇降圧コンバータ32(トランジスタT11,T12)への制御信号やインバータ15への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU50は、通信線を介してメインECU70に接続されている。
バッテリECU60は、図示しないが、CPUを含むマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。バッテリECU60には、電圧センサ30aからのメインバッテリ30の電圧VBや、電流センサ30bからのメインバッテリ30の電流IBなどが入力ポートを介して入力されている。バッテリECU60からは、システムメインリレーSMR(正極側リレーSMRBおよび負極側リレーSMRG)への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。バッテリECU60は、通信線を介してメインECU70に接続されている。
メインECU70は、図示しないが、CPUを含むマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。メインECU70は、上述したように、通信線およびジカ線(信号線)を介してDCDCECU46に接続されると共に、通信を介してモータECU50やバッテリECU60に接続されている。
次に、こうして構成された実施例の電源装置20の動作、特に、システム起動時にシステムメインリレーSMRをオンにする際の動作について説明する。図2は、DCDCECU46により実行されるプリチャージルーチンの一例を示すフローチャートである。実施例では、システム起動時に、メインECU70は、通信線を介してDCDCECU46にコンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージ指令(システムメインリレーSMRをオンにする前の充電指令)を送信し、DCDCECU46は、プリチャージ指令を受信すると、図2のプリチャージルーチンを実行するものとした。
図2のプリチャージルーチンが実行されると、DCDCECU46は、メインバッテリ30の電圧VBとセンサ異常フラグFvdとを入力し(ステップS100)、入力したセンサ異常フラグFvdの値を調べる(ステップS110)。ここで、メインバッテリ30の電圧VBは、電圧センサ30aにより検出されたものがバッテリECU60とメインECU70とを介して通信により入力される。センサ異常フラグFvdは、電圧センサ44が正常であるときには値0が設定され、電圧センサ44が異常であるときには値1が設定されたものが入力される。なお、電圧センサ44が正常であるか異常であるかの判定は、電圧センサ44から双方向DCDCコンバータ42の高電圧側(第2電力ライン22側)の電圧VDが入力されているか否かや、電圧センサ44により検出された(電圧センサ44から入力された)双方向DCDCコンバータ42の高電圧側の電圧VDが通常取り得る範囲内であるか否かなどを判定することにより行なわれる。
センサ異常フラグFvdが値0のときには、電圧センサ44が正常であると判断し、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動を開始することにより、コンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージを開始する(ステップS120)。双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動により、補機バッテリ38からの電力が、第3電力ライン23と双方向DCDCコンバータ42と第2電力ライン22とを介してコンデンサ36に供給されると共に、第3電力ライン23と双方向DCDCコンバータ42と第2電力ライン22とに加えて昇降圧コンバータ32(リアクトルLおよびダイオードD11)と第1電力ライン21とを介してコンデンサ34にも供給され、コンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージが行なわれる。
続いて、電圧センサ44から双方向DCDCコンバータ42の高電圧側の電圧VDを入力し(ステップS130)、双方向DCDCコンバータ42の高電圧側の電圧VDとメインバッテリ30の電圧VBとの差分(|VD−VB|)を所定電圧ΔV1と比較し(ステップS140)、差分(|VD−VB|)が所定電圧ΔV1よりも大きいときには、ステップS130に戻る。このようにしてステップS120,S130の処理を繰り返し実行して、差分(|VD−VB|)が所定電圧ΔV1以下に至るのを待つ。そして、ステップS130で差分(|VD−VB|)が所定電圧ΔV1以下に至ると、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動を終了する(駆動停止する)ことにより、コンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージを終了し(ステップS150)、システムメインリレーSMRのオン指令をメインECU70を介してバッテリECU60に送信して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。バッテリECU60は、システムメインリレーSMRのオン指令を受信すると、システムメインリレーSMRをオンにする。
