JP6880626B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、電子機器に関する。
プリンタ、複写機等の画像形成装置やパーソナルコンピュータ等の電子装置において、電気回路等で発生するノイズの軽減に関する構成として、以下の特許文献1、2に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2012−209503号公報には、樹脂製の線処理ガイド部材(30)により、第2側板(22)にフェライトコア(33)を支持し、円環状のフェライトコア(33)の貫通孔(33a)に配線(31a)を挿通させることで、電磁波ノイズ対策を行う技術が記載されている。
特許文献2としての特開2001−024293号公報には、プリント基板(3)に切り欠き孔(3c)を形成して、円環状のフェライトコア(4)の中央を配線パターンが貫通するようにフェライトコア(4)をプリント基板(3)に装着する技術が記載されている。
特開2012−209503号公報(「0028」〜「0032」、図4) 特開2001−024293号公報(「0016」〜「0018」、図1)
本発明は、柔軟性のある配線や回路基板にノイズの軽減部材を設ける場合に比べて、製造費用を抑えることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の電子機器は、
導電性の材料で構成された電子機器の枠体と、
前記枠体に電気的に接続された電子回路と、
前記枠体に形成された支持部と、
前記支持部に支持され、ノイズを軽減する軽減部材と、
円環状の前記軽減部材と、
前記軽減部材の円環の中央を貫通して支持する第1の支持部と、前記円環の軸方向の両端に接触して支持する第2の支持部と、を有する前記支持部と、
前記円環状の軽減部材の軸方向に沿って、円環の外から内に貫通して形成された隙間部と、
前記隙間部の幅よりも短い幅を有し且つ径方向に延びる板状部と、前記板状部に対して弾性変形可能に設けられた抜け止部であって、前記隙間部を外から内に通過する際に前記隙間部の幅に応じて弾性変形し且つ前記隙間部を通過した場合に弾性復元して外端が前記隙間部の幅よりも広い位置に移動する前記抜け止部と、を有する前記第1の支持部と、
を備えたことを特徴とする電子機器。
請求項1に記載の発明によれば、柔軟性のある配線や回路基板にノイズの軽減部材を設ける場合に比べて、製造費用を抑えることができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、第2の支持部を有しない場合に比べて、軽減部材の移動を抑えることができ、軽減部材の破損を低減できる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、隙間部を通じて軽減部材を支持部に装着することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、抜け止め部を有しない場合に比べて、軽減部材が脱落することが低減される。
図1は本発明の実施例1の複写機の斜視図である。 図2は本発明の実施例1の複写機の説明図である。 図3は実施例1のプリンタの作像部の説明図である。 図4は実施例1の複写機の左側面のカバーが取り外された状態の説明図である。 図5は図4の状態の複写機の側面図である。 図6は実施例1のノイズ軽減機構の説明図であり、図6Aは斜視図、図6Bは図6Aの矢印VIB方向から見た図である。 図7は実施例1の支持部の説明図であり、図7Aは支持部の拡大図、図7Bは図7AのVIIB−VIIB線断面図である。 図8は実施例2のノイズの軽減機構の説明図であり、図8Aはフェライトコアが装着された状態の説明図、図8Bは支持部の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の複写機の斜視図である。
図1において、本発明の電子装置の一例であって、画像形成装置の一例としての実施例1の複写機Uは、装置の本体の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。実施例1のスキャナ部U2の前方には、入力部の一例としてのユーザインタフェースUIが支持されている。前記ユーザインタフェースUIは、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
プリンタ部U1の上面には排紙部の一例としての排出トレイTRhが設けられている。
図2は本発明の実施例1の複写機の説明図である。