ここで、所定電圧ΔV1は、システムメインリレーSMR(正極側リレーSMRBおよび負極側リレーSMRG)をオンにしたときにシステムメインリレーSMRが溶着しない範囲内の値として定められ、例えば、10Vや15V、20Vなどが用いられる。
このように、電圧センサ44が正常であるときには、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動を双方向DCDCコンバータ42の高電圧側の電圧VDとメインバッテリ30の電圧VBとの差分(|VD−VB|)が所定電圧ΔV1以下に至るまで実行し、その後にシステムメインリレーSMRをオンにするのである。
ステップS110でセンサ異常フラグFvdが値1のときには、電圧センサ44が異常であると判断し、メインバッテリ30の電圧VBよりも所定電圧ΔV2だけ高い電圧(VB+ΔV2)をコンデンサ36の目標電圧VL1*に設定し(ステップS170)、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動を開始することにより、コンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージを開始する(ステップS180)。ここで、所定電圧ΔV2は、所定電圧ΔV1よりも大きい値として定められ、例えば、30Vや40V、50Vなどが用いられる。
続いて、電圧センサ36aにより検出された第2電力ライン22の電圧VLをモータECU50とメインECU70とを介して通信により入力し(ステップS190)、第2電力ライン22の電圧VLを目標電圧VL1*と比較し(ステップS200)、第2電力ライン22の電圧VLが目標電圧VL1*未満のときには、ステップS190に戻る。このようにしてステップS190,S200の処理を繰り返し実行して第2電力ライン22の電圧VLが目標電圧VL1*以上に至るのを待つ。そして、第2電力ライン22の電圧VLが目標電圧VL1*以上に至ると、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動を終了する(駆動停止する)ことにより、コンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージを終了し(ステップS210)、第2電力ライン22の電圧VLを調節するための電圧調節指令をメインECU70を介してモータECU50に送信して(ステップS220)、本ルーチンを終了する。モータECU50は、電圧調節指令を受信すると、図3の電圧調節ルーチンを実行する。
図3の電圧調節ルーチンについて説明する。このルーチンが実行されると、モータECU50は、メインバッテリ30の電圧VBと、電圧センサ36aのセンサ誤差の学習値VLerと、を入力する(ステップS300)。ここで、メインバッテリ30の電圧VBは、電圧センサ30aにより検出されたものがバッテリECU60とメインECU70とを介して通信により入力される。電圧センサ36aのセンサ誤差VLerは、メインバッテリ30の電圧VBと電圧センサ36aのセンサ誤差VLerとの関係を定めたセンサ誤差テーブルにメインバッテリ30の電圧VBを適用して得られる値が入力される。図4は、センサ誤差テーブルの一例を示す説明図である。
こうしてデータを入力すると、メインバッテリ30の電圧VBにセンサ誤差学習値VLerを加えて第2電力ライン22の目標電圧VL2*を設定し(ステップS310)、昇降圧コンバータ32の昇圧駆動を開始することにより、第2電力ライン22の電圧VLの調節を開始する(ステップS320)。昇降圧コンバータ32の昇圧駆動により、第2電力ライン22の電力(コンデンサ36の電荷)が昇圧されて第1電力ライン21(コンデンサ34)に供給される。これにより、第2電力ライン22の電圧VLが低下すると共に第1電力ライン21の電圧VHが増加する。
続いて、電圧センサ36aから第2電力ライン22の電圧VLを入力し(ステップS330)、第2電力ライン22の電圧VLと目標電圧VL2*との差分(|VL−VL2*|)を所定電圧ΔV3と比較し(ステップS340)、差分(|VL−VL2*|)が所定電圧ΔV3よりも大きいときには、ステップS330に戻る。このようにしてステップS330,S340の処理を繰り返し実行して差分(|VL−VL2*|)が所定電圧ΔV3以下に至るのを待つ。そして、ステップS340で差分(|VL−VL2*|)が所定電圧ΔV3以下に至ると、昇降圧コンバータ32の昇圧駆動を終了することにより、第2電力ライン22の電圧VLの調節を終了し(ステップS350)、システムメインリレーSMRのオン指令をメインECU70を介してバッテリECU60に送信して(ステップS360)、本ルーチンを終了する。バッテリECU60は、システムメインリレーSMRのオン指令を受信すると、システムメインリレーSMRをオンにする。