図2において、プリンタ部U1には、制御部Cや、画像処理部GS、潜像形成装置の駆動回路の一例としての書込駆動回路DL、および電源装置の一例としての電源回路E等が内蔵されている。なお、実施例1では、制御部C等は、図示しない制御基板により構成されるマイクロコンピュータにより実現される。また、制御部Cは、情報処理装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCと電気的に接続されている。
図3は実施例1のプリンタの作像部の説明図である。
図2、図3において、複写機Uの排出トレイTRhの下方には、作像部の一例であって、可視像形成装置の一例としての作像装置UY,UM,UC,UKが配置されている。
黒色、すなわち、K色の作像装置UKは、像保持体の一例としての感光体Pkを有する。前記感光体Pkの周囲には、帯電器の一例としての帯電ローラCRk、現像装置Gk、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLk等が配置されている。各現像装置Gy〜Gkの下方には、潜像形成装置ROSが配置されている。
他の色の作像装置UY,UM,UCも、黒色の作像装置UKと同様に構成されている。
プリンタ部U1の前部には、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジTy,Tm,Tc,Tkが着脱可能に支持されている、各トナーカートリッジTy〜Tkと各現像装置Gy〜Gkとの間は、現像剤の補給装置Hy,Hm,Hc,Hkで接続されている。
前記感光体Py〜Pkの上方には、中間転写ユニットの一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、像保持体の一例であって中間転写体の一例としての中間転写ベルトBを有する。
中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、従動部材の一例としての複数の従動ローラRfと、一次転写装置の一例としての1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kと、からなる中間転写支持系により回転可能に支持されている。
感光体Py〜Pkと1次転写ローラT1y〜T1kが対向する領域により、1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kが構成されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して、二次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。
前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより、実施例1の二次転写装置T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域により、2次転写領域Q5が形成される。
前記1次転写ローラT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび二次転写装置T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
潜像形成装置ROSの前側下方には、媒体の積載部の一例としての手差しトレイTR0が配置されている。
手差しトレイTR0の前端には、積載部の本体の一例としてのトレイ本体TR0aが、開閉可能に支持されている。トレイ本体TR0aの後方には、後方に延びる搬送部TR0bが接続されている。搬送部TR0bには、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。
手差しトレイTR0の下方には、媒体の積載部の一例としての給紙トレイTR1が配置されている。給紙トレイTR1は、プリンタ部U1に対して、前後方向に着脱可能に支持されている。給紙トレイTR1は、媒体の一例としての記録シートSを積載可能に構成されている。
給紙トレイTR1の後方には、送出部材の一例としての給紙ロールRpが配置されている。給紙ロールRpの後方には、搬送部材の一例として搬送ロールRaが配置されている。なお、実施例1の給紙ロールRpおよび搬送ロールRaは、手差しトレイTR0から記録シートSが搬送される場合には、記録シートSを下流側に搬送するロールとしての機能も有する。
搬送ロールRaの後上方には、給紙時期の調整部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。給紙ロールRpからレジロールRrの間には、媒体の搬送路の一例としての給紙路SH1が形成されている。
二次転写装置T2の上方には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。前記加熱ロールFhと加圧ロールFpとが予め設定された圧力で接触する領域により、定着領域Q6が構成されている。