ここで、所定電圧ΔV3は、所定電圧ΔV1と同様に、システムメインリレーSMR(正極側リレーSMRBおよび負極側リレーSMRG)をオンにしたときにシステムメインリレーSMRが溶着しない範囲内の値として定められ、例えば、上述の所定電圧ΔV1と同一の値が用いられる。なお、所定電圧ΔV3は、電圧センサ44による双方向DCDCコンバータ42の高電圧側(第2電力ライン22側)の電圧VDの検出精度と電圧センサ36aによる第2電力ライン22の電圧VLの検出精度との相違などを考慮して、所定電圧ΔV1とは異なる値が用いられるものとしてもよい。
電圧センサ44が異常であるときにコンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージを実行するときには、DCDCECU46は、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動に、電圧センサ36aからモータECU50とメインECU70とを介して通信により入力される第2電力ライン22の電圧VLを用いるから、電圧センサ44からの電圧VDを用いる場合に比して、通信遅れ(センサにより検出してからDCDCECU46に入力されるまでのタイムラグ)が大きい。このため、電圧センサ44が正常であるときとは異なり、差分(|VL−VB|)が所定電圧ΔV1(ΔV3)以下の間に昇降圧コンバータ32の昇圧駆動を適切に終了するのが難しい。これを考慮して、実施例では、電圧センサ44が異常であるときには、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動を第2電力ライン22の電圧VLが目標電圧VL1*(=VB+ΔV2)以上に至るまで実行してから、昇降圧コンバータ32の昇圧駆動を第2電力ライン22の電圧VLと目標電圧VL2*(=VB+VLer)との差分(|VL−VL2*|)が所定電圧ΔV3以下に至るまで実行し、その後にシステムメインリレーSMRをオンにするものとした。これにより、差分(|VL−VL2*|)を所定電圧ΔV3以下にした後に、即ち、第2電力ライン22の実電圧とメインバッテリ30の実電圧との差分が十分に小さい状態で、システムメインリレーSMRをオンにすることができる。この結果、システムメインリレーSMRを、耐久性が低下するなどの不都合を生じさせることなくオンにすることができる。
次に、センサ誤差テーブル(図4参照)を更新する処理について説明する。図5は、モータECU50により実行されるテーブル更新ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、システムメインリレーSMRがオンにされたときに(システムメインリレーSMRのオンをバッテリECU60からメインECU70を介して通信により把握したたときに)実行される。
図5のテーブル更新ルーチンが実行されると、モータECU50は、メインバッテリ30の電圧VBや電流IB、第2電力ライン22の電圧VLを入力する(ステップS400)。ここで、メインバッテリ30の電圧VBおよび電流IBは、それぞれ、電圧センサ30a、電流センサ30bにより検出されたものがバッテリECU60とメインECU70とを介して通信により入力される。第2電力ライン22の電圧VLは、電圧センサ36aにより検出されたものが入力される。
こうしてデータを入力すると、メインバッテリ30の電流IBが値0であるか否かを判定し(ステップS410)、メインバッテリ30の電流IBが値0でないと判定したときには、ステップS400に戻る。ステップS410の処理は、メインバッテリ30の実電圧と第2電力ライン22の実電圧とが等電位であると想定されるか否かを判定する処理である。
ステップS410でメインバッテリ30の電流IBが値0であると判定したときには、メインバッテリ30の実電圧と第2電力ライン22の実電圧とが等電位であると想定されると判断し、メインバッテリ30の電圧VBから第2電力ライン22の電圧VLを減じて電圧センサ36aのセンサ誤差VLerを演算し(ステップS420)、メインバッテリ30の電圧VBと電圧センサ36aのセンサ誤差VLerとを関連づけてセンサ誤差テーブルを更新して、即ち、メインバッテリ30の電圧VBに対応する電圧センサ36aのセンサ誤差VLerを学習して(ステップS430)、本ルーチンを終了する。このようにしてセンサ誤差テーブルを更新することにより、メインバッテリ30の各電圧VBについて電圧センサ36aのセンサ誤差VLerを学習することができ、メインバッテリ30の電圧VBに対応する電圧センサ36aのセンサ誤差VLerひいては上述の第2電力ライン22の目標電圧VL2*(=VB+VLer)をより適切なものとすることができる。なお、実施例では、1トリップに1回の頻度でセンサ誤差テーブルを更新するものとした。