定着装置Fの前上方には、排出部材の一例としての排出ローラRhが配置されている。
前記排出ローラRhの後方には、搬送路の一例としての反転路SH2が延びている。反転路SH2は、排出ローラRhから後方に延びた後、定着装置Fや2次転写装置T2、レジロールRrの後方を下方に向けて延び、レジロールRrのシート搬送方向上流側に合流する。なお、反転路SH2には、図示しない媒体の搬送部材が配置されている。
(画像形成装置の機能)
実施例1の複写機Uでは、スキャナ部U2で読み取られた印刷情報やパーソナルコンピュータPCから送信された印刷情報は、制御部Cが受信する。制御部Cは、画像処理部GSや書込駆動回路DL、電源回路Eの動作を制御する。
前記画像処理部GSには、制御部Cが受信した印刷情報が入力される。画像処理部GSは、印刷情報を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、すなわち、Y,M,C,Kの4色の画像に対応した潜像形成用の画像情報に変換する。画像処理部GSは、変換された画像情報を、予め設定された時期に書込駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒色のみの画像情報が書込駆動回路DLに入力される。
前記書込駆動回路DLは、図示しない各色Y,M,C,Kの駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を予め設定された時期に、潜像形成装置ROSに出力する。
電源回路Eは、画像形成動作が開始されると、予め設定された時期に、帯電ローラCRy〜CRk、現像装置Gy〜Gkの現像ローラ、1次転写ローラT1y〜T1k、2次転写ローラT2b等に電圧を印加する。
感光体Py〜Pkと帯電ローラCRy〜CRkとが対向する帯電領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、帯電ローラCRy〜CRkは、感光体Py〜Pkの表面を帯電させる。感光体Py〜Pkの回転方向に対して帯電領域Q1y〜Q1kの下流側の潜像形成領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、潜像形成装置ROSは、感光体Py〜Pkの表面に潜像を書き込む。感光体Py〜Pkと現像装置Gy〜Gkとが対向する現像領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、感光体Py〜Pkの静電潜像は、可視像の一例としてのトナー像に現像される。よって、作像装置UY〜UKは、可視像の一例として、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像を形成する。
トナー像の形成に伴って、現像剤が消費されると、現像剤の補給装置Hy,Hm,Hc,Hkを通じて、トナーカートリッジTy〜Tkから現像装置Gy〜Gkに現像剤が補給される。
1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kは、1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kにおいて、感光体Py〜Pkのトナー像を、中間転写ベルトBに転写する。
感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkは、1次転写後の感光体Py,Pm,Pc,Pkの表面に付着している転写残トナーや放電生成物等の残留物、付着物を清掃する。清掃された前記感光体Py,Pm,Pc,Pkの表面は、帯電領域Q1y〜Q1kにおいて、再帯電される。
前記1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kで中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q5に搬送される。
手差しトレイTR0の搬送ロールRaは、手差しトレイTR0から給紙を行う場合、トレイ本体TR0aに積載された記録シートSを送り出す。
給紙ロールRpは、給紙トレイTR1から給紙を行う場合、給紙トレイTR1に積載された記録シートSを送り出す。送り出された記録シートSは、レジロールRrに送られる。
レジロールRrは、中間転写ベルトBのトナー像が2次転写領域Q5に到達する時期に合わせて、2次転写領域Q5に向けて記録シートSを送り出す。
2次転写領域Q5において、二次転写装置T2に印加された2次転写電圧で、中間転写ベルトBの表面のトナー像が、記録シートSに転写される。
2次転写領域Q5でトナー像が転写された後の中間転写ベルトBは、図示しないベルトクリーナにより転写残トナーや放電生成物等の残留物が除去されて清掃される。