以上説明した実施例の電源装置20では、システム起動時に電圧センサ44が異常であるときには、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動を第2電力ライン22の電圧VLが目標電圧VL1*(=VB+ΔV2)以上に至るまで実行してから、昇降圧コンバータ32の昇圧駆動を第2電力ライン22の電圧VLと目標電圧VL2*(=VB+VLer)との差分(|VL−VL2*|)が所定電圧ΔV3以下に至るまで実行し、その後にシステムメインリレーSMRをオンにする。これにより、差分(|VL−VL2*|)を所定電圧ΔV3以下にした後に、即ち、第2電力ライン22の実電圧とメインバッテリ30の実電圧との差分が十分に小さい状態で、システムメインリレーSMRをオンにすることができる。この結果、システムメインリレーSMRを、耐久性が低下するなどの不都合を生じさせることなくオンにすることができる。
実施例の電源装置20では、システム起動時に電圧センサ44が異常であるときには、DCDCECU46により図2のプリチャージルーチンのステップS170〜S220の処理を実行すると共に、モータECU50により図3の電圧調節ルーチンを実行するものとした。しかし、モータECU50により、図3の電圧調節ルーチンに代えて、図6の電圧調節ルーチンを実行するものとしてもよい。図6の電圧調節ルーチンは、ステップS300の処理に代えてステップS500〜540の処理を実行する点を除いて、図3の電圧調節ルーチンと同一である。したがって、同一の処理については同一のステップ番号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6の電圧調節ルーチンでは、モータECU50は、電圧センサ30aにより検出されたメインバッテリ30の電圧VBをバッテリECU60とメインECU70とを介して通信により入力し(ステップS500)、センサ誤差テーブルにおいて、メインバッテリ30の電圧VBに対応する電圧センサ36aのセンサ誤差VLerが設定(学習)されているか否かを判定する(ステップS510,S520)。
ステップS510,S520で、センサ誤差テーブルにメインバッテリ30の電圧VBに対応する電圧センサ36aのセンサ誤差VLerが設定されていると判定したときには、その電圧センサ36aのセンサ誤差VLerを入力し(ステップS530)、入力した電圧センサ36aのセンサ誤差VLerをメインバッテリ30の電圧VBに加えて第2電力ライン22の目標電圧VL2*を設定し(ステップS310)、ステップS320以降の処理を実行する。
ステップS510,S520で、センサ誤差テーブルにメインバッテリ30の電圧VBに対応する電圧センサ36aのセンサ誤差VLerが設定されていないと判定したときには、メインバッテリ30の電圧VBをそのまま第2電力ライン22の目標電圧VL2*に設定して(ステップS540)、ステップS320以降の処理を実行する。これにより、電圧センサ36aのセンサ誤差VLerを考慮して第2電力ライン22の目標電圧VL*を設定する場合に比して、ステップS340で差分(|VL−VL2*|)が所定電圧ΔV3以下に至ったときの第2電力ライン22の実電圧とメインバッテリ30の実電圧との差分が若干大きくなる可能性があるものの、システムメインリレーSMRをオンにすることができる。
実施例の電源装置20では、システム起動時に電圧センサ44が異常であるときには、DCDCECU46は、図2のプリチャージルーチンのステップS170〜S220の処理を実行し、モータECU50は、図3の電圧調節ルーチンを実行するものとした。しかし、DCDCECU46は、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動を開始する前に(ステップS170の処理を実行する前に)、センサ誤差テーブルに、メインバッテリ30の電圧VBに対応する電圧センサ36aのセンサ誤差VLerが設定(学習)されているか否かを判定するものとしてもよい。この場合、センサ誤差テーブルにメインバッテリ30の電圧VBに対応する電圧センサ36aのセンサ誤差VLerが設定(学習)されていると判定したときには、ステップS170以降の処理を実行し、センサ誤差テーブルに、メインバッテリ30の電圧VBに対応する電圧センサ36aのセンサ誤差VLerが設定(学習)されていないと判定したときには、ステップS170以降の処理を実行しない(コンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージを実行しない)ものとしてもよい。
実施例の電源装置20では、センサ誤差テーブルは、1トリップに1回の頻度で更新するものとしたが、数トリップに1回の頻度で更新するものとしてもよいし、1トリップに複数回の頻度(例えば、前回の更新から所定時間が経過していて且つメインバッテリ30の電流IBが値0のとき)で更新するものとしてもよい。また、センサ誤差テーブルは、出荷前に作成しておき、出荷後には更新しないものとしてもよい。
実施例の電源装置20では、メインバッテリ30の電圧VBと電圧センサ36aのセンサ誤差VLerとの関係を定めたセンサ誤差テーブルを備えるものとしたが、センサ誤差テーブルを備えずに、メインバッテリ30の電圧VBに拘わらずに一律のセンサ誤差VLerを用いるものとしてもよい。
実施例の電源装置20では、システム起動時に、メインECU70は、通信線を介してDCDCECU46にコンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージ指令(システムメインリレーSMRをオンにする前の充電指令)を送信し、DCDCECU46は、プリチャージ指令を受信すると、図2のプリチャージルーチンを実行するものとした。しかし、システム起動時に、メインECU70は、図7の処理ルーチンを実行するものとしてもよい。
図7の処理ルーチンが実行されると、メインECU70は、通信異常フラグFdcを入力する(ステップS600)。ここで、通信異常フラグFdcは、メインECU70とDCDCECU46とで通信線を介した通信を正常に行なえるときには値0が設定され、この通信を正常に行なえないときには値1が設定されたものが入力される。なお、メインECU70とDCDCECU46とで通信線を介した通信を正常に行なえないときには、DCDCECU46が、メインバッテリ30の電圧VBや第2電力ライン22の電圧VLを把握することができない。
こうしてデータを入力すると、入力した通信異常フラグFdcの値を調べ(ステップS610)、通信異常フラグFdcが値0のときには、メインECU70とDCDCECU46との通信線を介した通信を正常に行なえると判断し、通信線を介してDCDCECU46にプリチャージ指令を送信して(ステップS620)、本ルーチンを終了する。この場合、DCDCECU46は、図2のプリチャージルーチンを実行する。
ステップS610で通信異常フラグFdcが値1のときには、ジカ線を介してDCDCECU46にプリチャージ開始指令を送信する(ステップS630)。DCDCECU46は、ジカ線を介してプリチャージ開始指令を受信すると、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動を開始することにより、コンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージを開始する。
続いて、メインECU70は、電圧センサ30aにより検出されたメインバッテリ30の電圧VBをバッテリECU60を介して通信により入力し(ステップS640)、メインバッテリ30の電圧VBよりも所定電圧ΔV4だけ高い電圧(VB+ΔV4)をコンデンサ36の目標電圧VL3*に設定する(ステップS650)。ここで、所定電圧ΔV4は、上述の所定電圧ΔV1,ΔV3よりも大きい値として定められ、例えば、上述の所定電圧ΔV2と同一の値が用いられる。
そして、電圧センサ36aにより検出された第2電力ライン22の電圧VLをモータECU50とメインECU70とを介して通信により入力し(ステップS660)、第2電力ライン22の電圧VLを目標電圧VL3*と比較し(ステップS670)、第2電力ライン22の電圧VLが目標電圧VL3*未満のときには、ステップS660に戻る。このようにしてステップS660,S670の処理を繰り返し実行して第2電力ライン22の電圧VLが目標電圧VL3*以上に至るのを待つ。
そして、第2電力ライン22の電圧VLが目標電圧VL3*以上に至ると、ジカ線を介してDCDCECU46にプリチャージ終了指令を送信する(ステップS680)。DCDCECU46は、ジカ線を介してプリチャージ終了指令を受信すると、双方向DCDCコンバータ42の昇圧駆動を終了することにより、コンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージを終了する。
そして、メインECU70は、電圧調節指令をモータECU50に送信して(ステップS690)、本ルーチンを終了する。モータECU50は、電圧調節指令を受信すると、図3や図6の電圧調節ルーチンを実行する。
上述したように、メインECU70とDCDCECU46とで通信線を介した通信を正常に行なえないときには、DCDCECU46が、メインバッテリ30の電圧VBや第2電力ライン22の電圧VLを把握することができない。このとき、メインECU70からジカ線を介してDCDCECU46にプリチャージ開始指令やプリチャージ終了指令を送信することにより、双方向DCDCコンバータ42に昇圧駆動を実行させて、コンデンサ34およびコンデンサ36のプリチャージを行なうことができる。