トナー像が転写された記録シートSは、定着装置Fの定着領域Q6に搬送される。定着装置Fは、定着領域Q6を通過する未定着トナー像を、熱と圧力で記録シートSに定着させる。
画像が定着された記録シートSは、排出ローラRhから排出トレイTRhに排出される。
両面印刷が行われる場合、一面目に画像が記録された記録シートSの後端が、反転路SH2との分岐位置を通過すると、排出ローラRhが逆回転する。よって、記録シートSが反転路SH2に送られる。そして、反転路SH2を搬送された記録シートSは、記録シートSの表裏が反転した状態でレジロールRrに再送される。
(ノイズ軽減機構)
図4は実施例1の複写機の左側面のカバーが取り外された状態の説明図である。
図5は図4の状態の複写機の側面図である。
図4、図5において、実施例1の複写機Uの左側面のカバーの内側には、枠体の一例としてのプリンタ部U1のフレーム1が配置されている。実施例1のプリンタ部U1のフレーム1は、接地、いわゆるアースされている。プリンタ部U1のフレーム1には、枠体の一例としての保持フレーム2がネジ3で固定されている。保持フレーム2の上端部には、枠体の一例として、ユーザインタフェースUIの土台板金4がネジ6で固定されている。土台板金4には、ユーザインタフェースUIが固定支持されている。なお、ユーザインタフェースUIには、電子回路を含む制御基板が内蔵されている。そして、ユーザインタフェースUIの図示しないアース線が土台板金4に電気的に接続されている。
なお、実施例1では、フレーム1,2および土台板金4は、導電性の材料の一例としてのステンレスが使用されている。したがって、実施例1の保持フレーム2は、ユーザインタフェースUIやスキャナ部U2を支持するための強度、剛性を有する。
図6は実施例1のノイズ軽減機構の説明図であり、図6Aは斜視図、図6Bは図6Aの矢印VIB方向から見た図である。
図4〜図6において、実施例1の保持フレーム2は、フレーム下部11とフレーム上部21とを有する。フレーム下部11は、上下方向に延びる下部右板12と、下部右板12の前端から左方に折り曲げられた下部前板13と、下部前板13から前方に折り曲げて形成されたフランジ部14とを有する。下部右板12には、位置決め部の一例としての位置決め孔12aや、固定部の一例としてのネジ孔12bが形成されている。
位置決め孔12aは、プリンタ部U1のフレーム1との位置決めや、樹脂製のカバーとの位置決めを行う。ネジ孔12bは、締結されるネジにより、プリンタ部U1のフレーム1とのねじ止めや、樹脂製のカバーとのねじ止めが行われる。フランジ部14にも左側面のカバー等の位置決めやねじ止めを行う穴が形成されている。
前記フレーム上部21にも、フレーム下部11と同様に、上部右板22と上部前板23を有する。また、上部右板22には、フレーム下部11と同様に、位置決め孔22aやネジ孔22bが形成されている。
図7は実施例1の支持部の説明図であり、図7Aは支持部の拡大図、図7Bは図7AのVIIB−VIIB線断面図である。
フレーム下部11とフレーム上部21との間は、支持部の一例としてのコア支持部31で接続されている。コア支持部31には、ノイズの軽減部材の一例としてのフェライトコア41が支持されている。実施例1では、フェライトコア41として、市販のトロイダルフェライトコアが使用されている。実施例1のフェライトコア41は、いわゆる「割りコア」や「分割フェライトコア」と呼ばれるものが使用されている。したがって、実施例1のフェライトコア41は、円環状のトロイダルコアが半円筒状の2つに分割され、それぞれがプラスチックの開閉可能なカバーに収容された構成となっている。また、実施例1のフェライトコア41には、中央部に貫通孔41aが形成されている。
コア支持部31は、第2の支持部の一例としての上規制板32を有する。上規制板32は、フレーム上部21の上部右板22の下端から左方に折り曲げられて形成されている。また、コア支持部31は、第2の支持部の一例としての下規制板33を有する。下規制板33は、上規制板32と対向して配置されており、フレーム下部11の下部右板12の上端から左方に折り曲げられて形成されている。実施例1の各規制板32、33は、左右方向に延びる板状に形成されている。
上規制板32と下規制板33との間は、第1の支持部の一例としてのコア貫通部34で接続されている。コア貫通部34は、各規制板32,33の左端が折り曲げられた形状に形成されている。実施例1のコア貫通部34は上下方向に延びる板状部34aを有する。板状部34aの上下方向の長さは、フェライトコア41の上下方向の高さに対応する長さに形成されている。また、板状部34aは、前後方向の幅がフェライトコア41の貫通孔41aの径方向である前後方向に延びている。そして、図7Bに示すように、板状部34aの前後方向の幅は、フェライトコア41の貫通孔41aの内径に対応する幅に形成されている。また、実施例1の板状部34aの前後両端には、曲率を持って曲げられた曲げ部34bが形成されている。実施例1では、曲げ部34bは、一例として、ヘミング曲げ加工で形成されている。
したがって、実施例1では、フェライトコア41を開いた状態で、貫通孔41aの部分がコア支持部31を貫通した状態で閉じることでフェライトコア41がコア支持部31に装着される。このとき、フェライトコア41の上下は、各規制板32,33で挟まれた状態となっている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、導電性のフレーム1,2および土台板金4が固定支持されている。したがって、アースされたプリンタ部U1のフレーム1に、ユーザインタフェースUIの電子回路のアース線が接続されることとなる。このとき、保持フレーム2にフェライトコア41が装着されている。したがって、電子回路で発生したノイズがフェライトコア41で軽減される。すなわち、実施例1では、ハーネスに変えて、ユーザインタフェースUIやスキャナ部U2を支持する強度メンバーである保持フレーム2を導電部材として使用している。
特許文献1に記載の従来の構成では、ハーネスにフェライトコアを装着している。したがって、外力等で振動が発生すると、ハーネスが揺れてフェライトコアが周辺の部材に接触して破損する恐れがある。フェライトコアの破損を防止するためには、樹脂ガイドを使用してコアを保持する必要があり、部品点数が増える問題がある。また、特許文献1に記載の構成では、ハーネス自体に強度がないため、強度が必要な場所に設置する場合、別の部材を新たに設置する必要があった。さらに、ハーネスとコアの組み合わせの場合、より部品点数の少ない簡素な丸端子を用いることも考えられるが、それでも部品の追加が発生し、コストが高い問題があった。
また、特許文献2に記載の構成では、プリント基板に切り欠き孔を形成する必要があるが、基板の配線や、電子機器の内部スペースの関係から基板の大きさや形状に制限があると、切り欠き孔を形成することが困難な場合がある。また、プリント基板において、フェライトコアを貫通する部分に配線をプリントする必要があり、回路構成によっては、配線が困難になったり、配線が冗長になる問題もある。よって、製造費用が上昇するとともに、設計の自由度にも制約がかかる問題がある。
これらに対して、実施例1の複写機Uでは、強度を有する保持フレーム2にフェライトコア41が装着されている。したがって、特許文献1のようにハーネスのように揺れたりすることがない。よって、ハーネスやコアを固定する部品を追加する必要がなく、部品点数の増大が抑えられ、製造費用が抑えられる。また、特許文献2のようなプリント基板にフェライトコアを装着する場合に比べて、回路基板の設計に制約が加わらず、製造費用の上昇が抑えられる。
また、実施例1では、コア支持部31が上下の規制板32,33を有する。よって、フェライトコア41が上下に移動することが規制される。したがって、規制板32,33を有しない場合に比べて、フェライトコア41が他の部位に接触して破損することが低減される。
さらに、実施例1では、コア貫通部34に曲げ部34bが設けられている。曲げ部34bが形成されない場合、板状部34aの端が尖っていると、フェライトコア41が破損する恐れがある。これに対して、実施例1では、フェライトコア41が曲げ部34bに接触しても、曲率を有する形状、いわゆるR形状で、破損が低減される。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図8は実施例2のノイズの軽減機構の説明図であり、図8Aはフェライトコアが装着された状態の説明図、図8Bは支持部の説明図である。
図8において、実施例2の軽減部材の一例としてのフェライトコア51は、円環状のコアに、隙間部の一例としてのスリット52が形成されている。よって、実施例2のフェライトコア51は、断面C字状に形成されている。
また、実施例2のコア支持部61は、第1の支持部の一例としてのコア貫通部62を有する。コア貫通部62は、フェライトコア51の貫通孔51aを貫通している。コア貫通部62は、板状の板状部62aを有する。板状部62aの幅は、貫通孔51aの内径に合わせた幅に設定されている。また、板状部62aの厚さは、スリット52を通過可能な厚さに設定されている。