実施例の電源装置20では、モータECU50とバッテリECU60とメインECU70とを備えるものとしたが、これらのうちの少なくとも2つが単一の電子制御ユニットとして構成されるものとしてもよい。
実施例では、走行用のモータ14を備える電気自動車10に搭載される電源装置20の形態とした。しかし、モータ14に加えてエンジンも備えるハイブリッド自動車に搭載される電源装置の形態としてもよいし、自動車以外の車両や船舶、航空機などの移動体に搭載される電源装置の形態としてもよいし、建設設備などの移動しない設備に搭載される電源装置の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、メインバッテリ30が「メイン蓄電装置」に相当し、昇降圧コンバータ32が「第1コンバータ」に相当し、コンデンサ34が「第1コンデンサ」に相当し、コンデンサ36が「第2コンデンサ」に相当し、システムメインリレーSMRが「リレー」に相当し、補機バッテリ38が「補機蓄電装置」に相当し、双方向DCDCコンバータ42が「第2コンバータ」に相当し、電圧センサ30aが「第1電圧センサ」に相当し、電圧センサ44が「第2電圧センサ」に相当し、DCDCECU46とモータECU50とバッテリECU60とメインECU70とが「制御装置」に相当し、電圧センサ36aが「第3電圧センサ」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電源装置の製造産業などに利用可能である。
10 電気自動車、11a,11b 駆動輪、12 デファレンシャルギヤ、13 駆動軸、14 モータ、15 インバータ、20 電源装置、21 第1電力ライン、22 第2電力ライン、23 第3電力ライン、30 メインバッテリ、30a,34a,36a,44 電圧センサ、30b 電流センサ、32 昇降圧コンバータ、34,36 コンデンサ、38 補機バッテリ、40 双方向DCDCコンバータ装置、42 双方向DCDCコンバータ、46 DCDCコンバータ用電子制御ユニット(DCDCECU)、50 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、60 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、70 メイン電子制御ユニット(メインECU)、D11,D12 ダイオード、L リアクトル、T11,T12 トランジスタ。

Claims (2)

  1. メイン蓄電装置と、
    電気機器が接続された第1電力ラインと前記メイン蓄電装置が接続された第2電力ラインとに接続され、前記第2電力ラインの電力を昇圧して前記第1電力ラインに供給する昇圧駆動が可能な第1コンバータと、
    前記第1電力ラインに取り付けられた第1コンデンサと、
    前記第2電力ラインに取り付けられた第2コンデンサと、
    前記第2電力ラインにおける前記第2コンデンサよりも前記メイン蓄電装置側に設けられたリレーと、
    前記メイン蓄電装置よりも定格電圧の低い補機蓄電装置と、
    前記第2電力ラインにおける前記リレーよりも前記第1コンバータ側と前記補機蓄電装置が接続された第3電力ラインとに接続され、前記第3電力ラインの電力を昇圧して前記第2電力ラインに供給する昇圧駆動が可能な第2コンバータと、
    前記メイン蓄電装置の電圧を第1電圧として検出する第1電圧センサと、
    前記第2電力ラインの電圧を第2電圧として検出する第2電圧センサと、
    前記第2コンバータの前記第2電力ライン側の電圧を第3電圧として検出する第3電圧センサと、
    システム起動時には、前記第2コンバータの昇圧駆動を前記第3電圧が前記第1電圧を含む第1許容範囲内に至るまで実行し、その後に前記リレーをオンにする制御装置と、
    を備える電源装置であって、
    前記制御装置は、前記システム起動時に前記第3電圧センサが異常であるときには、前記第2コンバータの昇圧駆動を、前記第2電圧が、前記第1電圧よりも高い前記第2電力ラインの第1目標電圧以上に至るまで実行してから、前記第1コンバータの昇圧駆動を、前記第2電圧が、前記第1電圧に基づく前記第2電力ラインの第2目標電圧を含む第2許容範囲内に至るまで実行し、その後に前記リレーをオンにする、
    電源装置。
  2. 請求項1記載の電源装置であって、
    前記制御装置は、
    前記リレーがオンの状態で前記メイン蓄電装置の電流が値0のときの前記第1電圧と前記第2電圧とのずれをセンサ誤差として学習し、
    前記第2目標電圧は、前記第1電圧と前記センサ誤差とに基づいて定められる、
    電源装置。
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