板状部62aの上下方向中央部には、抜け止め部の一例としての曲げ板部62bが形成されている。曲げ板部62bは、板状部62aから折り曲げられた板バネ状に構成されている。したがって、曲げ板部62bは板状部62aに対して弾性変形可能に構成されている。なお、曲げ板部62bは、コア支持部61の装着方向66に対して、後側に形成されている。また、曲げ板部62bは、板状部62aに対して鈍角を成すように折り曲げられている。実施例2では、曲げ板部62bは、上下一対形成されているとともに、板状部62aに対して曲がる方向が互いに逆方向に設定されている。なお、図8Bに示すように、外力が作用していない状態では、曲げ板部62bの外端は、スリット52の幅よりも広い位置に保持される。
したがって、コア支持部61にフェライトコア51が装着されていない状態から、コア支持部61が装着方向66よりスリット52に挿入されると、曲げ板部62bが板状部62aに沿った状態に弾性変形する。そして、スリット52を曲げ板部62bが通過すると弾性復元する。よって、スリット52をコア支持部61が通過しようとしても、曲げ板部62bが引っ掛かり抜け止めとなる。
実施例1の割りコアを使用する場合は、割りコアを開き、コア貫通部34に合わせ、閉じるという工程が必要になるが、実施例2では、フェライトコア51とコア支持部61を相対的に移動させるだけで、スリット52を通じて装着可能である。よって、組み立て作業が容易になる。また、装着された状態では、曲げ板部62bが抜け止めとなっており、フェライトコア51が脱落することが低減されている。
また、実施例1のコア支持部61では、コア貫通部62の上下方向両側に、幅広部63が連続している。幅広部63は、板状部62aよりも幅広に形成されている。板状部62aと幅広部63との段差により、第2の支持部の一例としての規制部64が構成されている。したがって、規制部64の段差で、フェライトコア51は上下方向に移動が規制される。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2のノイズ軽減機構でも、実施例1と同様に、保持フレーム2に形成されたコア支持部61にフェライトコア51が装着されている。したがって、実施例1と同様に、従来に比べて、部品点数の削減等が可能である。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H04)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、FAXやプリンタ、複合機とすることも可能である。また、カラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置により構成することも可能である。また、ノイズ軽減機構を画像形成装置に適用する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、パーソナルコンピュータやサーバ等の情報処理装置や、テレビや録画装置、通信モデムやルータ等の家電といった電子回路を有する電子装置に適用可能である。
(H02)前記実施例において、規制部32,33,64を設けることが望ましいが、設けない構成とすることも可能である。
(H03)前記実施例1において、曲げ部34bを設けることが望ましいが、設けない構成とすることも可能である。また、実施例2において、板状部62aに曲げ部34bを設けることも可能である。
(H04)前記実施例において、各部の形状や大きさ、材料、例えば、曲げ板部62bの数や形状等は、例示したものに限定されない。設計や仕様に応じて変更可能である。
2…枠体、
31,61…支持部、
32,33,64…第2の支持部、
34,62…第1の支持部、
34a,62a…板状部、
34b…曲げ部、
41,51…軽減部材、
41a,51a…円環の中央、
52…隙間部、
62b…抜け止部、
U…電子機器、
UI…電子回路。

Claims (1)

  1. 導電性の材料で構成された電子機器の枠体と、
    前記枠体に電気的に接続された電子回路と、
    前記枠体に形成された支持部と、
    前記支持部に支持され、ノイズを軽減する軽減部材と、
    円環状の前記軽減部材と、
    前記軽減部材の円環の中央を貫通して支持する第1の支持部と、前記円環の軸方向の両端に接触して支持する第2の支持部と、を有する前記支持部と、
    前記円環状の軽減部材の軸方向に沿って、円環の外から内に貫通して形成された隙間部と、
    前記隙間部の幅よりも短い幅を有し且つ径方向に延びる板状部と、前記板状部に対して弾性変形可能に設けられた抜け止部であって、前記隙間部を外から内に通過する際に前記隙間部の幅に応じて弾性変形し且つ前記隙間部を通過した場合に弾性復元して外端が前記隙間部の幅よりも広い位置に移動する前記抜け止部と、を有する前記第1の支持部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
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